JP2007303485A - ベルト式無段変速機の駆動装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させて変速比を変化させる変速用ポンプを利用して、変速比を調整しながら油圧負荷へ作動油を供給する。
【解決手段】リザーバ52を逆止弁65を介して切替弁64の吸入側ポート64aに接続するための吸入側油路67、及び切替弁64の吐出側ポート64bを逆止弁70を介して油圧負荷に接続するための吐出側油路68が設けられている。逆止弁65は、リザーバ52から吸入側ポート64aへの作動油の流れを許容し、吸入側ポート64aからリザーバ52への作動油の流れを遮断する。逆止弁70は、吐出側ポート64bから油圧負荷への作動油の流れを許容し、油圧負荷から吐出側ポート64bへの作動油の流れを遮断する。変速用油圧ポンプ60は、リザーバ52の作動油を逆止弁65を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して逆止弁70を介して油圧負荷へ供給することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置に関し、特に、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプを備えるベルト式無段変速機の駆動装置に関する。
この種のベルト式無段変速機の駆動装置の関連技術が下記特許文献1,2に開示されている。特許文献1においては、電動モータで駆動される変速用油圧ポンプによりプライマリプーリとセカンダリプーリの間で作動油を移動させて変速比を変更する。また、エンジンで駆動される元圧用油圧ポンプが吐出した作動油を潤滑系や前後進切替装置のクラッチへ供給する。さらに、元圧用油圧ポンプが吐出した作動油をスプール式の切替弁を介してプライマリプーリまたはセカンダリプーリへ供給することでベルト挟圧力を作用させる。ここでの切替弁のスプールは、プライマリプーリ及びセカンダリプーリのうち、作動油の圧力が小さい方のプーリを元圧用油圧ポンプの吐出側と連通させる。このように、元圧用油圧ポンプから吐出された作動油が圧力が小さい方のプーリに供給されるように切替弁の切り替え動作が行われることで、ベルト挟圧力の低下の抑制を図っている。
特許文献2においても、電動モータで駆動される変速用油圧ポンプによりプライマリプーリとセカンダリプーリの間で作動油を移動させて変速比を変更し、エンジンで駆動される元圧用油圧ポンプが吐出した作動油を潤滑系や前後進切替装置のクラッチへ供給する。そして、元圧用油圧ポンプが吐出した作動油を逆止弁を介してプライマリプーリ及びセカンダリプーリへそれぞれ供給する。変速用油圧ポンプの一方のポートは、電磁切替弁によりプライマリプーリまたはリザーバに選択的に接続される。変速用油圧ポンプの他方のポートは、セカンダリプーリに接続されているとともに、感圧弁または電磁開閉弁を介して元圧用油圧ポンプの吐出側に接続可能である。
特許文献2において、エンジンが回転駆動しており、変速用油圧ポンプにより変速比を変更する場合は、電磁切替弁により変速用油圧ポンプの一方のポートをプライマリプーリに接続する。この場合は、感圧弁または電磁開閉弁が閉じており、元圧用油圧ポンプから吐出された作動油が潤滑系や前後進切替装置のクラッチへ供給される。一方、エンジンの運転を停止して元圧用油圧ポンプの回転駆動を停止する場合は、電磁切替弁により変速用油圧ポンプの一方のポートをリザーバに接続する。この場合は、感圧弁または電磁開閉弁が開き、変速用油圧ポンプを回転駆動することで変速用油圧ポンプの他方のポートから吐出された作動油が感圧弁または電磁開閉弁を介して潤滑系や前後進切替装置のクラッチへ供給される。また、この場合は、電磁切替弁によりプライマリプーリ側の油路が変速用油圧ポンプの一方のポートから切り離されて閉塞されることで変速比が固定される。このように、特許文献2においては、エンジンの運転を停止して元圧用油圧ポンプの回転駆動を停止した場合でも、潤滑系や前後進切替装置のクラッチ等の油圧負荷へ作動油を供給可能としている。
その他にも、下記特許文献3によるベルト式無段変速機の駆動装置が開示されている。
特開2005−226730号公報 特開2005−30495号公報 特開2006−57757号公報
特許文献1において、エンジンの運転を停止して元圧用油圧ポンプの回転駆動を停止した場合は、プライマリプーリまたはセカンダリプーリへのベルト挟圧力の供給が停止されるとともに、潤滑系や前後進切替装置のクラッチ等の油圧負荷への作動油の供給も停止される。このように、元圧用油圧ポンプが停止している状態では、油圧負荷への作動油の供給を行うことができないという問題点がある。
特許文献2においては、元圧用油圧ポンプが停止している状態でも、電磁切替弁により変速用油圧ポンプの一方のポートをリザーバに接続して変速用油圧ポンプを回転駆動することで、変速用油圧ポンプの他方のポートから潤滑系や前後進切替装置のクラッチ等の油圧負荷へ作動油を供給可能としている。しかし、電磁切替弁により変速用油圧ポンプの一方のポートをリザーバに接続した場合は、プライマリプーリ側の油路が変速用油圧ポンプの一方のポートから切り離されて閉塞されることで変速比が固定される。そのため、変速比の調整を行いながら油圧負荷への作動油の供給を行うことができないという問題点がある。
本発明は、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプを利用して、変速比の調整を行いながら油圧負荷への作動油の供給を行うことができるベルト式無段変速機の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係るベルト式無段変速機の駆動装置は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るベルト式無段変速機の駆動装置は、プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置であって、プライマリプーリに連通する第1ポートとセカンダリプーリに連通する第2ポートとを有し、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプと、吸入側ポートと吐出側ポートとを有し、第1ポート及びプライマリプーリを吸入側ポートに連通させるとともに第2ポート及びセカンダリプーリを吐出側ポートに連通させる第1状態と、第2ポート及びセカンダリプーリを吸入側ポートに連通させるとともに第1ポート及びプライマリプーリを吐出側ポートに連通させる第2状態と、に選択的に切り替わることが可能な切替手段と、作動油が貯溜されたリザーバを吸入側逆止手段を介して吸入側ポートに接続するための吸入側油路であって、吸入側逆止手段がリザーバから吸入側ポートへの作動油の流れを許容するとともに吸入側ポートからリザーバへの作動油の流れを遮断する手段である吸入側油路と、吐出側ポートを油圧負荷に接続するための吐出側油路と、を備え、変速用ポンプは、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することが可能であることを要旨とする。
本発明の一態様では、吐出側油路には、吐出側ポートから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から吐出側ポートへの作動油の流れを遮断する吐出側逆止手段が設けられていることが好適である。また、本発明の一態様では、吐出側油路には、吐出側ポートと油圧負荷との連通を開閉する開閉手段が設けられていることが好適である。
本発明の一態様では、切替手段は、セカンダリプーリの作動油の圧力がプライマリプーリの作動油の圧力よりも高い場合に前記第1状態に切り替わり、プライマリプーリの作動油の圧力がセカンダリプーリの作動油の圧力よりも高い場合に前記第2状態に切り替わることが好適である。
本発明の一態様では、リザーバに貯溜された作動油を吸入して吐出することが可能な元圧用ポンプを備え、元圧用ポンプから吐出された作動油が吸入側ポート及び油圧負荷へ供給可能であることが好適である。この態様では、吐出側油路から吸入側油路への作動油の流れを遮断することが可能な遮断手段を備えることが好適である。また、この態様では、元圧用ポンプから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から元圧用ポンプへの作動油の流れを遮断する元圧側逆止手段を備えることが好適である。
本発明の一態様では、吸入側ポートへ供給する作動油の圧力を調整する圧力調整手段を備えることが好適である。
また、本発明に係るベルト式無段変速機の駆動装置は、プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置であって、プライマリプーリに連通する第1ポートとセカンダリプーリに連通する第2ポートとを有し、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプと、作動油が貯溜されたリザーバを吸入側逆止手段を介して第1ポート及びプライマリプーリに接続するための吸入側油路であって、吸入側逆止手段がリザーバから第1ポート及びプライマリプーリへの作動油の流れを許容するとともに第1ポート及びプライマリプーリからリザーバへの作動油の流れを遮断する手段である吸入側油路と、第2ポート及びセカンダリプーリを油圧負荷に接続するための吐出側油路と、を備え、変速用ポンプは、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することが可能であることを要旨とする。
本発明の一態様では、吐出側油路には、第2ポート及びセカンダリプーリから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から第2ポート及びセカンダリプーリへの作動油の流れを遮断する吐出側逆止手段が設けられていることが好適である。
また、本発明に係るベルト式無段変速機の駆動装置は、プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置であって、プライマリプーリに連通する第1ポートとセカンダリプーリに連通する第2ポートとを有し、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプと、作動油が貯溜されたリザーバを吸入側逆止手段を介して第2ポート及びセカンダリプーリに接続するための吸入側油路であって、吸入側逆止手段がリザーバから第2ポート及びセカンダリプーリへの作動油の流れを許容するとともに第2ポート及びセカンダリプーリからリザーバへの作動油の流れを遮断する手段である吸入側油路と、第1ポート及びプライマリプーリを油圧負荷に接続するための吐出側油路と、を備え、変速用ポンプは、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することが可能であることを要旨とする。
本発明の一態様では、吐出側油路には、第1ポート及びプライマリプーリから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から第1ポート及びプライマリプーリへの作動油の流れを遮断する吐出側逆止手段が設けられていることが好適である。
本発明の一態様では、リザーバに貯溜された作動油を吸入して吐出することが可能な元圧用ポンプを備え、元圧用ポンプから吐出された作動油が、プライマリプーリ及びセカンダリプーリのいずれかと、油圧負荷と、へ供給可能であることが好適である。
本発明によれば、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプは、プライマリプーリ及びセカンダリプーリと連通した状態で、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することができる。したがって、変速用ポンプを利用して、変速比の調整を行いながら油圧負荷への作動油の供給を行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の概略構成を示す図である。ベルト式無段変速機14は、入力軸26に連結されたプライマリプーリ30、出力軸36に連結されたセカンダリプーリ32、及びプライマリプーリ30とセカンダリプーリ32とに巻き掛けられた略V字型断面の無端ベルト34を備えている。入力軸26(プライマリプーリ30)には、エンジン10及びモータ(図示せず)のいずれか1つ以上の発生する動力がトルクコンバータ及び前後進切替装置(ともに図示せず)を介して伝達される。ベルト式無段変速機14は、入力軸26に伝達された動力を変速して出力軸36へ伝達する。出力軸36に伝達された動力は、出力軸36に連結された負荷(図示せず)へ出力されることで、例えば車両の駆動等の負荷の駆動に用いられる。このように、エンジン10及びモータのいずれか1つ以上の発生する動力を利用して、車両の駆動を行うことができる。
プライマリプーリ30は、入力軸26方向に移動可能なプライマリ可動シーブ30aとプライマリ固定シーブ30bとで構成されている。同様に、セカンダリプーリ32は、出力軸36方向に移動可能なセカンダリ可動シーブ32aとセカンダリ固定シーブ32bとで構成されている。プライマリ可動シーブ30aには、プライマリプーリ油室30cに供給された作動油の圧力Ppによって入力軸26方向の推力が作用する。同様に、セカンダリ可動シーブ32aには、セカンダリプーリ油室32cに供給された作動油の圧力Psによって出力軸36方向の推力が作用する。プライマリ可動シーブ30a及びセカンダリ可動シーブ32aが軸方向に移動することにより、無端ベルト34がプライマリプーリ30及びセカンダリプーリ32に巻き掛かる部分の回転半径(掛かり径)が変化する。これによって、ベルト式無段変速機14の変速比γ(=プライマリプーリ30の回転速度Nin/セカンダリプーリ32の回転速度Nout)が連続的に変化する。
なお、本実施形態のベルト式無段変速機14については、プライマリ可動シーブ30aがプライマリプーリ油室30cに供給された油圧Ppを入力軸26方向(推力発生方向)に受ける受圧面積A1が、セカンダリ可動シーブ32aがセカンダリプーリ油室32cに供給された油圧Psを出力軸36方向(推力発生方向)に受ける受圧面積A2と等しくなるように設計されている。
ベルト式無段変速機14のプライマリプーリ油室30c及びセカンダリプーリ油室32cに供給される油圧は、油圧制御装置40によって供給され、それらの油圧は電子制御装置42によって制御される。
次に、油圧制御装置40の主な構成について説明する。リザーバ52には、作動油が貯溜されている。元圧用油圧ポンプ54は、例えばエンジン10が発生する動力を利用して回転駆動され、リザーバ52に貯溜された作動油を吸入して吐出ポート54aから吐出する。元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54aは、逆止弁(元圧側逆止弁)55及びライン圧供給油路57を介して前後進切替装置のクラッチC1、トルクコンバータ、及び潤滑系等の作動油のエネルギーが利用される油圧負荷に接続されている。ここでの逆止弁55は、元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54aからライン圧供給油路57(クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷)への作動油の流れを許容するとともに、ライン圧供給油路57(油圧負荷)から吐出ポート54aへの作動油の流れを遮断する。元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54aから吐出された作動油は、挟圧力供給油路66を介してプライマリプーリ油室30c及びセカンダリプーリ油室32cのいずれかへ供給される他に、前後進切替装置のクラッチC1、トルクコンバータ、及び潤滑系等の油圧負荷へも供給され、前後進切替装置のクラッチC1への供給油圧、トルクコンバータにおける動力伝達、及び潤滑系における潤滑等にも用いられる。
レギュレータ56は、元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54a(逆止弁55)と挟圧力供給油路66との間に設けられており、ライン圧供給油路57における作動油の圧力(クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷へ供給する作動油の圧力)であるライン圧PLが設定圧力PL0となるように調整する。ライン圧PLが設定圧力PL0よりも高い場合は、レギュレータ56が開くことで、元圧用油圧ポンプ54から吐出された作動油が挟圧力供給油路66へ流出して減圧される。一方、ライン圧PLが設定圧力PL0以下の場合は、レギュレータ56が閉じることで、ライン圧供給油路57から挟圧力供給油路66への作動油の流れが遮断される。
レギュレータ58は、挟圧力供給油路66とリザーバ52との間に設けられており、挟圧力供給油路66における作動油の圧力(プライマリプーリ油室30cまたはセカンダリプーリ油室32cへ供給する作動油の圧力)Pdが設定圧力Pd0(Pd0≦PL0)となるように調整する。挟圧力供給油路66の圧力Pdが設定圧力Pd0よりも高い場合は、レギュレータ58が開くことで、挟圧力供給油路66における作動油がリザーバ52へドレインされて減圧される。一方、挟圧力供給油路66の圧力Pdが設定圧力Pd0以下の場合は、レギュレータ58が閉じることで、挟圧力供給油路66からリザーバ52への作動油の流れ(ドレイン)が遮断される。
変速用油圧ポンプ60は、プライマリプーリ油室30cに連通する第1ポート60pと、セカンダリプーリ油室32cに連通する第2ポート60sと、を有する。ここでの変速用油圧ポンプ60は、電動式のポンプであり、変速用電動モータ62によって回転駆動される。変速用電動モータ62によって変速用油圧ポンプ60を回転駆動することで、ベルト式無段変速機14の変速比γの変更を行うことができる。すなわち、変速用油圧ポンプ60は、プライマリプーリ油室30cの作動油を第1ポート60pから吸入し、この吸入した作動油を第2ポート60sから吐出してセカンダリプーリ油室32cへ供給することで、プライマリプーリ油室30cの作動油をセカンダリプーリ油室32cへ移動させることができる。これによって、減速動作(ダウンシフト)を行うことができる。さらに、変速用油圧ポンプ60は、セカンダリプーリ油室32cの作動油を第2ポート60sから吸入し、この吸入した作動油を第1ポート60pから吐出してプライマリプーリ油室30cへ供給することで、セカンダリプーリ油室32cの作動油をプライマリプーリ油室30cへ移動させることもできる。これによって、増速動作(アップシフト)を行うことができる。このように、本実施形態の変速用油圧ポンプ60は可逆ポンプであり、作動油を変速用油圧ポンプ60によってプライマリプーリ油室30cとセカンダリプーリ油室32cとの間で可逆的に移動させることができる。そして、プーリ油室30c,32c内の作動油をリザーバ52へドレインすることなく変速動作を行うことができるので、油圧制御装置40の駆動効率を向上させることができる。
切替弁(プーリ側切替弁)64は、プライマリプーリ油室30c及び変速用油圧ポンプ60の第1ポート60pに連通するプライマリ側ポート64pと、セカンダリプーリ油室32c及び変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sに連通するセカンダリ側ポート64sと、挟圧力供給油路66に連通する吸入側ポート64aと、吐出側ポート64bと、軸方向に摺動することで各ポート同士の連通状態を切り替えるスプール(図示せず)と、を有する。切替弁64は、プライマリ側ポート64p(プライマリプーリ油室30c及び第1ポート60p)を吸入側ポート64a(挟圧力供給油路66)に連通させるとともにセカンダリ側ポート64s(セカンダリプーリ油室32c及び第2ポート60s)を吐出側ポート64bに連通させる第1状態(図1の右側の状態)と、セカンダリ側ポート64sを吸入側ポート64aに連通させるとともにプライマリ側ポート64pを吐出側ポート64bに連通させる第2状態(図1の左側の状態)と、に選択的に切り替わることが可能である。ここでの切替弁64は、例えばパイロット圧切替弁で構成することができる。そして、プライマリプーリ油室30cにおける作動油の圧力Pp及びセカンダリプーリ油室32cにおける作動油の圧力Psが、パイロット圧としてスプールの両端にそれぞれ供給される。ここで、スプールの一端部が圧力Ppを軸方向に受ける受圧面積S1が、スプールの他端部が圧力Psを軸方向に受ける受圧面積S2に等しくなるように設計されている。これによって、S1/S2がA1/A2に等しくなるように設計される。
Ps×S2>Pp×S1、すなわちPs×A2>Pp×A1(本実施形態では、A1=A2、S1=S2のため、Ps>Pp)のときは、切替弁64は、前述の第1状態に切り替わる。一方、Pp×S1>Ps×S2、すなわちPp×A1>Ps×A2(本実施形態では、A1=A2、S1=S2のため、Pp>Ps)のときは、切替弁64は、前述の第2状態に切り替わる。また、Ps×S2=Pp×S1、すなわちPs×A2=Pp×A1(本実施形態では、A1=A2、S1=S2のため、Ps=Pp)でありスプールが中立位置にあるときは、スプールによりプライマリ側ポート64p及びセカンダリ側ポート64sと吸入側ポート64a及び吐出側ポート64bとの連通が遮断される(図1の中央の状態)。
このように、切替弁64は、プライマリプーリ油室30c及びセカンダリプーリ油室32cのうち、供給された作動油の圧力が小さい方のプーリ油室を挟圧力供給油路66と連通させる。これによって、プーリ推力(ベルト挟圧力)が小さいと判断される方のプーリ油室に挟圧力供給油路66からの作動油の圧力Pdを供給することができるので、ベルト式無段変速機14の駆動状態に応じて必要なプーリ推力(ベルト挟圧力)を安定して確保することができる。したがって、無端ベルト34の滑りを確実に抑制することができる。ここで、挟圧力供給油路66における作動油の圧力Pdをレギュレータ58によって調整することで、プーリ推力(ベルト挟圧力)を調整することができる。
挟圧力供給油路66とセカンダリプーリ油室32cを接続するためのバイパス油路74が切替弁64をバイパスして設けられており、バイパス油路74には逆止弁72及び絞り(オリフィス)80が設けられている。逆止弁72は、挟圧力供給油路66からセカンダリプーリ油室32cへの作動油の流れを許容するとともに、セカンダリプーリ油室32cから挟圧力供給油路66への作動油の流れを遮断する。前述したように、切替弁64のスプールが中立位置にあるときは、スプールによりプライマリプーリ油室30c及びセカンダリプーリ油室32cと挟圧力供給油路66との連通が遮断される。ただし、挟圧力供給油路66から逆止弁72(バイパス油路74)を介してセカンダリプーリ油室32cへ作動油を供給してセカンダリプーリ油室32cの圧力Psを増大させることができるので、切替弁64を前述の第1状態に切り替えることができる。このとき、挟圧力供給油路66から絞り(オリフィス)80を介してセカンダリプーリ油室32cへ作動油が供給されることで、セカンダリプーリ油室32cの圧力Psの急変が抑止される。
本実施形態では、リザーバ52を逆止弁(吸入側逆止弁)65を介して切替弁64の吸入側ポート64a(挟圧力供給油路66)に接続するための吸入側油路67が設けられている。ここでの逆止弁65は、リザーバ52から吸入側ポート64a(挟圧力供給油路66)への作動油の流れを許容するとともに、吸入側ポート64aからリザーバ52への作動油の流れを遮断する。さらに、切替弁64の吐出側ポート64bをライン圧供給油路57(クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷)に接続するための吐出側油路68が設けられている。吐出側油路68には、吐出側ポート64bからライン圧供給油路57(油圧負荷)への作動油の流れを許容するとともにライン圧供給油路57(油圧負荷)から吐出側ポート64bへの作動油の流れを遮断する逆止弁(吐出側逆止弁)70が設けられている。
電子制御装置42は、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、入出力ポートと、を備える。この電子制御装置42には、図示しない各センサにより検出されたアクセル開度Aを示す信号、エンジン回転速度Neを示す信号、プライマリプーリ回転速度(入力軸回転速度)Ninを示す信号、セカンダリプーリ回転速度(出力軸回転速度)Noutを示す信号、及び車速Vを示す信号等が入力ポートを介して入力されている。一方、電子制御装置42からは、ライン圧PLを制御するためのライン圧制御信号、ベルト挟圧力Pdを制御するための挟圧力制御信号、変速用油圧ポンプ60(変速用電動モータ62)の運転状態を制御するための変速制御信号、及びエンジン10の運転状態を制御するためのエンジン制御信号が出力ポートを介してレギュレータ56、レギュレータ58、変速用電動モータ62、及びエンジン10へそれぞれ出力されている。
次に、本実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の動作について説明する。
エンジン10が回転駆動している場合は、エンジン10の動力を利用して元圧用油圧ポンプ54が回転駆動され、元圧用油圧ポンプ54から作動油が吐出される。そして、レギュレータ56によりライン圧(油圧負荷への供給圧力)PLが設定圧力PL0に制御され、変速用油圧ポンプ60の駆動制御によりベルト式無段変速機14の変速比γが制御される。このとき、レギュレータ58によりベルト挟圧力Pdが設定圧力Pd0に制御され、切替弁64によりベルト挟圧力Pdがプライマリプーリ油室30c及びセカンダリプーリ油室32cのうち作動油の圧力が小さい方のプーリ油室に供給される。
一方、エンジン10の運転を停止している場合は、元圧用油圧ポンプ54の回転駆動も停止される。ここで、エンジン10の運転を停止する場合としては、例えば車両の停止時にエンジン10を自動停止してアイドリングストップを行う場合や、エンジン10の動力を用いることなくモータの動力のみを用いて車両の駆動を行う(EV走行を行う)場合等が挙げられる。この場合は、変速用電動モータ62により変速用油圧ポンプ60を回転駆動することで、変速用油圧ポンプ60は、リザーバ52に貯溜された作動油を吸入側油路67(逆止弁65)及び挟圧力供給油路66を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路68(逆止弁70)及びライン圧供給油路57を介してクラッチC1や潤滑系等の油圧負荷へ供給することができる。その際には、変速用油圧ポンプ60は、第1ポート60pがプライマリプーリ油室30cと連通し且つ第2ポート60sがセカンダリプーリ油室32cと連通しているため、プライマリプーリ油室30cとセカンダリプーリ油室32cとの圧力差Pp−Psを調整することができ、ベルト式無段変速機14の変速比γを調整することができる。
セカンダリプーリ油室32cの圧力Psがプライマリプーリ油室30cの圧力Ppよりも高い状態では、図2に示すように、切替弁64が第1状態に切り替わることで、吸入側油路67がプライマリプーリ油室30c及び第1ポート60pに連通されるとともに、吐出側油路68がセカンダリプーリ油室32c及び第2ポート60sに連通される。この状態では、変速用油圧ポンプ60が作動油を第1ポート60pから吸入して第2ポート60sから吐出する方向のトルクを変速用電動モータ62に発生させることで、図2に示すように、リザーバ52に貯溜された作動油が吸入側油路67を介して変速用油圧ポンプ60の第1ポート60pから吸入され、変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sから吐出された作動油が吐出側油路68を介してクラッチC1や潤滑系等の油圧負荷へ供給される。それと同時に、プライマリプーリ油室30cの圧力Ppをレギュレータ58により調整することでベルト挟圧力Pdを調整することができ、変速用電動モータ62(変速用油圧ポンプ60)のトルクを調整することでベルト式無段変速機14の変速比γを調整することができる。
一方、プライマリプーリ油室30cの圧力Ppがセカンダリプーリ油室32cの圧力Psよりも高い状態では、図3に示すように、切替弁64が第2状態に切り替わることで、吸入側油路67がセカンダリプーリ油室32c及び第2ポート60sに連通されるとともに、吐出側油路68がプライマリプーリ油室30c及び第1ポート60pに連通される。この状態では、変速用油圧ポンプ60が作動油を第2ポート60sから吸入して第1ポート60pから吐出する方向のトルクを変速用電動モータ62に発生させることで、図3に示すように、リザーバ52に貯溜された作動油が吸入側油路67を介して変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sから吸入され、変速用油圧ポンプ60の第1ポート60pから吐出された作動油が吐出側油路68を介してクラッチC1や潤滑系等の油圧負荷へ供給される。それと同時に、セカンダリプーリ油室32cの圧力Psをレギュレータ58により調整することでベルト挟圧力Pdを調整することができ、変速用電動モータ62(変速用油圧ポンプ60)のトルクを調整することでベルト式無段変速機14の変速比γを調整することができる。
なお、変速用油圧ポンプ60から吐出された作動油が吐出側油路68を介して油圧負荷へ供給される際には、逆止弁55により吐出側油路68(ライン圧供給油路57)から停止状態の元圧用油圧ポンプ54への作動油の流れが遮断される。そして、レギュレータ56によりライン圧(油圧負荷への供給圧力)PLが調整され、レギュレータ56が閉じることで吐出側油路68から吸入側油路67(挟圧力供給油路66)への作動油の流れが遮断される。
以上説明したように、本実施形態によれば、変速用油圧ポンプ60は、第1ポート60pがプライマリプーリ油室30cと連通し且つ第2ポート60sがセカンダリプーリ油室32cと連通している状態で、リザーバ52に貯溜された作動油を吸入側油路67(逆止弁65)を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路68(逆止弁70)を介して油圧負荷へ供給することができる。そのため、元圧用油圧ポンプ54の回転駆動が停止された状態でも、変速用油圧ポンプ60を回転駆動することで、ベルト式無段変速機14の変速比γの調整を行いながら、クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷への作動油の供給を行うことができる。その際には、変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sから油圧負荷へ作動油を供給することもできるし、変速用油圧ポンプ60の第1ポート60pから油圧負荷へ作動油を供給することもできる。したがって、減速動作(ダウンシフト)及び増速動作(アップシフト)の両方を行うことができる。さらに、レギュレータ58によりベルト挟圧力Pdも調整することができる。例えば車両の停止時にエンジン10を自動停止する場合は、変速用油圧ポンプ60が作動油を第1ポート60pから吸入して第2ポート60sから吐出する方向のトルクを変速用電動モータ62に発生させることで、ベルト式無段変速機14の変速比γを最減速状態(最大変速比γmax)に保ちながら、変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sから吐出された作動油を吐出側油路68を介して油圧負荷へ供給することができる。また、モータの動力のみを用いてEV走行を行う場合も、変速用油圧ポンプ60により変速比γを増減しながら油圧負荷への作動油の供給を行うことができる。このように、本実施形態では、アイドリングストップやEV走行時にも油圧負荷への作動油の供給を行うことができ、元圧用油圧ポンプ54を電動モータにより回転駆動する必要がなくなる。さらに、元圧用油圧ポンプ54に異常が発生して元圧用油圧ポンプ54から作動油を吐出することが困難となる場合でも、変速用油圧ポンプ60により変速比γの調整を行いながら油圧負荷への作動油の供給を行うことができる。
なお、特許文献2では、変速用油圧ポンプから潤滑系や前後進切替装置のクラッチ等の油圧負荷へ作動油を供給するために、変速用油圧ポンプの一方のポートをプライマリプーリまたはリザーバに選択的に接続する電磁切替弁と、変速用油圧ポンプの他方のポートと元圧用油圧ポンプの吐出側との連通を開閉する感圧弁(または電磁開閉弁)と、を追加して設ける必要がある。そのため、装置のコスト増大を招くことになる。これに対して本実施形態では、吸入側油路67及び吐出側油路68の簡単な構成の付加により、変速用油圧ポンプ60を利用して変速比γの調整を行いながら油圧負荷への作動油の供給を行うことができる。その結果、装置のコスト低減を図ることができる。
また、本実施形態では、変速用油圧ポンプ60が変速比γの調整を行う機能だけでなく、油圧負荷への作動油の供給を行う機能も有する。そのため、元圧用油圧ポンプ54を省略することも可能である。
次に、本実施形態の他の構成例について説明する。
図4は、図1の構成例と比較して、特許文献3における切替弁(圧力ライン側切替弁)71が設けられた構成例を示す。切替弁71は、切替弁64の吐出側ポート64bをライン圧供給油路57(クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷)に接続するための吐出側油路69に逆止弁70と並列して設けられており、切替弁71の出力ポート71aが絞り(オリフィス)78を介して切替弁64の吐出側ポート64bに接続されている。切替弁71は、出力ポート71aをライン圧供給油路57と連通させるとともに出力ポート71aと挟圧力供給油路66との連通を遮断する第1連通状態(図4の左側の状態)と、出力ポート71aを挟圧力供給油路66と連通させるとともに出力ポート71aとライン圧供給油路57との連通を遮断する第2連通状態(図4の右側の状態)と、出力ポート71aとライン圧供給油路57及び挟圧力供給油路66との連通を遮断する遮断状態(図4の中央の状態)と、に選択的に切り替わることが可能である。切替弁71の第1連通状態と遮断状態とを切り替えることで、切替弁64の吐出側ポート64bと油圧負荷との切替弁71を介した連通を開閉することができる。なお、切替弁71については、例えば電子制御装置42から出力される制御信号によって切り替え可能な電磁切替弁で構成することができる。図4に示す構成例でも、変速用油圧ポンプ60は、第1ポート60pがプライマリプーリ油室30cと連通し且つ第2ポート60sがセカンダリプーリ油室32cと連通している状態で、リザーバ52に貯溜された作動油を吸入側油路67(逆止弁65)を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路68(逆止弁70)を介して油圧負荷へ供給することができる。
さらに、図4に示す構成例では、切替弁64が前述の第1状態にある(Ps>Ppが成立する)ときに、切替弁71を前述の第1連通状態に切り替えることで、挟圧力供給油路66をプライマリプーリ油室30cに連通させるとともに、ライン圧供給油路57(元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54a)をセカンダリプーリ油室32cに連通させることができる。これによって、エンジン10(元圧用油圧ポンプ54)が回転駆動している場合は、変速用電動モータ62の発生トルクが0であっても、セカンダリプーリ油室32cの圧力Psをプライマリプーリ油室30cの圧力Ppよりも高く保つことができる。そのため、切替弁64が第1状態にあるときに変速用油圧ポンプ60あるいは変速用電動モータ62に異常が発生した場合でも、切替弁71を第1連通状態に切り替えて、レギュレータ56,58によりセカンダリプーリ油室32cの圧力Ps及びプライマリプーリ油室30cの圧力Ppをそれぞれ調整することで、変速比γを調整することができる。さらに、元圧用油圧ポンプ54が回転駆動している状態で変速用油圧ポンプ60により減速動作(ダウンシフト)を行う場合は、切替弁64が第1状態にあるときに切替弁71を第1連通状態に切り替えることで、変速用油圧ポンプ60による減速動作をアシストすることができる。そのため、減速速度を増大させることができ、変速制御の応答性を向上させることができる。
また、切替弁64が前述の第2状態にある(Pp>Psが成立する)ときは、切替弁71を前述の第2連通状態に切り替えることで、挟圧力供給油路66をプライマリプーリ油室30c及びセカンダリプーリ油室32cの両方に連通させることができる。そのため、元圧用油圧ポンプ54が回転駆動している状態で変速用油圧ポンプ60により減速動作を行う場合は、切替弁64が第2状態にあるときに切替弁71を第2連通状態に切り替えることで、変速用油圧ポンプ60によりプライマリプーリ油室30cからセカンダリプーリ油室32cへ作動油を供給するだけでなく、プライマリプーリ油室30cから切替弁71を介して挟圧力供給油路66へ作動油を吐出することができる。そのため、減速速度を増大させることができる。さらに、切替弁64が第2状態にあるときに変速用油圧ポンプ60あるいは変速用電動モータ62に異常が発生した場合でも、切替弁71を第2連通状態に切り替えることで、プライマリプーリ油室30cの圧力Pp及びセカンダリプーリ油室32cの圧力Psを等しく保つことができ、変速比γの急変を抑止することができる。なお、以上の動作の詳細については、特許文献3を参照されたい。
図4に示す構成例では、切替弁64の吐出側ポート64bとライン圧供給油路57との間に切替弁71及び逆止弁70が互いに並列に設けられているものとしたが、図5に示すように、切替弁71(吐出側油路69)と並列に設けられた逆止弁70及び吐出側油路68を省略することもできる。図5に示す構成例では、元圧用油圧ポンプ54(エンジン10)の回転駆動が停止された場合に、切替弁71を第1連通状態に切り替えて変速用電動モータ62を回転駆動することで、変速用油圧ポンプ60は、リザーバ52に貯溜された作動油を吸入側油路67(逆止弁65)を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路69(切替弁71)を介して油圧負荷へ供給することができる。
図6は、図1の構成例と比較して、レギュレータ56及び逆止弁70が省略された構成例を示す。元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54aは、逆止弁55を介して挟圧力供給油路66に接続されている。挟圧力供給油路66(元圧用油圧ポンプ54の吐出ポート54a)とライン圧供給油路57(油圧負荷)との間には、挟圧力供給油路66からライン圧供給油路57への作動油の流れを許容するとともにライン圧供給油路57から挟圧力供給油路66への作動油の流れを遮断する逆止弁73が設けられている。
図6に示す構成例において、エンジン10(元圧用油圧ポンプ54)が回転駆動している場合は、元圧用油圧ポンプ54から吐出された作動油が逆止弁55,73を介して油圧負荷へ供給される。一方、元圧用油圧ポンプ54が停止している場合は、変速用電動モータ62を回転駆動することで、変速用油圧ポンプ60は、第1ポート60pがプライマリプーリ油室30cと連通し且つ第2ポート60sがセカンダリプーリ油室32cと連通している状態で、リザーバ52に貯溜された作動油を吸入側油路67(逆止弁65)を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路68を介して油圧負荷へ供給することができる。この場合は、逆止弁73によって吐出側油路68から吸入側油路67への作動油の流れが遮断される。図6に示す構成例によれば、レギュレータ56を省略することで、油圧制御装置40の構成を簡略化することができる。
また、図7に示す構成例では、リザーバ52を逆止弁(吸入側逆止弁)85を介して変速用油圧ポンプ60の第1ポート60p及びプライマリプーリ油室30cに接続するための吸入側油路87が設けられている。ここでの逆止弁85は、リザーバ52から第1ポート60p及びプライマリプーリ油室30cへの作動油の流れを許容するとともに、第1ポート60p及びプライマリプーリ油室30cからリザーバ52への作動油の流れを遮断する。さらに、変速用油圧ポンプ60の第2ポート60s及びセカンダリプーリ油室32cをライン圧供給油路57(クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷)に接続するための吐出側油路88が設けられている。吐出側油路88には、第2ポート60s及びセカンダリプーリ油室32cからライン圧供給油路57(油圧負荷)への作動油の流れを許容するとともにライン圧供給油路57(油圧負荷)から第2ポート60s及びセカンダリプーリ油室32cへの作動油の流れを遮断する逆止弁(吐出側逆止弁)90が設けられている。なお、切替弁64の吐出側ポート64bは閉じられている。
図7に示す構成例において、元圧用油圧ポンプ54が停止している場合は、変速用油圧ポンプ60が作動油を第1ポート60pから吸入して第2ポート60sから吐出する方向のトルクを変速用電動モータ62に発生させることで、リザーバ52に貯溜された作動油が吸入側油路87(逆止弁85)を介して変速用油圧ポンプ60の第1ポート60pから吸入され、変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sから吐出された作動油が吐出側油路88(逆止弁90)を介してクラッチC1や潤滑系等の油圧負荷へ供給される。その際には、第1ポート60pがプライマリプーリ油室30cと連通し且つ第2ポート60sがセカンダリプーリ油室32cと連通しているため、変速用電動モータ62(変速用油圧ポンプ60)のトルクを調整することでベルト式無段変速機14の変速比γを調整することができ、減速動作を行うことができる。
また、図8に示す構成例では、リザーバ52を逆止弁(吸入側逆止弁)95を介して変速用油圧ポンプ60の第2ポート60s及びセカンダリプーリ油室32cに接続するための吸入側油路97が設けられている。ここでの逆止弁95は、リザーバ52から第2ポート60s及びセカンダリプーリ油室32cへの作動油の流れを許容するとともに、第2ポート60s及びセカンダリプーリ油室32cからリザーバ52への作動油の流れを遮断する。さらに、変速用油圧ポンプ60の第1ポート60p及びプライマリプーリ油室30cをライン圧供給油路57(クラッチC1や潤滑系等の油圧負荷)に接続するための吐出側油路98が設けられている。吐出側油路98には、第1ポート60p及びプライマリプーリ油室30cからライン圧供給油路57(油圧負荷)への作動油の流れを許容するとともにライン圧供給油路57(油圧負荷)から第1ポート60p及びプライマリプーリ油室30cへの作動油の流れを遮断する逆止弁(吐出側逆止弁)100が設けられている。なお、切替弁64の吐出側ポート64bは閉じられている。
図8に示す構成例において、元圧用油圧ポンプ54が停止している場合は、変速用油圧ポンプ60が作動油を第2ポート60sから吸入して第1ポート60pから吐出する方向のトルクを変速用電動モータ62に発生させることで、リザーバ52に貯溜された作動油が吸入側油路97(逆止弁95)を介して変速用油圧ポンプ60の第2ポート60sから吸入され、変速用油圧ポンプ60の第1ポート60pから吐出された作動油が吐出側油路98(逆止弁100)を介してクラッチC1や潤滑系等の油圧負荷へ供給される。その際には、第1ポート60pがプライマリプーリ油室30cと連通し且つ第2ポート60sがセカンダリプーリ油室32cと連通しているため、変速用電動モータ62(変速用油圧ポンプ60)のトルクを調整することでベルト式無段変速機14の変速比γを調整することができ、増速動作を行うことができる。
以上の実施形態の説明では、切替弁64をパイロット圧切替弁により構成するものとした。ただし、本実施形態では、切替弁64を電磁切替弁により構成することもできる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の動作を説明する図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機の駆動装置の他の概略構成を示す図である。
符号の説明
10 エンジン、14 ベルト式無段変速機、30 プライマリプーリ、32 セカンダリプーリ、34 無端ベルト、40 油圧制御装置、42 電子制御装置、52 リザーバ、54 元圧用油圧ポンプ、55,65,70,72,73,85,90,95,100 逆止弁、56,58 レギュレータ、57 ライン圧供給油路、60 変速用油圧ポンプ、62 変速用電動モータ、64,71 切替弁、66 挟圧力供給油路、67,87,97 吸入側油路、68,69,88,98 吐出側油路、74 バイパス油路、C1 クラッチ。

Claims (13)

  1. プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    プライマリプーリに連通する第1ポートとセカンダリプーリに連通する第2ポートとを有し、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプと、
    吸入側ポートと吐出側ポートとを有し、第1ポート及びプライマリプーリを吸入側ポートに連通させるとともに第2ポート及びセカンダリプーリを吐出側ポートに連通させる第1状態と、第2ポート及びセカンダリプーリを吸入側ポートに連通させるとともに第1ポート及びプライマリプーリを吐出側ポートに連通させる第2状態と、に選択的に切り替わることが可能な切替手段と、
    作動油が貯溜されたリザーバを吸入側逆止手段を介して吸入側ポートに接続するための吸入側油路であって、吸入側逆止手段がリザーバから吸入側ポートへの作動油の流れを許容するとともに吸入側ポートからリザーバへの作動油の流れを遮断する手段である吸入側油路と、
    吐出側ポートを油圧負荷に接続するための吐出側油路と、
    を備え、
    変速用ポンプは、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することが可能である、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  2. 請求項1に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    吐出側油路には、吐出側ポートから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から吐出側ポートへの作動油の流れを遮断する吐出側逆止手段が設けられている、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  3. 請求項1に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    吐出側油路には、吐出側ポートと油圧負荷との連通を開閉する開閉手段が設けられている、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    切替手段は、セカンダリプーリの作動油の圧力がプライマリプーリの作動油の圧力よりも高い場合に前記第1状態に切り替わり、プライマリプーリの作動油の圧力がセカンダリプーリの作動油の圧力よりも高い場合に前記第2状態に切り替わる、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    リザーバに貯溜された作動油を吸入して吐出することが可能な元圧用ポンプを備え、
    元圧用ポンプから吐出された作動油が吸入側ポート及び油圧負荷へ供給可能である、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  6. 請求項5に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    吐出側油路から吸入側油路への作動油の流れを遮断することが可能な遮断手段を備える、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  7. 請求項5または6に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    元圧用ポンプから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から元圧用ポンプへの作動油の流れを遮断する元圧側逆止手段を備える、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    吸入側ポートへ供給する作動油の圧力を調整する圧力調整手段を備える、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  9. プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    プライマリプーリに連通する第1ポートとセカンダリプーリに連通する第2ポートとを有し、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプと、
    作動油が貯溜されたリザーバを吸入側逆止手段を介して第1ポート及びプライマリプーリに接続するための吸入側油路であって、吸入側逆止手段がリザーバから第1ポート及びプライマリプーリへの作動油の流れを許容するとともに第1ポート及びプライマリプーリからリザーバへの作動油の流れを遮断する手段である吸入側油路と、
    第2ポート及びセカンダリプーリを油圧負荷に接続するための吐出側油路と、
    を備え、
    変速用ポンプは、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することが可能である、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  10. 請求項9に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    吐出側油路には、第2ポート及びセカンダリプーリから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から第2ポート及びセカンダリプーリへの作動油の流れを遮断する吐出側逆止手段が設けられている、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  11. プライマリプーリ及びセカンダリプーリへのベルトの掛かり径を変化させることで変速比を変化させるベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    プライマリプーリに連通する第1ポートとセカンダリプーリに連通する第2ポートとを有し、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で作動油を移動させることで変速比を変化させることが可能な変速用ポンプと、
    作動油が貯溜されたリザーバを吸入側逆止手段を介して第2ポート及びセカンダリプーリに接続するための吸入側油路であって、吸入側逆止手段がリザーバから第2ポート及びセカンダリプーリへの作動油の流れを許容するとともに第2ポート及びセカンダリプーリからリザーバへの作動油の流れを遮断する手段である吸入側油路と、
    第1ポート及びプライマリプーリを油圧負荷に接続するための吐出側油路と、
    を備え、
    変速用ポンプは、リザーバに貯溜された作動油を吸入側油路を介して吸入し、この吸入した作動油を吐出して吐出側油路を介して油圧負荷へ供給することが可能である、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  12. 請求項11に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    吐出側油路には、第1ポート及びプライマリプーリから油圧負荷への作動油の流れを許容するとともに油圧負荷から第1ポート及びプライマリプーリへの作動油の流れを遮断する吐出側逆止手段が設けられている、ベルト式無段変速機の駆動装置。
  13. 請求項9〜12のいずれか1に記載のベルト式無段変速機の駆動装置であって、
    リザーバに貯溜された作動油を吸入して吐出することが可能な元圧用ポンプを備え、
    元圧用ポンプから吐出された作動油が、プライマリプーリ及びセカンダリプーリのいずれかと、油圧負荷と、へ供給可能である、ベルト式無段変速機の駆動装置。
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