JP2007301941A - 偽造防止部材、セキュリティ媒体及びセキュリティ媒体真贋判定方法 - Google Patents

偽造防止部材、セキュリティ媒体及びセキュリティ媒体真贋判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティ性が高く、真贋判定を容易に効率よく実施できる偽造防止部材、セキュリティ媒体及びセキュリティ媒体真贋判定方法を提供する。
【解決手段】光の選択反射特性として円偏光性を有したコレステリック液晶を、パターン印刷した色彩可変材料層32と、色彩可変材料層32の下に、コードパターンを形成し、固有の磁気特性を有して所望の情報を磁気により記憶するアモルファス強磁性体材料により形成される強磁性体材料層31とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、偽造防止機能及び真贋判定機能を備えた偽造防止部材、セキュリティ媒体及びセキュリティ媒体真贋判定方法に関するものである。
商品券、ギフト券などの金券は、その価値から偽造防止機能が必要とされており、基材(券)上にさまざまな対策が施されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1は、真贋判定を容易に行なえるように、表面にホログラム層を備えた金券を開示している。このような金券は、真贋判定は容易に行なえるが、偽造対策としては完全ではなく、偽造難度の高い対策が必要とされている。
特開平07−285286号公報
本発明の課題は、セキュリティ性が高く、真贋判定を容易に効率よく実施できる偽造防止部材、セキュリティ媒体及びセキュリティ媒体真贋判定方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を括弧内に付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、光の選択反射特性を有する色彩可変材料層(32)と、前記色彩可変材料層(32)の下に形成され、固有の磁気特性を有し、所望の情報を磁気により記憶する強磁性体材料層(31)とを備える偽造防止部材(30)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の偽造防止部材(30)において、前記強磁性体材料層(31)は、アモルファス強磁性体材料により形成されることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の偽造防止部材(30)において、前記色彩可変材料層(32)の光の選択反射特性は、円偏光性であることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の偽造防止部材(30)において、前記色彩可変材料層(32)は、コレステリック液晶により形成されることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の偽造防止部材(30)において、前記強磁性体材料層(31)は、コードパターンが形成されていることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の偽造防止部材(30)において、前記色彩可変材料層(32)は、パターン印刷により形成されることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の偽造防止部材(30)において、前記色彩可変材料層(32)の下に黒色印刷層(35)を備えることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の偽造防止部材(30)において、前記色彩可変材料層(32)の上及び/又は下にホログラムを形成するホログラム形成層(34)を備えることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の偽造防止部材(30)において、前記強磁性体材料層(31)の下に接着層を備えることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項10の発明は、請求項9に記載の偽造防止部材(30)と、前記接着層は、熱圧着性のある接着剤であることを特徴とする偽造防止部材(30)である。
請求項11の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の偽造防止部材(30)と、前記偽造防止部材(30)の少なくとも一部を表出させて抄き込んだシート状基材(20)とを備えるセキュリティ媒体(10)である。
請求項12の発明は、請求項9又は請求項10に記載の偽造防止部材(30)と、前記偽造防止部材(30)の前記接着層と貼り合わされるシート状基材(20)とを備えるセキュリティ媒体(10)である。
請求項13の発明は、請求項11又は請求項12に記載のセキュリティ媒体(10)の前記色彩可変材料層(32)を目視により真贋判定する目視判定工程と、前記目視判定工程の結果に応じて、前記強磁性体材料層(31)の所望の情報及び/又はコードパターンを前記セキュリティ媒体(10)から読み出す磁気判定工程とを備えるセキュリティ媒体真贋判定方法である。
以上説明したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)偽造防止部材は、色彩可変材料層及び強磁性体材料層を備えているので、簡易な道具を用いて目視の真贋判定が容易にでき、また、磁気により高度な真贋判定をすることができる。
(2)強磁性体材料層は、アモルファス強磁性体材料により形成されているので、アモルファス合金の磁化特性を活用して、セキュリティ性が高く所望の情報を記憶させることができる。
(3)色彩可変材料層の光の選択反射特性は、円偏光性であるので、簡易な方法で目視による真贋判定をすることができる。
(4)色彩可変材料層は、コレステリック液晶により形成されているので、円偏光性を備えた層を容易に形成することができる。
(5)強磁性体材料層は、コードパターンが形成されているので、必要な情報をコードパターンに記録させることができる。
(6)色彩可変材料層は、パターン印刷により形成されているので、容易に形成することができる。
(7)偽造防止部材は、色彩可変材料層の下に黒色印刷層を備えているので、色彩可変材料層の色彩を鮮明にすることができる。
(8)偽造防止部材は、色彩可変材料層の上及び/又は下にホログラム形成層を備えているので、道具を用いずに目視の真贋判定を行なうことができ、セキュリティ性を向上させることができる。
(9)セキュリティ媒体は、シート状基材に偽造防止部材を抄き込んでいるので、セキュリティ媒体の偽造を困難にすることができる。
(10)偽造防止部材は、接着層を備えているので、容易にシート状基材に貼り付けることができ、セキュリティ媒体を形成することができる。
(11)セキュリティ媒体真贋判定方法は、目視判定工程及び磁気判定工程を備えているので、セキュリティ媒体を、簡易な道具を用いて目視の真贋判定をして、その真贋判定により真と判定されたものに対して、更に磁気による真贋判定をすることができる。
本発明は、セキュリティ性が高く、真贋判定を容易に効率よく実施できる偽造防止部材、セキュリティ媒体及びセキュリティ媒体真贋判定方法を提供するという目的を、色彩可変材料層の下に強磁性体材料層を設けることにより実現する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による実施例のセキュリティ媒体を示す模式図であり、図1(A)は、平面図、図1(B)は、図1のA−A断面図、図1(C)は、図1(B)のB部の詳細図である。また、図2は、偽造防止スレッドのコレステリック液晶層を目視により真贋判定する方法を示す図であり、図2(A)は偽造防止スレッドの拡大詳細図であり、図2(B)及び(C)は、コレステリック液晶層の真贋判定方法を示した図である。図3は、偽造防止スレッドのアモルファス強磁性体層を読み取る磁気ヘッドを示す図である。図4は、アモルファス合金材及びフェライト材のB−H磁化特性曲線を示す図である。
セキュリティ媒体10は、図1に示すように、シート状基材20に偽造防止スレッド30を抄き込んだ偽造防止機能を備えた商品券(¥5,000)である。
シート状基材20は、上質紙で形成されたセキュリティ媒体10の基材である。
偽造防止スレッド30は、図1(C)に示すように、アモルファス強磁性体層31、コレステリック液晶層32、樹脂基材33、ホログラム形成層34、黒色印刷層35及び保護層36を備えたスレッドである(偽造防止部材)。
アモルファス強磁性体層31は、真贋判定などに用いる情報を磁気データにして記憶するアモルファス合金材により形成された薄膜層である(強磁性体材料層)。また、デメタライズ法などによりコードパターンが形成されており、そのコードパターンにはセキュリティ媒体10の金額(¥5,000)の情報が記録されている。
アモルファス強磁性体層31に用いられるアモルファス合金材は、加熱、切断などにより、透磁率や飽和磁化特性が変化する性質を有した磁性材料である。また、図4に示すように、磁性材として一般的なフェライト材の磁化特性と比較すると、フェライト材がS字型のヒステリシス曲線(Fe)を示すのに対し、アモルファス合金材は矩形のようなヒステリシス(Am)を示し、低強度の振動磁界により急峻に磁化反転を繰り返す性質(大バルクハウゼン現象)も有している。これらの性質を用いて、アモルファス強磁性体層31に、真贋判定などに用いる情報を記憶し、また、読み出すことができる。更に、アモルファス合金材は、配合する材料を変化させることにより、性質を変更することができる。本実施例では、一般市場の入手が困難である材料を配合し、アモルファス強磁性体層31の形成においても特殊な装置を必要とさせることにより、偽造防止の効果を高めている。
コレステリック液晶層32は、見る角度によって色彩が可変する円偏光性を有したコレステリック液晶を、パターン印刷により印刷した層であり(色彩可変材料層)、本実施例では、図1(A)に示すように、右円偏光性を持たせて偽造防止スレッド30に文字列32A(SECURITY)をパターン印刷している。
樹脂基材33は、偽造防止スレッド30の基材であり、PET(ポリエチレンテレフタレート)から形成されている厚さ16μmのシートである。
ホログラム形成層34は、レーザ光線を使用して立体画像34Aを記録した層であり、光を当てることにより、立体画像34Aを再生することができ、目視による真贋判定を可能にしている。
黒色印刷層35は、黒色インキで印刷された層であり、コレステリック液晶層32の色彩を鮮明にするために設けられている。
保護層36は、偽造防止スレッド30の表面を保護する層である。
判定フィルム40は、図2に示すように、左部に左円偏光性フィルム部41を、右部に右円偏光性フィルム部42を備えたセキュリティ媒体10の真贋判定を目視により実施する判定具である。
左円偏光性フィルム部41は、コレステリック液晶の左円偏光性を有した印刷のみを透過させるフィルムである。
右円偏光性フィルム部42は、コレステリック液晶の右円偏光性を有した印刷のみを透過させるフィルムである。
磁気ヘッド50は、図3に示すように、検出コイル部51、励磁コイル部52、制御部53及び表示部54を備えており、アモルファス強磁性体層31の磁気データ及びパターンコードを読み取る検出器である。
検出コイル部51は、アモルファス強磁性体層31から発生する磁束の変化を検出するソレノイドコイル51−Aと、その検出データを増幅して出力する増幅器51−Bとを備えている。
励磁コイル部52は、アモルファス強磁性体層31に交番励磁磁界を印加するソレノイドコイル52−Aと、ソレノイドコイル52−Aに交番励磁磁界を発生させる交番励磁電流を流すアンプ52−Bとを備えている。
制御部53は、励磁コイル部52のソレノイドコイル52−Aに所定の交番励磁電流を流すための指令信号をアンプ52−Bに出力し、アモルファス強磁性体層31から発生する磁束の変化を検出した検出コイル部51のソレノイドコイル51−Aの検出結果を増幅器51−Bを介して入力する磁気ヘッド全体を統括制御する制御回路である。
表示部54は、検出コイル部51により検出した結果を、制御部53を介して表示する表示モニタである。
次に、本実施例のコレステリック液晶層の真贋判定方法について説明する。
セキュリティ媒体10の真贋判定者は、図2(B)に示すように、判定フィルム40の左円偏光性フィルム部41を偽造防止スレッド30の文字列32Aにかざす。上述したように、文字列32Aは、右円偏光性のコレステリック液晶により印刷されているので、左円偏光性フィルム部41には文字列32Aを透過させて目視することができない。一方、図2(C)に示すように、判定フィルム40の右円偏光性フィルム部42を文字列32A上にかざすと、両者が右円偏光性であるので、文字列32Aは右円偏光性フィルム部42に透過して目視することができる。仮に、カラーコピーなどによりセキュリティ媒体が偽造された場合は、ホログラムもコピーされないだけでなく、判定フィルム40の左及び右円偏光性フィルム部41、42の両方により、文字列32Aが目視できるので、容易に真贋判定を行なうことができる(目視判定工程)。
続いて、本実施例の磁気ヘッドによるセキュリティ媒体の読込方法について説明する。図5は、励磁コイル部及び検出コイル部の励磁及び検出データの一例を示す図である。図5(A)は、励磁コイル部により発生する交番励磁磁界の時系列データを示す図であり、図5(B)は、交番励磁磁界によるアモルファス強磁性体層の磁束の変化を検出コイル部により検出した検出結果の時系列データを示す図である。
磁気ヘッド50の制御部53は、電源が投入されると、励磁コイル部52のソレノイドコイル52−Aにアンプ52−Bを介して高調波の交番励磁電流を流し、図4に示す限界磁界(Hp、−Hp)を超える交番励磁磁界を、図5(A)に示すように、ソレノイドコイル52−Aに発生させる。
続いて、図3に示すように、セキュリティ媒体10のアモルファス強磁性体層31の側面に磁気ヘッド50を近づけて、限界磁界(Hp、−Hp)を超える交番励磁磁界により大バルクハウゼン現象を起こさせ、アモルファス強磁性体層31の磁束の変化を、図5(B)に示すように、検出コイル部51のソレノイドコイル51−Aに検出させる。制御部53は、検出した結果を増幅器51−Bを介して入力し、表示部54に表示する。
検出されたデータは、アモルファス強磁性体層31に記録された真贋情報及び商品券の情報であり、仮に偽造されたセキュリティ媒体が混入していた場合は、その媒体の検出結果の表示は空欄となり、偽物であることを即座に判明させることができる。また、励磁コイル部52のソレノイドコイル52−Aに流す励磁電流を大きくすることにより、非接触(最大約10mm)でアモルファス強磁性体層31の磁束を検出することができる(磁気判定工程)。
以上より、セキュリティ媒体10は、2重のセキュリティを備えており、まず、判定フィルム40を使用して真贋判定をして、その判定で真と判定されたものについて、更に磁気ヘッド50を用いた真贋判定をすることができる。本実施例のようにセキュリティ媒体10が商品券の場合は、例えば、商品券取り扱いの販売店に判定フィルム40を配布しておいて、商品の会計のときに、判定フィルム40により迅速かつ容易に真贋を判定することができ、集計時などに改めて磁気ヘッド50による高度な真贋判定をすることができる。これにより、販売店のレジスタには、安価な判定フィルム40を準備して、会計されたセキュリティ媒体10が集められる集計所には磁気ヘッド50を設置することにより、販売店の設備投資費用を低減させる効果が得られる。
以上より、本実施例の偽造防止スレッド、セキュリティ媒体又はその真贋判定方法には以下のような効果がある。
(1)偽造防止スレッド30は、コレステリック液晶層32及びアモルファス強磁性体層31を備えているので、判定フィルム40を用いて目視の真贋判定が容易にでき、また、磁気ヘッド50により高度な真贋判定をすることができる。
(2)アモルファス強磁性体層31は、コードパターンが形成されているので、セキュリティ媒体10の情報(¥5,000)をコードパターンに記録させることができる。
(3)コレステリック液晶層32は、パターン印刷により形成されているので、容易に円偏光性を有した色彩可変材料層を形成することができる。
(4)偽造防止スレッド30は、コレステリック液晶層32の下に黒色印刷層35を備えているので、コレステリック液晶層32の文字列32Aの色彩を鮮明にすることができる。
(5)偽造防止スレッド30は、コレステリック液晶層32の下にホログラム形成層34を備えているので、判定フィルム40を用いずに目視の真贋判定を行なうことができ、セキュリティ性を向上させることができる。
(6)セキュリティ媒体10は、シート状基材20に偽造防止スレッド30を抄き込んでいるので、セキュリティ媒体10の偽造を困難にすることができ、商品券などの金券に活用することができる。
(7)判定フィルム40及び磁気ヘッド50は、セキュリティ媒体10の真贋判定に用いられるので、セキュリティ媒体10を、判定フィルム40を用いて目視の真贋判定をして、その真贋判定により真と判定されたものに対して、更に磁気ヘッド50による真贋判定をすることができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例では、偽造防止スレッド30は、その全面がシート状基材20から表出していたが、一部のみを表出させてもよい。例えば、コレステリック液晶層32の文字列32Aやホログラム形成層34の立体画像34Aを表示する場所のみを表出させることも可能である。
(2)実施例では、コレステリック液晶層32の文字列32は、右円偏光性のコレステリック液晶により印刷されたが、左円又は左右の円偏光性を混在させて印刷してもよい。
(3)実施例では、偽造防止スレッド30は、シート状基材20に1本のみ抄き込まれたが、複数本抄き込んでもよい。
(4)実施例では、コレステリック液晶層32は、ホログラム形成層34の上に形成されたが、ホログラム形成層34の下に形成されていてもよい。
(5)実施例では、ホログラム形成層32は、偽造防止スレッド30に形成されたが、それ以外の場所に形成してもよい。例えば、シート状基材20上の偽造防止スレッド30以外の場所に形成することも可能である。
(6)実施例では、セキュリティ媒体10は、偽造防止スレッド30が抄き込まれていたが、それ以外の方法により偽造防止機能を備えてもよい。例えば、偽造防止スレッド30と同様の層構成の最下層に接着層を設け、シート状基材20に貼り合せることも可能である。接着層に熱圧着性のある接着剤(例えば、ヒートシール)を用いることで、再剥離を困難にしてセキュリティ性を向上させることも可能である。
(7)実施例では、セキュリティ媒体10は、商品券であったが、それ以外のものに用いることも可能である。例えば、セキュリティ媒体10を、粘着層を有したラベルにすることにより、純正品の模倣防止対策として、製品の本体又はそのパッケージに貼付して使用することも可能である。判定フィルム40は、税関や販売店に配布しておき、流通における入出荷段階で迅速及び確実に真贋判定できるようにし、また、磁気ヘッド50を用いた真贋判定は、最終段階の確認として製造元の関係者のみが真贋判定することができる。
本発明による実施例のセキュリティ媒体を示す模式図である。 本発明による実施例の偽造防止スレッドのコレステリック液晶層を目視により真贋判定する方法を示す図である。 本発明による実施例の偽造防止スレッドのアモルファス強磁性体層を読み取る磁気ヘッドを示す図である。 アモルファス合金材及びフェライト材のB−H磁化特性曲線を示す図である。 本発明による実施例の励磁コイル部及び検出コイル部の励磁及び検出データの一例を示す図である。
符号の説明
10 セキュリティ媒体
20 シート状基材
30 偽造防止スレッド
31 アモルファス強磁性体層
32 コレステリック液晶層
34 ホログラム形成層
35 黒色印刷層
40 判定フィルム
50 磁気ヘッド


Claims (13)

  1. 光の選択反射特性を有する色彩可変材料層と、
    前記色彩可変材料層の下に形成され、固有の磁気特性を有し、所望の情報を磁気により記憶する強磁性体材料層と、
    を備える偽造防止部材。
  2. 請求項1に記載の偽造防止部材において、
    前記強磁性体材料層は、アモルファス強磁性体材料により形成されること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の偽造防止部材において、
    前記色彩可変材料層の光の選択反射特性は、円偏光性であること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  4. 請求項3に記載の偽造防止部材において、
    前記色彩可変材料層は、コレステリック液晶により形成されること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の偽造防止部材において、
    前記強磁性体材料層は、コードパターンが形成されていること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の偽造防止部材において、
    前記色彩可変材料層は、パターン印刷により形成されること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の偽造防止部材において、
    前記色彩可変材料層の下に黒色印刷層を備えること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の偽造防止部材において、
    前記色彩可変材料層の上及び/又は下にホログラムを形成するホログラム形成層を備えること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の偽造防止部材において、
    前記強磁性体材料層の下に接着層を備えること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  10. 請求項9に記載の偽造防止部材と、
    前記接着層は、熱圧着性のある接着剤であること、
    を特徴とする偽造防止部材。
  11. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の偽造防止部材と、
    前記偽造防止部材の少なくとも一部を表出させて抄き込んだシート状基材と、
    を備えるセキュリティ媒体。
  12. 請求項9又は請求項10に記載の偽造防止部材と、
    前記偽造防止部材の前記接着層と貼り合わされるシート状基材と、
    を備えるセキュリティ媒体。
  13. 請求項11又は請求項12に記載のセキュリティ媒体の前記色彩可変材料層を目視により真贋判定する目視判定工程と、
    前記目視判定工程の結果に応じて、前記強磁性体材料層の所望の情報及び/又はコードパターンを前記セキュリティ媒体から読み出す磁気判定工程と、
    を備えるセキュリティ媒体真贋判定方法。

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