JP2007296963A - ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動倍力装置を有効利用することにより、アンチロックブレーキ装置の液圧回路構成に変更を加えることなくキックバックを解消できるようにする。
【解決手段】ホイールシリンダ1,2に対してABS装置8を介して配管接続されたマスタシリンダ6に電動倍力装置7を一体的に結合する。電動倍力装置7は、ブレーキペダル42と連動する入力ピストン56と電動モータ13により駆動されるブースタピストン55とをばねにより連結すると共に、両ピストン55、56をマスタシリンダ6のプライマリピストンとして共用した構造となっている。マスタシリンダ6内の液圧を圧力センサ15,16により監視し、アンチロックブレーキ制御中にマスタシリンダ6にブレーキ液が戻されて液圧が上昇する場合に、入力ピストン56に対して電動モータ13によりブースタピストン55を後退させ、マスタシリンダ6内の液圧上昇を抑えて、ブレーキペダル42へのキックバックを解消する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制動に用いられるブレーキ装置に係り、特にアンチロックブレーキ装置を備えたブレーキ装置に関する。
一般的なアンチロックブレーキ装置では、アンチロックブレーキ制御(ABS制御)中に、ホイールシリンダのブレーキ液が、一旦補助リザーバに蓄えられ、その後、ポンプの駆動によりマスタシリンダへ戻されるようになっている。この場合、ブレーキ液の戻りによりマスタシリンダ内の液圧が増加して、ブレーキペダルにキックバックとして作用し、このキックバックがペダルフィーリングを悪化させる原因になる。
そこで従来、例えば、特許文献1に記載のものでは、ABSの液圧回路内にリリーフ弁や第2リザーバなどを付加し、マスタシリンダに戻されるブレーキ液の脈圧を抑えて、ペダルフィーリングの向上を図っている。しかし、このような対策では、液圧回路中に多くの弁やリザーバを配設しなければならないため、回路構成が複雑となり、コスト負担の増大が避けられないばかりか、メンテナンス性の悪化が避けられないようになる。
なお、マスタシリンダの前段には、通常、気圧式倍力装置が配置されるが、最近では、電動アクチュエータ(電動モータ)をブレーキアシストとして利用する、いわゆる電動倍力装置の使用も試みられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−100877号公報 特開平10−138909号公報
本発明は、上記した技術的背景に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、電動倍力装置を有効利用することにより、アンチロックブレーキ装置の液圧回路構成に変更を加えることなくキックバックを解消できるようにし、もってコスト低減とメンテナンス性の向上とに大きく寄与するブレーキ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1の発明は、下記のごとく構成したことを特徴とする。
(A)ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ、
(B)前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設された液圧回路および該液圧回路を制御する電子制御手段を備えたアンチロックブレーキ装置、
(C)ブレーキペダルの操作により進退移動する軸部材と、該軸部材に相対移動可能に外装された筒状部材と、該筒状部材を進退移動させる電動アクチュエータと、前記軸部材と前記筒状部材との相対変位量を検出する変位検出手段とを備え、前記軸部材と前記筒状部材とを前記マスタシリンダのピストンとして、それぞれの前端部を該マスタシリンダの圧力室に臨ませ、前記ブレーキペダルから前記軸部材に付与されるペダル推力と前記電動アクチュエータから前記筒状部材に付与されるブースタ推力とにより、前記圧力室内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置、
(D)前記電動倍力装置内の変位検出手段の検出信号に基づいて、前記電動倍力装置内の電動モータを制御するブースタ制御手段、
(E)前記マスタシリンダ内のブレーキ液圧を検出する液圧検出手段、からなり、前記ブースタ制御手段は、前記アンチロックブレーキ装置によるアンチロックブレーキ制御中に、前記マスタシリンダ内の液圧を一定に保つように、前記電動倍力装置内の電動アクチュエータを制御して、前記筒状部材を前進後退させる。
また、上記課題を解決するため、第2の発明は、下記のごとく構成したことを特徴とする。
(a)ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ、
(b)前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設された液圧回路および該液圧回路を制御する電子制御手段を備えたアンチロックブレーキ装置、
(c)ブレーキペダルの操作により進退移動する軸部材と、該軸部材に相対移動可能に外装された筒状部材と、該筒状部材を進退移動させる電動アクチュエータと、前記軸部材と前記筒状部材との相対変位量を検出する変位検出手段とを備え、前記軸部材と前記筒状部材とを前記マスタシリンダのピストンとして、それぞれの前端部を該マスタシリンダの圧力室に臨ませ、前記ブレーキペダルから前記軸部材に付与されるペダル推力と前記電動アクチュエータから前記筒状部材に付与されるブースタ推力とにより、前記圧力室内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置、
(d)前記電動倍力装置内の変位検出手段の検出信号に基づいて、前記電動倍力装置内の電動モータを制御するブースタ制御手段、からなり、前記ブースタ制御手段は、前記アンチロックブレーキ装置によるアンチロックブレーキ制御中に、前記マスタシリンダ内のブレーキ液量の変化に応じて、前記電動倍力装置内の電動アクチュエータを制御して、前記筒状部材を前進後退させる。
上記のように構成したブレーキ装置においては、ブレーキペダルと連動する軸部材に対して、電動アクチュエータにより筒状部材を前進後退させると、マスタシリンダ内の液圧が増圧または減圧される。換言すれば、マスタシリンダ内の液圧が一定となるように筒状部材を前進後退させれば、軸部材への反力は一定に保たれる。上記した第1の発明は、このような電動倍力装置の特性に着目してなされたもので、マスタシリンダ内の液圧を液圧検出手段により監視し、アンチロックブレーキ制御中にマスタシリンダにブレーキ液が戻されてマスタシリンダ内の液圧が上昇する場合に、電動アクチュエータにより筒状部材を後退させて液圧の上昇を抑えることができ、この結果、軸部材への反力は一定となって、ブレーキペダルへのキックバックが解消される。
また、上記電動倍力装置においては、ブレーキペダルと連動する軸部材に対して、電動アクチュエータにより筒状部材を前進後退させると、マスタシリンダ内の圧力室の容積が変更される。換言すれば、マスタシリンダ内のブレーキ液量に応じて筒状部材を前進後退させれば、軸部材への反力は一定に保たれる。上記した第2の発明は、このような電動倍力装置の特性に着目してなされたもので、アンチロックブレーキ制御中にマスタシリンダにブレーキ液が戻されてマスタシリンダ内の液量が増加する場合に、電動アクチュエータにより筒状部材を後退させて圧力室を拡大することで、液量を吸収することができ、この結果、第1の発明と同様に軸部材への反力は一定となって、ブレーキペダルへのキックバックが解消される。
本発明に係るブレーキ装置によれば、マスタシリンダに結合した電動倍力装置内の電動アクチュエータを制御することで、アンチロックブレーキ制御中に生じ易いブレーキペダルへのキックバックを解消でき、アンチロックブレーキ装置内の液圧回路に、キックバック解消のための変更を加える必要がなくなって、装置コストの低減とメンテナンス性の向上とを達成できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るブレーキ装置の全体のシステム構成を示したものである。同図中、1(1A,1B)は車両リア側に配置されたホイールシリンダ、2(2A,2B)は車両フロント側に配置されたホイールシリンダであり、ここでは、X型回路配分となるように、すなわち1Aと2B、1Bと2Aとが組となるようにブレーキ配管3、4により相互に接続されている。5は、タンデム型マスタシリンダ6と電動倍力装置7とを一体的に有する液圧ユニット、8は、液圧回路9と電子制御手段10とからなるアンチロックブレーキ装置(以下、ABS装置という)であり、タンデム型マスタシリンダ6の各圧力室からそれぞれ独立に延ばした主配管11、12が、ABS装置8の液圧回路9を経て前記X型回路配分のブレーキ配管3、4に接続されている。
上記電動倍力装置7は、後に詳述するように電動モータ13を駆動源として作動するようになっており、この電動モータ13は、別途設置したブースタ制御手段14によって制御されるようになっている。ブースタ制御手段14には、マスタシリンダ6から延ばされた主配管11,12に介装した圧力センサ(液圧検出手段)15,16、電動倍力装置7に設けた後述のポテンショメータ(変位検出手段)17および車室内に設置したパーキングスイッチ18の信号が入力されるようになっており、ブースタ制御手段14は、これらの信号に基づいて電動モータ13を制御する。
液圧ユニット5を構成するタンデム型マスタシリンダ6は、図2および図3に示されるように、電動倍力装置7の後述のピストン組立体20をプライマリピストンとして共用してなっている。マスタシリンダ6は、有底のシリンダ本体21とリザーバ(図示略)とを備えており、そのシリンダ本体21内の奥側には、前記プライマリピストンとしてのピストン組立体20と対をなすセカンダリピストン22が配設されている。本実施形態において、ピストン組立体20およびセカンダリピストン22は、図3によく示されるように、シリンダ本体21内に嵌合したスリーブ23およびその両端側の2つのリングガイド24、25と、電動倍力装置7の後述のハウジング50およびシリンダ本体21の間に介装された押えリング対26とにより摺動案内されるようになっている。シリンダ本体21内には、前記ピストン組立体20とセカンダリピストン22とにより2つの圧力室27、28が画成されており、前記両ピストン20、22の前進に応じて各圧力室27、28内に封じ込められているブレーキ液が、前記ホイールシリンダ1(1A,1B)および2(2A,2B)へ圧送される。
また、シリンダ本体21、スリーブ23およびリングガイド24、25には、各圧力室27、28内と前記リザーバとを連通するリリーフポート29、30が形成され、さらに、スリーブ23、押えリング対26、シリンダ本体21には、前記リリーフポート29、30を挟む態様で、ピストン組立体20、セカンダリピストン22との間をシールする各一対のシール部材31、32が配設されている。各圧力室27、28は、前記両ピストン20、22の前進に応じて、前記各一対のシール部材31、32が対応するピストン20、22の外周面に摺接することで、リリーフポート29、30に対して閉じられるようになる。なお、各圧力室27、28内には、前記プライマリピストンとしてのピストン組立体20とセカンダリピストン22とを後退方向へ付勢する戻しばね33、34がそれぞれ配設されている。
液圧ユニット5を構成する電動倍力装置7のハウジング50は、リング形状の取付板51を介して車室40の壁41の前面に固定された第1筒体52と、この第1筒体52に同軸に連結された第2筒体53とからなっており、その第2筒体53の前端に前記タンデム型マスタシリンダ6のシリンダ本体21が連結されている。また、第1筒体52には支持板54が取付けられており、この支持板54に前記電動モータ13が固定されている。なお、取付板51は、その内径ボス部51aが車室壁41の開口41a内に位置するように車室壁41に固定されている。
電動倍力装置7のピストン組立体20は、筒状をなすブースタピストン(筒状部材)55とこのブースタピストン55内にこれと相対移動可能に配設された入力ピストン(軸部材)56とからなっている。入力ピストン56は、図2に示されるように、その後端に設けた大径部56aに車室40内のブレーキペダル42から延ばした入力ロッド43を連結させることで、ブレーキペダル42の操作(ペダル操作)により進退移動するようになっている。この場合、入力ロッド43は、前記大径部56aに設けられた球面状凹部56bに先端部を嵌合させた状態で連結されており、これにより入力ロッド43の揺動が許容されている。
ピストン組立体20を構成するブースタピストン55は、その内部の長手方向中間部位に隔壁55aを有しており、前記入力ピストン56がこの隔壁55aを挿通して延ばされている。ブースタピストン55の前端側は、マスタシリンダ6内の圧力室(プライマリ室)27に挿入され、一方、入力ピストン56の前端側は、同じ圧力室27内のブースタピストン55の内側に挿入されている。ブースタピストン55と入力ピストン56との間は、ブースタピストン55の隔壁55aの前側に配置したシール部材57によりシールされており、このシール部材57と前記したピストン組立体20の周りのシール部材31とにより、圧力室27からマスタシリンダ6外へのブレーキ液の漏出が防止されている。なお、ブースタピストン55の前端部およびセカンダリピストン22の前端部には、前記マスタシリンダ6内のリリーフポート29、30に連通可能な貫通孔58、59がそれぞれ穿設されている。
電動倍力装置7はまた、前記電動モータ13を駆動源として作動し、ブースタピストン55を移動させる電動アクチュエータ60を備えている。この電動アクチュエータ60は、ハウジング50の第1筒体52の内部に入力ピストン56を囲んで配設されたボールねじ機構61と、電動モータ13の回転を減速してボールねじ機構61に伝達する回転伝達機構62とから概略構成されている。
ボールねじ機構61は、軸受(アンギュラコンタクト軸受)63を介して第1筒体52に回動自在に支持されたナット部材64と、このナット部材64にボール65を介して噛合わされた中空のねじ軸66とからなっている。ねじ軸66の後端部は、ハウジング50の取付板51に固定したリングガイド67に回動不能にかつ摺動可能に支持されており、これによりナット部材64の回転に応じてねじ軸66が直動するようになる。回転伝達機構62は、電動モータ13の出力軸13aに取付けられた第1プーリ68と、前記ナット部材64にキー69を介して回動不能に取付けられた第2プーリ70と、前記2つのプーリ68、70間に掛け回されたベルト(タイミングベルト)71とからなっている。第2プーリ70は第1プーリ68に比べて大径となっており、これにより電動モータ13の回転は減速してボールねじ機構61のナット部材64に伝達される。なお、アンギュラコンタクト軸受63には、ナット部材64にねじ込んだナット72により第2プーリ70およびカラー73を介して与圧がかけられている。
上記ボールねじ機構61を構成する中空のねじ軸66の前端部にはフランジ部材74が、その後端部には筒状部材75がそれぞれ嵌合固定されている。フランジ部材74および筒状部材75は前記入力ピストン56を摺動案内するガイドとして機能するようにそれぞれの内径が設定されている。前記フランジ部材74は、ねじ軸66の、図中、左方向への前進に応じて前記ブースタピストン55の後端に当接するようになっており、これに応じてブースタピストン55も前進する。また、ハウジング50を構成する第2筒体53の内部には、該第2筒体53の内面に形成した環状突起76に一端が係止され、他端が前記フランジ部材74に衝合する戻しばね77が配設されており、ねじ軸66は、ブレーキ非作動時にはこの戻しばね77により図示の原位置に位置決めされる。
ここで、入力ピストン56とブースタピストン55との相互間には、図3によく示されるように、環状空間78が画成されており、この環状空間78には、入力ピストン56に設けたフランジ部79に一端が係止され、かつブースタピストン55の隔壁55aとブースタピストン55の後端部に嵌着した止め輪80とにそれぞれ他端が係止された一対のばね(ばね手段)81が配設されている。この一対のばね81は、ブレーキ非作動時に入力ピストン56とブースタピストン55とを相対移動の中立位置に保持する役割をなすものである。
電動倍力装置6の前記ポテンショメータ17は入力ピストン56の変位を検出するもので、図2に示されるように車室40内に配設されている。このポテンショメータ17は、抵抗体を内蔵した本体部82と、本体部82から伸縮可能に延ばされたセンサロッド83とからなっており、ハウジング50の取付板51のボス部51aに固定したブラケット84に入力ピストン56と平行をなすように取付けられている。センサロッド83は本体部82に内蔵したばねにより、常に伸長方向へ付勢され、前記入力ピストン56の後端部に固定されたブラケット85に先端を当接させている。一方、前記電動モータ13には、ブースタピストン55を駆動するボールねじ機構61のねじ軸66の変位を検出する回転位置(磁極位置)センサ86が内蔵されている。ポテンショメータ17と回転位置センサ86とは、入力ピストン56とブースタピストン55との相対変位を検出する変位検出手段を構成しており、これらの検出信号は、前記ブースタ制御手段14に送出される。
上記のように構成された液圧ユニット5においては、ブレーキペダル42が操作されると、入力ピストン56が前進し、その動きがポテンショメータ17により検出される。すると、ポテンショメータ17からの信号を受けてブースタ制御手段14が電動モータ13に起動指令を出力し、これにより電動モータ13が回転して、その回転が回転伝達機構62を介してボールねじ機構61に伝達され、ねじ軸66が前進してその動きにブースタピストン55が追従する。すなわち、入力ピストン56とブースタピストン55とが一体的に前進し、これによりタンデム型マスタシリンダ6内の圧力室27、28に液圧が発生し、この液圧がホイールシリンダ1(1A,1B)、2(2A,2B)へ圧送される。
ここで、図4に示すように、入力ピストン56の断面積をAi、ブースタピストン55の断面積をAb、マスタシリンダ6の圧力室27に面している領域での入力ピストン56の発生力(ペダル推力)をFi、同領域でのブースタピストン55の発生力(ブースタ推力)をFb、入力ピストン56とブースタピストン55との間のばね81のばね定数をK、入力ピストン56とブースタピストン55との相対変位量をΔX、マスタシリンダ6の圧力室27(28)内の液圧をPbとすると、この領域における圧力平衡式は下記(1)式のようになる。ただし、相対変位量ΔXは、入力ピストン56の変位(ペダルストローク量)をXi、ブースタピストン55の変位(ブースタストローク量)をXbとして、ΔX=Xi−Xbと定義している。したがって、ΔXは、相対移動の中立位置では0、ブースタピストン55に対して入力ピストン56が前進する方向では正符号、その逆方向では負符号となる。なお、この圧力平衡式(1)ではシールの摺動抵抗を無視している。
Pb=(Fi−K△X)/Ai=(Fb+K△X)/Ab …(1)
一方、倍力比nは、下記(2)式のように表わされ、したがって、この(2)式に上記圧力平衡式(1)のPbを代入すると、倍力比nは下記(3)式のようになる。この場合、ポテンショメータ17の検出結果に基づいて相対変位量ΔXが0となるように電動モータ13の回転を制御(フィードバック制御)すると、倍力比nは、下記(4)式のようになり、通常の気圧式倍力装置(真空ブースタ)と断面積がAi+Abのマスタシリンダとを組合せたシステムと同等のペダルフィーリングを実現できる。しかし、ばね81のばね定数Kを大きめに設定すると共に、相対変位量ΔXを負の所定値に設定し、相対変位量ΔXが前記所定値となるように電動モータ13の回転を制御すれば、(3)式より倍力比nは(1−KΔX/Fi)倍の大きさとなり、その分、ブレーキアシストされる。換言すれば、ペダル踏力の大きな低減を図ることができる。
n=Pb(Ab+Ai)/Fi …(2)
n=(1−KΔX/Fi)×(Ab/Ai+1) …(3)
n=(Ai+Ab)/Ai …(4)
以下、上記のように構成したブレーキ装置の作用を、図5のフローチャートも参照して説明する。
通常ブレーキ作動時は、ブレーキペダル42が踏み込まれると、電動倍力装置7の電動モータ13が起動し、入力ピストン56と同期してブースタピストン55が前進する。これによりマスタシリンダ6内の圧力室27、28に液圧が発生し、この液圧が、主配管11、12からABS装置8の液圧回路9およびブレーキ配管3,4を経てホイールシリンダ1、2へ供給され、所定の制動力が発生する。この時、ブースタ制御手段14による電動モータ13の制御、すなわちブレーキアシスト制御が行われる。
一方、アンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御という)時は、図5に示すように、先ず、ステップS1でABS制御の開始が確認され、次のステップS2で、ポテンショメータ(変位検出手段)17によりABS制御の開始時のペダルストローク量が検知され、続いてそのデータが記憶される(S3)。次に、ステップS4で、前記圧力センサ15、16によりABS制御の開始時のマスタシリンダ6内のブレーキ液圧(液圧)が検知され、続いてそのデータが記憶される(S5)。
ABS制御においては、前記したようにホイールシリンダ1、2のブレーキ液が、一旦補助リザーバ(図示略)に蓄えられ、その後、ポンプ(図示略)の駆動によりマスタシリンダ6へ戻されるようになっており、このブレーキ液の戻りによりマスタシリンダ6内の液圧が増加する。本実施形態においては、次のステップS6で、前記ABS制御中の液圧(実際の液圧)と前記記憶した液圧(S5)とを比較し、実際の液圧が記憶した液圧より増加している場合には、処理をステップS7へ移す、すると、実際の液圧が記憶した液圧と同じになるように、電動倍力装置7の電動モータ13の回転が制御され、ブースタピストン55が入力ピストン56に対して後退する。これによって入力ピストン56への反力は一定となり、ブレーキペダル42へのキックバックが解消されて所望のブレーキフィーリングが確保される。
一方、マスタシリンダ6に戻されたブレーキ液は、適宜のタイミングでホイールシリンダ1,2へ再供給されるようになっており、この再供給によりマスタシリンダ6内の液圧が減少する。上記ステップS6で、マスタシリンダ6内に液圧増加がないと判断された場合は、処理をステップS8へ移し、実際の液圧と前記記憶した液圧(S5)とを比較する。そして、実際の液圧が記憶した液圧より減少している場合には、処理をステップS9へ移し、実際の液圧が記憶した液圧と同じになるように、電動倍力装置7の電動モータ13の回転を制御して、ブースタピストン55を入力ピストン56に対して前進させる。これによって入力ピストン56への反力は一定となり、所望のブレーキフィーリングが確保される。
なお、ABS制御中、マスタシリンダ6内の液圧は一定に保たれるが、ステップS10で、ABS制御中にブレーキペダル42のストローク量が変化したことが確認された場合は、処理がステップS3へ戻され、ペダルストローク量の記憶データが更新される。また、ステップS1で、ABS制御の開始が確認されない場合は、処理をステップS11へ移し、上記した通常ブレーキのアシスト制御を行う。
ここで、上記実施形態においては、マスタシリンダ6内の液圧を圧力センサ15、16により監視して、その検知結果に基づいてマスタシリンダ6内の液圧が一定となるように制御したが、本発明は、この液圧に代えて、マスタシリンダ6のブレーキ液の量(液量)が一定となるように制御してもよいものである。この場合、マスタシリンダ6内の液量は、図4に示した入力ピストン56の変位(ペダルストローク量)Xiと、ブースタピストン21の変位(ブースタストローク量)Xbとに基づいて演算することができる。
図6は、液量制御によるフローチャート示したもので、上記実施形態と同様に、ABS制御の開始(S21)に応じて、ポテンショメータ17によりABS制御の開始時のペダルストローク量が検知され(S22)、続いてそのデータが記憶される(S23)。本実施形態においては、次のステップS24で、回転位置センサ86によりABS制御の開始時のブースタピストン55の位置(ブースタストローク量)が検知される。次に、ステップS25で、前記ブースタストローク量とピストンストローク量とに基づいて、ABS制御の開始時のマスタシリンダ6内の液量が検知され、続いてそのデータが記憶される(S26)。
ABS制御においては、前記したようにポンプ(図示略)の駆動により補助リザーバ内のブレーキ液がマスタシリンダ6へ戻され、これによってマスタシリンダ6の液量が増加する。本実施形態においては、次のステップS27で、前記ABS制御中の液量(実際の液量)と前記記憶した液量(S26)とを比較し、実際の液量が記憶した液量よりも増加している場合には、処理をステップS28へ移す。すると、実際の液量が記憶した液量と同じになるように、電動倍力装置7の電動モータ13の回転が制御され、ブースタピストン55が入力ピストン56に対して後退する。これによってペダルストローク量は一定となり、ブレーキペダル42へのキックバックが解消されて、所望のブレーキフィーリングが確保される。
一方、マスタシリンダ6に戻されたブレーキ液は、適宜のタイミングでホイールシリンダ1,2へ再供給されるようになっており、この再供給によりマスタシリンダ6内の液量が減少する。上記ステップS27で、マスタシリンダ6内に液量増加がないと判断された場合は、処理をステップS29へ移し、実際の液量と前記記憶した液量(S26)とを比較する。そして、実際の液量が記憶した液量より減少している場合には、処理をステップS30へ移し、実際の液量が記憶した液量と同じになるように、電動倍力装置7の電動モータ13の回転を制御して、ブースタピストン55を入力ピストン56に対して前進させる。これによってペダルストローク量は一定となり、所望のブレーキフィーリングが確保される。
なお、ABS制御中、マスタシリンダ6内の液量は一定に保たれるが、ステップS31で、ABS制御中にブレーキペダル42のストローク量が変化したことが確認されると、処理がステップS33へ戻されて、ペダルストローク量の記憶データが更新される。また、ステップS21で、ABS制御の開始が確認されない場合は、処理をステップS32へ移し、上記した通常ブレーキのアシスト制御を行う。
本発明の一つの実施形態であるブレーキ装置の全体のシステム構成を示す系統図である。 本ブレーキ装置を構成する液圧ユニットの全体構造を示す断面図である。 本液圧ユニットの要部構造を示す断面図である。 本液圧ユニットを構成する電動倍力装置の作動原理を説明するための模式図である。 本ブレーキ装置の制御フローの一つの例を示すフローチャートである。 本ブレーキ装置の制御フローの他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2 ホイールシリンダ
5 液圧ユニット
6 タンデムマスタシリンダ
7 電動倍力装置
8 ABS装置
9 液圧回路
10 電子制御手段
13 電動倍力装置の電動モータ
14 ブースタ制御手段
15,16 圧力センサ(液圧検出手段)
17 ポテンショメータ(変位検出手段)
20 ピストン組立体(プライマリピストン)
22 セカンダリピストン
27,28 マスタシリンダの圧力室
42 ブレーキペダル
55 ブースタピストン(筒状部材)
56 入力ピストン(軸部材)
86 回転位置センサ(変位検出手段)

Claims (2)

  1. (A)ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ、
    (B)前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設された液圧回路および該液圧回路を制御する電子制御手段を備えたアンチロックブレーキ装置、
    (C)ブレーキペダルの操作により進退移動する軸部材と、該軸部材に相対移動可能に外装された筒状部材と、該筒状部材を進退移動させる電動アクチュエータと、前記軸部材と前記筒状部材との相対変位量を検出する変位検出手段とを備え、前記軸部材と前記筒状部材とを前記マスタシリンダのピストンとして、それぞれの前端部を該マスタシリンダの圧力室に臨ませ、前記ブレーキペダルから前記軸部材に付与されるペダル推力と前記電動アクチュエータから前記筒状部材に付与されるブースタ推力とにより、前記圧力室内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置、
    (D)前記電動倍力装置内の変位検出手段の検出信号に基づいて、前記電動倍力装置内の電動モータを制御するブースタ制御手段、
    (E)前記マスタシリンダ内のブレーキ液圧を検出する液圧検出手段、からなり、
    前記ブースタ制御手段は、前記アンチロックブレーキ装置によるアンチロックブレーキ制御中に、前記マスタシリンダ内の液圧を一定に保つように、前記電動倍力装置内の電動アクチュエータを制御して、前記筒状部材を前進後退させることを特徴とするブレーキ装置。
  2. (a)ブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ、
    (b)前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設された液圧回路および該液圧回路を制御する電子制御手段を備えたアンチロックブレーキ装置、
    (c)ブレーキペダルの操作により進退移動する軸部材と、該軸部材に相対移動可能に外装された筒状部材と、該筒状部材を進退移動させる電動アクチュエータと、前記軸部材と前記筒状部材との相対変位量を検出する変位検出手段とを備え、前記軸部材と前記筒状部材とを前記マスタシリンダのピストンとして、それぞれの前端部を該マスタシリンダの圧力室に臨ませ、前記ブレーキペダルから前記軸部材に付与されるペダル推力と前記電動アクチュエータから前記筒状部材に付与されるブースタ推力とにより、前記圧力室内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置、
    (d)前記電動倍力装置内の変位検出手段の検出信号に基づいて、前記電動倍力装置内の電動モータを制御するブースタ制御手段、からなり、
    前記ブースタ制御手段は、前記アンチロックブレーキ装置によるアンチロックブレーキ制御中に、前記マスタシリンダ内のブレーキ液量の変化に応じて、前記電動倍力装置内の電動アクチュエータを制御して、前記筒状部材を前進後退させることを特徴とするブレーキ装置。

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