JP2007296848A - 加飾シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装飾層31を有する積層シート3と、透明樹脂層50及び透明樹脂層50上に形成された印刷層51を有する表面樹脂層5とを備える加飾シート。表面樹脂層5は、印刷層51が積層シート3側に位置する向きで積層シート3に積層されている。積層シート3の装飾層31側の表面が、装飾層31がベースフィルム30側にくぼんで形成された凹部35を有する凹凸形状をなし、凹部35に印刷層51が入り込んでいる。印刷層51は、ポリウレタン及びポリエステルを含む光硬化性成分と、熱可塑性樹脂と、溶剤とを含有する印刷液を透明樹脂層50上に画像状に印刷し、印刷された印刷液から溶剤を除去し、光照射により光硬化性成分を硬化させて形成される層である。
【選択図】図2
Description
UV硬化型インクと、溶剤系インクとを表1に示す比率で混合して、光硬化性成分、熱可塑性樹脂及び溶剤を含有する印刷液(スクリーンインク)を調製した。表1に示される比率は溶剤を含んだ重量による重量比である。
平版シルクスクリーン印刷により、表1に示す各組成のスクリーンインクを連続的にアクリル樹脂フィルムにスクリーン印刷し、印刷されたインクを80℃で熱風乾燥後、UV照射(3.6kW)によりインクを硬化させて、アクリル樹脂フィルム上にドット柄の印刷層が形成された表面樹脂層としての積層体を得た。スクリーン版は、実施例1、2及び比較例1では420メッシュ/インチ、線径30μm、実施例3及び比較例3では330メッシュ/インチ、線径30μm、比較例2では460メッシュ/インチ、30μmの仕様のものをそれぞれ用いた。この積層体を用いたことの他は作製例1と同様にして、加飾シートを得た。得られた加飾シートの初期及び耐候性試験後の密着性の評価を行ったところ、作製例1と同様の傾向の結果であった。
ダブルベルトプレスを用いる方法に代えて、金属ロール(ロール温度180℃)とゴムロールの間に挟んで熱ラミネートする方法を採用したことの他は作製例1と同様にして、加飾シートを得た。得られた加飾シートの初期及び耐候性試験後の密着性の評価を行ったところ、作製例1と同様の傾向の結果であった。
長尺のアクリル樹脂フィルム(厚さ125μm、住友化学社製S014)に、連続スクリーン印刷機を用いて表2に示すスクリーンインクをドット柄(1.0mm径、1.0mm間隔)に印刷した。ライン速度は速度15m/min.とした。印刷後、乾燥炉(熱風及びIR、80℃)を通過させることによりインクから溶剤を除去し、その後UV照射(3.6kW)を行ってインクを硬化させ、アクリル樹脂フィルム上にドット柄の印刷層が形成された印刷フィルムを巻き取った。スクリーンインクは、表2に示す組成を有することの他は作製例1と同様のものを用いた。
印刷層が形成されていないアクリル樹脂フィルムを、CPPフィルムを用いることなくダブルベルトプレスにより積層シートと貼り合わせ、その後アクリル樹脂フィルム表面に連続スクリーン印刷によりスクリーンインクを印刷したことの他は作製例4と同様にして、加飾シートを作製した。得られた加飾シートの初期及び耐候性試験後の密着性の評価を行ったところ、作製例4と同様の傾向の結果であった。
ダブルベルトプレスを用いる方法に代えて、金属ロール(ロール温度180℃)とゴムロールの間に挟んで熱ラミネートする方法を採用したことの他は作製例1と同様にして、加飾シートを得た。得られた加飾シートの初期及び耐候性試験後の密着性の評価を行ったところ、作製例1と同様の傾向の結果であった。
連続スクリーン印刷に代えて、平版シルクスクリーン印刷によって印刷層を印刷したことの他は作製例5と同様にして、加飾シートを得た。スクリーン版は、実施例4及び比較例4、5では420メッシュ/インチ、線径30μm、実施例5、6、7では330メッシュ/インチ、線径30μmの仕様のものをそれぞれ用いた。得られた加飾シートの初期及び耐候性試験後の密着性の評価を行ったところ、作製例4と同様の傾向の結果であった。
Claims (6)
- ベースフィルム及び該ベースフィルム上に形成された装飾層を有する積層シートと、前記積層シートの前記装飾層側に積層された、透明樹脂層及び該透明樹脂層上に画像状に形成された印刷層を有する表面樹脂層と、を備える加飾シートにおいて、
前記印刷層が前記積層シート側に位置する向きで前記表面樹脂層が積層され、前記積層シートの前記装飾層側の表面が、前記装飾層が前記ベースフィルム側にくぼんで形成された凹部を有する凹凸形状をなし、該凹部に前記印刷層が入り込んでおり、
前記印刷層が、ポリウレタン及びポリエステルを含む光硬化性成分と、熱可塑性樹脂と、溶剤とを含有する印刷液を前記透明樹脂層上に画像状に印刷し、印刷された前記印刷液から前記溶剤を除去し、光照射により前記光硬化性成分を硬化させて形成される層であることを特徴とする加飾シート。 - ベースフィルム及び該ベースフィルム上に形成された装飾層を有する積層シートと、前記積層シートの前記装飾層側に積層された、透明樹脂層及び該透明樹脂層上に画像状に形成された印刷層を有する表面樹脂層と、を備える加飾シートにおいて、
前記印刷層が前記積層シートとは反対側に位置する向きで前記表面樹脂層が積層され、
前記印刷層が、ポリウレタン及びポリエステルを含む光硬化性成分と、熱可塑性樹脂と、溶剤とを含有する印刷液を前記透明樹脂層上に画像状に印刷し、印刷された前記印刷液から前記溶剤を除去し、光照射により前記光硬化性成分を硬化させて形成される層であることを特徴とする加飾シート。 - 前記装飾層が光沢のある表面を有することを特徴とする請求項1又は2記載の加飾シート。
- 透明樹脂層及び該透明樹脂層上に形成された印刷層を有する表面樹脂層を、ベースフィルム及び該ベースフィルム上に形成された装飾層を有する積層シートに熱圧着させて、前記積層シート及び該積層シートの前記装飾層側に積層された前記表面樹脂層を備える加飾シートを得る工程を備える加飾シートの製造方法において、
前記印刷層が前記積層シート側に位置する向きで前記表面樹脂層が前記積層シートに熱圧着され、
前記表面樹脂層が前記積層シートに熱圧着される際に、前記印刷層が前記積層シートの表面に押し込まれることにより、前記装飾層が前記ベースフィルム側にくぼんで形成された凹部を有する凹凸形状が前記積層シートの前記装飾層側の表面に形成され、
前記印刷層が、ポリウレタン及びポリエステルを含む光硬化性成分と、熱可塑性樹脂と、溶剤とを含有する印刷液を前記透明樹脂層上に画像状に印刷し、印刷された前記印刷液から前記溶剤を除去し、光照射により前記光硬化性成分を硬化させて形成される層であることを特徴とする加飾シートの製造方法。 - 透明樹脂層及び該透明樹脂層上に形成された印刷層を有する表面樹脂層を、ベースフィルム及び該ベースフィルム上に形成された装飾層を有する積層シートに熱圧着させて、前記積層シート及び該積層シートの前記装飾層側に積層された前記表面樹脂層を備える加飾シートを得る工程を備える加飾シートの製造方法において、
前記印刷層が前記積層シートとは反対側に位置する向きで前記表面樹脂層が前記積層シートに熱圧着され、
前記印刷層が、ポリウレタン及びポリエステルを含む光硬化性成分と、熱可塑性樹脂と、溶剤とを含有する印刷液を前記透明樹脂層上に画像状に印刷し、印刷された前記印刷液から前記溶剤を除去し、光照射により前記光硬化性成分を硬化させて形成される層であることを特徴とする加飾シートの製造方法。 - 透明樹脂層を、ベースフィルム及び該ベースフィルム上に形成された装飾層を有する積層シートに熱圧着させる工程と、
熱圧着された前記透明樹脂層上に、ポリウレタン及びポリエステルを含む光硬化性成分と、熱可塑性樹脂と、溶剤とを含有する印刷液を画像状に印刷し、印刷された前記印刷液から前記溶剤を除去し、光照射により前記光硬化性成分を硬化させて印刷層を形成させることにより、前記透明樹脂層及び該透明樹脂層上に形成された前記印刷層を有する表面樹脂層を形成させて、前記積層シート及び該積層シートの前記装飾層側に積層された前記表面樹脂層を備える加飾シートを得る工程と、を備えることを特徴とする加飾シートの製造方法。
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