JP2007294956A - 改良された光抽出効率を有する発光装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】改良された光抽出効率を有する発光装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】多層スタック、および多層スタックの発光スタック表面に対して光学的に近接したパターン化封止材料領域を有する封止材料層を含む発光装置が開示される。封止材料層を製造する方法、および封止材料層を発光スタック表面に付着させる方法も開示される。
【選択図】図9

Description

本発明は、改良された光抽出効率を有する、多層スタックベースの発光装置、および該発光装置の製造方法に関する。
発光装置、たとえば、発光ダイオード(LED)は、空気(n=1.0)よりも遙かに高い屈折率(典型的にはn〜2.5)を有する1以上の物質を用いて光を発生させる。典型的には、光は、多層スタック、少なくとも1つの外部表面、発光スタック表面において発生し、多層スタック内で発生した光を放出することが意図される。この発光スタック表面は、たとえば、封止材料と接触し得る。かかる封止材料は、典型的には、n=1.4〜1.8の範囲の屈折率を有する。従って、発光スタック表面と封止材料層間の界面上に衝突する光の屈折率の低下の結果、実質的に、多層スタック内で発生した光の多くは前記界面により反射されて多層スタック中に戻る。すなわち、多層スタックから出ると同時に封止材料層中に入るのではなく、光の大部分は多層スタックの内部へ戻され、ここで同様の大部分が吸収され、これにより、照明に有用な光の外部量子収率が大幅に減少する。
米国特許第6,831,302号は、多層スタックの外部層である、nドープGaN層の外部表面のパターン化を開示する。前記nドープ層の一部を除去して、開口部を形成し、この開口部を次いで封止材料で覆うが、充填せず、nドープGaN層の表面における凹部への開口部に対して封止材料表面の平滑層を形成する。最外半導体層内のこのパターン化は、封止材料表面に対して垂直な、複数の破壊的高および低屈折率領域を形成する。これらの破壊的領域は、界面での光の低角度反射を妨害し、さらには低角度で反射される光が、多層スタックを出ることなくトラップされた光が吸収されるまで、nドープ半導体層内で、発光スタック表面と平行かつ近接して往復する傾向を妨害する。
多層スタックの外部表面における凹部の形成は、半導体ベースの発光装置の量子収率を改善し得るが、パターン化プロセスは時間がかかり、たとえば、典型的には高価な装置を必要とするエピタキシャル表面のエッチングを必要とし得る。パターン化プロセスは、発光層の電子構造を崩壊させる場合があり、これは発光効率を減少させ得る。
米国仮特許出願番号60/795,219明細書 米国特許第6,831,302号明細書
本発明者らは、封止材料(encapsulant)層の領域であって、多層スタックの発光スタック表面に光学的に近接する領域を、その領域の屈折率にバリエーションが存在するようにパターン化することによって、および0.6g/cc未満の密度を有する封止材料層の部分をさらに形成することによって、複数の光散乱抽出中心(light scattering extractive centers)が形成され、並びに照明に有用な光の外部量子収率が増大されるように、光が空気環境に効率的に伝達されることを驚くべきことに見いだした。
本発明の1態様は、発光装置に関し、該発光装置は
(a)多層スタック:
該多層スタックは、nドープ層;光発生層;およびpドープ層を含み、発光スタック表面を有する;並びに
(b)封止材料層:
該封止材料層は、近接パターン化封止材料領域を含み、および、任意に、パターン化されていない封止材料領域を含み;
該近接パターン化封止材料領域は、
第一凹部セット(該第一凹部セットは、第一凹部フィラーを含む少なくとも1つの第一凹部を含む);および
任意に、第二凹部セット(該第二凹部セットは、第二凹部フィラーを含む少なくとも1つの第二凹部を含む);および
前記発光スタック表面上に配置された近接パターン化封止材料表面:
を含み;
(ここにおいて、前記第一凹部セットおよび前記第二凹部セットの少なくとも1つはパターンを有し:
前記パターンは、ランダムパターン、周期的パターン、またはその組み合わせから選択され、
前記パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも5ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下のフィーチャーサイズを有し;
前記周期的パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも10ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下の周期を有し;
前記第一凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
前記第二凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
前記第一凹部および前記第二凹部の少なくとも1つは、前記外部パターン化封止材料表面と一致する凹部開口部を有する);および
前記パターン化されていない封止材料領域は、封止材料を含み、
(ここにおいて、前記第一凹部フィラーは、第二凹部フィラーおよび前記封止材料の少なくとも1つと屈折率が少なくとも0.001、かつ3.0以下異なり;および
前記第一凹部フィラー、前記第二凹部フィラー、および前記封止材料の少なくとも1つは少なくとも0.03g/cm、かつ0.60g/cm以下の平均密度を有する)
:を含む。
本発明の第2の態様は、封入された発光装置の製造方法に関し、該方法は:
(A)封止材料を含む封止材料ブロックを提供し;
(B)外部パターン化(exterior patterned)封止材料表面を有するパターン化封止材料領域を有する光抽出封止材料シートを前記封止材料ブロックの表面上に形成し;
(ここにおいて、前記パターン化封止材料領域を形成する前記工程は:
(a)少なくとも1つの第一凹部を含む第一凹部セットを形成し;
(b)前記第一凹部を第一凹部フィラーで満たし;
(c)任意に、第二凹部セットを形成し(該第二凹部セットは少なくとも1つの第二凹部を含む);および前記第二凹部を第二凹部フィラーで満たすこと:を含み;
前記の第一凹部セットおよび前記の第二凹部セットの少なくとも1つはパターンを有し:
前記パターンは、ランダムパターン、周期的パターン、またはその組み合わせから選択され、
前記パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも5ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下のフィーチャーサイズを有し;
前記周期的パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも10ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下の周期を有し;
前記第一凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
前記第二凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
前記第一凹部および前記第二凹部の少なくとも1つは、前記外部パターン化封止材料表面と一致する凹部開口部を有し;
前記第一凹部フィラーは、第二凹部フィラーおよび前記封止材料の少なくとも1つと屈折率が少なくとも0.001、かつ3.0以下異なり;
前記第一凹部フィラー、前記第二凹部フィラー、および前記封止材料の少なくとも1つは少なくとも0.03g/cm、かつ0.60g/cm以下の平均密度を有する);
(C)前記光抽出封止材料シートを多層スタックに付着させ
(ここにおいて、前記多層スタックは、
nドープ層
光発生層;および
pドープ層:を含み;
前記多層スタックは発光スタック表面を有し;および
前記外部パターン化封止材料表面は前記発光スタック表面上に配置され;
前記発光スタック表面は平滑表面およびパターン化マルチレベル表面から選択されるトポグラフィーを有し;
前記パターン化マルチレベル表面は、ランダムパターン、周期的パターン、およびその組み合わせから選択されるパターンを有する);および
D)任意に、前記封止材料の全部または一部を任意または前記の第一凹部セットおよび前記の第二凹部セットとの接触から除く:
工程を含む。
図1側面図1a〜1bは、パッケージダイ(packaged die)の形態の発光装置100の一例の側面図を表す。図1aは、フルパッケージダイを表す。図1bは、パッケージダイの一部を表し、封止材料層109の配置を強調する。発光装置100は、多層スタック115を含む。多層スタック115は:pドープ層105、光発生層106、およびnドープ層107を含む。多層スタック115のpドープ層105は、反射層103の上に配置され、反射層は結合層102上に配置され、これは、サブマウント101上に配置される。n側接触パッド108は、nドープ層107に電気接触を提供する。p側接触パッド116は、pドープ層105に対して電気的接触を提供する。非パターン化封止材料領域110を含む封止材料層109は、発光スタック表面114で多層スタック115上に配置され、前記表面は、この場合において、nドープ層表面の外部表面である。封止材料層109はさらに、反射層103でp側接触パッド16まで及ぶ。そのパターン化封止材料表面113を含む近接パターン化封止材料領域117は、第一凹部112−1によりパターン化され、第一凹部は、第一凹部壁111−1により境界付けられている。ここで、発光装置100はさらに支持体104を含む。
図2側面図2a〜2fはそれぞれ、nドープ層107、発光スタック表面114(この場合、nドープ層表面の外部表面である)、近接パターン化封止材料表面113、第一凹部112−1、第一凹部壁111−1、非パターン化封止材料領域110および封止材料層109を含む、発光装置100の一部を表す。図2a、2b、2c、2e、および2fは、それぞれ、円錐、直円柱、湾曲した底部を有する直円柱、円錐台、および半球形態を有する、第一凹部112−1の周期的配列の断面図を含む。図2dは、ランダムな形状の第一凹部112−1のランダムな配置を表す。
図3の3a〜3dは、それぞれ、近接パターン化封止材料表面113中に含まれる第一凹部開口部119−1を有する封止材料層109の近接パターン化封止材料表面113を表す。図3aは、円形第一凹部開口部119−1の正方配列を表す。図3aの第一凹部開口部を有する個々の第一凹部112−1の形状は、図4aおよび4bに図示されている。図3bは、ランダムな形状の第一凹部開口部119−1のランダムな分布を表す。図3cは、円形第一凹部開口部119−1の対角配列を表す。図3cの第一凹部開口部を有する個々の第一凹部の形状は、図4aおよび4bに図示されている。図3dは、円形シェル形状を有する第一凹部開口部119−1の対角配列を表す。図3dの第一凹部開口部119−1を有する個々の第一凹部の形状は、図4cおよび4dに図示されている。
図4a、4c、4e、および4gは、図1および2の同じ側面透視図から見た個々の第一凹部112−1の側面図である。図4b、4d、4f、および4hは、第一凹部開口部119−1を含む近接パターン化封止材料領域117の近接パターン化封止材料表面113の図である。図4aは、直円柱第一凹部112−1を表し、図4bは、標準的円柱第一凹部112−1を有する第一凹部開口部119−1を表す。図4cは、直円柱シェル第一凹部112−1を表し、ここにおいて、前記凹部は、凹部間体積エレメント118により外側および内側の両方の境界が決められ、図4dは、直円柱シェルの第一凹部開口部119−1を表す。図4eは、直平行六面体の第一凹部112−1を表し、図4fは、前記直平行六面体第一凹部112−1の方形第一凹部開口部119−1を表す。図4gは、直平行六面体シェルである第一凹部112−1を表し、ここにおいて、前記第一凹部は凹部間体積エレメント118により外側および内側の両方の境界が決められ、図4hは、直平行六面体シェル112−1の第一凹部開口部119−1を表す。
図5a〜5eは、それぞれ、第一凹部開口部119−1および凹部間体積エレメント118を含む近接パターン化封止材料表面113を表す。これらのすべては、図3a〜3dの同じ透視図、すなわち、対面する発光スタック表面114から見たものである(図1および2参照)。
図6a〜6dはそれぞれ、封止材料ブロックおよびパターン化された型の側面図を表し、該型は近接パターン化封止材料領域117になるであろうものを形成する間に、第一凹部112−1を形成する。図6a(上部)は、封止材料ブロック未パターン化近接表面121を有する封止材料ブロック120を表し;図6a(下部)は、型突出部124を有するパターン化された型表面123を有するパターン化された型122を表す。図6bは、型突出部124が封止材料ブロック120中に突入して、図6aの封止材料ブロック未パターン化近接表面121を、近接パターン化封止材料領域117になるものに変化させ、第一凹部壁111−1を形成することを表す。図6cは、第一凹部壁111−1を有する、新たに形成された第一凹部112−1から型突出部を部分的に離脱させることを表す。図6dは、完全に離脱されたパターン化された型122および、近接パターン化封止材料領域117になるものを含む封止材料ブロック120、を表す。
図7a〜7eはそれぞれ、第一凹部フィラー層125でコーティングされた封止材料ブロック120を、近接パターン化封止材料領域117を有する近接パターン化封止材料層109であって、それ自身は近接パターン化封止材料表面113、第一凹部壁111−1、および第一凹部112−1であって、第一凹部フィラー層125由来の第一凹部フィラーで部分的または完全に充填された第一凹部を有するものに変形する間の側面図を表す。図7a〜7cは、パターン化された型122の側面図を含み、この型は、層109を発光装置中に組み入れる前に、近接パターン化封止材料層109の近接パターン化封止材料領域117の形成の間にレリーフパターンを形成する。図7a(上部)は、第一凹部フィラー層125でコーティングされた、封止材料ブロック120を表す。図7a(下部)は、型突出部124を有する型表面123を有するパターン化された型122を表す。図7bは、パターン化された型122の第一凹部フィラー層125に対する作用による、レリーフパターン化第一凹部フィラー層125の形成を表し、層125は、次に封止材料ブロック120に突入して、封止材料ブロック120の封止材料においてレリーフパターンを形成する。図7c(上部)は、パターン化第一凹部フィラー層125を有する封止材料ブロック120を表す。ブロックの表面をパターン化し、封止材料を含有する凹部間体積エレメント118を形成する間(図7dおよび7e参照)、第一凹部フィラーは、封止材料ブロック120に突入し、広がり、第一凹部フィラー表面過剰分126が残る。図7c(下部)は、離脱されたパターン化された型122を表す。図7dは、近接パターン化封止材料領域117、第一凹部112−1および第二凹部112−2を有する封止材料層109を表す。第一凹部フィラー表面過剰部はもはや過剰でなく、広がった第一凹部112−1の第一凹部フィラーになった。第二凹部112−2は、第二凹部フィラーで充填されて、近接パターン化封止材料表面113を形成する。図7eは、未パターン化封止材料領域110および第一凹部112−1を有する近接パターン化封止材料領域117、および第二凹部112−2を含む封止材料層109を表す。第一凹部112−1は、第一凹部フィラー層125由来の第一凹部フィラーで充填され、過剰の第一凹部フィラー材料は平坦化により除去されて、近接パターン化封止材料表面113を形成する。「近接」なる用語は、図7、または他の図面において用いられ、封止材料層109が多層スタック115と結合していない場合、「近接」の使用は、発光スタック表面114上に配置されるのに好適な封止材料層109の領域または表面をさす。
図8の図8a〜8dはそれぞれ、近接パターン化封止材料領域117の側面図を表す。図8aは、nドープ層107の発光スタック表面114上に配置され、1より多いサイズを有する第一凹部112−1を含む、パターン化領域厚さ128を有する近接パターン化封止材料領域117を表す。第一凹部深さ129−1を第一凹部112−1に関して図示し、第一凹部112−1の最大第一凹部深さ130−1であるように図示する。図8bおよび8cは、第一凹部開口部119−1を有する第一凹部112−1および第二凹部開口部119−2を有する第二凹部112−2を表す。図8cは、近接パターン化封止材料領域117中に含まれ、近接パターン化封止材料表面113と一致した第二凹部壁111−2および第二凹部開口部119−2を有する、第二凹部112−2を示す。図8bおよび8cにおいて、第二凹部112−2は同じ形状およびサイズを有する。図8dにおいて、第二凹部112−2は形状およびサイズが異なる。所定の第二凹部112−2に関して、第二凹部壁111−2上の所定の地点と関連する第二凹部深さ129−2は、第二凹部112−2の最大第二凹部深さ130−2以下でありうる(図8d参照)。最大第二凹部深さ130−2は図8d第二凹部112−2のそれぞれについて表示される。
図9は、多層スタック115が任意の補助光伝達層131およびカバースリップ127をさらに含む以外は図1bにおける様な多層スタック115の側面図である。pドープ層105は補助光伝達層131上に配置され、この層は、反射層103上に配置されている。近接パターン化封止材料領域117を有する封止材料層109は、補助光伝達層131の発光スタック表面114上に配置され、これと共にnドープ層107の発光スタック表面114上に配置される。
図10の10a〜10eは、側方フィーチャーサイズおよび周期を示す凹部パターンを表す。図10aおよび10c〜10eは近接パターン化封止材料領域117の側面図である。図10bは、近接パターン化封止材料領域117の遠位表面上の視点からの近接パターン化封止材料領域117の図である。図10aおよび10bは、同じパターンの第一凹部112−1を有する同じ近接パターン化封止材料領域117を表す。図10aにおいて、x次元フィーチャーサイズ132およびx次元周期133は第一凹部111−1のパターンについて表示されている。図10bはさらに、第一凹部112−1の凹部パターンのy次元フィーチャーサイズ134およびy次元周期135を示す。図10cは、近接パターン化封止材料領域117の遠位表面でパターン化を有さないが、近接パターン化封止材料表面113で第一凹部開口部119−1を有する近接凹部パターンを有する一つの凹部である、第一凹部112−1を表す。第二凹部112−2は補完的パターンを形成する。x次元フィーチャーサイズ132およびx次元周期133は、各パターンの指標である。図10dの近接パターン化封止材料領域は、第一凹部112−1が近接パターン化封止材料領域117の遠位表面でさらにパターン化されている以外は、10cのと同じである。この場合において、凹部間体積エレメント118が存在し、補完的パターンを形成する。第一凹部112−1の2つのパターンのそれぞれは、x次元フィーチャーサイズ132およびx次元周期133を有する。図10eはx次元フィーチャーサイズ132およびx次元周期133が第二凹部112−2のパターンに関して同じである以外は、図10dと同じである。
Figure 2007294956
図面は本発明の具体例を説明し、本文において定義される発光装置の番号が付けられた部分をさらに視覚的に明確化することが意図される。これらの図面は本発明の範囲を制限することを意図しない。当業者は、図面に含まれる具体例と細部において異なる本発明の他の具体例が存在することを認識するであろう。
この明細書の用語は、本明細書において特に記載される語、その派生語、および同様の趣旨を有する語を包含する。
本明細書において用いられる場合、次の用語はこれらの定義を有する:
「a」および「an」なる語は、本明細書において用いられる場合、「少なくとも1」を意味する。
「範囲」。本明細書において範囲の開示は、下限および上限の形態をとる。1以上の下限と、独立して1以上の上限があり得る。所定の範囲は、1つの下限および1つの上限を選択することにより規定される。選択された下限および上限は次いで特定の範囲の境界を規定する。このようにして規定しうるすべての範囲は、両端を含み、組み合わせ可能であり、つまり、任意の下限を任意の上限と組み合わせて、範囲を規定することができる。
「サブマウント」101は、その上に多層スタックを直接付着できるか、または介在する層を介して間接的に付着できる支持基体である。
「多層スタック」115は、pドープ層105、光発生層106、およびnドープ層107を含み、その内部で光が発生する層のスタックである。多層スタック115は無機物、低分子有機物、またはポリマー/低分子有機物であってよい。本明細書において、「多層スタック」および「スタック」なる用語は交換可能に用いられる。多層スタック115は、任意に、さらなる層、たとえば、補助光伝達層131を含むことができる。
「pドープ層」105は、pドープ材料を含む。pドープ材料は、有機材料、無機材料、または有機−無機ハイブリッド材料であってよい。
「nドープ層」107はnドープ材料を含む。
「p側接触パッド」116は、導電性材料を含み、pドープ層105との電気的接触をもたらす。
「n側接触パッド」108は、導電性材料を含み、nドープ層107との電気的接触をもたらす。
「光発生層」106は、光発生材料を含み、pドープ層105とnドープ層107の間に配置される。光発生層は、pドープ層とnドープ層の間の電圧差および電流に応答して光を発生させる。
「反射層」103は、光発生層により生じ、反射層にあたる光の少なくとも50%を反射できる反射材料を含む。反射層が発光スタック表面上に配置されている場合、効果は、多層スタック115において発生し、この表面にあたる光の方向を、(光出力のためにデザインされた)別の発光表面114へと変えることである。
「結合層」102は、隣接する層(たとえば、反射層103およびサブマウント101)を結合させるために好適な結合材料を包含する。結合層は、典型的には接着性材料である。光学透明性が望まれる場合、所望の波長範囲にわたって光に対して透明性を有する結合物質が使用される。可視光に対して透明性を有する接着剤の一例は、Optical Adhesive Norland 74である。
多層スタック115の「外部スタック表面」は、前記スタックの一部であり、かつスタックがそれを超えて広がらない表面である。
「発光スタック表面」114は、多層スタック115内で発生した光がその上にあたる、多層スタック115の外部スタック表面である。図1および2において、nドープ層107の表面は、外部nドープ層表面である。従って、図1および2において、外部nドープ層表面は発光スタック表面114である。当業者には、外部nドープ層表面は所定の発光装置の発光スタック表面114であることが多いが、多層スタック115の別の層の表面も発光スタック表面114である外部スタック表面を有しうることがわかるであろう。たとえば、p−ドープ層105の表面も多層スタック115に対して外部であるならば(図1参照)、前記外部表面は発光スタック表面114でもありうる。多層スタック内の層の他の構造が可能であることもわかるであろう。多層スタック115は、発光スタック表面114である「外部補助伝達表面」を有する任意の「補助光伝達層」131をさらに含むことができる(図9参照)。多層スタックは1つの発光スタック表面114または複数の発光スタック表面114を有し得る。
封止材料(encapsulant)層109の「遠位表面(distal surface)」は、その上に封止材料層109が配置される発光スタック表面114から最も離れた層の表面である。発光スタック表面114は、封止材料層109の表面の相対的位置決めの表示に便利な空間的基準として選択される。封止材料層109の遠位表面の一例は、図1aに示すように、封止材料層109の最上表面である。
封止材料層109の「近接表面(proximal surface)」は、封止材料層109がその上に配置される発光スタック表面114に最も近い層の表面である。たとえば(図1参照)、多層スタック115の外部表面であるnドープ層107の表面は、発光スタック表面114である。パターン化表面113は、発光スタック表面114上に配置され、発光スタック表面114に最も近い封止材料層109の表面である。従って、パターン化表面113は、「近接パターン化封止材料表面113」である。封止材料層109の反対面(すなわち、図1aにおいて最上面である封止材料層109の表面)は発光スタック表面114に対して「遠位」であり、図1aの封止材料層109の遠位表面である。図1aの例に示すように、封止材料層109の一部はp側接触パッド116および反射層103まで及び、従って、反射層103との界面でさらなる近接封止材料表面を含む。
当業者は、本発明の発光装置が、例示的な図1aの発光装置と細部において異なり得ることを認識するであろう。図1aは、多層スタック115の側端を含む装置の領域まで及ぶ封止材料層109を含む。側端は多層スタック115の発光スタック表面114でもあると考えられうるが、図示された場合では、近接封止材料表面は、それに沿った側端はパターン化されていない。当業者は、近接封止材料表面のパターン化を考慮したデザイン決定は、たとえば、かかるパターン化の結果として所定の発光スタック表面から捕捉される光のさらなる量と、近接パターン化封止材料表面113を有し、前記発光スタック表面114上にある近接パターン化封止材料領域117を配置するコストおよび困難性の程度の間のトレードオフを包含する多くの検討事項に依存するであろうことをさらに認識しているであろう。
「近接パターン化封止材料領域」117は、「近接パターン化封止材料表面」113から封止材料層109中に、近接パターン化封止材料表面113に平行な面であって、近接パターン化封止材料表面113から最も遠い、凹部112を通過する面までのびる封止材料層109の領域である。封止材料層109の遠位表面が前記で定義されるのと同様に、前記面は近接パターン化封止材料領域117の「遠位表面」であり、所定の近接パターン化封止材料領域117の近接および遠位パターン化封止材料表面間の、近接パターン化封止材料表面113に対して垂直な直線に沿った距離は、「近接パターン化封止材料領域厚さ」128である。近接パターン化封止材料領域117は、パターンに従って空間的に変化する誘電機能を有する。すべてまたは一部の近接パターン化封止材料領域117は発光スタック表面114と光学近接にあるか、または光学近接にない。近接パターン化封止材料領域117は、発光スタック表面114と直接結合されるならば、典型的には、前記近接パターン化封止材料領域117の全部または一部は発光スタック表面114と光学的に接触した状態にある。介在する高屈折率層があるならば、近接パターン化封止材料領域117は典型的には発光スタック表面114と光学的に接触した状態にない。発光スタック表面114と近接パターン化封止材料領域117間に配置される「介在する高屈折率層」(図示せず)は、抽出される光の波長についての屈折率を有し、すなわち抽出される光の波長について、発光スタック表面114の屈折率より:0.5;0.1;または0.01以上低い;および好ましくは抽出される光の波長について、発光スタック表面114の屈折率に等しいか、それを超える。一具体例において、光抽出封止シートを付着させる前に、発光スタック表面114を有するLEDがその上に位置する高RI上面層をさらに有する場合、介在する高RI層が形成される。
「凹部セット」は、フィラー層125を適用する工程(図7参照)、パターン化工程(図6および7参照)、またはフィラー層の適用およびパターン化の工程の組み合わせの間に形成される「凹部」112のセットである。凹部セットは、1つの凹部または複数の凹部を含有し得る。所定の凹部セットの複数の凹部は、それらがランダムまたは周期的、あるいはランダムおよび周期的の組み合わせでありうるパターンを形成するように、互いに関連する。凹部セットが1つの凹部を含有する場合、前記凹部は典型的には1以上のパターン化凹部壁111を有する連続層である。しかしながら、いくつかの場合において、1つの凹部112を含有する凹部セットの凹部112は、パターン化されなくてもよい(すなわち、その主な表面の両方上が平滑である層)。
「トポグラフィー」とは、表面の粗さの状態をさす。たとえば、表面は平滑であってもよいし、あるいはマルチレベル(multi−level)パターンを有していてもよい。
「凹部間体積エレメント(inter−recess volume element)」118は、封止材料ブロック120由来の近接パターン化封止材料領域117の体積エレメントである。凹部間体積エレメント118は、「凹部間フィラー」を含む。「凹部間フィラー」は「封止材料」を含む。パターン化による凹部112の形成の間、封止材料ブロックの平滑表面は平滑なままであってもよく(すなわち、変形されなくてもよい)、この場合において、凹部間体積エレメント118は存在しない。あるいは、封止材料ブロック120の表面を変形させることができ、この場合、封止材料の一部は近接パターン化封止材料領域117の一部になる。封止材料により占有される体積は凹部間体積エレメント118である。
所定の近接パターン化封止材料領域が1つの凹部セットまたは複数の凹部セットを含有し得ることを説明するために、「第一凹部セット」および「第二凹部セット」を図において表示する。数値識別子(表1参照)を用いて、2つのセット例を区別する。第一凹部に含まれる凹部(単数または複数)112に関する数値識別子は、ハイフンでつながれた末尾の数字「−1」を含み(図1〜9参照)、第二凹部セット中に含まれる凹部(単数または複数)112に関するものは、添え字「−2」を含む(図7および8参照)。第一凹部および第二凹部の表示は、例示目的でなされる。従って、所定の近接パターン化封止材料領域は、1つの凹部セット、2つの凹部セット、3つの凹部セット、または3より多い凹部セットを含むことができ、かかる凹部セットの数に関して特に制限はない。
「凹部壁」111は、凹部112の表面であって、近接パターン化封止材料領域117内で凹部112の境界を形成する。凹部112が近接パターン化封止材料表面113まで達しない場合、その凹部壁は凹部を取り巻く連続した境界である。凹部112が近接パターン化封止材料表面113まで達して、前記表面と一致した凹部開口部119を形成する場合、その凹部壁は凹部開口部と連続している。「第一凹部壁」111−1(図1、2、および6〜9参照)および「第二凹部壁」111−2(図8参照)は、それぞれ凹部の第一セット112−1および凹部の第二セット112−2の凹部壁を表す。近接パターン化封止材料領域117と発光スタック表面114間に位置する「介在する高屈折率層」(介在する高RI層)が存在し得ることもわかるであろう。
「凹部開口部」119は、近接パターン化封止材料表面113と一致した凹部112の表面である。したがって、所定の凹部について、前記凹部の凹部開口部は、近接パターン化封止材料表面113での凹部の境界である。「第一凹部開口部」119−1(図3、4、5、および8参照)および「第二凹部開口部」119−2(図8参照)は、それぞれ第一セットの凹部および第二セットの凹部の凹部開口部を示す。
所定の凹部112についての「凹部深さ」129は、近接パターン化封止材料表面113からこれに対して垂直に伸びる直線に沿った、凹部壁111−1に出会う最初と最後の間での凹部内の距離である。所定の凹部112の「最大凹部深さ」130は、その最大の凹部深さである。
「側方次元(lateral dimension)」は近接パターン化封止材料表面113の面に対して平行に進行する次元である。図10において、x次元およびy次元は互いに垂直な側方次元である。
「パターンフィーチャーサイズ(pattern feature size)」は、複数の凹部がパターンを形成する場合、側方次元において測定される凹部のサイズである(図10a、10b、および10e、x次元フィーチャーサイズ132参照)。あるいは、「パターンフィーチャーサイズ」は、側方次元において測定される、一つの凹部上のパターンのフィーチャーのサイズである(図10cおよび10d、x次元フィーチャーサイズ132参照)。
「パターン周期」は、複数の凹部がパターンを形成する場合、側方次元において測定される凹部のパターンの繰り返しの周期である(図10a、10bおよび10e、x次元周期133参照)。あるいは「パターン周期」は、側方次元において測定される、1つの凹部上のパターンの繰り返しの周期である(図10cおよび10d、x次元フィーチャーサイズ132参照)。
「凹部フィラー」は、凹部112中に含まれる物質である。凹部112を完全に単一の凹部フィラーで満たすこともできるし、あるいは2以上の凹部フィラーのそれぞれで部分的に満たすこともできる。
「カバースリップ」127は、封止材料層109の遠位表面上に位置する表面を有し、および典型的には空気、あるいは発光装置100の外部の他の環境と接触している表面を有する透明物質の層である。当業者は、カバースリップ127の存在が発光装置において任意であることを認識するであろう。
多層スタック115の「外部スタック表面」は、当該スタックの一部である表面であって、該表面を超えてスタックが広がることがない表面である。発光スタック表面114は外部スタック表面の一例である。
「光抽出封止シート」とは、近接パターン化封止材料領域を有する封止材料層と同じ独立シートである。「シート」により、発光装置を封入するために適当な厚さを有する任意のフィルムを意味する。シートの側方(面内)寸法に特に制限はない。典型的には、シートの厚さは:少なくとも1ミクロン、少なくとも10ミクロン、または少なくとも100ミクロンであり;および10,000ミクロン以下、または1,000ミクロン以下である。光抽出封止シートは、多層スタックの発光スタック表面に付着されるのに好適であるが、多層スタックに未だ付着されていない。「近接パターン化封止材料領域」なる用語は、光抽出封止シートのパターン化領域に関して、後に多層スタックの発光スタック表面に付着されうる領域であることを示すために使用される。
「補助光伝達層」131は、発光装置100により放射される光に含まれるのが望まれる多層スタック115内で発生する光の波長に関して、非吸収性、または実質的に非吸収性である多層スタック115の任意の層である。補助光伝達層131の「外部補助伝達表面」は、発光スタック表面114である層の表面である。図9において示される発光装置は多層スタック115を有し、これは補助光伝達層131を含み、この層は1より多い外部補助伝達表面を有する。図9において、これらの外部補助伝達表面の内の2つは発光多スタック表面114であり、それぞれは、その上に位置する近接パターン化封止材料領域117を有する。第三の外部補助伝達表面も発光スタック表面114であるが、この表面はその上に反射面103が配置されている。したがって、発光スタック表面114は、その上に位置する近接パターン化封止材料領域117を有しても、有さなくてもよい。図9において封入されて図示される外部補助伝達表面のうちの2つは2つの異なる表面であるように見えるが、これらの明らかに異なる表面は、分離していてもよいし、あるいは円形発光装置の場合のように、同じ表面の一部であってもよいことに留意されたい。
「リン光体層(phosphor layer)」は、リン光体を含み、これは光発生層106において発生する光の周波数を変更するために用いることができる。「リン光体ホスト」の一例は、YAG(イットリウムアルミニウムガーネット、YAl12)である。典型的なリン光体エミッターは、たとえば、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、およびエルビウム(Er)である。YAG:Ceは、460nmの波長を有する青色光により励起され、520〜550nmの波長を有する黄色励起光を放射する。黄色励起光は青色光と混合されて、白色光を生じる。リン光体層は、発光スタック表面114により放射される光が、発光装置を出る前にリン光体層と遭遇するように配置される。リン光体層は典型的にはミクロン以上のオーダーのサイズの粒子を含有し、粗い傾向がある。本発明の発光スタック114を出る光の周波数を変更するためにミクロンスケールのリン光体層が用いられる場合、ミクロンスケールのリン光体層は発光スタック表面114から離れて配置されるであろうし、この距離は、近接パターン化封止材料領域117の遠位表面への距離より大きい。リン光体は典型的には希土類元素の混合物を含み、その組成および割合は、光発生層106において発生する光の波長および所望の出力波長に基づいて調節される。リン光体の非網羅的リストは:YAG:Ce;ニトリドシリケート:Eu;Sr−アルミネート:Eu;チオガレート;ZnS:Cu、YBO;およびLaBOを包含する。特定のリン光体、およびその出力波長の非網羅的リストは:(Y,Gd)(Al、Ga)12:Ce;SrB:Eu(368nm);Sr:Eu(420nm);BaMgAl1017:Eu(453nm);SrAl1425:Eu(490nm);BaSiO:Eu(505nm);SrGa:Eu(535nm);SrSiO:Eu(575nm);SrS:Eu(615nm)およびその組み合わせを包含する。
別法として、凹部は複数のナノリン光体を含む凹部フィラーを含みうる。この場合、ナノリン光体は近接パターン化封止材料領域177内に位置する。ナノリン光体は:少なくとも1nm;少なくとも2nm;または少なくとも5nm;および50nm以下、30nm以下、20nm以下、10nm以下の平均粒子直径を有するリン光体粒子である。
「平坦化」とは、平滑な表面が近接パターン化封止材料表面内または上に形成されるようにする方法をいう。スピンコーティングおよびスパッタリング技術が平坦化を達成するための有用な方法である。平坦化は、表面における凹部を流体凹部フィラーで満たし、次いでたとえばドクターブレードで過剰分を除去し、典型的には続いて硬化プロセスを行うことにより達成することができる。平坦化は研磨パッドを用いても達成することもできる。
多層スタック115は周知であることは当業者により認識されるであろう。反射層103は光の方向を変更するため;サブマウント101は位置および寸法安定性をもたらすため;結合層102は隣接する層を互いに付着させるために使用し、配置され;カバースリップ127は装置によって異なり、これらのうちの任意のものは所定の発光装置100のデザイン要件に基づいて任意であることもさらに認識されるであろう。追加の層は多層スタック115内に配置されうる。これらの追加の層は、これらに限定されないが:金属電極、透明電極、たとえば、インジウムスズ酸化物(ITO)から製造されるもの、およびリン光体層を包含しうる。
発光装置100は本発明の発光装置の例であり、かかる装置はデザインの細部が実質的に異なってもよいことを当業者は認識するであろう。
封止材料層109の近接パターン化封止材料表面113は、パターンの中に配置された第一凹部(単数または複数)112−1で刻み目をつけられる。パターンは周期的パターン、ランダムパターン、または周期的およびランダムパターンの組み合わせであり得る。パターンが周期的である場合、このパターンは:近接パターン化封止材料表面113に沿った第一の次元;近接パターン化封止材料表面113に沿った第一の次元に対して垂直な第二の次元;近接パターン化封止材料表面113に対して垂直な第三の次元;またはその任意の組み合わせにおいて周期的であり得る。すなわち、パターンは1、2、または3次元において周期的であり得る。第一凹部112−1は規則的形状または不規則的形状を有し得る。近接パターン化封止材料領域117は、複数の第一凹部112−1を含み、これらの第一凹部のすべてはサイズおよび形状において同じであることができるか、あるいは個々の第一凹部はサイズ、形状、またはその両方が異なり得る。第一凹部形状が、2以上の規則的形状から選択され、パターンが周期的パターンである場合、特定の規則的形状を有する第一凹部は周期的「サブパターン」において分布することができ、これは、異なる形状を有する第一凹部と周期的関係を有していても、有さなくてもよい。別法として、第一凹部形状が、2以上の規則的形状から選択され、このパターンが周期的パターンである場合、特定の規則的形状を有する第一凹部はランダム「サブパターン」において分布することができる。本発明の第一凹部の第一凹部形状は不規則で、周期的またはランダムパターンに従って繰り返されてもよい。第一凹部形状が、2以上の不規則形状から選択される場合、これらの第一凹部により形成されるパターンは周期的パターンであり、特定の不規則形状を有する第一凹部は周期的またはランダムサブパターンにおいて分布することができる。加えて、規則的形状を有する第一凹部は、不規則形状を有する第一凹部が組み入れられて、ランダムまたは周期的パターンを形成することができ、このパターンはそれ自体、特定の形状を有する第一凹部により形成されるサブパターンを含む。さらに、同じ第一凹部形状を有するが、サイズが異なる第一凹部が、近接パターン化封止材料表面に存在することができる。
図3a、3c、3d、および図5a〜5eにより表されるパターンは、近接パターン化封止材料表面113についての例示的周期的パターンの非網羅的グループである。図3bにより表されるパターンは、ランダムパターンを表す。第一凹部の任意の種類のパターンおよび第一凹部形状およびサイズの任意の種類を、結果としての光抽出の効率およびパターンの形成の容易性などの検討事項に基づいて選択することができる。
同様に、結果としての光抽出の効率および第一凹部の形成容易性などの要件に基づいて、任意の第一凹部形状を選択することができる。図2a〜2c、2e、および2fにより表される第一凹部は、規則的形状を有するが、図2dにより表される第一凹部はランダムな形状を有する。図2a〜2fの第一凹部形状は、代表的な第一凹部形状の非網羅的グループである。図4a、4c、4e、および4g(側面図)は規則的な第一凹部形状を例示する。図4b、4d、4f、および4hはそれぞれ、図4a、4c、4e、および4gの近接パターン化封止材料表面での第一凹部112−1の第一凹部開口部119−1を表す。
本発明の発光装置の発光スタック表面114は、非パターン化表面であっても、あるいはパターン化表面であってもよい。発光表面114がパターン化されている場合、パターンは近接パターン化封止材料層109について本明細書において開示されたパターンのいずれかから便利に選択される。発光スタック表面114は、たとえば、レーザーアブレーションを用いてパターン化することができる。本発明の発光スタック表面がパターン化されている場合、近接パターン化封止材料領域117のパターンを発光スタック表面114パターンと整列させるのが望ましい場合があるか、あるいは望ましくない場合がある。介在する高RI層(図示せず)はさらに発光スタック表面114上に配置することができる。介在する高RI層はその外側面のいずれかで平滑であってもよいしまたはパターン化されていてもよい。介在する高RI層は、たとえば多層スタック115,サブマウント101、または高RI凹部フィラーの製造について本明細書で開示された任意の種類の高RI材料を用いて、発光スタック表面114上で、例えばエピタキシャル的に成長させることができる。介在する高RI層は、代替的に、あるいは追加的に、高RI結合材料(下記参照)を含むことができる。
「エバネセントテール(evanescent tail)」は光波の光場の部分であって、典型的には光発生層106により生成され、多層スタック115のすぐ外側に、発光スタック表面114から、光学接触距離内の距離をおいて存在する。本発明の近接パターン化封止材料領域117の一部が発光スタック表面114と光学的接触(典型的には50nm以内)にある場合、近接パターン化封止材料領域117はエバネセントテールからの光を捕捉するために設計される。
所定の光の波長について、「光学的接触距離」は、発光スタック表面114に垂直な直線に沿って、発光スタック表面114から始まり、近接パターン化封止材料領域117中に伸び、発光スタック表面114と光学的接触をしなくなる第一地点まで線に沿って及ぶ距離である。直線は、「光学接触測定線」である。光学接触距離は式1により得られる:
Figure 2007294956
式中:λは発光スタック表面114から放射される光の波長である;nは発光スタック表面114を有する層(たとえば、nドープ層107)の屈折率である;およびnは凹部フィラーおよび凹部間フィラーの平均屈折率である。光学接触距離は波長λに依存するので、所定の光学的接触測定線に沿って複数の接触距離dがあり、光学接触距離dの範囲の幅は近接パターン化封止材料領域117と光学的に接触する波長λの幅に依存する。光学的接触距離dは波長λが増大するにつれて増大する。凹部フィラーまたは凹部間フィラーの屈折率が所定の光学接触測定線に沿って見られる場合、屈折率nは、直線に沿って見られる物質の屈折率の距離加重平均である。所定の波長λに関して、光学接触距離dは、差n−nが増大するにつれ減少する。表2は式1に従って、光学接触距離dに関して計算された値である。表2の計算において使用するために選択された波長は、近紫外線光(200nm〜400nm)、可視光(400nm〜800nm)、および近赤外線光(800nm〜2000nm)と関連する波長を一括する。屈折率値nおよびnは、本発明の発光装置の製作材料において典型的に見られる値の範囲を表す。
Figure 2007294956
「屈折率」、「n」は、媒体中の光の速度と真空中の速度との比である。物質中の光の速度はc/nにより与えられ、ここにおいて、cは真空中の光の速度である。
所定の光の波長λに関して、多層スタック115の外側のある地点が発光スタック表面114に「光学的に近接」しているとは、光学接触測定線に沿った発光スタック表面114からのその地点の距離が光学接触距離以下である場合である。
凹部セットは、凹部フィラーを含む1以上の凹部のセットである。第一凹部セットは、1以上の第一凹部を含み、ここにおいて、第一凹部は第一凹部フィラーを含む。第二凹部セットは1以上の第二凹部を含み、ここにおいて、第二凹部は第二凹部フィラーを含む。本発明の近接パターン化封止材料領域は、少なくとも1つの第一凹部フィラーを含み、該第一凹部フィラーは、第二凹部フィラーおよび凹部間フィラーの少なくとも1つと屈折率が、少なくとも0.001、少なくとも0.01、少なくとも0.1、または少なくとも0.5;および3.0以下、2.5以下、1.5以下、1.0以下、または0.8以下異なる。
「インプリンティング」は、マルチレベルパターンに配置されたその表面上にフィーチャーを有する型を用いてフィルムに刻み目をつけ、これによりフィルム上にレリーフパターンを形成するプロセスである。
「ナノインプリンティング」は、少なくとも1つのフィーチャーサイズが典型的には200nm以下であるインプリンティングである。
「ポジショニングインデックス」は、発光装置、発光装置の層、発光装置の
層の表面、または発光装置の組み立て中の発光装置の位置決めに用いられる「アセンブリステージ」の中または上の基準地点である。実際、ポジショニングイ
ンデックスは、発光装置の組み立ての間に所望の位置関係を保証するための基準位置として機能する場所ならどこに位置してもよい。1以上のポジショニングインデックスは、たとえば、発光スタック表面114および近接パターン化封止材料領域117間、および近接パターン化封止材料領域117内のパターン間で所望の位置関係が達成されることを確実にすることに依拠しうる。
「封止材料ブロック」120は、近接パターン化封止材料領域117を有する封止材料層の形成の間にパターン化される封止材料のブロックである。封止材料ブロック120の寸法に関して特に制限はない。封止材料ブロック120は、たとえば、単色光放射装置100の封止封入に適当であるか、またはこのような装置の配列の封止封入に適当な長さ、幅および厚さを有するものであってよい。封止材料ブロック120はさらに独立フィルムの形態であってもよい。このような独立フィルムは、たとえば、発光装置を封入するための後の適用のためにロールに巻き取るために好適であるか、または独立封止材料ブロックフィルムのものと類似した寸法を有する発光装置の配列に適用される長さのものであってよい。封止材料ブロック120は、たとえば、平坦化、または他の方法で寸法的に修飾して、過剰の封止材料、第一凹部フィラー、および/または第二凹部フィラーを除去することができ;封止材料層109に変換する前、または変換中、または変換後に、さいの目に切り出すか、または他の方法で分割して、さらに小さな封止材料ブロックにすることができる。「近接封止材料ブロック表面」なる用語が用いられる場合、封止材料ブロック表面は典型的には、封止材料ブロック表面の修飾の間に、特定の発光スタック表面114に取り付けられないし、これに対して特異的に配向もさせられないものと理解される。従って、封止材料ブロック120の表面に関して「近接」を使用することは、近接パターン化封止材料表面113に変換されるであろうか、またはされている表面を単に特定する。
本発明のいくつかの具体例において、封止材料ブロックの封止材料の一部または全部はパターン化後に除去される。封止材料のすべてが除去される場合(たとえば、封止材料が「離型剤」として作用する場合)、1以上の凹部の遠位表面は封止材料層の遠位表面になる。
「パターン化された型」122は、「型先端(mold peak)」(先端(peak))を有する型突出物124を有する「パターン化された型表面」123を有する。型突出物124は、「型谷部(mold valley)」(谷(valley))を有する「型くぼみ(mold depression)」を伴うと理解される。型表面123上のこの突出物とくぼみの組み合わせは、「型パターン」を規定し、これは、パターン化された型122が封止材料ブロック120、または第一凹部フィラー、第二凹部フィラー、またはその両方でコーティングされたブロック120と接触させられる場合、レリーフパターンを形成する。
近接パターン化封止材料領域117は、パターンに応じて空間的に変化するする誘電機能を有し、介在する高屈折率層がないことは、多層スタック115の発光スタック表面114(図1におけるnドープ層表面114である)と光学的に近接している。任意の特定の理論に拘束されることを望まないが、近接パターン化封止材料領域117が発光スタック表面114と光学的に近接して存在することは、多層スタック115中に存在する光を封止材料層109中に向ける効果を有すると考えられる。パターンに応じて空間的に変化する誘電機能が領域117中に存在することは、たとえば、nドープ層107(高屈折率)中に含まれる光のエバネセントテールからの光の捕捉を促進し、および前記光を封止材料層(低屈折率)中に誘導することを促進すると考えられる。光が封止材料層109中に散乱し、封止材料層109の遠位表面に向けて誘導され、これにより発光装置100の効率を増大させるように、近接パターン化封止材料領域117は、パターンに応じて空間的に変化する誘電機能を有することが必要である。
多層スタック115が無機である場合、これは所望の発光波長に応じて、様々な材料から製造することができる。かかる材料の非網羅的リストは:GaN、AlGaInN、GaAsP、GaP、AlGaAs/GaAs、AlGaInP/GaAs、AlGaN、GaInN、およびZnOを包含する。発光は光発生層において起こり、ここで、ホール(hole)および電子の再結合の結果、発光が起こる。その上で多層スタック115が成長する基体は、GaAs、GaN、SiC、およびサファイアを包含する。層の成長は、典型的には、高温での金属有機化学蒸着法(MOCVD)により行われる。米国特許出願公開番号2005/0141240 A1は、無機多層スタックの製造を開示している。
図1および2において表される多層スタック115は、無機材料で作られている。しかしながら、多層スタック115は、有機物またはポリマー有機物であってもよい。有機発光装置(OLED)およびポリマー有機発光装置(POLED)は典型的には:陽極(たとえば、インジウムスズ酸化物、ITO);導電性ポリマー層または低分子導電性層;放出性ポリマーまたは放出性低分子層;および陰極(たとえば、Ba/Ca/Al)を含む。陰極は、電子を光放出性ポリマー中に注入し、陽極はホールを導電性ポリマー層中に注入する。ホールおよび電子が組み合わさる場合、光が発生する。導電性ポリマーの非網羅的リストは、ポリアニリンおよびポリエチレンジオキシチオフェンを包含する。放出性ポリマーの例には、ポリフェニレンビニレンおよびポリフルオレンが含まれる。ホール輸送に好適な低分子の例には、金属フタロシアニンおよびアリールアミンが含まれる。放出性層に好適な低分子の例には、金属キレート、ジスチリルベンゼン、および蛍光色素が含まれる。加えて、電荷輸送分子、たとえば、フラーレンを添加することが有利である。
反射層103は、金属層、たとえば、Ag、Al、およびAuであってよい。あるいは、反射層103は、周期的配列の誘電体ミラー層であってよく、これは、周期的誘電体ミラー上に最初に衝突する方向に光を後方散乱させるように機能する高および低屈折率層である。Braggミラーは周期的誘電体ミラーの一例である。
パターンのフィーチャーが:少なくとも5nm、少なくとも10nm、少なくとも20nm、または少なくとも30nm;および5000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、500nm以下、200nm以下、100nm以下、または50nm以下:の少なくとも1つの側方次元におけるフィーチャーサイズを有する場合、200〜400nmの範囲の波長の光の抽出が有利に達成される。400nm〜800nmの範囲の波長の光の抽出は、パターンのフィーチャーが:少なくとも10nm、少なくとも20nm、少なくとも40nm、または少なくとも60nm;および5,000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、1000nm以下、300nm以下、150nm以下、または80nm以下:の少なくとも1つの側方次元におけるフィーチャーサイズを有する場合に有利に達成される。800〜1000nmの範囲の波長の光の抽出は、パターンのフィーチャーが:少なくとも25nm、少なくとも50nm、少なくとも100nm、または少なくとも200nm;および5,000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、500nm以下、2000nm以下、1000nm以下、500nm以下、または300nm以下:の少なくとも1つの側方次元におけるフィーチャーサイズを有する場合に、有利に達成される。
最大凹部深さ130は、少なくとも1つの側方次元におけるフィーチャーサイズについて前記の様な範囲内にあってもよい。しかしながら、最大凹部深さ130に対して、その最も厚い地点で封止材料層109の厚さよりも大きくなり得ないこと以外に特に制限はない。従って、最大凹部深さ130は典型的には少なくとも25、少なくとも50、または少なくとも100nm;および10,000ミクロン以下、1,000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、または2ミクロン以下である。
本発明のパターンはランダムまたは周期的であり得る。パターンが周期的である場合、このパターンはx次元、y次元、およびz次元の少なくとも1つにおいて周期的であり得る。200〜400nmの範囲の波長の光の抽出は、周期的パターンが:少なくとも10nm、少なくとも50nm、少なくとも70nm、または少なくとも100nm;および5000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、500nm以下、375nm以下、300nm以下、または200nm以下の少なくとも1つの側方次元における周期(たとえば、図10におけるx次元周期133およびy次元周期135)を有する場合に有利に達成される。400〜800nmの範囲の波長の光の抽出は、周期的パターンが:少なくとも20nm、少なくとも100nm、少なくとも140nm、または少なくとも200nm;および5,000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、1000nm以下、750nm以下、600nm以下、400nm以下の少なくとも1つの側方次元における周期を有する場合に有利に達成される。800〜2000nmの範囲の波長の光の抽出は、周期的パターンが:少なくとも50nm、少なくとも2000nm、少なくとも280nm、または少なくとも400nm;および5,000ミクロン以下、100ミクロン以下、10ミクロン以下、2000nm以下、1875nm以下、1500nm以下、または1000nm以下:の少なくとも1つの側方次元における周期を有する場合に有利に達成される。
「封止材料」は、光の波長に対して透明である任意の物質でありうる。封止材料の非網羅的リストは:ポリシロキサン、たとえば、ポリフェニルシロキサン、他のポリアリールシロキサン、ポリ(アリール−オキシ−アリール)シロキサン、およびポリ(アリール−チオ−アリール)シロキサン、ポリシリルベンゼン、ポリ(メチルメタクリレート)および他のポリ(アルキル(メタ)アクリレート)、ポリカーボネート、環状オレフィンコポリマー、アモルファスPET、ポリイミド、ポリホスファゼン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリフェニルスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカルボラン、ポリアダマンタン、およびそのコポリマーを包含する。好適な封止材料は、以下に開示される硬化Bステージ光学材料をさらに包含する。これらの硬化Bステージ物質は、封止材料または凹部フィラー、または両方を含むことができる。硬化Bステージ光学材料内の「細孔(pore)」(ナノホール)の分布は均一でありうる[すなわち、孔隙率(細孔体積)は、硬化Bステージ光学材料全体にわたって、同じであるか、または実質的に同じである。あるいは、細孔の分布は一連の隣接する凹部において個々に異なりうるか(たとえば、抽出される光の波長に基づいて少なくとも0.01単位の屈折率で変化する)または連続しうる(すなわち、様々な屈折率の領域を有し、ここにおいて、RIはなめらかに変化する)。好適な連続的屈折率変化の一例は、近接パターン化封止材料表面113から離れる際に、10nmあたり1体積パーセント以下の割合で、1体積パーセントから90体積パーセントまで細孔の密度が連続して減少するものである。この例に関して、孔隙(細孔体積)変化率は、10nmあたり0.004以下の屈折率変化に変換される。封止材料の密度は少なくとも0.03、少なくとも0.05、少なくとも0.1、少なくとも0.2、または少なくとも0.5グラム/cc;および3.0以下、2.0以下、1.5以下または1.2グラム/cc以下である。
本発明の「凹部フィラー」は、抽出されるのが望まれる、多層スタック115内で発生した光の波長に対して透明である任意の物質であることができ、ただし、所望の発光装置に関する設計仕様が満たされるような方法で凹部を満たすために物質が製造されうることを条件とする。凹部フィラーとして好適なポリマーの非網羅的リストは:n〜1.4を有し、ポロゲンを含有するシルセスキオキサンポリマー;n=1.05〜1.4を有するBステージシルセスキオキサンポリマー;ポリシロキサン、たとえば、ポリフェニルシロキサン、他のポリアリールシロキサン、ポリ(アリール−オキシ−アリール)シロキサン、およびポリ(アリール−チオ−アリール)シロキサン、ポリシリルベンゼン、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリカーボネート、環状オレフィンコポリマー、アモルファスPET、ポリイミド、ポリホスファゼン、ポリアミド、ポリスルホン、ポリフェニルスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカルボラン、ポリアダマンタン、およびそのコポリマーを包含する。凹部フィラーがポリシロキサンである場合、このポリシロキサンは高含量のフェニルまたは他の芳香族基を有し得る。ポリシロキサンは無機物質、たとえば、共重合されていてもよいし、あるいは金属含有粒子として存在してもよい金属酸化物をさらに含有することができる。好適な凹部フィラーは、無機物質をさらに含むことができ、その非網羅的リストは:ZnS、ZnSe、TiO2、GaP、GaAs、InGaP、GaN、CdS、CdTe、ZnTe、Si、およびGeを包含する。好適な凹部フィラーは、高屈折率ガラス、たとえば、カルコゲニドガラス、ホスフェートガラス、およびフリントガラスを包含する。これらの高屈折率ガラスは、たとえば、Pb、La、Nb、およびBaを包含する。これらの無機凹部フィラーは、封止材料表面および凹部壁上に当該分野において公知の様々な技術、たとえば、金属有機蒸着法(MOCVD)、物理的蒸着法(PVD)、水素化物蒸気相エピタキシー(HVPE)、原子層堆積(ALD)、低融点ガラスの使用、およびゾルゲル技術により堆積することができる。
本発明の凹部フィラーとして有用な「光学接着剤」は、非常に低い粘度(典型的には100センチポアズ以下)を有する任意の流体物質であり、これを近接パターン化封止材料領域を製造する間、および/または前記領域を発光スタック表面に接着する間に、表面に適用することができる。光学接着剤は10nm以下の厚さを有するフィルムを形成できなければならない。光学接着剤は、これに限定されないが、重合および架橋を包含するいくつかの手段により硬化可能であるべきであり、ここにおいて、硬化は、たとえば、熱またはUV光の適用により達成される。熱が加えられる場合、熱開始剤(たとえば、ペルオキシドまたはアゾ開始剤)が光学接着剤中に存在してもよい。UV光が適用される場合、光増感剤、たとえば、ベンゾフェノンが存在してもよい。光学接着剤の非網羅的リストは、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、たとえば、Norland(Cranbury、ニュージャージー)から入手可能であるものを包含する。一具体例において、光学接着剤は、近接パターン化封止材料領域117の連続凹部であり、発光スタック表面114の上に直接配置される凹部フィラー層として適用される。もう一つ別の具体例において、光学接着剤は、近接パターン化封止材料領域117のパターン化表面に、前記領域の形成の間、光学接着剤が前記表面中の凹部を満たすように適用される。過剰の光学接着剤は次いで表面から除去され、光学接着剤である凹部フィラーを含む凹部を有する凹部セットが残る。この場合において、光学接着剤は、近接パターン化封止材料表面113における凹部開口部119に存在し、これにより近接パターン化封止材料領域117を発光スタック表面114に接着するために利用可能である。
光学的接触に必要な接着の必要度の詳細(および2つのメディア間の低光損失)は:J.Haisma、G.A.C.M. Spierings,Mat.Sci.Eng.R(2002)、第37巻、pp1〜60にある。
当業者は、結合材料の屈折率が、発光層、または発光層と結合表面間に介在する層の屈折率に近づくと、結合層の厚さは、高屈折率LEDスタックから結合層を通る光透過の有意な損失無しに10nm、30nm、または50nmを超えて増大し得ることを認識するであろう。様々な高RI接着剤が公知である。米国特許US5516388号に開示されているように、ゾルゲルベースの接着剤が結合に用いられている。米国特許US5516388号において、SiO、TiO、HfO、YO、またはAlの様々なゾルゲル前駆体を用いて表面、たとえば、ガラス、金属、または半導体の結合を行うことができる。これらの接着剤は、有機系接着剤よりも屈折率が高いという利点を有する。さらに、ゾルベースの物質の非常に薄い層を用いることができ(<50nm)、優れた光学カップリングが得られる。
米国特許US7053419B1号は、接触:熱圧着、冷間圧接、オキシドアシステッド、または他の結合技術により2つの表面を一緒に結合する多くの方法を開示している。開示はさらに、厚さが50nmより薄い場合、光が層間をカップリングできるようなポリマー接着剤を特定している。米国特許US6709883号は、BCB(Bステージビスベンゾシクロブテン)またはエポキシ樹脂を使用して、レンズをLED表面に結合させることに言及している。米国特許US6682950号は、スピン−オン−ガラス(典型的にはSiOゾル前駆体)、シリコーン、またはポリイミドの接着剤層としての使用に言及している。これらの低RI接着剤は、接着剤厚さが〜50nmより薄いならば優れた光学カップリングをもたらすであろう。
高屈折率結合層を製造するゾルゲル前駆体の例示的非網羅的リストは:シリコンテトラアルコキシド、たとえば、Si(OCH、Si(OC、Si(i−OC、およびSi(t−OC;単金属アルコキシド、たとえば、ZrSi(OCH、Zr(OC、Hf(OC、VO(OC、Nb(OC、Ta(OC、Si(OC、Al(OCH、Ti(OCH;二重金属アルコキシド、たとえば、La[Al(iso−OC、Mg[(Al(iso−OC、Ni[Al(iso−OC、Ba[Zr(C、(OCZr[Al(OC;および3種以上の金属を含有する多金属アルコキシドを包含する。
結合に用いられる金属アルコキシド溶液は適当な溶媒中の以下の前駆体:テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラ(t−ブトキシ)シラン、Zr(OMe)、Zr(OEt)、Zr(OBu)、Hf(OEt)、Hf(OBu)、Dupontから得られるTyzor(商標)(チタンの様々なアルコキシド)を包含しうる。一般に、Ti,Zr、Si、Hf、V、Nb、Ta、Al、Mg、Laのアルコキシド前駆体、および他の好適な透明またはほとんど透明な金属酸化物を用いることができる。二金属アルコキシド、たとえば、La[Al(i−PrO)、または多金属アルコキシド化合物も用いることができる。他の揮発性脱離基、たとえば、低分子量アミン、カルボキシレート、β−ジケトン(アセチルアセトネート、acac)などを適当な金属原子とともに使用して、加水分解可能な金属酸化物前駆体を提供することができる。たとえば、Ti(acac)を用いることができる。
本発明の凹部フィラーは、米国特許第6.967,222号に開示されている低屈折率「Bステージ光学材料」をさらに含むことができる。Bステージ光学材料は:a)複数のポロゲン粒子およびBステージ光学材料を組み合わせ;b)Bステージ光学材料を少なくとも部分的に硬化させ;c)複数のポロゲン粒子を少なくとも部分的に除去し;およびd)光学材料を通って光を伝達させるための経路を画定すること:により製造される。ポロゲン粒子は、典型的には架橋されるが、これらはBステージ光学材料により膨潤されないならば、未架橋であってもよい。ポロゲン粒子の平均粒子直径は少なくとも1nm、少なくとも2nm、または少なくとも5nmであり;および50nm以下、30nm以下、20nm以下、または10nm以下である。「ポロゲン」なる用語は、細孔を形成する物質であって、光学材料中に部分的に分散された、ポリマー物質または粒子であり、その後に除去されて、誘電体において細孔、空隙、または自由体積をもたらすものである。従って、「除去可能なポロゲン」、「除去可能なポリマー」および[除去可能な粒子」なる用語は本明細書において交換可能に用いられる。「細孔」とは、固体物質内の真空または気体で充填された体積エレメントをさす。このような細孔は様々な形状を有することができる。「細孔」、「空隙」、および[自由体積」なる用語は本明細書において交換可能に用いられる。「Bステージ」なる用語は、未硬化物質をさす。「未硬化」とは、縮合などにより重合または硬化して、高分子量物質、たとえば、コーティング、またはフィルム、または凹部フィラーを形成できる任意の物質を意味する。このようなBステージ物質は、モノマー、マクロモノマー、オリゴマーまたはその混合物であり得る。Bステージ物質はさらに、モノマー、マクロモノマー、オリゴマー、またはモノマーとオリゴマーの混合物と、ポリマー物質との混合物を包含することが意図される。「光学マトリックス物質」または「光学物質」とは、使用される波長に対して光学的に透明である物質をさす。「硬化可能なBステージ光学物質」は、まだ硬化されていないBステージ光学物質である。「硬化Bステージ光学物質」は、Bステージ光学物質の硬化から得られる物質である。
凹部フィラーは、式(I)または(II):
Figure 2007294956
(式中、Rは水素、(C−C24)アルキル、アリール、および置換アリールであり;Yは加水分解可能な基であり;aは0〜2の整数であり;R、R、RおよびRは独立して、水素、(C−C24)アルキル、アリール、および置換アリールから選択され;Rは(C−C18)アルキル、−(CH−、−(CHh1−E−(CHh2−、−(CH−Z、アリーレン、置換アリーレン、およびアリーレンエーテルから選択され;Eは酸素、NRおよびZから選択され;Zはアリールおよび置換アリールから選択され;Rは水素、(C−C)アルキル、アリールおよび置換アリールから選択され;bおよびdはそれぞれ0〜2の整数であり;cは0〜6の整数であり;並びにh、h1、h2、およびkは独立して、1から6の整数である;ただし、R、R、R、およびRの少なくとも1つは水素でないとする)
の1以上のシランの加水分解物または部分縮合物であるオルガノポリシリカ樹脂であるBステージ光学物質であり得る。「置換アリール」および「置換アリーレン」は、その水素の1以上が別の置換基、たとえば、シアノ、ヒドロキシ、メルカプト、ハロ、または(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシで置換されたアリールまたはアリーレン基をさす。
式(I)の化合物のさらなる加水分解物または部分縮合物は式(III):
Figure 2007294956
(式中、R、R、R、およびR10は独立して、水素、(C−C24)アルキル、アリール、および置換アリールから選択され;e、gおよびrは独立して、0〜1の数であり;fは0.2〜1の数であり;nは3〜10,000の整数である;ただし、e+f+g+r=1;ただし、R、R、およびRの少なくとも1つは水素でないとする)
を有するBステージオルガノポリシリカ樹脂である。R、R、R、およびR10のいずれかについての好ましいアルキルは、(C−C)アルキルである。前記式(III)において、e、f、gおよびrは各成分のモル比を表す。このようなモル比は0から1の間で変化し得る。eが0〜0.8であるのが好ましい。gが0〜0.8であるのも好ましい。さらにrが0〜0.8であるのが好ましい。前記式において、nはBステージ材料中の繰り返し単位の数である。好ましくは、nは3〜1000の整数である。
様々なポロゲンが本発明のBステージ光学材料における使用に好適である。たとえば、溶媒はポロゲンとして機能しうるが、これらを用いて結果として得られる細孔サイズおよび細孔サイズ分布を制御することは困難である。従って、ポリマーが好ましいポロゲンである。ポロゲンとして有用なポリマーは、除去可能なポリマーである。「除去可能」とは、ポリマー粒子が解重合、分解または他の方法で解体されて揮発性成分になり、これは次にホスト光学材料を通って放散できることを意味する。好適なポリマーは、これらに限定されないが:架橋ポリマー粒子、超分岐ポリマー、ブロックコポリマー、および直線状ポリマーを包含する。架橋ポリマー粒子が好ましい。好ましい架橋ポリマー粒子は、欧州特許出願公開番号1088848号(アレン(Allen)ら)および米国特許第6,271,273号(ユー(You)ら)において開示されているものである。好適なポリマーポロゲンは、ポリ(オレフィンスルホン)、ニトロセルロースポリマーおよびポリシリンを包含する。
ポロゲンとして有用な架橋ポリマー粒子は、重合単位として1以上のエチレン性またはアセチレン性不飽和モノマーおよび1以上の架橋剤を包含する。好適な不飽和モノマーは、これらに限定されないが:(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、アルケニル(メタ)アクリレート、芳香族(メタ)アクリレート、ビニル芳香族モノマー、窒素含有化合物およびそのチオ類似体、環状オレフィンポリマーおよび置換エチレンモノマーを包含する。かかるモノマーは任意に置換されていてもよい。
本発明の多孔質光学装置の製造において、前記のポロゲンを、まず、たとえばBステージ光学材料中に分散または溶解させる様に組合わせる。使用されるポロゲンの量は、所望の孔隙率または自由体積、および屈折率を提供するために必要な量である。孔隙率は硬化Bステージ光学材料中の細孔の体積分率の尺度である。孔隙率のレベルが高いほど、屈折率は低くなる。孔隙率は、体積パーセントで表され:硬化Bステージ光学材料の体積基準で、少なくとも0.1体積パーセント、少なくとも1体積パーセント、少なくとも5体積パーセント、少なくとも10体積パーセント、少なくとも20体積パーセント、または少なくとも30体積パーセントであり;および95体積パーセント以下、90体積パーセント以下、80体積パーセント以下、70体積パーセント以下、60体積パーセント以下である。硬化Bステージ光学材料である凹部フィラーの密度は:少なくとも0.03、少なくとも0.5、少なくとも0.10、少なくとも0.20、または少なくとも0.30であり;および1.0以下、0.9以下、0.8以下、0.70以下、0.60以下である。硬化Bステージ光学材料である凹部フィラーの屈折率は:少なくとも1.01、少なくとも1.04、少なくとも1.08、少なくとも1.12、および1.6以下、1.8以下、1.4以下、1.34以下、1.30以下である。これらおよび本発明における他の屈折率は、抽出が望まれる多層スタックの発光表面により放射される光の波長に基づく。
直後に続く段落は、本発明の発光装置、および前記装置の製造方法の具体例を示す。これらの具体例は本発明を例証するものであるが、これらは本発明の装置または装置の製造方法のいずれかのあらゆる可能な具体例を表すことを意味するものではない。
本発明の発光装置の第一の具体例において(図1参照)、封止材料領域117は、近接パターン化封止材料表面113が発光スタック表面114と直接接触するように発光スタック表面114上に配置される。近接パターン化封止材料領域117は、第一凹部フィラーを含有する複数の第一凹部112−1を有する第一凹部セットを含む。第一凹部112−1は、凹部間フィラーを含む凹部間体積エレメント118と直接接触する第一凹部壁111−1を有する。第一凹部112−1は、第一凹部開口部119−1での近接パターン化封止材料表面113まで及ぶ(図4参照)。この具体例において、第二凹部112−2はない。
本発明の発光装置の第二の具体例は、近接パターン化封止材料領域117が1つの第一凹部開口部119−1を有する1つの第一凹部112−1を有する第一凹部セットを含有する以外は、第一の具体例と同じである。典型的には、第一凹部開口部119−1は近接パターン化封止材料表面113のすべて、または実質的にすべてと一致する。すなわち、1つの第一凹部112−1は発光表面114と接触する連続層を形成し、かつ第一凹部深さ129−1における多様性のためにパターン化される。第一凹部112−1でない近接パターン化封止材料領域117のこれらの体積エレメントは、凹部間体積エレメント110である。
本発明の発光装置の第三の具体例において、近接パターン化封止材料領域117は、少なくとも1つの第一凹部112−1を含む第一凹部セットおよび少なくとも1つの第二凹部112−2を含む第二凹部セットの両方を含む。
本発明の近接パターン化封止材料領域117は、少なくとも1つの凹部セットを有し、1つしか凹部セットがないならば、「凹部間体積エレメントセット」も有し、このセットは、1以上の凹部間体積エレメント118を含む。近接パターン化封止材料領域117が1より多い凹部セットを含有する場合、凹部間体積エレメントセットは、近接パターン化封止材料領域117の遠位表面が平坦であるかまたはパターン化されているかに応じて、存在してもよいし、あるいは存在しなくてもよい。遠位表面が平坦であるならば、凹部間体積エレメントセットはない。遠位表面がパターン化されているならば、凹部間体積エレメントセットが存在するであろう。1以上の凹部セットの形成後に封止材料が完全に除去される場合において、任意の凹部間体積は空気(または他の環境気体)により占有されるであろう。
本発明の発光装置の製造方法の第一の具体例において、パターン化された型122を用いて封止材料ブロック120をインプリンティングする。介在する層がその表面上に存在しなくても、封止材料ブロック120の表面をインプリンティングすることができる(図6a〜6d参照)か、または表面をまず第一凹部フィラー層125でコーティングすることができる。図7a〜7cは、ブロック120のコーティングされた面をインプリンティング(図7b〜7c)する前に、第一凹部フィラー層125が封止材料ブロック120に適用されているこの具体例を表す。図7b〜7dは、封止材料ブロック120においてならびに第一凹部フィラー層125においてレリーフパターンを形成するために、パターン化された型表面123が第一凹部フィラー125に十分に衝突する場合を表す。この場合において:第一凹部フィラー表面過剰分126のすべてを、たとえば、平坦化により除去して、複数の第一凹部112−1を形成するか(図7e参照);第一凹部フィラー表面過剰分126を部分的に除去するか;または表面過剰分126を除去しない(図7d参照):ことが望まれる場合がある。パターン化された型表面123により第一凹部フィラー層125上に直接形成される第一凹部フィラー層の表面における刻み目は、第二凹部112−2である。あるいは、パターン化された型表面123は第一凹部フィラー層125と衝突して、封止材料ブロック120の表面を変形させることなく、第一凹部層125にレリーフパターンを形成することができる。第一凹部フィラー層125の非存在下、型表面123は封止材料ブロック120を直接インプリンティングして、封止材料ブロック120表面にレリーフパターンを形成する(図6a〜6d参照)。パターン化された型表面123により封止材料ブロック120上に直接形成される前記表面における刻み目は、第一凹部112−1である。この具体例のこれらの変異型において、刻み目を有するレリーフパターンがパターン化された型表面123と直接接触する層の表面上に形成される。これらの刻み目は第一凹部112−1または第二凹部112−2であり、これらは典型的にはそれぞれ第一凹部フィラーまたは第二凹部フィラーとしての空気または他の気体で初期的に充填される。別法として、非気体状第一凹部フィラーまたは第二凹部フィラーが提供され、パターン化された型表面123がはずれる際に、それぞれ第一凹部112−1または第二凹部112−2中に注入されうる。
本発明の発光装置の製造方法の第二の具体例において、第一凹部フィラー層125が封止材料ブロック120に適用され、第二凹部層がフィラー層125に適用される。パターン化された型表面123を、第一凹部フィラー層125の適用前に、封止材料ブロック120の表面と接触させることができる。パターン化された型表面123を封止材料ブロック、第一凹部フィラー層125および第二凹部フィラー層(単数または複数)の任意のものまたは全部と接触させることができる。さらに、同じパターン化表面123を用いて、各接触表面をインプリントすることができるか、あるいは異なるパターン化表面123を異なる表面のインプリンティングに用いることができる。
当業者は、1以上のインプリンティング工程により第一凹部112−1および第二凹部112−2を近接パターン化封止材料領域117中にいつ形成するのが望まれるかを知っており、組み立ての間、発光装置100上の1以上の位置で、組み立ての間、装置がその上に保持されるアセンブリステージ上の1以上の位置で、または装置とアセンブリステージの両方の上の位置で、位置インデックスを提供することが有利である。このようにして、パターンの配列が達成される。
さらに、(封止材料ブロック、または凹部フィラー層の)同じ表面を1より多くのパターン化された型表面123によりインプリンティングすることができる。たとえば、第一凹部フィラー層の表面は1つのパターン化された型表面123によりインプリンティングされて、第二凹部112−2のパターンを形成し、続いてこれらの第二凹部を第二凹部フィラーで充填し、過剰の第二凹部フィラーを除去し、必要ならば第二凹部フィラーを硬化させることができる。第一凹部フィラー層をその後、別のパターン化された型表面123でパターン化して、第二凹部112−2の別のパターンを形成し、続いてこれらの第二凹部112−2を第二凹部フィラーで充填し、過剰の第二凹部フィラーを除去し、および必要ならば第二凹部フィラーを硬化させる。
近接パターン化封止材料領域117をパターンでインプリントするために型が使用される場合、物質がインプリントされるものであるならば、パターン化が行われる温度は典型的にはポリマー物質のガラス転移温度(Tg)以上であることが認識されるであろう。典型的には、ポリマー物質、型、または両者は、所望のパターンが形成されるまで前記温度に維持され、次いでポリマー物質、型、または両者はポリマー物質のガラス転移温度より低い温度に冷却され、その後、型からはずされる。さらに、ポリマー物質およびこれから型が作られる物質は、ポリマー材料が離脱される際に、型材料がポリマー材料を解放できるように選択されるべきである。
パターンが硬化性フィラー中で形成され、硬化プロセスがUV光を必要とする場合、型は典型的には硬化工程において用いられるUV光の波長に対して透明である材料から作られる。一旦パターンが硬化性フィラー中で形成されたら、型を通してUV光を適用して、これを硬化させる。別法として、型の反対側がUV光に対して透明であるならば、UV光は、型の反対側から適用され、型はUV光に対して透明である必要はない。
本発明のもう一つ別の具体例において、型は高屈折率チップ、たとえば、GaN、ZnS、TiO、またはSiCから、たとえば、レーザーアブレーションを用いて作られる。型を適用してパターンを形成するが、除去しない。その代わり、型それ自体が、型材料(たとえば、GaN、ZnS、TiO、またはSiC)で満たされた1つの凹部を有する凹部セットになる。埋め込まれた型の外部表面は平坦であってもよいし、またはこれが埋め込まれる前または後のいずれかでパターン化することができる。光学接着剤は次に型材料の外部表面に、典型的には10nm以下の厚さの凹部フィラー層として適用され、これは1つの連続凹部として、または凹部開口部119を有する複数の凹部として残存する。独立封止材料シートを次に、光学接着剤が発光スタック表面117に接触するように、発光スタック表面117に結合させる。
さらなる別の具体例において、近接パターン化スタック表面は、発光スタック表面を基体として使用して形成される。凹部フィラー層は前記表面上に構築されて、近接パターン化封止材料領域117を形成する。
封止材料層が、その後に発光スタック表面に適用するために好適な独立光抽出封止材料シートとして形成される場合、前記層はパターン化封止材料領域を有し、これは本明細書においてはその独立形態においても近接パターン化封止材料領域と称する。シートが多層スタックに貼り付けられる場合、独立シートの近接パターン化封止材料領域は発光スタック表面上に配置されると理解されるので、近接なる用語が用いられる。独立「光抽出封止材料シート」は、一旦シートが発光スタック表面114に貼り付けられると、近接パターン化封止材料領域117を有しおよび、任意にパターン化されていない封止材料領域110を有する封止材料層109になる。
「レーザーアブレーション」は、強いレーザー光線により物質が除去されるプロセスである。ホールはこの技術によりポリマーフィルムにおいて形成されうる。レーザーアブレーションは、パターンを形成するための型の使用に対するさらなる代替技術である。
パターン化された型122を用いてパターンが形成される場合、前記型は任意の構造を有してもよく、当該技術分野において公知の任意の材料から作ることができる。たとえば、型は平坦なプレート、1巻のローラー、または複数のローラー、たとえば、カレンダー操作において一般的に用いられる形態であってよい。型はスタンプ操作の間に加熱、冷却またはその両方のために構成されうる。第一凹部フィラー、第二凹部フィラー、または両方がインプリンティングプロセスの間に硬化するならば、型は典型的には、硬化させられる物質を照射するために使用される光(たとえば、紫外線)の波長に対して透明である材料から製造される。
本発明のいくつかの具体例を以下の実施例において詳細に説明する。実施例において使用した化学物質を表Aに記載する。
刻み目の深さの測定
プロファイル測定器Dektak−30(Veeco、ウッドベリー、NY)を使用して、パターン化表面の製造の間に表面に形成される刻み目の深さを測定する。
Figure 2007294956
実験部分において装置番号(文字も含む)により表示された装置例は図面中の図面符号と混同すべきではない。
比較例A
パターン化されていない近接封止材料表面と接触している発光層を有する多層スタック
金属銅(Cu)でコーティングされたシリコンウェハ(Silicon Valley Microelectronics)は底面電極として作用した。LEDチップXB900(Cree)をウェハ上に配置した。1滴のシリコーン流体(Aldrich)をLEDの上面に適用して、屈折率整合を助け、GaN−ITO/ガラス界面での反射を最小限にした。ITOコーティングされたガラス(Applied Films)をLEDチップの上面上に配置した。ITOガラスはプロフィル測定器(Dektak−30、Veeco)で測定すると1〜2nmの表面粗さを有していた。電極をCuウェハおよびITOガラスの両方に取り付けた。レーザーダイオード電源(LDC500、Thorlabs)から電極に電流(ミリアンペア(mA)で測定)を供給した。シリコンディテクタ(Thorlabs)をLEDチップロケーションの上面上に配置し、電圧計(ボルトで測定)に接続した。供給された電流は10mAから80mAまで変化し、LEDからの青色(460nm)光をシリコンディテクターおよび電圧計で測定した。出力電圧を駆動電流で割った勾配は0.019V/mAであった。
実施例1
近接パターン化封止材料領域に光学的に近接した発光スタック表面を有する多層スタックの封止化
ITOガラスの代わりに、ITOでコーティングされたPETフィルム(CPフィルム)をLEDチップの上面上に配置した以外は、比較例Aの方法によりLEDを製造した。PET/ITOフィルムはプロフィル測定器(Dektak−30)を用いて測定すると17nmの表面粗さを有していた。1滴のシリコーン流体(屈折率=1.47、Aldrich)をLEDの上面上に適用して、屈折率整合を助け、GaN−ITO/PET界面での反射を最小限に抑えた。電極をCuコーティングされたウェハおよびPET/ITOフィルムに適用し、電流をLEDチップに通した。出力光をシリコンディテクタおよび電力計で測定した。観察されたシリコンディテクタからの電圧出力をLEDの駆動電流で割った値は0.04V/mAであった。ガラス/ITOおよびPET/ITO間の光伝達の差について調節した後、実施例1の装置の光出力は、比較例Aの装置の光出力よりも1.4倍大きかった(すなわち、40%高い光出力)。
Figure 2007294956
実施例2
P6700スピンコーターを使用して、GaN LEDウェハ(Cree)が、n=1.38を有するZIRKON(商標)低屈折率材料(Rohm and Haas)で100nmの厚さまでスピンコーティングされる。コーティングを90℃で1分間ソフトベークし、突起先端と谷の間の最大距離が100nmである四角錐の周期的パターンを有するパターン化された型を用いてインプリンティングする。各四角錐の底面は一辺が200nmである。各四角錐底面の直角端に平行な2方向の長さの周期は250nmである。ZIRKON低屈折率材料層を次に250℃で2.0時間窒素雰囲気中で硬化させ(Bステージ)、最終のインプリンティングされたコーティング厚さは80nmである。Bステージコーティングの屈折率nは1.1である。高屈折率ポリ(フェニルメチルシロキサン)(n=1.54)をパターン化Bステージコーティングの表面上に100nmの厚さまでスピンコーティングする。次いでまず100℃で加熱し、徐々に硬化温度を130℃まで3.0時間の間に上昇させて、ポリ(フェニルメチルシロキサン)を硬化させる。エキシマーレーザー(Oxford Lasers)を使用したレーザーアブレーションにより、フィルムにおいてホールが形成される。ホールは電気ボンドパッドの位置に対応する。ウェハダイサー(Kulicke and Soffa984型)を用いてウェハを1×1mm片に切り出す。金ワイヤボンドがGaNにワイヤボンダー(Kulicke and Soffa、1488型)で結合される。電力をLEDチップに供給する。光度計システム(2000型、Ocean Optics)を用いて観察される光出力は20ルーメン/ワットである。
比較例B
BステージZIRCON低屈折率材料の介在層を適用することなく、封止材料をLEDの上面上に直接適用する以外は、実施例2の方法を用いて発光装置を製造した。封止材料は架橋したフェニルメチルシロキサンコポリマー(n=1.54)である。LEDチップは実施例2におけるように結合されたワイヤを有し、電力はLEDチップに供給される。観察される出力は10ルーメン/ワットである。
実施例3
GaNウェハ(実施例2参照)をZIRCON低屈折率材料でコーティングし、実施例2におけるようにコーティングをBステージ化し、かつインプリンティングする。銀の透明層を銀層の厚さが50nmになるようにインプリンティングされたフィルム上に堆積させる。スパッタリング(Denton Vacuum)により金属銀を堆積させる。銀でコーティングされたインプリンティングされたフィルムを次いでポリ(フェニルメチルシロキサン)でコーティングし、実施例2におけるように硬化させ、発光装置を実施例2におけるように仕上げ、試験する。銀の透明層を有する発光装置は、装置例3aである。透明導電層がそれぞれ、金、アルミニウム、またはインジウムスズ酸化物(ITO)である以外は同じ手順により、装置3b、3c、および3dを製造する。観察される光出力は;装置3aについては25ルーメン/ワットであり;装置3bについては25ルーメン/ワットであり;装置3cについては25ルーメン/ワットであり;装置3dについては25ルーメン/ワットである。
比較例C
BステージZIRCON低屈折率材料の介在層を適用することなく、封止材料がLEDの上面上に直接適用される以外は実施例3の方法を用いて発光装置を製造する。封止材料は架橋したフェニルメチルシロキサンコポリマー(n=1.54)である。LEDチップは実施例2におけるように結合されたワイヤを有し、電力がLEDチップに供給される。観察される出力は10ルーメン/ワットである。
実施例4
GaN LEDウェハ(Cree)が架橋性基を有するポリ(フェニルメチルシロキサン)(Rohm and Haas、n=1.54)で100nmの厚さまでスピンコーティングされる。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐のパターンを有するパターン化ニッケル型を用いてコーティングを次いでインプリンティングし、130℃で熱硬化させる。次いで、型をはずす。実施例2に記載されるように、100nmの厚さまでZIRCON低屈折率材料を硬化ポリ(フェニルメチルシロキサン)のパターン化表面上にコーティングする。ZIRCON低屈折率フィルムを次いで0℃で1分間ソフトベークし、250℃で2.0時間Bステージ化して、その最終厚さが80nm、およびn=1.1になるようにする。エキシマーレーザー(Oxford Laser)を使用したレーザーアブレーションにより、フィルムにおいてホールが形成される。前記実施例2におけるようにウェハをダイスに切り出す。前記実施例2におけるように金ワイヤボンドをGaN層に結合させる。前記実施例2におけるように電力をLEDチップに供給する。観察される光出力は20ルーメン/ワットである。
比較例D
BステージZIRCON低屈折率材料の介在層を適用することなく、ポリ(フェニルメチルシロキサン)をLEDの上面に直接適用する以外は実施例4の方法を用いて発光装置を製造する。封止材料は架橋ポリ(フェニルメチルシロキサン)(n=1.58)である。LEDチップは実施例2における様に結合されたワイヤを有し、電力がLEDチップに供給される。観察される出力は10ルーメン/ワットである。
実施例5
GaNウェハ(実施例4参照)をまずフェニルシロキサンコポリマー(n=1.58)でコーティングし、実施例4におけるようにインプリンティングする。硬化したフェニルシロキサンコポリマーの表面上に金属銀の透明層を堆積させて、銀層の厚さが30nmになるようにする。ZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.38)を次いでフェニルシロキサンコポリマーコーティングのパターン化表面上にコーティングする。ZIRCON低屈折率層を次いでBステージ化して、Bステージコーティングを得、これは80nmの厚さおよびn=1.1を有している。発光装置を実施例4におけるように仕上げ、試験する。銀の透明層を有する発光装置は、装置5aである。透明金属層がそれぞれ、金、アルミニウム、またはインジウムスズ酸化物である以外は同じ手順により、装置5b、5c、および5dを製造する。観察される光出力は;装置5aについては25ルーメン/ワットであり;装置5bについては25ルーメン/ワットであり;装置5cについては25ルーメン/ワットであり;装置5dについては25ルーメン/ワットである。
実施例6
GaNウェハを厚さ10nmの銀の導電性層でコーティングする。干渉リソグラフィーツールを用いて、銀層を次いでパターン化する。パターンの周期は250nmであり、線幅は100nmである。100nmの厚さを有するポリ(フェニルメチルシロキサン)(n=1.54)のコーティングを次いでパターン化表面に適用する。ポリ(フェニルメチルシロキサン)層を次いで実施例4におけるようにナノインプリントし、銀金属における周期的パターンに対する型の位置合わせ(位置インデックスでの整列による)を確実にする。ポリマーを100℃の初期温度で、3.0時間の間に徐々に130℃まで温度を上昇させて硬化させる。型を次いでとりはずす。ZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.38)を硬化させて、硬化Bステージコーティングを得、これは80nmの厚さおよびn=1.1を有する。発光装置を実施例4におけるように仕上げ、試験する。銀の透明層を有する発光装置は装置6aである。透明金属層がそれぞれ、金、アルミニウム、またはインジウムスズ酸化物である以外は同じ手順により、装置6b、6c、および6dを製造する。観察される光出力は;装置6aについては25ルーメン/ワットであり;装置6bについては25ルーメン/ワットであり;装置6cについては25ルーメン/ワットであり;装置6dについては25ルーメン/ワットである。
実施例7
独立光抽出シートの製造
幅、長さ、および厚さがそれぞれ10cm、10cm、および50ミクロンである透明高温ポリイミドフィルム(Sixeff、Hoechst)をフェニルメチルシロキサンコポリマー(n=1.58)でスピンコーティングして、Dektak−30により測定して、100nmのコーティング厚さにする。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐からなるパターンを有するパターン化ニッケル型を用いてフィルムをインプリンティングする。四角錐の底部は100nmである。周期性は面におけるxおよびy次元のどちらにおいても同じである。コーティングを100℃の初期温度で、3.0時間の間に徐々に温度を130℃まで上昇させて硬化させる。型を次いで離脱させる。ZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.38)をスピンコーティングして厚さ100nmにし、100℃で乾燥させる。ZIRCON低屈折率層を実施例4の方法に従ってBステージ化して、厚さ80nm、n=1.1を有するBステージコーティングを得る。実施例4におけるように、ホールがGaNウェハの電気ボンドパッドの位置と一致するようにレーザーアブレーションによりフィルム中にホールを形成する。非常に低粘度(Norland74、80センチポアズ)の光学接着剤をまずGaNウェハ上に厚さ5nmまでスピンコーティングする。次いで光抽出フィルムをウェハに付着させ、確実にエアギャップまたは気泡がないようにする。Spectronics Bench Mount(Norland、NJ)を用いて、UV光により光学接着剤を次いで硬化させる。実施例2に従ってウェハをこれに結合されたLEFとともにさいころ状に切り出す。実施例2に従って、ワイヤボンドをLEF中のホールを通してLEDに結合させる。電流をLEDチップに通し、光出力を測定する。光出力は25ルーメン/ワットである。
実施例8
凹部フィラーとして金属を有する近接パターン化封止材料領域の形成
幅、長さ、および厚さがそれぞれ10cm、10cm、および50ミクロンである透明高温ポリイミドフィルム(Hitachi Chemical)がフェニルメチルシロキサンコポリマー(n=1.54)でスピンコーティングされて、Dektak−30により測定して、100nmのコーティング厚さにされる。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐からなるパターンを有するパターン化ニッケル型を用いてフィルムをインプリンティングする。四角錐の底部は100nmである。パターン周期性は面におけるxおよびy次元のどちらにおいても同じである。インプリンティング後、コーティングを130℃で硬化させ、型を取り外す。薄い透明金属フィルムを、厚さ50nmまで、フィルムのインプリントされた面上にスパッタリングする。金属は銀である。ZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.38)をスピンコーティングして厚さ100nmにし、100℃で乾燥させる。ZIRCON低屈折率層を実施例4の方法に従ってBステージ化して、厚さ80nm、n=1.1を有するBステージコーティングを得る。実施例4におけるように、ホールがGaNウェハの電気ボンドパッドの位置と一致するようにレーザーアブレーションによりフィルム中にホールを形成する。非常に低粘度(Norland74、80センチポアズ)の光学接着剤をまずGaNウェハ上に厚さ5nmまでスピンコーティングする。次いで光抽出フィルム(LEF)をウェハに付着させ、確実にエアギャップまたは気泡がないようにする。次いで、光学接着剤がUV光(Spectronics Bench Mount;Norland、NJ)により硬化される。次いで、実施例2に従ってこれに結合されたLEFとともにウェハをさいころ状に切り出した。実施例2に従ってワイヤボンドをLEF中のホールを通してLEDに結合させる。電流をLEDチップに通し、光出力を測定する。銀の透明層を有する発光装置は装置8aである。透明金属層がそれぞれ、金、アルミニウム、またはインジウムスズ酸化物である以外は同じ手順により、装置8b、8c、および8dを製造する。観察される光出力は;装置8aについては25ルーメン/ワットであり;装置8bについては25ルーメン/ワットであり;装置8cについては25ルーメン/ワットであり;装置8dについては25ルーメン/ワットである。
実施例9
幅、長さ、および厚さがそれぞれ10cm、10cm、および50ミクロンである透明高温ポリイミドフィルム(Sixeff、Hoechst)がZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.38)で100nmの厚さになるまでスピンコーティングされ、100℃でソフトベークされる。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐からなるパターン化ニッケル型を用いてフィルムをインプリンティングする。四角錐の底部は100nmである。パターン周期は面におけるxおよびy次元のどちらにおいても同じである。ナノインプリンティング後、ZIRCON低屈折率層を250℃で2.0時間、窒素雰囲気中で硬化(Bステージ化)させる。結果として得られるナノインプリンティングされたコーティング厚さは80nmである。パターン化Bステージコーティングの表面上に高屈折率ポリ(フェニルメチルシロキサン)(n=1.54)をDektak−30により測定すると100nmの厚さまで、スピンコーティングする。ポリ(フェニルメチルシロキサン)を次いで、100℃の初期温度で3.0時間加熱することにより硬化させる。エキシマーレーザー(Oxford Laser)を用いたレーザーアブレーションによりフィルム中にホールを形成する。ホールは電気ボンドパッドの位置に対応する。前記実施例8におけるように、フィルム(LEF)をUV硬化性接着剤の非常に薄い層と付着させて、確実にボイドまたは気泡がないようにする。ウェハダイサー(Kulicke and Soffa984型)を用いてウェハを1×1mm片に切り出す。金ワイヤボンドをGaNにワイヤボンダー(Kulicke and Soffa、1488型)で結合させる。電力をLEDチップに供給する。観察される光出力は25ルーメン/ワットである。
実施例10
幅、長さ、および厚さがそれぞれ10cm、10cm、および50ミクロンである透明高温ポリイミドフィルム(Sixeff、Hoechst)をZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.38)で100nmの厚さにスピンコーティングして、100℃でソフトベークする。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐からなるパターンを有するパターン化ニッケル型を用いてフィルムをナノインプリンティングする。四角錐の底部は100nmである。パターン周期は面におけるxおよびy次元のどちらにおいても同じである。インプリンティング後、材料を250℃で2.0時間、窒素雰囲気中でBステージ化して、n=1.1およびコーティング厚さ80nmを有する層を得る。薄い透明金属フィルムを、厚さ80nmのフィルムのインプリントされた面上にスパッタリングする。金属は銀である。高屈折率ポリ(フェニルメチルシロキサン;n=1.54)をパターン化Bステージコーティングの表面上にスピンコーティングして、Dektak−30により測定して厚さ100nmにする。ポリ(フェニルメチルシロキサン)を次いで、まず100℃で加熱し、3.0時間の間に温度を130℃まで徐々に上昇させることにより硬化させる。エキシマーレーザー(Oxford Laser)を使用したレーザーアブレーションにより、フィルム中にホールが形成される。ホールは電気ボンドパッドの位置に対応する。フィルムを実施例8におけるように、UV硬化性光学接着剤の非常に薄い層で接着して、空隙または気泡がないことを確実にする。ウェハダイサー(Kulicke and Soffa984型)を用いてウェハを1×1mm片に切り出す。金ワイヤボンドをGaNにワイヤボンダー(Kulicke and Soffa、1488型)で結合させる。電力をLEDチップに供給する。銀の透明層を有する発光装置は装置10aである。透明金属層がそれぞれ、金、アルミニウム、またはインジウムスズ酸化物である以外は同じ手順により、装置10b、10c、および10dを製造する。観察される光出力は;装置10aについては25ルーメン/ワットであり;装置10bについては25ルーメン/ワットであり;装置10cについては25ルーメン/ワットであり;装置10dについては25ルーメン/ワットである。
実施例11
幅、長さ、および厚さがそれぞれ10cm、10cm、および50ミクロンである透明高温ポリイミドフィルム(Sixeff、Hoechst)をZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas、n=1.54)で、Dektak−30により測定して100nmのコーティング厚さにスピンコーティングする。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐からなるパターンを有するパターン化ニッケル型を用いてフィルムをナノインプリンティングする。四角錐の底部は100nmである。パターン周期は面におけるxおよびy次元のどちらにおいても同じである。コーティングをまず100℃で、3.0時間の間に温度を130℃まで徐々に上昇させて硬化させる。型を次にはずす。ZIRCON低屈折率材料(Rohm and Haas;n=1.38)を100nmの厚さまでスピンコーティングし、100℃でソフトベークする。ZIRCON低屈折率層を次に実施例4の方法に従ってBステージ化して、80nmの厚さおよびn=1.1を有するG段コーティングを得る。スパッタリングツール(Denton Vacuum)を用いて銀の層をZIRCON低屈折率層上に10nmの厚さまでスパッタリングする。干渉リソグラフィーツールを用いて銀フィルムを次に周期的に画像化する。画像化プロセスは、ポリ(フェニルメチルシロキサン)層においてその下に周期的刻み目をつける。銀層を次にエッチングして、幅100nmでパターン周期250nmの線の周期的配列を形成する。実施例4におけるように、ホールがGaNウェハの電気結合パッドの位置と一致するようにレーザーアブレーション(Oxford Laser)によりフィルム中にホールを形成する。非常に低い粘度を有する光学接着剤(Norland 74、80センチポアズ)をまずGaNウェハ上にスピンコーティングして、5nmの厚さにする。次に、LEFフィルムをウェハに付着させ、エアギャップまたは気泡がないことを確実にする。次にUV光(Spectronics Bench Mount;Norlan、NJ)を用いて光学接着剤を硬化させる。ウェハダイサー(Kulicke and Soffa984型)を用いてウェハを1×1mm片に切り出す。金ワイヤボンドをGaNにワイヤボンダー(Kulicke and Soffa、1488型)で結合させる。電力をLEDチップに供給する。銀の透明層を有する発光装置は装置11aである。透明金属層がそれぞれ、金、アルミニウム、またはインジウムスズ酸化物である以外は同じ手順により、装置11b、11c、および11dを製造する。観察される光出力は;装置11aについては25ルーメン/ワットであり;装置11bについては25ルーメン/ワットであり;装置11cについては25ルーメン/ワットであり;装置11dについては25ルーメン/ワットである。
実施例12
RI〜1.54を有する、架橋性基を有するポリフェニルシロキサンを、寸法が1〜10nmのサイズ範囲であるナノリン光体CdSeと混合する。ナノリン光体は、Evident Technology(Troy,New York)から入手される。ナノリン光体の濃度は、フェニルシロキサンポリマー中約5重量%である。GaN LEDウェハ(Cree)をスピンコーティングして100nmの厚さにする。突起先端と谷の間の最大距離が100nmであり、長さ周期が250nmである四角錐のパターンを有するパターン化ニッケル型を用いて、コーティングを次にインプリンティングし、130℃で加熱硬化させる。型を次にとりはずす。Zircon低屈折率材料を実施例2において記載したように100nmの厚さまで硬化ポリフェニルシロキサンのパターン化表面上にコーティングする。Zircon低屈折率層を100℃で1分間ソフトベークし、250℃で2.0時間Bステージ化して、その最終厚さが80nm、n=1.1になるようにする。エキシマーレーザー(Oxford Laser)を使用したレーザーアブレーションによりホールが形成される。ウェハを前記実施例2におけるように切り出す。金ワイヤボンドをGaN層に結合させる。前記実施例2におけるように、電力をLEDチップに供給する。465nm〜640nmの波長範囲の白色光が観察され、20ルーメン/ワットの光出力が観察される。
実施例13
ポリマーフィルムを有する無機レンズ列
高屈折率無機材料およびポリマーを含むハイブリッドフィルムは次のようにして製造される。円形レンズ列でパターン化された石英型であって、レンズが28.7ミクロンの曲率の半径および10ミクロンのサグ(ここにおいて、「サグ」は型レンズ突起の最大高さをさす)を有する。石英のレンズ列パターンを含む型をMEMS Optial(Huntsville,アラバマ)から入手する。ポリジメチルシロキサン(PDMS、Sylgard184、Dow Corning)をレンズ列型上に注ぎ、次いで硬化させる。PDMSフィルムを剥離し、後にレンズ列のインプリントが残る。フィルムは深さ10ミクロンの周期的半球状凹部を含む。フィルムを続いて蒸発チャンバー(Evaporated Coating(Willow Grove,PS)中に入れ、Dynavacマシン(Hingham,MA)を用いたPVDプロセスを使用してZnSを堆積させて、凹部がZnSで充填されるようにする。最後に、過剰のZnSをフィルムから研磨して除去し、あとに平滑なZnS表面が残る。形成された複合フィルムはポリマーマトリックス中に半球状ZnS表面レンズを有する。ハイブリッドフィルムをGaN LED装置上に置いて、優れた光学接触がZnSおよびGaN表面間に形成されるようにする。電流を装置に供給し、20ルーメン/ワットが観察される。
比較例E
PDMSフィルムをLEDのGaN表面に直接適用する。電流を供給し、光出力は10ルーメン/ワットである。
図1側面図1a〜1bはそれぞれ近接パターン化封止材料領域117を有する封止材料層109を含む発光装置を表す。
図2LED側面図2a〜2fはそれぞれ、nドープ層107および近接パターン化封止材料領域117を有する封止材料層109を含む発光装置の一部を表す。
図3発光装置図3a〜3dはそれぞれ、第一凹部開口部119−1および凹部間体積エレメント118を含む、近接パターン化封止材料表面113を表す。
図4の図4a、4c、4e、および4hはそれぞれ、近接したパターン化封止材料表面113で第一凹部開口部119−1および凹部間体積エレメント118を有する第一凹部112−1を表す。
図5発光装置の図5a〜5eはそれぞれ、第一凹部開口部119−1および凹部間体積エレメント118を含む、近接パターン化封止材料表面113を表す。
図6の図6a〜6dはそれぞれ、封止材料ブロック120および、封止材料層109の近接パターン化封止材料表面113に変形される封止材料ブロック120の表面において第一凹部112−1を形成するパターン化された型の側面図である。
図7の図7a〜7eはそれぞれ、第一凹部フィラー層125でコーティングされた封止材料ブロック120が、近接パターン化封止材料領域117を有する封止材料層109であって、第一凹部壁111−1を有する第一凹部112−1を含む層に変形される間の側面図を表す。第一凹部112−1は、完全または部分的に、第一凹部フィラー層125由来の第一凹部フィラーで充填される。図7a〜7cはそれぞれ、封止材料ブロック120においてレリーフパターンを形成するために使用されるパターン化された型の側面図をさらに含む。図7dは、近接パターン化封止材料領域117を表し、その第一凹部112−1は第一凹部フィラー層125由来の第一凹部フィラーを含有し、第二凹部112−2は第二凹部フィラーを含有する。図7dは、第一凹部フィラー表面過剰分126が除去されてないか、または部分的に除去された場合を表す。図7eは、平坦化の間に、第一凹部フィラー表面過剰分126の除去により形成される近接パターン化封止材料領域117を表す。
図8の図8a〜8dはそれぞれ、近接パターン化封止材料領域117の側面図を表す。図8aは、1より多いサイズを有する第一凹部112−1および凹部間体積エレメント118を表す。図8bおよび8cは、第一凹部112−1および第二凹部112−2を含む。図8bおよび8cにおいて、第二凹部112−2は同じ形状およびサイズを有する。図8dにおいて、第二凹部112−2は形状およびサイズが異なる。図8aはさらに、所定の第一凹部112−1の第一凹部深さ129−1および最大第一凹部深さ130−1を示す。図8cおよび8dは、第二凹部壁111−2および第二凹部開口部119−2を示し、図8dは、所定の第二凹部112−2の第二凹部深さ129−2および最大第二凹部深さ130−2を示す。
図9は、多層スタック115が任意の補助光伝達層131および任意のカバースリップ127をさらに含む以外は図1bにおける様な多層スタック115の側面図を表す。図1bにおいて示される発光スタック表面114に加えて、補助光伝達層131の2つの発光スタック表面が示され、それぞれはその上に配置された、近接パターン化封止材料領域117を有する。補助光伝達層131は、pドープ型層105と反対側の発光スタック表面114をさらに有し、補助発光層は反射層103上に配置されるが、その上に配置された近接パターン化封止材料領域117を有していない。
10a〜10eは、凹部パターンを表し、これは側面のフィーチャーサイズおよびパターンフィーチャーが側方次元xおよびyにおいて繰り返す周期を示す。図10aおよび10c〜10eは、近接パターン化封止材料領域117の側面図である。図10bは、領域117の遠位表面上の視点からの、近接パターン化封止材料領域117の図である。
符号の説明
100 発光ダイオード(LED)
101 サブマウント
102 結合層
103 反射層
104 支持体
105 pドープ層
106 光発生層
107 nドープ層
108 n側接触パッド
109 封止材料層
110 非パターン化封止材料領域
111−1 第一凹部壁
111−2 第二凹部壁
112−1 第一凹部
112−2 第二凹部
113 近接パターン化封止材料表面
114 発光スタック表面
115 多層スタック
116 p側接触層
117 近接パターン化封止材料領域
118 凹部間体積エレメント
119−1 第一凹部開口部
119−2 第二凹部開口部
120 封止材料ブロック
121 封止材料ブロック非パターン化近接表面
122 パターン化された型
123 パターン化された型表面
124 型突出部
125 第一凹部フィラー層
126 第一凹部フィラー表面過剰分
127 カバースリップ
128 近接パターン化封止材料領域厚さ
129−1 第一凹部深さ
129−2 第二凹部深さ
130−1 最大第一凹部深さ
130−2 最大第二凹部深さ
131 補助光伝達層
132 x次元フィーチャーサイズ
133 x次元周期
134 y次元フィーチャーサイズ
135 y次元周期

Claims (10)

  1. 発光装置であって、
    (a)多層スタック:
    該多層スタックは、nドープ層;光発生層;およびpドープ層を含み、発光スタック表面を有する;並びに
    (b)封止材料層:
    該封止材料層は、近接パターン化封止材料領域を含み、および、任意に、パターン化されていない封止材料領域を含み;
    該近接パターン化封止材料領域は、
    第一凹部セット(該第一凹部セットは、第一凹部フィラーを含む少なくとも1つの第一凹部を含む);および
    任意に、第二凹部セット(該第二凹部セットは、第二凹部フィラーを含む少なくとも1つの第二凹部を含む);および
    前記発光スタック表面上に配置された近接パターン化封止材料表面:
    を含み;
    (ここにおいて、前記第一凹部セットおよび前記第二凹部セットの少なくとも1つはパターンを有し:
    前記パターンは、ランダムパターン、周期的パターン、またはその組み合わせから選択され、
    前記パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも5ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下のフィーチャーサイズを有し;
    前記周期的パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも10ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下の周期を有し;
    前記第一凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
    前記第二凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
    前記第一凹部および前記第二凹部の少なくとも1つは、前記外部パターン化封止材料表面と一致する凹部開口部を有する);および
    前記パターン化されていない封止材料領域は、封止材料を含み、
    (ここにおいて、前記第一凹部フィラーは、第二凹部フィラーおよび前記封止材料の少なくとも1つと屈折率が少なくとも0.001、かつ3.0以下異なり;および
    前記第一凹部フィラー、前記第二凹部フィラー、および前記封止材料の少なくとも1つは少なくとも0.03g/cm、かつ0.60g/cm以下の平均密度を有する)
    :を含む発光装置。
  2. 前記第一凹部フィラーおよび前記第二凹部フィラーの少なくとも1つが、GaN、SiC、AlN、ZnS、TiO、ZnO、GaP、および高RIガラスから選択される請求項1記載の発光装置。
  3. 前記第一凹部フィラーおよび前記第二凹部フィラーの少なくとも1つが0.60g/cmより高く、かつ7.0g/cm以下の平均密度を有する請求項1記載の発光装置。
  4. 前記第一凹部フィラー、前記第二凹部フィラー、および前記封止材料の少なくとも1つが、硬化Bステージ光学材料である請求項1記載の発光装置。
  5. 前記硬化Bステージ光学材料が細孔をさらに含み、ここにおいて、前記硬化Bステージ光学材料が前記硬化Bステージ光学材料の体積基準で、少なくとも0.1体積%〜95体積%の孔隙率を有する請求項4記載の発光装置。
  6. 前記光発生層により発生する光であって、反射層に衝突する光の少なくとも50%を反射させることができる反射層をさらに含み、前記反射層が、前記発光スタック表面から前記多層スタックの反対側に配置されている請求項1記載の発光装置。
  7. 前記多層スタックが、前記発光スタック表面と前記近接パターン化封止材料表面の間に配置された、介在する高屈折率層をさらに含み、前記の介在する高屈折率層が、抽出される光の波長に関して、発光スタック表面の屈折率より0.5以上低い屈折率を有する、請求項1記載の発光装置。
  8. 前記多層スタックが、前記発光スタック表面および前記近接パターン化封止材料表面の間に配置された結合層をさらに含み、前記結合層が1nmから50nmの間の厚さを有する請求項1記載の発光装置。
  9. (A)封止材料を含む封止材料ブロックを提供し;
    (B)外部パターン化封止材料表面を有するパターン化封止材料領域を有する光抽出封止材料シートを前記封止材料ブロックの表面上に形成し;
    (ここにおいて、前記パターン化封止材料領域を形成する前記工程は:
    (a)少なくとも1つの第一凹部を含む第一凹部セットを形成し;
    (b)前記第一凹部を第一凹部フィラーで満たし;
    (c)任意に、第二凹部セットを形成し(該第二凹部セットは少なくとも1つの第二凹部を含む);および前記第二凹部を第二凹部フィラーで満たすこと:を含み;
    前記の第一凹部セットおよび前記の第二凹部セットの少なくとも1つはパターンを有し:
    前記パターンは、ランダムパターン、周期的パターン、またはその組み合わせから選択され、
    前記パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも5ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下のフィーチャーサイズを有し;
    前記周期的パターンは、少なくとも1つの側方次元において、少なくとも10ナノメートルであって、かつ5,000ミクロン以下の周期を有し;
    前記第一凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
    前記第二凹部は、少なくとも25ナノメートルであって、かつ10,000ミクロン以下の最大凹部深さを有し;
    前記第一凹部および前記第二凹部の少なくとも1つは、前記外部パターン化封止材料表面と一致する凹部開口部を有し;
    前記第一凹部フィラーは、第二凹部フィラーおよび前記封止材料の少なくとも1つと屈折率が少なくとも0.001、かつ3.0以下異なり;
    前記第一凹部フィラー、前記第二凹部フィラー、および前記封止材料の少なくとも1つは少なくとも0.03g/cm、かつ0.60g/cm以下の平均密度を有する);
    (C)前記光抽出封止材料シートを多層スタックに付着させ
    (ここにおいて、前記多層スタックは、
    nドープ層
    光発生層;および
    pドープ層:を含み;
    前記多層スタックは発光スタック表面を有し;および
    前記外部パターン化封止材料表面は前記発光スタック表面上に配置され;
    前記発光スタック表面は平滑表面およびパターン化マルチレベル表面から選択されるトポグラフィーを有し;
    前記パターン化マルチレベル表面は、ランダムパターン、周期的パターン、およびその組み合わせから選択されるパターンを有する);および
    D)任意に、前記封止材料の全部または一部を任意または前記の第一凹部セットおよび前記の第二凹部セットとの接触から除く:
    工程を含む、封入された発光装置の製造方法。
  10. 第一凹部フィラー、前記第二凹部フィラー、および前記封止材料の少なくとも1つが、細孔を含む硬化Bステージ光学材料であり、
    ここにおいて、前記Bステージ光学材料が:
    少なくとも5nmであって、かつ50nm以下の平均粒子サイズを有するポロゲン粒子を含む硬化性Bステージ光学材料を提供し;
    前記硬化性Bステージ光学材料を硬化させて、硬化したB−d光学材料を形成し;および
    前記ポロゲン粒子を除去して、細孔をさらに含む硬化したBステージ光学材料を形成する
    (ここにおいて、前記細孔は、少なくとも5nmであって、かつ50nm以下の平均細孔サイズを有し;および
    前記硬化Bステージ光学材料は、前記硬化Bステージ光学材料の体積基準で、少なくとも0.1体積%であって、かつ95体積%以下の孔隙率を有する)
    :さらなる工程により形成される請求項9記載の方法。
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