JP2007293293A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007293293A
JP2007293293A JP2007073387A JP2007073387A JP2007293293A JP 2007293293 A JP2007293293 A JP 2007293293A JP 2007073387 A JP2007073387 A JP 2007073387A JP 2007073387 A JP2007073387 A JP 2007073387A JP 2007293293 A JP2007293293 A JP 2007293293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
iron piece
state
shutter
collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007073387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4628387B2 (ja
Inventor
Masakatsu Ichihara
正勝 市原
Nobuyoshi Inoue
信義 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2007073387A priority Critical patent/JP4628387B2/ja
Priority to CN2007100936577A priority patent/CN101046596B/zh
Priority to US11/729,983 priority patent/US7775728B2/en
Publication of JP2007293293A publication Critical patent/JP2007293293A/ja
Priority to US12/758,439 priority patent/US8277133B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4628387B2 publication Critical patent/JP4628387B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

【課題】シャッタ羽根の作動開始制御用電磁石に吸着される鉄片部材を好適に取り付けているフォーカルプレンシャッタを提供すること。
【解決手段】先羽根用駆動部材6は、シャッタ地板に立設された軸に回転可能に嵌合させる筒部6aと、先羽根のアームに連結させる駆動ピン6bと、先羽根用電磁石の鉄芯部材4に吸着される鉄片部材8を取り付けた取付部6cとを有している。鉄片部材8は、軸部8aの一端に鉄片部8bを有し、他端に鍔部8cを有していて、その軸部8aを取付部6cの取付孔6c−2に緩く嵌合させていると共に、圧縮ばね9によって鉄芯部材4の方へ付勢されている。そして、その軸部8aには、座金7が、その孔7aを嵌合させて取り付けられているが、その座金7は、その孔7aの両側にわたって弧状部7bを形成していていて、折曲部7cを取付部6cの6c−3に挿入している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、一つ又は二つのシャッタ羽根を備えているカメラ用フォーカルプレンシャッタに関する。
カメラ用フォーカルプレンシャッタの中には、二つのシャッタ羽根(先羽根,後羽根)と、一つのシャッタ羽根を備えたものとが知られている。そして、二つのシャッタ羽根を備えたものは、銀塩フィルムカメラにも、デジタルカメラにも採用されているが、一つのシャッタ羽根を備えたものは、デジタルカメラにだけ採用されている。また、いずれのフォーカルプレンシャッタであっても、各々のシャッタ羽根は、シャッタ地板の羽根室側の面に対しそれらの一端を個々に枢着した二つのアームと、それらのアームの両方に枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されている。
また、シャッタ地板の羽根室外の面には、シャッタ羽根用の駆動部材が回転可能に取り付けられており、その駆動ピンが、羽根室内でシャッタ羽根の一方のアームに連結されている。この駆動部材は、撮影時には、駆動ばねの付勢力によって回転させられて、シャッタ羽根を急速に走行させ、セット時には、セット部材によって駆動ばねの付勢力に抗して回転させられ、シャッタ羽根をセット状態に復帰させるようにしている。そして、その駆動部材は、撮影時には、電磁石への通電を断つことによって、上記のように回転を開始するようになっているが、その直前までの駆動部材の保持構成には、係止タイプと称されているものと、ダイレクトタイプと称されているものとがある。
それらのうち、係止タイプの代表的なものとしては、下記の特許文献1に記載のシャッタ羽根駆動機構と特許文献2に記載の制御機構とからなる構成のもの(但し、特許文献1と特許文献2とでは、先羽根系と後羽根系の配置が逆になっている)と、特許文献3に記載されている構成のものとがある。そして、前者の構成のものは、係止部材によって係止されている駆動部材を、撮影時において解除するために、解除部材(特許文献2における開き鉄片レバー4,閉じ鉄片レバー7)を備えており、また、撮影時において電磁石のコイル(特許文献2における電磁石コイル2,3)に通電されるまでは、その解除部材に取り付けられている鉄片部材(特許文献2における鉄片4a,7a)を、電磁石の鉄芯部材に対して接触状態にしておくようにするために、ホールド部材(特許文献2における第一ホールドレバー10)を備えているものである。また、後者の構成のものは、上記のような接触状態を維持させておくためにホールド部材を設ける必要がなく、その役目を、駆動部材のセット部材に直接負わせるようにしたものである。
他方、ダイレクトタイプと称されているものは、上記の係止タイプのもののように、ホールド部材のほか、係止部材や解除部材も備えておらず、下記の特許文献4,5に記載されているように、鉄片部材は、駆動部材に取り付けられており、撮影時において電磁石のコイルに通電されるまでは、セット部材が、駆動ばねの付勢力に抗して、駆動部材をセット状態に維持し、電磁石の鉄芯部材と鉄片部材との接触状態を維持させておくようにしたものである。
ところで、これらの構成をしたフォーカルプレンシャッタは、シャッタ羽根を一つ備えているものであっても二つ備えているものであっても、また、係止タイプのものであってもダイレクトタイプのものであっても、電磁石が鉄片部材の吸着保持を開始するのは、上記したように、レリーズ直後の撮影開始直前段階において、電磁石のコイルに通電されたときである。そのため、この通電開始時において、もしも、鉄片部材の被吸着面が電磁石の吸着面に対して傾いていて、両方の面が密接していないときには、電磁石による十分な吸着保持力が得られず、所定のタイミングよりも早期に、駆動部材が駆動ばねの付勢力によって回転を開始し、シャッタ羽根に露光作動を開始させてしまうという事態が発生する。そこで、セット状態においては、鉄片部材の被吸着面と電磁石の吸着面とが必ず密接状態になっているようにするために、鉄片部材の取付構成を工夫する方法や、電磁石の取付構成を工夫する方法が数多く提案されているが、それらのうち、駆動部材に対する鉄片部材の取付構成に工夫をしたものが、下記の特許文献4,5に記載されている。
特許文献4,5に記載されている構成の場合、鉄片部材は、軸部(特許文献4においては鉄片軸)の一端に鉄片部(特許文献4においては鉄片)を有し、他端には鍔部(特許文献5においては頭部)を有した形状をしており、その軸部を、駆動部材の取付部に形成された孔に緩く嵌合させている。そして、この鉄片部材は、ばねによって、鉄片部を電磁石に向けて付勢しているため、鉄片部が電磁石の鉄芯部材に接触していないときは、鍔部が駆動部材の取付部に形成された取付孔の縁に接触している。そして、セット時において、鉄片部が電磁石の鉄芯部材に接触させられるときに、鉄芯部材の吸着面に対して鉄片部の被吸着面が傾いている場合は、その取付孔の中心線に対して鉄片部材の軸部の中心線を傾かせ、吸着面と被吸着面が密接するようになっている。ところが、このとき、鍔部も傾かされるが、鍔部の周辺部が取付孔の縁に邪魔されると、スムーズに傾くことができないことがある。そのため、そのようなことがないようにするために、特許文献4,5の図面上で明示されているように、その取付孔の縁を円弧状の面に形成することが知られている。また、そのほかには、下記の特許文献6に記載されているように、その取付孔を間にして二つの突部(凸部23d)を形成することも知られている。
また、取付孔の縁をそのような形状にすることは、ほかの理由からも好ましいことである。即ち、製作上の観点からは、セット時に鉄芯部材と鉄片部とが密接状態になった瞬間に、駆動部材の回転が停止するようにすることは、至難の業である。そのため、実際には、駆動部材は、上記の密接状態が確実に得られた後の出来るだけ早い時点で停止するように製作されている。そのため、セット完了状態においては、特許文献4の図3及び特許文献5の図2にも示されているように、鉄片部材の鍔部が、取付部の孔の縁から離れた状態になっている。ところが、そのように構成されているということは、撮影の初期段階において、鉄片部材が電磁石の鉄芯部材に吸着保持されてから、それまで両者の接触状態を維持させていたセット部材が逃げたとき、駆動部材は、駆動ばねの付勢力によって、取付孔の縁が鉄片部材の鍔部に当接するまで、僅かではあるが回転するということである。そして、上記のように、セット時において、鉄片部材が軸部を傾けて鉄芯部材に密接させられている場合には、このとき、取付孔の縁が、傾いている鍔部の周辺部の一部にだけ当接することになる。
そして、そのように、取付孔の縁が鍔部の周辺部の一部にだけ当接した場合には、その当接したときの力が、鉄片部材の被吸着面に対して垂直方向に作用せず、吸着面に対して被吸着面を傾かせるように作用するため、電磁石のコイルへ通電中であるにもかかわらず、鉄片部材を電磁石の鉄芯部材から離反させ易くなってしまい、離反させてしまうと、所定のタイミングではないにもかかわらず、駆動部材がシャッタ羽根を伴って露光作動を開始してしまうことになる。また、そのようなことが生じないようにするためには、電磁石による吸着力を大きくすれば良いことになるが、そのようにすると、電磁石が大きくなったり電池の消耗が大きくなったりしてしまう。更に、そのように、取付孔の縁が、傾いている鍔部の周辺部の一部に当接する作動を繰り返していると、取付孔の縁に傷が付いていくようになり、上記のような密接状態が得られなくなってしまう。
他方、そのように、取付孔の縁が、鍔部の周辺部の一部にだけ当接するように構成されていると、電磁石のコイルへの通電が断たれて、駆動部材が所定のタイミングで回転を開始するときに、取付孔の縁が鍔部の全面に接触することになるので、そのときのガタツキが、シャッタ羽根の安定した走行に影響する一因となってしまうおそれがある。従って、これらのようなことからも、特許文献4,5に記載されているように、取付孔の縁を円弧面にしたり、特許文献6に記載されているように、孔を間にして二つの突部を形成したりすることが好ましい。尚、この鉄片部材の取付構成については、ダイレクトタイプの場合を念頭において説明したが、特許文献2や特許文献3に記載されている係止タイプの場合にも、同等のことが言えることはいうまでもない。本発明は、主に、このような鉄片部材の取付構成に関するものである。
実公平6−24825号公報 実公平4−3301号公報 実公平7−3392号公報 特開平9−304808号公報 特開2001−188279号公報 実開昭56−53310号公報
特許文献4,5に記載されている鉄片部材の取付構成においては、取付孔の縁が、上記したように、円弧面に形成されている。そのため、鉄片部材が、駆動部材の回転面と平行な面上で傾く場合には好適な構成といえる。しかしながら、駆動部材の回転面に対して垂直な面上で傾く場合には、取付部の肉厚(回転面に対する垂直方向の寸法)が鍔部の直径よりも小さければ問題は小さいが、取付部の肉厚が鍔部の直径と同等か、それよりも大きいときは、好適に傾かせることができず、所期の効果を十分に発揮させることができない。このような観点から、特許文献4に記載されている図1と図6を比較してみると、明らかに、取付部の肉厚よりも、鍔部の直径の方が小さい。しかも、特許文献4に記載されている構成の場合は、実際に実施されている電磁石の構成と同様に、鉄芯部材がU字形をしていて二つの磁極部を有しているため、略長方形をしている鉄片部を、それらの二つの磁極部に密接させるためには、駆動部材の回転面に対して垂直な方向へも好適に傾き得る構成になっていることが要求される。また、特許文献6に記載されている鉄片部材の取付構成の場合も、鉄片部材が、一つの平面上で傾く場合には好適な構成となっているが、その面に対して垂直な方向へも好適に傾き得る構成にはなっていない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、軸部の一端に鉄片部を有し他端に鍔部を有する鉄片部材を、圧縮ばねを介在させて取り付けている部材が、電磁石の鉄芯部材に対して、その圧縮ばねの付勢力に抗して鉄片部を密着させるときには、鉄片部材の軸部が好適に傾くことができ、また、鍔部が鉄片部材の取付部から離れている状態から、鉄片部が鉄芯部材によって吸着された後、鉄片部材を取り付けている部材が、鍔部によって停止させられるまで僅かに作動したとき、鉄片部材の軸部がどのように傾いていたとしても、鍔部の外周部の一部に当接して損傷を受けたりシャッタ羽根の作動に影響を受けたりしないようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、二つのアームとそれらに枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されている一つ又は二つのシャッタ羽根と、鉄芯部材とコイルとからなる一つ又は二つの電磁石と、鉄片部材を取り付けた取付部材を含んでいてセット時には該鉄片部材を前記鉄芯部材に接触させ撮影時には前記コイルへの通電によって該鉄片部材を前記鉄芯部材に吸着保持されてその通電が遮断されると前記鉄芯部材から離反させられて駆動ばねにより前記シャッタ羽根を作動させる一つ又は二つの駆動手段と、セット時には初期位置から作動して前記駆動手段を前記駆動ばねの付勢力に抗してセット位置まで作動させ撮影時には前記シャッタ羽根が作動される前までに初期位置へ復帰させられるセット部材と、を備えており、前記鉄片部材は、前記取付部材の取付孔に嵌合させた軸部と、該軸部の一端に設けられていて前記鉄芯部材に接触させる鉄片部と、該軸部の他端に設けられた抜け止め用の鍔部とからなっていて、前記取付孔と前記鍔部の間において前記軸部にカラー部材(collar member)を嵌合させており、前記取付孔の縁は、前記カラー部材に向けて凸となる円弧面に形成され、前記カラー部材の前記鍔部側には前記鍔部に向けて凸となり且つ前記円弧面に対して略直交する円弧面が形成されているようにする。
そして、その場合、前記駆動手段が、前記シャッタ羽根に連結していて撮影時には前記駆動ばねの付勢力によって回転させられる前記取付部材であり、前記セット部材は、セット時に前記取付部材を前記駆動ばねの付勢力に抗して回転させて前記鉄片部材を前記鉄芯部材に接触させ撮影時には前記コイルへの通電後に初期位置へ復帰するようにすると、ダイレクトタイプの優れたカメラ用フォーカルプレンシャッタが得られる。
また、前記駆動手段が、前記シャッタ羽根に連結していて撮影時には前記駆動ばねの付勢力によって回転させられる駆動部材と、前記駆動部材をセット位置で係止する係止部材と、撮影時に前記コイルへの通電が遮断されると前記係止部材による前記駆動部材の係止を解く前記取付部材と、セット時には前記取付部材を押圧して前記鉄片部材を前記鉄芯部材に接触させ前記コイルに通電された後にはその押圧を解くホールド部材と、を備えているようにすると、係止タイプの優れたカメラ用フォーカルプレンシャッタが得られる。
また、前記駆動手段が、前記シャッタ羽根に連結していて撮影時には前記駆動ばねの付勢力によって回転させられる駆動部材と、前記駆動部材をセット位置で係止する係止部材と、セット時には前記駆動部材と共に前記セット部材により前記セット位置まで作動され撮影時には前記セット部材が初期位置へ復帰した後に前記コイルへの通電が遮断されると前記係止部材による前記駆動部材の係止を解く前記取付部材と、を備えているようにすると、上記とは異なる種類の係止タイプの優れたカメラ用フォーカルプレンシャッタが得られる。
そして、それらのフォーカルプレンシャッタの場合、前記取付孔の縁には、前記円弧面の代わりに、二つの突部が、前記取付孔を間にして、該円弧面の頂部に相当する位置に形成されているようにしてもよい。また、前記軸部に嵌合させる前記カラー部材の孔が、該カラー部材の円弧面の頂部の稜線方向に対して略直交する方向に長い長孔として形成されているようにすると、鉄片部材がスムーズに傾き得るようになる。更に、前記カラー部材は、金属製であっても、合成樹脂製であってもよいが、合成樹脂製にする場合には、前記鍔部側となる面の前記取付孔の周囲に凹部を有していて、前記円弧面が該凹部内に形成されているようにすると、一層好ましい形状になる。
本発明は、軸部の一端に鉄片部を有し他端に鍔部を有している鉄片部材が、セット時においては、その鉄片部の被吸着面を、電磁石の鉄芯部材の吸着面に対して、ばねの付勢力に抗して密接状態にさせられ、カメラのレリーズ時における初期段階において、電磁石のコイルに通電されたとき鉄芯部材に吸着保持され、その後、通電が断たれると鉄芯部材から離反することによって、駆動部材によるシャッタ羽根の走行を可能にしたカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、鉄片部材の取付孔の縁の形状を従来のように円弧面としておいて、鉄片部材の軸部に、特別な形状をしたカラー部材を、その円弧面と鍔部に接触し得るようにして嵌合させるようにしたため、鉄片部材の鉄片部が鉄芯部材に密接状態にさせられるとき鉄片部材の軸部がスムーズに傾くことができ、また、鉄片部が鉄芯部材に密接状態にさせられたとき、軸部がどのように傾いた場合でも、その後、鍔部の外周部の一部だけが、鉄片部材の取付部に当接するようなことがなくなり、シャッタ羽根の露光作動が常に安定して得られるようになるという特徴がある。
本発明の実施の形態を、二つの実施例によって説明する。本発明は、上記したように、一つのシャッタ羽根を備えたフォーカルプレンシャッタにも、二つのシャッタ羽根を備えたフォーカルプレンシャッタにも適用することができるし、係止タイプのフォーカルプレンシャッタにも、ダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタにも適用することができるが、実施例1は、二つのシャッタ羽根を備えたダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタとして構成したものであり、実施例2は、二つのシャッタ羽根を備えた係止タイプのフォーカルプレンシャッタとして構成したものである。
図1〜図9を用いて、実施例1を説明する。そして、図1は、露光作動を開始する直前の状態を示した平面図である。また、図2は、図1の状態における先羽根用駆動部材の拡大平面図であり、図3は、先羽根用駆動部材を図2の右側から見て一部を省略して示した側面図である。また、図4は、先羽根用駆動部材に取り付けられているカラー部材を示したものであって、図4(a)はその平面図であり、図4(b)は図4(a)のA―A線断面図である。また、図5は、先羽根用駆動部材に対するカラー部材と鉄片部材8の取付け状態を示した斜視図であり、図5(a)は鉄片部材の鍔部側から見た図であり、図5(b)は鉄片部材の鉄片部側から見た図である。また、図6は、露光作動の終了直後の状態を示した平面図であり、図7は、セット状態を示した平面図である。更に、図8及び図9は、先羽根用駆動部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を示したものであって、図8(a)は図2に示された状態から反時計方向へ傾いた状態を示したものであり、図8(b)は図2に示された状態から時計方向へ傾いた状態を示したものであり、図9(a)は図3に示された状態から反時計方向へ傾いた状態を示したものであり、図9(b)は図3に示された状態から時計方向へ傾いた状態を示したものである。尚、図1,図6,図7の平面図は、いずれも、被写体側から見て左側の約半分を示したものである。
先ず、本実施例の構成を説明する。図1において、シャッタ地板1には、その略中央部に長方形を横長にした被写体光路用の開口部1aが形成されているが、図1は本実施例を被写体側から見て左側の約半分を示したものであるから、開口部1aもその一部だけが示されている。シャッタ地板1の背面側には、図示していない中間板と補助地板が、所定の間隔を空けて順に取り付けられており、シャッタ地板1と中間板の間に、後述する先羽根の羽根室を構成し、中間板と補助地板の間に、後述する後羽根の羽根室を構成している。また、周知のように、それらの中間板と補助地板は、シャッタ地板1と略同じ大きさをしていて、開口部1aと重なる領域に被写体光路用の開口部を有しているが、本実施例の場合には、開口部1aが露光開口を規制している。
シャッタ地板1は、開口部1aの左側に、円弧状の二つの長孔1b,1cを有している。そして、それらの長孔1b,1cの上端部には、ゴム製であって平面形状がC字状をしている周知の緩衝部材2,3が取り付けられている。また、シャッタ地板1の被写体側、即ち表面側には、軸1d,1e,1fが立設されされており、背面側には軸1g,1h,1i,1jが立設されているが、それらのうち、軸1dと軸1g、及び軸1eと軸1hは、同心上に立設されている。シャッタ地板1には、このほかにも表面側に図示していない複数の軸が立設されていて、それらの先端に、シャッタ地板1と平行になるようにして、図示していない支持板とプリント配線板とが重ねて取り付けられている。そして、その支持板のシャッタ地板1側には先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられているが、各図においては、先羽根用電磁石の鉄芯部材4と後羽根用電磁石の鉄芯部材5だけを二点鎖線で示してある。図3に示されているように、それらの鉄芯部材4,5は、コ字状をしており、二つの脚部の先端を磁極部とし、一方の脚部に図示していないコイルを巻回している。
シャッタ地板1の上記の軸1dには、合成樹脂製の先羽根用駆動部材(取付部材)6が、回転可能に取り付けられており、図示していない先羽根用駆動ばねによって、反時計方向へ回転するように付勢されている。図2は、その先羽根用駆動部材6を、図1の状態で拡大して示したものであり、図3は、その先羽根用駆動部材6を、図2の右側から見て示したものである。そして、この先羽根用駆動部材6は、軸1dに嵌合させる筒部6aと、駆動ピン6bと、取付部6cとを有しているほか、ローラー6dを取り付けているが、それらのうち、筒部6aは、図3において、一部だけが示されている。また、駆動ピン6bは、シャッタ地板1側に設けられていて上記の長孔1bを貫通しているが、断面形状が円形をしている根元部は、上記の緩衝部材2に当接し得るようになっており、断面形状が小判型をしている先端部は、羽根室内で後述する先羽根に連結されている。
先羽根用駆動部材6の取付部6cは、図3から明らかなように、被写体側に高く形成されているが、図1においては、内部をわかり易くするために、シャッタ地板1と平行に切断した断面で示してある。以下、この取付部6cの形状と、そこに取り付けられている部材について説明するが、その説明のために取付部6cに用いる細部の部位符号は、図2及び図3においてだけ付けることにする。図3に示されているように、この取付部6cには、左側を開放している収容室6c−1が形成されていると共に、その収容室6c−1から右側へ貫通させた取付孔6c−2が形成されている。そして、その収容室6c−1は、2段部屋になっていて、大きい部屋の上方は、図2に示されているように開放されているが、図5及び図6においては、この開放部の図示が省略されている。図3に示されているように、取付孔6c−2の上方箇所には、その大きな部屋から右側へ貫通させた孔6c−3が形成されている。また、取付部6cの右側の面は、図2から分かるように、円弧面6c−4に形成されており、その円弧面6c−4は、取付孔6c−2の両側に存在する頂部の稜線が、シャッタ地板1に対して略垂直となるように形成されている。尚、本実施例の場合には、取付部6cの右側の面(図2における上側の面)が全て円弧面に形成されているが、取付孔6c−2の縁の近傍領域がそのような円弧面になっているだけでもよい。
このような形状をした取付部6cには、カラー部材7と、鉄片部材8と、圧縮ばね9とが取り付けられている。そこで先ず、図4に示されているカラー部材7は、図4(a)に示されているように、略中央部に孔7aを形成していて、その孔7aの左右両側には、それらの形状が図4(b)から分かるような弧状部7b,7bを有しており、孔7aの上方には、折曲部7cを有している。そして、カラー部材7が、図3に示されているように、その折曲部7cを上記の孔6c−3に緩く挿入した状態においては、弧状部7b,7bの円弧面の頂部の稜線が、上記の円弧面6c−4の頂部の稜線と直交するようになる。また、本実施例の場合、孔7aは円形ではなく、弧状部7b,7bの円弧面の頂部の稜線に対して略直交する方向に若干長い長孔として形成されている。尚、このカラー部材7の部位符号は、図2〜図4においてだけ付けてあり、他の図面では省略されている。
次に、鉄片部材8は、取付部6cの取付孔6c−2とカラー部材7の孔7aに緩く嵌合している軸部8aと、その軸部8aの一端に取り付けられていてその一部が上記収容室6c−1に収容されている鉄片部8bと、軸部8aの他端に形成されている鍔部8cとからなっていて、収容室6c−1内において軸部8aに嵌装されている圧縮ばね9によって鉄片部8bを収容室6c−1から突き出す方向へ付勢されている。そして、鉄片部8bは、常に全面を収容室6c−1外に臨ませている面を、上記の鉄芯部材4の二つの磁極部に対する被吸着面としている。図5は、このようにして、カラー部材7と鉄片部材8とが先羽根用駆動部材6の取付部6cに取り付けられている状態を示した斜視図であり、図5(a)は、鉄片部材8の鍔部8c側から見た図であり、図5(b)は、鉄片部材8の鉄片部8b側から見た図である。
図1において、シャッタ地板1の上記の軸1eには、合成樹脂製の後羽根用駆動部材(取付部材)10が、回転可能に取り付けられており、図示していない後羽根用駆動ばねによって、反時計方向へ回転するように付勢されている。この後羽根用駆動部材10は、軸1eに嵌合させる筒部10aと、駆動ピン10bと、取付部10cと、被押動部10dとを有している。それらのうち、駆動ピン10bは、シャッタ地板1側に設けられていて上記の長孔1cを貫通しており、断面がD字状をしている根元部は、上記の緩衝部材3に当接し得るようになっており、断面が小判型をしている先端部は、羽根室内で後述する後羽根に連結されている。また、被押動部10dは、後述の作動説明からも分かるが、シャッタ地板1側に一段寄らせて形成されている。
取付部10cは、上記の取付部6cと同様に、被写体側に高く形成されている。そして、この取付部10cの形状は、上記の取付部6cの場合と略同じである。そのため、その詳細な説明を省略するが、上記の取付部6cについて説明したことは、全てこの取付部10cの場合にも適用される。また、この取付部10cにはカラー部材11が取り付けられているが、その形状は上記のカラー部材7と全く同じであり、その取付け方も同じであるため、説明を省略する。更に、取付部10cには鉄片部材12が取り付けられている。この鉄片部材12は、取付部10の取付孔とカラー部材11の孔に緩く嵌合している軸部12aと、その軸部12aの一端に取り付けられていてその一部が取付部10の収容室に収容されている鉄片部12bと、軸部12aの他端に形成されている鍔部12cとからなっていて、収容室内において軸部12aに嵌装されている圧縮ばね13によって鉄片部12bを収容室から突き出す方向へ付勢されている。そして、鉄片部12bは、常に全面を収容室外に臨ませている面を、上記の鉄芯部材5の二つの磁極部に対する被吸着面としている。
シャッタ地板1の上記の軸1fには、合成樹脂製のセット部材14が、回転可能に取り付けられている。このセット部材14は、軸1fに嵌合させる筒部14aと、先羽根用駆動部材6のローラー6dを押す押動部14bと、後羽根用駆動部材10の被押動部10dを押す押動部14cと、被押動部14dとを有していて、周知の図示していない復帰ばねによって時計方向へ回転するように付勢されている。また、周知であるため図示していないが、このセット部材14の背面側には係合ピンが設けられていて、シャッタ地板1に形成されている図示していない円弧状の長孔に挿入している。図1は、セット部材14が、復帰ばねの付勢力によって時計方向へ回転させられ、その係合ピンが、円弧状の長孔の一端に当接して停止させられている状態を示しているが、以下、セット部材14については、この回転位置を初期位置と称することにする。
最後に、先羽根と後羽根の構成を説明する。先ず、先羽根は、夫々一端をシャッタ地板1の軸1g,1iに回転可能に取り付けられている二つのアーム15,16と、それらのアーム15,16の両方に、夫々周知の連結軸を介して枢支された4枚の羽根17,18,19,20からなっていて、アーム15,16の最先端に枢支された羽根20をスリット形成羽根としている。そして、それらの配置関係は、アーム15,16が一番シャッタ地板1側にあり、中間板側に向けて、羽根20,羽根19,羽根18,羽根17の順になっている。また、アーム15には、長孔15aが形成されており、そこに、先羽根用駆動部材6の上記した駆動ピン6bが、その先端部を嵌合させている。
他方、後羽根は、夫々の一端をシャッタ地板1の軸1h,1jに回転可能に取り付けられた二つのアーム21,22と、それらのアーム21,22の両方に、夫々連結軸を介して枢支された4枚の羽根23,24,25,26からなっていて、アーム21,22の最先端に枢支された羽根26をスリット形成羽根としている。そして、それらの配置関係は、先羽根とは逆向きであって、アーム21,22が一番補助地板側にあり、中間板側に向けて、羽根26,羽根25,羽根24,羽根23の順になっている。また、アーム21には、長孔21aが形成されており、そこに、後羽根用駆動部材10の上記した駆動ピン10bが、その先端部を嵌合させている。尚、本実施例においては、先羽根も後羽根も羽根を4枚ずつ備えているが、それらの枚数には制限がなく、1枚ずつであってもよいし、先羽根と後羽根で枚数が異なっていても構わない。
次に、本実施例の作動を説明する。図1は露光作動の開始直前の状態を示してある。即ち、既に、カメラのレリーズが行われていて、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石の各コイルに通電され、各駆動部材6,10に取り付けられた鉄片部材8,12の鉄片部8b,12bが、各電磁石の鉄芯部材4,5に磁気的に吸着された後、セット部材14が図示していない復帰ばねの付勢力によって初期位置へ復帰し停止した状態を示したものである。従って、この状態においては、各駆動部材6,10は、図示していない各々の駆動ばねの付勢力に抗して、露光作動開始位置に保持されていて、先羽根の4枚の羽根17〜20は、隣接する羽根との重なりを小さくした展開状態になって、開口部1aを覆っており、後羽根の4枚の羽根23〜26は、隣接する羽根との重なりを大きくした重畳状態となり、開口部1aの下方位置に格納されている。
このようにして、レリーズ後、セット部材14が初期位置に復帰すると、先ず、図示していない先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれ、先羽根用駆動部材6が、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転を開始する。それによって、先羽根用駆動部材6の駆動ピン6bがアーム15を反時計方向へ回転させるので、先羽根の4枚の羽根17〜20は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしつつ上方へ作動し、スリット形成羽根20の下端縁で開口部1aを開いていく。
先羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれてから所定時間が経過すると、今度は、図示していない後羽根用電磁石のコイルに対する通電が断たれる。そのため、後羽根用駆動部材10は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転させられる。それによって、後羽根用作動部材10の駆動ピン10bがアーム21を反時計方向へ回転させるので、後羽根の4枚の羽根23〜26は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしつつ上方へ作動し、スリット形成羽根26の上端縁で開口部1aを閉じていく。そのため、以後は、2枚のスリット形成羽根20,26の間に形成されたスリットにより、フィルムの感光面又は固体撮像素子の撮像面を連続的に露光させていくことになる。
その後、先羽根の4枚の羽根17〜20が重畳状態となって、開口部1aから上方へ退くと、先羽根用駆動部材6は、その駆動ピン6bが、長孔1bの上端面に取り付けられている緩衝部材2に当接して停止させられる。また、その後、後羽根の4枚の羽根23〜26が展開状態となって、開口部1aを完全に覆うようになると、後羽根用駆動部材10の駆動ピン10bが、長孔1cの上端面に取り付けられている緩衝部材3に当接して停止させられる。図6は、そのようにして、露光作動の終了した直後の状態を示したものである。
次に、本実施例のセット作動を説明する。図6に示した状態になってから所定の時間が経過すると、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材14の被押動部14dを上方へ押して、セット部材14を、図示していない復帰ばねの付勢力に抗して反時計方向ヘ回転させる。それにより、セット部材14は、先ず、押動部14bが、先羽根用駆動部材6に取り付けられているローラー6dを押し、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して先羽根用駆動部材6を時計方向へ回転させ始め、次に、押動部14cが、後羽根用駆動部材10の被押動部10dを押し、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して後羽根用駆動部材10を時計方向へ回転させ始める。また、それによって、各駆動部材6,10は、それらの駆動ピン6b,10bによって、アーム15,21を時計方向へ回転させる。そのため、先羽根の4枚の羽根17〜20は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしつつ下降し、後羽根の4枚の羽根23〜26は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしつつ下降していく。
その後、先羽根の4枚の羽根17〜20が展開状態となって開口部1aを覆い終わると、その直後に、各鉄片部材8,12の鉄片部8b,12bは、相前後して鉄芯部材4,5に接触するが、その接触した瞬間には、鉄片部8b,12bの被吸着面は、鉄芯部材4,5の吸着面と平行になっておらず、いずれかの方向に傾いた状態になっている。しかしながら、その後、鉄片部8b,12bが、圧縮ばね9,13の付勢力に抗して収容室内に押し込まれてゆき、鍔部8c,12cが取付部6c,10cから離れていくにしたがって、鉄片部8b,12bの被吸着面が、鉄芯部材4,5の吸着面と平行になっていく。そして、鉄片部8b,12bの被吸着面が、鉄芯部材4,5の吸着面に密接状態になった後、図示していないカメラ本体側の部材の押動が停止するので、セット部材14は、その回転を停止し、次の撮影が行われるまで、その位置に留まることになる。図7は、そのようにして行われたセット作動の終了状態を示したものである。
ところで、上記したように、各鉄片部材8,12の鉄片部8b,12bは、その一部が鉄芯部材4,5に接触した瞬間からは、軸部8a,12aが傾いていくことになるが、本実施例の場合には、その傾き始めの作動が非常にスムーズに行われるようになっている。そこで、そのことを、図2,図3、及び図8,図9を用いて説明する。尚、図2及び図3は、セット作動の最終段階で、鉄片部8bの被吸着面が全く傾かなかった状態、即ち、接片部材8の鉄片部8bが先羽根用電磁石の鉄芯部材4に接触しても、軸部8aが全く傾かない場合の状態を示したものである。
そして、先ず、従来の構成の場合を説明する。従来の構成は、本実施例のようにカラー部材7を設けていないから、その状態においては、鍔8cが取付部6cに直接接触していることになる。そして、そのような従来の構成において、鉄片部8bの被吸着面の一部が鉄芯部材4に接触し、それまでの軸部8aの姿勢をいずれかの方向へ傾かせようとする場合、その軸部8aの傾く方向が図2の紙面に沿った左右方向であれば、鍔部8cが取付孔の縁の円弧面に沿って振れるので、極めてスムーズに傾いていくが、図2の紙面に対して垂直な方向の場合には、鍔部8cの移動方向の外周部が取付孔の縁の円弧面に食い込むようになってしまい、軸部8aの傾きがスムーズに開始されず、その円弧面の一部を傷付けてしまうことになる。
それに対して、本実施例の場合には、上記の構成説明のように、特殊な形状をしたカラー部材7を設けている。そのため、そのような問題は生じない。即ち、本実施例の構成によれば、鉄片部8bの被吸着面の一部が鉄芯部材4に接触し、軸部8aを傾かせていく方向が、鍔部8cを図2の紙面に沿って左右に振らす方向の場合には、軸部8aがカラー部材7の孔7aの短手方向の縁を押すことにより、鍔部8cは、カラー部材7と共に、カラー部材7が接触している取付部6cの円弧面に沿って振れるので、軸部8aの傾きは極めてスムーズに開始される。図8(a)は、そのようにして、軸部8aが図2に示された状態から反時計方向へ所定の角度θ1だけ傾いた状態を示したものであり、図8(b)は、軸部8aが図2に示された状態から時計方向へ所定の角度θ2だけ傾いた状態を示したものである。
また、その軸部8aの傾き方向が、鍔部8cを図2の紙面に対して垂直に振らす方向の場合、即ち、鍔部8cを図3の紙面に対して上下方向へ振らす方向の場合には、軸部8aはカラー部材7の孔7a内を孔7aの長手方向へ移動することによって、鍔部8cがカラー部材7の弧状部7bに形成されている弧状面に沿って振れるので、この場合にも、軸部8aの傾きは極めてスムーズに開始されることになる。図9(a)は、そのようにして、軸部8aが図3に示された状態から反時計方向へ所定の角度θ3だけ傾いた状態を示したものであり、図9(b)は、軸部8aが図3に示された状態から時計方向へ所定の角度θ4だけ傾いた状態を示したものである。
尚、本実施例の場合には、カラー部材7は金属製であるが、合成樹脂製にしても構わない。図10は、そのようにする場合の変形例を示したものであって、図10(a)はその平面図であり、図10(b)は図10(a)のB―B線断面図である。この変形例のカラー部材7´は、図10(a)に示されているように、略中央部に上記の孔7aと同じ形状の孔7´aを形成していて、その上方には、折曲部7´cを有しているが、図10(b)から分かるように、所定の強度を得るために、本実施例のカラー部材7よりも、全体として厚さの厚い部品として製作されている。そのため、この変形例の場合には、弧状部7´b,7´bを、円形の凹部内に形成している。
また、本実施例の場合には、カラー部材7が、先羽根用駆動部材6の取付部6cに形成されている円弧面6c−4に対して接触するように構成されているが、取付部6cに、円弧面6c−4を形成する代わりに、孔6c−2を間にして、円弧面6c−4の頂部に相当する位置に二つの突部を設け、カラー部材7は、それらの突部に接するようにしても、同様の効果が得られる。図11及び図12は、そのように構成した変形例を示したものであって、図11は、図2と同様にして示した平面図であり、図12は図3と同様にして示した側面図である。この変形例は、図12から分かるように、取付部6cに、孔6c−2を間にして二つの突部6c−5,6c−6を一体成形で形成している。そのため、この変形例の場合にも、軸部8aが図11の紙面に沿って傾く場合には、極めてスムーズに作動し得るようになっている。
このようにしてセット作動が好適に行われた後、次の撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、図示していない先羽根用電磁石のコイルと後羽根用電磁石のコイルに通電され、鉄芯部材4,5に密接させられていた鉄片部材8,12が吸着保持される。その後、図7の状態において、図示していないカメラ本体側の部材が下降し、被押動部14dから退いていくので、セット部材14は、図示していない復帰ばねの付勢力によって、初期位置へ向けて時計方向ヘ回転していく。そして、このようなセット部材14の回転の途中において、その押動部14bが先羽根用駆動部材6のローラー6dから離れ、押動部14cが後羽根用駆動部材10の被押動部10dから離れると、各駆動部材6,10は、図7の状態から、図示していない各駆動ばねの付勢力によって、反時計方向ヘ僅かに回転して停止する。即ち、各駆動部材6,10は、セット状態において、各鉄片部材8,12の鍔部8c,12cとカラー部材7,11との間が離れていた分だけ、図示していない各駆動ばねの付勢力によって反時計方向ヘ回転させられることになる。その後、セット部材14は、なおも時計方向の回転を続け、初期位置へ復帰する。その状態が、図1に示された状態である。
ところで、上記のように、セット部材14が初期位置へ復帰するに際し、各駆動部材6,10が、図7の状態から図1の状態まで、図示していない各駆動ばねの付勢力によって、反時計方向ヘ僅かに回転したとき、本実施例の構成は、従来の構成とは異なり、問題が生じないようになっている。そこで、そのことを、図7に示された状態になっている先羽根用駆動部材6の場合で説明する。尚、本実施例の場合は、図7の状態において、鉄片部材8の鉄片部8bが、圧縮ばね9の付勢力に抗して収容室内に押し込まれ、軸部8aの一部が、取付部6cの上方に露出しているが、従来の構成の場合も、特許文献4の図8に示されているように、本実施例におけるカラー部材7を設けていないだけであって、図7に近い状態になっている。
そこで、先ず、従来の構成の場合で説明する。上記したように、図7の状態においては、鉄片部材8の軸部8aは、どちらの方向へ傾いているか分からない。仮に、軸部8aが、鍔部8cを図7の紙面に沿って振らす方向へ傾いている場合は、先羽根用駆動部材6が図1の状態になるまで回転しても取付部6cに形成されている円弧面が鍔部8cの面に線接触するので何ら問題はない。ところが、軸部8aが、鍔部8cを図7の紙面に対して垂直に振らす方向へ傾いている場合には、取付部6cの円弧面の一部が、鍔部8cの振れ方向の外周部に当接することになるため、その当接した円弧面の一部が撮影を行うたびに傷付けられてしまうことになる。そして、次第に、先羽根駆動部材6の露光作動開始位置がずれていくことになり、露光時間が安定して得られなくなる原因となってしまう。
それに対して、本実施例の場合には、上記の構成説明のように、特殊な形状をしたカラー部材7を設けているため、そのような問題点は生じない。即ち、本実施例の構成によれば、軸部8aが、鍔部8cを図7の紙面に沿って振らす方向へ傾いている場合であっても、鍔部8cを図7の紙面に対して垂直に振らす方向へ傾いている場合であっても、先羽根用駆動部材6が図1の状態になるまで回転してきたときには、取付部6cの円弧面はカラー部材7を押すだけであって鉄片部材8の鍔部8cの外周には全く当接しないので、鍔部8cによって傷付けられてしまうおそれが全くない。そのため、露光時間が常に安定して得られるようになっている。
尚、本実施例は、本発明を、銀塩フィルムカメラにもデジタルカメラにも採用することのできる二つのシャッタ羽根(先羽根と後羽根)を備えたフォーカルプレンシャッタとして構成したものである。しかしながら、本実施例の構成部材のうち、アーム15,16と羽根17,18,19,20とからなる先羽根と、先羽根用駆動部材6と、先羽根用電磁石(鉄芯部材4)とを取り外した構成にすれば、デジタルカメラにだけ採用することの可能な一つのシャッタ羽根を備えたフォーカルプレンシャッタとすることができる。
次に、図13〜図26を用いて、実施例2を説明する。尚、図13は、セット状態における開閉駆動機構を示した平面図であり、図14は、セット状態における係止解除機構を示した平面図であって、図15は、図14に示されている係止解除機構の一部を拡大して示した側面図である。そして、図16は、図14の状態からホールド部材による二つの解除部材の保持力を解いた状態を示したものであり、図17は、図16の状態から先羽根用駆動部材の係止を解除した状態を示したものであって、図18は、先羽根の開き作動が完了した状態を示したものである。また、図19は、図17の状態から後羽根用駆動部材の係止を解除した状態を示したものであって、図20は、後羽根の閉じ作動が完了した状態を示したものである。更に、図21は、図20の状態のあとセット作動が開始された直後の状態を示したものであり、図22は、図21の状態のあとホールド部材が二つの解除部材の保持状態に係止された状態を示したものであって、図23は、先羽根用駆動部材が先羽根用係止部材によって係止され得るようになった状態を示したものであり、図24は、図23の状態のあと、後羽根用駆動部材が後羽根用係止部材によって係止され得るようになった状態を示したものである。そして、図25は、先羽根用解除部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を示した平面図であって、図25(a)は図14に示された状態において反時計方向へ傾かされた状態を示したものであり、図25(b)は図14に示された状態において時計方向へ傾かされた状態を示したものである。また、同様に、図26は、先羽根用解除部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を、図14の下方から見て示した断面図であって、図26(a)は反時計方向へ傾かされた状態を示したものであり、図26(b)は時計方向へ傾かされた状態を示したものである。
先ず、本実施例の構成を説明する。図13及び図14は、本実施例のセット状態(撮影待機状態)を被写体側から見て示した平面図であるが、図13は、本実施例のフォーカルプレンシャッタの左側の約半分を示したものであって、主にシャッタ羽根の開閉駆動機構を説明するためのものであり、図14は、主に開閉駆動機構の係止解除機構を示したものである。そして、本来であれば、図14に示されている各構成部材は、図13に示されている開閉駆動機構の被写体側に重ねて配置されているものであるが、そのようにして図示すると図面が見にくくなるため、二つに分けて示してある。従って、両方の機構の配置関係及び連動関係を分かり易くするために、一方の機構の一部の構成部材を他方の図面にも示してある。
図13において、シャッタ地板31は、その略中央部に長方形を横長にした撮影光路用の開口部31aを形成している。また、シャッタ地板31の背面側には、所定の間隔を空けて、中間板32と補助地板33が順に取り付けられ、シャッタ地板31と中間板32との間に後述の後羽根の羽根室を構成し、中間板32と補助地板33との間に後述の先羽根の羽根室を構成している。そして、それらの中間板32と補助地板33にも、開口部31aと重なるところに類似の形状の開口部32a,33aが形成されているが、露光開口は、開口部31aによって規制されるようになっている。また、開口部31aの左側には、円弧状の二つの長孔31b,31cが形成されている。そして、それらの長孔31b,31cの上端部には、平面形状が略C字状をしたゴム製の緩衝部材34,35が取り付けられている。
シャッタ地板31の被写体側は2階建てになっていて、1階と2階の間には一部に中2階が設けられている。即ち、シャッタ地板31の被写体側の面に立設された軸31d,31e,31fには、シャッタ地板31との間に所定の間隔を空けて上地板36が取り付けられている。そして、その上地板36は、図13においては外形だけが二点鎖線で示されており、図14においては実際の形状が実線で示されている。また、図14に示されているように、上地板36の被写体側の面に立設された軸36a,36bには、上地板36との間に所定の間隔を空けてカバー板37が平行に取り付けられており、そのカバー板37は、図14において、二点鎖線で示されている。更に、シャッタ地板31の被写体側の面には、明示されていない二つの軸が立設されていて、それらの軸の先端面には、シャッタ地板31との間にも、上地板36との間にも所定の間隔を空けるようにして、面積の小さな棚板38が、図13に示すように、二つのビス39,40によって取り付けられている。そして、この棚板38には、上地板36側に折り曲げた折曲部38aが設けられているほか、軸38bが立設されている。
シャッタ地板31の被写体側の面には、図13に示されているように、上記の軸31d,31e,31fのほかに、軸31g,31h,31i,31jが立設されているが、それらのうち軸31g,31hは、シャッタ地板31を貫通していて、背面側にも軸部を有するように構成されている。また、シャッタ地板31の背面側には、それらの軸31g,31hの軸部のほかに、軸31k,31mも立設されている。
そして、シャッタ地板31の被写体側において、上記の軸31gには、先羽根用駆動部材41が回転可能に取り付けられていて、図示していない先羽根用駆動ばねによって、反時計方向へ回転するように付勢されており、その回転によって、一部が、シャッタ地板31と棚板38との間に入り込む配置構成になっている。また、この先羽根用駆動部材41は、被係止部41aを有しており、被写体側の面にはローラー41bを回転可能に取り付け、背面側には駆動ピン41cを設けている。そして、その駆動ピン41cは、シャッタ地板31の長孔31bを貫通して、羽根室内で先羽根に連結されているが、その先羽根の構成については後述する。
また、シャッタ地板31の被写体側において、上記の軸31hには、後羽根用駆動部材42が回転可能に取り付けられており、図示していない後羽根用駆動ばねによって、反時計方向へ回転するように付勢されている。この後羽根用駆動部材42は、被係止部42aを有しており、被写体側の面にはローラー42bを回転可能に取り付け、背面側には駆動ピン42cを設けている。そして、その駆動ピン42cは、シャッタ地板31の長孔31cを貫通して、羽根室内で後羽根に連結されているが、その後羽根の構成については後述する。
シャッタ地板31の軸31jには、セット部材43が回転可能に取り付けられており、図示していないばねによって、時計方向へ回転するように付勢されている。そして、このセット部材43は、被押動部43aを有しており、シャッタ地板31側の面には、上記の先羽根用駆動部材41のローラー41bに接触し得るローラー43bと、上記の後羽根用駆動部材42のローラー42bに接触し得るローラー43cとが取り付けられている。
また、棚板38の軸38bには、セット操作部材44が回転可能に取り付けられている。このセット操作部材44は、シャッタ地板31側の面に二つのローラー44a,44bを取り付けていて、上地板36側の面にはローラー44cを取り付けている。そして、このセット操作部材44自体は、ばねによって回転力を付与されていない。そのため、図13においては、このセット操作部材44は、セット部材43を付勢しているばねの力によって、ローラー44bが被押動部43aに押されて反時計方向へ回転するのを、棚板38の折曲部38aによって阻止されている状態となっている。尚、このセット操作部材44は、図14をはじめとする係止解除機構を示した平面図においては、図面を見やすくするために、ローラー44aの取付部とローラー44cだけが示されている。
シャッタ地板31の軸31iには、先羽根用係止部材45が回転可能に取り付けられていて、図示していないばねによって、反時計方向へ回転するように付勢されている。この先羽根用係止部材45は、シャッタ地板31側に折り曲げた係止部45aを有しているが、図13においては、この係止部45aが、先羽根用駆動部材41の被係止部41aを係止し、先羽根用駆動部材41の反時計方向への回転を阻止している。また、この先羽根用係止部材45は、上地板36側に折り曲げた折曲部の左端に、さらに上地板36側に突出させた被押動部45bを有していて、その被押動部45bを、セット操作部材44に形成された図示していない長孔に挿入し、さらに上地板36の四角い孔36c(図14参照)に挿入することによって、上地板36とカバー板37の間に配置させている。尚、セット操作部材44に形成されていて先羽根用係止部材45の被押動部45bを挿入している長孔の図示が省略されている関係で、図13,図18,図20,図23,図24において、先羽根用係止部材45については、被押動部45bを実線で示してある。
上地板36を取り付けている上記の軸31fには、後羽根用係止部材46が回転可能に取り付けられていて、図示していないばねによって、反時計方向へ回転するように付勢されている。この後羽根用係止部材46は、シャッタ地板31側に折り曲げた係止部46aと、上地板36側に折り曲げた形状の被押動部46bを有している。そして、係止部46aは、図13において、後羽根用駆動部材42の被係止部42aを係止し、後羽根用駆動部材42の反時計方向への回転を阻止している。また、被押動部46bは、図14に示すように、上地板36に形成されている糸巻き形状の孔36dに挿入され、上地板36とカバー板37の間に突き出ている。
図14に示されているように、上地板36は、上下一直線となるように形成された二つの折曲部36e,36fを有している。そして、上地板36は、それらの折曲部36e,36fを境にして段違いになっており、右側の面は、左側の面よりシャッタ地板31側となっている。また、符号を付けていないが、折曲部36eと折曲部36fの上下中間領域には、主に上記の左側の面となるようにして、比較的大きな開口部が形成されている。このような形状の上地板36には、二つの電磁石47,48がビス49,50によって取り付けられている。電磁石47,48は、U字形をした鉄芯部材47a,48aと、コイル47b,48bを巻回したボビン47c,48cとからなっており、ボビン47c,48cは、鉄芯部材47a,48aの一方の脚部に嵌装されている。そして、それらのボビン47c,48cは、上地板36側の一部を上記の符号を付けていない開口部に挿入していて、図16から分かるように、鉄芯部材47a,48aから右側へ抜けるのを、カバー板37の抑止部37aによって抑えられている。
上地板36に立設されていてカバー板37を取り付けている上記の軸36a,36bには、先羽根用解除部材(取付部材)51と後羽根用解除部材(取付部材)52が回転可能に取り付けられており、各々図示していない解除ばねの付勢力によって、先羽根用解除部材51は反時計方向へ回転するように付勢され、後羽根用解除部材52は時計方向へ回転するように付勢されている。そして、先羽根用解除部材51は、押動部51aと折曲部51bを有していて、折曲部51bには、鉄片部材53とカラー部材55を取り付けている。また、後羽根用解除部材52は、押動部52aと折曲部52bを有していて、折曲部52bには、鉄片部材54とカラー部材56を取り付けている。そして、折曲部52bに対する鉄片部材54とカラー部材56の取り付け方は、実質的に、折曲部51bに対する鉄片部材53とカラー部材55の取り付け方と同じである。そのため、図25(a)及び図26(a)を用いて、折曲部51bに対する鉄片部材53とカラー部材55との取り付け構成だけを具体的に説明する。尚、図25(a)は、折曲部51bに対する鉄片部材53とカラー部材55の取り付け構成を、図14と同様に、被写体側から見て示した平面図であり、図26(a)は、図14の下側から見て示した断面図である。
本実施例の先羽根用解除部材51は金属製であって、図26(a)から分かるように、折曲部51bには取付孔51b−1が形成されており、鉄芯部材47aとは反対側になる面に凹部が形成されていて、その中に円弧面51b−2が形成されている。そして、この円弧面51b−2は、取付孔51b−1を間にした二つの頂部の稜線が、シャッタ地板31と平行になるように形成されている。また、図25(a)から分かるように、折曲部51bには、孔51b−3も形成されている。そこで先ず、本実施例のカラー部材55について説明する。カラー部材55は、金属製であって、図4に示したカラー部材7と実質的に同じ形状をしており、図26(a)に示すように、略中央部には上記のカラー部材7の孔7aと同じ形状をした孔55aを形成している。そして、その孔55aの両側には弧状部55b,55bを有している。また、このカラー部材55は、図25(a)に示すように、その下端部に折曲部55cを有していて、その折曲部55cを、先羽根用解除部材51の折曲部51bに設けられた上記の孔51b−3に緩く挿入している。従って、カラー部材55が、先羽根用解除部材51の折曲部51bに取り付けられた状態においては、弧状部55b,55bの円弧面の頂部の稜線が、先羽根用解除部材51の折曲部51bに形成されている円弧面51b−2の頂部の稜線と直交するようになっている。
次に、本実施例の鉄片部材53について説明する。本実施例の鉄片部材53は、折曲部51bの取付孔51b−1とカラー部材55の孔55aに嵌合している軸部53aと、その軸部53aの一端に取り付けられている鉄片部53bと、軸部53aの他端側に形成されている鍔部53cと、鍔部53aの中心部から突き出るように形成された被押動部53dとからなっている。そして、この鉄片部材53とカラー部材55を、先羽根用解除部材51の折曲部51bに取り付けた状態においては、鉄片部材53は、その軸部53aが折曲部51bの取付孔51b−1に緩く嵌合しているため、その軸部53aが取付孔51b−1に対して傾き得るようになっているし、軸方向へも若干移動し得るようになっている。また、具体的な図示が省略されているが、実際には、折曲部51bに、軸部53aが大きく回転してしまわないようにするための回転止め部が設けられている。そして、本実施例の場合には、鉄片部材53を折曲部51bに取り付けるに際し、ばねを介在させていない。しかしながら、鉄片部材53の鉄片部53bと折曲部51bの間に圧縮ばねを介在させるようにしても構わない。
尚、上記したように、後羽根用解除部材52に対する鉄片部材54とカラー部材56の取付け構成については説明を省略するが、図14,図16,図17,図19,図21,図22においては、鉄片部材54に設けられていて、上記した鉄片部材53の被押動部53dに相当する被押動部に、符号54dを付けてある。
図14において、上地板36には軸36hが立設されており、そこには、上地板36側からホールド部材57とホールド補助部材58とが回転可能に取り付けられているが、それらの取付け構成は、図14と図15を参照しながら説明する。図15に示すように、上地板36の軸36hには、管軸部材59と筒状部材60とが回転可能に取り付けられている。しかしながら、筒状部材60の方は圧入などの適宜な方法で固定されているようにしても差し支えない。このような管軸部材59に対して、ホールド補助部材58は固定されているが、ホールド部材57は、ホールド補助部材58との間にワッシャ61を介在させ、回転可能に取り付けられている。しかしながら、管軸部材59に対して、ホールド部材57を固定し、ホールド補助部材58を回転可能に取り付けるように構成しても差し支えない。
ホールド部材57とホールド補助部材58との間には、連結ばね62が掛けられていて、図14において、ホールド部材57を時計方向へ回転させ、ホールド補助部材58を反時計方向へ回転させるように付勢している。この連結ばね62は、ねじりコイルばねであって、コイル部が管軸部材59と筒状部材60の両方に接触可能に嵌装されており、一方の腕部をホールド部材57の軸57aに掛け、他方の腕部をホールド補助部材58の折曲部58b(図14参照)に掛けている。そして、この連結ばね62が、ホールド部材57とホールド補助部材58を相対的に回転させる付勢力は、ホールド部材57の軸57aの大径部にホールド補助部材58の当接部58aが当接することによって失われるようになっている。
また、図15に示されているように、ホールド部材57は、管軸部材59の周囲に緩く嵌装されている離反ばね63によって、図14において反時計方向へ回転するように付勢されている。そして、この離反ばね63は、ホールド部材57に直接掛けるようにしても構わないが、本実施例の場合には、そのようにしていない。即ち、この離反ばね63は、ねじりコイルばねであって、本実施例の場合には、一方の腕部を上地板36の縁に掛け、他方の腕部をホールド補助部材58の折曲部58c(図14参照)に掛けている。そのため、ホールド部材57は、離反ばね63に付勢されているホールド補助部材58の当接部58aが軸57aを押すことによって、図14において反時計方向へ回転させられるようになっている。他方、ホールド補助部材58は、図14に示されているように、上記の折曲部58cより先端側が、上地板36の背面側に配置されており、上地板36の左側に位置した先端には折曲部が設けられ、その一部を上地板36よりもカバー板37側に延伸させ、被係止部58dとしている。
次に、主に、図14及び図15を参照して、ホールド部材57に対する押圧部材64の取付け構成を説明する。ホールド部材57は、上記の軸57aのほか軸57bを立設していて、さらに先端にはストッパ部57cを有している。また、その軸57bに回転可能に取り付けられている押圧部材64は、二つの押圧片64a,64bのほかに、ホールド部材57の作動面側に折り曲げられた当接部64cを有している。
そして、押圧部材64に設けられた二つの押圧片64a,64bは、上記の先羽根用解除部材51と後羽根用解除部材52に取り付けられた鉄片部材53,54の被押動部53d,54dを押し、電磁石47,48の鉄芯部材47a,48aに対して鉄片部材53,54を押し付けるためのものである。また、ストッパ部57cと当接部64cは、ホールド部材57に対する押圧部材64の回り止めをするためのものであって、押圧部材64が、図14の状態から反時計方向へ回転すると、当接部64cがストッパ部57cに当接して停止し、時計方向へ回転すると、当接部64cがホールド部材57の端面に当接して停止するようになっている。
図14に示されているように、上地板36には軸36iが立設されていて、そこには、レリーズ部材65が回転可能に取り付けられている。このレリーズ部材65は、先羽根用解除部材51やホールド部材57よりもカバー板37側に配置されていて、図示していないばねによって反時計方向へ回転するように付勢されているが、図14に示された状態においては、図示していないストッパによって、その回転を阻止されている。このレリーズ部材65には、上記のホールド補助部材58の被係止部58dを係止するための係止部65aと、折り曲げ形状をしていて上地板36の右側に突き出している操作部65bとが設けられている。そして、カバー板37は、上記のように、軸36a,36bに取り付けられているほか、符号を付けていない二つの孔を、軸36iの先端の小径部と、軸36hの先端に嵌合させていて、図14の右方位置には、上地板36側に折り曲げた細長いストッパ部37bを有している。
最後に、各々の羽根室内に配置されている先羽根と後羽根の構成を、図13を用いて説明する。先ず、先羽根は、シャッタ地板31に立設された二つの軸31g,31kに羽根室内で枢着されている二つのアーム66,67と、それらの先端に向けて順に枢支された3枚の羽根68,69,70とで構成されていて、羽根70をスリット形成羽根としている。また、アーム66に形成された周知の孔に、先羽根用駆動部材41の駆動ピン41cを嵌合させている。他方、後羽根は、先羽根を裏返したようにして配置されており、シャッタ地板31に立設されている二つの軸31h,31mに羽根室内で枢着された二つのアーム71,72と、それらの先端に向けて順に枢支された3枚の羽根73,74,75とで構成されていて、羽根75をスリット形成羽根としている。また、アーム71に形成された周知の孔に、後羽根用駆動部材42の駆動ピン42cを嵌合させている。尚、本実施例においては、先羽根も後羽根も羽根を3枚ずつ備えているが、1枚ずつであってもよいし、先羽根と後羽根で枚数が異なっていても構わない。
次に、本実施例の作動を説明する。図13及び図14は、本実施例のセット状態を示している。このとき、セット部材43は、図示していないばねの付勢力によって時計方向へ回転し、上記したようにローラー44bを押すことによってセット操作部材44を反時計方向へ回転させ、セット操作部材44が棚板38の折曲部38aに当接したことによって、この状態を維持されている。セット部材43とセット操作部材44にとっては、この状態の位置が初期位置である。そして、このセット状態においては、セット部材43のローラー43b,43cは、先羽根用駆動部材41と後羽根用駆動部材42の各ローラー41b,42bの作動範囲外に位置している。
また、このセット状態において、先羽根用駆動部材41は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、被係止部41aを先羽根用係止部材45の係止部45aに係止され、後羽根用駆動部材42は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して、被係止部42aを後羽根用係止部材46の係止部46aによって係止されている。それにより、先羽根用駆動部材41の駆動ピン41cに連結されている先羽根は、3枚の羽根68,69,70を展開状態にして開口部31aを覆った状態を維持させられ、後羽根用駆動部材42の駆動ピン42cに連結されている後羽根は、3枚の羽根73,74,75を重畳状態にして開口部31aの下方位置に格納された状態を維持させられている。
更に、このとき、図14に示すように、ホールド補助部材58は、その被係止部58dをレリーズ部材65の係止部65aに係止されている。そのため、図15に示すように、管軸部材59に緩く嵌装されていて、一端を上地板36に掛け、他端をホールド補助部材58の折曲部58cに掛けている離反ばね63は、緊張されている。また、このとき、ホールド部材57に取り付けられた押圧部材64は、その押圧片64a,64bが、先羽根用解除部材51に取り付けられている鉄片部材53の被押動部53dと、後羽根用解除部材52に取り付けられている鉄片部材54の被押動部54dを押すことによって、鉄片部材53,54を電磁石47,48の鉄芯部材47a,48aに押し付けている。そして、この状態においては、ホールド補助部材58の当接部58aは、ホールド部材57の軸57aから離れている。そのため、管軸部材59と筒状部材60の両方に嵌装され、一端をホールド部材57の軸57aに掛け、他端をホールド補助部材58の折曲部58bに掛けている連結ばね62も緊張されている。
このようなセット状態において、カメラのレリーズボタンが押されると、最初に先羽根が開口部31aの開き作動を開始し、所定時間後に後羽根が閉じ作動を開始して、通常の昼光撮影の場合には、先羽根のスリット形成羽根70と後羽根のスリット形成羽根75によってスリットを形成し、フィルムの感光面又は固体撮像素子の撮像面を連続的に露光していくことになるが、以下においては、説明の便宜上、先羽根が開口部31aを全開にしてから後羽根が開口部31aを閉じ始める場合で説明することにする。
このセット状態において、カメラのレリーズボタンを押すと、先ず、図14に示されている二つの電磁石47,48のコイル47b,48bに対し、電流が供給される。そのため、先羽根用解除部材51に取り付けられている鉄片部材53と、後羽根用解除部材52に取り付けられている鉄片部材54が、電磁石47,48の鉄芯部材47a,48aに吸着保持される。その後、カメラ本体側の部材によってレリーズ部材65の操作部65bが下方へ押されると、レリーズ部材65は、図示していないばねの付勢力に抗して時計方向へ回転し、係止部65aによる被係止部58dの係止を解除する。そのため、ホールド補助部材58は、ホールド部材57との間に掛けられている連結ばね62の付勢力と、上地板36との間に掛けられている離反ばね63の付勢力とによって反時計方向へ回転させられる。
そして、ホールド補助レバー58の当接部58aがホールド部材57の軸57aに当接すると、連結ばね62による回転力が失われるので、その後は、ホールド部材57とホールド補助部材58の両方が、離反ばね63の付勢力だけによって反時計方向へ回転させられるようになり、ホールド部材57に取り付けられている押圧部材64の押圧片64a,64bが鉄片部材53,54の被押動部53d,54dから離れて行く。図16は、その後、押圧部材64が、カバー板37のストッパ部37bに当接することによって、ホールド部材57が停止した状態を示したものである。
その後、露光制御回路からの信号によって、先羽根用電磁石47のコイル47bに対する通電が断たれると、図示していないばねの付勢力によって、先羽根用解除部材51が反時計方向へ回転させられ、押動部51aが先羽根用係止部材45の被押動部45bを押すことによって、先羽根用係止部材45を図示していないばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させる。そのため、先羽根用係止部材45の係止部45aは、先羽根用駆動部材41の被係止部41aの係止を解く。そして、このときには、レリーズ部材65の操作部65bに対するカメラ本体側の部材の押圧力も解かれており、レリーズ部材65は図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転し、その係止部65aがホールド補助部材58の被係止部58dに当接している。その状態が、図17に示された状態である。
このようにして、先羽根用係止部材45による係止を解かれると、先羽根用駆動部材41は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって、図13の状態から急速に反時計方向へ回転させられる。そのため、先羽根の3枚の羽根68,69,70は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしつつ開口部31aの上方へ作動し、開口部31aの下方から開口部31aを開放していく。そして、開口部31aが全開になると、その直後に、先羽根用駆動部材41は、その駆動ピン41cが、長孔31bの上端に取り付けられた緩衝部材34に当接して停止させられ、先羽根の3枚の羽根68,69,70は、重畳されて開口部31aの上方位置で格納状態になる。図18は、そのときの状態を示したものである。
先羽根が開口部31aを全開にすると、続いて、後羽根用の電磁石48のコイル48bに対する通電が断たれる。それによって、後羽根用解除部材52が、図示していないばねの付勢力によって時計方向へ回転させられ、その押動部52aによって、後羽根用係止部材46の被押動部46bを押す。そのため、後羽根用係止部材46は、図示していないばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させられ、その係止部46aが、後羽根用駆動部材42の被係止部42aの係止を解く。その状態が、図19に示された状態である。
このようにして、後羽根用係止部材46による係止を解かれると、後羽根用駆動部材42は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって、図18の状態から急速に反時計方向へ回転させられる。そのため、後羽根の3枚の羽根73,74,75は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしつつ開口部31a内へ作動し、開口部31aの下方から開口部31aを閉鎖していく。そして、開口部31aが完全に閉鎖すると、その直後に、後羽根用駆動部材42は、その駆動ピン42cが、長孔31cの上端に取り付けられた緩衝部材35に当接して停止させられる。図20は、このようにして、先羽根と後羽根による露光作動が終了し、後羽根の3枚の羽根73,74,75が展開状態となって開口部31aを閉鎖している状態を示したものである。
撮影が終了すると、次にセット作動が行われる。その場合、本実施例においては、先ず、セット操作部材44が、図示していないカメラ本体側の部材によってローラー44aを押され、時計方向へ回転させられる。そのため、セット操作部材44は、一方では、ローラー44cによって、ホールド補助部材58を図19において時計方向へ回転させ、他方では、ローラ44bによって、セット部材43を図20において反時計方向へ回転させる。そして、このようなホールド補助部材58とセット部材43の回転は、略同時に並行して行われるが、説明の都合上、ホールド補助部材58の方から説明することにする。
先ず、上記のように、図19において、ホールド補助部材58が、セット操作部材44のローラー44cに押されて時計方向へ回転を開始すると、このときには、離反ばね63の付勢力よりも連結ばね62の付勢力の方が大きいため、ホールド部材57も、その軸57aをホールド補助部材58の当接部58aに接触させたまま、ホールド補助部材58と共に、離反ばね63の付勢力に抗して時計方向へ回転を開始する。
この時計方向の回転中、ホールド補助部材58は、その被係止部58dが、レリーズ部材65の係止部65aの左端面と摺接するが、ホールド部材57の方は、押圧部材64によって、先羽根用解除部材51と後羽根用解除部材52に取り付けられている鉄片部材53,54の被押動部53d,54dを押し、先羽根用解除部材51を、図示していないばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させ、後羽根用解除部材52を、図示していないばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させていく。また、それに伴い、それらの解除部材51,52の押動部51a,52aによって押されていた力が解かれていくため、先羽根用係止部材45と後羽根用係止部材46も、夫々の図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転させられていく。そして、先羽根用解除部材51と後羽根用解除部材52に取り付けられている鉄片部材53,54が、電磁石47,48の鉄芯部材47a,48aに対して正規の姿勢で接触した状態が、図21に示されている。
ところで、上記のようにして、鉄片部材53,54が鉄芯部材47a,48aに接触するときには、鉄片部材53,54の被吸着面は、最初から鉄芯部材47a,48aの吸着面に対して全面で接触するわけではない。鉄片部材53,54の被吸着面は、最初は、鉄芯部材47a,48aの吸着面に対して傾いており、その一部が鉄芯部材47a,48aの吸着面の一部に接触するだけであり、その後、徐々に平行にさせられてゆき、最終的に、その全面が接触させられるようになる。本実施例の鉄片部材53,54は、そのような動きを好適に行えるようにして、解除部材51,52の折曲部51b,52bに取り付けられている。そこで、そのことを、鉄片部材53の取付け構成を示している図25及び図26を用いて、具体的に説明する。
図25は、鉄片部材53が、図21に示された状態になるときに、軸部53aが、鍔部53cを図21の紙面に沿って振らせるように傾いた場合を示したものであって、図25(a)は、軸部53aが反時計方向へ角度θ5だけ傾いた状態を示したものであり、図25(b)は、軸部53aが時計方向へ角度θ6だけ傾いた状態を示したものである。これらの場合には、軸部53aが、カラー部材55の孔55a内を、孔55aの長手方向へ移動することによって、鍔部53cをカラー部材55の弧状部55bに形成された弧状面に沿ってスムーズに変位させたことになる。
また、図26は、鉄片部材53が、図21に示された状態になるときに、軸部53aが、鍔部53cを図21の紙面に対して垂直な方向に振らせるように傾いた場合を示したものであって、図26(a)は、軸部53aが反時計方向へ角度θ7だけ傾いた状態を示したものであり、図26(b)は、軸部53aが時計方向へ角度θ8だけ傾いた状態を示したものである。これらの場合には、軸部53aが、カラー部材55の孔55aの短手方向の縁を押して移動することにより、鍔部53cをカラー部材55と共に、先羽根用解除部材51の折曲部51に形成された円弧面51b−2に沿ってスムーズに変位させたことになる。
尚、本実施例のカラー部材55,56は、金属製であって、上記の図4に示されたカラー部材7と全く同じ形状をしているが、上記の図10に示されているカラー部材7´のように、合成樹脂製にしても構わない。また、図26に示されているように、本実施例の場合には、カラー部材55が、先羽根用解除部材51の折曲部51bに形成された円弧面51b−2に接触するように構成されているが、折曲部51bに円弧面51b−2を形成する代わりに、孔51b−1を間にして、円弧面51b−2の頂部に相当する位置に二つの突部を設け、カラー部材55は、それらの突部に接するようにしても、同様の効果が得られる。図27は、そのように構成した変形例を示したものであって、図27(a)は、その平面図であり、図27(b)は、図27(a)の下方から見た断面図である。この変形例は、図27(a)から分かるように、折曲部51bの凹部内に、孔51b−1を間にして二つの突部51b−4,51b−5を形成している。そのため、この変形例の場合にも、軸部53aが図27(b)の紙面に沿って傾く場合には、極めてスムーズに作動し得るようになっている。
このようにして、図21の状態になったときには、既に、二つの解除部材51,52の押動部51a,52aと二つの係止部材45,46の被押動部45b,46bとの接触は解かれており、二つの係止部材45,46の回転は、各々の被押動部45b,46bが上地板36の孔36c,36dの左縁に当接して停止させられている。この図21の状態からホールド補助部材58がさらに時計方向へ回転させられると、ホールド部材57の方は、鉄片部材53,54が上記のように鉄芯部材47a,48aに接触したことによって、それ以上回転することができないので、ホールド補助部材58の当接部58aがホールド部材57の軸57aから離れていくことになり、それ以後は、離反ばね63のほかに連結ばね62も緊張させていく。
そして、その直後には、ホールド補助部材58の被係止部58dとレリーズ部材65の係止部65aとの摺接関係が解かれるので、レリーズ部材65は、図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ僅かに回転し、図示していないストッパに当接することによって、ホールド補助部材58の係止可能状態になる。その係止可能状態になった瞬間が図22に示されているが、実際には、ホールド補助部材58はさらに回転させられるので、レリーズ部材65は、後述するように、セット操作部材44がセット操作を終了して反時計方向へ復動するとき、その係止部65aによって、ホールド補助部材58の被係止部58dを係止することになる。
他方、図20の状態から、カメラ本体側の部材によって、セット操作部材44が時計方向へ回転させられると、セット操作部材44のローラー44bが、セット部材43の被押動部43aを押し、セット部材43を、図示していないばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させる。それによって、セット部材43は、ローラー43b,43cによって、先羽根用駆動部材41と後羽根用駆動部材42のローラー41b,42bを順に押し、それらの駆動部材41,42を、図示していない各々の駆動ばねの付勢力に抗して、時計方向へ回転させることになる。
そこで、先ず、先羽根用駆動部材41が時計方向へ回転を開始させられると、開口部31aの上方位置に格納されていた先羽根の3枚の羽根68,69,70が、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしつつ下方へ作動させられていく。そして、先羽根のスリット形成羽根70と後羽根のスリット形成羽根75の重なりが所定量に達すると、後羽根用駆動部材42も時計方向へ回転を開始させられるようになる。そのため、後羽根の3枚の羽根73,74,75は、その時点から隣接する羽根同士の重なり量を小さくしつつ下方へ作動させられる。そして、それ以後は、先羽根と後羽根は、スリット形成羽根同士の重なり量を好適に保ちながら作動を続けていくことになる。
このようにして、セット作動が行われてゆき、先羽根の3枚の羽根68,69,70が展開状態となって開口部31aを覆い、後羽根の3枚の羽根73,74,75が重畳状態となって開口部31aの下方位置に達した段階になると、先羽根用駆動部材41の被係止部41aが先羽根用係止部材45の係止部45aに接触して、先羽根用係止部材45を、図示していないばねの付勢力に抗して僅かに時計方向へ回転させ始める。そして、先羽根用駆動部材41がなおも回転を続けることによってそれらの接触が解かれると、先羽根用係止部材45は、図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転させられ、係止部45aによる被係止部41aの係止可能状態になる。図23は、その状態を示したものである。
しかも、図23の状態になる直前には、既に、後羽根用駆動部材42の被係止部42aも後羽根用係止部材46の係止部46aに接触していて、図23の状態になったときには、後羽根用係止部材46を、図示していないばねの付勢力に抗して僅かに時計方向へ回転させた状態になっている。そのため、この状態から後羽根用駆動部材42がなおも時計方向へ回転させられると、被係止部42aと係止部46aとの接触が解かれることになって、後羽根用係止部材46は、図示していないばねの付勢力によって反時計方向へ回転させられ、係止部46aによる被係止部42aの係止可能状態になる。図24は、その状態を示したものである。
図示していないカメラ本体側の部材によるセット操作部材44の時計方向への回転力は、セット操作部材44が図24の状態になった直後に失われる。そのため、セット部材43は、図示していないばねの付勢力によって時計方向へ回転し得るようになり、その被押動部43aがセット操作部材44のローラー44bを押して、セット操作部材44を反時計方向へ回転させていく。そして、後羽根用駆動部材42が、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって追従し、その被係止部42aが後羽根用係止部材46の係止部46aによって係止されると、セット部材43のローラー43cが後羽根用駆動部材42のローラー42bから離れてゆき、続いて、先羽根用駆動部材41が、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって追従し、その被係止部41aが先羽根用係止部材45の係止部45aによって係止されると、セット部材43のローラー43bも先羽根用駆動部材41のローラー41bから離れてゆく。
他方、セット操作部材44が反時計方向へ回転させられていくと、そのローラー44cがホールド補助部材58の押圧力を解いていく。そのため、ホールド補助部材58は、連結ばね62の付勢力と離反ばね63の付勢力とによって追従し、その被係止部58dがレリーズ部材65の係止部65aによって係止される。しかしながら、その係止状態においては、ホールド補助部材58の当接部58aは、未だホールド部材57の軸57aに接触していない。その後、セット部材43は、なおもセット操作部材44を反時計方向へ回転させ、セット操作部材44が棚板38の折曲部38aに当接すると停止する。図13及び図14は、そのようにしてセット作動が完了した状態を示したものであり、この状態が次の撮影の待機状態である。
このように、本実施例は、特許文献1に記載の構成と特許文献2に記載の構成とを備えている係止タイプのフォーカルプレンシャッタに本発明を適用したものであるが、本発明は、特許文献3に記載されている構成をした係止タイプのフォーカルプレンシャッタにも適用することが可能である。
また、本実施例は、本発明を、銀塩フィルムカメラにもデジタルカメラにも採用することのできる二つのシャッタ羽根(先羽根と後羽根)を備えたフォーカルプレンシャッタとして構成したものである。しかしながら、本実施例の構成部材のうち、アーム66,67と羽根68,69,70とからなる先羽根と、先羽根用駆動部材41と、先羽根用係止部材45と、先羽根用解除部材51と、先羽根用の電磁石47とを取り外した構成にすれば、デジタルカメラにだけ採用することの可能な一つのシャッタ羽根を備えたフォーカルプレンシャッタとすることができる。
露光作動を開始する直前の状態を示した実施例1の平面図である。 図1の状態における先羽根用駆動部材の拡大平面図である。 先羽根用駆動部材を図2の右側から見て一部を省略して示した側面図である。 実施例1の先羽根用駆動部材に取り付けられているカラー部材を示したものであって、図4(a)は平面図であり、図4(b)は図4(a)のA−A線断面図である。 実施例1の先羽根用駆動部材に対するカラー部材と鉄片部材の取付け状態を示した斜視図であり、図5(a)は、鉄片部材の鍔部側から見た図であり、図5(b)は、鉄片部材の鉄片部側から見た図である。 露光作動の終了直後の状態を示した実施例1の平面図である。 セット状態を示した実施例1の平面図である。 実施例1の先羽根用駆動部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を示したものであって、図8(a)は図2に示された状態から反時計方向へ傾いた状態を示したものであり、図8(b)は図2に示された状態から時計方向へ傾いた状態を示したものである。 実施例1の先羽根用駆動部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を示したものであって、図9(a)は図3に示された状態から反時計方向へ傾いた状態を示したものであり、図9(b)は図3に示された状態から時計方向へ傾いた状態を示したものである。 図4に示されたカラー部材の変形例を示したものであって、図10(a)は平面図であり、図10(b)は図10(a)のB−B線断面図である。 図2に示されている先羽根用駆動部材6の変形例を、図2と同様にして示した平面図である。 図11の右側から見て一部を省略して示した側面図である。 セット状態における開閉駆動機構を示した実施例2の平面図である。 セット状態における係止解除機構を示した実施例2の平面図である。 図14に示されている係止解除機構の一部を拡大して示した側面図である 。 図14と同様に見て示した実施例2の平面図であって、図14の状態からホールド部材による二つの解除部材の保持力を解いた状態を示したものである。 図14と同様に見て示した実施例2の平面図であって、図16の状態から先羽根用駆動部材の係止を解除した状態を示したものである。 図13と同様に見て示した実施例2の平面図であって、先羽根の開き作動が完了した状態を示したものである。 図14と同様に見て示した実施例2の平面図であって、図17の状態から後羽根用駆動部材の係止を解除した状態を示したものである。 図13と同様に見て示した実施例2の平面図であって、後羽根の閉じ作動が完了した状態を示したものである。 図14と同様に見て示した実施例2の平面図であって、図20の状態のあとセット作動が開始された直後の状態を示したものである。 図14と同様に見て示した実施例2の平面図であって、図21の状態のあとホールド部材が二つの解除部材の保持状態に係止された状態を示したものである。 図13と同様に見て示した実施例2の平面図であって、先羽根と後羽根が図20の状態からセット作動させられ、先羽根用駆動部材が先羽根用係止部材によって係止され得るようになった状態を示したものである。 図13と同様に見て示した実施例2の平面図であって、図23の状態のあと、後羽根用起動部材が後羽根用係止部材によって係止され得るようになった状態を示したものである。 実施例2の先羽根用解除部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を示した平面図であって、図25(a)は図14に示された状態において反時計方向へ傾かされた状態を示したものであり、図25(b)は図14に示された状態において時計方向へ傾かされた状態を示したものである。 実施例2の先羽根用解除部材に取り付けられている鉄片部材の軸部が傾いた状態を、図14の下方から見て示した断面図であって、図26(a)は反時計方向へ傾かされた状態を示したものであり、図26(b)は時計方向へ傾かされた状態を示したものである。 図25及び図26に示されている先羽根用解除部材の変形例を示したものであって、図27(a)はその平面図であり、図27(b)は断面図である。
符号の説明
1,31 シャッタ地板
1a,31a,32a,33a,31b,31c 開口部
1b,1c,15a,21a,31b,31c 長孔
1d,1e,1f,1g,1h,1i,31d,31e,31f,31g,31h,31i,31j,31k,31m,36a,36b,36h,36i,38b,57a,57b 軸
2,3,34,35 緩衝部材
4,5,47a,48a 鉄芯部材
6,41 先羽根用駆動部材
6a,10a,14a 筒部
6b,10b,31c,42c 駆動ピン
6c,10c 取付部
6c−1, 収容室
6c−2,51b−1 取付孔
6c−3,7a,7´a,36c,36d,51b−3,55a 孔
6c−4,51b−2 円弧面
6c−5,6c−6,51b−4,51b−5 突部
6d,41b,42b,43b,43c,44a,44b,44c ローラー
7,7´,11,55,56 カラー部材
7b,7´b,55b 弧状部
7c,7´c,36e,36f,38a,51b,52b,55c,58b,58c 折曲部
8,12,53,54 鉄片部材
8a,12a,53a 軸部
8b.12b,53b 鉄片部
8c,12c,53c 鍔部
9,13 圧縮ばね
10,42 後羽根用駆動部材
10d,14d,43a,45b,46b,53d,54d 被押動部
14,43 セット部材
14b,14c,51a,52a 押動部
15,16,21,22,66,67,71,72 アーム
17,18,19,20,23,24,25,26,68,69,70,73,74,75 羽根
32 中間板
33 補助地板
36 上地板
37 カバー板
37a 抑止部
37b,57c ストッパ部
38 棚板
39,40,49,50 ビス
41a,42a,58d 被係止部
44 セット操作部材
45 先羽根用係止部材
45a,46a,65a 係止部
46 後羽根用係止部材
47,48 電磁石
47b,48b コイル
47c,48c ボビン
51 先羽根用解除部材
52 後羽根用解除部材
57 ホールド部材
58 ホールド補助部材
58a,64c 当接部
59 管軸部材
60 筒状部材
61 ワッシャ
62 連結ばね
63 離反ばね
64 押圧部材
64a,64b 押圧片
65 レリーズ部材
65b 操作部

Claims (9)

  1. 二つのアームとそれらに枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されている一つ又は二つのシャッタ羽根と、鉄芯部材とコイルとからなる一つ又は二つの電磁石と、鉄片部材を取り付けた取付部材を含んでいてセット時には該鉄片部材を前記鉄芯部材に接触させ撮影時には前記コイルへの通電によって該鉄片部材を前記鉄芯部材に吸着保持されてその通電が遮断されると前記鉄芯部材から離反させられて駆動ばねにより前記シャッタ羽根を作動させる一つ又は二つの駆動手段と、セット時には初期位置から作動して前記駆動手段を前記駆動ばねの付勢力に抗してセット位置まで作動させ撮影時には前記シャッタ羽根が作動される前までに初期位置へ復帰させられるセット部材と、を備えており、前記鉄片部材は、前記取付部材の取付孔に嵌合させた軸部と、該軸部の一端に設けられていて前記鉄芯部材に接触させる鉄片部と、該軸部の他端に設けられた抜け止め用の鍔部とからなっていて、前記取付孔と前記鍔部の間において前記軸部にカラー部材を嵌合させており、前記取付孔の縁は、前記カラー部材に向けて凸となる円弧面に形成され、前記カラー部材の前記鍔部側には前記鍔部に向けて凸となり且つ前記円弧面に対して略直交する円弧面が形成されていることを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記駆動手段が、前記シャッタ羽根に連結していて撮影時には前記駆動ばねの付勢力によって回転させられる前記取付部材であり、前記セット部材は、セット時に前記取付部材を前記駆動ばねの付勢力に抗して回転させて前記鉄片部材を前記鉄芯部材に接触させ撮影時には前記コイルへの通電後に初期位置へ復帰するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記駆動手段が、前記シャッタ羽根に連結していて撮影時には前記駆動ばねの付勢力によって回転させられる駆動部材と、前記駆動部材をセット位置で係止する係止部材と、撮影時に前記コイルへの通電が遮断されると前記係止部材による前記駆動部材の係止を解く前記取付部材と、セット時には前記取付部材を押圧して前記鉄片部材を前記鉄芯部材に接触させ前記コイルに通電された後にはその押圧を解くホールド部材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記駆動手段が、前記シャッタ羽根に連結していて撮影時には前記駆動ばねの付勢力によって回転させられる駆動部材と、前記駆動部材をセット位置で係止する係止部材と、セット時には前記駆動部材と共に前記セット部材により前記セット位置まで作動され撮影時には前記セット部材が初期位置へ復帰した後に前記コイルへの通電が遮断されると前記係止部材による前記駆動部材の係止を解く前記取付部材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記取付孔の縁には、前記円弧面の代わりに、二つの突部が、前記取付孔を間にして、該円弧面の頂部に相当する位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  6. 前記軸部に嵌合させる前記カラー部材の孔が、該カラー部材の円弧面の頂部の稜線方向に対して略直交する方向に長い長孔として形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  7. 前記カラー部材が、金属製であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  8. 前記カラー部材が、合成樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  9. 前記カラー部材は、前記鍔部側となる面の前記取付孔の周囲に凹部を有していて、前記円弧面が該凹部内に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
JP2007073387A 2006-03-31 2007-03-20 カメラ用フォーカルプレンシャッタ Active JP4628387B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007073387A JP4628387B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-20 カメラ用フォーカルプレンシャッタ
CN2007100936577A CN101046596B (zh) 2006-03-31 2007-03-30 相机用焦面快门
US11/729,983 US7775728B2 (en) 2006-03-31 2007-03-30 Focal plane shutter for cameras
US12/758,439 US8277133B2 (en) 2006-03-31 2010-04-12 Focal plane shutter for cameras

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098801 2006-03-31
JP2007073387A JP4628387B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-20 カメラ用フォーカルプレンシャッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007293293A true JP2007293293A (ja) 2007-11-08
JP4628387B2 JP4628387B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=38575410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007073387A Active JP4628387B2 (ja) 2006-03-31 2007-03-20 カメラ用フォーカルプレンシャッタ

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7775728B2 (ja)
JP (1) JP4628387B2 (ja)
CN (1) CN101046596B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011102153A1 (ja) * 2010-02-22 2011-08-25 セイコープレシジョン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
KR101292871B1 (ko) 2010-02-22 2013-08-02 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 초점면 셔터 및 광학 기기
US8882370B2 (en) 2013-03-22 2014-11-11 Seiko Precision Inc. Focal plane shutter and optical device

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5455341B2 (ja) * 2008-09-16 2014-03-26 キヤノン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び撮像装置
JP5844032B2 (ja) * 2010-06-23 2016-01-13 セイコープレシジョン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及びそれを備えた光学機器
JP5191518B2 (ja) * 2010-09-14 2013-05-08 セイコープレシジョン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
CN102073199B (zh) * 2010-12-07 2013-11-06 北京富纳特创新科技有限公司 垫片
JP5637900B2 (ja) * 2011-02-25 2014-12-10 日本電産コパル株式会社 カメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラ
KR101953307B1 (ko) 2012-04-02 2019-02-28 삼성전자주식회사 셔터 조립체 및 이를 구비한 촬영 장치
JP2016090739A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社ニコン シャッタ装置および撮像装置
JP6623458B2 (ja) * 2016-06-29 2019-12-25 セイコーホールディングス株式会社 羽根駆動装置及び光学機器
JP6773474B2 (ja) * 2016-08-01 2020-10-21 日本電産コパル株式会社 羽根駆動装置
JP6568829B2 (ja) * 2016-08-01 2019-08-28 日本電産コパル株式会社 羽根駆動装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6251325U (ja) * 1986-07-30 1987-03-30
JPH0322232U (ja) * 1989-07-14 1991-03-07
JPH09166809A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Nikon Corp 電磁石装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653310A (en) 1979-10-09 1981-05-12 Naigai Shisetsu Kogyo Kk Cylindrical blast ribbon burner system
JPS6217410A (ja) * 1985-07-15 1987-01-26 株式会社ニフコ 2枚のパネルを接面状に止着するための留め具
JPS6219632U (ja) * 1985-07-19 1987-02-05
JPH0413446Y2 (ja) * 1987-06-30 1992-03-30
US5011246A (en) * 1989-05-19 1991-04-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Housing for an opto-electronic device
JP2620390B2 (ja) * 1990-02-07 1997-06-11 キヤノン株式会社 シャッター
JPH043301A (ja) 1990-04-20 1992-01-08 Nec Kansai Ltd 磁気ヘッドの製造方法
EP0571885A1 (de) 1992-05-28 1993-12-01 Hoechst Aktiengesellschaft Giessmasse zur Herstellung keramischer Grünfolien aus Precursormaterial für Hochtemperatursupraleiter und ihre Verarbeitung
JPH073392A (ja) 1993-06-18 1995-01-06 Nkk Corp 窒化用鋼
JPH084720A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Nifco Inc クリップ
JP3789167B2 (ja) 1996-05-20 2006-06-21 日本電産コパル株式会社 フォーカルプレンシャッタ
US5813300A (en) * 1997-03-27 1998-09-29 Sikorsky Aircraft Corporation Precision center with an interchangeable double-arcuate floating collet
JP4372931B2 (ja) 1999-12-28 2009-11-25 日本電産コパル株式会社 カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP4306910B2 (ja) * 2000-02-01 2009-08-05 日本電産コパル株式会社 デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP4667586B2 (ja) * 2000-11-24 2011-04-13 日本電産コパル株式会社 デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP4667657B2 (ja) * 2001-06-27 2011-04-13 日本電産コパル株式会社 デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2003100514A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Olympus Optical Co Ltd 電磁駆動装置
JP3990941B2 (ja) * 2002-06-07 2007-10-17 日本電産コパル株式会社 カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP3914112B2 (ja) * 2002-07-29 2007-05-16 日本電産コパル株式会社 デジタルスチルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
US7025513B2 (en) * 2002-11-18 2006-04-11 Olympus Corporation Optical apparatus, shutter device, and camera
JP2004212662A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Olympus Corp シャッタ装置
JP2004264468A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2006098909A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Canon Inc シャッタ装置及び撮像装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6251325U (ja) * 1986-07-30 1987-03-30
JPH0322232U (ja) * 1989-07-14 1991-03-07
JPH09166809A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Nikon Corp 電磁石装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011102153A1 (ja) * 2010-02-22 2011-08-25 セイコープレシジョン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
JP2011170227A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Seiko Precision Inc フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
CN102472949A (zh) * 2010-02-22 2012-05-23 精工精密株式会社 焦平面快门以及光学装置
US8313256B2 (en) 2010-02-22 2012-11-20 Seiko Precision Inc. Focal plane shutter and optical device
KR101292905B1 (ko) * 2010-02-22 2013-08-02 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 초점면 셔터 및 광학 기기
KR101292871B1 (ko) 2010-02-22 2013-08-02 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 초점면 셔터 및 광학 기기
CN102472949B (zh) * 2010-02-22 2014-09-24 精工精密株式会社 焦平面快门以及光学装置
US8882370B2 (en) 2013-03-22 2014-11-11 Seiko Precision Inc. Focal plane shutter and optical device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4628387B2 (ja) 2011-02-09
US8277133B2 (en) 2012-10-02
CN101046596A (zh) 2007-10-03
CN101046596B (zh) 2010-10-13
US7775728B2 (en) 2010-08-17
US20100284685A1 (en) 2010-11-11
US20070237518A1 (en) 2007-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4628387B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP5637900B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラ
JP2011013641A (ja) 移動体の移動機構及び撮像装置
JP4931471B2 (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2009037997A (ja) スイッチ作動装置およびインターロック機構および画像形成装置
JP5502534B2 (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
JP2012098355A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP5366983B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP5802627B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラ
JP4619227B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP5641852B2 (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2000320214A (ja) 引戸用施錠機構
CN113267939B (zh) 叶片驱动装置和具有该叶片驱动装置的摄像装置
JP2007034041A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP4891757B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP3990941B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2003340105A (ja) 遊技機
JP2003015206A (ja) バリア付きカメラ
JP5070537B2 (ja) 遊技機の入賞球受口器
JP5047576B2 (ja) レンズバリア装置
JP3789166B2 (ja) フォーカルプレンシャッタ
JP5411745B2 (ja) デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP4689036B2 (ja) 絞り機構付シャッタ装置
JP4667812B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2009160223A (ja) 遊技機用施錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4628387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250