JP5047576B2 - レンズバリア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラや望遠鏡などのレンズの前面を保護するレンズバリア装置に関する。
下記の特許文献1には、実施例として、1枚のシャッタ羽根を、電流制御式の電磁アクチュエータによって往復回転させ、撮影光路用の開口部を開閉するようにしたシャッタ装置が記載されている。そして、そのシャッタ羽根をバリア羽根とし、撮影レンズの前面に配置させるようにすると、レンズバリア装置になるということも記載されている。本発明は、そのように、カメラや望遠鏡などのレンズの前面を保護する羽根部材を、電磁アクチュエータによって、往復回転させるようにしたレンズバリア装置に関するものである。
ところで、特許文献1に記載されている電磁アクチュエータは、永久磁石を有する回転子を、固定子コイルに供給する電流の通電方向に対応した方向へ回転させ、回転子と一体の出力ピンによって、羽根部材を回転させるように構成されているが、この種の電磁アクチュエータには、主に固定子の構成の違いによって、種々の構成をしたものが知られている。また、この種の電磁アクチュエータは、固定子コイルの通電を断つと、回転子の停止位置が極めて不安定になる。そのため、固定子コイルの通電を断ったときには、回転子の永久磁石の磁力を利用して、回転子の停止位置を維持できるようにすることが、従来から知られている。
ところが、そのように、永久磁石の磁力を利用した手段を講じても、羽根部材が大きい場合や、羽根部材に作用する力の方向によっては、強い衝撃によって羽根部材が回転子と共に、停止位置から回転させられてしまうことがある。そのため、特許文献1では、フォトセンサによって回転子の回転位置を検出し、回転子が所定の停止位置から回転してしまっている場合には、固定子コイルに通電して、回転子を羽根部材と共に所定の停止位置に復帰させるようにした構成が提案されている。
特開2006−58666号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている構成は、回転子が羽根部材と共に回転してしまっている場合に、それをフォトセンサで検出して、所定の停止位置に復帰させるようにしたものであって、回転子と羽根部材が所定の停止位置から回転してしまうのを防止するための構成ではないため、電源スイッチをオフにしている状態において、回転子と羽根部材が所定の停止位置から回転してしまった場合には、次に電源スイッチをオンにするまでは、所定の停止位置へ復帰できないことになる。そのため、そのような事態が生じた場合には、レンズバリア装置としての機能を果たせなくなってしまうという問題点がある。しかも、フォトセンサを用いることはコストや設置スペースの点で有利とはいえないし、電磁アクチュエータに被検出部を設けるようにすることも、製作上、決して好ましいものであるとはいえない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電磁アクチュエータに対する非通電時に、衝撃などによって羽根部材が所定の停止位置から回転してしまうのを、電磁アクチュエータの構成を変えることなく、低コストで済む簡単な構成で防止できるようにしたレンズバリア装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のレンズバリア装置は、レンズの前面に配置される開口部を有している地板と、前記地板に取り付けられていて回転子によって所定の角度範囲で往復作動させられる出力ピンを有した電磁アクチュエータと、二つの駆動手段を有していて前記地板に回転可能に取り付けられており前記出力ピンによって所定の角度範囲で往復回転させられる駆動部材と、内周に二つの被押動部と該被押動部に連なる二つの被抑止部と該二つの抑止部の間に形成されているストッパ部とを有する孔が形成されていて前記地板に回転可能に取り付けられており該被押動部の一方を前記駆動手段の一方に押されて前記開口部の開き作動を行い該被押動部の他方を前記駆動手段の他方に押されて前記開口部の閉じ作動を行うと共に前記開口部の開き位置と閉じ位置に達したときは該ストッパ部に当接している前記駆動手段に対し該被抑止部が接することで反転を抑止され前記駆動部材が反転したときには抑止していた方の前記駆動手段が該被抑止部から離脱した後に抑止していなかった方の前記駆動手段に押されて回転させられる一枚の羽根部材と、を備えているようにする。
また、前記出力ピンが前記回転子と一体であって、前記駆動部材の回転軸が、前記回転子の回転軸と、前記出力ピンの作動領域の中間位置との間に配置されているようにすると、簡単な構成で安定した機能が得られる。そして、その場合には、前記回転子の回転軸と、前記羽根部材の回転軸とが、同心上に配置されているようにしてもよいし、前記開口部に近いところから順に、前記回転子の回転軸、前記駆動部材の回転軸、前記羽根部材の回転軸の三つが、略直線上に配置されているようにしてもよい。更に、前記電磁アクチュエータが、前記地板の一方の面に取り付けられていて、前記出力ピンを、前記地板の他方の面に突き出しており、前記駆動部材と前記羽根部材とが、前記地板の他方の面に取り付けられているようにすると、製作上、有利になる。
本発明のレンズバリア装置は、従来の電磁アクチュエータの構成を変えることなく、電磁アクチュエータに対する被通電時に、衝撃などによって羽根部材が所定の停止位置から回転してしまうのを防止することが可能である。また、従来の電磁アクチュエータと羽根部材との間に駆動部材を介在させるだけであるから、構成が簡単であって低コストで済むという特徴を有している。
本発明の実施の形態を、図示した二つの実施例によって説明する。尚、二つの実施例は各種のカメラにも、望遠鏡などにも採用することが可能であるが、カメラに採用される場合を前提にして説明することにする。また、図1〜図5は、実施例1を説明するためのものであり、図6及び図7は、実施例2を説明するためのものである。
図1〜図5を用いて実施例1を説明する。尚、図1は、本実施例の分解斜視図であり、図2は、羽根部材がレンズの前面から退避した状態を示す正面図であり、図3は、図2の要部拡大図であり、図4は、羽根部材がレンズの前面を覆っている状態を示す正面図であり、図5は、図4の要部拡大図である。
そこで先ず、本実施例の構成を説明する。合成樹脂製の地板1は、円形をした撮影光路用の開口部1aを有していて、その開口部1aが撮影レンズの前面に配置されるようにして、カメラ本体に取り付けられている。カバー板2も合成樹脂製であって、地板1の開口部1aと対向する領域に円形をした撮影光路用の開口部2aを有しているが、地板1の開口部1aの方が直径が若干大きい。そして、このカバー板2は、図示していない手段によって地板1に取り付けられ、地板1との間に羽根室を構成している。尚、図2〜図5は、このカバー板2を取り除き、羽根室の内部を示したものである。
地板1には、羽根室側の面に窪み部1bが形成されていて、そこに、貫通した円弧状の長孔1cが形成されている。また、図2〜図5においては図示を省略しているが、地板1には、そのほかにも、図1に示すように、二つの円形の孔1d,1eが形成されている。更に、地板1の羽根室側の面には、二つのストッパ軸1f,1gと二つの軸1h,1iが立設されており、羽根室外の面には、図示されている二つのフック部1j,1kを含む三つのフック部が形成されている。そして、ストッパ軸1f,1gの先端はカバー板2の孔2b,2cに挿入され、軸1hの先端はカバー板2に密着されるようになっている。また、カバー板2には、上記の窪み部1bと同じ平面形状をした孔2dも形成されているが、これは、後述する駆動ピン3c,3dが支障なく作動できるようにするために設けた孔である。
羽根室内には、地板1側から順に駆動部材3と羽根部材4が配置されている。先ず、駆動部材3は、孔3aと、長孔3bと、二つの駆動ピン3c,3dを有していて、孔3aを上記の軸1iに嵌合させ、地板1に対して回転可能に取り付けられている。また、羽根部材4は、覆い部4aと、円形をした孔4bと、銀杏の葉のような形状をした大きな孔4cとを有していて、孔4bを上記の軸1hに嵌合させ、地板1に対して回転可能に取り付けられている。そして、孔4cの内面に沿って、上記の駆動ピン3c,3dに押されながら摺接する二つの被押動部4d,4eと、それらの一端に連なって形成されていて駆動ピン3c,3dに接触して羽根部材4の回転を抑止される二つの被抑止部4f,4gと、それらの被抑止部4f,4gの間において軸1hを中心にして形成された円弧面を有するストッパ部4hとが設けられている。
地板1の羽根室外の面には、電磁アクチュエータが取り付けられているが、本実施例の電磁アクチュエータは、周知の構成をしている。そこで先ず、固定子の構成を説明する。図1に示されているように、固定子枠は、いずれも合成樹脂製の、第1コイル枠5と、筒状部の一端に閉鎖壁を有していて全体としてカップ状をしている第2コイル枠6とからなっており、それらによって構成される円柱状の空間を、後述する回転子9の収容室にしている。このような第1コイル枠5と第2コイル枠6の外側には、各々所定の幅で凹溝が形成されており、第2コイル枠6を、そのフック部6a,6bを第1コイル枠5の孔5a,5bに挿入して、それらの縁に引っ掛けて取り付けたとき、それらの凹溝が、収容室を取り巻く一つの環状溝を形成するようになっている。そして、そのようにして形成された環状溝に、コイル7を巻回することによって、二つのコイル枠5,6が一体化されるようになっている。また、そのようにしてコイル7を巻回した後、その外側には、円筒形をしたヨーク8を嵌合させている。更に、図示していないが、第2コイル枠6には、特許文献1にも記載されているような周知の4本の磁性体棒が埋設されるようになっている。
次に、上記の収容室内に収容されている回転子9の構成を説明する。本実施例の回転子9は、径方向に2極に着磁された永久磁石9aを有していて、合成樹脂製の回転軸を、第1コイル枠5と第2コイル枠6とで軸受けされている。また、永久磁石9aの周面よりも径方向に張り出して形成された合成樹脂製の腕部9bは、第1コイル枠5に形成された大きな孔5cの中にも配置されていて、その先端には、回転軸と平行になるようにして出力ピン9cが設けられている。尚、本実施例の回転子9は、腕部9bと出力ピン9cを合成樹脂製にしているが、回転子9全体を、永久磁石製にしたものも周知である。
このようにして構成されている本実施例の電磁アクチュエータは、第1コイル枠5に設けられている二つの位置決めピン5d,5eを、上記の孔1d,1eに嵌合させ、図示されている二つのフック部1j,1kを含む三つのフックを、第1コイル枠5に引っ掛けることによって、地板1に取り付けられている。そして、その取り付け状態においては、回転子9の出力ピン9cは、地板1に形成されている長孔1cを貫通し、羽根室内で駆動部材3の長孔3bに挿入されている。尚、本発明の電磁アクチュエータは、このような構成をしているものに限定されず、例えば、特開2006−11293号公報に記載されているタイプの電磁アクチュエータであっても構わない。
次に、図2〜図5を用いて、本実施例の作動を説明する。図2は、羽根部材4の覆い部4aが開口部1aを覆っておらず、カメラとしては撮影可能状態を示したものである。このとき、羽根部材4の覆い部4aは、ストッパ軸1fに接触していない。また、電磁アクチュエータのコイル7には通電されていないが、回転子9には、周知のように、第2コイル枠6に取り付けられている図示していない4本の磁性体棒と永久磁石9aの磁極との対向位置関係により生じる磁気的吸引力によって、時計方向へ回転する力が与えられている。しかしながら、このときには、駆動部材3が回転子9の出力ピン9cによって時計方向へ回転させられ、その駆動ピン3cが、羽根部材4の被抑止部4fに隣接しているストッパ部4hに接触している。そのため、回転子9は、時計方向へ回転する力が与えられているにもかかわらず、この停止位置を維持させられている。
このような図2の状態において、衝撃やカメラの構え方によって、羽根部材4を時計方向へ回転させる力が生じたとする。そのとき、もしも、ストッパ軸1fが設けられていなければ、羽根部材4は、その被押動部4eが駆動部材3の駆動ピン3dに当接するまで回転した後、駆動ピン3dを押して駆動部材3を時計方向へ回転させようとする。ところが、図3から分かるように、駆動ピン3cはストッパ部4hに接触しているため駆動部材3を回転させることができず、羽根部材4もそれ以上は回転することができなくなる。それに対して、本実施例の場合には、ストッパ軸1fが設けられているため、羽根部材4は、図2の状態から僅かに時計方向へ回転したところで、被押動部4eが駆動部材3の駆動ピン3dに当接する前に、ストッパ軸1fに当接して停止するようになっている。従って、本実施例の場合には、ストッパ軸1fを設けることによって、設けない場合よりも、地板1の大きさを小さくすることが可能になっている。
他方、図2の状態において、羽根部材4を反時計方向へ回転させる力が生じたとする。その場合には、羽根部材4の被抑止部4fが駆動部材3の駆動ピン3cを押し、駆動部材3を時計方向へ回転させようとするが、上記したように、駆動部材3は、その時計方向の回転をストッパ部4hによって阻止されているので、羽根部材4は回転することができない。従って、図2の状態においては、衝撃やカメラの構え方によって、羽根部材4の覆い部4aが、開口部1a内に進入してしまうようなことがない。
図2の状態において、もはや撮影をしない場合は、コイル7に対して電流を順方向に供給する。それによって、回転子9は、反時計方向へ回転させられ、その出力ピン9cによって駆動部材3を反時計方向へ回転させる。このとき、駆動ピン3cが被抑止部4fを若干押すことになるので、羽根部材4は一時的に時計方向へ回転するが、その回転は僅かであるため、ストッパ軸1fに接触することはない。そして、駆動ピン3cが被抑止部4fから離れた後、もう一方の駆動ピン3dが被押動部4eに当接すると、その段階からは、駆動ピン3dが被押動部4eを摺動しながら押してゆくことになるので、羽根部材4は反時計方向へ回転させられていく。
その後、覆い部4aが開口部1aを覆う所定の位置よりも若干越えた位置まで回転すると、駆動ピン3dが被押動部4eから離れて被抑止部4gと接触することになるため、羽根部材4は僅かに時計方向へ戻り、覆い部4aが所定の位置で開口部1aを覆うようになる。また、それと殆ど同時に、駆動ピン3dがストッパ部4hに当接することになり、駆動部材3と回転子9の回転が停止させられる。そして、電磁アクチュエータのコイル7に対する通電を断った状態が、図4に示された状態である。その図4の状態においては、電磁アクチュエータは非通電状態になっているが、回転子9には、図示していない4本の磁性体棒と永久磁石9aの磁極との対向位置関係による磁気的吸引力によって、反時計方向へ回転する力が与えられている。ところが、駆動部材3の駆動ピン3dが、羽根部材4のストッパ部4hに接触しているため、回転子9は、この停止位置を維持させられている。
このような図4の状態において、衝撃やカメラの構え方によって、羽根部材4を反時計方向へ回転させる力が生じたとする。その場合、ストッパ軸1gが設けられていないと、羽根部材4は、その被押動部4dが駆動部材3の駆動ピン3cに当接するまで回転し、他方の駆動ピン3dとストッパ部4hとの接触関係によって停止することになるが、本実施例の場合には、ストッパ軸1gが設けられているので、図4の状態から極めて僅かだけ反時計方向へ回転したところで、停止させられることになる。他方、羽根部材4を時計方向へ回転させる力が生じたとすると、羽根部材4の被抑止部4gが駆動部材3の駆動ピン3dを押して、駆動部材3を反時計方向へ回転させようとするが、駆動部材3は、図5から分かるように、その反時計方向の回転をストッパ部4hによって阻止されているので、羽根部材4は回転することができない。従って、図4の状態においては、衝撃やカメラの構え方によって、羽根部材4の覆い部4aが、開口部1aを開いてしまうことはない。
このような図4の状態において、カメラを使用したくなったときには、電磁アクチュエータのコイル7に対し、電流を逆方向に供給する。それによって、回転子9は、時計方向へ回転させられ、出力ピン9cによって駆動部材3を時計方向へ回転させる。そのため、最初は、駆動ピン3dが被抑止部4gを若干押すので、羽根部材4は一時的に反時計方向へ回転させられるが、その後は、駆動ピン3cが被押動部4dに当接して、被押動部4dを摺動しながら押してゆき、羽根部材4を時計方向へ回転させていくことになる。そして、覆い部4aが開口部1aから完全に退くと、駆動ピン3cが被押動部4dから離れて被抑止部4fと接触することになるため、羽根部材4は僅かに反時計方向へ戻る。また、それと殆ど同時に、駆動ピン3cがストッパ部4hに当接するので、駆動部材3と回転子9の回転が停止させられる。そして、電磁アクチュエータのコイル7に対する通電を断った状態が、既に説明した図2に示された状態である。
このように、本実施例の場合には、駆動部材3の回転軸となる軸1iが、回転子9の回転軸と、出力ピン9cの作動領域の中間位置との間に配置されているため、駆動部材3を大きな部材にしないで、コンパクトな構成が得られている。また、この配置によって羽根部材4の両方向の回転を同一条件で行えるという特徴がある。また、本実施例の電磁アクチュエータの出力ピン9cは、永久磁石9aと一体化され、回転子9の一部として構成されているが、回転子とは別体の部材に設けられているようにし、その部材が回転子に往復回転させられることによって往復作動させられるようにしてもよい。更に、本実施例の場合には、電磁アクチュエータが、地板1に対して、駆動部材3や羽根部材4が取り付けられている面とは反対の面に取り付けられているが、同じ面に取り付けるようにすることも可能である。そして、これらのことは、実施例2の場合にも同じことが言える。
図6及び図7を用いて実施例2を説明する。本実施例を示している図6及び図7は、上記の図2及び図4と同様にして見た正面図であって、図6は、羽根部材がレンズの前面から退避した状態を示したものであり、図7は、羽根部材がレンズの前面を覆っている状態を示したものである。尚、本実施例の構成は、実施例1における一部の部材の形状や配置位置が異なるだけである。そのため、図6及び図7においては、実施例1の場合と全く同じ部材,部位のほか、実施例1の場合と形状や配置の異なる部材,部位にも、実施例1の場合と同じ符号を付けてある。そして、本実施例の構成については、実施例1の場合と異なる点だけを説明することにする。
先ず、地板1の羽根室側の面に形成されている本実施例の窪み部1bは、円形をしている。そして、その窪み部1bに形成されている円弧状の長孔1cは、軸1hと軸1iの間において、その円弧の中心点を軸1i側にして形成されている。また、本実施例の駆動部材3は、円形をしていて、長孔3bの形成位置が、軸1iよりも上方位置になっている。更に、本実施例の電磁アクチュエータは、回転子9の回転軸が、羽根部材4の回転軸である軸1hと、駆動部材3の回転軸である軸1iと結ぶ直線を、軸1iから延長した線上に配置されていて、出力ピン9cを長孔1cから羽根室側へ挿入し、駆動部材3の長孔3bに嵌合させている。そのため、実施例1と構成は異なるが、本実施例の場合にも、駆動部材3の回転軸となる軸1iが、回転子9の回転軸と、出力ピン9cの作動領域の中間位置との間に配置されていることになる。
このような本実施例の構成からも分かるように、本実施例の場合には、実施例1の場合よりも、電磁アクチュエータを図の下側、即ち羽根部材4の覆い部4aの作動領域側に取り付けていることになる。そのため、実施例1の場合よりも、地板1の上方領域を小さくして、装置の小型化が図れるという特徴を有している。尚、本実施例の構成は、このように、実施例1とは異なっているが、その作動は、実施例1の場合と全く同じである。従って、重複を避けるために、その作動説明を省略する。
実施例1の分解斜視図である。 羽根部材がレンズの前面から退避した状態を示す実施例1の正面図である。 図2の要部拡大図である。 羽根部材がレンズの前面を覆っている状態を示す実施例1の正面図である。 図4の要部拡大図である。 羽根部材がレンズの前面から退避した状態を示す実施例2の正面図である。 羽根部材がレンズの前面を覆っている状態を示す実施例2の正面図である。
符号の説明
1 地板
1a,2a 開口部
1b 窪み部
1c,3b 長孔
1d,1e,2b〜2d,3a,4b,4c,5a〜5c 孔
1f,1g ストッパ軸
1h,1i 軸
1j,1k,6a,6b フック部
2 カバー板
3 駆動部材
3c,3d 駆動ピン
4 羽根部材
4a 覆い部
4d,4e 被押動部
4f,4g 被抑止部
4h ストッパ部
5 第1コイル枠
5d,5e 位置決めピン
6 第2コイル枠
7 コイル
8 ヨーク
9 回転子
9a 永久磁石
9b 腕部
9c 出力ピン

Claims (5)

  1. レンズの前面に配置される開口部を有している地板と、前記地板に取り付けられていて回転子によって所定の角度範囲で往復作動させられる出力ピンを有した電磁アクチュエータと、二つの駆動手段を有していて前記地板に回転可能に取り付けられており前記出力ピンによって所定の角度範囲で往復回転させられる駆動部材と、内周に二つの被押動部と該被押動部に連なる二つの被抑止部と該二つの抑止部の間に形成されているストッパ部とを有する孔が形成されていて前記地板に回転可能に取り付けられており該被押動部の一方を前記駆動手段の一方に押されて前記開口部の開き作動を行い該被押動部の他方を前記駆動手段の他方に押されて前記開口部の閉じ作動を行うと共に前記開口部の開き位置と閉じ位置に達したときは該ストッパ部に当接している前記駆動手段に対し該被抑止部が接することで反転を抑止され前記駆動部材が反転したときには抑止していた方の前記駆動手段が該被抑止部から離脱した後に抑止していなかった方の前記駆動手段に押されて回転させられる一枚の羽根部材と、を備えていることを特徴とするレンズバリア装置。
  2. 前記出力ピンが前記回転子と一体であって、前記駆動部材の回転軸が、前記回転子の回転軸と、前記出力ピンの作動領域の中間位置との間に配置されているようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレンズバリア装置。
  3. 前記回転子の回転軸と、前記羽根部材の回転軸とが、同心上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリア装置。
  4. 前記開口部に近いところから順に、前記回転子の回転軸、前記駆動部材の回転軸、前記羽根部材の回転軸の三つが、略直線上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリア装置。
  5. 前記電磁アクチュエータが、前記地板の一方の面に取り付けられていて、前記出力ピンを、前記地板の他方の面に突き出しており、前記駆動部材と前記羽根部材とが、前記地板の他方の面に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレンズバリア装置。
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