JP3398008B2 - カメラのレンズカバー機構 - Google Patents

カメラのレンズカバー機構

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JP3398008B2 JP10406097A JP10406097A JP3398008B2 JP 3398008 B2 JP3398008 B2 JP 3398008B2 JP 10406097 A JP10406097 A JP 10406097A JP 10406097 A JP10406097 A JP 10406097A JP 3398008 B2 JP3398008 B2 JP 3398008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラへの電源の
通電と遮断を切り換える機構及びカメラに開閉自在に取
り付けられて、レンズを保護するレンズカバー機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は以前、ビデオカメラに用いるレ
ンズカバーを提案している(実開平7−34438号参
照)。図10乃至図12は該レンズカバーを一部変更し
た例を示しており、図10はビデオカメラの斜視図、図
11及び図12はビデオカメラを図10のB−B線で切
断した断面図である。カメラ本体(1)の前面には、筒状
のレンズケース(9)が設けられ、側部には覗き窓(12)を
具えたビューファインダ(6)が設けられている。レンズ
ケース(9)の前端部には、中央部に透孔(98)を開設した
壁(90)が設けられ、壁(90)の内側には、透孔(98)を覆う
一対のカバー板(7)(8)が設けられている。レンズケー
ス(9)の奥部に、撮像用のレンズ(図示せず)が設けら
れ、カバー板(7)(8)は外部からの塵芥から該レンズを
保護する。
【0003】カバー板(7)(8)は、基端部が壁(90)から
内向きに突出した軸(91)(92)に枢支され、各軸(91)(92)
に嵌められたネジリバネ(93)により閉じ方向に付勢され
ている。従って、カメラ本体(1)に外部から衝撃が加わ
ったときに、カバー板(7)(8)の不用意な回動は防止さ
れる。壁(90)の奥部には、内壁(97)が設けられ、該内壁
(97)上には、壁(90)に対向して環状の操作板(3)が回動
自在に設けられている。該操作板(3)はレンズケース
(9)の側面に摺動自在に設けられたスイッチ片(94)にレ
ンズケース(9)の側面を貫通して接続し、スイッチ片(9
4)の摺動と共に、操作板(3)は回動する。
【0004】壁(90)の内面にカメラ本体(1)に通電する
スイッチ(SW1)が配置され、スイッチ片(94)は該スイ
ッチ(SW1)を押す突片(95)を具えている。該スイッチ
(SW1)が押し込まれると、カメラ本体(1)に通電され
る。操作板(3)からはカバー板(7)(8)の基端部に当接
して、該カバー板(7)(8)を回転させる突起(96)(96)が
突出している。ビデオカメラを使用しないときには、カ
バー板(7)(8)はネジリバネ(93)(93)に付勢されて、閉
じている。この状態から、スイッチ片(94)が時計方向に
摺動すると、図12に示すように、操作板(3)も時計方
向に回転し、突起(96)(96)がカバー板(7)(8)をネジリ
バネ(93)の付勢に抗して開き方向に回転させる。突片(9
5)がスイッチ(SW1)を押し込んで、スイッチ(SW1)が
ONとなり、カメラ本体(1)に通電される。レンズの光
路を遮っていたカバー板(7)(8)が開き、この状態にて
撮影ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ビデオカメラにあって
は、図10に示すように、ビューファインダ(6)がカメ
ラ本体(1)の側方に設けられている。近年、取り込んだ
画像をデジタル化して一旦格納する画像メモリを具え、
該画像メモリ内の画像をディスプレイやプリンタに出力
することができるデジタルスチルカメラが提案されてい
る。このデジタルスチルカメラにあっては、ビューファ
インダ(6)がカメラ本体(1)内に内蔵されているものが
多く、覗き窓(12)もカメラ本体(1)に設けられている
(図1参照)。出願人は、ビデオカメラに用いられていた
操作板(3)をデジタルスチルカメラに応用して、覗き窓
(12)の開閉に用いることを着想した。また、カバー板
(7)(8)を閉じ方向に付勢するネジリバネ(93)は小さな
部品であり、カバー板(7)(8)に取り付ける作業が煩雑
である。また、ネジリバネ(93)を設けることにより、部
品点数も増加するから、出願人はネジリバネ(93)を除去
することを着想した。この場合、カバー板(7)(8)の不
用意な回動を防ぐ必要がある。本発明は、上記問題の解
決を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】レンズカバー機構は、レン
ズを有するカメラ本体(1)内に、カメラ本体(1)に通電
するスイッチ(SW1)のON、OFFを切り換える操作
板(3)を回動自在に設け、レンズを保護する複数のカバ
ー板(7)(8)を開閉自在にカメラ本体(1)に枢支(53)(5
4)している。カバー板(7)(8)は互いに重なって、レン
ズを露出したオープン位置とカバー板(7)(8)が互いに
ズレて拡がりレンズに被さるクローズ位置との間を同一
方向に回動する。 カメラ本体(1)には、各カバー板(7)
(8)を夫々軸(53)(54)によって枢支するとともに、操作
板(3)に連繋して回動し、カバー板(7)(8)の基端部に
被さる保持片(4)を枢支(55)し、該枢支部(55)とカバー
板(7)の枢支部(53)、及びカバー板(8)の枢支部(54)は
互いにずれて設けられている。該保持片(4)からは、カ
バー板(7)(8)の回動進み側及び戻り側の側面に夫々接
する突起(40)(41)が突出しており、突起(40)(41)は保持
片(4)の回動に伴って、カバー板(7)(8)を押して回動
させ、両突起(40)(41)はカバー板(7)(8)の側面に接近
又は当接し、カバー板(7)(8)をバネ付勢することな
く、該カバー板(7)(8)の不用意な回動を規制しつつ、
カバー板(7)(8)をオープン位置及びクローズ位置へ回
動させる。
【0007】
【作用及び効果】リング蓋(2)を回転させて、開口(20)
から覗き窓(12)を露出させると、操作板(3)がスイッチ
(SW1)をONにし、カメラ本体(1)に通電する。即
ち、撮影時に、覗き窓(12)を露出させれば、自動的に電
源がONとなるので、使い勝手が良くなると共に、 カ
バー板(7)(8)の側面には、保持片(4)から突出した突
起(40)(41)が当接しているから、カメラ本体(1)に衝撃
が加わっても、カバー板(7)(8)の不用意な回動は突起
(40)(41)により防止される。従って、従来のようにネジ
リバネを用いなくとも、カバー板(7)(8)の不用意な回
動を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図を用いて
詳述する。従来と同一構成については、同一符号を用い
て、詳細な説明を省略する。図1はカメラ本体(1)の正
面図、図2は同上の平面図である。カメラ本体(1)は、
前キャビネット半体(10)と後キャビネット半体(11)とを
突き合わせて、一側部に電池ケース(15)を設ける。前キ
ャビネット半体(10)内には、撮像用のレンズ(60)が位置
し、前キャビネット半体(10)の前面上端部には、ストロ
ボ用のフラッシュランプ(61)が取り付けられている。電
池ケース(15)の上面には、シャッタ釦(16)が設けられ、
周知の如く、シャッタ釦(16)を押せば、レンズ(60)を通
過した1フレームの画像が1枚分の画像として、後キャ
ビネット半体(11)内に位置するフラッシュメモリ(図示
せず)に格納される。後キャビネット半体(11)の後面に
は、ビューファインダ(6)が設けられ、撮影者はビュー
ファインダ(6)から後記する覗き窓(12)を通して被写体
を確認できる。
【0009】前キャビネット半体(10)の前面にて、レン
ズ(60)の前方にはリング蓋(2)が回動自在に取り付けら
れている。リング蓋(2)の側面には、指掛かり用の凹凸
面(25)(25)が形成されている。図4はリング蓋(2)と前
キャビネット半体(10)の分解平面図である。前キャビネ
ット半体(10)の前面には一段盛り上がった段部(5)が設
けられ、該段部(5)には、レンズ(60)の光軸と同軸に形
成された丸孔(50)が開設されている。段部(5)上にて該
丸孔(50)の上方に、ビューファインダ(6)の覗き窓(12)
が設けられている。丸孔(50)の両側には、溝孔(51)(52)
が夫々開設され、一方の溝孔(51)にはリング蓋(2)の裏
面から突出した2つの脚片(21)(22)が、他方の溝孔(52)
には1つの脚片(23)が挿入される。
【0010】リング蓋(2)は円板形に形成され、該リン
グ蓋(2)の中央部には、丸孔(50)に合わさる透窓(24)が
開設され、丸孔(50)と透窓(24)を通過した光が前記レン
ズ(60)に入射する。透窓(24)の上方には、覗き窓(12)に
被さる開口(20)が開設され、図3(a)に示すように、覗
き窓(12)と開口(20)が合わさった状態で、ビューファイ
ンダ(6)から被写体を確認できる。この状態からリング
蓋(2)が時計方向に回転すると、図3(b)に示すように
開口(20)と覗き窓(12)がずれて、覗き窓(12)はリング蓋
(2)によって覆われる。以下、図3(a)に示すように、
覗き窓(12)が露出した状態をオープン位置、図3(b)に
示すように、覗き窓(12)が隠れた状態をクローズ位置と
呼ぶ。後記するように、オープン位置にて、カメラ本体
(1)の電源がONになり、クローズ位置にてカメラ本体
(1)の電源がOFFになる。オープン位置にあっては、
カバー板(7)(8)が開いて、レンズへの光路が妨げられ
ず、撮影ができる。尚、リング蓋(2)の開口(20)を含む
扇形部分(2a)は、黒色に着色されている。これによ
り、覗き窓(12)に入射する光を反射し、ビューファイン
ダ(6)から見える画像がぼけない効果がある。
【0011】図5は、前キャビネット半体(10)に取り付
けられる各部品の分解斜視図である。前キャビネット半
体(10)の段部(5)の裏側には、2本の軸(53)(54)が接近
して立設し、段部(5)の側方には軸(55)が立設してい
る。軸(53)(54)には、リング蓋(2)の透窓(24)を覆う左
カバー板(7)及び右カバー板(8)が、軸(55)には両カバ
ー板(7)(8)の基端部を軽く押さえる保持片(4)が夫々
回転自在に取り付けられる。段部(5)の溝孔(51)(52)を
通過したリング蓋(2)の脚片(21)(22)(23)の先端には、
円板状の操作板(3)が取り付けられる。レンズは操作板
(3)の奥部に位置し、操作板(3)の中央部には透孔(34)
が開設されている。カバー板(7)(8)が開いたオープン
位置では、光は透窓(24)、丸孔(50)、透孔(34)を通過し
てレンズに達する。
【0012】操作板(3)はリング蓋(2)と一体に回転
し、操作板(3)の回転移行路の側方にて、前キャビネッ
ト半体(10)の裏側には、カメラ本体(1)に通電するスイ
ッチ(SW1)が設けられている。操作板(3)からは該ス
イッチ(SW1)を押し込む突片(30)が突出している(図7
(a)参照)。段部(5)の丸孔(50)の側方には、先端部が操
作板(3)に向かって折曲(64)された板バネ(63)が取り付
けられ、操作板(3)には該折曲部(64)が嵌まる孔(31)(3
2)が操作板(3)の回転位置に対応して開設されている。
【0013】図6は、左右のカバー板(7)(8)、保持片
(4)、前キャビネット半体(10)の分解平面図である。保
持片(4)からは各カバー板(7)(8)の側面に接する突起
(40)(41)が下向きに突設するとともに、操作板(3)との
対向面上からは凸軸(42)が突設している。また、右カバ
ー板(8)は左カバー板(7)上に被さり、カバー板(7)
(8)の周部の一部には、夫々凸面(70)(80)が下向きに形
成されている。この凸面(70)(80)を設けた理由について
は後記する。リング蓋(2)は、オープン位置に於いて脚
片(21)(23)が実線で示す位置にあり、クローズ位置に於
いて脚片(21)(23)が破線で示す位置にある。操作板(3)
には図7(a)に示すように、保持片(4)の凸軸(42)が嵌
まる長孔(33)が半径方向に開設されており、操作板(3)
が回転すれば、保持片(4)も軸(55)を中心に、操作板
(3)と反対方向に回転する。前記の如く、操作板(3)と
リング蓋(2)は連結されているから、一体に回転し、図
7(a)は図3(a)に対応してオープン位置を、図7(b)は
図3(b)に対応してクローズ位置を、夫々裏側から示し
た図である。
【0014】オープン位置及びクローズ位置にあって
は、板バネ(63)の折曲部(64)が夫々孔(31)及び孔(32)に
嵌まる。これにより、撮影者はオープン位置及びクロー
ズ位置に於いて所定のクリック感を得て、操作板(3)及
びリング蓋(2)がオープン位置及びクローズ位置に達し
たことを認識できる。また、オープン位置にあっては、
突片(30)がスイッチ(SW1)を押し込み、スイッチ(SW
1)がONとなり、カメラ本体(1)に通電される。オープ
ン位置から操作板(3)が反時計方向に回転したクローズ
位置にあっては、突片(30)とスイッチ(SW1)が離れて
スイッチ(SW1)がOFFとなり、カメラ本体(1)には
通電されない。
【0015】本例にあっては、保持片(4)の両突起(40)
(41)が、左右のカバー板(7)(8)の側面に接し、保持片
(4)の回転に伴って、カバー板(7)(8)を透窓(24)の開
閉方向に回転させることを特徴とする。図8(a)〜(d)
は、カバー板(7)(8)のオープン位置からクローズ位置
に回転させる状態を、前キャビネット半体(10)の裏側か
ら見た図である。図8(a)はオープン位置を、図8(d)は
クローズ位置を夫々示す。図8(a)〜(d)にあっては、説
明の便宜上、保持片(4)は図示せず、突起(40)(41)のみ
を示す。左カバー板(7)は、右カバー板(8)よりも下側
に位置して互いに重なる。左カバー板(7)の中央部から
基端部寄りには、保持片(4)の回転中心(55)と同心のカ
ム面(71)が形成されている。また右カバー板(8)の基端
部寄りには、左カバー板(7)の回転中心である軸(53)に
嵌まる凹部(81)が形成されている。右カバー板(8)の基
端部近傍には、突起(82)が下向きに突出している。
【0016】図8(a)に示すオープン位置から保持片
(4)が軸(55)を中心に時計方向に回転すると、一方の突
起(40)が両カバー板(7)(8)を夫々軸(53)(54)を中心と
して時計方向に回転させる。このとき、他方の突起(41)
はカバー板(7)(8)の側面に接近している。図8(b)に
示すように、突起(40)は左カバー板(7)のカム面(71)の
手前に達する。右カバー板(8)の凹部(81)は軸(53)から
離れ、右カバー板(8)は透窓(24)の一部を覆う。
【0017】図8(c)に示すように、突起(40)はカム面
(71)に沿って摺動する。カム面(71)は、軸(55)と同心で
あるから、左カバー板(7)は回転しない。突起(40)は右
カバー板(8)を更に押して回転させる。このとき、突起
(82)が左カバー板(7)の側面から僅かに離間しており、
これにより左カバー板(7)のガタ付きが防止される。図
8(d)に示すクローズ位置では、突起(40)は左カバー板
(7)のカム面(71)の終端に達し、右カバー板(8)と左カ
バー板(7)により透窓(24)が完全に覆われる。このと
き、他方の突起(41)は右カバー板(8)の側面に接近して
いる。オープン位置及びクローズ位置にあっては、両カ
バー板(7)(8)の側面に保持片(4)の突起(40)(41)が接
近又は当接しているから、オープン位置及びクローズ位
置に於いて、カメラ本体(1)に衝撃が加わっても、カバ
ー板(7)(8)の回動は突起(40)(41)により規制される。
これによりカメラ本体(1)に衝撃が加わっても、カバー
板(7)(8)の不用意な回動が防止され、オープン位置に
て光が透窓(24)を通過可能な状態を、クローズ位置にて
透窓(24)が遮蔽された状態を保つことができる。
【0018】尚、クローズ位置からオープン位置に達す
るには、図8(d)から図8(a)に至る動作を行う。図8
(d)に示すクローズ位置から保持片(4)が反時計方向に
回転すると、図8(c)に示すように、突起(41)が右カバ
ー板(8)の側面を押すと共に、突起(82)が左カバー板
(7)の側面を押す。更に保持片(4)が回動すると、図8
(b)に示すように、突起(41)が右カバー板(8)と左カバ
ー板(7)を押す。このとき突起(82)は左カバー板(7)の
端面から少し離れている。更なる保持片(4)の回転によ
り、図8(a)に示すオープン位置に達する。
【0019】本例にあっては、オープン位置及びクロー
ズ位置に於いて、カバー板(7)(8)が不用意に回動する
ことを更に効果的に防止するために、操作板(3)により
カバー板(7)(8)を軽く押圧している。図9は、図6を
A方向から見た断面図であるが、前記の如く左カバー板
(7)の上に右カバー板(8)が重なり、両カバー板(7)
(8)に保持片(4)が被さる。保持片(4)に操作板(3)が
被さり、これによりカバー板(7)(8)及び保持片(4)が
前キャビネット半体(10)から脱落することが防止され
る。ここに於いて、操作板(3)は保持片(4)を介して、
両カバー板(7)(8)を軽く押圧付勢する。これにより、
両カバー板(7)(8)間に軽い摩擦が生じ、回転抵抗が生
じる。即ち、両カバー板(7)(8)が不用意に回動するこ
とを更に防止している。尚、図9に示すように、前キャ
ビネット半体(10)の段部(5)には、左カバー板(7)の凸
面(70)が、左カバー板(7)の上面には右カバー板(8)の
凸面(80)が夫々当接している。仮に、カバー板(7)(8)
の全面が当接していると、摩擦が大きくなりすぎ、却っ
てカバー板(7)(8)が摺動しにくくなる虞れがある。し
かし、凸面(70)(80)を設けることにより、摩擦を軽減で
きる。
【0020】本例では、デジタルスチルカメラを例示し
たが、2つの突起(40)(41)でカバー板(7)(8)を回転さ
せる機構は、ビデオカメラにも応用できる。
【0021】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルスチルカメラの正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】(a)はオープン位置、(b)はクローズ位置に於け
るリング蓋の正面図である。
【図4】前キャビネット半体とリング蓋の分解正面図で
ある。
【図5】前キャビネット半体、両カバー板、保持片、操
作板の分解斜視図である。
【図6】カバー板、保持片、操作板の前キャビネット半
体への取付け状態を裏側から示した図である。
【図7】(a)はオープン位置、(b)はクローズ位置に於け
る操作板の回転位置を示す図である。
【図8】(a)〜(d)は両カバー板の回動状態を示す図であ
る。
【図9】図6をA方向から見た断面図である。
【図10】従来のビデオカメラの斜視図である。
【図11】図10のビデオカメラをB−B線で破断した
断面図である。
【図12】図11のカバー板が開いた状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
(1) カメラ本体 (2) リング蓋 (3) 操作板 (4) 保持片 (7) カバー板 (8) カバー板 (12) 覗き窓 (20) 開口

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを有するカメラ本体(1)内に、カ
    メラ本体(1)に通電するスイッチ(SW1)のON、OF
    Fを切り換える操作板(3)を回動自在に設け、レンズを
    保護する複数のカバー板(7)(8)を開閉自在にカメラ本
    体(1)に枢支(53)(54)し、カバー板(7)(8)は互いに重
    なって、レンズを露出したオープン位置とカバー板(7)
    (8)が互いにズレて拡がりレンズに被さるクローズ位置
    との間を同一方向に回動するレンズカバー機構に於い
    て、カメラ本体(1)には、各カバー板(7)(8)を夫々軸(53)
    (54)によって枢支するとともに、 操作板(3)に連繋して回動し、カバー板(7)(8)の基端
    部に被さる保持片(4)を枢支(55)し、該枢支部(55)とカ
    バー板(7)の枢支部(53)、及びカバー板(8)の枢支部(5
    4)は互いにずれて設けられており、 該保持片(4)からは、カバー板(7)(8)の回動進み側及
    び戻り側の側面に夫々接する突起(40)(41)が突出してお
    り、突起(40)(41)は保持片(4)の回動に伴って、カバー
    板(7)(8)を押して回動させ、両突起(40)(41)はカバー
    板(7)(8)の側面に接近又は当接し、カバー板(7)(8)
    をバネ付勢することなく、該カバー板(7)(8)の不用意
    な回動を規制しつつ、カバー板(7)(8)をオープン位置
    及びクローズ位置へ回動させる ことを特徴とするレンズ
    カバー機構。
  2. 【請求項2】 何れか一方のカバー板(8)の基端部近傍
    には他方のカバー板(7)の側面に対向した突起(82)が設
    けられ、該突起(82)によってもカバー板(7)のガタ付き
    が防止される請求項1に記載のレンズカバー機構。
  3. 【請求項3】 カバー板(7)(8)は保持片(4)によりカ
    メラ本体(1)に押圧付勢されている請求項1に記載のレ
    ンズカバー機構。
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