JP2007293244A - 多層光導波路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のコアと、該コアを囲んで形成されるクラッドとから構成され、かつ、平面方向コア中心間距離(コアピッチ)が62.5μm以上500μm以下である光導波路が、2層以上積層された多層光導波路であって、厚み方向コア間距離(上層コアの下面と下層コアの上面間距離)が8μm以上25μm以下、かつ、該厚み方向コア間距離の最大値と最小値の差が5μm以下である多層光導波路である。
【選択図】図1
Description
また、フッ素化ポリイミドには感光性がないため、感光・現像による光導波路作製法が適用できず、生産性・大面積化に劣っていた。さらに、液状の材料を基板上に塗布し製膜する方法を用いて光導波路を作製するため、膜厚管理が煩雑であり、しかも基板上に塗布した樹脂が、硬化前は液状であるため、基板上で樹脂が流れてしまい、膜厚の均一性を保つことが困難である等、材料形態が液状であることに起因した課題があった。
一方、液状エポキシ樹脂に光重合開始剤を添加した光導波路形成用エポキシ樹脂は、感光・現像法によりコアパターンが形成可能であり、高透明、高耐熱性を有するものもあるが、材料が液状であることに起因した同様な課題があった。
(1)複数のコアと、該コアを囲んで形成されるクラッドとから構成され、かつ、平面方向コア中心間距離(コアピッチ)が62.5μm以上500μm以下である光導波路が、2層以上積層された多層光導波路であって、厚み方向コア間距離(上層コアの下面と下層コアの上面間距離)が8μm以上25μm以下、かつ、該厚み方向コア間距離の最大値と最小値の差が5μm以下である多層光導波路。
(2)コア及びクラッドの少なくとも1つに光導波路形成用樹脂フィルムを用いて製造して成る上記(1)に記載の多層光導波路。
(3)更に電気回路配線を有する上記(1)又は(2)記載の多層光導波路。
平面方向コア中心間距離(コアピッチ)が62.5μm未満であると、隣接チャネル間とのクロストークが生じる。一方、500μmより大きいと、配線の高密度化が困難となる。以上の観点から、平面方向コア中心間距離(コアピッチ)が125μm以上250μm以下であることがさらに好ましい。
厚み方向コア間距離が8μm未満であると、隣接チャネル間とのクロストークが生じる。一方、25μmより大きいと、配線の高密度化が困難となる。以上の観点から、厚み方向コア間距離が10μm以上20μm以下であることがさらに好ましい。
一般的に光電気混載基板で用いられる光導波路のコアサイズは50μm角程度であり、この場合、コアサイズの10%より位置ずれが大きいと、光素子との結合損失が急激に増大する。この観点から、該厚み方向コア間距離の最大値と最小値の差が3μm以下であることがさらに好ましい。
また、厚み方向コア間距離は、図1中、11で示される距離であり、具体的に、上層コアの下面と、下層コアの上面との間におけるクラッドの厚さで示される。
なお、上層コアの下面とは、上層側に並列するすべてのコアの下面の中で、最も上位に位置する面と、最も下位に位置する面との間の中央に位置する仮想面である。
同様に、下層コアの上面とは、下層側に並列するすべてのコアの上面の中で、最も上位に位置する面と、最も下位に位置する面との間の中央に位置する仮想面である。
また、厚み方向コア間距離の最大値とは、上層側に並列するすべてのコアの下面の中で、最も上位に位置する面と、下層側に並列するすべてのコアの上面の中で、最も下位に位置する面との間におけるクラッドの厚さで示される。
同様に、厚み方向コア間距離の最小値とは、上層側に並列するすべてのコアの下面の中で、最も下位に位置する面と、下層側に並列するすべてのコアの上面の中で、最も上位に位置する面との間におけるクラッドの厚さで示される。
上層コア及び下層コアにおける導波路(コア)の本数は、必ずしも同一である必要はなく、図4に示すように、その本数が異なっていてもよい。
さらに必要に応じてこれらの工程を繰り返し、図6に示すように、光導波路層を3層以上積層した多層光導波路を作製することもできる。
上記の光導波路形成用樹脂フィルムの材料としては、(A)ベースポリマー、(B)光重合性化合物、及び(C)光重合開始剤を含有する樹脂組成物が好ましい。
上記直鎖状高分子重合体のフェノキシ樹脂は、一般的にビスフェノールAとエピクロルヒドリンとを重縮合反応させる一段法によって、又は低分子量のエポキシ樹脂とビスフェノールAとを重付加反応させる二段法によって製造されるものであり、具体例としては、東都化成(株)製「YP−50」(商品名)、特開平4−120124号公報、特開平4−122714号公報、特開平4−339852号公報に記載のもの等が挙げられる。
また、ビスフェノールF、ビスフェノールF型エポキシ化合物、又はその誘導体としては、テトラブロモビスフェノールF、又はテトラブロモビスフェノールF型エポキシ化合物等が好適に挙げられる。
数平均分子量の上限については、特に制限はないが、(B)光重合性化合物との相溶性や露光現像性の観点から、1,000,000以下であることが好ましく、さらには500,000以下、特には200,000以下であることが好ましい。なお、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定し、標準ポリスチレン換算した値である。
一方、(A)成分の配合量が、80質量%以下であると、光導波路を形成する際に、パターン形成性が向上し、かつ光硬化反応が十分に進行する。以上の観点から、(A)ベースポリマーの配合量は、20〜70質量%とすることがさらに好ましい。
(メタ)アクリレートとしては、1官能性のもの、2官能性のもの、3官能性のもののいずれをも用いることができる。なお、ここで(メタ)アクリレートとは、アクリレート及びメタクリレートを意味する。
重合により生じた3次元網目構造中にベースポリマーを絡み込んで硬化することができる観点から、(B)成分として少なくとも1つは、2官能性以上のメタ)アクリレートを用いるのが好ましい。
代表的なエポキシ(メタ)アクリレートとしては、下記式(VI)で表されるビスフェノールAエポキシアクリレートがある。
ビスフェノールAエポキシアクリレートは、フェノキシ樹脂との相溶性に優れており、高い透明性が実現できるため、(A)成分としてフェノキシ樹脂を、(B)成分としてビスフェノールAエポキシアクリレートを用いることは、非常に好ましい態様である。
なお、このビスフェノールAエポキシアクリレートは、新中村化学工業(株)製、商品名「EA−1020」として商業的に入手可能である。
アクリル(メタ)アクリレートとしては、特に制限はなく、一般的にはグリシジルアクリレートの重合体に1官能性の(メタ)アクリレートを付加させたものである。該1官能性の(メタ)アクリレートとしては種々のものが挙げられ、例えば、(メタ)アクリル酸や上述の1官能性(メタ)アクリレートとして例示したものと同様のものが挙げられる。なお、ここで(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸及びメタクリル酸を意味するものである。
なお、(B)成分として、上述のフルオレンジ(メタ)アクリレートと分子内に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基を有する化合物を併用することもできる。
これらの(C)光重合開始剤は、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
また、必要に応じて、上記の(C)光重合開始剤と光重合開始助剤(増感剤)とを併用することができる。
本発明に用いる光導波路形成用樹脂フィルムは、上記した樹脂組成物からなり、具体的には、上記(A)〜(C)成分を含有する樹脂組成物により構成されることが好ましい。
光導波路形成用樹脂フィルムは、本発明の多層光導波路のそれぞれのクラッド及びコアに用いることができ、これらのうち少なくとも1つに用いることが好ましい。
光導波路形成用樹脂フィルムをコアフィルムとして用いる場合、コアがクラッドより高屈折率であるように設計される。
例えば、光導波路形成用樹脂フィルムをコアフィルムとして用いる場合、その厚さは、乾燥後の厚みで、通常は5μm〜120μmである。5μm以上であると、受発光素子又は光ファイバーとの結合トレランスが拡大できるという利点があり、一方120μm以下であると、受発光素子又は光ファイバーとの結合効率が向上するという利点がある。以上の観点から、該フィルムの厚さは、さらに20μm〜70μmの範囲であることが好ましい。
該基材の厚みとしては、5〜50μmの範囲であることが好ましい。5μm以上であると、支持体としての強度が得やすいという利点があり、50μm以下であると、コアパターン形成時にマスクとのギャップが小さくなり、より微細なコアパターンが形成できるという利点がある。以上の観点から、該基材の厚みは10〜40μmの範囲であることがより好ましく、さらには15〜30μm、特には15〜25μmであることが好ましい。
図1は、光導波路形成用樹脂フィルムを適用して構成した本発明の多層光導波路の基本的構成を示す断面図である。
以上のような構成の多層光導波路において、第1クラッド2の厚さとしては、15μm〜120μmの範囲であることが好ましい。
また、第2クラッド7及び第3クラッド10の厚さは、最初に形成される第1クラッド2と同一であっても異なってもよいが、コアパターンを埋め込む観点から、埋め込むコア部分の厚さよりも厚くすることが好ましい。
コア部分の厚さについては、特に限定されず、通常5〜120μm、さらには10μm〜100μmの範囲であることが好ましい。
それぞれのコア及びクラッドが、異なる寸法、異なる材料から形成されていてもよい。また、厚み方向コア間距離11は、下層コアの上面と上層コアの下面との間におけるクラッドの厚さを示す。
本発明の多層光導波路において、厚み方向コア間距離(図1の例では、第1コア6の上面と第2コア9の下面間距離)が、8μm以上25μm以下であり、該厚み方向コア間距離の最大値と最小値の差が5μm以下であることを特徴とする。これにより、平坦性が良好で小型・高密度の多層光導波路を製造することができ、光結合の効率化が図れる。
さらに、平面方向コア中心間距離(コアピッチ)については、62.5μm以上500μm以下とし、コアの幅については、特に限定されるものではないが、例えば5〜120μmの範囲内の値とすることが好ましい。
本発明の多層光導波路において、コア部分の屈折率は、クラッドのいずれの屈折率よりも大きくなるように設計されることを要する。
したがって、波長400〜1,600nmの光に対して、コア部分の屈折率としては、1.420〜1.750の範囲内の値とし、クラッドの屈折率としては、それぞれ1.400〜1.748の範囲内の値とすることが好ましい。
また、コア部分の屈折率としては、クラッドの屈折率よりも少なくとも0.1%大きい値とすることが好ましく、特に、クラッドの屈折率よりも少なくとも0.5%大きい値とすることが好ましい。
本発明の多層光導波路において、光伝搬損失が、0.5dB/cm以下であることが好ましい。0.5dB/cm以下であると、高透明性を有し、光の損失による伝送信号の強度低下を抑えることができる。以上の観点から、さらに0.3dB/cm以下であることが好ましい。
本発明の多層光導波路の製造方法の一例を具体的に説明する。本発明の多層光導波路は、光導波路形成用樹脂フィルム及び/又は上述の光導波路形成用樹脂フィルムの製造に用いた樹脂組成物を順次、基材上に転写したのち、放射線硬化することにより形成することが好ましい。なお、以下の形成例では、それぞれのコア及びクラッドを、光導波路形成用樹脂フィルムを用いて作製することを想定して説明する。
この基板1の種類としては、特に制限はないが、例えば、FR−4基板、ポリイミド、半導体基板、シリコン基板やガラス基板等を用いることができる。
その材料については特に限定されないが、柔軟性及び強靭性を有するとの観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルサルファイド、ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等が好適に挙げられる。
クラッドフィルムとしては、接着処理を施した基材フィルム上に製膜されているものが好ましい。これにより、クラッドフィルムと基材フィルムとの接着力を向上させ、基材フィルムのクラッドフィルムからの剥離不良を抑制できる。
ここで接着処理とは、易接着樹脂コート、コロナ処理、サンドブラスト等によるマット加工等により、基材フィルムとこの上に形成されるクラッドフィルムとの接着力を向上させる処理である。
基材フィルムの厚さとしては、目的とする柔軟性により適宜変えてよいが、5μm〜250μmの範囲であることが好ましい。5μm以上であると強靭性が得易いという利点があり、250μm以下であると十分な柔軟性が得られる。
あるいは、多層光導波路製造後に、基板上に電気配線を形成することが可能である。これにより、基板上の金属配線の信号伝送線と光導波路の信号伝送線との両方を備えられ、両者を使い分けることが可能になり、高速でかつ長い距離の信号伝送を容易に行うことが出来る。
まず、クラッドフィルムの製造過程で用いた基材がある場合には、該基材を剥離し、さらに、そのクラッドフィルムに保護フィルムが存在する場合には、保護フィルムを除去した後、該クラッドフィルムを、基板1上に加熱しながら圧着することにより積層して第1クラッド2を形成する〔図2(a)〕。ここで、密着性及び追従性の見地から減圧下で積層することが好ましい。該クラッドフィルムの加熱温度は50〜130℃とすることが好ましく、圧着圧力は、0.1〜1.0MPa程度(1〜10kgf/cm2程度)とすることが好ましいが、これらの条件には特に制限はない。
積層した第1コアフィルム3は、アートワークと呼ばれるネガ又はポジマスクパターンを通して活性光線が画像状に照射される〔図2(c)〕。
活性光線の光源としては、例えば、カーボンアーク灯、水銀蒸気アーク灯、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、キセノンランプ等の紫外線を有効に放射する公知の光源が挙げられる。また、他にも写真用フラッド電球、太陽ランプ等の可視光を有効に放射するものも用いることができる。
ウェット現像の場合は、有機溶剤、アルカリ性水溶液、水系現像液等の前記樹脂フィルムの組成に対応した現像液を用いて、例えば、スプレー、揺動浸漬、ブラッシング、スクラッピング等の公知の方法により現像する。
また、アルカリ性水溶液中には、表面活性剤、消泡剤、現像を促進させるための少量の有機溶剤等を混入させてもよい。
現像液のpHは、レジストの現像が充分にできる範囲でできるだけ小さくすることが好ましく、pH8〜12とすることが好ましく、pH9〜10とすることがより好ましい。
有機溶剤の濃度は、通常、2〜90質量%とすることが好ましく、その温度は、現像性にあわせて調整することができる。また、水系現像液中には、界面活性剤、消泡剤等を少量混入することもできる。
次いで、第1コア形成時と同様の方法で、第2クラッドより屈折率の高い第2コアフィルム8を第2クラッド上に積層し〔図2(f)〕、露光現像して〔図2(g)〕、第2コア9を形成する〔図2(h)〕。
続いて、第1クラッド形成時と同様の方法で、第2コアフィルムより屈折率の低いクラッドフィルムを積層して、第3クラッド10を形成することにより〔図2(i)〕、多層光導波路を作製することができる。
実施例1
表1に示す配合にて、コア及びクラッド用樹脂を用意し、これらに溶剤としてエチルセロソルブを全量に対して40質量部加え、コア用及びクラッド用樹脂ワニスを調合した。なお、表1に示す配合において、(A)ベースポリマー及び(B)光重合性化合物の配合量は、(A)成分及び(B)成分の総量に対する質量%であり、(C)光重合開始剤の配合量は、(A)成分及び(B)成分の総量100質量部に対する割合(質量部)である。
*2 A−BPEF;フルオレンジアクリレート(新中村化学(株)製)、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン
*3 EA−1020;ビスフェノールA型エポキシアクリレート(新中村化学(株)製)
*4 KRM−2110;2官能脂環式エポキシ樹脂(旭電化工業(株)製)、アリサイクリックジエポキシカルボキシレート
*5 2,2−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール;東京化成工業(株)製
*6 N,N’−テトラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン;東京化成工業(株)製
*7 2−メルカプトベンゾイミダゾール;東京化成工業(株)製
*8 SP−170;トリフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート塩(旭電化工業(株)製)
次いで紫外線露光機((株)オーク製作所製、EXM−1172)にて紫外線(波長365nm)を1000mJ/cm2照射し、第1クラッド2を形成した〔図2(a)〕。
次に、第1クラッド2上に、上記真空加圧式ラミネータを用い、第1コアフィルム3を圧力0.5MPa、温度50℃、加圧時間30秒の条件にてラミネートした〔図2(b)〕。
続いて、フォトマスク5を介し、上記紫外線露光機にて紫外線(波長365nm)を1000mJ/cm2照射した後〔図2(c)〕、N,N−ジメチルアセトアミドを溶剤に用い、コアパターンを現像して、第1コア6を形成した〔図2(d)〕。現像液の洗浄には、メタノール及び水を用いた。
第1コア6形成時と同様な条件にて、第2コア9を形成した後〔図2(f)(g)(h)〕、第1クラッド2形成時と同様な条件にて第3クラッド10を形成して〔図2(i)〕、最後に160℃で加熱処理を行い、多層光導波路を作製した。
多層光導波路の平面方向コア中心間距離は、125μmであり、厚み方向コア間距離は、15.2μmであり、該厚み方向コア間距離の最大値と最小値の差は2.9μm以下であった。
以上より、本発明の多層光導波路が高耐熱性、かつ高透明性を有することがわかる。
実施例1において、表1のコア用の(C)光重合開始剤を、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド(1質量部、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(1質量部、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)に代え、またコアパターン露光時の紫外線照射量を400mJ/cm2に代えたこと以外は、実施例1と同様にして多層光導波路を作製した。なお、このときのコアフィルムの屈折率を、実施例1と同様に測定したところ、1.582であった。
また、実施例1と同様に、最高温度265℃のリフロー試験を3回実施後の光伝搬損失を測定したところ、リフローによる損失増加は0.02dB/cm未満であり、作製した多層光導波路が高い耐熱性を有していることを確認した。
2…第1クラッド
3…第1コアフィルム
4…フィルム
5…フォトマスク
6…第1コア
7…第2クラッド
8…第2コアフィルム
9…第2コア
10…第3クラッド
11…厚み方向コア間距離
12…電気配線基板
13…第3コア
14…第4クラッド
15…平面方向コア中心間距離
Claims (3)
- 複数のコアと、該コアを囲んで形成されるクラッドとから構成され、かつ、平面方向コア中心間距離(コアピッチ)が62.5μm以上500μm以下である光導波路が、2層以上積層された多層光導波路であって、厚み方向コア間距離(上層コアの下面と下層コアの上面間距離)が8μm以上25μm以下、かつ、該厚み方向コア間距離の最大値と最小値の差が5μm以下である多層光導波路。
- コア及びクラッドの少なくとも1つに光導波路形成用樹脂フィルムを用いて製造して成る請求項1に記載の多層光導波路。
- 更に電気回路配線を有する請求項1又は2に記載の多層光導波路。
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