JP2007287926A - 集積化薄膜光電変換装置の製造方法および、その製造方法で得られうる集積化薄膜光電変換装置。 - Google Patents

集積化薄膜光電変換装置の製造方法および、その製造方法で得られうる集積化薄膜光電変換装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】透明電極、光電変換ユニット、透明金属酸化物層、透明導電体層、および裏面電極を備えた集積化薄膜光電変換装置において、必要な工程数を減らしつつ高性能を発揮できる製造方法を提供すること。
【解決手段】前記光電変換ユニットに接して、抵抗率が0.01Ωcmより大きい前記透明金属酸化物層を形成し、該光電変換ユニットと該透明金属酸化物層を除去して前記透明電極の一部が露出するように接続溝を形成し、
露出した該透明電極と、該接続溝を介して電気的に接続するように、該透明金属酸化物層上に該透明金属酸化物層と接する、抵抗率が0.01Ωcm以下である前記透明導電体層と、金属層からなる前記裏面電極を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄膜光電変換装置を集積化する場合に、必要な工程数を減らしつつ高性能を発揮できる製造方法、また、その製造方法で得られうる薄膜光電変換装置に関する。
近年、太陽電池の製造コスト低減のために、使用原材料が少なくてすむ薄膜太陽電池が注目され、その開発および生産が精力的に行われている。更に、従来の非晶質薄膜太陽電池に加えて結晶質薄膜太陽電池も開発され、これらを積層したハイブリッド太陽電池と称される積層型薄膜太陽電池も実用化されている。
薄膜太陽電池は、一般に、透光性基板上に順に積層された透明電極、1以上の半導体薄膜光電変換ユニット、および裏面電極を含む。そして、1つの光電変換ユニットはp型層とn型層でサンドイッチされたi型層を含む。
透明電極は、透光性基板側から入射した光を散乱させ有効に光電変換ユニット内に閉じ込めるために、その表面に通常微細な凹凸を多数有し、その高低差は一般的には0.03μm〜0.3μmである。光の散乱の程度を定量的に示す指標として、例えばヘイズ率がある。ヘイズ率は、(拡散透過率/全光線透過率)×100[%]で表される(JIS K7136)。通常、凹凸の高低差を大きくするほど、または凹凸の凸部と凸部の間隔が大きくなるほどヘイズ率が高くなり、光電変換ユニット内に入射された光は有効に閉じ込められる。
i型層は実質的に真性の半導体層であって光電変換ユニットの厚さの大部分を占め、光電変換作用は主としてこのi型層内で生じる。このため、このi型層は通常i型光電変換層または単に光電変換層と呼ばれる。光電変換層は真性半導体層に限らず、ドープされた不純物(ドーパント)によって吸収される光の損失が問題にならない範囲で微量にp型またはn型にドープされた層であってもよい。光電変換層は光吸収のためには厚い方が好ましいが、必要以上に厚くすればその製膜のためのコストと時間が増大する。
他方、p型やn型の導電型半導体層は光電変換ユニット内に内部電界を生じさせる役目を果たし、この内部電界の大きさによって薄膜太陽電池の重要な特性の1つである開放電圧(Voc)の値が左右される。しかし、これらの導電型半導体層は光電変換に直接寄与しない不活性な層であり、導電型半導体層にドープされた不純物によって吸収される光は発電に寄与しない損失となる。したがって、p型とn型の導電型半導体層は、十分な内部電界を生じさせ得る範囲内であれば、できるだけ小さな厚さにとどめておくことが好ましい。導電型半導体層の厚さは一般的には20nm程度以下である。
ここで、光電変換ユニットまたは薄膜太陽電池は、それに含まれるp型とn型の導電型半導体層が非晶質か結晶質かにかかわらず、その主要部を占める光電変換層が非晶質のものは非晶質光電変換ユニットまたは非晶質薄膜太陽電池と称され、光電変換層が結晶質のものは結晶質光電変換ユニットまたは結晶質薄膜太陽電池と称される。
薄膜太陽電池の変換効率を向上させる方法として、2以上の光電変換ユニットを積層する方法がある。この場合、薄膜太陽電池の光入射側に大きなバンドギャップを有する光電変換層を含む前方ユニットを配置し、その後方に順に小さなバンドギャップを有する光電変換層を含む後方ユニットを配置することにより、入射光の広い波長範囲にわたって光電変換を可能にし、これによって太陽電池全体としての変換効率の向上が図られる。このような積層型太陽電池の中でも、特に非晶質シリコン光電変換ユニットと結晶質シリコン光電変換ユニットを各々1つずつ積層し電気的に直列接続したものはシリコンハイブリッド太陽電池と称される。例えば、i型非晶質シリコンが光電変換し得る光の波長は長波長側において800nm程度までであるが、i型結晶質シリコンはそれより長い約1150nm程度の波長までの光を光電変換することができる。
光吸収係数の大きな非晶質シリコン光電変換層は、0.3μm程度の厚さでも十分な短絡電流密度(Jsc)を得ることができるが、光吸収係数の小さな結晶質シリコン光電変換層は長波長の光をも十分に吸収するためには1〜3μm程度の厚さを有することが好ましい。すなわち、結晶質シリコン光電変換層は、通常は非晶質シリコン光電変換層に比べて3〜10倍程度の厚さを有することが望まれる。同様に、シリコンハイブリッド太陽電池においても、両者の厚さの比を概ね3〜10倍とすることが必要である。
ところで、薄膜太陽電池は、透光性基板上に透明電極、光電変換ユニット、裏面電極層をCVD、スパッタ等の気相成長法により形成することから、設備コストの低減を狙って大面積化が進められている。一方で、透明電極はその抵抗率が10-2〜10-4Ωcm程度と金属と比較して大きいことから、大面積化するほど透明電極での抵抗損失が大きくなる。ここで、抵抗率とは体積対抗率のことであり、透明電極のシート抵抗と厚さの積で算出される値である。このため、レーザースクライブ等の手法により、1枚の透光性基板上に複数の短冊状の単位素子を形成し、それらを直列接続する集積化が一般に行われている。さらに、集積化時の信頼性向上のために例えば特許文献1は、光電変換ユニットの表面に連続して透明導電体層を形成してから光電変換ユニットを短冊状に分離するレーザースクライブを行い、その溶断残滓を除去するための洗浄処理を行うことにより、光電変換ユニット表面への自然酸化膜形成による性能低下を防止する方法を開示している。
しかしながら、製造工程の簡略化による低コスト化、および1つの工程内における設備状態のゆらぎに伴う製造歩留りの低下を抑制するためには、上記のような溶断残滓を除去するための洗浄処理は行わないことが望ましいと考えられる。ところが、特許文献1にあるようにレーザースクライブ時の溶断残渣の発生は不可避であり、特に、大面積の集積化薄膜光電変換装置の製造工程においては洗浄処理は不可欠とされている。このため、本発明においては、光電変換ユニットのレーザースクライブ後の洗浄処理を行わなくても溶断残渣の発生が抑制され、透明電極と透明導電体層の接触抵抗を減らし、しかも透明導電体層の透明性を向上させることにより、太陽電池のJscと曲線因子(FF)を高め、高い性能を得ることを目的としている。
特開平9−8337号
本発明による集積化薄膜光電変換装置の製造方法は、1)基板上に、下部分離溝により分割された複数の透明電極を形成し、2)前記複数の透明電極の各々に接して、光電変換ユニットと、抵抗率が0.01Ωcmより大きい透明金属酸化物層を形成し、3)前記下部分離溝に隣接し、前記光電変換ユニットと透明金属酸化物層を除去して透明電極の一部が露出するように接続溝を形成し、4)隣接する2つの透明電極の一方と、接続溝を介して電気的に接続するように、前記透明金属酸化物層上に該透明金属酸化物層と接する、抵抗率が0.01Ωcm以下である透明導電体層と、該透明導電体層上に形成される金属層からなる裏面電極を形成し、5)透明電極と裏面電極とで挟まれる領域からなる単位素子を複数個直列に接続するように、各接続溝の近傍における少なくとも裏面電極と透明導電体層と透明金属酸化物層とを除去して上部分離溝を形成し、裏面電極を複数の単位素子に対応する複数領域に分割する、ことを特徴とする。
すなわち、本発明は、図1を説明しながら表現すると、以下の通りである。
本発明は、透光性基板1と、透明電極2と、光電変換ユニット3と、透明金属酸化物層5cと、透明導電体層5tと、裏面電極5mを備え、
少なくとも下記(1)〜(5)の工程を含む、複数の単位素子が直列接続された構造を有する集積化薄膜光電変換装置の製造方法、である。
(1)透光性基板1上に、下部分離溝12によりそれぞれが分割された複数の該透明電極2を形成する工程。
(2)複数の該透明電極2の各々に接して、該光電変換ユニット3を形成し、その後、抵抗率が0.01Ωcmより大きい該透明金属酸化物層5cを形成する工程。
(3)該光電変換ユニット3と該透明金属酸化物層5cの一部を除去して該透明電極2の一部が露出するように、かつ、該下部分離溝12に接することなく該下部分離溝12の近傍に配置された接続溝13を形成する工程。
(4)最近隣の2つの該透明電極2の一方と、該接続溝13を介して電気的に接続するように、
該透明金属酸化物層5c上に、該透明金属酸化物層5cと接する、抵抗率が0.01Ωcm以下である該透明導電体層5tと、
該透明導電体層5t上に形成される金属層からなる該裏面電極5mとを
形成する工程。
(5)該透明電極2と該裏面電極5mとで挟まれる領域からなる単位素子を複数個直列に接続するように、
各該接続溝13の近傍における少なくとも該裏面電極5mと該透明導電体層5tと該透明金属酸化物層5cと、光電変換ユニット3とを除去して該透明電極2の一部が露出するように該接続溝13の近傍に配置された該上部分離溝15を形成し、該裏面電極5mを複数の単位素子に対応する複数領域にそれぞれ分割する工程。
本発明は、また、前記光電変換ユニットはシリコンを主成分とする、集積化薄膜光電変換装置の製造方法、である。
本発明は、また、前記透明金属酸化物層は酸化亜鉛を主成分とする、集積化薄膜光電変換装置の製造方法、である。
本発明は、また、前記透明金属酸化物層は、有機金属蒸気を含みIII族(3族)元を含まないガスを用いたCVD法、またはIII族(3族)元素の添加量が0.2重量%以下のスパッタターゲットを用いたスパッタリング法によって形成された、集積化薄膜光電変換装置の製造方法、である。
本発明は、また、前記の製造方法で得られうる、集積化薄膜光電変換装置、である。
本発明によれば、透明電極と電気的に接続される透明導電体層の抵抗率は0.01Ωcm以下である。このため、接続溝形成後の溝内に溶断残滓が存在しても、透明電極と透明導電体層の接触抵抗は小さく保持される。さらに、光電変換ユニットと接する透明金属酸化物層の抵抗率が0.01Ωcmより大きくなるように設計した。
これらを総合すると、接続溝形成後の洗浄を行わなくても十分に高いFFが得られた。
これにより、接続溝形成後の洗浄工程を省略することができる。一方で、先に示した通り透明金属酸化物層は0.01Ωcmより大きいため、赤色光から近赤外域の波長の光に対する透明性が優れる。このため、光電変換ユニットを通り抜けて裏面側に到達した光が透明金属酸化物層で吸収され損失となることが防止できる。このため、薄膜光電変換装置のJscとFFを同時に高め、高い光電変換性能を得ることができる。
以下に、本発明の実施の形態としての集積化非晶質シリコン太陽電池を、図1を参照しつつ説明する。
透光性基板1の上に透明電極2が形成される。
透光性基板1としては、ガラス、透明樹脂等から成る板状部材やシート状部材が用いられる。
透明電極2には酸化錫、酸化亜鉛等の金属酸化物が用いられ、CVD、スパッタ、蒸着等の方法を用いて形成される。透明電極2は、形成条件の工夫によりその表面に微細な凹凸を生じさせて入射光の散乱を増大させる効果を有している。凹凸の高低差は0.03〜0.3μm程度であり、ヘイズ率は5〜30%程度であり、シート抵抗は5〜20Ω/□程度に設定される。透明電極2は、レーザースクライブを用いた直線状の下部分離溝12により、複数の短冊状の領域に分割される。
透明電極2の上には非晶質シリコン光電変換ユニット3が形成される。非晶質シリコン光電変換ユニット3は非晶質p型シリコンカーバイド層3p、非晶質i型シリコン光電変換層3i、n型シリコン層3nから成り立っている。非晶質i型シリコン光電変換層3iの材料はシリコンのみならず、炭素、ゲルマニウム等のバンドギャップ調整元素を含んでいてもよい。n型シリコン層3nは、非晶質でもよく結晶質を含んでいてもよく、酸素、窒素、炭素等の元素を含んでいてもよい。
非晶質シリコン光電変換ユニット3の形成には高周波プラズマCVD法が適している。その形成条件としては、基板温度100〜250℃、圧力30〜1500Pa、高周波パワー密度0.01〜0.5W/cm2が好ましく用いられる。光電変換ユニット形成に使用する原料ガスとしては、SiH4、Si26等のシリコン含有ガスまたは、それらのガスと水素を混合したものが用いられる。光電変換ユニットにおけるp型またはn型層を形成するためのドーパントガスとしては、B26またはPH3等が好ましく用いられる。また、n型層に酸素または窒素元素を含ませる場合には、上記のガスに加えて二酸化炭素またはアンモニアが好ましく用いられる。
n型シリコン層3nの上には、抵抗率が0.01Ωcmより大きい透明金属酸化物層5cが形成される。上記の抵抗率が望ましい要因は必ずしも明らかではないが、抵抗率が0.01Ωcmより大きいと透明金属酸化物層5cでのレーザー光吸収が殆どなくなり、光電変換ユニットでのレーザー光吸収が効率的に行われるか、あるいは透明金属酸化物層が昇華されて接続溝付近へ再付着することが防止されることにより、接続溝内の溶断残滓あるいは接続溝断面へのバリが発生しにくい状況になるためと推定される。また、透明金属酸化物層5cの抵抗率の上限値は100Ωcm程度である。透明金属酸化物層を有機金属蒸気含有ガスを用いたCVD法で形成する場合、III族(3族)のドーピングガスを添加しなければ、得られる膜の抵抗率は上記のオーダーであるし、スパッタ法で形成する場合にも、透明金属酸化物層内の酸素欠損を減らす操作を行うと得られる膜の抵抗率は上記のオーダーとなるためである。透明金属酸化物層5cにはZnO、ITO等の透明性の優れた金属酸化物が用いられ、その形成においては、ジエチル亜鉛等の有機金属蒸気を含みIII族(3族)元素を含まないガスを用いたCVD法、またはB、Al、Ga、In、Y等のIII族(3族)元素の添加量が0.2重量%以下のスパッタターゲットを用いたスパッタリング法が好ましく用いられる。スパッタガスとしては通常Arが用いられる。透明金属酸化物層5cはn型シリコン層3nを形成した後、真空を破らずに形成することがタクト短縮の点およびn型シリコン層3nの表面の汚染を防止する点からは望ましいが、n型シリコン層3n表面を一旦大気に晒してもよい。
非晶質シリコン光電変換ユニット3および透明金属酸化物層5cは、下部分離溝12に隣接して形成された接続溝13により、複数の短冊状の領域に分割される。
透明金属酸化物層5cの上には、抵抗率が0.01Ωcm以下である透明導電体層5tと、該透明導電体層5t上に形成される金属層からなる裏面電極5mが形成される。透明導電体層5tの抵抗率が上記の範囲にあるほうが、透明導電体層5tと透明電極2のコンタクトが取りやすくなり集積化された太陽電池のFFが向上する。透明導電体層5tには、ZnO、ITO等の導電性および透明性の優れた金属酸化物が用いられ、裏面電極5mにはAg、Alまたはそれらの合金が好ましく用いられる。透明導電体層5tおよび裏面電極5mの形成においては、スパッタリング、蒸着等の方法が好ましく用いられる。
少なくとも裏面電極5m、透明導電体層5t、透明金属酸化物層5cの3つの層(好ましくはそれらに加えて非晶質シリコン光電変換ユニット3)は、接続溝13に隣接して形成された上部電極溝15により、複数の短冊状の領域に分割される。これにより、短冊状の隣り合う2つの単位素子10a、10bは接続溝13を通じて直列に接続される。
以上の説明は、非晶質シリコン光電変換ユニットのみの単層型太陽電池について行ったが、結晶質シリコン光電変換ユニットのみの単層型太陽電池でもよいし、非晶質シリコン光電変換ユニットと結晶質シリコン光電変換ユニットを積層したハイブリッド型の積層型太陽電池であってもよい。また、非晶質シリコン光電変換ユニット、結晶質シリコン光電変換ユニットの上に更に結晶質シリコン光電変換ユニットを積層した3段の積層型太陽電池としてもよい。さらに、光電変換ユニットの材料として、シリコン以外の銅インジウムガリウムセレナイド(CIGS)、カドミウムテルル(CdTe)等が主成分として含まれていてもよい。
以下に、本発明による集積化非晶質シリコン太陽電池として実施例1〜2を、図1を参照しつつ、比較例1〜4と比較しながら説明する。
(実施例1)
図1は、実施例1で作製した集積化非晶質シリコン太陽電池を模式的に示す断面図である。
まず、透光性基板1として910mm×455mm×4mm厚の白板ガラスを用いた。透光性基板1の一主面上に、酸化錫からなる表面に微細な凹凸構造を有する、透明電極2を熱CVD法により形成した。得られた透明電極2の厚さは0.8μm、日本電色社製ヘイズメーターNDH5000W型にて透明電極2側よりC光源で測定したヘイズ率は11%、シート抵抗は8Ω/□であった。次に、透明電極2を複数の帯状パタ−ンへと分割するためにYAG基本波パルスレーザーを透光性基板1に照射することにより、幅50μmの下部分離溝12を形成し、超音波洗浄および乾燥を行った。
次に、非晶質シリコン光電変換ユニット3を形成するために、透明電極2が形成された透光性基板1を高周波プラズマCVD装置内に導入し、厚さ150Åの非晶質p型シリコンカーバイド(p型a−SiC)層3pを形成した。p型a−SiC層3pの形成においては、SiH4、水素、水素希釈されたB26、CH4を反応ガスとして用い、p型a−SiC層3pの厚さが80Å相当となった時点で放電を維持したまま、水素希釈されたB26およびCH4の供給を止めて残り70Åの製膜を行った。引き続いて厚さ0.27μmの非晶質i型シリコン光電変換層3iを、さらに、厚さ150Åのn型微結晶シリコン層3nを順次積層した。さらに、透光性基板1を高周波プラズマCVD装置から真空中で高周波スパッタ装置に搬送し、厚さ600ÅのZnOから成る透明金属酸化物層5cを形成した。透明金属酸化物層5cの形成においては、ZnO中に0.1重量%のAlまたはInをドープしたスパッタターゲットを用い、Arガスをスパッタガスとして、圧力を0.7〜1.5Paとした。なお、透明金属酸化物層5cをガラス上に同一条件で厚さ600Å形成して測定したシート抵抗値から算出した抵抗率は0.1Ωcmであった。また、III族(3族)元素をドープしない純度99.99%のZnOターゲットを用いた場合においても、ほぼ同等の抵抗率が得られた。
その後、非晶質シリコン光電変換ユニット3を複数の帯状パターンへと分割するために大気中に基板を取り出し、YAG第2高調波パルスレーザーを透光性基板1に照射することにより幅60μmの接続溝13を形成した。引き続いて洗浄処理を行うことなく、厚さ300ÅのZnOから成る透明導電体層5tと厚さ2000ÅのAgから成る裏面電極5mをDCスパッタ法によって形成した。透明導電体層5tの形成においては、ZnO中に3.2重量%のAlをドープしたスパッタターゲットを用い、Arガスをスパッタガスとして、圧力を0.27Paとした。なお、透明導電体層5tをガラス上に同一条件で厚さ300Å形成して測定したシート抵抗値から算出した抵抗率は0.003Ωcmであった。
最後に、非晶質シリコン光電変換ユニット3、透明金属酸化物層5c、透明導電体層5t及び裏面電極5mを複数の帯状パターンへと分割するために、YAG第2高調波パルスレーザーを透光性基板1に照射することにより、幅60μmの上部分離溝15を形成し、図1に示すような左右に隣接する短冊状非晶質シリコン太陽電池が電気的に直列接続された集積化非晶質シリコン太陽電池を作製した。この集積化非晶質シリコン太陽電池は、幅8.9mm×長さ430mmの非晶質シリコン太陽電池が100段直列接続されて構成されている。同様の方法で計10枚の集積化非晶質シリコン太陽電池を作製した。こうして得られた集積化非晶質シリコン太陽電池に、エアマス1.5に近似されたスペクトルでエネルギー密度100mW/cm2の擬似太陽光を、測定雰囲気及び太陽電池の温度25±1℃の条件下で照射し、電流−電圧特性を測定した。得られた開放電圧を100で割って1段当りに換算した開放電圧Voc、短絡電流密度Jsc、曲線因子FF、変換効率Eff(10枚の平均値)の測定結果を表1に示す。
表1は、実施例1〜2および比較例1〜4で示した集積化非晶質シリコン太陽電池の特性を示した表である。
(比較例1)
比較例1においては、実施例1と比較して、透明金属酸化物層5cの抵抗率を0.005Ωcm(ガラス上に600Å形成して測定したシート抵抗値から算出)に変更したことのみが異なっていた。得られた太陽電池の測定結果を表1に示す。実施例1と比較例1を比較すると、透明金属酸化物層5cの抵抗率を下げるだけで平均性能が大幅に低下している。これは、接続溝13の形成時に、レーザー光の吸収により昇華した透明金属酸化物層5cが接続溝13内に再付着したことによるバリの発生が主要因であると推定される。
(比較例2)
比較例2においては、比較例1と比較して、接続溝13形成後に水による超音波洗浄工程を追加したことのみが異なっていた。得られた太陽電池の測定結果を表1に示す。実施例1と比較例2を比較すると性能差は大きくないが、実施例1のほうが透明金属酸化物層5cの透明性が高い分だけJscが高くなっていることがわかる。
(比較例3)
比較例3においては、実施例1と比較して、透明金属酸化物層5cの形成を省略し、接続溝13形成後に水による超音波洗浄工程を追加し、透明導電体層5tとして抵抗率0.1Ωcm(ガラス上に900Å形成して測定したシート抵抗値から算出)、厚さ900Åのものを用いたことのみが異なっていた。得られた太陽電池の測定結果を表1に示す。実施例1と比較例3を比較すると、透明電極2と抵抗率の高い透明導電体層5tが直接接して太陽電池の直列接続がなされた場合には、集積化された太陽電池のFFが大幅に悪化していることがわかる。
(実施例2)
実施例2においては、実施例1と比較して、透明金属酸化物層5cの抵抗率を3Ωcm(ガラス上に6000Å形成して測定したシート抵抗値から算出)に変更したことのみが異なっていた。得られた太陽電池の測定結果を表1に示す。実施例2においては実施例1とほぼ同等の性能が得られていることがわかる。
(比較例4)
比較例4においては、実施例1と比較して、透明導電体層5tの抵抗率を0.05Ωcm(ガラス上に300Å形成して測定したシート抵抗値から算出)に変更したことのみが異なっていた。得られた太陽電池の測定結果を表1に示す。実施例1と比較例4を比較すると、比較例3の結果と同様に透明電極2と抵抗率の高い透明導電体層5tが直接接して太陽電池の直列接続がなされた場合には、集積化された太陽電池のFFが低下していることがわかる。
以上述べたように、本発明により薄膜光電変換装置を集積化する場合の接続溝形成後の洗浄工程を省略しつつ、集積化薄膜光電変換装置のJscとFFを高め、高い性能を得ることが可能となる。
本発明による集積化非晶質シリコン太陽電池の模式的断面図である。
符号の説明
1 透光性基板
2 透明電極
3 非晶質シリコン光電変換ユニット
3p 非晶質p型シリコンカーバイド層
3i 非晶質i型シリコン光電変換層
3n n型シリコン層
5c 透明金属酸化物層
5t 透明導電体層
5m 裏面電極
12 下部分離溝
13 接続溝
15 上部分離溝

Claims (5)

  1. 透光性基板と、透明電極と、光電変換ユニットと、透明金属酸化物層と、透明導電体層と、裏面電極を備え、
    少なくとも下記(1)〜(5)の工程を含む、複数の単位素子が直列接続された構造を有する集積化薄膜光電変換装置の製造方法。
    (1)透光性基板上に、下部分離溝によりそれぞれが分割された複数の該透明電極を形成する工程。
    (2)複数の該透明電極の各々に接して、該光電変換ユニットを形成し、その後、抵抗率が0.01Ωcmより大きい該透明金属酸化物層を形成する工程。
    (3)該光電変換ユニットと該透明金属酸化物層の一部を除去して該透明電極の一部が露出するように、かつ、該下部分離溝に接することなく該下部分離溝の近傍に配置された接続溝を形成する工程。
    (4)最近隣の2つの該透明電極の一方と、該接続溝を介して電気的に接続するように、
    該透明金属酸化物層上に、該透明金属酸化物層と接する、抵抗率が0.01Ωcm以下である該透明導電体層と、
    該透明導電体層上に形成される金属層からなる該裏面電極とを
    形成する工程。
    (5)該透明電極と該裏面電極とで挟まれる領域からなる単位素子を複数個直列に接続するように、
    各該接続溝の近傍における少なくとも該裏面電極と該透明導電体層と該透明金属酸化物層と、光電変換ユニットとを除去して該透明電極の一部が露出するように該接続溝の近傍に配置された該上部分離溝を形成し、該裏面電極を複数の単位素子に対応する複数領域にそれぞれ分割する工程。
  2. 前記光電変換ユニットはシリコンを主成分とする、請求項1の集積化薄膜光電変換装置の製造方法。
  3. 前記透明金属酸化物層は酸化亜鉛を主成分とする、請求項1の集積化薄膜光電変換装置の製造方法。
  4. 前記透明金属酸化物層は、有機金属蒸気を含みIII族(3族)元素を含まないガスを用いたCVD法、またはIII族(3族)元素の添加量が0.2重量%以下のスパッタターゲットを用いたスパッタリング法によって形成された、請求項3の集積化薄膜光電変換装置の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法で得られうる、集積化薄膜光電変換装置。
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