JP2007278412A - 防振ゴム及び防振ゴム固定構造 - Google Patents

防振ゴム及び防振ゴム固定構造 Download PDF

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洋 中尾
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悟 中山
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Abstract

【課題】応答倍率と共振周波数を低く出来る簡易な構成の防振ゴムを提供し、支持体表面の所定位置への回転角度位置も含めた防振ゴムの精密な固定を支持体表面から突出高さの増加を生じさせずに常に実行可能な簡易な構成の防振ゴム固定構造を提供することである。
【解決手段】防振ゴム12は、支持体14に固定される基台12aの表面の相互に離間した複数の位置から突出し物体を支持する突部材12bが、夫々の中心線CLと直交する断面の寸法よりも中心線に沿った方向の寸法が大きく、基台表面に隣接した突部材の基端部において突部材が基台に対し撓む方向の部分が撓みに対し抵抗するとともに撓みにより生じる応力を緩和させる形状12cに構成されている。固定構造10は、基台表面において突部材以外の位置に形成した貫通孔20に固定ねじ22を貫通させて固定ねじにより基台を支持体に固定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、物体と支持体との間に介在され物体を支持体に対し支持し支持体から物体への振動の伝達を緩和する防振ゴム、及びこのような防振ゴムを支持体に固定する為の防振ゴム固定構造に関係している。
上述した如き防振ゴムは、例えばパソコン等の精密機器を例えば自動車等の移動体に搭載して使用する場合に、移動体の移動中に移動体に発生する振動が精密機器に伝達され精密機器に大きな加速度が発生して精密機器が破損するのを防止する為に使用されている。防振ゴムに好ましい防振特性は、共振時の支持体の加速度に対する支持される物体の加速度の割合である応答倍率(上述した例では、精密機器の振動の加速度/自動車の振動の加速度)が低く、また共振周波数が低いことである。そして防振ゴムの防振特性を決めるのは、防振ゴムを形成している材料の材質と防振ゴムの構造である。
高さが直径よりも低い円柱形状の防振ゴムを考えると、防振ゴムを形成している材料の材質の剛性が低いと、共振周波数が低くなるが、損失係数(振動エネルギーを熱エネルギーに変換する割合)も低くなるので応答倍率を低くすることが困難になる。これとは逆に、上記材料の材質の剛性が高いと、共振周波数は高くなるが、損失係数も高くなるので応答倍率を低くすることが出来る。
このような防振ゴムにおいて応答倍率と共振周波数の両方を低くするには、防振ゴムを剛性の高い材料の材質により形成するとともに、直径よりも高さを高くして防振ゴムをより圧縮しやすい構造にする必要がある。
しかしながら、円柱形状の防振ゴムを直径よりも高さが高くなるよう構成すると、その中心線に沿った方向に荷重が負荷されたときに防振ゴムに座屈が生じ易くなり、座屈が生じると防振ゴムとしての本来の機能が損なわれてしまう。
床基盤上に載置される下面部と、床板に固定される上面部と、下面部と上面部とに下端部と上端部とが固定されている略球形状の球体と、球体の側面に等間隔に下面部に向かい形成された複数の座屈可能なリブと、を備え、床板からの衝撃力を受け際には初期段階ではリブにより補強された球体の圧縮,中期段階ではリブの座屈を伴う球体の圧縮,そして後期段階では球体の最大径の圧縮しにくい部分の圧縮という3段階の異なった衝撃吸収能力を発揮する建築物の為の防振ゴムが特開平11−81642号公報に開示されている。
光ディスク,光磁気ディスク等の電子情報記憶媒体の駆動装置において振動防止手段として使用するのに適した防振ゴム部材が特開平10−176729号公報に開示されている。
従来の上述した如き防振ゴムは、防振ゴムにおいて支持体に対面している表面と支持体との間に両面接着テープ或いは接着剤を介在させて両面接着テープ或いは接着剤により支持体に固定されるか、或いは防振ゴムの成形時に防振ゴム中に固定ねじを埋設して防振ゴムにおいて支持体に対面している表面から固定ねじのねじ部を突出させ突出したねじ部を支持体の表面に形成したねじ孔に螺合させることにより支持体に固定されている。
支持体に対する防振ゴムの両面接着テープ或いは接着剤による固定は、支持体において防振ゴムが固定された表面から防振ゴムにおいて支持体の上記表面とは反対側の表面までの距離、即ち支持体の表面からの防振ゴムのいわゆる突出高さ、を増加させたり、経年変化による両面接着テープ或いは接着剤の機能低下が生じたり、支持体の表面の所定の位置に対する防振ゴムの精密な位置決めを困難にしている。
支持体に対する防振ゴムの防振ゴム中に埋設された固定ねじによる固定は、支持体へ固定ねじを埋設する作業が防振ゴムの製造コストを上昇させるとともに、支持体の表面上におけるねじ孔を中心とした防振ゴムの回転角度位置の精密な位置決めを困難にしている。
筒状のゴム材の両端面に接着された金具に形成された取付孔を介して物体(ステッピングモータ)及び物体の為の支持体にねじ止めされる防振ゴムが特開平6−327188号公報に開示されている。
特開平11−81642号公報 特開平10−176729号公報 特開平6−327188号公報
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、応答倍率と共振周波数の両方を低くすることが出来る簡易な構成の防振ゴムを提供するとともに、支持体の表面上の所定の位置への回転角度位置も含めた防振ゴムの精密な固定を支持体の表面からの防振ゴムの突出高さの増加を生じさせることなく常に実行可能な簡易な構成の防振ゴム固定構造を提供することである。
上述した如きこの発明の前者の目的を達成するために、この発明に従った防振ゴムは:物体と支持体との間に介在され物体を支持体に対し支持し支持体から物体への振動の伝達を緩和する防振ゴムであって、支持体に固定される基台と、基台の表面の相互に離間した複数の位置から突出し物体を支持する複数の突部材と、を備えており、複数の突部材の夫々は、夫々の中心線と直交する断面の寸法よりも夫々の中心線に沿った方向の寸法が大きく、基台の表面に隣接した複数の突部材の夫々の基端部において夫々の突部材が基台に対し撓む方向の部分が上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状に構成されている、ことを特徴としている。
また、上述した如きこの発明の後者の目的を達成するために、この発明に従った防振ゴム固定構造は:支持体に固定される基台と、基台と同じ材料により基台と一体に形成されて基台の表面から突出し物体を支持する突部材と、を備えており、物体を支持体に対し支持し支持体から物体への振動の伝達を緩和する防振ゴムを基台に固定する構造であって、基台の表面において突部材以外の位置に貫通孔を形成し、貫通孔に固定ねじを貫通させて固定ねじにより基台を支持体に固定する、ことを特徴としている。
上述した如く構成されたことを特徴とするこの発明に従った防振ゴムは、防振ゴムを剛性の高い材料の材質により形成するとともに、複数の突部材の夫々を夫々の中心線と直交する断面の寸法よりも夫々の中心線に沿った方向の寸法を大きく設定し圧縮しやすくしても、基台の表面に隣接した複数の突部材の夫々の基端部において夫々の突部材が基台に対し撓む方向の部分を上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状に構成しているので、上記中心線に沿った方向に荷重が負荷されたときに複数の突部材の夫々に座屈が生じにくく、防振ゴムとしての本来の機能が損なわれることがないので、簡易な構成でありながら応答倍率と共振周波数の両方を低くすることが出来る。
上述した如く構成されたことを特徴とするこの発明に従った防振ゴム固定構造は、基台の表面において突部材以外の位置に形成した貫通孔に固定ねじを貫通させて固定ねじにより基台を支持体に固定するので、防振ゴムへの固定ねじの煩雑な埋設作業が不要な簡易な構成であって、防振ゴムに埋設された固定ねじや両面接着テープ或いは接着剤を使用した従来の固定構造では達成することができなかった支持体の表面上の所定の位置への回転角度位置も含めた防振ゴムの精密な固定を支持体の表面からの防振ゴムの突出高さの増加を生じさせることなく常に実行可能である。
[第1の実施の形態]
以下、この発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムを、図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。
ここで、図1はこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12が防振ゴム固定構造10により支持体14に固定されている状態を概略的に示す斜視図であり、図2の(A)及び(B)は図1の防振ゴム固定構造10により支持体14に防振ゴム12が固定される前の状態と固定された後の状態とを概略的に示す縦断面図である。
防振ゴム12は、物体16、例えばパーソナルコンピュータの如き精密機器、と支持体14、例えば自動車の如き移動体に取り付けられている支持枠、との間に介在されて物体16を支持体14に対し支持し支持体14から物体16への振動の伝達を緩和する。
防振ゴム12は、支持体14に固定される基台12aと、基台12aの表面の相互に離間した複数の位置から突出し物体16を支持する複数の突部材12bと、を備えている。
防振ゴム12の基台12a及び複数の突部材12bの夫々は、剛性が高く、即ち共振周波数が高く、損失係数(振動エネルギーを熱エネルギーに変換する割合)も高い、即ち応答倍率(物体16に振動より生じる加速度/支持体14に振動により生じる加速度)が低い、ゴムにより一体的に成形されていて、このようなゴムとしてはスチレンゴムを例示することが出来る。この実施の形態の防振ゴム12に使用されるゴムは、10メガパスカル以下の弾性率を有し、また少なくとも0.3以上の損失係数を有し、さらに、応答倍率が多くとも1.4以下であることが好ましい。そして、防振ゴム12の共振周波数は好ましくは10Hz〜20Hzの範囲、より好ましくは15Hz程度、であり、応答倍率は好ましくは1.2倍〜2倍の範囲、より好ましくは1.4倍程度、である。
この実施の形態において防振ゴム12の複数の突部材12bの夫々は、夫々の中心線CLと直交する断面の寸法X,Yよりも夫々の中心線CLに沿った方向の寸法Hが大きく、基台12aの表面に隣接した複数の突部材12bの夫々の基端部において夫々の突部材12bが基台12aに対し撓む方向の部分が上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状12cに構成されている。
防振ゴム12の複数の突部材12bの夫々が夫々の中心線CLと直交する断面の寸法X,Yよりも夫々の中心線に沿った方向の寸法H、即ち基台12aの表面からの高さ、を大きく構成されていることにより、防振ゴム12を上述したようなゴムにより形成した場合でも、夫々の突部材12bに中心線CLに沿った方向に圧縮力が負荷された場合に夫々の突部材12bを中心線CLに沿った方向に圧縮し易くし、ひいては共振周波数を低下させることができる。しかしながら、この反面、このような突部材12bは基台12aの表面に隣接した複数の突部材12bの夫々の基端部において基台12aに対し撓みやすく、即ち座屈しやすく、なって、中心線CLに沿った方向に所望の弾性力を発揮することが出来なくなり、ひいては、所望の防振効果を発揮することが出来なくなる。
このような撓みが発生する圧縮力の大きさを出来る限り大きくするために、基台12aの表面に隣接した複数の突部材12bの夫々の基端部において夫々の突部材12bが基台12aに対し撓む方向の部分を、上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状12cに構成している。
なお、上記撓む方向は、複数の突部材12bの夫々に夫々の中心線CLに沿った方向に圧縮力が負荷された時に上記夫々が撓み易い方向であり、例えば上記夫々の上記断面の形状や上記中心線CLと交差する所定の方向に支持体14に負荷される振動等の条件により定まる。
前記形状12cは、好ましくは、前記部分において基台12aの表面に接近すればするほど基台12aの表面に沿い夫々の突部材12bの中心線CLから離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
この実施の形態では、複数の突部材12bの夫々は基台12aの表面に沿い夫々の中心線CLと直交する方向の断面が方形状であり、方形状の相互に平行な2辺の基端部が前記形状12cに構成されている。
防振ゴム12を支持体14に固定する防振ゴム固定構造10は、基台12aの表面において複数の突部材12b以外の位置、例えば複数の突部材12bの間、に形成された貫通孔20を備えている。そして、貫通孔20に固定ねじ22を貫通させて固定ねじ22を支持体14の表面の所定の位置に形成されているねじ孔24に螺合させることにより支持体14の表面の所定の位置に防振ゴム12を固定している。
ここで使用される固定ねじ22は、支持体14のねじ孔24に螺合する螺合部22aと、螺合部22aの径よりも大きな径を有する頭部22bと、螺合部22aと頭部22bとの間に介在され螺合部22aの径よりも大きく頭部22bの径よりは小さな径を有する段付部22cと、を含んでおり、螺合部22a,頭部22b,そして段付部22cはいわゆる同心的に配置されている。
防振ゴム12において固定ねじ22が貫通される貫通孔20は、基台12aにおいて支持体14とは反対側の表面に開口し固定ねじ22の頭部22bを収容する頭部収容部20aと、固定ねじ22の段付部22cを収容する段付部収容部20bと、を含んでいて、段付部収容部20bは基台12aにおいて支持体14に接する表面に開口を有している。
さらに、固定ねじ22の中心線SCに沿った方向における段付部22cの寸法SHとこの中心線SCに沿った方向における貫通孔20の段付部収容部20bの寸法AHとが同じに設定されている。
この結果、防振ゴム12の貫通孔20に固定ねじ22を貫通させて固定ねじ22を支持体14の表面の所定の位置に形成されているねじ孔24に螺合させることにより支持体14の表面の所定の位置に防振ゴム12を固定した時に、図2の(B)中に良く示されている如く、固定ねじ22は段付部22cにおける螺合部22a側の端面が、支持体14に接する基台12aの表面における段付部収容部20bの開口中で支持体14の表面に当接し、固定ねじ22の螺合部22aがそれ以上支持体14のねじ孔24中に深く進入することを阻止している。
そして、この間に、固定ねじ22の頭部22bにより、防振ゴム12の基台12aにおいて段付部収容部20bの周囲で支持体14の表面と頭部収容部20aの底面との間の部位が、圧縮されることがない。従って、防振ゴム12の上記部位に圧縮が生じた場合に上記部位に生じる圧縮歪が防振ゴム12の防振特性に与えるかも知れない悪影響が防止される。
[第1の実施の形態の第1の変形例]
次に、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の第1の変形例を図3を参照しながら説明する。
なお、この変形例の構成の大部分は図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じであり、前述の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じ構成部材には同じ参照符号を付して詳細な説明は省略し、異なる構成のみを以下に説明する。
そして図3は、図1の防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の第1の変形例が、防振ゴム固定構造10により支持体14に固定される前の状態を概略的に示す縦断面図である。
この変形例では、基台12aにおいて支持体14に接する表面に、貫通孔20の中心線から貫通孔20の頭部収容部20aの外周よりも遠い位置に、頭部収容部20aの外周を取り囲むよう溝26が形成されている。溝26は、上記外周に沿い環状に形成することが出来るし、上記外周に沿った仮想の環状線上で相互に周方向に離間した複数の位置に形成しても良い。いずれにしても溝26は、固定ねじ22の材料や防振ゴム12の材料の熱膨張や製造寸法誤差等により、頭部収容部20aに収容された固定ねじ22の頭部22bから頭部収容部20bの底面に応力が負荷され、基台12aにおいて段付部収容部20bの周囲で支持体14の表面と頭部収容部20aの底面との間の部位に歪が生じたとしても、このような歪が、溝26を越えて貫通孔20の中心線から貫通孔20の頭部収容部20aの外周よりもさらに遠い位置に波及し、ひいては防振ゴム12の防振特性に悪影響を与えることを防止している。
なお、溝26は、基台12aにおいて支持体14に接する表面に、貫通孔20の中心線から貫通孔20の頭部収容部20aの外周よりも遠い位置に、頭部収容部20aの外周を取り囲む複数の同心的な環状線に沿い複数の環状線の夫々の全周にわたり、或いは夫々に周方向に相互に離間して形成されることが出来る。又は、溝26は、上記複数の環状線の幾つかには全周に、そして残りの幾つかには周方向に相互に離間した複数の位置に形成することも出来る。
[第1の実施の形態の第2の変形例]
次に、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の第2の変形例を図4の(A)を参照しながら説明する。そして図4の(A)は、第2の変形例の概略的な平面図である。
なお、この変形例の構成の大部分は図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じであり、前述の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じ構成部材には同じ参照符号を付して詳細な説明は省略し、異なる構成のみを以下に説明する。
この変形例では、基台12aの表面に隣接した複数の突部材12bの夫々の基端部の全周に渡り夫々の突部材12bが基台12aに対しその全周のいずれの方向に撓んでも、上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状12´cに構成している。前記形状12´cは、好ましくは、基台12aの表面に接近すればするほど基台12aの表面に沿い夫々の突部材12bの中心線CLから離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
[第1の実施の形態の第3の変形例]
次に、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の第3の変形例を図4の(B)を参照しながら説明する。そして図4の(B)は、第3の変形例の概略的な平面図である。
なお、この変形例の構成の大部分は図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じであり、前述の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じ構成部材には同じ参照符号を付して詳細な説明は省略し、異なる構成のみを以下に説明する。
この変形例では、図1及び図2を参照しながら前述した第1の実施の形態の複数の突部材12bの夫々において、基台12aの表面に沿った方向の方形状の断面の相互に平行な2辺の基端部に前記形状12cが構成されていたのに加えて、前記方形状の断面の相互に平行な残りの2辺の基端部にも前記形状12´´cが構成されている。
即ち、この変形例では、複数の突部材12bの夫々において、基台12aの表面に沿った方向の方形状の断面の基端部に、方形状の断面の相互に平行な2辺と相互に平行な残りの2辺とから基台12aの表面に沿った相互に直交する4つの方向に夫々の突部材12bの中心線CLから遠ざかるよう前記形状12´´cが延出している。そして、この形状12´´cもまた、図1及び図2を参照した前述sの第1の実施の形態の前記形状12cと同様に、夫々の突部材12bが夫々の形状12´´cの延出方向に撓んでも、上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる。前記形状12´´cは、好ましくは、基台12aの表面に接近すればするほど基台12aの表面に沿い夫々の突部材12bの中心線CLから離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
[第1の実施の形態の第4の変形例]
次に、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の第4の変形例を図4の(C)を参照しながら説明する。そして図4の(C)は、第4の変形例の概略的な平面図である。
なお、この変形例の構成の大部分は図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じであり、前述の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じ構成部材には同じ参照符号を付して詳細な説明は省略し、異なる構成のみを以下に説明する。
この変形例では、基台12aの表面の複数の相互に離間した位置に基台12aから突出して基台12aと同じ材料で一体成形されている複数の突部材12´bの夫々が、基台12aの表面に沿い夫々の中心線CLに直交する方向の断面を円形状にされている。
複数の突部材12´bの夫々の上記断面の寸法、即ち径、よりも夫々の中心線CLに沿った方向の寸法、即ち基台12aの表面からの高さ、が大きく、基台12aの表面に隣接した複数の突部材12´bの夫々の基端部の全周に渡り夫々の突部材12´bが基台12aに対しその全周のいずれの方向に撓んでも、上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状12´´´cに構成している。前記形状12´´´cは、好ましくは、基台12aの表面に接近すればするほど基台12aの表面に沿い夫々の突部材12´bの中心線CLから離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
[第1の実施の形態の第5の変形例]
次に、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の第5の変形例を図4の(D)を参照しながら説明する。そして図4の(D)は、第5の変形例の概略的な平面図である。
なお、この変形例の構成の大部分は図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じであり、前述の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム12の構成と同じ構成部材には同じ参照符号を付して詳細な説明は省略し、異なる構成のみを以下に説明する。
この変形例では、基台12aの表面の複数の相互に離間した位置に基台12aから突出して基台12aと同じ材料で一体成形されている複数の突部材12´bの夫々が、基台12aの表面に沿い夫々の中心線CLに直交する方向の断面を円形状にされている。
複数の突部材12´bの夫々の上記断面の寸法、即ち径、よりも夫々の中心線CLに沿った方向の寸法、即ち基台12aの表面からの高さ、が大きく設定されている。
そして、図4の(D)中に実線で示されている如く、複数の突部材12´bの夫々において基台12aの表面に隣接した基端部において夫々の突部材12´bが基台12aに対し撓む方向の部分を、上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状12cに構成している。この変形例では、上記撓む方向は夫々の突部材12´bの中心線CLの周りに相互に180度離れた位置で相互に正反対を向いている方向である。
この変形例においてはさらに、図4の(D)中に2点鎖線で示されている如く、複数の突部材12´bの夫々の基端部において、図4の(D)中に実線で示されている夫々の突部材12´bの中心線CLの周りに相互に180度離れた位置で相互に正反対を向いている2つの前記形状12cの間で相互に正反対を向いている更なる前記形状12´´´´cを備えている。
そして、この形状12´´´´cもまた、図1及び図2を参照した前述sの第1の実施の形態の前記形状12cと同様に、夫々の突部材12bが夫々の形状12´´´´cの延出方向に撓んでも、上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる。前記形状12´´´´cは、好ましくは、基台12aの表面に接近すればするほど基台12aの表面に沿い夫々の突部材12bの中心線CLから離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
即ち、この変形例の複数の突部材12bの夫々の基端部には、基台12aの表面に沿い相互に直交する4つの方向に向かい夫々の中心線CLから遠ざかる方向に4つの前記形状12c,12´´´´cが構成されている。
[第2の実施の形態]
次に、この発明の第2の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムを、図5及び図6を参照しながら詳細に説明する。
ここで、図5はこの発明の第2の実施の形態に従った防振ゴム固定構造10を備えた防振ゴム30を概略的に示す斜視図であり、図6は図5の防振ゴム固定構造10により支持体40に固定された防振ゴム30が物体50を支持した状態を概略的に示す縦断面図である。
防振ゴム30は、物体50、例えばパーソナルコンピュータの如き精密機器、と支持体40、例えば自動車の如き移動体に取り付けられている支持枠、との間に介在されて物体50を支持体40に対し支持し支持体40から物体50への振動の伝達を緩和する。
防振ゴム30は、相互に交差する複数の表面部位30a,30b、そして30cを含んでいる表面を有していて支持体40に固定される基台32と、基台32の表面の複数の表面部位30a,30b、そして30cの夫々から突出した少なくとも1つの突部材34a,34b,そして34cと、を備えている。
防振ゴム30の基台32及び複数の突部材34a,34b,そして34cの夫々は、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム12の基台12a及び複数の突部材12bの夫々と同じゴムにより一体的に成形されている。
防振ゴム30の基台32の表面の複数の表面部位30a,30b、そして30cの夫々には、少なくとも1つの突部材34a,34b,そして34c以外の位置に、図1及び図2を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム12の為の防振ゴム固定構造10と同じ防振ゴム固定構造10が設けられている。
この実施の形態においては、第1の表面部位30aに対し残り2つの第2及び第3の表面部位30b及び30cは略直角に交差していて、しかもこれら残り2つの第2及び第3の表面部位30b及び30cもまた相互に略直角に交差している。
第1の表面部位30aの中央部分には、2対の突部材34a,34´aが表面部位30aと一体的に形成されている。1対の突部材34aは第2の表面部位30bに沿い相互に離間した2つの位置で第3の表面部位30cに沿い所定の距離延出した細長い形状をしており、第1の表面部位30aに沿った断面の寸法に比べ第1の表面部位30aから突出した寸法、いわゆる高さ、が大きく設定されている。第1の表面部位30aに隣接したこの1対の突部材34aの夫々の基端部において第2の表面部位30bに沿った方向の両側には、この夫々の突部材34aが第2の表面部位30bに沿った方向に第1の表面部位30aに対し撓むのに抵抗するととともにこの撓みにより生じる応力を緩和させる形状36aが構成されている。
前記形状36aは、好ましくは、前記両側において第1の表面部位30aに接近すればするほど第1の表面部位30aに沿い夫々の突部材34aの中心線から離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
残る1対の突部材34´aは第3の表面部位30cに沿い相互に離間した2つの位置で第2の表面部位30bに沿い所定の距離延出した細長い形状をしており、第1の表面部位30aに沿った断面の寸法に比べ第1の表面部位30aから突出した寸法、いわゆる高さ、が大きく設定されている。この高さは、前述した1対の突部材34aの夫々の高さと同じである。
第1の表面部位30aに隣接したこの残る1対の突部材34´aの夫々の基端部において第3の表面部位30cに沿った方向の両側には、この夫々の突部材34´aが第3の表面部位30cに沿った方向に第1の表面部位30aに対し撓むのに抵抗するととともにこの撓みにより生じる応力を緩和させる形状36aが構成されている。
前記形状36aは、好ましくは、前記両側において第1の表面部位30aに接近すればするほど第1の表面部位30aに沿い夫々の突部材34´aの中心線から離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
第2の表面部位30bには、第1の表面部位30aに沿った方向に相互に離間した複数の位置に複数の突部材34bが第2の表面部位30bと一体に成形されている。複数の突部材34bの夫々は第3の表面部位30cに沿った方向に所定の距離延出した細長い形状をしており、第2の表面部位30bに沿った断面の寸法に比べ第2の表面部位30bから突出した寸法、いわゆる高さ、が大きく設定されている。複数の突部材34bの夫々の高さは相互に同じに設定されている。
第2の表面部位30bに隣接したこれら複数の突部材34bの夫々の基端部において第1の表面部位30aに沿った方向の両側には、この夫々の突部材34bが第1の表面部位30aに沿った方向に第2の表面部位30bに対し撓むのに抵抗するととともにこの撓みにより生じる応力を緩和させる形状36bが構成されている。
前記形状36bは、好ましくは、前記両側において第2の表面部位30bに接近すればするほど第2の表面部位30bに沿い夫々の突部材34bの中心線から離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
第3の表面部位30cには、第1の表面部位30aに沿った方向に相互に離間した複数の位置に複数の突部材34cが第3の表面部位30cと一体に成形されている。複数の突部材34cの夫々は第2の表面部位30bに沿った方向に所定の距離延出した細長い形状をしており、第3の表面部位30cに沿った断面の寸法に比べ第3の表面部位30cから突出した寸法、いわゆる高さ、が大きく設定されている。複数の突部材34cの夫々の高さは相互に同じに設定されている。
第3の表面部位30cに隣接したこれら複数の突部材34cの夫々の基端部において第1の表面部位30aに沿った方向の両側には、この夫々の突部材34cが第1の表面部位30aに沿った方向に第3の表面部位30cに対し撓むのに抵抗するととともにこの撓みにより生じる応力を緩和させる形状36cが構成されている。
前記形状36cは、好ましくは、前記両側において第3の表面部位30cに接近すればするほど第3の表面部位30cに沿い夫々の突部材34cの中心線から離れるよう傾斜しており、より好ましくは、湾曲面である。
このように構成されている、この発明の第2の実施の形態に従った防振ゴム12は、方形状の物体50の隅部を支持体40に支持させる為に使用される。
支持体40の基部40aの表面の所定の4つの位置の夫々に基端部が着脱可能に固定された支持柱40bの基端部と突出端部の夫々に防振ゴム固定構造10を使用して固定された第2の実施の形態に従った防振ゴム12が、物体50の8つの隅部の夫々において相互に交差する3面を第1の表面部位30aの複数の突部材34a,34´a,第2の表面部位30bの複数の突部材34b,そして第3の表面部位30cの複数の突部材34cの夫々の突出端により支持している。
そして図6には、支持体40の基部40aの表面の所定の4つの位置の中の2つの位置の夫々に基端部が着脱可能に固定された支持柱40bの基端部と突出端部の夫々に防振ゴム固定構造10を使用して固定された第2の実施の形態に従った防振ゴム12が、物体50の8つの隅部の中の4つの隅部の夫々において相互に交差する3面を第1の表面部位30aの複数の突部材34a,34´a,第2の表面部位30bの複数の突部材34b,そして第3の表面部位30cの複数の突部材34cの夫々の突出端により支持している様子が縦断面として示されている。
このように8つの隅部が支持体40の4本の支持柱40bの基端部と突出端部とに固定されている第2の実施の形態に従った防振ゴム12により支持されていることにより、支持体40が例えば自動車のような移動体に場合に支持体40に通常生じる3次元の如何なる方向における振動も物体50には、物体50が例えパーソナルコンピュータのような精密機器であっても、物体50を破損させる程度の加速度を伴っては伝達されることがない。
[第2の実施の形態の変形例]
図5及び図6を参照したこの発明の第2の実施の形態に従った防振ゴム30は、支持体40に固定される基台32が相互に交差する第1乃至第3の表面部位30a,30b、そして30cを含んでいる表面を有していて、第1乃至第3の表面部位30a,30b、そして30cの夫々から突出した少なくとも1つの突部材34a,34b,そして34cと、を備えている。しかしながら、第1の表面部位30aと第2の表面部位30bのみを含んでいる表面を有していて第1及び第2の表面部位30a及び30bの夫々から突出した少なくとも1つの突部材34aそして34bと、を備えているように変形して構成することが出来る。さらに、第1の表面部位30aと第3の表面部位30cのみを含んでいる表面を有していて第1及び第3の表面部位30a及び30cの夫々から突出した少なくとも1つの突部材34aそして34cと、を備えているように変形して構成することが出来る。またさらに、第2の表面部位30bと第3の表面部位30cのみを含んでいる表面を有していて第2及び第3の表面部位30b及び30cの夫々から突出した少なくとも1つの突部材34bそして34cと、を備えているように変形して構成することが出来る。
これらの変形例の場合、物体50の相互に交差する2面が、これらの変形例の防振ゴムの第1及び第2の表面部位30a及び30bの夫々の少なくとも1つの突部材34aそして34b、或いは第1及び第3の表面部位30a及び30cの夫々の少なくとも1つの突部材34aそして34c、或いは第2及び第3の表面部位30b及び30cの夫々の少なくとも1つの突部材34bそして34cにより、支持されることになる。
図1は、この発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムが防振ゴム固定構造により支持体に固定されている状態を概略的に示す斜視図である。 図2の(A)は、図1の防振ゴム固定構造により支持体に防振ゴムが固定される前の状態を概略的に示す縦断面図であり;そして、 図2の(B)は、図1の防振ゴム固定構造により支持体に防振ゴムが固定された後の状態を概略的に示す縦断面図である。 図3は、図1の防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムの第1の変形例が、防振ゴム固定構造により支持体に固定される前の状態を概略的に示す縦断面図である。 図4の(A)は、この発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムの第2の変形例の概略的な平面図であり; 図4の(B)は、この発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムの第3の変形例の概略的な平面図であり; 図4の(C)は、この発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムの第4の変形例の概略的な平面図であり;そして、 図4の(D)は、この発明の第1の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムの第5の変形例の概略的な平面図である。 図5は、この発明の第2の実施の形態に従った防振ゴム固定構造を備えた防振ゴムを概略的に示す斜視図である。 図6は、図5の防振ゴム固定構造により支持体に固定された防振ゴムが物体を支持した状態を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
10…防振ゴム固定構造、12…防振ゴム、12a…基台、12b…突部材、12c…形状、14…支持体、16…物体、20…貫通孔、20a…頭部収容部、20b…段付部収容部、22…固定ねじ、22a…頭部、22b…螺合部、22c…段付部、26…溝、12´c,12´´c,12´´´c,12´´´´c…形状、CL…中心線、H,X,Y…寸法、AH…寸法、SH…寸法、30…防振ゴム、30a…第1の表面部位、30b…第2の表面部位、30c…第3の表面部位、34a,34´a…突部材、34b…突部材、34c…突部材、36a…形状、36b…形状、36c…形状、40…支持体、50…物体。

Claims (14)

  1. 物体と支持体との間に介在され物体を支持体に対し支持し支持体から物体への振動の伝達を緩和する防振ゴムであって、
    支持体に固定される基台と、基台の表面の相互に離間した複数の位置から突出し物体を支持する複数の突部材と、を備えており、
    複数の突部材の夫々は、夫々の中心線と直交する断面の寸法よりも夫々の中心線に沿った方向の寸法が大きく、
    基台の表面に隣接した複数の突部材の夫々の基端部において夫々の突部材が基台に対し撓む方向の部分が上記撓みに対し抵抗するとともに上記撓みにより生じる応力を緩和させる形状に構成されている、
    ことを特徴とする防振ゴム。
  2. 複数の突部材の夫々の基端部の前記部分の前記形状は、前記部分において基台の表面に接近すればするほど基台の表面に沿い夫々の突部材の中心から離れるよう傾斜している、ことを特徴とする請求項1に記載の防振ゴム。
  3. 前記形状は湾曲面である、ことを特徴とする請求項2に記載の防振ゴム。
  4. 複数の突部材の夫々は基台の表面に沿った方向の断面が方形状であり、少なくとも方形状の相互に平行な2辺の基端部が前記形状に構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の防振ゴム。
  5. 方形状の相互に平行な残りの2辺の基端部も前記形状に構成されている、ことを特徴とする請求項4に記載の防振ゴム。
  6. 前記基台の前記表面は相互に交差する複数の表面部位を含んでいて、複数の表面部位の夫々に前記複数の突部材の少なくとも1つが突出されている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の防振ゴム。
  7. 前記基台の前記表面において前記複数の突部材の間に、前記基台を前記支持体に対し固定する固定ねじが貫通する貫通孔が形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の防振ゴム。
  8. 前記固定ねじは、前記支持体に螺合する螺合部と、螺合部の径よりも大きな径を有する頭部と、螺合部と頭部との間に介在され螺合部の径よりも大きく頭部の径よりも小さな径を有する段付部と、を含んでおり、
    前記基台の前記貫通孔は、前記固定ねじの頭部を収容する頭部収容部と、前記固定ねじの段付部を収容する段付部収容部と、を含んでおり、
    段付部収容部は前記基台において前記支持体に接する表面に開口を有していて、
    前記固定ねじの中心線に沿った方向における段付部の寸法と上記中心線に沿った方向における前記貫通孔の段付部収容部の寸法とが同じである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の防振ゴム。
  9. 前記基台において前記支持体に接する表面には、前記貫通孔の中心線から前記貫通孔の前記頭部収容部の外周よりも遠い位置に、前記頭部収容部に収容された前記固定ねじの頭部から前記頭部収容部に負荷された応力により前記基台に生じる変形が前記基台中を前記遠い位置よりも外方に伝搬することを防止する溝が形成されている、ことを特徴とする請求項8に記載の防振ゴム。
  10. 前記防振ゴムの共振周波数は10Hz〜20Hzの範囲であり、応答倍率は1.2倍〜2倍の範囲である、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の防振ゴム。
  11. 前記防振ゴムは、弾性率が10メガパスカル以下で損失係数が0.3以上である材料により形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の防振ゴム。
  12. 支持体に固定される基台と、基台と同じ材料により基台と一体に形成されて基台の表面から突出し物体を支持する突部材と、を備えており、物体を支持体に対し支持し支持体から物体への振動の伝達を緩和する防振ゴムを支持体に固定する構造であって、
    基台の表面において突部材以外の位置に貫通孔を形成し、貫通孔に固定ねじを貫通させて固定ねじにより基台を支持体に固定する、ことを特徴とする防振ゴム固定構造。
  13. 前記固定ねじは、前記支持体に螺合する螺合部と、螺合部の径よりも大きな径を有する頭部と、螺合部と頭部との間に介在され螺合部の径よりも大きく頭部の径よりも小さな径を有する段付部と、を含んでおり、
    前記基台の前記貫通孔は、前記固定ねじの頭部を収容する頭部収容部と、前記固定ねじの段付部を収容する段付部収容部と、を含んでおり、
    段付部収容部は前記基台において前記支持体に接する表面に開口を有していて、
    前記固定ねじの中心線に沿った方向における段付部の寸法と上記中心線に沿った方向における前記貫通孔の段付部収容部の寸法とが同じである、
    ことを特徴とする請求項12に記載の防振ゴム固定構造。
  14. 前記基台において前記支持体に接する表面には、前記貫通孔の中心線から前記貫通孔の前記頭部収容部の外周よりも遠い位置に、前記頭部収容部に収容された前記固定ねじの頭部から前記頭部収容部に負荷された応力により前記基台に生じる変形が前記基台中を前記遠い位置よりも外方に伝搬することを防止する溝が形成されている、ことを特徴とする請求項13に記載の防振ゴム固定構造。
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