JP2001223485A - 振動吸収装置 - Google Patents

振動吸収装置

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JP2001223485A
JP2001223485A JP2000050217A JP2000050217A JP2001223485A JP 2001223485 A JP2001223485 A JP 2001223485A JP 2000050217 A JP2000050217 A JP 2000050217A JP 2000050217 A JP2000050217 A JP 2000050217A JP 2001223485 A JP2001223485 A JP 2001223485A
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elastic
support
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vibration absorbing
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JP2000050217A
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Norio Yamashita
法男 山下
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器を簡単な構成によって振動から保護
することは困難であった。 【解決手段】 電子機器本体1に結合される係合部材5
の板状部分10に円筒状部分11を設ける。突出部分1
5を有する第1の弾性体6とリング状の第2の弾性体7
とで係合部材5を挟持し、保持体8を使用してネジ9で
支持体4に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不安定な場所で使
用される電子機器の保護に好適な振動吸収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ、VTR、ディスク記録再
生装置等の電子機器を不安定な場所で使用する場合に
は、振動及び衝撃吸収装置を設けなければならない。従
来の振動及び衝撃吸収装置は、保護対象物とこの支持体
との間に天然ゴム又は合成ゴム等の高分子化合物の弾性
体を介在させることによって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の振動
及び衝撃吸収装置は、1箇所の吸収装置によって一方向
の振動又は衝撃を吸収するように構成されているので、
上下方向と左右方向との両方向の振動又は衝撃を吸収す
るためには、方向を変えて複数箇所に吸収装置を配置す
ることが必要になった。従って、簡単な構成によって両
方向の振動及び衝撃の吸収を達成することができなかっ
た。また、対象物の変位の範囲を制限するためにストッ
パを設けることが必要になった。
【0004】そこで、本発明の目的は比較的簡単な構成
によって両方向の振動を吸収することができる振動吸収
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、防振対象物とこの対象
物の支持体との間に配置される振動吸収装置であって、
前記対象物に固着された板状係合部材と、前記係合部材
と前記支持体との間に配置される単数又は複数の弾性体
とを有し、前記弾性体は前記支持体に接触する少なくと
も1つの平坦な被支持面を有し、前記係合部材は前記平
坦な被支持面に平行に延びる第1の部分とこの第1の部
分に対して直角に延びる第2の部分とを有し、前記第1
及び第2の部分の対の主面の両側に前記弾性体がそれぞ
れ配置されていることを特徴とする振動吸収装置に係わ
るものである。
【0006】なお、請求項2に示すように、弾性体は、
ゴム又は合成ゴム又はゲル状物質から成ることが望まし
い。また、請求項3に示すように、係合部材を平板状部
分と筒状部分とし、第1及び第2の弾性体によって平板
状部分と筒状部分とを挟持し、第1及び第2の弾性体を
係合部材及び支持体に一体化するための固定手段を設け
ることが望ましい。また、請求項4に示すように、第1
及び第2の弾性体の向きを請求項3と逆にすることがで
きる。また、請求項5に示すように、カラ−部を支持体
に接触させること、又は請求項6に示すようにカラ−部
を支持体から離間させることができる。また、請求項7
に示すように、保持体をカラー部とフランジ部とで構成
し、固定部材をネジにすることが望ましい。また、請求
項8及び9に示すように第1の弾性体の代りに、これを
分割したものに相当する2つの弾性体を使用することが
できる。
【0007】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、係合部材が互
いに直角に配置された第1及び第2の部分、又は平板状
部分と筒状部分とを有し、これ等の両側に弾性体が配置
されているので、第1の部分又は平板状部分が延びる方
向の振動と、第2の部分又は筒状部分が延びる方向の振
動との両方を吸収することができる。また、請求項3〜
9の発明によれば、上記の効果の他に、保持体による弾
性体の変形範囲の制限によるストッパ効果を得ることが
できる。
【0008】
【実施形態及び実施例】次に、図1〜図9を参照して本
発明の実施形態及び実施例を説明する。
【0009】
【第1の実施例】図1〜図10に示す第1の実施例の電
気機械装置は、電子機器本体1と、第1及び第2の振動
吸収装置2、3と、支持体4とから成る。電子機器本体
1の外形は略長方体である。
【0010】第1及び第2の振動吸収装置2、3は実質
的に同一に構成されているので、第1の振動吸収装置2
を詳細に説明し、第2の振動吸収装置3の詳細な説明を
省略する。なお、第1及び第2の振動吸収装置において
実質的に同一の部分には同一の符号を付す。
【0011】振動吸収装置2は、係合部材5と、第1及
び第2の弾性体6、7と、保持体8と、固定部材として
のネジ9とから成り、充分に堅固な支持体4に振動又は
衝撃が加わった時に、これを吸収して電子機器本体1を
保護するように構成されている。なお、支持体4は、通
常の振動及び衝撃によって変形しない金属板によって断
面形状四角形の筒状又はトンネル状又は箱型に形成さ
れ、電子機器本体1及び振動吸収装置2を覆う容器とし
ても機能している。また、第1及び第2の弾性体6、7
は支持体4及び係合部材5よりも弾性変形し易いゴム又
は合成ゴム又はゲル(gel)又はゼリ(jelly)等からな
り、好ましくはシリコ−ンから成る。
【0012】係合部材5は金属薄板からなり、第1の部
分としての平板状部分10と第2の部分としての円筒状
部分11と第3の部分としての取付部分12とを有し、
全体としてコ字状の断面形状を有する。平板状部分10
は支持体4の主面4aに平行に配置されている。図3及
び図4から明らかなように円筒状部分11は平板状部分
10の一方の主面から直角に突出し、貫通孔13を有す
る。この円筒状部分11は金属板のしぼり加工、又はパ
イプの溶接等で容易に形成することができる。係合部材
5の取付部分12は平板状部分10に対して直角に折り
曲げられた部分であって、電子機器本体1に例えばネジ
で固着されている。
【0013】第1の弾性体6は台部分14と突出部分1
5とから成り、中央に貫通孔16を有している。突出部
分15は台部分14の平坦な一方の主面(上面)17か
ら直角に突出している。台部分14の他方の主面(下
面)18は平坦であって、支持体4の平坦な主面4aに
接触している。従って、主面18は被支持面である。突
出部分15の外径は係合部材5の円筒状部分11の孔1
3の径にほぼ等しい。突出部分15の台部分14からの
突出の高さH2 は、係合部材5の円筒状部分11の高さ
H1 よりも高い。
【0014】第2の弾性体7は、平坦な一方の主面19
から他方の主面20に至るように中央に貫通孔21を有
するドーナツ型の環状体である。この第2の弾性体7の
貫通孔21の径は係合部材5の円筒状部分11の外径に
ほぼ等しい。第2の弾性体7の高さH3 は係合部材5の
円筒状部分11の高さH1 よりも高く設定され、係合部
材5に対して第1及び第2の弾性体6、7を装着した状
態において、第2の弾性体7の一方の主面19の高さ位
置と第2の弾性体6の突出部15の先端面の高さ位置と
が一致している。
【0015】保持体8及びネジ9は、第1及び第2の弾
性体6、7を介して係合部材5を支持体4に固定するた
めの手段である。保持体8は金属製であって、第1の部
分としての円筒部即ちカラー部22と第2の部分として
のフランジ部23とから成る。カラー部22の外径は第
1の弾性体6の突出部分15の内径にほぼ等しい。ま
た、カラー部22の長さ即ち高さH4は支持対4と保持
対8とで圧縮された状態での第1の弾性体6の全体の高
さH5 即ち貫通孔16の長さと等しい。カラー部22の
孔24にはネジ溝24aが形成され、ここにネジ9が螺
合されている。保持体8のフランジ部23はカラー部2
2の一端に連続する円板体であって、第1の弾性体6の
突出部分15の頂面と第2の弾性体7の一方の主面19
とを覆うように形成されている。なお、支持体4、係合
部材5、保持対8及びネジ9は、第1及び第2の弾性体
6、7よりも弾性変形し難く形成されている。
【0016】振動吸収装置2を構成する時には、係合部
材5の円筒状部分11の孔13に第1の弾性体6の突出
部分15を嵌合させ、また、円筒状部分11の外周面に
第2の弾性体7を嵌合させる。なお、第1の弾性体6の
台部分14の一方の主面(上面)17に係合部材5の板
状部分10を接触させ、板状部分10を台部分14の他
方の主面18に対して平行に配置する。次に、保持体8
のカラー部22を第1の弾性体6の孔16に嵌合させ、
且つフランジ部23を第1の弾性体6の突出部分15の
頂面と第2の弾性体7の主面19に当接させる。係合部
材5のと取付部分12と電子機器本体1との結合は、第
1及び第2の弾性体6、7の装着の前と後とのいずれで
あってもよい。次に、第1の弾性体6の他方の主面18
を支持体4の平坦面に接触させ、支持体4の貫通孔25
を介してネジ9をカラー部22のネジ孔24に螺合さ
せ、支持体4と保持体8との一体化を図る。これによ
り、係合部材5は、第1及び第2の弾性体6、7を介し
て支持体4に固定される。また、カラ−部22の先端は
支持体4に接触する。第1の弾性体6の取付前の高さは
カラ−部22の高さH5よりも少し高いが、ネジ9のカ
ラ−部22のネジ孔24に対する螺合を進めることによ
って圧縮され、カラ−部22の先端が支持体4に接触し
た時にカラ−部22と同一の高さになる。
【0017】係合部材5の板状部分10は第1の弾性体
6の台部分6と第2の弾性体7で挟持され、係合部材5
の円筒状部分11は第1の弾性体6の突出部分15と第
2の弾性体7とで挟持されている。係合部材5の円筒状
部分11の端とフランジ部23との間に隙間があるの
で、図1で上下方向即ちZ軸方向における第1及び第2
の弾性体6、7の弾性変形が可能である。また、第1及
び第2の弾性体6、7の係合部材5の円筒状部分11を
挟持している部分の図1で横方向即ちX−Y平面方向に
おける弾性変形が可能である。従って、第1及び第2の
弾性体6、7によって図1のZ軸、X軸、Y軸の全方向
の振動及び衝撃を吸収することができる。
【0018】この実施例では、電子機器本体1の安定的
支持を達成するために、電子機器本体1の重心26を通
る破線で示す仮想直線27上に第1及び第2の振動吸収
装置2、3の中心が一致するように、第1及び第2の振
動吸収装置2、3が配置されている。即ち、重心26を
中心に第1及び第2の振動吸収装置2、3が対称的に配
置されている。第1及び第2の振動吸収装置2、3は、
垂直方向と水平方向との両方の振動吸収作用を有するの
で電子機器本体1を上下の2箇所で支持するのみで、上
下方向と横方向との両方の振動を吸収し、電子機器本体
1の保護を良好に達成することができる。
【0019】上述から明らかなように本実施例は次の効
果を有する。 (1) 比較的単純な構成によってX、Y、Z軸方向の
振動を吸収することができる。 (2) 保持体8が第1及び第2の弾性体6、7のスト
ッパの働きを有しているので、電子機器本体1の必要以
上の変位を阻止するための外付けのストッパを省くこと
ができる。 (3) 第1及び第2の弾性体6、7と係合部材5と保
持体8とを同心的に配置し、相互間を嵌合で一体化する
構成であるので、組立てを容易に達成することができ
る。 (4) 第1及び第2の弾性体6、7の厚み、内径、外
径の調整によってX、Y、Z軸方向に弾性の調整を容易
に行うことができる。 (5) 電子機器本体1の重心26を中心に第1及び第
2の振動吸収装置2、3を配置することにより、X、
Y、Z軸方向の振動吸収が可能であるので、少ない数の
振動吸収装置で全方向の振動吸収が達成され、装置のコ
ストの低減を図ることができる。
【0020】
【第2の実施例】次に、図5を参照して第2の実施例の
振動吸収装置を説明する。但し、第2の実施例を示す図
5及び後述する第3、第4、第5及び第6の実施例と変
形例を示す図6〜図10において、図1〜図4と実質的
に同一の部分には同一の符号を付し、これ等の説明を省
略する。また、互いに共通する部分の多くの図示を省略
し、これ等の説明も省略する。
【0021】第2の実施例は、第1の実施例の第1の弾
性体6の代りに、図5に示す大径弾性体14aと小径弾
性体15aとの組み合せ弾性体6aを設けた他は、第1
の実施例と同一に構成したものである。図5の大径弾性
体14aは図4の台部分14と同一寸法に形成され、中
央に孔16aを有する。小径弾性体15aは図4の突出
部分15と同一寸法に形成され、中央に孔16bを有す
る。図5の組み合せ体6aは図4の第1の弾性体6と同
一の外形寸法を有するので、図5の第1の弾性体6と全
く同様に使用することができる。なお、組み合せ体6a
の孔16a、16bは図4の孔16と同様に使用する。
第1の実施例の振動吸収装置2、3の第1の弾性体6の
代りに第2の実施例の組み合せ体6aを使用すると、第
1の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0022】
【第3の実施例】第3の実施例の振動吸収装置は、第1
の実施例の振動吸収装置2、3の第1の弾性体6の代り
に図6に示す外周側弾性体14bと内周側弾性体15b
との組み合せ体6bを使用した他は第1の実施例と同一
に構成したものである。図6の外周側弾性体14bは図
4の台部分14と同一の働きを有するものである。内周
側弾性体15bは図4の突出部分15と同一の働きを有
するものであり、外周側弾性体14bの孔16dに嵌合
され、外周側弾性体14bから高さH2 だけ突出してい
る。内周側弾性体15bの孔16cは図4の孔16と同
様に使用される。
【0023】図6の組み合せ体6bを図4の第1の弾性
体6と同様に使用して振動吸収装置を第1の実施例と同
様に構成すると、同様な効果を得ることができる。
【0024】
【第4の実施例】第4の実施例の振動吸収装置は、第1
の実施例の第1及び第2の弾性体6、7の代りに図7に
示す成形弾性体6cを設けた他は、第1の実施例と同様
に構成したものである。図7の成形弾性体6cの外形は
第1の実施例の第1及び第2の弾性体6、7の組み合せ
と実質的に同一である。成形弾性体6cは係合部材5の
円筒状部分11及びその近傍を被覆するように合成ゴム
によって係合部材5と一体に形成されている。成形弾性
体6cの中央に孔16c´が設けられ、ここにカラ−部
22が挿入されている。また、この実施例では、係合部
材5が電子回路基板装置30の支持板としても機能して
いる。この第4の実施例によっても同様な効果を得るこ
とができる。
【0025】
【第5の実施例】図8に示す第5の実施例の振動吸収装
置2、3は、係合部材5の円筒状部11の突出方向を図
1とは逆に外向きにし、これに伴い第1及び第2の弾性
体6、7の位置を図1と逆にし、これ以外は図1と同様
に構成したものである。従って、図8では第1の弾性体
6の台部分14の他方の主面(上面)が保持体8のフラン
ジ部23に当接し、第1の弾性体6の突出部分15の先
端面及び第2の弾性体7の他方の主面(下面)が支持体4
に当接している。この第5の実施例は、第1の実施例と
同様な効果を有する他に、保持体8に第1の弾性体6を
一体に形成することが可能になるという効果も有する。
なお、保持体8と第1の弾性体6とを一体化すると、部
品点数が減って組立てが容易になる。
【0026】
【第6の実施例】図9の第6の実施例の振動吸収装置
2、3は図1の第1及び第2の弾性体6,7の代わり
に、これよりも少し高さの高い第1及び第2の弾性体6
´、7´を設け、保持体8の取付状態においてカラ−部
22の先端面を支持体4から僅かに離間させ、この他は
図1と同様に構成したものである。第1及び第2の弾性
体6´、7´が比較的弾性変形し難いゴム等の場合に
は、図9の構成で合っても第1の実施例と同様な効果を
得ることができる。なお、図7及び図8においてもカラ
−部22を支持体4から僅かに離間させることができ
る。
【0027】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1の実施例では電子機器本体1を2つの振動
吸収装置2、3で支持しているが、1つの振動吸収装置
又は3個以上の振動吸収装置で支持することができる。
例えば、安全性を更に向上させるために第1及び第2の
振動吸収装置2、3と同一構成のもう一対の振動吸収装
置を支持体4の同一主面4a側に設け、4箇所で電子機
器本体1を支持することができる。 (2) 図10に示す係合部材5aとすることができ
る。図10の係合部材5aは第1〜第5の実施例の係合
部材5を変形したものであって、板状部分10の一方の
主面側に突出する円筒状部分11を有する他に他方の主
面側に突出する円筒状部分11aも有する。下側の円筒
状部分11aは支持体4に接触しない高さとする。この
図10の係合部材5aの場合は、図6の組み合せ体6b
を使用することが望ましい。 (3) 各実施例の円筒状部分11の代りに板状部分1
0から直角に突出する複数の突片とすることができる。
この複数の突片とする場合には複数の突片を等角度間隔
に配置することが望ましい。 (4) 平板状部分10に1つの円筒状部分11を設け
た係合部材5の代りに、先端がL字状に折り曲げられた
帯状の係合部材を1個又は複数個使用することができ
る。 (5) 弾性体6、7、14a、15a、14b、15
bをゴム、又は合成ゴム又はゲル又はゾル状物質又はこ
れに類似の高分子化合物等から選択したもので形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の振動吸収装置を伴なった電子機
器を図2のA−A線で示す断面図である。
【図2】図1の電子機器の平面図である。
【図3】図1の振動吸収装置の分解斜視図である。
【図4】図1の振動吸収装置の分解断面図である。
【図5】第2の実施例の振動吸収装置の弾性体の組み合
せ体を示す断面図である。
【図6】第3の実施例の振動吸収装置の弾性体の組み合
せ体を示す断面図である。
【図7】第4の実施例の振動吸収装置を示す断面図であ
る。
【図8】第5の実施例の振動吸収装置を示す断面図であ
る。
【図9】第6の実施例の振動吸収装置を字1と同様に示
す断面図である。
【図10】変形例の係合部材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器本体 2、3 第1及び第2の振動吸収装置 4 支持体 5 係合部材 6、7 第1及び第2の弾性体 8 保持体 9 ネジ 10 板状部分 11 円筒状部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振対象物とこの対象物の支持体との間
    に配置される振動吸収装置であって、 前記対象物に固着された板状係合部材と、前記係合部材
    と前記支持体との間に配置される単数又は複数の弾性体
    とを有し、 前記弾性体は前記支持体に接触する少なくとも1つの平
    坦な被支持面を有し、 前記係合部材は前記平坦な被支持面に平行に延びる第1
    の部分とこの第1の部分に対して直角に延びる第2の部
    分とを有し、 前記第1及び第2の部分の対の主面の両側に前記弾性体
    がそれぞれ配置されていることを特徴とする振動吸収装
    置。
  2. 【請求項2】 前記弾性体は、ゴム、合成ゴム、及びゲ
    ル状物質から選択された1つから成ることを特徴とする
    請求項1記載の振動吸収装置。
  3. 【請求項3】 防振対象物とこの対象物の支持体との間
    に配置される振動吸収装置であって、 前記対象物に固着された板状係合部材と、前記係合部材
    と前記支持体との間に配置される第1及び第2の弾性体
    と、前記支持体に対して前記第1及び第2の弾性体を固
    定する手段とを有し、 前記板状係合部材は平板状部分とこの平板状部分から直
    角に突出している筒状部分とを有し、 前記第1の弾性体は、台部分とこの台部分の一方の主面
    から直角に突出している突出部分とから成り、 前記第1の弾性体の前記台部分と前記突出部分との中央
    を貫通する孔が形成されており、 前記第1の弾性体の前記台部分の他方の主面は前記支持
    体に接触しており、 前記第2の弾性体は前記係合部材の前記筒状部分と前記
    第1の弾性体の突出部分とを収容する孔を有しており、 前記係合部材の前記平板状部分は前記第1の弾性体の前
    記台部分の一方の主面と前記第2の弾性体の一方の主面
    との間に配置されており、 前記係合部材の前記筒状部分は前記第1の弾性体の前記
    突出部分と前記第2の弾性体との間に配置されており、 前記係合部材の前記筒状部分の高さが前記第1の弾性体
    の前記突出部分の高さよりも低く決定されており、 前記固定する手段は、保持体と固定部材とから成り、 前記保持体は前記第1の弾性体の孔に挿入される第1の
    部分と前記第1の弾性体の前記突出部分の先端面及び前
    記第2の弾性体の他方の主面に当接する第2の部分とか
    ら成り、 前記固定部材は前記保持体を前記支持体に固定するよう
    に形成されていることを特徴とする振動吸収装置。
  4. 【請求項4】 防振対象物とこの対象物の支持体との間
    に配置される振動吸収装置であって、 前記対象物に固着された板状係合部材と、前記係合部材
    と前記支持体との間に配置される第1及び第2の弾性体
    と、前記支持体に対して前記第1及び第2の弾性体を固
    定する手段とを有し、 前記固定する手段は、保持体と固定部材とから成り、 前記板状係合部材は平板状部分とこの平板状部分から直
    角に突出している筒状部分とを有し、 前記第1の弾性体は、台部分とこの台部分の一方の主面
    から直角に突出している突出部分とから成り、 前記第1の弾性体の前記台部分と前記突出部分との中央
    を貫通する孔が形成されており、 前記第1の弾性体の前記台部分の他方の主面は前記保持
    体に接触しており、 前記第2の弾性体は前記係合部材の前記筒状部分と前記
    第1の弾性体の突出部分とを収容する孔を有しており、 前記係合部材の前記平板状部分は前記第1の弾性体の前
    記台部分の一方の主面と前記第2の弾性体の一方の主面
    との間に配置されており、 前記係合部材の前記筒状部分は前記第1の弾性体の前記
    突出部分と前記第2の弾性体との間に配置されており、 前記係合部材の前記筒状部分の高さが前記第1の弾性体
    の前記突出部分の高さよりも低く決定されており、 前記第1の弾性体の突出部分の先端面及び前記第2の弾性
    体の他方の主面は前記支持体に当接するように配置さ
    れ、 前記保持体は前記第1の弾性体の孔に挿入される第1の
    部分と前記第1の弾性体の前記台部分の他方の主面に当
    接する第2の部分とから成り、 前記固定部材は前記保持体を前記支持体に固定するよう
    に形成されていることを特徴とする振動吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記保持体の前記第1の部分は前記第1
    の弾性体の孔に挿入されるカラー部であり、 前記第2の部分は前記カラー部に対して一体的に形成さ
    れたフランジ部であり、 前記カラー部の内壁面にネジ溝が形成されており、 前記固定部材は前記ネジ溝に螺合するネジであることを
    特徴とする請求項3又は4記載の振動吸収装置。
  6. 【請求項6】 前記カラ−部は前記支持体に接触してい
    ることを特徴とす請求項3又は4又は5記載の振動吸収
    装置。
  7. 【請求項7】 前記カラ−部は前記支持体から少し離間
    していることを特徴とする請求項3又は4又は5記載の
    振動吸収装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の弾性体の代りに、前記第1の
    弾性体の前記台部分と前記突出部分とを分割したものに
    相当する2つの弾性体を使用することを特徴とする請求
    項3又は4又は5又は6又は7記載の振動吸収装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の弾性体の代りに、前記第1の
    弾性体を、前記台部分の一方の主面と他方の主面との間
    の外周側部分と、前記突出部分と平面的に見て前記突出
    部分に含まれる前記台部分の一部とから成る内周側部分
    とに分割したものに相当する2つの環状弾性体を使用す
    ることを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7
    記載の振動吸収装置。
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