JPWO2018163546A1 - 保護部材、保護部材付きコネクタ、及び保護部材の取付構造 - Google Patents

保護部材、保護部材付きコネクタ、及び保護部材の取付構造 Download PDF

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Abstract

本発明の課題は、コネクタのコンタクトに異物が付着し難くすることにある。保護部材(1)は、主部(10)を備える。主部(10)は、樹脂成形体であり、表面実装型の基板対基板用のコネクタ(2)に取り付けられる。主部(10)は、一対の取付面(13,14)と、開口部(15)と、を有する。一対の取付面(13,14)は、コネクタ(2)及び他コネクタが互いに接続された状態で、コネクタ(2)及び他コネクタがそれぞれ実装される2つの基板にそれぞれ接触する。主部(10)は、2つの基板に挟まれた状態で、コネクタ(2)及び他コネクタを、開口部(15)の内側にて囲むように構成される。

Description

本開示は、一般に保護部材、保護部材付きコネクタ、及び保護部材の取付構造に関し、より詳細には、コネクタを保護する保護部材、保護部材付きコネクタ、及び保護部材の取付構造に関する。
従来、コネクタソケット(コネクタ)とコネクタプラグ(他コネクタ)とを、電子機器の筐体の窓孔を通して互いに嵌合させることによって、内外のプリント基板を互いに接続させる基板接続コネクタが知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の基板接続コネクタでは、コネクタソケットは、筐体内の内側プリント基板に固定されている。また、コネクタプラグは、筐体外の外側プリント基板に固定されている。コネクタソケットは、窓孔を通して筐体外に露出している。そして、コネクタソケットと窓孔との間は、リング状のシール材(保護部材)によりシールされている。
しかしながら、上記従来例の保護部材では、窓孔以外の部位から筐体内に異物(例えば、水、塵埃など)が侵入した場合、侵入した異物がコネクタの接触子(コンタクト)に付着する可能性があった。
特開2011−146286号公報
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、コネクタのコンタクトに異物が付着し難い保護部材、保護部材付きコネクタ、及び保護部材の取付構造を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る保護部材は、主部を備える。前記主部は、樹脂成形体であり、表面実装型の基板対基板用のコネクタに取り付けられる。前記主部は、一対の取付面と、開口部と、を有する。前記一対の取付面は、前記コネクタ及び前記コネクタに接続される他コネクタが互いに接続された状態で、前記コネクタ及び前記他コネクタがそれぞれ実装される2つの基板にそれぞれ接触する。前記開口部は、前記一対の取付面を繋ぐようにして前記主部を貫通する。前記コネクタ及び前記他コネクタは、それぞれ一端に前記2つの基板への接続部を有するコンタクトを備えている。前記主部は、前記2つの基板に挟まれた状態で、前記コネクタ及び前記他コネクタの各々の前記接続部を含む前記コネクタ及び前記他コネクタを、前記開口部の内側にて囲むように構成されている。
本開示の一態様に係る保護部材付きコネクタは、上記の保護部材と、前記保護部材の前記主部が取り付けられるコネクタと、を備える。
本開示の一態様に係る保護部材の取付構造は、上記の保護部材と、コネクタと、他コネクタと、2つの基板と、を備える。前記コネクタには、前記保護部材の前記主部が取り付けられる。前記他コネクタには、前記コネクタが接続される。前記2つの基板には、それぞれ前記コネクタ及び前記他コネクタが実装される。前記保護部材の前記主部は、前記2つの基板に挟まれた状態で前記コネクタに取り付けられる。
図1は、実施形態1に係る保護部材及びコネクタの上方から見た斜視図である。 図2Aは、同上の保護部材及びコネクタの上面図である。図2Bは、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図3は、同上の保護部材、コネクタ、及び他コネクタの斜視図である。 図4Aは、同上の保護部材、コネクタ、他コネクタ、及び2つの基板の断面図であり、コネクタに他コネクタが接続される前の状態を示す図である。図4Bは、同上の保護部材、コネクタ、他コネクタ、及び2つの基板の断面図であり、コネクタに他コネクタが接続された状態を示す図である。 図5は、実施形態1の第1変形例に係る保護部材を下方から見た斜視図である。 図6は、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図7は、実施形態1の第2変形例に係る保護部材を上方から見た斜視図である。 図8は、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図9は、実施形態1の第3変形例に係る保護部材を上方から見た斜視図である。 図10は、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図11は、実施形態2に係る保護部材を上方から見た斜視図である。 図12Aは、同上の保護部材及びコネクタの上面図である。図12Bは、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図13は、実施形態2の第1変形例に係る保護部材を下方から見た斜視図である。 図14は、実施形態2の第2変形例に係る保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図15は、実施形態2の第3変形例に係る保護部材を下方から見た斜視図である。 図16は、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図17は、実施形態2の第4変形例に係る保護部材及びコネクタの上面図である。 図18は、実施形態2の第5変形例に係る保護部材、コネクタ、他コネクタ、及び2つの基板の断面図である。 図19は、実施形態3に係る保護部材を上方から見た斜視図である。 図20Aは、同上の保護部材及びコネクタの上面図である。図20Bは、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図21は、実施形態4に係る保護部材を上方から見た斜視図である。 図22Aは、同上の保護部材及びコネクタの上面図である。図22Bは、同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。 図23は、実施形態5に係る保護部材を上方から見た斜視図である。 図24Aは、同上の保護部材及びコネクタの上面図である。図24B及び図24Cは、それぞれ同上の保護部材、コネクタ、及び基板の断面図である。
(実施形態1)
(1)概要
以下、実施形態1に係る保護部材1の概要について図1〜図4Bを用いて説明する。本実施形態の保護部材1は、樹脂成形体であり、表面実装型の基板対基板用のコネクタ2に取り付けられる主部10を備えている。コネクタ2は、例えばスマートフォン等の携帯端末に搭載されている複数の基板4,5の間を電気的に接続するために用いられる。具体的には、基板4に実装されたコネクタ2と、基板5に実装された他コネクタ3とを互いに接続することにより、複数の基板4,5の間を電気的に接続する。以下では、「基板4」を「第1基板4」ともいう。また、以下では、「基板5」を「第2基板5」ともいう。
もちろん、コネクタ2及び他コネクタ3の用途を限定する趣旨ではなく、コネクタ2及び他コネクタ3は、例えばカメラモジュール等の携帯端末以外の電子機器に用いられてもよい。また、コネクタ2及び他コネクタ3は、複数の基板4,5の間を電気的に接続する用途に限られず、例えば基板4,5とディスプレイとの間や、基板4,5とバッテリとの間など、複数の部品の間を電気的に接続する用途であればよい。
コネクタ2は、ハウジング21と、複数のコンタクト22と、を備えている。ハウジング21は、複数のコンタクト22を保持する。また、他コネクタ3は、他コネクタ側ハウジング31(以下、「ハウジング31」という)と、複数の他コネクタ側コンタクト32(以下、「コンタクト32」という)と、を備えている。コンタクト22の一端は、第1基板4に半田付けされる接続部221である。また、コンタクト32の一端は、第2基板5に半田付けされる接続部321である。
ハウジング31は、複数のコンタクト32を保持する。ハウジング21,31の厚さ方向(後述する第3方向)の寸法は、いずれも例えば数mm以下である。また、ハウジング21,31の長手方向(後述する第1方向)の寸法は、いずれも例えば十数mmである。また、ハウジング21,31の短手方向(後述する第2方向)の寸法は、いずれも例えば数mmである。更に、複数のコンタクト22,32の並ぶ間隔、つまりピッチは、いずれも例えばコンマ数mmである。本実施形態では、複数のコンタクト22,32はいずれも等ピッチで並んでいるが、不揃いのピッチで並んでいてもよい。
保護部材1の主部10は、一対の取付面13,14と、開口部15と、を有している。以下では、「取付面13」を「第1取付面13」ともいう。また、以下では、「取付面14」を「第2取付面14」ともいう。一対の取付面13,14は、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続された状態で、2つの基板4,5にそれぞれ接触する。開口部15は、一対の取付面13,14を繋ぐようにして主部10を貫通している。
そして、主部10は、2つの基板4,5に挟まれた状態で、コネクタ2及び他コネクタ3の各々の接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を、開口部15の内側にて囲むように構成されている。つまり、本実施形態の保護部材1は、2つの基板4,5に挟まれた状態で、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を、保護部材1の外側と隔てるようにして囲んでいる。このため、本実施形態では、保護部材1の外側にある異物が開口部15の内側に侵入し難く、コネクタ2のコンタクト22に異物が付着し難い、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態の保護部材1、保護部材付きコネクタ、及び保護部材1の取付構造について詳細に説明する。以下では、主部10の長手方向を前後方向(第1方向)、主部10の短手方向を左右方向(第2方向)、主部10の厚さ方向を上下方向(第3方向)として説明する。なお、図1〜図24Bには、保護部材1の中心から見たこれらの方向(上、下、左、右、前、後)を表す矢印を示すが、これらの矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。また、上記の方向の規定は、本実施形態の保護部材1の使用形態を限定する趣旨ではない。
保護部材1は、図1〜図2Bに示すように、主部10を備えている。図1〜図2Bは、保護部材1の主部10が、第1基板4に実装されたコネクタ2に取り付けられている状態を示している。言い換えれば、図1〜図2Bは、保護部材1と、保護部材1の主部10が取り付けられたコネクタ2と、を備える保護部材付きコネクタを示している。なお、図1、図2Aでは、第1基板4の図示を省略している。
主部10は、例えばシリコーンゴムから成り、第1方向(前後方向)に長い平面視で矩形枠状の樹脂成形体である。以下では、「平面視」は、第3方向(上下方向)から見ること、言い換えれば、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見ることをいう。主部10は、一対の第1壁11と、一対の第2壁12と、を有している。一対の第1壁11は、第1方向に長い一対の壁である。一対の第2壁12は、第2方向(左右方向)に長い一対の壁である。一対の第1壁11の第3方向の第1面(下面)及び一対の第2壁12の第3方向の第1面、すなわち主部10の第3方向の第1面は、第1取付面13である。また、一対の第1壁11の第3方向の第2面(上面)及び一対の第2壁12の第3方向の第2面、すなわち主部10の第3方向の第2面は、第2取付面14である。
第1取付面13は、コネクタ2及び他コネクタ3(図3参照)が互いに接続された状態で、第1基板4に接触する。言い換えれば、第1取付面13は、主部10が2つの基板4,5に挟まれた状態で、第1基板4に接触する。第2取付面14は、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続された状態で、第2基板5に接触する。言い換えれば、第2取付面14は、主部10が2つの基板4,5に挟まれた状態で、第2基板5に接触する。本実施形態では、一対の取付面13,14は、いずれも平坦である。つまり、一対の取付面13,14のうち少なくとも一方の面(ここでは、両面)は、平坦である。したがって、第1取付面13及び第2取付面14は、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続された状態で、それぞれ第1基板4及び第2基板5に面全体で接触する。
一対の第1壁11と一対の第2壁12とで囲まれる部位は、開口部15である。つまり、開口部15は、一対の取付面13,14を繋ぐようにして主部10を第3方向(上下方向)に貫通している。開口部15は、平面視で第1方向(前後方向)に長い矩形状である。開口部15の寸法は、コネクタ2及び他コネクタ3が収まる寸法である。
主部10は、半円柱状の複数(ここでは、4つ)の突起17を有している。複数の突起17は、それぞれ開口部15の内周面から開口部15の内側に向かって突出している。本実施形態では、4つの突起17のうち2つの突起17は、開口部15の内周面のうちの第2方向の第1面(右面)から第2面(左面)に向かう向き(左向き)に突出している。また、残りの2つの突起17は、開口部15の内周面のうちの第2方向の第2面から第1面に向かう向き(右向き)に突出している。複数の突起17は、主部10がコネクタ2に取り付けられた状態において、開口部15の内周面からコネクタ2の側面に向かって突出している。
本実施形態では、複数の突起17がコネクタ2の側面に接した状態で、主部10がコネクタ2に保持されている。つまり、主部10は、開口部15の内側において、コネクタ2に接した状態で、主部10をコネクタ2に保持させる保持構造16を有している。そして、本実施形態では、保持構造16は、開口部15の内周面からコネクタ2に向かって突出する突起17である。また、本実施形態では、突起17は複数であり、複数の突起17は、開口部15の内周面のうちコネクタ2を挟んだ2つの内面(第2方向の第1面及び第2面)の各々から突出している。開口部15の第2方向の第1面から突出する2つの突起17と、開口部15の第2方向の第2面から突出する2つの突起17とは、第2方向(左右方向)において対向している。
ここで、複数の突起17は、いずれもコネクタ2の側面に接している。このため、コネクタ2に外力が作用すると、複数の突起17がコネクタ2の側面に接することで発生する摩擦力(静止摩擦力)により、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、複数の突起17(保持構造16)は、コネクタ2の側面に接することでコネクタ2の側面との間で摩擦力を発生するように構成されている。言い換えれば、複数の突起17(保持構造16)は、コネクタ2に対する摩擦力により主部10をコネクタ2に保持させている。
主部10は、更に拡張部18を有している。拡張部18は、開口部15の周縁における一対の取付面13,14のうち少なくとも一方の取付面13,14に設けられて、上記一方の取付面13,14から離れる向きに窪んでいる。言い換えれば、拡張部18は、開口部15の一部であり、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続された状態においてコネクタ2の接続部221に対向し、かつコネクタ2の接続部221から離れる向きに窪んでいる。本実施形態では、拡張部18は、複数の突起17の各々において第3方向の一端側(下側)にある。つまり、コネクタ2の複数のコンタクト22の接続部221のうち、平面視で突起17と重なる位置にある接続部221は、突起17と接することなく拡張部18の内側に位置することになる。言い換えれば、拡張部18は、コネクタ2のコンタクト22の接続部221が主部10に接するのを避けるための逃がし部である。
コネクタ2は、ソケット(メスコネクタ)であって、ハウジング21と、複数(ここでは、50本)のコンタクト22と、を備えている。ハウジング21は、第1方向(前後方向)に長い扁平な直方体状であって、絶縁性を有する樹脂成形体である。ハウジング21は、後述する他コネクタ3の嵌合凹部33(図4A参照)に嵌合する第1方向に長い直方体状の台部23を有している。また、ハウジング21は、台部23を挟んだ第2方向(左右方向)の両側の各々において、25本のコンタクト22を第1方向に並んだ状態で保持している。
他コネクタ3は、ヘッダ(オスコネクタ)であって、図3に示すように、ハウジング31と、複数(ここでは、50本)のコンタクト32と、を備えている。ハウジング31は、第1方向(前後方向)に長い扁平な直方体状であって、絶縁性を有する樹脂成形体である。ハウジング31は、コネクタ2の台部23が嵌合する第1方向に長い平面視で矩形状の嵌合凹部33を有している。また、ハウジング31は、第1方向に並ぶ25本のコンタクト32を1組のコンタクト群として、2組のコンタクト群を第2方向(左右方向)に並ぶように保持している。
コネクタ2は、例えばスマートフォン等の電子機器に内蔵された第1基板4に実装されている。また、他コネクタ3は、同じく電子機器に内蔵された第2基板5に実装されている。そして、コネクタ2を他コネクタ3に接続することにより、第1基板4の有する第1導体と、第2基板5の有する第2導体との間が電気的に接続される。具体的には、コネクタ2の台部23を他コネクタ3の嵌合凹部33に嵌合することにより、コネクタ2の複数のコンタクト22が、対応する他コネクタ3の複数のコンタクト32に電気的に接続される。
(3)保護部材の取付構造
以下、保護部材1の取付構造について図1〜図4Bを用いて説明する。保護部材1の取付構造は、図4Bに示すように、保護部材1と、コネクタ2と、他コネクタ3と、2つの基板4,5と、を備えている。コネクタ2には、保護部材1の主部10が取り付けられている。他コネクタ3には、コネクタ2が接続されている。2つの基板4,5には、それぞれコネクタ2及び他コネクタ3が実装されている。そして、保護部材1の主部10は、2つの基板4,5に挟まれた状態でコネクタ2に取り付けられている。
ここで、保護部材1の取付構造を組み立てる方法について説明する。まず、開口部15の内側にコネクタ2が位置するようにして、保護部材1の主部10をコネクタ2に対して押し込む。これにより、図1〜図2Bに示すように、複数の突起17(保持構造)が撓んだ状態でコネクタ2の側面に接することで、保護部材1の主部10がコネクタ2に保持される。つまり、保護部材1の主部10がコネクタ2に取り付けられる。ここで、図2Bに示すように、本実施形態では、第3方向(上下方向。つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向)において、主部10の長さL1は、コネクタ2の長さL2よりも長くなっている。言い換えれば、主部10の厚さ方向の寸法は、コネクタ2の厚さ寸法よりも大きくなっている。
次に、他コネクタ3の嵌合凹部33をコネクタ2の台部23に嵌合させることで、他コネクタ3をコネクタ2に接続する。具体的には、平面視で嵌合凹部33を台部23に合わせるようにして、第2基板5を第1基板4に向けて押し込むことにより、嵌合凹部33を台部23に嵌合させる。ここで、本実施形態では、他コネクタ3のコンタクト32がコネクタ2のコンタクト22に最初に接した時点では、保護部材1の主部10は第2基板5に接しない(図4A参照)。つまり、第3方向(上下方向。つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向)において、主部10の長さL1は、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続されておらず、かつコネクタ2のコンタクト22及び他コネクタ3のコンタクト32が互いに接した状態でのコネクタ2及び他コネクタ3の最大長L3よりも短い。言い換えれば、主部10の長さL1は、コンタクト22,32が互いに接した状態での第1基板4の上面から第2基板5の下面までの最大距離よりも短い。
図4Aに示す状態から更に第2基板5を第1基板4に向けて押し込むことにより、保護部材1の主部10が第2基板5に押されて撓む。これにより、保護部材1の主部10は、撓んだ状態で2つの基板4,5に挟まれる。そして、保護部材1の主部10が撓んだ状態で、嵌合凹部33に台部23が嵌合することにより、コネクタ2が他コネクタ3に接続される。ここで、本実施形態では、主部10は、主部10から2つの基板4,5に作用する弾性力が、コネクタ2及び他コネクタ3の互いに接続された状態を解除するのに必要な力(以下、「嵌合力」という)よりも小さくなるように構成されている。このため、保護部材1の主部10が2つの基板4,5で挟まれた状態(図4B参照)は、第2基板5を第1基板4に向けて押し込む外力が失われても維持される。
具体的には、主部10の厚さ寸法(第3方向(上下方向)の寸法)、圧縮率、及び硬度などのパラメータを、弾性力が嵌合力よりも小さくなるように設定している。一例として、主部10は、一定の力を加える前の状態では主部10の厚さ寸法が約3.5mmであり、一定の力を加えた後の状態では主部10の厚さ寸法が約3.0mmになる程度の圧縮率を有する。また、一例として、主部10は、約3度〜30度の硬度を有する。もちろん、圧縮率及び硬度はあくまで一例であり、これら圧縮率及び硬度を有する主部10に限定する趣旨ではない。
(4)利点
本実施形態の保護部材1は、2つの基板4,5に挟まれた状態で、2つの基板4,5及び主部10により、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を保護部材1の外側と隔てるようにして囲んでいる。このため、本実施形態では、保護部材1の外側にある異物が開口部15の内側に侵入し難く、コネクタ2のコンタクト22に異物が付着し難い、という利点がある。
ここで、本実施形態の保護部材1は、特許文献1のシール材とは異なり、2つの基板4,5及び主部10のみで、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を囲むことが可能である。つまり、本実施形態では、特許文献1のシール材のように電子機器の筐体の有する窓孔を用いることなく、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を保護することが可能である。したがって、本実施形態では、特許文献1のシール材とは異なり、2つの基板4,5を特定の場所に配置する必要がなく、2つの基板4,5の配置の自由度が高い、という利点がある。
また、本実施形態の保護部材1では、主部10は、コネクタ2の寸法に合わせて設計されていればよい。このため、本実施形態の保護部材1は、特許文献1のシール材とは異なり、電子機器の筐体の有する窓孔に合わせて設計する必要がない。つまり、本実施形態の保護部材1は、特許文献1のシール材と比較して、電子機器の種類に依らず用いることができ、汎用性が高い、という利点がある。
また、本実施形態では、2つの基板4,5及び保護部材1の主部10により、開口部15が保護部材1の外側と隔てられるので、コネクタ2及び他コネクタ3の位置する空間の気密性を確保し易い。
また、本実施形態の保護部材1は、外部からの振動又は衝撃を吸収する効果が期待できる。したがって、本実施形態では、外力により2つの基板4,5が傾き難いことから、2つの基板4,5を水平に保ち易く、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続された状態を安定させ易い。
また、本実施形態の保護部材1は、他コネクタ3をコネクタ2に対して押し込む力を吸収することができるので、過度の押し込みによる力がコネクタ2及び他コネクタ3に影響を及ぼし難い、という利点がある。
また、例えばエポキシ樹脂から成る封止材により2つの基板4,5の間を封止する場合、本実施形態の保護部材1は、封止材がコネクタ2及び他コネクタ3の位置する空間に侵入するのを堰き止め易い、という利点もある。
その他、本実施形態の保護部材1は、仮に経時劣化した場合でも、新品に交換することが可能である、という利点がある。
(5)変形例
以下、本実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例の基本的な構成は、いずれも本実施形態の保護部材1と共通しているので、共通する点については説明を省略する。また、以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。例えば、第3変形例は、第1変形例及び第2変形例のいずれかと組み合わせることが可能である。また、例えば、第3変形例は、後述する実施形態2、実施形態2の第1変形例〜第5変形例、及び実施形態3〜5のいずれかと組み合わせることが可能である。
(5.1)第1変形例
第1変形例の保護部材1では、図5、図6に示すように、主部10は、実施形態1の拡張部18に加えて、第3方向(上下方向)の第2端(下端)において、開口部15の周縁の全周にわたる拡張部18を更に有している。また、本変形例では、拡張部18は、テーパ181を有している。
テーパ181は、主部10の第3方向の第1端(上端)から第2端(下端)に向かうにしたがって開口部15の開口面積を広げるように傾斜している。言い換えれば、テーパ181は、コネクタ2の接続部221(または取付面13)から離れるにしたがって開口部15の開口面積を狭めるように傾斜している。
この構成では、保護部材1の主部10をコネクタ2に取り付けるときに、主部10をテーパ181に沿わせながらコネクタ2に向けて押し込むことができるので、主部10をコネクタ2に対して位置決めし易い、という利点がある。
(5.2)第2変形例
第2変形例の保護部材1では、第1変形例に加えて、図7、図8に示すように、主部10は、第3方向(上下方向)の第1端(上端)において、開口部15の周縁の全周にわたる拡張部18を更に有している。つまり、本変形例では、主部10は、第3方向の両端の各々に拡張部18を有している。また、本変形例では、第3方向の第1端側(上側)の拡張部18も、テーパ181を有している。
第3方向の第1端側(上側)の拡張部18は、主部10の第3方向(上下方向)の向きを反転させて主部10をコネクタ2に取り付けた状態で、コネクタ2の接続部221に対向する。また、この拡張部18のテーパ181は、主部10の第3方向の第2端から第1端に向かうにしたがって開口部15の開口面積を広げるように傾斜している。言い換えれば、このテーパ181は、主部10を上下反転させてコネクタ2に取り付けた状態で、接続部221から離れるにしたがって開口部15の開口面積を狭めるように傾斜している。
この構成では、コネクタ2に他コネクタ3を接続する際に、他コネクタ3を第3方向の第1端側(上側)のテーパ181に沿わせながらコネクタ2に向けて押し込むことができる。つまり、この構成では、他コネクタ3をコネクタ2に対して位置決めし易い、という利点がある。また、本変形例では、主部10の第3方向(上下方向)の向きを反転させた場合でも、主部10をコネクタ2に取り付けることが可能である、という利点もある。
(5.3)第3変形例
第3変形例の保護部材1では、図9、図10に示すように、一対の取付面13,14は、それぞれリブ131,141を有している。以下、「リブ131」を「第1リブ131」ともいう。また、以下、「リブ141」を「第2リブ141」ともいう。第1リブ131は、平面視で開口部15を囲む環状体であって、第1取付面13から上向きに突出している。第2リブ141は、平面視で開口部15を囲む環状体であって、第2取付面14から下向きに突出している。つまり、一対の取付面13,14のうち少なくとも一方の面(ここでは、両面)は、一対の取付面13,14と交差する第3方向(上下方向)に突出するリブ131,141を有している。
この構成では、コネクタ2及び他コネクタ3が互いに接続された状態で、第1リブ131及び第2リブ141がそれぞれ第1基板4及び第2基板5に接触する。つまり、この構成では、2つの基板4,5が主部10を挟み込む力がリブ131,141に集中し易いので、一対の取付面13,14をそれぞれ2つの基板4,5に密着させ易い。
本変形例では、リブ131,141は1つずつであるが、それぞれ複数であってもよい。例えば、複数のリブ131,141が、それぞれ開口部15を囲むように同心円状に配置されていてもよい。また、一対の取付面13、14のうち一方の面のみがリブ131,141を有していてもよい。例えば、第1取付面13のみが第1リブ131を有していてもよいし、第2取付面14のみが第2リブ141を有していてもよい。
(実施形態2)
(1)詳細
以下、実施形態2に係る保護部材1について図11〜図12Bを用いて詳細に説明する。ただし、本実施形態の基本的な構成は、実施形態1の保護部材1と共通しているので、共通する点については説明を省略する。また、本実施形態で説明するコネクタ2及び他コネクタ3は、実施形態1のコネクタ2及び他コネクタ3と同じである。なお、図12A、図12Bは、保護部材1の主部10がコネクタ2に取り付けられている状態を示している。言い換えれば、図12A、図12Bは、保護部材1と、コネクタ2と、を備える保護部材付きコネクタを示している。また、図12Aでは、第1基板4の図示を省略している。
本実施形態の保護部材1では、実施形態1の保護部材1とは異なり、主部10は、複数の突起17を備えていない。また、本実施形態では、主部10の一対の第1壁11がコネクタ2の側面に接した状態で、主部10がコネクタ2に保持されている。つまり、本実施形態では、保持構造16は、一対の第1壁11である。ここで、一対の第1壁11は、いずれもコネクタ2の側面に接している。このため、コネクタ2に外力が作用すると、一対の第1壁11がコネクタ2の側面に接することで発生する摩擦力(静止摩擦力)により、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、一対の第1壁11(保持構造16)は、コネクタ2の側面に接することでコネクタ2の側面との間で摩擦力を発生するように構成されている。言い換えれば、一対の第1壁11(保持構造16)は、コネクタ2に対する摩擦力により主部10をコネクタ2に保持させている。
また、本実施形態では、主部10は、第3方向(上下方向)の第2端(下端)において、開口部15の周縁の全周にわたる拡張部18を有している。拡張部18は、第1取付面13から第3方向の第1端に向かう向き(上向き)に窪んでいる。
本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様に、2つの基板4,5に挟まれた状態で、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を、保護部材1の外側と隔てるようにして囲むことが可能である。このため、本実施形態では、実施形態1と同様に、保護部材1の外側にある異物が開口部15の内側に侵入し難く、コネクタ2のコンタクト22に異物が付着し難い、という利点がある。
(2)変形例
以下、本実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例の基本的な構成は、いずれも本実施形態の保護部材1と共通しているので、共通する点については説明を省略する。また、以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。例えば、第5変形例は、第1変形例〜第4変形例のいずれかと組み合わせることが可能である。また、例えば、第5変形例は、実施形態1、実施形態1の第1変形例〜第3変形例、及び後述する実施形態3〜5のいずれかと組み合わせることが可能である。
(2.1)第1変形例
第1変形例の保護部材1では、図13に示すように、拡張部18は、テーパ181を有している。テーパ181は、主部10の第3方向の第1端(上端)から第2端(下端)に向かうにしたがって開口部15の開口面積を広げるように傾斜している。言い換えれば、テーパ181は、コネクタ2の接続部221から離れるにしたがって開口部15の開口面積を狭めるように傾斜している。
この構成では、保護部材1の主部10をコネクタ2に取り付けるときに、主部10をテーパ181に沿わせながらコネクタ2に向けて押し込むことができるので、主部10をコネクタ2に対して位置決めし易い、という利点がある。
(2.2)第2変形例
第2変形例の保護部材1では、第1変形例に加えて、図14に示すように、主部10は、第3方向(上下方向)の第1端(上端)において、開口部15の周縁の全周にわたる拡張部18を更に有している。つまり、本変形例では、主部10は、第3方向の両端の各々に拡張部18を有している。また、本変形例では、第3方向の第1端側(上側)の拡張部18も、テーパ181を有している。
第3方向の第1端側(上側)の拡張部18は、主部10の第3方向(上下方向)の向きを反転させて主部10をコネクタ2に取り付けた状態で、コネクタ2の接続部221に対向する。また、この拡張部18のテーパ181は、主部10の第3方向の第2端から第1端に向かうにしたがって開口部15の開口面積を広げるように傾斜している。言い換えれば、このテーパ181は、主部10を上下反転させてコネクタ2に取り付けた状態で、接続部221から離れるにしたがって開口部15の開口面積を狭めるように傾斜している。
この構成では、コネクタ2に他コネクタ3を接続する際に、他コネクタ3を第3方向の第1端側(上側)のテーパ181に沿わせながらコネクタ2に向けて押し込むことができる。つまり、この構成では、他コネクタ3をコネクタ2に対して位置決めし易い、という利点がある。また、本変形例では、主部10の第3方向(上下方向)の向きを反転させた場合でも、主部10をコネクタ2に取り付けることが可能である、という利点もある。
(2.3)第3変形例
第3変形例の保護部材1では、図15、図16に示すように、主部10は、2つの引掛け部19を有している。2つの引掛け部19は、いずれも第1方向(前後方向)に長い直方体状であり、それぞれ開口部15の内周面のうち第1面(右面)及び第2面(左面)から開口部15の内側に向かって突出している。また、本変形例では、拡張部18は、2つの引掛け部19の各々において第3方向の一端側(下側)にある。
本変形例では、コネクタ2は、2つの段部24を有している。2つの段部24は、いずれも第1方向(前後方向)に長い直方体状であり、それぞれコネクタ2の第1側面(右側面)及び第2側面(左側面)から外向きに突出している。
本変形例では、開口部15を押し広げながら主部10をコネクタ2に対して押し込むことで、主部10をコネクタ2に取り付けることができる。そして、2つの引掛け部19の各々は、主部10をコネクタ2に取り付けた状態において、コネクタ2の段部24と接続部221との間に位置する。このため、コネクタ2を保護部材1に対して移動させようとしても、2つの引掛け部19がコネクタ2の2つの段部24にそれぞれ引っ掛かることにより、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、本変形例では、保持構造16は、コネクタ2の段部24に引っ掛かる引掛け部19である。この構成では、主部10の引掛け部19がコネクタ2の段部24に引っ掛かることで、主部10をコネクタ2に保持させ易い。
(2.4)第4変形例
第4変形例の保護部材1は、図17に示すように、拡張部18を有していない。つまり、本変形例では、主部10をコネクタ2に取り付けた状態において、コネクタ2の複数の接続部221は、いずれも平面視で開口部15の内側に収まっており、主部10とは重ならない。なお、図17では、第1基板4の図示を省略している。また、本変形例では、主部10の一対の第2壁12がコネクタ2の側面に接した状態で、主部10がコネクタ2に保持されている。つまり、本変形例では、保持構造16は、一対の第2壁12である。
ここで、一対の第2壁12は、いずれもコネクタ2の側面に接している。このため、コネクタ2に外力が作用すると、一対の第2壁12がコネクタ2の側面に接することで発生する摩擦力(静止摩擦力)により、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、一対の第2壁12(保持構造16)は、コネクタ2の側面に接することでコネクタ2の側面との間で摩擦力を発生するように構成されている。言い換えれば、一対の第2壁12(保持構造16)は、コネクタ2に対する摩擦力により主部10をコネクタ2に保持させている。
この構成では、主部10に拡張部18を設けるための加工が不要である。つまり、この構成では、保護部材1を製造し易い。
(2.5)第5変形例
第5変形例の保護部材1では、図18に示すように、第3方向(上下方向。つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向)において、主部10の長さL1は、コネクタ2の長さL2よりも短くなっている。言い換えれば、主部10の厚さ方向の寸法は、コネクタ2の厚さ寸法よりも小さくなっている。そして、本変形例の保護部材1の取付構造では、第3方向(上下方向)に積み重ねた複数(ここでは、2つ)の保護部材1の主部10が、2つの基板4,5に挟まれた状態でコネクタ2に取り付けられている。
この構成では、複数の保護部材1の主部10をコネクタ2に取り付けることにより、コネクタ2の第3方向(上下方向)の寸法に応じた保護部材1の取付構造を実現することが可能である。ここで、第3方向において隣り合う保護部材1の間には、スペーサが挟まれていてもよい。つまり、保護部材1の取付構造は、スペーサを更に備えていてもよい。また、複数の保護部材1の各々は、第3方向において隣り合う保護部材1と嵌まり合う凹凸部を有していてもよい。
(実施形態3)
以下、実施形態3に係る保護部材1について図19〜図20Bを用いて詳細に説明する。ただし、本実施形態の基本的な構成は、実施形態1の保護部材1と共通しているので、共通する点については説明を省略する。また、本実施形態で説明するコネクタ2及び他コネクタ3は、実施形態1のコネクタ2及び他コネクタ3と同じである。なお、図20A及び図20Bは、保護部材1の主部10がコネクタ2に取り付けられている状態を示している。言い換えれば、図20A及び図20Bは、保護部材1と、コネクタ2と、を備える保護部材付きコネクタを示している。また、図20Aでは、第1基板4の図示を省略している。
本実施形態の保護部材1では、実施形態1の保護部材1とは異なり、主部10は、複数の突起17の代わりに、複数(ここでは、4つ)の受け部160を備えている。また、本実施形態の保護部材1では、実施形態2の第2変形例と同様に、主部10は、第3方向(上下方向)の両端の各々に拡張部18を有している。これらの拡張部18は、いずれもテーパ181を有している。なお、主部10が拡張部18を有するか否かは任意である。
複数の受け部160は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)開口部15の4つの角にそれぞれ設けられており、コネクタ2の複数の角2A〜2Dにそれぞれ接している。
また、複数の受け部160は、いずれも平面視で傾斜辺を有している。ここでいう「傾斜辺」は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)、受け部160のある開口部15の角をなす2辺に交差する方向に延び、かつ上記2辺を接続している。
本実施形態では、主部10は、複数の受け部160がそれぞれコネクタ2の角2A〜2Dに接した状態で、コネクタ2に保持されている。つまり、本実施形態では、保持構造16は、複数の受け部160である。このため、コネクタ2に外力が作用すると、複数の受け部160がコネクタ2の角2A〜2Dに接することで発生する摩擦力(静止摩擦力)により、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、複数の受け部160(保持構造16)は、コネクタ2に対する摩擦力により主部10をコネクタ2に保持させている。
本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様に、2つの基板4,5に挟まれた状態で、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を、保護部材1の外側と隔てるようにして囲むことが可能である。このため、本実施形態では、実施形態1と同様に、保護部材1の外側にある異物が開口部15の内側に侵入し難く、コネクタ2のコンタクト22に異物が付着し難い、という利点がある。
また、本実施形態の保護部材1では、複数の受け部160は、平面視でコネクタ2の角の数に応じた多方向(ここでは、4方向)でコネクタ2に接している。このため、本実施形態の保護部材1では、位置ずれが生じないように主部10をコネクタ2に保持させ易い、という利点もある。
ところで、本実施形態では、コネクタ2は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)矩形状であるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、コネクタ2は、平面視で多角形状であればよい。同様に、開口部15は、平面視で多角形状であってもよい。
また、本実施形態では、複数の受け部160の各々が、平面視で傾斜辺を有しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、複数の受け部160のうちの1つの受け部160が平面視で傾斜辺を有していてもよいし、全ての受け部160が平面視で傾斜辺を有していなくてもよい。一例として、複数の受け部160の各々は、第3方向(上下方向)から見て、開口部15の内側に向かって湾曲した形状であってもよい。
(実施形態4)
以下、実施形態4に係る保護部材1について図21〜図22Bを用いて詳細に説明する。ただし、本実施形態の基本的な構成は、実施形態1の保護部材1と共通しているので、共通する点については説明を省略する。また、本実施形態で説明するコネクタ2及び他コネクタ3は、実施形態1のコネクタ2及び他コネクタ3と同じである。つまり、コネクタ2は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)矩形状である。なお、図22A及び図22Bは、保護部材1の主部10がコネクタ2に取り付けられている状態を示している。言い換えれば、図22A及び図22Bは、保護部材1と、コネクタ2と、を備える保護部材付きコネクタを示している。また、図22Aでは、第1基板4の図示を省略している。
本実施形態の保護部材1では、実施形態1の保護部材1とは異なり、主部10は、複数の突起17の代わりに、1つの第1保持部161と、2つの第2保持部162と、を備えている。また、本実施形態の保護部材1では、実施形態2の第2変形例と同様に、主部10は、第3方向(上下方向)の両端の各々に拡張部18を有している。これらの拡張部18は、いずれもテーパ181を有している。なお、主部10が拡張部18を有するか否かは任意である。
第1保持部161は、開口部15の内周面をなす4つの内面151〜154のうち、第2方向(左右方向)の第2面(左面)152に設けられている。第1保持部161は、第2面152の第1方向(前後方向)における中央部から、コネクタ2に向かって突出する突部であり、コネクタ2に接している。つまり、第1保持部161は、開口部15の内周面のうちの1つの内面(第2面152)に設けられて、コネクタ2に接する。
2つの第2保持部162は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)、それぞれコネクタ2を挟んで第1保持部161と対向し、コネクタ2の2つの角2A,2Bに接している。
また、2つの第2保持部162は、いずれも平面視で傾斜辺を有している。ここでいう「傾斜辺」は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)、第2保持部162のある開口部15の角をなす2辺に交差する方向に延び、かつ上記2辺を接続している。
本実施形態では、主部10は、1つの第1保持部161及び2つの第2保持部162がコネクタ2に接した状態で、コネクタ2に保持されている。つまり、本実施形態では、保持構造16は、1つの第1保持部161及び2つの第2保持部162である。このため、コネクタ2に外力が作用すると、1つの第1保持部161がコネクタ2の側面に、2つの第2保持部162がコネクタ2の角2A,2Bにそれぞれ接することで発生する摩擦力(静止摩擦力)により、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、1つの第1保持部161及び2つの第2保持部162(保持構造16)は、コネクタ2に対する摩擦力により主部10をコネクタ2に保持させている。
本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様に、2つの基板4,5に挟まれた状態で、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を、保護部材1の外側と隔てるようにして囲むことが可能である。このため、本実施形態では、実施形態1と同様に、保護部材1の外側にある異物が開口部15の内側に侵入し難く、コネクタ2のコンタクト22に異物が付着し難い、という利点がある。
また、本実施形態の保護部材1では、1つの第1保持部161及び2つの第2保持部162は、平面視で3点にてコネクタ2に接している。このため、本実施形態の保護部材1では、位置ずれが生じないように主部10をコネクタ2に保持させ易い、という利点もある。
ところで、本実施形態の保護部材1では、第1保持部161は、開口部15の内周面のうちの1つの内面(第2面152)からコネクタ2の側面に向かって突出する突部であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、第1保持部161は、開口部15の内面(第2面152)の第1方向(前後方向)の全長にわたって設けられていてもよい。
また、本実施形態では、2つの第2保持部162の各々が、平面視で傾斜辺を有しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、2つの第2保持部162のうちの1つの第2保持部162が平面視で傾斜辺を有していてもよいし、2つの第2保持部162がいずれも平面視で傾斜辺を有していなくてもよい。
また、本実施形態では、コネクタ2は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)矩形状であるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、コネクタ2は、平面視で多角形状であればよい。同様に、開口部15は、平面視で多角形状であってもよい。
(実施形態5)
以下、実施形態5に係る保護部材1について図23〜図24Cを用いて詳細に説明する。ただし、本実施形態の基本的な構成は、実施形態1の保護部材1と共通しているので、共通する点については説明を省略する。また、本実施形態で説明するコネクタ2及び他コネクタ3は、実施形態1のコネクタ2及び他コネクタ3と同じである。つまり、コネクタ2は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)矩形状である。なお、図24A及び図24Bは、保護部材1の主部10がコネクタ2に取り付けられている状態を示している。言い換えれば、図24A及び図24Bは、保護部材1と、コネクタ2と、を備える保護部材付きコネクタを示している。また、図24Aでは、第1基板4の図示を省略している。
本実施形態の保護部材1では、実施形態1の保護部材1とは異なり、主部10は、複数の突起17の代わりに、4つの線状リブ163を備えている。また、本実施形態の保護部材1では、実施形態2の第2変形例と同様に、主部10は、第3方向(上下方向)の両端の各々に拡張部18を有している。これらの拡張部18は、いずれもテーパ181を有している。なお、主部10が拡張部18を有するか否かは任意である。
4つの線状リブ163は、開口部15の内周面をなす4つの内面151〜154にそれぞれ設けられている。4つの線状リブ163は、それぞれ開口部15の内面151〜154から、コネクタ2に向かって突出している。そして、4つの線状リブ163のうち、第2方向(左右方向)の第1面(右面)151と第2面(左面)152とにそれぞれ設けられている2つの線状リブ163は、内面151,152の一方向(ここでは、第1方向(前後方向))における全長にわたって、コネクタ2に接する。つまり、コネクタ2と接する線状リブ163は、開口部15の内周面のうち、コネクタ2を挟んだ2つの内面(第1面151及び第2面152)の各々から突出している。これら2つの内面(第1面151及び第2面152)は、それぞれ平面視において(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見たときの)コネクタ2の長辺に沿う面である。言い換えれば、2つの内面(第1面151及び第2面152)は、4つの内面151〜154のうち、第2方向(左右方向)に並ぶ2つの面である。
本実施形態では、主部10は、第2方向(左右方向)に並ぶ2つの線状リブ163がコネクタ2に接した状態で、コネクタ2に保持されている。つまり、本実施形態では、保持構造16は、4つの線状リブ163のうちの第2方向に並ぶ2つの線状リブ163である。このため、コネクタ2に外力が作用すると、これら2つの線状リブ163がそれぞれコネクタ2の側面に接することで発生する摩擦力(静止摩擦力)により、コネクタ2の移動が妨げられる。つまり、これら2つの線状リブ163(保持構造16)は、コネクタ2の側面に接することで当該側面との間で摩擦力を発生するように構成されている。
本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様に、2つの基板4,5に挟まれた状態で、接続部221,321を含むコネクタ2及び他コネクタ3を、保護部材1の外側と隔てるようにして囲むことが可能である。このため、本実施形態では、実施形態1と同様に、保護部材1の外側にある異物が開口部15の内側に侵入し難く、コネクタ2のコンタクト22に異物が付着し難い、という利点がある。
また、本実施形態の保護部材1では、2つの線状リブ163は、コネクタ2を第2方向(左右方向)で挟んだ状態でコネクタ2に接している。このため、本実施形態の保護部材1では、位置ずれが生じないように主部10をコネクタ2に保持させ易い、という利点もある。
ところで、本実施形態の保護部材1では、4つの線状リブ163のうち、開口部15の第1方向(前後方向)に並ぶ2つの内面153,154から突出する2つの線状リブ163は、コネクタ2に接しないが、コネクタ2に接してもよい。つまり、コネクタ2に接する線状リブ163は、開口部15の内周面をなす4つの内面151〜154の各々から突出していてもよい。
また、本実施形態の保護部材1では、線状リブ163は、開口部15の4つの内面151〜154の各々に設けられているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、開口部15の4つの内面151〜154のうち、コネクタ2を挟んだ2つの内面(第1面151及び第2面152)の各々に線状リブ163が設けられ、他の内面153,154には線状リブ163が設けられない構成であってもよい。
また、本実施形態の保護部材1において、線状リブ163の第1方向(前後方向)から見た断面形状は、図24B及び図24Cに示す形状に限定されない。例えば、線状リブ163の第1方向から見た断面形状は、半円状、半楕円状など、他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、コネクタ2は、平面視で(つまり、一対の取付面13,14が並ぶ方向から見て)矩形状であるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、コネクタ2は、平面視で多角形状であればよい。同様に、開口部15は、平面視で多角形状であってもよい。
(実施形態1〜5のその他の変形例)
実施形態1〜5では、保護部材1の主部10は、シリコーンゴムから成る樹脂成形体であるが、他の樹脂成形体であってもよい。つまり、保護部材1の主部10は、一対の取付面13,14をそれぞれ2つの基板4,5に密着させることが可能な可塑性を有する樹脂成形体であればよい。
実施形態1〜5では、コネクタ2及び他コネクタ3は、いずれも第1方向(前後方向)に長い形状であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、コネクタ2及び他コネクタ3は、いずれも第2方向(左右方向)に長い形状であってもよい。この場合、複数のコンタクト22,32は、それぞれ第2方向に並んだ状態でハウジング21,31に保持される。
実施形態1〜5では、基板4,5はいずれもリジッド基板であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、基板4,5の両方がフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)であってもよい。また、基板4,5のうち一方がリジッド基板であり、他方がフレキシブル基板であってもよい。その他、基板4,5は、リジッドフレキシブル基板であってもよい。
実施形態1〜5では、コネクタ2の複数のコンタクト22の本数、及び他コネクタ3の複数のコンタクト32の本数は、いずれも50本であるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、複数のコンタクト22,32の本数は、50本よりも少なくてもよいし、多くてもよい。更には、コネクタ2及び他コネクタ3は、それぞれ1本のコンタクト22,32のみを有していてもよい。
実施形態1〜5では、コネクタ2及び他コネクタ3は、いずれも金属製の部品としてコンタクト22,32のみを有しているが、更に取付金具を有していてもよい。取付金具は、コネクタ2のハウジング21及び他コネクタ3のハウジング31を補強するための金属製の部品である。この場合、保護部材1の主部10は、取付金具を避けるための拡張部18を更に有していてもよい。
実施形態1〜5では、コネクタ2がソケットであり、他コネクタ3がヘッダであるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、コネクタ2がヘッダであり、他コネクタ3がソケットであってもよい。
実施形態1〜5では、コネクタ2及び他コネクタ3は、いずれも4つの角のうちの2つの角が面取りされており、平面視で非対称の形状(つまり、点対称ではない形状)であるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、コネクタ2及び他コネクタ3は、4つの角の全てが面取りされていない、平面視で点対称の形状であってもよい。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様の保護部材(1)は、主部(10)を備える。主部(10)は、樹脂成形体であり、表面実装型の基板対基板用のコネクタ(2)に取り付けられる。主部(10)は、一対の取付面(13,14)と、開口部(15)と、を有する。一対の取付面(13,14)は、コネクタ(2)及びコネクタ(2)に接続される他コネクタ(3)が互いに接続された状態で、コネクタ(2)及び他コネクタ(3)がそれぞれ実装される2つの基板(4,5)にそれぞれ接触する。開口部(15)は、一対の取付面(13,14)を繋ぐようにして主部(10)を貫通する。主部(10)は、2つの基板(4,5)に挟まれた状態で、コネクタ(2)及び他コネクタ(3)を、開口部(15)の内側にて囲むように構成されている。
この構成によれば、保護部材1の外側にある異物が開口部(15)の内側に侵入し難く、コネクタ(2)のコンタクト(22)に異物が付着し難い、という利点がある。また、この構成によれば、保護部材(1)の主部(10)が取り付けられたコネクタ(2)が外部からの振動又は衝撃に対して保護される、という利点がある。
第2の態様の保護部材(1)では、第1の態様において、主部(10)は、開口部(15)の内側において、コネクタ(2)に接した状態で、主部(10)をコネクタ(2)に保持させる保持構造(16)を有する。
この構成によれば、平面視でコネクタ(2)が開口部(15)の内側に位置するようにして主部(10)をコネクタ(2)に対して押し込むだけで、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けることができる。ただし、この構成は必須ではなく、保護部材(1)の主部(10)は、保持構造(16)を有していなくてもよい。言い換えれば、保護部材(1)の主部(10)は、2つの基板(4,5)に挟まれた状態でコネクタ(2)と接していなくてもよい。この場合、主部(10)は、2つの基板(4,5)に挟まれた状態で、コネクタ(2)に対する位置が固定される。つまり、保護部材(1)の主部(10)は、保持構造(16)を有していなくても、実質的にコネクタ(2)に取り付けられることになる。
第3の態様の保護部材(1)では、第2の態様において、保持構造(16)は、コネクタ(2)に対する摩擦力により主部(10)をコネクタ(2)に保持させるように構成されている。
この構成によれば、主部(10)をコネクタ(2)に保持させ易い。ただし、この構成は必須ではなく、保持構造(16)は、主部(10)をコネクタ(2)に保持させる構造であればよい。
第4の態様の保護部材(1)では、第3の態様において、コネクタ(2)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て多角形状である。保持構造(16)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見たコネクタ(2)の複数の角(2A〜2D)にそれぞれ接する複数の受け部(160)である。
この構成によれば、コネクタ(2)が開口部(15)の内面に直接、接触する場合と比較して、接触面積が小さくなるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力を低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、保持構造(16)は、複数の受け部(160)を有していなくてもよい。
第5の態様の保護部材(1)では、第4の態様において、開口部(15)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て多角形状である。複数の受け部(160)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見た開口部(15)の複数の角にそれぞれ設けられている。複数の受け部(160)のうち少なくとも1つの受け部(160)は、傾斜辺を有している。傾斜辺は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て、上記1つの受け部(160)のある開口部(15)の角をなす2辺に交差する方向に延び、かつ上記2辺を接続する。
この構成によれば、コネクタ(2)と主部(10)との接触面積がより小さくなるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力をより低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、受け部(160)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て、傾斜辺を有していなくてもよい。
第6の態様の保護部材(1)では、第3の態様において、コネクタ(2)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て多角形状である。保持構造(16)は、第1保持部(161)と、2つの第2保持部(162)と、で構成される。第1保持部(161)は、開口部(15)の内周面のうちの1つの内面(第2面(152))に設けられて、コネクタ(2)に接する。2つの第2保持部(162)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て、それぞれコネクタ(2)を挟んで第1保持部(161)と対向し、コネクタ(2)の2つの角(2A,2B)に接する。
この構成によれば、コネクタ(2)が開口部(15)の内面に直接、接触する場合と比較して、接触面積が小さくなるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力を低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、保持構造(16)は、1つの第1保持部(161)及び2つの第2保持部(162)を有していなくてもよい。
第7の態様の保護部材(1)では、第6の態様において、開口部(15)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て多角形状である。2つの第2保持部(162)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見た開口部(15)の複数の角のうち2つの角にそれぞれ設けられている。2つの第2保持部(162)のうち少なくとも1つの第2保持部(162)は、傾斜辺を有している。傾斜辺は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て、上記1つの第2保持部(162)のある開口部(15)の角をなす2辺に交差する方向に延び、かつ上記2辺を接続する。
この構成によれば、コネクタ(2)と主部(10)との接触面積がより小さくなるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力をより低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、第2保持部(162)は、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て、コネクタ(2)の角(2A,2B)の接線方向に傾斜していなくてもよい。
第8の態様の保護部材(1)では、第6又は第7の態様において、第1保持部(161)は、開口部(15)の1つの内面(第2面(152))からコネクタ(2)に向かって突出している。
この構成によれば、第1保持部(161)のコネクタ(2)との接触面積を比較的小さくすることができるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力を低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、第1保持部(161)は、上記のように突出していなくてもよい。
第9の態様の保護部材(1)では、第3の態様において、保持構造(16)は、開口部(15)の内周面からコネクタ(2)に向かって突出する複数の突起(17)である。複数の突起(17)は、開口部(15)の内周面のうちコネクタ(2)を挟んだ2つの内面の各々から突出する。
この構成によれば、コネクタ(2)が開口部(15)の内面と直接、接触する場合と比較して、接触面積が小さくなるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力を低減することができる。また、この構成によれば、複数の突起(17)がコネクタ(2)を挟み込んだ状態で主部(10)がコネクタ(2)に取り付けられるので、コネクタ(2)が開口部(15)の中央に位置し易い。ただし、この構成は必須ではなく、複数の突起(17)は、コネクタ(2)を挟んだ開口部(15)の2つの内面の一方の面のみから突出していてもよい。
第10の態様の保護部材(1)では、第3の態様において、開口部(15)及びコネクタ(2)は、いずれも一対の取付面(13,14)が並ぶ方向から見て多角形状である。保持構造(16)は、開口部(15)の内周面のうち少なくとも1つの内面(151,152)から、コネクタ(2)に向かって突出する線状リブ(163)である。線状リブ(163)は、1つの内面(151,152)の一方向(第1方向)における全長にわたって、コネクタ(2)に接する。
この構成によれば、コネクタ(2)が開口部(15)の内面と直接、接触する場合と比較して、接触面積が小さくなるので、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときの抗力を低減することができる。ただし、この構成は必須ではなく、保持構造(16)は、線状リブ(163)を有していなくてもよい。
第11の態様の保護部材(1)では、第10の態様において、線状リブ(163)は、開口部(15)の内周面のうちコネクタ(2)を挟んだ2つの内面(151,152)の各々から突出する。
この構成によれば、2つの線状リブ(163)がコネクタ(2)を挟み込んだ状態で主部(10)がコネクタ(2)に取り付けられるので、コネクタ(2)が開口部(15)の中央に位置し易い。ただし、この構成は必須ではなく、線状リブ(163)は、コネクタ(2)を挟んだ開口部(15)の2つの内面の一方の面のみから突出していてもよい。
第12の態様の保護部材(1)では、第10の態様において、線状リブ(163)は、開口部(15)の内周面をなす4つの内面(151〜154)の各々から突出する。
この構成によれば、4つの線状リブ(163)がコネクタ(2)を挟み込んだ状態で主部(10)がコネクタ(2)に取り付けられるので、コネクタ(2)が開口部(15)の中央に位置し易い。ただし、この構成は必須ではなく、線状リブ(163)は、コネクタ(2)を挟んだ開口部(15)の4つの内面(151〜154)のうち少なくとも1つの内面のみから突出していてもよい。
第13の態様の保護部材(1)では、第2の態様において、コネクタ(2)は、側面から外向きに突出する段部(24)を有している。保持構造(16)は、コネクタ(2)の段部(24)に引っ掛かる引掛け部(19)である。
この構成によれば、主部(10)をコネクタ(2)に保持させ易い。ただし、この構成は必須ではなく、保持構造(16)は、主部(10)をコネクタ(2)に保持させる構造であればよい。
第14の態様の保護部材(1)では、第1〜第13のいずれかの態様において、主部(10)は、拡張部(18)を有する。拡張部(18)は、開口部(15)の周縁における一対の取付面(13,14)のうち少なくとも一方の取付面(13,14)に設けられて、上記一方の取付面(13,14)から離れる向きに窪んでいる。
この構成によれば、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けた状態で、コネクタ(2)の接続部(221)に主部(10)が接触し難いので、コネクタ(2)の接続部(221)に外力が加わり難い。ただし、この構成は必須ではなく、主部(10)は、拡張部(18)を有していなくてもよい。
第15の態様の保護部材(1)では、第14の態様において、拡張部(18)は、テーパ(181)を有する。テーパ(181)は、上記一方の取付面(13,14)から離れるにしたがって開口部(15)の開口面積を狭めるように傾斜する。
この構成によれば、主部(10)をコネクタ(2)に取り付けるときに、主部(10)をテーパ(181)に沿わせながらコネクタ(2)に向けて押し込むことができるので、主部(10)をコネクタ(2)に対して位置決めし易い。ただし、この構成は必須ではなく、拡張部(18)はテーパ(181)を有していなくてもよい。
第16の態様の保護部材(1)では、第1〜第15のいずれかの態様において、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向において、主部(10)の長さ(L1)は、コネクタ(2)の長さ(L2)よりも長い。また、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向において、主部(10)の長さ(L1)は、以下のような長さである。すなわち、主部(10)の長さ(L1)は、コネクタ(2)及び他コネクタ(3)が互いに接続されておらず、かつコネクタ(2)のコンタクト(22)及び他コネクタ(3)のコンタクト(32)が互いに接した状態でのコネクタ(2)及び他コネクタ(3)の最大長(L3)よりも短い。
この構成によれば、他コネクタ(3)をコネクタ(2)に接続する際に、主部(10)の開口部(15)の内面に沿わせながら他コネクタ(3)をコネクタ(2)に向けて押し込むことができる。つまり、この構成によれば、他コネクタ(3)をコネクタ(2)に対して位置決めし易い。また、この構成によれば、他コネクタ(3)をコネクタ(2)に接続する際に、コネクタ(2)のコンタクト(22)及び他コネクタ(3)のコンタクト(32)が互いに接する前に主部(10)に力が及ばない。つまり、この構成によれば、コネクタ(2)が他コネクタ(3)に接続され始めてから主部(10)に力が及ぶので、他コネクタ(3)をコネクタ(2)に接続し易い。ただし、この構成は必須ではなく、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向において、主部(10)の長さ(L1)は、コネクタ(2)の長さ(L2)以下であってもよい。また、一対の取付面(13,14)が並ぶ方向において、主部(10)の長さ(L1)は、最大長(L3)以上であってもよい。
第17の態様の保護部材(1)では、第1〜第16のいずれかの態様において、一対の取付面(13,14)のうち少なくとも一方の面は、一対の取付面(13,14)と交差する方向に突出するリブ(131,141)を有する。
この構成によれば、2つの基板(4,5)が主部(10)を挟み込む力がリブ(131,141)に集中し易いので、一対の取付面(13,14)をそれぞれ2つの基板(4,5)に密着させ易い。ただし、この構成は必須ではなく、一対の取付面(13,14)は、いずれもリブ(131,141)を有していなくてもよい。
第18の態様の保護部材(1)では、第1〜第17のいずれかの態様において、コネクタ(2)及び他コネクタ(3)は、それぞれ一端に2つの基板(4,5)への接続部(221,321)を有するコンタクト(22,32)を備えている。主部(10)は、2つの基板(4,5)に挟まれた状態で、コネクタ(2)及び他コネクタ(3)の各々の接続部(221,321)を含むコネクタ(2)及び他コネクタ(3)を、開口部(15)の内側にて囲むように構成されている。
この構成によれば、保護部材1の外側にある異物が開口部(15)の内側に侵入し難く、コネクタ(2)のコンタクト(22)に異物が付着し難い、という利点がある。また、この構成によれば、保護部材(1)の主部(10)が取り付けられたコネクタ(2)が外部からの振動又は衝撃に対して保護される、という利点がある。
第19の態様の保護部材付きコネクタは、第1〜第18のいずれかの態様の保護部材(1)と、保護部材(1)の主部(10)が取り付けられるコネクタ(2)と、を備える。
この構成によれば、コネクタ(2)のコンタクト(22)に異物が付着し難い保護部材付きコネクタを実現することができる。
第20の態様の保護部材(1)の取付構造は、第1〜第18のいずれかの態様の保護部材(1)と、コネクタ(2)と、他コネクタ(3)と、2つの基板(4,5)と、を備える。コネクタ(2)には、保護部材(1)の主部(10)が取り付けられる。他コネクタ(3)には、コネクタ(2)が接続される。2つの基板(4,5)には、それぞれコネクタ(2)及び他コネクタ(3)が実装される。保護部材(1)の主部(10)は、2つの基板(4,5)に挟まれた状態でコネクタ(2)に取り付けられる。
この構成によれば、コネクタ(2)のコンタクト(22)に異物が付着し難い保護部材(1)の取付構造を実現することができる。
以上、実施形態1〜5に係る保護部材1、保護部材付きコネクタ、及び保護部材1の取付構造について説明した。ただし、以上に説明した実施形態1〜5は、変形例を含めて本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態1〜5は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
1 保護部材
10 主部
13,14 取付面
131,141 リブ
15 開口部
151〜154 内面
16 保持構造
160 受け部
161 第1保持部
162 第2保持部
163 線状リブ
17 突起
18 拡張部
181 テーパ
19 引掛け部
2 コネクタ
22 コンタクト
221 接続部
24 段部
2A〜2D 角
3 他コネクタ
32 コンタクト
321 接続部
4,5 基板

Claims (20)

  1. 樹脂成形体であり、表面実装型の基板対基板用のコネクタに取り付けられる主部を備え、
    前記主部は、
    前記コネクタ及び前記コネクタに接続される他コネクタが互いに接続された状態で、前記コネクタ及び前記他コネクタがそれぞれ実装される2つの基板にそれぞれ接触する一対の取付面と、
    前記一対の取付面を繋ぐようにして前記主部を貫通する開口部と、を有し、
    前記主部は、前記2つの基板に挟まれた状態で、前記コネクタ及び前記他コネクタを、前記開口部の内側にて囲むように構成されている
    保護部材。
  2. 前記主部は、前記開口部の内側において、前記コネクタに接した状態で、前記主部を前記コネクタに保持させる保持構造を有する
    請求項1記載の保護部材。
  3. 前記保持構造は、前記コネクタに対する摩擦力により前記主部を前記コネクタに保持させるように構成されている
    請求項2記載の保護部材。
  4. 前記コネクタは、前記一対の取付面が並ぶ方向から見て多角形状であり、
    前記保持構造は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見た前記コネクタの複数の角にそれぞれ接する複数の受け部である
    請求項3記載の保護部材。
  5. 前記開口部は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見て多角形状であり、
    前記複数の受け部は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見た前記開口部の複数の角にそれぞれ設けられ、
    前記複数の受け部のうち少なくとも1つの受け部は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見て、前記1つの受け部のある前記開口部の角をなす2辺に交差する方向に延び、かつ前記2辺を接続する傾斜辺を有する
    請求項4記載の保護部材。
  6. 前記コネクタは、前記一対の取付面が並ぶ方向から見て多角形状であり、
    前記保持構造は、
    前記開口部の内周面のうちの1つの内面に設けられて、前記コネクタに接する第1保持部と、
    前記一対の取付面が並ぶ方向から見て、それぞれ前記コネクタを挟んで前記第1保持部と対向し、前記コネクタの2つの角に接する2つの第2保持部と、で構成される
    請求項3記載の保護部材。
  7. 前記開口部は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見て多角形状であり、
    前記2つの第2保持部は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見た前記開口部の複数の角のうち2つの角にそれぞれ設けられ、
    前記2つの第2保持部のうち少なくとも1つの第2保持部は、前記一対の取付面が並ぶ方向から見て、前記1つの第2保持部のある前記開口部の角をなす2辺に交差する方向に延び、かつ前記2辺を接続する傾斜辺を有する
    請求項6記載の保護部材。
  8. 前記第1保持部は、前記開口部の前記1つの内面から前記コネクタに向かって突出している
    請求項6又は7に記載の保護部材。
  9. 前記保持構造は、前記開口部の内周面から前記コネクタに向かって突出する複数の突起であり、
    前記複数の突起は、前記開口部の内周面のうち前記コネクタを挟んだ2つの内面の各々から突出する
    請求項3記載の保護部材。
  10. 前記開口部及び前記コネクタは、いずれも前記一対の取付面が並ぶ方向から見て多角形状であり、
    前記保持構造は、前記開口部の内周面のうち少なくとも1つの内面から、前記コネクタに向かって突出する線状リブであり、
    前記線状リブは、前記1つの内面の一方向における全長にわたって、前記コネクタに接する
    請求項3記載の保護部材。
  11. 前記線状リブは、前記開口部の内周面のうち前記コネクタを挟んだ2つの内面の各々から突出する
    請求項10記載の保護部材。
  12. 前記線状リブは、前記開口部の内周面をなす4つの内面の各々から突出する
    請求項10記載の保護部材。
  13. 前記コネクタは、側面から外向きに突出する段部を有しており、
    前記保持構造は、前記コネクタの前記段部に引っ掛かる引掛け部である
    請求項2記載の保護部材。
  14. 前記主部は、前記開口部の周縁における前記一対の取付面のうち少なくとも一方の取付面に設けられて、前記一方の取付面から離れる向きに窪んだ拡張部を有する
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の保護部材。
  15. 前記拡張部は、前記一方の取付面から離れるにしたがって前記開口部の開口面積を狭めるように傾斜するテーパを有する
    請求項14記載の保護部材。
  16. 前記一対の取付面が並ぶ方向において、前記主部の長さは、前記コネクタの長さよりも長く、
    前記一対の取付面が並ぶ方向において、前記主部の長さは、前記コネクタ及び前記他コネクタが互いに接続されておらず、かつ前記コネクタのコンタクト及び前記他コネクタのコンタクトが互いに接した状態での前記コネクタ及び前記他コネクタの最大長よりも短い
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の保護部材。
  17. 前記一対の取付面のうち少なくとも一方の面は、前記一対の取付面と交差する方向に突出するリブを有する
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の保護部材。
  18. 前記コネクタ及び前記他コネクタは、それぞれ一端に前記2つの基板への接続部を有するコンタクトを備えており、
    前記主部は、前記2つの基板に挟まれた状態で、前記コネクタ及び前記他コネクタの各々の前記接続部を含む前記コネクタ及び前記他コネクタを、前記開口部の内側にて囲むように構成されている
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の保護部材。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の保護部材と、
    前記保護部材の前記主部が取り付けられるコネクタと、を備える
    保護部材付きコネクタ。
  20. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の保護部材と、
    前記保護部材の前記主部が取り付けられるコネクタと、
    前記コネクタに接続される他コネクタと、
    前記コネクタ及び前記他コネクタがそれぞれ実装される2つの基板と、を備え、
    前記保護部材の前記主部は、前記2つの基板に挟まれた状態で前記コネクタに取り付けられる
    保護部材の取付構造。
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