JP2007276188A - フランジ付き容器の成形方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂シートを塑性変形が可能な温度にまで予備加熱した状態で、この樹脂シートのうちで容器のフランジ部となる部分を、成形用金型の上金型と下金型とにより挟持して押し潰すと共に、樹脂シートの基材の樹脂の半結晶化時間が最小となる温度に下金型を加熱した状態で、成形用金型により容器の形状に樹脂シートを成形して、樹脂シートの基材のポリエステル樹脂を15〜50%まで結晶化させた後、これを高温状態のままで冷却用金型21に移して、容器1のフランジ部2を上金型22aと下金型23aとで挟持して押し潰すことで、容器1のフランジ部2を再成形する。
【選択図】図7
Description
ガラス転移点が0〜100℃の結晶性ポリエステル樹脂を基材とする樹脂シートを、塑性変形が可能な温度にまで予備加熱した状態で、この樹脂シートのうちで容器のフランジ部となる部分を、成形用金型の上金型と下金型とにより挟持して押し潰すと共に、樹脂シートの基材の樹脂の半結晶化時間が最小となる温度に下金型を加熱した状態で、上金型の雄プラグにより下金型の側に樹脂シートを押圧しながら、空気圧により下金型の雌型面に樹脂シートを押し付けることで、容器の形状に樹脂シートを成形して、樹脂シートの基材のポリエステル樹脂を15〜50%まで結晶化させた後、この容器の形状に成形された樹脂シートを、高温状態のままで冷却用金型に移して、容器のフランジ部を冷却用金型の上金型と下金型とで挟持して押し潰すことにより、容器のフランジ部を、上面と下面が平坦で厚さのバラツキが6/100mm以下の均一な厚さに再成形するようにしたことを特徴とするものである。
2 フランジ部
11 圧空成形金型(成形用金型)
12 (成形用の)上金型
12a アウター部材
12b インナープラグ(雄プラグ)
13 (成形用の)下金型
21 冷却用金型
22 (冷却用の)上金型
22a アウター部材
22b インナープラグ(雄プラグ)
23 (冷却用の)下金型
23a 金型本体
23b リフター
24 カッター
Claims (11)
- ポリエステル樹脂を基材とする単層又は多層の樹脂シートを、塑性変形が可能な温度にまで予備加熱した状態で、上金型と下金型とに分かれる金型を使用して、樹脂シートのうちで容器のフランジ部となる部分を、上金型と下金型のそれぞれの周辺部により挟持してから、上金型の中央部にある雄プラグにより、下金型の側に樹脂シートを押圧しながら、更に空気圧を利用して、下金型に形成された雌型面に樹脂シートを押し付けることで、金型の雌型面に合致した形状に樹脂シートを成形するようなフランジ付き容器の成形方法において、
ガラス転移点が0〜100℃の結晶性ポリエステル樹脂を基材とする樹脂シートを、塑性変形が可能な温度にまで予備加熱した状態で、この樹脂シートのうちで容器のフランジ部となる部分を、成形用金型の上金型と下金型とにより挟持して押し潰すと共に、樹脂シートの基材の樹脂の半結晶化時間が最小となる温度に下金型を加熱した状態で、上金型の雄プラグにより下金型の側に樹脂シートを押圧しながら、空気圧により下金型の雌型面に樹脂シートを押し付けることで、容器の形状に樹脂シートを成形して、樹脂シートの基材のポリエステル樹脂を15〜50%まで結晶化させた後、この容器の形状に成形された樹脂シートを、高温状態のままで冷却用金型に移して、容器のフランジ部を冷却用金型の上金型と下金型とで挟持して押し潰すことにより、容器のフランジ部を、上面と下面が平坦で厚さのバラツキが6/100mm以下の均一な厚さに再成形するようにしたことを特徴とするフランジ付き容器の成形方法。 - 成形用金型により容器の形状が成形された樹脂シートを、冷却用金型の上金型と下金型とで冷却する際に、樹脂シートに成形された容器の部分を、上金型の中央部である雄プラグにより下金型の側に押圧しながら、更に空気圧を利用して、下金型に形成された雌型面に押し付けることで、冷却用金型の雌型面に合致した形状に容器を再成形するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のフランジ部付き容器の成形方法。
- 成形用金型により樹脂シートに成形された容器のフランジ部を、冷却用金型の上金型と下金型とで挟持して押し潰す際に、フランジ部の外縁に沿って樹脂シートにカッターを食い込ませておき、樹脂シートを充分に冷却した後で、樹脂シートからフランジ付き容器をカッターにより完全に切り離すようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 樹脂シートの厚みの1/2以上にカッターを食い込ませていることを特徴とする請求項3に記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 容器のフランジ部の上面を、その全周に亘り、フランジ部の根元から先端に向かって水平方向から下向きに0〜4°の範囲で均一に傾斜させていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 容器のフランジ部の厚さを、樹脂シートの元厚の5%以上薄くしていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のフランジ部付き容器の成形方法。
- 樹脂シートの基材のポリエステル樹脂として、100〜200℃の温度で塑性変形が可能な樹脂を使用していることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 成形用金型の下金型の表面温度が、樹脂シートの基材のポリエステル樹脂の半結晶化時間が最小となるように加熱した状態で、約180℃となるようにしていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 成形用金型の下金型の表面温度が約180℃であるのに対して、下金型側に樹脂シートを押し付ける成形用金型の上金型の雄プラグの表面温度が100〜150℃となるようにしていることを特徴とする請求項8に記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 冷却用金型の上金型と下金型の表面温度が約15℃となるようにしていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のフランジ付き容器の成形方法。
- 予備加熱された樹脂シートが成形用の金型に搬入されてから成形された樹脂シートとして搬出されるまでの時間と、成形された樹脂シートが冷却用の金型に搬入されてから容器として搬出されるまでの時間とが、それぞれ10秒以下となるようにしていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のフランジ付き容器の成形方法。
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- 2006-04-04 JP JP2006102768A patent/JP2007276188A/ja active Pending
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