JP3064034B2 - 鏡餅容器の製造方法 - Google Patents

鏡餅容器の製造方法

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JP3064034B2
JP3064034B2 JP10315091A JP10315091A JP3064034B2 JP 3064034 B2 JP3064034 B2 JP 3064034B2 JP 10315091 A JP10315091 A JP 10315091A JP 10315091 A JP10315091 A JP 10315091A JP 3064034 B2 JP3064034 B2 JP 3064034B2
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rice cake
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誠一郎 菰田
淳 福田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/712Containers; Packaging elements or accessories, Packages
    • B29L2031/7158Bottles

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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鏡餅容器の製造方法に関
し、特に餅の取り出しが容易な鏡餅容器の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】古来よ
り、鏡餅としては、平べったい形状の円い餅を2段に重
ね合わせたものが用いられている。
【0003】しかしながら、この鏡餅は日持ちが十分に
長くなく、比較的短期間のうちに黴を生じ、しかもひび
割れしながら固くなってしまうという問題がある。
【0004】そこで、近年、図3に示すように、プラス
チックス製の容器1aに鏡餅2を充填したいわゆる包装鏡
餅が広く使用されるようになってきた。
【0005】この包装鏡餅は、プラスチックのシート状
物を底部が開口した鏡餅形状に真空成形してなる容器体
部3を用い、これを倒立させて、餅2を充填した後、底
部をプラスチック製の密封シート(底シート)4で密封
し、次いで加熱処理たものである。このような容器体部
3には、餅2との密着性の観点からポリプロピレン等が
用いられている。しかもこのポリプロピレンは、形状保
持性及びガスバリア性を確保するために、かなりの肉厚
と硬度のものを用いている。また底シート4としては、
容器体部3と同様に各種プラスチックが用いられてい
る。
【0006】この包装鏡餅において容器体部3から餅2
を取り出すには、通常、包丁等で容器体部3ごと餅2を
切り、切ってから容器体部3と餅2とを分離している。
これは、容1体部3と餅とがぴったりと密着しており、
底シート4を剥離しただけでは、餅を取り出すことが容
易でないからである。しかしながら、包丁等で容器体部
3ごと餅2を切断する際、容器体部3は、上述したよう
にある程度の硬さと肉厚とを有しているので、最初に包
丁等で大きな押圧力を加える必要があり、しかも容器体
部3の外面は平滑であるので、包丁が滑り易く、けがを
しやすいという問題がある。
【0007】このように真空成形容器は開封するのが困
難である。そこで、カッターやローラー等により原反シ
ートに線状の薄肉部や切込みを設けてから、真空成形又
は圧空成形を行うことにより容器に線状の薄肉部を設
け、手で引き裂けるようにした容器が提案されている。
【0008】しかしながら、プラスチック製シートに
は、カッターやローラー等により切込みを形成する場合
は、切込みの深さをコントロールするのが困難であり、
またこれから真空成形又は圧空成形により得られた薄肉
部は、必ずしも十分な易開封性を有さないことがわかっ
た。一方開封を容易にするために薄肉部をかなり薄くす
ると、真空成形又は圧空成形時や容器に内容物を充填す
る際に、この部分から容器に亀裂を生じやすいだけでな
く、衝撃時にも亀裂が入りやすいという問題が生ずる。
【0009】したがって本発明の目的は、易開封性を有
するとともに強度的にも優れた鏡餅容器を簡単に製造す
る方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、鏡餅容器を押出しブロー成形に
より製造するに際し、鏡餅形状の金型キャビティの内面
に筋目を設けておけば、筋目の部分が線状の薄肉部にな
ることを見出し、本発明に想到した。
【0011】すなわち線状の薄肉部を有する鏡餅容器を
製造する本実施例の方法は、突条の筋目を有する鏡餅形
状のキャビテイを有する金型を用いて、プラスチックを
押出しブロー成形することを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下本発明を添付図面を参照して詳細に説明
する。図1及び図2は、それぞれ本発明の鏡餅容器の側
面図及び正面図である。
【0013】この鏡餅容器1は、容器体部3と底シート
4とからなる。容器体部3は、中央及び下端近傍に括れ
を有する鏡餅形状にプラスチックをブロー成形したもの
であり、下端部にはフランジ5が形成されている。
【0014】また、底シート4もプラスチック製のシー
トからなり、容器体部3の下端にヒートシールされて容
器体部3を密封する。この底シート4の素材としては、
容器体部3に対してイージーピール性のあるものが用い
られ、餅2を取り出す際に密封シート(底シート)4を
容器体部3から容易に剥がせるようにしてある。このよ
うな鏡餅容器において、容器体部3の鏡餅形状部の外表
面には線状の薄肉部6が形成されている。
【0015】なお、鏡餅容器に形成される薄肉部部は、
本実施例のように鏡餅容器の中央を横断するように形成
さている必要はなく、少なくとも内容物を容易に取り出
せる位置及び長さであればよく、また同様に容器全体に
ある必要はない。
【0016】このような鏡餅容器を製造する方法につい
て説明する。本発明において、鏡餅容器を形成するプラ
スチックとしては、特に制限はなく、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリ
スチレン、ポリアミド、ポリカーボネート等を使用する
ことができる。特にポリプロピレンが好ましい。これら
のプラスチックはそれ自身単層となるようにブロー成形
しても、2種以上の多層構造となるように共押出しによ
り、ブロー成形してもよい。
【0017】多層構造とする場合、その層構造として
は、ポリプロピレン/ポリビニルアルコール/ポリプロ
ピレン、ポリプロピレン/ポリアミド/ポリプロピレン
等の3層構造のものが好ましく、特にポリプロピレン/
ポリビニルアルコール/ポリプロピレンが好ましい。上
記ポリプロピレンとしては、層間の接着性を良好なもの
とするために、不飽和カルボン酸又はその無水物等によ
り変性したものをある程度含有したものを用いることも
できる。
【0018】なお、本実施例のように鏡餅容器とする場
合には、餅との剥離性の向上を目的として、プラスチッ
ク樹脂にステアリン酸等の高級脂肪酸を加えることがで
きる。単層の場合は、そのプラスチックに高級脂肪酸を
加えればよく、また多層構造の、その最内層(餅と接す
る面)となる層の樹脂にステアリン酸等の高級脂肪酸を
加えればよい。ステアリン酸等の高級脂肪酸を添加する
場合、その添加量は0.1 〜5重量%が好ましい。
【0019】このようなプラスチックを押出しブロー成
形する。押出しブロー成形の方法は、通常行われている
方法でよく、例えばスクリュー式、アキュムレータ式、
スクリューインライン式等が挙げられる。特に多層構造
の場合、アキュムレータ式が好ましい。例えばポリプロ
ピレン/ポリビニルアルコール/ポリプロピレンからな
る多層構造の場合、上記各層用の樹脂を3種3層の共押
出ダイを有するアキュムレータ式の押出機から押出し、
所望の層構造を有する円筒状のパリソンに成形し、この
パリソンを鏡餅形状のキャビティを有する開放した金型
内に設置し、これを閉鎖することによりパリソンの下端
部(鏡餅容器の頂上部に相当)を閉塞した後、ブローす
ればよい。
【0020】ただし、本発明においては、上記ブロー成
形の金型キャビテイは、突条の筋目を有している必要が
ある。筋目は、鏡餅容器の薄肉部の位置に応じて金型に
設ければよい。例えば、金型の繋ぎ目に設ければ、目立
たないため好ましい。この突条の筋目の径は50μm〜3
mm、好ましくは100μm〜1mmであり、またその高さは2
0μm〜1mm程度でよい。なお、筋目の径と高さの比
は、ある程度小さく、突条の頂上がある程度鋭角的、好
ましくは60°未満であるのが好ましい。これは、筋目と
当接する箇所を薄肉化しやすくするためである。
【0021】また金型としては、鏡餅容器形状を包含
し、その下端部からさらに適当な形状を有するものを使
用するのが好ましい。このような形状の金型を使用し、
鏡餅容器形状を包含する中間成形体を製造した後、これ
から鏡餅容器を切り取ればフランジ部を容易に形成する
ことができる。
【0022】このような鏡餅容器の厚さは、鏡餅の大き
さ、形状、重さ等により異なるものであるが、押出し時
の円筒状パリソンの厚さと、金型の大きさにより適宜調
節することができる。例えば餅容器体部3に充填する餅
の重量は通常160 g〜8kg程度であるから、550 μm〜
1.5mm 程度とするのが好ましい。鏡餅容器の厚さが550
μm未満では餅の充填時に鏡餅形状を維持するのが困難
となるとともに、ガスバリア性を有するのが困難とな
り、また1.5mm を超えるものは、ブロー成形により製造
するのが困難となる。
【0023】また押出し温度は使用するプラスチックの
種類により適宜設定すればよいが、例えばポリプロピレ
ンの場合、180 〜300 ℃程度である。
【0024】このような本発明の鏡餅容器は、通常底部
(開口部)を密封する密封シートを有する。密封シート
としては、上述の容器体と同様に種々のプラスチックを
用いることができるが、特にポリプロピレン、ポリエチ
レン等の単層物や、それらとポリエステル、アルミニウ
ム箔等との積層物等を用いるのが好ましい。その厚さは
70〜100 μmが好ましい。また密封シートの大きさは少
なくとも容器の底部の開口部分を完全にカバーできるれ
ばよい。またその形状は、鏡餅容器のフランジ部の同様
の形状でよい。
【0025】このような密封シートを餅を充填した後の
容器体部の底部にヒートシールすることにより包装する
ことができる。
【0026】このような本実施例の方法により得られる
鏡餅容器は、例えば先ず密封シートを容器体部から剥
し、次いで薄肉部6に包丁を当て、容器を切込んでから
餅2を取り出せばよい。また、フランジ部を手で保持
し、切欠き(図示せず)から薄肉部6に沿って容器体部
を引裂して餅2を容易に取り出すこともできる。
【0027】以上本発明を添付図面を参照して説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく、薄肉部部
6の位置、長さ、形状等適宜変更することにより、種々
の容器体部とすることができる。
【0028】以下の具体的実施例により本発明をさらに
詳細に説明する。実施例1 ポリプロピレンと、ポリビニルアルコールとを多層ブロ
ー成形機により成形し、ポリプロピレン/ポリビニルア
ルコール/ポリプロピレンの3層構造の鏡餅容器体部を
製造した。なお、金型としては鏡餅容器形状で、鏡餅の
頂上から下端部にあたる部分に突条を有するものを使用
した。
【0029】得られた鏡餅容器体部に餅550 gを充填
し、冷却後、鏡餅容器体部の底部をポリエステルとナイ
ロンの積層シート(80μm) でヒートシールした。この
包装鏡餅は、線状の薄肉部沿って容易に手で引き裂くこ
とができた。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の鏡餅容器の
製造方法によれば、鏡餅容器を押出しブロー成形により
製造するに際し、鏡餅形状での金型内に筋目を設けてい
るので、線状の薄肉部を容易に形成することが可能とな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による鏡餅容器の側面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による鏡餅容器の正面図であ
る。
【図3】鏡餅容器の餅の充填状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・鏡餅用容器 2・・・餅 3・・・容器体部 4・・・底シート 5・・・フランジ部 6・・・薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80 B29C 33/00 - 33/76 B65D 85/00 - 85/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状の薄肉部を有する鏡餅容器の製造方
    法であって、突条の筋目を有する鏡餅形状のキャビテイ
    を有する金型を用いて、プラスチックを押出しブロー成
    形することを特徴とする鏡餅容器の製造方法。
JP10315091A 1991-04-08 1991-04-08 鏡餅容器の製造方法 Expired - Lifetime JP3064034B2 (ja)

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