JP2007274828A - 駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通の駆動電圧により複数の半導体スイッチング素子を駆動し、各素子の制御端子の短絡故障を確実に検出し且つ他の素子への波及を回避する。
【解決手段】駆動信号Sa1がLレベルからHレベルに変化すると、開閉回路34がオンとなり、昇圧回路から開閉回路34、抵抗30を通してMOSFET21にゲート電流が流れる。ゲートモニタ回路32aは、ゲート電流が所定のしきい値を超えたときにLレベルの駆動異常検出信号Sb1を出力する。開閉回路35およびMOSFET22も駆動信号Sa2により同様に駆動され、ゲートモニタ回路33aも同様にしてLレベルの駆動異常検出信号Sb2を出力する。駆動異常検出信号Sb1またはSb2がLレベルになると、駆動信号Sa1およびSa2がLレベルになり、昇圧回路からMOSFET21、22を切り離す。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動用電源から供給される共通の駆動電圧により複数の半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路に関する。
エンジンの排気ガス浄化用触媒の上流側排気通路に二次空気を導入する二次空気導入システムには、モータ駆動式のエアポンプとエアスイッチングバルブが用いられている(特許文献1参照)。このシステムは、エアポンプ駆動用のモータ(負荷)と電磁バルブ駆動用の電磁コイル(負荷)をそれぞれ駆動する2つのNチャネル型パワーMOSFETと、これらMOSFETをハイサイドスイッチとして用いるのに必要な1つの昇圧回路とを備えている。2つのMOSFETで昇圧回路を共用することにより、コストの低減が図られている。
特開2005−307957号公報(図1)
この特許文献1記載のシステムにおいて、2つのMOSFETのうち一方の素子がゲート・ソース間の短絡モードで故障した場合、ゲート電流を供給している昇圧回路の出力電流が増大し、昇圧回路の出力電圧が異常に低下する。その結果、他方の素子のゲート電圧も低下して、一方の素子で生じた故障が他方の素子にも波及してしまう。これは、3つ以上のスイッチング素子が1つの昇圧回路を共用している場合でも同様である。
特許文献1記載のシステムでは、2つのMOSFETの各ドレイン・ソース間電圧を出力モニタ回路で監視することにより負荷の短絡故障または断線故障の検出を行い、故障を検出するとゲートをオフして強制的に通電を停止するようになっている。負荷に故障が生じていない場合には、オン駆動信号を与えたにもかかわらずドレイン・ソース間電圧が下がらない状態を監視することにより、上記出力モニタ回路を用いてゲート・ソース間の短絡故障を検出できる。
しかし、負荷が断線故障または断線しかかっていると、駆動信号のレベルにかかわらずドレイン・ソース間電圧が常に小さくなり、正常なオン状態との区別がつかず、上記出力モニタ回路ではゲート・ソース間の短絡故障(制御端子の短絡故障)を検出できない。その結果、上述したように他の素子への故障の波及を避けられない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、共通の駆動電圧により複数の半導体スイッチング素子を駆動するものであって、各素子の制御端子の短絡故障を確実に検出し且つ他の素子への波及を回避できる駆動回路を提供することにある。
請求項1に記載した手段によれば、共通に設けられた駆動用電源から出力される共通の駆動電圧を用いて複数の半導体スイッチング素子を駆動するので、駆動用電源の共用化による構成の簡略化および部品点数の低減が図られる。また、駆動用電源が高周波スイッチングを行う構成である場合、電気雑音(スイッチングノイズ)の発生源が減るので、雑音対策が容易になる。
電流検出回路は、駆動用電源から各半導体スイッチング素子の制御端子(ゲート、ベース)に流れる各駆動電流を検出し、駆動異常検出回路は、検出された各駆動電流が所定のしきい値を超えたときにそれぞれ異常検出信号を出力する。そして、駆動制御回路は、駆動異常検出回路から異常検出信号が出力されると、駆動用電源から当該異常検出信号に対応した半導体スイッチング素子の制御端子に至る駆動電流経路に設けられた開閉回路を開き、異常に増大した駆動電流を遮断する。
このように制御端子に流れる駆動電流を監視しているので、半導体スイッチング素子の負荷の状態にかかわらず、制御端子の短絡故障を確実に検出できる。また、故障時には、故障が生じている半導体スイッチング素子を駆動用電源から切り離すので、駆動用電源が出力する駆動電圧の低下を防止でき、1つの半導体スイッチング素子に生じた故障が、駆動用電源を共用している他の半導体スイッチング素子に波及することを回避することができる。
請求項2に記載した手段によれば、駆動制御回路は、異常検出信号と駆動信号とに基づいて開閉回路を開閉制御するので、各信号に基づいて別々に開閉回路を設ける構成に比べ簡単化できる。なお、異常検出信号に基づく開状態への制御は、駆動信号に基づく開閉制御よりも優先的に行われる。
請求項3に記載した手段によれば、駆動異常検出回路に加えて負荷異常検出回路を備えたので、半導体スイッチング素子の主端子間(ドレイン・ソース間、コレクタ・エミッタ間)の電圧に基づいて半導体スイッチング素子の負荷の異常を検出することができる。さらに、各半導体スイッチング素子の負荷に異常が生じた場合の影響(重要度)に基づいて、各半導体スイッチング素子の負荷に対し優先順位を設定し、各半導体スイッチング素子の駆動電流経路に設けられた開閉回路を、各異常検出信号の中から優先順位に応じて選択した信号条件の下で開状態に制御する。これにより、異常検出時の開状態への移行制御に優先順位に応じた重み付けがなされ、全ての異常検出信号を総合的に判定した協調制御、統合制御が可能となる。また、重要度の高い故障時にシステムを確実に保護することが可能となり、信頼性の高いシステムを構築できる。
請求項4に記載した手段によれば、請求項1に記載した手段と同様に、駆動用電源の共用化による構成の簡略化および部品点数の低減が図られるとともに、駆動用電源が高周波スイッチングを行う構成である場合の雑音対策が容易になる。また、駆動用電源と半導体スイッチング素子の制御端子との間に定電圧回路を設けたので、駆動用電源の駆動電圧が変動しても半導体スイッチング素子を定電圧で安定して駆動することができる。
本手段では、駆動用電源から定電圧回路に流れる駆動電流を監視している。半導体スイッチング素子の制御端子に短絡故障が生じると、定電圧回路の入力電流も増大する。従って、半導体スイッチング素子の負荷の状態にかかわらず、制御端子の短絡故障を確実に検出できる。また、故障時には、第1の開閉回路を開くことにより、故障が生じている半導体スイッチング素子と定電圧回路を駆動用電源から切り離すので、駆動用電源が出力する駆動電圧の低下を防止でき、1つの半導体スイッチング素子に生じた故障が他の半導体スイッチング素子に波及することを回避することができる。
請求項5に記載した手段によれば、半導体スイッチング素子の駆動信号に基づいて、定電圧回路から当該半導体スイッチング素子の制御端子に至る駆動電流経路に設けられた第2の開閉回路を開閉制御する。この構成によれば、異常が検出されない限り駆動用電源から定電圧回路に駆動電圧が供給され続け、定電圧回路は動作状態を維持し続ける。従って、定電圧回路の起動時間等の影響を受けることなく、高い周波数でのスイッチングが可能となる。
請求項6に記載した手段によれば、請求項3に記載した手段と同様に負荷異常検出回路を備えたので、半導体スイッチング素子の負荷の異常を検出することができる。また、異常検出時の開状態への移行制御に優先順位に応じた重み付けがなされ、全ての異常検出信号を総合的に判定した協調制御、統合制御が可能となる。さらに、重要度の高い故障時にシステムを確実に保護することが可能となり、信頼性の高いシステムを構築できる。
請求項7に記載した手段によれば、駆動異常検出回路は、駆動信号のレベル変化時点から所定時間、異常検出信号を無効化する。これにより、ゲート容量への充放電電流など故障に起因しない一時的な電流の増大をマスクすることができ、誤った駆動停止を防止することができる。
請求項8に記載した手段によれば、駆動異常検出回路は、電流検出回路により検出された駆動電流をローパスフィルタに通した後所定のしきい値と比較して異常検出信号を生成する。これにより、ゲート容量への充放電電流など故障に起因しない一時的な電流変化による誤った駆動停止を防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を二次空気導入システムの駆動装置に適用した第1の実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。
図5は、二次空気導入システムの全体構成を示している。この図5において、内燃機関である多気筒ガソリンエンジン1の吸気管2には、最上流部にエアフィルタ3が設けられており、その下流側にスロットルバルブ4が設けられている。なお、図示しないが、エンジン1の吸気用マニホールド5の吸気ポート近傍には燃料噴射弁が取り付けられている。エンジン1の排気管6には、排気ガス浄化用触媒である例えば三元触媒7が配置されており、この触媒7の上流側に排気中の酸素濃度を検知するためのO2センサ8が設けられている。
二次空気供給装置9は、吸気管2におけるスロットルバルブ4の上流側位置と排気管6におけるO2センサ8の上流側位置(特には排気マニホールド10の各排気ポート)との間を接続する二次空気供給管11を備えている。この二次空気供給管11には、その上流側から、モータ12aにより駆動されるエアポンプ12、電磁コイル13aにより駆動される電磁バルブ13、逆止弁14がこの順に配置されている。また、エアポンプ12と電磁バルブ13との間には、圧力センサ15が配置されている。
二次空気導入システム用駆動装置(以下、駆動装置と称す)16は、エンジン制御ECU17からの駆動指令信号に基づいてエアポンプ12および電磁バルブ13を駆動する。なお、ECU17には、O2センサ8および圧力センサ15などによる各検出信号が与えられる構成となっている。
図1は、駆動装置16およびその周辺の電気的構成を示しており、以下これについて説明する。ECU17の電源は、車載バッテリ18からヒューズ19aを介して供給され、駆動装置16の電源は車載バッテリ18からヒューズ19bおよび図示しないイグニッションスイッチによりオンオフされるメインリレー20を介して供給される構成となっている。
また、エアポンプ12の駆動源であるモータ12aの電源は、車載バッテリ18からヒューズ19cおよび駆動装置16に内蔵されたNチャネル型のパワーMOSFET21を介して供給され、電磁バルブ13の駆動源である電磁コイル13aの電源は、車載バッテリ18からヒューズ19cおよび駆動装置16に内蔵されたNチャネル型のパワーMOSFET22を介して供給される構成となっている。ここで、半導体スイッチング素子であるMOSFET21、22はハイサイドスイッチとして機能し、モータ12aおよび電磁コイル13aは負荷に相当する。
駆動装置16は、上記MOSFET21、22と、以下に説明する各回路要素とを同一パッケージ内に収納したハイブリッドICとして構成されている。すなわち、メインリレー20を通じて給電される定電圧回路23は、駆動装置16内の各回路要素に対し一定の電源電圧Vccを供給している。発振回路24は、駆動装置16内のロジック回路部分の動作に必要な基準クロック信号CLKを生成するとともに、昇圧回路25の動作に必要なパルス信号Spを生成する。基準クロック信号CLKは、過電流検出時や断線検出時の検出時間などを決めるタイミング信号として利用される。
昇圧回路25(駆動用電源に相当)は、MOSFET21、22等に対し共通に1つ設けられており、パルス信号Spに基づいたスイッチング動作により電源電圧(メインリレー20を通じた入力電圧)を昇圧し、その昇圧電圧Vp(共通の駆動電圧に相当)を駆動回路26に与えるようになっている。
駆動回路26は、駆動制御回路27、OR回路28、29、抵抗30、31(電流検出回路に相当)、モニタ回路32、33および開閉回路34、35から構成されている。駆動制御回路27から出力された駆動信号Sa1、Sa2は、それぞれOR回路28、29を介して開閉回路34、35に与えられる。OR回路28、29の各一方の入力端子には、後述する電源電圧検出回路36から出力される過電圧検出信号Soが入力されている。
図2は、抵抗30、31(電流検出回路)、モニタ回路32、33および開閉回路34、35の構成を示している。昇圧回路25からMOSFET21のゲート(制御端子)に至る駆動電流経路には、開閉回路34と抵抗30とが直列に設けられている。開閉回路34は、半導体スイッチにより構成されており、駆動信号Sa1がHレベルの時にオンとなってゲートに昇圧電圧Vpを与え、駆動信号Sa1がLレベルの時にオフとなってゲートにグランド電位を与えるようになっている。
同様に、昇圧回路25からMOSFET22のゲートに至る駆動電流経路には、開閉回路35と抵抗31とが直列に設けられている。開閉回路35は、半導体スイッチにより構成されており、駆動信号Sa2がHレベルの時にオンとなってゲートに昇圧電圧Vpを与え、駆動信号Sa2がLレベルの時にオフとなってゲートにグランド電位を与えるようになっている。
ゲートモニタ回路32a、33aは、それぞれ上記各駆動電流経路に流れるゲート電流(駆動電流に相当)が所定のしきい値を超えた場合にLレベルの駆動異常検出信号Sb1、Sb2を出力する駆動異常検出回路であり、具体的には図3に示す構成を備えている。すなわち、抵抗30(または31)の両端子は、それぞれ差動増幅回路37の各入力端子に接続されており、差動増幅回路37の出力端子は、抵抗38とコンデンサ39とからなるローパスフィルタ40を介してコンパレータ41の非反転入力端子に接続されている。コンパレータ41の反転入力端子には、上記ゲート電流のしきい値に相当する基準電圧Vrgが与えられている。コンパレータ41の出力信号は、ラッチ回路42とインバータ43とを介して駆動異常検出信号Sb1(Sb2)として出力される。ラッチ回路42は、パワーオンリセット信号Srによりリセットされ、このとき駆動異常検出信号Sb1、Sb2はHレベルに初期化される。
出力モニタ回路32b、33b(負荷異常検出回路に相当)は、それぞれに対応するMOSFET21、22のソース・ドレイン間電圧(主端子間の電圧に相当)を検出するように設けられたもので、その検出電圧および発振回路24からの基準クロック信号CLKにより生成した検出時間に基づいて負荷短絡、負荷断線の負荷に関する異常検出動作を行い、異常検出状態となったときに駆動制御回路27に対しLレベルの負荷異常検出信号Sc1、Sc2を与える構成となっている。
駆動制御回路27は、図4に示すようにAND回路44〜49から構成されており、上述した駆動異常検出信号Sb1、Sb2、負荷異常検出信号Sc1、Sc2の他、後述する駆動制御信号Sd1、Sd2、マスク信号Sm、ショート検出信号Sg1、Sg2、発熱異常検出信号Stおよび電圧異常検出信号Svを入力し、駆動信号Sa1、Sa2、駆動異常検出信号Sbおよび負荷異常検出信号Scを出力するようになっている。論理式で示すと以下のようになる。
駆動信号Sa1=Sd1・Sc1・Sb1・Sb2・Sm・Sg1・Sg2・St・Sv
駆動信号Sa2=Sd2・Sc1・Sc2・Sb1・Sb2・Sm・Sg1・Sg2・St・Sv
駆動異常検出信号Sb=Sb1・Sb2
負荷異常検出信号Sc=Sc1・Sc2
負荷であるモータ12aおよび電磁コイル13aは、異常(故障)が生じたときの重要度が異なっている。モータ12aに生じた異常は、電磁コイル13aに生じた異常よりも二次空気導入システムに及ぼす影響が大きいため、モータ12aは電磁コイル13aよりも優先度が高く設定されている。駆動制御回路27は、モータ12aに異常が生じて負荷異常検出信号Sc1がLレベルになると、駆動信号Sa1、Sa2をLレベルにしてMOSFET21、22をともにオフにする。これに対し、電磁コイル13aに異常が生じて負荷異常検出信号Sc2がLレベルになると、駆動信号Sa2をLレベルにしてMOSFET22だけをオフにする。
ECU17は、出力端子P1からエアポンプ12の駆動指令信号および停止指令信号を選択的に出力して入力信号処理回路50に与えるとともに、出力端子P2から電磁バルブ13の駆動指令信号および停止指令信号を選択的に出力して入力信号処理回路51に与える構成となっている。
この場合、上記各駆動指令信号は、ECU17の出力段に設けられたNPN形トランジスタ17aおよび17bの各オン状態時にそれぞれ出力され、上記各停止指令信号は、当該トランジスタ17aおよび17bの各オフ状態時にそれぞれ出力される構成となっている。具体的には、トランジスタ17aおよび17bのコレクタと出力端子P1およびP2との各間には分圧用抵抗R1およびR2が設けられ、また、入力信号処理回路50および51の入力端子側には、電源に接続されたプルアップ抵抗R3およびR4がそれぞれ設けられている。その結果、トランジスタ17aおよび17bの各オン期間には、出力端子P1およびP2から、中間電圧レベル(電源電圧を分圧した電圧レベル)の駆動指令信号がそれぞれ出力され、トランジスタ17aおよび17bの各オフ期間には、出力端子P1およびP2から、電源電圧レベルの停止指令信号がそれぞれ出力されることになる。
これにより、入力信号処理回路50にあっては、ECU17の出力端子P1から駆動指令信号(中間電圧レベル)が入力されたときにHレベルの駆動制御信号Sd1を出力し、当該出力端子P1から停止指令信号(電源電圧レベル)が入力されたときにLレベルの駆動制御信号Sd1を出力することになる。また、入力信号処理回路51にあっては、ECU17の出力端子P2から駆動指令信号が入力されたときにHレベルの駆動制御信号Sd2を出力し、当該出力端子P2から停止指令信号が入力されたときにLレベルの駆動制御信号Sd2を出力することになる。
ここで、ECU17の出力端子P1と駆動装置16側の入力信号処理回路50との間を繋ぐ入力信号線がシャーシなどにショートした場合には、入力信号処理回路50の入力電圧がグランド電位に落ちる。このとき、入力信号処理回路50は、Lレベルのショート検出信号Sg1を出力する構成となっている。また、ECU17の出力端子P2と駆動装置16側の入力信号処理回路51との間を繋ぐ入力信号線がシャーシなどにショートした場合には、入力信号処理回路51の入力電圧がグランド電位に落ちる。このとき、入力信号処理回路51は、Lレベルのショート検出信号Sg2を出力する構成となっている。
電源電圧検出回路36は、駆動装置16の電源電圧の異常を検出するために設けられたもので、ロードダンプによるサージ電圧などに起因した電源電圧の瞬間的な異常上昇を検出すると、OR回路28、29に対してHレベルの過電圧検出信号Soを出力する。これに応じてOR回路28、29から出力される駆動信号Sa1、Sa2がHレベルに立ち上がるため、MOSFET21および22が強制的にオンされ、これにより負荷であるモータ12aおよび電磁コイル13aに通電されて電源電圧の異常上昇が抑制される。MOSFET21および22が強制的にオンされる状態は、過電圧検出信号SoがLレベルに戻るまでの期間だけ行われる。
また、電源電圧検出回路36は、ジャンプスタート時の過電圧を検出したとき、および電源電圧の異常低下を検出したとき、Lレベルの電圧異常検出信号Svを出力する構成となっている。これにより、ジャンプスタートに伴う過電圧印加時や電源電圧の異常低下発生時には、モータ12aおよび電磁コイル13aへの通電が強制的に停止される。
温度検出回路52は、例えば駆動装置16を構成する基板温度を検出するように設けられたもので、その検出温度が予め設定された上限温度を超えた状態となったときに、Lレベルの発熱異常検出信号Stを出力する構成となっている。従って、駆動装置16に異常温度上昇が生じたときには、モータ12aおよび電磁コイル13aへの通電が強制的に停止される。
マスク回路53は、駆動装置16の電源投入後において昇圧回路25の出力電圧が安定するまでの期間だけLレベルのマスク信号Smを出力するものである。従って、昇圧回路25の出力電圧が安定するまでの期間は、MOSFET21、22の動作が不安定になる事態が未然に防止される。
ダイアグノーシス回路54は、駆動装置16についてのダイアグノーシス信号を上位システムであるECU17へ出力するために設けられている。このダイアグノーシス回路54には、駆動制御回路27からの駆動異常検出信号Sbと負荷異常検出信号Sc、入力信号処理回路50、51からのショート検出信号Sg1、Sg2、および温度検出回路52からの発熱異常検出信号Stが与えられている。
次に、本実施形態における駆動回路26の作用について説明する。
駆動異常検出信号Sb1、Sb2、負荷異常検出信号Sc1、Sc2、ショート検出信号Sg1、Sg2、発熱異常検出信号St、電圧異常検出信号Svおよびマスク信号Smが全てHレベルであって且つ過電圧検出信号SoがLレベルの場合、ECU17から入力信号処理回路50、51を通して出力される駆動制御信号Sd1、Sd2は、そのまま駆動信号Sa1、Sa2となる。
この場合、例えば駆動制御信号Sd1がLレベルからHレベルに変化すると、開閉回路34がオンとなり、昇圧回路25から開閉回路34、抵抗30を通してMOSFET21にゲート電流が流れる。MOSFET21が正常な場合、ゲート電流は、ゲート容量が充電されるまでの短期間だけ流れる。これに対し、MOSFET21のゲート・ソース間が短絡故障している場合、昇圧回路25から供給されるゲート電流は非常に大きくなり、開閉回路34がオンしている限り流れ続ける。
ゲートモニタ回路32aは、ゲート電流に比例した抵抗30の両端電圧が基準電圧Vrgを超えたとき、つまりゲート電流が所定のしきい値を超えたときにラッチ回路42を作動させ、ラッチされたLレベルの駆動異常検出信号Sb1を出力する。ゲートモニタ回路32aは、ローパスフィルタ40を備えているので、上記ゲート容量の充電電流だけで駆動異常検出信号Sb1がLレベルになることはない。こうした動作は、開閉回路35およびゲートモニタ回路33aについても同様となる。
駆動異常検出信号Sb1がLレベルになると、駆動制御回路27は、駆動信号Sa1、Sa2および駆動異常検出信号SbをLレベルにする。駆動信号Sa1、Sa2がLレベルになると、開閉回路34、35がオフとなり、昇圧回路25とMOSFET21、22のゲートが切り離される。これにより、昇圧回路25の出力電流が過大となることを回避でき、昇圧電圧Vpの低下を防止できる。
本実施形態では、MOSFET21、22の何れかにゲート・ソース間の短絡故障が生じた場合、MOSFET21、22をともにオフする構成となっているが、故障が生じたMOSFET(例えばMOSFET21)だけをオフにする構成とすることもできる。この構成では、ゲート・ソース間の短絡故障が生じたMOSFET21だけを昇圧回路25から切り離すので、他方のMOSFET22は、昇圧回路25から正常な昇圧電圧Vpの供給を受けてオンオフ動作を継続することができる。なお、本実施形態でも、昇圧電圧Vpにより図示しない他のMOSFETを駆動する場合があり、その場合には当該他のMOSFETは、MOSFET21または22に生じたゲート・ソース間の短絡故障の影響を受けることなく正常にオンオフ動作し続けることができる。
以上説明したように、本実施形態の駆動装置16は単一の昇圧回路25を備え、その昇圧回路25から出力される共通の昇圧電圧Vpを用いてMOSFET21、22を駆動するので、昇圧電源の共用化により構成を簡単化でき、部品点数も低減することができる。また、スイッチングノイズの発生源である昇圧回路25の数を減らすことにより、雑音対策が容易になる。
MOSFET21、22に対しそれぞれゲートモニタ回路32a、33aを備え、昇圧回路25からMOSFET21、22に流れるゲート電流が所定のしきい値よりも大きくなったときに駆動異常検出信号Sb1、Sb2をアクティブ(Lレベル)にするので、負荷であるモータ12aおよび電磁コイル13aに異常(短絡故障、断線故障)が生じている状態でも、MOSFET21、22のゲート・ソース間の短絡故障を確実に検出することができる。
また、MOSFET21または22にゲート・ソース間の短絡故障が生じたとき、駆動制御回路27は、開閉回路34、35をオフにして昇圧回路25とMOSFET21、22のゲートとを切り離す。これにより、昇圧回路25の出力電流の増大、昇圧電圧Vpの低下を防止でき、MOSFET21、22のゲート・ソース間の短絡故障が、昇圧回路25を用いて動作する他の回路に波及することを回避することができる。
駆動制御回路27は、駆動制御信号Sd1、Sd2と各種の異常検出信号(駆動異常検出信号Sb1、Sb2、負荷異常検出信号Sc1、Sc2、マスク信号Sm、ショート検出信号Sg1、Sg2、発熱異常検出信号St、電圧異常検出信号Sv)とを論理合成して駆動信号Sa1、Sa2を生成し、開閉回路34、35はこれら駆動信号Sa1、Sa2によりオンオフされる。従って、昇圧回路25からMOSFET21、22に至る駆動電流経路には、それぞれ1つの開閉回路34、35を設ければよく、駆動制御信号Sd1、Sd2と各種の異常検出信号ごとに開閉回路を設ける構成に比べて簡単化できる。
負荷としてのモータ12aおよび電磁コイル13aに優先順位を設定し、駆動制御回路27は、システムにおける重要度が高いモータ12aに異常が生じた場合に開閉回路34、35をともにオフするように制御する。これにより、異常検出時の開閉回路34、35の開状態への移行制御に優先順位に応じた重み付けがなされ、各種の異常検出信号を総合的に判定した協調制御、統合制御が可能となる。また、重要度の高いモータ12aの故障時に二次空気導入システムを確実に保護することが可能となり、信頼性の高いシステムを構築できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図6を参照しながら説明する。
図6は、駆動回路の構成を示しており、図2に示した各回路要素に対応する構成部分には同一の符号を付して示している。この駆動回路55は、1つの昇圧回路25から供給される共通の昇圧電圧Vpに基づいて、ハイサイドスイッチとして機能する2つのMOSFET21、22を駆動するものである。抵抗56、57は、それぞれMOSFET21、22のソースとグランドとの間に接続された負荷を示している。
定電圧回路58、59は、昇圧電圧Vpを入力して一定の駆動電圧Vcを出力するもので、MOSFET21、22に対し個別に設けられている。昇圧回路25から定電圧回路58に至る駆動電流経路には開閉回路34(第1の開閉回路に相当)と抵抗30(電流検出回路に相当)とが直列に設けられており、定電圧回路58からMOSFET21のゲートに至る駆動電流経路には開閉回路60(第2の開閉回路に相当)が設けられている。ゲートモニタ回路32aは、抵抗30に流れるゲート電流が所定のしきい値を超えた場合にLレベルの駆動異常検出信号Sb1を出力し、開閉回路34はこの駆動異常検出信号Sb1によって直接オンオフされるようになっている。また、開閉回路60は、駆動信号Sa1と駆動異常検出信号Sb1とが入力されたAND回路62の出力信号によりオンオフするようになっている。
同様に、昇圧回路25から定電圧回路59に至る駆動電流経路には開閉回路35(第1の開閉回路に相当)と抵抗31(電流検出回路に相当)とが直列に設けられており、定電圧回路59からMOSFET22のゲートに至る駆動電流経路には開閉回路61(第2の開閉回路に相当)が設けられている。ゲートモニタ回路33aは、抵抗31に流れるゲート電流が所定のしきい値を超えた場合にLレベルの駆動異常検出信号Sb2を出力し、開閉回路35はこの駆動異常検出信号Sb2によって直接オンオフされるようになっている。また、開閉回路61は、駆動信号Sa2と駆動異常検出信号Sb2とが入力されたAND回路63の出力信号によりオンオフするようになっている。
この図6は一般的な回路形態を示しているが、第1の実施形態と同様に二次空気導入システムに適用することもできる。その場合には、各種の異常検出信号を負荷(抵抗56、57)の優先順位(負荷異常がシステムに及ぼす影響(重要度))に基づいて論理合成し、その重み付けがなされた異常検出信号により開閉回路34、35をオンオフ駆動するとともに、当該異常検出信号と駆動信号Sa1、Sa2とのAND信号により開閉回路60、61をオンオフ駆動するように構成すればよい。
MOSFET21のゲート・ソース間に短絡故障が生じていない場合には、駆動異常検出信号Sb1はHレベルとなっている。開閉回路60は、駆動信号Sa1がHレベルの時にオンとなってゲートに駆動電圧Vcを与え、駆動信号Sa1がLレベルの時にオフとなってゲートにグランド電位を与える。開閉回路60がオンすると、定電圧回路58から一時的にゲート電流が流れ、それに応じて昇圧回路25から定電圧回路58にも開閉回路34を介して駆動電流が流れる。このゲート容量の充電電流だけで駆動異常検出信号Sb1がLレベルになることはない。MOSFET22についても同様の動作となる。
これに対し、例えばMOSFET21のゲート・ソース間に短絡故障が生じている場合には、定電圧回路58の出力電流および入力電流が大きくなり、駆動異常検出信号Sb1がLレベルになる。その結果、開閉回路34、60はオフとなり、昇圧回路25と定電圧回路58とが切り離される。これにより、昇圧回路25の出力電流が過大となることを回避でき、昇圧電圧Vpの低下を防止できる。このとき、ゲート・ソース間に短絡故障が生じていないMOSFET22は、昇圧回路25から昇圧電圧Vpの供給を受けて正常にオンオフ動作し続けることができる。
従って、本実施形態によっても、MOSFET21または22に生じたゲート・ソース間の短絡故障が、他方のMOSFET22または21に波及することを回避することができる。その他、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる。また、昇圧回路25とMOSFET21、22との間にそれぞれ定電圧回路58、59を設けたので、昇圧電圧Vpが変動してもMOSFET21、22を一定の駆動電圧Vcで安定して駆動することができる。さらに、駆動異常が検出されない限り昇圧回路25から定電圧回路58、59に昇圧電圧Vpが供給され続けるので、定電圧回路58、59の起動時間等の影響を受けることなく、高い周波数でのスイッチングが可能となる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る駆動回路の構成を示しており、図2または図6と同一構成部分には同一の符号を付して示している。本駆動回路64において、開閉回路34は、駆動信号Sa1と駆動異常検出信号Sb1とが入力されたAND回路65の出力信号によりオンオフするようになっており、開閉回路35は、駆動信号Sa2と駆動異常検出信号Sb2とが入力されたAND回路66の出力信号によりオンオフするようになっている。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる。また、第1の実施形態と同様に二次空気導入システムに適用することもできる。
(第4の実施形態)
図8は、ゲートモニタ回路32a、33aの他の構成例を示しており、図3と同一部分には同一の符号を付している。図3に示すローパスフィルタ40に替えて、コンパレータ41とラッチ回路42との間にAND回路67を設け、コンパレータ41の出力信号をマスク信号Seでマスク処理した後ラッチ回路42に与えている。
ゲートモニタ回路32aで用いるマスク信号Seは、駆動信号Sa1のレベル変化時点からMOSFET21のゲート容量の充電に要する時間だけLレベル(無効レベル)となる信号である。同様に、ゲートモニタ回路33aで用いるマスク信号Seは、駆動信号Sa2のレベル変化時点からMOSFET22のゲート容量の充電に要する時間だけLレベル(無効レベル)となる信号である。これらゲートモニタ回路32a、33aを用いることにより、ゲート容量への充放電電流など故障に起因しない一時的なゲート電流の増大をマスクすることができ、駆動異常検出信号Sb1、Sb2が誤出力されることを防止することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
上記各実施形態では2つのMOSFET21、22を駆動する構成を示したが、1つの昇圧回路25から供給される共通の昇圧電圧Vpにより3つ以上の半導体スイッチング素子を駆動する構成としてもよい。この場合には、各半導体スイッチング素子ごとに開閉回路、電流検出回路、ゲートモニタ回路(駆動異常検出回路)を設ければよい。
第1の実施形態において、駆動制御回路27は、モータ12aの故障および電磁コイル13aの故障がそれぞれシステムに及ぼす重要度に基づいて、駆動信号Sa1、Sa2における負荷異常検出信号Sc1、Sc2の重み付けを行った。同様にして、駆動信号Sa1、Sa2において、駆動異常検出信号Sb1、Sb2の重み付け、各種の異常検出信号の重み付けを行ってもよい。
第2の実施形態において、出力モニタ回路32b、33bを備えてもよい。さらに、ゲートモニタ回路32a、33aから出力される駆動異常検出信号Sb1、Sb2および出力モニタ回路32b、33bから出力される負荷異常検出信号Sc1、Sc2と、抵抗56、57として示す各負荷の重要度(優先順位)とに基づいて、駆動制御回路が開閉回路34、35、60、61を開閉する信号を生成する構成としてもよい。
上述した駆動回路26は、ボデーアースを持つ車両において、複数の負荷を独立に駆動するために電源上流側に設けられる統合スイッチなどにも適用できる。
本発明の第1の実施形態であって、駆動装置およびその周辺の電気的構成を示す図 電流検出回路、モニタ回路および開閉回路の構成を示す図 ゲートモニタ回路の構成を示す図 駆動制御回路の構成を示す図 二次空気導入システムの全体構成を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図2相当図 本発明の第3の実施形態を示す図2相当図 本発明の第4の実施形態を示す図3相当図
符号の説明
図面中、12aはモータ(負荷)、13aは電磁コイル13a(負荷)、21、22はMOSFET(半導体スイッチング素子)、25は昇圧回路(駆動用電源)、26、55、64は駆動回路、27は駆動制御回路、30、31は抵抗(電流検出回路)、32a、33aはゲートモニタ回路(駆動異常検出回路)、32b、33bは出力モニタ回路(負荷異常検出回路)、34、35は開閉回路(第1の開閉回路)、40はローパスフィルタ、56、57は抵抗(負荷)、58、59は定電圧回路、60、61は開閉回路(第2の開閉回路)である。

Claims (8)

  1. 駆動用電源から供給される共通の駆動電圧により複数の半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路において、
    前記駆動用電源から前記各半導体スイッチング素子の制御端子に至る駆動電流経路ごとに設けられた開閉回路と、
    前記駆動用電源から前記各半導体スイッチング素子の制御端子に流れる駆動電流をそれぞれ検出する電流検出回路と、
    この電流検出回路により検出された前記各半導体スイッチング素子の駆動電流が所定のしきい値を超えたときにそれぞれ異常検出信号を出力する駆動異常検出回路と、
    この駆動異常検出回路から異常検出信号が出力されたときに前記所定のしきい値を超える駆動電流が流れる開閉回路を開状態に制御する駆動制御回路とを備えたことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記駆動制御回路は、前記各半導体スイッチング素子の駆動信号に基づいて前記開閉回路を開閉制御することを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  3. 前記各半導体スイッチング素子の主端子間の電圧に基づいて当該各半導体スイッチング素子の負荷の異常をそれぞれ検出し異常検出信号を出力する負荷異常検出回路を備え、
    前記駆動制御回路は、前記駆動異常検出回路および前記負荷異常検出回路からそれぞれ出力される異常検出信号と前記各半導体スイッチング素子の負荷に対して設定された優先順位とに基づいて、異常検出時における前記各開閉回路の開状態への移行条件に重み付けを行うことを特徴とする請求項1または2記載の駆動回路。
  4. 駆動用電源から供給される共通の駆動電圧に基づいて複数の半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路において、
    前記各半導体スイッチング素子ごとに設けられ、前記共通の駆動電圧を入力して一定の駆動電圧を出力する定電圧回路と、
    前記駆動用電源から前記各定電圧回路に至る駆動電流経路ごとに設けられた第1の開閉回路と、
    前記駆動用電源から前記各定電圧回路に流れる駆動電流をそれぞれ検出する電流検出回路と、
    この電流検出回路により検出された前記各半導体スイッチング素子の駆動電流が所定のしきい値を超えたときにそれぞれ異常検出信号を出力する駆動異常検出回路と、
    この駆動異常検出回路から異常検出信号が出力されたときに前記所定のしきい値を超える駆動電流が流れる開閉回路を開状態に制御する駆動制御回路とを備えたことを特徴とする駆動回路。
  5. 前記各定電圧回路から前記各半導体スイッチング素子の制御端子に至る駆動電流経路ごとに第2の開閉回路を備え、
    前記駆動制御回路は、前記各半導体スイッチング素子の駆動信号に基づいて前記第2の開閉回路を開閉制御することを特徴とする請求項4記載の駆動回路。
  6. 前記各半導体スイッチング素子の主端子間の電圧に基づいて当該各半導体スイッチング素子の負荷の異常をそれぞれ検出し異常検出信号を出力する負荷異常検出回路を備え、
    前記駆動制御回路は、前記駆動異常検出回路および前記負荷異常検出回路からそれぞれ出力される異常検出信号と前記各半導体スイッチング素子の負荷に対して設定された優先順位とに基づいて、異常検出時における前記第1の開閉回路の開状態への移行条件に重み付けを行うことを特徴とする請求項4または5記載の駆動回路。
  7. 前記駆動異常検出回路は、前記駆動信号のレベル変化時点から所定時間、前記異常検出信号を無効化することを特徴とする請求項2または5記載の駆動回路。
  8. 前記駆動異常検出回路は、前記電流検出回路により検出された前記半導体スイッチング素子の駆動電流をローパスフィルタに通した後前記所定のしきい値と比較することにより前記異常検出信号を生成することを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の駆動回路。
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