JP2007271986A - ラベルシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート状の剥離基材12と、前記剥離基材の表面に貼着されたシート状の情報記録用基材14とを具備し、前記情報記録用基材は、切れ目16によって形成された前記情報記録用基材から分離可能なラベル本体部と補助剥離部20aとを有し、前記補助剥離部が前記ラベル本体部の外縁の少なくとも一部に接している、ラベルシート。
【選択図】図1
Description
図8におけるラベルシート1は、剥離基材9とその表面に貼着された情報記録用基材3とを具備し、ラベル本体部7が情報記録用基材3から分離できるように切れ目5が形成されている。
(1)シート状の剥離基材と、前記剥離基材の表面に貼着されたシート状の情報記録用基材とを具備し、前記情報記録用基材は、切れ目によって形成された前記情報記録用基材から分離可能なラベル本体部と補助剥離部とを有し、前記補助剥離部が前記ラベル本体部の外縁の少なくとも一部に接している、ラベルシート。
(2)少なくとも1つの前記補助剥離部の内部に、少なくとも1つの前記ラベル本体部を有する上記(1)に記載のラベルシート。
(3)前記情報記録用基材が、前記ラベル本体部を2つ以上、前記補助剥離部を1つ以上有し、少なくとも1つの前記補助剥離部が、少なくとも2つの前記ラベル本体部の外縁の少なくとも一部に接している上記(1)又は(2)に記載のラベルシート。
(4)少なくとも1つの前記ラベル本体部が略矩形の形状を有する上記(1)〜(3)のいずれかに記載のラベルシート。
(5)前記補助剥離部がつまみ部を有する上記(1)〜(4)のいずれかに記載のラベルシート。
(7)前記情報記録用基材が有する全ての前記ラベル本体部における長軸が互いに略平行である上記(1)〜(5)のいずれかに記載のラベルシート。
(8)少なくとも2つの前記ラベル本体部の形状が略同形状である上記(1)〜(7)のいずれかに記載のラベルシート。
(9)少なくとも2つの前記ラベル本体部の形状が略同形状であり、前記情報記録用基材において、前記ラベル本体部が、前記長辺又は前記長軸と略平行な方向である行方向及びこの行方向と直角方向である列方向に行列状に配列されている上記(6)又は(7)に記載のラベルシート。
(10)前記列方向に配列されている前記ラベル本体部が5つ以下である上記(9)に記載のラベルシート。
(12)前記補助剥離部が前記列方向の中央部に前記つまみ部を有する上記(6)〜(11)のいずれかに記載のラベルシート。
(13)前記つまみ部と前記ラベル本体部との距離が5〜100mmである上記(6)〜(12)のいずれかに記載のラベルシート。
なお、図1(B)においては、理解を容易にするため、切れ目の幅を模式的に拡大して図示しているが、実際には幅がなく両側の部分が接触していてもよい。
剥離基材12は、大きさ、厚さも特に限定されない。後述する情報記録用基材14の表面に通常用いられる印刷機を用いて情報を記録する場合は、A4、B4等の規格に相当する大きさであることが好ましく、本発明のラベルシート10aをこのような印刷機で印刷できる厚さとすることができる厚さであることが好ましい。
情報記録用基材14は、大きさ、厚さについてはシート基材12と同様であり、特に限定されない。大きさは剥離基材12と同程度であることが好ましい。
つまり、ラベル本体部18は、情報記録用基材14の表面から剥離基材12に達するように形成された切れ目16によって区切られており、切れ目16がラベル本体部18の外縁をなしている。同様に、補助剥離部20aは、情報記録用基材14の表面から剥離基材12に達するように形成された切れ目17によって区切られており、切れ目17が補助剥離部20aの外縁をなしている。
このように切れ目16及び切れ目17は、通常は、情報記録用基材14からラベル本体部18が分離可能なように、情報記録用基材14の表面から剥離基材12に達するように形成されるが、分離可能であれば必ずしも完全に達していなくてもよい。切れ目16及び切れ目17はミシン目状に形成されていてもよい。
本発明のラベルシートを使用する際には、まず、本発明のラベルシート10aのラベル本体部18に、所望の情報を手書きで又はプリンター等を用いて記録する。次に、つまみ部30aをつまんで補助剥離部20aを剥がす。すると、情報記録用基材14とラベル本体部18との間に剥離後領域22が形成されるので、段差が形成される。このため、次に図2に表すように、情報記録用基材14のラベル本体部18の端部付近の領域を剥離基材12を内側にして情報記録用基材14を湾曲させて、ラベル本体部18の端部だけを剥離基材12から浮かせ指でつまんで剥がす時に、ラベル本体部18を各段に剥がし易くなる。これに対して前述した図8、図9に示したような従来においては、情報記録用基材とラベル本体部とは切れ目によって区切られているのみであって、両者の間には段差がないため剥が難い。
特に宛名用のラップシールや連番を付けるシールとしてラベル本体部18を用いるような、多くのラベル本体部18を情報記録用基材14から剥がす必要がある場合には、作業効率が各段に向上する。
ここで、この長尺状の補助剥離部20a(20f)の長さ及び幅は特に限定されないが、幅は1〜100mmであることが好ましく、2〜30mmであることがより好ましく、3〜10mmであることが更に好ましい。
なお、図3は本発明のラベルシートの別の一実施形態の模式図である。図1における態様の本発明のラベルシートは2つの補助剥離部20aと、4つのラベル本体部18とを有しているが、図3における態様の本発明のラベルシートは4つの補助剥離部20fと、24個のラベル本体部18とを有している。そして、長尺状の1つの補助剥離部20fが8又は16個のラベル本体部18の一辺と接している。
図1に示した態様では、長尺状の補助剥離部20aの両端部に矢印の形状のつまみ部30aが形成されている。また、図3に示した態様では、長尺状の補助剥離部20fの両端部に先端に丸みを帯びた矢印の形状のつまみ部30fが形成されている。また、図4に示した態様では丸みを帯びた突起状のつまみ部30bが形成されている。また、図5に示した態様では鈍角を有するつまみ部30cが形成されている。
補助剥離部20がこのような剥離容易な形状のつまみ部を有すれば、補助剥離部20の剥離が容易になるので好ましい。なお、つまみ部の形状は図1、図3、図4及び図5に示したような形状に限定されるものではなく、剥離基材から剥離容易な形状であればよい。例えば、図1のおける矢印の先端が更に丸みを帯びていてもよい。また、例えば、図5における鈍角が鋭角であってもよいし、丸みを帯びていてもよい。
このような態様であると、1つの補助剥離部20を情報記録用基材14から剥離しただけで、複数(図1の場合は2つ、図3の場合は8又は16個、図4、図5の場合は4つ)のラベル本体部18と情報記録用基材14との間に段差が形成されるので、特に多くラベル本体部を情報記録用基材から剥がす場合に作業効率が各段に向上するので好ましい。
このような中でも、少なくとも1つのラベル本体部18が、略矩形の形状を有するラベル本体部18であることが好ましい態様の一つである。ここで略矩形とは、長方形や正方形に類似した形状を意味し、4つの角に丸みを有するもの等が含まれる。図1、図3、図4及び図5に示した態様では、長方形のラベル本体部18が示されている。
ラベル本体部18が略矩形の形状を有すると、ラベル本体部18を情報記録用基材14から、より容易に剥がすことができるので好ましい。また、略矩形であるとラベル本体部18を情報記録用基材14のなかにより多く形成することができるので好ましい。
このような態様であると、補助剥離部20を剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。
なお、長軸とは、ラベル本体部を形成する外縁上の任意の2点を結んだ直線の中で最長のものをいう。例えば菱形であれば2つの対角線のうちの長い方を意味する。
このような態様であると、補助剥離部20を剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。図1、図3、図4、図5及び後述する図7においては、全てのラベル本体部18の形状が略同形状である。
なお、略同形状とは、形状及び大きさが概ね同形であることを意味する。
図1、図3、図4及び図5に示した態様においては、4つのラベル本体部18が略矩形の形状を有し、そのラベル本体部18の全てにおける向い合う一組の長辺161及び162が平行になっている。
このような態様であると、1つの補助剥離部20を情報記録用基材14から剥離しただけで、複数(図1の場合は2つ、図3の場合は8又は16個、図4、図5の場合は4つ)のラベル本体部18と情報記録用基材14との間に段差が形成されるので、特に多くラベル本体部を情報記録用基材から剥がす場合に作業効率が各段に向上するので好ましい。
図1、図4及び図5に示した態様においては、4つのラベル本体部18が略矩形の形状を有し、そのラベル本体部18の全てにおいて、ラベル本体部の長辺161及び162が略平行であって、更に、つまみ部30が、補助剥離部20において、長辺161及び162と略平行な方向の端部に形成されている。
このような態様であると、補助剥離部20を剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。
ここで、前記行方向と、前記長辺又は前記長軸とが略平行であるのが更に好ましい態様の一つである。
このような態様の本発明のラベルシートは、例えば、図7に示す態様である。
図7に示す態様においては、更に、補助剥離部20eの内部に、少なくとも1つのラベル本体部18を有している。
このような態様であると、補助剥離部20eを剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。
このような態様であると、補助剥離部20eを剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。
図7において、ラベル本体部18は1つの補助剥離部20eに対して5行6列に30個形成されているが、つまみ部30eは列方向の中央部、つまり、3行目の延長線上に形成されている。
このような態様であると、補助剥離部20eを剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。
このような距離であると、補助剥離部20eを剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことが少ないので好ましい。
図7において、ラベル本体部18は前記列方向に5つ(5行)形成されている。
このような個数であると、補助剥離部20eを剥がした際に、ラベル本体部18がいっしょに剥がれてしまうことがより少ないので好ましい。
例えば、上記の本発明の好適実施態様では、情報記録用基材14の表面の任意の一方向が、情報記録用基材14の長辺又は短辺と平行な場合を示したが、必ずしも長辺又は短辺と平行である必要はなく、任意の方向であればよい。
3 情報記録用基材
5 切れ目
7 ラベル本体部
9 剥離基材
10a、b、c、d、e、f ラベルシート
12 剥離基材
14 情報記録用基材
16 切れ目
161 長辺
162 長辺
17 切れ目
18 ラベル本体部
181、182、183 ラベル本体部
20a、b、c、d、e、f 補助剥離部
22 剥離後領域
30a、b、c、d、e、f つまみ部
α つまみ部とラベル本体部との距離
Claims (13)
- シート状の剥離基材と、前記剥離基材の表面に貼着されたシート状の情報記録用基材とを具備し、
前記情報記録用基材は、切れ目によって形成された前記情報記録用基材から分離可能なラベル本体部と補助剥離部とを有し、
前記補助剥離部が前記ラベル本体部の外縁の少なくとも一部に接している、ラベルシート。 - 少なくとも1つの前記補助剥離部の内部に、少なくとも1つの前記ラベル本体部を有する請求項1に記載のラベルシート。
- 前記情報記録用基材が、前記ラベル本体部を2つ以上、前記補助剥離部を1つ以上有し、
少なくとも1つの前記補助剥離部が、少なくとも2つの前記ラベル本体部の外縁の少なくとも一部に接している請求項1又は2に記載のラベルシート。 - 少なくとも1つの前記ラベル本体部が略矩形の形状を有する請求項1〜3のいずれかに記載のラベルシート。
- 前記補助剥離部がつまみ部を有する請求項1〜4のいずれかに記載のラベルシート。
- 少なくとも2つの前記ラベル本体部が略矩形の形状を有するラベル本体部であり、その略矩形の形状を有する前記ラベル本体部の全てにおける長辺が互いに略平行である請求項4又は5に記載のラベルシート。
- 前記情報記録用基材が有する全ての前記ラベル本体部における長軸が互いに略平行である請求項1〜5のいずれかに記載のラベルシート。
- 少なくとも2つの前記ラベル本体部の形状が略同形状である請求項1〜7のいずれかに記載のラベルシート。
- 少なくとも2つの前記ラベル本体部の形状が略同形状であり、
前記情報記録用基材において、前記ラベル本体部が、前記長辺又は前記長軸と略平行な方向である行方向及びこの行方向と直角方向である列方向に行列状に配列されている請求項6又は7に記載のラベルシート。 - 前記列方向に配列されている前記ラベル本体部が5つ以下である請求項9に記載のラベルシート。
- 前記補助剥離部が前記長辺又は前記長軸と平行な方向の端部に前記つまみ部を有する請求項6〜10のいずれかに記載のラベルシート。
- 前記補助剥離部が前記列方向の中央部に前記つまみ部を有する請求項6〜11のいずれかに記載のラベルシート。
- 前記つまみ部と前記ラベル本体部との距離が5〜100mmである請求項6〜12のいずれかに記載のラベルシート。
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