JP2014518406A - ラベルアセンブリ - Google Patents

Abstract

容易にラベルを取り外すことが可能なラベルアセンブリであって、表主面及び裏主面を有するキャリアシートと、そのキャリアシートの表主面に取り外し可能に付着されるラベルストックシートと、を備え、（ａ）キャリアシートが、少なくとも１つのライナーセグメントと１つ以上のキャリアストリップセグメントとを備える２つ以上のセグメントで構成され、（ｂ）ラベルストックシートが、１つ以上のラベルと１つ以上のストリップ又はフレームとを備える１つ以上のセグメントで構成され、（ｃ）キャリアストリップセグメントが、１つ以上のラベルの縁部と重なり合う、ラベルアセンブリ。
【選択図】 図１

Description

本発明は、ラベルアセンブリに関し、具体的には、容易にラベルを取り外すことが可能なラベルアセンブリに関する。

粘着ラベルは、様々な整理及び伝達目的で広く使用されている。広くは、これらのラベルは、裏面に接着剤を有する本体又はフェイスストック（ラベルストックと呼ばれることがある）を含む基本構造を有する。本体は、単プライであっても、又は多層構造であってもよい。表面は、典型的には、例えば、タイピング、手書き、コンピュータプリンタによる印刷などを介して、見出しを受容するように適合される。例えば、画像受容層が、所望の見出し又は情報をその上に定置し易くするように本体の表面に提供されてもよい。ラベル本体に使用される材料の実例には、紙、高分子フィルム、布地などが挙げられ、得られるラベルの所望の性能特性に一部依存して選択される。ラベル構造に使用される多数の異なる接着剤が既知であり、所望のラベル性能、意図した基材、本体特性などの要因に一部依存して選択される。

現在市販されている多くのラベルアセンブリ（「ラベルシート」と呼ばれることがある）は、個々のラベルをキャリアシート若しくはライナーから剥がすか、又は各ラベルをそのライナーに接着させたままラベルアセンブリをより小さなラベルアセンブリに個別化するかのいずれかにより、ラベルアセンブリから取り外し可能なダイカットラベルを含む。これらの個々のラベルは、穿孔で分離可能なラベルアセンブリ上に提供されるか、又は既に個別化されているかのいずれかである。

いくつかの既知のラベルアセンブリの実例は、米国特許第６，８０３，０８４号（Ｄｏら）、同第６，８３７，９５７号（Ｆｌｙｎｎら）、同第６，８６０，０５０号（Ｆｌｙｎｎら）、及び同第７，２０８，２１２号（Ｄｏら）、及び同第７，７０９，０７１号（Ｗｏｎｇら）、米国特許出願公開第２００５／００８９６６３号（Ｗｏｎｇら）、及び同第２００９／００７５０１０号（Ｆｌｙｎｎら）に開示されている。他の例としては、日本特許出願公開第２００７−２７１９８６号及び同公開第２００６−５１４３３５号が挙げられる。

既知のラベルアセンブリ構造の多数の変形例にかかわらず、ラベルを容易に取り外すことが可能な改善されたラベルアセンブリへの必要性が存在する。例えば、よく目に付き、満足な美観を提供するラベルが、多くの用途で望まれている。

本発明は、その後の使用のために個々のラベルを容易に取り外すことが可能なラベルアセンブリを提供する。

手短に要約すると、本発明のラベルアセンブリは、表主面及び裏主面を有するキャリアシートと、ラベルストックシートとを備える。キャリアシートは、少なくとも１つのライナーセグメントと１つ以上のキャリアストリップセグメントとを備える２つ以上のセグメントで構成される。ラベルストックシートの裏主面は、キャリアシートの表主面に取り外し可能に付着される。ラベルストックシートは、１つ以上のラベルと１つ以上のストリップ又はフレームとを備える１つ以上のセグメントで構成される。キャリアストリップセグメントは、１つ以上のラベルの縁部と重なり合う。

本発明について、図面を参照して更に説明することにする。

本発明のラベルアセンブリの例示的実施形態の正面図である。 図１に示すラベルアセンブリの一部分の断面図である。 それぞれ、本発明のラベルアセンブリの他の実施形態の一部分の正面図である。 それぞれ、本発明のラベルアセンブリの他の実施形態の一部分の正面図である。 使用中の図１に示すラベルアセンブリの一部分の背面図である。 本発明のラベルアセンブリの第２の例示的実施形態の正面図である。 図６に示すラベルアセンブリの一部分の断面図である。 本発明のラベルアセンブリの一部分の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の実施形態の部分の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の実施形態の部分の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の実施形態の部分の正面図である。 使用中の図６に示すラベルアセンブリの一部分の背面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。 本発明のラベルアセンブリの他の例示的実施形態の正面図である。

これらの図は一定の縮尺ではなく、また、単に説明のためのものであって非限定的なものである。図面の説明において、同一の要素には同一の番号が付与され、重複する説明は省略される。同様に、図面上の寸法の比率は、実際の寸法の比率と必ずしも一致しない。

図面中に使用される参照符号リスト。

上述の通り、本発明のラベルアセンブリは、表主面及び裏主面を有するキャリアシートと、ラベルストックシートとを備える。キャリアシートは、少なくとも１つのライナーセグメントと１つ以上のキャリアストリップセグメントとを備える２つ以上のセグメントで構成される。ラベルストックシートの裏主面は、キャリアシートの表主面に取り外し可能に付着される。ラベルストックシートは、１つ以上のラベルと１つ以上のストリップ又はフレームとを備える１つ以上のセグメントで構成される。キャリアストリップセグメントは、１つ以上のラベルの縁部と重なり合う。

キャリアシート及びラベルストックはそれぞれ、本明細書に後述される通り、ラベルストックシートがキャリアシートに取り外し可能に接着されるように、複数のセグメントに変えられる連続的なシートとして提供されることが多い。

ラベルストックシートの前面は、望ましくは印刷可能な表面を有する。「印刷可能な表面」という語句は、人又は機械が、描画、印刷、着色、彩色、写真複写、書き込み、エンボス加工、又はその他の任意の種類のマーク若しくは図形を作製できる、任意の種類の物体の表面を意味する。本発明に従って印刷可能な表面に使用するには、レーザープリンタ、インクジェットプリンタ、インパクトプリンタ、熱転写プリンタ、直接感熱式プリンタ、タイプライター、又はその他の任意の好適なグラフィック印刷装置が好ましいが、必ずしもこれらに限らない。

ラベルストックシートは、好ましくはラベルとして使用可能な任意の好適な紙、紙複合材料、プラスチック、布地、非金属及び／又は金属シート材料から構成されるが、必ずしもこれらに限らない。好適な材料の選択は、所望の色、水分安定性、柔軟性、伸び率、弾性、撮像材料に対する感応性などの要因を含む所望の用途に一部依存するであろう。

当業者は、所望の用途に適したラベルストック材料を容易に選択できるであろう。多くの実施形態では、ラベルストックシートは、その表主面上にフェイス層を、及びそのフェイス層の後側主面上に接着層を備えるであろう。

キャリアシートに取り外し可能に接着することに加えて、接着剤は、本発明のラベルを、本明細書に提供するように取り外した後、望み通りに被着体に接着することを可能にする。所望により、所望のラベリング性能によって活性化接着剤を使用できるが、多くの実施形態では接着剤は感圧性であろう。再付着性で、取り外し可能な、恒久的に接着する接着剤を要望通りに使用することができる。光透過性接着剤を使用する場合、ラベルを貼付する基材の色は、ラベルを通して特定の効果を与えると考えられ、例えば、ラベルを名札として使用する場合、異なる色の衣服を着ている人に付けたラベルは固有の外観を有するであろう。所望により、１つ以上の顔料及び染料などの着色剤を接着層に組み込み、得られるラベルに所望の外観を付与することができる。

当業者は、選択したラベリング用途に好適な接着剤を容易に選択することができる。接着層５に使用され得る接着剤のいくつかの実例としては、アクリル感圧性接着剤、シリコン感圧性接着剤、天然ゴム感圧性接着剤、合成ゴム感圧性接着剤、及びウレタン感圧性接着剤が挙げられる。それに加えて、永久感圧性接着剤及び取り外し可能な感圧性接着剤の、いずれかの種類の感圧性接着剤が使用され得る。アクリル感圧性接着剤の特定の例としては、Ｔｏａｇｏｓｅｉ Ｃｏ．，Ｌｔｄ．のＡＲＯＮＴＡＣＫ（商標）ＨＶ−Ｃ９５００及びＡＲＯＮＴＡＣＫ（商標）ＨＶ−Ｃ７５５９、ＤＩＣ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ のＦＩＮＥＴＡＣＫ（商標）ＣＴ−５０３０、並びにＴｏｙｏｃｈｅｍ Ｃｏ．，Ｌｔｄ．のＢＰＷ６１１２及びＢＰＷ６１１６が挙げられる。

例えば、シリコン樹脂といった、好適な剥がし処理及びコーティングが、ラベルストックシートへの所望の取り外し可能な接着を獲得するためにキャリアシートの表主面に適用されてもよい。選択は、接着剤の特性、ラベルの保管、使用、及び適用条件などの要因に一部依存するであろう。

第１の実施形態
図１は、本発明の第１の実施形態に関与するラベルアセンブリを示す正面図である。図２は、図１に示すラベルアセンブリの断面図である。図１及び図２に示すように、ラベルアセンブリ１は、シート形態のキャリアシート２と、その表主面に取り外し可能に接着されるラベルストックシート３とを備える。キャリアシートは、例えば、矩形といった、固定された寸法で形成される。

キャリアシート２は、キャリアシート２を複数のセグメント、即ち、本実施形態では、キャリアフレームセグメント２ａによって包囲される細長い矩形形状の４つのキャリアストリップセグメント９に構成する、多数のカット８を有する。

ラベルストックシート３は、カット６によって、隣接するラベル７の５つの隣接する列と、ラベルの配列を包囲するフレームセグメント３ａとを含む、複数のセグメントで構成される。

ラベルストックシート内のカット６は、穿孔、ラベルストックシート３を通じた部分的切れ目などであってよいが、典型的には、ラベル７が容易にアセンブリ１から取り外され、また取り外し後に滑らかな縁部を有するように、好ましくはシート３を通じた実質的に完全なカットである。

キャリアシート２内のカット８は、キャリアシート２内の弱い分離線であり、例えば、穿孔、シートを通じた部分的切れ目などが挙げられる。カット８は、キャリアシート２の外側縁部に達しない。カット８はキャリアシート２の外側縁部に達しないので、キャリアストリップセグメント９の外側縁部及びラベルアセンブリ１の外側縁部は、異なる位置に定置されることになる。したがって、後述する通りラベル７を使用するときに、キャリアストリップセグメント９の端部を指で把持することは容易であろう。

キャリアストリップセグメント９の幅は概して、約２〜約６０ｍｍ、好ましくは約４〜４０ｍｍである。

図３に示すように、キャリアストリップセグメント９の縁部はまた、キャリアストリップセグメント９を指で容易に保持し易くするように、キャリアストリップセグメント９より幅広であるタブ９ａを装備することもできる。

図２に示すように、ラベルストックシート３は、例えば、フィルム又は紙を含むフェイス層４と、例えば、感圧性接着剤を使用して形成される接着層５とを備える。フェイス材料層４上の接着層５は、キャリアシート２の第１の側と対向する側に形成され、フェイス材料層４を、キャリアシート２の第１の側に取り外し可能に接合する。

カット６の格子は、矩形ラベル７を形成するようにラベルストック３に作製される。典型的には、カット６は、間に入るラベルストックシート３の部分を有さずに互いに隣接するラベル７を形成するように提供される。図１に示すように、カット６の格子は、ラベルストックシート３の内側部分にのみ配置され、その外側縁部には達せず、それによってラベル７の配列を包囲するフェイスフレーム３ａを画定する。しかしながら所望により、目的に応じて、カット６の１つ以上は、図４に示すようにラベルストックシート３の外側縁部に達するように配置されることもでき、ラベルストックシート３の全体領域をラベル７配置領域にすることができる。

キャリアシート２上のカット８は、その長手方向中心軸が、ラベル７の２つの列の境界縁部と整列するように配置される。結果として、各キャリアストリップセグメント９は、２つの列のラベル７の縁部分の下にある。ラベル７の残りの部分は、キャリアシート２の他の部分、即ち、ライナーセグメント上に渡って並置される。

図５に示す構成を有するラベルアセンブリ１内のラベル７を使用するとき、ラベル７の２つの列、及びキャリアストリップセグメント９の両側に定置されるそのそれぞれの縁部は、ラベルアセンブリ１の縁部と接触しないキャリアストリップセグメント９の端部を指で保持することによって、一度に露出させることができ、キャリアストリップセグメント９を、カット８に沿ってキャリアシート２の第２の側から剥離する。したがって、ラベル７は、手で把持し、取り外すことによって、ラベルアセンブリから容易に取り外され得る。

それに加えて、ラベル７は、いかなる隙間も有さずにマトリックス内に配置されるため、多くのラベル７を、本ラベルアセンブリ１においてキャリアシート２に接して配置することができる。一方、キャリアストリップセグメント９は、図１及び図３に示すように、ラベル７の外側縁部から突き出すように延在し得る。キャリアストリップセグメント９はまた、ラベル７の内側の最遠端部においてラベル７と重なり合う位置まで延在し得る。

それに加えて、キャリアストリップセグメント９をラベル７間の全ての間隔に対応するように定置する必要はなく、キャリアストリップセグメント９はまた、交互の列に定置される、即ち、１つおきのラベル列の境界縁部の下にのみ置かれることもできる。キャリアストリップセグメント９を必要最小限数の場所に定置することによって、キャリアストリップセグメント９を形成及び剥離する作業は、最小限に低減され得る。典型的には、各ラベル７は、その縁部の下にある少なくとも１つのキャリアストリップセグメント９を有するであろう。

第２の実施形態
図６は、本発明の第２の実施形態のラベルアセンブリ１１を示す正面図である。図７は、図６に示すラベルアセンブリの断面図である。図６及び７に示すように、ラベルアセンブリ１１は、フェイスストリップセグメント１２がラベルストック３内の隣接する列内でラベル７の間に形成されるため、第１の実施形態のラベルアセンブリ１と異なる。

ラベルアセンブリ１１では、キャリアストリップセグメント９より狭い幅の間隔が、隣接する列のラベル７の間においてラベルストックシート３に作製され、ラベル７及びその縁部に沿ってその作製された領域においてラベルストック３内にほぼ細長矩形のカット１３を形成することによって、ほぼ細長矩形のフェイスストリップセグメント１２が、ラベル７間にほぼ等間隔で形成される。

フェイスストリップセグメント１２矩形の長さは、キャリアストリップセグメント９の長さより短く、またフェイスストリップセグメント１２のいかなる部分も、キャリアストリップセグメント９の外側境界を越えて延在する部分がないように構成される。図８に示すように、キャリアストリップセグメント９より幅の広いタブ９ａをキャリアストリップセグメント９の端部に追加することに伴って、フェイスストリップセグメント１２の端部もまた、フェイスストリップセグメント１２より幅の広いタブ１２ａを備え得る。したがって、フェイスストリップセグメント１２は、指で容易に保持され得る。

図９（ａ）に示すように、フェイスストリップセグメント１２の端部は、所望により、フェイスフレーム３ａとラベル７との間の境界線に合致することが可能であり、又は図９（ｂ）に示すように、フェイスストリップセグメント１２の端部が、フェイスフレーム３ａとラベル７との間の境界線の外側に定置されることが可能である。フェイスストリップセグメント１２はまた、図９（ｃ）に示すように、フェイスフレーム３ａとラベル７配置領域との間の境界線の内側に定置されることも可能である。

ラベルアセンブリ１１におけるキャリアストリップセグメント９の幅は、加算計測によって、ラベル７の隣接する列間の間隔として選択され得る。例えば、フェイスストリップセグメント１２の幅がＸであるとすると、キャリアストリップセグメント９の幅は、Ｘ＋約２〜６０ｍｍとして設定され得る。

図１０に示すように、かかる構成を有するラベルアセンブリ１１におけるラベル７を使用するとき、ラベルアセンブリ１１の外側縁部の内側に定置されるキャリアストリップセグメント９の端部を保持して、キャリアストリップセグメント９をカット８に沿ってキャリアシートライナー２の第２の側から剥離することによって、フェイスストリップセグメント１２はキャリアストリップセグメント９に続いて同時に剥離され、それ故、キャリアストリップセグメント９の両側に定置されるラベル７の２つの列及びその縁部が、一度に露出され得る。したがって、ラベル７は、手で容易に把持され、ラベルアセンブリ１１から取り外され得る。

それに加えて、ラベルアセンブリ１１内のラベル７は、キャリアストリップセグメント９及びフェイスストリップセグメント１２が剥離されるとき、ラベル７とその縁部との間に隙間が形成されることになるため、指で容易に保持され得る。ここでも、第２の実施形態においてさえも、キャリアストリップセグメント９及びフェイスストリップセグメント１２は、ラベル７間の全ての間隔に必ずしも対応して定置される必要はなく、キャリアストリップセグメント９及びフェイスストリップセグメント１２は、交互の列に定置されることが可能である。キャリアストリップセグメント９及びフェイスストリップセグメント１２を必要最小限数の場所に定置することによって、キャリアストリップセグメント９を形成及び剥離する作業は、最小限に抑えられ得る。

他の実施形態
図１１は、本発明の第３の実施形態のラベルアセンブリ２１を示す正面図であり、キャリアストリップセグメント９は、その中間部分内の穿孔カット２２と、その端部分における連続カット２３とによって画定される。上述の実施形態と同様に、２列のラベル７の側部上の２つの縁部は、キャリアストリップセグメント９の上にあり、キャリアストリップセグメント９及びフェイスストリップセグメント１２を取り外すことによって露出され得る。それに加えて、キャリアストリップセグメント９の境界の中間部分として穿孔線２２を有することによって、例えば、デスクトッププリンタを通過するといった、ラベルアセンブリの処理及び取り扱い中などに、キャリアストリップセグメント９が意図せず取り外されることを防止でき、ラベルアセンブリ２１がプリンタを通過するときのジャミングの可能性を少なくすることによって、印刷が促進される。このことに加えて、ラベル７は、フェイスストリップセグメント１２のみを剥離した後に剥離され得るため、ラベルアセンブリ２１の便利さは増大する。

図１１に示すように、キャリアストリップセグメント９の境界の両端部を、穿孔線２２ではなくむしろ連続カット２３を伴って形成することによって、両端部は、キャリアストリップセグメント９を剥離するときの出発点となり得る。

図１２は、本発明の別の実施形態に関与するラベルアセンブリを示す正面図である。ラベルアセンブリ３１では、異なる列のラベル７の部分の下にあるキャリアストリップセグメント９の２つの部分が、連結ジョイント３２によって接合される。この構成では、全てのラベル７の縁部及びその縁部は、キャリアストリップセグメント９を取り外すことによって一度に露出され得る。理解されるであろうように、連結ジョイント３２は、キャリアストリップセグメント９の端部を一緒に接続する形式に限定されず、中間部品を含む任意の部品を一緒に接続することも可能である。それに加えて、キャリアストリップセグメント９が多数の列内に定置される場合、他の端部のうちの１つが、連結ジョイント３２を用いて別の端部に交互に接合され得る。連結ジョイント３２はまた、フェイスフレームセグメント３ａと重なり合う領域内に位置付けられることも可能である。

更に、図１３に示すように、別の実施形態では、ラベル７は連結ジョイント３２が位置付けられる領域内に定置されない。この場合、キャリアストリップセグメント９を取り外した後でさえも、フェイス層４は、連結ジョイント３２の位置に対応する領域内のキャリアシート２上に残ることになり、それによってラベルアセンブリ３１の寸法的安定性を強化する。

図１４は、また別の実施形態を示す正面図であり、ラベルアセンブリ４１において、ラベル７は当接せず、既定された間隔、即ち、フェイスシート３内のフェイス空隙セグメント４２が、接するラベル７の角と交差する。フェイス空隙セグメント４２は、キャリアストリップセグメント９が取り外されるときに、フェイス空隙セグメントも取り外されて、影響を受けるラベルの縁部をより容易に把持しやすくするように、それぞれより大きいキャリアストリップセグメント９の上に完全に重なっている。

図１５に示すように、穿孔線４３がキャリアストリップセグメント９上に長手方向に交差する方向で形成される場合では、一度に使用されるラベル７の数は、キャリアストリップセグメントの剥離が穿孔線４３の位置によって中断され得るように調節され得る。図１６に示すように、フェイスストリップ４４はまた、ラベル７の角以外の領域、合計で４つの場所になる隣接する列の各々上の２つの場所と接触するように形成されることも可能である。

図１７は、また別の実施形態のラベルアセンブリ５１を示す正面図である。例示するラベルアセンブリ５１上では、ラベル７の角は、僅かに丸みを帯びて形状付けられ、フェイスストリップ５２は、隣接する列内のラベル７間にいかなる隙間も伴わずに形成される。それに加えて、キャリアストリップセグメント５３上の三角形の凸部５４が、当接するラベル７間の境界の方向に突出する。このような構成では、キャリアストリップセグメント５３及びフェイスストリップセグメント５２が取り外されるときに、ラベル７の縁部をより広範囲に露出させることが可能である。

凸部５４は、必ずしもラベル７間の境界でなくてもよい。所望により、凸部はまた、例えば、図１８に示すように、ラベル７の中心の方向に突出することも可能である。理解されるであろうように、凸部５４の形状は三角形に限定されず、図１７及び図１８に示すように、矩形又は円形といった他の形状であり得る。

図１９は、また別の実施形態のラベルアセンブリ６１を示す正面図である。例示するラベルアセンブリ６１上では、フェイスストリップセグメント６２及びキャリアストリップセグメント６３は、非同軸で非対称に形成される。より具体的には、ラベルアセンブリ６１上で、フェイスストリップセグメント６２は、隣接する列内のラベル７間の間隔の中心にのみ定置され、キャリアストリップセグメント６３の主要部は、ラベル７の列の片側近くに不規則に分散されて定置される。次に、キャリアストリップセグメント６３の主要部のもう一方の側の上の列にあるラベル７の中心の方向に突出する凸部６４が、フェイスストリップセグメント６２と重なり合うようにキャリアストリップセグメント６３上に形成される。

このような構成によると、キャリアストリップセグメント６３及びフェイスストリップセグメント６２が剥離されるとき、ラベル７の縁部の十分に広範な部分を露出させることが可能である。これは、１つの段のラベル７の取り外しを非常に手軽にするであろう。それに加えて、キャリアストリップセグメント６３を剥離した後でさえも、ラベルストックシート３は、フェイスストリップセグメント６２がラベル７間に形成されていない領域内のキャリアシート２上に残ることになり、それ故、ラベルアセンブリ６１の形状維持を保証することが可能である。

添付図面を参照しながら、本発明を好ましい実施形態と関連付けて完全に説明したが、様々な変更及び修正が当業者に明らかであることに留意されたい。そのような変更及び修正は、添付された「特許請求の範囲」によって定められるような本発明の範囲から逸脱しない限り、これに含まれるものと理解すべきである。

Claims (6)

1. 表主面及び裏主面を有するキャリアシートと、前記キャリアシートの前記表主面に取り外し可能に付着されるラベルストックシートと、を備え、（ａ）前記キャリアシートが、少なくとも１つのライナーセグメントと１つ以上のキャリアストリップセグメントとを備える２つ以上のセグメントで構成され、（ｂ）前記ラベルストックシートが、１つ以上のラベルと１つ以上のストリップ又はフレームとを備える１つ以上のセグメントで構成され、（ｃ）前記キャリアストリップセグメントが、１つ以上のラベルの縁部と重なり合う、ラベルアセンブリ。
2. 前記ラベルストックシートが、１つ以上の列に配置されるラベルの配列を含む、請求項１に記載のラベルアセンブリ。
3. 前記ラベルストックシートが、２つ以上の列に配置されるラベルの配列を含む、請求項２に記載のラベルアセンブリ。
4. キャリアストリップセグメントが、隣接する列内で前記ラベルの縁部と重なり合う、請求項２に記載のラベルアセンブリ。
5. 前記ラベルストックシートが、（ａ）２つ以上の列に配置されるラベルの配列と、（ｂ）キャリアストリップセグメントの一部分を覆い、前記キャリアストリップセグメントより狭く、かつ前記ラベルストックシート上の隣接する列内で前記ラベルの縁部に当接するフェイスストリップセグメントと、を含む、請求項１に記載のラベルアセンブリ。
6. 前記キャリアストリップセグメントが、前記キャリアシート内の穿孔線によって少なくとも部分的に画定される、請求項に記載のラベルアセンブリ。

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