JP2007250973A - デカップリングデバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】 実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得て、実際上で生じ得る不要な共振を抑制できるデカップリングデバイスを提供する。
【解決手段】 積層コンデンサ110の複数の第1内部導体層117と複数の第2内部導体層118によって所定の静電容量C11を形成し、複数の第1内部導体層117と複数の第3内部導体層119によって所定の静電容量C12を形成すると共に、複数の第2内部導体層118と複数の第3内部導体層119とを抵抗素子120を介して接続し、抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択することにより静電容量C11のESRを制御し、このESR制御によって所定の周波数範囲において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させる。
【選択図】 図4
【解決手段】 積層コンデンサ110の複数の第1内部導体層117と複数の第2内部導体層118によって所定の静電容量C11を形成し、複数の第1内部導体層117と複数の第3内部導体層119によって所定の静電容量C12を形成すると共に、複数の第2内部導体層118と複数の第3内部導体層119とを抵抗素子120を介して接続し、抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択することにより静電容量C11のESRを制御し、このESR制御によって所定の周波数範囲において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、デカップリングの用途に適したデバイスに関する。
特開2005−79237号公報(特許文献1)には、外部電極用引出し部及び連結電極用引出し部を有する複数の第1内部導体層と、第1内部導体層の外部電極用引出し部及び連結電極用引出し部と異なる位置に外部電極用引出し部及び連結電極用引出し部を有する複数の第2内部導体層と、第1内部導体層の連結電極用引出し部と同じ位置に連結電極用引出し部を有する複数の第3内部導体層と、第2内部導体層の連結電極用引出し部と同じ位置に連結電極用引出し部を有する複数の第4内部導体層と、各第1内部導体層の外部電極用引出し部に接続された第1外部電極と、各第2内部導体層の外部電極用引出し部に接続された第2外部電極と、各第1内部導体層の連結電極用引出し部と各第3内部導体層の連結電極用引出し部とに接続された第1連結電極と、各第2内部導体層の連結電極用引出し部と各第4内部導体層の連結電極用引出し部とに接続された第2連結電極とを備えたデカップリング用の積層コンデンサが開示されている。
この積層コンデンサは、第1〜第4内部導体層の数によってデカップリングに必要な静電容量を得ることができると共に、極性が異なる内部導体層相互に電流の流れ方向が逆になる部分を確保することに依る磁界相殺作用によって等価直列インダクタンス(以下ESLと言う)を低下させることができる。つまり、この積層コンデンサに依ればデカップリングに必要とされる基本条件、即ち、高静電容量と低ESLを満足できる。
特開2005−79237号公報
デカップリングに関して言えば積層コンデンサの等価直列抵抗(以下ESRと言う)は低い方が好ましいが、実用上ではESRが低すぎると積層コンデンサの実装位置や周囲環境等に依って不要な共振、例えば電源電圧のリップル発生及びリップルに基づくノイズ発生や電磁障害(EMI)に依るノイズ発生を引き起こしてしまう。
積層コンデンサにおけるESRは固有のものであるが、該ESRを適宜制御できるようにすれば、実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得て、先に述べた不要な共振を抑制して所期のデカップリングをより効果的に行うことができる。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得て、実際上で生じ得る不要な共振を抑制できるデカップリングデバイスを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のデカップリングデバイスは、一の面に第1外部電極及び第2外部電極を有し他の面に第1連結電極及び第2連結電極を有する直方体形状の積層コンデンサと、第1外部端子及び第2外部端子を有し第1外部端子を積層コンデンサの第1連結電極に接続され第2外部端子を積層コンデンサの第2連結電極に接続された抵抗素子とを具備し、前記積層コンデンサは、外部電極用引出し部を有する少なくとも1つの第1内部導体層と、連結電極用引出し部を有する少なくとも1つの第2内部導体層と、第1内部導体層の外部電極用引出し部と異なる位置に外部電極用引出し部を有し第2内部導体層の連結電極用引出し部と異なる位置に連結電極用引出し部を有する少なくとも1つの第3内部導体層とを備え、第1内部導体層の外部電極用引出し部は第1外部電極に接続され、第2内部導体層の連結電極用引出し部は第1連結電極に接続され、第3内部導体層の外部電極用引出し部は第2外部電極に接続され、第3内部導体層の連結電極用引出し部は第2連結電極に接続されている、ことをその特徴とする。
このデカップリングデバイスにあっては、積層コンデンサの第1内部導体層と第2内部導体層によって所定の静電容量が形成され、第1内部導体層と第3内部導体層によって所定の静電容量が形成されるため、第1外部電極と第2外部電極を通じて得られるデカップリングデバイスの静電容量は並列接続された2つの静電容量の合成値となる。
また、積層コンデンサの第2内部導体層と第3内部導体層とは抵抗素子を介して接続されているため、第1外部電極をプラスとし第2外部電極をマイナス(グランド)としたときには、第1内部導体層と第2内部導体層によって形成される静電容量のみに抵抗素子の抵抗が付加され、第1内部導体層と第2内部導体層によって形成される静電容量の等価直列抵抗のみが増加する。
このデカップリングデバイスによれば、第1〜第3内部導体層の数によってデカップリングに必要な静電容量を得ることができると共に、極性が異なる内部導体層相互に電流の流れ方向が逆になる部分を確保することに依る磁界相殺作用によって等価直列インダクタンス値を低下させることができる。
また、抵抗素子の抵抗値を適宜選択することにより第1内部導体層と第2内部導体層によって形成される静電容量の等価直列抵抗を制御することができ、この等価直列抵抗の制御によって所定の周波数範囲において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。これにより、等価直列抵抗に依存し実装位置や周囲環境等に依って不要な共振、例えば電源電圧のリップル発生及びリップルに基づくノイズ発生や電磁障害(EMI)に依るノイズ発生を引き起こしてしまうことを的確に抑制することができる。
本発明によれば、実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得て、実際上で生じ得る不要な共振を抑制できるデカップリングデバイスを提供することができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
[第1実施形態]
図1〜図7は本発明(デカップリングデバイス)の第1実施形態を示す。
図1〜図7は本発明(デカップリングデバイス)の第1実施形態を示す。
図1のデカップリングデバイス100は、所定の長さL11,幅W11,高さH11を有する直方体形状の積層コンデンサ110(図2参照)と、所定の長さL12,幅W12,高さH12を有する直方体形状の抵抗素子120(図2参照)とを結合して構成されている。
積層コンデンサ110は、直方体形状の誘電体チップ111と、誘電体チップ111の下面に長さ方向に間隔をおいて設けられた第1外部電極112及び第2外部電極113と、誘電体チップ111の上面に長さ方向に間隔をおいて設けられた第1連結電極114及び第2連結電極115とを備える。
抵抗素子120はチップ抵抗器と称されるタイプのもので、直方体形状の絶縁体チップ121と、絶縁体チップ121の長さ方向両端に設けられた第1外部端子122及び第2外部端子123と、絶縁体チップ121の表面または内部に設けられ長さ方向両端を第1外部端子122及び第2外部端子123に接続された矩形状の抵抗層124とを備えており、第1外部端子122と第2外部端子123の間に所定の抵抗R11(図4参照)を有する。この抵抗素子120は、第1外部端子122を積層コンデンサ110の第1連結電極114に半田付け等により接続され、第2外部端子123を積層コンデンサ110の第2連結電極115に半田付け等により接続されている。
積層コンデンサ110の誘電体チップ111は、図3に示すように、複数の誘電体層116と、複数の第1内部導体層117と、複数の第2内部導体層118と、複数の第3内部導体層119とを同図に示す順序で幅方向に積層して一体化した構造を有する。つまり、各第1内部導体層117は所定の積層界面にそれぞれ存在し、各第2内部導体層118は各第1内部導体層117が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面にそれぞれ存在し、各第3内部導体層119は各第1内部導体層117が存在する積層界面並びに各第2内部導体層118が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面にそれぞれ存在している。
各第1内部導体層117は矩形状を成し、下端縁の長さ方向一側に外部電極用引出し部117aを有する。各第2内部導体層118は第1内部導体層117と同じサイズの矩形状を成し、上端縁の長さ方向一側に連結電極用引出し部118aを有する。各第3内部導体層119は第1内部導体層117と同じサイズの矩形状を成し、下端縁の長さ方向他側に外部電極用引出し部119aを有し、上端縁の長さ方向他側に連結電極用引出し部119bを有する。
各第1内部導体層117の外部電極用引出し部117aは第1外部電極112に接続され、各第2内部導体層118の連結電極用引出し部118aは第1連結電極114に接続され、各第3内部導体層119の外部電極用引出し部119aは第2外部電極113に接続され、各第3内部導体層119の連結電極用引出し部119bは第2連結電極115に接続されている。
図4の等価回路図から分かるように、図1のデカップリングデバイス100にあっては、積層コンデンサ110の複数の第1内部導体層117と複数の第2内部導体層118によって所定の静電容量C11が形成され、複数の第1内部導体層117と複数の第3内部導体層119によって所定の静電容量C12が形成されるため、第1外部電極112と第2外部電極113を通じて得られるデカップリングデバイス100の静電容量は並列接続された静電容量C11と静電容量C12の合成値となる。
また、図1のデカップリングデバイス100にあっては、積層コンデンサ110の複数の第2内部導体層118と複数の第3内部導体層119とは抵抗素子120を介して接続されているため、第1外部電極112をプラスとし第2外部電極113をマイナス(グランド)としたときには静電容量C11のみに抵抗素子120の抵抗R11が付加される。
図3の層構成に準じて具体的に述べれば、第1内部導体層117の数が6、第2内部導体層118の数が3、第3内部導体層119の数が2であるため、第1内部導体層117と第2内部導体層118によって得られる静電容量C11の静電容量及びESLは、第1内部導体層117と第3内部導体層119によって得られる静電容量C12の静電容量及びESLよりも大きい。また、第1外部電極112をプラスとし第2外部電極113をマイナス(グランド)としたときには静電容量C11のみに抵抗素子120の抵抗R11が付加されるため、静電容量C12の等価直列抵抗(以下ESRと言う)は変化せず、静電容量C11のESRのみが増加する。
図5は図3の層構成に準じたインピーダンス周波数特性を表したものであり、静電容量がC11>C12の関係を有する静電容量C11と静電容量C12が並列接続されていることから、静電容量C11に基づく共振点(破線参照)は低周波数帯域に現れ、静電容量C12に基づく共振点は高周波数帯域に現れる。勿論、静電容量C11と静電容量C11に基づく共振点は各々の静電容量に応じてシフトされることは言うまでもない。
第1外部電極112をプラスとし第2外部電極113をマイナス(グランド)としたときには静電容量C11に抵抗素子120の抵抗R11が付加されるので、積層コンデンサ110に結合される抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択することにより静電容量C11のESRを制御することができ、このESR制御によって図5にR11a,R11b,R11cで示す線分のように所定の低周波数範囲(f1〜f2)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。因みに、R11aで示した線分は低値の抵抗R11を用いた場合の特性を示し、R11bで示した線分はこれよりも高値の抵抗R11を用いた場合の特性を示し、R11cで示した線分はこれよりもさらに高値の抵抗R11を用いた場合の特性を示す。
図6は第2内部導体層118の数<第3内部導体層119の数として静電容量C11と静電容量C12の関係をC11<C12とした場合のインピーダンス周波数特性を示すものであり、この場合には静電容量C11に基づく共振点(破線参照)は高周波数帯域に現れ、静電容量C12に基づく共振点は低周波数帯域に現れる。前記と同様に、第1外部電極112をプラスとし第2外部電極113をマイナス(グランド)としたときには静電容量C11に抵抗素子120の抵抗R11が付加されるので、積層コンデンサ110に結合される抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択して静電容量C11のESRを制御することによって、図6にR11a,R11b,R11cで示す線分のように所定の中高周波数範囲(f3〜f4)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。
図7は第2内部導体層118の数=第3内部導体層119の数として静電容量C11と静電容量C12の関係をC11=C12とした場合のインピーダンス周波数特性を示すものであり、この場合には静電容量C11並びに静電容量C12に基づく共振点(破線参照)は同じで中間周波数帯域に現れる。前記と同様に、第1外部電極112をプラスとし第2外部電極113をマイナス(グランド)としたときには静電容量C11に抵抗素子120の抵抗R11が付加されるので、積層コンデンサ110に結合される抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択して静電容量C11のESRを制御することによって、図7にR11a,R11b,R11cで示す線分のように所定の中間周波数範囲(f5〜f6)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。
前述のデカップリングデバイス100によれば、第1〜第3内部導体層117〜119の数によってデカップリングに必要な静電容量を得ることができると共に、極性が異なる内部導体層相互に電流の流れ方向が逆になる部分を確保することに依る磁界相殺作用によって等価直列インダクタンス(以下ESLと言う)を低下させることができ、デカップリングに必要とされる基本条件、即ち、高静電容量と低ESLを満足できる。
また、積層コンデンサ110に結合される抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択することにより静電容量C11のESRを制御することができ、このESR制御によって所定の周波数範囲において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができるので、ESRに依存し実装位置や周囲環境等に依って不要な共振、例えば電源電圧のリップル発生及びリップルに基づくノイズ発生や電磁障害(EMI)に依るノイズ発生を引き起こしてしまうことを的確に抑制することができる。つまり、実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得ることにより、実際上で生じ得る不要な共振を抑制して所期のデカップリングをより効果的に行うことができる。
また、積層コンデンサ110に結合される抵抗素子120の抵抗R11の値を適宜選択することによって静電容量C11のESRを制御できるので、抵抗素子120の選定によってESRの制御を極めて容易に行えると共にユーザーが要求する所望のインピーダンス周波数特性を的確に得ることができる。
尚、図1〜図5に示した第1実施形態では、誘電体チップ111の上面に第1連結電極114及び第2連結電極115を設けて該第1連結電極114及び第2連結電極115に抵抗素子120の第1外部端子122及び第2外部端子123を接続したものを示したが、図8に示すように、第1連結電極114’及び第2連結電極115’のそれぞれに誘電体チップ111の側面に及ぶ延長部分114a,115aを設けて該延長部分114a,115aに抵抗素子120の第1外部端子122及び第2外部端子123を接続して、抵抗素子120を積層コンデンサ100’の側面側に配するようにしてもよい。
また、図1〜図5に示した第1実施形態では、抵抗素子120としてチップ抵抗器と称されるタイプのものを示したが、所定の抵抗を有し且つ第1外部端子122と第2外部端子123に相当する部位を有するものであれば抵抗素子120の代わりに適宜使用できる。
[第2実施形態]
図9〜図12は本発明(デカップリングデバイス)の第2実施形態を示す。
図9〜図12は本発明(デカップリングデバイス)の第2実施形態を示す。
図9のデカップリングデバイス200は、所定の長さL21,幅W21,高さH21を有する直方体形状の積層コンデンサ210(図10参照)と、所定の長さL22,幅L22,高さH22を有する直方体形状の抵抗素子220(図10参照)とを結合して構成されている。
積層コンデンサ210は、直方体形状の誘電体チップ211と、誘電体チップ211の長さ方向両端部に設けられた第1外部電極212及び第2外部電極213と、誘電体チップ111の幅方向両端部に設けられた断面コ字形の第1連結電極214及び第2連結電極215とを備える。
抵抗素子220はチップ抵抗器と称されるタイプのもので、直方体形状の絶縁体チップ221と、絶縁体チップ221の長さ方向両端に設けられた第1外部端子222及び第2外部端子223と、絶縁体チップ221の表面または内部に設けられ長さ方向両端を第1外部端子222及び第2外部端子223に接続された矩形状の抵抗層224とを備えており、第1外部端子222と第2外部端子223の間に所定の抵抗R21(図12参照)を有する。この抵抗素子220は、第1外部端子222を積層コンデンサ210の第1連結電極214に半田付け等により接続され、第2外部端子223を積層コンデンサ210の第2連結電極215に半田付け等により接続されている。積層コンデンサ210に対する抵抗素子220の結合向きは、抵抗素子220の長さ方向が積層コンデンサ210の長さ方向と直交する向きである。
積層コンデンサ210の誘電体チップ211は、図11に示すように、複数の誘電体層216と、複数の第1内部導体層217と、複数の第2内部導体層218と、複数の第3内部導体層219とを同図に示す順序で高さ方向に積層して一体化した構造を有する。つまり、各第1内部導体層217は所定の積層界面にそれぞれ存在し、各第2内部導体層218は各第1内部導体層217が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面にそれぞれ存在し、各第3内部導体層219は各第1内部導体層217が存在する積層界面並びに各第2内部導体層218が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面にそれぞれ存在している。
各第1内部導体層217は矩形状を成し、長さ方向一側に外部電極用引出し部217aを有する。各第2内部導体層218は第1内部導体層217と同じサイズの矩形状を成し、幅方向一側の中央に連結電極用引出し部218aを有する。各第3内部導体層219は第1内部導体層217と同じサイズの矩形状を成し、長さ方向他側に外部電極用引出し部219aを有し、幅方向他側の中央に連結電極用引出し部219bを有する。因みに、外部電極用引出し部217a,219aを示すために用いた破線は境界を表すものである。
各第1内部導体層217の外部電極用引出し部217aは第1外部電極212に接続され、各第2内部導体層218の連結電極用引出し部218aは第1連結電極214に接続され、各第3内部導体層219の外部電極用引出し部219aは第2外部電極213に接続され、各第3内部導体層219の連結電極用引出し部219bは第2連結電極215に接続されている。
図12の等価回路図から分かるように、図9のデカップリングデバイス200にあっては、積層コンデンサ210の複数の第1内部導体層217と複数の第2内部導体層218によって所定の静電容量C21が形成され、複数の第1内部導体層217と複数の第3内部導体層219によって所定の静電容量C22が形成されるため、第1外部電極212と第2外部電極213を通じて得られるデカップリングデバイス100の静電容量は並列接続された静電容量C21と静電容量C22の合成値となる。
また、図9のデカップリングデバイス200にあっては、積層コンデンサ210の複数の第2内部導体層218と複数の第3内部導体層219とは抵抗素子220を介して接続されているため、第1外部電極212をプラスとし第2外部電極213をマイナス(グランド)としたときには静電容量C21のみに抵抗素子220の抵抗R21が付加される。
図11の層構成に準じて具体的に述べれば、第1内部導体層217の数が6、第2内部導体層218の数が3、第3内部導体層219の数が2であるため、第1内部導体層217と第2内部導体層218によって得られる静電容量C21の静電容量及びESLは、第1内部導体層217と第3内部導体層219によって得られる静電容量C22の静電容量及びESLよりも大きい。また、第1外部電極212をプラスとし第2外部電極213をマイナス(グランド)としたときには静電容量C21のみに抵抗素子220の抵抗R21が付加されるため、静電容量C22の等価直列抵抗(以下ESRと言う)は変化せず、静電容量C21のESRのみが増加する。
第1実施形態の説明で引用した図5のインピーダンス周波数特性と同様に、静電容量がC21>C22の関係を有する静電容量C21と静電容量C22が並列接続されていることから、静電容量C21に基づく共振点は低周波数帯域に現れ、静電容量C22に基づく共振点は高周波数帯域に現れる。勿論、静電容量C21と静電容量C21に基づく共振点は各々の静電容量に応じてシフトされることは言うまでもない。
第1外部電極212をプラスとし第2外部電極213をマイナス(グランド)としたときには静電容量C21に抵抗素子220の抵抗R21が付加されるので、積層コンデンサ210に結合される抵抗素子220の抵抗R21の値を適宜選択することにより静電容量C21のESRを制御することができ、このESR制御によって図5にR11a,R11b,R11cで示す線分と同様に所定の低周波数範囲(f1〜f2)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。
また、第2内部導体層218の数<第3内部導体層219の数として静電容量C21と静電容量C22の関係をC21<C22とした場合には、図6にR11a,R11b,R11cで示す線分と同様に所定の中高周波数範囲(f3〜f4)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができるし、第2内部導体層218の数=第3内部導体層219の数として静電容量C21と静電容量C22の関係をC21=C22とした場合には、図7にR11a,R11b,R11cで示す線分と同様に所定の中間周波数範囲(f5〜f6)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。
前述のデカップリングデバイス200によれば、第1〜第3内部導体層217〜219の数によってデカップリングに必要な静電容量を得ることができると共に、極性が異なる内部導体層相互に電流の流れ方向が逆になる部分を確保することに依る磁界相殺作用によって等価直列インダクタンス(以下ESLと言う)を低下させることができ、デカップリングに必要とされる基本条件、即ち、高静電容量と低ESLを満足できる。
また、積層コンデンサ210に結合される抵抗素子220の抵抗R21の値を適宜選択することにより静電容量C21のESRを制御することができ、このESR制御によって所定の周波数範囲において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができるので、ESRに依存し実装位置や周囲環境等に依って不要な共振、例えば電源電圧のリップル発生及びリップルに基づくノイズ発生や電磁障害(EMI)に依るノイズ発生を引き起こしてしまうことを的確に抑制することができる。つまり、実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得ることにより、実際上で生じ得る不要な共振を抑制して所期のデカップリングをより効果的に行うことができる。
また、積層コンデンサ210に結合される抵抗素子220の抵抗R21の値を適宜選択することによって静電容量C21のESRを制御できるので、抵抗素子220の選定によってESRの制御を極めて容易に行えると共にユーザーが要求する所望のインピーダンス周波数特性を的確に得ることができる。
尚、図9〜図12に示した第2実施形態では、誘電体チップ111の幅方向両端部に断面コ字形の第1連結電極214及び第2連結電極215を設けて該第1連結電極214及び第2連結電極215に抵抗素子220の第1外部端子222及び第2外部端子223を接続したものを示したが、図14(A)に示すように、誘電体チップ211’の幅方向両端部に断面L字形の第1外部電極212’及び第2外部電極213’を設けると共に誘電体チップ211’の長さ方向両端部に第1連結電極214’及び第2連結電極215’を設ければ、積層コンデンサ210’に対する抵抗素子220の結合向きを抵抗素子220の長さ方向が積層コンデンサ210’の長さ方向と平行となる向きとすることができる。
この場合には、図13(A)〜図13(C)に示すように、幅方向一側の中央に外部電極用引出し部217a’を有するものを第1内部導体層217’として用い、長さ方向一側に連結電極用引出し部218a’を有するものを第2内部導体層218’として用い、幅方向他側の中央に外部電極用引出し部219a’を有し、長さ方向他側に連結電極用引出し部219b’を有するものを第3内部導体層219’として用いればよい。このデカップリングデバイス200’の等価回路は図14(B)に示すように図12の等価回路と同じになる。
また、図9〜図12に示した第2実施形態では、抵抗素子220としてチップ抵抗器と称されるタイプのものを示したが、所定の抵抗を有し且つ第1外部端子222と第2外部端子223に相当する部位を有するものであれば抵抗素子220の代わりに適宜使用できる。
[第3実施形態]
図15〜図19は本発明(デカップリングデバイス)の第3実施形態を示す。
図15〜図19は本発明(デカップリングデバイス)の第3実施形態を示す。
図15のデカップリングデバイス300は、所定の長さL31,幅W31,高さH31を有する直方体形状の積層コンデンサ310(図16参照)と、所定の長さL32,幅W32,高さH32を有する直方体形状の抵抗素子320(図16参照)とを結合して構成されている。
積層コンデンサ310は、直方体形状の誘電体チップ311と、誘電体チップ311の下面に長さ方向に間隔をおいて設けられた第1外部電極312及び第2外部電極313と、誘電体チップ311の上面に長さ方向に間隔をおいて設けられた第1連結電極314及び第2連結電極315とを備える。
抵抗素子320はチップ抵抗器と称されるタイプのもので、直方体形状の絶縁体チップ321と、絶縁体チップ321の長さ方向両端に設けられた第1外部端子322及び第2外部端子323と、絶縁体チップ321の表面または内部に設けられ長さ方向両端を第1外部端子322及び第2外部端子323に接続された矩形状の抵抗層324とを備えており、第1外部端子322と第2外部端子323の間に所定の抵抗R31(図18参照)を有する。この抵抗素子320は、第1外部端子322を積層コンデンサ310の第1連結電極314に半田付け等により接続され、第2外部端子323を積層コンデンサ310の第2連結電極315に半田付け等により接続されている。
積層コンデンサ310の誘電体チップ311は、図17に示すように、複数の誘電体層316と、複数の第1内部導体層317と、複数の第2内部導体層318と、複数の第3内部導体層319とを同図に示す順序で幅方向に積層して一体化した構造を有する。つまり、各第1内部導体層317は所定の積層界面にそれぞれ存在し、各第2内部導体層318及び各第3内部導体層319は各第1内部導体層317が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面にそれぞれ存在している。
各第1内部導体層317は矩形状を成し、下端縁の長さ方向一側に外部電極用引出し部317aを有する。各第2内部導体層318は第1内部導体層317よりも長さ方向の寸法が小さな矩形状を成し、上端縁の長さ方向一側に連結電極用引出し部318aを有する。各第3内部導体層319は第2内部導体層318よりも長さ方向の寸法が小さな矩形状を成し、下端縁に外部電極用引出し部319aを有し、上端縁に連結電極用引出し部319bを有する。第3内部導体層319は第2内部導体層318と同じ積層界面に存在することから第2内部導体層318との間は所定のクリアランスがある。また、図示例では、第3内部導体層319としてその長さ方向の寸法が外部電極用引出し部319a及び連結電極用引出し部319bと同じものを示してある。因みに、外部電極用引出し部319a及び連結電極用引出し部319bを示すために用いた破線は境界を表すものである。
各第1内部導体層317の外部電極用引出し部317aは第1外部電極312に接続され、各第2内部導体層318の連結電極用引出し部318aは第1連結電極314に接続され、各第3内部導体層319の外部電極用引出し部319aは第2外部電極313に接続され、各第3内部導体層319の連結電極用引出し部319bは第2連結電極315に接続されている。
図18の等価回路図から分かるように、図15のデカップリングデバイス300にあっては、積層コンデンサ310の複数の第1内部導体層317と複数の第2内部導体層318によって所定の静電容量C31が形成され、複数の第1内部導体層317と複数の第3内部導体層319によって所定の静電容量C32が形成されるため、第1外部電極312と第2外部電極313を通じて得られるデカップリングデバイス100の静電容量は並列接続された静電容量C31と静電容量C32の合成値となる。
また、図15のデカップリングデバイス300にあっては積層コンデンサ310の複数の第2内部導体層318と複数の第3内部導体層319とは抵抗素子320を介して接続されているため、第1外部電極312をプラスとし第2外部電極313をマイナス(グランド)としたときには静電容量C31のみに抵抗素子320の抵抗R31が付加される。
図17の層構成に準じて具体的に述べれば、第1〜第3内部導体層317〜319の数は全て5であるが、各々の面積は第1内部導体層317>第2内部導体層318>第3内部導体層319の関係にあるため、第1内部導体層317と第2内部導体層318によって得られる静電容量C31の静電容量及びESLは、第1内部導体層317と第3内部導体層319によって得られる静電容量C32の静電容量及びESLよりも大きい。また、第1外部電極312をプラスとし第2外部電極313をマイナス(グランド)としたときには静電容量C31のみに抵抗素子320の抵抗R31が付加されるため、静電容量C32の等価直列抵抗(以下ESRと言う)は変化せず、静電容量C31のESRのみが増加する。
第1実施形態の説明で引用した図5のインピーダンス周波数特性と同様に、静電容量がC31>C32の関係を有する静電容量C31と静電容量C32が並列接続されていることから、静電容量C31に基づく共振点は低周波数帯域に現れ、静電容量C32に基づく共振点は高周波数帯域に現れる。勿論、静電容量C31と静電容量C31に基づく共振点は各々の静電容量に応じてシフトされることは言うまでもない。
第1外部電極312をプラスとし第2外部電極313をマイナス(グランド)としたときには静電容量C31に抵抗素子320の抵抗R31が付加されるので、積層コンデンサ310に結合される抵抗素子320の抵抗R31の値を適宜選択することにより静電容量C31のESRを制御することができ、このESR制御によって図5にR11a,R11b,R11cで示す線分と同様に所定の低周波数範囲(f1〜f2)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。
また、静電容量C31と静電容量C32の関係をC31<C32とした場合には、図6にR11a,R11b,R11cで示す線分と同様に所定の中高周波数範囲(f3〜f4)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができるし、静電容量C31と静電容量C32の関係をC31=C32とした場合には、図7にR11a,R11b,R11cで示す線分と同様に所定の中間周波数範囲(f5〜f6)において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができる。
図19(A)は静電容量C31と静電容量C32の関係をC31<C32とする場合に用いられる第2内部導体層318’と第3内部導体層319’を示すもので、第3内部導体層319’は第1内部導体層317よりも長さ方向の寸法が小さな矩形状を成し、下端縁の長さ方向他側に外部電極用引出し部319a’を有し、上端縁の長さ方向他側に連結電極用引出し部319b’を有する。また、第2内部導体層318’は第3内部導体層319’よりも長さ方向の寸法が小さな矩形状を成し、上端縁に連結電極用引出し部318a’を有する。
図19(B)は静電容量C31と静電容量C32の関係をC31=C32とする場合に用いられる第2内部導体層318”と第3内部導体層319”を示すもので、第2内部導体層318”は第1内部導体層317よりも長さ方向の寸法が小さな矩形状を成し、上端縁の長さ方向一側に連結電極用引出し部318a”を有する。第3内部導体層319’は第2内部導体層318”と長さ方向の寸法が同じ矩形状を成し、下端縁の長さ方向他側に外部電極用引出し部319a”を有し、上端縁の長さ方向他側に連結電極用引出し部319b”を有する。
前述のデカップリングデバイス300によれば、第1〜第3内部導体層317〜319の数によってデカップリングに必要な静電容量を得ることができると共に、極性が異なる内部導体層相互に電流の流れ方向が逆になる部分を確保することに依る磁界相殺作用によって等価直列インダクタンス(以下ESLと言う)を低下させることができ、デカップリングに必要とされる基本条件、即ち、高静電容量と低ESLを満足できる。
また、積層コンデンサ310に結合される抵抗素子320の抵抗R31の値を適宜選択することにより静電容量C31のESRを制御することができ、このESR制御によって所定の周波数範囲において部分的にインピーダンス周波数特性を変化させることができるので、ESRに依存し実装位置や周囲環境等に依って不要な共振、例えば電源電圧のリップル発生及びリップルに基づくノイズ発生や電磁障害(EMI)に依るノイズ発生を引き起こしてしまうことを的確に抑制することができる。つまり、実装位置や周囲環境等に適したインピーダンス周波数特性を得ることにより、実際上で生じ得る不要な共振を抑制して所期のデカップリングをより効果的に行うことができる。
また、積層コンデンサ310に結合される抵抗素子320の抵抗R31の値を適宜選択することによって静電容量C31のESRを制御できるので、抵抗素子320の選定によってESRの制御を極めて容易に行えると共にユーザーが要求する所望のインピーダンス周波数特性を的確に得ることができる。
尚、図15〜図18に示した第3実施形態では、抵抗素子320としてチップ抵抗器と称されるタイプのものを示したが、所定の抵抗を有し且つ第1外部端子322と第2外部端子323に相当する部位を有するものであれば抵抗素子320の代わりに適宜使用できる。
100…デカップリングデバイス、110…積層コンデンサ、111…誘電体チップ、112…第1外部電極、113…第2外部電極、114…第1連結電極、115…第2連結電極、116…誘電体層、117…第1内部導体層、117a…外部電極用引出し部、118…第2内部導体層、118a…連結電極用引出し部、119…第3内部導体層、119a…外部電極用引出し部、119b…連結電極用引出し部、120…抵抗素子、121…絶縁体チップ、122…第1外部端子、123…第2外部端子、C11,C12…静電容量、R11…抵抗、100’…デカップリングデバイス、114’…第1連結電極、115’…第2連結電極、200…デカップリングデバイス、210…積層コンデンサ、211…誘電体チップ、212…第1外部電極、213…第2外部電極、214…第1連結電極、215…第2連結電極、216…誘電体層、217…第1内部導体層、217a…外部電極用引出し部、218…第2内部導体層、218a…連結電極用引出し部、219…第3内部導体層、219a…外部電極用引出し部、219b…連結電極用引出し部、220…抵抗素子、221…絶縁体チップ、222…第1外部端子、223…第2外部端子、C21,C22…静電容量、R21…抵抗、200’…デカップリングデバイス、210’…積層コンデンサ、211’…誘電体チップ、212’…第1外部電極、213’…第2外部電極、214’…第1連結電極、215’…第2連結電極、217’…第1内部導体層、217a’…外部電極用引出し部、218’…第2内部導体層、218a’…連結電極用引出し部、219’…第3内部導体層、219a’…外部電極用引出し部、219b’…連結電極用引出し部、300…デカップリングデバイス、310…積層コンデンサ、311…誘電体チップ、312…第1外部電極、313…第2外部電極、314…第1連結電極、315…第2連結電極、316…誘電体層、317…第1内部導体層、317a…外部電極用引出し部、318…第2内部導体層、318a…連結電極用引出し部、319…第3内部導体層、319a…外部電極用引出し部、319b…連結電極用引出し部、320…抵抗素子、321…絶縁体チップ、322…第1外部端子、323…第2外部端子、C31,C32…静電容量、R31…抵抗、318’…第2内部導体層、318a’…連結電極用引出し部、319’…第3内部導体層、319a’…外部電極用引出し部、319b’…連結電極用引出し部、318”…第2内部導体層、318a”…連結電極用引出し部、319”…第3内部導体層、319a”…外部電極用引出し部、319b”…連結電極用引出し部。
Claims (4)
- 一の面に第1外部電極及び第2外部電極を有し他の面に第1連結電極及び第2連結電極を有する直方体形状の積層コンデンサと、第1外部端子及び第2外部端子を有し第1外部端子を積層コンデンサの第1連結電極に接続され第2外部端子を積層コンデンサの第2連結電極に接続された抵抗素子とを具備し、
前記積層コンデンサは、外部電極用引出し部を有する少なくとも1つの第1内部導体層と、連結電極用引出し部を有する少なくとも1つの第2内部導体層と、第1内部導体層の外部電極用引出し部と異なる位置に外部電極用引出し部を有し第2内部導体層の連結電極用引出し部と異なる位置に連結電極用引出し部を有する少なくとも1つの第3内部導体層とを備え、第1内部導体層の外部電極用引出し部は第1外部電極に接続され、第2内部導体層の連結電極用引出し部は第1連結電極に接続され、第3内部導体層の外部電極用引出し部は第2外部電極に接続され、第3内部導体層の連結電極用引出し部は第2連結電極に接続されている、
ことを特徴とするデカップリングデバイス。 - 積層コンデンサの第1内部導体層は所定の積層界面に存在し、第2内部導体層は第1内部導体層が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面に存在し、第3内部導体層は第1内部導体層が存在する積層界面並びに第2内部導体層が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面に存在している、
ことを特徴とする請求項1に記載のデカップリングデバイス。 - 積層コンデンサの第1内部導体層は所定の積層界面に存在し、第2内部導体層及び第3内部導体層は第1内部導体層が存在する積層界面と位置が異なる所定の積層界面に存在している、
ことを特徴とする請求項1に記載のデカップリングデバイス。 - 積層コンデンサの第1内部導体層と第2内部導体層によって得られる静電容量と、第1内部導体層と第3内部導体層によって得られる静電容量とは値が異なる、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のデカップリングデバイス。
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