JP2016195236A - コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品 - Google Patents

コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2016195236A
JP2016195236A JP2016006008A JP2016006008A JP2016195236A JP 2016195236 A JP2016195236 A JP 2016195236A JP 2016006008 A JP2016006008 A JP 2016006008A JP 2016006008 A JP2016006008 A JP 2016006008A JP 2016195236 A JP2016195236 A JP 2016195236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
external electrode
external
capacitor
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016006008A
Other languages
English (en)
Inventor
裕文 足立
Hirofumi ADACHI
裕文 足立
仁明 木村
Yoshiaki Kimura
仁明 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to KR1020160037689A priority Critical patent/KR101824904B1/ko
Priority to US15/084,840 priority patent/US10079110B2/en
Publication of JP2016195236A publication Critical patent/JP2016195236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】回路設計の自由度を高める。【解決手段】コンデンサ素子100と、コンデンサ素子100上に配置され、抵抗体230を有する抵抗素子200とを備える。コンデンサ素子100は、コンデンサ本体110と、コンデンサ本体110の表面に設けられた、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124とを含む。抵抗体230は、第3外部電極123および第4外部電極124の各々に電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品に関する。
従来、配線基板に対する電子部品の高集積化の観点から、抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とを併せ備えた複合電子部品として、各種のものが提案されている。
たとえば、特開2001−338838号公報(特許文献1)には、チップ型コンデンサのコンデンサ本体の表面に抵抗体を設け、当該抵抗体をコンデンサ本体の表面に設けられた一対の外部電極に接続することにより、抵抗要素とコンデンサ要素とが電気的に接続された複合電子部品が開示されている。
また、特開平6−283301号公報(特許文献2)には、チップ型抵抗、チップ型サーミスタ、チップ型コンデンサおよびチップ型バリスタなどの群から選ばれた2種以上の同形かつ同寸法の直方体形状のチップ型素子をこれらの厚さ方向において互いに重ね合わせ、これらに設けられた端子電極をさらに一括してリードフレームで覆うことで一体化してなる複合電子部品が開示されている。
特開2001−338838号公報 特開平6−283301号公報
特許文献1および特許文献2に開示された複合電子部品の各々は、抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とが電気的に並列に接続された閉ループを有しているため、回路設計の観点においてその設計自由度が低い。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、回路設計の自由度が高められた、コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に基づく複合電子部品は、コンデンサ素子と、コンデンサ素子上に配置され、抵抗体を有する抵抗素子とを備える。コンデンサ素子は、誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを含む。第1外部電極および第2外部電極は、コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられている。第3外部電極および第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、上記長さ方向において、第1外部電極および第2外部電極の間に位置している。第1外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。第2外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。抵抗体は、第3外部電極および第4外部電極の各々に電気的に接続されている。
本発明の一形態においては、抵抗素子は、絶縁性基部、および絶縁性基部に設けられた第1接続電極および第2接続電極をさらに有する。抵抗体は、絶縁性基部上にて第1接続電極および第2接続電極の各々に直接的に接続されている。第1接続電極は、第3外部電極に電気的に接続されている。第2接続電極は、第4外部電極に電気的に接続されている。
本発明の一形態においては、コンデンサ本体の高さ方向において、絶縁性基部が、第1外部電極の少なくとも一部、および、第2外部電極の少なくとも一部の各々と重なっている。
本発明の一形態においては、抵抗素子は、コンデンサ素子上に直接設けられた抵抗体で構成されている。抵抗体は、第3外部電極および第4外部電極の各々に直接的に接続されている。
本発明の一形態においては、第3外部電極および第4外部電極の各々は、コンデンサ素子内において、第1内部電極および第2内部電極の各々に対して非接続な状態で設けられている。
本発明の一形態においては、コンデンサ本体は、第1内部電極および第2内部電極の積層方向に見て、第1内部電極および第2内部電極が互いに対向している領域の外側に設けられ、互いに離隔している第1内部導体および第2内部導体をさらに含む。第1内部導体は、第3外部電極に直接的に接続されている。第2内部導体は、第4外部電極に直接的に接続されている。
本発明の一形態においては、コンデンサ本体は、第1内部電極および第2内部電極の少なくとも一方と対向する第3内部電極をさらに含む。第3内部電極は、第3外部電極または第4外部電極と直接的に接続されている。
本発明の一形態においては、コンデンサ本体の上記高さ方向において、第3外部電極および第4外部電極の各々の最大厚さは、第1外部電極および第2外部電極の各々の最大厚さより薄い。
本発明の第2の局面に基づくコンデンサ素子は、誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを備える。第1外部電極および第2外部電極は、コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられている。第3外部電極および第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、上記長さ方向において、第1外部電極および第2外部電極の間に位置している。第1外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。第2外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。
本発明の第3の局面に基づく複合電子部品は、コンデンサ素子と、コンデンサ素子上に配置され、抵抗体を有する抵抗素子とを備える。コンデンサ素子は、誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを含む。第1外部電極および第2外部電極は、コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられている。第3外部電極および第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、上記長さ方向において、第1外部電極および第2外部電極の間に位置している。第3外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。第4外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。抵抗体は、第1外部電極および第2外部電極の各々に電気的に接続されている。
本発明の一形態においては、抵抗素子は、絶縁性基部、および絶縁性基部に設けられた第1接続電極および第2接続電極をさらに有する。抵抗体は、絶縁性基部上にて第1接続電極および第2接続電極の各々に直接的に接続されている。第1接続電極は、第1外部電極に電気的に接続されている。第2接続電極は、第2外部電極に電気的に接続されている。
本発明の一形態においては、コンデンサ本体の高さ方向において、絶縁性基部が、第3外部電極の少なくとも一部、および、第4外部電極の少なくとも一部の各々と重なっている。
本発明の一形態においては、第1外部電極および第2外部電極の各々は、コンデンサ素子内において、第1内部電極および第2内部電極の各々に対して非接続な状態で設けられている。
本発明の第4の局面に基づくコンデンサ素子は、誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを備える。第1外部電極および第2外部電極は、コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられている。第3外部電極および第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、上記長さ方向において、第1外部電極および第2外部電極の間に位置している。第3外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。第4外部電極は、第1内部電極または第2内部電極と直接的に接続されている。
本発明によれば、回路設計の自由度を高めることができる。
本発明の実施形態1に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図2のIII−III線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図2のIV−IV線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図3のV−V線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図3のVI−VI線矢印方向から見た図である。 本実施形態に係るコンデンサ素子の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る複合電子部品が備える抵抗素子の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る複合電子部品の等価回路を示す図である。 本発明の実施形態2に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のV−V線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。 本発明の実施形態2に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のVI−VI線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。 本発明の実施形態3に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のV−V線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。 本発明の実施形態3に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のVI−VI線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。 本発明の実施形態4に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態5に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態5に係る複合電子部品の断面図であって、図15のXVI−XVI線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態6に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態6に係る複合電子部品が備える抵抗素子の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態7に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図20のXXI−XXI線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図20のXXII−XXII線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図21のXXIII−XXIII線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図21のXXIV−XXIV線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態7に係る複合電子部品が備える抵抗素子の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態7に係る複合電子部品の等価回路を示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態においては、同一のまたは相当する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の外観を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図2のIII−III線矢印方向から見た図である。図4は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図2のIV−IV線矢印方向から見た図である。図5は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図3のV−V線矢印方向から見た図である。図6は、本発明の実施形態1に係るコンデンサ素子の断面図であって、図3のVI−VI線矢印方向から見た図である。
図1に示すように、本発明の実施形態1に係る複合電子部品300は、コンデンサ素子100と、コンデンサ素子100上に配置され、抵抗体230を有する抵抗素子200とを備える。
コンデンサ素子100は、直方体形状を有し、後述する長さ方向Lの寸法が後述する幅方向Wの寸法より大きい。直方体形状には、コンデンサ素子100の角部および稜部に丸みが付けられたもの、およびコンデンサ素子100の表面に段差または凹凸が設けられたものなどが含まれる。
抵抗素子200は、直方体形状を有し、後述する長さ方向Lの寸法が後述する幅方向Wの寸法より小さい。直方体形状には、抵抗素子200の角部および稜部に丸みが付けられたもの、および抵抗素子200の表面に段差または凹凸が設けられたものなどが含まれる。
コンデンサ素子100と抵抗素子200とは、たとえば半田接合材または導電性接着剤などの導電性接合材である第1および第2接合部310,320によって互いに接合されている。なお、コンデンサ素子100と抵抗素子200とを接合する方法としては、上述した導電性接合材を用いた接合方法に限られず、他の接合方法を利用してもよい。
ここで、コンデンサ素子100と抵抗素子200とが並ぶ方向を後述するコンデンサ本体110の高さ方向Hとして定義し、当該高さ方向Hと直交する方向のうち、後述するコンデンサ素子100の第1および第2外部電極121,122が並ぶ方向を長さ方向Lとして定義し、上記高さ方向Hおよび上記長さ方向Lのいずれにも直交する方向を幅方向Wとして定義し、以下の説明においては、これら用語を使用する。
図1〜図6に示すように、コンデンサ素子100は、たとえば積層セラミックコンデンサであり、コンデンサ本体110と、コンデンサ本体110の表面に設けられた、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124とを含む。
コンデンサ本体110は、交互に積層された複数の誘電体層140および複数の内部電極130にて構成されている。コンデンサ本体110は、直方体形状を有している。本実施形態においては、複数の誘電体層140および複数の内部電極130の積層方向が、高さ方向Hに合致している。ただし、当該積層方向は、幅方向Wに合致していてもよい。複数の内部電極130には、誘電体層140を挟んで互いに対向する第1内部電極131および第2内部電極132が含まれている。
誘電体層140は、たとえばチタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸カルシウム(CaTiO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、または、ジルコン酸カルシウム(CaZrO3)などを主成分とするセラミック材料にて形成されている。また、誘電体層140は、副成分としてのMn、Mg、Si、Co、Ni、または、希土類などを含んでいてもよい。一方、内部電極130は、たとえばNi、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、または、Auなどの金属材料にて形成されている。
第1外部電極121および第2外部電極122は、コンデンサ本体110の長さ方向Lにおいて互いに離隔して設けられている。第3外部電極123および第4外部電極124は、互いに離隔して設けられ、上記長さ方向Lにおいて、第1外部電極121および第2外部電極122の間に位置している。
第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124の各々は、下地層10,11、CuおよびNiの少なくとも一方を含む補強層20、並びに、Snを含む外部接続層30を含む。下地層10,11は、たとえばCu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどの金属とガラスとを含むペーストを焼き付けることで形成される。本実施形態においては、下地層10に含まれる金属はCuを主成分とし、下地層11に含まれる金属はNiを主成分とする。
また、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124の各々は、下地層10,11としてスパッタにより形成されたスパッタ層を含んでもよい。また、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124の各々は、めっき層のみによって構成されていてもよいし、金属成分と樹脂成分とを含む導電性樹脂ペーストを硬化させて作製した導電膜を含んでいてもよい。
コンデンサ本体110は、長さ方向Lにおいて相対する一対の端面と、幅方向Wにおいて相対する一対の側面と、高さ方向Hにおいて相対する一対の主面とを有している。このうち、高さ方向Hにおいて相対する一対の主面のうちの一方である上面が、抵抗素子200と対向している。
第1外部電極121は、コンデンサ本体110の一方の端面と、上記一対の側面および上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられており、第2外部電極122は、コンデンサ本体110の他方の端面と、上記一対の側面および上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられている。
第3外部電極123は、コンデンサ本体110の一方の側面の長さ方向Lにおける中央部と、上記上面、および他方の主面である下面のそれぞれ一部とに連なって設けられており、第4外部電極124は、コンデンサ本体110の他方の側面の長さ方向Lにおける中央部と、上記上面、および上記下面のそれぞれ一部とに連なって設けられている。
図3に示すように、高さ方向Hに沿って誘電体層140を挟んで隣り合う一対の内部電極130のうちの第1内部電極131は、コンデンサ素子100の内部において第1外部電極121に直接的に接続されており、第2内部電極132は、コンデンサ素子100の内部において第2外部電極122に直接的に接続されている。第1内部電極131および第2内部電極132は、誘電体層を挟んで互いに対向している。これにより、第1および第2外部電極121,122間は、複数のコンデンサ要素(C)が電気的に並列に接続された状態となっている。
本実施形態においては、第3外部電極123および第4外部電極124の各々は、コンデンサ素子100内において、第1内部電極131および第2内部電極132の各々に対して非接続な状態で設けられている。
ここで、本実施形態に係るコンデンサ素子100の製造方法について説明する。図7は、本実施形態に係るコンデンサ素子の製造方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、マザー積層体を作製する(S100)。マザー積層体は、下記のように作製される。セラミック粉末を含むセラミックペーストを、ダイコータ法、グラビアコータ法またはマイクログラビアコータ法などによりシート状に塗布して乾燥させることにより、セラミックグリーンシートを作製する。
作製した複数のセラミックグリーンシートのうちの一部において、セラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法またはグラビア印刷法などにより内部電極形成用の導電ペーストを所定のパターンとなるように塗布する。このようにして、内部電極130となる導電パターンが形成されたセラミックグリーンシートを、所定枚数積層された導電パターンが形成されていないセラミックグリーンシートの上に順次積層し、さらにその上に、導電パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを所定枚数積層することにより、マザー積層体を作製する。必要に応じて、静水圧プレスなどの手段により、マザー積層体を積層方向にプレスしてもよい。
次に、マザー積層体の表面(上面および下面)に、印刷法またはスパッタリング法などによりNi膜を形成する(S110)。このNi膜には、ガラス成分が含まれている。
その後、マザー積層体を所定の形状に切断して分割することにより、複数の直方体状の軟質積層体を作製する。直方体状の軟質積層体をバレル研磨して、軟質積層体の角部を丸める。ただし、バレル研磨は必ずしも行なわなくてもよい。切断されて露出した軟質積層体の側面に、S110工程で形成したNi膜と同一の組成を有するNi膜を形成する(S120)。本実施形態においては印刷法によりコンデンサ本体110の側面にNi膜を形成しているが、スパッタリング法によりコンデンサ本体110の側面にNi膜を形成してもよい。
軟質積層体を焼成することにより硬化させて、第3外部電極123および第4外部電極124の各々の下地層11が設けられたコンデンサ本体110を作製する(S130)。すなわち、S110工程で設けられたNi膜とS120工程で設けられたNi膜とが、下地層11となる。焼成温度は、セラミック材料および導電材料の種類に応じて適宜設定され、たとえば、900℃以上1300℃以下の範囲内で設定される。
次に、コンデンサ本体110の端面にCu膜を形成する(S140)。本実施形態においては、ディップ法によりコンデンサ本体110の両端部にCu膜を形成している。
次に、Cu膜を焼成することにより、第1外部電極121および第2外部電極122の下地層10を設ける(S150)。たとえば700℃程度の温度において加熱することにより下地層10をコンデンサ本体110に焼き付ける。なお、Cu膜の形成と乾燥とを繰り返すことにより、複数層の下地層10を設けてもよい。
次に、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124の各々の下地層10,11上に、Niめっきをし、補強層20を設ける(S160)。具体的には、バレルめっき法により補強層20を設ける。下地層10,11が設けられた複数のコンデンサ本体110を収容したバレルをめっき槽内のめっき液中に浸漬した状態で回転させつつ通電することにより、下地層10,11上に補強層20を設ける。
次に、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124の各々の補強層20上に、Snめっきをし、外部接続層30を設ける(S170)。本実施形態においては、外部接続層30を電気めっきにより設ける。具体的には、バレルめっき法により外部接続層30を設ける。下地層10,11と補強層20とが設けられた複数のコンデンサ本体110を収容したバレルをめっき槽内のめっき液中に浸漬した状態で回転させつつ通電することにより、補強層20上に外部接続層30を設ける。
上記の工程により、コンデンサ素子100を作製することができる。なお、工程S120,S130においてNi膜を形成せずに、工程S140において、下地層11としてCu膜を形成してもよい。この場合、表面にCuペーストが塗布された2つの転写ローラによってコンデンサ本体110の両側面の長さ方向Lにおける中央部同士を挟み込むことにより、コンデンサ本体110の両側面の長さ方向Lにおける中央部上に下地層11となるCu膜を形成することができる。
第3外部電極123および第4外部電極124の各々の下地層11は、印刷法またはスパッタリング法によって形成されているため、ディップ法によって形成された第1外部電極121および第2外部電極122の各々の下地層10より薄くなっている。第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124において、補強層20および外部接続層30についてはいずれも同様にめっきにより形成されるため、補強層20および外部接続層30の厚さはいずれも略同等である。
よって、下地層11が下地層10より薄いことにより、図3,4に示すように、コンデンサ本体110の高さ方向Hにおいて、第3外部電極123および第4外部電極124の各々の最大厚さHbは、第1外部電極121および第2外部電極122の各々の最大厚さHaより薄い。第3および第4外部電極123,124上に抵抗素子200が配置されるため、Ha>Hbを満たすことにより、複合電子部品300の高さ方向Hにおける高さを抑制して、低背化を図ることができる。
ここで、複合電子部品300が備える抵抗素子200について説明する。図8は、本発明の実施形態1に係る複合電子部品が備える抵抗素子の構成を示す断面図である。図1および図8に示すように、本発明の実施形態1に係る複合電子部品300が備える抵抗素子200は、絶縁性基部210、および絶縁性基部210に設けられた第1接続電極221および第2接続電極222をさらに有する。
絶縁性基部210は、平板形状を有しており、たとえばエポキシ樹脂などの樹脂材料若しくはアルミナなどのセラミック材料、またはこれらに無機材料若しくは有機材料からなるフィラーまたは織布などが添加された材料などから構成される。好適には、アルミナ基板、または、低温同時焼成セラミック(Low temperature co-fired ceramic)を含むセラミック基板が、絶縁性基部210として利用される。
絶縁性基部210は、長さ方向Lにおいて相対する一対の長さ方向側面と、幅方向Wにおいて相対する一対の幅方向側面と、高さ方向Hにおいて相対する一対の主面とを有している。このうち、一対の主面のうちの一方である下面が、コンデンサ素子100と対向している。
図1および図8に示すように、抵抗体230は、絶縁性基部210の上面にて幅方向Wの中央部に設けられており、たとえば平面視にて矩形の膜形状または配線パターン形状を有している。抵抗体230としては、たとえば金属皮膜、酸化金属皮膜、酸化金属皮膜とガラスとの混合物であるメタルグレーズ被膜などが利用できる。
第1および第2接続電極221,222は、幅方向Wにおいて互いに離隔して設けられている。第1接続電極221は、絶縁性基部210の一方の幅方向側面と、上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられており、第2接続電極222は、他方の幅方向側面と、上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられている。第1および第2接続電極221,222の各々は、導電膜にて構成されている。好適には、第1および第2接続電極221,222の各々は、Cu、NiまたはSnなどの金属材料にて構成され、めっき処理、導電性ペーストの焼き付け、または、スパッタリング法などによって形成される。
上述した抵抗体230は、幅方向Wにおいて第1接続電極221と第2接続電極222との間に位置しており、その幅方向Wにおける一端が第1接続電極221の一部を覆っているとともに他端が第2接続電極222の一部を覆っている。これにより、抵抗体230は、絶縁性基部210上にて第1および第2接続電極221,222の各々に直接的に接続される。
上述した抵抗素子200は、たとえば以下に示す手順に従って作製される。
まず、絶縁性基部210の上面および下面に導電性ペーストを印刷してこれを焼き付ける、または絶縁性基部210の上面および下面に金属材料をスパッタリング法によって成膜する。さらに、絶縁性基部210の一方の幅方向側面および他方の幅方向側面に導電性ペーストを塗布してこれを硬化させる、または絶縁性基部210の一方の幅方向側面および他方の幅方向側面にめっき層を形成することにより、第1および第2接続電極221,222を形成する。
次に、絶縁性基部210の上面に抵抗体230となる材料を印刷などによって形成することにより、第1および第2接続電極221,222の各々に抵抗体230を直接的に接続する。
上記の工程により、抵抗素子200を作製することができる。なお、上述した手順はあくまで一例であり、上述した手法以外の手法を用いて各部の形成を行なうことも当然に可能である。また、複数の抵抗素子200が一体化された集合体を予め製造し、当該集合体を切り離すことで複数の抵抗素子200を一括して作製してもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る複合電子部品300において、抵抗素子200は、コンデンサ本体110上にて第1外部電極121および第2外部電極122の各々に離隔しつつ第1外部電極121および第2外部電極122の間に配置されている。上述したようにコンデンサ素子100と抵抗素子200とは、第1および第2接合部310,320によって互いに接合されている。
より詳細には、抵抗素子200が、高さ方向Hにおいてコンデンサ素子100の上面側に実装されることにより、絶縁性基部210の下面とコンデンサ本体110の上面とが、高さ方向Hにおいて対向し、かつ、コンデンサ素子100の第3および第4外部電極123,124と抵抗素子200の第1および第2接続電極221,222とが、それぞれ対応付けて第1および第2接合部310,320によって接合されている。
これにより、第1接続電極221は、第1接合部310によって第3外部電極123に電気的に接続される。第2接続電極222は、第2接合部320によって第4外部電極124に電気的に接続される。
抵抗素子200に設けられた抵抗体230は、上述したように抵抗素子200の第1および第2接続電極221,222に電気的に接続されている。そのため、抵抗体230は、第1および第2接続電極221,222にそれぞれ電気的に接続された第3および第4外部電極123,124の各々に、電気的に接続されている。
図9は、本発明の実施形態1に係る複合電子部品の等価回路を示す図である。図9に示すように、本実施形態に係る複合電子部品300の回路は、抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とが当該複合電子部品300の内部において電気的に並列に接続された閉ループを有さないため、回路設計の観点においてその設計自由度が高い。すなわち、当該複合電子部品300が実装される配線基板側においてこれら抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とを電気的に接続することでこれらを直列にも並列にも接続することが可能であるし、場合によっては、別々の回路にこれらをそれぞれ接続することも可能である。したがって、様々な回路に対して適用が可能な複合電子部品とすることができる。
加えて、上記構成の複合電子部品300とすることにより、コンデンサ素子100と抵抗素子200とを複合化することで得られる実装面積の削減(配線基板に対する電子部品の高集積化)の効果も得られる。
ここで、実装面積を削減する観点からは、抵抗素子200の長さ方向Lにおける寸法よりもコンデンサ素子100の長さ方向Lにおける寸法が大きいことが好ましく、また抵抗素子200の幅方向Wにおける寸法よりもコンデンサ素子100の幅方向Wにおける寸法が大きいことが好ましい。また、複合電子部品300の実装安定性の観点からは、抵抗素子200の高さ方向Hにおける寸法よりもコンデンサ素子100の高さ方向Hにおける寸法が大きいことが好ましい。
以上において説明したように、本実施形態に係る複合電子部品300およびこれに具備されるコンデンサ素子100においては、容易に所望の電気的な特性を有する抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とを組み合わせることが可能になり、これによって複合電子部品自体の設計自由度が高くなるばかりでなく、当該複合電子部品が実装される配線基板における回路設計の設計自由度も高くすることが可能になる。
ここで、予め、複合化するコンデンサ素子100として電気的な特性が異なる複数の種類の素子を準備しておくとともに、複合化する抵抗素子200として電気的な特性が異なる複数の種類の素子を準備しておくこととすれば、これらを選択して適宜組み合わせることにより、所望の電気的な特性を有する抵抗要素(R)およびコンデンサ要素(C)を併せ備えた複合電子部品を容易に製造することができる。
また、上述した本実施形態においては、抵抗体230が接続された第1および第2接続電極221,222が、コンデンサ素子100の第3および第4外部電極123,124が並ぶ方向である幅方向Wにおいて互いに離隔して配置されている。このように構成することにより、第1および第2接続電極221,222の相互の距離を大きくしつつ、絶縁性基部210の上面上において抵抗体230が形成できる面積をより大きくすることが可能になり、第1および第2接続電極221,222間の絶縁性の確保と抵抗体230の電気的な特性の調整の自由度の確保とが両立できることになる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について説明する。なお、実施形態2に係るコンデンサ素子は、コンデンサ本体が内部導体を含む点のみ実施形態1に係るコンデンサ素子100と異なるため、実施形態1に係るコンデンサ素子100と同様の構成については同一の参照符号を付してその説明を繰り返さない。
図10は、本発明の実施形態2に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のV−V線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。図11は、本発明の実施形態2に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のVI−VI線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。
図10,11に示すように、本発明の実施形態2に係るコンデンサ素子においては、コンデンサ本体は、第1内部電極131および第2内部電極132の積層方向に見て、第1内部電極131および第2内部電極132が互いに対向している領域の外側に設けられ、互いに離隔している第1内部導体133および第2内部導体134をさらに含む。
第1内部導体133および第2内部導体134の各々は、第1内部電極131および第2内部電極132のそれぞれと同一の層に設けられている。具体的には、内部電極形成用の導電ペーストおよび内部導体形成用の導電ペーストが塗布されたセラミックグリーンシートが焼成されることにより、第1および第2内部導体133,134が、第1および第2内部電極131,132と同一の層に設けられる。
本実施形態においては、内部電極形成用の導電ペーストと内部導体形成用の導電ペーストとは、同一の導電ペーストであるが、異なる導電ペーストであってもよい。
第1内部導体133は、コンデンサ本体110の長さ方向Lにおける中央部に設けられ、コンデンサ本体110の一方の側面に露出して第3外部電極123に直接的に接続されている。第2内部導体134は、コンデンサ本体110の長さ方向Lにおける中央部に設けられ、コンデンサ本体110の他方の側面に露出して第4外部電極124に直接的に接続されている。
第1および第2内部導体133,134の各々は、第1内部電極131および第2内部電極132が互いに対向している領域(コンデンサ形成領域)の外側に設けられているため、コンデンサの内部電極としては機能しない。
本実施形態に係るコンデンサ素子においては、第3外部電極123が第1内部導体133に接続され、第4外部電極124が第2内部導体134に接続されているため、第3および第4外部電極123,124がコンデンサ本体110から剥離することを抑制できる。また、コンデンサ本体110の側面に露出した第1および第2内部導体133,134を起点としてめっき膜を形成することが可能になることから、コンデンサ本体110の側面に第3および第4外部電極123,124の下地層11を設けなくてもよい。この場合、第3および第4外部電極123,124のうち、コンデンサ本体110の側面に位置する部分は、めっき膜のみで構成される。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について説明する。なお、実施形態3に係るコンデンサ素子は、第1および第2内部電極の電気的接続が主に実施形態1に係るコンデンサ素子100と異なるため、実施形態1に係るコンデンサ素子100と同様の構成については同一の参照符号を付してその説明を繰り返さない。
図12は、本発明の実施形態3に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のV−V線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。図13は、本発明の実施形態3に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図であり、図3のVI−VI線矢印方向から見た断面視と同一の断面視にて示している。
図12に示すように、本発明の実施形態3に係るコンデンサ素子においては、第1内部電極135が、長さ方向Lにて一方の端面から他方の端面に達している。これにより、第1外部電極121が第1内部電極135と直接的に接続され、第2外部電極122が第1内部電極135と直接的に接続されている。
第2内部電極136は、誘電体層140を挟んで第1内部電極135と対向するとともに、幅方向Wの中央部にて一方の側面から他方の側面に達している。これにより、第3外部電極123が第2内部電極136と直接的に接続され、第4外部電極124が第2内部電極136と直接的に接続されている。
本実施形態に係るコンデンサ素子においては、第3外部電極123が第2内部電極136に接続され、第4外部電極124が第2内部電極136に接続されているため、第3および第4外部電極123,124がコンデンサ本体から剥離することを抑制できる。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について説明する。なお、実施形態4に係るコンデンサ素子は、第3内部電極をさらに含む点が主に実施形態1に係るコンデンサ素子100と異なるため、実施形態1に係るコンデンサ素子100と同様の構成については同一の参照符号を付してその説明を繰り返さない。
図14は、本発明の実施形態4に係るコンデンサ素子の構成を示す断面図である。図14に示すように、本発明の実施形態4に係るコンデンサ素子においては、コンデンサ本体は、第1内部電極131および第2内部電極132の少なくとも一方と対向する第3内部電極137をさらに含む。第3内部電極137は、第3外部電極123および第4外部電極124の少なくとも一方と直接的に接続されている。
本実施形態においては、第3内部電極137は、誘電体層140を挟んで第1内部電極131および第2内部電極132の両方と対向している。第3内部電極137は、第4外部電極124と直接的に接続されている。ただし、第3内部電極137が、複数の内部電極130の積層方向の最も端に積層されて、第1内部電極131のみまたは第2内部電極132のみと対向していてもよい。第3内部電極137が、第3外部電極123と直接的に接続されていてもよい。
本実施形態に係るコンデンサ素子においては、第4外部電極124が第3内部電極137に接続されているため、第4外部電124がコンデンサ本体から剥離することを抑制できる。実施形態3,4に係るコンデンサ素子のように、内部電極の形状を変更することで、外形を変えることなく抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)との接続形態を様々に変更することが可能であるため、回路設計の観点においてその設計自由度が高い。
(実施形態5)
以下、本発明の実施形態5に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について説明する。なお、実施形態5に係る複合電子部品は、抵抗体がコンデンサ素子上に直接設けられている点のみ実施形態1に係る複合電子部品300と異なるため、実施形態1に係る複合電子部品300と同様の構成については同一の参照符号を付してその説明を繰り返さない。
図15は、本発明の実施形態5に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。図16は、本発明の実施形態5に係る複合電子部品の断面図であって、図15のXVI−XVI線矢印方向から見た図である。
図15,16に示すように、本発明の実施形態5に係る複合電子部品500においては、抵抗素子は、コンデンサ素子100上に直接設けられた抵抗体400で構成されている。抵抗体400は、第3外部電極123および第4外部電極124の各々に直接的に接続されている。
抵抗体400は、コンデンサ本体110の上面にて幅方向Wの中央部に設けられており、たとえば平面視にて矩形の膜形状または配線パターン形状を有している。抵抗体400としては、たとえば金属皮膜、酸化金属皮膜、酸化金属皮膜とガラスとの混合物であるメタルグレーズ被膜などが利用できる。抵抗体400は、コンデンサ本体110の上面に抵抗体400となる材料が印刷されることにより形成される。
抵抗体400は、幅方向Wにおいて第3外部電極123と第4外部電極124との間に位置しており、その幅方向Wにおける一端が第3外部電極123の一部を覆っているとともに他端が第4外部電極124の一部を覆っている。これにより、抵抗体400は、コンデンサ本体110上にて第3および第4外部電極123,124の各々に直接的に接続される。
本実施形態に係る複合電子部品500の等価回路は、実施形態1に係る複合電子部品300の等価回路と同一である。よって、本実施形態に係る複合電子部品500の回路は、抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とが当該複合電子部品500の内部において電気的に並列に接続された閉ループを有さないため、回路設計の観点においてその設計自由度が高い。すなわち、当該複合電子部品500が実装される配線基板側においてこれら抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とを電気的に接続することでこれらを直列にも並列にも接続することが可能であるし、場合によっては、別々の回路にこれらをそれぞれ接続することも可能である。したがって、様々な回路に対して適用が可能な複合電子部品とすることができる。
加えて、上記構成の複合電子部品500とすることにより、コンデンサ素子100と抵抗素子とを複合化することで得られる実装面積の削減(配線基板に対する電子部品の高集積化)の効果も得られる。
また、本実施形態に係る複合電子部品500は、抵抗素子が絶縁性基部を含まないため、実施形態1に係る複合電子部品300に比較して、さらに低背化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る複合電子部品500においては、第3外部電極123が抵抗体400に接続され、第4外部電極124が抵抗体400に接続されているため、第3および第4外部電極123,124がコンデンサ本体から剥離することを抑制できる。
(実施形態6)
以下、本発明の実施形態6に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について説明する。なお、実施形態6に係る複合電子部品は、抵抗素子がコンデンサ素子の上面を覆うように設けられている点のみ実施形態1に係る複合電子部品300と異なるため、実施形態1に係る複合電子部品300と同様の構成については同一の参照符号を付してその説明を繰り返さない。
図17は、本発明の実施形態6に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。図18は、本発明の実施形態6に係る複合電子部品が備える抵抗素子の構成を示す断面図である。図18においては、図8と同一の断面視にて示している。
図17,18に示すように、本発明の実施形態6に係る複合電子部品600は、コンデンサ素子100と、コンデンサ素子100上に配置され、抵抗体230Lを有する抵抗素子200Lとを備える。コンデンサ素子100と抵抗素子200Lとは、第1および第2接合部310,320によって互いに接合されている。
抵抗素子200Lは、直方体形状を有している。抵抗素子200Lは、絶縁性基部210L、および絶縁性基部210Lに設けられた第1接続電極221Lおよび第2接続電極222Lをさらに有する。抵抗体230Lは、絶縁性基部210Lの上面にて幅方向Wの中央部に設けられており、たとえば平面視にて矩形の膜形状または配線パターン形状を有している。
第1および第2接続電極221L,222Lは、幅方向Wにおいて互いに離隔して設けられている。第1接続電極221Lは、絶縁性基部210Lの一方の幅方向側面と、上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられており、第2接続電極222Lは、他方の幅方向側面と、上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられている。
上述した抵抗体230Lは、幅方向Wにおいて第1接続電極221Lと第2接続電極222Lとの間に位置しており、その幅方向Wにおける一端が第1接続電極221Lの一部を覆っているとともに他端が第2接続電極222Lの一部を覆っている。これにより、抵抗体230Lは、絶縁性基部210L上にて第1および第2接続電極221L,222Lの各々に直接的に接続される。
絶縁性基部210Lは、コンデンサ素子100の上面の略全体を覆っている。すなわち、絶縁性基部210Lは、高さ方向Hにおいて、第1外部電極121の少なくとも一部および第2外部電極122の少なくとも一部の各々と重なっている。絶縁性基部210Lは、第1外部電極121および第2外部電極122の各々と接していてもよい。抵抗素子200Lが位置ずれした場合にも抵抗素子200Lがコンデンサ素子100からはみ出さないようにするために、絶縁性基部210Lの長さ方向Lの寸法がコンデンサ素子100の長さ方向Lの寸法より0.05mm程度小さく、かつ、絶縁性基部210Lの幅方向Wの寸法がコンデンサ素子100の幅方向Wの寸法より0.05mm程度小さいことが好ましい。
本実施形態に係る複合電子部品600においては、抵抗素子200Lが大きいため、複合電子部品600をマウンターによって吸着支持することが容易である。また、絶縁性基部210Lの上面の面積が大きいため、抵抗素子200Lの電気的な特性の調整の自由度を確保することができる。たとえば、トリミングにより抵抗体230Lの抵抗値を広範囲で調整することができる。抵抗体230Lをパターンで構成する場合には、パターンの設計自由度が高く、抵抗体230Lの抵抗値を広範囲で調整することができる。絶縁性基部210Lが第1外部電極121および第2外部電極122の各々と重なっていることにより、複合電子部品600を基板にマウントする際に絶縁性基部210Lに加わる衝撃を分散させ、絶縁性基部210Lにクラックが発生することを抑制できる。
(実施形態7)
以下、本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品について説明する。なお、実施形態7に係る複合電子部品は、抵抗素子が第1外部電極と第2外部電極とに接続され、第1内部電極が第3外部電極に接続され、第2内部電極が第4外部電極に接続されている点が主に、実施形態1に係る複合電子部品300と異なるため、実施形態1に係る複合電子部品300と同様の構成については同一の参照符号を付してその説明を繰り返さない。
図19は、本発明の実施形態7に係る複合電子部品の外観を示す斜視図である。図20は、本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の外観を示す斜視図である。図21は、本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図20のXXI−XXI線矢印方向から見た図である。図22は、本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図20のXXII−XXII線矢印方向から見た図である。図23は、本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図21のXXIII−XXIII線矢印方向から見た図である。図24は、本発明の実施形態7に係るコンデンサ素子の断面図であって、図21のXXIV−XXIV線矢印方向から見た図である。
図19に示すように、本発明の実施形態7に係る複合電子部品900は、コンデンサ素子700と、コンデンサ素子700上に配置され、抵抗体830を有する抵抗素子800とを備える。
コンデンサ素子700は、直方体形状を有し、長さ方向Lの寸法が幅方向Wの寸法より大きい。抵抗素子800は、直方体形状を有し、長さ方向Lの寸法が幅方向Wの寸法より大きい。
コンデンサ素子700と抵抗素子800とは、たとえば半田接合材または導電性接着剤などの導電性接合材である第1および第2接合部310,320によって互いに接合されている。なお、コンデンサ素子700と抵抗素子800とを接合する方法としては、上述した導電性接合材を用いた接合方法に限られず、他の接合方法を利用してもよい。
図19〜図24に示すように、コンデンサ素子700は、たとえば積層セラミックコンデンサであり、コンデンサ本体710と、コンデンサ本体710の表面に設けられた、第1外部電極121、第2外部電極122、第3外部電極123および第4外部電極124とを含む。
コンデンサ本体710は、交互に積層された複数の誘電体層140および複数の内部電極730にて構成されている。コンデンサ本体710は、直方体形状を有している。本実施形態においては、複数の誘電体層140および複数の内部電極730の積層方向が、高さ方向Hに合致している。ただし、当該積層方向は、幅方向Wに合致していてもよい。複数の内部電極730には、誘電体層140を挟んで互いに対向する第1内部電極731および第2内部電極732が含まれている。
図23,24に示すように、高さ方向Hに沿って誘電体層140を挟んで隣り合う一対の内部電極730のうちの第1内部電極731は、コンデンサ素子700の内部において第3外部電極123に直接的に接続されており、第2内部電極732は、コンデンサ素子700の内部において第4外部電極124に直接的に接続されている。第1内部電極731および第2内部電極732は、誘電体層140を挟んで互いに対向している。これにより、第3および第4外部電極123,124間は、複数のコンデンサ要素(C)が電気的に並列に接続された状態となっている。
本実施形態においては、第1外部電極121および第2外部電極122の各々は、コンデンサ素子700内において、第1内部電極731および第2内部電極732の各々に対して非接続な状態で設けられている。
ここで、複合電子部品900が備える抵抗素子800について説明する。図25は、本発明の実施形態7に係る複合電子部品が備える抵抗素子の構成を示す断面図である。図25においては、抵抗素子800の幅方向Wの中心を長さ方向Lに通過する断面視にて図示している。図19および図25に示すように、本発明の実施形態7に係る複合電子部品900が備える抵抗素子800は、絶縁性基部810、および絶縁性基部810に設けられた第1接続電極821および第2接続電極822をさらに有する。
図19および図25に示すように、抵抗体830は、絶縁性基部810の上面にて幅方向Wの中央部に設けられており、たとえば平面視にて矩形の膜形状または配線パターン形状を有している。
第1および第2接続電極821,822は、長さ方向Lにおいて互いに離隔して設けられている。第1接続電極821は、絶縁性基部810の一方の長さ方向側面と、上記一対の幅方向側面および上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられており、第2接続電極822は、絶縁性基部810の他方の長さ方向側面と、上記一対の幅方向側面および上記一対の主面のそれぞれ一部とに連なって設けられている。
上述した抵抗体830は、長さ方向Lにおいて第1接続電極821と第2接続電極822との間に位置しており、その長さ方向Lにおける一端が第1接続電極821の一部を覆っているとともに他端が第2接続電極822の一部を覆っている。これにより、抵抗体830は、絶縁性基部810上にて第1および第2接続電極821,822の各々に直接的に接続される。
図19に示すように、本実施形態に係る複合電子部品900において、抵抗素子800は、コンデンサ本体710上にて第3外部電極123および第4外部電極124の各々に離隔しつつ第1外部電極121および第2外部電極122の間に配置されている。上述したようにコンデンサ素子700と抵抗素子800とは、第1および第2接合部310,320によって互いに接合されている。
より詳細には、抵抗素子800が、高さ方向Hにおいてコンデンサ素子700の上面側に実装されることにより、絶縁性基部810の下面とコンデンサ本体710の上面とが、高さ方向Hにおいて対向し、かつ、コンデンサ素子700の第1および第2外部電極121,122と抵抗素子800の第1および第2接続電極821,822とが、それぞれ対応付けて第1および第2接合部310,320によって接合されている。
これにより、第1接続電極821は、第1接合部310によって第1外部電極121に電気的に接続される。第2接続電極822は、第2接合部320によって第2外部電極122に電気的に接続される。
抵抗素子800に設けられた抵抗体830は、上述したように抵抗素子800の第1および第2接続電極821,822に電気的に接続されている。そのため、抵抗体830は、第1および第2接続電極821,822にそれぞれ電気的に接続された第1および第2外部電極121,122の各々に、電気的に接続されている。
図26は、本発明の実施形態7に係る複合電子部品の等価回路を示す図である。図26に示すように、本実施形態に係る複合電子部品900の回路は、抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とが当該複合電子部品900の内部において電気的に並列に接続された閉ループを有さないため、回路設計の観点においてその設計自由度が高い。すなわち、当該複合電子部品900が実装される配線基板側においてこれら抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とを電気的に接続することでこれらを直列にも並列にも接続することが可能であるし、場合によっては、別々の回路にこれらをそれぞれ接続することも可能である。したがって、様々な回路に対して適用が可能な複合電子部品とすることができる。
加えて、上記構成の複合電子部品900とすることにより、コンデンサ素子700と抵抗素子800とを複合化することで得られる実装面積の削減(配線基板に対する電子部品の高集積化)の効果も得られる。
ここで、実装面積を削減する観点からは、抵抗素子800の長さ方向Lにおける寸法よりもコンデンサ素子700の長さ方向Lにおける寸法が大きいことが好ましく、また抵抗素子800の幅方向Wにおける寸法よりもコンデンサ素子700の幅方向Wにおける寸法が大きいことが好ましい。また、複合電子部品900の実装安定性の観点からは、抵抗素子800の高さ方向Hにおける寸法よりもコンデンサ素子700の高さ方向Hにおける寸法が大きいことが好ましい。
以上において説明したように、本実施形態に係る複合電子部品900およびこれに具備されるコンデンサ素子700においては、容易に所望の電気的な特性を有する抵抗要素(R)とコンデンサ要素(C)とを組み合わせることが可能になり、これによって複合電子部品自体の設計自由度が高くなるばかりでなく、当該複合電子部品が実装される配線基板における回路設計の設計自由度も高くすることが可能になる。
ここで、予め、複合化するコンデンサ素子700として電気的な特性が異なる複数の種類の素子を準備しておくとともに、複合化する抵抗素子800として電気的な特性が異なる複数の種類の素子を準備しておくこととすれば、これらを選択して適宜組み合わせることにより、所望の電気的な特性を有する抵抗要素(R)およびコンデンサ要素(C)を併せ備えた複合電子部品を容易に製造することができる。
また、上述した本実施形態においては、抵抗体830が接続された第1および第2接続電極821,822が、コンデンサ素子700の第1および第2外部電極121,122が並ぶ方向である長さ方向Lにおいて互いに離隔して配置されている。このように構成することにより、第1および第2接続電極821,822の相互の距離を大きくしつつ、絶縁性基部810の上面上において抵抗体830が形成できる面積をより大きくすることが可能になり、第1および第2接続電極821,822間の絶縁性の確保と抵抗体830の電気的な特性の調整の自由度の確保とが両立できることになる。また、抵抗素子800をコンデンサ素子700上に実装した際の姿勢の安定性を向上することができる。
また、上述した本実施形態においては、絶縁性基部810は、高さ方向Hにおいて、第3外部電極123の少なくとも一部および第4外部電極124の少なくとも一部の各々と重なっている。これにより、複合電子部品900を基板にマウントする際に絶縁性基部810に加わる衝撃を分散させ、絶縁性基部810にクラックが発生することを抑制できる。
上記の実施形態1〜7に係る複合電子部品の各構成において、組み合わせ可能な構成は、適宜組み合わせてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,11 下地層、20 補強層、30 外部接続層、100,700 コンデンサ素子、110,710 コンデンサ本体、121 第1外部電極、122 第2外部電極、123 第3外部電極、124 第4外部電、130,730 内部電極、131,135,731 第1内部電極、132,136,732 第2内部電極、133 第1内部導体、134 第2内部導体、137 第3内部電極、140 誘電体層、200,200L,800 抵抗素子、210,210L,810 絶縁性基部、221,221L,821 第1接続電極、222,222L,822 第2接続電極、230,230L,400,830 抵抗体、300,500,600,900 複合電子部品、310 第1接合部、320 第2接合部。

Claims (19)

  1. コンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子上に配置され、抵抗体を有する抵抗素子とを備え、
    前記コンデンサ素子は、
    誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを含み、
    前記第1外部電極および前記第2外部電極は、前記コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられ、
    前記第3外部電極および前記第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、前記長さ方向において、前記第1外部電極および前記第2外部電極の間に位置し、
    前記第1外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続され、
    前記第2外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続され、
    前記抵抗体は、前記第3外部電極および前記第4外部電極の各々に電気的に接続されている、複合電子部品。
  2. 前記抵抗素子は、絶縁性基部、および該絶縁性基部に設けられた第1接続電極および第2接続電極をさらに有し、
    前記抵抗体は、前記絶縁性基部上にて前記第1接続電極および前記第2接続電極の各々に直接的に接続され、
    前記第1接続電極は、前記第3外部電極に電気的に接続され、
    前記第2接続電極は、前記第4外部電極に電気的に接続されている、請求項1に記載の複合電子部品。
  3. 前記コンデンサ本体の前記高さ方向において、前記絶縁性基部が、前記第1外部電極の少なくとも一部、および、前記第2外部電極の少なくとも一部の各々と重なっている、請求項2に記載の複合電子部品。
  4. 前記抵抗素子は、前記コンデンサ素子上に直接設けられた前記抵抗体で構成されており、
    前記抵抗体は、前記第3外部電極および前記第4外部電極の各々に直接的に接続されている、請求項1に記載の複合電子部品。
  5. 前記第3外部電極および前記第4外部電極の各々は、前記コンデンサ素子内において、前記第1内部電極および前記第2内部電極の各々に対して非接続な状態で設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の複合電子部品。
  6. 前記コンデンサ本体は、前記第1内部電極および前記第2内部電極の積層方向に見て、前記第1内部電極および前記第2内部電極が互いに対向している領域の外側に設けられ、互いに離隔している第1内部導体および第2内部導体をさらに含み、
    前記第1内部導体は、前記第3外部電極に直接的に接続され、
    前記第2内部導体は、前記第4外部電極に直接的に接続されている、請求項5に記載の複合電子部品。
  7. 前記コンデンサ本体は、前記第1内部電極および前記第2内部電極の少なくとも一方と対向する第3内部電極をさらに含み、
    前記第3内部電極は、前記第3外部電極または前記第4外部電極と直接的に接続されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の複合電子部品。
  8. 前記コンデンサ本体の前記高さ方向において、前記第3外部電極および前記第4外部電極の各々の最大厚さは、前記第1外部電極および前記第2外部電極の各々の最大厚さより薄い、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の複合電子部品。
  9. 誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを備え、
    前記第1外部電極および前記第2外部電極は、前記コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられ、
    前記第3外部電極および前記第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、前記長さ方向において、前記第1外部電極および前記第2外部電極の間に位置し、
    前記第1外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続され、
    前記第2外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続されている、コンデンサ素子。
  10. 前記第3外部電極および前記第4外部電極の各々は、前記コンデンサ素子内において、前記第1内部電極および前記第2内部電極の各々に対して非接続な状態で設けられている、請求項9に記載のコンデンサ素子。
  11. 前記コンデンサ本体は、前記第1内部電極および前記第2内部電極の積層方向に見て、前記第1内部電極および前記第2内部電極が互いに対向している領域の外側に設けられ、互いに離隔している第1内部導体および第2内部導体をさらに含み、
    前記第1内部導体は、前記第3外部電極に直接的に接続され、
    前記第2内部導体は、前記第4外部電極に直接的に接続されている、請求項10に記載のコンデンサ素子。
  12. 前記コンデンサ本体は、前記第1内部電極および前記第2内部電極の少なくとも一方と対向する第3内部電極をさらに含み、
    前記第3内部電極は、前記第3外部電極または前記第4外部電極と直接的に接続されている、請求項9に記載のコンデンサ素子。
  13. 前記コンデンサ本体の前記高さ方向において、前記第3外部電極および前記第4外部電極の各々の最大厚さは、前記第1外部電極および前記第2外部電極の各々の最大厚さより薄い、請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のコンデンサ素子。
  14. コンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子上に配置され、抵抗体を有する抵抗素子とを備え、
    前記コンデンサ素子は、
    誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを含み、
    前記第1外部電極および前記第2外部電極は、前記コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられ、
    前記第3外部電極および前記第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、前記長さ方向において、前記第1外部電極および前記第2外部電極の間に位置し、
    前記第3外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続され、
    前記第4外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続され、
    前記抵抗体は、前記第1外部電極および前記第2外部電極の各々に電気的に接続されている、複合電子部品。
  15. 前記抵抗素子は、絶縁性基部、および該絶縁性基部に設けられた第1接続電極および第2接続電極をさらに有し、
    前記抵抗体は、前記絶縁性基部上にて前記第1接続電極および前記第2接続電極の各々に直接的に接続され、
    前記第1接続電極は、前記第1外部電極に電気的に接続され、
    前記第2接続電極は、前記第2外部電極に電気的に接続されている、請求項14に記載の複合電子部品。
  16. 前記コンデンサ本体の前記高さ方向において、前記絶縁性基部が、前記第3外部電極の少なくとも一部、および、前記第4外部電極の少なくとも一部の各々と重なっている、請求項15に記載の複合電子部品。
  17. 前記第1外部電極および前記第2外部電極の各々は、前記コンデンサ素子内において、前記第1内部電極および前記第2内部電極の各々に対して非接続な状態で設けられている、請求項14から請求項16のいずれか1項に記載の複合電子部品。
  18. 誘電体層を挟んで互いに対向する第1内部電極および第2内部電極を含むコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の表面に設けられた、第1外部電極、第2外部電極、第3外部電極および第4外部電極とを備え、
    前記第1外部電極および前記第2外部電極は、前記コンデンサ本体の高さ方向に直交する長さ方向において互いに離隔して設けられ、
    前記第3外部電極および前記第4外部電極は、互いに離隔して設けられ、前記長さ方向において、前記第1外部電極および前記第2外部電極の間に位置し、
    前記第3外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続され、
    前記第4外部電極は、前記第1内部電極または前記第2内部電極と直接的に接続されている、コンデンサ素子。
  19. 前記第1外部電極および前記第2外部電極の各々は、前記コンデンサ素子内において、前記第1内部電極および前記第2内部電極の各々に対して非接続な状態で設けられている、請求項18に記載のコンデンサ素子。
JP2016006008A 2015-04-01 2016-01-15 コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品 Pending JP2016195236A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020160037689A KR101824904B1 (ko) 2015-04-01 2016-03-29 콘덴서 소자, 및 그것을 포함하는 복합 전자부품
US15/084,840 US10079110B2 (en) 2015-04-01 2016-03-30 Capacitor device and composite electronic component including the same

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015074910 2015-04-01
JP2015074910 2015-04-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016195236A true JP2016195236A (ja) 2016-11-17

Family

ID=57323927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016006008A Pending JP2016195236A (ja) 2015-04-01 2016-01-15 コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016195236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180133310A (ko) 2017-06-06 2018-12-14 다이요 유덴 가부시키가이샤 복합 전자 부품, 복합 전자 부품 포장체, 회로 기판 및 복합 전자 부품의 제조 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739426U (ja) * 1980-08-15 1982-03-03
JPS59123333U (ja) * 1983-02-09 1984-08-20 株式会社村田製作所 チツプ形cr複合部品
JPH01130525U (ja) * 1988-03-01 1989-09-05
JPH04279015A (ja) * 1991-03-07 1992-10-05 Murata Mfg Co Ltd 複合部品
JP2005259982A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Tdk Corp 積層セラミックコンデンサ
JP2007250973A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Taiyo Yuden Co Ltd デカップリングデバイス
JP2010129637A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Murata Mfg Co Ltd 積層コンデンサ
JP2015019078A (ja) * 2014-08-13 2015-01-29 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739426U (ja) * 1980-08-15 1982-03-03
JPS59123333U (ja) * 1983-02-09 1984-08-20 株式会社村田製作所 チツプ形cr複合部品
JPH01130525U (ja) * 1988-03-01 1989-09-05
JPH04279015A (ja) * 1991-03-07 1992-10-05 Murata Mfg Co Ltd 複合部品
JP2005259982A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Tdk Corp 積層セラミックコンデンサ
JP2007250973A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Taiyo Yuden Co Ltd デカップリングデバイス
JP2010129637A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Murata Mfg Co Ltd 積層コンデンサ
JP2015019078A (ja) * 2014-08-13 2015-01-29 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180133310A (ko) 2017-06-06 2018-12-14 다이요 유덴 가부시키가이샤 복합 전자 부품, 복합 전자 부품 포장체, 회로 기판 및 복합 전자 부품의 제조 방법
JP2018206988A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 太陽誘電株式会社 複合電子部品、複合電子部品包装体、回路基板、及び複合電子部品の製造方法
US10991513B2 (en) 2017-06-06 2021-04-27 Taiyo Yuden Co., Ltd. Composite electronic component, composite electronic component package, circuit board, and method of producing a composite electronic component
JP7252702B2 (ja) 2017-06-06 2023-04-05 太陽誘電株式会社 複合電子部品、複合電子部品包装体、及び回路基板
KR102537202B1 (ko) * 2017-06-06 2023-05-26 다이요 유덴 가부시키가이샤 복합 전자 부품, 복합 전자 부품 포장체, 회로 기판 및 복합 전자 부품의 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10741331B2 (en) Composite electronic component and resistor
KR101824904B1 (ko) 콘덴서 소자, 및 그것을 포함하는 복합 전자부품
KR101823246B1 (ko) 적층 세라믹 전자 부품 및 그 실장 기판
KR101911310B1 (ko) 복합 전자부품 및 저항 소자
US10299383B2 (en) Composite electronic component and resistance element
US10453617B2 (en) Composite electronic component and resistance element
US10186381B2 (en) Composite electronic component and resistance element
JP2023030050A (ja) 積層セラミックコンデンサ
US10319531B2 (en) Composite electronic component and resistor device
JP2020161734A (ja) 積層セラミック電子部品
JP2003022929A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2020027927A (ja) 積層セラミックキャパシタ及びその製造方法
JP2016195236A (ja) コンデンサ素子、およびそれを含む複合電子部品
CN113555219B (zh) 层叠陶瓷电容器
CN113555221A (zh) 层叠陶瓷电容器
CN113555218A (zh) 层叠陶瓷电容器
JP2006041319A (ja) 表面実装型多連コンデンサ及びその実装構造
JP2021072325A (ja) 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法
JP2018041931A (ja) 複合電子部品
JPH11345740A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2001244115A (ja) チップ形複合電子部品およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200225