JP2011035312A - 積層コンデンサアレイの実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することが可能な積層コンデンサの実装構造を提供すること。
【解決手段】積層コンデンサアレイ1は、第1、第2、第3及び第4の内部電極13〜16を有するコンデンサ素体2とコンデンサ素体2の外表面に配置され且つ各内部電極13〜16にそれぞれ接続される第1〜第4の端子電極3〜6とを備えており、第1及び第2の内部電極13,14が第1のコンデンサ部C1を形成し、且つ、第3及び第4の内部電極15,16が第2のコンデンサ部C2を形成する。そして、この積層コンデンサアレイ1は、第1及び第3の端子電極3,5が第1の配線22,23に接続され、且つ、第2及び第4の端子電極4,6が第2の配線24に接続されるように、回路基板に実装される。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のコンデンサ部を有する積層コンデンサアレイの実装構造に関する。
従来、複数のコンデンサ部を有する多連の積層コンデンサアレイとして、絶縁体層及び内部電極を順に積層したコンデンサ素体と、コンデンサ素体の側面に形成され且つ各内部電極に接続された端子電極とを備えた積層コンデンサアレイが一般的に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−259991号公報
ところで、電源ラインなどにおいて、ディフェレンシャルモードノイズ(ノーマルモードノイズ)とコモンモードノイズとの二種類のノイズが発生することが知られている。これら二種類のノイズを除去するため、従来は、それぞれ別の手法がとられたり、又は、二種類のノイズ除去用に特別に設計された積層コンデンサアレイが用いられたりしていた。そのため、電源ラインにおけるこれら二種類のノイズを、一般的な積層コンデンサアレイを用いるといった簡便な手法で除去するための実装構造が提供されていなかった。
本発明は、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することが可能な積層コンデンサの実装構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る積層コンデンサアレイの実装構造は、電源ライン間を結ぶ第1の配線と接地用の第2の配線とが形成された回路基板に積層コンデンサアレイを実装する実装構造であって、積層コンデンサアレイは、第1、第2、第3及び第4の内部電極を有するコンデンサ素体と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第1の内部電極に接続される第1の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第2の内部電極に接続される第2の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第3の内部電極に接続される第3の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第4の内部電極に接続される第4の端子電極と、を備え、積層コンデンサアレイにおいて、第1及び第2の内部電極が第1のコンデンサ部を形成し且つ第3及び第4の内部電極が第2のコンデンサ部を形成し、第1及び第3の端子電極が第1の配線に接続され、且つ、第2及び第4の端子電極が第2の配線に接続されることを特徴としている。
本発明に係る積層コンデンサアレイの実装構造では、第1のコンデンサ部の一部を形成する第1の内部電極に接続される第1の端子電極と第2のコンデンサ部の一部を形成する第3の内部電極に接続される第3の端子電極とが第1の配線に接続され、且つ、第1のコンデンサ部の一部を形成する第2の内部電極に接続される第2の端子電極と第2のコンデンサ部の一部を形成する第4の内部電極に接続される第4の端子電極とが第2の配線に接続されるようになっている。このため、第1及び第2のコンデンサ部がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。したがって、この積層コンデンサアレイの実装構造によれば、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができる。
好ましくは、上記積層コンデンサアレイにおいて、第1及び第3の端子電極がコンデンサ素体の同一側面に配置される。この場合、ディフェレンシャルモードにおいて第1及び第2のコンデンサ部に流れる電流方向が逆向きになり磁界が相殺され、これにより、等価直列インダクタンス(以下「ESL」と記す)を低減することができる。
好ましくは、上記積層コンデンサアレイにおいて、第1及び第2の端子電極がコンデンサ素体の同一側面に配置される。この場合、ディフェレンシャルモードにおいて第1及び第2のコンデンサ部に流れる電流方向が逆向きになることに加え、コモンモードにおいて各端子電極から流れ出る電流方向が逆向きになり磁界が相殺され、これにより、ESLを一層、低減することができる。
好ましくは、上記積層コンデンサアレイにおいて、第1及び第2のコンデンサ部の静電容量が同じである。この場合、積層コンデンサアレイにおける静電容量が対称になるので、実装方向を考慮することなく、積層コンデンサアレイの実装や検査等を行うことができる。なお、ここで用いる「静電容量が同じ」とは、完全同一を指すのではなく、積層コンデンサアレイの実装等の際、実装方向を考慮する必要がない程度の同一であればよく、第1及び第2のコンデンサ部の静電容量が実質的に同じ程度の意味である。
好ましくは、上記積層コンデンサアレイにおいて、コンデンサ素体は、第5及び第6の内部電極を更に有し、積層コンデンサアレイは、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第5の内部電極に接続される第5の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第6の内部電極に接続される第6の端子電極と、を備え、第5及び第6の内部電極は、積層コンデンサアレイにおいて、第1のコンデンサ部と静電容量が異なる第3のコンデンサ部を形成し、第5の端子電極が第1の配線に接続され、且つ、第6の端子電極が第2の配線に接続される。この場合、静電容量が異なる第1及び第3のコンデンサ部が並列に接続されることになり、自己共振周波数を2つ持たせることができる。その結果、広帯域で低インピーダンスとなり、これにより、高周波ノイズを広帯域で除去することが可能となる。
本発明によれば、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することが可能な積層コンデンサの実装構造を提供することができる。
第1実施形態に係る積層コンデンサアレイの斜視図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイの等価回路図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイを回路基板に実装した例を示す図である。 積層コンデンサアレイを図4のように回路基板に接続した場合の等価回路図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイの斜視図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイの等価回路図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイを回路基板に実装した例を示す図である。 積層コンデンサアレイを図10のように回路基板に接続した場合の等価回路図である。 図11に示される積層コンデンサアレイによる広帯域でのノイズ除去例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサアレイの斜視図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサアレイに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサアレイの等価回路図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサアレイを回路基板に実装した例を示す図である。 積層コンデンサアレイを図20のように回路基板に接続した場合の等価回路図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の別の例を示す図である。 第3実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る積層コンデンサアレイ1の構成について説明する。積層コンデンサアレイ1は、図1に示すように、直方体形状をしたコンデンサ素体2と、コンデンサ素体2の外表面に配置された端子電極3,4,5,6とを備えた2連コンデンサアレイである。コンデンサ素体2は、対向する第1及び第2の主面2a,2bと、対向し且つ第1及び第2の主面2a,2bの長辺方向に沿って延びる第1及び第2の側面2c,2dと、対向し且つ第1及び第2の主面2a,2bの短辺方向に沿って延びる第3及び第4の側面2e,2fとを含んでいる。第1及び第2の側面2c,2dと第3及び第4の側面2e,2fとは、第1及び第2の主面2a,2b間を連結するように延びている。
コンデンサ素体2の第1の側面2cには、第1の端子電極3及び第3の端子電極5が配置されている。第1及び第3の端子電極3,5は、第3の側面2eから第4の側面2fに向かう方向に、第1の端子電極3、第3の端子電極5の順で位置している。コンデンサ素体2の第2の側面2dには、第2の端子電極4及び第4の端子電極6が形成されている。第2及び第4の端子電極4,6は、第3の側面2eから第4の側面2fに向かう方向に、第2の端子電極4、第4の端子電極6の順で位置している。第1及び第2の端子電極3,4は、第1及び第2の側面2c,2dの対向方向で互いに対向する。第3及び第4の端子電極5,6は、第1及び第2の側面2c,2dの対向方向で互いに対向する。
第1〜第4の端子電極3,4,5,6は、例えば、導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストをコンデンサ素体2の外表面に付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた電極の上にめっき層を形成してもよい。後述する他の端子電極も同様に形成される。
コンデンサ素体2は、図2に示されるように、絶縁体層10,11,12と、内部電極13,14,15,16と有している。各絶縁体層10〜12は、第1及び第2の主面2a,2bに平行な方向に延びており、第1及び第2の主面2a,2bが対向する方向に積層されるようになっている。つまり、第1及び第2の主面2a,2bの対向方向が絶縁体層10〜12の積層方向となっている。各絶縁体層10〜12は、例えば、誘電体セラミックを含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の積層コンデンサアレイ1では、各絶縁体層10〜12の間の境界が視認できない程度に一体化されている。各内部電極13〜16は、導電性ペーストの焼結体から構成される。後述する他の内部電極も同様に形成される。
第1の内部電極13及び第2の内部電極14は、絶縁体層11を間に挟んで対向するように配されており、第1のコンデンサ部C1を形成する(図3参照)。第3の内部電極15及び第4の内部電極16は、絶縁体層11を間に挟んで対向するように配されており、第2のコンデンサ部C2を形成する(図3参照)。本実施形態では、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量が同じとなっている。なお、ここで用いる「静電容量が同じ」とは、完全同一を指すのではなく、積層コンデンサアレイ1の実装や検査等の際、実装方向を考慮する必要がない程度に同一であればよく、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量が実質的に同じ程度の意味である。
第1及び第3の内部電極13,15は、絶縁体層11上に形成されている。第1及び第3の内部電極13,15は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第3及び第4の側面2e,2fが対向する方向に併置されている。第2及び第4の内部電極14,16は、絶縁体層12上に形成されている。第2及び第4の内部電極14,16は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第3及び第4の側面2e,2fが対向する方向に併置されている。
第1の内部電極13は、矩形状の主電極部13aと、主電極部13aから第1の側面2cに臨むように延びる引出部13bとを含んでいる。第2の内部電極14は、矩形状の主電極部14aと、主電極部14aから第2の側面2dに臨むように延びる引出部14bとを含んでいる。主電極部13a,14aは、絶縁体層11を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部13bは、第1の側面2cまで引き出され、第1の端子電極3に電気的且つ物理的に接続され、引出部14bは、第2の側面2dまで引き出され、第2の端子電極4に電気的且つ物理的に接続される。
第3の内部電極15は、矩形状の主電極部15aと、主電極部15aから第1の側面2cに臨むように延びる引出部15bとを含んでいる。第4の内部電極16は、矩形状の主電極部16aと、主電極部16aから第2の側面2dに臨むように延びる引出部16bとを含んでいる。主電極部15a,16aは、絶縁体層11を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部15bは、第1の側面2cまで引き出され、第3の端子電極5に電気的且つ物理的に接続され、引出部16bは、第2の側面2dまで引き出され、第4の端子電極6に電気的且つ物理的に接続される。なお、このような構成を備えた積層コンデンサアレイ1は、図3に示すような等価回路図で表される。
続いて、積層コンデンサアレイ1を回路基板に実装した実装構造について説明する。回路基板には、図4に示すように、装置Mに電流を供給する一対の電源ライン20,21と、電源ライン20,21間を結ぶ第1の配線22,23と、接地用の第2の配線24とが形成されている。
本実施形態では、積層コンデンサアレイ1の回路基板への実装にあたり、第1の端子電極3が第1の配線22に接続され、第2の端子電極4が第2の配線24に接続され、第3の端子電極5が第1の配線23に接続され、第4の端子電極6が第2の配線24に接続されている。つまり、この実装構造においては、同一側面2c側に配置された第1及び第3の端子電極3,5が電源ライン20,21間を結ぶ第1の配線22,23に接続され、同一側面2d側に配置された第2及び第4の端子電極4,6が接地用の第2の配線24に接続されている。このような接続により、図5の等価回路図に示されるように、積層コンデンサアレイ1が装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ1では、図4に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが、第1の端子電極3から第2の端子電極4に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第4の端子電極6から第3の端子電極5に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れる。一方、コモンモードにおいては、電流ICが、第1の端子電極3から第2の端子電極4に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第3の端子電極5から第4の端子電極6に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れることとなる。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサアレイ1の実装構造では、第1のコンデンサ部C1の一部を形成する第1の内部電極13に接続される第1の端子電極3と第2のコンデンサ部C2の一部を形成する第3の内部電極15に接続される第3の端子電極5とが第1の配線22,23に接続され、且つ、第1のコンデンサ部C1の一部を形成する第2の内部電極14に接続される第2の端子電極4と第2のコンデンサ部C2の一部を形成する第4の内部電極16に接続される第4の端子電極6とが第2の配線24に接続されるようになっている。
このため、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが、第1の端子電極3から第2の端子電極4に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第4の端子電極6から第3の端子電極5に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、その一方、コモンモードにおいては、電流ICが、第1の端子電極3から第2の端子電極4に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第3の端子電極5から第4の端子電極6に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れることとなる。その結果、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2を、ディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能させると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能させることができる。したがって、この積層コンデンサアレイ1の実装構造によれば、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができる。
また、積層コンデンサアレイ1において、第1及び第3の端子電極3,5がコンデンサ素体2の側面2cに配置され、第2及び第4の端子電極4,6がコンデンサ素体2の側面2dに配置されている。このため、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2に流れる電流IDの方向が逆向きになり磁界が相殺され、これにより、ESLを低減することができる。
また、積層コンデンサアレイ1において、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量は同じとなっている。このため、積層コンデンサアレイ1における静電容量が対称になるので、実装方向を考慮することなく、積層コンデンサアレイ1の実装や出荷前の検査等を行うことができる。
なお、第1実施形態に係る積層コンデンサアレイ1に用いられる内部電極13〜16の変形例としては、例えば、図6(a)、(b)に示される構成の内部電極13〜16であってもよい。図6に示される変形例では、第1及び第4の内部電極13,16が絶縁体層11上に形成され、第2及び第3の内部電極14,15が絶縁体層12上に形成される構成となっている。なお、その他の構成は、上述した構成と同様である。
(第2実施形態)
続いて、図7及び図8を参照して、第2実施形態に係る積層コンデンサアレイ31の構成について説明する。積層コンデンサアレイ31は、図7に示すように、直方体形状をしたコンデンサ素体32と、コンデンサ素体32の外表面に配置された端子電極3,4,5,6,33,34,35,36とを備える4連コンデンサアレイである。コンデンサ素体32は、コンデンサ素体2と同様、第1及び第2の主面32a,32bと、第1及び第2の側面32c,32dと、第3及び第4の側面32e,32fとを含んでいる。
コンデンサ素体32の第1の側面32cには、第1及び第3の端子電極3,5に加え、第5の端子電極33及び第7の端子電極35が配置されている。第1、第3、第5及び第7の端子電極3,5,33,35は、第3の側面32eから第4の側面32fに向かう方向に、第5の端子電極33、第1の端子電極3、第3の端子電極5、第7の端子電極35の順で位置している。コンデンサ素体32の第2の側面32dには、第2及び第4の端子電極4,6に加え、第6の端子電極34及び第8の端子電極36が配置されている。第2,第4、第6及び第8の端子電極4,6,34,36は、第3の側面32eから第4の側面32fに向かう方向に、第6の端子電極34、第2の端子電極4、第4の端子電極6、第8の端子電極36の順で位置している。第5及び第6の端子電極33,34は、第1及び第2の側面32c,32dの対向方向で互いに対向する。第7及び第8の端子電極35,36は、第1及び第2の側面32c,32dの対向方向で互いに対向する。
コンデンサ素体32は、図8に示されるように、絶縁体層10,11,12と、内部電極13〜16,43〜46とを有している。第5の内部電極43及び第6の内部電極44は、絶縁体層11を間に挟んで対向するように配されており、第3のコンデンサ部C3を形成する(図9参照)。第7の内部電極45及び第8の内部電極46は、絶縁体層11を間に挟んで対向するように配されており、第4のコンデンサ部C4を形成する(図9参照)。本実施形態では、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の静電容量は、互いに同じとなっているが、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量よりも小さくなるように異なった静電容量に設定されている。なお、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の静電容量が第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量と同じまたはそれらよりも大きくなるように設定されていても、もちろんよい。
第2、第3、第5及び第8の内部電極14,15,43,46は、絶縁体層11上に形成されている。第2、第3、第5及び第8の内部電極14,15,43,46は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第3及び第4の側面32e,32fが対向する方向に併置されている。第1、第4、第6及び第7の内部電極13,16,44,45は、絶縁体層12上に形成されている。第1、第4、第6及び第7の内部電極13,16,44,45は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第3及び第4の側面32e,32fが対向する方向に併置されている。
第5の内部電極43は、矩形状の主電極部43aと、主電極部43aから第1の側面32cに臨むように延びる引出部43bとを含んでいる。第6の内部電極44は、矩形状の主電極部44aと、主電極部44aから第2の側面32dに臨むように延びる引出部44bとを含んでいる。主電極部43a,44aは、絶縁体層11を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部43bは、第1の側面32cまで引き出され、第5の端子電極33に電気的且つ物理的に接続され、引出部44bは、第2の側面32dまで引き出され、第6の端子電極34に電気的且つ物理的に接続される。
第7の内部電極45は、矩形状の主電極部45aと、主電極部45aから第1の側面32cに臨むように延びる引出部45bとを含んでいる。第8の内部電極46は、矩形状の主電極部46aと、主電極部46aから第2の側面32dに臨むように延びる引出部46bとを含んでいる。主電極部45a,46aは、絶縁体層11を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部45bは、第1の側面32cまで引き出され、第7の端子電極35に電気的且つ物理的に接続され、引出部46bは、第2の側面32dまで引き出され、第8の端子電極36に電気的且つ物理的に接続される。なお、このような構成を備えた積層コンデンサアレイ31は、図9に示すような等価回路図で表される。
続いて、積層コンデンサアレイ31を回路基板に実装した実装構造について説明する。回路基板には、図10に示すように、第1実施形態と同様、装置Mに電流を供給する一対の電源ライン20,21と、電源ライン20,21間を結ぶ第1の配線22,23と、接地用の第2の配線24とが形成されている。
この回路基板に積層コンデンサアレイ31を実装するため、第1及び第5の端子電極3,33が第1の配線22に接続され、第2及び第6の端子電極4,34が第2の配線24に接続され、第3及び第7の端子電極5,35が第1の配線23に接続され、第4及び第8の端子電極6,36が第2の配線24に接続されている。つまり、この実装構造においては、同一側面32c側に配置された第1,第3,第5及び第7の端子電極3,5,33,35が電源ライン20,21間を結ぶ第1の配線22,23に接続され、同一側面32d側に配置された第2、第4、第6及び第8の端子電極4,6,34,36が接地用の第2の配線24に接続されている。このような接続により、図11の等価回路図に示されるように、第1及び第3のコンデンサ部C1,C3が並列となり且つ第2及び第4のコンデンサ部C2,C4が並列となるように積層コンデンサアレイ31が配線22〜24に接続され、この積層コンデンサアレイ1が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ31では、図10に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第1の端子電極3から第2の端子電極4に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、電流IDが第5の端子電極33から第6の端子電極34に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れ、また、電流IDが第4の端子電極6から第3の端子電極5に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れると共に、電流IDが第8の端子電極36から第7の端子電極35に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れる。
一方、コモンモードにおいては、電流ICが第1の端子電極3から第2の端子電極4に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、電流ICが第5の端子電極33から第6の端子電極34に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れ、また、電流ICが第3の端子電極5から第4の端子電極6に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れると共に、電流ICが第7の端子電極35から第8の端子電極36に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れることとなる。なお、電流ID及び電流IDは、電流IDを所定の比率で分流したものであり、電流IC及び電流ICは、電流ICを分流したものである。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサアレイ31の実装構造では、第1実施形態で説明したのと同様、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。また、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4も、同様に、ディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。したがって、この積層コンデンサアレイ31の実装構造によれば、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができる。
また、コンデンサ素体32は、第5及び第6の内部電極43,44や第7及び第8の内部電極45,46を更に有し、積層コンデンサアレイ31は、第5及び第6の端子電極33,34や第7及び第8の端子電極35,36を備えている。そして、第5及び第6の内部電極43,44は、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2と静電容量が異なる第3のコンデンサ部C3を形成し、また、第7及び第8の内部電極45,46は、第3のコンデンサ部C3と静電容量が同じ(すなわち第1及び第2のコンデンサ部C1,C2と静電容量が異なる)第4のコンデンサ部C4を形成している。さらに、第5及び第7の端子電極33,35が第1の配線22,23に接続され、第6及び第8の端子電極34,36が第2の配線24に接続される。
このような接続により、静電容量が互いに異なる第1及び第3のコンデンサ部C1,C3、または、静電容量が互いに異なる第2及び第4のコンデンサ部C2,C4がそれぞれ並列に接続されることになる。このため、図12の点線L1で示されるように、容量の異なるコンデンサ部が並列に接続されていないコンデンサアレイでは、自己共振周波数を周波数F1の1つしか持たせることができないのに対し、本実施形態に係る実装構造によれば、図12の実線L2で示されるように、自己共振周波数を周波数F1,F2といったように2つ持たせることができる。その結果、広帯域で低インピーダンスとなり、このような積層コンデンサアレイ31の実装構造によれば、高周波ノイズを広帯域で除去することが可能となる。
また、積層コンデンサアレイ31において、第1及び第3のコンデンサ部C1,C3の静電容量と、第2及び第4のコンデンサ部C2,C4の静電容量が対称となっている。このため、積層コンデンサアレイ31では、第1実施形態と同様、実装方向を考慮することなく、積層コンデンサアレイ31の実装等を行うことができる。
なお、第2実施形態に係る積層コンデンサアレイ31に用いられる内部電極13〜16,43〜46の変形例としては、例えば、図13(a)、(b)に示される構成の内部電極13〜16,43〜46であってもよい。図13に示される変形例では、第1、第3、第5及び第7の内部電極13,15,43,45が絶縁体層11上に形成され、第2、第4、第6及び第8の内部電極14,16,44,46が絶縁体層12上に形成される構成となっている。その他の構成は、上述した構成と同様であり、以下の変形例でも同様である。
内部電極13〜16,43〜46の別の変形例としては、例えば、図14(a)、(b)に示される構成の内部電極13〜16,43〜46であってもよい。図14に示される変形例では、第2、第3、第5及び第8の内部電極14,15,43,46が絶縁体層11上に形成され、第1、第4、第6及び第7の内部電極13,16,44,45が絶縁体層12上に形成される構成となっている。この変形例では、内部電極13〜16が内部電極43〜46の面積よりも小さく、第1のコンデンサ部C1を形成する第1及び第2の内部電極13,14の主電極部13a,14aが絶縁体層11を介して積層方向に一部が互いに対向すると共に、第2のコンデンサ部C2を形成する第3及び第4の内部電極15,16の主電極部15a,16aが絶縁体層11を介して積層方向に一部が互いに対向している。このため、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量が第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の静電容量よりも小さくなるようになっている。
内部電極13〜16,43〜46の更に別の変形例としては、例えば、図15(a)、(b)に示される構成の内部電極13〜16,43〜46,47〜52であってもよい。図15に示される変形例では、第1〜第4、第5及び第8の内部電極13〜16,43,46と内部電極47,48が絶縁体層11上に形成され、第6及び第7の内部電極44,45と内部電極49〜52が絶縁体層12上に形成される構成となっている。この変形例の場合、第1のコンデンサ部C1は、内部電極13,49,47,51,14で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第2のコンデンサ部C2は、内部電極15,50,48,52,16で形成される複数のコンデンサ部からなる。このように、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2を、静電容量が小さいコンデンサ部の集合体とすることで、共振周波数を、より高周波側に移行させることができる。
内部電極13〜16,43〜46の更に別の変形例としては、例えば、図16(a)、(b)に示される構成の内部電極13〜16,43〜46,53〜62であってもよい。図16に示される変形例では、第1、第4、第5及び第6の内部電極13,16,43,44と内部電極53〜57が絶縁体層11上に形成され、第2、第3、第7及び第8の内部電極14,15,45,46と内部電極58〜62が絶縁体層12上に形成される構成となっている。この変形例の場合、第3のコンデンサ部C3は、内部電極43,58,53,59,54,60,44で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第4のコンデンサ部C4は、内部電極45,55,61,56,62,57,46で形成される複数のコンデンサ部からなる。このように、静電容量が小さいコンデンサ部の集合体とすることで、共振周波数を、より高周波側に移行させることができる。
(第3実施形態)
続いて、図17及び図18を参照して、第3実施形態に係る積層コンデンサアレイ71の構成について説明する。積層コンデンサアレイ71は、図17に示すように、直方体形状をしたコンデンサ素体72と、コンデンサ素体72の外表面に配置された端子電極73,74,75,76とを備える2連コンデンサアレイである。コンデンサ素体72は、コンデンサ素体2と同様、第1及び第2の主面72a,72bと、第1及び第2の側面72c,72dと、第3及び第4の側面72e,72fとを含んでいる。
コンデンサ素体72の第2の側面72dには、第1の端子電極73及び第2の端子電極74が配置されている。第1及び第2の端子電極73,74は、第3の側面72eから第4の側面72fに向かう方向に、第1の端子電極73、第2の端子電極74の順で位置している。コンデンサ素体72の第1の側面72cには、第3の端子電極75及び第4の端子電極76が形成されている。第3及び第4の端子電極75,76は、第3の側面72eから第4の側面72fに向かう方向に、第3の端子電極75、第4の端子電極76の順で位置している。第1及び第3の端子電極73,75は、第1及び第2の側面72c,72dの対向方向で互いに対向する。第2及び第4の端子電極74,76は、第1及び第2の側面72c,72dの対向方向で互いに対向する。
コンデンサ素体72は、図18に示されるように、絶縁体層10,11,12と、内部電極83,84,85,86と有している。第1の内部電極83及び第2の内部電極84は、絶縁体層11を間に挟んで対向するように配されており、第1のコンデンサ部C1を形成する(図19参照)。第3の内部電極85及び第4の内部電極86は、絶縁体層11を間に挟んで対向するように配されており、第2のコンデンサ部C2を形成する(図19参照)。
第1及び第3の内部電極83,85は、絶縁体層11上に形成されている。第1及び第3の内部電極83,85は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第1及び第2の側面72c,72dが対向する方向に併置されている。第2及び第4の内部電極84,86は、絶縁体層12上に形成されている。第2及び第4の内部電極84,86は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第1及び第2の側面72c,72dが対向する方向に併置されている。
第1の内部電極83は、矩形状の主電極部83aと、主電極部83aから第2の側面72dに臨むように延びる引出部83bとを含んでいる。第2の内部電極84は、矩形状の主電極部84aと、主電極部84aから第2の側面72dに臨むように延びる引出部84bとを含んでいる。主電極部83a,84aは、絶縁体層11を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部83bは、第2の側面72dまで引き出され、第1の端子電極73に電気的且つ物理的に接続され、引出部84bは、第2の側面72dまで引き出され、第2の端子電極74に電気的且つ物理的に接続される。
第3の内部電極85は、矩形状の主電極部85aと、主電極部85aから第1の側面72cに臨むように延びる引出部85bとを含んでいる。第4の内部電極86は、矩形状の主電極部86aと、主電極部86aから第1の側面72cに臨むように延びる引出部86bとを含んでいる。主電極部85a,86aは、絶縁体層11を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部85bは、第1の側面72cまで引き出され、第3の端子電極75に電気的且つ物理的に接続され、引出部86bは、第1の側面72dまで引き出され、第4の端子電極76に電気的且つ物理的に接続される。なお、このような構成を備えた積層コンデンサアレイ71は、図19に示すような等価回路図で表される。
続いて、積層コンデンサアレイ71を回路基板に実装した実装構造について説明する。回路基板には、図20に示すように、装置Mに電流を供給する一対の電源ライン20,21と、電源ライン20,21間を結ぶ第1の配線22,23と、接地用の第2の配線24とが形成されている。
本実施形態では、積層コンデンサアレイ71の回路基板への実装にあたり、第1の端子電極73が第1の配線22に接続され、第2の端子電極74が第2の配線24に接続され、第3の端子電極75が第1の配線23に接続され、第4の端子電極76が第2の配線24に接続されている。つまり、この実装構造においては、側面72d側に配置された第1及び第2の端子電極73,74それぞれが第1の配線22や第2の配線24に接続され、また、側面72c側に配置された第3及び第4の端子電極75,76それぞれが第1の配線22や第2の配線24に接続されている。このような接続により、図21の等価回路図に示されるように、積層コンデンサアレイ71が装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ71では、図20に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが、第1の端子電極73から第2の端子電極74に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第4の端子電極76から第3の端子電極75に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れる。一方、コモンモードにおいては、電流ICが、第1の端子電極73から第2の端子電極74に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第3の端子電極75から第4の端子電極76に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れることとなる。
以上のように、本実施形態に係る積層コンデンサアレイ71の実装構造では、第1のコンデンサ部C1の一部を形成する第1の内部電極83に接続される第1の端子電極73と第2のコンデンサ部C2の一部を形成する第3の内部電極85に接続される第3の端子電極75とが第1の配線22,23に接続され、且つ、第1のコンデンサ部C1の一部を形成する第2の内部電極84に接続される第2の端子電極74と第2のコンデンサ部C2の一部を形成する第4の内部電極86に接続される第4の端子電極76とが第2の配線24に接続されるようになっている。
このため、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが、第1の端子電極73から第2の端子電極74に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第4の端子電極76から第3の端子電極75に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、その一方、コモンモードにおいては、電流ICが、第1の端子電極73から第2の端子電極74に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に、第3の端子電極75から第4の端子電極76に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れることとなる。その結果、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2を、ディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能させると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能させることができる。したがって、この積層コンデンサアレイ1の実装構造によれば、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができる。
また、積層コンデンサアレイ71において、第1及び第2の端子電極73,74がコンデンサ素体72の側面72dに配置され、第3及び第4の端子電極75,76がコンデンサ素体72の側面72cに配置されている。このため、ディフレンシャルモードにおいて第1及び第2のコンデンサ部C1,C2に流れる電流IDの方向が逆向きになることに加え、コモンモードにおいて配線22,23を流れる電流の方向と配線24を流れる電流の方向とが逆向きになり磁界が相殺され、これにより、ESLを一層、低減することができる。
なお、第3実施形態に係る積層コンデンサアレイ71に用いられる内部電極83〜86の変形例としては、例えば、図22(a)、(b)に示される構成の内部電極83〜86であってもよい。図22に示される変形例では、第2及び第3の内部電極84,85が絶縁体層11上に形成され、第1及び第4の内部電極83,86が絶縁体層12上に形成される構成となっている。その他の構成は、上述した構成と同様であり、以下の変形例でも同様である。
内部電極83〜86の別の変形例としては、例えば、図23(a)、(b)に示される構成の内部電極83〜86,87,88であってもよい。図23に示される変形例では、第1〜第4の内部電極83〜86が絶縁体層11上に形成され、内部電極87,88が絶縁体層12上に形成される構成となっている。この変形例の場合、第1のコンデンサ部C1は、内部電極83,87,84で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第2のコンデンサ部C2は、内部電極85,88,86で形成される複数のコンデンサ部からなる。このように分割することで、耐圧アップを図ることができ、より一層の安全設計とすることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、内部電極の例を多数示したが、内部電極の配置はこれらに限定されるものではなく、他の配置であってもよい。
1,31,71…積層コンデンサアレイ、2,32,72…コンデンサ素体、3,73…第1の端子電極、4,74…第2の端子電極、5,75…第3の端子電極、6,76…第4の端子電極、13,83…第1の内部電極、14,84…第2の内部電極、15,85…第3の内部電極、16,86…第4の内部電極、22,23…第1の配線、24…第2の配線、33…第5の端子電極、34…第6の端子電極、35…第7の端子電極、36…第8の端子電極、43…第5の内部電極、44…第6の内部電極、45…第7の内部電極、46…第8の内部電極、C1…第1のコンデンサ部、C2…第2のコンデンサ部、C3…第3のコンデンサ部、C4…第4のコンデンサ部。

Claims (5)

  1. 電源ライン間を結ぶ第1の配線と接地用の第2の配線とが形成された回路基板に積層コンデンサアレイを実装する実装構造であって、
    前記積層コンデンサアレイは、
    第1、第2、第3及び第4の内部電極を有するコンデンサ素体と、
    前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第1の内部電極に接続される第1の端子電極と、
    前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第2の内部電極に接続される第2の端子電極と、
    前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第3の内部電極に接続される第3の端子電極と、
    前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第4の内部電極に接続される第4の端子電極と、を備え、
    前記積層コンデンサアレイにおいて、前記第1及び第2の内部電極が第1のコンデンサ部を形成し且つ前記第3及び第4の内部電極が第2のコンデンサ部を形成し、
    前記第1及び第3の端子電極が前記第1の配線に接続され、且つ、前記第2及び第4の端子電極が前記第2の配線に接続されることを特徴とする積層コンデンサアレイの実装構造。
  2. 前記第1及び第3の端子電極が前記コンデンサ素体の同一側面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサアレイの実装構造。
  3. 前記第1及び第2の端子電極が前記コンデンサ素体の同一側面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサアレイの実装構造。
  4. 前記第1及び第2のコンデンサ部の静電容量が同じであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層コンデンサアレイの実装構造。
  5. 前記コンデンサ素体は、第5及び第6の内部電極を更に有し、
    前記積層コンデンサアレイは、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第5の内部電極に接続される第5の端子電極と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第6の内部電極に接続される第6の端子電極と、を備え、
    前記第5及び第6の内部電極は、前記積層コンデンサアレイにおいて、前記第1のコンデンサ部と静電容量が異なる第3のコンデンサ部を形成し、
    前記第5の端子電極が前記第1の配線に接続され、且つ、前記第6の端子電極が前記第2の配線に接続されることを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサアレイの実装構造。
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