JP2004259991A - 積層セラミック部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線基板に表面実装した際に、外部電極への半田の過剰なはい上がりを防止し、不必要な応力によるクラックを防止できるとともに、外部電極が積層体主面から剥離する不良を防止できる積層セラミック部品を提供する。
【解決手段】複数の矩形状の誘電体層2と、複数の内部電極3、4とが積層されて成る積層体1と、積層体1の端面に形成され、且つ内部電極3、4と夫々接続した端面導体5a、6aと、積層体1の両主面に形成されるとともに、積層体1の稜線部分において、端面導体5a、6aと夫々接続した主面導体5b、6bとから成る外部電極5、6とを有する積層セラミック部品10であって、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅mbと略同一であるとともに、積層体1の端面領域で細くなる(幅m1)。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層セラミック部品に関し、特に外部電極の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
代表的な積層セラミック部品として、多連型コンデンサを例にとって説明する。
【0003】
図3は、従来の多連型コンデンサを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は配線基板上に表面実装した状態を示すX−X断面図である。
【0004】
図において、30は多連型コンデンサ(積層セラミック部品)、31は積層体であり、32は積層体31を構成する誘電体層、33、34は積層体31内に形成した内部電極であり、35、36は外部電極である。また、11は配線基板、12は配線パターン、13は半田(接合部材)である。
【0005】
図に示すように、多連型コンデンサ30の積層体31は、誘電体層32を複数積層して形成されている。
【0006】
また、積層体31の各誘電体層32間に、例えば複数の内部電極33、34が対向形成され、第1の内部電極33は積層体31の一端面に、第2の内部電極34は積層体31の他端面に延出している。
【0007】
さらに、複数の外部電極35、36は、積層体31の端面に形成され、且つ内部電極33、34と接続している。また、外部電極35、36の表面には、必要に応じて、表面メッキ層(図示せず)が形成されている。
【0008】
しかしながら、上記積層セラミックコンデンサ30によれば、図3(b)に示すように、一方の主面(実装面)を下にして配線基板11上の配線パターン12に半田13により表面実装される。すなわち、外部電極35、36全体が半田付けされ、積層セラミックコンデンサ30の高さ方向に外部電極35、36全体が半田13により配線基板11に固定された状態となる。そして、その後の配線基板11の組付けや取扱時に加えられる機械的応力や、温度サイクルにおける外部電極35、36の熱膨張係数の差によって発生する熱的応力により、内部電極33、34にまたがるようにクラック37が発生し、短絡に至るという問題点があった。
【0009】
そこで、図4に示すように、外部電極45、46が、複数の矩形状の誘電体層2と複数の内部電極43、44とが積層された積層体41の端面に形成され、内部電極43、44と夫々接続した端面導体45a、46aと、積層体41の両主面に形成され、積層体41の稜線部分において、端面導体45a、46aと夫々接続した主面導体45b、46bとから成り、端面導体45a、46aの幅maが主面導体45b、46bの幅mbより細くなっている多連型コンデンサ40が、特開2002−367852号公報に開示されている。
【0010】
同報によれば、端面導体45a、46aの幅maが主面導体45b、46bの幅mbより細くなっているため、配線基板11上の配線パターン12に半田13により表面実装した際に、半田13が主面導体45a、45bの表面を伝ってはい上がり、多連型コンデンサ40の上面までくるのを防止することができる。そして、半田13が外部電極45、46に接触する面積が小さくなるために、配線基板11に搭載した多連型コンデンサ40の不必要な応力がかかる面積が小さくなるとともに、応力が発生する位置が低くなるため、この応力によるクラック37の発生を抑制できる。また、外部電極5、6表面と半田13との接触面積が小さいために、温度サイクル試験において外部電極5、6と半田13との線膨張率の差によるクラック37も防止することができる。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−367852号公報 (3−6頁、図1−4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記多連型コンデンサ40によれば、特に800℃以上の高温で中性または還元性雰囲気にて焼き付けを行った場合、ガラス成分が外部電極45、46の金属成分と積層体41端面との界面に集まることにより、外部電極45、46と積層体41は接合される。このとき、金属成分とガラス成分の接続強度は弱く、図4(b)に示すように、表面メッキ層の形成などの外部からの衝撃により、外部電極45、46が剥離48しやすいという問題点があった。特に、金属成分が卑金属である場合、焼き付け時の金属成分とガラス成分との濡れ性が不十分となりやすく、この問題点が顕著になっていた。さらに、この問題は外観が損なわれるだけでなく、実装時に外部電極45、46に半田13が接続しない実装不良が発生してしまうという問題があった。
【0013】
このような外部電極45、46の剥離48は、端面導体45a、46aよりも、主面導体45b、46bにおいて発生しやすかった。これは、積層体41端面においては、端面導体45a、46aは内部電極43、44と金属結合をするため接続強度は強くなるが、両主面においては、主面導体45b、46bは積層体41のみと接続するため接続強度が弱くなることによる。また、端面導体45a、46aの幅maが主面導体45b、46bの幅mbより細くなっているため、外部電極45、46の焼き締まりが弱くなり、さらに主面導体45b、46bの剥離48が生じやすくなっていた。
【0014】
本発明は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、配線基板に表面実装した際に、外部電極への半田の過剰なはい上がりを防止し、不必要な応力によるクラックを防止できるとともに、外部電極が積層体主面から剥離する不良を防止できる積層セラミック部品を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の矩形状の誘電体層と、複数の内部電極とが積層されて成る積層体と、 該積層体の端部に形成され、且つ前記内部電極と夫々接続した端面導体と、該端面導体から前記積層体の両主面に延びる主面導体とから成る外部電極とを有する積層セラミック部品であって、 前記積層体の端面導体の導体幅は、前記積層体の端面と両主面との間に形成される稜線部分で前記主面導体の幅と略同一であり、且つ前記積層体の端面中央側で細くなっている。
【0016】
【作用】
本発明によれば、外部電極は、積層体の端面に形成され、且つ内部電極と夫々接続した端面導体と、積層体の両主面に形成されるとともに、積層体の稜線部分において、端面導体と夫々接続した主面導体とから成り、積層体の端面の中央側で部分的に細くなっているため、配線基板に表面実装した際に、外部電極への半田の過剰なはい上がりを防止し、不必要な応力によるクラックを防止できる。
【0017】
また、端面導体の幅は、積層体の稜線部分において、主面導体の幅と略同一であるため、端面導体と主面導体が連続しており、外部電極の焼き締まりが強くなることから、外部電極が積層体主面から剥離する不良を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の積層セラミック部品を図面に基づいて説明する。
【0019】
代表的な積層セラミック部品として、多連型コンデンサを例にとって説明する。
【0020】
図1は、本発明の多連型コンデンサを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は配線基板上に表面実装した状態を示すX−X断面図である。
【0021】
図において、10は多連型コンデンサ(セラミック電子部品)、1は積層体、2は誘電体層、3、4は内部電極、5、6は外部電極である。また、11は配線基板、12は配線パターン、13は半田(接合部材)である。
【0022】
図1に示すように、多連型コンデンサ10の積層体1は、誘電体層2を複数積層して形成されている。
【0023】
誘電体層2は、チタン酸バリウム(BaTiO)を主成分とする非還元性誘電体材料、及びガラス成分を含む誘電体材料からなり、その形状は、2.0mm×1.2mmなどであり、その厚みは高容量化のために1〜5μmとしている。この誘電体層2が図上、上方向に積層して積層体1が構成される。なお、誘電体層2の形状、厚み、積層数は容量値によって任意に変更することができる。
【0024】
積層体1の各誘電体層2間に、例えば複数の内部電極3、4が対向形成され、それぞれ積層体1の両端面に延出している。内部電極3、4は、例えばNiを主成分とする材料から構成され、その厚みは1〜2μmとしている。
【0025】
外部電極5、6は、例えばCu、Ni、あるいはこれらの合金などの卑金属成分及びガラス成分からなり、積層体1の一対の長辺側端面に被着形成され、且つ内部電極3、4にそれぞれ接続されている端面導体5a、6aと、積層体1の両主面(一方は実装面となる)に形成されるとともに、積層体1の稜線部分において、端面導体5a、6aと夫々接続した主面導体5b、6bとから成る。さらに、外部電極5、6の表面には、表面メッキ層(図示せず)が形成されている。表面メッキ層は、例えばNiメッキ、Snメッキ、半田メッキなどが例示できる
本発明の特徴的なことは、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅mbと略同一であるとともに、積層体1の端面の中央側で細くなる(幅m1)ことである。
【0026】
具体的には、端面導体5a、6aは内側に湾曲している。また、m1/ma比は0.5〜0.9の範囲にあることが望ましい。すなわち、0.5未満である場合、内部電極3、4の引き出し部の幅を広くできないため、等価直列抵抗(ESR)が大きくなるという問題点がある。一方、0.9より大きい場合、外部電極5、6への半田13の過剰なはい上がりを防止する効果が十分に現れない。
【0027】
以下、本発明の多連型コンデンサ10の製造方法について説明する。なお、各符号は焼成の前後で区別しないものとする。
【0028】
まず、誘電体層となるセラミックグリーンシート2上に、導電ペーストをスクリーン印刷で形成し、内部電極となる導体膜3、4を形成する。
【0029】
そして、このようなセラミックグリーンシート2を、導体膜3、4が互いに対向し、且つ導体膜3、4が互いに異なる端面に延出するように所定の積層枚数重ねた後、切断して各コンデンサユニットNを含む未焼成状態の積層体1とし、所定の雰囲気、温度、時間を加えて焼成する。これにより、積層体1の一対の端面には、各コンデンサユニットN毎に内部電極3、4が露出している。
【0030】
その後、各コンデンサユニットNを外部と電気的に接続するために、外部電極となる導体膜5、6を積層体1の端面及びそれに隣接する両主面に、スクリーン印刷法などにより塗布する。
【0031】
このとき、導体膜5、6の形成は3回に分けて行っても良く、積層体1の端面からそれに隣接する両主面にはみ出した製版パターンを用いて、1回で行っても良い。1回で行う場合は、端面電極5a、6aに相当する部分は内側に湾曲しているとともに、稜線部分及び主面電極5b、6bに相当する部分は、幅が均一になっている製版パターンを用いると良い。
【0032】
そして、導電膜5、6は、250℃〜400℃の大気中でバインダ成分を除いた後、800〜900℃で中性または還元性雰囲気で焼き付けによって、外部電極5、6が形成される。
【0033】
その後、外部電極5、6は、電解メッキや無電解メッキによって表面メッキ層(図示せず)が形成される。
【0034】
このようにして、本発明の多連型コンデンサ10が得られる。
【0035】
かくして、本発明の多連型コンデンサ10によれば、外部電極5、6は、積層体1の端面に形成され、且つ内部電極3、4と夫々接続した端面導体5a、6aと、積層体1の両主面に形成されるとともに、積層体1の稜線部分において、端面導体5a、6aと夫々接続した主面導体5b、6bとから成り、端面導体5a、6aが積層体1の端面領域で細くなる(幅m1)ため、配線基板11に表面実装した際に、外部電極5、6への半田13の過剰なはい上がりを防止し、不必要な応力によるクラック37を防止できる。
【0036】
また、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅と略同一であるため、端面導体5a、6aと主面導体5b、6bが連続しており、外部電極5、6の焼き締まりが強くなることから、外部電極5、6が積層体1主面から剥離48する不良を防止できる。
【0037】
さらに、図1に示す多連型コンデンサ10によれば、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅と略同一であるため、スクリーン印刷法などで外部電極となる導体膜5、6を塗布する際に、精度良く塗布できるという効果もある。
【0038】
なお、本発明は上記の実施の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々の変更や改良などは何ら差し支えない。
【0039】
図2は、本発明の多連型コンデンサ10の他の実施形態を示す外観斜視図である。図2(a)において、端面導体5a、6aは、全体的には略平行であり、幅m1である部分のみが細くなっている。このことにより、積層体1の稜線付近において、端面導体の幅maと主面導体mbの幅が略同一であるため、上記外部電極5、6の焼き締まりが強くなる効果がさらに効果的に現れる。また、図2(b)において、稜線部分の近くにおいて、端面導体5a、5bの幅m1が細くなっている。このため、外部電極5、6への半田13の過剰なはい上がりを防止する効果がさらに効果的に現れる。さらにこのとき、端面導体5a、6aの細くなった部分の幅をm1をした場合、m1/ma比は0.4〜0.8の範囲にあることが望ましい。すなわち、0.4未満である場合、外部電極5、6の焼き締まりが弱くなるという問題点がある。一方、0.8より大きい場合、外部電極5、6への半田13の過剰なはい上がりを防止する効果が十分に現れない。
【0040】
また、本発明は、外部電極5、6が積層体1の端面からそれに隣接する一方の主面にのみまたがるように形成された多連型コンデンサ10にも適用できる。さらに、本発明は、他の電子部品や、半導体部品などの他の積層セラミック部品にも適用できる。
【0041】
本発明者は、上記方法により、図1、図2に示すように、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅mbと略同一であるとともに、積層体1の端面において、部分的に細く(幅m1)なっている多連型コンデンサ10を作製した。
【0042】
比較例として、図3に示すように、外部電極35、36の幅が略均一である多連型コンデンサ30を作製した。また、図4に示すように、端面導体45a、46aの幅maが主面導体45b、46bの幅mbより細くなっている多連型コンデンサ40を作製した。
【0043】
得られた試料について、落下試験、外部電極固着力(せん断強度)試験、温度サイクル試験を行った。
【0044】
落下試験方法は、図1(b)に示すように、試料100個を1.6mm厚のガラスエポキシ基板(配線基板)11上の配線パターン12に、半田13付けにより表面実装した。そして、基板11を樹脂ケースの中にセットし、2mの高さよりコンクリート板上に落下させ、金属顕微鏡によりクラック37の発生率を求めた。
【0045】
外部電極固着力(せん断強度)試験は、図1(b)に示すように、試料22個を1.6mm厚のガラスエポキシ基板(配線基板)11上の配線パターン12に、半田13付けにより表面実装し、固着ピンで強度を加え、試料がガラスエポキシ基板11から剥離48したときの強度を求めた。
【0046】
温度サイクル試験は、配線基板11上の導体パターン12に各試料300個ずつを半田13付けした後、配線基板11を高温槽中(180℃)と低温槽中(−55℃)に交互に出し入れした。100サイクル後に、試料を切断してクラック37の発生した個数を調べた。
【0047】
結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
Figure 2004259991
【0049】
尚、試料1、試料2は、図1に示す構造であり、試料3、試料4は図2(a)に示す構造であり、試料5、試料6は図2(b)に示す構造であり、試料7は図3に示す構造であり、試料8は図4に示す構造である。
【0050】
表に示すように、図1、図2に示すように、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅mbと略同一であるとともに、積層体1の端面において、部分的に細くなっている(幅m1)本実施例10(試料番号1〜6)では、2mの高さよりコンクリート板上に落下させた場合のクラック37の発生率が0%、外部電極固着力が1.5kg以上、温度サイクル試験におけるクラック37の発生率が0%となった。
【0051】
これに対し、図3に示すように、外部電極35、36の幅が略均一である比較例30(試料番号7)では、2mの高さよりコンクリート板上に落下させた場合のクラック37の発生率が32%、温度サイクル試験におけるクラック37の発生率が2%となった。
【0052】
一方、図4に示すように、端面導体45a、46aの幅maが主面導体45b、46bの幅mbより細くなっている比較例40(試料番号8)では、外部電極45、46固着力が1.2kg以上となった。
【0053】
また、本実施例(試料番号2)と比較例(試料番号7)の試料を配線基板11に半田13付け後、断面を金属顕微鏡で観察したところ、本実施例の試料は図1のように半田13が外部電極5、6の半分程度を覆っていたが、比較例の試料は図3のように半田13が外部電極5、6の全体を覆っていることがわかった。
【0054】
これらの結果から、本発明の多連型コンデンサ10は、端面導体5a、6aの幅maは、積層体1の稜線部分において、主面導体5b、6bの幅mbと略同一であるとともに、積層体1の端面において、部分的に細く(幅m1)なっているため、配線基板11に表面実装した際に、外部電極5、6への半田13の過剰なはい上がりを防止し、不必要な応力によるクラック37を防止できるとともに、外部電極5、6が積層体1主面から剥離48する不良を防止できることがわかった。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、外部電極は、積層体の端面に形成され、且つ内部電極と夫々接続した端面導体と、積層体の両主面に形成されるとともに、積層体の稜線部分において、端面導体と夫々接続した主面導体とから成り、積層体の端面において、部分的に細くなっているため、配線基板に表面実装した際に、外部電極への半田の過剰なはい上がりを防止し、不必要な応力によるクラックを防止できる。
【0056】
また、端面導体の幅は、積層体の稜線部分において、主面導体の幅と略同一であるため、端面導体と主面導体が連続しており、外部電極の焼き締まりが強くなることから、外部電極が積層体主面から剥離する不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多連型コンデンサを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は配線基板上に表面実装した状態を示すX−X断面図である。
【図2】本発明の多連型コンデンサの他の実施形態を示す外観斜視図である。
【図3】従来の多連型コンデンサを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は配線基板上に表面実装した状態を示すX−X断面図である。
【図4】従来の他の多連型コンデンサを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)はX−X断面図である。
【符号の説明】
10 多連型コンデンサ(積層セラミック部品)
1 積層体
2 誘電体層
3、4 内部電極
5、6 外部電極
11 配線基板
12 配線パターン
13 半田(接合部材)

Claims (1)

  1. 複数の矩形状の誘電体層と、複数の内部電極とが積層されて成る積層体と、
    該積層体の端部に形成され、且つ前記内部電極と夫々接続した端面導体と、該端面導体から前記積層体の両主面に延びる主面導体とから成る外部電極と
    を有する積層セラミック部品であって、
    前記積層体の端面導体の導体幅は、前記積層体の端面と両主面との間に形成される稜線部分で前記主面導体の幅と略同一であり、且つ前記積層体の端面中央側で細くなっていることを特徴とする積層セラミック部品。
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