JP5029662B2 - コンデンサアレイの実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも3個以上のコンデンサ部を有するコンデンサアレイの実装構造に関する。
従来、3個以上のコンデンサ部を有する多連の積層コンデンサアレイとして、例えば、特許文献1に示されるように、4連のコンデンサ部を単一の素体内に並設した4連積層コンデンサアレイが知られている。
特開2000−277380号公報
ところで、電源ラインなどにおいて、ディフェレンシャルモードノイズ(ノーマルモードノイズ)とコモンモードノイズとの二種類のノイズが発生することが知られている。これら二種類のノイズを除去するため、従来は、それぞれ別の手法がとられたり、又は、二種類のノイズ除去用に特別に設計された積層コンデンサアレイが用いられたりしていた。そのため、電源ラインにおけるこれら二種類のノイズを、一般的な積層コンデンサアレイを用いるといった簡便な手法で除去するための実装方法は提供されていなかった。また、一般的な積層コンデンサアレイを用いるといった簡便な手法でこれら二種類のノイズを除去しつつ、さらに様々な等価回路を構成することができるような実装方法は提供されていなかった。
本発明は、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができ且つ様々な等価回路を構成することが可能なコンデンサアレイの実装方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るコンデンサアレイの実装方法は、少なくとも第1、第2及び第3のコンデンサ部を備えたコンデンサアレイを電源ライン間を結ぶ第1の配線と接地用の第2の配線とが形成された回路基板に実装する実装方法であって、第1及び第2のコンデンサ部が並列となり且つ第3のコンデンサ部が並列となった第1及び第2のコンデンサ部に対して直列となるように接続する第1の接続方法、第1、第2及び第3のコンデンサ部が順に直列となるように接続する第2の接続方法、及び、第3のコンデンサ部を用いずに第1及び第2のコンデンサ部が直列となるように接続する第3の接続方法のうち何れか一の接続方法を用いてコンデンサアレイを第1及び第2の配線に接続することでコンデンサアレイを回路基板に実装するものである。第1の接続方法では、第1及び第2のコンデンサ部の第3のコンデンサ部と接続されない側の一端が第1の配線に接続され且つ第1及び第2のコンデンサ部の第3のコンデンサ部と接続される側の他端が第2の配線に接続されると共に、第3のコンデンサ部の第1及び第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が第1の配線に接続され且つ第3のコンデンサ部の第1及び第2のコンデンサ部と接続される側の他端が第2の配線に接続され、第2の接続方法では、第1のコンデンサ部の第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が第1の配線に接続され且つ第2のコンデンサ部の第3のコンデンサ部と接続される側の一端が第2の配線に接続されると共に、第3のコンデンサ部の第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が第1の配線に接続され且つ第3のコンデンサ部の第2のコンデンサ部と接続される側の他端が第2の配線に接続され、第3の接続方法では、第1のコンデンサ部の第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が第1の配線に接続され且つ第1のコンデンサ部の第2のコンデンサ部と接続される側の他端が第2の配線に接続されると共に、第2のコンデンサ部の第1のコンデンサ部と接続されない側の一端が第1の配線に接続され且つ第2のコンデンサ部の第1のコンデンサ部と接続される側の他端が第2の配線に接続されることを特徴としている。
本発明に係るコンデンサアレイの実装方法では、第1及び第2の接続方法を用いてコンデンサアレイを第1及び第2の配線に接続した場合には、第1及び第2のコンデンサ部と第3のコンデンサ部とがディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能し、第3の接続方法を用いてコンデンサアレイを第1及び第2の配線に接続した場合には、第1のコンデンサ部と第2のコンデンサ部とがディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。このため、第1〜第3の接続方法のうち何れか一の接続方法を用いることでディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができ、しかも、第1〜第3の接続方法のうちから一の接続方法(例えば、並列回路や直列回路などからなる接続方法)を用いるといったことができるため、実装しようとする回路基板の構成に応じて、様々な等価回路を構成することが可能となる。例えば、第1及び第2のコンデンサ部を並列回路とする第1の接続方法を用いた場合であって、第1及び第2のコンデンサ部の静電容量が互いに異なる場合、自己共振周波数を2つ持たせることができ、広帯域で低インピーダンスとなり、これにより、高周波ノイズを広帯域で除去することができる回路構成とすることが可能となる。なお、各コンデンサ部の各端部が第1又は第2の配線に接続されるとは、直接接続される場合だけでなく、他のコンデンサ部などを介して間接的に接続される場合も含む趣旨である。
好ましくは、上記コンデンサアレイの実装方法において、コンデンサアレイは、第1、第2、第3、第4、第5及び第6の内部電極を有するコンデンサ素体と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第1の内部電極に接続される第1の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第2の内部電極に接続される第2の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第3の内部電極に接続される第3の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第4の内部電極に接続される第4の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第5の内部電極に接続される第5の端子電極と、コンデンサ素体の外表面に配置され且つ第6の内部電極に接続される第6の端子電極とを備えた積層コンデンサアレイであって、このコンデンサアレイでは、第1及び第2の内部電極が第1のコンデンサ部を形成し且つ第3及び第4の内部電極が第2のコンデンサ部を形成し且つ第5及び第6の内部電極が第3のコンデンサ部を形成する。
そして、好ましくは、第1の接続方法では、第1及び第2の端子電極の一方と第3及び第4の端子電極の一方とが第1の配線に接続され且つ第1及び第2の端子電極の他方と第3及び第4の端子電極の他方とが第2の配線に接続されると共に、第5及び第6の端子電極の一方が第1の配線に接続され且つ第5及び第6の端子電極の他方が第2の配線に接続されるようにコンデンサアレイを第1及び第2の配線に接続してコンデンサアレイを回路基板に実装する。また、第2の接続方法では、第1及び第2の端子電極の一方が第1の配線に接続され且つ第3及び第4の端子電極の一方が第2の配線に接続されると共に、第5及び第6の端子電極の一方が第1の配線に接続され且つ第5及び第6の端子電極の他方が第2の配線に接続されるようにコンデンサアレイを第1及び第2の配線に接続してコンデンサアレイを回路基板に実装する。また、第3の接続方法では、第1及び第2の端子電極の一方が第1の配線に接続され且つ第1及び第2の端子電極の他方が第2の配線に接続されると共に、第3及び第4の端子電極の一方が第1の配線に接続され且つ第3及び第4の端子電極の他方が第2の配線に接続されるようにコンデンサアレイを第1及び第2の配線に接続してコンデンサアレイを回路基板に実装する。これにより、第1〜第3の接続方法のいずれを用いた場合であっても、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することが確実に実行できる。
本発明によれば、ディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができ且つ様々な等価回路を構成することが可能なコンデンサアレイの実装方法を提供することができる。
第1実施形態に係る積層コンデンサアレイの斜視図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイの等価回路図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイを第1の接続方法で回路基板に実装した例を示す図である。 積層コンデンサアレイを図4のように回路基板に実装した場合の等価回路図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイを第2の接続方法で回路基板に実装した例を示す図である。 積層コンデンサアレイを図6のように回路基板に実装した場合の等価回路図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイを第3の接続方法で回路基板に実装した例を示す図である。 積層コンデンサアレイを図8のように回路基板に実装した場合の等価回路図である。 図4に示される積層コンデンサアレイの実装方法による広帯域でのノイズ除去例を示す図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の別の例を示す図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイの斜視図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイの等価回路図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイを第1の接続方法で回路基板に実装した例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイを第1の接続方法で回路基板に実装した別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイを第2の接続方法で回路基板に実装した例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイを第3の接続方法で回路基板に実装した例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の別の例を示す図である。 第2実施形態に係る積層コンデンサアレイにおける内部電極の更に別の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る積層コンデンサアレイ1の構成について説明する。積層コンデンサアレイ1は、図1に示すように、直方体形状をしたコンデンサ素体10と、コンデンサ素体10の外表面に配置された端子電極11,12,13,14,15,16,17,18とを備える4連コンデンサアレイである。コンデンサ素体10は、対向する第1及び第2の主面10a,10bと、対向し且つ第1及び第2の主面10a,10bの長辺方向に沿って延びる第1及び第2の側面10c,10dと、対向し且つ第1及び第2の主面10a,10bの短辺方向に沿って延びる第3及び第4の側面10e,10fとを含んでいる。第1及び第2の側面10c,10dと第3及び第4の側面10e,10fとは、第1及び第2の主面10a,10b間を連結するように延びている。
コンデンサ素体10の第1の側面10cには、第1、第3、第5及び第7の端子電極11,13,15,17が配置されている。第1、第3、第5及び第7の端子電極11,13,15,17は、第3の側面10eから第4の側面10fに向かう方向に、第1の端子電極11、第3の端子電極13、第5の端子電極15、第7の端子電極17の順で位置している。コンデンサ素体10の第2の側面10dには、第2、第4、第6及び第8の端子電極12,14,16,18が配置されている。第2,第4、第6及び第8の端子電極12,14,16,18は、第3の側面10eから第4の側面10fに向かう方向に、第2の端子電極12、第4の端子電極14、第6の端子電極16、第8の端子電極18の順で位置している。第1及び第2の端子電極11,12と第3及び第4の端子電極13,14と第5及び第6の端子電極15,16と第7及び第8の端子電極17,18とはそれぞれ第1及び第2の側面10c,10dの対向方向で互いに対向する。
第1〜第8の端子電極11〜18は、例えば、導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストをコンデンサ素体10の外表面に付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた電極の上にめっき層を形成してもよい。後述する他の端子電極も同様に形成される。
コンデンサ素体10は、図2に示されるように、絶縁体層20,21,22と、内部電極31〜38と有している。各絶縁体層20〜22は、第1及び第2の主面10a,10bに平行な方向に延びており、第1及び第2の主面10a,10bが対向する方向に積層されるようになっている。つまり、第1及び第2の主面10a,10bの対向方向が絶縁体層20〜22の積層方向となっている。各絶縁体層20〜22は、例えば、誘電体セラミックを含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の積層コンデンサアレイ1では、各絶縁体層20〜22の間の境界が視認できない程度に一体化されている。各内部電極31〜38は、導電性ペーストの焼結体から構成される。後述する他の内部電極も同様に形成される。
第1の内部電極31及び第2の内部電極32は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第1のコンデンサ部C1を形成する(図3参照)。第3の内部電極33及び第4の内部電極34は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第2のコンデンサ部C2を形成する。第5の内部電極35及び第6の内部電極36は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第3のコンデンサ部C3を形成する。第7の内部電極37及び第8の内部電極38は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第4のコンデンサ部C4を形成する。本実施形態では、第1及び第4のコンデンサ部C1,C4の静電容量が互いに同じであり、また、第2及び第3のコンデンサ部C2,C3の静電容量が互いに同じとなっているため、積層コンデンサアレイ1の実装や検査等の際、実装方向を考慮する必要がないように設定されている。なお、第1及び第4のコンデンサ部C1,C4は、後述する第1の接続方法の場合に高周波ノイズを広帯域で除去するため、第2及び第3のコンデンサ部C2,C3の静電容量よりも小さくなるように異なった静電容量に設定されているが、第1及び第4のコンデンサ部C1,C4の静電容量が第2及び第3のコンデンサ部C2,C3の静電容量と同じまたはそれらよりも大きくなるように設定されていても、もちろんよい。
第1、第4、第5及び第8の内部電極31,34,35,38は、絶縁体層21上に形成されている。第1,第4,第5及び第8の内部電極31,34,35,38は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第3及び第4の側面10e,10fが対向する方向に併置されている。第2、第3、第6及び第7の内部電極32,33,36,37は、絶縁体層22上に形成されている。第2、第3、第6及び第7の内部電極32,33,36,37は、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有した状態で、第3及び第4の側面10e,10fが対向する方向に併置されている。
第1の内部電極31は、矩形状の主電極部31aと、主電極部31aから第1の側面10cに臨むように延びる引出部31bとを含んでいる。第2の内部電極32は、矩形状の主電極部32aと、主電極部32aから第2の側面10dに臨むように延びる引出部32bとを含んでいる。主電極部31a,32aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部31bは、第1の側面10cまで引き出され、第1の端子電極11に電気的且つ物理的に接続され、引出部32bは、第2の側面10dまで引き出され、第2の端子電極12に電気的且つ物理的に接続される。
第3の内部電極33は、矩形状の主電極部33aと、主電極部33aから第1の側面10cに臨むように延びる引出部33bとを含んでいる。第4の内部電極34は、矩形状の主電極部34aと、主電極部34aから第2の側面10dに臨むように延びる引出部34bとを含んでいる。主電極部33a,34aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部33bは、第1の側面10cまで引き出され、第3の端子電極13に電気的且つ物理的に接続され、引出部34bは、第2の側面10dまで引き出され、第4の端子電極14に電気的且つ物理的に接続される。
第5の内部電極35は、矩形状の主電極部35aと、主電極部35aから第1の側面10cに臨むように延びる引出部35bとを含んでいる。第6の内部電極36は、矩形状の主電極部36aと、主電極部36aから第2の側面10dに臨むように延びる引出部36bとを含んでいる。主電極部35a,36aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部35bは、第1の側面10cまで引き出され、第5の端子電極15に電気的且つ物理的に接続され、引出部36bは、第2の側面10dまで引き出され、第6の端子電極16に電気的且つ物理的に接続される。
第7の内部電極37は、矩形状の主電極部37aと、主電極部37aから第1の側面10cに臨むように延びる引出部37bとを含んでいる。第8の内部電極38は、矩形状の主電極部38aと、主電極部38aから第2の側面10dに臨むように延びる引出部38bとを含んでいる。主電極部37a,38aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部37bは、第1の側面10cまで引き出され、第7の端子電極17に電気的且つ物理的に接続され、引出部38bは、第2の側面10dまで引き出され、第8の端子電極18に電気的且つ物理的に接続される。なお、このような構成を備えた積層コンデンサアレイ1は、図3に示すような等価回路図で表される。
続いて、第1、第2、第3及び第4のコンデンサ部C1〜C4を備えた積層コンデンサアレイ1を、電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43と接地用の第2の配線44とが形成された回路基板に実装するための第1、第2及び第3の接続方法について説明する(図4等参照)。本実施形態では、以下に説明する第1〜第3の接続方法のうち何れか一の接続方法を用いて上述した積層コンデンサアレイ1を第1及び第2の配線42〜44に接続することで積層コンデンサアレイ1を回路基板に実装する。
まず、第1の接続方法について説明する。図4に示されるように、第1の接続方法では、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の一端である第1及び第3の端子電極11,13が第1の配線42に接続され、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の他端である第2及び第4の端子電極12,14が第2の配線44に接続されるようになっている。第2及び第4の端子電極12,14は、第2の配線44を介して、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の第6及び第8の端子電極16,18に接続される。また、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の一端である第5及び第7の端子電極15,17が第1の配線43に接続され、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の他端である第6及び第8の端子電極16,18が第2の配線44に接続されるようになっている。なお、第1及び第3の端子電極11,13は、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4に接続されない側の端部となり、第5及び第7の端子電極15,17は、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2と接続されない側の端部となる。
このような実装方法により、同一側面10c側に配置された第1,第3,第5及び第7の端子電極11,13,15,17が電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43に接続され、同一側面10d側に配置された第2、第4、第6及び第8の端子電極12,14,16,18が接地用の第2の配線44に接続される。そして、図5の等価回路図に示されるように、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2が並列となり且つ第3及び第4のコンデンサ部C3,C4が並列となると共に、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4は、並列である第1及び第2のコンデンサ部C1,C2に対して直列となるように積層コンデンサアレイ1が配線42〜44に接続され、この積層コンデンサアレイ1が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ1では、図4に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第1の端子電極11から第2の端子電極12に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流IDが第3の端子電極13から第4の端子電極14に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流IDが第6の端子電極16から第5の端子電極15に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れると共に、電流IDが第8の端子電極18から第7の端子電極17に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れる。
一方、コモンモードにおいては、電流ICが第1の端子電極11から第2の端子電極12に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流ICが第3の端子電極13から第4の端子電極14に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流ICが第5の端子電極15から第6の端子電極16に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れると共に、電流ICが第7の端子電極17から第8の端子電極18に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れることとなる。なお、電流ID及び電流IDは、電流IDを所定の比率で分流したものであり、電流IC及び電流ICは、電流ICを所定の比率で分流したものである。これにより、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。
次に、第2の接続方法について説明する。図6に示されるように、第2の接続方法では、第1のコンデンサ部C1の一端である第2の端子電極12が第1の配線42に接続され、第1のコンデンサ部C1の他端である第1の端子電極11が第3の配線45を介して第2のコンデンサ部C2の第3の端子電極13に接続され、更に、第2のコンデンサ部C2の一端である第4の端子電極14が第2の配線44に接続されるようになっている。第4の端子電極14は、第2の配線44を介して、第3のコンデンサ部C3の第6の端子電極16に接続される。また、第4のコンデンサ部C4の一端である第8の端子電極18が第1の配線43に接続され、第4のコンデンサ部C4の他端である第7の端子電極17が第4の配線46を介して第3のコンデンサ部の一端である第5の端子電極15に接続され、更に、第3のコンデンサ部C3の他端である第6の端子電極16が第2の配線44に接続されるようになっている。なお、第2の端子電極12は、第2のコンデンサ部C2に接続されない側の端部となり、第5の端子電極15は、第2のコンデンサ部C2と接続されない側の端部となり且つ第4のコンデンサ部C4を介して第1の配線43に接続される。
このような実装方法により、第2及び第8の端子電極12,18が電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43に接続され、第4及び第6の端子電極14,16が接地用の第2の配線44に接続される。そして、図7の等価回路図に示されるように、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4が順に直列に接続されると共に、第2及び第3のコンデンサ部C2,C3との間が接地されるように積層コンデンサアレイ1が配線42〜44に接続され、この積層コンデンサアレイ1が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ1では、図6に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第2の端子電極12から第1の端子電極11に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流IDが第3の端子電極13から第4の端子電極14に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流IDが第6の端子電極16から第5の端子電極15に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れると共に、電流IDが第7の端子電極17から第8の端子電極18に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れる。
一方、コモンモードにおいては、電流ICが第2の端子電極12から第1の端子電極11に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流ICが第3の端子電極13から第4の端子電極14に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流ICが第8の端子電極18から第7の端子電極17に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れると共に電流ICが第5の端子電極15から第6の端子電極16に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れることとなる。これにより、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。
次に、第3の接続方法について説明する。図8に示されるように、第3の接続方法では、第1のコンデンサ部C1の一端である第1の端子電極11が第1の配線42に接続され、第1のコンデンサ部C1の他端である第2の端子電極12が第2の配線44に接続されるようになっている。第2の端子電極12は、第2の配線44を介して、第2のコンデンサ部C2の第4の端子電極14に接続される。また、第2のコンデンサ部C2の一端である第3の端子電極13が第1の配線43に接続され、第2のコンデンサ部C2の他端である第4の端子電極14が第2の配線44に接続されるようになっている。なお、第1の端子電極11は、第2のコンデンサ部C2に接続されない側の端部となり、第3の端子電極13は、第1のコンデンサ部C1と接続されない側の端部となる。また、第3の接続方法では、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4を用いずに、積層コンデンサアレイ1を回路基板に実装している。
このような実装方法により、第1及び第3の端子電極11,13が電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43に接続され、第2及び第4の端子電極12,14が接地用の第2の配線44に接続される。そして、図9の等価回路図に示されるように、第1、第2のコンデンサ部C1,C2が順に直列に接続されると共に、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2との間が接地されるように積層コンデンサアレイ1が配線42〜44に接続され、この積層コンデンサアレイ1が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ1では、図8に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第1の端子電極11から第2の端子電極12に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れ、また、電流IDが第4の端子電極14から第3の端子電極13に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れる。その一方、コモンモードにおいては、電流ICが第1の端子電極11から第2の端子電極12に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れ、また、電流ICが第3の端子電極13から第4の端子電極14に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れることとなる。これにより、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。
以上のように、本実施形態に係るコンデンサアレイの実装方法では、第1及び第2の接続方法を用いて積層コンデンサアレイ1を第1及び第2の配線42〜44に接続した場合には、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2と第3及び第4のコンデンサ部C3,C4とがディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能し、第3の接続方法を用いてコンデンサアレイを第1及び第2の配線42〜44に接続した場合には、第1のコンデンサ部C1と第2のコンデンサ部C2とがディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。このため、第1〜第3の接続方法のうち何れか一の接続方法を用いることでディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができ、しかも、第1〜第3の接続方法のうちから一の接続方法(例えば、並列回路や直列回路などからなる接続方法)を選択して用いるといったことができるため、実装しようとする回路基板の構成に応じて、様々な等価回路を構成することが可能となる。例えば、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2を並列回路とする第1の接続方法を用いた場合であって、上述したように第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の静電容量が互いに異なるようにした場合、自己共振周波数を2つ持たせた回路構成とすることができる。すなわち、図10の点線L1で示されるように、容量の異なるコンデンサ部が並列に接続されていないコンデンサアレイでは自己共振周波数を周波数F1の1つしか持たせることができないのに対し、このような実装方法を用いれば、図10の実線L2で示されるように、自己共振周波数を周波数F1,F2といったように2つ持たせるといった回路設計が可能となる。このような回路設計を採用できれば、広帯域で低インピーダンスとなり、積層コンデンサアレイ1によって高周波ノイズを広帯域で除去することが可能となる。
なお、第1実施形態に係る積層コンデンサアレイ1に用いられる内部電極31〜38の変形例としては、例えば、図11(a)、(b)に示される構成の内部電極31〜38であってもよい。図11に示される変形例では、第1、第3、第5及び第7の内部電極31,33,35,37が絶縁体層21上に形成され、第2、第4、第6及び第8の内部電極32,34,36,38が絶縁体層22上に形成される構成となっている。その他の構成は、上述した構成と同様であり、以下の変形例でも同様である。
内部電極31〜38の別の変形例としては、例えば、図12(a)、(b)に示される構成の内部電極31〜38であってもよい。図12に示される変形例では、第1、第4、第5及び第8の内部電極31,34,35,38が絶縁体層21上に形成され、第2、第3、第6及び第7の内部電極32,33,36,37が絶縁体層22上に形成される構成となっている。この変形例では、内部電極33〜36が内部電極31,32,37,38の面積よりも小さく、第2のコンデンサ部C2を形成する第3及び第4の内部電極33,34の主電極部33a,34aが絶縁体層21を介して積層方向に一部が互いに対向すると共に、第3のコンデンサ部C3を形成する第5及び第6の内部電極35,36の主電極部35a,36aが絶縁体層21を介して積層方向に一部が互いに対向している。このため、第2及び第3のコンデンサ部C2,C3の静電容量が第1及び第4のコンデンサ部C1,C4の静電容量よりも小さくなるようになっている。
内部電極31〜38の更に別の変形例としては、例えば、図13(a)、(b)に示される構成の内部電極31〜38,50〜55であってもよい。図13に示される変形例では、第1、第3〜第6及び第7の内部電極31,33〜36,38と内部電極50,51が絶縁体層21上に形成され、第2及び第7の内部電極32,37と内部電極52〜55が絶縁体層22上に形成される構成となっている。この変形例の場合、第2のコンデンサ部C2は、内部電極33,52,50,53,34で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第3のコンデンサ部C3は、内部電極35,54,51,55,36で形成される複数のコンデンサ部からなる。このように、第2及び第3のコンデンサ部C2,C3を、静電容量が小さいコンデンサ部の集合体とすることで、共振周波数を、より高周波側に移行させることができる。
内部電極31〜38の更に別の変形例としては、例えば、図14(a)、(b)に示される構成の内部電極31〜38,56〜65であってもよい。図14に示される変形例では、第1〜第3及び第6の内部電極31,32,33,36と内部電極56〜60が絶縁体層21上に形成され、第4、第5、第7及び第8の内部電極34,35,37,38と内部電極61〜65が絶縁体層22上に形成される構成となっている。この変形例の場合、第1のコンデンサ部C1は、内部電極31,61,56,62,57,63,32で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第4のコンデンサ部C4は、内部電極37,58,64,59,65,60,38で形成される複数のコンデンサ部からなる。このように、静電容量が小さいコンデンサ部の集合体とすることで、共振周波数を、より高周波側に移行させることができる。
(第2実施形態)
続いて、図15及び図16を参照して、第2実施形態に係る積層コンデンサアレイ2の構成について説明する。積層コンデンサアレイ2は、第1実施形態と同様、図15に示すように、直方体形状をしたコンデンサ素体70と、コンデンサ素体70の外表面に配置された端子電極71〜78とを備える4連コンデンサアレイである。コンデンサ素体70は、第1及び第2の主面70a,70bと、第1及び第2の側面70c,70dと、第3及び第4の側面70e,70fとを含んでいる。
コンデンサ素体70の第1の側面70c(図示手前側)には、第1、第2、第3及び第4の端子電極71,72,73,74が配置されている。第1、第2、第3及び第4の端子電極71,72,73,74は、第3の側面70eから第4の側面70fに向かう方向に、第1の端子電極71、第2の端子電極72、第3の端子電極73、第4の端子電極74の順で位置している。コンデンサ素体70の第2の側面70d(図示奥側)には、第5、第6、第7及び第8の端子電極75,76,77,78が配置されている。第5,第6、第7及び第8の端子電極75,76,77,78は、第3の側面70eから第4の側面70fに向かう方向に、第8の端子電極78、第7の端子電極77、第6の端子電極76、第5の端子電極75の順で位置している。第1及び第8の端子電極71,78と第2及び第7の端子電極72,77と第3及び第6の端子電極73,76と第4及び第5の端子電極74,75とはそれぞれ第1及び第2の側面70c,70dの対向方向で互いに対向する。
コンデンサ素体70は、図16に示されるように、絶縁体層20,21,22と、内部電極81〜88と有している。第1の内部電極81及び第2の内部電極82は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第1のコンデンサ部C1を形成する(図17参照)。第3の内部電極83及び第4の内部電極84は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第2のコンデンサ部C2を形成する。第5の内部電極85及び第6の内部電極86は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第3のコンデンサ部C3を形成する。第7の内部電極87及び第8の内部電極88は、絶縁体層21を間に挟んで対向するように配されており、第4のコンデンサ部C4を形成する。
第1、第3、第6及び第8の内部電極81,83,86,88は、絶縁体層21上に形成されている。第1、第3、第6及び第8の内部電極81,83,86,88は、互いに電気的に絶縁されている。第2、第4、第5及び第7の内部電極82,84,85,87は、絶縁体層22上に形成されている。第2、第4、第5及び第7の内部電極82,84,85,87は、互いに電気的に絶縁されている。
第1の内部電極81は、矩形状の主電極部81aと、主電極部81aから第1の側面70cに臨むように延びる引出部81bとを含んでいる。第2の内部電極82は、矩形状の主電極部82aと、主電極部82aから第1の側面70cに臨むように延びる引出部82bとを含んでいる。主電極部81a,82aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部81bは、第1の側面70cまで引き出され、第1の端子電極71に電気的且つ物理的に接続され、引出部82bは、第1の側面70cまで引き出され、第2の端子電極72に電気的且つ物理的に接続される。
第3の内部電極83は、矩形状の主電極部83aと、主電極部83aから第1の側面70cに臨むように延びる引出部83bとを含んでいる。第4の内部電極84は、矩形状の主電極部84aと、主電極部84aから第1の側面70cに臨むように延びる引出部84bとを含んでいる。主電極部83a,84aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部83bは、第1の側面70cまで引き出され、第3の端子電極73に電気的且つ物理的に接続され、引出部84bは、第1の側面70cまで引き出され、第4の端子電極74に電気的且つ物理的に接続される。
第5の内部電極85は、矩形状の主電極部85aと、主電極部85aから第2の側面70dに臨むように延びる引出部85bとを含んでいる。第6の内部電極86は、矩形状の主電極部86aと、主電極部86aから第2の側面70dに臨むように延びる引出部86bとを含んでいる。主電極部85a,86aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部85bは、第2の側面70dまで引き出され、第5の端子電極75に電気的且つ物理的に接続され、引出部86bは、第2の側面70dまで引き出され、第6の端子電極76に電気的且つ物理的に接続される。
第7の内部電極87は、矩形状の主電極部87aと、主電極部87aから第2の側面70dに臨むように延びる引出部87bとを含んでいる。第8の内部電極88は、矩形状の主電極部88aと、主電極部88aから第2の側面70dに臨むように延びる引出部88bとを含んでいる。主電極部87a,88aは、絶縁体層21を介して積層方向に略全面にわたって互いに対向している。引出部87bは、第2の側面70dまで引き出され、第7の端子電極77に電気的且つ物理的に接続され、引出部88bは、第2の側面70dまで引き出され、第8の端子電極78に電気的且つ物理的に接続される。なお、このような構成を備えた積層コンデンサアレイ2は、図17に示すような等価回路図で表される。
続いて、第1、第2、第3及び第4のコンデンサ部C1〜C4を備えた積層コンデンサアレイ2を、電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43と接地用の第2の配線44とが形成された回路基板に実装するための第1、第2及び第3の接続方法について説明する(図18等参照)。本実施形態では、第1実施形態と同様、以下に説明する第1〜第3の接続方法のうち何れか一の接続方法を用いて上述した積層コンデンサアレイ2を第1及び第2の配線42〜44に接続することで積層コンデンサアレイ2を回路基板に実装する。
まず、第1の接続方法について説明する。図18に示されるように、第1の接続方法では、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の一端である第1及び第4の端子電極71,74が第1の配線42に接続され、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2の他端である第2及び第3の端子電極72,73が第2の配線44に接続されるようになっている。第2及び第3の端子電極72,73は、第2の配線44を介して、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の第6及び第7の端子電極76,77に接続される。また、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の一端である第5及び第8の端子電極75,78が第1の配線43に接続され、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4の他端である第6及び第7の端子電極16,17が第2の配線44に接続されるようになっている。なお、第1及び第4の端子電極71,74は、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4に接続されない側の端部となり、第5及び第8の端子電極75,78は、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2と接続されない側の端部となる。
このような実装方法により、第1、第4、第5及び第8の端子電極71,74,75,78が電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43に接続され、第2、第3、第6及び第7の端子電極72,73,76,77が接地用の第2の配線44に接続される。そして、第1実施形態と同様、図5の等価回路図に示されるように、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2が並列となり且つ第3及び第4のコンデンサ部C3,C4が並列となると共に、第3及び第4のコンデンサ部C3,C4は、並列である第1及び第2のコンデンサ部C1,C2に対して直列となるように積層コンデンサアレイ2が配線42〜44に接続され、この積層コンデンサアレイ2が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ2では、図18に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第1の端子電極71から第2の端子電極72に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流IDが第4の端子電極74から第3の端子電極73に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流IDが第6の端子電極76から第5の端子電極75に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れると共に、電流IDが第7の端子電極77から第8の端子電極78に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れる。
一方、コモンモードにおいては、電流ICが第1の端子電極71から第2の端子電極72に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流ICが第4の端子電極74から第3の端子電極73に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流ICが第5の端子電極75から第6の端子電極76に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れると共に、電流ICが第8の端子電極78から第7の端子電極77に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れることとなる。これにより、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。なお、第1の接続方法において、図19に示されるように、第3及び第4の端子電極73,74と第5及び第6の端子電極75,76とを逆の配線42〜44にそれぞれ接続するようにしてもよい。この接続であっても、上記と同様、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4をディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能させると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能させることができる。
次に、第2の接続方法について説明する。図20に示されるように、第2の接続方法では、第1のコンデンサ部C1の一端である第1の端子電極71が第1の配線42に接続され、第1のコンデンサ部C1の他端である第2の端子電極72が第3の配線45を介して第2のコンデンサ部C2の第3の端子電極73に接続され、更に、第2のコンデンサ部C2の一端である第4の端子電極74が第2の配線44に接続されるようになっている。第4の端子電極74は、第2の配線44を介して、第3のコンデンサ部C3の第5の端子電極75に接続される。また、第4のコンデンサ部C4の一端である第8の端子電極78が第1の配線43に接続され、第4のコンデンサ部C4の他端である第7の端子電極77が第4の配線46を介して第3のコンデンサ部の一端である第6の端子電極76に接続され、更に、第3のコンデンサ部C3の他端である第5の端子電極75が第2の配線44に接続されるようになっている。なお、第1の端子電極71は、第2のコンデンサ部C2に接続されない側の端部となり、第6の端子電極76は、第2のコンデンサ部C2と接続されない側の端部となり且つ第4のコンデンサ部C4を介して第1の配線43に接続される。
このような実装方法により、第1及び第8の端子電極71,78が電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43に接続され、第4及び第5の端子電極74,75が接地用の第2の配線44に接続される。そして、図7の等価回路図に示されるように、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4が順に直列に接続されると共に、第2及び第3のコンデンサ部C2,C3との間が接地されるように積層コンデンサアレイ2が配線42〜44に接続され、この積層コンデンサアレイ2が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ2では、図20に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第1の端子電極71から第2の端子電極72に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流IDが第3の端子電極73から第4の端子電極74に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流IDが第5の端子電極75から第6の端子電極76に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れると共に、電流IDが第7の端子電極77から第8の端子電極78に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れる。
一方、コモンモードにおいては、電流ICが第1の端子電極71から第2の端子電極72に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れると共に電流ICが第3の端子電極73から第4の端子電極74に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れ、また、電流ICが第8の端子電極78から第7の端子電極77に向かうように第4のコンデンサ部C4を流れると共に電流ICが第6の端子電極76から第5の端子電極75に向かうように第3のコンデンサ部C3を流れることとなる。これにより、第1〜第4のコンデンサ部C1〜C4がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。
次に、第3の接続方法について説明する。第3の接続方法では、第1のコンデンサ部C1の一端である第1の端子電極71が第1の配線42に接続され、第1のコンデンサ部C1の他端である第2の端子電極72が第2の配線44に接続されるようになっている。第2の端子電極72は、第2の配線44を介して、第2のコンデンサ部C2の第3の端子電極73に接続される。また、第2のコンデンサ部C2の一端である第4の端子電極74が第1の配線43に接続され、第2のコンデンサ部C2の他端である第3の端子電極73が第2の配線44に接続されるようになっている。なお、第1の端子電極71は、第2のコンデンサ部C2に接続されない側の端部となり、第4の端子電極74は、第1のコンデンサ部C1と接続されない側の端部となる。
このような実装方法により、第1及び第4の端子電極71,74が電源ライン40,41間を結ぶ第1の配線42,43に接続され、第2及び第3の端子電極72,73が接地用の第2の配線44に接続される。そして、図9の等価回路図に示されるように、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2が順に直列に接続されると共に、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2との間が接地されるように積層コンデンサアレイ2が配線42〜44に接続され、この積層コンデンサアレイ2が更に装置Mと並列になるように実装される。
上述したように実装された積層コンデンサアレイ2では、図21に示されるように、ディフェレンシャルモードにおいては、電流IDが第1の端子電極71から第2の端子電極72に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れ、また、電流IDが第3の端子電極73から第4の端子電極74に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れる。その一方、コモンモードにおいては、電流ICが第1の端子電極71から第2の端子電極72に向かうように第1のコンデンサ部C1を流れ、また、電流ICが第4の端子電極74から第3の端子電極73に向かうように第2のコンデンサ部C2を流れることとなる。これにより、第1及び第2のコンデンサ部C1,C2がディフェレンシャルモードノイズを除去するコンデンサとして機能すると共に、コモンモードノイズを除去するコンデンサとしても機能する。
以上のように、本実施形態に係るコンデンサアレイの実装方法でも、第1実施形態と同様、第1〜第3の接続方法のうち何れか一の接続方法を用いることでディフェレンシャルモードノイズとコモンモードノイズとの二種類のノイズを一つの素子を用いて簡便に除去することができ、しかも、第1〜第3の接続方法のうちから一の接続方法を選択して用いるといったことができるため、実装しようとする回路基板の構成に応じて、様々な等価回路を構成することが可能となる。
なお、第2実施形態に係る積層コンデンサアレイ2に用いられる内部電極81〜88の変形例として、例えば、図22(a)、(b)に示される構成の内部電極81〜88であってもよい。図22に示される変形例では、第2、第3、第5及び第8の内部電極82,83,85,88が絶縁体層21上に形成され、第1、第4、第6及び第7の内部電極81,84,86,87が絶縁体層22上に形成される構成となっている。その他の構成は、上述した構成と同様であり、以下の変形例でも同様である。
内部電極81〜88の更に別の変形例としては、例えば、図23(a)、(b)に示される構成の内部電極81〜88、90〜93であってもよい。図23に示される変形例では、第1〜第8の内部電極81〜88が絶縁体層21上に形成され、内部電極90〜93が絶縁体層22上に形成される構成となっている。この変形例の場合、第1のコンデンサ部C1は、内部電極81,90,82で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第2のコンデンサ部C2は、内部電極83,91,84で形成される複数のコンデンサ部からなり、第3のコンデンサ部C3は、内部電極85,92,86で形成される複数のコンデンサ部からなり、また、第4のコンデンサ部C4は、内部電極87,93,88で形成される複数のコンデンサ部からなる。このように、静電容量が小さいコンデンサ部の集合体とすることで、第1実施形態の変形例と同様、共振周波数を、より高周波側に移行させることができ、また、耐圧をアップさせることもできる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、内部電極の例を多数示したが、内部電極の配置はこれらに限定されるものではなく、他の配置であってもよい。また、上記実施形態では、4連の積層コンデンサアレイを例に説明したが、3つ以上のコンデンサ部を備えていれば、8連等の積層コンデンサアレイに適用してもよいし、また、積層コンデンサアレイ以外のコンデンサアレイに適用してもよい。
1,2…積層コンデンサアレイ、10,70…コンデンサ素体、11,71…第1の端子電極、12,72…第2の端子電極、13,73…第3の端子電極、14,74…第4の端子電極、15,75…第5の端子電極、16,76…第6の端子電極、17,77…第7の端子電極、18,78…第8の端子電極、42,43…第1の配線、44…第2の配線、C1…第1のコンデンサ部、C2…第2のコンデンサ部、C3…第3のコンデンサ部、C4…第4のコンデンサ部。

Claims (8)

  1. 少なくとも第1、第2及び第3のコンデンサ部を備え、前記第1及び第2のコンデンサ部が並列となり且つ前記第3のコンデンサ部が前記並列となった前記第1及び第2のコンデンサ部に対して直列となるように接続する第1の接続方法、前記第1、第2及び第3のコンデンサ部が順に直列となるように接続する第2の接続方法、及び、前記第3のコンデンサ部を用いずに前記第1及び第2のコンデンサ部が直列となるように接続する第3の接続方法の何れによっても実装可能なコンデンサアレイを、前記第1、第2及び第3の接続方法のうち何れか一つの接続方法を用いて、電源ライン間を結ぶ第1の配線と接地用の第2の配線とが形成された回路基板に実装する実装方法であって、
    前記第1の接続方法では、前記第1及び第2のコンデンサ部の前記第3のコンデンサ部と接続されない側の一端が前記第1の配線に接続され且つ前記第1及び第2のコンデンサ部の前記第3のコンデンサ部と接続される側の他端が前記第2の配線に接続されると共に、前記第3のコンデンサ部の前記第1及び第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が前記第1の配線に接続され且つ前記第3のコンデンサ部の前記第1及び第2のコンデンサ部と接続される側の他端が前記第2の配線に接続され、
    前記第2の接続方法では、前記第1のコンデンサ部の前記第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が前記第1の配線に接続され且つ前記第2のコンデンサ部の前記第3のコンデンサ部と接続される側の一端が前記第2の配線に接続されると共に、前記第3のコンデンサ部の前記第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が前記第1の配線に接続され且つ前記第3のコンデンサ部の前記第2のコンデンサ部と接続される側の他端が前記第2の配線に接続され、
    前記第3の接続方法では、前記第1のコンデンサ部の前記第2のコンデンサ部と接続されない側の一端が前記第1の配線に接続され且つ前記第1のコンデンサ部の前記第2のコンデンサ部と接続される側の他端が前記第2の配線に接続されると共に、前記第2のコンデンサ部の前記第1のコンデンサ部と接続されない側の一端が前記第1の配線に接続され且つ前記第2のコンデンサ部の前記第1のコンデンサ部と接続される側の他端が前記第2の配線に接続されることを特徴とする実装方法。
  2. 前記第1、第2及び第3のコンデンサ部が互いに接続されていない前記コンデンサアレイを、前記第1、第2及び第3の接続方法のうち何れか一つの接続方法を用いて前記回路基板に実装することを特徴とする請求項1に記載の実装方法。
  3. 前記コンデンサアレイは、第1、第2、第3、第4、第5及び第6の内部電極を有するコンデンサ素体と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第1の内部電極に接続される第1の端子電極と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第2の内部電極に接続される第2の端子電極と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第3の内部電極に接続される第3の端子電極と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第4の内部電極に接続される第4の端子電極と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第5の内部電極に接続される第5の端子電極と、前記コンデンサ素体の外表面に配置され且つ前記第6の内部電極に接続される第6の端子電極とを備えた積層コンデンサアレイであって、
    前記コンデンサアレイでは、前記第1及び第2の内部電極が前記第1のコンデンサ部を形成し且つ前記第3及び第4の内部電極が前記第2のコンデンサ部を形成し且つ前記第5及び第6の内部電極が前記第3のコンデンサ部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の実装方法。
  4. 前記第1の接続方法では、前記第1及び第2の端子電極の一方と前記第3及び第4の端子電極の一方とが前記第1の配線に接続され且つ前記第1及び第2の端子電極の他方と前記第3及び第4の端子電極の他方とが前記第2の配線に接続されると共に、前記第5及び第6の端子電極の一方が前記第1の配線に接続され且つ前記第5及び第6の端子電極の他方が前記第2の配線に接続されるように前記コンデンサアレイを前記第1及び第2の配線に接続して前記コンデンサアレイを前記回路基板に実装することを特徴とする請求項に記載の実装方法。
  5. 前記第2の接続方法では、前記第1及び第2の端子電極の一方が前記第1の配線に接続され且つ前記第3及び第4の端子電極の一方が前記第2の配線に接続されると共に、前記第5及び第6の端子電極の一方が前記第1の配線に接続され且つ前記第5及び第6の端子電極の他方が前記第2の配線に接続されるように前記コンデンサアレイを前記第1及び第2の配線に接続して前記コンデンサアレイを前記回路基板に実装することを特徴とする請求項に記載の実装方法。
  6. 前記第3の接続方法では、前記第1及び第2の端子電極の一方が前記第1の配線に接続され且つ前記第1及び第2の端子電極の他方が前記第2の配線に接続されると共に、前記第3及び第4の端子電極の一方が前記第1の配線に接続され且つ前記第3及び第4の端子電極の他方が前記第2の配線に接続されるように前記コンデンサアレイを前記第1及び第2の配線に接続して前記コンデンサアレイを前記回路基板に実装することを特徴とする請求項に記載の実装方法。
  7. 前記第1、第2及び第3のコンデンサ部は、互いに間隔を有した状態で、前記積層コンデンサアレイの積層方向と直交する方向に併置されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の実装方法。
  8. コモンモードノイズ又はディフェレンシャルモードノイズに対応して流れる電流の向きが、前記第1及び第2の端子電極の間、前記第3及び第4の端子電極の間、及び前記第5及び第6の端子電極の間の何れか二箇所で互いに逆向きとなるように、前記コンデンサアレイを前記回路基板に実装することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の実装方法。
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