JP2006059977A - 複合コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】実装面積が小さく、実装コストを低減でき、容量のばらつきや実装条件による電磁ノイズ除去能力の劣化が小さく、配線の制約が少ない、コモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズに対し個々に除去能力を設計することができる複合コンデンサを得る。
【解決手段】直方体のセラミック積層体1から構成される平衡2線の複合コンデンサであって、前記直方体の向き合う2つの面にそれぞれ設けられた第1及び第2の接地用端子4、5と、前記第1及び第2の接地用端子4、5の間に設けられた第1及び第2の信号線用端子2、3とを設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、平衡2線に伝導する電磁ノイズを除去する複合コンデンサに関するものである。
従来の2端子型チップコンデンサの構成によれば、中央部のセラミック積層体の両端にコンデンサの端子を持つ第1の線対地用コンデンサを、第1の信号線と接地用パッドの間に実装し、第2の線対地用コンデンサを、第2の信号線と接地用パッドの間に実装することにより、第1の信号線および第2の信号線に伝導する電磁ノイズを除去することができる。その際、第1の信号線および第2の信号線に伝導するコモンモードの電磁ノイズはそれぞれ第1の線対地用コンデンサおよび第2の線対地用コンデンサによって除去され、ディファレンシャルモードの電磁ノイズは第1の線対地用コンデンサと第2の線対地用コンデンサの直列接続によって合成されるコンデンサにより除去される(例えば、非特許文献1参照)。
村田製作所カタログ(Cat. No. C02J10)「チップ積層セラミックコンデンサ」第7頁、第42頁
従来の構成では、平衡2線に伝導するコモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去するためには2つないし3つの2端子型コンデンサが必要となり、実装面積が大きくなってしまうとともに実装コストがかかるという問題があった。
また、平衡2線に伝導するコモンモードの電磁ノイズを除去するためには2つないし3つの2端子型コンデンサが必要となり、これらコンデンサの容量のばらつきや実装条件により電磁ノイズの除去能力を劣化させてしまう問題があった。
なお、従来の2連コンデンサアレイを用い、平衡2線に伝導するコモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去することも可能であるが、各端子の配列のため信号線を直線で配線することができず配線が制約されること、また、コモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去するために同じコンデンサを使用するため、各モードの電磁ノイズに対し、個々に除去能力を設計することができないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、実装面積が小さく、実装コストを低減でき、容量のばらつきや実装条件による電磁ノイズ除去能力の劣化が小さく、配線の制約が少ない、コモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズに対し個々に除去能力を設計することができる複合コンデンサを得るものである。
この発明に係る複合コンデンサは、直方体のセラミック積層体から構成される平衡2線の複合コンデンサであって、前記直方体の向き合う2つの面にそれぞれ設けられた第1及び第2の接地用端子と、前記第1及び第2の接地用端子の間に設けられた第1及び第2の信号線用端子とを設けたものである。
この発明に係る複合コンデンサは、実装面積が小さく、実装コストを低減でき、容量のばらつきや実装条件による電磁ノイズ除去能力の劣化が小さく、配線の制約が少ない、コモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズに対し個々に除去能力を設計することができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサについて図1から図3までを参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。さらに、図3は、この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1及び図3において、この実施の形態1に係る複合コンデンサは、セラミック積層体1と、第1の信号線用端子2と、第2の信号線用端子3と、第1の接地用端子4と、第2の接地用端子5と、第1の線対地用コンデンサ7と、第2の線対地用コンデンサ8が設けられている。
また、図2において、各誘電体シート11には、第1の信号線用電極パターン12と、第2の信号線用電極パターン13と、接地用電極パターン14が形成されている。
つぎに、この実施の形態1に係る複合コンデンサの動作について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態1に係る複合コンデンサは、直方体のセラミック積層体1の対向する2つの面に第1の接地用端子4および第2の接地用端子5をそれぞれ設け、これら2つの接地用端子4、5の間に第1の信号線用端子2および第2の信号線用端子3を備えている。
また、第1の信号線用端子2と第1の接地用端子4の間、および第2の信号線用端子3と第2の接地用端子5の間にそれぞれ第1の線対地用コンデンサ7および第2の線対地用コンデンサ8を備えており、その等価回路は図3のように表すことができる。
第1の線対地用コンデンサ7および第2の線対地用コンデンサ8は、例えば図2に示すように、接地用電極パターン14を表面に形成した誘電体シート11と、第1の信号線用電極パターン12を表面に形成した誘電体シート11と、第2の信号線用電極パターン13を表面に形成した誘電体シート11を積層することで構成される。
接地用電極パターン14は第1の接地用端子4および第2の接地用端子5に接続され、第1の信号線用電極パターン12は第1の信号線用端子2に接続され、第2の信号線用電極パターン13は第2の信号線用端子3接続されている。
各コンデンサ7、8の容量は、図2の下側の4層を必要に応じて追加していくことで増加させることができる。なお、外装用として電極パターンが形成されていない誘電体シートをセラミック積層体1の上下に配置することで最外層の電極パターンを保護することができる。
以上のように平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを構成とすることにより、2つの線対地コンデンサ7、8を一体成形できるため実装面積が小さく、実装コストを低減できる。また、一体成形することにより、2つの線対地コンデンサ7、8の容量のばらつきを小さくすることが容易で、このばらつきによる電磁ノイズ除去能力の劣化を小さくすることができる。
さらに、複数のコンデンサ部品を使用した際に必要となる部品間の接続パターンの残留インダクタンスや、信号線との接続位置の非対称性等の実装条件に起因する電磁ノイズ除去能力の劣化を、一体成形することにより小さくすることができる。さらに、従来の2連コンデンサアレイを用いて平衡2線に伝導するコモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去する場合と比べ、信号線を直線で配線することができるため配線の制約が少ない平衡2線の電磁ノイズ除去用複合コンデンサを提供できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る複合コンデンサについて図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態2に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。また、図5は、この発明の実施の形態2に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。
図5において、この実施の形態2に係る複合コンデンサは、セラミック積層体(図示せず)と、第1の信号線用端子2と、第2の信号線用端子3と、第1の接地用端子4と、第2の接地用端子5と、第1の線対地用コンデンサ7と、第2の線対地用コンデンサ8と、線間コンデンサ9が設けられている。
つぎに、この実施の形態2に係る複合コンデンサの動作について図面を参照しながら説明する。
図4に示した実施の形態2に係る複合コンデンサは、上記実施の形態1において、第1の信号線用端子2と第2の信号線用端子3の間に線間コンデンサ9を追加装備しており、その等価回路は図5のように表すことができる。
第1の線対地用コンデンサ7と、第2の線対地用コンデンサ8と、線間コンデンサ9は、例えば図4に示すように、接地用電極パターン14を表面に形成した誘電体シート11と、第1の信号線用電極パターン12を表面に形成した誘電体シート11と、第2の信号線用電極パターン13を表面に形成した誘電体シート11を積層することで構成される。
接地用電極パターン14は第1の接地用端子4および第2の接地用端子5に接続され、第1の信号線用電極パターン12は第1の信号線用端子2に接続され、第2の信号線用電極パターン13は第2の信号線用端子3接続されている。
各コンデンサ7、8、9の容量は、図4の下側の3層を必要に応じて追加していくことで増加させることができる。線対地用コンデンサ7、8と線間コンデンサ9の容量を個別に変更するためには、接地用電極パターン14を表面に形成した誘電体シート11の間に挿入する第1の信号線用電極パターン12を表面に形成した誘電体シート11と、第2の信号線用電極パターン13を表面に形成した誘電体シート11の段数を変えることで可能である。
また、各誘電体シート11の厚さや誘電率を変えたり、電極パターンを形成していない誘電体シートを挿入することによっても線対地用コンデンサ7、8と線間コンデンサ9の容量を個別に変更することができる。なお、外装用として電極パターンが形成されていない誘電体シートをセラミック積層体1の上下に配置することで最外層の電極パターンを保護することができる。
以上のように平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを構成とすることにより、上記実施の形態1の効果に加え、コモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズに対し個々に除去能力を設計することが可能な平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを提供できる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサについて図6から図8までを参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。また、図7は、この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。さらに、図8は、この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。
図6及び図8において、この実施の形態3に係る複合コンデンサは、セラミック積層体1と、第1の信号線用端子2と、第2の信号線用端子3と、接地用端子4と、第1の線対地用コンデンサ7と、第2の線対地用コンデンサ8が設けられている。
また、図7において、各誘電体シート11には、第1の信号線用電極パターン12と、第2の信号線用電極パターン13と、接地用電極パターン14が形成されている。
つぎに、この実施の形態3に係る複合コンデンサの動作について図面を参照しながら説明する。
図6に示した実施の形態3に係る複合コンデンサは、直方体のセラミック積層体1の対向する2つの面に第1の信号線用端子2および第2の信号線用端子3をそれぞれ設け、これら2つの信号線用端子2、3の間に接地用端子4を備えている。
また、第1の信号線用端子2と接地用端子4の間、および第2の信号線用端子3と接地用端子4の間にそれぞれ第1の線対地用コンデンサ7および第2の線対地用コンデンサ8を備えており、その等価回路は図8のように表すことができる。
第1の線対地用コンデンサ7および第2の線対地用コンデンサ8は、例えば図7に示すように、接地用電極パターン14を表面に形成した誘電体シート11と、第1の信号線用電極パターン12を表面に形成した誘電体シート11と、第2の信号線用電極パターン13を表面に形成した誘電体シート11を積層することで構成される。
接地用電極パターン14は接地用端子4に接続され、第1の信号線用電極パターン12は第1の信号線用端子2に接続され、第2の信号線用電極パターン13は第2の信号線用端子3接続されている。
各コンデンサ7、8の容量は、図7の下側の4層を必要に応じて追加していくことで増加させることができる。なお、外装用として電極パターンが形成されていない誘電体シートをセラミック積層体1の上下に配置することで最外層の電極パターンを保護することができる。
以上のように平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを構成とすることにより、2つの線対地コンデンサ7、8を一体成形できるため実装面積が小さく、実装コストを低減できる。また、一体成形することにより、2つの線対地コンデンサ7、8の容量のばらつきを小さくすることが容易で、このばらつきによる電磁ノイズ除去能力の劣化を小さくすることができる。
さらに、複数のコンデンサ部品を使用した際に必要となる部品間の接続パターンの残留インダクタンスや、信号線との接続位置の非対称性等の実装条件に起因する電磁ノイズ除去能力の劣化を、一体成形することにより小さくすることができる。
さらに、直方体のセラミック積層体1の両端に接地用端子を設けた実施の形態1の場合、2つの接地用端子が接続される基板側の接地用パッド間に電位差が生じるとコモンモードの電磁ノイズを除去する能力が劣化するが、本実施の形態3では接地用端子が1つであるため電位差が生じることがなく、これに起因する特性の劣化も生じない。
さらに、従来の2連コンデンサアレイを用いて平衡2線に伝導するコモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去する場合と比べ、信号線を直線で配線することができるため配線の制約が少ない平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを提供できる。さらに、ディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去するために2つのコンデンサを線間に直列に接続しているため、同じプロセスを用いて製造したコンデンサに対して耐圧を高くすることができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサについて図9から図11までを参照しながら説明する。図9は、この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。また、図10は、この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。さらに、図11は、この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。
図9及び図11において、この実施の形態4に係る複合コンデンサは、セラミック積層体1と、第1の信号線用端子2と、第2の信号線用端子3と、接地用端子4と、中性点用端子6と、中性点の対地コンデンサ10と、第1の信号線の対中性点用コンデンサ17と、第2の信号線の対中性点用コンデンサ18が設けられている。
また、図10において、各誘電体シート11には、第1の信号線用電極パターン12と、第2の信号線用電極パターン13と、接地用電極パターン14と、中性点用電極パターン16が形成されている。
つぎに、この実施の形態4に係る複合コンデンサの動作について図面を参照しながら説明する。
図9に示した実施の形態4に係る複合コンデンサは、直方体のセラミック積層体1の対向する2つの面に第1の信号線用端子2および第2の信号線用端子3をそれぞれ設け、信号線用端子を配置していない一方の側面に接地用端子4を設け、この接地端子4と対向する側面に中性点用端子6備えている。
また、第1の信号線用端子2と中性点用端子6の間、および第2の信号線用端子3と中性点用端子6の間にそれぞれ第1の信号線の対中性点用コンデンサ17および第2の信号線の対中性点用コンデンサ18を備え、接地用端子4と中性点用端子6の間に中性点の対地コンデンサ10を備え、その等価回路は図11のように表すことができる。
第1の信号線の対中性点用コンデンサ17、第2の信号線の対中性点用コンデンサ18および中性点の対地コンデンサ10は、例えば図10に示すように、接地用電極パターン14を表面に形成した誘電体シート11と、中性点用電極パターン16を表面に形成した誘電体シート11と、第1の信号線用電極パターン12を表面に形成した誘電体シート11と、第2の信号線用電極パターン13を表面に形成した誘電体シート11を積層することで構成される。
接地用電極パターン14は接地用端子4に接続され、中性点用電極パターン16は中性点用端子6に接続され、第1の信号線用電極パターン12は第1の信号線用端子2に接続され、第2の信号線用電極パターン13は第2の信号線用端子3接続されている。
各コンデンサ10、17、18の容量は、図10の下側の6層を必要に応じて追加していくことで増加させることができる。信号線の対中性点用コンデンサ17、18と中性点の対地コンデンサ10の容量を個別に変更するためには、接地用電極パターン14を表面に形成した誘電体シート11(図10中の第1層目と第7層目)の間に挿入する中性点用電極パターン16を表面に形成した誘電体シート11と、第1の信号線用電極パターン12を表面に形成した誘電体シート11と、第2の信号線用電極パターン13を表面に形成した誘電体シート11の段数を変えることで可能である。
また、各誘電体シート11の厚さや誘電率を変えたり、電極パターンを形成していない誘電体シートを挿入することによっても線対地用コンデンサと線間コンデンサの容量を個別に変更することができる。なお、外装用として電極パターンが形成されていない誘電体シートをセラミック積層体1の上下に配置することで最外層の電極パターンを保護することができる。
以上のように平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを構成とすることにより、2つの対中性点用コンデンサ17、18を一体成形できるため実装面積が小さく、実装コストを低減できる。また、一体成形することにより、2つの対中性点用コンデンサ17、18の容量のばらつきを小さくすることが容易で、このばらつきによる電磁ノイズ除去能力の劣化を小さくすることができる。
さらに、複数のコンデンサ部品を使用した際に必要となる部品間の接続パターンの残留インダクタンスや、信号線との接続位置の非対称性等の実装条件に起因する電磁ノイズ除去能力の劣化を、一体成形することにより小さくすることができる。
さらに、直方体のセラミック積層体1の両端に接地用端子を設けた実施の形態1の場合、2つの接地用端子が接続される基板側の接地用パッド間に電位差が生じるとコモンモードの電磁ノイズを除去する能力が劣化するが、本実施の形態4では接地用端子が1つであるため電位差が生じることがなく、これに起因する特性の劣化も生じない。さらに、コモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズに対し個々に除去能力を設計することが可能な平衡2線の電磁ノイズ除去用の複合コンデンサを提供できる。
さらに、従来の2連コンデンサアレイを用いて平衡2線に伝導するコモンモードおよびディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去する場合と比べ、信号線を直線で配線することができるため配線の制約が少ない平衡2線の電磁ノイズ除去用複合コンデンサを提供できる。さらに、ディファレンシャルモードの電磁ノイズを除去するために2つのコンデンサを線間および一線対地間に直列に接続しているため、同じプロセスを用いて製造したコンデンサに対して耐圧を高くすることができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る複合コンデンサについて図12を参照しながら説明する。図12は、この発明の実施の形態5に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。
図12において、この実施の形態5に係る複合コンデンサは、セラミック積層体1と、第1の信号線用端子2と、第2の信号線用端子3と、接地用端子4と、中性点用端子6と、中性点の対地コンデンサ10(図示せず)と、第1の信号線の対中性点用コンデンサ17(図示せず)と、第2の信号線の対中性点用コンデンサ18(図示せず)が設けられている。
つぎに、この実施の形態5に係る複合コンデンサの動作について図面を参照しながら説明する。
図12に示した実施の形態5に係る複合コンデンサは、上記実施の形態4において、接地用端子4と形状もしくは大きさが異なる中性点用端子6を備えることで、中性点用端子6と接地用端子4の誤配線を防ぐことができる。
この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサの構成を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る複合コンデンサの等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る複合コンデンサの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 セラミック積層体、2 第1の信号線用端子、3 第2の信号線用端子、4 第1の接地用端子、5 第2の接地用端子、6 中性点用端子、7 第1の線対地用コンデンサ、8 第2の線対地用コンデンサ、9 線間コンデンサ、10 中性点の対地コンデンサ、11 誘電体シート、12 第1の信号線用電極パターン、13 第2の信号線用電極パターン、14 接地用電極パターン、16 中性点用電極パターン、17 第1の信号線の対中性点用コンデンサ、18 第2の信号線の対中性点用コンデンサ。

Claims (8)

  1. 直方体のセラミック積層体から構成される平衡2線の複合コンデンサであって、
    前記直方体の向き合う2つの面にそれぞれ設けられた第1及び第2の接地用端子と、
    前記第1及び第2の接地用端子の間に設けられた第1及び第2の信号線用端子と
    を備えたことを特徴とする複合コンデンサ。
  2. 前記第1の接地用端子及び前記第1の信号線用端子の間に設けられた第1のコンデンサと、
    前記第2の接地用端子及び前記第2の信号線用端子の間に設けられた第2のコンデンサと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の複合コンデンサ。
  3. 前記第1及び第2の信号線用端子の間に設けられた第3のコンデンサ
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の複合コンデンサ。
  4. 直方体のセラミック積層体から構成される平衡2線の複合コンデンサであって、
    前記直方体の向き合う2つの面にそれぞれ設けられた第1及び第2の信号線用端子と、
    前記第1及び第2の信号線用端子の間に設けられた接地用端子と
    を備えたことを特徴とする複合コンデンサ。
  5. 前記第1の信号線用端子及び前記接地用端子の間に設けられた第1のコンデンサと、
    前記第2の信号線用端子及び前記接地用端子の間に設けられた第2のコンデンサと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の複合コンデンサ。
  6. 直方体のセラミック積層体から構成される平衡2線の複合コンデンサであって、
    前記直方体の向き合う2つの面にそれぞれ設けられた第1及び第2の信号線用端子と、
    前記第1及び第2の信号線用端子の間に設けられた接地用端子と、
    前記第1及び第2の信号線用端子の間に設けられた中性点用端子と
    を備えたことを特徴とする複合コンデンサ。
  7. 前記第1の信号線用端子及び前記中性点用端子の間に設けられた第1のコンデンサと、
    前記第2の信号線用端子及び前記中性点用端子の間に設けられた第2のコンデンサと、
    前記接地用端子及び前記中性点用端子の間に設けられた第3のコンデンサと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の複合コンデンサ。
  8. 前記接地用端子及び前記中性点用端子は、形状もしくは大きさが異なる
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の複合コンデンサ。
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