JP2007249572A - プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法、およびプロジェクト管理支援プログラム - Google Patents

プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法、およびプロジェクト管理支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】テンプレートの作成作業の容易化を実現できるプロジェクト管理支援装置を得ること。
【解決手段】プロジェクトの作業項目のテンプレートを記憶するタスクテンプレートDB21と、プロジェクトを識別するプロジェクト識別情報と、作業を行った作業項目とを対応づけて記憶するToDoリストDB20と、指定されたプロジェクト識別情報と対応づけられた作業項目をToDoリストDB20から取得し、取得した作業項目を含むテンプレートを作成してタスクテンプレートDB21に登録するタスクテンプレート作成部14と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品開発プロジェクトの開発管理の支援を行うプロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法、およびプロジェクト管理支援プログラムに関するものである。
製品開発プロジェクトなどのプロジェクトを計画する際には、関連する組織または製品の開発・設計業務で標準的に行われている作業項目(タスク)を洗い出してテンプレート化し、当該テンプレートを元に個々のプロジェクトへ展開することが重要である。
特許文献1においては、製品部位およびタスク内容で細分化した構造のタスクシートをプロジェクトごとに表示することにより、より実態に合ったプロジェクト管理を行う技術が提案されている。また、特許文献2においては、プロジェクト計画時にテンプレートを準備して、計画を容易に行う技術が提案されている。
特開2005−202862号公報 特開2003−108735号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、適切なテンプレートを作成する際に必要な作業である標準タスクの洗い出しなどの作業負担が大きいという問題があった。すなわち、従来の技術では、開発・設計業務で実施すべき標準タスクを洗い出す場合は、開発・設計業務に携わる人に対するヒアリング作業や、ワーキンググループを立ち上げて標準タスクを定義する作業が必要だったが、この作業には非常に多くの時間とコストを費やしていた。
また、上記従来の技術では、プロジェクトのリスク管理を実行する際には、タスクに含まれるリスクをある程度把握している必要があるが、いずれのタスクにリスクが含まれるかを把握することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プロジェクト管理に用いるテンプレートの作成作業の容易化を実現できるプロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法、およびプロジェクト管理支援プログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、プロジェクトの作業項目のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、プロジェクトを識別するプロジェクト識別情報と、作業を行った前記作業項目とを対応づけて記憶する履歴記憶手段と、指定された前記プロジェクト識別情報と対応づけられた前記作業項目を前記履歴記憶手段から取得し、取得した前記作業項目を含む前記テンプレートを作成して前記テンプレート記憶手段に登録する作成手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、プロジェクト計画の際に必要となるタスクのテンプレート作成を容易化することができるという効果を奏する。また、タスクに含まれるリスクを顕在化することにより、プロジェクト計画時にリスクを考慮した計画を立てられるため、プロジェクトのリスク管理が容易となるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるプロジェクト管理支援装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置1を含むプロジェクト管理システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、プロジェクト管理支援装置1は、プロジェクトの担当者などによって使用されるパーソナルコンピュータなどの情報処理端末装置(以下、端末装置という)2と、LAN(Local Area Network)などのネットワーク3を介して接続されている。
プロジェクト管理支援装置1は、端末インターフェース部11と、プロジェクト管理部12と、ToDoリスト管理部13と、タスクテンプレート作成部14と、マスタ編集部15と、データベースインターフェース部16と、各種データベースを格納するHDD(Hard Disk Drive)17と、を備えている。
HDD17は、プロジェクト管理支援装置1で使用するデータベースを記憶する記憶部であり、タスクマスタDB(database)18と、プロジェクト情報DB19と、ToDoリストDB20と、タスクテンプレートDB21と、プロジェクトタスクDB22とを格納している。
タスクマスタDB18は、製品を開発する上で考えられるすべてタスクをWBS(Work Breakdown Structure)の形式で保管したデータベースである。タスクマスタDB18は事前に整備されていることを前提とする。
図2は、タスクマスタDB18のデータ構造の一例を示す説明図である。同図にしめすように、タスクマスタDB18は、上位の階層から順に細かいタスクに細分化されたツリー構造で表現したタスクを格納している。
プロジェクト情報DB19は、プロジェクトに関連するデータを管理するデータベースである。図3は、プロジェクト情報DB19のデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、プロジェクト情報DB19は、プロジェクトを一意に識別する識別情報であるプロジェクト番号と、プロジェクト名と、プロジェクトを作成した部門を表す作成部門と、作成者と、プロジェクトの完了予定日と、基準としたテンプレートと、備考とを対応づけて格納している。
ToDoリストDB20は、プロジェクト内の担当者が日々の業務をToDoリストとして登録したデータを格納するデータベースである。図4は、ToDoリストDB20のデータ構造の一例を示す説明図である。
同図に示すように、ToDoリストDB20は、担当者を一意に識別する識別情報である担当者番号と、日々のプロジェクトの作業項目の名称であるToDo名と、タスクマスタDB18内の対応するタスクであるマスタタスクと、プロジェクト名と、すでに完了したタスクを再度作業した場合に設定される手戻り情報と、作業時間と、完了フラグを対応づけて格納している。
手戻り情報は、手戻り作業が発生し、担当者が完了済みのタスクを選択してToDoリストに追加したときに「○」が設定される。手戻り作業が発生していない場合は、手戻り情報には何も設定されない。完了フラグは、完了済みのタスクに対して「○」が設定される。完了済みでない場合は、完了フラグには何も設定されない。
タスクテンプレートDB21は、作成したタスクテンプレートをWBSの形式で保管するデータベースである。図5は、タスクテンプレートDB21のデータ構造の一例を示す説明図である。
同図に示すように、タスクテンプレートDB21は、テンプレートを一意に識別するテンプレート名と、タスクと、各タスクの開始予定日と、完了予定日と、開始実績日と、完了実績日と、担当者とを対応づけて格納している。
また、タスクマスタDB18と同様に、タスクはツリー構造で表現されるものとする。ツリーの構造として以下の制限があるものとする。
(1)階層数には制限のないものとする。
(2)あるノードにおいて自分より下の階層にノードが存在しない場合はそのノードには必ず属性を保有するものとする。この属性は「開始予定日」、「完了予定日」、「開始実績日」、「完了実績日」、「担当者」とする。
プロジェクトタスクDB22は、プロジェクトを実行している際のタスクのデータをWBSの形式で格納するデータベースである。図6は、プロジェクトタスクDB22のデータ構造の一例を示す説明図である。
同図に示すように、プロジェクトタスクDB22は、プロジェクト番号と、タスクと、各タスクの開始予定日と、完了予定日と、開始実績日と、完了実績日と、担当者とを対応づけて格納している。プロジェクトタスクDB22は、実際のプロジェクトで計画された予定日や、行われた作業実績が格納されるため、予定日や実績日等には具体的な値が設定されている。なお、ツリー構造の制限は上述のタスクテンプレートDB21と同様である。
端末インターフェース部11は、各担当者がデータ入力等を実行する端末装置2とのデータの送受信を実行するものである。データベースインターフェース部16は、プロジェクト管理部12、ToDoリスト管理部13、タスクテンプレート作成部14、およびマスタ編集部15がHDD17に記憶された各種データベースとのデータの授受を行うものである。
プロジェクト管理部12は、プロジェクトの登録処理やプロジェクトの変更処理を行うものである。具体的には、プロジェクト管理部12は、プロジェクトの新規登録またはタスクの変更処理を行い、その際にプロジェクトの名称等のプロジェクトに関するデータ(プロジェクト情報)をプロジェクト情報DB19に保存し、プロジェクトのタスクに関する情報をプロジェクトタスクDB22に保存する処理を行う。
ToDoリスト管理部13は、日々のプロジェクトの業務に関するデータであるToDoリストを管理し、ToDoリストをToDoリストDB20に保存するものである。具体的には、ToDoリスト管理部13は、ToDoリストに対する作業実績の入力処理、新規ToDoリストの登録処理、既存のToDoリストの変更処理を行う。
タスクテンプレート作成部14は、テンプレートとなりうるタスクの抽出と、そのタスクに含まれるリスクの分析を行うことにより、テンプレートの作成を支援し、タスクテンプレートDB21にテンプレートの保存を行うものである。
マスタ編集部15は、タスクのマスタを管理しタスクマスタDB18に保存するものである。具体的には、マスタ編集部15は、タスクマスタDB18に対する新規タスクの追加、既存のタスクの変更・削除を行う。
図7は、上述したプロジェクト管理部12、ToDoリスト管理部13、タスクテンプレート作成部14、およびマスタ編集部15の機能の一覧を示した説明図である。
次に、プロジェクト情報DB19にプロジェクト情報を登録するプロジェクト登録処理について説明する。図8は、プロジェクト登録処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、プロジェクト登録処理は、プロジェクト管理部12によって実行される。また、プロジェクト登録処理は、端末装置2のディスプレイ等の表示部(図示せず)上に表示されたプロジェクト管理用の画面等(図示せず)から、ユーザによりプロジェクトの登録が指示された場合に実行される。
まず、プロジェクト管理部12は、端末インターフェース部11を介して端末装置2のディスプレイ等の表示部(図示せず)にプロジェクト登録画面を表示する(ステップS1)。図9は、プロジェクト登録画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、プロジェクト登録画面30は、操作ボタンとして保存ボタン31と、終了ボタン32とを含んでいる。また、プロジェクト情報を入力するためのフィールドとして、プロジェクト名フィールド33と、プロジェクト番号フィールド34と、備考フィールド35と、テンプレートフィールド36と、作成部門フィールド37と、作成者フィールド38と、完了予定日フィールド39とを含んでいる。
上記各フィールドでプロジェクト情報を入力し、保存ボタン31をクリックすることにより、プロジェクト情報DB19に入力したデータを登録することができる。また、終了ボタン32をクリックすると、プロジェクト登録処理を終了することができる。
図8に戻り、プロジェクト管理部12は、プロジェクト登録画面30で入力されたプロジェクト情報を受付け(ステップS2)、保存ボタン31の入力を受付ける(ステップS3)。次に、プロジェクト管理部12は、テンプレートが指定されているか否かを判断する(ステップS4)。
テンプレートが指定されている場合は(ステップS4:YES)、プロジェクト管理部12は、指定されたテンプレートをタスクテンプレートDB21から取得し、プロジェクト用のタスクを生成する(ステップS5)。
次に、プロジェクト管理部12は、生成したタスクを編集するためのタスク編集画面を端末装置2の表示部に表示する(ステップS6)。図10は、タスク編集画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、タスク編集画面40は、操作ボタンとして追加ボタン41と、削除ボタン42と、保存ボタン43と、終了ボタン44と、を含んでいる。追加ボタン41、削除ボタン42の操作により、新規タスクの追加、既存タスクの削除を実行することができる。保存ボタン43をクリックすると編集したタスクがプロジェクトタスクDB22に保存される。終了ボタン44をクリックするとタスク編集処理を終了し、タスク編集画面40を閉じて前の画面に戻る。なお、同図では、画面下部の概要設計、詳細設計、初期流動管理のタスクは省略している。
図8に戻り、ステップS6でタスク編集画面40を表示した後、プロジェクト管理部12は、タスクの変更(追加・削除)を受付けるとともに、保存ボタン43の入力を受付ける(ステップS7)。
次に、プロジェクト管理部12は、プロジェクトのタスクをプロジェクトタスクDB22に保存するとともに(ステップS8)、プロジェクト情報をプロジェクト情報DB19に保存する(ステップS9)。また、プロジェクト管理部12は、タスク編集画面40で設定された開始予定日、完了予定日、担当者を解析し、タスクを担当者ごとのToDoリストDB20にも保存する。
ステップS4でテンプレートが指定されていない場合は(ステップS4:NO)、プロジェクト管理部12は、プロジェクト情報をプロジェクト情報DB19に保存し(ステップS9)、プロジェクト登録処理を終了する。
例えば、初期状態では、タスクテンプレートが存在しないためプロジェクト情報のみの登録となり、タスクテンプレート作成部14によって、タスクテンプレートが作成された後、テンプレートの指定ができるようになる。
なお、プロジェクト情報DB19に登録されているプロジェクト情報を変更するプロジェクト変更処理は、図示しないプロジェクト管理用の画面等からプロジェクトの変更が指示された場合に実行される処理であるが、その処理の全体の流れは、プロジェクト登録処理のフローチャートを表す図8と同様であるのでその説明を省略する。
次に、ToDoリストにデータを入力するToDoリスト入力処理について説明する。ToDoリスト入力処理は、ToDoリスト管理部13によって実現される。また、ToDoリスト入力処理は、図示しないプロジェクト管理用の画面等からToDoリストの入力が指示された場合に実行される。図11は、ToDoリスト入力処理で表示されるToDoリスト管理画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、ToDoリスト管理画面50は、操作ボタンとして追加ボタン51と、変更ボタン52と、削除ボタン53と、保存ボタン54と、終了ボタン55とを含んでいる。また、担当者が入力できるフィールドとして、チェックボックス56と、作業時間フィールド57とを含んでいる。
ToDoリスト管理画面50は、ある担当者が、その日に実施すべきタスクをToDoリストとして一覧に表示したものである。表示するタスクのデータは、指定された担当者の担当者番号をキーとして完了していないタスク(完了フラグが「○」以外のタスク)をToDoリストDB20から検索することにより取得する。
ToDoリスト管理画面50で、「ToDo」はタスク名を表し、「タスクマスタ」はタスクマスタのいずれのタスクに相当するかを表す。「プロジェクト」はいずれのプロジェクトのタスクかを表す。「手戻り」はタスクが手戻りタスクであるか否かを表し、手戻りタスクの場合は「○」が表示される。なお、手戻りタスクとは、すでに完了したタスクで手戻り作業が発生し、再び同様の作業を実行する必要が生じたタスクをいう。作業時間フィールド57は、タスクについてその日に作業した時間を入力するフィールドである。完了したタスクに対しては、チェックボックス56にチェックを入力する。
入力が完了した場合、保存ボタン54をクリックすることにより、ToDoリストDB20に入力したデータが保存される。テンプレートが指定されたプロジェクトの場合は、プロジェクトタスクDB22にも実績データが保存される。
タスクを選択して変更ボタン52をクリックすると、選択したタスクを変更することができる。ToDoリスト変更処理の詳細については後述する。また、タスクを選択して削除ボタン53をクリックすると、選択したタスクを削除することができる。終了ボタン55のクリックによりToDoリスト入力処理を終了することができる。
次に、新規にToDoリストを登録するToDoリスト登録処理について説明する。ToDoリスト登録処理は、図11のToDoリスト管理画面50で追加ボタン51をクリックした場合に、ToDoリスト管理部13によって実行される。追加ボタン51をクリックすると、ToDoリスト登録画面が表示される。
図12は、ToDoリスト登録画面の構成の一例を示す説明図である。同図に示すように、ToDoリスト登録画面60は、操作ボタンとして保存ボタン61と、キャンセルボタン62と、手戻りボタン63と、参照ボタン64とを含んでいる。
また、登録するToDoリストのデータを入力するためのフィールドとして、ToDoフィールド65と、タスクマスタフィールド66と、プロジェクトフィールド67と、開始日時フィールド68と、終了日時フィールド69とを含んでいる。
上記各フィールドでデータを入力し、保存ボタン61をクリックすることにより、ToDoリストDB20に入力したデータを登録することができる。なお、テンプレートが指定されたプロジェクトの場合は、プロジェクトタスクDB22に追加したタスクのデータが保存される。この際、プロジェクトのタスクツリーのいずれの部分に追加するかは、タスクマスタを参考にして決定される。
ToDoフィールド65は任意の文字で入力できる。タスクマスタフィールド66は、参照ボタン64をクリックすることにより表示されるタスクマスタ選択画面で選択したタスクが表示される。図13は、タスクマスタ選択画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、タスクマスタ選択画面70は、タスクマスタの内容をツリー構造で表示している。タスクを選択して追加ボタン71をクリックすることにより、タスクを選択することができる。キャンセルボタン72をクリックすると元の画面に戻る。
図12に戻り、プロジェクトフィールド67は、登録されているプロジェクト名がプルダウンで表示される。このプルダウンから任意のプロジェクトを選択することによりToDoリストに追加するタスクに対応するプロジェクトを指定する。開始日時フィールド68と、終了日時フィールド69とに日時を入力することにより、タスクの実施期間を指定する。
手戻りタスクを登録する場合は、手戻りボタン63をクリックすることにより表示される手戻りタスク選択画面で完了済みタスクを選択することができる。図14は、手戻りタスク選択画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、手戻りタスク選択画面80は、ToDoリストDB20から完了フラグが「○」であるタスクの一覧を表示する。タスクを選択して追加ボタン81をクリックすることにより、手戻りタスクをToDoリストに登録することができる。キャンセルボタン82をクリックすると元の画面に戻る。なお、図12のToDoリスト登録画面60のキャンセルボタン62をクリックすると、ToDoリスト登録処理を終了することができる。
次に、既存のToDoリストの内容を変更するToDoリスト変更処理について説明する。ToDoリスト変更処理は、図11のToDoリスト管理画面50で変更対象のToDoを選択し、変更ボタン52をクリックした場合に、ToDoリスト管理部13によって実現される。
ToDoリスト変更処理においても、ToDoリスト登録処理と同様に図12に示すようなToDoリスト登録画面60が表示される。ToDoリスト登録画面60で各フィールドのデータを変更し、保存ボタン61をクリックすることにより、ToDoリストの内容を変更することができる。
次に、ToDoリストDB20に記憶された過去のタスクの実行履歴を元にテンプレートとなりうるタスクを抽出し、そのタスクに含まれるリスクを分析し、新たにテンプレートを作成してタスクテンプレートDB21に保存するタスクテンプレート作成処理について説明する。
図15は、タスクテンプレート作成処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、タスクテンプレート作成処理は、タスクテンプレート作成部14によって実行される。また、タスクテンプレート作成処理は、図示しないプロジェクト管理用の画面等からテンプレートの作成が指示された場合に実行される。
まず、タスクテンプレート作成部14は、分析対象設定画面を端末装置2の表示部に表示する(ステップS21)。図16は、分析対象設定画面の構成の一例を示す説明図である。同図に示すように、分析対象設定画面90は、操作ボタンとして次へボタン91と、キャンセルボタン92と、プロジェクト選択ボタン93と、担当者選択ボタン94とを含んでいる。
プロジェクト選択ボタン93または担当者選択ボタン94をクリックすることにより表示されるプロジェクト一覧画面または担当者一覧画面から、それぞれプロジェクトまたは担当者を指定することにより、タスクの抽出対象となるプロジェクトまたは担当者がそれぞれプロジェクトフィールド95、担当者フィールド96に表示される。
キャンセルボタン92をクリックするとタスクテンプレート作成処理を終了することができる。また、後述するようにプロジェクトおよび担当者を指定した後に次へボタン91をクリックすると、テンプレートが作成され、テンプレート作成画面が表示される。
図15に戻り、タスクテンプレート作成部14は、プロジェクト選択ボタン93または担当者選択ボタン94の入力を受付ける(ステップS22)。次に、タスクテンプレート作成部14は、それぞれ対応する画面であるプロジェクト一覧画面または担当者一覧画面を端末装置2の表示部に表示する(ステップS23)。
図17は、プロジェクト一覧画面の構成の一例を示す説明図である。同図に示すように、プロジェクト一覧画面100は、操作ボタンとして選択ボタン101と、キャンセルボタン102とを含んでいる。また、プロジェクト一覧画面100には、登録されているプロジェクトが一覧表示され、各プロジェクトの左側にはチェックボタン103が対応づけられて表示されている。
登録されているプロジェクトは、プロジェクト情報DB19から取得することができる。選択するプロジェクトに対応するチェックボタン103をチェックして選択ボタン101をクリックすることにより、複数のプロジェクトを分析対象として選択することができる。なお、キャンセルボタン102をクリックすると元の画面に戻る。
図18は、担当者一覧画面の構成の一例を示す説明図である。同図に示すように、担当者一覧画面110は、操作ボタンとして選択ボタン111と、キャンセルボタン112とを含んでいる。また、担当者一覧画面110には登録されている担当者が一覧表示され、各担当者の左側にはチェックボタン113が対応づけられて表示されている。
登録されている担当者は、担当者名と担当者番号などを対応づけて管理するユーザ管理DB(図示せず)から取得することができる。選択する担当者に対応するチェックボタン113をチェックして選択ボタン111をクリックすることにより、複数の担当者を分析対象として選択することができる。なお、キャンセルボタン112をクリックすると元の画面に戻る。
図15に戻り、タスクテンプレート作成部14は、プロジェクト一覧画面100または担当者一覧画面110で指定されたプロジェクトまたは担当者の選択を受付ける(ステップS24)。次に、タスクテンプレート作成部14は、次へボタン91の入力を受付け(ステップS25)、それに応じてタスクを抽出してテンプレートを作成する処理を実行する。
具体的には、まず、タスクテンプレート作成部14は、指定されたプロジェクトまたは担当者の完了済みのタスクをToDoリストDB20から抽出する(ステップS26)。なお、プロジェクトおよび担当者の両方を選択した場合は、両者を検索キーとして完了済みのタスクをToDoリストDB20から抽出する。
このように、過去のプロジェクトを指定してテンプレートを作成することができるため、標準タスクの洗い出し作業などのテンプレート作成作業を容易化することができる。また、プロジェクトだけでなく担当者も指定して過去のタスクを抽出することができるため、より適切なテンプレートの作成を支援することができる。
次に、タスクテンプレート作成部14は、抽出したタスクをタスクマスタDB18のツリー構造に従って並べたテンプレートを作成し、テンプレート作成画面に表示する(ステップS27)。図19は、テンプレート作成画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、テンプレート作成画面120は、操作ボタンとしてテンプレート作成ボタン121と、戻るボタン122と、キャンセルボタン123とを含んでいる。また、テンプレート作成画面120には、抽出されたタスクがツリー構造で表示され、各タスクの左側には、タスクを採用するか否かを指定するためのチェックボックス124が表示されている。
さらに、各タスクの右側には、タスク採用の判断で参考とするための各タスクに関連する関連情報が表示されている。関連情報としては、それぞれのタスクの標準工期、プロジェクトでの出現回数、手戻り率、リスク度数、リスク考慮工期が表示される。
ユーザは、表示された関連情報を元にテンプレートとして採用するかを判定し、チェックボックス124にチェックする。また、標準工期、リスク度数を編集することも可能である。
このように、過去の作業実績から抽出したタスクを単に表示するだけでなく、タスクに関する統計情報や、タスクのリスクに関する情報を合わせて表示することができるため、タスクに含まれるリスクを把握して効果的なテンプレートの作成を支援することが可能となる。また、抽出したタスクをそのままテンプレートにするのではなく、関連情報を参照してユーザが採用したタスクのみを登録可能であるため、より適切なテンプレートを作成することができる。
ここで、タスクの標準工期、出現回数、手戻り率、リスク度数、リスク考慮工期の計算方法について説明する。タスクの標準工期は、タスクにどのくらいの工期が必要か示す指標である。タスクの標準工期は、ToDoリストDB20を検索し、対象となるプロジェクトの対象となるタスクの作業時間を集計し、平均化することにより算出する。この際、手戻りタスクの工期は考慮しない。
タスクの出現回数は、分析対象のプロジェクトにおいてタスクが出現する回数を示したもので、テンプレートのタスクとして採用する際の1つの指標となる。例えば、あるタスクにおいて、2つのプロジェクトにしか現れないタスクは出現回数が2となる。なお、分析対象のプロジェクトが3つの場合、出現回数の最大は3となる。
手戻り率は、あるタスクにどのくらいの確率で手戻りが発生したかを示す指標である。あるタスクが3つのプロジェクトに出現し、1つのプロジェクトだけで手戻りが存在した場合、手戻り率は33%となる。
リスク度数は、通常の工期に対して、何倍の手戻りのリスクを織り込むべきかを指標化したものである。リスク度数は、計画の工期に対する実績の工期の比率により算出する。例えば、計画の平均工期が1日で、実績の平均工期が5日だった場合は、リスク度数は5となる。計画の工期は、プロジェクトタスクDB22の開始予定日および完了予定日から算出し、実施の工期は、ToDoリストDB20の作業時間から算出する。なお、リスク度数の算出は手戻りが存在したタスクのみを対象とし、手戻りが存在しなかったタスクのリスク度数は0とする。
リスク考慮工期は、上述の標準工期に、リスク度数をかけて算出した工期である。例えば、標準工期が1日で、リスク度数が5の場合は、リスク考慮工期として5日がテンプレートに登録される。なお、リスク度数が0の場合は、リスク考慮工期=標準工期となる。
図18に戻り、タスクテンプレート作成部14は、テンプレート作成画面120でテンプレート作成ボタン121の入力を受付ける(ステップS28)。なお、テンプレート作成画面120で戻るボタン122の入力を受付けた場合は分析対象設定画面90に戻る。また、キャンセルボタン123の入力を受付けた場合は、タスクテンプレート作成処理を終了する。
テンプレート作成ボタン121の入力を受付けた後、タスクテンプレート作成部14は、テンプレート保存画面を端末装置2の表示部に表示する(ステップS29)。図20は、テンプレート保存画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、テンプレート保存画面130は、操作ボタンとしてテンプレート保存ボタン131と、戻るボタン132と、キャンセルボタン133とを含んでいる。また、テンプレート保存画面130には、作成したテンプレートの名称を入力するテンプレート名フィールド134が表示されている。
図18に戻り、タスクテンプレート作成部14は、テンプレート保存ボタン131の入力を受付ける(ステップS30)。なお、テンプレート保存画面130で戻るボタン132の入力を受付けた場合はテンプレート作成画面120に戻る。また、キャンセルボタン133の入力を受付けた場合は、タスクテンプレート作成処理を終了する。
テンプレート保存ボタン131の入力を受付けた後、タスクテンプレート作成部14は、テンプレート保存画面130で入力されたテンプレート名を付して、図19のテンプレート作成画面120で入力されたテンプレートをタスクテンプレートDB21に保存する(ステップS31)。
次に、タスクマスタDB18のデータを編集するマスタ編集処理について説明する。マスタ編集処理は、マスタ編集部15によって実現される。また、マスタ編集処理は、図示しないプロジェクト管理用の画面等からタスクマスタDB18のデータ編集が指示された場合に実行される。図21は、マスタ編集処理で表示されるタスクマスタ編集画面の構成の一例を示す説明図である。
同図に示すように、タスクマスタ編集画面140は、操作ボタンとして追加ボタン141と、変更ボタン142と、削除ボタン143と、保存ボタン144と、キャンセルボタン145とを含んでいる。追加ボタン141をクリックすると、新規タスクを追加することができる。
既存のタスクを選択して変更ボタン142または削除ボタン143をクリックすると、既存のタスクの変更または削除を実行できる。追加、変更、または削除の後、保存ボタン144をクリックすると、編集した内容がタスクマスタDB18に保存される。なお、キャンセルボタン145をクリックすると編集内容を破棄してマスタ編集処理を終了する。
このように、本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置によれば、過去のタスクの作業実績を格納したToDoリストからタスクを抽出し、タスクのテンプレートを作成することができる。また、抽出したタスクをテンプレートに採用するか否かを判断するための関連情報を表示することができる。このため、標準タスクの洗い出し作業などのプロジェクト計画の際に必要となるタスクのテンプレートの作成作業を容易化することが可能となる。また、関連情報としてタスクに含まれるリスクを表示可能となるため、タスクに含まれるリスクを把握することが容易となる。このため、プロジェクト計画時にリスクを考慮した計画を立てることができ、プロジェクトのリスク管理を容易化することができる。
本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置で実行されるプロジェクト管理支援プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置で実行されるプロジェクト管理支援プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置で実行されるプロジェクト管理支援プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態のプロジェクト管理支援プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置で実行されるプロジェクト管理支援プログラムは、上述した各部(端末インターフェース部、プロジェクト管理部、ToDoリスト管理部、タスクテンプレート作成部、マスタ編集部、データベースインターフェース部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプロジェクト管理支援プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、この発明にかかるプロジェクト管理支援装置は、製品開発プロジェクトの開発管理の支援を行うプロジェクト管理支援装置に有用であり、特に、標準的なタスクのテンプレートを用いてプロジェクトの管理を行うプロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法、およびプロジェクト管理支援プログラムに適している。
本実施の形態にかかるプロジェクト管理支援装置を含むプロジェクト管理システムの構成を示すブロック図である。 タスクマスタDBのデータ構造の一例を示す説明図である。 プロジェクト情報DBのデータ構造の一例を示す説明図である。 ToDoリストDBのデータ構造の一例を示す説明図である。 タスクテンプレートDBのデータ構造の一例を示す説明図である。 プロジェクトタスクDBのデータ構造の一例を示す説明図である。 プロジェクト管理部、ToDoリスト管理部、タスクテンプレート作成部、およびマスタ編集部の機能の一覧を示した説明図である。 プロジェクト登録処理の全体の流れを示すフローチャートである。 プロジェクト登録画面の構成の一例を示す説明図である。 タスク編集画面の構成の一例を示す説明図である。 ToDoリスト管理画面の構成の一例を示す説明図である。 ToDoリスト登録画面の構成の一例を示す説明図である。 タスクマスタ選択画面の構成の一例を示す説明図である。 手戻りタスク選択画面の構成の一例を示す説明図である。 タスクテンプレート作成処理の全体の流れを示すフローチャートである。 分析対象設定画面の構成の一例を示す説明図である。 プロジェクト一覧画面の構成の一例を示す説明図である。 担当者一覧画面の構成の一例を示す説明図である。 テンプレート作成画面の構成の一例を示す説明図である。 テンプレート保存画面の構成の一例を示す説明図である。 タスクマスタ編集画面の構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 プロジェクト管理支援装置
2 端末装置
3 ネットワーク
11 端末インターフェース部
12 プロジェクト管理部
13 ToDoリスト管理部
14 タスクテンプレート作成部
15 マスタ編集部
16 データベースインターフェース部
17 HDD
18 タスクマスタDB
19 プロジェクト情報DB
20 ToDoリストDB
21 タスクテンプレートDB
22 プロジェクトタスクDB
30 プロジェクト登録画面
31 保存ボタン
32 終了ボタン
33 プロジェクト名フィールド
34 プロジェクト番号フィールド
35 備考フィールド
36 テンプレートフィールド
37 作成部門フィールド
38 作成者フィールド
39 完了予定日フィールド
40 タスク編集画面
41 追加ボタン
42 削除ボタン
43 保存ボタン
44 終了ボタン
50 ToDoリスト管理画面
51 追加ボタン
52 変更ボタン
53 削除ボタン
54 保存ボタン
55 終了ボタン
56 チェックボックス
57 作業時間フィールド
60 ToDoリスト登録画面
61 保存ボタン
62 キャンセルボタン
63 手戻りボタン
64 参照ボタン
65 ToDoフィールド
66 タスクマスタフィールド
67 プロジェクトフィールド
68 開始日時フィールド
69 終了日時フィールド
70 タスクマスタ選択画面
71 追加ボタン
72 キャンセルボタン
80 手戻りタスク選択画面
81 追加ボタン
82 キャンセルボタン
90 分析対象設定画面
91 次へボタン
92 キャンセルボタン
93 プロジェクト選択ボタン
94 担当者選択ボタン
95 プロジェクトフィールド
96 担当者フィールド
100 プロジェクト一覧画面
101 選択ボタン
102 キャンセルボタン
103 チェックボタン
110 担当者一覧画面
111 選択ボタン
112 キャンセルボタン
113 チェックボタン
120 テンプレート作成画面
121 テンプレート作成ボタン
122 戻るボタン
123 キャンセルボタン
124 チェックボックス
130 テンプレート保存画面
131 テンプレート保存ボタン
132 戻るボタン
133 キャンセルボタン
134 テンプレート名フィールド
140 タスクマスタ編集画面
141 追加ボタン
142 変更ボタン
143 削除ボタン
144 保存ボタン
145 キャンセルボタン

Claims (11)

  1. プロジェクトの作業項目のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、
    プロジェクトを識別するプロジェクト識別情報と、作業を行った前記作業項目とを対応づけて記憶する履歴記憶手段と、
    指定された前記プロジェクト識別情報と対応づけられた前記作業項目を前記履歴記憶手段から取得し、取得した前記作業項目を含む前記テンプレートを作成して前記テンプレート記憶手段に登録する作成手段と、
    を備えることを特徴とするプロジェクト管理支援装置。
  2. 前記履歴記憶手段は、作業を行った担当者を識別する担当者識別情報と、前記プロジェクト識別情報と、前記作業項目とを対応づけて記憶し、
    前記作成手段は、指定された前記担当者識別情報および指定された前記プロジェクト識別情報対応に対応づけられた前記作業項目を前記履歴記憶手段から取得し、取得した前記作業項目を含む前記テンプレートを作成して前記テンプレート記憶手段に登録すること、
    を特徴とする請求項1に記載のプロジェクト管理支援装置。
  3. 前記作成手段は、取得した前記作業項目のそれぞれについて、前記作業項目に関する関連情報を対応付けた前記テンプレートを作成すること、
    を特徴とする請求項1に記載のプロジェクト管理支援装置。
  4. 前記履歴記憶手段は、前記プロジェクト識別情報と、前記作業項目と、作業を行った時間とを対応づけて記憶し、
    前記作成手段は、取得した前記作業項目のそれぞれについて、対応する前記時間を前記履歴記憶手段から取得し、取得した前記時間の平均値を前記関連情報として対応付けた前記テンプレートを作成すること、
    を特徴とする請求項3に記載のプロジェクト管理支援装置。
  5. 前記作成手段は、取得した前記作業項目のそれぞれについて、取得した個数を前記関連情報として対応付けた前記テンプレートを作成すること、
    を特徴とする請求項3に記載のプロジェクト管理支援装置。
  6. 前記履歴記憶手段は、前記プロジェクト識別情報と、前記作業項目と、作業を行った時間と、完了した前記作業項目を再度実行したことを表す手戻り情報とを対応づけて記憶し、
    前記作成手段は、取得した前記作業項目のそれぞれについて、対応する前記手戻り情報を前記履歴記憶手段から取得し、取得した前記手戻り情報に基づいて手戻りの発生した割合を表す手戻り率を算出し、算出した前記手戻り率を前記関連情報として対応付けた前記テンプレートを作成すること、
    を特徴とする請求項3に記載のプロジェクト管理支援装置。
  7. 前記作成手段は、取得した前記作業項目のそれぞれについて、対応する前記時間を前記履歴記憶手段から取得し、取得した前記作業項目のそれぞれについて、取得した前記時間の平均値と、前記作業項目に対して予め定められた想定される作業時間との比率であるリスク度数を前記関連情報として対応付けた前記テンプレートを作成すること、
    を特徴とする請求項3に記載のプロジェクト管理支援装置。
  8. 前記作成手段は、前記リスク度数と、前記履歴記憶手段から取得した前記時間の平均値との積であるリスク考慮工数を前記関連情報として対応付けた前記テンプレートを作成すること、
    を特徴とする請求項7に記載のプロジェクト管理支援装置。
  9. 前記作成手段は、前記テンプレートの修正を受付け、修正した前記テンプレートを前記テンプレート記憶手段に登録すること、
    を特徴とする請求項3に記載のプロジェクト管理支援装置。
  10. プロジェクトを識別するプロジェクト識別情報と作業を行ったプロジェクトの作業項目とを対応づけて記憶する履歴記憶手段から、指定された前記プロジェクト識別情報に対応づけられた前記作業項目を抽出する抽出ステップと、
    取得した前記作業項目を含むテンプレートを作成する作成ステップと、
    作成した前記テンプレートを記憶手段に登録する登録ステップ、
    を含むことを特徴とするプロジェクト管理支援方法。
  11. プロジェクトを識別するプロジェクト識別情報と作業を行ったプロジェクトの作業項目とを対応づけて記憶する履歴記憶手段から、指定された前記プロジェクト識別情報に対応づけられた前記作業項目を抽出する抽出ステップと、
    取得した前記作業項目を含むテンプレートを作成する作成ステップと、
    作成した前記テンプレートを記憶手段に登録する登録ステップ、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプロジェクト管理支援プログラム。
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