JP2004185346A - プロジェクト作業支援方法およびシステム - Google Patents

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Katsutaka Inoue
勝隆 井上
Hiroshi Kanegae
博 鐘ヶ江
Kenichi Matsuo
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Abstract

【課題】作業完了に直結していないが、作業の遂行を補助しているような作業要素や、非定型業務のように、それぞれの作業要素の実施順序が決まらないような作業に対して効率的な作業要素を提示することは困難であった。
【解決手段】利用者が行った作業をシステムが特定するための作業選択機能と、前記利用者が行った作業の作業要素の記録を実行するための手順要素記録機能と、前記記録された作業要素の有用性に関して利用者が主観的な評価付けを行うための作業要素評価機能と、前記記録された作業要素およびプロジェクトや作業に関する情報から、現在実行している作業に関連する作業要素を抽出して関連情報を作成する関連情報提示・再評価機能と、作業実行インターフェースおよび作業選択機能および作業要素記録機能および作業要素評価機能および関連情報提示・再評価機能を提供するサーバ装置により構成されたプロジェクト作業支援システムにより解決する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクトにおける作業を遂行する際に、作業の遂行を容易とするような作業要素を利用者に提示するために、過去の類似した作業において行われた作業要素から、関連性がある作業要素を選別して提示し、作業者がそれを利用することにより作業効率の向上を図るためのプロジェクト作業支援技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
過去に行われた作業の手順情報を蓄積して、利用者に関連する作業手順を提示するような手順提示システムがある。手順提示システムを利用することにより、初めて行う作業において円滑に作業手順を決定したり、従来行ってきた作業手順よりも効率の良い手順を発見することなどが可能となる。
【0003】
従来手法には、特開平10−105540号公報に開示されているような技術のように、作業における操作手順の実行順序に着目して、優先度データおよび作業有効性を算出することにより、次に実行すべき操作を提示するようになっている技術もある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−105540号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、作業における各手順の関連性に意味があるような業務において効率的な手順の提示が可能である。しかし、手順の順序情報を主眼とした関連性の調査を行っているため、作業完了に直結していないが、作業の遂行を補助しているような作業要素や、非定型業務のように、それぞれの作業要素の実施順に関連性があるとは限らないような作業に対して効率的な作業要素を提示することは困難である。また、過去の作業に対する評価の更新について、その後に実行された情報や使用件数を利用しているため、有用な情報を蓄積するためには、スキルの高い利用者が何回もシステムを利用する必要がある。
【0006】
本発明では、プロジェクトや業務の作業手順を定義するWBS(Work Breakdown Structure)に基づいて実行されるプロジェクトにおいて、それぞれの作業として実行する作業要素が各作業者の裁量にまかされるような非定型業務および定型業務に対して、業務を遂行する上で有効なナレッジの情報を利用者に大きな負担をかけることなく蓄積し、かつ、蓄積された情報を利用して、作業に関連性がある作業要素をナレッジとして提示することにより、従来行っていた手法が効率的な作業要素知識を提示できないような分野の作業に関しても、効率的な作業要素知識を発見するための手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、プロジェクトにおける作業に関する情報を、WBSをベースとして保持・管理し、作業を実行するための環境を提供するサーバ、作業要素等の情報を蓄積するためのデータベースをそれぞれ利用して、作業として実行された作業要素を関連する情報と共にナレッジとしてデータベースに記録する。関連する情報には、プロジェクト名、所要時間、作業者氏名などの情報や、作業に対する主観的な評価および客観的な評価などが含まれる。
【0008】
また、記録されたデータから作業に関連する作業要素情報を抽出するために、現在行っている作業のWBS定義および作業名と、既に記録されている作業のWBS定義および作業名が同一の作業、現在行っている作業の内容と、既に記録されている作業の内容を連想検索にかけることにより計算される作業間の類似度が高い作業のそれぞれについて、関連する作業とみなす。
【0009】
さらに、提示された関連要素情報のうち、利用者が作業を進める上で役に立った情報について、利用者の評価を元に、記録されている客観評価を上げ、無用であった情報について客観評価を下げるといった再評価付けを行う環境を提供する。
【0010】
さらに、関連情報の表示に際して、作業者や作業日といった評価値以外の項目値をキーとして、関連情報をソートして表示を行う機能を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明における一実施例であるプロジェクト作業支援システムの構成を示すものである。本実施例は、ネットワーク105で接続されたサーバ101、サーバ103、サーバ108、クライアント106で実現されており、サーバ101にはWWW(World Wide Web)サーバ102が割り当てられ、サーバ103にはプロジェクト作業支援サーバ104が割り当てられ、サーバ108にはデータベース109が割り当てられ、クライアント106にはWWWブラウザ107が割り当てられている。
【0012】
本実施例では、ネットワークで接続されたクライアントサーバシステムの、各々の計算機にWWWサーバ等の要素を割り当てることにより実現した例を示したが、複数要素を1台の計算機に割り付けても良い。
【0013】
図2は、本システムが取り扱う、WBS(Work Breakdown Structure)形式によって表現されるプロジェクト定義の構成例を示す図である。プロジェクト(201)は一つ以上の作業から構成され、ある一つの作業は、その作業を構成する作業を子階層として取ることが可能である(203、205)。各作業には作業に関する情報として、作業の内容を表す作業名称211、作業を行う人物を表す作業担当者名212、作業を完了する日を表す作業期限213、作業の状況を表す進捗状態214、作業において実施する事柄について詳細に表現する内容定義215をそれぞれ定義することができる。
【0014】
作業を実行した際に実際に行った作業要素(207、209)は、WBSにおいて定義されている作業(205)の下の階層と考えることができる。作業要素は各プロジェクトによって違ってくる上、各作業要素の実行順が変わっても問題無いことが多いため、図のように、実際のWBSに定義されることは無い。しかし、初めてプロジェクトの作業を行う作業者は、作業を遂行する上でどのような作業要素を実行すれば効果的なのか理解していないことも多く、そのような作業者に対して、過去の作業要素の中から作業遂行に対して効果的な作業要素を提示するシステムは、作業者の効率向上に対して有効である。
【0015】
WBSは、良く利用されるプロジェクトの標準的な作業を登録したテンプレートが用意されており、一般的な作業の流れでプロジェクトを進める場合には、そのまま適用して利用することが可能である。図2では、WBSテンプレートとしてソフトウェア開発216を適用している。テンプレートには、プロジェクトの作業構造および名称、作業内容がすでに定義されているため、プロジェクト計画作成者は、実施するプロジェクトの計画に沿って、担当者、期限を設定し、作業内容の情報を変更するだけでプロジェクトの運用を開始することができる。
【0016】
図2においては、ソフトウェアAの開発202に対してソフトウェアの開発というテンプレート216を適用しているが、そのテンプレートはプロジェクトの最初の作業について、検討204の作業として、開発計画書206の作業を実行することを定義している。この場合に、開発計画書に関する作業要素として、WWWブラウザからトップページを見た記録208と、その数個先の要素として、WWWブラウザから帳票記録例のページを見た記録210が実際に記録されている。たとえば、開発計画書を書いたことがない作業者は、帳票記述例を読むことにより書き方のフォーマットを理解することができるため、この作業要素210は効果的な作業要素である。
【0017】
このように行った作業要素が効果的な作業要素かどうかは、実際に作業を行った作業者がもっとも良く理解しているため、それぞれの作業要素に対して主観的な評価点数を容易に付ける事が可能な環境を実現することにより、効果的な作業要素をシステム側が判別することが可能となる。
【0018】
また、ユーザ自身が体感していなかった場合でも、効果的な作業があった場合には、当初の見積りよりも早く作業を終えることが可能である。このため、客観的な評価数値として、作業の進行状況(計画よりも±何日かかったか)や、作業のアウトプットとして登録された成果物の修正回数(効果的な作業要素を実行した場合、修正を行わなければならない状況も少なくなる)、作業の総所要時間のそれぞれの値を正規化して、類似スコアの計算に含める。
【0019】
図3は、図1で示した構成の各要素をさらに詳細化したものである。WWWブラウザ107は利用者301の作業をWWWサーバ102に伝えたり、WWWサーバ102からのHTML(Hyper Text Markup Language)による応答を利用者301にインターフェースとして提示するためのものである。
【0020】
WWWサーバ102は、WWWブラウザ107を通して利用者301の操作をプロジェクト作業支援サーバ104に伝え、プロジェクト作業支援サーバからの応答をWWWブラウザ107に送信する。
【0021】
プロジェクト作業支援サーバ104は、利用者に関連情報を提示し、参照し、再評価するためのインターフェースおよび処理を提供する関連情報提示・再評価機能303、利用者が実際に作業を実行する作業実行インターフェース302、現在行っている作業と関連性の高い作業の関連情報を提示したり、現在行っている作業の作業要素として操作を記録するために、現在行っている作業を選択するためのインターフェースを提供する作業選択機能304、選択された作業の作業要素として作業実行インターフェース302の操作をデータベース109の作業要素情報テーブル307に記録する作業要素記録機能305、記録された作業要素に対して主観的な評価を行うための作業要素評価機能306をそれぞれ備えている。
【0022】
データベース109は、作業要素情報を蓄積し、関連する作業要素を提供するための作業要素情報テーブル307、および、WBSの構成情報や、作業に関する情報(作業者の割り当てや作業の期限、作業の状態、作業の内容詳細)を蓄積するためのプロジェクト関連情報テーブル308をそれぞれ備えている。作業要素情報テーブル307は作業要素の記録や評価・再評価によって本システムから随時更新される。
【0023】
図4は、これから行う作業がプロジェクト関連情報テーブル308に登録されている利用者の担当作業のうちの、どの作業であるかを、図3における関連情報提示・再評価機能303、作業要素記録機能305、および作業要素評価機能306にそれぞれ通知するための画面の一例である。
【0024】
作業の選択インターフェース401は、利用者が担当する作業について、担当作業の総件数402、プロジェクト名404、作業名405、期限406、状態407の各情報を表示する。利用者は、これらの項目として提示される作業の中から、これから行う作業を、選択(403)列の該当項目をマウスでクリックすることにより選択する。図においては、409行の作業項目(ソフトウェアAの開発(410)というプロジェクトの機能仕様書(411)という名前の作業(この作業は2002/08/11(412)が期限であり、現在の状態は着手(413)である)が選択状態となっている。選択された作業項目以外の、残りの選択項目は非選択の項目(例:408の表示)となる。
【0025】
作業完了ボタン414は、作業が完了したことを利用者が入力するためのボタンである。このボタンがマウスクリックされた場合には、現在の作業において行った作業要素の主観的評価を行うための作業要素評価機能306へと作業選択情報を送信することにより、該当インターフェースが起動される。また、現在の作業についての選択409が解除となる。
図5は、作業要素評価機能306によって生成・表示される、すでに行った作業要素に対する主観的評価の情報を入力するための画面の一例である。作業の評価インターフェース501は、利用者が行った作業502について、作業で実行した作業要素名507、作業要素の実行にかかった時間508の各情報を表示する。利用者は、これらの項目として提示される作業要素のそれぞれに対して、データベース109の作業要素情報テーブル307への登録を行うかどうか、登録を行う場合には当該要素がどれくらい役に立ったのかについての評価を、提示505の列のチェックボックスおよび評価506の列の入力域からそれぞれ入力することにより指定する。
【0026】
提示505の列では、利用者に提示しない作業要素行(例:作業要素名512、要素の実行時間513の作業要素)のチェックボックスをオフ(例:509)になるように、また、登録を行う作業要素行のチェックボックスをオン(例:510)になるように、それぞれマウスクリックにより指定する。また登録を行う作業要素行については、その作業要素がどれくらい役に立ったのかを主観的に評価した値の入力を、評価506の列の入力域(例:511)から、満点を100として入力する。また、入力域503に評価値を入力し、全要素に入力ボタン504をマウスクリックすることにより、一覧表示されている全要素に対して、503に入力した評価値を、各作業要素の評価値として一律に割り当てることができ、割り当てた後で各作業要素行ごとに値を修正することも可能である。
【0027】
評価完了ボタン514は、評価が完了したことを利用者が入力するためのボタンである。このボタンがマウスクリックされた場合には、評価完了の画面操作イベントが発生し、データベース109の作業要素情報テーブル307への作業要素評価の登録が行われる。
【0028】
図6は、図3における作業選択機能304の処理の流れを示す。まず、利用者が担当する作業の一覧を表示するために、データベース109のプロジェクト関連情報テーブル308から、作業者名に利用者の名前が登録されている作業情報を取得する(ステップ601)。取得した情報を、図4に示される作業選択インターフェースのHTMLに変換して表示する(ステップ602)。インターフェースから作業が選択されるまで待ち(ステップ603)、選択が行われたら、選択された作業の情報を関連情報提示・再評価機能303と、作業要素記録機能305にそれぞれ送信する(ステップ604、605)。情報送信後に、画面中の作業完了ボタンが押されたかどうか判別し(ステップ606)、押された場合には、作業完了情報を作業要素記録機能305に送信し(ステップ607)、選択された作業の情報を作業要素評価機能306に送信し(ステップ608)、作業の選択情報をクリアする(ステップ609)。
【0029】
この機能により、利用者は現在行っている作業をシステムに通知することが可能となり、システムは作業単位で作業要素情報を記録したり、提示する作業要素を作業選択情報に従って最適化することができる。
【0030】
図7は、図3における作業要素記録機能305の処理の流れを示す。まず、作業選択機能304から送信される作業選択情報を取得する(ステップ701)。この作業選択情報は、これから作業実行インターフェース302より受信する作業要素情報がどの作業の要素情報かを識別するために利用される。
【0031】
次に、作業実行インターフェースから送信されてくる作業要素情報を受信する(ステップ702)。受信した作業要素情報を、データベース109の作業要素情報テーブル207に登録する(ステップ703)。この処理を、作業選択機能304から作業完了情報を受信して作業完了するまで繰り返す(ステップ704)。
【0032】
図8は、作業要素評価機能306の処理の流れを示す。まず、作業選択機能304から送信される作業選択情報を取得する(ステップ801)。この作業選択情報は、これから評価を行う作業がどの作業かを示している。
【0033】
次に、データベース109の作業要素情報テーブル307から、選択された作業の作業要素を取得する(ステップ802)。取得した作業要素を基に、図5に示される作業の評価インターフェースを表すHTMLを作成し、利用者に表示する(ステップ803)。利用者が評価完了ボタンを押して評価を完了するまで待ち(ステップ804)、評価を完了したならば、作業要素評価情報をデータベース109の作業要素情報テーブル307に登録する。
【0034】
この作業要素評価機能は利用者による作業要素の主観的な評価付けを可能とするものであり、この情報を利用することによって、提示する作業要素情報の現在作業との関連性を高め、より効率の良い作業要素の提示機能を実現している。
【0035】
図9は、データベース109の作業要素情報テーブル307の構成例を示す説明図である。テーブルは、プロジェクト名901、作業名902、作業番号903、提示904、種別905、操作906、作業要素名907、時間908、作業者909、主観評価910、参照回数911の各項目を有している。
【0036】
プロジェクト名901および作業名902は、登録する作業要素が何の作業に関する作業要素なのかを識別するために利用される。順序番号903は、作業要素が作業において何番目に実行されたものかを表している。提示904は、該当行の作業要素を作業要素情報として利用者に提示するかどうかを表しており、×の項目に関しては、作業要素がデータベース109の作業要素情報テーブル307に記録されてはいるが、利用者には提示されない。 種別905はアプリケーションごとにユニークな識別子を表しており、操作906には、アプリケーションにおいて操作を再現するために必要となる固有の内部情報が登録される。作業要素名907は該当操作を利用者に提示する際に使用される、操作を表現した文字列である。時間908は、該当操作が行われるのに要した時間、作業者909は、操作を行った作業者の名前をそれぞれ表す。また、作業要素が作業者からみてどれくらい有効であったのかを主観的に評価した主観評価910、および、作業要素が利用者によって参照された回数を記録する参照回数911(初期登録時には参照は行われていないので、自動的に0が入力される)がある。
【0037】
図10は、データベース109のプロジェクト関連情報テーブル308の構成例を示す説明図である。テーブルは、プロジェクト名1001、作業名1002、階層1003、順序1004、担当者1005、期限1006、進捗1007、実績1008、成果物修正数1009、内容1010の各項目を有している。
【0038】
プロジェクト名1001と作業名1002と階層1003と順序1004は、プロジェクトにおける作業の階層情報を定義している。担当者1005は、該当作業を担当する担当者名を表している。期限1006は作業が完了する予定日であり、進捗1007および実績1008は、作業の進み具合を示す文字列、および、作業が完了した日付によってそれぞれ構成される。成果物修正数1009は、作業を実施した結果として登録される成果物について、何回修正を行ったかを表す数値が登録されている。内容1010は、作業の内容について表現する文章が登録されている。
【0039】
図11は、利用者に対して、過去に行われた作業要素のうち、現在利用者が行っている作業と関連性のある作業要素を提示するためのインターフェースである。利用者は、関連要素情報の提示1101インターフェースから、現在行っている作業1102に関連する作業要素情報の有効性を表現するスコア1103、作業要素名1104、プロジェクト名1105、時間1106、順序番号および総要素数1107、作業者名1108、主観評価1109、参照回数1110、作業日1111を参考にして、過去の作業要素を選択し、作業要素の実行結果を参照する。
【0040】
高いスコア1113の作業要素1112は、利用者が現在行っている作業との関連性の値と作業要素情報に対する過去の作業者およびその後の利用者の主観的な評価、作業の客観的な評価の値がそれぞれ加算された結果として高い評価値となっているため、利用者がこれから行う作業に対しても有効な作業要素となる。
【0041】
また、参照回数が極端に多い(例:1121)ような作業要素1114については、他の作業者から良く参照されている作業要素であり、参照回数の少ない作業要素1116と比べて有効な情報が含まれるような操作を持っている。このような要素は、主観的評価値の修正も頻繁に行われるので、評価値の信頼性も高くなっている。
【0042】
さらに、過去の作業者1108の情報も表示されるため、例えば「特許に関する業務に関して、評価の高い西山さん(1122)」が行った作業要素1115が、特許の記述業務を行っている際に関連作業要素として表示された場合には、他の要素に比べて、その要素が作業を実行する上で有効な情報を含んでいると考えられる。
【0043】
さらに、同一の作業の中でも、作業の前半に行うべき要素と、後半に行うべき要素では大きな違いがあると考えられるが、例えば、現在行っている作業1102がまだ作業の前半であるような場合には、順序/総要素から見て作業の前半に行われている(例:1117)ような作業要素1112の方が、作業の後半に行われている(例:1123)ような作業要素1116に比べて、より現在の業務に関連性がある要素と考えられる。
【0044】
これらの特徴的な指標をシステムは全て提供しているため、利用者はこれらの指標を自由に組み合わせて、作業要素を利用する際の判断に利用することが可能である。また、これらの指標の可視性を高めるために、作業要素情報のスコア1103、作業要素名1104、プロジェクト名1105、時間1106、順序番号および総要素数1107、作業者名1108、主観評価1109、参照回数1110、作業日1111のそれぞれの項目に入力されている値にしたがって、表の行を再ソートして表示することが可能である。
【0045】
さらに、各関連作業要素の主観評価1109の項目値(例1119)の上下に△(例1118)▽(例1120)の形をしたボタンが付いており、△ボタン(例1118)をマウスクリックすると、該当する作業要素のユーザ主観評価値(例1119)を増加させる。同様に、▽ボタン(例1120)をマウスクリックすると、該当する作業要素のユーザ主観評価値(例1119)を減少させる。このボタンを利用することにより、作業要素情報を利用する側の利用者が、作業者によって行われた主観評価値を修正することが可能である。これにより、主観的な評価を登録時のみでなく利用時も反映させる環境を提供することが可能となり、常に利用者によるブラッシュアップを行う事ができる。例えば、古くなったために利用価値の下がった作業要素情報の評価を下げたり、間違って低い評価で登録されてしまった作業の評価を上げることができ、従来よりもさらに効果的な情報の評価付けの環境を提供することを可能とする。
【0046】
さらに、各関連要素情報の作業要素名を表示している項目(例1112、1114、1115、1116)において、作業要素名の部分をマウスクリックすることにより、クリックされた作業要素名に該当する操作を実行した結果を再現する。例えば、作業要素名1115をマウスクリックした場合には、WWWブラウザにおいて帳票サンプル一覧のページを表示させる。
【0047】
図12は、関連情報提示・再評価機能303の処理の流れを示す。まず、関連情報を提示する作業の選択情報を受信し(ステップ1201)、受信した関連情報に従ってデータベース109の作業要素情報テーブル207およびプロジェクト関連情報テーブル208から作業情報を取得する(ステップ1202)。作業要素参照が指示されたかどうかを確認し(ステップ1203)、指示が行われた場合には、参照された作業要素の参照回数を増加させてデータベース109の作業要素情報テーブル207へ再登録する(ステップ1204)。作業要素参照が行われていない場合には、作業要素再評価が指示されたかどうか判断する(ステップ1205)。作業要素再評価が指示されたならば、再評価された作業要素の評価値を修正してデータベース109の作業要素情報テーブル207へ再登録する(ステップ1206)。以上の処理を行った後に、データベース109のプロジェクト関連情報テーブル308から取得した作業の内容定義と、現在実行している作業の内容定義を連想検索にかける。この結果として計算される類似度の値が一定値を超える作業、および、WBSとして同一のテンプレートを使用しているようなプロジェクトにおける同一名称の作業について類似した作業とする(ステップ1207)。
【0048】
この類似した作業に含まれる全ての作業要素の主観評価値、および、作業の客観的な進行状況(計画よりも±何日かかったか)、作業のアウトプットとして登録された成果物の修正回数、作業の総所要時間をそれぞれ標準化して加算することにより求められる客観評価値、および作業の類似度をそれぞれ加算し、スコアの計算を行う(ステップ1208)。
【0049】
このスコアは、作業に対する主観的、客観的な成功・失敗の情報、および作業の関連性を示す情報を含むため、関連する作業の作業要素が作業完了に対して有効であったかどうかをより正確に表す指標となっている。
【0050】
そして、ソートの指示が行われたかどうかをチェックし(ステップ1209)、行われていない場合には、計算されたスコアをキーとして関連要素情報のソートを行う(ステップ1211)。ソートキーが含まれている場合には、ソートキーとして指定された情報をキーとして関連要素情報のソートを行う(ステップ1210)。ソートされた情報を画面に表示することにより、利用者に関連要素情報を提供する(ステップ1212)。
【0051】
本実施例は操作方法をマウスで説明したが、キーボード、トラックボール、ライトペン等の入力装置を使用してもよい。
【0052】
以上説明したように、利用者にナレッジ蓄積についての大きな負担をかけることなくプロジェクトの作業に関するナレッジを蓄積し、その情報を基に、作業を進める上で有用となる作業要素の情報を他の利用者に提示することが可能となる。ここで対象とする作業としては定型業務ばかりでなく、それぞれの作業要素の実施順序が決まらないような非定型業務にも適用することができ、また、作業完了に直結していないが、作業の遂行を補助しているような作業要素についてもナレッジとすることができる。このように関連する作業要素を提示する仕組みは、作業に関するナレッジを共有する環境を実現し、利用者の業務効率を改善させるような作業要素の発見を補助する役割を通して、全ての利用者の業務の効率化に寄与することを可能としている。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、以上説明したように構成されているので、利用者にナレッジ蓄積についての大きな負担をかけることなくプロジェクトの作業に関するナレッジを蓄積し、その情報を基に、作業を進める上で有用となる作業要素の情報を他の利用者に提示することが可能となる。ここで対象とする作業としては定型業務ばかりでなく、それぞれの作業要素の実施順序が決まらないような非定型業務にも適用することができ、また、作業完了に直結していないが、作業の遂行を補助しているような作業要素についてもナレッジとすることができる。このように関連する作業要素を提示する仕組みは、作業に関するナレッジを共有する環境を実現し、利用者の業務効率を改善させるような作業要素の発見を補助する役割を通して、全ての利用者の業務の効率化に寄与することを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例である、プロジェクト作業支援システムの全体構成を示すものである。
【図2】WBSによるプロジェクト情報の定義例を示すための説明図である。
【図3】図1で示した構成の各要素をさらに詳細化したものである。
【図4】実行する作業の選択作業について説明する画面図である。
【図5】完了した作業の評価作業について説明する画面図である。
【図6】作業選択機能の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】作業要素記録機能の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】作業要素評価機能の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】データベースの作業要素情報テーブルの構成例を示す説明図である。
【図10】データベースのプロジェクト関連情報テーブルの構成例を示す説明図である。
【図11】関連要素情報について説明する画面図である。
【図12】関連情報提示・再評価機能の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
102・・・WWWサーバ
104・・・プロジェクト作業支援サーバ
107・・・WWWブラウザ
109・・・データベース
201・・・プロジェクト
203・・・作業
207・・・作業要素
215・・・WBSテンプレート
301・・・利用者
302・・・作業実行インターフェース
303・・・関連情報提示・再評価機能
304・・・作業選択機能
305・・・作業要素記録機能
306・・・作業要素評価機能
307・・・作業要素情報テーブル
308・・・プロジェクト関連情報テーブル
401・・・作業の選択インターフェース
403・・・選択
404・・・プロジェクト名
405・・・作業名
406・・・期限
407・・・状態
408・・・作業完了ボタン
501・・・作業の評価インターフェース
503・・・全要素評価値入力域
504・・・全要素に入力ボタン
505・・・提示
506・・・評価
507・・・作業要素名
508・・・時間
514・・・評価完了ボタン
901・・・作業要素のプロジェクト名
902・・・作業要素の作業名
903・・・作業要素の順序番号
904・・・提示
905・・・作業要素の種別
906・・・作業要素の操作
907・・・作業要素名
908・・・時間
909・・・作業者
910・・・主観評価
911・・・参照回数
1001・・・WBSのプロジェクト名
1002・・・WBSの作業名
1003・・・階層
1004・・・順序
1005・・・担当者
1006・・・期限
1007・・・進捗
1008・・・実績
1009・・・成果物修正数
1010・・・内容
1101・・・関連要素情報の提示インターフェース
1103・・・スコア
1104・・・関連要素情報の作業要素名
1105・・・間連要素情報のプロジェクト名
1106・・・関連要素情報の時間
1107・・・関連要素情報の順序/総要素
1108・・・関連要素情報の作業者
1109・・・関連要素情報の主観評価
1110・・・関連要素情報の参照
1111・・・関連要素情報の作業日

Claims (6)

  1. プロジェクトにおける作業に関する情報を、当該作業内容の作業定義を記憶し、当該作業を実行するための環境を提供する計算機情報と作業要素の情報を記憶し、
    前記作業として実行された作業要素を関連する作業要素情報としてプロジェクト名、所要時間、作業者氏名、および作業に対する主観的な評価および客観的な評価を記憶し
    前記記録された作業要素情報から作業に関連する作業要素情報を抽出するために、実行する作業の作業定義および作業名と既に記録されている作業の作業定義および作業名が一致し、該実行する作業の内容と、前記記憶した作業の内容とを類似検索してその類似度を一覧表示することを特徴とするプロジェクト作業支援方法。
  2. 請求項1のプロジェクト作業支援方法において、作業要素情報として蓄積される情報に対し、前記作業要素情報の有用性を主観的な観点によって作業者が入力した評価に基づいて前記作業要素情報の有用性を決定することを特徴とするプロジェクト作業支援方法。
  3. 請求項1のプロジェクト作業支援方法において、前記記憶した作業要素情報の主観的評価の値を、その作業要素情報を利用した利用者が入力した主観的評価に基づいて前記記憶した作業要素情報の主観的評価の値を変更することを特徴とするプロジェクト作業支援方法。
  4. 請求項1のプロジェクト作業支援方法において、
    主観的評価、作業の客観的な進行状況、作業のアウトプットとして登録された成果物の修正回数、作業の総所要時間および作業の連想検索による関連性の値を基に作業要素の有用度を示すスコアを算出することを特徴とするプロジェクト作業支援方法
  5. 請求項1のプロジェクト作業支援方法において、
    作業中の作業に関連する作業要素情報のスコア、作業要素名、プロジェクト名、作業時間、作業順序番号および総作業要素数、作業者名、主観評価値、参照回数および作業日を表示し、前記各項目の値にしたがってそれぞれソートすることが可能な関連情報を表示することを特徴とするプロジェクト作業支援方法。
  6. プロジェクトにおける作業に関する情報を、当該作業内容の作業定義を記憶し、当該作業を実行するための環境を提供する計算機情報と作業要素の情報を記憶する手段と、
    前記作業として実行された作業要素を関連する作業要素情報としてプロジェクト名、所要時間、作業者氏名、および作業に対する主観的な評価および客観的な評価を記憶する手段と、
    前記記録された作業要素情報から作業に関連する作業要素情報を抽出するために、実行する作業の作業定義および作業名と既に記録されている作業の作業定義および作業名が一致し、該実行する作業の内容と、前記記憶した作業の内容とを類似検索してその類似度を一覧表示する手段とを備えたことを特徴とするプロジェクト作業支援システム。
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