JP2007238074A - 車両用ルーフ自動開閉装置 - Google Patents
車両用ルーフ自動開閉装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007238074A JP2007238074A JP2006327690A JP2006327690A JP2007238074A JP 2007238074 A JP2007238074 A JP 2007238074A JP 2006327690 A JP2006327690 A JP 2006327690A JP 2006327690 A JP2006327690 A JP 2006327690A JP 2007238074 A JP2007238074 A JP 2007238074A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- vehicle
- panel
- roof panel
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
- B60J7/08—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
- B60J7/12—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts
- B60J7/14—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement
- B60J7/143—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement for covering the passenger compartment
- B60J7/146—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement for covering the passenger compartment all elements being folded in same orientation and stacked fashion
Abstract
【課題】 静粛で円滑な作動が得られる前側と後側のルーフパネルを重ね合わせることのできる機構を、安価に製造できるようにした車両用ルーフ自動開閉装置を実現する。
【解決手段】 リトラクタブル機構20は、第1ルーフパネル13、第2ルーフパネル14及びバックウインドパネル15との間に配設された複数の回動リンク部材(27、25)を有し、バックウインドパネル15は、車両1の側面で車両1の前方に突出し且つ少なくとも車室11上方を閉じた状態の第2ルーフパネル14の側面を覆う突出部15bを備え、複数の回動リンク部材(27、25)をバックウインドパネル15の突出部15bに支持した。
【選択図】 図1
【解決手段】 リトラクタブル機構20は、第1ルーフパネル13、第2ルーフパネル14及びバックウインドパネル15との間に配設された複数の回動リンク部材(27、25)を有し、バックウインドパネル15は、車両1の側面で車両1の前方に突出し且つ少なくとも車室11上方を閉じた状態の第2ルーフパネル14の側面を覆う突出部15bを備え、複数の回動リンク部材(27、25)をバックウインドパネル15の突出部15bに支持した。
【選択図】 図1
Description
本発明は車両用ルーフ自動開閉装置に関する。
従来、車室の上方に取付けられているルーフを、後方に移動させて取外し、取外したルーフを車両の後部に設けられているラッゲージルーム内に自動的に格納する車両用ルーフ自動開閉装置がある。所謂、車両をルーフが開いたオープンカーの状態に自動的にすることができる装置である。
このような車両用ルーフ自動開閉装置では、特に比較的に大きなルーフを備える車両の場合、ルーフを車両前後方向で2枚のルーフパネルに分割して構成し、2枚のルーフパネルを上下に重ね合わせて、ラッゲージルーム内に移動し格納する方式が採られている。これによって、限られたラッゲージルームへの格納を可能にすると共に、ラッゲージルームの残ったスペースを多くし有効に利用できるようにしている。
上記したような開閉装置では、ルーフパネルが車室の上方に位置して車室を閉じているときは、2枚共同じ高さ位置になってルーフの外面となっている。従って、2枚のルーフパネルを重ね合わせるように移動する際は、先ず前側のルーフパネルを後側のルーフパネルより上方に持ち上げるようにする。このためのリンク機構を備えている。更に、前方側のルーフパネルの車室側の面には、前後方向に伸びるガイドレールが取付けられ、前記のリンク機構の側には摺動部材が取付けられ、ガイドレールと摺動部材が摺動自在に係合する構成となっている。
前側のルーフパネルを、ガイドレールによって案内し、後側のルーフパネル上に移動させて重ね合わせる構成となっている。リンク機構とガイドレールを組み合わせた、所謂リトラクダブル機構を備える構成となっている (例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−103981公報
上記した特許文献1に開示される車両用ルーフ自動開閉装置のように、ガイドレール内を摺動部材が移動する機構のリトラクダブル機構では、円滑な作動を得るためにガイドレールと摺動部材の間には適切な隙間を設定する必要がある。このような隙間は、車両の走行中の振動で騒音を発生させる原因になりやすい。特に、ルーフは乗員の耳との距離が近くわずかな騒音でも問題になるために、部品の寸法精度を上げて隙間を極力少なくするか、緩衝部品を追加するなどで騒音の発生を防ぐ対策が必要となり、製造コストが高くなる問題がある。
また、前側のルーフパネルにガイドレールを取付ける構成では、リトラクタブル機構を作動ための動力源となる駆動装置を前側のルーフパネルに取付ける必要がある。駆動装置は電動モータを含み寸法が大きく、ルーフ内の限られたスペース内への装着が難しく、車両設計の自由度が制限される。また電動モータへの電力供給のための配線は、車両後方から長く延長して導く必要から構造が複雑になって製造コストが嵩む問題もある。
これら従来の構成における問題を解消するために、本発明の課題は、静粛で円滑な作動で、前側と後側のルーフパネルを重ね合わせることのできる機構を、安価に製造できるようにした車両用ルーフ自動開閉装置を実現することである。
上記した技術的課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、車両の車室上方に互いに前後に配置されて装着される第1ルーフパネルと第2ルーフパネルを互いに重ねるように、更に前記車室の後方に配置されるバックウインドパネルに重ねるように移動することが出来るリトラクタブル機構と、前記第1ルーフパネル、第2ルーフパネル及び前記バックウインドパネルを互いに重ねた状態で、前記車両の後側に配置されるラッゲージルーム内に移動して格納することが出来るリフト機構とを有する車両用ルーフ自動開閉装置において、前記リトラクタブル機構は、前記第1ルーフパネル、前記第2ルーフパネル及び前記バックウインドパネルとの間に配設された複数の回動リンク部材を有し、前記バックウインドパネルは、前記車両の側面で前記車両の前方に突出し且つ少なくとも前記車室上方を閉じた状態の前記第2ルーフパネルの側面を覆う突出部を備え、前記複数の回動リンク部材を前記バックウインドパネルの前記突出部に支持したことを特徴としたことである。
また、本発明で講じた第2の技術的手段は第1の手段に加えて、前記複数の回動リンク部材は、1方の端部で前記突出部に枢軸で結合され、他方の端部で前記第1ルーフパネル側に枢軸で結合される駆動リンクと、1方の端部で前記第2ルーフパネル側に固定され、中央部が前記駆動リンクの中央部と枢軸で結合される従動リンクと、1方の端部で前記従動リンクの他方側の端部に枢軸で結合され、他方の端部で前記第1ルーフパネル側に枢軸で結合される第1補助リンクと、1方の端部で前記従動リンクの前記第2ルーフパネルに固定された側の端部と枢軸で結合され、他方の端部で前記突出部に枢軸で結合される第2補助リンクを備えることである。
さらに、本発明で講じた第3の技術的手段は第1の手段に加えて、前記バックウインドパネルの前記突出部には前記回転リンク部材を駆動する駆動機構が備えられていることである。
請求項1に記載の発明によれば、第1ルーフパネルと第2ルーフパネルとバックウインドパネルとは、複数の回転リンク部材によって回動可能に繋がっているため、従来のような車両の走行中の振動で騒音を発生させる隙間を設ける必要がない。このため、緩衝部品を追加するなどして騒音の発生を防ぐ必要がなく、安価で精度の良い車両用ルーフ自動開閉装置を得ることができる。また、バックウインドパネルの車両側面の前方に形成された突出部によって少なくとも第2ルーフパネルの側面が覆われている。このため、車室上方を閉じた状態の第1、2ルーフパネルとバックウインドパネルとの間において、車両側面に生じる継ぎ目(見切り)を1つにすることができる。このため、優れた意匠性も発揮することができる。さらに、バックウインドパネルの突出部で複数の回動リンク部材が支持されているため、回動リンク部材の取り付け位置を確保しながら回動リンク部材を強固に保持することができる。回動リンク部材には第1、2ルーフパネル等の重みが負荷されるため、突出部によってその重みがバックウインドパネル全体に直接伝達することを防ぐことも可能となる。
したがって、本発明の車両用ルーフ自動開閉装置であれば、静粛で円滑な作動で、前側と後側のルーフパネルを重ね合わせることのできる機構を、安価に製造することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1、2ルーフパネルとバックウインドパネルとは、回動リンク部材を備えたリトラクタブル機構の枢軸で結合される構成となっている。枢軸で結合には既製の安価で精度の良い回転軸受け部品を利用できる。このために、振動などで異音発生の原因となる連結部の隙間を効果的に小さくすることができ、異音発生を防止することができると共に、安価に製造することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、装着スペースを設定しやすいバックウインドパネルに駆動装置が設けられることとなるため、車両設計を容易にすることができる。また、回転リンク部材を支持する位置に近い位置で駆動装置が設けられることとなるため、駆動装置の駆動力を効果的に回転リンク部材に伝達させることができる。さらに、駆動装置に繋げられる電力供給用の配線は車両後方から引き込まれることから、その配線の長さを短くすることができる。このため、安価に製造することができる。
以下、本発明に関る車両用ルーフ自動開閉装置10の実施形態を図1から図5に従って説明する。
先ず図1、図2を参照して、車両用ルーフ自動開閉装置10は、車両1の車室11の上部を覆うルーフ12を構成するように取付けられる。ルーフ12は、車両1の前方側に配置される前側ルーフパネル13(例えば、第1ルーフパネル)と、前側ルーフパネル13の後方に配置される後側ルーフパネル14(例えば、第2ルーフパネル)の2枚に分割された構成となっている。更に、車両1には車室11の後方に位置して、バックウインドパネル15が装着されている。なお、後側ルーフパネル14(例えば、第2ルーフパネル)は複数のパネルによって構成されていてもよい。
図1に示されるように、前側ルーフパネル13は、例えば、通常日光を部分的に車室11に導入できるように、半透過性のガラスパネル13aで、ルーフ12の外面を形成するような構成になっていてもよく、メタルルーフパネルとなっていてもよい。ガラスパネル13aの下面には補強材としてのフレーム13cが前後端部に取付けられている。更に、ガラスパネル13aの左右端には車両構造との連結、及び補強にために必要とするサイドサポート13bが取付けられている。後側ルーフパネル14も、同様にガラスパネル14aとフレーム14cを備える構成となっていてもよく、メタルルーフパネルとなっていてもよい。更に、バックウインドパネル15は、ガラスパネル15a、サイドサポート15b、フレーム15cを備える構成となっている。その際、サイドサポート15b(例えば、突出部)は、バックウインドパネル15における車両1の側面で車両1の前方に突出している。また、サイドサポート15bは、後側ルーフパネル14の側面を覆うように延在している。なお、サイドサポート15bは、前側ルーフパネル13までも覆うように延在していてもよい。そして、バックウインドパネル15のガラスパネル15aは、運転者の後方視界を妨げないように、透過性のガラスが用いられる。
更に、図1と図2に示されるように、前側ルーフパネル13と後側ルーフパネル14の下側、即ち車室11の側にリトラクタブル機構20が取付けられている。このリトラクタブル機構20は、複数の回転リンク部材を備え、複数のリンク部材が互いに全て枢軸で結合された構成となっている。
以下で更に詳細にリトラクタブル機構20の構成を説明する。リトラクタブル機構20の回転リンク部材の一つであるブラケット22は前側ルーフパネル13の車室11側に固定して取付けられている。ブラケット22には、枢軸23aと枢軸27aによって、長く延びる形状の前側補助リンク23と駆動リンク27が、夫々の1方端で回転自在に連結されている。枢軸23aと枢軸27aの詳細構成の説明は省くが、ブラケット22の側に回転軸を、また前側補助リンク23、駆動リンク27の側に回転軸受けを取付けた構成であっても、またはその逆の構成であっても良い。回転軸受けとしては、安価で精度の良い既製の回転ベアリングを適用と良い。
前側補助リンク23の他方端には、従動リンク28が、枢軸28aで回転自在に連結されている。図1で、車両1の後方側に延びる従動リンク28の他方端は、後側ルーフパネル14に固定的に取付けられている。更に、従動リンク28は、そのほぼ中央部分で、駆動リンク27のほぼ中央部と枢軸17bで互いに回転自在に連結されている。
駆動リンク27の他端は、枢軸27cでバックウインドパネル15のサイドサポート15bの車室11の側に回転自在に連結されている。
また、従動リンク28の後側ルーフパネル14が固定されている端部には、枢軸25aで後側補助リンク25が、その1方端で回転自在に連結されている。後側補助リンク25の他方端は、枢軸25bでバックウインドパネル15のサイドサポート15bに回転自在に連結される構成となっている。こうして、サイドサポート15bで駆動リンク27や後補助リンク25といった回転リンク部材が支持されることで他の回転リンク部材の全てが支持されることとなり、回動リンク部材の取り付け位置を確保しながら回動リンク部材を強固に保持することができる。回動リンク部材には前側ルーフパネル13や後側ルーフパネル14等の重みが負荷されるため、サイドサポート15bによってその重みがバックウインドパネル15全体に直接伝達することを防ぐこともできる。
次に、更に図1と図2を用いて、リトラクタブル機構20を作動させる駆動装置51の構成を説明する。
駆動装置51は、バックウインドパネル15のサイドサポート15bに支持されるように取付けられる。なお、バックウインドパネル15のいずれかに取付けられていてもよい。駆動装置51は電動モータ(図示せず)及び電動モータの回転を減速して出力する減速機構(図示せず)を有している。減速機構の出力は、枢軸27cと同軸に設けられたギヤ27e(図2)に伝達され、駆動リンク27を枢軸27cの周りに回転させることができる構成になっている。
尚、図示しないが、駆動装置51への電力供給のための配線は、バックウインドパネル15のサイドサポート15bの内部を通して行われる。バックウインドパネル15(又はサイドサポート15b)には車室照明などの多くの配線が備わっていて、これらから分岐すれば配線は短くて済む利点がある。
図1と図2に更に示されるように、バックウインドパネル15のサイドサポート15bの下部には、リフト機構80が配置されている。リフト機構80は、車体19(図2)に固定して取付けられるベースブラケット82を備えている。ベースブラケット82には、前側リフトリンク83と後側リフトリンク84が、夫々枢軸83bと枢軸84bで回転自在に連結されている。前側リフトリンク83と後側リフトリンク84は互いに平行に上方に延び、枢軸83aと枢軸84aによって上端が夫々サイドサポート15bの下端部に回転自在に連結されている。
リフト機構80には、駆動装置52が備えられている。駆動装置52は、上記の駆動装置51と類似の構成で、電動モータ(図示せず)、減速機構(図示せず)を備えて、ギヤ84c(図2)を介して、枢軸27cの周りに後側リフトリンク84を回転させることができる構成になっている。この実施例では、後側リフトリンク84を回転駆動させる構成で示すが、前側リフトリンク83を駆動させる構成にしても良い。
上記した、リトラクタブル機構20及びリフト機構80は、いずれも駆動装置51、及び駆動装置52を作動させることによって、前側ルーフパネル13と後側ルーフパネル14、及びバックウインドパネル15を車両1に対して、所定の姿勢を維持しつつ移動させることができる機構である。
図1と図2に示すように、車両1も後部には、従来の車両と同様にラッゲージルーム16(図2)が備わっている。ラッゲージルーム16はラッゲージドア17で閉じることができる構成である。本発明の車両用ルーフ自動開閉装置10では、図示しない駆動装置および制御装置によって、上記ラッゲージルーム16はリトラクタブル機構20及びリフト機構80の作動と連動して開閉するように構成されている。
以上のように構成された、本発明に関わる車両用ルーフ自動開閉装置10の作動を、図1と図2に加えて図3、図4及び図5を用いて以下で説明する。
図1、図2に実線で示す前側ルーフパネル13と後側ルーフパネル14が車室11を閉じられた状態で、乗員が車両1をオープンカーの状態にために車両用ルーフ自動開閉装置10の開閉制御装置(図示せず)を操作すると、駆動装置51が作動を開始する。その結果、図2に2点鎖線で示される方へと、前側ルーフパネル13と後側ルーフパネル14がリトラクタブル機構20の作用で持ち上げられる。
車両用ルーフ自動開閉装置10の作動は自動的に継続され、図3と図4に示される状態になる。即ち、前側ルーフパネル13は後側ルーフパネル14の上側に重なるように移動し、更に前側ルーフパネル13は後側ルーフパネル14が共にバックウインドパネル15の上側に重なるように車両の後方に移動する。
この前側ルーフパネル13と後側ルーフパネル14の後方への移動を行うリトラクタブル機構20の作動に、ほぼ同期してリフト機構80の作動も開始する。即ち、駆動装置52が作動することによって、図4に2点鎖線示される位置から実線で示される方へと移動する。
更に、リフト機構80の作動と同期して、図3と図4に示されるように、ラッゲージドア17が自動的に開かれる。
車両用ルーフ自動開閉装置10のリトラクタブル機構20とリフト機構80の作動は、更に自動的に継続して進み、最終的に図5に実線で示される状態になって、前側ルーフパネル13、後側ルーフパネル14及びバックウインドパネル15は、ラッゲージルーム16内に格納され、ラッゲージドア17が自動的に閉じられる。そして、車両用ルーフ自動開閉装置10の作動は停止する。
尚、乗員がこの車両1がオープンカーの状態になっているとき、再び開閉制御装置(図示せず)を操作すると、上記作動行程の逆をたどって、図1、図2に示される車室1が閉られる状態へと自動的に戻る。その際、バックウインドパネル15のサイドサポート15bによって少なくとも後側ルーフパネル14の側面が覆われている。このため、車室11上方を閉じた状態の第1、2ルーフパネル13、14とバックウインドパネル15との間において、車両1側面に生じる継ぎ目(見切り)15dを1つにすることができる。このため、優れた意匠性も発揮することができる。
上記のように、本発明に関わる車両用ルーフ自動開閉装置10に採用されているリトラクタブル機構20は、従来装置で用いられているリンク機構とガイドレールと摺動部材とを組み合わせ機構を用いずに、リンク機構のみで構成された簡単な機構となっている。更に、リンク機構のリンク部材はすべて枢軸によって連結されているために、連結部の部品寸法の精度良く、車両に振動などで誘発される異音は発生し難い。そして、円滑で静粛なルーフの自動開閉が行われ、優れた耐久性も得られる。
1…車両
10…車両用ルーフ自動開閉装置
11…車室
20…リトラクダブル機構
23…第1補助リンク(前側補助リンク、回転リンク部材)
23a…枢軸(回転リンク部材)
25…第2補助リンク(後側補助リンク、回転リンク部材)
25a、25b…枢軸(回転リンク部材)
27…駆動リンク(回転リンク部材)
27a、27b、27c…枢軸(回転リンク部材)
28…従動リンク(回転リンク部材)
28a…枢軸(回転リンク部材)
51…駆動装置
80…リフト機構
10…車両用ルーフ自動開閉装置
11…車室
20…リトラクダブル機構
23…第1補助リンク(前側補助リンク、回転リンク部材)
23a…枢軸(回転リンク部材)
25…第2補助リンク(後側補助リンク、回転リンク部材)
25a、25b…枢軸(回転リンク部材)
27…駆動リンク(回転リンク部材)
27a、27b、27c…枢軸(回転リンク部材)
28…従動リンク(回転リンク部材)
28a…枢軸(回転リンク部材)
51…駆動装置
80…リフト機構
Claims (3)
- 車両の車室上方に互いに前後に配置されて装着される第1ルーフパネルと第2ルーフパネルを互いに重ねるように、更に前記車室の後方に配置されるバックウインドパネルに重ねるように移動することが出来るリトラクタブル機構と、
前記第1ルーフパネル、第2ルーフパネル及び前記バックウインドパネルを互いに重ねた状態で、前記車両の後側に配置されるラッゲージルーム内に移動して格納することが出来るリフト機構とを有する車両用ルーフ自動開閉装置において、
前記リトラクタブル機構は、前記第1ルーフパネル、前記第2ルーフパネル及び前記バックウインドパネルとの間に配設された複数の回動リンク部材を有し、
前記バックウインドパネルは、前記車両の側面で前記車両の前方に突出し且つ少なくとも前記車室上方を閉じた状態の前記第2ルーフパネルの側面を覆う突出部を備え、前記複数の回動リンク部材を前記バックウインドパネルの前記突出部に支持したことを特徴とする車両用ルーフ自動開閉装置。 - 前記複数の回動リンク部材は、1方の端部で前記突出部に枢軸で結合され、他方の端部で前記第1ルーフパネル側に枢軸で結合される駆動リンクと、1方の端部で前記第2ルーフパネル側に固定され、中央部が前記駆動リンクの中央部と枢軸で結合される従動リンクと、1方の端部で前記従動リンクの他方側の端部に枢軸で結合され、他方の端部で前記第1ルーフパネル側に枢軸で結合される第1補助リンクと、1方の端部で前記従動リンクの前記第2ルーフパネルに固定された側の端部と枢軸で結合され、他方の端部で前記突出部に枢軸で結合される第2補助リンクを備えることを特徴とする請求項1記載の車両用ルーフ自動開閉装置。
- 前記バックウインドパネルの前記突出部には前記回転リンク部材を駆動する駆動機構が備えられていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ルーフ自動開閉装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006327690A JP2007238074A (ja) | 2006-02-10 | 2006-12-05 | 車両用ルーフ自動開閉装置 |
US11/703,077 US7559597B2 (en) | 2006-02-10 | 2007-02-07 | Vehicle roof automatic opening/closing device |
DE102007006558A DE102007006558A1 (de) | 2006-02-10 | 2007-02-09 | Automatische Fahrzeugdach-Öffnungs-/Schließvorrichtung |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006033161 | 2006-02-10 | ||
JP2006327690A JP2007238074A (ja) | 2006-02-10 | 2006-12-05 | 車両用ルーフ自動開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007238074A true JP2007238074A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38266168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006327690A Withdrawn JP2007238074A (ja) | 2006-02-10 | 2006-12-05 | 車両用ルーフ自動開閉装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7559597B2 (ja) |
JP (1) | JP2007238074A (ja) |
DE (1) | DE102007006558A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016117459A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | マツダ株式会社 | 自動車のデッキカバー支持構造 |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10345274A1 (de) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Karmann Gmbh W | Kraftfahrzeug |
WO2006084070A2 (en) * | 2005-02-03 | 2006-08-10 | Cts Fahrzeug Dachsysteme Gmbh | Retractable vehicle top and combined package shelf and tonneau cover |
EP2077132A1 (en) * | 2008-01-02 | 2009-07-08 | Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG | Dispensing device, storage device and method for dispensing a formulation |
EP2414560B1 (de) | 2009-03-31 | 2013-10-23 | Boehringer Ingelheim International GmbH | Verfahren zur beschichtung einer oberfläche eines bauteils |
EP2432531B1 (de) | 2009-05-18 | 2019-03-06 | Boehringer Ingelheim International GmbH | Adapter, inhalationseinrichtung und zerstäuber |
US8287029B2 (en) * | 2009-05-28 | 2012-10-16 | Magna Car Top Systems Gmbh | Retractable hardtop with rear pivot decklid and sections that separate and stack for storage |
DE102009034184B4 (de) * | 2009-07-22 | 2023-09-14 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Verlagerbare Dachanordnung |
DE102009039926B3 (de) * | 2009-09-03 | 2011-03-24 | Webasto-Edscha Cabrio GmbH | Verdeckanordnung für ein Cabriolet-Fahrzeug |
JP5658268B2 (ja) | 2009-11-25 | 2015-01-21 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ネブライザ |
WO2011064164A1 (en) | 2009-11-25 | 2011-06-03 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Nebulizer |
US10016568B2 (en) | 2009-11-25 | 2018-07-10 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Nebulizer |
US9943654B2 (en) | 2010-06-24 | 2018-04-17 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Nebulizer |
KR101358262B1 (ko) * | 2010-12-20 | 2014-02-06 | 국민대학교산학협력단 | 수평폴딩타입 선루프장치 |
EP2694220B1 (de) | 2011-04-01 | 2020-05-06 | Boehringer Ingelheim International GmbH | Medizinisches gerät mit behälter |
US9827384B2 (en) | 2011-05-23 | 2017-11-28 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Nebulizer |
WO2013152894A1 (de) | 2012-04-13 | 2013-10-17 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Zerstäuber mit kodiermitteln |
EP3030298B1 (en) | 2013-08-09 | 2017-10-11 | Boehringer Ingelheim International GmbH | Nebulizer |
ES2836977T3 (es) | 2013-08-09 | 2021-06-28 | Boehringer Ingelheim Int | Nebulizador |
CA2948071C (en) | 2014-05-07 | 2022-08-30 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Container, nebulizer and use |
US10576222B2 (en) | 2014-05-07 | 2020-03-03 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Container, indicator device with moveable piercing part, and nebulizer |
DK3139984T3 (da) | 2014-05-07 | 2021-07-19 | Boehringer Ingelheim Int | Forstøver |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4435222C1 (de) * | 1994-09-30 | 1995-11-02 | Webasto Karosseriesysteme | Umwandelbares Fahrzeugdach |
DE19623036A1 (de) * | 1996-06-08 | 1997-12-11 | Karmann Gmbh W | Fahrzeug, insbesondere mit einem einklappbarem Dach |
DE19634507C1 (de) * | 1996-08-27 | 1998-01-22 | Daimler Benz Ag | In einem Fahrzeugheck der Karosserie eines Personenkraftwagens versenkbares Fahrzeugdach |
DE19642154A1 (de) | 1996-10-12 | 1998-04-16 | Karmann Gmbh W | Kraftfahrzeug mit einem versenkbaren Dach |
FI110418B (fi) * | 2000-05-05 | 2003-01-31 | Valmet Automotive Oy | Avoauto |
DE10042460B4 (de) | 2000-08-29 | 2010-06-17 | Webasto Ag | Versenkbares Dach eines Cabriolet-Fahrzeugs |
FR2816248B1 (fr) * | 2000-11-06 | 2004-11-12 | France Design | Toit escamotable pour vehicule a elements pivotants |
DE10146266C1 (de) * | 2001-09-20 | 2003-05-08 | Edscha Cabrio Dachsys Gmbh | Klappverdeck für ein Cabriolet-Fahrzeug |
DE20321347U1 (de) * | 2002-04-12 | 2006-10-26 | Edscha Cabrio-Dachsysteme Gmbh | Verdeck für ein Cabriolet-Fahrzeug |
FR2842480B1 (fr) * | 2002-07-19 | 2004-10-01 | France Design | Dispositif adapte a faciliter l'introduction d'objets sous toit dans un coffre de vehicule automobile |
DE50302408D1 (de) * | 2002-09-16 | 2006-04-20 | Edscha Cabrio Dachsys Gmbh | Verdeck für ein Cabriolet-Fahrzeug |
DE20313456U1 (de) * | 2002-10-17 | 2003-11-13 | Karmann Gmbh W | Cabriolet-Fahrzeug |
ATE473879T1 (de) * | 2002-10-18 | 2010-07-15 | Soc Europ Brevets Automobiles | Ablegbares fahrzeugdach und dazugehöriges fahrzeug |
DE20300648U1 (de) * | 2003-01-16 | 2004-05-27 | Wilhelm Karmann Gmbh | Kraftfahrzeug mit einem versenkbaren Dach |
US6964340B2 (en) * | 2003-04-18 | 2005-11-15 | Wilhelm Karmann Gmbh | Retractable hardtop with articulating center panel |
DE602004007000T2 (de) * | 2003-07-16 | 2008-02-28 | Société Européenne de Brevets Automobiles | Schiebedachsystem mit stapelbaren platten und damit ausgestattetes fahrzeug |
FR2865684B1 (fr) * | 2004-02-04 | 2006-05-26 | France Design | Toit escamotable dans le coffre arriere d'un vehicule, comprenant des elements lateraux deplacables |
DE102005043508B4 (de) * | 2005-09-12 | 2009-11-19 | Magna Car Top Systems Gmbh | Dach für Fahrzeuge mit offenem Aufbau |
-
2006
- 2006-12-05 JP JP2006327690A patent/JP2007238074A/ja not_active Withdrawn
-
2007
- 2007-02-07 US US11/703,077 patent/US7559597B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-02-09 DE DE102007006558A patent/DE102007006558A1/de not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016117459A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | マツダ株式会社 | 自動車のデッキカバー支持構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE102007006558A1 (de) | 2007-08-16 |
US7559597B2 (en) | 2009-07-14 |
US20070187985A1 (en) | 2007-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007238074A (ja) | 車両用ルーフ自動開閉装置 | |
JP3771877B2 (ja) | ルーフ機構格納部のカバー装置 | |
JP5047522B2 (ja) | リトラクタブルルーフ、及びそれを備えた車両 | |
JP4790465B2 (ja) | リトラクタブルルーフ、及びそれを備えた車両 | |
JP3749708B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP2004044211A (ja) | 車両用開閉体の開閉装置 | |
JP2005153738A (ja) | 車両用ドア開閉装置 | |
JP2007320334A (ja) | リトラクタブルルーフ、及びそれを備えた車両 | |
JP2008260460A (ja) | 車両の車室内構造 | |
JP6202122B2 (ja) | 格納ルーフ付き自動車用の上部車体構造 | |
JP6479610B2 (ja) | 車両 | |
JP4002457B2 (ja) | 車両用リヤゲートの開閉装置 | |
JP2009045995A (ja) | 車両のスライドドア駆動装置 | |
JP6197903B2 (ja) | 格納式ルーフ付き自動車の後部車体構造 | |
KR20120136558A (ko) | 차량 시트용 레그 레스트 장치 | |
JP4079052B2 (ja) | 車両用シートの格納構造 | |
JP4478523B2 (ja) | コンバーチブルトップ車のトノカバー構造 | |
JP2012086614A (ja) | 車両の可動ルーフ構造 | |
JP6222066B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP6380856B2 (ja) | シート | |
JP4105912B2 (ja) | 車両用開閉装置の取付構造 | |
JP2021070373A (ja) | 車両のステップ装置 | |
JP2024054921A (ja) | 車両 | |
JP2021070369A (ja) | 車両のステップ装置 | |
JP2003127670A (ja) | ルーフ自動開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091120 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110331 |