JP2007233650A - シャッタ開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
開口を有する内部空間が形成された収容部の、その開口を開閉するシャッタ開閉装置に関し、部品点数の増大等を伴わずにチルト機能を追加する。
【解決手段】
シャッタ部材110を案内する案内溝121を、シャッタ部材110が閉位置にあるとき及び開位置にあるときにはカバー部材130がシャッタ部材110の表面に接触もしくは近接するとともに、閉位置および開位置のうちの一方の位置から他方の位置に移動する際は、シャッタ部材110がカバー部材130から離れる方向に一旦移動してから開口211に沿ってスライドし移動の終期にカバー部材130に接する方向に移動することによりシャッタ部材110の表面がカバー部材130に再び接触もしくは近接するようにシャッタ部材110を案内する形状に形成した。
【選択図】 図9

Description

本発明は、開口を有する内部空間が形成された収容部の、その開口を開閉するシャッタ開閉装置に関し、特には、ユーザとの間で現金の授受を行なう現金自動預け払い機に組み込まれて、ユーザとの間で授受される現金を収容する収容部の開閉を担うシャッタ開閉装置に関する。
従来より、例えばユーザとの間で現金の授受を行なう現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)には、ユーザとの間で授受される現金を収容する収容部の開閉を担うシャッタ開閉装置が組み込まれている。
図1は、現金自動預け払い機(ATM)の外観図である。
この図1に示すATM1は、入金取引、出金取引、振込振替取引、記帳、残高照会など様々な取引きを行なうことができる装置であり、外観上、その筐体2に、カード挿入口3、紙幣専用口4、操作部5、通帳挿入口6、および硬貨専用口7を備えている。
カード挿入口3はユーザがキャッシュカードを挿入する場所、紙幣専用口4はユーザが紙幣の引出し及び預入れをする場所、操作部5はユーザにより各種の操作が行なわれる場所、通帳挿入口6は、ユーザが通帳を挿入して過去の取引履歴を印字する場所、硬貨専用口7は、ユーザが硬貨の引出し及び預入れをする場所である。紙幣専用口4および硬貨専用口7にはシャッタ開閉装置が組み込まれている。それらの紙幣専用口4および硬貨専用口7は普段は各シャッタ11,12で閉じられており、必要に応じてそれらのシャッタ11,12がスライドして紙幣専用口4や硬貨専用口7が開く構造となっている。
特許文献1には、シャッタを安定的にスライドさせる構造が開示されており、特許文献2には、スライドシャッタのロック機構が開示されている。
特開昭58−5870号公報 特開平11−213206号公報
紙幣専用口4および硬貨専用口7は、シャッタ11,12が閉じているときにそれらのシャッタ11,12のまわりに隙間が開いているとその隙間からこのATM1の内部に異物が進入してしまうおそれがあるため、シャッタ11,12の表面にできる限り接近した位置にカバー部材13,14が配置されている。しかしながら、シャッタ11,12の表面とシャッタに近接して配置されたカバー部材13,14との間の隙間寸法を極めて小さい寸法に常に一定に保つのは、部品製造上の公差や組立精度等から難かしく、隙間寸法が大きな方向にずれると異物の進入の問題が発生し、一方隙間寸法が小さな方向にずれるとシャッタ11,12とカバー部材13,14とが接触してシャッタ開閉時にシャッタ11,12の表面に傷が付いてしまうという問題が発生する。
これを防止する1つの手段として、シャッタの開閉動作にチルト機能をもたせることが考えられる。すなわち、シャッタの開閉動作にあたっては、シャッタを先ず最初にカバー部材13,14から離れる方向に少しだけ移動させて、それからスライドするように構成することが考えられる。このチルト機能を導入すれば、隙間からの異物の進入を防ぐとともに、シャッタ開閉時には筐体との接触を防止することができる。
しかしながら、チルト機能は、通常はリンク機構を用いて実現され、部品点数やコストの増大、および耐久性の低下を招くという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、部品点数の増大等を伴わずにチルト機能が追加されたシャッタ開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のシャッタ開閉装置は、
開口を有する内部空間が形成された収容部の該開口を開閉するシャッタ部材と、
上記シャッタ部材を駆動して、そのシャッタ部材に、上記開口を覆う閉位置にあるシャッタ部材をその開口に沿って所定の開方向にスライドさせてその開口を開放した開位置まで移動させる開動作と、開位置にあるシャッタ部材を開方向とは逆の閉方向にスライドさせて閉位置まで移動させる閉動作とを行なわさせる駆動源と、
上記シャッタ部材の開方向および閉方向の動きを案内する案内壁が形成された案内ガイドと、
上記シャッタ部材が閉位置にあるときのシャッタ部材の開方向側の端部表面に接触もしくは近接して異物の進入を防ぐカバー部材とを備え、
上記シャッタ部材が、上記幅方向両縁部に、上記案内ガイドに接してその案内ガイドに案内される被案内部を備えたものであって、
上記案内ガイドは、シャッタ部材が閉位置にあるとき及び開位置にあるときにはカバー部材がシャッタ部材表面に接する方向に移動させるとともに、閉位置および開位置のうちの一方の位置から他方の位置に移動する際は、シャッタ部材がカバー部材から離れる方向に移動させるとともに開口に沿ってスライドし移動の終期にカバー部材に接する方向に移動することによりシャッタ部材表面がカバー部材に再び接触もしくは近接するようにシャッタ部材を案内する形状に形成されたものであることを特徴とする。
本発明のシャッタ開閉装置は、案内壁が上記の形状に形成されたものであり、複雑なリンク機構を設ける必要がなく、したがって部品点数の増大化等を伴うことなく隙間からの異物の進入防止とシャッタ開閉時の傷の発生防止とが図られる。
ここで、上記本発明のシャッタ開閉装置において、上記被案内部が、シャッタ部材の、上記幅方向両縁それぞれについて複数個ずつ設けられたものであって、上記案内壁は、シャッタ部材が上記開口に対し平行に保持されたままスライドするように案内するものであることが好ましい。
また、上記本発明のシャッタ開閉装置において、上記案内部材は、上記案内壁を横壁とする案内溝が形成されたものであり、上記シャッタ部材は、被案内部として作用する、案内溝にスライド自在に嵌入する嵌入突部を備えたものであることも好ましい形態である。この場合に、上記嵌入突部が、上記案内溝に嵌入し上記案内壁に接して回転するローラであることが好ましい。
さらに、このシャッタ開閉装置は、ユーザとの間で現金の授受を行なう現金自動預け払い機に組み込まれて、ユーザとの間で授受される現金を収容する収容部の開閉を担うものであってもよい。
以上の本発明によれば、部品点数の増大等を伴わずにチルト機能が追加されたシャッタ開閉装置を提供するができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
以下に説明する本発明の一実施形態としてのシャッタ開閉装置は、例えば図1に示すATMに組み込まれるシャッタ開閉装置であるが、ATM自体については図1を参照することとしてここでの図示および説明は省略し、以下では、シャッタ開閉装置自体について説明する。
図2は、シャッタ開閉装置を上方から見て示した斜視図、図3は、図2のシャッタ開閉装置と同一のシャッタ開閉装置を天地を逆にして裏側を示した斜視図である。また、図4は、図2、図3に示すシャッタ開閉装置の主要部の構造を示す斜視図である。
このシャッタ開閉装置100には、図2に示すように、シャッタ部材110と、一対の案内部材120と、カバー部材130が備えられている。
シャッタ部材110は、図4に示すように、開口211を有する内部空間212が形成された収容部210の開口211を開閉する部材である。シャッタ部材110の表面は、開口211を塞ぐ閉位置にある場合には、開口211を構成するフレーム前部材109の上部に取り付けられた図示しない筐体の表面と同じ高さになり、外観的に段差のない構成になっており、さらに筐体とシャッタ部材110は隙間が開かないような構成になっている。
このシャッタ開閉装置100には、図3に示すようにモータ150が備えられており、このモータ150の回転駆動力はエンドレスのタイミングベルト151、ギア152、シャフト153および一対のタイミングベルト154を介して伝達されてシャッタ部材110を駆動し、そのシャッタ部材110に、モータ150の回転方向に応じて、開口211を覆う閉位置にあるシャッタ部材110(図2,図4はシャッタ部材110が閉位置にあるときの図である)をその開口211に沿って開方向(図4に示す矢印A方向)にスライドさせてその開口211を開放した開位置まで移動させる開動作と(後述する図7はシャッタ部材110が開位置にあるときの図である)、開位置にあるシャッタ部材110を開方向とは逆の閉方向(図4に示す矢印B方向)にスライドさせて閉位置(図4に示す位置)まで移動させる閉動作とを行なわさせる。2本のタイミングベルト154は、図2に示すもう一本のシャフト155に固定されたプーリ156で折り返されて循環移動するエンドレスベルトである。
また、一対の案内部材120は、シャッタ部材110を、開方向(図4に示す矢印A方向)および閉方向(図4に示す矢印B方向)に対し直角な幅方向両側から挟む位置に配備された部材であり、その一対の案内部材120それぞれの、シャッタ部材110側を向いた内壁には、後述する形状の案内溝121(図8参照)が形成されている。
一方、シャッタ部材110の両縁には、各縁それぞれについて複数個ずつの、案内溝121に嵌入して案内される被案内部材としてのローラ111,112,113(図8参照)が、シャッタ部材110の本体から突出した状態に設けられている。これらのローラ111,112,113は、案内部材120の内壁の案内溝121に嵌入し、その案内溝121の横壁である案内壁に接して回転し、シャッタ部材110をあらかじめ決められた軌跡に沿ってスライドさせるようになっている。案内溝121の形状の詳細については後述する。
また、カバー部材130は、図4に示すように、先端部131がシャッタ部材110の表面に覆い被さるように折れ曲がって、さらにその先端131aが、シャッタ部材110が図4に示す閉位置にあるときのシャッタ部材110の開方向側の端部表面に接触あるいは極く狭い間隙で近接している。さらに、カバー部材130には、矩形の長孔130bが設けられており、シャッタ部材110に一体形成された突起部110aと嵌合する構成になっている。そのためシャッタ部材110とカバー部材130との隙間からの異物の進入の防止がなされているとともに、シャッタ部材110とカバー部材130との隙間に入ってしまった極めて薄い紙等に異物もこの突起部110aによりそれ以上奥に入り込まないようになっている。
図5は、図4と同じくシャッタ開閉装置の主要部の構造を示す斜視図であり、図4と比べ、シャッタ部材が僅かに開いた状態を示す図である。
また、図6は、図4、図5と同じシャッタ開閉装置の主要部を示す図であって、シャッタ部材が図5に示す状態よりもさらに開いた状態を示す図である。
さらに、図7は、図4〜図6と同じシャッタ開閉装置の主要部を示す図であって、シャッタ部材が完全に開いた開状態を示す図である。
シャッタ部材110が図4に示す閉状態から開方向(矢印A方向)に動き出すと、シャッタ部材110が開きながらカバー部材130から離れる方向にも移動し、図5に示すように、シャッタ部材110とカバー部材130との間に隙間dが生じる。その後は、シャッタ部材110は、開口211と平行に開方向(矢印A方向)にスライドし(図6参照)、図7に示す開状態に達する直前では開方向(矢印A方向)にスライドしながらカバー部材130に近づく方向にも移動して、図7に示す開状態では、シャッタ部材110とカバー部材130との間は、図4に示す閉状態と同様、シャッタ部材110がカバー部材130に接触しあるいは極めて狭い間隙で近接した状態となるとともにシャッタ部材110の突起部110aがカバー部材130の長孔130bと嵌合する。
シャッタ部材110が図7に示す開状態から図4に示す閉状態に移動する際は、上記と逆の軌跡を辿ることになり最終的に図示しない筐体部と同一面位置になった位置で閉動作を終了する。
図8〜図10は、案内部材に設けられた案内溝の形状とその案内溝に案内されて開閉するシャッタ部材の動きを示した図であり、図8は、シャッタ部材が閉状態にあるとき、図9は、シャッタ部材が開方向(矢印A方向)に僅かに動いたときの状態、図10は、シャッタ部材が開状態にあるときの位置関係を示している。
案内部材120に形成された案内溝121は、4箇所に段差121a,121b,121c,121dが形成されている。この案内溝121には、シャッタ部材110の両側部から突出したローラ111,112,113がスライド自在に嵌合している。これらのローラ111,112,113は、シャッタ部材110の両側部それぞれに設けられている。それらのローラ111,112,113は、その案内溝121を形成している横壁に接して回転するが、それらのローラ111,112,113のうちの2つのローラ111,112は、シャッタ部材110をその案内溝121のとおりに案内する役割りを担っている。残りのローラ113は、シャッタ部材110が閉状態にあるときにそのシャッタ部材110をその閉状態にロックする役割りを担っている。
ここでは先ず、ローラ111,112によるシャッタ部材110の案内について説明する。
シャッタ部材110が図8に示す閉状態にあるときは、案内溝121へのローラ111,112の嵌合によりシャッタ部材110の高さ方向の位置決めがなされていて、シャッタ部材110とカバー部材130は接触し、あるいは極く狭い間隙で近接している。
シャッタ部材110が図8に示す閉状態から図9に示す矢印A方向(開方向)に少しだけ動くとローラ111,112は、案内溝121の、それぞれ段差121a,121bを降り、これによりシャッタ部材110の全体がカバー部材130から少しだけ離れる方向にも移動する。その後は、シャッタ部材110は案内溝121へのローラ111,112の嵌合に従って平行にスライドし、図10に示す開状態に至る直前には、今度は、ローラ111,112が、案内溝121の、それぞれ段差121b,121dを登り、これによりシャッタ部材110の全体がカバー部材130に近づき、シャッタ部材110の表面とカバー部材130の先端131aが再び接触し、あるいは極めて狭い隙間で接近した状態となる。このシャッタ部材110が図10に示す開状態から図8に示す閉状態に移動するときは、前述したとおり、上記とは逆の軌跡を辿ることになる。
次にローラ113の役割について説明する。
タイミングベルト154がシャッタ部材110を閉状態に向けて移動させる方向に回転して、シャッタ部材110が図8に示す閉状態に至った後もタイミングベルトはシャッタ部材110をさらに閉じる方向に移動する。すると、ローラ113は、案内溝121につながったロック溝122に入り込み、その状態でタイミングベルト154が停止する。図3には、ローラ113がロック溝122に入り込んだ状態が示されている。
ローラ113がロック溝122に入り込むと、シャッタ部材110は閉状態でロックがかかった状態となり、そのシャッタ部材110を無理矢理こじ開けようとしてもローラ113がロック溝122内にあってシャッタ部材110は開かず、シャッタ部材110は閉状態に停まる。したがって、モータ150に通電することなくシャッタ部材110を閉状態に保つことが可能となる。また、タイミングベルト154がシャッタ部材110を開状態に向けて移動させる方向に回転すると、その回転の初期の段階でローラ113がロック溝122から外れて図8に示す状態となり、すなわちロックが外れ、その後は上述の通りにシャッタ部材110が閉状態から開状態へとスライドする。
この実施形態によれば、シャッタ部材110の両側それぞれに、シャッタ部材110の開閉を案内する2つずつのローラ111,112を備え、それらのローラ111,112が案内溝121に嵌入してその案内溝121に案内される構造となっており、その案内溝121が、シャッタ部材110が閉位置にあるとき及び開位置にあるときにはカバー部材130がシャッタ部材110の表面に接触もしくは近接するとともに、閉位置および開位置のうちの一方の位置から他方の位置に移動する際は、シャッタ部材110がカバー部材130から離れる方向に一旦移動してから開口211に沿ってスライドし移動の終期にカバー部材130に接する方向に移動することによりシャッタ部材110の表面がカバー部材130に再び接触もしくは近接するようにシャッタ部材110を案内する形状に形成されたものであるため、部材の追加なく、シャッタ部材のチルト機構が実現している。
現金自動預け払い機(ATM)の外観図である。 シャッタ開閉装置を上方から見て示した斜視図である。 図2のシャッタ開閉装置と同一のシャッタ開閉装置を天地を逆にして裏側を示した斜視図である。 図2、図3に示すシャッタ開閉装置の主要部の構造を示す斜視図である。 図4と同じくシャッタ開閉装置の主要部の構造を示す斜視図であり、図4と比べシャッタ部材が僅かに開いた状態を示す図である。 図4、図5と同じシャッタ開閉装置の主要部を示す図であって、図5に示す状態よりもさらに開いた状態を示す図である。 図4〜図6と同じシャッタ開閉装置の主要部を示す図であって、シャッタ部材が完全に開いた開状態を示す図である。 案内部材に設けられた案内溝の形状とその案内溝に案内されて開閉するシャッタ部材の動きを示した図である。 案内部材に設けられた案内溝の形状とその案内溝に案内されて開閉するシャッタ部材の動きを示した図である。 案内部材に設けられた案内溝の形状とその案内溝に案内されて開閉するシャッタ部材の動きを示した図である。
符号の説明
1 ATM
100 シャッタ開閉装置
110 シャッタ部材
111,112,113 ローラ
120 案内部材
121 案内溝
121a,121b,121c,121d 段差
122 ロック溝
130 カバー部材
131 タイミングベルト
131a 先端
150 モータ
151 タイミングベルト
152 ギア
153 シャフト
154 タイミングベルト
155 シャフト
156 プーリ

Claims (5)

  1. 開口を有する内部空間が形成された収容部の該開口を開閉するシャッタ部材と、
    前記シャッタ部材を駆動して、該シャッタ部材に、前記開口を覆う閉位置にある該シャッタ部材を該開口に沿って所定の開方向にスライドさせて該開口を開放した開位置まで移動させる開動作と、該開位置にある該シャッタ部材を該開方向とは逆の閉方向にスライドさせて該閉位置まで移動させる閉動作とを行なわさせる駆動源と、
    該シャッタ部材の前記開方向および前記閉方向の動きを案内する案内ガイドが形成された案内部材と、
    前記シャッタ部材が前記閉位置にあるときの該シャッタ部材の前記開方向側の端部表面に接触もしくは近接して異物の進入を防ぐカバー部材とを備え、
    前記シャッタ部材が、前記幅方向両縁部に、前記案内ガイドに接して該案内ガイドに案内される被案内部を備えたものであって、
    前記案内ガイドは、前記シャッタ部材が前記閉位置にあるとき及び前記開位置にあるときには前記カバー部材が該シャッタ部材表面に接する方向に移動させるとともに、該閉位置および該開位置のうちの一方の位置から他方の位置に移動する際は、該シャッター部材が該カバー部材から離れる方向に移動させるとともに前記開口に沿ってスライドし移動の終期に該カバー部材に接する方向に移動することにより該シャッタ部材表面が該カバー部材に再び接触もしくは近接するように該シャッタ部材を案内する形状に形成されたものであることを特徴とするシャッタ開閉装置。
  2. 前記被案内部が、前記シャッタ部材の、前記幅方向両縁それぞれについて複数個ずつ設けられたものであって、
    前記案内壁は、前記シャッタ部材が前記開口に対し平行に保持されたままスライドするように案内するものであることを特徴とする請求項1記載のシャッタ開閉装置。
  3. 前記案内部材は、前記案内壁を横壁とする案内溝が形成されたものであり、前記シャッタ部材は、前記被案内部として作用する、前記案内溝にスライド自在に嵌入する嵌入突部を備えたものであることを特徴とする請求項1記載のシャッタ開閉装置。
  4. 前記嵌入突部が、前記案内溝に嵌入し前記案内壁に接して回転するローラであることを特徴とする請求項3記載のシャッタ開閉装置。
  5. このシャッタ開閉装置が、ユーザとの間で現金の授受を行なう現金自動預け払い機に組み込まれて、ユーザとの間で授受される現金を収容する収容部の開閉を担うものであることを特徴とする請求項1記載のシャッタ開閉装置。
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