JP4254596B2 - 紙幣識別装置 - Google Patents

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Description

本発明は紙幣識別装置に関し、特に遊技装置等に設置されて使用されるのに好適であり、前面側から挿入された紙幣を識別した後、その紙幣を内部の収納庫に収納する紙幣識別装置に関する。
一般に、パチンコ装置等の遊技装置の接客面には、パチンコ玉等の遊技媒体を貸し出す際に遊技者が挿入した紙幣の種別や真贋を識別するための紙幣識別装置が設置されている(例えば特許文献1)。
この紙幣識別装置は、例えば島内で隣接する遊技機の間に設置された台間玉貨機の上方の領域に装着される箱状の本体を有する。そして、遊技者によってその本体の下部等に開口した挿入口から紙幣が挿入されると、所定の判定基準でその紙幣の真贋を識別し、真券と判定されたものについては内部の収納庫に収容する。このとき、台間玉貨機が連動してその紙幣の額に相当する遊技媒体を排出して遊技者に提供する。収納庫に収容された紙幣については、例えば遊技場の店員が、その紙幣識別装置の本体の前側に設けられた蓋部を解錠し、前方に倒すように開放して紙幣を取り出す。一方、挿入された紙幣が偽札であると判定された場合には、内部の紙幣搬送機構を逆転動作させてその紙幣を挿入口から排出して返却する。
特開2003−272017号公報(図1,図4等)
しかしながら、上述した従来の紙幣識別装置は、紙幣が収容される収納庫全体を接客面より前方に配置する構成を有するため、その接客面に紙幣識別装置設置用の大きなスペースを要し、また、紙幣識別装置全体が前面に突出して設けられるため、遊技者に邪魔になったり圧迫感等の不快感を与えたりするといった問題があった。
また、収納庫内に収容された紙幣を安定に整列積みしていくために、その収納庫内には一般に、整列した紙幣を一方の側壁との間に挟んで保持する板材と、その板材をその側壁とは反対側で付勢するバネ等の付勢手段が設けられている。しかし、このように収容された紙幣が収納庫の片側の側壁に押し付けられるために、回収時に蓋部を開放しても紙幣を取り出し難いといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、遊技装置等の接客面に設置する際の設置スペースをコンパクトにでき、かつ、回収時に紙幣を取り出し易い紙幣識別装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、紙幣よりも長い奥行きを有する本体に、外部から紙幣を挿入するための挿入口と、前記挿入口から挿入された紙幣を、内部の収納庫に対向する所定の待機位置に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の搬送路に配置されて前記紙幣を識別判定する紙幣識別部と、前記紙幣識別部を通過して前記待機位置に保持された紙幣を、その前記収納庫とは反対側に設置されたプッシャを押し込むことにより前記収納庫に収納するプッシャ機構と、前記収納庫に収納された紙幣を回収するための、前記収納庫に連通した回収口と、を設けて構成された紙幣識別装置であって、前記回収口を開閉可能に閉塞する蓋部と、前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知する開放検知手段と、を備え、前記挿入口と前記回収口が、前記本体の奥行側とは反対側の前面側に並設され、前記搬送機構は、前記紙幣を奥行方向に搬送した後にその奥側で回りこむように反転させて、その先端が前記収納庫の前記回収口近傍に位置するように搬送し、前記プッシャ機構は、前記開放検知手段が前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知すると、前記プッシャを前記収納庫内の中央よりに押し込んで静止させ、前記収納庫に収納された紙幣を前記回収口の中央に保持して、前記回収口の開放状態時に前記紙幣の先端部が外部に露出される位置に保持すること、を特徴とする紙幣識別装置が提供される。
尚、ここでいう「蓋部の開放状態」とは、蓋部が完全に開放された状態を意味し、「蓋部の開放移行状態」とは、蓋部が完全に開放された状態に移行するまでの予備的状態を意味する。つまり、後者は、蓋部が閉じられた状態でそのロックが解除された状態や、蓋部が所定量開かれた状態などを含む。
このような紙幣識別装置によれば、紙幣の挿入口と回収口が、本体の前面側に並んで設けられており、挿入された紙幣は一旦本体の奥行側に搬送されて識別判定されるが、本体の奥側で反転してその先端が回収口近傍まで戻ってきた後に収納庫に収納される。
そして、紙幣の回収時に蓋部が開放状態又は開放移行状態になると、プッシャが収納庫内に移動し、収納庫に収納された紙幣が回収口の中央に保持され、回収口の開放時に紙幣の先端部が外部に露出される位置に保持される。
本発明の紙幣識別装置によれば、その本体が奥行方向に長くなっており、紙幣の挿入口と回収口がその本体の前面側に並設されている。このため、その本体の奥行方向の全部又は一部を、当該紙幣識別装置が設置される遊技装置等の紙幣処理装置に埋め込むように配置しても、紙幣の挿入及び回収を容易に行うことができる。また、このように紙幣識別装置を紙幣処理装置に埋め込むように配置することで、紙幣処理装置の接客面の紙幣識別装置設置用のスペースを小さくすることができる。
また、紙幣の回収時に蓋部が開放状態又は開放移行状態になると、収納庫に収納された紙幣が回収口から取り出し易い位置に保持されるため、回収作業が非常に容易になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態は、本発明の紙幣識別装置をパチンコ機等の遊技装置に適用させたものである。図1は本実施の形態にかかる紙幣識別装置の外観を表す斜視図であり、図2はその紙幣識別装置を構成する識別装置本体の斜視図である。また、図3は図2のA−A矢視断面を概略的に表したものであり、識別装置本体の内部構造を表す説明図である。
図1に示すように、本実施の形態の紙幣識別装置は、内部に紙幣の収納庫や各種機構部を収容した奥行方向に長い直方体状の識別装置本体1と、この識別装置本体1を遊技装置に取り付ける際に用いられる取付部材2とから構成されている。
図2に示すように、識別装置本体1は、その前面側に紙幣の挿入口3と回収口4とが横方向に隣接して設けられている。また、挿入口3の開口部近傍には、挿入された紙幣の種別を可視表示したり、紙幣の詰まりや収納庫の満杯状態を可視表示するモニタLED5が設けられている。さらに、識別装置本体1の前方側面にはコネクタ6が固定して設けられ、内部制御回路につながる複数の信号線を収容したケーブルが引き回されて接続されている。
図3に示すように、識別装置本体1の内部には、上記内部制御回路を構成し、紙幣識別装置の各種制御を司るマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)を搭載したプリント基板7と、紙幣Mをその搬送路に沿って収納庫8に対向する所定の待機位置に搬送する搬送機構9と、待機位置に保持された紙幣Mを後述するプッシャにより押し込んで収納庫8に収納するプッシャ機構10が配設されている。
プリント基板7に搭載されたマイコンは、所定の演算処理を行うCPU,予め各種の数値やプログラムが書き込まれたROM,演算過程の数値やフラグが所定の領域に書き込まれたり、計時用カウンタ等が適宜設定されるRAM,各種センサ・スイッチ群からのディジタル信号が入出力されるI/Oインタフェース,及びこれらの各機器がそれぞれ接続されるバスライン等から構成されている。プリント基板7に搭載されたマイコンは、I/Oインタフェースを介して図示しない遊技装置本体のマイコンとシリアル通信可能に構成されている。上述したモニタLED5も、このマイコンに接続されている。
搬送機構9は、紙幣Mの搬送路に沿って設けられた複数の搬送ローラ11と、これら複数の搬送ローラ11に巻き付けられた搬送ベルト12と、各搬送ローラ11に対向配置された複数のピンチローラ13とから構成されている。複数の搬送ローラ11のうちその配列方向の端部に位置するものが駆動ローラとなっており、残りが従動ローラとなっている。駆動ローラは駆動軸を有し、識別装置本体1内に設けられた搬送用モータ14により回転駆動される。搬送機構9の搬送路の挿入口3の近傍には、投入された紙幣Mの金種及び真贋を識別する紙幣識別部15が設けられている。
さらに、搬送機構9の搬送路の紙幣識別部15よりも奥側には、紙幣保留部16が設けられており、紙幣識別部15で識別された紙幣Mを待機位置に搬送する前に一時的に保留する。そして、紙幣識別部15にて紙幣Mが偽札と判定されたり、遊技装置側のマイコンから返金指令があった場合には、搬送ローラ11が逆転駆動され、その紙幣保留部16に保留されている紙幣Mが挿入口3へ返却される。一方、遊技装置による玉貸し等の遊技媒体の排出処理が正常に完了して遊技装置側のマイコンから収金指令があった場合には、紙幣保留部16に保留されている紙幣Mは待機位置まで搬送され、収納庫8へ収納される。
プッシャ機構10は、待機位置に保留されている紙幣Mを収納庫8に押し込むように動作する長尺板状のプッシャ21と、このプッシャ21を収納庫8へ平行移動させるパンタグラフ式のリンク機構22と、このリンク機構22の交差部に配置された軸23と、自軸周りに回動可能に構成され、軸23を押圧又は押圧解除することによりリンク機構22を伸縮させる円板状のプッシャカム24とを有する。プッシャカム24は、図示しないが、軸23と当接するカム面においてその高さ(厚み)が変化する形状を有し、図示しない駆動モータにより軸23と直角な軸回りに回転駆動され、その円周方向に沿って半円毎にその高さが漸増・漸減する。このため、プッシャカム24が半回転するたびに軸23をその回転軸と垂直な方向に駆動し、プッシャ21を収納庫8に対して往復移動させる。
収納庫8は、プッシャ機構10側に開口してプッシャ21を内部に進退可能とするための開口部を有し、その開口部における紙幣Mの幅方向の両端縁に沿った両周縁部には、紙幣Mをプッシャ21の進退方向に支持するための札ガイドが設けられている。紙幣Mは、プッシャ21の移動に伴って待機位置からこの札ガイドを乗り越えて収納庫8に押し入れられる。また、この収納庫8は、収納された紙幣Mをプッシャ機構10とは反対側で支持する押え板31と、この押え板31をプッシャ機構10側へ付勢するバネ32(付勢手段)とを内部に有している。収納庫8に収納された紙幣Mは、収納庫8のプッシャ機構10側の壁面の上記札ガイドと押え板31との間に挟持されるように整列積みされていく。
上記プッシャ21及び押え板31の対向する回収口4側の端縁には、図2及び図7等に示すように、その回収口4側に開放されたU字状に切り欠かれた切欠部21a,31aがそれぞれ設けられており、両者に挟まれた紙幣Mの当該切欠部21a,31aから露出した部分を両側からつかみ易くなるように構成されている。
また、収納庫8の当該切欠部21a,31aに対向する位置には、収納庫8内に紙幣Mが存在するか否かを検知する紙幣検知センサ33(紙幣検知手段)が設けられている。この紙幣検知センサ33は投受光部を有し、その投受光部から所定の光を照射して紙幣Mにて反射した反射光を受光する。つまり、透受光部にて受光された場合に紙幣Mが有ることを検知し、透受光部にて受光されない場合には、収納庫8に紙幣Mが無い(収納庫8が空である)と判断される。
以上のように構成された紙幣識別装置において、挿入口3から挿入された紙幣Mは、搬送ベルト12とピンチローラ13との間に挟まれた状態で搬送路に沿って搬送される。その間、紙幣識別部15にて紙幣Mの真贋が識別され、偽札と判定されると、紙幣保留部16に保留されている紙幣Mを挿入口3へ返却する。一方、紙幣Mが真であると判定されると、紙幣Mを待機位置に向けてさらに搬送する。このとき、紙幣Mは、識別装置本体1の奥側で回り込むように反転して前方の回収口4の近傍まで戻り、待機位置にて保持される。そして、所定のタイミングで上記駆動モータを駆動してプッシャ21を作動させ、紙幣Mを収納庫8に収納する。
次に、識別装置本体1を遊技装置に取り付ける際に用いられる取付部材の構成について説明する。図4は当該取付部材の構成を表す斜視図である。
この取付部材2は、識別装置本体1の前端部を収容可能な枠状の支持部41と、この支持部41の下部に連設されて後方に延びる板状のガイド部42と、支持部41の前面側開口部を開閉する板状の蓋部43とから構成されている。
支持部41は、略正方形の枠体の前後方向に所定の長さを有し、その後面が遊技装置の接客面との当接面を構成する。枠内の4隅にそれぞれ形成されたリブには、その前後方向に貫通するネジ挿通孔51が設けられている。枠内の片側の側壁には、前述した紙幣識別装置のコネクタ6に接続されるコネクタ52が配設されている。このコネクタ52には、遊技装置側のマイコンにつながる複数の信号線を収容したケーブルが引き回されて接続されている。従って、紙幣識別装置は、両コネクタが接続されることによって遊技装置側との通信を行うことができる。
ガイド部42は、識別装置本体1の下端部の形状に沿うように、長方形状の板材の両側端縁を上方に屈曲させた形状を有する。ガイド部42の先端は、支持部41の下端載置部53に同一平面状につながっている。
蓋部43は、支持部41の前面開口部に沿った略正方形板状をなし、その下端部が支持部41の前面側下端部に設けられたヒンジ部を介して接続されている。この蓋部43には鍵54が設けられ、支持部41の前面開口部を閉じた後にロックできるようになっている。また、この蓋部43には、紙幣識別装置の挿入口3及びモニタLED5を外部に露出させるための開口部55が形成されている。
また、後述する図7等にも示すように、取付部材2の鍵54は、そのロックの解除を検知するロック解除検知センサ(開放検知手段)を構成している。すなわち、鍵54は、支持部41の内側壁に設けられた突出部44の鍵穴に嵌合してロックされるが、この突出部44には、鍵54の嵌合部57の回転軌跡上にフォトインタラプタ46が設置されている。そして、鍵54がロックされているときには、嵌合部57が遮光板となってフォトインタラプタ46を遮光し、そのロックが解除されると、嵌合部57がフォトインタラプタ46から離脱して投光状態となるようになっている。このフォトインタラプタ46は、図示しない信号線を介してプリント基板7に搭載されたマイコンに接続されており、当該マイコンは、蓋部43のロックが解除されて開放移行状態となったことを検知することができる。
尚、本実施の形態において、遊技装置からの紙幣識別装置の突出量は、取付部材2の支持部41の奥行方向の長さを変えることにより調整することができる。例えば、遊技装置の内部スペースに余裕がある場合には、支持部41の奥行方向の長さを小さくして識別装置本体1の遊技装置内部への挿入量を大きくすることで、遊技装置の接客面からの紙幣識別装置の突出量を小さくでき、遊技装置外部の省スペース化を図ることができる。逆に、遊技装置の内部スペースにそれほど余裕がない場合には、識別装置本体1の遊技装置内部への挿入量を可能な範囲で大きくする一方、遊技装置の接客面からはみ出す部分については、支持部41で支持できるように奥行方向の長さを設定すればよい。このようにしても、紙幣識別装置の全体を遊技装置の接客面に露出させて設置する場合よりはスペースを有効に利用することができる。
次に、紙幣識別装置の遊技装置への取付方法について説明する。図5〜図8は当該取付方法を表す説明図である。
紙幣識別装置は、図5(A)に示す遊技装置60の隣接する遊技機61の間に設置された台間玉貨機62の上方の領域に設置される。遊技装置60の接客面63の当該領域には、紙幣識別装置を内部に挿通させるための円孔64が穿設され、その円孔64の周囲の4点には、取付部材2の4つのネジ挿通孔51にそれぞれ対応したネジ孔が設けられている。
まず、遊技装置60の接客面63に取付部材2を取り付けておく。すなわち、同図(B)に示すように、取付部材2を、そのガイド部42を円孔64に挿通させつつ接客面63に当接させ、ネジ65を各ネジ挿通孔51を介して各ネジ孔に螺合させて固定する。このとき、コネクタ52には、遊技装置60側の配線ケーブルが接続される。
そして、図6に示すように、蓋部43が開放された状態の取付部材2に対し、識別装置本体1を下端載置部53及びガイド部42に沿って挿入していく。このとき、同時に識別装置本体1側のコネクタ6と取付部材2側のコネクタ52とが接続される。尚、このようにして取付部材2に取り付けられた識別装置本体1は、両コネクタの接続を外すことにより容易に分離して取り外すことができる。
このようにして、図7に示すように、紙幣識別装置の識別装置本体1の大部分が遊技装置60の内部(つまり接客面63の背面側)に収容される。そして、この状態から取付部材2の蓋部43を閉じて鍵54をロックすることにより、図8に示すように、紙幣識別装置の遊技装置60への取り付けが完了する。このとき、紙幣識別装置の挿入口3は、取付部材2の開口部55から露出している。
次に、紙幣識別装置の紙幣回収時の動作について説明する。図9は紙幣Mの回収が行われる際のプッシャ機構10の動作状態を表す説明図である。
収納庫8から紙幣を回収する際には、まず、図8に示した閉じられた蓋部43の鍵54のロックを解除する。このとき、上述したようにフォトインタラプタ46によってそのロックの解除が検知され、プリント基板7に搭載されたマイコンがプッシャ機構10を駆動制御し、プッシャ21を収納庫8内の中央よりに押し込んで静止させる。このとき、収納庫8内に整列積みされた紙幣Mは、その収納庫8のプッシャ機構10側の壁面から離間して回収口4のほぼ中央に保持される。このため、蓋部43を開けて回収口4を開放させることにより、先端部を外部に露出させた紙幣Mを容易に掴んで取り出すことができる。
次に、紙幣識別装置の紙幣回収時にプリント基板7に搭載されたマイコンが実行する制御処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。
鍵54のロックが解除されて上述したロック解除検知センサがオンしたと判断されると(S110:YES)、まず、紙幣詰まりその他の故障を表す予め設定された故障信号等が入力されているか否かを判断する(S120)。そして、この故障信号が入力されている場合には(S120:YES)、紙幣Mの回収が目的とされていないため、プッシャ機構10による上述した紙幣回収時の動作を行うことなく、処理を終了する。
一方、S120において、故障信号が入力されていない場合には(S120:NO)、続いて、上述した紙幣検知センサ33の出力信号に基づき、収納庫8内に紙幣Mが存在するか否かを判断する(S130)。このとき、収納庫8内に紙幣Mが全く無いと判断されると(S130:NO)、満杯検知動作等の収納庫8内の通常のチェック動作を行った後(S140)、S110に戻る。尚、この満杯検知動作等については本発明の主要部ではなく公知の技術であるため、その説明については省略する。
一方、S130において、収納庫8内に紙幣Mが有ると判断されると(S130:YES)、RAM上に設定した計時カウンタを一旦クリアしてアップカウントを開始し、プッシャ機構10の駆動モータを駆動する。そして、予め定める設定時間(本実施の形態では400ms)が経過すると(S160)、駆動モータの回転を停止させる(S170)。このとき、上述のように、プッシャ21が収納庫8内の中央よりに押し込まれた状態で静止しており、収納庫8内に整列積みされた紙幣Mは、回収口4のほぼ中央の取り出しやすい位置に保持される。この状態は、再び蓋部43が閉じられて鍵54がロックされるまで保持される。
そして、紙幣Mの回収が終わって蓋部43が閉じられ、鍵54がロックされることにより紙幣検知センサ33がオフすると(S180:NO)、上述した通常のチェック動作を行った後(S140)、S110に戻る。このとき、プッシャ21は元の待機位置に戻る。
以上に説明したように、本実施の形態の紙幣識別装置は、その識別装置本体1が奥行方向に長くなっており、紙幣Mの挿入口3と回収口4がその識別装置本体1の前面側に並設されている。このため、取付部材2を介して識別装置本体1の奥行方向の大部分を遊技装置60に埋め込むように配置しても、紙幣Mの挿入及び回収を容易に行うことができる。
そして、このように紙幣識別装置を遊技装置60に埋め込むように配置することで、遊技装置60の接客面63における紙幣識別装置の設置スペースを小さくすることができる。また、紙幣識別装置の接客面63からの突出量を小さくすることができるため、遊技者に対して圧迫感等の不快感を与えることもない。
また、紙幣Mの回収時に蓋部43の鍵54のロックが解除されると、プッシャ21が自動的に収納庫8内の中央よりに移動し、整列積みされた紙幣Mが回収口4から取り出し易い位置に保持される。このため、回収作業が非常に容易になる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内での変化変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では、紙幣識別装置を遊技装置60に取り付ける構成として、予め取付部材2を遊技装置60の接客面63に取り付けておき、識別装置本体1を後から取り付ける構成を示したが、識別装置本体1と取付部材2とを紙幣識別装置として予め組み付けて構成しておき、遊技装置60の接客面63に取り付けるようにしてもよい。また、遊技装置60の内部スペースに余裕がある場合などには、識別装置本体1に直接蓋部を設けて紙幣識別装置とし、取付部材2を介さずに遊技装置60に直接取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蓋部43の鍵54のロックが解除された状態(開放移行状態)を検知して、プッシャ機構10による紙幣回収時動作が行われる構成を示したが、蓋部43が所定量開放された状態又は完全に開放された状態をセンサ等で検知し、紙幣回収時動作を実行させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、紙幣回収時にプッシャ機構10を停止させるタイミングを計時カウンタに示される時間により設定した例を示したが、例えばプッシャ21の位置を検出するセンサを設け、設定位置にて停止させるような構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、紙幣識別装置が設置される紙幣処理装置として遊技装置60を例に挙げたが、これに限らず、自動販売機や両替機その他の紙幣処理装置に適用することが可能であることはもちろんである。
実施の形態にかかる紙幣識別装置の外観を表す斜視図である。 紙幣識別装置を構成する識別装置本体の斜視図である。 識別装置本体の内部構造を表す説明図である。 取付部材の構成を表す斜視図である。 紙幣識別装置の遊技装置への取付方法を表す説明図である。 紙幣識別装置の遊技装置への取付方法を表す説明図である。 紙幣識別装置の遊技装置への取付方法を表す説明図である。 紙幣識別装置の遊技装置への取付方法を表す説明図である。 紙幣の回収が行われる際のプッシャ機構の動作状態を表す説明図である。 紙幣識別装置の紙幣回収時にプリント基板に搭載されたマイコンが実行する制御処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 識別装置本体
2 取付部材
3 挿入口
4 回収口
7 プリント基板
8 収納庫
9 搬送機構
10 プッシャ機構
15 紙幣識別部
21 プッシャ
31 押え板
32 バネ
33 紙幣検知センサ
46 フォトインタラプタ
54 鍵
57 嵌合部
60 遊技装置
62 台間玉貨機
63 接客面
M 紙幣


Claims (5)

  1. 紙幣よりも長い奥行きを有する本体に、
    外部から紙幣を挿入するための挿入口と、
    前記挿入口から挿入された紙幣を、内部の収納庫に対向する所定の待機位置に搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構の搬送路に配置されて前記紙幣を識別判定する紙幣識別部と、
    前記紙幣識別部を通過して前記待機位置に保持された紙幣を、その前記収納庫とは反対側に設置されたプッシャを押し込むことにより前記収納庫に収納するプッシャ機構と、
    前記収納庫に収納された紙幣を回収するための、前記収納庫に連通した回収口と、
    を設けて構成された紙幣識別装置であって、
    前記回収口を開閉可能に閉塞する蓋部と、
    前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知する開放検知手段と、
    を備え、
    前記挿入口と前記回収口が、前記本体の奥行側とは反対側の前面側に並設され、
    前記搬送機構は、前記紙幣を奥行方向に搬送した後にその奥側で回りこむように反転させて、その先端が前記収納庫の前記回収口近傍に位置するように搬送し、
    前記プッシャ機構は、前記開放検知手段が前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知すると、前記プッシャを前記収納庫内の中央よりに押し込んで静止させ、前記収納庫に収納された紙幣を前記回収口の中央に保持して、前記回収口の開放状態時に前記紙幣の先端部が外部に露出される位置に保持すること、
    を特徴とする紙幣識別装置。
  2. 前記収納庫は、収納された紙幣を押えている押え板と、前記押え板を前記プッシャ機構側へ付勢して前記紙幣を整列積みする付勢手段とを備え、
    前記プッシャ機構は、前記開放検知手段が前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知すると、前記プッシャと前記押え板との間に前記紙幣を挟持させた状態で、前記付勢手段の付勢力に抗して前記プッシャを移動させること、
    を特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。
  3. 前記プッシャ機構は、所定の駆動モータの回転駆動により前記プッシャを前記収納庫に対して進退させるように構成され、前記開放検知手段が前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知すると、前記駆動モータを予め定める時間回転駆動して前記プッシャを移動させることを特徴とする請求項2記載の紙幣識別装置。
  4. 前記収納庫内の紙幣の存在を検知する紙幣検知手段を備え、
    前記紙幣検知手段により前記収納庫内の紙幣が検知されない場合には、前記プッシャ機構は、前記開放検知手段の検知状態に拘わらず、前記プッシャを前記収納庫内に押し込んで静止させる動作を行わないことを特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。
  5. 前記プッシャ機構は、前記開放検知手段が前記蓋部の開放状態又は開放移行状態を検知してからその検知状態がなくなると、前記プッシャを通常の待機位置に戻すことを特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。

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