JP6102186B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店やディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所に設置されたレジスタやPOS(Point Of Sales)用レジスタ等に接続して紙幣の入出金に用いられる紙幣処理装置に関する。
従来の紙幣処理装置は、入出金される紙幣を搬送する搬送路と、紙幣を収納する収納部とを有する。そして、入金された紙幣は、収納部に収納された後に、出金される(特許文献1参照)。
ところで、例えば装置内で紙幣の搬送異常が発生した場合に、レジスタの係員等が、収納部に収納された紙幣を抜き取るケースがある。かかる場合には、通常、搬送路を装置内で移動させて係員等が手を差し入れる隙間を形成した後に、収納部に収納された紙幣を隙間を経由して抜き取る。
特開2005−326960号公報
しかし、上述した紙幣の抜き取り方法では、下記のような問題がある。すなわち、紙幣を抜き取るための隙間の空間を十分に確保できないため、係員等が収納部や紙幣の位置を確認し難いため、紙幣を抜き取る作業性が低下し、また紙幣を抜き取る際に紙幣を損傷させる恐れがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、収納部に収納された紙幣を適切に抜き取ることが可能な、新規かつ改良された紙幣処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、紙幣を搬送する搬送路と接続され、前記紙幣を収納し、前記紙幣が集積される集積部、及び前記紙幣が集積された前記集積部を上方へ付勢する付勢部材を有する収納部と、前記収納部の前記搬送路と接続する面と交差する面に形成され、前記収納部に収納された紙幣が通過可能な開口部と、前記開口部を閉塞する閉位置と、前記開口部を開放する開位置との間で回動する開閉扉と、前記開閉扉の開閉状態を検知する検知部と、前記集積部を下方へ移動させる駆動部と、前記開閉扉の開状態を検知した場合に、前記駆動部に前記集積部を下方へ移動させる制御部と、を備え、前記収納部は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納部であり、前記複数の収納部は、それぞれ前記集積部を有し、前記制御部が前記開閉扉の開状態を検知した場合に、前記駆動部に前記集積部を下方へ移動させることで、前記紙幣が前記集積部と前記収納部の上面とに挟まれた状態が解除される、紙幣処理装置が提供される。
かかる紙幣処理装置によれば、開閉扉が、収納部の搬送路と接続する面と交差する面に形成され紙幣が通過可能な開口部を閉塞する閉位置と、前記開口部を開放する開位置との間で回動する。かかる場合には、開閉扉を開位置へ回動させることにより、開口部を経由して収納部に収納された紙幣を抜き取ることが可能となる。この際、係員等は、収納部の紙幣を確認しやすいため、紙幣を抜き取りやすくなり、また紙幣を抜き取る際に紙幣を損傷させることを防止できる。この結果、収納部に収納された紙幣を適切に抜き取ることが可能となる。
また、上記の紙幣処理装置において、前記搬送路は、前記収納部の上方に設けられていることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記集積部の前記開口部側の側面に、切欠きが形成されていることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記開閉扉は、閉位置に位置する際に前記収納部の紙幣をガイドするガイド部を有することとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記ガイド部は、それぞれ対応する前記金種の紙幣に接触してガイドする複数の凸面を有し、前記複数の凸面の突出高さは、対応する前記紙幣の金種に応じて異なることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、閉位置に位置する前記開閉扉を、前記紙幣処理装置の本体に施錠可能な施錠機構を更に備え、前記開閉扉は、前記施錠機構による施錠が解除されると、前記開位置へ回動可能であることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記収納部は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納部であり、一つの前記開閉扉が、回動することにより、前記複数の収納部の開口部を閉塞又は開放させることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記収納部は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納部であり、前記開閉扉は、前記複数の収納部の各々に設けられていることとしても良い。
以上説明したように本発明によれば、収納部に収納された紙幣を適切に抜き取ることが可能となる。
第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の概略構成例を示す図である。 紙幣処理ユニット100が筺体12から引き出された状態を示す図である。 比較例において五千券収納庫144又は万券収納庫146から紙幣を抜き取る際の紙幣処理ユニット100の状態を説明するための図である。 比較例において千券収納庫142から紙幣を抜き取る際の紙幣処理ユニット100の状態を説明するための図である。 本実施形態に係る収納庫扉170が開状態に位置する際の紙幣処理ユニット100の上面図である。 開状態の収納庫扉170と、収納庫142、144、146との位置関係を説明するための図である。 開閉検知部180を説明するための図である。 ガイド部174a、174b、174cの凸面175a、175b、175cを説明するための模式図である。 ステージ142a、144a、146aにそれぞれ形成された切欠き147を説明するための図である。 紙幣処理ユニット100の施錠の解除の流れを説明するための概略図である。 第2の実施形態に係る紙幣処理装置10の機能構成を示すブロック図である。 ステージ142a、144a、146aが下降位置に移動した状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.紙幣処理装置の概略構成例)
図1を参照しながら、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の概略構成例について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の概略構成例を示す図である。紙幣処理装置10は、例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店やディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所に設置されたレジスタやPOS(Point Of Sales)用レジスタ等に接続された紙幣釣銭機である。
紙幣処理装置10は、図1に示すように、筐体12と、筐体12の内部に設けられた紙幣処理ユニット100とを有する。紙幣処理ユニット100は、紙幣の入出金処理等を行う。紙幣処理ユニット100は、搬送路105と、入出金口部110と、入金認識部120と、出金認識部130と、収納部の一例である収納庫140と、回収カセット150と、を備える。
搬送路105は、対向する搬送ベルトの間に紙幣を挟持して正逆可能に搬送する。搬送路105は、後述するように、入出金口部110、収納庫140、および回収カセット150の間で紙幣の搬送を可能にする。搬送路105は、収納庫140の上方に位置している。
入出金口部110は、搬送路105の一端側に設けられ、入金紙幣の投入口と、出金紙幣の出金口の機能を有する。入出金口部110は、収納庫140に収納された紙幣の回収時に、出金認識部130による鑑別の結果、異常紙幣であると判定された紙幣(リジェクト候補紙幣とも呼ぶ)を一時的に収納する格納庫としても機能する。このため、入出金口部110は、紙幣を分離する分離機構を備えている。
入出金口部110には、紙幣の通過を検知するセンサ112が設けられている。センサ112は、入出金口部110の紙幣が集積される集積部と、入出金口部110と接続された搬送路105との間に設けられる。これにより、入出金口部110の集積部から搬送路105に繰出された紙幣や、搬送路105から入出金口部110へ搬送された紙幣の通過を検知することができる。
また、入出金口部110には、開閉可能なシャッター104が設けられている。レジスタの係員等のユーザが紙幣を投入したり、あるいは収納庫140から出金された紙幣をユーザに引き渡したりするときに、シャッター104が開かれる。このとき、シャッター104は、入出金口部110と回収カセット150との間に収容される。一方、紙幣の回収取引時には、入出金口部に110に一時的にリジェクト候補紙幣が格納されることがあるため、シャッター104は閉じられる。
入金認識部120は、紙幣の入金時に用いられる鑑別/センサ部である。入出金口部110から投入された紙幣を収納庫140に収納する際に機能し、入金認識部120の紙幣の通過をセンサ機能によって検知するとともに、鑑別機能により紙幣を鑑別する。
出金認識部130は、紙幣の出金時に用いられる鑑別/センサ部である。収納庫140に収納された紙幣を回収したり、入出金口部110へ出金したりする際に機能し、出金認識部130の紙幣の通過をセンサ機能によって検知するとともに、鑑別機能により紙幣を鑑別する。
収納庫140は、搬送路105の他端側にて搬送路105と接続され、入金認識部120により正常紙幣と判定された紙幣を収納する。紙幣処理ユニット100は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納庫140を有する。例えば、紙幣処理ユニット100は、収納庫140として、千円紙幣を収納する千券収納庫142と、五千円紙幣を収納する五千券収納庫144と、一万円紙幣を収納する万券収納庫146とを備える。各収納庫142、144、146は、紙幣を分離する分離機構を備えている。また、各収納庫142、144、146には、紙幣の通過を検知するセンサ141、143、145がそれぞれ設けられている。
また、各収納庫142、144、146には、図1に示すように、それぞれ、集積部の一例であるステージ142a、144a、146aと、付勢部材の一例であるバネ142b、144b、146bと、が設けられている。
ステージ142a、144a、146a上には、紙幣が集積されている。すなわち、ステージ142a上には千円紙幣が集積され、ステージ144a上には五千円紙幣が集積され、ステージ146a上には一万円紙幣が集積されている。
バネ142b、144b、146bは、それぞれ対応するステージ142a、144a、146aの下方に設けられ、弾性力によってステージ142a、144a、146aを上方(付勢方向)へ向けて付勢する。具体的には、バネ142b、144b、146bは、ステージ142a、144a、146aに集積された紙幣を、ステージ142a、144a、146aと収納庫142、144、146の上面とで挟むように、紙幣を前記上面に接触させるように付勢する。
回収カセット150は、入出金口部110の下方に設けられ、回収時に収納庫140から搬送された紙幣を収納する。回収カセット150には、出金認識部130の鑑別により(または入金認識部120による再鑑別により)正常と判定された紙幣が収納される。回収カセット150の内部には、リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫152が設けられている。リジェクト庫152には、入金認識部120による再鑑別の結果、異常と判定された紙幣が収納される。回収カセット150には、紙幣の通過を検知するセンサ151が設けられている。
そして、紙幣の入金時、入金認識部120により鑑別されて正常と判定された紙幣は、出金認識部130に到達した際、紙幣の金種に応じて紙幣の搬送方向を切り替える切替ブレード107、108が切り替わり、所定の収納庫140へ搬送される。紙幣の出金時も、出金認識部130により鑑別されて正常と判定された紙幣は、入金認識部120に到達した際、切替ブレード106が切り替わり入出金口部110へ搬送される。
また、紙幣の回収時に、収納庫140から繰出された紙幣(回収紙幣とも呼ぶ)は、出金認識部130で鑑別された後、入金認識部120を通過する。そして、回収紙幣のうちリジェクト候補紙幣は、入出金口部110へ搬送され、正常紙幣は、回収カセット150へ搬送される。このときの紙幣の搬送方向は、切替ブレード106によって切り替えられる。また、入出金口部110に一時的に収納されたリジェクト候補紙幣は、入金認識部120にて再鑑別された後、回収カセット150またはリジェクト庫152へ搬送される。
紙幣処理装置10は、紙幣処理装置10の全体動作を制御する制御ユニットを備える。制御ユニットは、上述した各構成要素の動作を制御する制御部と、制御部が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶部とを有する。
(1−2.収納庫からの紙幣の抜き取り方法)
ところで、例えば装置内で紙幣の搬送異常が発生した場合に、ユーザが、収納庫140(千券収納庫142、五千券収納庫144、万券収納庫146)から紙幣を手で抜き取ることがある。かかる場合には、収納庫140を有する紙幣処理ユニット100を筺体12から引き出す必要がある。
図2は、紙幣処理ユニット100が筺体12から引き出された状態を示す図である。紙幣処理ユニット100は、筐体12に対して図2に示すX方向に移動することで、挿抜可能である。そして、ユーザは、紙幣処理ユニット100を図2に示すように筺体12から露出するように引き出した後に、収納庫140から紙幣を手で抜き取ることになる。
以下では、本実施形態に係る千券収納庫142、五千券収納庫144、万券収納庫146からの紙幣の抜き取り方法を説明する前に、比較例に係る紙幣の抜き取り方法について説明する。
(比較例に係る紙幣の抜き取り方法)
比較例においては、ユーザは、千券収納庫142、五千券収納庫144、万券収納庫146の上方(図2に示すZ方向の上方)の搬送路105等を回動させて手を入れられる隙間を形成した後に、隙間を経由して収納庫142、144、146内に手を入れて紙幣を抜き取る。以下においては、図3及び図4を参照しながら、比較例に係る千券収納庫142、五千券収納庫144、万券収納庫146からの紙幣の抜き取り方法について、具体的に説明する。
図3は、比較例において五千券収納庫144又は万券収納庫146から紙幣(五千円紙幣、一万円紙幣)を抜き取る際の紙幣処理ユニット100の状態を説明するための図である。
比較例において五千券収納庫144又は万券収納庫146から紙幣を抜き取る際には、ユーザは、図3に示すように第1回動部160を回動させる。第1回動部160は、搬送路105の搬送ベルトや搬送ローラ等を含み、搬送ローラ161を中心に回動する。第1回動部160は、所定角度だけ回動した開位置で静止されるように構成されている。このように第1回動部160が回動することにより、ユーザが手を入れられる隙間162が形成される。そして、ユーザは、第1回動部160が開位置に静止した状態で、隙間162を経由して五千券収納庫144又は万券収納庫146内に手を入れて、五千券収納庫144又は万券収納庫146の紙幣を抜き取る。
しかし、上述した紙幣の抜き取り方法の場合には、下記のような問題がある。まず、第1回動部160が存在するため、五千券収納庫144や万券収納庫146の紙幣が見難く紙幣を抜き取り難い。また、隙間162の空間が狭いことにより手の出し入れが行い難いため、紙幣の抜き取りの作業性が低下しやすい。さらに、隙間162の空間が狭いため、抜き取り中の紙幣が、第1回動部160等に接触して損傷する恐れがある。
さらに、五千券収納庫144や万券収納庫146の紙幣は、ステージ144a、146aと収納庫144、146の上面とに挟まっているので、紙幣を抜き取るためには、バネ144b、146bにより付勢されたステージ144a、146a押し下げる必要がある。このため、ユーザは、両手のうち一方の手で見難いステージ144a(146a)を押し下げた状態で、他方の手で紙幣を抜き取ることになるので、紙幣の抜き取り作業が煩雑なものとなる。
図4は、比較例において千券収納庫142から紙幣(千円紙幣)を抜き取る際の紙幣処理ユニット100の状態を説明するための図である。
比較例において千券収納庫142から紙幣を抜き取る際には、ユーザは、図4に示すように第2回動部165を回動させる。第2回動部165は、紙幣処理ユニット100の板金等を含み、回転軸166を中心に回動する。なお、第2回動部165の回動方向(図4に示す反時計回り方向)は、第1回動部160の回動方向(図3に示す時計回り方向)とは逆方向である。第2回動部165も、所定角度だけ回動した開位置で静止されるように構成されている。このように第2回動部165が回動することにより、ユーザが手を入れられる隙間167が形成される。そして、ユーザは、第2回動部165が開位置に静止した状態で、隙間167を経由して千券収納庫142内に手を入れて、千券収納庫142の紙幣を抜き取る。
しかし、上述した紙幣の抜き取り方法の場合にも、下記のような問題がある。まず、第2回動部165が存在するため、千券収納庫142の位置が分かり難く、ユーザは、手探りで千券収納庫142を探すことになる。また、第2回動部165の回動方向が第1回動部の回動方向とは逆方向であるため、手を曲げた状態で手の出し入れを行うことになり、作業性が著しく低下する。また、抜き取り中の紙幣が見えないため、紙幣が第2回動部165等に接触して損傷する恐れがある。
さらに、千券収納庫142の紙幣は、ステージ142aと収納庫142の上面とに挟まっているので、紙幣を抜き取るためには、バネ142bにより付勢されたステージ142aを押し下げる必要がある。このため、ユーザは、両手のうち一方の手で見難いステージ142aを押し下げた状態で、他方の手で紙幣を抜き取ることになるので、紙幣の抜き取り作業が煩雑なものとなる。
これに対して、本実施形態では、比較例で説明したような問題点を解消すべく、詳細は後述するが、紙幣処理ユニット100の側面に開閉可能な収納庫扉170に設け、収納庫142、144、146の開口部142c、144c、146cから紙幣が抜き取り可能な構成となっている。
(1−3.収納庫扉の詳細構成例)
本実施形態に係る各収納庫142、144、146には、上述したステージ142a、144a、146aと、バネ142b、144b、146bに加えて、開口部142c、144c、146c(図2参照)が設けられている。
開口部142c、144c、146cは、各収納庫142、144、146の搬送路105と接続する面と交差する面(紙幣処理ユニット100の側面)に形成されており、ステージ142a、144a、146a上に集積された紙幣が通過可能な開口を有する。開口は、例えば矩形状を成しており、紙幣の幅よりも大きい。本実施形態において、ユーザは、ステージ142a、144a、146a上に集積された紙幣を開口部142c、144c、146cを通過させて抜き取ることが可能である。
図5及び図6を参照しながら、収納庫扉170の詳細構成について説明する。図5は、本実施形態に係る収納庫扉170が開状態に位置する際の紙幣処理ユニット100の上面図である。図6は、開状態の収納庫扉170と、収納庫142、144、146との位置関係を説明するための図である。
紙幣処理ユニット100の側面(具体的には、図5に示すようにY方向の側面)には、開閉可能な収納庫扉170に設けられている。収納庫扉170は、通常閉じているが、紙幣処理ユニット100が筺体12から抜き出された際に開くことが可能である。すなわち、収納庫扉170は、閉位置と開位置との間で回動する。そして、収納庫扉170は、閉位置に位置する際に、各収納庫142、144、146の開口部142c、144c、146cを閉塞している。一方で、収納庫扉170は、開位置に位置する際には、図6に示すように開口部142c、144c、146cを露出させる。このため、ユーザは、収納庫扉170が開いた際に、ステージ142a、144a、146a上の紙幣を開口部142c、144c、146cを通過させて抜き取ることができる。この際、ユーザは、バネ142b、144b、146bに付勢されたステージ142a、144a、146aを手で押し下げて、紙幣を抜き取る。
本実施形態では、一つの収納庫扉170が、3つの収納庫142、144、146の開口部142c、144c、146cを閉塞又は開放させる。これにより、部品点数を減らすことができ、構成をシンプルにできる。
そして、収納庫扉170を開けて開口部142c、144c、146cから紙幣を抜き取ることにより、上述した比較例の場合の問題点を解消できる。すなわち、収納庫扉170を開位置へ回動させることにより、開口部142c、144c、146cを経由して収納庫142、144、146に収納された紙幣を抜き取ることが可能となる。この際、ユーザは、収納庫142、144、146の紙幣を確認しやすいため、紙幣を抜き取りやすくなり、また紙幣を抜き取る際に紙幣を損傷させることを防止できる。この結果、収納庫142、144、146に収納された紙幣を適切に抜き取ることが可能となる。
また、本実施形態の場合には、開口部142c、144c、146cからステージ142a、144a、146aが見やすいので、ステージ142a、144a、146aを押し下げやすい。このため、ユーザが手動でステージ142a、144a、146aを押し下げた状態で紙幣を抜き取る際に、比較例に比べて作業性が向上する。
紙幣処理ユニット100は、収納庫扉170の開閉状態を検知するための開閉検知部180(図11参照)を有する。開閉検知部180は、例えば、図7に示すように収納庫扉170に設けられた凸部182と、ユニットの内部に設けられた検知センサ184(図11)とで構成される。そして、検知センサ184が、収納庫扉170が閉じた際に凸部182を検知することで、収納庫扉170が閉状態であると判定される。また、検知センサ184が、凸部182を検知できない場合には、収納庫扉170が開状態であると判定される。図7は、開閉検知部180を説明するための図である。
また、収納庫扉170は、閉じた際に、ステージ142a、144a、146a上の紙幣をガイドするガイド部174a、174b、174c(図6参照)を有する。例えば、ガイド部174a、174b、174cは、各収納庫142、144、146に紙幣が収納される際や、収納庫142、144、146から紙幣が分離して繰り出される際に、紙幣をガイドする。これにより、紙幣のジャム等を抑制可能となる。
ガイド部174a、174b、174cは、収納庫扉170が閉じた際に開口部142c、144c、146cに対向する対向面から突出形成された凸面175a、175b、175cを有する。凸面175a、175b、175cは、それぞれ開口部142c、144c、146cの開口面積より若干小さい面積となるように形成されており、紙幣に接触してガイドする。これにより、束の状態で集積された紙幣を確実にガイドできる。なお、凸面175a、175b、175cの突出高さは、図8に示すように異なる。
図8は、ガイド部174a、174b、174cの凸面175a、175b、175cを説明するための模式図である。凸面175aの突出高さ(図8のY方向の突出高さ)をD1とし、凸面175bの突出高さをD2とし、凸面175cの突出高さをD3とした場合に、突出高さD1が最も大きく、突出高さD3が最も小さい。このように凸面175a、175b、175cの高さが異なるのは、ステージ142a、144a、146a上の紙幣S1〜S3の幅(図8のY方向の長さ)が異なるためである。すなわち、千円紙幣S1、五千円紙幣S2、一万円紙幣S3のうち、千円紙幣S1の幅が最も小さく、一万円紙幣S3の幅が最も大きい。このように複数の凸面175a、175b、175cの突出高さが、対応する紙幣の金種に応じて異なるので、より適切に紙幣をガイドできる。
また、紙幣処理ユニット100において、ステージ142a、144a、146aの開口部142c、144c、146c側(収納庫扉170側)の側面には、ステージ142a、144a、146a上の紙幣をユーザに掴みやすくするために、図9に示すような切欠き147がそれぞれ形成されている。
図9は、ステージ142a、144a、146aにそれぞれ形成された切欠き147を説明するための図である。切欠き147は、ユーザの指が入り込むことが可能な程度に、例えば側面の中央に半円状に切り欠かれている。これにより、ユーザは、切欠き147に入れた指と他の指とで紙幣を挟んで抜き出すことができるので、収納庫142、144、146からの紙幣の抜き出しが円滑に行われる。なお、切欠き147の形状は上述した半円に限定されず、例えば矩形状の形状であっても良い。また、切欠き147の形成位置も側面の中央に限定されず、例えば側面の端側であっても良い。
また、紙幣処理ユニット100において、第三者が収納庫142、144、146の紙幣を抜き出すことを防止するセキュリティの観点から、閉位置に位置する収納庫扉170を紙幣処理装置10(紙幣処理ユニット100)の本体に施錠する施錠機構を有する。収納庫扉170は、施錠機構による施錠が解除されると、閉位置へ回動可能である。施錠機構は、収納庫扉170に設けられた錠部176(図6参照)と、ユーザが携帯可能な鍵178(図10参照)とによって実現される。これにより、第三者が収納庫扉170を開けることを防止できる。
図10は、紙幣処理ユニット100の施錠の解除の流れを説明するための概略図である。ここでは、閉じた状態の収納庫扉170が紙幣処理ユニット100の本体に施錠されているものとする。その後、ユーザが鍵178を錠部176に挿入して図10(a)に示すように回転させることで、施錠が解除される。そして、ユーザは、鍵178が錠部176に挿入された状態のまま図10(b)に示すように収納庫扉170を回動させて、収納庫扉170を開く。これにより、収納庫142、144、146からの紙幣の抜き取りが可能となる。
なお、上記では、一つの収納庫扉170が、3つの収納庫142、144、146の開口部142c、144c、146cを閉塞又は開放させることとしたが、これに限定されない。例えば、3つの収納庫142、144、146のそれぞれに、独立の収納庫扉170を設ける(すなわち、3つの収納庫扉を設ける)こととしても良い。これにより、ユーザは、抜き取る紙幣が通過する開口部を閉塞している収納庫扉170を開ければ良い。ただし、部品点数を削減する観点からすると、一つの収納庫扉170を設けた方が望ましい。
(1−4.有効性)
第1の実施形態によれば、紙幣処理ユニット100は、収納庫142(144、146)の搬送路105と接続する面とは交差する面に形成され、収納庫142(144、146)に収納された紙幣が通過可能な開口部142c(144c、146c)と、開口部142c(144c、146c)を閉塞する閉位置(図10(a)参照)と、開口部142c(144c、146c)を開放する開位置(図6参照)との間で回動する収納庫扉170と、を備える。
かかる場合には、収納庫扉170を開位置へ回動させることにより、開口部142c(144c、146c)を経由して収納庫142(144、146)に収納された紙幣を抜き取ることが可能となる。この際、ユーザは、収納庫142(144、146)の紙幣を確認しやすいため、紙幣を抜き取りやすくなり、また紙幣を抜き取る際に紙幣を損傷させることを防止できる。この結果、収納庫142(144、146)に収納された紙幣を適切に抜き取ることが可能となる。
<2.第2の実施形態>
上述した第1の実施形態では、ユーザがステージ142a、144a、146aを手動で押し下げた状態で、ステージ142a、144a、146a上の紙幣を抜き取ることとした。これに対して、第2の実施形態では、収納庫扉170が開くと、ステージ142a、144a、146aが自動で下降する点に特徴がある。
図11は、第2の実施形態に係る紙幣処理装置10の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、紙幣処理装置10は、制御部190と、検知部の一例である開閉検知部180と、駆動部の一例であるステージ駆動部192と、を有する。
制御部190は、紙幣処理ユニット100の動作全体を制御する。開閉検知部180は、図7で前述したように、凸部182と検知センサ184によって収納庫扉170の開閉状態を検知する。ステージ駆動部192は、ステージ142a、144a、146aを移動させる。具体的には、ステージ駆動部192は、バネ142b、144b、146bで付勢されているステージ142a、144a、146aを、付勢方向とは逆方向へ移動させる。
そして、第2の実施形態では、制御部190は、開閉検知部180により収納庫扉170の開状態を検知した場合に、ステージ駆動部192にステージ142a、144a、146aを付勢方向とは逆方向へ移動させて、図12に示すように下降位置に位置させるように制御する。この際、3つのステージ142a、144a、146aは、同時に下降位置に移動する。図12は、ステージ142a、144a、146aが下降位置に移動した状態を示す図である。
第2の実施形態によれば、紙幣が、バネ142b(144b、146b)によって付勢されたステージ142a(144a、146a)と、収納庫142(144、146)の上面とに挟まれた状態が自動で解除されるので、ユーザは、ステージ142a(144a、146a)を手動で移動させること無く、紙幣を抜き取ることが可能となる。すなわち、ユーザは、片手で紙幣を抜き取ることができるので、紙幣の抜き取り作業の効率が向上する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、紙幣処理装置10は、レジスタに接続される小型の紙幣入出金装置として説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば紙幣が搬送される搬送路105の長さが限定される発券機や小型のATM、現金処理機等にも適用することができる。
10 紙幣処理装置
100 紙幣処理ユニット
105 搬送路
140、142、144、146 収納庫
142a、144a、146a ステージ
142b、144b、146b バネ
142c、144c、146c 開口部
147 切欠き
170 収納庫扉
174a、174b、174c ガイド部
175a、175b、175c 凸面
176 錠部
178 鍵
180 開閉検知部
182 凸部
184 検知センサ
190 制御部
192 ステージ駆動部

Claims (8)

  1. 紙幣を搬送する搬送路と接続され、前記紙幣を収納し、前記紙幣が集積される集積部、及び前記紙幣が集積された前記集積部を上方へ付勢する付勢部材を有する収納部と、
    前記収納部の前記搬送路と接続する面と交差する面に形成され、前記収納部に収納された紙幣が通過可能な開口部と、
    前記開口部を閉塞する閉位置と、前記開口部を開放する開位置との間で回動する開閉扉と、
    前記開閉扉の開閉状態を検知する検知部と、
    前記集積部を下方へ移動させる駆動部と、
    前記開閉扉の開状態を検知した場合に、前記駆動部に前記集積部を下方へ移動させる制御部と、
    を備え
    前記収納部は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納部であり、
    前記複数の収納部は、それぞれ前記集積部を有し、
    前記制御部が前記開閉扉の開状態を検知した場合に、前記駆動部に前記集積部を下方へ移動させることで、前記紙幣が前記集積部と前記収納部の上面とに挟まれた状態が解除される、紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記搬送路は、前記収納部の上方に設けられている、紙幣処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の紙幣処理装置において、
    前記集積部の前記開口部側の側面に、切欠きが形成されている、紙幣処理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記開閉扉は、閉位置に位置する際に前記収納部の紙幣をガイドするガイド部を有する、紙幣処理装置。
  5. 請求項に記載の紙幣処理装置において、
    記ガイド部は、それぞれ対応する前記金種の紙幣に接触してガイドする複数の凸面を有し、
    前記複数の凸面の突出高さは、対応する前記紙幣の金種に応じて異なる、紙幣処理装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    閉位置に位置する前記開閉扉を、前記紙幣処理装置の本体に施錠可能な施錠機構を更に備え、
    前記開閉扉は、前記施錠機構による施錠が解除されると、前記開位置へ回動可能である、紙幣処理装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記収納部は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納部であり、
    一つの前記開閉扉が、回動することにより、前記複数の収納部の開口部を閉塞又は開放させる、紙幣処理装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記収納部は、それぞれ異なる金種の紙幣を収納する複数の収納部であり、
    前記開閉扉は、前記複数の収納部の各々に設けられている、紙幣処理装置。
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