JP5453946B2 - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラムの周囲に複数の搬送ローラを配置し、ドラムと搬送ローラとの間に紙幣等の媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置に関する。
従来の媒体搬送装置は、外周面にベルト部材を設けた複数の円板状の支分ドラムの周囲に、各支分ドラムの外周面を押圧する複数の押えローラを配置して構成され、媒体搬送装置に紙幣が搬送された場合に、支分ドラムを回転させて、搬送された紙幣を各支分ドラムと押えローラとの間に挟持して搬送している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−267947号公報(段落0017−0023、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、搬送された紙幣を各支分ドラムと押えローラとの間に挟持して搬送しているため、搬送されている紙幣がジャムを発生させた場合には、支分ドラムと押えローラとの間に挟持されたジャム紙幣を含む残留紙幣を、支分ドラムと押えローラとの間から1枚ずつ引抜いて除去しなければならず、媒体搬送装置におけるジャム発生時の残留紙幣の除去作業に時間を要するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、媒体搬送装置におけるジャム発生時の残留紙幣の除去作業を容易にする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、回転可能に支持されたドラムと、前記ドラムの周囲に配置され、前記ドラムの外周面を押圧する複数の搬送ローラと、前記搬送ローラ間に配置され、前記ドラムの外周面を覆う複数のガイド板と、を備え、前記ドラムの外周面と前記搬送ローラとの間に挟持した媒体を前記ガイド板に案内させて搬送する媒体搬送装置において、前記ドラムに、前記ドラムを回転させるノブを設けると共に、前記搬送ローラのいずれか一つを、前記ドラムの外周面から退避可能に構成し、媒体のジャムが発生した場合に、前記退避可能に構成した搬送ローラを前記ドラムの外周面上の押圧部から退避させて隣接する前記ガイド板間に前記ドラムの外周面を露出させた開口部を形成し、前記ドラムを前記ノブにより回転させて前記開口部から、前記ドラムの外周面に残留する媒体を除去することを特徴とする。
これにより、本発明は、一つの搬送ローラを退避させてドラムを回転させるだけで、ドラム上に残留する残留媒体を、退避させた搬送ローラが押圧していた1箇所の押圧部に集めて、残留媒体の全てを1度に除去することが可能になり、ジャム発生時における残留媒体の除去作業を容易にして、その除去作業に要する時間を短縮することができるという効果が得られる。
実施例1の紙幣入出金機を示す説明図 実施例1のドラム式搬送路の側面を示す説明図 実施例1のドラム式搬送路の外観を示す説明図 実施例1のドラム式搬送路の残留紙幣の除去動作を示す説明図 実施例2のドラムの側面を示す説明図 実施例2のピンの突出動作を示す説明図 実施例2のドラム式搬送路の残留紙幣の除去動作を示す説明図 実施例3のドラムの側面を示す説明図 実施例3のブレードの突出動作を示す説明図 実施例3のドラム式搬送路の外観を示す説明図 実施例3のドラム式搬送路の残留紙幣の除去動作を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による媒体搬送装置の実施例について説明する。
図1において、1は媒体取扱装置としての紙幣入出金機であり、図示しない上位装置としての現金自動預払機に装備されており、顧客が投入した媒体としての紙幣Pを受入れ、これを鑑別および計数して収納し、顧客に支払う紙幣Pを計数して顧客に引渡す機能等を有しており、以下に示す構成を備えている。
2は入出金部であり、紙幣入出金機1の前面側に設けられ、前面に開口する入出金口を開閉するシャッタ等を備え、入出金口から投入された紙幣Pを1枚毎に分離して繰出す機能、顧客に引渡す紙幣P等を集積する機能等を有している。
3は鑑別部であり、搬送された紙幣に対する各種の鑑別、つまり紙幣Pの真偽や正損、金種等を識別する機能、および連鎖、斜行等の搬送異常を検出する機能等を有している。
4は一時保留部であり、入出金部2に投入された紙幣Pで、鑑別部3により真券と鑑別され、取込可能と判定された紙幣を集積して一時保留する集積部であって、紙幣Pを1枚毎に分離して繰出す機能、搬送された紙幣Pを集積する機能等を有している。
5は紙幣収納庫であり、設定された金種に応じて紙幣Pを収納する収納庫であって、それぞれ収納されている紙幣Pを1枚毎に分離して繰出す機能、搬送された紙幣Pを集積する機能等を有している。
6はリジェクト庫であり、出金時に紙幣収納庫5から繰出され、鑑別部3により重送等の搬送異常と鑑別された出金時のリジェクト紙幣を収納する収納庫であって、搬送された紙幣Pを集積する機能等を有している。
7は搬送路であり、ベルト対またはローラ対で紙幣Pを挟持して搬送する搬送路であって、紙幣Pを各部へ搬送するために複数(7a〜7e)設けられている。
8a〜8cは切替機構であり、搬送路7の分岐部に設けられた切替ブレードにより紙幣の搬送方向を切替える機能を有している。
9は媒体搬送装置としてのドラム式搬送路であり、後述する構成を備えている。
搬送路7aは、入出金部2と切替機構8aとの間を接続する搬送路である。
搬送路7bは、切替機構8aとドラム式搬送路9との間を接続する搬送路であり、その途中に鑑別部3が配置されている。
搬送路7cは、ドラム式搬送路9と一時保留部4との間を接続する搬送路であり、ドラム式搬送路9との分岐部には、切替機構8bが設けられている。
搬送路7dは、ドラム式搬送路9と入出金部2との間を接続する搬送路である。
搬送路7eは、切替機構8aと、各紙幣収納庫5およびリジェクト庫6との間をそれぞれ接続する搬送路であり、各紙幣収納庫5との分岐部には、切替機構8cが設けられている。
図2、図3において、11はドラム式搬送路9のドラムであり、正逆回転可能に支持された円柱状または円筒状の回転部材であって、その外周面は摩擦部材が被覆され、軸方向の一端にはドラム11を手動で回転させるためのノブ12が設けられており、図示しない駆動機構によって駆動される。
13は搬送ローラであり、所定の間隔で複数のローラを配置(本実施例では2つ、図3参照)した回転部材であって、ドラム11の外周面の半径方向の外側に、紙幣Pの搬送方向の長さより狭い間隔で配置され、図示しないバネ部材によってドラム11の外周面に押圧されており、ドラム11の回転に伴って従動回転する。
本実施例の搬送ローラ13は、複数の中の1つが、図示しないロック機構を有するレバーによって、ドラム11の外周面から退避可能に構成されている(この退避可能な搬送ローラ13を、退避搬送ローラ13aという。)。
本実施例では、図2において左側に配置された搬送ローラ13、つまり複数の搬送ローラ13の中央の搬送ローラ13が、退避搬送ローラ13aとして構成されている。
14はガイド板であり、ドラム11の外周面から所定の隙間を介して各搬送ローラ13(退避搬送ローラ13aを含む。)の間に配置された円弧状断面形状を有する板状部材であって、ドラム11と搬送ローラ13との間に挟持されて、ドラム11の回転方向に搬送される紙幣Pの先端をドラム11と搬送ローラ13との挟持部に案内する機能を有している。
なお、図3は、ガイド板14、搬送路7c、切替機構8bを除いた状態で描いたものである。
上記の構成の作用について説明する。
紙幣入出金機1によって入金処理を行う場合は、紙幣入出金機1は、入出金部2に紙幣Pが投入されると、入出金部2のシャッタを閉鎖して投入された紙幣Pを取込む取込処理を開始する。
すなわち、紙幣入出金機1は、入出金部2に投入された紙幣Pを繰出して搬送路7a、切替機構8a、搬送路7bにより鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で真券と鑑別された紙幣Pの金種別の枚数を計数して搬送路7b、ドラム式搬送路9、切替機構8b、搬送路7cにより一時保留部4に搬送して集積する。
そして、上位装置で入金金額が確定されると、紙幣入出金機1は確定された紙幣Pを収納する収納処理を開始する。
すなわち、紙幣入出金機1は、一時保留部4に集積されている確定された紙幣Pを繰出し、搬送路7c、切替機構8b、搬送路7bにより鑑別部3へ搬送し、鑑別された金種に応じて、その金種が設定された紙幣収納庫5へ搬送路7b、切替機構8a、搬送路7e、切替機構8cにより搬送して収納する。
このようにして、本実施例の紙幣入出金機1による入金処理が行われる
出金処理の場合は、上位装置から出金金額が通知されると、紙幣入出金機1は収納している紙幣Pを顧客に引渡す出金処理を開始する。
すなわち、紙幣入出金機1は、出金金額に相当する紙幣Pの金種別の枚数を演算し、該当する紙幣収納庫5からそれぞれ紙幣Pを繰出して、搬送路7e、切替機構8c、切替機構8a、搬送路7bにより鑑別部3へ搬送し、鑑別部3で正券と鑑別された紙幣Pの金種別の枚数を計数して搬送路7b、ドラム式搬送路9、搬送路7dにより入出金部2へ搬送して集積する。
また、鑑別部3で出金時のリジェクト紙幣と鑑別された紙幣Pは、搬送路7b、切替機構8a、搬送路7eによりリジェクト庫6に搬送して集積する。
そして、紙幣入出金機1は、出金金額に相当する紙幣Pの入出金部2への集積を終えると、入出金部2のシャッタを開放して顧客に紙幣Pを引渡し、顧客の受取りを確認して出金処理を終了させる。
このようにして、本実施例の紙幣入出金機1による出金処理が行われる
上記のようにして、入金処理や出金処理が実行されている場合に、紙幣入出金機1がドラム式搬送路9におけるジャムを検出した場合の作動について説明する。
ドラム式搬送路9における紙幣Pのジャムを検出すると、紙幣入出金機1は各部の動作を停止させ、警報等によりジャムの発生を保守員等の係員に報知する。
このとき、ドラム式搬送路9には、図4(a)に示すように、ジャム紙幣を含む残留紙幣Pzが搬送ローラ13(退避搬送ローラ13aを含む。)とドラム11の外周面との間に挟持された状態で、複数箇所に残留している。
ジャムの発生を認識した係員は、紙幣入出金機1の図示しない扉を開け、退避搬送ローラ13aをドラム式搬送路9から図4(b)に示す矢印A方向に退避させる。
これにより、退避搬送ローラ13aが押圧していた残留紙幣Pzへの押圧が解除されると共に、ドラム11の外周面上の押圧部が隣接するガイド板14の間から露出する。
次いで、係員はノブ12を、図4(b)に示す矢印B方向およびその逆方向に回転させる。
このとき、本実施例のドラム式搬送路9においては、搬送ローラ13が紙幣Pの搬送方向の長さより狭い間隔で配置されているので、退避搬送ローラ13aをドラム11の外周面上から退避させ、ドラム11をノブ12で回転させれば、退避搬送ローラ13aを除く搬送ローラ13によって残留紙幣Pzがドラム11の回転方向に搬送されるが、退避搬送ローラ13aを退避させた部位では残留紙幣Pzへの挟持が解除され、退避搬送ローラ13aが押圧していた押圧部に残留紙幣Pzが置去りにされて集められる。
このようにして、複数箇所に残留している残留紙幣Pzが、退避搬送ローラ13aが押圧していた1箇所の押圧部に集められ、集められた残留紙幣Pzは退避搬送ローラ13aの両側に配置されたガイド板14間の開口部から取出され、ドラム式搬送路9上の残留紙幣Pzが除去される。
残留紙幣Pzの除去後に、係員は退避搬送ローラ13aを元の位置に戻してドラム式搬送路9による搬送を可能にし、紙幣入出金機1による各処理を再開させる。
以上説明したように、本実施例では、ドラムの周囲に配置された複数の搬送ローラの一つを、ドラムの外周面から退避可能に構成してこれを退避搬送ローラとし、ドラム式搬送路でジャムが発生した場合に、退避搬送ローラをドラムの外周面から退避させ、ドラムをノブによって正逆方向に回転させて退避させた退避搬送ローラの押圧部に、ドラムの外周面に残留する残留紙幣Pzを集めて除去するようにしたことによって、退避搬送ローラを退避させてノブによってドラムを回転させるだけで、残留紙幣Pzを、退避搬送ローラを退避させた1箇所の押圧部に集めて、残留紙幣Pzの全てを1度に除去することが可能になり、ジャム発生時における残留紙幣Pzの除去作業を容易にして、その除去作業に要する時間を短縮することができる。
なお、本実施例においては、1箇所の押圧部に集められた残留紙幣Pzを、退避搬送ローラの両側に近接して配置されたガイド板間の開口部から取出して除去するとして説明したが、両側に近接するガイド板の一方または両方を、開口部を広げる方向に回動させるようにした可動ガイド板とするようにしてもよい。このようにすれば、集められた残留紙幣Pzの除去作業を更に容易に行うことができる。
以下に、図5ないし図7を用いて本実施例のドラム式搬送路について説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、21は出没部材としてのピンであり、リンク機構22によってノブ12に連結しており、ノブ12を回転させることにより、搬送ローラ13の通過位置を避けてドラム11の外周面から出没するよう構成されている。
本実施例のノブ12のドラム11への取付部には、ノブ12の単独の回動範囲を制限する図示しない制限部材が設けられており、ノブ12が図5に示す角度位置にあるときに、ピン21がドラム11の外周面から内部に没してその先端の端面が外周面と面一になるように設定され、ノブ12を図5において時計方向に更に回転させると、これに伴ってドラム11が時計方向に回転する。
また、ノブ12を図5に示す角度位置から図6に示す角度位置へ反時計方向に回動させると、連結されたリンク機構22が図6に矢印で示すように移動し、ピン21の先端がドラム11の外周面からガイド板14と接触しない位置に突出するように設定され、ノブ12を図6において反時計方向に更に回転させると、これに伴ってドラム11が反時計方向に回転する。
上記のように、ドラム11の外周面から出没するピン21を設けた場合には、ドラム式搬送路9においてジャムが検出され、紙幣入出金機1の各部の動作が停止すると、ドラム式搬送路9には、図7(a)に示すように、ジャム紙幣を含む残留紙幣Pzが搬送ローラ13(退避搬送ローラ13aを含む。)とドラム11の外周面との間に挟持された状態で複数箇所に残留する。
ジャムの発生を認識した係員が、上記実施例1と同様にして、退避搬送ローラ13aをドラム式搬送路9から図7(b)に示す矢印A方向に退避させ、ノブ12を図7(b)に示す矢印C方向に回転させると、これに伴ってドラム11が同方向に回転し、ドラム11上に残留していた残留紙幣Pzが、退避搬送ローラ13aが押圧していた押圧部へ搬送されて挟持を解除され置去りにされて集められる。
そして、1箇所の押圧部に集められた残留紙幣Pzを、ガイド板14間の開口部から取出して除去した後に、係員が、ノブ12を図7(c)に示す矢印D方向に回転させると、これに伴ってピン21がドラム11の外周面から矢印E方向に突出し、更にノブ12を矢印D方向に回転させると、ドラム11がピン21を突出させた状態で同方向に回転し、退避搬送ローラ13aの退避後のガイド板14間の開口部からピン21の通過を視認したときに停止させる。
これにより、ドラム式搬送路9上に残留紙幣Pzが存在していないことが再度確認され、係員は、退避搬送ローラ13aを元の位置に戻してドラム式搬送路9による搬送を可能にし、紙幣入出金機1による各処理を再開させる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、ドラムに設けたノブの回転方向によってドラムの外周面から出没するピンを設けたことによって、残留紙幣Pzの除去後に、ピンを突出させた状態でドラムを回転させて残留紙幣Pzの存否を確認することができ、係員の熟練度に関らず、ドラム式搬送路における残留紙幣Pzの除去をより確実に行うことができる。
以下に、図8ないし図11を用いて本実施例のドラム式搬送路について説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8において、31はブレードであり、円筒状に形成されたドラム11(図10参照)の外郭を切欠いて形成された開口部32に、回転支点31aを中心に回動可能に取付けられており、ブレード31とノブ12との間を連結するアーム33により、ノブ12を回転させることにより、搬送ローラ13の通過位置を避けてブレード31の先端がドラム11の外周面から出没するよう構成されている(図10参照)。
34はストッパであり、ノブ12のアーム33の取付位置と、ノブ12の中心を挟んで反対側に取付けられており、ブレード31の回動範囲を制限する機能等を有している。
本実施例のドラム11の内部は、図10に示すように空洞になっており、この空洞が残留紙幣Pzの収容空間35として機能し、ドラム11の軸方向のノブ12側の端部には収容空間35を開閉するための扉36が設けられている。
本実施例のノブ12のドラム11への取付部には、ノブ12が単独で図8において反時計方向に回動するのを制限する図示しない制限部材が設けられており、ノブ12が図8に示す角度位置にあるときに、ブレード31がドラム11の外周面から内部に没してブレード面が外周面と面一となって、ドラム11の外周面と収納空間35との間を閉鎖するように設定され、ノブ12を反時計方向に更に回転させると、これに伴ってドラム11が反時計方向に回転する。
また、ノブ12を図8に示す角度位置から図9に示す角度位置へ時計方向に回動させると、連結されたアーム33が図9に矢印で示すように移動し、ストッパ34の先端がドラム11の内周面に当接し、ブレード31の先端がドラム11の外周面からガイド板14と接触しない位置に突出してドラム11の外周面と収納空間35との間が連通されるように設定され、ノブ12を図9において時計方向に更に回転させると、ストッパ34が当接したままドラム11が時計方向に回転する。
上記のように、ドラム11の外周面から出没するブレード31を設け、ブレード31の先端を外周面から突出させて収納空間35と連通させた場合には、ドラム式搬送路9においてジャムが検出され、紙幣入出金機1の各部の動作が停止すると、ドラム式搬送路9には、図11(a)に示すように、ジャム紙幣を含む残留紙幣Pzが搬送ローラ13(退避搬送ローラ13aを含む。)とドラム11の外周面との間に挟持された状態で複数箇所に残留する。
ジャムの発生を認識した係員が、上記実施例1と同様にして、退避搬送ローラ13aをドラム式搬送路9から図11(b)に示す矢印A方向に退避させ、ノブ12を図11(b)に示す矢印Fと反対方向に回転させると、これに伴ってドラム11が同方向に回転し、ドラム11上に残留していた残留紙幣Pzが、退避搬送ローラ13aが押圧していた押圧部へ搬送されて挟持を解除され置去りにされて集められる。
そして、係員がノブ12を図11(b)に示す矢印F方向に回転させると、これに伴ってブレード31の先端がドラム11の外周面から突出し、更にノブ12を矢印F方向に回転させると、ドラム11がブレード31を突出させた状態で同方向に回転し、1箇所の押圧部に集められた残留紙幣Pzを開口部32から収容空間35に導いて収容する。
残留紙幣Pzの収容空間35への収容後に、係員は扉36を開放して収容されている残留紙幣Pzを取出して除去し、扉36の閉鎖後に、退避搬送ローラ13aを元の位置に戻してドラム式搬送路9による搬送を可能にし、紙幣入出金機1による各処理を再開させる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、ドラムに設けたノブの回転方向によってドラムの外周面から出没するブレードを設け、先端を外周面から突出させたブレードによって収容空間と外周面との間を連通し、ブレードの先端を突出させた状態でドラムを回転させ、1箇所の押圧部の集められた残留紙幣Pzを収容空間に収容するようにしたことによって、残留紙幣Pzの除去と、残留紙幣Pzの存否の確認とを同時に行うことができ、ドラム式搬送路における残留紙幣Pzの除去を確実に行うことができると共にその除去作業に要する時間を更に短縮することができる。
なお、上記実施例2および本実施例においては、ピンやブレードの先端の出没にリンク機構やアームを用いた例について説明したが、歯車やカム等の伝達機構によってピンやブレードの先端の出没を行うようにしてもよい。
1 紙幣入出金機
2 入出金部
3 鑑別部
4 一時保留部
5 紙幣収納庫
6 リジェクト庫
7、7a〜7e 搬送路
8a〜8c 切替機構
9 ドラム式搬送路
11 ドラム
12 ノブ
13 搬送ローラ
13a 退避搬送ローラ
14 ガイド板
21 ピン
22 リンク機構
31 ブレード
31a 回転支点
32 開口部
33 アーム
34 ストッパ
35 収容空間
36 扉

Claims (3)

  1. 回転可能に支持されたドラムと、前記ドラムの周囲に配置され、前記ドラムの外周面を押圧する複数の搬送ローラと、前記搬送ローラ間に配置され、前記ドラムの外周面を覆う複数のガイド板と、を備え、前記ドラムの外周面と前記搬送ローラとの間に挟持した媒体を前記ガイド板に案内させて搬送する媒体搬送装置において、
    前記ドラムに、前記ドラムを回転させるノブを設けると共に、前記搬送ローラのいずれか一つを、前記ドラムの外周面から退避可能に構成し、
    媒体のジャムが発生した場合に、前記退避可能に構成した搬送ローラを前記ドラムの外周面上の押圧部から退避させて隣接する前記ガイド板間に前記ドラムの外周面を露出させた開口部を形成し、前記ドラムを前記ノブにより回転させて前記開口部から、前記ドラムの外周面に残留する媒体を除去することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1において、
    前記ノブの一の方向への回転時に前記外周面から突出し、逆方向への回転時に前記外周面から没する出没部材を設けたことを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 回転可能に支持されたドラムと、前記ドラムの周囲に配置され、前記ドラムの外周面を押圧する複数の搬送ローラと、前記搬送ローラ間に配置され、前記ドラムの外周面を覆う複数のガイド板と、を備え、前記ドラムの外周面と前記搬送ローラとの間に挟持した媒体を前記ガイド板に案内させて搬送する媒体搬送装置において、
    前記ドラムに、前記ドラムを回転させるノブを設けると共に、前記搬送ローラのいずれか一つを、前記ドラムの外周面から退避可能に構成し、
    前記ドラムの内部に媒体を収容する収容空間を設けると共に、前記ノブの一の方向への回転時に前記外周面から先端が突出して前記収容空間と前記外周面との間を連通し、逆方向への回転時に前記外周面から先端が没して前記収容空間と前記外周面との間を閉鎖するブレードを設け、
    媒体のジャムが発生した場合に、前記退避可能に構成した搬送ローラを前記ドラムの外周面上の押圧部から退避させ、前記ドラムを前記ノブにより逆方向に回転させた後、前記ブレードの先端を突出させた状態で前記ドラムを前記ノブにより一の方向へ回転させ、前記ドラムの外周面に残留する媒体を、前記収容空間に収容することを特徴とする媒体搬送装置。
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