JP5274355B2 - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類取扱装置に関し、更に詳しくは、紙葉類取扱装置に紙葉類を出し入れするための技術に関する。
金融機関においては、無人で入出金業務を行える現金自動取引装置が広く普及している。こうした現金自動取引装置として、入出金口の内側の紙幣入出金空間において、利用者側で紙幣を保持する保持板と、利用者と反対側に配され、保持板との間で紙幣を挟持して、紙幣に押圧力を加える押板と、保持板と押板との間に配される仕切板とを備えたタイプのものが開発されている(例えば、下記特許文献1)。
かかるタイプの現金自動取引装置では、入金時には、仕切板は押板側に退避しており、シャッタが開くと、利用者は、仕切板と保持板との間に入金紙幣を挿入する。そして、シャッタが閉じると、入金紙幣は装置内部に回収される。また、出金時には、押板と仕切板との間に出金紙幣が配され、入出金口のシャッタが開いた後、利用者がその空間に手を挿入して出金紙幣を取り出す。万が一、その紙幣を取り忘れた場合には、シャッタが閉じ、その取り忘れ紙幣は装置内部に回収される。
また、現金自動取引装置として、上述の紙幣入出金空間において、紙幣を両側から挟持して、入出金口の方向、またはその反対方向に搬送する1対のクランプ機構を備えたタイプのものが開発されている(例えば、下記特許文献2)。
かかるタイプの現金自動取引装置では、入金時には、シャッタが開き、利用者が1対のクランプ機構の間に入金紙幣を挿入すると、クランプ機構によって挟持された入金紙幣が、仕切板と保持板との間に引き込まれる。また、出金時には、入出金口のシャッタが開いた後、クランプ機構によって、押板と仕切板との間に出金紙幣が配された出金紙幣が入出金口に向かって放出される。利用者はこれを取り出す。その紙幣を取り忘れた場合には、クランプ機構によって、取り忘れ紙幣が、押板と仕切板との間に引き込まれる。このように、クランプ機構が紙幣を搬送することによって、利用者は、紙幣入出金空間に手を挿入することなく、入出金操作をおこなうことができる。
しかしながら、上述の技術は、紙幣の取扱性の改善の余地を残していた。例えば、特許文献1の技術では、入金時において、本来、仕切板と保持板との間に入金紙幣を挿入する必要があるのに対して、紙幣端部が折れ曲がっていたりすると、当該端部が仕切板の端部と衝突したり、仕切板と押板との隙間に入り込んだりするおそれがあった。かかる現象が生じると、ジャムが発生したり、紙幣を装置内に取り込めずに、装置が停止したりするといった問題があった。また、出金時には、押板と仕切板との間に配された出金紙幣を利用者が取り出す際に、利用者側に配された仕切板が邪魔となって、紙幣の取り出し操作が行いにくいという問題があった。
また、特許文献2の技術では、クランプ機構で紙幣を挟持しても、紙幣全体を挟持しているわけではないので、挟持していない部分に、ふくらみや折れ曲がりがあると、入金時に、クランプ機構で紙幣を引きこむ際に、特許文献1と同様の問題が生じる。また、取り忘れ紙幣の引き込み時において、本来、押板と仕切板との間に取り忘れ紙幣を引き込む必要があるのに対して、ふくらみや折れ曲がりが生じた紙幣が、仕切板と衝突したり、仕切板と保持板との隙間に入り込んだりするおそれがあった。かかる問題は、現金自動取引装置に限らず、上述したタイプの装置であれば、紙幣や帳票などの紙葉類を取り扱う種々の紙葉類取扱装置に共通する問題であった。
特開2000−172903号公報 特開2008−129987号公報
上述の問題の少なくとも一部を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、紙葉類取扱装置の紙葉類取扱性能を向上させることである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]紙葉類取扱装置であって、
紙葉類の投入及び排出のための開口部と、
前記開口部の、前記紙葉類取扱装置の内部側において、該開口部を介して出し入れされる前記紙葉類を保持する保持板と、
前記保持板と対向して設けられ、該保持板との間の距離を可変に移動し、該開口部を介して出し入れされる前記紙葉類を前記保持板との間で挟持可能な押板と、
前記保持板と前記押板との間の空間に、該空間を該押板に沿った方向に仕切るように配され、該保持板と該押板との間を移動可能な仕切板であって、該仕切板が備える支点部材を支点として、該仕切板のうちの、該支点部材よりも前記開口部側に位置する部位を含む上部仕切板が移動可能な仕切板と
を備え、
前記上部仕切板は、
該上部仕切板が前記保持板側に傾いた第1の位置と、
該上部仕切板が、前記押板と略平行、または、該押板側に傾いた第2の位置と
に移動可能である
紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、保持板と押板との間に配された仕切板のうちの上部仕切板が、支点部材を支点として移動し、上部仕切板が保持板側に傾いた第1の位置と、上部仕切板が、押板と略平行、または、押板側に傾いた第2の位置とをとることができる。したがって、状況に応じて、上部仕切板を第1の位置または第2の位置に移動させれば、紙葉類と仕切板の開口部側の端部との干渉を抑制して、紙葉類の取扱性能を向上させることができる。
[適用例2]前記仕切板は、前記支点部材よりも前記開口部と反対の側に、前記押板に略平行な下部仕切板を備えた適用例1記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、押板に略平行な下部仕切板を備えているので、紙葉類と下部仕切板とは略平行な位置関係となり、紙葉類の保持、または、搬送を好適に行うことができる。
[適用例3]前記仕切板及び/または前記押板が移動し、前記仕切板と前記押板とが当接した位置関係をとる場合において、前記上部仕切板は、前記第2の位置に位置する適用例1または適用例2記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、仕切板と押板とが当接した位置関係をとる場合において、上部仕切板は第2の位置に位置するので、仕切板と保持板との間に紙葉類が出し入れされる場合に、紙葉類と仕切板の開口部側の端部との干渉を抑制することができる。
[適用例4]前記仕切板及び/または前記押板が移動し、前記仕切板と前記押板とが当接していない位置関係をとる場合において、前記上部仕切板は、前記第1の位置に位置する適用例1ないし適用例3のいずれか記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、仕切板と押板とが当接していない位置関係をとる場合において、上部仕切板は第1の位置に位置するので、仕切板と押板との間に紙葉類が出し入れされる場合に、当該紙葉類と仕切板の開口部側の端部との干渉を抑制することができる。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれか記載の紙葉類取扱装置であって、
前記上部仕切板は、前記第1の位置側に付勢され、前記支点部材よりも前記開口部と反対側の部位を形成する仕切板突起部を備え、前記仕切板突起部と前記押板とが当接した状態で、該押板が更に該仕切板突起部側に移動することによって、前記第2の位置に移動する紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、上部仕切板が第1の位置側に付勢されており、押板が上部仕切板の仕切板突起部を押すことで、上部仕切板は、第2の位置に移動する。したがって、上部仕切板を移動させるためだけのアクチュエータは不要であり、装置構成を簡略化、効率化することができる。
[適用例6]適用例2記載の紙葉類取扱装置であって、前記上部仕切板は、前記第1の位置側に付勢され、前記支点部材よりも前記開口部と反対側の部位を形成する仕切板突起部を備え、前記下部仕切板は、前記仕切板突起部が前記支点部材を支点として移動する際に、該仕切板突起部と該下部仕切板との干渉を避ける切欠部を備え、前記押板は、前記仕切板突起部と当接する箇所に、該仕切板突起部側に突出した押板突起部を備え、前記仕切板突起部と前記押板とが当接した状態で、該押板が更に該仕切板突起部側に移動することによって、前記上部仕切板を前記第2の位置に移動する紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、上部仕切板が第1の位置側に付勢されており、押板が上部仕切板の仕切板突起部を押すことで、上部仕切板は、第2の位置に移動する。したがって、上部仕切板を移動させるためだけのアクチュエータは不要であり、装置構成を簡略化、効率化することができる。また、下部仕切板は、仕切板突起部と該下部仕切板との干渉を避ける切欠部を備えているので、押板は、下部仕切板の面よりも保持板側まで仕切板突起部を押すことができる。したがって、上部仕切板の可動域を大きくし、上部仕切板を押板側に傾けることができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれか記載の紙葉類取扱装置であって、前記押板は、該押板の前記仕切板側の面に、前記上部仕切板と前記押板とが当接した位置関係をとる場合において、少なくとも前記上部仕切板の前記開口部側の端部が収まる凹部を備えた紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、上部仕切板と前記押板とが当接した位置関係をとる場合において、上部仕切板の開口部側の端部が押板の凹部に収まるので、押板と保持板との間に受け入れられる紙葉類と、仕切板の開口部側の端部とが干渉することを抑制することができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれか記載の紙葉類取扱装置であって、前記紙葉類取扱装置が、前記開口部を介して前記仕切板と前記保持板との間に前記紙葉類を受け入れる受入動作を行う場合において、前記上部仕切板は、前記第2の位置に位置し、前記上部仕切板の前記開口部側の端部が前記押板に当接する紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、開口部を介して仕切板と保持板との間に紙葉類を受け入れる際に、上部仕切板が第2の位置に位置し、上部仕切板の開口部側の端部が押板に当接するので、仕切板の開口部側の端部と、受け入れられる紙葉類とが干渉することを抑制することができる。
[適用例9]前記紙葉類取扱装置が、前記押板と前記仕切板との間に配された前記紙葉類を、前記開口部を介して排出させる排出動作を行う場合において、前記上部仕切板は、前記第1の位置に位置する適用例1ないし適用例8のいずれか記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、押板と仕切板との間に配された紙葉類を、開口部を介して排出させる際に、上部仕切板が第1の位置に位置するので、紙葉類取扱装置の利用者は、保持板側から紙葉類を取り出しやすい。
[適用例10]更に、前記開口部を介して出し入れされる紙葉類を両側から挟持して、前記開口部側に、または、該開口部と反対側に搬送する搬送部を備えた適用例1ないし適用例9のいずれか記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、開口部を介して出し入れされる紙葉類を挟持して、開口部側、または、それと反対側に搬送する搬送部を備えた紙葉類取扱装置とすることもできる。
[適用例11]前記搬送部が、受け入れた前記紙葉類を、前記開口部と反対側に向かって、前記仕切板と前記保持板との間に搬送する場合において、前記上部仕切板は、前記第2の位置に位置する適用例10記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、搬送部が紙葉類を仕切板と保持板との間に搬送する場合において、上部仕切板は、第2の位置に位置するので、仕切板の開口部側の端部と、搬送される紙葉類とが干渉することを抑制することができる。
[適用例12]前記搬送部が、前記開口部側へ搬送した前記紙葉類を、前記開口部と反対側に向かって、前記押板と前記仕切板との間に搬送する場合において、前記上部仕切板は、前記第1の位置に位置する適用例10または適用例11記載の紙葉類取扱装置。
かかる構成の紙葉類取扱装置は、搬送部が、開口部側へ搬送した紙葉類を、その反対側であって、仕切板と保持板との間に搬送する場合において、上部仕切板は、第1の位置に位置するので、仕切板の開口部側の端部と、搬送される紙葉類とが干渉することを抑制することができる。
本発明の実施例としての現金自動取引装置500の概略構成を示す説明図である。 現金自動取引装置500の機能を示すブロック図である。 紙幣入出金機10の詳細構成を示す説明図である。 制御部320の機能を示す説明図である。 入出金機構20の詳細構成を示す説明図である。 押板210及び仕切板260の詳細構成を示す説明図である。 入出金機構20における入金時の動作を説明する説明図である。 入出金機構20における出金時の動作を説明する説明図である。 入出金機構20における紙幣取り忘れ時の動作を説明する説明図である。 第2実施例としての入出金機構20の詳細構成を示す説明図である。 後側クランプ機構402の詳細構成を示す説明図である。 前側クランプ機構403の詳細構成を示す説明図である。 第2実施例としての入出金機構20における入金時の動作を説明する説明図である。 後側クランプ機構402及び前側クランプ機構403によって紙幣Caを挟持した様子を示す説明図である。 第2実施例としての入出金機構20における出金時の動作を説明する説明図である。 第2実施例としての入出金機構20における紙幣取り忘れ時の動作を説明する説明図である。 変形例としての押板210と仕切板260との構成を示す説明図である。
本発明の実施例について説明する。
A.第1実施例:
A−1.現金自動取引装置500の概略構成:
図1は、本発明の紙葉類取扱装置の一実施例としての現金自動取引装置500の概略構成を示す説明図である。現金自動取引装置500は、現金(紙幣)の預け入れ、引き出し、振込み等の取引を行うための装置である。
現金自動取引装置500は、筐体101の内部に、紙幣入出金機10と、金庫筐体106と、カード/明細票処理機構102とを備えている。また、現金自動取引装置500は、筐体前面に、カードスロット103と、顧客操作部105と、入出金口21とを備えている。
紙幣入出金機10は、紙幣の受け入れや排出を実行する。紙幣入出金機10は、下部に紙幣を収納する機構(図示せず)を備えており、この紙幣収納機構は金庫筐体106内部に配置されている。金庫筐体106は、セキュリティを高めるために、厚い金属板(例えば、50mm程度の厚みの鉄板)で形成されている。カード/明細票処理機構102は、カードスロット103と連通しており、挿入された利用者のキャッシュカードを処理し、また、取引明細書を印字して排出する。カードスロット103は、利用者のキャッシュカードの受入/排出を実行する。顧客操作部105は、タッチパネル式のディスプレイを備え、取引のための各種メニューを表示する。入出金口21は、利用者が紙幣を投入する際、及び利用者に対して紙幣を排出する際に用いられる。
現金自動取引装置500の機能ブロック図を図2に示す。図示するように、現金自動取引装置500は、カード/明細票処理機構102、顧客操作部105、紙幣入出金機10、本体制御部120、外部記憶装置125、係員操作部130、インターフェース部135、電源部140を備えており、これらは、バス110を介して接続されている。
本体制御部120は、カード/明細票処理機構102、顧客操作部105、紙幣入出金機10、係員操作部130などとやり取りを行い、現金自動取引装置500の動作全般を制御する。外部記憶装置125は、本体制御部120により処理されたデータ等を記憶する。係員操作部130は、金融機関の係員が、例えば、現金自動取引装置500のメンテナンス、あるいは紙幣の補充、回収を行う際に操作を行うための操作盤である。インターフェース部135は、現金自動取引装置500をネットワーク(図示せず)に接続し、現金自動取引装置500とネットワークとの間の情報のやり取りを中継する。電源部140は、現金自動取引装置500の動作に必要な電源を供給・制御する。
上述した紙幣入出金機10の詳細構成を図3に示す。図示するように、紙幣入出金機10は、上部搬送機構10aと下部搬送機構10bと制御部320とを備えている。上部搬送機構10aは、入出金機構20と、紙幣判別部30と、一時保管庫40と、取り忘れ回収庫61と、偽券回収庫62と、装填/回収庫63と、6つの切替ゲート50a〜50fと、紙幣搬送路(矢印で示す)とを備えている。
入出金機構20は、図1に示す入出金口21を介して挿入される紙幣を現金自動取引装置500内部に受け入れ、また、利用者に対して入出金口21を介して紙幣を排出する。紙幣判別部30は、紙幣の金種及び真偽を判断する。一時保管庫40は、挿入された紙幣及び排出する紙幣を、取引が成立するまでの間において一時的に保管する。取り忘れ回収庫61は、入金時又は出金時に利用者が取り忘れた紙幣を収納する。偽券回収庫62は、紙幣判別部30において偽券と判別された紙幣を収納する。装填/回収庫63は、後述するリサイクル庫81,82に補充する紙幣や、リサイクル庫81,82から回収した紙幣を収納する。6つの切替ゲート50a〜50fは、紙幣の搬送ルートを切り替える。
下部搬送機構10bは、上部搬送機構10aの下方において、金庫筐体106に囲まれて配置されている。下部搬送機構10bは、入金庫60と、2つの出金庫71,72と、2つのリサイクル庫81,82と、リジェクト庫83と、5つの切替ゲート50g〜50kと、紙幣搬送路(矢印で示す)とを備えている。
入金庫60は、入金時に取引が成立した紙幣を収納する。2つの出金庫71,72は、出金用の紙幣を収納する。2つのリサイクル庫81,82は、入金庫及び出金庫を兼用する。リジェクト庫83は、出金に不適切な紙幣(例えば、破れや折れ曲がりのある紙幣)を収納する。切替ゲート50g〜50kは、上述した切替ゲート50a〜50fと同様に、紙幣の搬送ルートを切り替える。
上述した上部搬送機構10a内の紙幣搬送路及び下部搬送機構10b内の紙幣搬送路は、いずれも、紙幣を保持するためのベルト(図示省略)と、ベルトを駆動させるためのローラ(図示省略)と、ローラを駆動するためのモータ(図示省略)と、ベルトを支持するプーリとから構成されている。なお、各ローラごとに駆動用モータを設ける構成とすることもできる。また、1つのモータにより複数のローラを駆動する構成とすることもできる。
上部搬送機構10a内の紙幣搬送路と、下部搬送機構10bの紙幣搬送路とは、金庫筐体106の上面に設けられたスリットSLを介して互いに連通しており、紙幣は、上部搬送機構10aと下部搬送機構10bとの間を双方向に搬送され得る。なお、下部搬送機構10bが金庫筐体106によって囲まれ、上部搬送機構10aと下部搬送機構10bとがスリットSLにおいてのみ連通しているのは、入金庫60等の多量の紙幣を収納する部分を強固に保護して、セキュリティを高めるためである。
制御部320の機能を図4に示す。制御部320は、メモリとCPU(Central Processing Unit)とを備え、CPUがメモリに記憶されている制御用プログラムを実行することにより、入金庫制御部321、リジェクト庫制御部322、出金庫制御部323、リサイクル庫制御部324、紙幣搬送路制御部325、切替ゲート制御部326、操作制御部327、入出金制御部328、判別制御部329、一時保管庫制御部330、取忘回収庫制御部331、偽券回収庫制御部332、装填/回収庫制御部333として機能する。
また、制御部320は、バス110を介して、本体制御部120と接続されている。制御部320は、本体制御部120の制御の下で、上述した各機能部として機能する。ただし、各機能部は、本体制御部120によって、実現されてもよい。
入金庫制御部321は、入金庫60における紙幣の保管及び排出を制御する。リジェクト庫制御部322は、リジェクト庫83における紙幣の保管及び排出を制御する。出金庫制御部323は、2つの出金庫71,72における紙幣の保管及び排出を制御する。リサイクル庫制御部324は、2つのリサイクル庫81,82における紙幣の保管及び排出を制御する。紙幣搬送路制御部325は、紙幣搬送路を構成するモータ(図示省略)を制御する。切替ゲート制御部326は、11個の切替ゲート50a〜50kを制御する。操作制御部327は、顧客操作部105を制御する。入出金制御部328は、入出金機構20を制御する。判別制御部329は、紙幣判別部30を制御する。一時保管庫制御部330は、一時保管庫40における紙幣の保管及び排出を制御する。回収庫制御部331は、回収庫61における紙幣の保管及び排出を制御する。偽券回収庫制御部332は、偽券回収庫62における紙幣の保管及び排出を制御する。装填/回収庫制御部333は、装填/回収庫63における紙幣の保管及び排出を制御する。
A−2.入出金機構20の構成:
上述した入出金機構20の構成を図5に示す。入出金機構20は、入出金口21と、シャッタ201と、押板210と、保持板230と、仕切板260と、底板208と、異物受箱602と、3つのアクチュエータA1〜A3と、ピックローラR1と、分離ローラR2と、ゲートローラR3と、スタックローラR4と、3つのセンサS1〜S3とを備えている。入出金機構20は、重力方向(鉛直方向)に対して傾斜して配置されている。
入出金口21は、紙幣の入出金を行うための開口部21aを備えている。シャッタ201は、開口部21aを開閉可能に、入出金口21に沿って配置されており、紙幣の挿入方向(以下、入金方向DA1ともいう)及び紙幣の排出方向(以下、出金方向DA2ともいう)と垂直な方向である方向DA3(開口部21aが閉じる向き),DA4(21aが開く向き)に平行移動可能に構成されている。このようなシャッタ201の移動は、アクチュエータA1によって行われる。シャッタ201は、非取引時における現金自動取引装置500内への雨や埃や異物等の侵入を抑制する。
保持板230は、入出金口21から挿入される紙幣(図示省略)と略平行となるように配置された板状部材である。保持板230は、図5において実線及び破線で示すように、上端部(入出金口21に近い側の端)を軸として、円弧を描くように方向DA8に移動可能に構成されている。
保持板230の配置位置として、実線で示す押板210に比較的近い位置(以下、入金位置X1ともいう)と、破線で示す押板210から比較的遠い位置(以下、取込位置X2ともいう)とが予め設定されている。入金位置X1は、入出金口21から紙幣を受け入れるときの位置であり、取込位置X2は、紙幣を紙幣搬送路に繰り出すときの位置である。この保持板230は、通常、バネによって入金位置X1側に付勢されており、後述する押板210によって押されると、取込位置X2まで移動する。ただし、保持板230の移動は、アクチュエータによって行ってもよい。
押板210は、保持板230と同様な板状部材であり、保持板230と概ね平行となるように、保持板230と対向して配置されている。押板210は、図5において実線及び破線で示すように、入金方向と垂直な方向DA5(シャッタ201と平行な方向)に平行移動可能に構成されている。
押板210の配置位置として、スタックローラR4と底板208との間の搬送路と、後述する紙幣留置領域Raとが通じるように、スタックローラR4側へ退避した位置(以下、取込位置Y2ともいう)と、保持板230側に可能な限り寄った位置(以下、分離位置Y3ともいう)と、取込位置Y2と分離位置Y3の間であって、スタックローラR4と底板208との間の搬送路と紙幣留置領域Raとを離隔する位置(以下、入金位置Y1ともいう)とが予め設定されており、押板210は、取込位置Y2と分離位置Y3の間の任意の位置で停止することができる。入金位置Y1は、入出金口21から紙幣を受け入れるときの位置、取込位置Y2は、紙幣搬送路からの出金紙幣を集積するときの位置、分離位置Y3は、利用者が取り忘れた出金紙幣を分離して分紙幣搬送路に繰り出すときの位置である。このような保持板230の移動は、アクチュエータA2によって行われる。
また、押板210は、その保持板230側の面に、突出した押板突起部213と、陥没した凹部214とを備えている。押板突起部213及び凹部214の詳細については、後述する。
底板208は、スリットを有する板状部材である。上述した押板210と、保持板230と、底板208と、図示しない横板とにより、紙幣留置領域Raが形成される。この紙幣留置領域Raは、入出金口21から投入された紙幣又は入出金口21から排出する紙幣を一時的に留め置く領域である。押板210は、保持板230側に移動して、紙幣留置領域Raに挿入された紙幣を保持板230との間で挟持して、当該紙幣に対して適度な押圧力を加えることができる。異物受箱602は、入出金口21から紙幣留置領域Raに入り込み、底板208のスリットを通って落下する異物を集積する。
ピックローラR1は、紙幣留置領域Raに集積された紙幣を1枚ずつピックする。分離ローラR2は、ピックローラR1によりピックされた紙幣をゲートローラR3との間で方向DA9に搬送し、紙幣搬送路内に繰り出す。ゲートローラR3は、分離ローラR2と重なるように回転不能に配置されており、複数の紙幣を重ねて送り出すことを抑制する。スタックローラR4は、紙幣搬送路を介して搬送されてきた紙幣を、底板208との間で方向DA10に搬送し、紙幣留置領域Ra内に搬入する。
3つのセンサS1〜S3は、入金方向と垂直な方向に沿って並んで配置されている。これらのセンサS1〜S3のうち、センサS1は入出金口21に最も近く、センサS3は、入出金口21から最も離れており、センサS2は2つのセンサS1,S3の間に配置されている。これらのセンサS1〜S3は、いずれも、一対の光源及び受光部を有する光学センサである。これらのセンサS1〜S3において、それぞれ光が遮られたか否かを検出することにより、紙幣留置領域Raにおける紙幣の有無を検知することができる。
仕切板260は、保持板230と押板210との間において、紙幣留置領域Raを、押板210に沿った方向に仕切るように配置された板状部材である。仕切板260は、保持板230と入金位置Y1の押板210との間を方向DA6に平行移動可能に構成されている。また、仕切板260は、取込位置X2の保持板230に当接する位置から、入出金口21に向かって方向DA7に平行移動可能に構成されている。
仕切板260の位置として、実線で示すように入金位置Y1の押板210と当接する位置(以下、入金位置Z1ともいう)と、入金位置Z1から方向DA6に移動して保持板230側に最も寄った位置(以下、退避位置Z2ともいう)と、退避位置Z2から方向DA7に移動して、入出金口21に最も寄った位置(以下、退避位置Z3ともいう)とが予め設定されており、仕切板260は、入金位置Z1と退避位置Z2、退避位置Z2と退避位置Z3のそれぞれの間の任意の位置で停止することができる。入金位置Z1は、入出金口21から紙幣を受け入れるときの位置、退避位置Z3は、利用者が取り忘れた紙幣を紙幣搬送路に繰り出すときの位置である。このような仕切板260の移動は、アクチュエータA3によって行われる。
仕切板260は、入金位置Z1から退避位置Z2側に移動して、仕切板260と保持板230との間の紙幣留置領域Raに挿入された紙幣を保持板230との間で挟持して、当該紙幣に対して適度な押圧力を加えることができる。また、仕切板260は、複数枚の紙幣が投入される入金取引において、前述の紙幣判別部30にておいて紙幣の金種が読み取れない場合や、紙幣が異常であると判定した場合には、当該紙幣をスタックローラR4によって方向DA10の向きに搬送して、仕切板260と取込位置Y2の押板210との間の紙幣留置領域Raにリジェクト紙幣として集積する。その際、仕切板260は、仕切板260と保持板230との間の紙幣留置領域Raで方向DA9へ繰り出し中の紙幣と仕切る機能も有している。
また、仕切板260は、上部仕切板261と、下部仕切板262と、支点部材263とを備えている。上部仕切板261は、仕切板260のうちの支点部材263よりも入出金口21側の部位を含み、支点部材263を支点として、所定範囲で回転可能に構成されている。下部仕切板262は、支点部材263よりも入出金口21と反対側に形成された部位であり、このような回転は行えない。つまり、下部仕切板262は、常に、押板210と略平行な角度で、上述の平行移動のみを行う。かかる構成の仕切板260は、その移動位置に応じて、仕切板260における上部仕切板261の位置が移動する。
具体的には、図5に示すように、仕切板260が入金位置Z1(押板210と仕切板260とが少なくとも一部で当接する位置)に位置するときには、上部仕切板261は、押板210と概ね平行な位置、換言すれば、支点部材263と押板210との距離D1と、上部仕切板261の入出金口21側の端部と押板210との距離D2とが、概ね等しい位置である位置W2に移動する。また、仕切板260が退避位置Z2または退避位置Z3(押板210と仕切板260とが当接しない位置)に位置するときには、上部仕切板261は、保持板230側に傾いた位置、換言すれば、距離D1が距離D2よりも短い位置である位置W1に移動する。なお、位置W2は、上部仕切板261が押板210側に傾いた位置、換言すれば、距離D1が距離D2よりも長い位置であってもよい。位置W1は、請求項の第1の位置、位置W2は、請求項の第2の位置に該当する。
このような上部仕切板261の移動の仕組みについて、図6を用いて説明する。図6(a)は、図5と同じ方向から見た押板210と保持板230とを示しており、図6(b)は、押板210の方向から見た仕切板260を示している。図6(b)に示すように、仕切板260は、2つの上部仕切板261と、1つの下部仕切板262とが、支点部材263を介して連結されて構成される。支点部材263は、上部仕切板261と下部仕切板262とに形成された孔部を貫通するシャフトの両端がナット等で固定されて構成される。
下部仕切板262は、略矩形の板状形状であり、上部仕切板261側に切り欠かれた2つの切欠部266を備えている。また、上部仕切板261は、基本的には、支点部材263よりも下部仕切板262と反対側(入出金機構20における位置関係では、入出金口21側)に形成された部位であるが、切欠部266に収納可能な形状の2つの仕切板突起部264を、支点部材263よりも下部仕切板262側に備えている。なお、上部仕切板261の数は、1つであっても、あるいは、3つ以上であってもかまわない。また、上部仕切板261は、下部仕切板262と同じ幅(支点部材263の軸方向の長さ)を有していてもよい。
かかる構成の仕切板260では、図6(a)に実線で示すように、上部仕切板261は、ねじりばね(図示せず)によって、W1の位置に留まるように付勢されている。ここで、押板210は、上述したように、押板突起部213と凹部214とを備えている。押板突起部213は、仕切板突起部264と当接可能な位置に設けられている。押板突起部213と仕切板突起部264とが当接した位置関係において、押板210を更に仕切板260側に移動させると、仕切板突起部264が押板突起部213によって、押板210と反対方向に押される。その作用力により、上部仕切板261は、支点部材263を支点として、方向DA21に位置W1の位置から位置W2の位置まで回転移動する。
位置W2は、上部仕切板261の下部仕切板262とは反対側の端部が押板210と当接する位置である。本実施例においては、位置W2では、上部仕切板261と下部仕切板262とが概ね平行、正確には、上部仕切板261が下部仕切板262よりも若干、押板210側に傾いた位置関係となる。ただし、押板210の形状によっては、上部仕切板261と下部仕切板262とが完全に平行であってもよいし、上部仕切板261が支点部材263を支点として、押板210側に大きく傾いた位置関係であってもよい。
本実施例では、押板210が押板突起部213を備え、下部仕切板262が切欠部266を備えることから、押板突起部213は、仕切板突起部264を、下部仕切板262よりも押板210と反対の側に押すことができ、上部仕切板261の可動域を広げることができる。なお、押板突起部213と切欠部266とがなければ、押板210が下部仕切板262と当接してしまうので、上部仕切板261は、下部仕切板262と平行な位置までしか移動できない。ただし、押板突起部213と切欠部266とは必須の構成ではない。
また、押板210の凹部214は、上部仕切板261が位置W2に移動した場合において、上部仕切板261の全体(仕切板突起部264は除く)が凹部214の凹形状に収まるように形成されている。ただし、少なくとも上部仕切板261の仕切板突起部264と反対側の端部が凹部214に収まればよい。
A−3.入出金機構20の動作:
現金自動取引装置500で紙幣の出し入れ等を行う場合の入出金機構20の動作について説明する。
A−3−1.入金時の動作:
入出金機構20が紙幣を受け入れる動作について、図7を用いて説明する。利用者が顧客操作部105を操作して、入金取引メニューを選択すると、制御部320は、本体制御部120からの指示を受けて、図7に示すように、押板210を入金位置Y1に、保持板230を入金位置X1に、仕切板260を入金位置Z1に配置する。このとき、押板210の押板突起部213は、仕切板260の仕切板突起部264を保持板230側に押した状態であり、上部仕切板261は、位置W2に位置している。すなわち、上部仕切板261の入出金口21側の先端部が、押板210と当接して、仕切板260と押板210との間の隙間への入り口を完全に塞いだ状態となっている。
かかる配置を行うと、制御部320は、シャッタ201を方向DA4に開いて、開口部21aを開ける。これにより、利用者は、開口部21aから紙幣Caを、仕切板260と保持板230との間の紙幣留置領域Raに挿入できる状態となる。そして、制御部320は、センサS1〜S3を用いて紙幣Caの投入完了を検知すると、シャッタ201を方向DA3に閉じる。その後、制御部320は、押板210を取込位置Y2に移動し、リジェクト紙幣の集積に備える。
また、制御部320は、仕切板260を保持板230側に移動させて、下部仕切板262によって紙幣Caに適度な押圧力を加え、紙幣Caを1枚ずつピックローラR1でピックし、分離ローラR2で分離し、方向DA9に沿って紙幣搬送路に搬送する。なお、押板210を取込位置Y2に移動すると、上部仕切板261の位置は、一旦、位置W1になるが、紙幣Caに押圧力を加えた際は、紙幣Caの応力により、位置W2となる。また、紙幣判別部30にておいて紙幣の金種が読み取れない場合や、紙幣が異常と判定された場合は、制御部320は、当該紙幣を、リジェクト紙幣として、方向DA10からスタックローラR4によって、取込位置Y2の押板210と入金位置Z1の仕切板260との間の紙幣留置領域Raに集積する。
A−3−2.出金時の動作:
入出金機構20が紙幣を排出する動作について、図8を用いて説明する。利用者が顧客操作部105を操作して、出金操作を行うと、制御部320は、本体制御部120からの指示を受けて、図8に示すように、押板210を取込位置Y2に、保持板230を入金位置X1に、仕切板260を入金位置Z1に配置する。このとき、押板210と上部仕切板261とは当接していないので、上部仕切板261は、位置W1の位置、すなわち、保持板230側に傾いた位置をとる。かかる配置を行うと、制御部320は、方向DA10からスタックローラR4を用いて、紙幣Caを押板210と仕切板260との間の紙幣留置領域Raに集積する。紙幣Caの集積が終了すると、制御部320は、シャッタ201を方向DA4に開ける。これにより、利用者は、紙幣留置領域Raから紙幣Caを取り出す。そして、制御部320は、センサS1〜S3を用いて紙幣Caの排出を検知すると、シャッタ201を方向DA3に閉じる。
A−3−3.紙幣取り忘れ時の動作:
入出金機構20が、利用者が取り忘れた出金紙幣を回収する動作について、図9を用いて説明する。図8で説明した出金時の動作において、所定期間、センサS1〜S3によって、紙幣Caの排出が検知されなかった場合、制御部320は、紙幣Caが利用者に取り忘れられたと判断し、図9に示すように、シャッタ201を方向DA3に閉じて、仕切板260を退避位置Z3に移動する。仕切板260を移動すると、押板210を保持板230側に移動させて、紙幣Caに適度な押圧力を加えながら、入金時の動作と同様に、紙幣Caを1枚ずつ方向DA9に沿って紙幣搬送路に搬送する。
A−4.効果:
上述した現金自動取引装置500において、入出金機構20の押板210と保持板230との間に配された仕切板260は、位置に応じて支点部材263を支点として移動する上部仕切板261を備えている。上部仕切板261は、入出金機構20における入金動作時に、押板210と当接して、位置W2の位置となる。すなわち、上部仕切板261の入出金口21側の先端部が、押板210と当接し、仕切板260と押板210との間の隙間への入り口を完全に塞いだ状態となる。したがって、受け入れる紙幣Caが、押板210と仕切板260との間の隙間に入り込むことを抑制する。なお、かかる効果は、上部仕切板261の位置W2を、更に押板210側に傾けた位置とすれば、より大きくなる。
また、上部仕切板261は、入出金機構20における出金動作時に、押板210と離れて、位置W1の位置となる。すなわち、上部仕切板261が保持板230側に傾いた状態となる。したがって、利用者は、紙幣留置領域Raの集積された紙幣Caを保持板230側から取りやすく、利便性が向上する。
また、上部仕切板261は、押板210と概ね平行な下部仕切板262を備えているので、仕切板260と保持板230との間に配された紙幣Caに対して、好適に、押圧力を加えることができる。また、上部仕切板261は、支点部材263よりも下部仕切板262側に張り出した仕切板突起部264を備えているので、仕切板突起部264と押板210とが当接した状態で押板210を仕切板突起部264側に移動させることで、支点部材263を位置W1に移動させることができる。したがって、上部仕切板261を移動させるためのアクチュエータを必要とせず、装置を簡略化、効率化することができる。
また、下部仕切板262は、上部仕切板261の仕切板突起部264に対応する位置に、仕切板突起部264が通り抜け可能な切欠部266を備えており、押板210は、仕切板突起部264と当接する押板突起部213を備えているので、押板突起部213は、仕切板突起部264を下部仕切板262よりも保持板230側に押すことができる。したがって、上部仕切板261の押板210側への可動域を大きくすることができる。
また、押板210は、上部仕切板261が入金位置Z1にある場合に、上部仕切板261の入出金口21側の端部が少なくとも収まる凹部214を備えている。したがって、受け入れる紙幣Caが、上部仕切板261の端部に当たりにくく、ジャムの発生を抑制することができる。
B.第2実施例:
本発明の第2実施例について説明する。第2実施例としての現金自動取引装置500の構成は、入出金機構20の構成を除き、第1実施例と同様である。以下に、入出金機構20の構成と、その動作について、第1実施例と異なる点について説明する。
B−1.入出金機構20の構成:
第2実施例としての入出金機構20の構成を図10に示す。第1実施例と同様の構成には、第1実施例と同一の符号を付して、説明を省略する。第2実施例としての入出金機構20の構成は、図10に示すように、後側クランプ機構402と前側クランプ機構403とストッパ284とを更に備えている点が第1実施例と異なる。
前側クランプ機構403は、紙幣搬送用のベルト(クランプベルト)と、このクランプベルトを駆動するプーリと、ベルトを支持するプーリ(例えば、図10のプーリP3)とを備えている。クランプベルトは、紙幣を取り込む方向と紙幣を排出する方向とのいずれの方向にも駆動する。図10において実線及び破線に示すように、前側クランプ機構403の一部は、プーリP3を支点として、円弧を描くように方向DA33に移動可能に構成されている。前側クランプ機構403の配置位置として、後側クランプ機構402に比較的近い実線で示す位置(以下、入金位置Q1ともいう)と、後側クランプ機構402から比較的遠い破線で示す位置(以下、退避位置Q2ともいう)とが予め設定されている。なお、前側クランプ機構403の詳細構成については後述する。
後側クランプ機構402は、図10において実線及び破線で示すように、入金方向と垂直な方向に平行移動可能に構成されている。後側クランプ機構402の配置位置として、前側クランプ機構403と接する位置(図示省略、以下、挟持位置ともいう)と、前側クランプ機構403に比較的近い実線で示す位置(以下、放出位置T1ともいう)と、前側クランプ機構403から比較的遠い破線で示す位置(以下、退避位置T2ともいう)とが予め設定されている。また、後側クランプ機構402は、プーリP2を支点として、方向DA31及びDA32に移動することもできる。なお、後側クランプ機構402の詳細構成については後述する。
前述の前側クランプ機構403及び後側クランプ機構402からなる一対のクランプ機構は、紙幣留置領域Ra内において、紙幣Caを挟持して入金方向DA1または出金方向DA2に搬送することができる。
ここで、一対のクランプ機構402,403は、互いに近づく方向、または、互いに離れる方向にそれぞれ移動する。このような動作により、一対のクランプ機構402,403は、押板210及び保持板230の内側(押板210と保持板230との間)と、外側(押板210と保持板230とを挟みこむ位置)との間における任意の位置に配置され得る。なお、図10に示すように、一対のクランプ機構402,403と、押板210及び保持板230とは、重なって配置され得る。このとき、後側クランプ機構402及び前側クランプ機構403は、対応する押板210、保持板230に設けられた切り欠き(図示省略)に収まる。
ストッパ284は、入出金口21を介して投入される紙幣を受け止める。このストッパ284は、シャッタ201と平行な方向DA34に平行移動可能であり、紙幣留置領域Raに露出する位置(以下、入金位置ともいう)と、紙幣留置領域Raに露出しない位置(以下、退避位置ともいう)との間を移動可能に構成されている。なお、初期状態において、ストッパ284は、図10に示す入金位置に配置されている。このようなストッパ284の移動は、アクチュエータA4によって行われる。ここで、ストッパ284の配置位置は、入出金口21からストッパ284までの距離が、挿入される紙幣の高さ方向(入金方向)の長さよりも短くなるような位置に設定されている。
図11は、後側クランプ機構402の詳細構成を示す説明図である。後側クランプ機構402は、ガイドプレート415と、支持板部材417と、スライドプレート420と、駆動シャフト430と、6つのプーリ421〜426と、2つのクランプベルト411,412とを備えている。なお、図11では、説明の便宜上、後側クランプ機構402以外の構成要素(2枚のフレーム603,604と、第1の駆動プーリ450と、駆動ベルト460と、第2の駆動プーリ451と2つのアクチュエータA5,A6)も併せて記載している。
ガイドプレート415は、2枚のフレーム603,604の間において、これらフレーム603,604と垂直となるように配置されている。なお、ガイドプレート415の両端は、2つのフレーム603,604と平行な屈曲部を有している。ガイドプレート415の中央にはコの字形に屈曲した支持板部材417が接合されており、この支持板部材417は、4つのプーリ421,422,424,425を支持する。スライドプレート420は、ガイドプレート415の端に設けられた屈曲部と平行となるように配置されている板状部材である。
駆動シャフト430は、ガイドプレート415と平行に配置された円柱形部材である。この駆動シャフト430は、2枚のフレーム603,604と、スライドプレート420と、ガイドプレート415の両端の屈曲部と、2つのプーリ421,424とを貫通して配置されている。駆動シャフト430の一端は、スライドプレート420を介してフレーム604の有するスリット(図示省略)から突出して配置され、他端はフレーム603の有するスリット605から突出して配置されている。
プーリ421とプーリ422とは、入金方向と垂直な方向に沿って並んで配置されている。また、プーリ422とプーリ423とは、入金方向に沿って並んで配置されている。クランプベルト411は、これらの3つのプーリ421〜423に架け渡されている。プーリ424は、駆動シャフト430に沿ってプーリ421から所定の距離だけ離れて配置されている。プーリ424とプーリ425とは、入金方向と垂直な方向に沿って並んで配置されている。また、プーリ425とプーリ426とは、入金方向に沿って並んで配置されている。クランプベルト412は、これらの3つのプーリ424〜426に架け渡されている。なお、プーリ422及びプーリ425は、図10におけるプーリP2に相当する。
2つのプーリ421,424は、駆動シャフト430のうち、2枚のフレーム603,604の間の中央部分に取り付けられているため、2つのクランプベルト411,412は、挿入される紙幣Caの幅方向における中央部分に位置することとなる。
プーリ423は、プーリ422を軸として、円弧を描くように移動(揺動)可能に構成されている。具体的には、紙幣留置領域Raに紙幣が存在しない場合、プーリ423は、図示しないバネによって対向する前側クランプ機構403に近づく方向に付勢されている。一方、紙幣が挿入される場合、あるいは、紙幣が排出される場合には、プーリ423は、紙幣の厚みに応じて前側クランプ機構403から遠ざかる方向に移動する。このとき、プーリ423は、紙幣に対して押圧力を加える。プーリ426は、上述したプーリ423と同様な構成であるので説明を省略する。
2枚のフレーム603,604は、いずれも平面形状が長方形の薄板部材である。図11に示すように、フレーム603は、長手方向に沿ったスリット605を備えている。なお、フレーム604もフレーム603と同じ位置にスリットを有しているが、図示の便宜上省略している。また、フレーム604の上半分も図示の便宜上省略している。これらの2枚のフレーム603,604は、互いに平行となるように配置されている。これら2枚のフレーム603,604間の距離は、挿入される紙幣の幅方向の長さよりも若干長い。
フレーム604には、第1の駆動プーリ450,451が取り付けられ、駆動ベルト460は、これら2つの駆動プーリ450,451に架け渡されている。アクチュエータA5は、後側クランプ機構402及び2つのフレーム603,604とは独立して配置されている。アクチュエータA6は、フレーム603の外側に配置されており、スリット605を介してガイドプレート415に接続されている。
第1の駆動プーリ450は、アクチュエータA5と接続されており、アクチュエータA5によって駆動される。このとき、アクチュエータA5は、第1の駆動プーリ450をいずれの方向にも回転させることができる。駆動ベルト460は、第1の駆動プーリ450の駆動に従って駆動する。第2の駆動プーリ451は、フレーム604側の駆動シャフト430の先端に接合されている。また、第2の駆動プーリ451は、駆動ベルト460に巻きつけられており、駆動ベルト460の駆動に従って回転駆動する。
2つのクランプベルト411,412の駆動について説明する。駆動シャフト430は、第2の駆動プーリ451の回転に従い回転駆動する。すると、駆動シャフト430に取り付けられた2つのプーリ421,424は、駆動シャフト430の回転に従って互いに同期して駆動する。これら2つのプーリ421,424の駆動に従い、2つのクランプベルト411,412は駆動する。このとき、2つのクランプベルト411,412は、第1の駆動プーリ450の駆動方向に応じて、挿入される紙幣を受け入れる方向(以下、単に「受入方向」と呼ぶ)と、紙幣を排出する方向(以下、単に「排出方向」と呼ぶ)とのいずれの方向にも駆動することができる。
後側クランプ機構402のスライド動作について説明する。アクチュエータA6は、ガイドプレート415をスリット605に沿って入金方向と垂直となる方向にスライドさせる。このとき、ガイドプレート415のスライドに伴って駆動シャフト430及び支持板部材417もスライドする。支持板部材417のスライドに伴い、6つのプーリ421〜426や2つのクランプベルト411,412もスライドする。また、駆動シャフト430のスライドに伴い、駆動シャフト430の先端に接合された第2の駆動プーリ451もスライドする。ここで、第2の駆動プーリ451は、駆動ベルト460に巻きついた状態でスライド可能に構成されているので、駆動シャフト430がスライドして任意の位置に配置された場合であっても、アクチュエータA5の駆動力は、第2の駆動プーリ451を介して駆動シャフト430に伝わる。
図12は、前側クランプ機構403の詳細構成を示す説明図である。前側クランプ機構403は、ガイドプレート715と、支持板部材714と、第1の駆動シャフト770と、第2の駆動シャフト771と、第3の駆動シャフト733と、10個のプーリ722〜725,730,731,750〜753と、2つのクランプベルト727,728と、第1の駆動ベルト760と、第2の駆動ベルト762と、第3の駆動ベルト732とを備えている。なお、図12では、説明の便宜上、前側クランプ機構403以外の構成要素(2枚のフレーム703,704と、2つのアクチュエータA7,A8)も併せて記載している。
ガイドプレート715は、2枚のフレーム703,704の間において、これらフレーム703,704と垂直となるように配置されている。なお、ガイドプレート715の両端は、2枚のフレーム703,704と平行な屈曲部を有している。ガイドプレート715の中央にはコの字形に屈曲した支持板部材714が接合されており、この支持板部材714は、4つのプーリ722〜725を支持する。なお、2つのプーリ723,725は、それぞれ図示しない支持部材により支持板部材714と接続されている。ガイドプレート715の2つの屈曲部の先端は、第1の駆動シャフト770により支持されている。
第1の駆動シャフト770は、ガイドプレート715と平行に配置された円柱形部材である。この第1の駆動シャフト770は、2つのプーリ751,753を貫通して配置され、2枚のフレーム703,704によって支持されている。第1の駆動シャフト770は、長手方向の中心軸を軸として回転可能に構成されている。なお、2つのプーリ751,753は、図10に示すプーリP3に相当する。第2の駆動シャフト771は、ガイドプレート715と平行に配置された円柱形部材である。第2の駆動シャフト771は、ガイドプレート715の屈曲部と、支持板部材714と、プーリ730とを貫通して配置されている。第2の駆動シャフト771の一端はプーリ752と接続され、他端はフレーム703の有するスリット705から突出して配置されている。このスリット705から突出して配置された第2の駆動シャフト771の端には、アクチュエータA8が接続されている。第3の駆動シャフト733は、支持板部材714の先端部分により回転可能に支持されている。第3の駆動シャフト733は、中間位置においてプーリ731を貫通し、また、一端付近においてプーリ722を、他端付近においてプーリ724を、それぞれ貫通している。
プーリ722とプーリ723とは、入金方向及び出金方向と略平行な方向に沿って並んで配置されている。クランプベルト727は、これらのプーリ722,723に架け渡されている。同様に、プーリ724とプーリ725とは、入金方向及び出金方向と略平行な方向に沿って並んで配置されている。クランプベルト728は、これらのプーリ724,725に架け渡されている。2つのクランプベルト727,728は、2枚のフレーム703,704の間の中間付近に配置されているため、挿入される紙幣Caの幅方向における中央部分に位置することとなる。第3の駆動ベルト732は、2つのプーリ731,730に架け渡されている。
第1の駆動ベルト760は、2つのプーリ750,751に架け渡されている。プーリ750にはアクチュエータA7が接続され、アクチュエータA7は、プーリ750を駆動する。第2の駆動ベルト762は、2つのプーリ752,753に架け渡されている。
プーリ723は、プーリ722を軸として、円弧を描くように移動(揺動)可能に構成されている。具体的には、紙幣留置領域Raに紙幣が存在しない場合、プーリ723は、図示しないバネによって対向する後側クランプ機構402に近づく方向に付勢されている。一方、紙幣が挿入される場合或いは紙幣が排出される場合には、プーリ723は、紙幣の厚みに応じて後側クランプ機構402から遠ざかる方向に移動する。このとき、プーリ723は、紙幣に対して押圧力を加える。プーリ725は、上述したプーリ723と同様な構成であるので説明を省略する。
2枚のフレーム703,704は、いずれも平面形状が長方形の薄板部材である。フレーム703は、円弧状のスリット705を備えている。なお、図示の便宜上、フレーム704の上半分を省略している。これらの2枚のフレーム703,704は、互いに平行となるように配置されている。2枚のフレーム703,704間の距離は、挿入される紙幣Caの幅方向の長さよりも若干長い。
2つのクランプベルト727,728の駆動について説明する。アクチュエータA7によりプーリ750が駆動されると、第1の駆動ベルト760を介してプーリ751が回転する。プーリ751の回転に従い第1の駆動シャフト770が回転するので、第1の駆動シャフト770に取り付けられたプーリ753も同期して回転し、第2の駆動ベルト762が駆動する。第2の駆動ベルト762の駆動力は、プーリ752と第2の駆動シャフト771とプーリ730とに伝達され、第3の駆動ベルト732は駆動する。第3の駆動ベルト732の駆動に従ってプーリ731を介して第3の駆動シャフト733が回転するので、2つのプーリ722,724は互いに同期して回転する。これら2つの722,724の駆動に従い、2つのクランプベルト727,728は駆動する。このとき、2つのクランプベルト727,728は、プーリ750の駆動方向に応じて、受入方向及び排出方向のいずれの方向にも駆動することができる。
前側クランプ機構403全体の移動動作について説明する。アクチュエータA8は、第2の駆動シャフト771をスリット705に沿って円弧を描くように移動させる。これに伴い、ガイドプレート715及び支持板部材714が第1の駆動シャフト770を軸として円弧を描くように移動する。したがって、前側クランプ機構403全体として、円弧を描くように移動することとなる。このとき、前側クランプ機構403がいずれの位置に配置されている場合でも、アクチュエータA7による駆動力は上述した経路で2つのクランプベルト727,728に伝わる。したがって、これらクランプベルト727,728は、前側クランプ機構403がいずれの位置に配置されていても、挿入される(または、排出する)紙幣Caを搬送することができる。
B−2.入出金機構20の動作:
第2実施例としての、現金自動取引装置500での紙幣の出し入れ等における入出金機構20の動作について説明する。
B−2−1.入金時の動作:
第2実施例としての入出金機構20が紙幣を受け入れる動作について、図13を用いて説明する。利用者が顧客操作部105を操作して、入金取引メニューを選択すると、制御部320は、本体制御部120からの指示を受けて、図13に示すように、押板210を入金位置Y1に、保持板230を入金位置X1に、仕切板260を入金位置Z1に配置する。また、制御部320は、後側クランプ機構402を退避位置T2、前側クランプ機構403を退避位置Q2に配置する。また、制御部320は、ストッパ284を方向DA41に移動させて、紙幣留置領域Ra内に突き出す。
このとき、押板210の押板突起部213は、仕切板260の仕切板突起部264を保持板230側に押した状態であり、上部仕切板261は、位置W2に位置している。すなわち、上部仕切板261の入出金口21側の先端部が、押板210と当接して、仕切板260と押板210との間の隙間への入り口を完全に塞いだ状態となっている。
かかる配置を行うと、制御部320は、シャッタ201を方向DA4に開いて、開口部21aを開ける。これにより、利用者は、開口部21aから紙幣Caを、仕切板260と保持板230とストッパ284とで区画された紙幣留置領域Raに挿入できる状態となる。なお、利用者は、ストッパ284に紙幣Caを突き当てて紙幣Caを投入できるので、投入時に、手を紙幣留置領域Raに挿入する必要がない。
そして、制御部320は、センサS2を用いて紙幣Caの投入完了を検知すると、後側クランプ機構402を放出位置T1まで、前側クランプ機構403を入金位置Q1まで移動させて、図14に示すように、後側クランプ機構402のクランプベルト411,412と前側クランプ機構403のクランプベルト727,728とで紙幣Caを挟持する。そして、制御部320は、ストッパ284を方向DA42に移動して退避させ、後側クランプ機構402のクランプベルト411,412と前側クランプ機構403の727,728とを方向DA43に駆動させて、紙幣Caを底板208に突き当たる位置まで引き込む。
センサS1,S3によって、紙幣Caを底板208まで引き込んだことを検知すると、制御部320は、後側クランプ機構402を退避位置T2、前側クランプ機構403を退避位置Q2まで移動して退避させ、シャッタ201を方向DA3に閉じる。その後の動作は、第1実施例と同様であり、詳しい説明は省略するが、制御部320は、紙幣Caを1枚ずつ紙幣搬送路に搬送する。
B−2−2.出金時の動作:
第2実施例としての入出金機構20が紙幣を排出する動作について、図15を用いて説明する。利用者が顧客操作部105を操作して、出金操作を行うと、制御部320は、本体制御部120からの指示を受けて、図15に示すように、後側クランプ機構402を退避位置T2、前側クランプ機構403を退避位置Q2に配置する。また、制御部320は、ストッパ284を紙幣留置領域Ra内から退避させる。
そして、制御部320は、第1実施例と同様に(図8参照)、取込位置Y2の押板210と、入金位置Z1の仕切板260との間の紙幣留置領域Raに紙幣Caを集積する。紙幣Caを集積すると、制御部320は、図15に示すように、押板210を入金位置Y1に、仕切板260を退避位置Z2に移動する。また、制御部320は、後側クランプ機構402を放出位置T1まで、前側クランプ機構403を入金位置Q1まで移動させて、図15に示すように、後側クランプ機構402のクランプベルト411,412と前側クランプ機構403のクランプベルト727,728とで紙幣Caを挟持する。
紙幣Caを挟持すると、制御部320は、シャッタ201を方向DA4に開き、後側クランプ機構402のクランプベルト411,412と前側クランプ機構403の727,728とを方向DA45に駆動させて、紙幣Caを出金方向DA2に突き出す。これにより、利用者は、突き出された紙幣Caを取り出す。なお、このとき、突き出された紙幣Caの上部は、シャッタ201のレベルよりも上部に位置するので、利用者は、紙幣留置領域Raに手を挿入する必要がない。そして、制御部320は、センサS1を用いて紙幣Caの排出を検知すると、シャッタ201を方向DA3に閉じる。
B−2−3.紙幣取り忘れ時の動作:
第2実施例における、入出金機構20が、利用者が取り忘れた出金紙幣を回収する動作について、図16を用いて説明する。図15で説明した出金時の動作において、所定期間、センサS1によって、紙幣Caの排出が検知されなかった場合、制御部320は、紙幣Caが利用者に取り忘れられたと判断し、図16に示すように、制御部320は、後側クランプ機構402のクランプベルト411,412と前側クランプ機構403の727,728とを方向DA43に駆動させて、挟持した紙幣Caを入金方向DA1に引き込む。
このとき、押板210及び仕切板260の位置は、出金動作時のままである。すなわち、押板210は入金位置Y1、仕切板260は退避位置Z2にある。また、押板210と上部仕切板261とは当接していないので、上部仕切板261は、位置W1の位置、すなわち、保持板230側に傾いた位置をとる。上述のように、紙幣Caを入金方向DA1に引き込むことにより、紙幣Caは、底板208に突き当たり、押板210と仕切板260との間の紙幣留置領域Raに収納される。
紙幣Caが紙幣留置領域Raに収納されたことをセンサS3で検知すると、制御部320は、後側クランプ機構402を退避位置T2、前側クランプ機構403を退避位置Q2、仕切板260を退避位置Z3に移動して、退避させる。また、制御部320は、シャッタ201を方向DA3に閉じる。そして、その後の動作は、第1実施例と同様であり、詳しい説明は省略するが、制御部320は、紙幣Caを1枚ずつ紙幣搬送路に搬送する。
B−3.効果:
上述した第2実施例としての入出金機構20において、仕切板260の上部仕切板261は、入金動作時において、第1実施例と同様に、押板210と当接して、位置W2の位置となる。すなわち、上部仕切板261の入出金口21側の先端部が押板210と当接し、仕切板260と押板210との間の隙間への入り口を完全に塞いだ状態となる。したがって、後側クランプ機構402及び前側クランプ機構403によって、受け入れた紙幣Caを仕切板260と保持板230との間の紙幣留置領域Raに引き込む際に、当該紙幣Caが、押板210と仕切板260との間の隙間に入り込むことを抑制する。
また、上部仕切板261は、利用者が取り忘れた紙幣Caを回収する動作時において、位置W2の位置となる。すなわち、上部仕切板261が保持板230側に傾いた状態となる。したがって、後側クランプ機構402及び前側クランプ機構403によって、取り忘れられた紙幣Caを押板210と仕切板260との間の紙幣留置領域Raに引き込む際に、当該紙幣Caが、仕切板260と保持板230との間の隙間に入り込むことを抑制する。また、紙幣Caが、仕切板260の入出金口21側の端部に当たりにくく、ジャムの発生を抑制することができる。
なお、説明は省略するが、押板210や仕切板260の形状によって得られる第1実施例の効果は、第2実施例でも得ることができる。また、第2実施例においても、後側クランプ機構402を退避位置T2に、前側クランプ機構403を退避位置Q2に退避させておけば、第1実施例と同様の動作は可能であり、その際は、第1実施例と同様の効果を奏する。
C.変形例:
上述した実施例の変形例について説明する。
C−1.変形例1:
上述の実施形態においては、仕切板260の上部仕切板261は、押板210と当接させることによって、支点部材263を支点として所定範囲の回転移動を行える構成、すなわち、直接的な動力を用いずに、状況に応じて上部仕切板261を移動させる構成について示したが、261の移動にアクチュエータを用いてもよい。かかる場合、仕切板260は、仕切板突起部264を備えていなくてもよい。
C−2.変形例2:
上述の実施形態においては、仕切板260は、上部仕切板261と下部仕切板262とを備える構成としたが、下部仕切板262は必須ではない。例えば、図17に示すように、仕切板260は、仕切板260の入出金口21と反対側の端部に支点部材263を備え、支点部材263を支点として、上部仕切板261が位置W1と位置W2の範囲を移動可能とする構成としてもよい。図示する例は、上部仕切板261をアクチュエータで移動させる構成であるので、押板210は押板突起部213を備えておらず、上部仕切板261は仕切板突起部264を備えていない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態における本発明の構成要素のうち、独立クレームに記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、現金自動取引装置に限らず、紙幣や帳票などの紙葉類を取り扱う種々の紙葉類取扱装置に広く適用することができる。
10…紙幣入出金機、10a…上部搬送機構、10b…下部搬送機構、20…入出金機構、21…入出金口、21a…開口部、30…紙幣判別部、40…一時保管庫、50a〜50k…切替ゲート、60…入金庫、61…回収庫、62…偽券回収庫、63…装填/回収庫、71,72…出金庫、81,82…リサイクル庫、83…リジェクト庫、101…筐体、102…カード/明細票処理機構、103…カードスロット、105…顧客操作部、106…金庫筐体、110…バス、120…本体制御部、125…外部記憶装置、130…係員操作部、135…インターフェース部、140…電源部、201…シャッタ、208…底板、210…押板、213…押板突起部、214…凹部、230…保持板、260…仕切板、261…上部仕切板、262…下部仕切板、263…支点部材、264…仕切板突起部、266…切欠部、284…ストッパ、320…制御部、321…入金庫制御部、322…リジェクト庫制御部、323…出金庫制御部、324…リサイクル庫制御部、325…紙幣搬送路制御部、326…切替ゲート制御部、327…操作制御部、328…入出金制御部、329…判別制御部、330…一時保管庫制御部、331…取忘回収庫制御部、332…偽券回収庫制御部、333…装填/回収庫制御部、402…後側クランプ機構、403…前側クランプ機構、411,412…クランプベルト、415…ガイドプレート、417…支持板部材、420…スライドプレート、421〜426…プーリ、430…駆動シャフト、450…第1の駆動プーリ、451…第2の駆動プーリ、460…駆動ベルト、500…現金自動取引装置、602…異物受箱、603,604…フレーム、605…スリット、703,704…フレーム、705…スリット、714…支持板部材、715…ガイドプレート、722〜725…プーリ、727、728…クランプベルト、730,731…プーリ、732…第3の駆動ベルト、733…第3の駆動シャフト、750〜753…プーリ、760…第1の駆動ベルト、762…第2の駆動ベルト、770…第1の駆動シャフト、771…第2の駆動シャフト、A1〜A8…アクチュエータ、R1…ピックローラ、R2…分離ローラ、R3…ゲートローラ、R4…スタックローラ、S1〜S3…センサ、P2,P3…プーリ、Ra…紙幣留置領域、Ca…紙幣、X1…入金位置、X2…取込位置、Y1…入金位置、Y2…取込位置、Y3…分離位置、Z1…入金位置、Z2…退避位置、Z3…退避位置、W1,W2…位置、Q1…入金位置、Q2…退避位置、T1…放出位置、T2…退避位置、SL…スリット、DA1…入金方向、DA2…出金方向、DA3〜DA10,DA21,DA31〜DA34,DA41〜DA43,DA45…方向

Claims (12)

  1. 紙葉類取扱装置であって、
    紙葉類の投入及び排出のための開口部と、
    前記開口部の、前記紙葉類取扱装置の内部側において、該開口部を介して出し入れされる前記紙葉類を保持する保持板と、
    前記保持板と対向して設けられ、該保持板との間の距離を可変に移動し、該開口部を介して出し入れされる前記紙葉類を前記保持板との間で挟持可能な押板と、
    前記保持板と前記押板との間の空間に、該空間を該押板に沿った方向に仕切るように配され、該保持板と該押板との間を移動可能な仕切板であって、該仕切板が備える支点部材を支点として、該仕切板のうちの、該支点部材よりも前記開口部側に位置する部位を含む上部仕切板が移動可能な仕切板と
    を備え、
    前記上部仕切板は、
    該上部仕切板が前記保持板側に傾いた第1の位置と、
    該上部仕切板が、前記押板と略平行、または、該押板側に傾いた第2の位置と
    に移動可能である
    紙葉類取扱装置。
  2. 前記仕切板は、前記支点部材よりも前記開口部と反対の側に、前記押板に略平行な下部仕切板を備えた請求項1記載の紙葉類取扱装置。
  3. 前記仕切板及び/または前記押板が移動し、前記仕切板と前記押板とが当接した位置関係をとる場合において、前記上部仕切板は、前記第2の位置に位置する請求項1または請求項2記載の紙葉類取扱装置。
  4. 前記仕切板及び/または前記押板が移動し、前記仕切板と前記押板とが当接していない位置関係をとる場合において、前記上部仕切板は、前記第1の位置に位置する請求項1ないし請求項3のいずれか記載の紙葉類取扱装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記上部仕切板は、
    前記第1の位置側に付勢され、
    前記支点部材よりも前記開口部と反対側の部位を形成する仕切板突起部を備え、
    前記仕切板突起部と前記押板とが当接した状態で、該押板が更に該仕切板突起部側に移動することによって、前記第2の位置に移動する
    紙葉類取扱装置。
  6. 請求項2記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記上部仕切板は、
    前記第1の位置側に付勢され、
    前記支点部材よりも前記開口部と反対側の部位を形成する仕切板突起部を備え、
    前記下部仕切板は、前記仕切板突起部が前記支点部材を支点として移動する際に、該仕切板突起部と該下部仕切板との干渉を避ける切欠部を備え、
    前記押板は、前記仕切板突起部と当接する箇所に、該仕切板突起部側に突出した押板突起部を備え、
    前記仕切板突起部と前記押板とが当接した状態で、該押板が更に該仕切板突起部側に移動することによって、前記上部仕切板を前記第2の位置に移動する
    紙葉類取扱装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記押板は、該押板の前記仕切板側の面に、前記上部仕切板と前記押板とが当接した位置関係をとる場合において、少なくとも前記上部仕切板の前記開口部側の端部が収まる凹部を備えた
    紙葉類取扱装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか記載の紙葉類取扱装置であって、
    前記紙葉類取扱装置が、前記開口部を介して前記仕切板と前記保持板との間に前記紙葉類を受け入れる受入動作を行う場合において、
    前記上部仕切板は、前記第2の位置に位置し、
    前記上部仕切板の前記開口部側の端部が前記押板に当接する
    紙葉類取扱装置。
  9. 前記紙葉類取扱装置が、前記押板と前記仕切板との間に配された前記紙葉類を、前記開口部を介して排出させる排出動作を行う場合において、前記上部仕切板は、前記第1の位置に位置する請求項1ないし請求項8のいずれか記載の紙葉類取扱装置。
  10. 更に、前記開口部を介して出し入れされる紙葉類を両側から挟持して、前記開口部側に、または、該開口部と反対側に搬送する搬送部を備えた請求項1ないし請求項9のいずれか記載の紙葉類取扱装置。
  11. 前記搬送部が、受け入れた前記紙葉類を、前記開口部と反対側に向かって、前記仕切板と前記保持板との間に搬送する場合において、前記上部仕切板は、前記第2の位置に位置する請求項10記載の紙葉類取扱装置。
  12. 前記搬送部が、前記開口部側へ搬送した前記紙葉類を、前記開口部と反対側に向かって、前記押板と前記仕切板との間に搬送する場合において、前記上部仕切板は、前記第1の位置に位置する請求項10または請求項11記載の紙葉類取扱装置。
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