JP2007229430A - 歩行支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の体重負荷を軽減できるとともに使用者の歩行動作に伴う使用者の上下動にも追従できて自然な歩行を支援可能な歩行支援装置を提供する。
【解決手段】本発明の歩行支援装置1は、支柱2と、支柱2の上部に支点14で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒3と、吊棒3の支点14よりも後側に位置する他端部15に設けられた人体吊下げ点4と、吊棒3の支点14よりも前側に位置する一端部12に設けられた機構吊下げ点8と、機構吊下げ点8に繋がれるとともに支柱2や支柱2に連結された装置フレーム9に取付けられた弾性伸縮機構5(吊上げ装置)とを備え、吊棒3の支点14から吊棒3の人体吊下げ点4までの他端側寸法aが、吊棒3の支点14から吊棒3の機構吊下げ点8までの一端側寸法bよりも長いことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者の体重負荷を軽減できるとともに使用者の歩行動作に伴う使用者の上下動にも追従できて自然な歩行を支援可能な歩行支援装置に関する。
使用者の体に装着された吊バンドをスプリングで吊ることにより使用者の歩行を支援する歩行支援装置が知られている。
しかしながら、上記歩行支援装置では、吊バンドを装着した使用者を吊る吊上力を大きくするためにはスプリングのばね力を強くする必要がある。この場合、スプリングの伸縮量が小さくなり、使用者の歩行動作に伴う上下移動可能幅が小さくなるため、使用者は上下動の少ない不自然な歩行動作を強いられることになる。逆に、スプリングのばね力を弱くして使用者の上下移動可能幅を大きくした場合は、吊上力を大きくできず、使用者の体重負荷を軽減できない。
特開2001−346842号公報 特開2002−58712号公報
発明が解決しようとする課題は、従来の歩行支援装置では、吊上力を大きくすれば、使用者の上下移動可能幅が小さくなり、使用者の上下移動可能幅を大きくすれば、吊上力を大きくできないという点である。即ち、使用者の体重負荷を軽減できるとともに使用者の歩行動作に伴う使用者の上下動にも追従できて使用者が自然な歩行を行えるように歩行支援できないという点である。
本発明の歩行支援装置は、支柱と、支柱の上部に支点で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒と、吊棒の支点よりも後側に位置する他端部に設けられた人体吊下げ点と、吊棒の支点よりも前側に位置する一端部に設けられた機構吊下げ点と、機構吊下げ点に繋がれるとともに支柱や支柱に連結された装置フレームに取付けられた吊上げ装置とを備え、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長いことを特徴とする。
支柱と、支柱の上部に支点で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒と、吊棒の支点よりも後側に位置する他端部に設けられた人体吊下げ点と、吊棒の支点よりも前側に位置する一端部に設けられた機構吊下げ点と、機構吊下げ点に吊下げられた弾性伸縮機構と、弾性伸縮機構の下部に連結された調整ロープと、人体吊下げ点に吊下げられる人体に対する吊上力を調整するために支柱や支柱に連結された装置フレームに取付けられて調整ロープを巻き取ったり巻き出したりする巻取機構とを備え、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長いことも特徴とする。
弾性伸縮機構に設けられた弾性体がコイルばねであることも特徴とする。
巻取機構が手巻式ウインチ装置により形成されたことも特徴とする。
巻取機構が支柱の下部又は装置フレームの下部に取付けられたことも特徴とする。
人体吊下げ点で吊られる人体の転倒を防止するために人体吊下げ点の下方への設定値以上の移動を規制する転倒防止ストッパを備えたことも特徴とする。
本発明によれば、シーソーのような吊棒を備え、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法を、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長くしたので、人体吊下げ点の上下移動可能幅を大きくできるとともに吊上げ装置により人体吊下げ点に付与される吊上力を大きくできる。即ち、人体吊下げ点で吊下げられた使用者の上下移動可能幅を大きくできるとともに使用者の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくできる。したがって、使用者の体重負荷を軽減できるとともに使用者の歩行動作に伴う使用者の上下動にも追従できて自然な歩行を支援できる歩行支援装置が得られる。また、機構吊下げ点の上下移動可能幅を人体吊下げ点の上下移動可能幅よりも小さくできるので、人体吊下げ点で吊下げられた使用者の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
また、弾性伸縮機構による吊上力を変更するための巻取機構を備えたので、巻取機構を操作して吊上力を容易に変更できる。
弾性伸縮機構の弾性体としてコイルばねを用いたことによって、弾性伸縮機構の構成を簡単にでき、吊上力を容易に変更可能な構成の歩行支援装置を安価に得ることができる。
巻取機構として手巻式ウインチ装置を用いたことによって、吊上力の変更操作の容易な構成の歩行支援装置を安価に得ることができる。
巻取機構を支柱の下部又は装置フレームの下部に取付けたことで、巻取機構の操作性の良い歩行支援装置を得ることができる。
転倒防止ストッパを備えたので、使用者の転倒を防止できる。
図1乃至図3は本発明の最良の形態による歩行支援装置を示し、図1は歩行支援装置を横から見て示し、図2は弾性伸縮機構の収納ケースの構造を分解して示し、図3は歩行支援装置を上から見て示す。
図1を参照し、歩行支援装置1を説明する。歩行支援装置1は、支柱2、吊棒3、人体吊下げ点4、弾性伸縮機構5、調整ロープ6、巻取機構7、機構吊下げ点8、装置フレーム9、走行部10を備える。
支柱2は上下に延長する。装置フレーム9は支柱2に連結される。装置フレーム9は、支柱2の下部より左右に延長した後に後側に延長した形状の土台フレーム部9a及び支柱2の上下中間部より左右に延長した後に後側に延長した形状の掴まりフレーム部9bなどにより形成される(図3参照)。土台フレーム部9aには走行部10が設けられる。走行部10は、複数の走行体11により形成される。走行体11は、走行面10aを転がる車輪を備える例えばロック機構付きのキャスターのような車輪装置により形成される。
吊棒3は、吊棒3の長さ方向の中央部より一端部12に近い部分が回転中心軸13により支柱2の上部に回転可能に取付けられることによって、回転中心軸13を支点14として一端部12と他端部15とが互いに上下方向に往復するシーソー運動を行う棒である。
人体吊下げ点4は、吊棒の支点14よりも後側に位置する吊棒3の他端部15に設けられる。
機構吊下げ点8は、吊棒3の支点14より前側に位置する吊棒3の一端部12に設けられる。
吊棒3の支点14から吊棒3の人体吊下げ点4までの他端側寸法aは、吊棒3の支点14から吊棒3の機構吊下げ点8までの一端側寸法bよりも長い。
人体吊下げ点4には、人体吊ロープ16が吊り下げられ、人体吊ロープ16の下端部17と装着具18とが互いに連結される。装着具18は、人体吊下げ点4に使用者19の人体を支えるために人体吊ロープ16で吊り下げられる。よって、装着具18を装着した使用者19の人体が人体吊ロープ16により人体吊下げ点4に吊下げられることによって、弾性伸縮機構5による吊上力が使用者19に付与され、使用者19は自己の体重負担が軽減された状態での歩行が可能となる。
機構吊下げ点8には、機構吊ロープ20が吊り下げられ、機構吊ロープ20の下端部21と弾性伸縮機構5の上端部22とが互いに連結される。即ち、弾性伸縮機構5が機構吊ロープ20により機構吊下げ点8に吊り下げられる。
調整ロープ6の一端部23と弾性伸縮機構5の下端部24とが互いに連結され、調整ロープ6の他端部25と巻取機構7の巻枠26とが互いに連結される。調整ロープ6は巻枠26によって巻き取り及び巻き出し可能なように巻枠26に連結される。
巻取機構7は、人体吊下げ点4より吊下げられた装着具18によって支えられた使用者19を吊る吊上力を調整するために、支柱2の下部に取付けられて調整ロープ6を巻き取ったり巻き出したりする機構である。巻取機構7は、支柱2の下部の前面において、一般的な成人(例えば155cmから175cm程度の人)が立ったまま操作ハンドル27を操作しやすい位置(床から80cm程度の位置)に止ねじ28や溶接などによって取付けられる。巻取機構7の巻取枠26は、ラチェット機構やロック機構のような機構を備え、これにより、巻取状態を維持できる。
支柱2の上部には、吊棒3における人体吊下げ点4の下方への設定値以上の移動を規制する転倒防止ストッパ29、及び、人体吊下げ点4の上方への設定値以上の移動を規制する吊棒回転防止ストッパ30を備える。
図1;図2を参照し、弾性伸縮機構5を説明する。弾性伸縮機構5は、図1に示すように、弾性体としてのコイルばね51、収納ケース52を備える。図2に示すように、収納ケース52は、上端開口下端閉塞の大径筒体53、下端開口上端閉塞の小径筒体54、締結キャップ55を備える。大径筒体53の筒の内径dは小径筒体54の筒の外径よりも大きい。大径筒体53の筒壁には溝58が形成される。溝58は筒壁の内周面56から外周面57に貫通するとともに上端開口59から下端60に向けて一直線状に延長する。外周面57における溝58の横には溝58の上下方向に渡って吊上力の目盛部61が設けられる。小径筒体54の筒の外周面62の下部には外周面62より外側に突出する指針軸63が設けられる。小径筒体54が大径筒体53の筒内に収納された場合に、指針軸63が溝58を経由して溝58よりも大径筒体53の外周面57の外側に突出して溝58内を上下に移動可能である。指針軸63が目盛部61のある目盛値の横に位置された場合に、その目盛値が吊上力を示すように目盛部61が形成される。大径筒体53の上端開口59側の外周面57にはねじ部64が形成される。締結キャップ55の筒の内壁にはねじ部64にねじ嵌合するねじ部64a(図1参照)が形成される。図1に示すように、弾性伸縮機構5は、大径筒体53の筒の底面に設けられた係留部65にコイルばね51の一端66が連結され、小径筒体54の筒の底面に設けられた係留部67にコイルばね51の他端68が連結され、小径筒体54の下端開口側の筒部が大径筒体53の上端開口59側の筒の内側に嵌め込まれるとともに指針軸63が溝58内に嵌め込まれ、締結キャップ55が小径筒体54の上端閉塞側から小径筒体54の外周面62に挿入されて大径筒体53のねじ部64に締結される。コイルばね51の両端の引掛部を係留部65及び係留部67などに引っ掛けることでコイルばね51を小径筒体54と大径筒体53とに連結できる。そして、弾性伸縮機構5の機構吊下げ点8と弾性伸縮機構5の上端部22とが機構吊ロープ20により互いに連結され、調整ロープ6の一端部23が弾性伸縮機構5の下端部24に固定され、調整ロープ6の他端部25が巻取機構7の巻枠26に固定される。以上の構成により、巻取機構7の操作ハンドル27を操作して巻取ロープ6を巻き取ることによって、大径筒体53が下方に移動して、コイルばね51が上下方向に伸びる。この際の、コイルばね51が元の状態に戻ろうとする力(コイルばね51が縮もうとする力)が吊上力となり、その吊上力の値はそのときの指針軸63の横の目盛値で示される。つまり、巻取機構7を操作して、調整ロープ6を巻き取れば吊上力を大きくでき、調整ロープ6を巻き出せば吊上力を小さくできる。すなわち、装着具18を装着した使用者19の体を吊り上げる吊上力(体重免荷量)が巻取機構7による調整ロープ6の巻取量によって決定される歩行支援装置1となり、吊上力を変更するための操作を容易とできて、吊上力を容易に変更可能な歩行支援装置1が得られる。
歩行支援装置1の使用方法を説明する。まず、介護者などが、装着具18を使用者19に装着し、手巻式ウインチ装置による巻取機構7の操作ハンドル27を操作して、所望の吊上力となるまで調整ロープ6を巻き取ってロック機構により巻枠26をロックすることで吊上力を設定する。使用者が、掴まりフレーム部9bなどに掴まりながら歩行すると走行体11が走行面10aを転がって歩行支援装置1も移動する。歩行支援装置1を移動させたくない場合には走行体11をロック機構でロックしておけばよい。
最良の形態では、吊棒3の支点14から吊棒3の人体吊下げ点4までの他端側寸法aを、吊棒3の支点14から吊棒3の機構吊下げ点8までの一端側寸法bよりも長くしたので、人体吊下げ点4で吊下げられた使用者19の上下移動可能幅を大きくできる。つまり、人体吊下げ点4の上下移動可能幅=機構吊下げ点8の上下移動可能幅×(a/b)となる。したがって、使用者19の歩行動作に伴う使用者19の上下動に追従できるようになるとともに使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくできる。よって、自力で体重を支えきれない使用者19であっても自然な歩行を行えるように歩行支援できる歩行支援装置1が得られる。
また、人体吊下げ点4に吊上力が作用している状態から使用者19の歩行動作に伴って人体吊下げ点4の位置が上下に移動した場合には吊上力が変動するが、他端側寸法aを一端側寸法bよりも長くしたので、機構吊下げ点8の上下移動可能幅を人体吊下げ点4の上下移動可能幅よりも小さくでき、人体吊下げ点4で吊下げられた使用者19の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
例えば、他端側寸法aと一端側寸法bとの比を7:1とした場合、人体吊り下げ点4に25kgの吊上力を作用させるためには、機構吊り下げ点8を175kgの力で下方に引っ張る必要がある。そして、人体吊り下げ点4に25kgの吊上力が作用している状態から使用者の歩行動作に伴って人体吊り下げ点4の位置を上下に10.5cmずつ移動可能なようにする(即ち、人体吊り下げ点4の上下移動可能幅を21cmにする)ためには、コイルばね51の伸縮によって機構吊り下げ点8が上下に1.5cmずつ移動可能としなければならない(即ち、機構吊り下げ点8の上下移動可能幅を3cmにする)。よって、この場合、機構吊り下げ点8に175kgの力を付与でき、かつ、機構吊り下げ点8を上下に1.5cmずつ移動可能とできるコイルばね51を使用すればよい。すなわち、コイルばね51は、設定したい、最大吊上力、人体吊り下げ点4の位置の上下最大移動可能幅に応じて、その設定値を実現できるものを選定すればよい。この場合、
人体吊下げ点4で吊下げられた使用者19の上下移動可能幅を21cmと大きくでき、しかも、使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力を25kg程度と大きくできる。したがって、人体吊下げ点4が使用者19の歩行動作に伴う使用者19の上下動に追従できるようになり、使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力も大きいので、自力で体重を支えきれない使用者19であっても自然な歩行を行えるように歩行支援できる歩行支援装置1が得られる。また、人体吊り下げ点4の上下移動可能幅21cmに対して機構吊り下げ点8の上下移動可能幅を3cmにでき、機構吊下げ点8の上下移動可能幅を人体吊下げ点4の上下移動可能幅よりも小さくできるので、人体吊下げ点4で吊下げられた使用者19の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
他端側寸法aと一端側寸法bとを同じにした場合や他端側寸法aを一端側寸法bよりも短くした場合と、他端側寸法aを一端側寸法bよりも長くした場合とを比較すると、他端側寸法aを一端側寸法bよりも長くした場合の方が、人体吊下げ点4で吊下げられた使用者19の上下移動可能幅を大きくできるとともに使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくでき、しかも、使用者19の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
また、最良の形態の歩行支援装置1によれば、巻取機構7を備え、吊上力を巻取機構7による巻ロープ6の巻取量で決定される構成としたため、巻取機構7を操作して調整ロープ6を巻き取ったり、巻き出したりすることによって、吊上力を容易に変更でき、吊上力を変更するための操作の容易な歩行支援装置1が得られる。
また、弾性伸縮機構5の弾性体としてコイルばね51を用いたので、弾性伸縮機構5の構成を簡単にでき、吊上力を容易に変更可能な構成の歩行支援装置1を安価に得ることができる。
また、巻取機構7として手巻式ウインチ装置を用いたことによって、吊上力の変更操作を容易とできる。
また、巻取機構7を、支柱2の下部における、一般的な成人が立ったまま操作ハンドル27を操作しやすい位置に取付けたので、巻取機構7の操作性の良い歩行支援装置1を得ることができる。
また、転倒防止ストッパ29を備えているので、使用者19が足を滑らせたりした場合などにおいての使用者19の転倒を防止できる。
また、走行体11を備えたので、移動の容易な歩行支援装置1が得られる。
また、使用者19が図1のように弾性伸縮機構5の設けられた前側を向いて使用することで、重量のある前側を押すような感じとなるため、歩行支援装置1を前方に移動させやすくなる。
他の形態1
巻取機構7を用いずに、弾性伸縮機構5の下端部24と支柱2や装置フレーム7とを互いに連結し、機構吊ロープ20の下端部21と弾性伸縮機構5の上端部22とを互いに連結した構成としてもよい。即ち、弾性伸縮機構5を、機構吊下げ点8に繋がれるとともに支柱2や装置フレーム7に取付けられた吊上げ装置として用いても良い。
他の形態2
弾性伸縮機構5と巻取機構7との代わりに図外のスプリングバランサーのような定荷重ばね装置を用いてもよい。即ち、定荷重ばね装置に巻かれたロープと機構吊下げ点8とを互いに繋いで、定荷重ばね装置の筐体と支柱2や装置フレーム7とを互いに連結する。つまり、機構吊下げ点8に繋がれるとともに支柱2や装置フレーム7に取付けられた吊上げ装置として定荷重ばね装置を用いても良い。
吊上げ装置として定荷重ばね装置を用いた場合は、人体吊下げ点4で吊下げられた使用者19の上下移動可能幅を大きくできるとともに使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくでき、吊上力の変動をなくすことができる。
コイルばねの上下端に板を備え、上端の板を針金で大径筒体53の内底に連結し、下端の板を針金で小径筒体54の内底に連結し、調整ロープ6を巻き取って上下の板間のコイルばねを縮ませることによって、コイルばねが元の状態に戻ろうとする力(コイルばねが伸びようとする力)を吊上力とする構成の弾性伸縮機構5を用いてもよい。この場合、コイルばねが縮みきった状態が転倒防止ストッパとして機能するので、支柱2の上部に転倒防止ストッパ29を設ける必要がなくなる。弾性伸縮機構5の弾性体としてゴムを用いてもよい。流体による弾性機能を用いた弾性伸縮機構5を用いてもよい。巻取機構7としてモータ駆動式のウインチ装置を用いればさらに操作性をよくできる。巻取機構7を支柱2の上方に取付けて、巻取ロープ6を滑車などに掛けて調整ロープ6の他端部25を巻取機構7の巻枠26に固定してもよい。巻取機構7を装置フレーム9に連結してもよい。使用者19が図1のように弾性伸縮機構5の設けられた前側を向いて使用する場合、弾性伸縮機構5が前方の中央にあると使用者19の前方視界が妨げられるので、弾性伸縮機構5を、前側の右端側(あるいは左端側)に寄せて設けるようにしてもよい。使用者19が図1の弾性伸縮機構5の設けられた前側に背を向けて歩行支援装置1を使用することも可能である。
歩行支援装置の側面図(一部断面)(最良の形態)。 弾性伸縮機構の収納ケースを示す分解斜視図(最良の形態)。 歩行支援装置の平面図(最良の形態)。
符号の説明
1 歩行支援装置、2 支柱、3 吊棒、4 人体吊下げ点、
5 弾性伸縮機構、6 調整ロープ、7 巻取機構、8 機構吊下げ点、
9 装置フレーム、14 支点、29 転倒防止ストッパ、51 コイルばね、
a 他端側寸法、b 一端側寸法。

Claims (6)

  1. 支柱と、支柱の上部に支点で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒と、吊棒の支点よりも後側に位置する他端部に設けられた人体吊下げ点と、吊棒の支点よりも前側に位置する一端部に設けられた機構吊下げ点と、機構吊下げ点に繋がれるとともに支柱や支柱に連結された装置フレームに取付けられた吊上げ装置とを備え、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長いことを特徴とする歩行支援装置。
  2. 支柱と、支柱の上部に支点で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒と、吊棒の支点よりも後側に位置する他端部に設けられた人体吊下げ点と、吊棒の支点よりも前側に位置する一端部に設けられた機構吊下げ点と、機構吊下げ点に吊下げられた弾性伸縮機構と、弾性伸縮機構の下部に連結された調整ロープと、人体吊下げ点に吊下げられる人体に対する吊上力を調整するために支柱や支柱に連結された装置フレームに取付けられて調整ロープを巻き取ったり巻き出したりする巻取機構とを備え、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長いことを特徴とする歩行支援装置。
  3. 弾性伸縮機構に設けられた弾性体がコイルばねであることを特徴とする請求項2に記載の歩行支援装置。
  4. 巻取機構が手巻式ウインチ装置により形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の歩行支援装置。
  5. 巻取機構が支柱の下部又は装置フレームの下部に取付けられたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の歩行支援装置。
  6. 人体吊下げ点で吊られる人体の転倒を防止するために人体吊下げ点の下方への設定値以上の移動を規制する転倒防止ストッパを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の歩行支援装置。
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