JP2007267943A - 歩行支援装置 - Google Patents

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    • A61H3/008Appliances for aiding patients or disabled persons to walk about using suspension devices for supporting the body in an upright walking or standing position, e.g. harnesses

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Abstract

【課題】小型化可能な歩行支援装置を提供する。
【解決手段】支柱2と、支柱2の支点14で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒3と、吊棒3の支点14よりも後側に位置する他端部12に設けられた人体吊下げ点6と、吊棒3の支点14よりも前側に位置する一端部15に設けられた機構吊下げ点4と、機構吊下げ点4に繋がれるとともに支柱2や支柱2に連結された装置フレーム9に取付けられた吊上げ装置(定荷重ばね装置5A)とを備え、支点14が人体の腰の高さ位置に対応した位置に形成され、人体吊下げ点6が人体の腰の高さ位置に対応した位置で上下動可能に形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型化可能な歩行支援装置に関する。
使用者の体を吊って使用者の体重の一部を軽減(免荷)した状態で使用者の歩行を支援する歩行支援装置が知られている。
しかしながら、上記歩行支援装置は、人体を人体の上方から吊る方式なので、装置の高さが高くなり、装置が大型化してしまう。
特開2005−279009号公報
発明が解決しようとする課題は、従来の歩行支援装置は、装置の高さが高く、装置が大型となる点である。
本発明の歩行支援装置は、支柱と、支柱の支点で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒と、吊棒の支点よりも後側に位置する他端部に設けられた人体吊下げ点と、吊棒の支点よりも前側に位置する一端部に設けられた機構吊下げ点と、機構吊下げ点に繋がれるとともに支柱や支柱に連結された装置フレームに取付けられた吊上げ装置とを備え、支点が人体の腰の高さ位置に対応した位置に形成され、人体吊下げ点が人体の腰の高さ位置に対応した位置で上下動可能に形成されたことを特徴とする。
吊上げ装置が定荷重ばね装置により形成され、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法よりも長いことも特徴とする。
吊上げ装置がコイルばねを備えた弾性伸縮機構により形成され、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長いことも特徴とする。
本発明の歩行支援装置によれば、吊棒の支点が人体の腰の高さ位置に対応した位置に形成され、人体吊下げ点が人体の腰の高さ位置に対応した位置で上下動可能に形成されたことによって、装置の高さを低くでき、装置を小型化できる。
吊上げ装置を定荷重ばね装置により形成し、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法を、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法よりも長くすれば、定荷重ばね装置のばね力に対応した吊上力よりも大きな吊上力を人体吊下げ点に付与できる。例えば、人体吊下げ点に50kgの吊上力を付与したい場合、機構吊下げ点に50kgよりも小さいばね力のぜんまいばねを内蔵した定荷重ばね装置を繋げれば良い。従って、安価な定荷重ばね装置を搭載して大きな吊上力を実現できる安価な歩行支援装置を得ることができる。
吊上げ装置をコイルばねによる弾性伸縮機構で形成し、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法を、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長くすれば、人体吊下げ点の上下移動可能幅を大きくできるとともに人体吊下げ点に付与される吊上力を大きくできる。即ち、人体吊下げ点で吊下げられた使用者の上下移動可能幅を大きくできるとともに使用者の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくできる。したがって、使用者の体重負荷を軽減できるとともに使用者の歩行動作に伴う使用者の上下動にも追従できて自然な歩行を支援できる歩行支援装置が得られる。また、機構吊下げ点の上下移動可能幅を人体吊下げ点の上下移動可能幅よりも小さくできるので、人体吊下げ点で吊下げられた使用者の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
図1及び図2は本発明の最良の形態による歩行支援装置を示す。図1は歩行支援装置を横から見て示し、図2は定荷重ばね装置の構造を示す。
図1を参照し、歩行支援装置1を説明する。歩行支援装置1は、支柱2、吊棒3、機構吊下げ点4、定荷重ばね装置5A、人体吊下げ点6、装置フレーム9、走行部10を備える。
支柱2は上下に延長する。装置フレーム9は支柱2に連結される。装置フレーム9は、支柱2の下部より左右に延長した後に後側に延長した形状の土台フレーム部9a、支柱の上部に設けられた掴まりフレーム部9bなどにより形成される。土台フレーム部9aには走行部10が設けられる。走行部10は、複数の走行体11により形成される。走行体11は、走行面10aを転がる車輪を備える例えばロック機構付きのキャスターのような車輪装置により形成される。
吊棒3は、吊棒3の長さ方向の中央部より他端部12に近い部分が回転中心軸13により支柱2に回転可能に取付けられることによって、回転中心軸13を支点14として他端部12と一端部15とが互いに上下方向に往復するシーソー運動を行う。この支点14は、使用者19の人体の腰の高さ位置に対応した位置に形成される。
支点14よりも前側に位置する吊棒3の一端部15に設けられた機構吊下げ点4には、定荷重ばね装置5Aのロープ122の終端が直接に繋がれたり、あるいは、ロープ122の終端が図外の連結ロープによって繋がれる。定荷重ばね装置5Aは土台フレーム部9aに取付けられる。
支点14よりも後側に位置する吊棒3の他端部12に設けられた人体吊下げ点6には、吊ロープ27が吊り下げられ、吊ロープ27の下端部には装着具100が吊り下げられる。装着具100は、吊棒3の支点14よりも後側に位置する人体吊下げ点6に使用者19の人体を支えるために吊り下げられる。尚、吊棒3の他端部12は、分岐部3aにより左右に二股に分かれていて、使用者の腰の左右両側にそれぞれ人体吊下げ点6が対応する。
最良の形態では、人体吊下げ点6が使用者19の人体の腰の高さ位置に対応した位置で上下動可能に形成されたとともに、吊棒3の支点14から機構吊下げ点4までの一端側寸法aを、吊棒3の支点14から人体吊下げ点6までの他端側寸法bよりも長くした。
図2を参照し、定荷重ばね装置5Aを説明する。尚、図2(a)の左を前、図2(a)の右を後と定義して説明する。定荷重ばね装置5Aは、ばね部111、ロープ部112を備える。ばね部111は、ケース113、軸114、ぜんまいばね115を備える。ケース113は円筒箱形状である。ケース113の前板116及び後板117には軸受孔118が形成される。軸114が軸受孔118を貫通して軸受孔118に回転可能に支持される。ぜんまいばね115はケース113内に取付けられる。ぜんまいばね115の一端119は軸114に固定され、ぜんまいばね115の他端120はケース113の内面に固定される。ロープ部112は、ドラム121、ロープ122を備える。ドラム121は、中心軸123と巻枠124とを備えた独楽のような形状に形成される。巻枠124は、中心軸123を中心とした外周の径が前部から後部にかけて徐々に大きくなるように形成された円錐状の外周面125を備える。巻枠124の外周面125にはロープ巻取ガイド溝126が前部から後部にかけて螺旋状に形成される。ロープ122は、巻枠124の外周面125の前端部に始端が固定され、外周面125の前部から後部にかけて外周面125のロープ巻取ガイド溝126内に嵌り込みながら外周面125に螺旋状に巻き付けられる。ロープ122の終端には図外の係留フックのような連結具が取付けられる。軸114の前端とドラム121の中心軸123の後端とがカップリングやねじ結合のような結合装置130により互いに結合される。ぜんまいばね115は、ロープ122が矢印aの方向に引かれて中心軸123が矢印bの方向に回転した場合に渦巻きが締まってばね力fが大きくなる向きに取付けられる。ロープ122が矢印aの方向に引かれた場合にはばね力fは大きくなるが、巻枠124の外周面125におけるロープ122の引き出し点131が巻枠124の前部側に近づくので中心軸123から引き出し点131までの距離x(即ち、中心軸123から引き出し点131までの巻枠124の半径寸法)は短くなる。例えば、図2(a)のように、ロープ122が矢印aの方向に引かれてロープの引き出し点131が実線の位置から想像線の位置まで移動した場合、ばね力fは大きくなるが、中心軸123から引き出し点131までの距離xは短くなる。定荷重ばね装置5Aによる吊上力(免荷量)は、ばね力f×距離xにより決まるので、引き出し点131がどこであっても吊上力が変わらないように、使用するぜんまいばね115及びドラム121の外周の大きさや外周面の勾配などが設計されることによって、使用者の上下動で引き出し点131が変わっても、使用者に常に一定の吊上力を付与できる定荷重ばね装置5Aが得られる。
定荷重ばね装置5Aによる吊上力の変更は、ぜんまいばね115のばね力を変更することで可能である。即ち、結合装置130を解除して軸114と中心軸123とを分離し、軸114をいずれかの方向に回転させてぜんまいばね115の渦巻きが締まる方向あるいは渦巻きが緩まる方向に変更した後に軸114と中心軸123とを再び結合装置130によって互いに結合させればよい。この際、ぜんまいばね115の渦巻きの締まる方向あるいは緩まる方向に軸114を回転させてばね力を変更した後に、軸114をその位置に維持した状態で軸114と中心軸123とを結合装置130で互いに結合させるため、何らかの軸位置固定装置が必要である。この軸位置固定装置としては、例えば、係合ロック機構132を用いる。係合ロック機構132は、例えば、ケース113の後板117の外面に対向してかつ図外の固定ピン貫通孔の形成された図外の固定板を軸114に固定的に連結して軸114と一緒に回転するように設けるとともに、後板117の外面において軸114と同心円の円周上に所定間隔で図外の固定孔を形成しておき、ぜんまいばね115のばね力を変更した後に固定ピンを固定ピン貫通孔と固定孔とに嵌め込んで軸114の回転を阻止した状態で軸114と中心軸123とを互いに結合させる構成のものを用いればよい。軸114と中心軸123とを互いに結合させた後は、軸114が回転できるように固定ピンを抜き取ればよい。尚、軸114には、軸受孔118からの軸114の抜け防止のために抜止めナット133のような抜止具が取付けられる。
歩行支援装置1の使用方法を説明する。まず、介護者などが装着具100を使用者19に装着し、かつ、装着具100に取付けられた吊ロープ27の上端を吊棒3の人体吊下げ点6に連結する。これにより、装着具100で支えられた使用者19は、定荷重ばね装置5Aのばね力による吊上力によって体重負荷の一部が免荷された状態となるので、歩行が容易となる。
最良の形態では、支点14が使用者19の人体の腰の高さ位置に対応した位置に形成され、人体吊下げ点6が人体の腰の高さ位置に対応した位置で上下動可能に形成されたことによって、歩行支援装置1の高さを低くでき、歩行支援装置1を小型化できた。
また、吊棒3の支点14から定荷重ばね装置5Aの繋がれる吊棒3の機構吊下げ点4までの一端側寸法aを、吊棒3の支点14から人体吊下げ点6までの他端側寸法bよりも長くしたことにより、定荷重ばね装置5Aのばね力に対応した吊上力よりも大きな吊上力を吊棒3の人体吊下げ点6に付与できる。よって、安価な定荷重ばね装置5Aを搭載して大きな吊上力を実現できる安価な歩行支援装置1を得ることができる。例えば、一端側寸法aと他端側寸法bとの比を2:1とした場合において、人体吊下げ点に50kgの吊上力を付与したい場合は、機構吊下げ点4に25kgのばね力のぜんまいばねを内蔵した定荷重ばね装置5Aを繋げれば良いので、25kgのばね力のぜんまいばねを内蔵した安価な定荷重ばね装置5Aを搭載して人体吊下げ点に50kgの吊上力を付与できる安価な歩行支援装置1を得ることができる。一端側寸法aと他端側寸法bとの比を3:1とした場合において、人体吊下げ点に50kgの吊上力を付与したい場合は、50kgの1/3のばね力のぜんまいばねを内蔵した定荷重ばね装置5Aを機構吊下げ点4に繋げればよい。すなわち、一端側寸法aを他端側寸法bよりも長くしたことによって、人体吊下げ点6に付与したい所望の吊上力×(他端側寸法b/一端側寸法a)のばね力のぜんまいばねを内蔵した定荷重ばね装置5Aを機構吊下げ点4に繋げば、所望の吊上力に対応するばね力を内蔵した定荷重ばね装置5Aより安価な定荷重ばね装置5Aを用いて、当該安価な定荷重ばね装置5Aのばね力より大きな所望の吊上力を人体吊下げ点6に付与できる安価な歩行支援装置1を得ることができる。
他の形態1
図3に示すように、定荷重ばね装置5Aの代わりに弾性伸縮機構5と巻取機構7とを設けて、さらに、吊棒3の支点14から吊棒3の人体吊下げ点6までの他端側寸法bを、吊棒3の支点14から吊棒3の機構吊下げ点4までの一端側寸法aよりも長くした。機構吊下げ点4に、機構吊ロープ20が吊り下げられ、機構吊ロープ20の下端21と弾性伸縮機構5の上端連結部22とが互いに連結される。即ち、弾性伸縮機構5が機構吊ロープ20により機構吊下げ点4に吊り下げられる。
調整ロープ6Aの一端6aと弾性伸縮機構5の下端連結部24とが互いに連結され、調整ロープ6Aの他端6bと巻取機構7の巻枠26とが互いに連結される。調整ロープ6Aは巻枠26によって巻き取り及び巻き出し可能なように巻枠26に連結される。
巻取機構7は、人体吊下げ点6より吊下げられた装着具100によって支えられた使用者19を吊る吊上力を調整するために、支柱2の下部に取付けられて調整ロープ6Aを巻き取ったり巻き出したりする機構である。巻取機構7は、土台フレーム部9aの前部に止ねじや溶接などによって取付けられる。巻取機構7の巻枠26は、ラチェット機構やロック機構のような機構を備え、これにより、巻取状態を維持できる。
図1;図2を参照し、弾性伸縮機構5を説明する。弾性伸縮機構5は、図1に示すように、弾性体としてのコイルばね51、収納ケース52を備える。図2に示すように、収納ケース52は、上端開口下端閉塞の大径筒体53、下端開口上端閉塞の小径筒体54、締結キャップ55を備える。大径筒体53の筒の内径dは小径筒体54の筒の外径よりも大きい。大径筒体53の筒壁には溝58が形成される。溝58は筒壁の内周面56から外周面57に貫通するとともに上端開口59から下端60に向けて一直線状に延長する。外周面57における溝58の横には溝58の上下方向に渡って吊上力の目盛部61が設けられる。小径筒体54の筒の外周面62の下部には外周面62より外側に突出する指針軸63が設けられる。小径筒体54が大径筒体53の筒内に収納された場合に、指針軸63が溝58を経由して溝58よりも大径筒体53の外周面57の外側に突出して溝58内を上下に移動可能である。指針軸63が目盛部61のある目盛値の横に位置された場合に、その目盛値が吊上力を示すように目盛部61が形成される。大径筒体53の上端開口59側の外周面57にはねじ部64が形成される。締結キャップ55の筒の内壁にはねじ部64にねじ嵌合するねじ部64a(図3参照)が形成される。図3に示すように、弾性伸縮機構5は、大径筒体53の筒の底面に設けられた係留部65にコイルばね51の一端66が連結され、小径筒体54の筒の底面に設けられた係留部67にコイルばね51の他端68が連結され、小径筒体54の下端開口側の筒部が大径筒体53の上端開口59側の筒の内側に嵌め込まれるとともに指針軸63が溝58内に嵌め込まれ、締結キャップ55が小径筒体54の上端閉塞側から小径筒体54の外周面62に挿入されて大径筒体53のねじ部64に締結される。コイルばね51の両端の引掛部を係留部65及び係留部67などに引っ掛けることでコイルばね51を小径筒体54と大径筒体53とに連結できる。そして、弾性伸縮機構5の機構吊下げ点4と弾性伸縮機構5の上端連結部22とが機構吊ロープ20により互いに連結され、調整ロープ6Aの一端6aが弾性伸縮機構5の下端連結部24に固定され、調整ロープ6Aの他端6bが巻取機構7の巻枠26に固定される。以上の構成により、巻取機構7の操作ハンドル27aを操作して調整ロープ6Aを巻き取ることによって、大径筒体53が下方に移動して、コイルばね51が上下方向に伸びる。この際の、コイルばね51が元の状態に戻ろうとする力(コイルばね51が縮もうとする力)が吊上力となり、その吊上力の値はそのときの指針軸63の横の目盛値で示される。つまり、巻取機構7を操作して、調整ロープ6Aを巻き取れば吊上力を大きくでき、調整ロープ6Aを巻き出せば吊上力を小さくできる。すなわち、装着具18を装着した使用者19の体を吊り上げる吊上力(体重免荷量)が巻取機構7による調整ロープ6Aの巻取量によって決定される歩行支援装置1となり、吊上力を変更するための操作を容易とできて、吊上力を容易に変更可能な歩行支援装置1が得られる。
歩行支援装置1の使用方法を説明する。まず、介護者などが、装着具18を使用者19に装着し、手巻式ウインチ装置による巻取機構7の操作ハンドル27を操作して、所望の吊上力となるまで調整ロープ6Aを巻き取ってロック機構により巻枠26をロックすることで吊上力を設定する。使用者が、掴まりフレーム部9bなどに掴まりながら歩行すると走行体11が走行面10aを転がって歩行支援装置1も移動する。歩行支援装置1を移動させたくない場合には走行体11をロック機構でロックしておけばよい。
最良の形態では、吊棒3の支点14から吊棒3の人体吊下げ点6までの他端側寸法aを、吊棒3の支点14から吊棒3の機構吊下げ点4までの一端側寸法bよりも長くしたので、人体吊下げ点6で吊下げられた使用者19の上下移動可能幅を大きくできる。つまり、人体吊下げ点6の上下移動可能幅=機構吊下げ点4の上下移動可能幅×(a/b)となる。したがって、使用者19の歩行動作に伴う使用者19の上下動に追従できるようになるとともに使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくできる。よって、自力で体重を支えきれない使用者19であっても自然な歩行を行えるように歩行支援できる歩行支援装置1が得られる。
また、人体吊下げ点6に吊上力が作用している状態から使用者19の歩行動作に伴って人体吊下げ点6の位置が上下に移動した場合には吊上力が変動するが、他端側寸法aを一端側寸法bよりも長くしたので、機構吊下げ点4の上下移動可能幅を人体吊下げ点6の上下移動可能幅よりも小さくでき、人体吊下げ点6で吊下げられた使用者19の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
他端側寸法aと一端側寸法bとを同じにした場合や他端側寸法aを一端側寸法bよりも短くした場合と、他端側寸法aを一端側寸法bよりも長くした場合とを比較すると、他端側寸法aを一端側寸法bよりも長くした場合の方が、人体吊下げ点6で吊下げられた使用者19の上下移動可能幅を大きくできるとともに使用者19の体重負荷を軽減するための吊上力を大きくでき、しかも、使用者19の上下移動に伴う吊上力の変動を小さくできる。
また、最良の形態の歩行支援装置1によれば、巻取機構7を備え、吊上力を巻取機構7による調整ロープ6Aの巻取量で決定される構成としたため、巻取機構7を操作して調整ロープ6Aを巻き取ったり、巻き出したりすることによって、吊上力を容易に変更でき、吊上力を変更するための操作の容易な歩行支援装置1が得られる。
また、弾性伸縮機構5の弾性体としてコイルばね51を用いたので、弾性伸縮機構5の構成を簡単にでき、吊上力を容易に変更可能な構成の歩行支援装置1を安価に得ることができる。
また、巻取機構7として手巻式ウインチ装置を用いたことによって、吊上力の変更操作を容易とできる。
また、巻取機構7を、支柱2の下部における、一般的な成人が立ったまま操作ハンドル27aを操作しやすい位置に取付けたので、巻取機構7の操作性の良い歩行支援装置1を得ることができる。
他の形態2
巻取機構7を用いずに、弾性伸縮機構5の下端部24と支柱2や装置フレーム9とを互いに連結し、機構吊ロープ20の下端部と弾性伸縮機構5の上端部22とを互いに連結した構成としてもよい。即ち、弾性伸縮機構5を、機構吊下げ点4に繋がれるとともに支柱2や装置フレーム9に取付けられた吊上げ装置として用いても良い。
一端側寸法aと他端側寸法bとを同じ長さにしてもよい。この場合でも、使用者19の腰に体重負荷の一部を軽減する吊上力を付与できて使用者の歩行に伴う上下動に追従できる小型の歩行支援装置1が得られる。
歩行支援装置の側面図(最良の形態)。 定荷重ばね装置を示す構造図(一部断面)(最良の形態)。 歩行支援装置の側面図(一部断面)(他の形態1)。 弾性伸縮機構の収納ケースを示す分解斜視図(他の形態1)。
符号の説明
1 歩行支援装置、2 支柱、3 吊棒、4 機構吊下げ点、5 弾性伸縮機構、
5A 定荷重ばね装置、6 人体吊下げ点、9 フレーム、14 支点、
a 一端側寸法、b 他端側寸法。

Claims (3)

  1. 支柱と、支柱の支点で上下方向に往復するシーソー運動を行うように取付けられた吊棒と、吊棒の支点よりも後側に位置する他端部に設けられた人体吊下げ点と、吊棒の支点よりも前側に位置する一端部に設けられた機構吊下げ点と、機構吊下げ点に繋がれるとともに支柱や支柱に連結された装置フレームに取付けられた吊上げ装置とを備え、支点が人体の腰の高さ位置に対応した位置に形成され、人体吊下げ点が人体の腰の高さ位置に対応した位置で上下動可能に形成されたことを特徴とする歩行支援装置。
  2. 吊上げ装置が定荷重ばね装置により形成され、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の歩行支援装置。
  3. 吊上げ装置がコイルばねを備えた弾性伸縮機構により形成され、吊棒の支点から吊棒の人体吊下げ点までの他端側寸法が、吊棒の支点から吊棒の機構吊下げ点までの一端側寸法よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の歩行支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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