JP2007226921A - 磁気ヘッド装置および磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置および磁気記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録密度を高めた磁気ヘッド装置を提供する。
【解決手段】隣接する複数トラックを同時に記録する記録再生ヘッドブロック18によって磁気テープ14に対してリニアサーペンタイン方式で記録再生を行う。このヘッドブロック18のテープ摺動面には、Tr1〜Tr4のような連続した記録パターンとなるように4個の記録ヘッド4a〜4dをテープ長手方向に且つテープ幅方向に各々ずらして配設する。さらに記録ヘッド4a〜4dの幅方向寸法よりも広い範囲内で、テープ長手方向に且つテープ幅方向に各々ずらして形成した再生ヘッド5a〜5dと再生ヘッド5e〜5hを配設する。このように構成した記録再生ヘッドブロック18によって前記隣接する複数のトラックTr1〜Tr4を同時に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気ヘッド装置および磁気記録再生装置並びにこれらを用いたテープドライブ装置に係り、詳しくは、磁気ヘッド(磁気記録ヘッド及び磁気再生ヘッドの両方を含む。以下同じ。)を複数配置すること(以下、「磁気ヘッドのマルチ化」という。)を容易にし、記録密度の高密度化を図る技術に関する。
近年、磁気ヘッドにおいては、磁気記録媒体の大容量化を図るために、更なる高密度記録が求められ、記録トラックのトラック幅を狭くすること(以下、「狭幅化」という。)に適した磁気ヘッドが採用されるようになってきている。
高密度記録をおこなう事により、より厳密なトラックサーボが必要になるが、磁気テープ自体は基板が可塑性素材を使用している事が一般的であるため長期にわたる保存による変形も含め現在実用化されている例えば下記非特許文献2に示されるAIT−3フォーマットにおいては、トラック幅5.5μmに比べテープの曲がりは15μm以上を想定しなければならない。
このため強力なトラックサーボが必須であり、サーボの多少のずれを許容するため所謂ダブルアジマス方式を採用し、隣接トラックにかかっても信号を再生できないよう考慮したシステムが一般的に実用化されていた。
一方、リニアテープシステムにおいて、例えば下記非特許文献1に示されるUlutorium-1フォーマットではサーボ信号をあらかじめ記録しておくことによりトラックピッチを27.5μmとしているが、この延長であるフォーマットにおいては15μm程度のトラックピッチとする事が限界となってきている。
このためリニアサーペンタイン方式においてはオントラック再生システムでは機械的な精度を高め、強力なサーボをかけなければシステムが成立しなくなってきており従来技術の延長では低コストで記録密度の向上を図る事は難しくなっている。
そこで、先にトラックピッチが狭幅になったヘリカルスキャンシステムにおいては、トラック幅の狭幅化に伴い再生サーボをかける事が困難になる対策案として所謂ノントラッキングシステムが提唱され実用化されている。
下記特許文献1、2、3に記載の技術は、ノントラッキング方式の基本になるとも言える特許であり、ヘリカルスキャンにてダブルアジマス記録を行ったトラックに対し、ブロックに分けて識別のためデータを記録をすることにより、目的のトラックを1回で再生しないとしてもデータの再構成が可能になるというものであり従来のトラックサーボで必要とされる1トラック以内のトラック制御に対し4倍以上のマージンを許すことになった。
また下記特許文献4,5に記載のものにおいても、ノントラキング方式において再生を前提とした信号記録方法を提唱するものであった。
また、ノントラッキング技術はヘリカルスキャンに留まらずリニア記録でも使用する可能性の検討がすすめられており、下記特許文献6、7等で示されるようにリニアシステムでの使用も提唱されはじめている。
一方、磁気記録の大容量化、高密度化の実現化のために複数のチャンネルを設けること(以下、「多チャンネル化」という。)が望まれ、磁気ヘッドのマルチ化が求められている。
そして、磁気ヘッドをマルチ化した磁気ヘッド装置としては、たとえば、1つのヘッド基板に磁気シールド層、絶縁層などを介して磁気記録ヘッド素子又は磁気再生ヘッド素子を複数積層して形成したものが提案されている。
すなわち下記特許文献8で提案されている磁気ヘッド装置は、磁気記録ヘッド装置に関するものであり、下記特許文献9で提案されている磁気ヘッド装置は、磁気再生ヘッド装置に関するものである。
いずれの磁気ヘッド装置も、単一の磁気ヘッド素子を有する磁気記録ヘッド層又は磁気再生ヘッド層を非磁性材料からなる基材に複数積層し、すべての磁気ヘッド素子を積層方向に対してほぼ直交する方向(以下、「ヘッド幅方向」という。)にずらして形成したものである。
これにより、磁気ヘッドのマルチ化が可能となり、かつ、ヘッド幅方向において各磁気ヘッドを近接又はオーバーラップさせることができ、記録トラックの狭幅化に対応することができる。
また、従来のリニアシステムにおいては転送レートの観点からマルチトラック化が進められていたが、使用する磁気記録媒体の制約から、隣接したトラックに同時に記録することはなされていなかった。例えば非特許文献1の「p58:12.9 Location of datatrack」に示されるように8個のヘッドをl2(333μm)トラック離して配置しているため、テープに記録する上では12トラック離れたトラックには同時に記録するものの隣接するトラックに同時に書き込むという動作をおこなっていなかった。
この事は、隣接するトラックに信号を書き込む時は機械的に位置をずらして書き込むという事であるため、トラックの書き込み位置はトラックを8本書き込む動作をしながらも実質的に12トラック離れたトラックに書き込んでおり、隣接トラックに対しては全く別のタイミングで書き込みを行わなければならない事から機械的な精度に依存するため、トラックピッチを狭くして記録密度を高めたい場合の技術的障害になっていた。
すなわち、図17は従来のリニアテープの記録トラックと磁気ヘッドの配置関係の概略を表し、1…は、磁気テープ2に、テープ走行方向と平行して複数形成されるトラックを示している。
3はヘッドブロックであり、該ヘッドブロック3の磁気テープ2との摺動面には、記録ヘッド4…および再生ヘッド5…が、トラック1,1…に各々対向して配設されている。
記録ヘッド4…は、同一層内では100μm程度、テープ幅方向に離して設けられている。これは、各記録ヘッド4…のコイルやリード線の占有スペースの関係で同一層内では所定間隔(例えば12トラック分)隔てなければ設けられないという制約があるためである。
図17では説明上1回の書き込み時のトラックのみ(3本のトラック1,1,1のみ)を図示しているが、実際には、テープ走行によりテープ全長にわたって書き込みがなされテープ終端に達すると、ヘッドブロック3が上又は下に移動して再び書き込み動作が行われ、隙間にトラックを埋めていく(リニアサーペンタイン方式)。
したがって互いに隣接するトラックどうしは別のタイミングで書き込みがなされ機械的精度に依存するので、トラックピッチを狭くして記録密度を高めることができなかった。
また、従来の技術においては、高密度記録をおこなう時には例えば非特許文献2の「Page62.13.1 Track Configuration Figure40」に示されるように、記録アジマス方向を2方向とする事で再生時同一アジマスのヘッドではデータを読み込めるが別アジマスのヘッドではデータを読み込めないようにする事ができる。
このため例えばガードバンドを設けなくても再生時のトラックずれが生じても同一アジマスのトラックをヘッドがスキャンするまでの実質1トラック分の機械的な誤差が生じても、間違ったトラックの信号を読み出す事をなくす事ができ機械的な精度のマージンを大きく取る事ができたため、非特許文献2で示すフォーマットではトラックピッチを5.5μmと狭くしてもシステムが成り立っていた。
しかしながら、さらに記録密度を高めようとしトラックピッチを狭くしていくと、アジマスを持たせたヘッドを使用してオーバーライト記録をする場合、特定のアジマス角を持つヘッドで記録する際ヘッドギャップから発生するヘッドの走行方向に対する直角方向の漏れ磁束により、先に記録したデータを消去してしまう事がわかり、磁気テープにトラックピッチを小さく配置し高密度記録を目指す際の障害になっていた。
また、記録ヘッドを1つのユニットに対し複数配置し、記録の効率化を図る提案は過去より数多く出されており、例えば、下記特許文献7、10〜20等多数見られるが、特許文献10〜15以外の提案においては、現在の状況を鑑みた記録密度を想定しておらず、高密度記録よりも、データの記録再生速度を優先する構成となっていてトラック幅10μm以下の領域で使用する事は実質的に困難と思われる。
一方特許文献10〜15に記載のものは主にヘリカルスキャンシステムを想定したマルチヘッドシステムの提案であり、リニア方式特有のシステムを考慮したものは特許文献7であるが、主に再生に関するものであった。
特許1842057号 特許1842058号 特許1842059号 特開平04-370580号 特開平05-20788号 特開平10-283620号 特開2003-132504号 特開2002-216313号 特開2002-157710号 特開2005- 11456号 特開2004-246949号 特開2003-338012号 特開2003-123214号 特開2002-216313号 特開2001-229516号 特許3375339号 特開平2-42612号 特開昭58-220218号 特開昭63-106909号 特開昭52-128114号 Standard ECMA-319、12,7mm-384-Track Magnetic Tape Cartridges-Ultrium-1Format(June 2001)、http://www.ecma-international.org/publications/standards/Ecma-319.htm Standard ECMA-329、8mm Wide Magnetic Tape Cartridges for Information Interchange-Helical Scan Recording-AIT-3 Format(December 2001)、http://www.ecma-international.org/publications/standards/Ecma-329.htm
上述したようにリニア方式で記録密度を高くしようとする際、従来の延長であるオントラックサーボ方式では限界が見えてきており、更なる高密度化を図る時ヘリカルスキャンで使用されているノントラッキング方式をリニア方式でも使用できないかという検討がなされ始めているが、より記録密度を高くするための検討を進めてきた結果、磁気テープに対しより高密度での記録再生を行うためには、記録を中心にシステムを見直す事により高密度化が可能となる事が分ってきた。
即ち、リニアサーペンタインシステムにおいては、使用するテープ−ヘッドの特性による制約により隣接するトラックに同時に記録できなかったため、マルチトラックでの記録再生は可能であっても、ヘリカルスキャンシステム並みのトラックピッチとする事は実現できていなかった。
また、再生をおこなう際にも、記録後のテープ変形等を考慮するとトラックピッチを小さくして記録密度を上げる事に限界があり、オントラックトラックサーボを実現するためには記録時以上の困難を伴っていた。
これらは、リニアサーペンタインシステムとヘリカルスキャンシステムの根本的な違いに由来しており、ヘリカルスキャンの場合はトラック長さが30mm〜120mm程度と比較的短く設定でき、フォーマットの設計により長さをある程度自由に短く設定できるが、リニアサーペンタインシステムの場合はアナロジーとして考えるとヘリカルスキャンシステムのトラック長を無限大にしたようなものである。実際にはトラック長がテープ長を超える事はないが、このような事情のため、理想的にはトラック長とテープ長が一致する事が最も効率良く記録できるため、実記録トラックは長くなってしまう。
このようなリニアサーペンタインシステム独特の事情があるため、隣接トラックに記録を行う場合はある程度余裕を持たないとテープパスの擾乱により本来記録してはならない隣接トラックを上書きしてしまう、あるいは全て上書きするまでは至らなくてもトラック幅の極端に狭い場所が発生してしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、記録密度を高めた磁気ヘッド装置および磁気記録再生装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の磁気ヘッド装置は、磁気テープの長手方向に互いに平行する複数のトラックが形成されるリニアテープの記録再生を行う磁気ヘッド装置であって、隣接する複数のトラックを含む第1の領域内の各トラックに各々対応して配置された記録ヘッドを有した記録ヘッドブロックを備え、前記記録ヘッドブロックを用いて隣接する複数のトラックを同時に記録することを特徴としている。
また前記第1の領域よりもトラック幅方向に広い第2の領域内の各トラックに、1トラックにつき複数個各々対応して配置された再生ヘッドを有した再生ヘッドブロックを備えたことを特徴としている。
また本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープの長手方向に互いに平行する複数のトラックが形成されるリニアテープの記録再生を行う磁気記録再生装置であって、隣接する複数のトラックを含む第1の領域内の各トラックに各々対応して配置された記録ヘッドを有した記録ヘッドブロックを備え、前記記録ヘッドブロックを用いて隣接する複数のトラックを同時に記録することを特徴としている。
また前記第1の領域よりもトラック幅方向に広い第2の領域内の各トラックに、1トラックにつき複数個各々対応して配置された再生ヘッドを有した再生ヘッドブロックを備え、ノントラッキング方式により再生することを特徴としている。
具体的には、リニアサーペンタイン方式で記録再生システムを作るにあたり、信号再生をノントラッキング方式でおこなうこととし、記録においてはヘッドアジマスを持たせる事無く、記録ヘッドが1チップ上に複数個形成されたヘッドを使用し1方向の記録において、隣接したトラックを同時に複数トラックを記録するシステムとする。これによって、トラック幅を狭くする事が可能となるため、テープ幅方向に存在しうるトラック数を現在の倍以上の密度に高める事ができる。
また、再生をノントラッキング方式でおこなうシステムにおいては、記録ヘッドが1チップ上に複数個形成されたヘッドを使用したリニア方式の記録再生システムにおいても、同時に複数トラックを記録するシステムにおいて、記録の際トラックが上書きされる位置にあたるトラックのトラック幅を、システムへの外乱以上の幅に設定することで全てのトラックの出力を確保するためのものである。
また、テープ状記録媒体に対して信号の記録を行う磁気記録ヘッド装置と、上記テープ状記録媒体を所定の走行経路に沿って走行させるテープ走行手段とを備えたテープドライブ装置において、記録密度を高めようとした場合のボトルネックになるヘッド位置制御のマージンをを大きくできるとともに、再生信号については通常のトラックサーボをかけた場合、トラックピッチが不均一になってしまうため再生時のトラックサーボがかけにくくなると言う問題をノントラッキング方式を採用する事により解消し、トラック幅の不均一性が極端に大きくなった場合でも、十分な再生信号を確保できるようにしたものである。
(1)請求項1〜4に記載の発明によれば、トラック幅を狭くして記録密度を高めることができる。
(2)また請求項2,4に記載の発明によれば、リニアテープに幅方向変動があっても、全てのトラックの再生出力を確保することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。図1は本発明の実施形態例を表し、(a)は磁気記録再生装置(リニア方式によるテープドライブ装置)の概略図、(b)は磁気ヘッド装置の取り付け状態を示す概念図である。
図1(a)において、磁気記録再生装置11は、テープカートリッジ12が装着されるカートリッジ装着部13と、カートリッジ装着部13に装着された磁気テープ14を装置本体15内に引き出すとともにテープガイド16により所定の走行経路に沿って磁気テープ14を搬送する搬送機構(図示省略)と、装置本体15内にテープリール19から搬送された磁気テープ14を巻き取る巻取り部17と、装置本体15内に搬送された磁気テープ14に摺接して磁気信号の記録、または再生を行う記録再生ヘッドブロック18とを備えている。
磁気テープ14はテープカートリッジ12に収納されて運搬されるが、カートリッジ装着部13に装填されると図1(a)に示すテープパスを形成しテープガイド16を通り記録再生ヘッドブロック18に適切なテープ−ヘッドコンタクトを示すように摺動せしむ。
記録再生ヘッドブロック18の磁気テープ摺接面には、図1(b)に示すように、隣接する複数のトラック(図1では4本のトラック)を含む第1の領域内の各トラックに各々対応するように、4個の記録ヘッド4a〜4dが、テープ幅方向に且つテープ長手方向に各々ずらして連続配設されている(4chマルチヘッド)。
さらに記録再生ヘッドブロック18の磁気テープ摺接面には、前記第1の領域よりもトラック幅方向に広い、すなわち4本のトラックを形成する4個の記録ヘッド4a〜4dのテープ幅方向長さよりも広い第2の領域内の各トラックに、1トラックにつき複数個各々対応するように、8個の再生ヘッド5a〜5hが配設されている(8chマルチヘッド)。
この8個の再生ヘッドは、テープ幅方向に且つテープ長手方向に各々ずらして連続配設された4個の再生ヘッド5a〜5dと、該再生ヘッド5a〜5dからテープ幅方向に4再生ヘッド分隔てた位置に、テープ幅方向に且つテープ長手方向に各々ずらして連続配設された4個の再生ヘッド5e〜5hとから構成されている。
このように、記録ヘッドブロックとしての前記4個の記録ヘッド4a〜4dおよび再生ヘッドブロックとしての前記8個の再生ヘッド5a〜5hは、同一の記録再生ヘッドブロック18に形成される。
図1の装置のドライブ本体はHP製Ultrium 448テープ・ドライブ装置を改造し、ヘッドチップを独自仕様のものとするとともに、ヘッドを位置調整、記録動作を変更できるようにするとともに、信号処理部分以降を独自仕様とすることにより、ランダム系列信号よりエラーレートを測定可能な状態にしたものを使用した。メカニカルな精度の評価については最終的には記録信号を確認し比較しており、問題ない事を確認して使用している。
(実施例1)
前記装置により記録される記録パターンを図1(c)に示す。このように、1回で記録されるトラック数が4トラックのヘッド(記録ヘッド4a〜4d)で記録したため、トラックTr1〜Tr3までは5μm幅で記録されているがトラックTr4のみ20μm幅で記録される。
従って、全てのトラックを合計すると35μmのトラックピッチに相当するため、1Chあたりのトラック幅は35/4=8.75μm相当となる。すなわち
Tr1≒Tr2≒Tr3<Tr4
の関係が成立している。なおヘッド数がn個の時は
Tr1≒Tr2≒・・・≒Tr(n−1)<Tr(n)
の関係が成立する。
現在のトラック精度ではLTO(リニアテープオープン)−2のトラックピッチが20.2μmであり現在実用化されている精度を維持しながら、平均トラック密度を2倍以上にできることになる。尚記録ヘッド(4a〜4d)及び再生ヘッド(5a〜5h)に関しては全て単一方向のアジマスのヘッドを使用しており、高密度記録で一般に用いられているダブルアジマス方式ではない。
尚、トラックTr4(記録ヘッド4dによる記録トラック)のみ他のトラックよりも幅広とした理由は、いわゆるトラックマージンをとるためのものであり、記録時のスキャンのばらつきによりスキャン間隔が狭くなって、n回目のスキャンによるトラックとn+1回目のスキャンによるトラックとが重なることがあっても、トラックTr4のトラック幅を(トラックマージンの分だけ)大きくとっているため、先にスキャンしたn回目のスキャンによるトラックTr4の記録トラックを確保することができる。
本発明の優位性を示すため本発明で実現できるトラック密度と必要なトラッキング精度を次の表1に示す。本願出願時点で最もトラック密度の高いLTO−2テープを比較例として引用するが、将来LTOあるいは類似技術のリニアフォーマットのトラック精度が向上した場合、必要トラック精度は向上した分まで使用できるため、平均トラックピッチの優位性は変わらないか、より本発明品の方が優位に立つ。詳細については後述する。
表1を見ても明らかなように必要トラック精度はほぼ同等であるにも関わらず本発明の装置を使用する事により平均トラックピッチは2.3倍程記録密度を高める事が可能となる。
この時、再生ヘッド5a〜5hにはMRヘッド(磁気抵抗効果型ヘッド)を使用しているため、出力の観点からトラックピッチを5μm、ヘッド幅を2.5μmとしているが、GMRヘッド(巨大磁気抵抗効果型ヘッド)も含め今回検討したヘッドよりも高出力のヘッドを使用する事により記録密度はもっと向上できる。
後述するヘリカルスキャン用ヘッドと同じトラック幅のものを使用すれば、記録時
(3μm×3ch)+20μm=29μm、
29μm÷4ch=7.25μm(1chあたりのトラック幅)
とする事が可能となり、トラック制御の精度が同じであっても約2.8倍の高密度化が可能になるため、再生にGMRヘッド等を使用しより狭トラック時においても十分な再生出力を得る事ができる高密度記録を行う際、より有用になる技術である。尚MRヘッド、GMRヘッドは記録ヘッドとしては使用できないので、記録についてはインダクティブヘッドを使用している。
また、今回はあくまでも試作として検討を行ったため1つのヘッドチップに4つの連続トラックを形成したマルチヘッドを使用したが、例えば1つのヘッドチップに8つのヘッドを形成する事が可能であれば計算上は(5μm×7)+(20μm×1)=55μm/8chとなるため平均トラックピッチは6.875μmとなり、このため現在実用化されているサーボ技術を使用してもさらに約1.3倍の高密度記録が可能となるため現在と同じサーボ技術を使用しても約3倍のトラック密度を達成できる。さらに高出力なGMRヘッドを使用した時はさらに高いトラック密度を達成できるため、より多チャンネルヘッドの実用、ヘッドの高出力化の実用により本発明を使用した場合、より恩恵を受けることになる事を示しておく。
また、このような構成であれば、4つの連続した隣接トラックを記録できるヘッドを従来のリニアサーペンタイン方式と同じように数トラック離して作ることもでき、この構成であれば、4連続トラック×2構成であれば最短記録波長とテープ送り速度が同じであっても従来と同じ転送レートにする事ができ、現在と同じように4連続トラック×8構成にする事ができれば現在の4倍まで転送速度を高くする事が可能となる。
これまで記録した信号を再生するためには、MRヘッドを使用したノントラッキングシステムを使用しており、基本的な構造は特許文献7で示された再生システムと同等の再生システムを使用している。
ここで、特許文献7で示された再生システムとの差異は1ch分のトラック幅が広いため今回提案する装置ではトラックサーボのコントロール範囲を考慮し35μm±20μm+マージン5μm=80μm幅の再生が必要になるため16個のヘッドチップを5μmずつずらしてマウントすることにより対応幅全域に対応させた。実際には再生に8chヘッドを隣接させて2つマウントして16ch分のトラックを形成しているが、理想的には1つのヘッドチップで形成した方が良いのはもちろんである。
逆に例えば1つのヘッドチップに4chのヘッドを実装したヘッドを4つマウントしても良いし、例えば1つのヘッドチップに20chのヘッドを形成するなど16ch以上の幅を形成し対応するトラック幅がこの場合80μmになっても本質が変わらないのは自明である。
また、ヘッド数を少なくするため、再生の時1パスでスキャンするのではなく、位置をずらして、2回以上スキャンすることにより信号を再形成する事も可能であり、ノントラッキグ技術を用いる事以外に再生の形態が本発明に影響を与えない事を付記する。
本実施例では図2に示すように、再生ヘッドピッチHpを記録トラックピッチTpの1/2とし、再生ヘッド幅Hwを記録トラックピッチTpの1/2以下としている。
図2は本実施例の記録ヘッドで記録された記録トラックTrと、再生ヘッド5の位置関係を表し、(a)は再生ヘッド幅HwをTp/2とした場合、(b)は再生ヘッド幅Hwn1をTp/2より狭くした場合、(c)は再生ヘッド幅Hwn2をTp/2よりもっと狭くした場合を各々示している。
図2のように記録トラックTrのトラック幅が標準幅Twである場合は、再生ヘッド幅がHw,Hwn1,Hwn2のいずれの場合であっても、再生時に再生ヘッド5が、隣接するトラックに食い込むことはない。
しかし図3に示すように記録トラックTrのトラック幅が、標準幅Twよりも狭い幅Twn1又はもっと狭い幅Twn2になった場合は、図中「NG」と記載した箇所で、再生時に再生ヘッド5が、隣接するトラックに食い込む。
すなわち図3(a)の再生ヘッド幅Hw=Tp/2の場合は2回のスキャンとも隣接トラックに食い込んでしまう。しかし図3(b)の再生ヘッド幅Hwn1=Tp/2より狭い場合、および図3(c)の再生ヘッド幅Hwn2=Tp/2よりもっと狭い場合は、少なくともどちら1回のスキャンにおいて隣接トラックに食い込まない。
したがって再生ヘッド幅はTp/2よりも狭いほど、記録トラックが狭くなったり再生スキャンピッチ間隔が広がったりしても再生が可能になる。
(実施例2)
次に本発明の記録ヘッドブロックを構成する、例えば前記4個の記録ヘッド4a〜4dの記録トラック幅を全て同一とした実施例2を図4とともに説明する。図4(a)は前記図1(b)の記録ヘッド4dの記録トラック幅を、記録ヘッド4a〜4cの記録トラック幅と同一に構成し、その他再生ヘッド5a〜5hを図1(b)と同一に構成した記録再生ヘッドブロック28と、磁気テープ14の位置関係を示している。
尚記録ヘッド4a〜4d及び再生ヘッド5a〜5hに関しては全て単一方向のアジマスのヘッドを使用しており、高密度記録で一般に用いられているダブルアジマス方式ではない。ドライブ本体そのものは実施例1(図1(a))と同じものを使用しているがヘッドユニットのみを図4(a)のように変更している。
本実施例の場合は記録時のトラックパーターン幅は全て5μmであるが、図4(b)の記録パターンに示すように、テープ送りにより最終トラックと次のトラックの間に15μmの隙間を作るため、所謂ガードバンド(G)ができるのと同じ状態となる。
このガードバンドという考え方は古くからあり例えばVHSフォーマット(IEC60774−1)でもトラックとトラックの間にガードバンドが出現するが、本発明での特徴的なパターンは従来フォーマットではガードバンドが出現するにしても各トラック対称に出現していて、アンバランスな出方はしていなかった。
すなわちトラックサーボを行うという事を前提とすると、ヘリカルスキャンの場合はテープ送り速度の観点から記録トラックと記録トラックの間のガードバンドは1つのトラックに対し全てのトラックに対し対称に形成するか、非対称であるにしても略対称の範囲に留めなければならない。
また、リニアフォーマットで使用するにしても事情は全く同じでありガードバンドの出現が全てのトラックに対し略対称になっていないとトラックをトレースする事が不可能であり、元の信号を再現できなくなってしまっていたが、本発明に於いてはガードバンドの発生が数トラックおきに発生する事が特徴的であり、各トラックに着目した場合略対称なトラックと非対称なトラックが混在するというものであり、ノントラッキング再生と併用しないと元のデータを再現できない事が大きな特徴であるため、当時の技術では予見できなかった内容である。
ここで、記録時のトラックに無信号の部分が発生する事以外は先の実施例1と同等の効果となる。本実施例の、図4(b)に示す記録パターンのように、1回で記録されるトラック数が4トラックの場合、Tr1〜Tr4までは5μmで記録されているが次に出現するTr1まで未記録部分:ガードバンド(G)が15μm存在するため、実質的なトラックの合計は、
(5μm×4Tr)+未記録部15μm=35μm
のトラックピッチに相当するため、1Chあたりの平均的なトラック幅は、
35÷4=8.75μm
相当となる。
これはnトラックの信号を記録したとする場合、ヘッドユニットの偏移量Mhは、
Tr1≒Tr2≒・・・≒Tr(n)
Mh=Tr1+Tr2+・・・Tr(n)+G
と表す事ができる。
尚現在実用化されているリニア方式の書き込み時のトラックサーボ技術を使用するとLTO−2のトラックピッチが20.2μmであることから、現在実用化されている書き込み時のトラックサーボ技術を使用すれば、平均トラック密度を2倍以上にできることになり将来的にも優位性は変わらない事がわかる。
本発明の優位性を示すため、本発明で実現できるトラック密度と必要なトラッキング精度を次の表2に示す。本願出願時点で最もトラック密度の高いLTO−2テープを比較例として引用する。フォーマット上実施例1と同じ密度に設定しているため、数値上の記録密度は実施例2は実施例1と同等の数値となる。
表2を見て明らかなように必要トラック精度はほぼ同等であるにも関わらず本発明の装置を使用する事により平均トラックピッチは2.3倍程記録密度を高める事が可能となる。
この時、再生ヘッド5a〜5hにはMRヘッドを使用しているため、出力の観点からトラックピッチを5μm、ヘッド幅を2.5μmとしているが、GMRヘッドも含め今回検討したヘッドよりも高出力のヘッドを使用する事により記録密度はもっと向上できる。
また、今回は試作として1つのヘッドチップに4つのトラックを形成したマルチヘッドを使用したが、例えば1つのヘッドチップに8つのヘッドを形成する事が可能であれば計算上は、
(5μm×8)+(15μm×1)=55μm/8ch
となるため、平均トラックピッチは6.875μmとなり、現在実用化されているサーボ技術を使用してもさらに約1.3倍の高密度記録が可能となり、これによって現在と同じサーボ技術を使用しても約3倍のトラック密度を達成できる。
さらに高出力なGMRヘッドを使用した時はさらに高いトラック密度を達成できるため、より多チャンネルヘッドの実用、ヘッドの高出力化の実用により本発明を使用した場合、より恩恵を受けることになる。
これまで記録した信号を再生するためには、MRヘッドを使用したノントラッキングシステムを使用しており、基本的な構造は特許文献7で示された再生システムと同等の再生システムを使用している。
以上のように実施例1と実施例2では記録密度と記録時のサーボ精度についてのみ比較をすれば同等になるが、実施例2の方がヘッドチップを形成する際シンメトリックな構成とすることができる、ヘッドチップを形成する幅自体の長さは短くできるので、ヘッドを製造する点では工程を簡略化できる可能性が高いためコストを考慮した場合実施例2の方が望ましいが、発明の本質においては実施例1と2では大きくは違わない。
また、トラックの余分な送り量がどの程度で最適となるかを考察する。実施例ではトラックTr1〜Tr4の幅が5μmで余分な送り量が15μmであったが、記録密度を考慮すると余分な送り量は少ない方が良い事は自明である。従って余分な送り量は概ね記録トラックの1/2以上あれば十分であると思われる。
一方実施例で15μmにしなければならないという制約は、トラックの位置調整の精度により決まり本実施例の場合はトータルで20μmが限度であったための制約となってしまっている。従って調整のマージンを考慮すると上限は不要であるが、記録密度を向上させるという意味ではこの場合は、
5μm×4Tr+マージン≦20μm×4Tr
ということであるので60μm以下にするべきであろう。
この事は機械的な調整限界をxμmとしたとき1つのヘッドチップに搭載するヘッド数がn個でありそれぞれの記録幅がyμmとした時の限界マージンをEμmとするとき、
E=(x−y)×n μm・・・(式1)
である事を示している。
ここで、実施例2では各トラックの幅を略同一としたが、前項での定義を検討すると、例えばトラックがn個ある場合、n番目のトラックを形成するためのヘッド幅は前項で述べた
Tr(n)=x+y μm・・・(式2)
まで許容される事となりここまでが略同一の定義となる。n番目のトラックを形成するためのヘッド幅が(式2)の関係を満たすとき実施例2は実施例1と等価となる。
次に実施例1〜2を従来の方法で記録再生できるようにして調整をしていったものと、本発明で調整する方式とを比較してドライブの調整による出力ばらつきの度合いを調査した結果を述べる。
(比較例1)
今回は比較例とするため、現在リニアサーペンタイン方式で使用されるLTO-1ドライブを改造し、アジマス角の異なるヘッドを装着した所謂ダブルアジマス方式を使用して、より調整マージンを高める事が可能であろうシステムを使用している。
記録密度を高密度にする事を念頭においたため、アジマスの異なるヘッドで隣接するトラックを記録するようにしているため、トラックパターンイメージはヘリカルスキャン方式のトラックパターンをリニア方式にそのまま拡張したのと同じである。
そこで、記録ヘッドとして22μmのトラックパターンのヘッドを使用し取り付け高さを調整をしエラーレートの様子を見た。その結果を図5に示す。
今回の試験ではヘッド高さを調整すると一点のみで最適になる点が現れ、それ以外のポイントではエラーレートが悪くなる。このためヘッドの高さ調整についてはエラーレートの許容できる範囲で最適になる範囲が調整マージンとなる。
一般的には製品のマージンも考慮するとエラーレート初期値は1×10-3以下に調整される事が望ましい。図5の例では調整誤差の範囲は概ね20μmと想定される。なお、比較例ではアジマスの異なるヘッドを使用したため、1chと2chで調整の最適点の現れ方が異なり結果的に調整範囲が決まるが、現在リニアサーペンタイン方式で使用されているノンアジマスヘッドを使用した場合は概ね今回図示した最適点の範囲内でのみ使用可能となる。
実施例1で前項と同じ測定方法で測定した結果を図6に示し、実施例2で同様な検討を行った結果を図7に示す。この結果をみて分る通り、実施例1,2においては最適調整ポイントが安定する幅が広く存在し、それぞれの領域を超えたところでch1またはch4のどちらかからエラーレートが劣化しはじめる。
この事は本発明を適用した場合の方が位置調整の安定領域が広く存在する事を意味する。但し、本発明を適用した場合は平均トラックピッチが短くなる事から、許容範囲を含めた使用可能領域は概ね20μmとなるため、調整誤差範囲は変わらない事になるが平均トラック幅が狭くなり記録密度が向上しているにも関わらず調整誤差範囲は同等なので、本発明の効果がある事が分かる。
(比較例2)
比較例1のシステムをそのまま使用しトラックパターンのみ10μmとして高密度記録が可能かの比較テストをおこなった。その結果、図8に示す通り調整可能な全ての領域でエラーレートが許容できる範囲を逸脱していたため、比較できなかった。
これは走行時のトラックパターンを見ると10μmのトラックピッチで記録しているにも関わらず、周期的に5μm程度までトラックが細くなる部分が出てくる事からも、現在の機械的な調整技術を持って記録密度を向上させるためには、本発明が有効である事がわかる。
前記図5〜図8に示す比較例1,2、および実施例1,2の調整可能範囲と記録密度(TPI)をまとめると次の表3のとおりである。
表3に示す通り、本発明によるシステムでは、比較例1に対し記録密度が倍以上高いにも関わらず調整可能範囲をより広く確保する事ができる。また、比較例2のように記録密度を同等程度まで高めようとする場合は調整可能範囲そのものが存在しない事になってしまうため実用化はできなかった。
(記録ヘッドブロックの具体例)
本発明の記録ヘッドブロックは、n個のヘッドを有したマルチヘッドをm個備えて構成され、ヘッドの個数nは2以上であり、マルチヘッドの個数mは1以上である。
図9〜図13は記録ヘッドブロックの構成と記録トラックのようすを表しており、図9は4個の記録ヘッド4をテープ幅方向に、且つテープ長手方向にずらして形成した4チャンネルマルチヘッド30を、テープ長手方向に各々所定距離ずらし、且つ隣接記録トラックが連続するように4個配設して記録ヘッドブロックを構成した例である。
したがって図9の記録ヘッドブロックを用いれば16ch記録トラックが形成される。
各4チャンネルマルチヘッド30の最後のチャンネルのトラック幅は太くしておく(図示Wide)必要があるが、ヘリカルスキャン方式に比べてヘッド自体が動かない、ヘッドの位置制御が容易である等の点から、太くする量を少なく(またはゼロに)して良い。
すなわち例えば図10の(a)のch4だけ太い標準タイプ(30a)や、(b)の全ch同じ太さの最終記録タイプ(30b)や、(c)のch1とch4が太い両側下地タイプ(30c)等である。
したがって図9の記録ヘッドブロックにおいては、1番目〜3番目の4チャンネルマルチヘッド30を標準タイプ(30a)とし、最後の(4番目の)4チャンネルマルチヘッド30のみを最終記録タイプ(30b)で構成している。
また、例えば16ch記録トラックを形成するために、図11のように、図10の各タイプの4チャンネルマルチヘッド30a〜30cを組み合わせて記録ヘッドブロックを構成しても良い。
すなわち、標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aと両側下地タイプの4チャンネルマルチヘッド30cを、同一層内に4チャンネル分テープ幅方向にずらして形成して8チャンネルマルチヘッド41を構成し、前記4チャンネルマルチヘッド30aからテープ長手方向に所定距離ずれ、且つテープ幅方向に4チャンネル分ずらして形成した最終記録タイプの4チャンネルマルチヘッド30bと、同じく最終記録タイプの4チャンネルマルチヘッド30bとを、同一層内に4チャンネル分テープ幅方向にずらして形成して8チャンネルマルチヘッド42を構成している。
また前記図9に示す16ch記録トラック形成可能な記録ヘッドブロックを、図12のようにテープ幅方向に2段形成して1つの記録ヘッドブロックを構成し、1回のスキャンで32ch記録トラックを形成するようにしても良い。
図12において51は、図10で述べた標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aと、両側下地タイプの4チャンネルマルチヘッド30cを、同一層内に16チャネル分テープ幅方向にずらして形成した8チャンネルマルチヘッドである。
52は、前記4チャンネルマルチヘッド30aからテープ長手方向に所定距離ずれ、且つテープ幅方向に4チャンネル分ずらして形成した標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aと、同じく標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aとを、同一層内に16チャンネル分テープ幅方向にずらして形成した8チャンネルマルチヘッドである。
53は、前記8チャンネルマルチヘッド52の4チャンネルマルチヘッド30aからテープ長手方向に所定距離ずれ、且つテープ幅方向に4チャンネル分ずらして形成した標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aと、同じく標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aとを、同一層内に16チャンネル分テープ幅方向にずらして形成した8チャンネルマルチヘッドである。
54は、前記8チャンネルマルチヘッド53の4チャンネルマルチヘッド30aからテープ長手方向に所定距離ずれ、且つテープ幅方向に4チャンネル分ずらして形成した最終記録タイプの4チャンネルマルチヘッド30bと、同じく最終記録タイプの4チャンネルマルチヘッド30bとを、同一層内に16チャンネル分テープ幅方向にずらして形成した8チャンネルマルチヘッドである。
そしてこれら4個の8チャンネルマルチヘッド51〜54により記録ヘッドブロックを構成している。
図12のように同一層内の2つのチャンネルの記録ヘッド4,4は互いに16チャンネル離れているため、例えばトラックピッチTpを5μmとすると80μm以上の形成間隔となるので、各記録ヘッド4のコイルやリード線の占有スペースの問題は生じない。
また本発明の記録ヘッドブロックは、図13のように正逆両方向記録用ヘッドとして構成しても良い。図13において、標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aは、テープ長手方向に所定距離ずらし、且つ記録トラックが連続するようにテープ幅方向にずらして、3個配設され、3番目の4チャンネルマルチヘッド30aからテープ長手方向に所定距離ずれて、且つ記録トラックが連続するようにテープ幅方向にずらして、4番目の4チャンネルマルチヘッド30aaが配設されている。
この4チャンネルマルチヘッド30aaは、図10(a)で述べた標準タイプの4チャンネルマルチヘッド30aのch4のトラック幅を、よりワイド幅のVeryWide記録トラック幅に形成したものである。
60aaは、1番目の4チャンネルマルチヘッド30aと同一トラック位置でテープ長手方向に所定距離隔てた部位に形成された4チャンネルマルチヘッドであり、1ch目をよりワイド幅のVeryWide記録トラック幅とし、2ch目〜4ch目を標準記録トラック幅とした4個の記録ヘッド4…を、テープ長手方向に所定距離ずらし、且つ記録トラックが連続するようにテープ幅方向にずらして形成している。
60aは、1ch目をWide記録トラック幅とし、2ch目〜4ch目を標準記録トラック幅とした4個の記録ヘッド4…を、テープ長手方向に所定距離ずらし、且つ記録トラックが連続するようにテープ幅方向にずらして形成した4チャンネルマルチヘッドである。
この4チャンネルマルチヘッド60aは、前記2番目および3番目の4チャンネルマルチヘッド30a,30aと、4番目の4チャンネルマルチヘッド30aaに対して、各々同一トラック位置でテープ長手方向に所定距離隔てた部位に、各々形成されている。
前記3個の4チャンネルマルチヘッド30aおよび1個の4チャンネルマルチヘッド30aaにおける、各記録ヘッド4…は例えば4μm幅のヘッドを使用し、標準記録トラック幅は2μmに、Wide記録トラック幅は3μmに、VeryWide記録トラック幅は4μmに各々構成され、磁気テープ14が図示矢印Fの方向に進行するときに使用する。
前記1個の4チャンネルマルチヘッド60aaおよび3個の4チャンネルマルチヘッド60aにおける、各記録ヘッド4…は例えば3μm幅のヘッドを使用し、標準記録トラック幅は2μmに、Wide記録トラック幅は2.5μmに、VeryWide記録トラック幅は3μmに各々構成され、磁気テープ14が図示矢印Rの方向に進行するときに使用する。
(再生ヘッドブロックの具体例)
図14〜図16は、再生ヘッドブロックの構成と記録トラックのようすを表しており、記録トラックは図9で述べた16ch記録トラックを示している。
図14は、4個の再生ヘッド5…をテープ幅方向、且つテープ長手方向にずらして形成した4チャンネルマルチヘッド70を、16ch記録トラック幅より広い幅の範囲で、テープ長手方向に所定距離ずらし、且つテープ幅方向に順次隣接するようにずらして9個配設し、再生ヘッドブロックを構成した例である。
図14の例では、16ch記録トラックに対して36chの再生ヘッド5が配設されることになる。これは、Wideトラック、記録トラックの誤差、再生ヘッドの誤差等を考慮すると、仮に16ch記録トラックの幅と同一幅の範囲内で4チャンネルマルチヘッド70を8個設け、再生ヘッド5を32ch配設したのでは、全トラックの再生出力を確保することができない恐れがあるためである。
したがって、16ch記録トラック幅からはみ出るように、また4チャンネルマルチヘッド70のテープ幅方向間隔を重ねるように、8+α個の4チャンネルマルチヘッド70を配設するものである。
また図15は、16ch記録トラックに対して40chの再生ヘッド5を配設した例である。図15において81は、図14で述べた4チャンネルマルチヘッド70と同じく4チャンネルマルチヘッド70とを、同一層内に、4チャンネルマルチヘッド70のテープ幅方向寸法の5倍の距離分ずらして形成した8チャンネルマルチヘッドである。
8チャンネルマルチヘッド81からテープ長手方向に各々所定距離隔て、且つ4チャンネルマルチヘッド70のテープ幅方向寸法分テープ幅方向下方に順次ずらして、前記8チャンネルマルチヘッド81と同様に構成された8チャンネルマルチヘッド82〜85が各々配設されている。
再生ヘッド5は、記録ヘッド4に比べて同一層内の複数ch間のピッチが短くても何ら問題はなく、図15の場合、同一の8チャンネルマルチヘッド内の2つの4チャンネルマルチヘッド70間の間隔は、基本トラックピッチを5μmとすると50μmとなる。
また図16は、16ch記録トラックに対して12チャンネルマルチヘッドを3個用いて、36chの再生ヘッド5を配設した例である。図16において91は、図14で述べた4チャンネルマルチヘッド70を3個、同一層内に、4チャンネルマルチヘッド70のテープ幅方向寸法の3倍の距離分各々ずらして形成した12チャンネルマルチヘッドである。
12チャンネルマルチヘッド91からテープ長手方向に各々所定距離隔て、且つ4チャンネルマルチヘッド70のテープ幅方向寸法分テープ幅方向下方に順次ずらして、前記12チャンネルマルチヘッド91と同様に構成された12チャンネルマルチヘッド92、93が各々配設されている。
図16の場合、同一の12チャンネルマルチヘッド内の3つの4チャンネルマルチヘッド70間の間隔は、基本トラックピッチを5μmとすると25μmとなる。
このように同一層内の4チャンネルマルチヘッド70間距離を短くすることにより、再生ヘッドブロックとしてのテープ長手方向寸法を著しく短くすることができる。
以上のように、リニアサーペンタインシステムを使用した磁気テープに信号を記録再生する磁気ヘッド装置であり再生はノントラッキング方式を使用する磁気ヘッド装置および磁気記録再生装置において、インダクティブヘッドを使用し、複数トラックを形成した記録ヘッドを使用し、複数記録ヘッドのうち最後部に当るヘッドの幅が先行するヘッド幅よりも広くその時のヘッド送り量は略ヘッド幅トータルに相当する磁気ヘッドシステム、あるいはインダクティブヘッドを使用し、複数トラックを形成した記録ヘッドを使用し、複数記録ヘッドは略同一幅であるにも関わらずヘッド送り量はヘッド幅トータル量よりも大きくするように構成したので、従来技術と同等の機械的位置決め精度で調整をおこなったとしても磁気記録の記録密度を向上することが可能であり、より高密度記録の実現に寄与する事が可能となる。
本発明の一実施形態例を表し、(a)は磁気記録再生装置の概略構成図、(b)は記録再生ヘッドブロックの取り付け状態を示す説明図、(c)は記録パターンの説明図。 本発明の実施形態例における記録トラックと再生ヘッドの位置関係を表す説明図。 本発明の実施形態例における記録トラックと再生ヘッドの位置関係を表し、記録トラック幅が変動したときの説明図。 本発明の他の実施形態例を表し、(a)は記録再生ヘッドブロックの取り付け状態を示す説明図、(b)は記録パターンの説明図。 リニア方式を使用した従来技術によるヘッド調整とエラーレートの関係を示す特性図。 本発明の第1の実施形態によるヘッド調整とエラーレートの関係を示す特性図。 本発明の第2の実施形態によるヘッド調整とエラーレートの関係を示す特性図。 従来技術で狭トラック化した場合のヘッド調整とエラーレートの関係を示す特性図。 本発明の記録ヘッドブロックの具体的な一例を示す構成図。 本発明の実施形態例における記録トラック幅を変更した4チャンネルマルチヘッドの例を示す構成図。 本発明の記録ヘッドブロックの具体的な他の例を示す構成図。 本発明の記録ヘッドブロックの具体的な他の例を示す構成図。 本発明の記録ヘッドブロックを正逆両方向記録用として形成した具体的な例を示す構成図。 本発明の再生ヘッドブロックの具体的な一例を示す構成図。 本発明の再生ヘッドブロックの具体的な他の例を示す構成図。 本発明の再生ヘッドブロックの具体的な他の例を示す構成図。 従来のリニアテープの記録トラックとヘッドブロックの説明図。
符号の説明
4、4a〜4d…記録ヘッド、5、5a〜5h…再生ヘッド、11…磁気記録再生装置、12…テープカートリッジ、13…カートリッジ装着部、14…磁気テープ、18、28…記録再生ヘッドブロック、30,30a〜30c,30aa,60a,60aa,70…4チャンネルマルチヘッド、41,42,51〜54,81〜85…8チャンネルマルチヘッド、91〜93…12チャンネルマルチヘッド。

Claims (4)

  1. 磁気テープの長手方向に互いに平行する複数のトラックが形成されるリニアテープの記録再生を行う磁気ヘッド装置であって、
    隣接する複数のトラックを含む第1の領域内の各トラックに各々対応して配置された記録ヘッドを有した記録ヘッドブロックを備え、
    前記記録ヘッドブロックを用いて隣接する複数のトラックを同時に記録することを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 前記第1の領域よりもトラック幅方向に広い第2の領域内の各トラックに、1トラックにつき複数個各々対応して配置された再生ヘッドを有した再生ヘッドブロックを備えたことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  3. 磁気テープの長手方向に互いに平行する複数のトラックが形成されるリニアテープの記録再生を行う磁気記録再生装置であって、
    隣接する複数のトラックを含む第1の領域内の各トラックに各々対応して配置された記録ヘッドを有した記録ヘッドブロックを備え、
    前記記録ヘッドブロックを用いて隣接する複数のトラックを同時に記録することを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 前記第1の領域よりもトラック幅方向に広い第2の領域内の各トラックに、1トラックにつき複数個各々対応して配置された再生ヘッドを有した再生ヘッドブロックを備え、
    ノントラッキング方式により再生することを特徴とする請求項3に記載の磁気記録再生装置。
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