JPH04370580A - 磁気再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１） 作用（図１） 実施例（図１及び図２） （１）実施例の構成（図１及び図２） （２）実施例の動作 （３）実施例の効果 （４）他の実施例 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は磁気再生装置に関し、特
にデイジタルオーデイオテープレコーダに適用して好適
なものである。

【０００３】

【従来の技術】従来、この種のデイジタルオーデイオテ
ープレコーダにおいては、対応する磁気ヘツドが各記録
トラツクを複数回走査するように磁気テープ走行系を駆
動することにより、全体として簡易な構成でデイジタル
オーデイオ信号を再生し得るようになされたものがある
（以下ＮＴサーボのデイジタルオーデイオテープレコー
ダと呼ぶ）。

【０００４】すなわちＮＴサーボのデイジタルオーデイ
オテープレコーダにおいては、誤り検出訂正結果に基づ
いて、繰り返し得られるオーデイオデータを選択的にメ
モリ回路に蓄積する。

【０００５】このとき当該デイジタルオーデイオテープ
レコーダにおいては、フレームアドレスを基準にしてイ
ンターリーブ処理した単位で（すなわち１対の記録トラ
ツクの単位でなる）、各オーデイオデータをメモリ回路
に蓄積した後、当該オーデイオデータを誤り検出訂正処
理する。

【０００６】さらにデイジタルオーデイオテープレコー
ダにおいては、誤り検出訂正処理が完了すると、当該オ
ーデイオデータを所定順序で順次出力し、これにより当
該オーデイオデータをデインターリーブ処理して出力す
る。これにより当該ＮＴサーボのデイジタルオーデイオ
テープレコーダにおいては、磁気ヘツドが対応する記録
トラツクをジヤストトラツクキングしなくても、デイジ
タルオーデイオ信号を再生し得るようになされ、その分
全体構成を簡略化し得るようになされている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のデ
イジタルオーデイオテープレコーダにおいては、デイジ
タルオーデイオ信号に加えて当該デイジタルオーデイオ
信号の記録情報（すなわちプログラム時間、絶対時間等
のパツクデータでなる）を記録し得るようになされ、当
該パツクデータを再生して使い勝手を向上し得るように
なされている。

【０００８】従つて、ＮＴサーボのデイジタルオーデイ
オテープレコーダにおいても、当該パツクデータを再生
することができれば、使い勝手を向上し得、便利である
と考えられる。

【０００９】すなわち通常のデイジタルオーデイオテー
プレコーダにおいては、オーデイオデータをメモリ回路
に蓄積する際、各オーデイオデータのブロツクアドレス
及びフレームアドレスを基準にして蓄積するようになさ
れ、これにより確実にデインターリーブ処理し得るよう
になされている。

【００１０】これに対してサブデータエリアのデータに
おいては、フレームアドレスが付されていないことによ
り、オーデイオデータのフレームアドレスを基準にして
メモリ回路に蓄積するようになされ、これによりデイン
ターリーブ処理し得るようになされている。

【００１１】ところがＮＴサーボする場合、磁気ヘツド
が記録トラツクを横切つて走査する場合があり、この場
合オーデイオデータのフレームアドレスを基準にしてサ
ブデータエリアのデータをメモリ回路に蓄積した場合、
正しくデインターリーブ処理し得なくなる。

【００１２】このためＮＴサーボにおいては、通常のデ
イジタルオーデイオテープレコーダと同様の手法を用い
ても、またＮＴサーボにおけるオーデイオデータの処理
と同様の手法を用いても、パツクデータを再生すること
が困難な問題があつた。

【００１３】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ＮＴサーボの場合でも、デイジタルオーデイオ信号
と共に記録された記録情報を再生することができる磁気
再生装置を提案しようとするものである。

【００１４】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、磁気テープ２上に順次斜めに形成
された記録トラツクに対して対応する磁気ヘツド６Ａ、
６Ｂが複数回走査するように、磁気テープ２を走行させ
ると共に回転ドラム４を駆動し、磁気ヘツド６Ａ、６Ｂ
から出力される再生信号Ｓ１を選択的に処理することに
より、磁気テープ２に記録されたデイジタルオーデイオ
信号Ｄ１を再生して出力する磁気再生装置１において、
指定識別データＩＰＫを入力する識別データ入力手段３
０、３２と、再生信号Ｓ１を復調して、デイジタルオー
デイオ信号と共に磁気テープに記録された記録情報を検
出する記録情報検出手段１０と、記録情報の識別データ
及び指定識別データＩＰＫの比較結果に基づいて、記録
情報を選択的に出力する記録情報出力手段１４、１６、
１８、１９、３４とを備えるようにする。

【００１５】

【作用】記録情報の識別データ及び指定識別データＩＰ
Ｋの比較結果に基づいて、記録情報を選択的に出力すれ
ば、ＮＴサーボの場合でも、デイジタルオーデイオ信号
と共に記録された記録情報を再生することができる。

【００１６】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００１７】（１）実施例の構成 図１において、１は全体としてＮＴサーボ方式のデイジ
タルオーデイオテープレコーダを示し、磁気テープ２に
記録したデイジタルオーデイオ信号を再生する。

【００１８】すなわちデイジタルオーデイオテープレコ
ーダ１においては、記録時と同一走行速度で磁気テープ
２を走行させると共に、記録時の２倍の回転速度で回転
ドラム４を駆動し、これにより磁気ヘツド６Ａ及び６Ｂ
がそれぞれ同一記録トラツクを２回ずつ走査するように
なされている。

【００１９】これにより当該デイジタルオーデイオテー
プレコーダ１においては、磁気ヘツド６Ａ及び６Ｂから
出力される再生信号Ｓ１を選択的に処理し、簡易な構成
でデイジタルオーデイオ信号を再生し得るようになされ
ている。

【００２０】すなわちデイジタルオーデイオテープレコ
ーダ１において、復調回路１０は、再生増幅回路８を介
して再生信号Ｓ１を入力し、当該再生信号Ｓ１からクロ
ツク信号を抽出する。

【００２１】さらに復調回路１０は、当該クロツク信号
を基準にして再生信号Ｓ１を１０−８変換することによ
り、再生データＤ１を復調してレジスタ１２及び誤り検
出回路１４に出力する。

【００２２】さらにこのとき当該復調回路１０は、当該
再生データＤ１に所定周期で含まれてなる同期信号Ｓ２
を検出し、当該同期信号Ｓ２を誤り検出回路１４に出力
する。

【００２３】誤り検出回路１４は、同期信号Ｓ２を基準
にしてパリテイチエツクすることにより、再生データＤ
１の誤り検出処理を実行し、当該検出結果を書き込み制
御回路１６に出力する。

【００２４】これに応答して書き込み制御回路１６は、
再生データＤ１のうち、誤りのないオーデイオデータに
ついて、メモリ回路１８に書き込み要求信号ＲＥを出力
する。同時に書き込み制御回路１６は、同期信号Ｓ２を
基準にして、タイミングジネレータ（ＴＧ）１９に所定
の基準信号を出力するようになされ、これにより当該タ
イミングジネレータ１９を介して、再生データＤ１の処
理に必要な各種の基準信号を生成するようになされてい
る。

【００２５】これに対してレジスタ１２は、アドレス生
成回路２２に再生データを出力すると共に、バツフア回
路２０を介して、データバスＤＢＵＳに再生データＤ１
を出力する。

【００２６】アドレス生成回路２２は、再生データＤ１
のフレームアドレス及びブロツクアドレスを基準にして
メモリ回路１８の書き込みアドレスデータを生成し、当
該書き込みアドレスデータをアドレスバスＡＢＵＳに出
力する。これによりデイジタルオーデイオテープレコー
ダ１においては、再生データＤ１のうち、誤りのないオ
ーデイオデータを選択的にメモリ回路１８に蓄積するよ
うになされている。

【００２７】このきレジスタ回路１２は、再生データＤ
１を誤り検出訂正回路（ＥＣＣ）２４に出力し、当該誤
り検出訂正回路（ＥＣＣ）２４でシンドローム演算を実
行する。これにより当該デイジタルオーデイオテープレ
コーダ１においては、誤り訂正処理を実行し、バツフア
回路２０を介してデータバスＤＢＵＳに出力されるオー
デイオデータに代えて、必要に応じて誤り訂正処理した
オーデイオデータをメモリ回路１８に蓄積し得るように
なされ、これにより確実にデイジタルオーデイオ信号を
再生し得るようになされている。

【００２８】すなわち入出力回路２６は、メモリ回路１
８に蓄積されたオーデイオデータを所定順序で順次読み
出して出力することにより、当該オーデイオデータをデ
インターリーブ処理して出力する。デイジタルアナログ
変換回路２８は、入出力回路２６の出力データを順次ア
ナログ信号に変換して出力し、これにより当該デイジタ
ルオーデイオテープレコーダ１においては、デイジタル
オーデイオ信号を再生してアナログ信号の形式で出力す
るようになされている。

【００２９】システム制御回路３０は、当該デイジタル
オーデイオテープレコーダ１全体の動作を制御すると共
に、所定の操作子の操作に応動して、ユーザの指定した
記録情報ＤＰＫを表示装置（図示せず）に出力する。こ
れによりデイジタルオーデイオテープレコーダ１におい
ては、所望の記録情報を表示装置を介して目視確認し得
るようになされ、使い勝手を一段と向上し得るようにな
されている。

【００３０】すなわちシステム制御回路３０は、操作子
の操作に応動して、ユーザが記録情報を指定すると、当
該記録情報が割当られたパツクデータのパツクアイテム
（以下指定パツクアイテムと呼ぶ）ＩＰＫを選定する。 ここでパツクデータは、パツクＩＤで定義される数だけ
所定の記録領域に記録され、このとき図２に示すように
各パツクデータに付加されたパツクアイテムに応じてパ
ツクデータの内容を識別し得るようになされている。

【００３１】従つて、例えばユーザが記録情報としてプ
ログラム時間を指定した場合、システム制御回路３０は
、「０００１」の指定パツクアイテムＩＰＫを選定し、
当該指定パツクアイテムＩＰＫを入出力回路３２を介し
て比較回路３４に出力する。比較回路３４は、再生デー
タＤ１からパツクデータを順次取り込み、各パツクデー
タのパツクアイテムと指定パツクアイテムＩＰＫの一致
、不一致を検出する。

【００３２】ここで一致結果が得られると、比較回路３
４は、書き込み制御回路１６に書き込み許可信号を出力
し、これに応動して書き込み制御回路１６は、書き込み
許可信号が得られたパツクデータについて、誤りが検出
されない場合、メモリ回路１８に書き込み要求信号ＲＥ
を出力する。これにより当該デイジタルオーデイオテー
プレコーダ１においては、パツクアイテムを基準にして
予め所望のパツクデータを選択的にメモリ回路１８に取
り込んだ後、当該パツクデータについてデインターリー
ブ処理を省略して直接出力するようになされている。

【００３３】すなわちメモリ回路１８は、パツクデータ
を所定のタイミングで入出力回路３２に出力し、当該入
出力回路３２は当該パツクデータをシステム制御回路３
０に出力する。これによりシステム制御回路３０は、当
該パツクデータから必要な記録情報を抽出した後、所定
の表示装置上に表示するようになされいる。

【００３４】かくしてこの実施例において、デイジタル
オーデイオテープレコーダ１は、予めパツクアイテムを
基準にして所望のパツクデータのみ選択的に取り込むこ
とにより、ＮＴサーボによりフレームアドレスが得られ
ない場合でも、所望のパツクデータを確実に再生するこ
とができる。

【００３５】（２）実施例の動作 以上の構成において、磁気ヘツド６Ａ、６Ｂから出力さ
れる再生信号Ｓ１は、再生増幅回路８を介して復調回路
１０に出力され、ここで再生データＤ１に復調される。 当該再生データＤ１は、レジスタ回路１２、バツフア回
路２０を介してデータバスＤＢＵＳに出力され、ここで
誤り検出結果に基づいて、当該オーデイオデータが選択
的にメモリ回路１８に蓄積される。

【００３６】メモリ回路１８に蓄積されたオーデイオデ
ータは、所定の順序で順次読み出されることにより、デ
インターリーブ処理された後、デイジタルアナログ変換
回路２８でアナログ信号に変換され、これによりデイジ
タルオーデイオ信号を再生することができる。

【００３７】これに対して再生データＤ１のうち、パツ
クデータにおいては、比較回路３４でパツクアイテムが
検出され、指定パツクアイテムとの一致、不一致が検出
される。ここで一致結果が得られると、書き込み制御回
路１６から誤りのないパツクデータについて書き込み要
求信号ＲＥが出力され、これにより指定パツクアイテム
で決まるパツクデータがメモリ回路１８に取り込まれる
。

【００３８】これにより取り込んだパツクデータが入出
力回路３２、システム制御回路３０を介して出力され、
ＮＴサーボの場合でも、所望のパツクデータを確実に再
生することができる。

【００３９】（３）実施例の効果 以上の構成によれば、パツクアイテムを基準にして所望
のパツクデータを選択的に取り込むことにより、パツク
データについてフレームアドレスを検出し得ない場合で
も、所望のパツクデータを再生することができる。

【００４０】（４）他の実施例 なお上述の実施例においては、選択したパツクデータを
一旦メモリ回路に格納した後、入出力回路３２を介して
出力する場合について述べたが、本発明はこれに限らず
、選択したパツクデータを例えば専用のレジスタ回路等
に蓄積して出力するようにしてもよく、さらには直接入
出力回路３２を介して出力するようにしてもよい。

【００４１】さらに上述の実施例においては、再生した
パツクデータを表示する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、編集装置等に出力する場合等、広く適
用することができる。

【００４２】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、識別デー
タを基準にして選択的に当該識別データの付された記録
情報を取り込むことにより、ＮＴサーボでデイジタルオ
ーデイオ信号を再生する場合でも、確実に記録情報を再
生し得る磁気再生装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるデイジタルオーデイオ
テープレコーダを示すブロツク図である。

【図２】パツクデータの説明に供する略線図である。

【符号の説明】

１……デイジタルオーデイオテープレコーダ、２……磁
気テープ、１４……誤り検出回路、１６……書き込み制
御回路、１８……メモリ回路、２６、３２……入出力回
路、３４……比較回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】磁気テープ上に順次斜めに形成された記録
   トラツクに対して対応する磁気ヘツドが複数回走査する
   ように、上記磁気テープを走行させると共に回転ドラム
   を駆動し、上記磁気ヘツドから出力される再生信号を選
   択的に処理することにより、上記磁気テープに記録され
   たデイジタルオーデイオ信号を再生して出力する磁気再
   生装置において、指定識別データを入力する識別データ
   入力手段と、上記再生信号を復調して、上記デイジタル
   オーデイオ信号と共に上記磁気テープに記録された記録
   情報を検出する記録情報検出手段と、上記記録情報の識
   別データ及び上記指定識別データの比較結果に基づいて
   、上記記録情報を選択的に出力する記録情報出力手段と
   を具えることを特徴とする磁気再生装置。