JP2007225347A - 磁歪式力学量センサ及び磁歪式力学量センサの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁歪式トルクセンサは、外部からトルクが作用する作用軸62と、この作用軸62に嵌合し且つ連結した中空軸61と、この中空軸61の外周面に形成した磁歪膜71,72と、この磁歪膜71,72の周囲に配置して磁歪膜71,72に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部とからなる、磁歪式力学量センサである。磁歪特性の安定性を高めることによって、磁歪式トルクセンサのセンサ信号を十分に安定させ且つ検出精度を高めることができる。
【選択図】図4
Description
例えば、車両用電動パワーステアリング装置においては、ステアリングハンドルで発生した操舵トルクが、トルク伝達軸からラックアンドピニオンを介して、ラック軸に伝達されることになる。この場合におけるトルク伝達軸のトルク伝達部分は、トルク伝達軸の軸端に形成されたピニオンである。
このことは、軸力伝達軸に対して磁歪膜及び軸力伝達部分の両方を設けた、軸力センサにおいても同様である。
トルク伝達軸となる、磁歪膜が外周面に施された中空軸及びこの中空軸に嵌合する作用軸の、2つの部材を準備する軸準備工程と、次に、中空軸に作用軸を圧入して互いに連結する軸連結工程と、次に、作用軸と中空軸との少なくとも一方に、予め設定されたトルクを加える外力付与工程と、次に、トルクを付与しつつ、磁歪膜を予め設定された時間にわたって加熱する加熱工程と、次に、磁歪膜を、加熱された温度よりも低温となるように冷却して、トルクを除く外力解放工程と、を有していることを特徴とする。
トルク伝達軸となる、磁歪膜が軸長手方向に所定の距離を有して外周面の2箇所に施された中空軸及びこの中空軸に嵌合する作用軸の、2つの部材を準備する軸準備工程と、次に、中空軸に作用軸を圧入して互いに連結する軸連結工程と、次に、作用軸の両端部を固定しつつ、中空軸のうち2つの磁歪膜の間に、予め設定されたトルクを加える外力付与工程と、次に、トルクを付与しつつ、磁歪膜を予め設定された時間にわたって加熱する加熱工程と、次に、磁歪膜を、加熱された温度よりも低温となるように冷却して、トルクを除く外力解放工程と、を有していることを特徴とする。
軸力伝達軸となる、磁歪膜が外周面に施された中空軸及びこの中空軸に嵌合する作用軸の、2つの部材を準備する軸準備工程と、次に、中空軸に作用軸を圧入して互いに連結する軸連結工程と、次に、作用軸と中空軸との少なくとも一方に、予め設定された圧縮力又は引張り力を加える外力付与工程と、次に、圧縮力又は引張り力を付与しつつ、磁歪膜を予め設定された時間にわたって加熱する加熱工程と、次に、磁歪膜を、加熱された温度よりも低温となるように冷却して、圧縮力又は引張り力を除く外力解放工程と、を有していることを特徴とする。
従って、作用軸には、中空軸から分離した状態で、トルクを負荷へ伝達するためのトルク伝達部分(ピニオン等)、又は、軸力を負荷へ伝達するための軸力伝達部分を形成することができる。このため、作用軸には、トルク伝達や軸力伝達に必要な強度を十分に確保するために、浸炭処理等の熱処理やショットピーニング等の、最適な表面処理を施すことができる。
しかも、作用軸には磁歪メッキ処理を施さないので、磁歪メッキ材が作用軸のうち、トルク伝達部分(ピニオン等)や軸力伝達部分などの不必要な部分に、付着する心配はない。
さらに中空軸には、この軸自体に求められる、ねじり剛性等の必要な機械的性質を確保するために、中実軸とは別個に調質を行うことができる。
さらには、長尺の中空材料を準備し、この中空材料の複数箇所に磁歪膜を施した後に、この中空材料を所定の長さで切断して、複数個の中空軸を得ることにより、中空軸の生産性を、より高めることができる。
しかも、磁歪膜の磁歪特性の安定性を十分に高めることができる。磁歪特性の安定性を高めることによって、磁歪式力学量センサのセンサ信号を十分に安定させ且つ検出精度を高めることができる。
つまり、磁歪膜に熱処理を施すことにより発生するクリープを巧みに利用して、磁歪膜に残留している歪みを低減又は除去することができる。しかも、トルクを加えつつ磁歪膜に熱処理を施すことにより、クリープを利用して、磁歪膜に永久歪みを新たに付与することができる。この結果、磁歪膜における磁歪の方向を、トルクを加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。
つまり、磁歪膜に熱処理を施すことにより発生するクリープを巧みに利用して、磁歪膜に残留している歪みを低減又は除去することができる。しかも、圧縮力又は引張り力を加えつつ磁歪膜に熱処理を施すことにより、クリープを利用して、磁歪膜に永久歪みを新たに付与することができる。この結果、磁歪膜における磁歪の方向を、圧縮力又は引張り力を加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。
以下、本実施の形態においては、磁歪式力学量センサ(磁歪式トルクセンサ)の一例として、車両用電動パワーステアリング装置に備えた例を挙げて説明する。但し、車両用電動パワーステアリング装置に備えた構成に限定されるものではない。
電動パワーステアリング装置10は、車両のステアリングハンドル21から車両の操舵車輪(例えば前輪)31,31に至るステアリング系20と、このステアリング系20に補助トルクを加える補助トルク機構40とからなる。
ラックアンドピニオン25は、トルク伝達軸24に設けたピニオン32と、ラック軸26に形成したラック33とからなる。
図2及び図3に示すように、電動パワーステアリング装置10は、トルク伝達軸24、ラックアンドピニオン25、電動モータ43、ボールねじ44及び磁歪式トルクセンサ41を、車幅方向(図2の左右方向)へ延びるハウジング51に収納したものである。
第1ハウジング52は、上部開口をリッド54で塞ぎ、トルク伝達軸24の上端部、長手中央部及び下端部を、上中下3個の軸受55〜57を介して回転可能に支承することで、縦置きにセットしたものであり、ラックガイド58を備える。
図4(a)〜(d)は本発明に係るトルク伝達軸の構成図であり、(a)はトルク伝達軸24の分解構造を示し、(b)はトルク伝達軸24の組立状態の断面構造を示し、(c)は(b)のc−c線断面構造を示し、(d)はトルク伝達軸24の組立状態の外観を示す。
先ず、トルク側軸61において各ピン孔66,66の位置に、これらのピン孔66,66よりも若干小径の下孔を開けておく。なお、この時点において、ピニオン軸62にはピン孔64,64又はこれの下孔を開けていない。
次に、嵌合孔65に嵌合軸部63を圧入して嵌合するとともに、2つのフランジ部61a,62aで軸受56を挟み込む。
次に、各ピン孔64,64,66,66にピン67,67を圧入する。この結果、図4(b),(c)に示すように、ピン67,67によってトルク側軸61とピニオン軸62とを、互いに一体的に連結させて、1個のトルク伝達軸24に組み立てることができる。これで、トルク伝達軸24の組立作業を完了する。
以上の説明から明らかなように、トルク側軸61は中空軸からなり、ピニオン軸62は中空軸に嵌合する中実軸からなる。なお、ピニオン軸62は、軽量化のためには中実軸よりも中空軸にする方が好ましい。
図3に示すように、磁歪式トルクセンサ41は、トルク側軸61に、残留歪みが付与され作用トルクに応じて磁歪特性が変化する第1残留歪み部71及び第2残留歪み部72を設け、これら第1・第2残留歪み部71,72の周囲に、第1・第2残留歪み部71,72に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部73を設け、検出部73の検出信号をトルク検出信号として出力するようにした、磁歪式力学量センサである。この場合の力学量は、トルクのことである。
第1・第2多層ソレノイド巻きコイル76,77は、検出コイルである。以下、第1多層ソレノイド巻きコイル76のことを第1検出コイル76と言い換え、第2多層ソレノイド巻きコイル77のことを第2検出コイル77と言い換えることにする。
しかも、中実軸62には磁歪メッキ処理を施さないので、磁歪メッキ材が中実軸62のうち、トルク伝達部分32などの不必要な部分に、付着する心配はない。
なお、この場合には、嵌合孔65及び嵌合鍔部63a,63aの断面形状は、円形断面である方が好ましい。
(2)嵌合孔65を有する長尺の中空材料を準備し、この中空材料の全外周面に磁歪膜を形成し、その後に中空材料を必要な長さで切断し、切断された中空材料のうち適宜の複数位置における磁歪膜に異方性を付与することにより、中空軸61を製造することができる。
その場合には、トルク伝達軸24を「軸力伝達軸24」とし、トルク側軸61を中空軸の「軸力側軸61」とし、ピニオン軸62を中実軸又は中空軸の「伝達軸62」とすればよい。つまり、軸力伝達軸24は、軸力側軸61と伝達軸62との組合せ構造からなる。
次に、図4(b)〜(c)に示すように、中空軸61に中実軸62を圧入して、ピン67,67で互いに連結する(軸連結工程)。この結果、図4(d)に示すトルク伝達軸24を製造することができる。
また、第2の治具102を、中実軸62の他端部に有している治具掛け部63b(又は治具掛け部63b及び連結部68(セレーション68))の両方に掛ける。
中空軸61は中実軸62に対して相対的な回転が規制された構成であるから、中空軸61にも予め設定された正方向のトルクを加えることができる(外力付与工程)。この結果、第1磁歪膜71にも正方向のトルクが付与される。
次に、図6(c)に示すように、第1磁歪膜71を、加熱された温度よりも低温となるように冷却した後に、第1・第2の治具101,102の捩り作業を止めてトルクを除く(外力解放工程)。
加熱工程において、高周波焼入による第1磁歪膜71の加熱時間を3〜5sec程度に設定した場合には、第1磁歪膜71を外気温だけで十分に冷却することができる。第1磁歪膜71の加熱温度が約400℃であるから、それ以下の温度に第1磁歪膜71を冷却すればよい。
次に、前回とは逆に、第2の治具102を図反時計回りR2に捩るとともに、第1の治具101を第2の治具102とは逆の図時計回りR1に捩る。このようにして、中実軸62に予め設定された負方向のトルクを加える。このトルクの大きさは、好ましくは30〜100Nm程度である。なお、これ以上の大きさのトルクであってもよい。
中空軸61は中実軸62に対して相対的な回転が規制された構成であるから、中空軸61にも予め設定された負方向のトルクを加えることができる(外力付与工程)。この結果、第2磁歪膜72にも負方向のトルクが付与される。
次に、図6(e)に示すように、第2磁歪膜72を、加熱された温度よりも低温となるように冷却した後に、第1・第2の治具101,102の捩り作業を止めてトルクを除く(外力解放工程)。
加熱工程において、高周波焼入による第2磁歪膜72の加熱時間を3〜5sec程度に設定した場合には、第2磁歪膜72を外気温だけで十分に冷却することができる。第2磁歪膜72の加熱温度が約400℃であるから、それ以下の温度に第2磁歪膜72を冷却すればよい。
この結果、第1・第2磁歪膜71,72における磁歪の方向を、トルクを加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。
図7(a)〜(c)は本発明に係るトルク伝達軸並びに磁歪膜の第2の製造方法を示す説明図である。
加熱工程において、第1・第2磁歪膜71,72を外気温だけで十分に冷却することができる。第2磁歪膜72の加熱温度が約400℃であるから、それ以下の温度に第2磁歪膜72を冷却すればよい。
この結果、第1・第2磁歪膜71,72における磁歪の方向を、トルクを加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。つまり、第1磁歪膜71と第2磁歪膜72との、磁歪異方性を設定することができる。
つまり、磁歪膜71,72に熱処理を施すことにより発生するクリープを巧みに利用して、磁歪膜71,72に残留している歪みを低減又は除去することができる。しかも、トルクを加えつつ磁歪膜71,72に熱処理を施すことにより、クリープを利用して、磁歪膜71,72に永久歪みを新たに付与することができる。この結果、磁歪膜71,72における磁歪の方向を、トルクを加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。つまり、第1磁歪膜71と第2磁歪膜72との、磁歪異方性を設定することができる。
この場合には、上述のように、トルク伝達軸24を「軸力伝達軸24」とし、トルク側軸61を中空軸の「軸力側軸61」とし、ピニオン軸62を中実軸又は中空軸の「伝達軸62」とすればよい。つまり、軸力伝達軸24は、軸力側軸61と伝達軸62との組合せ構造からなる。
なお、軸力伝達軸24を製造する軸準備工程及び軸連結工程については、上記第1の製造方法のうち、図4(d)に示すトルク伝達軸24を製造する軸準備工程及び軸連結工程と同じなので、説明を省略する。
軸連結工程を完了した後に、図8に示すように、中空軸61と中実軸62との少なくとも一方に、予め設定された圧縮力又は引張り力を加えた状態で、磁歪膜71,72を予め設定された時間にわたって熱処理する(外力付与工程及び加熱工程)。
次に、第1・第2の圧縮治具111,112で中実軸62の両端を押す。このようにして、中実軸62に予め設定された圧縮力(例えば、100kgf程度)を加える。中空軸61は中実軸62に対して相対的な軸方向移動が規制された構成であるから、中空軸61にも予め設定された圧縮力を加えることができる(外力付与工程)。この結果、第1磁歪膜71にも圧縮力が付与される。
次に、第1磁歪膜71を、加熱された温度よりも低温となるように冷却した後に、第1・第2の圧縮治具111,112による圧縮作業を止めて圧縮力を除く(外力解放工程)。
次に、第1・第2の引張り治具113,114で中実軸62の両端部を引張る。このようにして、中実軸62に予め設定された引張り力(例えば、100kgf程度)を加える。中空軸61は中実軸62に対して相対的な軸方向移動が規制された構成であるから、中空軸61にも予め設定された引張り力を加えることができる(外力付与工程)。この結果、第2磁歪膜72にも引張り力が付与される。
次に、図8(e)に示すように、第2磁歪膜72を、加熱された温度よりも低温となるように冷却した後に、第1・第2の引張り治具113,114による引張り作業を止めて引張り力を除く(外力解放工程)。
この結果、第1磁歪膜71における磁歪の方向を、圧縮力を加えた方向に正確に且つ容易に設定するとともに、第2磁歪膜72における磁歪の方向を、引張り力を加えた方向に正確に且つ容易に設定することができる。つまり、第1磁歪膜71と第2磁歪膜72との、磁歪異方性を設定することができる。
つまり、磁歪膜71,72に熱処理を施すことにより発生するクリープを巧みに利用して、磁歪膜71,72に残留している歪みを低減又は除去することができる。しかも、圧縮力又は引張り力を加えつつ磁歪膜71,72に熱処理を施すことにより、クリープを利用して、磁歪膜71,72に永久歪みを新たに付与することができる。この結果、磁歪膜71,72における磁歪の方向を、圧縮力又は引張り力を加えた方向に正確に且つ容易に傾けることができる。つまり、第1磁歪膜71と第2磁歪膜72との、磁歪異方性を設定することができる。
Claims (4)
- 外部からトルク又は軸力が作用する作用軸と、この作用軸に嵌合し且つ連結した中空軸と、この中空軸の外周面に形成した磁歪膜と、この磁歪膜の周囲に配置して磁歪膜に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部とからなる磁歪式力学量センサ。
- 外部からトルクが作用するトルク伝達軸の表面に、前記トルクに応じて磁歪特性が変化する磁歪膜を設け、この磁歪膜の周囲に、磁歪膜に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部を設けるようにした、磁歪式力学量センサの製造方法において、
前記トルク伝達軸となる、前記磁歪膜が外周面に施された中空軸及びこの中空軸に嵌合する作用軸の、2つの部材を準備する軸準備工程と、
次に、前記中空軸に前記作用軸を圧入して互いに連結する軸連結工程と、
次に、前記作用軸と前記中空軸との少なくとも一方に、予め設定されたトルクを加える外力付与工程と、
次に、前記トルクを付与しつつ、前記磁歪膜を予め設定された時間にわたって加熱する加熱工程と、
次に、前記磁歪膜を、加熱された温度よりも低温となるように冷却して、前記トルクを除く外力解放工程と、を有していることを特徴とした磁歪式力学量センサの製造方法。 - 外部からトルクが作用するトルク伝達軸の表面に、前記トルクに応じて磁歪特性が変化する磁歪膜を設け、この磁歪膜の周囲に、磁歪膜に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部を設けるようにした、磁歪式力学量センサの製造方法において、
前記トルク伝達軸となる、前記磁歪膜が軸長手方向に所定の距離を有して外周面の2箇所に施された中空軸及びこの中空軸に嵌合する作用軸の、2つの部材を準備する軸準備工程と、
次に、前記中空軸に前記作用軸を圧入して互いに連結する軸連結工程と、
次に、前記作用軸の両端部を固定しつつ、前記中空軸のうち前記2つの磁歪膜の間に、予め設定されたトルクを加える外力付与工程と、
次に、前記トルクを付与しつつ、前記磁歪膜を予め設定された時間にわたって加熱する加熱工程と、
次に、前記磁歪膜を、加熱された温度よりも低温となるように冷却して、前記トルクを除く外力解放工程と、を有していることを特徴とした磁歪式力学量センサの製造方法。 - 外部から軸力が作用する軸力伝達軸の表面に、前記軸力に応じて磁歪特性が変化する磁歪膜を設け、この磁歪膜の周囲に、磁歪膜に生じた磁歪効果を電気的に検出する検出部を設けるようにした、磁歪式力学量センサの製造方法において、
前記軸力伝達軸となる、前記磁歪膜が外周面に施された中空軸及びこの中空軸に嵌合する作用軸の、2つの部材を準備する軸準備工程と、
次に、前記中空軸に前記作用軸を圧入して互いに連結する軸連結工程と、
次に、前記作用軸と前記中空軸との少なくとも一方に、予め設定された圧縮力又は引張り力を加える外力付与工程と、
次に、前記圧縮力又は引張り力を付与しつつ、前記磁歪膜を予め設定された時間にわたって加熱する加熱工程と、
次に、前記磁歪膜を、加熱された温度よりも低温となるように冷却して、前記圧縮力又は引張り力を除く外力解放工程と、
を有していることを特徴とした磁歪式力学量センサの製造方法。
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