JP2008298534A - 磁歪式トルクセンサ及び磁歪式トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置 - Google Patents

磁歪式トルクセンサ及び磁歪式トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転軸に設けられた磁歪膜の磁歪特性の感度と安定性を高めること。
【解決手段】外部から回転軸24に作用したトルクを検出する磁歪式トルクセンサ41である。磁歪式トルクセンサ41は、電動パワーステアリング装置10に搭載される。磁歪式トルクセンサ41は、回転軸24の外周面に設けられた非磁性材料から成る磁気絶縁層61,62と、この磁気絶縁層61,62の外周面に設けられた磁歪膜71,72とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、トルクを検出する磁歪式トルクセンサ及び磁歪式トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置に関する。
回転軸に作用したトルクを検出するトルクセンサには、多くの種類がある。近年、比較的簡単な構成で、しかも高精度である磁歪式トルクセンサの開発が進められている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−333449公報
特許文献1で知られている磁歪式トルクセンサは、車両用電動パワーステアリング装置に備えられており、ステアリングホイールから回転軸へ伝わった操舵トルクを検出する。回転軸の外周面には磁歪膜が形成されている。磁歪式トルクセンサによれば、操舵トルクに応じて磁歪膜に生ずる磁歪の変化を、電気コイル及び磁歪検出回路で検出することにより、操舵トルクを検出できる。
ステアリングホイールで発生した操舵トルクは、回転軸とラックアンドピニオン機構とラック軸を介して操舵車輪に伝わる。このように、回転軸は、外周面に磁歪膜が形成されるとともに、軸端にラックアンドピニオン機構のピニオン(トルク伝達部分)が形成されている。
ところで、自動車は、エンジンを始動させない状態であっても、操舵できることが求められる。この状態において、操舵車輪を操舵するための操舵トルクは、通常の操舵時に比べて大きい。大きい操舵トルクは、回転軸からラックアンドピニオン機構を介してラック軸へ伝わる。このため、ラックアンドピニオン機構は、大きい機械的強度が求められる。すなわち、ラックアンドピニオン機構には、路面反力に起因する種々の外力や、運転者の操舵による適度の外力が作用する。ラックアンドピニオン機構は、前記外力に抗して、その時々の操舵状態を確保できるだけの、機械的強度が求められる。
ラックアンドピニオン機構のピニオンは、通常時の操舵トルクを越えた、大きい負荷に対する操舵トルクを伝達するのに必要な強度を、十分に確保する必要がある。このため、ピニオンは、浸炭処理や高周波焼入れ等の熱処理、ショットピーニング等といった、種々の表面処理を施すことが多い。ピニオンに熱処理を施すことは、ピニオンを有している回転軸の表面に、炭素成分を拡散させることになる。この結果、回転軸の表面は磁化されやすい。また、ピニオンにショットピーニング等の表面硬化処理を施すことにより、回転軸の表面に圧縮応力が残留するなど、ピニオン固有の制約が多くなる。
一方、回転軸の外周面に形成される磁歪膜は、一般にNi−Fe系の合金膜等の磁歪メッキ材からなる。磁歪メッキ材は、回転軸からの磁気の影響や回転軸の全体の歪みや局部的な歪みの影響を強く受ける。また、磁歪膜は、外部からの磁気(例えば、地磁気や車両などの磁気によるノイズ)の影響を回転軸を介して受ける。
このように、磁歪膜の磁歪特性の感度を高く保ちつつ安定性を高めるには、改良の余地がある。磁歪特性の安定性を高めることは、磁歪式トルクセンサのセンサ信号の性能向上と安定化に繋がる。
本発明は、回転軸に設けられた磁歪膜の磁歪特性の感度と安定性を高めることができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、外部から回転軸に作用したトルクを検出する磁歪式トルクセンサであって、前記回転軸の外周面に設けられた非磁性材料から成る磁気絶縁層と、この磁気絶縁層の外周面に設けられた磁歪膜とを有していることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、請求項1において、前記磁気絶縁層は、前記回転軸の外周面に施された膜であることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、請求項1において、前記磁気絶縁層は、前記回転軸に嵌合され且つ固定されたパイプであることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、請求項1、請求項2又は請求項3のいずれか1項において、前記非磁性材料は、前記磁歪膜のキュリー温度よりも高温の融点を有した金属であることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の磁歪式トルクセンサを、ステアリングホイールに発生した操舵トルクを検出するための操舵トルクセンサとして搭載したことを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
請求項1に係る発明では、回転軸の外周面と磁歪膜との間に、非磁性材料から成る磁気絶縁層を介在させたので、回転軸と磁歪膜との間を磁気的に絶縁することができる。このため、回転軸が磁化された場合であっても、磁歪膜は回転軸の磁気の影響を受けることがない。また、磁歪膜は、外部からの磁気の影響を回転軸を介して受けることはない。従って、回転軸に設けられた磁歪膜の磁歪特性の感度と安定性を、十分に高めることができる。磁歪特性の感度と安定性を高めることによって、磁歪式トルクセンサのセンサ信号を十分に安定させ且つ検出精度を高めることができる。
さらには、回転軸の外周面と磁歪膜との間に磁気絶縁層を有しているので、回転軸の材料、形状、寸法を選定する場合に、回転軸から磁歪膜へ与える磁気の影響を考慮する必要はない。このため、磁歪式トルクセンサの設計の自由度を大幅に高めることができる。
請求項2に係る発明では、回転軸の外周面と磁歪膜の間に磁気絶縁層の膜を施しただけの簡単な構成によって、回転軸と磁歪膜との間を磁気的に絶縁することができる。このため、磁気絶縁層を容易に且つ低コストで構成することができる。しかも、回転軸の外周面に施された膜であるから、回転軸に対して密着性が良く、磁気絶縁層を回転軸の全周にわたって均一に設けることができる。磁気絶縁層の厚さがより均一になるので、磁気絶縁層の磁気的な絶縁性能を、より安定させることができる。このため、磁歪膜の磁歪特性の感度と安定性を、より一層高めることができる。
請求項3に係る発明では、磁気絶縁層を、回転軸に嵌合され且つ固定されたパイプにより構成したので、磁気絶縁層の厚さを容易に均一にすることができる。磁気絶縁層の厚みがより均一になるので、磁気絶縁層の磁気的な絶縁性能を、より安定させることができる。このため、磁歪膜の磁歪特性の感度と安定性を、より一層高めることができる。
さらには、回転軸に嵌合されるパイプによって磁気絶縁層を構成したので、磁歪式トルクセンサに要求される性能に応じて、次の第1の構成と第2の構成を適宜選択することができる。第1の構成は、回転軸へ嵌合した後のパイプに磁歪膜を設けた構成である。第2の構成は、磁歪膜を設けた後のパイプを回転軸に嵌合した構成である。例えば、パイプの厚さや材質に応じて、より適切な方の構成を選択すればよい。このため、磁歪式トルクセンサの設計の自由度を大幅に高めることができる。
請求項4に係る発明では、非磁性材料が、磁歪膜のキュリー温度よりも高温の融点を有した金属から成るので、磁歪式トルクセンサは、使用される環境温度が比較的高温であっても、十分に性能を発揮することができる。例えば、飛行機や大型船舶のような移動体や、自動車やフォークリフト等の車両に、磁歪式トルクセンサを搭載した場合においても、磁歪式トルクセンサは十分に性能を発揮する。
しかも、磁歪式トルクセンサを使用する環境温度が磁歪膜のキュリー温度を越えた場合には、磁歪膜の磁性が徐々に消失するだけである。磁歪膜の磁性が著しく消失するまで、磁歪膜に生ずる磁歪の変化を検出コイルによって検出することができる。このため、消失するだけなので、磁歪式トルクセンサの故障診断を容易に行うことができる。従って、磁歪式トルクセンサの信頼性を大幅に高めることができる。
請求項5に係る発明では、電動パワーステアリング装置に磁歪式トルクセンサを搭載することにより、磁歪式トルクセンサを操舵トルクセンサとして用いることができる。このため、磁歪式トルクセンサにより検出された操舵トルクに応じて、電動モータが補助トルクを発生し、操舵トルクに補助トルクを加えた複合トルクにより操舵車輪を操舵することができる。
磁歪式トルクセンサの磁歪膜は、回転軸自体の磁気の影響や、電動モータから回転軸へ伝わった磁気の影響を受けない。このため、回転軸から磁気を遮断するために、更なる配慮をする必要はない。また、電動モータの取付け位置や出力の大きさに配慮をする必要がない。従って、磁歪式トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置の生産性が高まる。
さらには、磁歪式トルクセンサの磁歪膜は、外部から回転軸を介して与えられる磁気の影響を受けない。つまり、磁歪膜は、外部からの磁気(例えば、地磁気や車両などの磁気によるノイズ)の影響を受けることが、極力抑制される。このため、操舵トルクセンサのセンサ信号が安定し、検出精度が高まる。この結果、電動パワーステアリング装置の操舵フィーリングを高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
磁歪式トルクセンサの一例として、車両用電動パワーステアリング装置に搭載した例を挙げて説明する。磁歪式トルクセンサは、操舵トルクセンサとして用いられる。なお、磁歪式トルクセンサは、車両用電動パワーステアリング装置に搭載された構成に限定されるものではない。
図1〜図3は、本発明の磁歪式トルクセンサを備えた電動パワーステアリング装置を示している。図1に示すように、車両用電動パワーステアリング装置10は、車両におけるステアリングホイール21から操舵車輪31,31に至るステアリング系20と、このステアリング系20に補助トルクを加える補助トルク機構40とからなる。なお、操舵車輪31,31は、例えば左右の前輪である。
ステアリング系20は、ステアリングホイール21と、このステアリングホイール21にステアリングシャフト22及び自在軸継手23,23を介して連結された回転軸24と、この回転軸24にラックアンドピニオン機構25を介して連結されたラック軸26と、このラック軸26の両端にボールジョイント27,27、タイロッド28,28及びナックル29,29を介して連結された左右の操舵車輪31,31とからなる。
ラックアンドピニオン機構25は、回転軸24に形成されたピニオン32と、ラック軸26に形成されたラック33とからなる。
このように、電動パワーステアリング装置10は、運転者によるステアリングホイール21の操舵に応じた操舵トルクを、回転軸24及びラックアンドピニオン機構25を介してラック軸26に伝達することにより、ラック軸26を介して操舵車輪31,31を操舵するものである。
補助トルク機構40は、磁歪式トルクセンサ41と制御部42と電動モータ43とボールねじ44とからなる。磁歪式トルクセンサ41は、ステアリングホイール21に加えられた、ステアリング系20の操舵トルクを検出する。制御部42は、磁歪式トルクセンサ41のトルク検出信号に基づいて制御信号を発生する。
電動モータ43は、制御部42の制御信号に基づき、前記操舵トルクに応じたモータトルク(補助トルク)を発生する。電動モータ43のモータ軸43aは、ラック軸26を囲う中空軸からなる。
ボールねじ44は、モータトルクをラック軸26に伝達するための動力伝達機構であって、ねじ部45と、ナット46と、多数のボールとからなる。ねじ部45は、ラック軸26に形成されている。ナット46は、多数のボールを介して、ねじ部45に組付けられる回転部材であって、モータ軸43aにも連結されている。
電動パワーステアリング装置10によれば、回転軸24に伝わる操舵トルクを磁歪式トルクセンサ41で検出し、操舵トルクに応じたモータトルクを電動モータ43で発生し、モータトルクをラック軸26に伝達することができる。操舵車輪31,31は、操舵トルクに電動モータ43で発生したモータトルクを加えた、複合トルクにより、ラック軸26を介して操舵される。
図2に示すように、ラック軸26は、車幅方向(左右方向)へ延びるハウジング51に収納されている。ハウジング51は、概ね管状である、第1ハウジング52及び第2ハウジング53の一端面同士が、ボルトで結合されることにより、1個の細長いギヤボックスに組立てられている。第2ハウジング53は、電動モータ43におけるモータケースを兼ねる。
図2及び図3に示すように、回転軸24、ラックアンドピニオン機構25、磁歪式トルクセンサ41、電動モータ43及びボールねじ44は、ハウジング51に収納される。第1ハウジング52の上部開口は、リッド54によって塞がれている。回転軸24の上端部、長手中央部及び下端部は、上中下3個の軸受55,56,57を介して、第1ハウジング52に回転可能に支持されている。
次に、磁歪式トルクセンサ41について、図3及び図4基づき詳細に説明する。
図3に示すように、磁歪式トルクセンサ41は、第1及び第2付加歪み部71,72と、検出部73とからなる。第1及び第2付加歪み部71,72は、付加歪みが付与されて回転軸24の表面に設けられ、外部から回転軸24に作用するトルク(外部トルク)に応じて磁歪特性が変化する。検出部73は、第1及び第2付加歪み部71,72の周囲に設けられ、第1及び第2付加歪み部71,72に生じた磁歪効果を電気的に検出して、検出信号を出力する。この検出信号は、トルク検出信号である。
さらに詳しく述べると、第1及び第2付加歪み部71,72は、回転軸24の軸長手方向に互いに逆方向の付加歪みが付与された、一対の磁気異方性部材である。つまり、第1及び第2付加歪み部71,72は、回転軸24の外周面(軸外周面、表面)に設けられた磁歪膜からなる。以下、第1付加歪み部71のことを、適宜「第1磁歪膜71」と言い換える。第2付加歪み部72のことを、適宜「第2磁歪膜72」と言い換える。
一方、検出部73は、回転軸24が貫通する筒状のコイルボビン74,75と、コイルボビン74,75に巻かれた第1多層ソレノイド巻きコイル76並びに第2多層ソレノイド巻きコイル77と、第1及び第2多層ソレノイド巻きコイル76,77の周囲を囲う磁気シールド用バックヨーク78とからなる。
第1及び第2多層ソレノイド巻きコイル76,77は、検出コイルである。以下、第1多層ソレノイド巻きコイル76のことを、第1検出コイル76と言い換える。第2多層ソレノイド巻きコイル77のことを、第2検出コイル77と言い換える。第1検出コイル76は、第1付加歪み部71の周囲に一定の隙間を有して巻かれる。第2検出コイル77は、第2付加歪み部72の周囲に一定の隙間を有して巻かれる。
図4は、磁歪式トルクセンサ41の回路を模式的に示している。図4に示すように、検出部73は、第1及び第2変換回路81,82及びトルク信号出力回路83を有する。第1変換回路81は、第1検出コイル76の検出信号を整流、増幅、変換した上で、検出電圧VT1として出力する。第2変換回路82は、第2検出コイル77の検出信号を整流、増幅、変換した上で、検出電圧VT2として出力する。トルク信号出力回路83は、検出電圧VT1,VT2を演算し、トルク検出電圧VT3として出力する。
検出部73の作用は次の通りである。第1及び第2検出コイル76,77は、操舵トルクに応じて回転軸24に発生した捩れを検出し、検出信号を発する。この各検出信号は、第1及び第2変換回路81,82から検出電圧VT1,VT2として出力される。この検出電圧VT1,VT2は、トルク信号出力回路83からトルク検出電圧VT3として出力される。トルク検出電圧VT3は、トルク検出信号(操舵トルク信号)のことである。
磁歪式トルクセンサ41の説明をまとめると、次の通りである。図3及び図4に示すように、回転軸24は、歪みが付与された磁歪膜71,72を有している。第1及び第2検出コイル76,77と共に巻かれている励磁コイル(図示せず)には高周波の交流電圧が供給されている。回転軸24から磁気絶縁層61,62(詳細は後述する。)を介して第1及び第2の磁歪膜71,72にトルクが作用したときに、このトルクに応じて磁歪膜71,72の透磁率が変化する。透磁率の変化に応じて、第1及び第2検出コイル76,77におけるインピーダンス(誘導電圧、検出電圧)が変化する。インピーダンスの変化を検出することによって、回転軸24に作用したトルクの方向とトルクの値とを検出することができる。
第1及び第2検出コイル76,77によって磁歪膜71,72の透磁率の変化を検出するときに、磁気絶縁層61,62は、検出コイル76,77で励磁された磁束が回転軸24へ透過することを防止する役割を果たす。
次に、回転軸24(トルク伝達軸24)の第1実施例について、図5に基づき詳細に説明する。図5(a)は、第1及び第2の磁歪膜71,72を設けた状態の回転軸24の断面構造を示している。図5(b)は、第1及び第2の磁歪膜71,72を設けた状態の回転軸24の外観を示している。
図5に示すように、回転軸24は中実軸であり、軸長手方向の一端24aから他端24bへ向かって、連結部24c、磁歪膜配置部24d、フランジ部24e、中間被支持部24f、止め輪嵌合溝24g、上記ピニオン32、下側被支持部24hを、この順に配列するとともに、軸線CLに配列したものである。
これらの連結部24c、磁歪膜配置部24d、フランジ部24e、中間被支持部24f、止め輪嵌合溝24g、上記ピニオン32及び下側被支持部24hは、全て回転軸24に一体に形成されている。
連結部24cは、自在軸継手23(図1参照)に連結する部分であって、例えばセレーションからなる。つまり、連結部24cは、断面が非円形状に形成されたものであり、後述するように、工具を確実に且つ安定的に掛けることができ、しかも、磁歪膜71,72に曲げモーメントが加わらないように掛けることもできる。
磁歪膜配置部24dは真円状(円柱状)に形成されるとともに、連結部24cよりも大径に設定されている。さらに、磁歪膜配置部24dは、第1磁歪膜71を配置する位置と第2磁歪膜72を配置する位置との間に、治具掛け部24jが形成されている。治具掛け部24jは、後述する治具を掛ける部分であり、回転軸24の一端24a側から見たときに、軸断面が非円形状に形成されている。より具体的には、治具掛け部24jは、磁歪膜配置部24dの外周面を2面取り又は4面取りすることによって形成された平坦面を有した部分である。断面が非円形状に形成された治具掛け部24jに、後述する工具を確実に且つ安定的に掛けることができる。
フランジ部24eは、磁歪膜配置部24dや中間被支持部24fよりも大径に設定され、回転軸24の一端24a側から見たときに、軸断面が非円形状に形成されている。より具体的には、フランジ部24eは、外周面が2面取り又は4面取りされることによって形成された平坦面24kを有している。断面が非円形状に形成されたフランジ部24eは、治具掛け部を兼ねる。フランジ部24e(治具掛け部)に、後述する工具を確実に且つ安定的に掛けることができる。
中間被支持部24fは、中間位置に配置された軸受56(図3参照)によって回転可能に支持される部分である。止め輪嵌合溝24gは、中間被支持部24fに嵌合された軸受56を位置決めするための止め輪58(図3参照)を取付ける部分である。下側被支持部24hは、下側に配置された軸受57(図3参照)によって回転可能に支持される部分である。
磁歪膜配置部24dは、軸長手方向の所定位置における外周面に、2つの磁気絶縁層61,62が施されている。第1の磁気絶縁層61の外周面には、第1の磁歪膜71が設けられている。第2の磁気絶縁層62の外周面には、第2の磁歪膜72が設けられている。このように、外部からトルクが作用する回転軸24の表面には、第1の磁気絶縁層61を介して第1の磁歪膜71が設けられるとともに、第2の磁気絶縁層62を介して第2の磁歪膜72が設けられている。
上述のように、2つの磁気絶縁層61,62は、回転軸24の外周面に全周にわたって形成された、概ね一定の幅L2で且つ一定の厚さの膜である。ピニオン軸24の一端24aに近い位置に設けられた磁気絶縁層61のことを、第1の磁気絶縁層61とする。フランジ部24eに近い位置に設けられた磁気絶縁層62のことを、第2の磁気絶縁層62とする。
第1及び第2磁歪膜71,72は、第1及び第2磁気絶縁層61,62の外周面に全周にわたって形成された、概ね一定の幅L1で且つ一定の厚さのメッキ層からなる。第1及び第2の磁歪膜71,72における磁歪の方向は、互いに逆方向である。
2つの磁歪膜71,72は、歪みの変化に対して磁束密度の変化が大きい材料からなる。例えば、磁歪膜71,72は、磁気絶縁層61,62の外周面にメッキ法によって形成された、Ni−Fe系の合金膜である。この合金膜の厚さは、好ましくは5〜20μm程度である。なお、合金膜の厚さは、5〜20μmよりも小さく、または、5〜20μmよりも大きくてもよい。第1の磁歪膜71の磁歪方向に対して、第2の磁歪膜72の磁歪方向は異なっている。つまり、磁歪異方性を有する。
第1及び第2磁気絶縁層61,62の幅L2は、第1及び第2磁歪膜71,72の幅L1よりも大きい。第1の磁気絶縁層61と第2の磁気絶縁層62との間は、磁気絶縁層や磁歪膜が全く存在しない、非磁歪部分を有している。上述のように、この非磁歪部分に治具掛け部24jが形成されている。なお、2つの磁気絶縁層61,62は、回転軸24の軸長手方向に連続して設けられてもよい。
次に、第1及び第2磁気絶縁層61,62について、図5に基づき詳しく説明する。第1及び第2磁気絶縁層61,62は、回転軸24の外周面に例えばメッキ法、溶射法、スパッタ法、蒸着法などにより形成された膜である。この膜61,62(磁気絶縁層61,62)の厚さは一定である。この厚さは、好ましくは5〜500μm程度である。なお、膜61,62の厚さは、5〜500μmよりも小さく、または、5〜500μmよりも大きくてもよい。
第1及び第2磁気絶縁層61,62は非磁性材料から成る。この非磁性材料は、回転軸24や磁歪膜71,72とは異なる金属材料であって、合金を含む。より具体的に述べると、磁気絶縁層61,62を成す非磁性材料は、磁歪膜71,72のキュリー温度よりも高温の融点(溶融点)を有した金属であって、しかも、良導体である。このような金属材料を例示すると、銅(Cu)や銅合金、アルミニウム(Al)やアルミニウム合金がある。銅の融点は約1080℃であり、銅合金の融点はそれ以上である。アルミニウムの融点は約660℃であり、アルミニウム合金の融点はそれ以上である。
ところで、上記磁歪膜71,72を成すNi−Fe系の合金膜のキュリー温度は、ニッケル(Ni)の含有量によって異なる。Niのキュリー温度は約360℃である。一般に、Ni含有率が40重量%であるNi−Fe系の合金膜のキュリー温度は約350℃、Ni含有率が50重量%であるNi−Fe系の合金膜のキュリー温度は約550℃であると言われている。
従って、Ni−Fe系の合金膜のキュリー温度に対して、融点が十分に高温である銅、銅合金、アルミニウム及びアルミニウム合金を選択すればよい。例えば、キュリー温度が350〜550℃となるNi−Fe系の合金膜によって磁歪膜71,72が構成された場合には、銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって磁気絶縁層61,62を構成することが好ましい。
このように、磁気絶縁層61,62を構成する非磁性材料は、磁歪膜71,72のキュリー温度よりも高温の融点を有した金属から成る。環境温度が磁歪膜71,72のキュリー温度まで上昇した場合であっても、磁気絶縁層61,62が溶融する心配はない。このため、高温であっても、回転軸24に磁気絶縁層61,62を介して磁歪膜71,72を密着状態で確実に保持させることができる。従って、磁歪式トルクセンサ41は、使用される環境温度が比較的高温であっても、十分に性能を発揮することができ、信頼性が高まる。例えば、飛行機や大型船舶のような移動体や、自動車やフォークリフト等の車両に、磁歪式トルクセンサ41を搭載した場合においても、磁歪式トルクセンサ41は十分に性能を発揮する。
しかも、磁歪式トルクセンサ41を使用する環境温度が磁歪膜のキュリー温度を越えた場合には、磁歪膜71,72の磁性が徐々に消失するだけである。磁歪膜71,72の磁性が著しく消失するまで、磁歪膜71,72に生ずる磁歪の変化を検出コイル76,77(図3参照)によって検出することができる。このため、磁歪式トルクセンサ41の故障診断を容易に行うことができる。従って、磁歪式トルクセンサ41の信頼性を大幅に高めることができる。
次に、回転軸24に設けられた磁歪膜71,72に対する付加歪みの付与方法を、図5及び図6に基づき説明する。図6(a)〜図6(d)は、回転軸24の製造方法を示している。なお、図6においては磁気絶縁層61,62(図5参照)を省略してある。
先ず、図5(a)に示すように、磁気絶縁層61,62及び磁歪膜71,72が施された回転軸24を準備する(軸準備工程)。
次に、図6に示す第1及び第2の治具91,92と加熱装置(例えば、高周波焼入装置96)を準備する。
次に、図6(a)に示すように、第1及び第2磁歪膜71,72に高周波焼入装置96をセットする。高周波焼入装置96は、第1の磁歪膜71の周囲を囲う第1加熱用コイル96aと、第2の磁歪膜72の周囲を囲う第2加熱用コイル96bと、第1及び第2加熱用コイル96a,96bに高周波数の交流電力を供給する電源96cとからなる。
次に、図6(b)に示すように、回転軸24の連結部24c(治具掛け部)に第1の治具91を掛け、回転軸24のフランジ部24e(治具掛け部)に第2の治具92を掛け、回転軸24の治具掛け部24jに第3の治具93を掛ける。さらに、第1及び第2の治具91,92を固定部材94,95に掛けることによって、回り止めをする。つまり、第1及び第2の治具91,92の回転を規制する。
次に、図6(b)に示すように、第3の治具93を図時計回りR1に捩る。このようにして、回転軸24に所定の正方向の付加トルクを加える。この結果、第1及び第2磁歪膜71,72にも正方向の付加トルクが付与される(外力付与工程)。
次に、図6(b)に示すように、第3の治具93による付加トルクを付与しながら、高周波焼入装置96により、2つの磁歪膜71,72を同時に、所定の時間にわたって加熱する(加熱工程)。ところで、回転軸24と磁歪膜71,72との間に磁気絶縁層61,62(図5参照)が介在している。このため、高周波焼入装置96によって磁歪膜71,72が加熱されたときに、回転軸24が直接に加熱されることはない。回転軸24は、機械的強度を高めるために事前に熱処理されていることが多い。回転軸24が直接に加熱されないので、回転軸24の機械的強度を十分に確保することができる。
次に、図6(c)に示すように、第1及び第2の磁歪膜71,72を、加熱された温度よりも低温となるように冷却する(冷却工程)。
次に、図6(c)に示すように、第3の治具93の捩り作業を止めることによって、加えていた付加トルクを除く(外力解放工程)。
最後に、図6(d)に示すように、回転軸24から全ての治具91〜93と高周波焼入装置96を外して、作業を終了する。以上の工程によって、回転軸24に設けられた磁歪膜71,72に対する付加歪みを付与することができる。
次に、回転軸24と磁歪膜71,72との間に磁気絶縁層61,62を設けたことによる作用を図7に基づき説明する。なお、図7においては、第1の磁気絶縁層61と第1の磁歪膜71を例に説明する。
図7は、上記図3に合わせて表したものであり、検出コイル76と共に巻かれている励磁コイル(図示せず)が発生した磁束CO,PLを模式的に示している。想像線COは比較例における磁束を示し、実線PLは第1実施例における磁束を示す。
比較例の構成は、磁気絶縁層61が無く、回転軸24の外周面に磁歪膜71が直接に形成された構成である。比較例においては、想像線で示す磁束COが回転軸24を通ってしまう。従って、磁歪膜71は回転軸24の磁気的な影響を受け易い。しかも、磁束COが磁歪膜71ではなく回転軸24を通ってしまうので、磁歪式トルクセンサ41の感度は低下する。
これに対して、第1実施例の構成は、回転軸24と磁歪膜71との間に磁気絶縁層61が介在した構成である。上述のように、磁気絶縁層61は銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金から成る。銅の体積抵抗率は約2×10−8Ωmである。アルミニウムの体積抵抗率は約3×10−8Ωmである。
磁歪膜71を成すNi−Fe系の合金膜において、ニッケル(Ni)の体積抵抗率が約7×10−8Ωmであり、鉄(Fe)の体積抵抗率が約10×0−8Ωmであるのに対し、銅やアルミニウムの体積抵抗率は十分に小さい。つまり、磁歪膜71の体積抵抗率に対して、磁気絶縁層61の体積抵抗率は十分に小さい。
実線で示す磁束PLが磁気絶縁層61を通ろうとすると、磁束PLの周りに渦電流が発生する。磁気絶縁層61の体積抵抗率が小さいほど、より大きい渦電流を流さないと、磁束PLは磁気絶縁層61を通ることができない。結局、磁束PLは、磁気絶縁層61を通ることができないので、回転軸24を通ることもできない。従って、磁歪膜71は回転軸24の磁気的な影響を受ない。
さらに、磁束PLは、回転軸24を通らないので、その分、磁歪膜71を多く通る。しかも、磁束PLは検出コイル76の周りを短い距離で回る。この結果、磁歪式トルクセンサ41の感度は一層高まる。
以上の説明から明らかなように、回転軸24と磁歪膜71との間に磁気絶縁層61を設けるだけの簡単な構成にもかかわらず、磁歪膜71は回転軸24の磁気的な影響を受け難い。回転軸24の全周にわたり、磁気絶縁層61を介して磁歪膜71を均一に且つ密着して設けることができるので、磁歪膜71の品質を安定させることができる。しかも、回転軸24と磁歪膜71との間に磁気絶縁層61を設けるだけであるから、磁歪膜71の製造が容易であり、製造コストを抑制することができる。
次に、回転軸24(トルク伝達軸24)の第2実施例について、図8に基づき説明する。図8(a)は、第1及び第2の磁歪膜71,72を設ける前の状態の回転軸24の断面構造を示している。図8(b)は、第1及び第2の磁歪膜71,72を設けた状態の回転軸24の外観を示している。
第2実施例は、磁気絶縁層161,162が、回転軸24に嵌合され且つ固定されたパイプであることを特徴とする。第2実施例の磁気絶縁層161,162は、上記図5に示す第1実施例の磁気絶縁層61,62の代わりに設けられている。磁気絶縁層161,162の材質は、磁気絶縁層61,62の材質と同じである。磁気絶縁層161,162の長さは、磁気絶縁層61,62の幅と同じL2である。
他の構成、作用については、上記図1〜図7に示す第1実施例と同様なので、同一符号を付し、その説明を省略する。
磁気絶縁層161,162は、磁歪膜配置部24dに対して互いに嵌合し合い且つ固定し合う(連結し合う)ことによって、一体的に組み立てられる。例えば、磁歪膜配置部24dと磁気絶縁層161,162は、圧入することによって、一体的に組み立てられる。
磁気絶縁層161,162の孔に対する磁歪膜配置部24dの嵌め合い方式は、「しまりばめ」である。「しまりばめ」とは、孔と軸とを嵌合したときに、常に「しめしろ」ができる嵌め合い、すなわち、孔の最大径が軸の最小径よりも小さいか、または、極端な場合には等しい嵌め合い方式である。「しめしろ」とは、軸の径が孔の径よりも大きい場合において、組み合わせる前の、軸の径に対する孔の径の差のことである。
磁気絶縁層161,162の孔に対する磁歪膜配置部24dの「しめしろ」は、最適な値となるように、適宜に設定される。より具体的には、磁歪膜配置部24dの外径Dsは、磁気絶縁層161,162の孔径dhよりも若干小さく設定されている。なお、磁気絶縁層161,162の孔の中に磁歪膜配置部24dを固定する方法は、「しまりばめ」に限定されるものではない。
磁気絶縁層161,162に磁歪膜71,72を設ける手順は次の通りである。
先ず、図8(a)に示すように、回転軸24及び磁気絶縁層(パイプ)161,162を準備する。次に、磁歪膜配置部24dの所定位置に磁気絶縁層161,162を嵌合し、且つ固定する。最後に、図8(b)に示すように、磁気絶縁層161,162の外周面に磁歪膜71,72をメッキ法等によって形成して作業を完了する。この結果、第1の磁気絶縁層161には、外周面の全体にわたって第1の磁歪膜71が施される。第2の磁気絶縁層162には、外周面の全体にわたって第2の磁歪膜72が施される。
次に、第2実施例の変形例について、図9に基づき説明する。図9(a)は、第1及び第2の磁歪膜71,72を設ける前の状態の回転軸24の断面構造を示している。図9(b)は、第1及び第2の磁歪膜71,72を設けた状態の回転軸24の外観を示している。
図9に示すように、変形例は、磁歪膜71,72を設けた後のパイプ161,162を回転軸24に嵌合した構成であることを特徴とする。他の構成、作用については、上記図8に示す第2実施例と同様なので、同一符号を付し、その説明を省略する。
変形例において、磁気絶縁層161,162に磁歪膜71,72を設ける手順は次の通りである。先ず、図9(a)に示すように、回転軸24及び磁気絶縁層(パイプ)161,162を準備する。次に、磁気絶縁層161,162の外周面に磁歪膜71,72をメッキ法等によって形成する。最後に、図9(b)に示すように、磁歪膜配置部24dの所定位置に磁気絶縁層161,162を嵌合し、且つ固定して、作業を完了する。
このように、第2実施例及びその変形例によれば、磁気絶縁層161,162を、回転軸24に嵌合され且つ固定されたパイプにより構成したので、磁気絶縁層161,162の厚さを容易に均一にすることができる。磁気絶縁層161,162の厚みがより均一になるので、磁気絶縁層161,162の磁気的な絶縁性能を、より安定させることができる。このため、磁歪膜71,72の磁歪特性の感度と安定性を、より一層高めることができる。
さらには、上記図5に示す第1実施例の磁気絶縁層61,62は、回転軸24の外周面にメッキ法、溶射法、スパッタ法、蒸着法などにより形成された膜である。このため、回転軸24には膜を形成しない部分にマスキングを施す必要がある。また、メッキ法で磁気絶縁層61,62を形成する場合には、マスキングが施された回転軸24をメッキ槽に入れる必要がある。
これに対して、図9に示す変形例によれば、磁気絶縁層161,162はパイプにより構成されている。このため、回転軸24にマスキングを施す必要がなく、回転軸24をメッキ槽に入れる必要もない。しかも、回転軸24は、メッキ槽に入れられることによる影響を受けない。
さらには、回転軸24に嵌合されるパイプによって磁気絶縁層161,162を構成したので、磁歪式トルクセンサ41に要求される性能に応じて、次の第1の構成と第2の構成を適宜選択することができる。第1の構成は、図8に示すように、回転軸24へ嵌合した後のパイプ161,162に磁歪膜71,72を設けた構成である。第2の構成は、図9に示すように、磁歪膜71,72を設けた後のパイプ161,162を回転軸24に嵌合した構成である。例えば、パイプ161,162の厚さや材質に応じて、より適切な方の構成を選択すればよい。このため、磁歪式トルクセンサ41の設計の自由度を大幅に高めることができる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
回転軸24の外周面と磁歪膜71,72との間に、非磁性材料から成る磁気絶縁層61,62,(161,162)を介在させたので、回転軸24と磁歪膜71,72との間を磁気的に絶縁することができる。このため、回転軸24が磁化された場合であっても、磁歪膜71,72は回転軸24の磁気の影響を受けることがない。また、磁歪膜71,72は、外部からの磁気の影響を回転軸24を介して受けることはない。従って、回転軸24に設けられた磁歪膜71,72の磁歪特性の感度と安定性を、十分に高めることができる。磁歪特性の感度と安定性を高めることによって、磁歪式トルクセンサ41のセンサ信号を十分に安定させ且つ検出精度を高めることができる。
さらには、回転軸24の外周面と磁歪膜71,72との間に磁気絶縁層61,62,(161,162)を有しているので、回転軸24の材料、形状、寸法を選定する場合に、回転軸24から磁歪膜71,72へ与える磁気の影響を考慮する必要はない。このため、磁歪式トルクセンサ41の設計の自由度を大幅に高めることができる。
また、電動パワーステアリング装置10に磁歪式トルクセンサ41を搭載することにより、磁歪式トルクセンサ41を操舵トルクセンサとして用いることができる。このため、磁歪式トルクセンサ41により検出された操舵トルクに応じて、電動モータ43が補助トルクを発生し、操舵トルクに補助トルクを加えた複合トルクにより操舵車輪31,31を操舵することができる。
磁歪式トルクセンサ41の磁歪膜71,72は、回転軸自体24の磁気の影響や、電動モータ43から回転軸24へ伝わった磁気の影響を受けない。このため、回転軸24から磁気を遮断するために、更なる配慮をする必要はない。また、電動モータ43の取付け位置や出力の大きさに配慮をする必要がない。従って、磁歪式トルクセンサ41を搭載した電動パワーステアリング装置10の生産性が高まる。
さらには、磁歪式トルクセンサの磁歪膜は、外部から回転軸を介して与えられる磁気の影響を受けない。つまり、磁歪膜は、外部からの磁気(例えば、地磁気や車両などの磁気によるノイズ)の影響を受けることが、極力抑制される。このため、操舵トルクセンサのセンサ信号が安定し、検出精度が高まる。この結果、電動パワーステアリング装置の操舵フィーリングを高めることができる。
さらには、磁歪式トルクセンサ41の磁歪膜71,72は、外部から回転軸24を介して与えられる磁気の影響を受けない。つまり、磁歪膜71,72は、外部からの磁気(例えば、地磁気や車両などの磁気によるノイズ)の影響を受けることが、極力抑制される。このため、操舵トルクセンサ41のセンサ信号が安定し、検出精度が高まる。この結果、電動パワーステアリング装置10の操舵フィーリングを高めることができる。
なお、本発明では、磁歪膜71,72は、強磁性体の膜であればよく、Ni−Fe系の合金膜に限定されるものではない。例えば、磁歪膜71,72は、Co−Fe系の合金膜やSm−Fe系の合金膜であってもよい。
また、2つの磁気絶縁層61,62(又は、磁気絶縁層161,162)及び2つの磁歪膜71,72を回転軸24の軸長手方向に連続して設けることができる。この場合であっても、連続して設けられた磁歪膜71,72間の中間位置に治具掛け部24jが形成されることにより、中間位置に第3の治具93を掛けることができる。
本発明の磁歪式トルクセンサ41は、車両用電動パワーステアリング装置に備えたトルクセンサとして用いるのに、好適である。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の模式図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の全体構成図である。 図2の3−3線断面図である。 本発明に係る磁歪式トルクセンサの模式的回路図である。 本発明に係る磁歪膜を有する回転軸の第1実施例図である。 図5に示された回転軸並びに磁歪膜の製造方法を示す説明図である。 回転軸と磁歪膜との間に磁気絶縁層を設けたことによる作用を説明する図である。 図5に示された回転軸の第2実施例図である。 図8に示された回転軸の変形例図である。
符号の説明
10…電動パワーステアリング装置、21…ステアリングホイール、24…回転軸、41…磁歪式トルクセンサ、61,161…第1の磁気絶縁層、62,162…第2の磁気絶縁層、71…第1の磁歪膜、72…第2の磁歪膜。

Claims (5)

  1. 外部から回転軸に作用したトルクを検出する磁歪式トルクセンサであって、前記回転軸の外周面に設けられた非磁性材料から成る磁気絶縁層と、この磁気絶縁層の外周面に設けられた磁歪膜とを有していることを特徴とした磁歪式トルクセンサ。
  2. 前記磁気絶縁層は、前記回転軸の外周面に施された膜であることを特徴とした請求項1記載の磁歪式トルクセンサ。
  3. 前記磁気絶縁層は、前記回転軸に嵌合され且つ固定されたパイプであることを特徴とした請求項1記載の磁歪式トルクセンサ。
  4. 前記非磁性材料は、前記磁歪膜のキュリー温度よりも高温の融点を有した金属であることを特徴とした請求項1、請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の磁歪式トルクセンサ。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の磁歪式トルクセンサを、ステアリングホイールに発生した操舵トルクを検出するための操舵トルクセンサとして搭載した、ことを特徴とする磁歪式トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置。
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