JP2007222133A - 乗用型田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗用型田植機において、電動モータにより所望の少数条クラッチが作動及び停止状態に操作されるように構成する場合、人為操作具の右及び左用操作経路の配置スペースをコンパクトに構成し、人為操作具の操作位置の検出構造を簡素に構成する。
【解決手段】 全条作動位置ON、全条作動位置ONから同じ方向に延出された右及び左用操作経路79,80を備え、全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80での人為操作具50の操作位置を検出する検出装置を備える。全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80での検出装置の検出信号が全て異なるように構成する。検出装置の検出信号に基づいて、人為操作具50を全条作動位置ONから右用操作経路79(左用操作経路80に操作していくと右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する。
【選択図】 図8

Description

本発明は乗用型田植機において、少数条クラッチの操作構造に関する。
乗用型田植機では、例えば特許文献1に開示されているように、少数の植付アームによる植え付けを作動及び停止操作自在な少数条クラッチ(特許文献1の図2の19a〜19e、24a〜24e)を、複数個備えたものがある(例えば10条植型式の苗植付装置では、隣接する2つの植付条の植付アームによる植え付けを作動及び停止操作自在な少数条クラッチを構成し、このような少数条クラッチを5個備えたものがある)。
特許文献1では、人為的に操作される人為操作具(特許文献1の図2,5,6の49)を備えて、人為操作具と少数条クラッチとをカム機構やワイヤ等により機械的に連係している。カバー(特許文献1の4,5,6の60)に、全条作動位置(特許文献1の図6の63)、全条作動位置から同じ方向に延出された右用操作経路(特許文献1の図6の65)及び左用操作経路(特許文献1の図6の66)を備えている。
これにより、人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作される。人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるのであり、人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作される。
特開2003−259708号公報(図2,4,5,6)
特許文献1では、人為操作具と少数条クラッチとをカム機構やワイヤ等により機械的に連係しているので、カム機構やワイヤ等の操作抵抗、少数条クラッチの操作抵抗が人為操作具に掛かることになり、人為操作具の操作が重いものになることがある。
そこで、近年では少数条クラッチを作動及び停止状態に操作自在な電動機構、人為操作具の操作位置を電気的に検出する検出装置を備えて、検出装置の検出信号に基づいて電動機構を作動させるように構成することが提案されている。
この場合、例えば図22に示すように、1つの人為操作具101、2つの検出装置102(例えばポテンショメータ)を備え、人為操作具101に対して平面視U字状の右及び左用操作経路103,104を設定することが考えられる。これにより、人為操作具101を右用操作経路103(左用操作経路104)に操作すると、人為操作具101が右(左)の検出装置102の操作部102aに係合するので、人為操作具101を右用操作経路103(左用操作経路104)に沿って操作することにより、右(左)の検出装置102の検出信号に基づいて、右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する。
例えば図23に示すように、2つの人為操作具101、人為操作具101の操作位置を検出する2つの検出装置102(例えばポテンショメータ)を備え、人為操作具101に対して右及び左用操作経路103,104を設定することが考えられる。これにより、右(左)の人為操作具101を右用操作経路103(左用操作経路104)に沿って操作することにより、右(左)の検出装置102の検出信号に基づいて、右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する。
しかしながら、図22及び図23に示す構成であると、2つの検出装置102が必要になるので、改善の余地がある
例えば図24に示すように、1つの人為操作具101、人為操作具101の操作位置を検出する1つの検出装置102(例えばポテンショメータ)を備え、人為操作具101に対して右及び左用操作経路103,104を互いに逆向きに左右方向に設定することが考えられる。これにより、人為操作具101を右用操作経路103(左用操作経路104)に操作すると、検出装置102の検出信号に基づいて、右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する。
例えば図25に示すように、1つの人為操作具101、人為操作具101の操作位置を検出する1つの検出装置102(例えばポテンショメータ)を備え、人為操作具101に対して右及び左用操作経路103,104をクランク状に前後方向に設定することが考えられる。これにより、人為操作具101を右用操作経路103(左用操作経路104)に操作すると、検出装置102の検出信号に基づいて、右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する。
しかしながら、図24及び図25に示す構成であると、右及び左用操作経路103,104が互いに逆方向に延出されて、右及び左用操作経路103,104の左右幅(前後幅)が大きなものとなっているので、右及び左用操作経路103,104の配置スペースの確保が困難なものになることがある。
本発明は乗用型田植機において、人為的に操作される人為操作具の操作位置を検出装置により検出し、電動機構により右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する場合、人為操作具に対する右及び左用操作経路の配置スペースをコンパクトなものにしながら、人為操作具の操作位置の検出構造を簡素に構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
苗を田面に植え付ける植付アームを植付条に応じて左右方向に所定間隔を置いて苗植付装置に配置して、少数の植付アームによる植え付けを作動及び停止操作自在な少数条クラッチを複数個備える。
少数条クラッチを作動及び停止状態に操作自在な電動機構と、電動機構を操作する制御手段と、人為的に操作される人為操作具と、全条作動位置と、全条作動位置から同じ方向に延出された右用操作経路及び左用操作経路とを備える。
全条作動位置での人為操作具の操作位置、右及び左用操作経路での人為操作具の操作位置を検出する検出装置を備える。
全条作動位置での人為操作具の操作位置、右及び左用操作経路での人為操作具の操作位置において、検出装置から出力される検出信号が全て異なるものとなるように、人為操作具と検出装置とを連係する。
検出装置の検出信号に基づいて、人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作され、人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作され、人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように制御手段を構成する。
(作用)
本発明の第1特徴によると、人為操作具を全条作動位置、右及び左用操作経路に操作した場合、検出装置から出力される検出信号(人為操作具を全条作動位置に操作した場合の検出信号、人為操作具を右用操作経路に沿って操作した場合の検出信号、人為操作具を左用操作経路に沿って操作した場合の検出信号)が全て異なるものとなる。
これにより、検出装置の検出信号によって、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、単一の検出装置により、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができる。
従って、本発明の第1特徴によると、検出装置の検出信号に基づいて、人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作され、人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作され、人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように、制御手段を適切に作動させることができる。
この場合、本発明の第1特徴によると、全条作動位置から同じ方向に右及び左用操作経路が延出されて、右及び左用操作経路の左右幅(前後幅)がコンパクトなものとなっているので、例えば図24及び図25に示す右及び左用操作経路が互いに逆方向に延出される構成のように、右及び左用操作経路の大きな配置スペースを確保する必要がない。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、乗用型田植機において、人為的に操作される人為操作具の操作位置を検出装置により検出し、電動機構により右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する場合、単一の検出装置により、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができるようになって、人為操作具の操作位置の検出構造を簡素に構成することができ、生産コストの低減を図ることができた。
本発明の第1特徴によると、全条作動位置から同じ方向に右及び左用操作経路が延出されて、右及び左用操作経路の左右幅(前後幅)がコンパクトなものとなっているので、人為操作具に対する右及び左用操作経路の配置スペースと言う面で有利なものとなった。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
検出装置を回転式の検出軸を備えたポテンショメータにより構成する。
人為操作具を全条作動位置に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相に操作され、人為操作具を右用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側の範囲で回転操作され、人為操作具を左用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側とは逆向きの第2方向側の範囲で回転操作されるように構成することにより、人為操作具と検出装置とを連係する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
検出装置としては、回転式の検出軸を備えたポテンショメータが多用されている。これにより、本発明の第2特徴によると、人為操作具を全条作動位置、右及び左用操作経路に操作した場合、検出装置の検出軸が所定位相、所定位相から第1方向側の範囲及び所定位相から第1方向側とは逆向きの第2方向側の範囲で回転操作されるので、人為操作具を全条作動位置、右及び左用操作経路に操作した場合、検出装置から出力される検出信号を無理なく全て異なるものとなるようにすることができる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、検出装置として回転式の検出軸を備えたポテンショメータを使用した場合、検出装置から出力される検出信号を無理なく全て異なるものとなるようにすることができて、生産コストの低減及び構造の簡素化の面で有利なものとなった。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
右用操作経路及び左用操作経路を全条作動位置から同じ方向で且つ互いに離れていくように互いに斜めに延出する。右及び左用操作経路の交差方向での人為操作具の操作位置を検出装置の検出軸によって検出するように構成する。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第3特徴によると、例えば図8(イ)(ロ)に示すように、全条作動位置ONから同じ方向で且つ互いに離れていくように互いに斜めに延出された右用操作経路79及び左用操作経路80を備えると、人為操作具50を全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80に沿って操作した場合に、右及び左用操作経路79,80と交差する方向(図8(イ)(ロ)の紙面左右方向)での人為操作具50の操作位置が全て異なるものとなる。
これにより、本発明の第3特徴によると、人為操作具の右及び左用操作経路の交差方向での操作位置を検出装置の検出軸によって検出することにより、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、人為操作具の右及び左用操作経路の交差方向での操作位置を検出装置の検出軸に単純に伝達できる簡素な連係機構を備えればよく、人為操作具と検出装置の検出軸とを連係する連係機構を複雑なものに構成する必要がない。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、人為操作具の右及び左用操作経路の交差方向での操作位置を検出装置の検出軸に単純に伝達できる簡素な連係機構を備えればよく、人為操作具と検出装置の検出軸とを連係する連係機構を複雑なものに構成する必要がないので、生産コストの低減及び構造の簡素化の面で有利なものとなった。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
苗を田面に植え付ける植付アームを植付条に応じて左右方向に所定間隔を置いて苗植付装置に配置して、少数の植付アームによる植え付けを作動及び停止操作自在な少数条クラッチを複数個備える。
少数条クラッチを作動及び停止状態に操作自在な電動機構と、電動機構を操作する制御手段と、人為的に操作される人為操作具と、全条作動位置と、全条作動位置から同じ方向に延出された右用操作経路及び左用操作経路とを備える。
人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別する判別手段と、人為操作具の操作位置を検出する検出装置を備える。
判別手段及び検出装置の検出信号に基づいて、人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作され、人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作され、人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように、制御手段を構成する。
(作用)
本発明の第4特徴によると、人為操作具を全条作動位置と右用操作経路(左用操作経路)とに操作した場合、検出装置から出力される検出信号(人為操作具を全条作動位置に操作した場合の検出信号、人為操作具を右用操作経路(左用操作経路)に沿って操作した場合の検出信号)が異なるものとなる。
これにより、人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別する判別手段を備えることにより、判別手段及び単一の検出装置の検出信号によって、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、判別手段及び単一の検出装置により、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができる。
従って、本発明の第4特徴によると、検出装置の検出信号に基づいて、人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作され、人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作され、人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように、制御手段を適切に作動させることができる。
この場合、本発明の第4特徴によると、全条作動位置から同じ方向に右及び左用操作経路が延出されて、右及び左用操作経路の左右幅(前後幅)がコンパクトなものとなっているので、例えば図24及び図25に示す右及び左用操作経路が互いに逆方向に延出される構成のように、右及び左用操作経路の大きな配置スペースを確保する必要がない。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、乗用型田植機において、人為的に操作される人為操作具の操作位置を検出装置により検出し、電動機構により右(左)の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように構成する場合、判別手段及び単一の検出装置により、人為操作具が全条作動位置、右及び左用操作経路のどの位置に操作されたかを判別することができるようになって、人為操作具の操作位置の検出構造を簡素に構成することができ、生産コストの低減を図ることができた。
本発明の第4特徴によると、全条作動位置から同じ方向に右及び左用操作経路が延出されて、右及び左用操作経路の左右幅(前後幅)がコンパクトなものとなっているので、人為操作具に対する右及び左用操作経路の配置スペースと言う面で有利なものとなった。
[V]
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第4特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
右及び左用操作経路の一方に人為操作具が存在することを検出する存在検出装置を備えて、存在検出装置の検出信号の有無により、人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別するように、判別手段を構成する。
(作用)
本発明の第5特徴によると、本発明の第4特徴と同様に前項[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第5特徴によると、例えば右用操作経路に人為操作具が存在しているか否かを検出する存在検出装置を備えたり、例えば左用操作経路に人為操作具が存在しているか否かを検出する存在検出装置を備えたりすることにより、判別手段を簡素に構成することができる。
(発明の効果)
本発明の第5特徴によると、本発明の第4特徴と同様に前項[IV]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第5特徴によると、例えば右用操作経路(左用操作経路)に人為操作具が存在しているか否かを検出する存在検出装置により、判別手段を簡素に構成することができるようになって、生産コストの低減及び構造の簡素化の面で有利なものとなった。
[VI]
(構成)
本発明の第6特徴は、本発明の第5特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
人為操作具に接触することにより人為操作具の存在を検出するリミットスイッチにより存在検出装置を構成する。
(作用)
本発明の第6特徴によると、本発明の第5特徴と同様に前項[IV][V]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第6特徴によると、例えば人為操作具を右用操作経路に操作すると、人為操作具がリミットスイッチに接触して、リミットスイッチが右用操作経路での人為操作具の存在を検出すると言うように、リミットスイッチにより人為操作具の存在を検出する存在検出装置を適切且つ簡素に構成することができる。
(発明の効果)
本発明の第6特徴によると、本発明の第5特徴と同様に前項[IV][V]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第6特徴によると、リミットスイッチにより人為操作具の存在を検出する存在検出装置を適切且つ簡素に構成することができるようになって、生産コストの低減及び構造の簡素化の面で有利なものとなった。
[VII]
(構成)
本発明の第7特徴は、本発明の第4特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
全条作動位置と右用操作経路との間の右中間経路、及び全条作動位置と左用操作経路との間の左中間経路において、右及び左中間経路の形状を互いに異なるものに設定し、人為操作具が右及び左中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号が互いに異なるものとなるように設定する。人為操作具が右及び左中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号により、人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別するように、判別手段を構成する。
(作用)
本発明の第7特徴によると、本発明の第4特徴と同様に前項[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
全条作動位置、右及び左用操作経路を備えると、全条作動位置と右用操作経路との間の右中間経路、及び全条作動位置と左用操作経路との間の左中間経路が存在するので、本発明の第7特徴のように、右及び左中間経路の形状を互いに異なるものに設定すると、人為操作具の操作位置を検出する検出装置において、人為操作具が右中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号と、人為操作具が左中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号とが互いに異なるものとなる。
これにより、本発明の第7特徴によると、人為操作具が右及び左中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号により、人為操作具が全条作動位置から右用操作経路に操作されたのか、全条作動位置から左用操作経路に操作されたのか、右用操作経路から全条作動位置に操作されたのか、左用操作経路から全条作動位置に操作されたのかを判別することができる。
本発明の第7特徴によると、全条作動位置、右用操作経路(左用操作経路)での人為操作具の操作位置を検出する検出装置の検出信号により、人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別しているので、検出装置を判別手段に兼用することができて、専用の判別手段を備える必要がない。
(発明の効果)
本発明の第7特徴によると、本発明の第4特徴と同様に前項[IV]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第7特徴によると、検出装置を判別手段に兼用することができ、専用の判別手段を備える必要がなくなって、生産コストの低減及び構造の簡素化の面で有利なものとなった。
[1]
図1及び図2に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4が備えられ、機体の後部に四連リンク式のリンク機構6が油圧シリンダ14により昇降駆動自在に連結されており、リンク機構6に苗植付装置7が支持されて、乗用型田植機が構成されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置7は8条植型式に構成されており、1個のフィードケース15(図3参照)、4個の伝動ケース8、伝動ケース8の右及び左側に回転駆動自在に支持された回転ケース9、回転ケース9の両端に備えられた一対の植付アーム10、接地フロート11、苗のせ台12、苗のせ台12に載置された苗を苗のせ台12の下部に送る縦送り機構13等を備えている。
図1及び図3に示すように、リンク機構6の後部の下部にフィードケース15が前後軸芯周りにローリング自在に連結されており、エンジン3の動力がPTO軸18を介してフィードケース15に伝達されている。フィードケース15に横向きの支持フレーム16が連結されており、支持フレーム16に4個の伝動ケース8が後向きに片持ち状に連結されて、フィードケース15と4個の伝動ケース8に亘って伝動軸17が接続されている。
これにより、図3に示すように、エンジン3の動力がPTO軸18、フィードケース15、伝動軸17、伝動ケース8、伝動ケース8の内部に配置された伝動チェーン(図示せず)を介して回転ケース9に伝達され、回転ケース9が回転駆動されて、苗のせ台12の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
[2]
次に、第1,2,3,4少数条クラッチ19a,19b,19c,19dについて説明する。
図3に示すように、伝動ケース8における回転ケース9の支持部に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19dが右の伝動ケース8から順に備えられている。第1〜4少数条クラッチ19a〜19dは1つの伝動ケース8において、2つの回転ケース9に動力を伝動及び遮断操作することにより、2つの回転ケース9を作動及び停止操作するものであり、バネ(図示せず)により作動状態に付勢されている。
これにより、図3に示すように、例えば第1少数条クラッチ19aを停止状態に操作すると、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9が停止する。第1〜4少数条クラッチ19a〜19dを停止状態に操作すると、一対の植付アーム10の両方が田面から上方に位置する状態(例えば回転ケース9が田面と平行な状態)で、回転ケース9が停止するように構成されている。このように第1〜4少数条クラッチ19a〜19dの各々が、隣接する2つの植付条に対応している。
[3]
次に、苗のせ台12及び縦送り機構13、第1,2,3,4縦送りクラッチ24a,24b,24c,24dについて説明する。
図3に示すように、伝動ケース8に亘って支持レール23が支持されており、苗のせ台12の下部が支持レール23に沿って左右方向に移動自在に支持されている。図6に示すように、支持フレーム16の右及び左側部から上方に右及び左の支持フレーム25が延出され、右及び左の支持フレーム25の上部に亘って支持フレーム26が連結されている。支持フレーム26の複数箇所に固定されたロッド27にローラー28が回転自在に支持され、断面コ字状の支持フレーム29が苗のせ台12の上部の前側部に沿って連結されており、ローラー28が支持フレーム29の内側に挿入されている。これにより、苗のせ台12の上部がローラー28に沿って左右方向に移動自在に支持されている。
図3に示すように、フィードケース15から螺旋軸20が延出され、螺旋軸20が回転自在に支持されて、螺旋軸20に送り部材22が外嵌されており、苗のせ台12と送り部材22とがブラケット21を介して連結されている。これにより、フィードケース15の動力によって螺旋軸20が回転駆動され、送り部材22が螺旋軸20に沿って左右に往復横送り駆動されることによって、苗のせ台12が支持レール23に沿って左右に往復横送り駆動される。
図2及び図3に示すように、苗のせ台12の苗のせ面の各々に、一対の無端回動ベルト型式の縦送り機構13が備えられており、苗のせ台12の隣接する2つの苗のせ面の縦送り機構13が一体で作動するように構成されて、一体で作動する4つの縦送り機構13が4組備えられている。苗のせ台12が右及び左の往復横送り駆動の移動限度に達すると、縦送り機構13が所定量だけ駆動されて、苗のせ台12に載置された苗が苗のせ台12の下部に送られる。
図3に示すように、4組の縦送り機構13に対して、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dが右から順に備えられている。第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dは、苗のせ台12の隣接する2つの苗のせ面の縦送り機構13に動力を伝動及び遮断操作することにより、苗のせ台12の隣接する2つの苗のせ面の縦送り機構13を作動及び停止操作するものであり、バネ(図示せず)により作動状態に付勢されている。これにより、例えば第1縦送りクラッチ24aを停止状態に操作すると、苗のせ台12の最右側の2つの苗のせ面の縦送り機構13が停止する。このように、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dの各々が、隣接する2つの植付条に対応している。
[4]
次に、肥料を貯留するホッパー32、ホッパー32の肥料を第1〜4少数条クラッチ19a〜19dに対応する植付条に供給可能な複数の繰り出し部31、繰り出し部31を作動及び停止操作自在な第1,2,3,4施肥クラッチ38a,38b,38c,38dについて説明する。
図1,2,4に示すように、運転座席5の後側に左右方向に沿って支持フレーム30が配置され、2つの植付条に対応した4個の繰り出し部31が支持フレーム30に連結されており、透明樹脂製で肥料を貯留するホッパー32が4個の繰り出し部31に亘って連結されている。植付アーム10によって植え付けられた苗(植付条)の横側に溝を形成する作溝器35が、植付条の各々に対応して8個用意されて接地フロート11に取り付けられており、2個の作溝器35と1個の繰り出し部31とがホース36を介して接続されている。
図4に示すように、繰り出し部31の各々に繰り出しロール(図示せず)が内装され、繰り出し部31の繰り出しロールに動力を伝達する1本の駆動軸37が繰り出し部31に亘って回転自在に支持されている。駆動軸37の動力を繰り出し部31の繰り出しロールに伝動及び遮断操作する第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが、繰り出し部31の各々に備えられており、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dがバネ(図示せず)により作動状態に付勢されている。
図4に示すように、駆動軸37にワンウェイクラッチ33が外嵌され、後輪2を支持する後車軸ケース34(図1参照)の直前から分岐した出力軸77と、ワンウェイクラッチ33とに亘って、連係ロッド39が接続されている。運転座席5の下側にブロア40が備えられ、ブロア40から支持フレーム30に沿って左右にパイプ41が延出されており、繰り出し部31においてホース36が接続される部分とは反対側に送風口(図示せず)が形成されて、繰り出し部31の送風口がパイプ41に挿入されている。
これにより、図1及び図4に示すように、苗のせ台12が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース9が回転駆動されて、苗のせ台12の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。これと同時に出力軸77の回転運動による連係ロッド39の往復運動が、ワンウェイクラッチ33により回転運動に変換されて、駆動軸37が間欠的に回転駆動される。第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを介して繰り出し部31の繰り出しロールが間欠的に回転駆動され、ホッパー32の肥料が繰り出し部31から所定量ずつ繰り出される。ブロア40からの高圧の風がパイプ41を通ってホース36に供給されており、高圧の風により肥料がホース36を通って作溝器35に供給され、作溝器35により田面に形成された溝に肥料が送り込まれる。
例えば図4に示すように、第1施肥クラッチ38aを遮断状態に操作すると、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9に対応する繰り出し部31が停止して、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9に対応する2つの作溝器35に肥料が供給されない。このように、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの各々が、隣接する2つの植付条に対応している。
図4に示すように、駆動軸37と平行に繰り出し部31に亘って操作軸63が回転自在に支持されており、操作軸63において第1〜4施肥クラッチ38a〜38dに対向する部分に、第1,2,3,4カム部材64a,64b,64c,64dが所定角度ずつ位相をずらして連結されている。操作軸63を回転駆動する電動モータ65が操作軸63の一端に備えられて、操作軸63の位相を検出するポテンショメータ66が操作軸63の他端に備えられており、図7に示すように、ポテンショメータ66の検出値が制御装置69(制御手段に相当)に入力されている。
以上の構造により、図4及び図7、後述する[7][8][9]に記載のように、制御装置69により電動モータ65が作動操作され、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dを回転駆動することにより、第1〜4カム部材64a〜64dにより第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが作動及び停止状態に操作される。
[5]
次に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dの操作構造について説明する。
図5及び図6に示すように、苗のせ台12の前側部に、コ字状に折り曲げられた右及び左のブラケット42が連結されている。右のブラケット42に電動モータ43(電動機構に相当)及びギヤケース44が連結され、駆動軸45が回転自在に支持されており、駆動軸45に固定された伝動ギヤ45aとギヤケース44のピニオンギヤ44aとが咬合している。左のブラケット42にボス部46が連結され、ボス部46に支持軸47が回転自在に支持されて、駆動軸45と支持軸47とに亘って操作軸48が連結されており、電動モータ43により駆動軸45を介して操作軸48が回転駆動される。
図5,6,7に示すように、ボス部46にポテンショメータ49が連結されて、支持軸47とポテンショメータ49とが接続されており、ポテンショメータ49の検出値が制御装置69に入力されている。前述のように操作軸48が回転駆動されると、支持軸47も一緒に回転するのであり、ポテンションメータ49によって操作軸48の位相が検出される。
図3,5,6に示すように、合成樹脂により一体的に形成された4個の第1,2,3,4カム部材51,52,53,54が用意されている。右のブラケット42の内側の操作軸48の部分に、第1及び第2カム部材51,52が取り付けられ、左のブラケット42の内側の操作軸48の部分に、第3及び第4カム部材53,54が取り付けられており、第1〜4カム部材51〜54が所定角度ずつ位相をずらして操作軸48に取り付けられている。
図3,5,6に示すように、右及び左のブラケット42に支持軸55が連結されて、右のブラケット42の内側において支持軸55周りに、アーム状の第1及び第2操作部56a,56bが上下揺動自在に苗のせ台12に向かって支持されており、左のブラケット42の内側において支持軸55周りに、アーム状の第3及び第4操作部56c,56dが上下揺動自在に苗のせ台12に向かって支持されている。第1〜4操作部56a〜56dにローラー57が支持されており、第1〜4操作部56a〜56dのローラー57の各々が第1〜4カム部材51〜54に上側から乗っている。
図3,5,6に示すように、支持フレーム29において右及び左のブラケット42の下側の部分に、右及び左のブラケット58が連結されており、右及び左のブラケット58の各々にワイヤ59のアウターが2本ずつ(合計4本)連結され、ワイヤ59のインナーが第1〜4操作部56a〜56dの各々に接続されている。ワイヤ59の下部の分岐部60から2本のワイヤ61が延出されて(合計8本のワイヤ61)、ワイヤ61のインナーが第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dの各々に接続されている。
以上の構造により、図3,5,6,7、後述する[7][8][9]に記載のように、制御装置69により電動モータ43が作動操作され、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54を回転駆動することによって、第1〜4カム部材51〜54により第1〜4操作部56a〜56dが揺動操作され、第1〜4操作部56a〜56d及びワイヤ59,61を介して第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dが作動及び停止状態に操作される。
[6]
次に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを操作する操作レバー50(人為操作具に相当)の構造について説明する。
図7に示すように、前輪1を操向操作する操縦ハンドル67の右横側部に、箱状の支持ボックス62が固定されて、支持ボックス62に操作レバー50が備えられている。支持ボックス62の内部にポテンショメータ68(検出装置に相当)が固定されて、ポテンショメータ68の検出信号が制御装置69に入力されている。図8(イ)(ロ)及び図9に示すように、ポテンショメータ68の検出軸68aに操作軸76が連結されており、支持ボックス62に固定されたボス部78により、操作軸76の端部が回転自在に支持されている。操作軸76にブラケット76aが固定されており、操作軸76のブラケット76aの左右方向の横軸芯P1周りに揺動自在に操作レバー50が支持されている。
図7及び図8(イ)に示すように、支持ボックス62の上部に平面視V字状の開口部が形成されて、操作レバー50が開口部に挿入されており、開口部の中央部が全条作動位置ONに設定されている。全条作動位置ONから右斜め前方に向って延出される開口部が右用操作経路79として設定されており、全条作動位置ONから左斜め前方に向って延出される開口部が左用操作経路80として設定されている(全条作動位置ONから同じ方向で且つ互いに離れていくように互いに斜めに延出された右用操作経路79及び左用操作経路80に相当)。右用操作経路79に、2条停止位置R2、4条停止位置R4、6条停止位置R6及び全条停止位置OFFが設定されており、左用操作経路80に、2条停止位置L2、4条停止位置L4、6条停止位置L6及び全条停止位置OFFが設定されている。
図8(イ)(ロ)及び図9に示すように、操作レバー50を全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R6及び全条停止位置OFFに操作すると、操作軸76及びポテンショメータ68の検出軸68aが、全条作動位置ONと右用操作経路79の全条停止位置OFFとの間の範囲で回転操作される(人為操作具を右用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側の範囲で回転操作される状態に相当)。操作レバー50を全条作動位置ON、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L6及び全条停止位置OFFに操作すると、操作軸76及びポテンショメータ68の検出軸68aが、全条作動位置ONと左用操作経路80の全条停止位置OFFとの間の範囲で回転操作される(人為操作具を左用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第2方向側の範囲で回転操作される状態に相当)。
前述のように、操作レバー50を全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFに操作した場合、図8(ロ)に示すように、各々の位置において操作軸76及びポテンショメータ68の検出軸68aの位相(角度)が異なるものとなっており、各々の位置においてポテンショメータ68の検出信号が異なるものとなっている。
従って、図8(イ)(ロ)及び図9に示すように、ポテンショメータ68の検出信号により、操作レバー50が全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80の2,4,6条停止位置R2,R4,R7,L2,L4,L6及び全条停止位置OFFのどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、ポテンショメータ68の検出信号に基づいて、制御装置69が後述する[7][8][9]に記載のように電動モータ43,65を作動させて、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを作動及び停止状態に操作する。
この場合、全条作動位置ONから右及び左斜め後方に向って右及び左用操作経路79,80が延出されるように構成してもよい。全条作動位置ONから右及び左斜め前方(後方)に右及び左用操作経路79,80が延出される際に、右及び左用操作経路79,80を直線状ではなく少し内側(又は外側)に湾曲する曲線状に構成してもよい。
[7]
次に、操作レバー50による第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの操作について説明する。
図8(イ)(ロ)及び図9に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作していると、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが作動状態に操作されている(全条作動状態)。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから右用操作経路79の2条停止位置R2に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54が正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第1操作部56aのローラー57が第1カム部材51に乗り上がり、第1操作部56aが上方に揺動操作され、ワイヤ59,61が引き操作されて、第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24aが停止状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第1カム部材64aが第1施肥クラッチ38aに接当し、第1施肥クラッチ38aが図4の紙面左方にスライド操作されて停止状態に操作される。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の2条停止位置R2から4条停止位置R4に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54がさらに正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第2操作部56bのローラー57が第2カム部材52に乗り上がり、第2カム部材52により第2操作部56bが上方に揺動操作され、ワイヤ59,61が引き操作されて、第2少数条クラッチ19b及び第2縦送りクラッチ24bが停止状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dがさらに正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第2カム部材64bが第2施肥クラッチ38bに接当し、第2施肥クラッチ38bが図4の紙面左方にスライド操作されて停止状態に操作される。
この場合、前述のように操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54、操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが回転駆動されても、第1操作部56aのローラー57が第1カム部材51に乗り上がった状態が維持されて、第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24aが停止状態に維持されているのであり、第1カム部材64aにより第1施肥クラッチ38aが図4の紙面左方にスライド操作された停止状態に維持されている。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の4条停止位置R4から6条停止位置R6に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54がさらに正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第3操作部56cのローラー57が第3カム部材53に乗り上がり、第3カム部材53により第3操作部56cが上方に揺動操作され、ワイヤ59,61が引き操作されて、第3少数条クラッチ19c及び第3縦送りクラッチ24cが停止状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dがさらに正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第3カム部材64cが第3施肥クラッチ38cに接当し、第3施肥クラッチ38cが図4の紙面左方にスライド操作されて停止状態に操作される。
この場合、前述のように操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54、操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが回転駆動されても、第1,2操作部56a,56bのローラー57が第1,2カム部材51,52に乗り上がった状態が維持されて、第1,2少数条クラッチ19a,19b及び第1,2縦送りクラッチ24a,24bが停止状態に維持されているのであり、第1,2カム部材64a,64bにより第1,2施肥クラッチ38a,38bが図4の紙面左方にスライド操作された停止状態に維持されている。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の6条停止位置R6から全条停止位置OFFに操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54がさらに正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4操作部56dのローラー57が第4カム部材54に乗り上がり、第4カム部材54により第4操作部56dが上方に揺動操作され、ワイヤ59,61が引き操作されて、第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24dが停止状態に操作される。これと同時に、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dがさらに正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4カム部材64dが第4施肥クラッチ38dに接当し、第4施肥クラッチ38dが図4の紙面左方にスライド操作されて停止状態に操作される。
この場合、前述のように操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54、操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが回転駆動されても、第1,2,3操作部56a,56b,56cのローラー57が第1,2,3カム部材51,52,53に乗り上がった状態が維持されて、第1,2,3少数条クラッチ19a,19b,19c及び第1,2,3縦送りクラッチ24a,24b,24cが停止状態に維持されているのであり、第1,2,3カム部材64a,64b,64cにより第1,2,3施肥クラッチ38a,38b,38cが図4の紙面左方にスライド操作された停止状態に維持されている。これにより、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが停止状態に操作された全条停止状態となる。
[8]
前項[7]に記載のように、操作レバー50を右用操作経路79の全条停止位置OFFに操作した状態(全条停止状態)において、図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の全条停止位置OFFから6条停止位置R6に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54が逆方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4カム部材54により第4操作部56dが下方に揺動操作され、ワイヤ59,61が戻し操作されて、第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24dが作動状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが逆方向に所定角度だけ回転駆動され、第4施肥クラッチ38dが図4の紙面右方にスライド操作されて作動状態に操作される。
この場合、前述のように操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54、操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが回転駆動されても、第1,2,3操作部56a,56b,56cのローラー57が第1,2,3カム部材51,52,53に乗り上がった状態が維持されて、第1,2,3少数条クラッチ19a,19b,19c及び第1,2,3縦送りクラッチ24a,24b,24cが停止状態に維持されているのであり、第1,2,3カム部材64a,64b,64cにより第1,2,3施肥クラッチ38a,38b,38cが図4の紙面左方にスライド操作された停止状態に維持されている。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の6条停止位置R6から4条停止位置R4に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54がさらに逆方向に所定角度だけ回転駆動されて、第3カム部材53により第3操作部56cが下方に揺動操作され、ワイヤ59,61が戻し操作されて、第3少数条クラッチ19c及び第3縦送りクラッチ24cが作動状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dがさらに逆方向にに所定角度だけ回転駆動され、第3施肥クラッチ38cが図4の紙面右方にスライド操作されて作動状態に操作される。
この場合、前述のように操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54、操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが回転駆動されても、第1,2操作部56a,56bのローラー57が第1,2カム部材51,52に乗り上がった状態が維持されて、第1,2少数条クラッチ19a,19b及び第1,2縦送りクラッチ24a,24bが停止状態に維持されているのであり、第1,2カム部材64a,64bにより第1,2施肥クラッチ38a,38bが図4の紙面左方にスライド操作された停止状態に維持されている。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の4条停止位置R4から2条停止位置R2に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54がさらに逆方向に所定角度だけ回転駆動されて、第2カム部材52により第2操作部56bが下方に揺動操作され、ワイヤ59,61が戻し操作されて、第2少数条クラッチ19b及び第2縦送りクラッチ24bが作動状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dがさらに逆方向に所定角度だけ回転駆動され、第2施肥クラッチ38bが図4の紙面右方にスライド操作されて作動状態に操作される。
この場合、前述のように操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54、操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが回転駆動されても、第1操作部56aのローラー57が第1カム部材51に乗り上がった状態が維持されて、第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24aが停止状態に維持されているのであり、第1カム部材64aにより第1施肥クラッチ38aが図4の紙面左方にスライド操作された停止状態に維持されている。
図3,5,6に示すように、操作レバー50を右用操作経路79の2条停止位置R2から全条作動位置ONに操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54がさらに逆方向に所定角度だけ回転駆動されて、第1カム部材51により第1操作部56aが下方に揺動操作され、ワイヤ59,61が戻し操作されて、第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24aが作動状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dがさらに逆方向に所定角度だけ回転駆動され、第1施肥クラッチ38aが図4の紙面右方にスライド操作されて作動状態に操作される。これにより、全条作動状態に復帰する。
[9]
図3,5,6に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作している状態(全条作動状態)において、操作レバー50を全条作動位置ONから左用操作経路80の2条停止位置L2に操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54が逆方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4操作部56dのローラー57が第4カム部材54に乗り上がり、第4操作部56dが上方に揺動操作され、ワイヤ59,61が引き操作されて、第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24dが停止状態に操作される。これと同時に図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが逆方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4カム部材64dが第4施肥クラッチ38dに接当し、第4施肥クラッチ38dが図4の紙面左方にスライド操作されて停止状態に操作される。
以上のように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作している状態(全条作動状態)において、操作レバー50を全条作動位置ONから左用操作経路80の2,4,6条停止位置2L,4L,6L及び全条停止位置OFFに操作することにより、前項[7]とは逆の順序で、
第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24d、第4施肥クラッチ38dの停止状態(第3,2,1少数条クラッチ19c,19b,19a及び第3,2,1縦送りクラッチ24c,24b,24a、第3,2,1施肥クラッチ38c,38b,38aの作動状態)(左用操作経路80の2条停止位置2L)、
第4,3少数条クラッチ19d,19c及び第4,3縦送りクラッチ24d,24c、第4,3施肥クラッチ38d,38cの停止状態(第2,1少数条クラッチ19b,19a及び第2,1縦送りクラッチ24b,24a、第2,1施肥クラッチ38b,38aの作動状態)(左用操作経路80の4条停止位置4L)、
第4,3,2少数条クラッチ19d,19c,19b及び第4,3,2縦送りクラッチ24d,24c,24b、第4,3,2施肥クラッチ38d,38c,38bの停止状態(第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24a、第1施肥クラッチ38aの作動状態)(左用操作経路80の6条停止位置6L)、
並びに全条停止状態が得られる(左用操作経路80の全条停止位置OFF)。
前述のように、操作レバー50を左用操作経路80の全条停止位置OFFに操作した状態(全条停止状態)において、操作レバー50を左用操作経路80の全条停止位置OFFから6条停止位置6Lに操作すると、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54が正方向に所定角度だけ回転駆動されて、第1カム部材51により第1操作部56aが下方に揺動操作され、ワイヤ59,61が戻し操作されて、第1少数条クラッチ19a及び第4縦送りクラッチ24aが作動状態に操作される。これと同時に、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが正方向に所定角度だけ回転駆動され、第1施肥クラッチ38aが図4の紙面右方にスライド操作されて作動状態に操作される。
以上のように、操作レバー50を左用操作経路80の全条停止位置OFFに操作した状態(全条停止状態)において、操作レバー50を左用操作経路80の6,4,2条停止位置6L,4L,2L及び全条作動位置ONに操作することにより、前項[8]とは逆の順序で、
第4,3,2少数条クラッチ19d,19c,19b及び第4,3,2縦送りクラッチ24d,24c,24b、第4,3,2施肥クラッチ38d,38c,38bの停止状態(第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24a、第1施肥クラッチ38aの作動状態)(左用操作経路80の6条停止位置6L)、
第4,3少数条クラッチ19d,19c及び第4,3縦送りクラッチ24d,24c、第4,3施肥クラッチ38d,38cの停止状態(第2,1少数条クラッチ19b,19a及び第2,1縦送りクラッチ24b,24a、第2,1施肥クラッチ38b,38aの作動状態)(左用操作経路80の4条停止位置4L)、
第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24d、第4施肥クラッチ38dの停止状態(第3,2,1少数条クラッチ19c,19b,19a及び第3,2,1縦送りクラッチ24c,24b,24a、第3,2,1施肥クラッチ38c,38b,38aの作動状態)(左用操作経路80の2条停止位置2L)、
並びに全条作動状態が得られる(全条作動位置ON)。
図7に示すように、プッシュオン・プッシュオフ型式で押しボタン式に構成された施肥停止スイッチ73が、運転座席5の後側(ホッパー32の前側)に備えられている。これにより、施肥停止スイッチ73を押し操作して入り位置に操作すると、操作レバー50に関係なく図4に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが正方向(又は逆方向)に回転駆動されて、全ての第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが停止状態に操作される(第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dは、操作レバー50に従う)。施肥停止スイッチ73を押し操作して切り位置に操作すると、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが操作レバー50に従う状態に復帰する。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の操作レバー50の構成に代えて、図10(イ)(ロ)及び図11に示すように構成してもよい。
図10(イ)(ロ)に示すように、支持ボックス62の内部の左右方向の横軸芯P2周りに操作軸70が回転自在に支持されて、操作軸70にブラケット70aが固定されており、操作軸70のブラケット70aの前後方向の横軸芯P3周りに操作レバー50が揺動自在に支持されている。支持ボックス62の内部にポテンショメータ68が固定されて、ポテンショメータ68の検出信号が制御装置69(図7参照)に入力されており、ポテンショメータ68の検出軸68aに検出アーム71が連結され、検出アーム71に長孔71aが形成されている。操作レバー50に操作ロッド50aが固定されて、操作ロッド50aの下端部が操作レバー50の下方への延長線に位置するように延出されており、操作ロッド50aが検出アーム71の長孔71aに挿入されている。
図10(イ)(ロ)に示すように、支持ボックス62の上部に平面視U字状の開口部が形成されて、操作レバー50が開口部に挿入されており、開口部の中央部が全条作動位置ONに設定されている。全条作動位置ONの右横側部から前方に向って延出される開口部が右用操作経路79として設定されており、全条作動位置ONの左横側部から前方に向って延出される開口部が左用操作経路80として設定されている。右用操作経路79に、2条停止位置R2、4条停止位置R4、6条停止位置R6及び全条停止位置OFFが設定されており、左用操作経路80に、2条停止位置L2、4条停止位置L4、6条停止位置L6及び全条停止位置OFFが設定されている。
図10(イ)(ロ)に示すように、一本のバネ線材を折り曲げて構成されたデテント部材72が、支持ボックス62の上部の裏面に2本のボルト74により固定されている。デテント部材72において、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFに対応する部分が、平面視V字状に折り曲げられて凹部72aが形成されており、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFにおいて、デテント部材72の凹部72aにより操作レバー50が保持される。
図10(イ)(ロ)及び図11に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作していると、操作レバー50の操作ロッド50a及び検出アーム71(ポテンショメータ68の検出軸68a)が図11に示す位置(ON)に位置している。操作レバー50を全条作動位置ONから右横側部に操作すると、操作レバー50の操作ロッド50aが図10(イ)及び図11に示す位置(RON)に位置し、操作レバー50を右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFFに操作すると、操作レバー50の操作ロッド50aが図11に示す位置(2R,4R,6R,ROFF)に位置する。これにより、検出アーム71(ポテンショメータ68の検出軸68a)が、図11に示す位置(ON)と位置(ROFF)との間の範囲で揺動(回転)操作される(人為操作具を右用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側の範囲で回転操作される状態に相当)。
図10(イ)(ロ)及び図11に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから左横側部に操作して、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFに操作すると、操作レバー50の操作ロッド50aが図11に示す位置(LON,2L,4L,6L,LOFF)に位置する。これにより、検出アーム71(ポテンショメータ68の検出軸68a)が、図11に示す位置(ON)と位置(LOFF)との間の範囲で揺動(回転)操作される(人為操作具を左用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第2方向側の範囲で回転操作される状態に相当)。
これにより、図10(イ)(ロ)及び図11に示すように、操作レバー50を全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFに操作した場合、各々の位置において検出アーム71(ポテンショメータ68の検出軸68a)の位相(角度)が異なるものとなっており、各々の位置においてポテンショメータ68の検出信号が異なるものとなっている。
従って、図10(イ)(ロ)及び図11に示すように、ポテンショメータ68の検出信号により、操作レバー50が全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80の2,4,6条停止位置R2,R4,R7,L2,L4,L6及び全条停止位置OFFのどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、ポテンショメータ68の検出信号に基づいて、制御装置69が前述の[発明を実施するための最良の形態]の[7][8][9]に記載のように電動モータ43,65を作動させて、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを作動及び停止状態に操作する。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]の操作レバー50の構成に代えて、図12(イ)(ロ)及び図13に示すように構成してもよい。
図12(ロ)及び図13に示すように、平面視コ字状のブラケット75が支持ボックス62の内部に固定されており、操作軸81がブラケット75の左右方向の横軸芯P4周りに回転自在に支持され、操作軸81にコ字状のブラケット81a及び平板状のブラケット81bが固定されている。側面視逆J字状のブラケット50bが操作レバー50の基部に固定され、ブラケット50bに平板状の操作板50cが固定されており、ブラケット50b(操作レバー50)が操作軸81のブラケット81aの前後方向の横軸芯P5周りに揺動自在に支持されている。
図12(イ)(ロ)に示すように、支持ボックス62の上部に平面視U字状の開口部が形成されて、操作レバー50が開口部に挿入されており、開口部の中央部が全条作動位置ONに設定されている。全条作動位置ONの右横側部から前方に向って延出される開口部が右用操作経路79として設定されており、全条作動位置ONの左横側部から前方に向って延出される開口部が左用操作経路80として設定されている。右用操作経路79に、2条停止位置R2、4条停止位置R4、6条停止位置R6及び全条停止位置OFFが設定されており、左用操作経路80に、2条停止位置L2、4条停止位置L4、6条停止位置L6及び全条停止位置OFFが設定されている。
図12(ロ)及び図13に示すように、ブラケット75に固定されたボス部75aに、操作軸82が左右方向の横軸芯P6周りに回転自在に支持され、ブラケット75に固定された支持部75bにポテンショメータ68が固定されて、ポテンショメータ68の検出信号が制御装置69(図7参照)に入力されており、ポテンショメータ68の検出軸68aが操作軸82に連結されている。正面視G字状の操作アーム83が操作軸82に連結されており、操作アーム83の上部に図12(ロ)の紙面右方に向く第1係合部83aが備えられ、操作アーム83の下部に図12(ロ)の紙面左方に向く第2係合部83bが備えられている。操作レバー50の操作板50cの上下に亘って長孔50dが形成され、操作レバー50のブラケット50bに3個の孔部50e,50f,50gが形成されている。一本のバネ線材を折り曲げて構成されたデテント部材84が、操作軸81のブラケット81bに固定され、デテント部材84の先端が平面視へ字状に折り曲げられて凸部84aが形成されている。
図12(イ)(ロ)及び図13に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作していると、デテント部材84の凸部84aが操作レバー50の孔部50eに係合し、操作レバー50が全条作動位置ONに保持されており、操作アーム83の第1及び第2係合部83a,83bが、操作レバー50の長孔50dの上及び下部に対向している。
図12(イ)(ロ)及び図13に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから右横側部に操作すると、操作アーム83の第1係合部83aが操作レバー50の長孔50dの上部に入り込み、操作レバー50の長孔50dの下部が操作アーム83の第2係合部83bから図12(ロ)の紙面左方に離れるのであり、デテント部材84の凸部84aが操作レバー50の孔部50fに係合して、操作レバー50が保持される。操作レバー50を右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFFに操作すると、操作レバー50の操作板50c(長孔50d)と操作アーム83の第1係合部83aとの係合により、操作アーム83の第1係合部83aが図13に示す位置(2R,4R,6R,ROFF)に位置する。これにより、操作アーム83(ポテンショメータ68の検出軸68a)が、図13に示す位置(83a,ON)と位置(83a,OFF)との間の範囲で揺動(回転)操作される(人為操作具を右用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側の範囲で回転操作される状態に相当)。
図12(イ)(ロ)及び図13に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから左横側部に操作すると、操作アーム83の第2係合部83bが操作レバー50の長孔50dの下部に入り込み、操作レバー50の長孔50dの上部が操作アーム83の第1係合部83aから図12(ロ)の紙面右方に離れるのであり、デテント部材84の凸部84aが操作レバー50の孔部50gに係合して、操作レバー50が保持される。操作レバー50を左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFに操作すると、操作レバー50の操作板50c(長孔50d)と操作アーム83の第2係合部83bとの係合により、操作アーム83の第2係合部83bが図13に示す位置(2L,4L,6L,LOFF)に位置する。これにより、操作アーム83(ポテンショメータ68の検出軸68a)が、図13に示す位置(83b,ON)と位置(83b,OFF)との間の範囲で揺動(回転)操作される(人為操作具を左用操作経路に操作すると、検出装置の検出軸が所定位相から第2方向側の範囲で回転操作される状態に相当)。
これにより、図12(イ)(ロ)及び図13に示すように、操作レバー50を全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFに操作した場合、各々の位置において操作アーム83(ポテンショメータ68の検出軸68a)の位相(角度)が異なるものとなっており、各々の位置においてポテンショメータ68の検出信号が異なるものとなっている。
従って、図12(イ)(ロ)及び図13に示すように、ポテンショメータ68の検出信号により、操作レバー50が全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80の2,4,6条停止位置R2,R4,R7,L2,L4,L6及び全条停止位置OFFのどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、ポテンショメータ68の検出信号に基づいて、制御装置69が前述の[発明を実施するための最良の形態]の[7][8][9]に記載のように電動モータ43,65を作動させて、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを作動及び停止状態に操作する。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]の操作レバー50の構成に代えて、図14,15,16,17に示すように構成してもよい。
図14,15,16に示すように、平面視箱状のブラケット85が支持ボックス62の内部に固定されており、操作軸86がブラケット85の左右方向の横軸芯P7周りに回転自在に支持され、操作軸86にコ字状のブラケット86a及び平板状のブラケット86bが固定されている。側面視逆J字状のブラケット50hが操作レバー50の基部に固定されており、ブラケット50h(操作レバー50)が操作軸86のブラケット86aの前後方向の横軸芯P8周りに揺動自在に支持されている。
図16及び図17に示すように、支持ボックス62の上部に平面視U字状の開口部が形成されて、操作レバー50が開口部に挿入されており、開口部の中央部が全条作動位置ONに設定されている。全条作動位置ONの右横側部から前方に向って延出される開口部が右用操作経路79として設定されており、全条作動位置ONの左横側部から前方に向って延出される開口部が左用操作経路80として設定されている。右用操作経路79に、2条停止位置R2、4条停止位置R4、6条停止位置R6及び全条停止位置OFFが設定されており、左用操作経路80に、2条停止位置L2、4条停止位置L4、6条停止位置L6及び全条停止位置OFFが設定されている。
図14,15,16に示すように、ブラケット85に固定された支持部85aにポテンショメータ68が固定されて、ポテンショメータ68の検出信号が制御装置69(図7参照)に入力されており、ポテンショメータ68の検出軸68aが操作軸86に連結されている。ブラケット85の後部下部に板バネ87が固定されて、板バネ87が前方(図14及び図15の紙面左方)に片持ち状に延出されており、板バネ87の前部に対向するようにリミットスイッチ88(存在検出装置に相当)がブラケット85に固定されている。
図14,15,16に示すように、操作レバー50のブラケット50hに3個の孔部50i,50j,50kが形成されており、操作軸86のブラケット86bに5個の孔部86cが形成されている。一本のバネ線材を折り曲げて構成されたデテント部材89が操作軸86のブラケット86bに固定され、デテント部材89の先端が平面視へ字状に折り曲げられて凸部89aが形成されている。一本のバネ線材を折り曲げて構成されたデテント部材90がブラケット85に固定され、デテント部材90の先端が平面視へ字状に折り曲げられて凸部90aが形成されている。
図14〜17に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作していると、デテント部材89の凸部89aが操作レバー50の孔部50iに係合し、デテント部材90の凸部90aが操作軸86の孔部86cに係合して、操作レバー50が全条作動位置ONに保持されており、操作レバー50のブラケット50hが板バネ87及びリミットスイッチ88から離れている。
図14〜17に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから右横側部に操作すると、操作レバー50のブラケット50hが板バネ87及びリミットスイッチ88から図15の紙面下方に離れ、デテント部材89の凸部89aが操作レバー50の孔部50jに係合して、操作レバー50が保持される。操作レバー50を右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R6及び全条停止位置OFFに操作すると、デテント部材90の凸部90aが操作軸86の孔部50cの各々に係合して操作レバー50が保持される。このように操作レバー50を全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R6及び全条停止位置OFFに操作すると、操作レバー50のブラケット50hが板バネ87及びリミットスイッチ88から図15の紙面下方に離れた状態(リミットスイッチ88が操作レバー50の存在を検出しない状態)で、操作軸86及びポテンショメータ68の検出軸68aが、全条作動位置ONと右用操作経路79の全条停止位置OFFとの間の範囲で回転操作される。
図14,16,17に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから左横側部に操作すると、操作レバー50のブラケット50hが板バネ87及びリミットスイッチ88を図15の紙面上方に押し操作し、デテント部材89の凸部89aが操作レバー50の孔部50kに係合して、操作レバー50が保持される。操作レバー50を左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L6及び全条停止位置OFFに操作すると、デテント部材90の凸部90aが操作軸86の孔部50cの各々に係合して、操作レバー50が保持される。このように操作レバー50を全条作動位置ON、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L6及び全条停止位置OFFに操作すると、操作レバー50のブラケット50hが板バネ87及びリミットスイッチ88を図15の紙面上方に押し操作した状態(リミットスイッチ88が操作レバー50の存在を検出した状態)(全条作動位置ONは除く)で、操作軸86及びポテンショメータ68の検出軸68aが、全条作動位置ONと左用操作経路80の全条停止位置OFFとの間の範囲で回転操作される。
これにより、図14,16,17に示すように、操作レバー50を全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF(左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFF)に操作した場合、各々の位置において操作軸86(ポテンショメータ68の検出軸68a)の位相(角度)が異なるものとなっており、各々の位置においてポテンショメータ68の検出信号が異なるものとなっている。
この場合、図14,16,17に示すように、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFFと、左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFFとにおいて、操作軸86(ポテンショメータ68の検出軸68a)の位相(角度)は同じものであるが、リミットスイッチ88が操作レバー50の存在を検出した状態であるか、検出しない状態であるかにより、操作レバー50が右及び左用操作経路79,80のどちら側に位置しているかを判別することができる。
従って、図14,16,17に示すように、リミットスイッチ88及びポテンショメータ68の検出信号により、操作レバー50が全条作動位置ON、右及び左用操作経路79,80の2,4,6条停止位置R2,R4,R7,L2,L4,L6及び全条停止位置OFFのどの位置に操作されたかを判別することができるのであり、リミットスイッチ88及びポテンショメータ68の検出信号に基づいて、制御装置69が前述の[発明を実施するための最良の形態]の[7][8][9]に記載のように電動モータ43,65を作動させて、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを作動及び停止状態に操作する。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明の実施の第3別形態]の図14〜17において、板バネ87を廃止し、リミットスイッチ88をブラケット85から取り外して、図18及び図19に示すように、操作軸86のブラケット86a(操作レバー50に対してポテンショメータ68とは反対側)にブラケット86dを連結し、操作軸86のブラケット86dにリミットスイッチ88を固定してもよい。
これにより、図18及び図19に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONから左横側部に操作すると、操作レバー50がリミットスイッチ88を図19の紙面下方に押し操作する。操作レバー50を左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L6及び全条停止位置OFFに操作しても、リミットスイッチ88が操作レバー50と一緒に移動することになり、操作レバー50がリミットスイッチ88を図19の紙面下方に押し操作した状態(リミットスイッチ88が操作レバー50の存在を検出した状態)が維持される。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明の実施の第3別形態][発明の実施の第4別形態]の図14〜19において板バネ87を廃止し、リミットスイッチ88をブラケット85(操作軸86のブラケット86d)から取り外して、図20に示すように、全条作動位置ONと右用操作経路79の2条停止位置R2との間にリミットスイッチ88を配置するように構成してもよい。
これにより、図20に示すように、操作レバー50を全条作動位置ONに操作した状態で、リミットスイッチ88が操作レバー50の存在を検出しないと、操作レバー50は全条作動位置ON又は左用操作経路80に位置すると判別される。操作レバー50がリミットスイッチ88に一度接触すると、操作レバー50が全条作動位置ONからリミットスイッチ88を通過して右用操作経路79(2条停止位置R2)に操作され、右用操作経路79に位置すると判別される。次に操作レバー50がリミットスイッチ88に一度接触すると、操作レバー50が右用操作経路79(2条停止位置R2)からリミットスイッチ88を通過して全条作動位置ONに操作され、全条作動位置ON又は左用操作経路80に位置すると判別される。
[発明の実施の第6別形態]
前述の[発明の実施の第3別形態][発明の実施の第4別形態][発明の実施の第5別形態]の図14〜20において、板バネ87及びリミットスイッチ88を廃止し、図21に示すように構成してもよい。
図21に示すように、全条作動位置ONと右用操作経路79との間の右中間経路91、及び全条作動位置ONと左用操作経路80との間の左中間経路92において、右及び左中間経路91,92の形状を互いに異なるものに設定する(図21では右中間経路91よりも左中間経路92が後方(図21の紙面下方)に長く延出されている。この場合、左中間経路92よりも右中間経路91が後方(図21の紙面下方)に長く延出されるように構成してもよい)。
この場合、[発明の実施の第3別形態][発明の実施の第4別形態][発明の実施の第5別形態]の図14〜20に示すポテンショメータ68は、操作レバー50の全条作動位置ON、右用操作経路79の2,4,6条停止位置R2,R4,R7及び全条停止位置OFF(左用操作経路80の2,4,6条停止位置L2,L4,L7及び全条停止位置OFF)を検出するものである(操作レバー50における図21の紙面上下方向での位置を検出するものである)。これにより、操作レバー50が右中間経路91を通過する際に出るポテンショメータ68の検出信号と、操作レバー50が左中間経路92を通過する際に出るポテンショメータ68の検出信号とが互いに異なるものとなる。
従って図21に示すように、操作レバー50が右及び左中間経路91,92を通過する際に出るポテンショメータ68の検出信号により、操作レバー50が全条作動位置ONから右用操作経路79に操作されたのか、全条作動位置ONから左用操作経路80に操作されたのか、右用操作経路79から全条作動位置ONに操作されたのか、左用操作経路80から全条作動位置ONに操作されたのかを判別することができる(判別手段に相当)。
[発明の実施の第7別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第6別形態]において、操作レバー50を操縦ハンドル67の後側部や左横側部、運転座席5の右横側部(又は左横側部)に備えてもよい。電動モータ43,65を廃止し、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの各々に、電動シリンダや電磁ソレノイド(電動機構に相当)(図示せず)備えて、これらを作動及び停止状態に操作するように構成してもよい。
本発明は、8条植型式の苗植付装置7ばかりではなく、10条植型式や6条植型式、5条植型式の苗植付装置7にも適用できる。
本発明はホッパー32、繰り出し部31、作溝器35、ホース36及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを装備しない乗用型田植機にも適用できる。
乗用型田植機の全体側面図 乗用型田植機の全体平面図 苗植付装置の全体平面図 ホッパー、繰り出し部、電動モータ、操作軸、第1〜4カム部材及び第1〜4施肥クラッチの付近の背面図 苗のせ台における電動モータ、操作軸、第1〜4カム部材及び第1〜4操作部の付近の縦断正面図 苗のせ台における電動モータ、操作軸、第1カム部材及び及び第1操作部の付近の縦断側面図 操作レバー、電動モータ及び制御装置の連係状態を示す図 (イ)操作レバー、右及び左用操作経路の平面図、(ロ)操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断背面図 操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断側面図 発明の実施の第1別形態において、(イ)操作レバー、右及び左用操作経路の平面図、(ロ)操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断側面図 発明の実施の第1別形態において、ポテンショメータの付近の平面図 発明の実施の第2別形態において、(イ)操作レバー、右及び左用操作経路の平面図、(ロ)操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断側面図 発明の実施の第2別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断側面図 発明の実施の第3別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断側面図 発明の実施の第3別形態において、操作レバー、ポテンショメータの付近の横断平面図 発明の実施の第3別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断正面図 発明の実施の第3別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路の平面図 発明の実施の第4別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路、ポテンショメータの付近の縦断側面図 発明の実施の第4別形態において、操作レバー、ポテンショメータの付近の横断平面図 発明の実施の第5別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路の平面図 発明の実施の第6別形態において、操作レバー、右及び左用操作経路の平面図 背景技術において、人為操作具、右及び左用操作経路、検出装置を示す斜視図 背景技術において、人為操作具、右及び左用操作経路、検出装置を示す斜視図 背景技術において、人為操作具、右及び左用操作経路、検出装置を示す斜視図 背景技術において、人為操作具、右及び左用操作経路、検出装置を示す斜視図
符号の説明
7 苗植付装置
10 植付アーム
19a,19b,19c,19d 少数条クラッチ
43 電動機構
50 人為操作具
68 検出装置、ポテンショメータ
68a ポテンショメータの検出軸
69 制御手段
79 右用操作経路
80 左用操作経路
88 存在検出装置、リミットスイッチ
91 右中間経路
92 左中間経路
ON 全条作動位置

Claims (7)

  1. 苗を田面に植え付ける植付アームを植付条に応じて左右方向に所定間隔を置いて苗植付装置に配置して、少数の前記植付アームによる植え付けを作動及び停止操作自在な少数条クラッチを複数個備え、
    前記少数条クラッチを作動及び停止状態に操作自在な電動機構と、前記電動機構を操作する制御手段と、人為的に操作される人為操作具と、全条作動位置と、前記全条作動位置から同じ方向に延出された右用操作経路及び左用操作経路とを備えると共に、
    前記全条作動位置での人為操作具の操作位置、前記右及び左用操作経路での人為操作具の操作位置を検出する検出装置を備えて、
    前記全条作動位置での人為操作具の操作位置、前記右及び左用操作経路での人為操作具の操作位置において、前記検出装置から出力される検出信号が全て異なるものとなるように、前記人為操作具と検出装置とを連係して、
    前記検出装置の検出信号に基づいて、前記人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作され、前記人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作され、前記人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように、前記制御手段を構成してある乗用型田植機。
  2. 前記検出装置を回転式の検出軸を備えたポテンショメータにより構成して、
    前記人為操作具を全条作動位置に操作すると、前記検出装置の検出軸が所定位相に操作され、
    前記人為操作具を右用操作経路に操作すると、前記検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側の範囲で回転操作され、
    前記人為操作具を左用操作経路に操作すると、前記検出装置の検出軸が所定位相から第1方向側とは逆向きの第2方向側の範囲で回転操作されるように構成することにより、前記人為操作具と検出装置とを連係してある請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記右用操作経路及び左用操作経路を全条作動位置から同じ方向で且つ互いに離れていくように互いに斜めに延出し、
    前記右及び左用操作経路の交差方向での人為操作具の操作位置を検出装置の検出軸によって検出するように構成してある請求項2に記載の乗用型田植機。
  4. 苗を田面に植え付ける植付アームを植付条に応じて左右方向に所定間隔を置いて苗植付装置に配置して、少数の前記植付アームによる植え付けを作動及び停止操作自在な少数条クラッチを複数個備え、
    前記少数条クラッチを作動及び停止状態に操作自在な電動機構と、前記電動機構を操作する制御手段と、人為的に操作される人為操作具と、全条作動位置と、前記全条作動位置から同じ方向に延出された右用操作経路及び左用操作経路とを備えると共に、
    前記人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別する判別手段と、前記人為操作具の操作位置を検出する検出装置を備えて、
    前記判別手段及び検出装置の検出信号に基づいて、前記人為操作具を全条作動位置に操作すると全ての少数条クラッチが作動状態に操作され、前記人為操作具を全条作動位置から右用操作経路に操作していくと右の少数条クラッチから停止状態に順次操作され、前記人為操作具を全条作動位置から左用操作経路に操作していくと左の少数条クラッチから停止状態に順次操作されるように、前記制御手段を構成してある乗用型田植機。
  5. 前記右及び左用操作経路の一方に人為操作具が存在することを検出する存在検出装置を備えて、前記存在検出装置の検出信号の有無により、前記人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別するように、前記判別手段を構成してある請求項4に記載の乗用型田植機。
  6. 前記人為操作具に接触することにより人為操作具の存在を検出するリミットスイッチにより、前記存在検出装置を構成してある請求項5に記載の乗用型田植機。
  7. 前記全条作動位置と右用操作経路との間の右中間経路、及び前記全条作動位置と左用操作経路との間の左中間経路において、前記右及び左中間経路の形状を互いに異なるものに設定し、前記人為操作具が右及び左中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号が互いに異なるものとなるように設定して、
    前記人為操作具が右及び左中間経路を通過する際に出る検出装置の検出信号により、前記人為操作具が右及び左用操作経路のどちら側に位置しているかを判別するように、前記判別手段を構成してある請求項4に記載の乗用型田植機。
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