JP3290866B2 - 株分け機の根切り装置 - Google Patents

株分け機の根切り装置

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JP3290866B2 JP28704695A JP28704695A JP3290866B2 JP 3290866 B2 JP3290866 B2 JP 3290866B2 JP 28704695 A JP28704695 A JP 28704695A JP 28704695 A JP28704695 A JP 28704695A JP 3290866 B2 JP3290866 B2 JP 3290866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に藺草苗等の宿
根草を株分けするための前処理である根先部分を切断す
る根切り装置に係り、詳しくは、切断箇所の両側を支持
させて確実・良好に切断させるようにする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7‐132004号公報
に、一対のベルトで茎部を挟持して搬入された母株を搬
送しながら分割装置によって小株に株分けするようにし
た藺草株分け機が示されている。この株分け機では、ベ
ルト対による挟持搬送開始直後において、上下一対の回
転刃によって根先部分の切断処理を行う切断機構を備え
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、前
記公報の図4及び図6に示されるように、上回転刃と同
軸状の受けローラー(符号41)とこの受けローラー
対をなす当該受けローラー及び下回転刃よりも径の小さ
小径ローラー(符号42)とを備えており、一対の回
転刃による切断作動に先立って根先部分を挟持した両持
ち支持状態(茎部分は一対のベルトで挟持されている)
とすることで、確実に根部が切断されるように工夫され
ていた。しかしながら、その構造では実際に回転刃対で
切断されているときには、受けローラーと小径ローラー
とによる根先挟持作用が殆ど終わっていることになり、
そのために根先部分が大きく変位して切断面が斜めにな
ったり、所定の位置で切断できないといった切断不良が
皆無とならない点で改善の余地が残されていた。本発明
の目的は、根先挟持作用にもう一工夫加えることによ
り、根部の切断箇所を所定位置で確実に、かつ、斜め切
りされることなく良好に切断できるようにする点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 上記目的達成のための第1発明は、対向配置される一対
のベルト間で母株の茎部を挟持して搬送するベルト搬送
機構と、このベルト搬送機構による挟持搬送状態の母株
の根部を切断する回転刃と、この回転刃による切断作動
時に、回転刃を挟んで前記ベルト搬送機構と対向する側
根部先端側を支える根先支持機構を設け、根先支持機
構は、駆動回転される受けローラー、及びこの受けロー
ラーと対をなして根部先端側を挟持可能な小径ローラー
を複数備えるとともに、これら複数の小径ローラーをベ
ルト搬送機構による搬送方向に沿って前記回転刃による
切断作用の及ぶ部位に配置して構成されていることを特
徴とするものである。
【0005】第2発明は、回転刃に対する受刃を設け、
受けローラーを回転刃と同軸心を有して一体駆動される
状態に構成するとともに、複数の小径ローラーを、回転
刃の回転軸心と受刃の回転軸心とを結ぶ線分に対する両
側に振り分けて配置してある点にある。
【0006】第3発明は、対向配置される一対のベルト
間で母株の茎部を挟持して搬送するベルト搬送機構と、
このベルト搬送機構による挟持搬送状態の母株の根部を
切断する回転刃及びこの回転刃に対する受刃と、前記回
転刃と受刃による切断作動時に根部先端側を支える根先
支持機構を設け、根先支持機構は、駆動回転される受け
ローラー、及びこの受けローラーと対をなして根部先端
側を挟持可能な挟持ローラーを備えるとともに、この挟
持ローラーを受刃よりも大径に構成してあることを特徴
とするものである。
【0007】〔作用〕 請求項1の構成によれば、受けローラーと対をなす小径
ローラーをベルト搬送機構による搬送方向に沿って回転
刃による切断作用の及ぶ部位に複数配置してあるから、
根先部分の挟持支持作用を母株の搬送方向に従来よりも
長い距離において発揮できるようになる。つまり、根等
の比較的柔らかいものを切断する場合には、切断作動前
と切断作動中において切断作動箇所の両側を支持する両
持ち支持状態とすることが、所定位置で良好に切断し得
るために望ましい条件であるから、ベルト対による茎部
分と根先部分とを挟持した両持ち支持状態としてからの
切断開始、及びそれから切断中に亘っての両持ち支持状
態が可能になり、確実で良好な根部の切断状態を得るこ
とが可能になる。
【0008】請求項2の構成では、回転刃による切断
時、及びその前後に亘って根先部分の挟持作用を発揮で
きるようになる点では請求項1の構成による場合と同様
であるが、回転刃対による切断箇所の前後に小径ローラ
ーを振り分けてあるので、例えば2個の小径ローラーで
上記作用が発揮できる等、必要最小限度の小径ローラー
で済ますことが可能になる。
【0009】請求項3の構成では、受けローラーと回転
刃に対する受刃よりも大径の挟持ローラーとで根先部分
を挟持するから、根先部分の挟持支持作用を母株の搬送
方向に従来の単一の小径ローラーを設ける場合よりも長
い距離において発揮できるようになり、請求項1による
作用を複数の小径ローラーに代えて単一の挟持ローラー
で賄えるようになり、必要な機能を備えながら軸支持部
等の部品点数削減が可能になる。
【0010】 〔効果〕 その結果、請求項1〜3のいずれに記載された根切り装
置でも、 A:根部切断時における茎部分と根先部分との両持ち支
持状態を、従来に比べて長い間続けることができ、所定
位置で真っ直ぐに切断できる等、確実・良好に切断でき
て切断性能を向上するとができた。
【0011】請求項2の根切り装置では、小径ローラー
の必要数を少なくしながら上記効果Aが得られるので、
より合理的である。
【0012】請求項3の根切り装置では、1個の受けロ
ーラーと1個の挟持ローラーとによる最小部品点数で、
上記効果Aが得られる経済性に優れる利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
藺草の株分け機の場合について図面に基づいて説明す
る。図1、図2に藺草株分け機が示され、Bは送り込ま
れる母株Mを株分けし、かつ、株分けされた小株mを下
方に排出する株分け部、Cは株分け部Bから排出されて
くる小株mを押出して苗箱1に詰め込む箱詰め部であ
る。株分け部Bは後方に倒れる状態に傾斜配置されてお
り、次に各部の構造について説明する。
【0014】図1〜図7に示すように、株分け部Bは、
対向配置される一対のスポンジベルト2,3どうしの間
で藺草の母株Mを、その茎先が根元に対して高位となる
斜め横臥姿勢で挟持して移送する搬送装置(第1ベルト
搬送機構の一例)4と、この搬送装置4で移送される母
株Mの根部に作用して該根部を強制的にほぐし分散させ
る分割装置5とを備えるとともに、母株Mを導入する供
給部6を搬送装置4の始端部に、かつ、株分けされた小
株mの排出口7を搬送装置4の終端部に夫々形成して構
成されている。
【0015】供給部6には、前後向きの支点Yで折畳み
収納可能な母株Mの載置台46が付設してあり、スタン
ド47によって作用姿勢に維持するようにしてある。ス
タンド47は、載置台46に前後向きの第1支点p1 で
枢支される上部材47aと、接地する下部材47bとを
左右向きの第2支点p2 で枢支連結して構成されてい
る。つまり、載置台46を下方揺動して折畳んだ状態
で、下部材47bを上部材47aに対して折り曲げるこ
とにより、株分け機本体との干渉なくスタンド47も収
納できるのである。
【0016】搬送装置4は、多数のプーリによって一続
きに構成されたベルト対2,3によって屈曲した搬送経
路Wを形成するものであり、良好な搬送状態の現出に寄
与している。つまり、搬送装置4による移送経路Wは、
横向き経路wsと斜め経路wnと縦向き経路wtとで成
る略L字状に屈曲形成され、拡がり変位させた上左側の
スポンジベルト2の始端部と、この上左スポンジベルト
2よりも搬送上手側に大きく延出された右下スポンジベ
ルト3とによって前処理後の母株Mの供給部6が、か
つ、最下端の一対の転輪12,12部分にほぼ1株ずつ
に株分けされた小株mの排出口7が夫々構成されてい
る。
【0017】横向き経路wsにおける搬送装置4の上及
び下側には、母株Mの根部及び茎部を切り揃える回転刃
である上根切りカッター13Aと下根切りカッター(受
刃の一例)13Bによる根部切断機構13と、上下の茎
切りカッター14A,14Bによる茎部切断機構14
が夫々配置されるとともに、斜め経路wnから縦向き経
路wtに架けて分割装置5が配備されている。
【0018】図4、図6、図12に示すように、上根切
りカッター13Aと軸を共有する受けローラ41を備え
るとともに、この受けローラ41と対をなす小径ローラ
ー42を、上下の回転軸心Q1,Q2 を結ぶ線分Lの前後
に等間隔でもって振り分けて計2個配置してある。受け
ローラ41の外周には、スポンジ製の弾性リング41a
が巻回装備されており、その弾性リング41aの弾性変
形によって小径ローラー42と受けローラー41とによ
って根先部分を挟持支持できる根先支持機構Hが構成さ
れている。
【0019】つまり、搬送装置4による茎部の挟持作用
と、根先支持機構Hによる根先部分の挟持作用とによる
切断部位に対する両持ち支持状態を、根部切断機構13
による切断作用の開始直前から終了直後に亘って連続発
揮できるものであり、これによって根部が逃げ変位する
ことを有効に防止して切り損じや切り残し無く、母株に
対する切断位置や切り口の形状及び方向を所定の状態に
揃えて切断することができる。
【0020】又、図4、図5に示すように、根部切断機
構13による切断位置を調節する可動式のガイド板8
と、端部が根切りカッター13A,13Bの位置に一致
させた目印板9とが根部切断機構13の手前位置に設け
てある。つまり、カバー18に覆われて見えない根切り
カッター13A,13Bの切断位置が目印板9で判るの
で、ガイド板8の設定操作による切断位置を正確に設定
できるのである。
【0021】分割装置5は、左右一対の係止突起21付
きの下部ベルト15,16で成る根部搬送機構(第2ベ
ルト搬送機構の一例)5Aと、一対の爪24,25を往
復移動させて根部に作用する分割機構5Bとから構成さ
れている。根部搬送機構5Aは、ベルト対向間隔が上拡
がりとなる上部搬入口19とベルト対向間隔が狭く、か
つ、一直線状となる直線経路部分20とが形成されるよ
うに下部ベルト15,16を対向配置してあり、搬送装
置4によって搬入口19から送り込まれてくる母株Mの
根部を挟持して搬送するとともに、直線経路部分20に
おける強い挟持力によって根部を偏平状に押し潰し変形
させながら下方に搬送する状態に設定してある。
【0022】分割機構5Bは、直線経路部分20におい
て、変形された母株Mの下方側から根部に進入して一株
毎に強制分離させるものであり、図7〜図9に示すよう
に、載置案内板22に形成した切欠23を通して母株M
の根部に対して先行して進入して保持する保持爪24
と、この保持爪24の苗送り方向下手側に配備されると
ともに保持爪24により保持されている母株Mに対して
進入する分離爪25とで構成し、夫々の爪24,25
は、一端をクランクアーム26,27に枢支するととも
に、途中部を揺動アーム28,29に枢支して成る駆動
機構43により、クランクアーム26,27の回転に伴
って先端作用部が楕円状の運動をして根部を一株毎に掻
き取り作用するよう構成してある。分離爪25は、母株
Mの送り方向に対して交差する方向に沿って並列配備し
た2本の爪体25a,25bで構成され、爪による引き
裂き作用が剪断作用に近似し、無理のない株分けが行わ
れるよう構成してある。
【0023】そして、爪体25a,25b間の切欠き2
5cに挟まり込んだ根部を排除可能な除去部材44を備
えてある。すなわち、枢着構造によって揺動自在な状態
で機枠Dから延出された支持アーム45の先端に、切欠
き25cに入り込む鉤状の棒材で成る除去部材44を取
付けてあり。つまり、分離爪25の出退移動によって相
対的に除去部材が切欠き25c内で往復移動することに
なってスクレーパ作用が発揮され、切欠き25cに詰ま
った根部や泥を排除できるのである。
【0024】排出口7には、ここから排出される傾斜姿
勢の小株mの茎先部分に作用して該小株mを箱詰め部C
での詰込み移送に適した起立姿勢に変更させる抵抗機構
Aを設けてある。図1〜図3に示すように、板材で成る
位置固定の左右の側方ガイド10,10と開閉揺動自在
な左右一対の抵抗ガイド11,11とで抵抗機構Aが構
成され、抵抗ガイド11は、排出された小株mを受止め
る閉じた受止め姿勢と、小株mの通過を許容する開いた
排出姿勢とに支点X回りで姿勢変更自在であり、かつ、
抵抗ガイド11を受止め姿勢に付勢する引張りバネ11
aを設けてある。
【0025】つまり、抵抗ガイド11は、小株mとの衝
突によって開き揺動することで茎先側に抵抗を与えて起
立姿勢にしながら下方に送る機能を発揮するのであり、
小株排出方向への所定以上の押圧力によって抵抗ガイド
11が受止め姿勢から排出姿勢に変更されるように引張
りバネ11aの付勢力を設定してある。
【0026】又、図3に示すように、抵抗機構Aから所
定間隔苗詰込み方向へ離れた位置に、抵抗機構Aを通過
した小株mの苗詰込み方向への移動は許容するととも
に、抵抗機構A側への小株の戻り移動は阻止する逆流防
止機構Eを配備してある。この逆流防止機構Eは抵抗機
構Aと全く同様な構造であり、延長された側方ガイド1
0,10の先端部に一対の抵抗ガイド56,56を支点
Xで枢支するとともに、それら抵抗ガイド56を閉じ付
勢する引張りバネ(弾性部材に相当)57を備えて構成
されている。尚、58は、各抵抗ガイド11、56の閉
じ姿勢を決定するストッパーである。
【0027】図2、図7、図10に示すように、箱詰め
部Cは、機枠Dに連設されたガイドレール32と、この
ガイドレール32上を転がり移動する苗箱1載置用の台
車33と、排出口7から排出される小株mを苗箱1に順
次詰め込み移送するための詰込み機構34と、苗箱1に
落下供給された小株mを苗箱1の底面1aに押付けるべ
く上方から叩き作用する押付け機構Gを備えて構成され
ている。
【0028】ガイドレール32は、機枠Dに固定される
前部レール32aと後部レール32bとを枢支連結して
成り、未使用時には後部レール32bを支点P周りに上
方に折り畳み収納きるようにしてあるとともに、ロック
片35によって後部レール32bの収納姿勢を維持でき
るようにしてある。台車33の後端(図7中の右側)左
右には一対の小径ローラ36,36が装着され、ガイド
レール32上を軽く移動できるようにしてあるととも
に、台車33の移動に制動力を付与するブレーキ(図示
せず)がこの台車33とガイドレール32とに亘って装
備してある。
【0029】図7、図10、及び図11に示すように、
詰込み機構34は、苗箱1の内幅に匹敵する左右幅を有
した平面視で先尖り状の押圧板37aを備えた押出しア
ーム(苗押し具に相当)37による4連リンク機構38
で構成され、前リンク39と上方の回転輪体17とをロ
ッド連結することにより、苗箱1内に位置させた押出し
アーム37を連続して前後に往復移動する。
【0030】又、図7、図11に示すように、前リンク
39の上下の支軸39a,39b夫々に支承された上下
輪体48,49をチェーン50で連動するとともに、上
下軸心Zで左右揺動自在な押圧板37aと下輪体49と
をロッド51連結して首振り機構Fが構成されている。
つまり、上輪体48には図示しない伝動系から回転動力
が入力されるようにしてあり、その回転数と詰込み機構
34の作動周期とを適宜に設定することで、押出しアー
ム37の押込み移動に同調して左右交互に押圧板37a
が首振り運動し、小株mを隙間無く苗箱1に詰込めるよ
うに構成してある。
【0031】図7に示すように、押付け機構Gは、小株
mの排出口7の後側に配置された叩き板52を詰込み機
構34に同調して往復駆動揺動させるよう連動して構成
されている。すなわち、支軸53で枢支された叩き板5
2と後リンク54とをロッド55で連結して、叩き板5
2が所定範囲で上下に往復揺動移動するようにしてあ
り、小株mの根が底面1aに付くよう苗箱1内の小株m
を上方から叩き、浮苗無く充填できるようにしてある。
又、図2に示すように、ガイドレール32の後端部に
は、マイクロスイッチ40が装備してあり、苗箱1がマ
イクロスイッチ40に触ると詰込み機構34が停止する
ように回路構成してある
【0032】この藺草株分け機による操作手順は、先ず
搬送装置4の供給部6に人為操作で母株Mを送り込む。
搬送装置4で搬送される母株Mは、根部搬送機構5Aと
分割機構5Bとの作用によって1株ずつに株分けされ、
その株分けされた小株mが排出口7から排出される。排
出される小株mは抵抗機構Aによって傾斜姿勢から立設
姿勢に姿勢変更されながら、一対のガイドバー31,3
1のガイド作用によって円滑に苗箱1内に落下移動する
とともに、前後に往復移動する押出しアーム37によっ
て小株mを収納箱1内の前端部分から詰め込んで行くの
であり、小株mを介しての押出しアーム37による押出
し力で苗箱1が載置された台車33が前方に移動するこ
とで、苗箱1に小株mを満載することができる。そし
て、前述したブレーキは、押出しアーム37による押出
し力で台車33が必要以上に移動することを規制して、
苗箱1に小株mを隙間なく詰め込めるようにするための
ものである。
【0033】〔別実施形態〕 図13、図14に示すように、根先支持機構Hを、駆動
回転される受けローラー41、及びこの受けローラー4
1と対をなして根部先端側を挟持可能な単一の挟持ロー
ラー59を備え、この挟持ローラー59を受けローラー
41よりも大径として構成したものでも良い。この場合
では、上下の根切りカッター軸心Q1,Q2 を結ぶ線分L
上に挟持ローラー59の回転軸心を位置させてある。
【0034】前述の実施形態では、上下一対の回転刃1
3A,13Bによるものであるが、上側の回転刃13A
のみによる根部切断機構13でも良い。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】株分け機の構造を示す一部切欠きの背面図
【図2】株分け機の一部切欠き側面図
【図3】搬送装置部分、及び小株の排出口の構造を示す
一部切欠き背面図
【図4】カッター部分の断面図
【図5】ガイド板の取付け構造を示す平面図
【図6】分割装置の構造を示す背面図
【図7】分割装置の構造を示す側面図
【図8】分割機構の動作を示す拡大側面図
【図9】爪の配置状態を示す部分正面図
【図10】箱詰め部の断面背面図
【図11】小株の詰込み作用を示す箱詰め部の平面図
【図12】根先支持機構の構造を示す要部の拡大側面図
【図13】根先支持機構の別構造を示す断面図
【図14】根先支持機構の別構造を示す側面図
【符号の説明】
2,3 ベルト 4 ベルト搬送機構 13A 回転刃 13B 受刃 41 受けローラー 42 小径ローラー 59 挟持ローラー H 根先支持機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 善清 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平6−183628(JP,A) 特開 平6−141620(JP,A) 特開 平7−8023(JP,A) 特開 平6−46609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 1/00 A01C 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置される一対のベルト(2),
    (3)間で母株の茎部を挟持して搬送するベルト搬送機
    構(4)と、このベルト搬送機構(4)による挟持搬送
    状態の母株の根部を切断する回転刃(13A)と、この
    回転刃(13A)による切断作動時に、回転刃(13
    A)を挟んで前記ベルト搬送機構(4)と対向する側で
    根部先端側を支える根先支持機構(H)を設け、 前記根先支持機構(H)は、駆動回転される受けローラ
    ー(41)、及びこの受けローラー(41)と対をなし
    て根部先端側を挟持可能な小径ローラー(42)を複数
    備えるとともに、これら複数の小径ローラー(42)を
    前記ベルト搬送機構(4)による搬送方向に沿って前記
    回転刃(13A)による切断作用の及ぶ部位に配置して
    構成されている株分け機の根切り装置。
  2. 【請求項2】 前記回転刃(13A)に対する受刃(1
    3B)を設け、前記受けローラー(41)を前記回転刃
    (13A)と同軸心を有して一体駆動される状態に構成
    するとともに、前記複数の小径ローラー(42)を、前
    記回転刃(13A)の回転軸心と前記受刃(13B)の
    回転軸心とを結ぶ線分に対する両側に振り分けて配置し
    てある請求項1に記載の株分け機の根切り装置。
  3. 【請求項3】 対向配置される一対のベルト(2),
    (3)間で母株の茎部を挟持して搬送するベルト搬送機
    構(4)と、このベルト搬送機構(4)による挟持搬送
    状態の母株の根部を切断する回転刃(13A)及びこの
    回転刃(13A)に対する受刃(13B)と、前記回転
    刃(13A)と受刃(13B)による切断作動時に根部
    先端側を支える根先支持機構(H)を設け、 前記根先支持機構(H)は、駆動回転される受けローラ
    ー(41)、及びこの受けローラー(41)と対をなし
    て根部先端側を挟持可能な挟持ローラー(59)を備え
    るとともに、この挟持ローラー(59)を前記受刃(1
    3B)よりも大径に構成してある株分け機の根切り装
    置。
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