JP4179976B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

本発明は乗用型田植機において、少数条クラッチの操作構造に関する。
乗用型田植機では、少数の植付アームに動力を伝動及び遮断自在な少数条クラッチを複数個備えたものがある(例えば10条植型式の苗植付装置では、隣接する2つの植付条の植付アームに動力を伝動及び遮断自在な少数条クラッチを構成し、このような少数条クラッチを5個備えたものがある)。この場合、例えば特許文献1に開示されているように、人為的に操作される操作レバーにより、複数の少数条クラッチを遮断状態に操作できるように構成されたものがある。
特許文献1の構造によると、操作レバー(特許文献1の図4及び図5中の49)を、第1軸芯(特許文献1の図4及び図5中の47)周りに揺動自在に支持し、操作レバーにおける第1軸芯の部分にカム部材(特許文献1の図4,5,7中の51,52,53,54)を取り付けている。第1軸芯と平行な第2軸芯(特許文献1の図4及び図7中の56)周りに、操作アーム(特許文献1の図4及び図7中の57a,57b,57c,57d)を揺動自在に支持し、操作アームの端部(特許文献1の図4及び図7中の59)をカム部材に接当させ、操作アームと少数条クラッチとを機械的に連係している。
以上の構造により、操作アームを第1軸芯周りに所定方向(特許文献1の図4中の矢印の方向)に操作すると、カム部材により操作アームの端部が押し操作され、操作アームが第2軸芯周りに揺動操作されて、少数条クラッチが遮断状態に操作される(特許文献1の図7及び図8参照)。
特開2003−259708号公報(図4,5,7,8,9)
特許文献1の構造では、操作アームを第1軸芯周りに所定方向に操作して、カム部材により操作アームの端部を押し操作し、操作アームを第2軸芯周りに揺動操作することにより、少数条クラッチを遮断状態に操作するように構成しているので、操作アームを第1軸芯周りに所定方向に操作する際に(操作アームの端部を押し操作して操作アームを第2軸芯周りに揺動操作する際)に、操作レバーに操作抵抗が掛かる。
本発明は乗用型田植機において、操作レバーを第1軸芯周りに所定方向に操作することにより、少数条クラッチを遮断状態に操作するように構成した場合、操作レバーが軽く操作できるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
苗を田面に植え付ける植付アームを植付条に応じて左右方向に所定間隔を置いて配置して、少数の前記植付アームに動力を伝動及び遮断自在な少数条クラッチを複数個備え、人為的に操作される操作レバーを第1軸芯周りに往復揺動自在に支持し、前記操作レバーにおける第1軸芯の部分にカム部材を取り付けて、前記第1軸芯と平行な第2軸芯周りに揺動自在に支持された操作アームを複数個備えて、前記複数の各操作アームの端部をカム部材に付勢接当させ、複数の前記各操作アームと各少数条クラッチとをそれぞれ機械的に連係する連係機構を備えて、前記操作レバーを第1軸芯周りに所定方向に往動操作すると、前記カム部材によりそれぞれの操作アームの端部が順次押し操作され、前記操作アームが第2軸芯周りに揺動操作されて、操作された操作アームに対応する前記少数条クラッチが遮断状態に操作されるように構成すると共に前記操作レバーを第1軸芯周りに復動操作すると、それぞれの操作アームが順次戻し操作され、戻し操作された操作アームに対応する前記少数条クラッチが入り状態に操作されるように構成し、前記操作レバーを往動操作したときに、前記カム部材により操作アームの端部が押し操作され、前記操作アームが第2軸芯周りに揺動操作された状態において、前記操作レバーを往動操作したときにのみ、前記カム部材により前記複数の操作アームの端部が押し操作され、それぞれの操作アームが第2軸芯周りに揺動操作された状態において、前記複数の操作アームによる付勢力によりカム部材が前記複数の操作アームの端部に押圧される力の方向を境界線として、境界線における前記力の方向が前記第1軸芯を中心とする前記操作レバーの往動操作の方向と同方向で、且つ前記境界線に対して第1及び第2軸芯が同じ側に位置するように構成してある。
(作用)
本発明の第1特徴によれば、操作レバー49を第1軸芯47周りに所定方向に往動操作すると、カム部材51,52によりそれぞれの操作アーム57a〜57dの端部59が付勢力に抗して順次押し操作され、操作アーム57a〜57dが第2軸芯56周りに揺動操作されて、連係機構58を介して操作された操作アームに対応する少数条クラッチが遮断状態に操作される。又、操作レバー49を第1軸芯47周りに復動操作すると、それぞれの操作アーム57a〜57dが順次戻し操作され、戻し操作された操作アーム57a〜57dに対応する前記少数条クラッチが入り状態に操作される。
この場合、本発明の第1特徴によると、操作レバー49を往動操作したときにカム部材51,52により操作アーム57a〜57dの端部59が付勢力に抗して押し操作され、操作アーム57a〜57dが第2軸芯56周りに揺動操作された状態において、操作アーム57a〜57dによる付勢力によりカム部材51,52が操作アームの端部59に押圧される力の方向を境界線A2として、境界線A2における前記力の方向が前記第1軸芯47を中心とする前記操作レバー49の往動操作の方向と同方向で、且つ境界線A2に対して第1及び第2軸芯47,56が同じ側(例えば図4では紙面下側)に位置している。これにより、操作アーム57a〜57dの端部59にカム部材51,52が押圧される力の方向が第1軸芯47を中心とする操作レバー49の操作方向と同じであるので、前述の力が操作レバー49の操作抵抗として作用しない(操作レバー49を第1軸芯47周りに所定方向と逆方向(図4の紙面左方)に作動させようとはしない)。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、乗用型田植機において、操作レバーを第1軸芯周りに所定方向に往動操作することにより、少数条クラッチを遮断状態に操作するように構成した場合、操作レバーを第1軸芯周りに所定方向に往動操作した際にだけ、操作アームの端部にカム部材が押圧される力が、操作レバーの操作抵抗として作用しないようにすることができて(操作レバーを第1軸芯周りに所定方向と逆方向に作動させようとはしないようにすることができて)、操作レバーが軽く操作できるようになり、乗用型田植機の操作性を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
操作レバーを操作位置に保持するデテント機構を備えて、操作レバーを操作位置から第1軸芯周りに所定方向に操作する際のデテント機構からの抵抗が、操作レバーを操作位置から第1軸芯周りに所定方向と逆方向に操作する際のデテント機構からの抵抗よりも小さくなるように構成する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
乗用型田植機において、前項[I]に記載のような操作レバーを備えた場合、操作レバーを操作位置に保持するデテント機構を備えることが多くある。
これにより、本発明の第2特徴によると、前項[I]に記載のように、操作レバーを操作位置から所定方向に操作する際、操作アームの端部がカム部材に押圧される力が操作レバーの操作抵抗として作用しないようにすることができる点に加えて、操作レバーを操作位置から第1軸芯周りに所定方向に操作する際のデテント機構からの抵抗が小さなものである点により、操作レバーが軽く操作できるようになる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、操作レバーを操作位置に保持するデテント機構を備えた場合においても、操作レバーが軽く操作できるようになり、乗用型田植機の操作性を向上させることができた。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
機体の後部に昇降自在なリンク機構を備え、植付アームを備えた苗植付装置をリンク機構に連結及び取り外し自在に構成し、別の作業装置をリンク機構に連結及び取り外し自在に構成する。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
乗用型田植機では、苗植付装置をリンク機構に連結及び取り外し自在に構成し、別の作業装置(例えば直播装置や薬剤散布装置)をリンク機構に連結して、作業が行えるように構成したものがある。このように構成した場合、苗植付装置の少数条クラッチに代えて作業装置の少数条クラッチを連係機構に接続して、操作レバーにより作業装置の少数条クラッチを遮断状態に操作できるように構成する。
この場合、前述のように操作レバー及び連係機構により、苗植付装置の少数条クラッチ及び作業装置の少数条クラッチの両方を遮断状態に操作できるように構成すると、連係機構による操作レバーの操作力の伝達効率が低下することが多い。
本発明の第3特徴によると、前項[I][II]に記載のように、操作レバーが軽く操作できるような構造を備えているので、前述のように連係機構による操作レバーの操作力の伝達効率が低下する場合(苗植付装置をリンク機構から取り外し、別の作業装置をリンク機構に連結した乗用型田植機)においても、操作レバーが軽く操作できるようにすることができる。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
操作レバーを軽く操作できるようにして、乗用型田植機の操作性を向上させると言う面において、本発明の第3特徴は苗植付装置をリンク機構に連結及び取り外し自在に構成し別の作業装置をリンク機構に連結及び取り外し自在に構成した乗用型田植機に適したものとなる。
[1]
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4が備えられ、機体の後部に四連リンク式のリンク機構6が油圧シリンダ14により昇降駆動自在に連結されており、リンク機構6に苗植付装置7が支持されて乗用型田植機が構成されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置7は8条植型式に構成されており、4個の伝動
ケース8、伝動ケース8の左右両側に回転駆動自在に支持された回転ケース9、回転ケース9の両端に備えられた一対の植付アーム10、接地フロート11、苗が載置される苗のせ台12、苗のせ台12に載置された苗を苗のせ台12の下部に送る縦送り機構13等を備えて構成されている。これにより、苗のせ台12が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース9が回転駆動され、苗のせ台12の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図1に示すように、苗植付装置7の前部に連結部5が備えられ、連結部5に苗植付装置7(フィードケース15)が前後軸芯周りにローリング自在に支持されている。リンク機構6の後部の縦リンク部6aに連結部5が連結及び取り外し自在に構成されており、リンク機構6の縦リンク部6aに連結部5が連結された状態で、苗植付装置7が前後軸芯周りにローリング自在にリンク機構6に支持される。
[2]
次に、植付アーム10について説明する。
図1及び図2に示すように、連結部5の下部にフィードケース15が前後軸芯周りにローリング自在に連結されており、エンジン3の動力がPTO軸18を介してフィードケース15に伝達されている。フィードケース15に横向きの支持フレーム16が連結されており、支持フレーム16に4個の伝動ケース8が後向きに片持ち状に連結されて、フィードケース15の出力部15a及び4個の伝動ケース8に亘って伝動軸17が接続されている。
これにより、図1及び図2に示すように、PTO軸18の動力がフィードケース15、フィードケース15の出力部15a、伝動軸17、伝動ケース8、伝動ケース8の内部に配置された伝動チェーン(図示せず)、及び後述する第1,2,3,4少数条クラッチ19a,19b,19c,19dを介して回転ケース9に伝達され、回転ケース9が回転駆動されて、苗のせ台12の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図2に示すように、伝動ケース8における回転ケース9の支持部に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19dが備えられている。第1〜4少数条クラッチ19a〜19dは1つの伝動ケース8において、2つの回転ケース9に動力を伝動及び遮断するもので、例えば第1少数条クラッチ19aを遮断状態に操作すると、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9が停止する。第1〜4少数条クラッチ19a〜19dを遮断状態に操作すると、一対の植付アーム10の両方が田面から上方に位置する状態(例えば回転ケース9が田面と平行な状態)で、回転ケース9が停止するように構成されている。このように第1〜4少数条クラッチ19a〜19dの各々が、隣接する2つの植付条に対応している。
[3]
次に、苗のせ台12の左右への往復横送り駆動構造、及び縦送り機構13について説明する。
図2に示すように、フィードケース15から螺旋軸20が延出され、螺旋軸20の端部が支持ブラケット21を介して支持フレーム16に回転自在に支持されている。螺旋軸20に送り部材22が外嵌されて、苗のせ台12と送り部材22とが連結されている。これにより、フィードケース15の動力により螺旋軸20が回転駆動され、送り部材22が螺旋軸20に沿って左右に往復横送り駆動されて、苗のせ台12が左右に往復横送り駆動される。
図2に示すように、苗のせ台12に8条分の苗のせ面12aが備えられており、無端回動ベルト型式の縦送り機構13が苗のせ面12aの各々に備えられている。苗のせ台12
の4条分に亘る1本の駆動軸23が苗のせ台12の下部に回転自在に支持され、隣接する2つの苗のせ面12aに亘る4個の円筒軸13bが駆動軸23に相対回転自在に外嵌されており、縦送り機構13の駆動ローラー13aが円筒軸13bに固定されている。これにより、隣接する2つの苗のせ面12aの縦送り機構13が一体で作動するように構成されて、一体で作動する2つの縦送り機構13が4組備えられる。駆動軸23と円筒軸13bとを連結及び連結解除自在な第1,2,3,4縦送りクラッチ24a,24b,24c,24dが、一体で作動する2つの縦送り機構13の各々に備えられている。
図2に示すように、フィードケース15から縦送り軸25が延出されて、縦送り軸25が支持ブラケット26を介して支持フレーム16に回転自在に支持されており、縦送り軸25に一対の駆動アーム25aが固定されている。駆動軸23にワンウェイクラッチ27が外嵌されて、ワンウェイクラッチ27の入力アーム27aが、縦送り軸25の駆動アーム25aの間に配置されており、フィードケース15の動力により縦送り軸25が回転駆動されている。
前述のようにして苗のせ台12が左右に往復横送り駆動された際、図2に示すように、苗のせ台12が往復横送り駆動の一方(他方)の端部に達すると、ワンウェイクラッチ27の入力アーム27aが縦送り軸25の一方(他方)の駆動アーム25aに達して、縦送り軸25の一方(他方)の駆動アーム25aにより、ワンウェイクラッチ27(入力アーム27a)及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dを介して、駆動軸23が所定角度だけ回転駆動されるのであり、縦送り機構13が駆動されて、苗のせ台12に載置された苗が下方に送られる。
例えば図2に示すように、第1縦送りクラッチ24aを遮断状態に操作すると、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9に対応する苗のせ面12aの縦送り機構13が停止する。このように、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dの各々が、隣接する2つの植付条に対応している。
[4]
次に、施肥装置について説明する。
図1及び図3に示すように、右及び左の機体フレーム28の後部に正面視逆U字状の支持フレーム29が連結され、機体左右方向に沿った横長の支持フレーム30が支持フレーム29に連結されている。2つの植付条に対応した4個の繰り出し部31が支持フレーム30に取り付けられ、透明樹脂製で肥料を貯留するホッパー32が4個の繰り出し部31に亘って取り付けられており、ホッパー32及び繰り出し部31が機体の後部で運転座席33の後側に配置されている。植付アーム10によって植え付けられた苗(植付条)の横側に溝を形成しながら肥料を田面に送り込んでいく作溝器35が、植付条の各々に対応して8個用意されて、作溝器35が接地フロート11に取り付けられており、2個の作溝器35と1個の繰り出し部31とが8本のホース36を介して接続されている。
図3に示すように、繰り出し部31の各々に繰り出しロール(図示せず)が内装され、1本の駆動軸37が繰り出し部31に亘って回転自在に支持されており、駆動軸37と繰り出しロールとを連結及び連結解除自在な第1,2,3,4施肥クラッチ38a,38b,38c,38dが、繰り出し部31の各々に備えられている。図1及び図3に示すように、ミッションケース4から後輪2に動力を伝達する伝動軸39に、動力を取り出す伝動ケース40が外嵌されて、取り出された動力により回転駆動されるクランクアーム40aが伝動ケース40に備えられている。駆動軸37にワンウェイクラッチ41が外嵌され、伝動ケース40のクランクアーム40aとワンウェイクラッチ41とに亘って、連係ロッド42が接続されている。支持フレーム30の左の端部にブロア43が備えられ、ブロア43から支持フレーム30に沿ってパイプ45が延出されており、繰り出し部31におい
てホース36が接続される部分とは反対側に送風口(図示せず)が形成されて、繰り出し部31の送風口がパイプ45に挿入されている。
これにより、苗のせ台12が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース9が回転駆動され、苗のせ台12の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。これと同時に伝動ケース40のクランクアーム40aの回転運動による連係ロッド42の往復運動が、ワンウェイクラッチ41により回転運動に変換されて、駆動軸37が間欠的に回転駆動される。これにより、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを介して、繰り出しロールが間欠的に回転駆動され、ホッパー32の肥料が繰り出し部31から所定量ずつ繰り出される。ブロア43からの高圧の風がパイプ45を通ってホース36に供給されており、高圧の風により肥料がホース36を通って作溝器35に供給され、作溝器35により田面に形成された溝に肥料が送り込まれる。
例えば、図3に示すように、第1施肥クラッチ38aを遮断状態に操作すると、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9に対応する繰り出し部31が停止して、最右側の伝動ケース8の2つの回転ケース9に対応する2つの作溝器35に肥料が供給されない。このように、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの各々が、隣接する2つの植付条に対応している。
[5]
次に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを操作する操作レバー49について説明する。
図4及び図5に示すように、平面視で四角の枠状に支持部46が構成されており、支持部46に支持軸47(第1軸芯に相当)が固定され、支持軸47に操作板53が揺動自在に支持されている。操作板53の上部に側面視コ字状の支持部53cが固定されて、支持部53cの前後軸芯P1周りに、操作レバー49が左右に揺動自在に支持されている。
図4に示すように、操作板53の外周部に5個の凹部53aが形成されており、勾配の緩やかな傾斜部53f及び勾配のきつい傾斜部53gによって凹部53aが構成されている。支持部46に板バネ67が固定され、板バネ67の先端にローラー68が支持されており、ローラー68が操作板53の凹部53aに入り込むことによって、後述する全条作動位置、1・2停止位置、3・4停止位置、5・6停止位置及び全条停止位置に、操作レバー49が保持されるように構成されている。以上のようにバネ67、ローラー68及び操作板53の凹部53a等により、デテント機構が構成されている。
図4,5,7に示すように、3つの右のカム部材51,52,54が支持軸47に揺動自在に支持され、右のカム部材51,52,54に亘って連結ロッド48が連結されて、右のカム部材51,52,54が一体で揺動する。右のカム部材51の外周部に半円状の1つの凹部51aが形成され、右のカム部材51の凹部51aよりも縦長の凹部52aが右のカム部材52の外周部に形成されており、操作レバー49が入り込み可能な係合部52bが、右のカム部材52の上部に備えられている。右のカム部材52の凹部52aよりも縦長の凹部54aが、右のカム部材54の外周部に形成されている。
図4,5,7に示すように、3つの左のカム部材61,62,64が支持軸47に揺動自在に支持され、左のカム部材61,62,64に亘って連結ロッド55が連結されて、左のカム部材61,62,64が一体で揺動する。左のカム部材61の外周部に半円状の1つの凹部61aが形成され、左のカム部材61の凹部61aよりも縦長の凹部62aが左のカム部材62の外周部に形成されており、操作レバー49が入り込み可能な係合部62bが、左のカム部材62の上部に備えられている。左のカム部材62の凹部62aより
も縦長の凹部64aが、左のカム部材64の外周部に形成されている。
図4,5,7に示すように、支持部46に支持軸56(第2軸芯に相当)が固定されており、支持軸56に4つの第1,2,3,4操作アーム57a,57b,57c,57dが揺動自在に支持されている。第1〜4操作アーム57a〜57dの各々と、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの各々とが、ワイヤ58を介して接続されている。
図4の実線及び図7に示す第1〜4操作アーム57a〜57dの状態において、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されており、第1〜4操作アーム57a〜57dがバネ(図示せず)により図4の紙面時計方向に付勢されている。第1〜4操作アーム57a〜57dが図4の紙面反時計方向に揺動操作されて(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されると、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが遮断状態に操作される。
図4,5,7に示すように、第1〜4操作アーム57a〜57dの上部にローラー59が備えられており、第1操作アーム57aのローラー59が右のカム部材51の外周部に当て付けられ、第2操作アーム57bのローラー59が右のカム部材52及び左のカム部材64の外周部に当て付けられている。第3操作アーム57cのローラー59が右のカム部材54及び左のカム部材62の外周部に当て付けられており、第4操作アーム57dのローラー59が左のカム部材61の外周部に当て付けられている。
図1及び図6に示すように、運転座席33の右横側に操作レバー49及び支持部46が配置されて、支持軸47,56が機体左右方向に向くように配置されている。図6に示すように、支持部46を覆うカバー60において、カバー60の後部に機体左右方向(図6の紙面左右方向)に沿った中立経路63が開口されており、中立経路63の右の端部から機体前後方向(図6の紙面上下方向)の前方に向けて右用操作経路65が開口され、中立経路63の左の端部から機体前後方向(図6の紙面上下方向)の前方に向けて左用操作経路66が開口されている。
図6に示すように、中立経路63が全条作動位置として設定されて、右及び左用操作経路65,66に1・2停止位置、3・4停止位置及び5・6停止位置が備えられており、左用操作経路66における中立経路63とは反対側の端部に全条停止位置が備えられている。図4及び図5に示すように、操作板53の支持部53cの部分において、操作レバー49につる巻き状のバネ50が外嵌されており、バネ50により操作レバー49が運転座席33側に付勢されている。これにより図4及び図6に示すように、中立経路63(全条作動位置)に位置する操作レバー49において、操作レバー49から手を離しておけば、操作レバー49は中立経路63(全条作動位置)の運転座席33側の端部に位置して、運転座席33に接近した状態となっている(後述する[7]に記載のように、操作レバー49が左のカム部材62の係合部62bに入り込んでいる)。
[6]
次に、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)から右用操作経路65に操作した場合について説明する。
図4,5,6,7に示す状態は、操作レバー49が中立経路63(全条作動位置)の運転座席33側の端部に位置している状態(操作レバー49が左のカム部材62の係合部62bに入り込んだ状態)であり、第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が、右のカム部材51,52,54の凹部51a,52a,54a及び左のカム部材61,6
2,64の凹部61a,62a,64aに入り込んでいる。この状態で、全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されている。
図4,6,7に示すように、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)の右の端部に操作すると、操作レバー49が右のカム部材52の係合部52bに入り込む。操作レバー49を右用操作経路65の1・2停止位置に操作すると、右のカム部材51,52,54が所定角度だけ回転し、第1操作アーム57aのローラー59が、右のカム部材51の凹部51aから押し出されて右のカム部材51の外周部に乗る。これにより、第1操作アーム57aが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第1少数条クラッチ19a、第1縦送りクラッチ24a及び第1施肥クラッチ38aが遮断状態に操作される。
図4,6,8に示すように、操作レバー49を右用操作経路65の3・4停止位置に操作すると、右のカム部材51,52,54がさらに所定角度だけ回転し、第2操作アーム57bのローラー59が、右のカム部材52の凹部52aから押し出されて右のカム部材52の外周部に乗る。これにより、第2操作アーム57bが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第2少数条クラッチ19b、第2縦送りクラッチ24b及び第2施肥クラッチ38bが遮断状態に操作される(第1少数条クラッチ19a、第1縦送りクラッチ24a及び第1施肥クラッチ38aも遮断状態に維持されている)。
図4,6,7,8に示すように、操作レバー49を右用操作経路65の5・6停止位置に操作すると、右のカム部材51,52,54がさらに所定角度だけ回転して、第3操作アーム57cのローラー59が、右のカム部材54の凹部54aから押し出されて右のカム部材54の外周部に乗る。これにより第3操作アーム57cが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第3少数条クラッチ19c、第3縦送りクラッチ24c及び第3施肥クラッチ38cが遮断状態に操作される(第1,2少数条クラッチ19a,19b、第1,2縦送りクラッチ24a,24b、第1,2施肥クラッチ38a,38bも遮断状態に維持されている)。
[7]
次に、操作レバー49を中立経路63から左用操作経路66に操作した場合について説明する。
図4,5,6,7に示す状態は、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)の運転座席33側の端部に位置している状態(操作レバー49が左のカム部材62の係合部62bに入り込んだ状態)であり、第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が、右のカム部材51,52,54の凹部51a,52a,54a及び左のカム部材61,62,64の凹部61a,62a,64aに入り込んでいる。この状態で、全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されている。
図4,6,7に示すように、操作レバー49を左用操作経路66の1・2停止位置に操作すると、左のカム部材61,62,64が所定角度だけ回転し、第4操作アーム57dのローラー59が、左のカム部材61の凹部61aから押し出されて左のカム部材61の外周部に乗る。これにより、第4操作アーム57dが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第4少数条クラッチ19d、第4縦送りクラッチ24d及び第4施肥クラッチ38dが遮断状態に操作される。
図4,6,9に示すように、操作レバー49を左用操作経路66の3・4停止位置に操
作すると、左のカム部材61,62,64がさらに所定角度だけ回転し、第3操作アーム57cのローラー59が、左のカム部材62の凹部62aから押し出されて左のカム部材62の外周部に乗る。これにより、第3操作アーム57cが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第3少数条クラッチ19c、第3縦送りクラッチ24c及び第3施肥クラッチ38cが遮断状態に操作される(第4少数条クラッチ19d、第4縦送りクラッチ24d及び第4施肥クラッチ38dも遮断状態に維持されている)。
図4,6,7,9に示すように、操作レバー49を左用操作経路66の5・6停止位置に操作すると、左のカム部材61,62,64がさらに所定角度だけ回転して、第2操作アーム57bのローラー59が、左のカム部材64の凹部64aから押し出されて左のカム部材64の外周部に乗る。これにより、第2操作アーム57bが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第2少数条クラッチ19b、第2縦送りクラッチ24b及び第2施肥クラッチ38bが遮断状態に操作される(第4,3少数条クラッチ19d,19c、第4,3縦送りクラッチ24d,24c及び第4,3施肥クラッチ38d,38cも遮断状態に維持されている)。
図4及び図5に示すように、操作板53にピン53dが備えられており、操作レバー49を左用操作経路66の全条停止位置に操作すると、図10に示すように左のカム部材61,62,64がさらに所定角度だけ回転して、操作板53の操作ピン53dが右のカム部材52に接当し、左のカム部材61,62,64と一緒に右のカム部材51,52,54が所定角度だけ回転する。従って、第1操作アーム57aのローラー59が、右のカム部材51の凹部51aから押し出されて右のカム部材51の外周部に乗る。
これにより第1操作アーム57aが図4の紙面反時計方向に揺動操作され(図4の二点鎖線参照)、ワイヤ58が引き操作されて、第1少数条クラッチ19a、第1縦送りクラッチ24a及び第1施肥クラッチ38aが遮断状態に操作される(第4,3,2少数条クラッチ19d,19c,19b、第4,3,2縦送りクラッチ24d,24c,24b及び第4,3,2施肥クラッチ38d,38c,38bも遮断状態に維持されている)。従って、全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが遮断状態に操作された状態となる。
[8]
図4に示すように、支持部46にブラケット46aが固定され、リミットスイッチ型式の位置センサー69が支持部46のブラケット46aに備えられており、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)に操作していると、操作板53の接当部53eが位置センサー69に接当するように構成されている。
これにより、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)に操作していると(全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されている状態)、図1に示すように操縦パネル70に備えられたランプ44が消灯している。操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)から右及び左用操作経路65,66に操作して、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d(第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38d)のうちの一つでも遮断状態に操作されると、操作板53の接当部53eが位置センサー69から離れて、ランプ44が点灯する。
図4に示すように、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)に操作している状態(第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が、右のカム部材板51,52,54の凹部51a,52a,54a及び左のカム部材61,62,64の凹部61a,6
2a,64aに入り込んでいる状態)(全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されている状態)において、第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59から第1〜4操作アーム57a〜57dと直交する方向に延出された線分A1(第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が右及び左のカム部材51,52,54,61,62,64に押圧される力の反作用としてのカム部材51,52,54,61,62,64が第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59に押圧される力の方向(境界線))が、斜め前方下方に向いており、線分A1の上側に支持軸47が位置して、線分A1の下側に支持軸56が位置している。
図4及び図6に示すように、操作レバー49を右用操作経路65の1・2停止位置(3・4停止位置、5・6停止位置)、及び左用操作経路66の1・2停止位置(3・4停止位置、5・6停止位置)に操作すると(所定方向に相当)、第1〜4操作アーム57a〜57dが、図4の実線に示す状態から紙面反時計方向に揺動操作されながら二点鎖線の状態に達する。第1〜4操作アーム57a〜57dの揺動に伴って、線分A1が斜め前方下方の向きから次第に上に向いていき、支持軸47の位置を通過して、斜め前方上方に向く(図4の二点鎖線の線分A2参照)。これにより、線分A2(A1)の下側に支持軸47及び支持軸56が位置する状態となる。
この場合、第1〜4操作アーム57a〜57dの揺動操作の前半(線分A1が図4の実線に示す位置から斜め前方下方に向いて支持軸47の位置に達するまでの間)では、第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が右及び左のカム部材51,52,54,61,62,64に押圧される力に対する反力(線分A1の方向)が、操作レバー49の操作抵抗として作用する(操作レバー49を図4の紙面反時計方向に揺動させようとする)。
次に、第1〜4操作アーム57a〜57dの揺動操作の後半(線分A1が支持軸47の位置から図4の二点鎖線の線分A2の位置に達するまでの間)では、第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が右及び左のカム部材51,52,54,61,62,64に押圧される力に対する反力(線分A2(A1)の方向)は、第1軸芯47を中心とした操作レバー49の操作方向と同方向となるので操作レバー49に対する操作抵抗として作用しない(操作レバー49を図4の紙面反時計方向に揺動させようとはしない)。
前述のように操作レバー49を操作する状態において、例えば操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)から右用操作経路65の1・2停止位置に操作する場合、図4に示すように、ローラー68が操作板53の凹部53aに入り込んでいる状態から、ローラー68が操作板53の凹部53aの勾配の緩やかな傾斜部53fに沿って、操作板53の凹部53a(中立経路63(全条作動位置)に対応)から抜け出し、次の操作板53の凹部53a(右用操作経路65の1・2停止位置に対応)に入り込む。これにより、前述のように操作レバー49を操作する状態において、ローラー68から操作レバー49に掛かる抵抗が比較的小さなものとなる。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図4に示すように、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)に操作している状態(第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が、右のカム部材51,52,54の凹部51a,52a,54a及び左のカム部材61,62,64の凹部61a,62a,64aに入り込んでいる状態)(全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されている状態)においても、線分A1の下側に支持軸47及び支持軸56が位置する状態となるように構成してもよい。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、第1〜4操作アーム57a〜57dの向きを上下逆転するように配置してもよい。
この場合、操作レバー49を右用操作経路65の1・2停止位置(3・4停止位置、5・6停止位置)、及び左用操作経路66の1・2停止位置(3・4停止位置、5・6停止位置)に操作すると(所定方向に相当)、第1〜4操作アーム57a〜57dが図4の紙面時計方向に揺動操作されるように構成して、第1〜4操作アーム57a〜57dの揺動に伴って、線分A1が斜め前方上方の向きから次第に下に向いていき、支持軸47の位置を通過して、斜め前方下方に向くように構成する。これにより、線分A2(A1)の上側に支持軸47及び支持軸56が位置する状態となる。
又、操作レバー49を中立経路63(全条作動位置)に操作している状態(第1〜4操作アーム57a〜57dのローラー59が、右のカム部材51,52,54の凹部51a,52a,54a及び左のカム部材61,62,64の凹部61a,62a,64aに入り込んでいる状態)(全ての第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dが伝動状態に操作されている状態)においても、線分A2(A1)の上側に支持軸47及び支持軸56が位置する状態となるように構成してもよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの各々を、隣接する2つの植付条に対応させるのではなく、1つの植付条に対応するように構成してもよく、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dのうち、隣接する2つの植付条に対応するものや、1つの植付条に対応するものが混在していてもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、施肥装置(繰り出し部31、ホッパー32、ブロア43、作溝器35及びホース36)を廃止するように構成し、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを廃止するように構成してもよい。
一つの操作レバー49を廃止し、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d、第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの各々に対して、操作レバー(図示せず)を備えるように構成してもよい。
本発明は8条植型式ばかりではなく、6条植型式の乗用型田植機や10条植型式の乗用型田植機にも適用できる。
乗用型田植機の全体側面図 苗植付装置の平面図 施肥装置の背面図 操作レバーの付近の側面図 操作レバーの付近の正面図 操作レバー、中立経路、右及び左用操作経路の付近の平面図 操作レバーを中立経路に操作している状態でのカム部材及び第1〜第4操作アームの状態を示す図 操作レバーを右用操作経路の3・4停止位置に操作している状態でのカム部材及び第1〜第4操作アームの状態を示す図 操作レバーを左用操作経路の3・4停止位置に操作している状態でのカム部材及び第1〜第4操作アームの状態を示す図 操作レバーを左用操作経路の全条停止位置に操作している状態でのカム部材及び第1〜第4操作アームの状態を示す図
符号の説明
6 リンク機構
7 苗植付装置
10 植付アーム
19a,19b,19c,19d 少数条クラッチ
47 第1軸芯
49 操作レバー
51,52,54,61,62,64 カム部材
56 第2軸芯
57a,57b,57c,57d 操作アーム
58 連係機構
59 操作アームの端部
A1,A2 境界線

Claims (3)

  1. 苗を田面に植え付ける植付アームを植付条に応じて左右方向に所定間隔を置いて配置して、少数の前記植付アームに動力を伝動及び遮断自在な少数条クラッチを複数個備え、
    人為的に操作される操作レバーを第1軸芯周りに往復揺動自在に支持し、前記操作レバーにおける第1軸芯の部分にカム部材を取り付けて、
    前記第1軸芯と平行な第2軸芯周りに揺動自在に支持された操作アームを複数個備えて、前記複数の各操作アームの端部をカム部材に付勢接当させ、複数の前記各操作アームと各少数条クラッチとをそれぞれ機械的に連係する連係機構を備えて、
    前記操作レバーを第1軸芯周りに所定方向に往動操作すると、前記カム部材によりそれぞれの操作アームの端部が順次押し操作され、前記操作アームが第2軸芯周りに揺動操作されて、操作された操作アームに対応する前記少数条クラッチが遮断状態に操作されるように構成すると共に前記操作レバーを第1軸芯周りに復動操作すると、それぞれの操作アームが順次戻し操作され、戻し操作された操作アームに対応する前記少数条クラッチが入り状態に操作されるように構成し、
    前記操作レバーを往動操作したときにのみ、前記カム部材により前記複数の操作アームの端部が押し操作され、それぞれの操作アームが第2軸芯周りに揺動操作された状態において、前記複数の操作アームによる付勢力によりカム部材が前記複数の操作アームの端部に押圧される力の方向を境界線として、境界線における前記力の方向が前記第1軸芯を中心とする前記操作レバーの往動操作の方向と同方向で、且つ前記境界線に対して第1及び第2軸芯が同じ側に位置するように構成してある乗用型田植機。
  2. 前記操作レバーを操作位置に保持するデテント機構を備えて、前記操作レバーを操作位置から第1軸芯周りに所定方向に操作する際のデテント機構からの抵抗が、前記操作レバーを操作位置から第1軸芯周りに所定方向と逆方向に操作する際のデテント機構からの抵抗よりも小さくなるように構成してある請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 機体の後部に昇降自在なリンク機構を備え、前記植付アームを備えた苗植付装置をリンク機構に連結及び取り外し自在に構成し、別の作業装置を前記リンク機構に連結及び取り外し自在に構成してある請求項1又は2に記載の乗用型田植機。
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