JPH11332331A - 移動農機 - Google Patents
移動農機Info
- Publication number
- JPH11332331A JPH11332331A JP14186898A JP14186898A JPH11332331A JP H11332331 A JPH11332331 A JP H11332331A JP 14186898 A JP14186898 A JP 14186898A JP 14186898 A JP14186898 A JP 14186898A JP H11332331 A JPH11332331 A JP H11332331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation lever
- switching
- lever
- change operation
- shift operation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変速操作レバーによる後進への切換え操作を
確実に検出しうる検出スイッチを設ける。 【解決手段】 乗用田植機Pは、走行機体5の前後進の
切換え操作と変速操作とを1本のレバーで可能とする変
速操作レバー41を備えていて、この変速操作レバー4
1の動作基部には、該変速操作レバー41の前後進切換
え操作に伴い移動する切換え板54が配置されている。
また、前記変速操作レバー41を案内するガイド溝55
が形成されたガイド板52aには、前記切換え板54の
移動軌跡の近傍に検出スイッチ26が設けられていて、
前記変速操作レバー41の後進への切換え操作に基づ
き、前記切換え板54が検出スイッチ26に当接しオン
作動することで、走行機体5の後進への切換えが検出さ
れる。
確実に検出しうる検出スイッチを設ける。 【解決手段】 乗用田植機Pは、走行機体5の前後進の
切換え操作と変速操作とを1本のレバーで可能とする変
速操作レバー41を備えていて、この変速操作レバー4
1の動作基部には、該変速操作レバー41の前後進切換
え操作に伴い移動する切換え板54が配置されている。
また、前記変速操作レバー41を案内するガイド溝55
が形成されたガイド板52aには、前記切換え板54の
移動軌跡の近傍に検出スイッチ26が設けられていて、
前記変速操作レバー41の後進への切換え操作に基づ
き、前記切換え板54が検出スイッチ26に当接しオン
作動することで、走行機体5の後進への切換えが検出さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の移
動農機に係り、詳しくは走行機体の前後進切換えと、高
速・低速の変速操作とを1本の変速操作レバーによって
行う移動農機に関する。
動農機に係り、詳しくは走行機体の前後進切換えと、高
速・低速の変速操作とを1本の変速操作レバーによって
行う移動農機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自走しながら苗の植付作業を行う
乗用田植機において、走行機体の進行方向の前進・後進
の切換えと、前進・後進についてそれぞれ高速・低速方
向に無段変速する変速操作とを、1本の変速操作レバー
によって行うものが知られている。
乗用田植機において、走行機体の進行方向の前進・後進
の切換えと、前進・後進についてそれぞれ高速・低速方
向に無段変速する変速操作とを、1本の変速操作レバー
によって行うものが知られている。
【0003】この変速操作レバーは、走行機体の運転席
に配置されたステアリングホイールの側方に、運転席下
方のステップから上方に延びるようにして配設されてい
る。運転者は、ステアリングホイールを操作しながら、
必要に応じ、変速操作レバーの先端部を手で軽く握っ
て、例えば機体進行方向に対し左右方向に揺動させるこ
とにより前後進の切替えを可能とする一方、前後方向に
揺動させて高速・低速に変速操作することができる。
に配置されたステアリングホイールの側方に、運転席下
方のステップから上方に延びるようにして配設されてい
る。運転者は、ステアリングホイールを操作しながら、
必要に応じ、変速操作レバーの先端部を手で軽く握っ
て、例えば機体進行方向に対し左右方向に揺動させるこ
とにより前後進の切替えを可能とする一方、前後方向に
揺動させて高速・低速に変速操作することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圃場におい
て走行機体を後進させる場合、植付部が畦際等に当接し
て破損したり、すでに植付けた苗が植付部によってなぎ
倒される等のおそれがあるため、通常は前記植付部を上
昇させてから変速操作レバーを後進に切換えていた。し
かし、上述した従来例においては、変速操作レバーが後
進に切換えられたことを検出して運転者に知らせる等の
手段を備えていなかったため、誤って前記植付部を下降
させたまま走行機体を後進させてしまうおそれがあっ
た。
て走行機体を後進させる場合、植付部が畦際等に当接し
て破損したり、すでに植付けた苗が植付部によってなぎ
倒される等のおそれがあるため、通常は前記植付部を上
昇させてから変速操作レバーを後進に切換えていた。し
かし、上述した従来例においては、変速操作レバーが後
進に切換えられたことを検出して運転者に知らせる等の
手段を備えていなかったため、誤って前記植付部を下降
させたまま走行機体を後進させてしまうおそれがあっ
た。
【0005】本発明は斯かる課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、変速操作レバー
による後進への切換え操作を確実に検出しうる検出スイ
ッチを取り付けた移動農機を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、変速操作レバー
による後進への切換え操作を確実に検出しうる検出スイ
ッチを取り付けた移動農機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、走行機体(5)の前後進切
換えと変速操作とを可能とする変速操作レバー(41)
を備えた移動農機(P)において、前記変速操作レバー
(41)の動作基部に配置され、該変速操作レバー(4
1)の前後進切換え操作に伴い移動する切換え部材(5
4)と、前記変速操作レバー(41)の後進への切換え
操作に基づき、前記切換え部材(54)が当接してオン
作動する検出スイッチ(26)と、を備えていることを
特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、走行機体(5)の前後進切
換えと変速操作とを可能とする変速操作レバー(41)
を備えた移動農機(P)において、前記変速操作レバー
(41)の動作基部に配置され、該変速操作レバー(4
1)の前後進切換え操作に伴い移動する切換え部材(5
4)と、前記変速操作レバー(41)の後進への切換え
操作に基づき、前記切換え部材(54)が当接してオン
作動する検出スイッチ(26)と、を備えていることを
特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、前記検出スイッチ
(26)を、前記変速操作レバー(41)を案内するガ
イド溝(55)を形成した案内部材(52a)に設け
た、ことを特徴とする。
(26)を、前記変速操作レバー(41)を案内するガ
イド溝(55)を形成した案内部材(52a)に設け
た、ことを特徴とする。
【0008】[作用]以上の発明特定事項に基づき、本
発明の移動農機(P)は、走行機体(5)の前後進の切
換え操作と変速操作とを1本のレバーで可能とする変速
操作レバー(41)を備えていて、この変速操作レバー
(41)の動作基部には、該変速操作レバー(41)の
前後進切換え操作に伴い移動する切換え部材(54)が
配置されている。また、前記変速操作レバー(41)を
案内するガイド溝(55)が形成された案内部材(52
a)には、前記切換え部材(54)の移動軌跡の近傍に
検出スイッチ(26)が設けられていて、前記変速操作
レバー(41)の後進への切換え操作に基づき、前記切
換え部材(54)が検出スイッチ(26)に当接しオン
作動することで、走行機体(5)の後進への切換えが検
出される。従って、例えばこの検出と同時に警報ブザー
を鳴動する等により注意を喚起することができる。
発明の移動農機(P)は、走行機体(5)の前後進の切
換え操作と変速操作とを1本のレバーで可能とする変速
操作レバー(41)を備えていて、この変速操作レバー
(41)の動作基部には、該変速操作レバー(41)の
前後進切換え操作に伴い移動する切換え部材(54)が
配置されている。また、前記変速操作レバー(41)を
案内するガイド溝(55)が形成された案内部材(52
a)には、前記切換え部材(54)の移動軌跡の近傍に
検出スイッチ(26)が設けられていて、前記変速操作
レバー(41)の後進への切換え操作に基づき、前記切
換え部材(54)が検出スイッチ(26)に当接しオン
作動することで、走行機体(5)の後進への切換えが検
出される。従って、例えばこの検出と同時に警報ブザー
を鳴動する等により注意を喚起することができる。
【0009】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、何等本発明の発明特定事項を
限定するものではない。
するためのものであるが、何等本発明の発明特定事項を
限定するものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0011】乗用田植機Pは、図1に示すように、前輪
2及び後輪3にて支持されている走行機体5を有してお
り、該機体5の前部にはエンジン6及びミッションケー
ス7が搭載され、かつその後部には座席シート8を有す
る運転席9が配置されている。また、走行機体5の後方
にはリンク10を介して植付部11が昇降自在に支持さ
れており、かつ該植付部11は苗載せ台12、プランタ
13及びフロート15等を備えると共に、油圧シリンダ
装置16により昇降駆動される。
2及び後輪3にて支持されている走行機体5を有してお
り、該機体5の前部にはエンジン6及びミッションケー
ス7が搭載され、かつその後部には座席シート8を有す
る運転席9が配置されている。また、走行機体5の後方
にはリンク10を介して植付部11が昇降自在に支持さ
れており、かつ該植付部11は苗載せ台12、プランタ
13及びフロート15等を備えると共に、油圧シリンダ
装置16により昇降駆動される。
【0012】図2に示すように、エンジン6の出力軸6
aとミッションケース7から突出したミッション入力軸
7aとの間には、ベルト式無段変速機構17が配置され
ていて、この無段変速機構17部分から上方の運転席9
に向けて、変速操作レバー41が延設されている。この
変速操作レバー41を、図3に示すように、機体左右方
向に操作すると、走行機体5の前進・後進が切り換えら
れ、機体前後方向に向けて操作すると、前進・後進の夫
々について走行機体5が高速・低速に無段変速される。
aとミッションケース7から突出したミッション入力軸
7aとの間には、ベルト式無段変速機構17が配置され
ていて、この無段変速機構17部分から上方の運転席9
に向けて、変速操作レバー41が延設されている。この
変速操作レバー41を、図3に示すように、機体左右方
向に操作すると、走行機体5の前進・後進が切り換えら
れ、機体前後方向に向けて操作すると、前進・後進の夫
々について走行機体5が高速・低速に無段変速される。
【0013】本発明においては、前記変速操作レバー4
1の動作基部に配置され、該変速操作レバー41の前後
進切換え操作に伴い移動する切換え部材と、前記変速操
作レバー41の後進への切換え操作に基づき、前記切換
え部材が当接してオン作動する検出スイッチとを備えて
いる。
1の動作基部に配置され、該変速操作レバー41の前後
進切換え操作に伴い移動する切換え部材と、前記変速操
作レバー41の後進への切換え操作に基づき、前記切換
え部材が当接してオン作動する検出スイッチとを備えて
いる。
【0014】図2〜図4(a)(b)に示すように、前
記ミッションケース7の側方には前後進切換えシャフト
19が上下方向に延びており、該シャフト19はその上
下端部を正面視が略々コ字状に折曲された取付プレート
52により回動可能に支持されている。この取付プレー
ト52の上端側は、案内部材としてのガイド板52aに
形成されていて、該ガイド板52aには略々U字状のガ
イド溝55が形成されている(図3参照)。
記ミッションケース7の側方には前後進切換えシャフト
19が上下方向に延びており、該シャフト19はその上
下端部を正面視が略々コ字状に折曲された取付プレート
52により回動可能に支持されている。この取付プレー
ト52の上端側は、案内部材としてのガイド板52aに
形成されていて、該ガイド板52aには略々U字状のガ
イド溝55が形成されている(図3参照)。
【0015】このガイド溝55は、前記変速操作レバー
41と一体的に固定された作動ロッド46の左右方向の
揺動をガイドする左右溝55aと、該左右溝55aの両
端において作動ロッド46の前後方向の揺動をガイドす
る2個の前後溝55bとを組み合せてU字形に形成され
ている。そして、前記変速操作レバー41を操作するこ
とにより、走行機体5の前後進の切換えと変速操作が行
われる。
41と一体的に固定された作動ロッド46の左右方向の
揺動をガイドする左右溝55aと、該左右溝55aの両
端において作動ロッド46の前後方向の揺動をガイドす
る2個の前後溝55bとを組み合せてU字形に形成され
ている。そして、前記変速操作レバー41を操作するこ
とにより、走行機体5の前後進の切換えと変速操作が行
われる。
【0016】また、前後進切換えシャフト19の上端部
には、スペーサ53を介して切換え板54が該切換えシ
ャフト19と一体的に回動可能に取付けられている。こ
の切換え板54には、後述する図5(d)に示すよう
に、回動周端側に切欠溝54aが形成されていて、この
切欠溝54aに、前記変速操作レバー41の基端部が嵌
挿されている。更に、前後進切換えシャフト19の下端
部には、シフトアーム56が該切換えシャフト19と一
体的に固定されている。このシフトアーム56は、シフ
ト軸28を介してミッションケース7に内蔵された前後
進切換えギヤ57を操作して、前進状態、中立状態及び
後進状態に切換え得る。
には、スペーサ53を介して切換え板54が該切換えシ
ャフト19と一体的に回動可能に取付けられている。こ
の切換え板54には、後述する図5(d)に示すよう
に、回動周端側に切欠溝54aが形成されていて、この
切欠溝54aに、前記変速操作レバー41の基端部が嵌
挿されている。更に、前後進切換えシャフト19の下端
部には、シフトアーム56が該切換えシャフト19と一
体的に固定されている。このシフトアーム56は、シフ
ト軸28を介してミッションケース7に内蔵された前後
進切換えギヤ57を操作して、前進状態、中立状態及び
後進状態に切換え得る。
【0017】すなわち、図5(a)〜(d)において、
前記変速操作レバー41を左方向(後進)に操作する
と、これに伴い切換え板54も前後進切換えシャフト1
9を中心として同方向に回動し(図5(a)参照)、変
速操作レバー41を右方向(前進)に操作すると、これ
に伴い切換え板54も同方向に回動し(図5(b)参
照)、更に変速操作レバー41を中立位置(中立)に操
作すると、切換え板54も中立位置に操作される(図5
(c)参照)。この切換え板54には、前述した切欠溝
54aが形成されている(図5(d)参照)。
前記変速操作レバー41を左方向(後進)に操作する
と、これに伴い切換え板54も前後進切換えシャフト1
9を中心として同方向に回動し(図5(a)参照)、変
速操作レバー41を右方向(前進)に操作すると、これ
に伴い切換え板54も同方向に回動し(図5(b)参
照)、更に変速操作レバー41を中立位置(中立)に操
作すると、切換え板54も中立位置に操作される(図5
(c)参照)。この切換え板54には、前述した切欠溝
54aが形成されている(図5(d)参照)。
【0018】また、前記ガイド溝55が形成されたガイ
ド板52aには、前記切換え板54の左方向回動端に近
接する位置に、検出スイッチ(リミットスイッチ)26
がボルト27により取付けられている。このため、図5
(a)に示すように、前記変速操作レバー41を左方向
(後進)に操作すると、これに伴い前記切換え板54が
前後進切換えシャフト19を中心として同方向に回動
し、その端面54bが検出スイッチ26のセンサバー2
6aに当接して、該検出スイッチ26がオン作動する。
ド板52aには、前記切換え板54の左方向回動端に近
接する位置に、検出スイッチ(リミットスイッチ)26
がボルト27により取付けられている。このため、図5
(a)に示すように、前記変速操作レバー41を左方向
(後進)に操作すると、これに伴い前記切換え板54が
前後進切換えシャフト19を中心として同方向に回動
し、その端面54bが検出スイッチ26のセンサバー2
6aに当接して、該検出スイッチ26がオン作動する。
【0019】また、変速操作レバー41を左方向(後
進)に操作した状態で、走行機体5を変速操作すべく前
記変速操作レバー41を前後方向に操作(高速・低速)
したとしても、検出スイッチ26はオン作動状態が保持
される。一方、図5(b)(c)に示すように、前記変
速操作レバー41を右方向(前進)又は中立位置(中
立)に操作すると、前記切換え板54は検出スイッチ2
6から離反するように回動するため、該検出スイッチ2
6はオフとなる。そして、これらの位置では走行機体5
を変速操作すべく変速操作レバー41を前後方向に操作
(高速・低速)したとしても、検出スイッチ26には影
響を与えない。
進)に操作した状態で、走行機体5を変速操作すべく前
記変速操作レバー41を前後方向に操作(高速・低速)
したとしても、検出スイッチ26はオン作動状態が保持
される。一方、図5(b)(c)に示すように、前記変
速操作レバー41を右方向(前進)又は中立位置(中
立)に操作すると、前記切換え板54は検出スイッチ2
6から離反するように回動するため、該検出スイッチ2
6はオフとなる。そして、これらの位置では走行機体5
を変速操作すべく変速操作レバー41を前後方向に操作
(高速・低速)したとしても、検出スイッチ26には影
響を与えない。
【0020】この検出スイッチ26により、変速操作レ
バー41を後進位置に操作したことを確実に検出するこ
とが可能となる。このため、例えば、検出スイッチ26
がオン作動(後進)したことを条件として、例えば警報
ブザーを鳴らして変速操作レバー41が後進位置にある
ことを知らせたり、走行機体5に支持された植付部11
を直ちに上昇させる等の制御を行うことができる。
バー41を後進位置に操作したことを確実に検出するこ
とが可能となる。このため、例えば、検出スイッチ26
がオン作動(後進)したことを条件として、例えば警報
ブザーを鳴らして変速操作レバー41が後進位置にある
ことを知らせたり、走行機体5に支持された植付部11
を直ちに上昇させる等の制御を行うことができる。
【0021】この場合、前記検出スイッチ26は、変速
操作レバー41を左方向(後進)に操作した状態では、
切換え板54がそのセンサバー26aに確実に当接し、
変速操作レバー41を右方向(前進)又は中立位置(中
立)に操作した状態では、切換え板54がそのセンサバ
ー26aから確実に離反する位置に取付ける必要があ
る。そして、本実施の形態では、該検出スイッチ26を
ガイド板52aに直接取付けており、取付けが容易であ
ると共に位置調整も簡単に行える。また、前記検出スイ
ッチ26の取付位置は、メインのワイヤハーネスに近接
しているため、該検出スイッチ26への給電線の配線作
業が容易であると共に、給電線の長さも短くて済む。
操作レバー41を左方向(後進)に操作した状態では、
切換え板54がそのセンサバー26aに確実に当接し、
変速操作レバー41を右方向(前進)又は中立位置(中
立)に操作した状態では、切換え板54がそのセンサバ
ー26aから確実に離反する位置に取付ける必要があ
る。そして、本実施の形態では、該検出スイッチ26を
ガイド板52aに直接取付けており、取付けが容易であ
ると共に位置調整も簡単に行える。また、前記検出スイ
ッチ26の取付位置は、メインのワイヤハーネスに近接
しているため、該検出スイッチ26への給電線の配線作
業が容易であると共に、給電線の長さも短くて済む。
【0022】次に、前記変速操作レバー41を含む変速
装置について簡単に説明する。
装置について簡単に説明する。
【0023】図2と図6及び図7に示すように、前記ベ
ルト式無段変速機構17は、エンジン出力軸6aに装着
された駆動側プーリ22及びミッション入力軸7aに装
着された従動側プーリ23を有しており、これらの間に
Vベルト24が巻掛けられている。
ルト式無段変速機構17は、エンジン出力軸6aに装着
された駆動側プーリ22及びミッション入力軸7aに装
着された従動側プーリ23を有しており、これらの間に
Vベルト24が巻掛けられている。
【0024】前記変速操作レバー41は、ステアリング
コラム42にブラケット42a,42bを介して固設さ
れている軸43に機体前後方向に揺動自在に支持されて
いるレバーボス41aと、該レバーボス41aにピン4
4及びこれと一体のプレート44aにて機体左右方向に
揺動自在に支持されているレバー本体41bとからな
る。
コラム42にブラケット42a,42bを介して固設さ
れている軸43に機体前後方向に揺動自在に支持されて
いるレバーボス41aと、該レバーボス41aにピン4
4及びこれと一体のプレート44aにて機体左右方向に
揺動自在に支持されているレバー本体41bとからな
る。
【0025】このレバー本体41bの根本部分には、プ
レート45が固定されており、該プレート45には、上
記ピン44が支持されていると共に、下方に向けて作動
ロッド46が垂下されている。この作動ロッド46の先
端部にはピン46aが取り付けられている。このピン4
6aが、前述したガイド板52aに形成されたガイド溝
55に係合されている。そして、先端部が、作動ロッド
46がガイド溝55の左右溝55aに沿って左右に移動
するのに伴い、ミッションケース7を前進側と後進側に
切換える。さらに先端部が、作動ロッド46がガイド溝
55の前後溝55bに沿って移動するのに伴い、操作ア
ーム41cが前後に揺動して無段変速機構17を切換え
て高速前進、低速前進及び高速後退、低速後退を実現し
ている。なお、符号58は、ステアリングコラム42に
よって回動自在に支持されたステアリングホイールであ
る。
レート45が固定されており、該プレート45には、上
記ピン44が支持されていると共に、下方に向けて作動
ロッド46が垂下されている。この作動ロッド46の先
端部にはピン46aが取り付けられている。このピン4
6aが、前述したガイド板52aに形成されたガイド溝
55に係合されている。そして、先端部が、作動ロッド
46がガイド溝55の左右溝55aに沿って左右に移動
するのに伴い、ミッションケース7を前進側と後進側に
切換える。さらに先端部が、作動ロッド46がガイド溝
55の前後溝55bに沿って移動するのに伴い、操作ア
ーム41cが前後に揺動して無段変速機構17を切換え
て高速前進、低速前進及び高速後退、低速後退を実現し
ている。なお、符号58は、ステアリングコラム42に
よって回動自在に支持されたステアリングホイールであ
る。
【0026】また、前述した図2に示すように、操作レ
バー41のレバーボス41aには操作アーム41cが軸
43から延びており、一方、駆動側のカムアーム33と
従動側のカムアーム36との間にはカム連結ロッド50
が介在・連結されていて、両カムアーム33,36は一
体に移動し得る。そして、前記操作アーム41cの先端
とカム連結ロッド50の中間部との間にはカム作動ロッ
ド49が連結されていて、該ロッド49はその長さを調
節可能になっている。こうして、前記連結ロッド50に
より連結されている両カムアーム33,36は、カム作
動ロッド49に基づき同量移動する。
バー41のレバーボス41aには操作アーム41cが軸
43から延びており、一方、駆動側のカムアーム33と
従動側のカムアーム36との間にはカム連結ロッド50
が介在・連結されていて、両カムアーム33,36は一
体に移動し得る。そして、前記操作アーム41cの先端
とカム連結ロッド50の中間部との間にはカム作動ロッ
ド49が連結されていて、該ロッド49はその長さを調
節可能になっている。こうして、前記連結ロッド50に
より連結されている両カムアーム33,36は、カム作
動ロッド49に基づき同量移動する。
【0027】なお、60は無段変速装置のベルト24に
所定張力を付与するタイトプーリ、62は該ピンに回転
自在に支持されかつ一端に前記タイトプーリ60を支持
するタイトアームである。
所定張力を付与するタイトプーリ、62は該ピンに回転
自在に支持されかつ一端に前記タイトプーリ60を支持
するタイトアームである。
【0028】一方、前記レバーボス41aには、扇形の
位置決め用プレート66が一体に固定されており、該プ
レート66の先端部分には多数の凹凸部66aが形成さ
れている。また、固定フレームに揺動自在に支持された
アーム67には、その中間部分にローラ69が回転自在
に支持されていると共に、その先端部分にスプリング7
0が張設されている。そして、前記ローラ69が、スプ
リング70に基づく付勢力によりプレート66の凹凸部
66aに弾接して、操作レバー41及び無段変速機構1
7を所定変速操作位置に位置決め保持している。
位置決め用プレート66が一体に固定されており、該プ
レート66の先端部分には多数の凹凸部66aが形成さ
れている。また、固定フレームに揺動自在に支持された
アーム67には、その中間部分にローラ69が回転自在
に支持されていると共に、その先端部分にスプリング7
0が張設されている。そして、前記ローラ69が、スプ
リング70に基づく付勢力によりプレート66の凹凸部
66aに弾接して、操作レバー41及び無段変速機構1
7を所定変速操作位置に位置決め保持している。
【0029】次いで、上述した乗用田植機Pの作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0030】変速操作レバー41を、ガイド板52aの
ガイド溝55に案内されて、例えば前進位置において前
方(低速から高速方向)に操作すると、該変速操作レバ
ー41のレバーボス41aと一体の操作アーム41cが
軸43を中心として反時計方向に回動する。すると、該
操作アーム41cに連結している作動ロッド49を介し
て駆動側のカムアーム33を低速から高速に移動させ、
更に該カムアーム33に連結しているカム連結ロッド5
0を介して従動側のカムアーム36を同様に移動させ
る。
ガイド溝55に案内されて、例えば前進位置において前
方(低速から高速方向)に操作すると、該変速操作レバ
ー41のレバーボス41aと一体の操作アーム41cが
軸43を中心として反時計方向に回動する。すると、該
操作アーム41cに連結している作動ロッド49を介し
て駆動側のカムアーム33を低速から高速に移動させ、
更に該カムアーム33に連結しているカム連結ロッド5
0を介して従動側のカムアーム36を同様に移動させ
る。
【0031】そして、両カムアーム33,36は、駆動
側プーリ22のプーリ有効径が小さくなるように、かつ
従動側プーリ23のプーリ有効径が大きくなるように調
節して、ベルト式無段変速機構17は高速側に変速さ
れ、該高速回転が、ミッションケース7内のミッション
を介して車輪2及び3、そして植付部11のプランタ1
3及び苗のせ台12に伝達される。なお、変速操作レバ
ー41を高速側から低速側に操作すると、同様に無段変
速機構17が低速側に変速される。
側プーリ22のプーリ有効径が小さくなるように、かつ
従動側プーリ23のプーリ有効径が大きくなるように調
節して、ベルト式無段変速機構17は高速側に変速さ
れ、該高速回転が、ミッションケース7内のミッション
を介して車輪2及び3、そして植付部11のプランタ1
3及び苗のせ台12に伝達される。なお、変速操作レバ
ー41を高速側から低速側に操作すると、同様に無段変
速機構17が低速側に変速される。
【0032】また、変速操作レバー41を前進位置から
後進位置に切換えるべく、変速操作レバー41を、ガイ
ド溝55の左右溝55aに沿って左方向に操作すると、
プレート45がピン44を中心として同方向に回動する
ため、これに伴い作動ロッド46も同方向に回動する。
これにより、切換え板54が回動中心を中心として回動
し前後進切換えシャフト19を同方向に回動させる。こ
の前後進切換えシャフト19の回動により、下端側のシ
フトアーム56が同方向に回動し、シフト軸28を介し
てミッションケース7に内蔵された前後進切換えギヤ5
7を操作して、後進状態に切換える。
後進位置に切換えるべく、変速操作レバー41を、ガイ
ド溝55の左右溝55aに沿って左方向に操作すると、
プレート45がピン44を中心として同方向に回動する
ため、これに伴い作動ロッド46も同方向に回動する。
これにより、切換え板54が回動中心を中心として回動
し前後進切換えシャフト19を同方向に回動させる。こ
の前後進切換えシャフト19の回動により、下端側のシ
フトアーム56が同方向に回動し、シフト軸28を介し
てミッションケース7に内蔵された前後進切換えギヤ5
7を操作して、後進状態に切換える。
【0033】このとき、変速操作レバー41を、ガイド
溝55の左右溝55aに沿って左方向に操作したことに
伴い、作動ロッド46により切換え板54が回動中心を
中心として反時計方向に回動し(図5(a)参照)、そ
の端面54bが検出スイッチ26のセンサバー26aを
押圧する。これにより、検出スイッチ26がオン作動し
警報ブザー等を鳴らすことにより、運転者は変速装置が
後進位置になったことを認識することができる。
溝55の左右溝55aに沿って左方向に操作したことに
伴い、作動ロッド46により切換え板54が回動中心を
中心として反時計方向に回動し(図5(a)参照)、そ
の端面54bが検出スイッチ26のセンサバー26aを
押圧する。これにより、検出スイッチ26がオン作動し
警報ブザー等を鳴らすことにより、運転者は変速装置が
後進位置になったことを認識することができる。
【0034】なお、上述実施例は、乗用田植機に搭載し
た変速装置について説明したが、これに限らず、コンバ
イン等の他の作業車輌にも同様に適用できる。
た変速装置について説明したが、これに限らず、コンバ
イン等の他の作業車輌にも同様に適用できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、変速操作
レバーの動作基部に配置された切換え部材は、変速操作
レバーの後進への切換え操作に伴い移動して検出スイッ
チに当接し、該検出スイッチがオン作動するようになっ
ているので、変速操作レバーの変速操作には何ら影響さ
れることなく後進切換え操作のみを確実に検出すること
ができる。
レバーの動作基部に配置された切換え部材は、変速操作
レバーの後進への切換え操作に伴い移動して検出スイッ
チに当接し、該検出スイッチがオン作動するようになっ
ているので、変速操作レバーの変速操作には何ら影響さ
れることなく後進切換え操作のみを確実に検出すること
ができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、前記検出ス
イッチを、変速操作レバーを案内するガイド溝を形成し
た案内部材に設けたことにより、取付けが容易であると
共にその位置調整も簡単に行うことができる。
イッチを、変速操作レバーを案内するガイド溝を形成し
た案内部材に設けたことにより、取付けが容易であると
共にその位置調整も簡単に行うことができる。
【図1】本発明を適用した乗用田植機の側面図である。
【図2】無段変速機構とミッションケースの側面図であ
る。
る。
【図3】運転席の操作パネル部と、変速操作レバーのガ
イド溝を示す平面図である。
イド溝を示す平面図である。
【図4】(a)は切換え板の取付け状態の側面図、
(b)はその正面図である。
(b)はその正面図である。
【図5】(a)は後進時の切換え板の位置を示す平面
図、(b)は前進時の切換え板の位置を示す平面図、
(c)は中立時の切換え板の位置を示す平面図、(d)
は切換え板の外形を示す平面図である。
図、(b)は前進時の切換え板の位置を示す平面図、
(c)は中立時の切換え板の位置を示す平面図、(d)
は切換え板の外形を示す平面図である。
【図6】無段変速機構とミッションケースの側面図であ
る。
る。
【図7】図6の正面図である。
P 乗用田植機 5 走行機体 7 ミッションケース 17 ベルト式無段変速機構 19 前後進切換えシャフト 26 検出スイッチ 26a センサバー 41 変速操作レバー 41a レバーボス 41b レバー本体 41c 操作アーム 42 ステアリングコラム 43 軸 44 ピン 44a プレート 45 プレート 46 作動ロッド 52a ガイド板 54 切換え板 55 ガイド溝 57 前後進切換えギヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 走行機体の前後進切換えと変速操作とを
可能とする変速操作レバーを備えた移動農機において、 前記変速操作レバーの動作基部に配置され、該変速操作
レバーの前後進切換え操作に伴い移動する切換え部材
と、 前記変速操作レバーの後進への切換え操作に基づき、前
記切換え部材が当接してオン作動する検出スイッチと、
を備えている、 ことを特徴とする移動農機。 - 【請求項2】 前記検出スイッチを、前記変速操作レバ
ーを案内するガイド溝を形成した案内部材に設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の移動農機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14186898A JPH11332331A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 移動農機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14186898A JPH11332331A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 移動農機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11332331A true JPH11332331A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15302039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14186898A Pending JPH11332331A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 移動農機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11332331A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052833A (ja) * | 2010-12-10 | 2011-03-17 | Yanmar Co Ltd | 作業車 |
JP2012159203A (ja) * | 2012-05-30 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | 作業車 |
JP2012159204A (ja) * | 2012-05-30 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | 作業車 |
JP2012159205A (ja) * | 2012-05-30 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | 作業車用トランスミッション |
JP2019006134A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車輌 |
JP2019006135A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車輌 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP14186898A patent/JPH11332331A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052833A (ja) * | 2010-12-10 | 2011-03-17 | Yanmar Co Ltd | 作業車 |
JP2012159203A (ja) * | 2012-05-30 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | 作業車 |
JP2012159204A (ja) * | 2012-05-30 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | 作業車 |
JP2012159205A (ja) * | 2012-05-30 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | 作業車用トランスミッション |
JP2019006134A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車輌 |
JP2019006135A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車輌 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11332331A (ja) | 移動農機 | |
US5231891A (en) | Double pedal mechanism for working vehicle | |
JP2002257229A (ja) | 変速レバーの揺動アシスト機構 | |
JP4197256B2 (ja) | 変速レバーの位置検出構造 | |
JP3035477B2 (ja) | 車両用の変速機の操作装置 | |
JP4041419B2 (ja) | 走行型農作業機における走行変速操作装置 | |
JP2589701Y2 (ja) | 水田作業車輌における変速装置 | |
JP2000139140A (ja) | 移動農機 | |
JPH0713105U (ja) | 作業用走行車における変速レバーガイド構造 | |
JP2002254948A (ja) | 作業車両における変速レバーの配置構造 | |
KR20050010473A (ko) | 작업차 | |
JP2000006680A (ja) | 作業車 | |
JPH0925834A (ja) | 作業用走行車両における運転操作装置 | |
JPH0236346Y2 (ja) | ||
JPH02299932A (ja) | 作業車の変速操作構造 | |
JPH10166882A (ja) | トラクタの操作レバー | |
JP2905080B2 (ja) | コンバインの伝動構造 | |
JP3098096B2 (ja) | 変速装置の操作機構 | |
JP2569831Y2 (ja) | 作業用走行車における変速レバーの連結構造 | |
JPH0971152A (ja) | 作業機の操作部構造 | |
JP3477544B2 (ja) | 農作業機 | |
JPH07300078A (ja) | 乗用型水田作業機 | |
JP2004082895A (ja) | 作業車両における変速レバーの取付構造 | |
JP2000326744A (ja) | 変速装置におけるシフタ軸の操作装置 | |
JPH08118976A (ja) | 四輪駆動型作業車 |