JP2007221259A - 無瞬断切り替え装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現用側と予備側のVTポインタ回路のメモリからの読み出しアドレスとメモリへの書き込みアドレスの位相差が異なることによる、現用側と予備側のVTポインタ回路のポインタ値の相違を解消するために、現用側VTポインタ回路から予備側VTポインタ回路にメモリからの読み出しアドレスとメモリへの書き込みアドレスを送り、予備側の読み出し及び書き込みアドレスを、送信されてきたアドレス値で書き換える。これにより、現用側と予備側でアドレス値を一致させることができるので、ポインタ値も一致させることができる。
【選択図】図1
Description
SONET光伝送装置において、STS-1ペイロードにマッピングされるVT(Virtual Tributary)信号のクロスコネクトを行うSwitch Fabric(VT Switch Fabric)の現用系と予備系の装置を切り替える場合、信号の瞬断が発生するという問題がある。
図14の最上段に示されている図は、STS-1フレームを表し、トランスポートオーバヘッド(TOH)とペイロードからなっている。トランスポートオーバヘッドのH1、H2バイトは、ペイロード内のデータがどの位置から始まっているかを示すポインタであり、H3は、ネガティブスタッフをする場合のスタッフバイトである。J1バイトは、ペイロードの始まり位置を示すバイトであり、J1バイトから後ろの所定長のデータがペイロードデータある。この図のように、ペイロードは、STS-1フレームのペイロードの最初から始まっているとは限らず、任意の位置から始まるように設計されているので、H1、H2バイトを使って、ペイロードの開始位置を示している。
図15(a)を参照すると、V1V2バイトは、NDFビットと、SSビットと、"10"ビットポインタとからなっている。V3バイト は、ネガティブスタッフを行うための削除用ビットと、ポジティブスタッフを行うための追加用ビットからなる。V3バイトは、ネガティブスタッフ時にペイロードのデータ収容する。図15(b)を参照すると、VTフレームが送られる場合の時系列のデータ配列を見ると、最初にV1バイトが送られ、その後に、ペイロードのデータが送られる。V1バイトの次のデータは、ポインタ値が「78」のペイロードデータであり、この後、ポインタ値が「103」までのペイロードデータが続く。次に、V2バイトが送られる。V2バイトの次のデータは、ポインタ値が「0」のペイロードデータとなる。この後、ポインタ値が「25」までのデータが続く。次に、V3バイトが送られる。V3バイトは 、スタッフ用バイトであり、ネガティブスタッフを行う場合には、V3バイトのビット数を減らし、ポジティブスタッフを行う場合には、V3バイトのビット数を増やすことになる。V3バイトは、ネガティブスタッフ用バイトであり、ネガティブスタッフを行なう場合には、V3バイトにペイロードのデータの一部を収容し、ポジティブスタッフを行なう場合には、V3バイトの次のバイトにデータを収容しないことでポインタ値の増減に対応する。V3バイトの後には、ポインタ値が「26」から「51」までのペイロードデータが続く。その次に、V4バイトが来て、更にその後に、ポインタ値が「52」から「77」までのペイロードデータが続く。
インターフェース10に入力されたSTS信号は、STSポインタ回路11において、STS信号レベルのポインタ処理を受ける。インターフェース10は、STS-SF(Switch Fabric)12、STS-SF13の回線収容が可能な数だけ設けられ、同様に、STSポインタ回路も同数設けられる。STS-SF12とSTS-SF13は、現用と予備の冗長構成となっている。STS-SF12により選択されたSTS-1信号がVT-SF(Switch Fabric)14に入力される。現用、予備双方からのSTS-1信号をセレクタ16、19で選択し、VTポインタ回路17、20においてVTポインタ処理を行い、VTクロスコネクト回路18、21においてクロスコネクト処理を行う。VTクロスコネクト処理をされた信号は、再度セレクタ22、23を介してSTS-SF12、13へ戻され、現用/予備切り替え用のセレクタ25を介してインターフェース24に入力される。そして、クロスコネクト処理後のSTS-1信号がインターフェース24から出力される。VTクロスコネクトが不要な場合、VT-SF14、15を未実装にすることが可能である。
VTポインタ回路は、メモリ35、WR(Write)アドレスカウンタ37、RD(Read)アドレスカウンタ38、位相比較器36から構成される。WRアドレスカウンタ37は、書き込みデータ(WRデータ)に同期したイネーブル信号に従って、書き込みアドレスを0から7までカウントする。書き込みデータは、メモリ35のWRアドレスカウンタ37の出力するアドレスに書き込まれる。RDアドレスカウンタ38は、メモリ35のどのアドレスからデータを読み出すかを指示するカウンタであり、これも、イネーブル信号に従って、読み出しアドレスを0から7までカウントする。位相比較器36は、WRアドレスカウンタ37のアドレス値とRDアドレスカウンタ38のアドレス値の差分を検出し、これを一定に保つように、RDアドレスカウンタ38を制御するものである。
図19及び図20は、電源投入基準でのOHギャップ発生時の動作を説明する図である。
図19において、最初の状態では、WRデータのWRアドレスが0から7までカウントされており、RDデータのRDアドレスのカウントを、WRアドレスが「4」のときに、始めるようになっている(1)。したがって、このときは、位相比較結果PCは、「4」となる。そして、WRデータ側でV1〜V4のいずれかのバイトが入力され(図19で、「v」としめされている)、ギャップが生じると、WRアドレスカウンタがいったんとまるので、WRアドレスのカウントが1つ遅れる。しかし、RDデータには、ギャップはまだ生じていないので、RDアドレスカウンタはそのままカウントを続けている。したがって、WRアドレスが「3」のときに、RDアドレスの「0」が来ることになり、位相比較結果PCは、「3」になる。次に、RDデータ側にギャップが生じると、RDアドレスカウンタがいったん止まり、RDアドレスのカウントが1つ遅れる。これにより、WRアドレスが「4」のときに、RDアドレスが「0」という、もとの状態に復帰する。したがって、書き込み側に先にギャップが生じると、位相比較結果が「3」と「4」を行ったり来たりするようになる。
図21が書き込み側にIncrement指示が来て、VTSF(Active:現用)側のみRD-INC(Increment)が発生した例であり、図22は書き込み側にDecrement指示が来てVTSF(Standby:予備)のみRD-DEC(Decrement)が発生した例を示している。
ポインタ回路は、書き込み(WR)側と読み出し(RD)側の位相衝突を防ぐために、WRアドレス、RDアドレスの比較を行い、この位相差が所定のINC領域もしくはDEC領域に至った際、ポインタ処理を行い、位相差を通常領域に戻す動作を行う。WR側に到達するデータはSTS Switch Fabricから転送されるデータであり、配線やデバイスの遅延差により、WR側位相が現用・予備間でずれてしまう可能がでてくる。このようにWR側位相がずれることはINC/DEC領域到達する時間が異なる可能性があり、現用・予備間でのポインタ値が異なってしまう要因となる。
SONET装置では、STS Switch Fabricでのクロスコネクトを実現するために、各インターフェースに対して8kHzのタイミングパルスがSTS Switch Fabricより分配される。VT Switch FabricでのVTポインタ回路はVTフレーム構造が2KHz マルチフレーム構造であるため、8kHzタイミングパルスより2kHzタイミングパルスを生成する。この時、2kHzタイミングパルス生成開始基準は、現用側、予備側で独立のため、開始位置が異なる場合が存在する。これにより、VTポインタ回路のメモリから読み出されたデータが必ずしも送信側タイミングに対して同一タイミングにならず、ポインタ値が異なる要因となってしまう。
図26〜図28は、ポインタ値変更に関するRuleである。ポインタ値を変更するにはNDF(New Data Flag)状態になっているか(図26)、I-bit, D-bit反転によるStuff制御を持って変更される(図27、図28)。前述の原因で現用・予備間でポインタ値が異なると、その切り替えが発生した際、図26〜図28の条件を満たすことができず、次段のSONET装置が、ポインタ値の急変に一定期間追従できなくなり、回線エラーが発生する。
VTポインタ回路に於ける現用側への入力V4バイトの次のデータのWRアドレスを予備側へ転送し、予備側ではそれをV2バイトの次のバイトタイミングで取り込み、合わせて、現用側での出力V4バイトの次のデータのRDアドレスを予備側へ転送し、予備側ではそれをV2バイトの次のバイトタイミングで取り込むことにより、現用側と予備側のポインタ回路の動作を合わせることが可能になる。
保持回路44は、WRアドレスカウンタ43から入力されるアドレスのうち、V4バイトタイミングに一致したアドレスを保持し、マルチプレクサ50に入力する。保持回路47は、RDアドレスカウンタ48から入力されるアドレスのうち、V4バイトタイミングに一致したアドレスを保持し、マルチプレクサ50に入力する。
上記動作は、装置が動作している間継続し、現用側と予備側の書き込み、読み出しアドレスが一致している場合には、現用側からのアドレスで予備側のアドレスを上書きし続ける動作となる。
SONET装置内では、現用、予備双方に対して、STS-SFから8kHzフレームタイミングクロックが分配されるが、現用側ではこのタイミングクロックを分周して2kHzのVTマルチフレームタイミングクロックを生成する。この現用で生成された2kHzマルチフレームタイミングクロックを予備側へ転送し、それを再生使用する。これにより、現用・予備間のポインタ回路の読み出し側位相を合わせることが可能になる。
現用側のVT-SF60では、入力されたSONETデータ1から、8kHzタイミングクロックを8kTP抽出部62が抽出する。書き込みアドレスカウンタ63が書き込みアドレスをカウントし、このアドレスでデータ1をメモリ64に書き込む。位相比較器65は、抽出された8kHzタイミングクロックのオフセット値を、読み出しアドレスカウンタ66に与える。位相比較器65には、STS-SFから各装置に分配される8kHzタイミングクロックを1/4カウンタ67で、2kHzに分周したタイミングクロックも入力する。位相比較器65は、入力される8kHzタイミングクロックと2kHzタイミングクロックの位相比較を行い、位相差がなくなるようにオフセット値を設定する。2kHzタイミングクロックとオフセット値が入力された読み出しアドレスカウンタ66は、メモリ64に読み出しアドレスを与え、データを読み出させる。読み出されたデータは、VTポインタ回路40に書き込みデータとして与えられる。VTポインタ回路40にも1/4カウンタ67で分周されて生成された2kHzタイミングクロックが入力され、使用される。
VT信号1344ch分(STS信号に載せられるVT信号の最大チャネル数分)のポインタ処理情報を転送する為に、STS-3c×4をバイト多重したSTS12の信号を用いる。STS12のTOH(Transport OverHead)にある、回線接続の状態を示すJ0バイトにラベルをマッピングし、対向側でのReady/Connection Mismatch判定が可能とする。さらに、同じくSTS12のTOHにあるF1#1, D1#1-#12 バイトに2KHzタイミングフラグと読み出しカウンタ値をマッピングし、予備側へ転送する。
図4にいては、「9−6−4」の最初の数字「9」は、VT信号の1バイトを28チャネル分含んでいるSTS信号の番号であり、後ろの「6−4」は、1つのSTS信号に含まれるVTのチャネルの番号を示している。「1−1」〜「7−4」までの28チャネルで、1つのSTS信号を形成する。STS-3c信号は、これを48個ペイロードに格納する。読み出しアドレスは、図4の下に記載されているように、各VT信号の後ろ4ビットに埋め込む。そして、28チャネルを単位として、CRC10を付けて、誤りを検出する。誤った28チャネル単位の信号は、破棄する。
図5は、STS-12フレームに含まれる3番目と4番目のSTS-3cフレームのマッピング方法について説明する図である。
RD-CTR(読み出しアドレスカウンタ)値の伝播遅延時間を最小にするため、STS12フレームはVTポインタ回路の送信側V4 バイトの発生タイミングを基準として生成する。すなわち、図6において、主信号が送られてくるタイミングで、現用/予備のユニット間フレーム(STS-12)の生成タイミングを作っているが、V1バイトが送られてきてから3つ目のV4バイトが送られてくるタイミングで、ユニット間フレームであるSTS-3c#1に読み出しカウンタ値をマッピングする。WR-CTR(書き込みアドレスカウンタ)値を決める受信側V4バイトの検出位置は、図7に示されるように、データを搬送する主信号(STS12)の位相関係と無関係になるため、V4バイト検出位置に合わせて、随時、ユニット間フレームであるSTS-3c#3、#4のセルにマッピングする。さらに、図1に示されるように、マルチプレクサ50には、複数の書き込みアドレスカウンタ値が送られてくるが、この場合、書き込みアドレスカウンタ値がマルチプレクサ50に到着した順に、セルにマッピングを行うことにより、それぞれの転送時間の最短化を行う。
予備側では、デマルチプレクサ59でユニット間フレームであるSTS12フレームを受信する。このとき、予備側において、SONETフレーマ80がフレーム同期外れを検出した際、不正データの取り込みを防止するために、データの取り込みの無効を行う。また、STS12フレームが同期状態にある場合、J0 OHB処理部84にて、あらかじめ定義したLabel(00~FFhex)に合わせ、SONET回線のReady あるいは Connection Mismatchを判定し、これらの状態の際、情報取り込無効を行う。STS12フレームのペイロードにマッピングされている情報を取り込む場合、STS12フレームでのデータ搬送中にBit誤りが発生する場合がある。この場合に、誤った情報を取り込むことを防ぐために、各CRC10の演算を行い、誤り検出時にはデータ取り込みの無効を行う。
図9及び図10は、2kHzタイミングの取り込み方法について説明する図である。図9に示されるように、STS12フレームをSONETフレーマ80とTOH抽出部83より抽出されたF1#1バイトの値をそれぞれ連続したマルチフレームについて検出し、連続した複数回(図では3回)の一致で2kHzタイミングを取り込み、その情報を元に、予備側の装置は、自ユニットへの各カウンタへ2kHzタイミングのロードを行う。F1#1受信保護部90は、F1#1バイトが検出された回数を計数している。F1#1バイトが連続して、たとえば、3回受信されると、F1#1バイトのタイミングをAND回路91に出力する。AND回路91には、8kHz基準タイミングも入力されており、F1#1バイトのタイミングと8kHz基準タイミングが一致すると、2kカウンタ92にカウント開始のタイミングをロードする。
2kHzのタイミングフラグとして、図11に示すように生成側(現用側)のV4バイトのタイミングがタイミングフラグとして搬送されてくるので、このタイミングフラグをラッチし、STS Switch Fabricより入力される8kHzタイミングでロードすることにより予備側2kHzタイミングを再生する。
図16と比べて本発明の実施形態においては、VTポインタブロック17、20間 に情報転送用の接続が追加されている。装置制御装置100が制御する、STS Switch Fabric12、13に搭載されているセレクタ16、19、22、23の選択制御に合わせて、VT switch Fabric14、15がそれぞれ、自身が現用装置となるか予備装置となるかの情報を得る。この情報を元に、各々VT Switch Fabric14、15が、自身が現用か予備かを判断し、予備の場合のみ、現用側VTポインタブロック17からの情報を元にVTポインタ値を合わせる制御を行う。
同期通信ネットワークのデータフレームを処理する、冗長化されたネットワーク装置における無瞬断切り替え装置であって、
該データフレームに収容されるサブフレームに含まれるペイロードの開始位置を示すポインタを処理する第1のポインタ処理手段と、
該サブフレームに含まれるペイロードの開始位置を示すポインタを処理する、該第1のポインタ処理手段の予備装置としての第2のポインタ処理手段と、
該ポインタを処理するために使用する、データのメモリへの書き込み、及び、読み出しアドレス値を該第1のポインタ処理手段から該第2のポインタ処理手段へ転送する転送手段と、
を備え、
該第2のポインタ処理手段は、該第1のポインタ処理手段から送られてきた書き込み、及び、読み出しアドレス値を用いてポインタを処理することを特徴とする無瞬断切り替え装置。
前記第1のポインタ処理手段への入力データの位相を調整するための第1のメモリ手段と、
前記第2のポインタ処理手段への入力データの位相を調整するための第2のメモリ手段と、
該第1のメモリ手段の読み出しアドレスと書き込みアドレスの位相差を該第2のメモリ手段の書き込みアドレスに適用して得られた読み出しアドレスを用いて、該第1のメモリ手段からのデータの読み出しと同位相で該第2のメモリ手段からのデータの読み出しを行わせる制御手段と
を備えることを特徴とする付記1に記載の無瞬断切り替え装置。
前記第1のポインタ処理手段を駆動するための、共通の高周波タイミングクロックから第1のタイミングクロックを生成するクロック生成手段と、
該クロック生成手段で生成された第1のタイミングクロックから、前記第2のポインタ処理手段を駆動するための、該第1のタイミングクロックと位相が一致した第2のタイミングクロックを再生するクロック再生手段と、
を備え、
該第1のポインタ手段を該第1のタイミングクロックで、該第2のポインタ手段を該第2のタイミングクロックで駆動することにより、該第1のポインタ手段と該第2のポインタ手段を同位相のタイミングクロックで駆動させることを特徴とする付記1に記載の無瞬断切り替え装置。
前記同期通信ネットワークは、SONETであることを特徴とする付記1に記載の無瞬断切り替え装置。
前記サブフレームは、VTフレームであることを特徴とする付記4に記載の無瞬断切り替え装置。
前記第1及び第2のポインタ処理回路は、VTポインタ回路であることを特徴とする付記5に記載の無瞬断切り替え装置。
前記第1のポインタ処理手段への入力データのV4バイトの次のデータの書き込み、及び、読み出しアドレスを前記第2のポインタ処理手段へ転送し、該第2のポインタ処理手段は、これを次のサブフレームのV2バイトのタイミングで取り込むことを特徴とする付記6に記載の無瞬断切り替え装置。
前記V2バイトのタイミングで取り込まれるアドレスの値には、オフセット値が加算されることを特徴とする付記7に記載の無瞬断切り替え装置。
前記オフセット値は、(サブフレームのペイロード長)−(メモリの段数)×(メモリ1段をデータが通過する際に計数されるアドレス値)で与えられることを特徴とする付記8に記載の無瞬断切り替え装置。
前記転送手段は、SONETのSTS−3cフレームをバイト多重したSTS−12信号を使って、アドレス値を転送することを特徴とする付記1、2、または、3に記載の無瞬断切り替え装置。
前記STS−12信号の受信に際し、フレームの同期はずれが起きた場合には、受信した信号を無効化することを特徴とする付記10に記載の無瞬断切り替え装置。
前記STS−12信号のトランスポートオーバヘッドに含まれるJ0バイトにラベルをマッピングし、送受信側での通信回線のReady/Connection Mismatch判定を可能にすることを特徴とする付記10に記載の無瞬断切り替え装置。
前記高周波タイミングクロックは8kHzタイミングクロックであり、前記第1及び第2のタイミングクロックは、2kHzタイミングクロックであり、
STS−12のトランスポートオーバヘッドのF1#1バイトに2kHzタイミングフラグをマッピングし、
該2kHzタイミングフラグの検出により、該第1のタイミングクロックから該第2のタイミングクロックを再生することを特徴とする付記10に記載の無瞬断切り替え装置。
STS−12信号のうち、1番先頭のSTS−3cフレームのペイロードの固定位置に前記第1のポインタ処理手段の読み出しアドレス値をマッピングし、28チャネルのVT信号を単位にして、該マッピングされたアドレス値の誤り訂正符号を該アドレス値と共にマッピングすることを特徴とする付記10に記載の無瞬断切り替え装置。
STS−12信号のうち、3番目と4番目のSTS−3cフレームのペイロードにATMセルをマッピングし、該ATMセル内部に、前記第1のポインタ処理手段の書き込みアドレス値をマッピングすることを特徴とする付記10に記載の無瞬断切り替え装置。
前記制御手段は、前記第2のメモリ手段からのデータ読み出しタイミングに関する情報をSTS−12信号のトランスポートオーバヘッドのD1#1〜D1#12バイトにマッピングして、前記第1のメモリ手段から前記第2のメモリ手段へと転送することを特徴とする付記10に記載の無瞬断切り替え装置。
41 VTポインタ回路(予備)
42、51 WRスーパーフレームカウンタ
43、52 WRアドレスカウンタ
44、47保持回路
45、53 メモリ
46、55 位相比較器
48、56 RDアドレスカウンタ
49、57 RDスーパーフレームカウンタ
50 マルチプレクサ
54、58 オフセットカウンタ
59 デマルチプレクサ
60 VT-SF(現用)
61 VT-SF(予備)
62、68 8K TP 抽出部
63、69 書き込みアドレスカウンタ(Write Address Counter)
64、70 メモリ
65、71 位相比較器
66、73 読み出しアドレスカウンタ(Read Address Counter)
67 1/4カウンタ
72 セレクタ
74 カウンタ
75 セレクタ
Claims (5)
- 同期通信ネットワークのデータフレームを処理する、冗長化されたネットワーク装置における無瞬断切替え装置であって、
該データフレームに収容されるサブフレームに含まれるペイロードの開始位置を示すポインタを処理する第1のポインタ処理手段と、
該サブフレームに含まれるペイロードの開始位置を示すポインタを処理する、該第1のポインタ処理手段の予備装置としての第2のポインタ処理手段と、
該ポインタを処理するために使用する、データのメモリへの書き込み、及び、読み出しアドレス値を該第1のポインタ処理手段から該第2のポインタ処理手段へ転送する転送手段と、
を備え、
該第2のポインタ処理手段は、該第1のポインタ処理手段から送られてきた書き込み、及び、読み出しアドレス値を用いてポインタを処理することを特徴とする無瞬断切り替え装置。 - 前記第1のポインタ処理手段への入力データの位相を調整するための第1のメモリ手段と、
前記第2のポインタ処理手段への入力データの位相を調整するための第2のメモリ手段と、
該第1のメモリ手段の読み出しアドレスと書き込みアドレスの位相差を該第2のメモリ手段の書き込みアドレスに適用して得られた読み出しアドレスを用いて、該第1のメモリ手段からのデータの読み出しと同位相で該第2のメモリ手段からのデータの読み出しを行わせる制御手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の無瞬断切り替え装置。 - 前記第1のポインタ処理手段を駆動するための、共通の高周波タイミングクロックから第1のタイミングクロックを生成するクロック生成手段と、
該クロック生成手段で生成された第1のタイミングクロックから、前記第2のポインタ処理手段を駆動するための、該第1のタイミングクロックと位相が一致した第2のタイミングクロックを再生するクロック再生手段と、
を備え、
該第1のポインタ手段を該第1のタイミングクロックで、該第2のポインタ手段を該第2のタイミングクロックで駆動することにより、該第1のポインタ手段と該第2のポインタ手段を同位相のタイミングクロックで駆動させることを特徴とする請求項1に記載の無瞬断切り替え装置。 - 前記同期通信ネットワークは、SONETであることを特徴とする請求項1に記載の無瞬断切り替え装置。
- 前記サブフレームは、VTフレームであることを特徴とする請求項4に記載の無瞬断切替え装置。
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