JP3485251B2 - 伝送装置及びデータ終端方法 - Google Patents

伝送装置及びデータ終端方法

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JP3485251B2
JP3485251B2 JP06900099A JP6900099A JP3485251B2 JP 3485251 B2 JP3485251 B2 JP 3485251B2 JP 06900099 A JP06900099 A JP 06900099A JP 6900099 A JP6900099 A JP 6900099A JP 3485251 B2 JP3485251 B2 JP 3485251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回線を収容
する伝送装置及びデータ終端方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SONET規格/SDH規格に準じた基
幹伝送装置が、幹線伝送路に導入されている。光伝送能
力の向上及び高速伝送回線の需要に伴い、150M伝送
装置→600M伝送装置→2400M伝送装置へと、よ
り高速な光伝送装置が導入されている。
【0003】従来の基幹伝送装置の例を図1に示す。従
来の基幹伝送装置は、光受信ユニット11 、12 、オー
バヘッドデータ処理ユニット3、主信号処理ユニット4
及び光送信ユニット21 、22 から構成されている。図
1に示された各構成ユニットを簡単に説明する。光受信
ユニット11 、12は、光伝送信号を受信する。また、
受信信号から主信号と主信号の先頭に付加されているオ
ーバヘッドデータの分離を行い、主信号は主信号処理ユ
ニット4に転送し、オーバヘッドデータは、オーバヘッ
ドデータ処理ユニット3に転送する。オーバヘッドデー
タ処理ユニット3は、光受信ユニット11 、12 から転
送されたオーバヘッドデータの信号の終端等の処理を行
う。主信号処理ユニット4は、光受信ユニット11 、1
2 から転送された主信号の分岐・挿入・交換を行う。光
送信ユニット21 、22 は、主信号処理ユニット4から
の主信号とオーバヘッドデータ処理ユニット3からのオ
ーバヘッドを多重化して送信する。
【0004】本図では、オーバヘッドデータ処理ユニッ
ト3は、二つの回線のオーバヘッドデータを処理してい
る。オーバヘッドデータ処理ユニット3は、光受信ユニ
ット11 、12 が受信した信号から抽出したそれぞれの
受信クロックを用いて、それぞれのオーバヘツドデータ
処理している。また、送信は、光送信ユニット21 、2
2 の送信クロックに同期して、送信オーバヘッドデータ
を主信号に付加して送信する。
【0005】この構成では、光受信ユニット11 、12
又は光送信ユニット21 、22 が、受信又は送信する光
信号の回線は、光受信又は光送信のユニット当たり、一
回線で転送する例である。従って、扱う伝送速度は、扱
う回線に依存し、光受信ユニット11 、12 又は光送信
ユニット21 、22 は、例えば、150M装置、600
M装置、2400M装置等の伝送装置等に固定されるこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送装置では、
伝送路の需要増加に対応すべく、複数の回線/任意の伝
送能力に対応した伝送システムを構築するために、導入
される回線の全てに対応した複数種類の伝送装置を、個
々に用意する必要がある。この問題を解決するために
は、複数回線が収容でき、かつ任意の回線速度に柔軟に
対応できる伝送装置が必要となる。
【0007】つまり、光受信ユニット11 、12 又は光
送信ユニット21 、22 は、需要に応じた、多くの(例
えば、16の)ユニット構成にする必要がある。また、
各光受信ユニット11 、12 又は光送信ユニット21
2 は、回路の小型化が進み、一つの回線に対応するだ
けでなく、複数の回線(例えば、4回線)に対応するこ
とが可能となっている。
【0008】ところで、複数の回線を収容する伝送装置
を実現する上では、オーバヘッドデータを一括して管理
終端することが必要となる。図2に、考えられる一つの
構成例を示す。図2は、複数の回線を収容する伝送装置
に関する構成であり、受信装置111〜11n (例え
ば、nは16)は、光信号及び電気信号を受信すること
ができる。また、一つの受信装置で複数の回線(例え
ば、4本の光伝送回線、4本の電気伝送回線又はこれら
の組み合わせが可能である。)を収容することができ
る。受信装置(受信側の回線インタフェース部とも言え
る)111 〜11n (例えば、nは16)は、主信号と
オーバヘッドデータを分離し、主信号は主信号処理部1
4へ転送し、オーバヘッドデータはオーバヘッドデータ
終端部13へ転送する。また、送信装置(送信側の回線
インタフェース部とも言える)121 〜12n は、主信
号処理部14からの主信号と、オーバヘッドデータ終端
部13からのオーバヘッドデータを多重して伝送する。
【0009】なお、オーバヘッドデータ終端部13は、
受信信号のオーバヘッドデータの終端処理及び送信信号
のオーバヘッドデータの作成等の処理を行い、主信号処
理部14は、主信号の分岐・挿入・交換を行う。また、
受信装置111 〜11n のそれぞれ及び送信装置121
〜12n のそれぞれは、一枚のボードから構成されるユ
ニット構成としてもよい。
【0010】しかしながら、図2に示す複数回線が収容
可能な大容量の基幹伝送装置を構築していく上で、次の
様な課題が発生した。 図1に示すものは、オーバヘッドデータのビット長
8ビットパラレルにてユニット間接続を行ったとして
も、バックボード配線接続においても十分対応可能な信
号本数にてユニット間接続を行うことができた。
【0011】しかし、図2に示すものは、例えば、受信
装置数を16とし、各受信装置で4回線受信するとする
と、64回線分のオーバヘッドデータ情報を一枚のオー
バヘッドデータ終端部13に接続する必要があり、オー
バヘッドデータのビット長8ビットパラレルにすると、
バックボード配線接続が困難となる。従って、複数の受
信装置からのオーバヘッドデータを集中管理するため
に、受信装置111 〜11n とオーバヘッドデータ終端
部13間の接続信号本数を極力減らす必要がある。
【0012】 上記の課題に対応するために接続信
号本数を減らす手段として、一つの受信装置111 〜1
n とオーバヘッドデータ終端部13間をシリアルデー
タ回線とした構成が考えられる。しかし、一つの受信装
置111 〜11n には、非同期の複数の回線(例えば、
4回線)が収容されるので、一つの回線で4つのオーバ
ヘッドデータを伝送する必要がある。
【0013】このためには、接続信号としてシリアルデ
ータを使ったシリアルデータに、非同期の複数回線の情
報を多重化する手段を構築する必要がある。 受信装置111 〜11n は、任意の回線に幅広く対
応させるために、共通の転送形式を用いつつも、接続す
る受信装置111 〜11n に対応したデータ終端が可能
な構成をとる必要がある。
【0014】つまり、回線毎に、伝送速度、信号フォー
マット等が異なるので、受信装置111 〜11n は、共
通の転送形式を用いつつも、接続する受信装置111
11 n に対応したデータ終端が可能な構成をとる必要が
ある。 転送データは、回線からのオーバヘッドデータ情報
のみならず、システム制御情報も含めた転送手段が必要
である。
【0015】つまり、オーバヘッドデータ終端部13
は、主信号処理部の現用・予備等の切替のための監視・
制御を行う必要があり、システム制御情報も含めた情報
を伝送する必要がある。 転送される回線データには、その信頼性が要求され
るものもあり、その回線データのエラーに対する保護を
とる必要がある。
【0016】本発明では、これらの課題を克服し、複数
回線が収容可能な大容量の基幹伝送装置を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、一又は複数(例えば、4)の通信回線とインタフ
ェースをとる一又は複数(例えば、16)の回線インタ
フェース部と該回線インタフェース部(例えば、図28
における回線インタフェース部32)で受信した受信信
号のオーバヘッドデータの終端を行うオーバヘッドデー
タ終端部(例えば、図28におけるオーバヘッドデータ
終端部34)とを有する伝送装置(例えば、図28にお
ける伝送装置80)において、前記回線インタフェース
部と前記オーバヘッドデータ終端部間をシリアルデータ
を転送する1本の信号線(例えば、図28におけるシリ
アルリンク)により接続して、前記回線インタフェース
部から前記オーバヘッドデータ終端部へ、前記各オーバ
ヘッドデータを、多重化して転送することを特徴とす
る。
【0018】請求項1記載の発明によれば、回線インタ
フェース部とオーバヘッドデータ終端部間をシリアルデ
ータを転送する1本の信号線により接続して、回線イン
タフェース部からオーバヘッドデータ終端部へ、オーバ
ヘッドデータを、転送することにより、回線インタフェ
ース部とオーバヘッドデータ終端部間の接続信号本数を
極力減らすことができる。
【0019】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の伝送装置において、前記シリアルデータは、複数階
層を有するフレームにより構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、シリアルデータを複数階
層を有するフレームにより構成したことにより、共通部
分と個別回線部分とに分離して伝送することができ、複
数の非同期回線のオーバヘッドデータを柔軟に扱うこと
ができる。
【0020】請求項3に記載された発明は、請求項2記
載の伝送装置において、前記フレームは、階層の一つと
して、転送データを挿入する転送データ階層(例えば、
図5における転送データ階層43)を有し、前記オーバ
ヘッドデータを、前記転送データ階層に挿入して転送す
ることを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、オ
ーバヘッドデータを、フレームの転送データ階層に挿入
して転送することにより、複数の非同期回線データを同
一のシリアルデータに多重して送信することができる。
【0021】請求項4に記載された発明は、請項3記載
の伝送装置において、前記オーバヘッドデータを、所定
ビット毎(例えば、8ビット毎に)に、所定数のビット
(例えば、αビット)を付加して、前記転送データ階層
へ挿入して転送することを特徴とする。請求項4記載の
発明によれば、オーバヘッドデータを、所定ビット毎
に、所定数のビットを付加して、転送データ階層へ挿入
して転送することにより、(実データ長+αビット)連
続の“0 ”をフレーム開始のヘッダとすることにより、
実データに影響されないフレーム開始ヘッダとすること
ができる。
【0022】請求項5に記載された発明は、請求項3又
は4記載の伝送装置において、前記転送データ階層を複
数の領域に分割(例えば、図7に示すように、N個の領
域に分割)し、前記オーバヘッドデータを、前記通信回
線毎に、分割された前記転送データ階層の領域に挿入し
て転送する(例えば、回線1のオーバヘッドデータは、
領域1に挿入して転送し、回線2のオーバヘッドデータ
は、領域2に挿入して転送する。)ことを特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明によれば、転送データ
階層を複数の領域に分割し、オーバヘッドデータを、通
信回線毎に、分割された前記転送データ階層の領域に挿
入して転送することにより、回線毎に、それぞれの領域
へオーバヘッドデータを収容することで、それぞれが非
同期である複数のオーバヘッドデータを1本のシリアル
データとして転送が可能となる。
【0024】請求項6に記載された発明は、請求項2記
載の伝送装置において、前記フレームは、階層の一つと
して、基本的なデータを転送する基本データ階層(例え
ば、図5又は図8における基本データ階層42)を有
し、前記フレームの同期を取るためのフレーム同期デー
タ(例えば、図8における同期確立用データ44)を、
前記基本データ階層に挿入して転送することを特徴とす
る。
【0025】請求項6記載の発明によれば、フレームの
同期を取るためのフレーム同期データを、フレームの基
本データ階層に挿入して転送することにより、フレーム
の同期を確立することができる。請求項7に記載された
発明は、請求項2記載の伝送装置において、前記フレー
ムは、階層の一つとして、基本的なデータを転送する基
本データ階層(例えば、図5又は図9における基本デー
タ階層42)を有し、伝送装置を制御するシステム制御
情報(例えば、図9におけるシステム制御情報46)
を、前記基本データ階層に挿入して転送することを特徴
とする。
【0026】請求項7記載の発明によれば、伝送装置を
制御するシステム制御情報を、フレームの基本データ階
層に挿入して転送することにより、ユニット障害情報、
ユニット切替え情報(現用・予備の切替情報等)等、シ
ステムとして必要な情報を回線インタフェース部の種類
に関わらず、システムとして統一した位置に配置して伝
送することができる。
【0027】また、如何なる種類の回線インタフェース
部と接続されても、制御情報のフレーム内位置がシステ
ムで統一されていることにより、回線インタフェース部
の種類を意識することなくシステム制御情報の通知を行
うことが可能となり、多様な回線インタフェース部に対
応可能となる。さらに、これにより、集中制御を行うこ
とがが可能となる。
【0028】請求項8に記載された発明は、請求項2記
載の伝送装置において、前記フレームは、階層の一つと
して、基本的なデータを転送する基本データ階層(例え
ば、図5又は図10における基本データ階層42)を有
し、前記回線インタフェース部の種類を識別する回線イ
ンタフェース種類識別情報(例えば、図10における回
線IFの種類を示す情報47)を、前記基本データ階層
に挿入して転送することを特徴とする。
【0029】請求項8記載の発明によれば、回線インタ
フェース種類識別情報を、フレームの基本データ階層に
挿入して転送することにより、回線インタフェース部の
種類を通知し、オーバヘッドデータ終端部は、接続され
た回線インタフェース部の種類を自動的に認識すること
ができる。その結果、オーバヘッドデータ終端部は、回
線インタフェース部に対応した転送データ階層の構成を
自動的に構築することができる。
【0030】請求項9に記載された発明は、請求項2記
載の伝送装置において、前記フレームは、階層の一つと
して、基本的なデータを転送する基本データ階層(例え
ば、図5又は図11における基本データ階層42)を有
し、フレーム毎にデータが変化するトグルデータ及びエ
ラーチェックデータ(図11におけるトグルデータ48
及びエラーチェック情報49)を、前記基本データ階層
に挿入して転送することを特徴とする。
【0031】請求項9記載の発明によれば、フレーム毎
にデータが変化するトグルデータ及びエラーチェックデ
ータを、フレームの基本データ階層に挿入して転送する
ことにより、フレーム同期確立に対しての精度(疑似同
期防止)や基本データ階層に配置される制御情報の信頼
性を高めることが可能になる。請求項10に記載された
発明は、請求項3ないし5いずれか一項記載の記載の伝
送装置において、前記通信回線毎に、前記転送データ階
層の所定の位置又は分割された前記転送データ階層の領
域の所定の位置に、前記通信回線の状態に関する回線状
態情報(例えば、図12におけるCNTLデータ、図1
8(a)(b)(c)におけるALMデータ)を挿入し
て転送することを特徴とする。
【0032】請求項10記載の発明によれば、通信回線
の状態に関する回線状態情報を、フレームの基本データ
階層に挿入して転送することにより、データを受信した
回線の状態(エラー状態)、受信ユニットの動作状態等
をオーバヘッドデータ終端部に通知するができる。ま
た、複数の非同期回線データを多重するフレーム構成を
とった場合にも、対応する回線情報を対応するデータに
対して付加することが可能となる。
【0033】請求項11に記載された発明は、複数の通
信回線とインタフェースをとる複数の回線インタフェー
ス部と該回線インタフェース部で受信した受信信号のオ
ーバヘッドデータの終端を行うオーバヘッドデータ終端
部とを有するデータ終端方法において、前記回線インタ
フェース部と前記オーバヘッドデータ終端部間をシリア
ルデータを転送する1本の信号線により接続して、前記
回線インタフェース部は、前記オーバヘッドデータ終端
部へ、前記各オーバヘッドデータを、多重化して転送す
ることを特徴とする。
【0034】請求項12に記載された発明は、請求項1
1記載のデータ終端方法において、前記シリアルデータ
は、複数階層を有するフレームにより構成したことを特
徴とする。請求項13に記載された発明は、請求項12
記載のデータ終端方法において、前記フレームは、階層
の一つとして、転送データを挿入する転送データ階層を
有し、前記オーバヘッドデータを、前記転送データ階層
に挿入して転送することを特徴とする。
【0035】請求項14に記載された発明は、請求項1
3記載のデータ終端方法において、前記オーバヘッドデ
ータを、所定ビット毎に、所定数のビットを付加して、
前記転送データ階層へ挿入して転送することを特徴とす
る。請求項15に記載された発明は、請求項13又は1
4記載のデータ終端方法において、前記転送データ階層
を複数の領域に分割し、前記オーバヘッドデータを、前
記通信回線毎に、分割された前記転送データ階層の領域
に挿入して転送することを特徴とする。
【0036】請求項16に記載された発明は、請求項1
2記載のデータ終端方法において、前記フレームは、階
層の一つとして、基本的なデータを転送する基本データ
階層を有し、前記フレームの同期を取るためのフレーム
同期データを、前記基本データ階層に挿入して転送する
ことを特徴とする。請求項17に記載された発明は、請
求項12記載のデータ終端方法において、前記フレーム
は、階層の一つとして、基本的なデータを転送する基本
データ階層を有し、データ終端方法を制御するシステム
制御情報を、前記基本データ階層に挿入して転送するこ
とを特徴とする。
【0037】請求項18に記載された発明は、請求項1
2記載のデータ終端方法において、前記フレームは、階
層の一つとして、基本的なデータを転送する基本データ
階層を有し、前記回線インタフェース部の種類を識別す
る回線インタフェース種類識別情報を、前記基本データ
階層に挿入して転送することを特徴とする。請求項19
に記載された発明は、請求項12記載のデータ終端方法
において、前記フレームは、階層の一つとして、基本的
なデータを転送する基本データ階層を有し、フレーム毎
にデータが変化するトグルデータ及びエラーチェックデ
ータを、前記基本データ階層に挿入して転送することを
特徴とする。
【0038】請求項20に記載された発明は、請求項1
3ないし15いずれか一項記載の記載のデータ終端方法
において、前記通信回線毎に、前記転送データ階層の所
定の位置又は分割された前記転送データ階層の領域の所
定の位置に、前記通信回線の状態に関する回線状態情報
を挿入して転送することを特徴とする。請求項11〜2
0記載の発明によれば、請求項1〜10記載の伝送装置
に適したデータ終端方法を提供することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。 (回線インタフェース部とオーバヘッドデータ終端部間
のシリアルデータによる接続)図3は、本発明の回線イ
ンタフェース部とオーバヘッドデータ終端部との接続を
説明するための図である。
【0040】図中、311 、312 は、複数回線(例え
ば、4回線)の回線データであり、それぞれの回線同士
は、非同期の動作をしている。321 は、受信側の回線
インタフェース部(回線IF部)であり、322 は、送
信側の回線インタフェース部(回線IF部)である。3
4はオーバヘッドデータ終端部である。回線インタフェ
ース部321 は、回線データ311 の信号から、主信号
とオーバヘッドデータを分離する。また、回線インタフ
ェース部321 は、分離したオーバヘッドデータを、一
つのシリアルデータ33に多重化して、オーバヘッドデ
ータ終端部34に伝送する。オーバヘッドデータ終端部
34は、インタフェース部321 で生成されたシリアル
データ33を分多重離し、かつオーバヘッドデータを終
端する。
【0041】なお、回線インタフェース部321 から、
オーバヘッドデータ終端部34に、クロックが、オーバ
ヘッドデータ・シリアルデータ33とは別の回線で伝送
される。また、回線インタフェース部32は、送信側と
受信側に、図2に示すように、それぞれn(例えば、1
6)個存在している。
【0042】従来例のものは、図4に示すように、回線
インタフェース部において終端した回線データを、デー
タと同数のデータバス経由でデータ処理部へ転送する方
式(図1に示すパラレル転送方式)であった。本発明
は、図3のように各回線データを多重化し、1本のシリ
アルデータ33として、複数のオーバヘッドデータを多
重化してオーバヘッドデータ終端部34へ転送する。
【0043】従って、回線データの種類/本数が増加し
た場合でも、1本のシリアルデータ33で実現すること
が可能となる。 (シリアルデータのフレーム構成)図5は、本発明の回
線インタフェース部32とオーバヘッドデータ終端部3
4間のシリアルデータのフォーマットである。
【0044】図中、42は基本データ階層で回線インタ
フェース部32とオーバヘッドデータ終端部34間の基
本的なデータを転送する階層、43は転送データ階層で
回線データから回線インタフェース部32にて抽出され
たオーバヘッドデータを転送する階層である。また、転
送データ階層43は、実際に転送するオーバヘッドデー
タの情報量よりも多くの領域を確保することで、回線イ
ンタフェース部32にて回線データ中のオーバヘッドデ
ータが一定量蓄積された時点(例えば、回線データでの
1フレーム分のデータが蓄積された時点)で、転送デー
タ階層43へ自由にマッピングすることができるように
構成されている。
【0045】また、転送データ階層43内にマッピング
するデータとして、図5と同様の構成のデータを用いる
ことで、図3のシリアルデータ33を複数多重化したシ
リアルデータとすることができる。従って、シリアルデ
ータ33を複数の階層に分割することで、図3の回線イ
ンタフェース部32⇔オーバヘッドデータ終端部34間
のデータ転送周期に依存しないで、回線データ31中の
オーバヘッドデータを、データ受信状況に応じて、適宜
マッピングを行うことで、オーバヘッドデータのシリア
ルデータ33ヘ変換することができる。
【0046】これにより、複数の非同期の回線のオーバ
ヘッドデータを、多重化したシリアルデータに変換し、
転送することができる。 (転送されるデータの構成)図6は、図5のデータ転送
階層42へマッピングされるデータ構成を示すものであ
る。図中、“1”の連続はマーク状態で、転送されるデ
ータがないことを示すもの、“0 ”の9連続は非同期デ
ータのヘッダ部であり、転送データの有効領域の始まり
を示すもの、“x”、“y”は実転送データを示すもの
であり、その間にある1ビットの“1”はデータ長を
《実データ長+1ビット》にあわせるための挿入ビット
である。この1ビットは、1ビットに限られず任意のビ
ット(αビット、但し、αは、1以上の整数)であって
もよい。
【0047】本発明においては、図6の如く、実データ
長を8ビットと仮定すると、《9ビット連続の“0 ”+
(8ビットの有効データ+“1”)×バイト長+“1”
の連続》という構成の信号が、図4の転送データ階層4
3へマッピングされる信号となる。本発明は、一般化す
ると、《(実データ長+αビット)連続の“0 ”+(8
ビットの有効データ+αビット連続の“1”)×バイト
長+“1”の連続》という構成の信号が、図4の転送デ
ータ階層43へマッピングされる信号となる。
【0048】ヘッダとなる連続した“0 ”は、回線イン
タフェース部32⇔オーバヘッドデータ終端部34間シ
リアルデータ33上の転送データ階層43内では、ユニ
ークなデータとなり、受信側でのヘッダの検出に際し
て、擬似ヘッダ検出状態となることなく、実データの分
離を行うことができる。 (転送データ階層の分割)図7は、図5で示したシリア
ルデータ33のフォーマットの転送データ階層43を分
割したものである。図中、42、43は、図5と同様で
ある。転送データ階層43内の領域1〜Nは転送データ
階層43の領域をN分割した領域を示すものである。
【0049】本発明は、分割されたそれぞれの領域(1
〜N)に対して、それぞれ、図6で示したデータ構造の
シリアルデータ33を、回線毎に収容する。従って、転
送データ階層43を複数の領域に分割を行い、回線毎
に、それぞれの領域へビットストリームを収容すること
で、それぞれが非同期な複数のオーバヘッドデータを1
本のシリアルデータ33として転送が可能となる。 (フレームの同期確立データの配置)図8は、図5で示
したシリアルデータ33の基本データ階層42に、フレ
ームの同期確立データを設けたものである。
【0050】図8中フレーム41は、回線インタフェー
ス部32とオーバヘッドデータ終端部34間のシリアル
データ33として転送されるもので、図5に示したもの
と同様である。フレーム41は、転送データ階層43と
基本データ階層42とを有する。基本データ階層42の
先頭にフレームの同期をとるための同期確立用データ4
4を設けている。
【0051】基本データ階層42の先頭にフレームの同
期をとるための同期確立用データ44を設けることによ
り、回線インタフェース部32とオーバヘッドデータ終
端部34間での周期的なデータ通信を行うことが可能と
なり、オーバヘッドデータ転送用のシリアルリンクを用
いて回線インタフェース部32とオーバヘッドデータ終
端部34間でのデータ通信を行うことが可能となる。 (システム制御情報の配置)図9は、図5で示したシリ
アルデータ33の基本データ階層42にシステム制御情
報を配置したものである。
【0052】図中、41〜44は図8と同様である。4
6は基本データ階層42に設けたシステム制御情報であ
る。このシステム制御情報46は、ユニット障害情報、
ユニット切替え情報(現用・予備の切替情報等)等、シ
ステムとして必要な情報を回線インタフェース部32の
種類に関わらず、システムとして統一した位置に配置す
るようにしたものである。
【0053】本発明は、如何なる種類の回線インタフェ
ース部32と接続されても、制御情報のフレーム内位置
がシステムで統一されていることにより、回線インタフ
ェース部32の種類を意識することなくシステム制御情
報の通知を行うことが可能となり、多様な回線インタフ
ェース部32に対応可能となる。また、集中制御が可能
となる。 (回線インタフェースの種類を示す情報の配置)図10
は、図5で示したシリアルデータ33の基本データ階層
42に回線インタフェースの種類(回線IFの種類)を
示す情報を配置したものである。
【0054】図中、41〜44は、図8と同様である。
47は、基本データ階層42に設けた回線インタフェー
スの種類を示す情報である。本発明は、回線インタフェ
ースの種類を示す情報47によって回線インタフェース
部32の種類を通知することにより、オーバヘッドデー
タ終端部34は、接続された回線インタフェース部32
の種類を自動的に認識することができる。その結果、オ
ーバヘッドデータ終端部34は、回線インタフェース部
34に対応した転送データ階層43の構成を自動的に構
築することができる。 (トグルデータ付きエラーチェック情報の配置)図11
は、図5で示したシリアルデータ33の基本データ階層
42にトグルデータ付きエラーチェック情報を配置した
ものである。
【0055】図中、41〜44は、図8と同様である。
48はトグルデータ(フレーム毎に0、1、2・・・
0、1、2・・・と周期的な値を取るデータ)、49
は、トグルデータ48を含む他の基本データ階層に対す
る、ある規則に基づき演算したエラーチェックのための
情報である。なお、トグルデータは、周期的に反転する
データに限らず、定期的に変化するデータでもよい本発
明は、受信側では受信した基本データ階層内データ42
とエラーチェック情報49を送信側と同じ規則に基づき
演算することにより、転送中に起きたデータの誤りを検
出又は訂正することができる機能と、トグルデータ48
が規則通りに変化していることをチェックする機能を持
たせることにより、フレーム同期確立に対しての精度
(疑似同期防止)や基本データ階層に配置される制御情
報の信頼性を高めることが可能になる。
【0056】疑似同期防止のために、フレーム毎にトグ
ルデータ48を変化させ、また同期確立用データ44、
トグルデータ48及びエラーチェック情報49が複数回
正常に受信されなければフレーム同期を確立しないよう
する。もし仮に、同期未確立時に、あるフレームの転送
領域内で、同期確立用データ44、トグルデータ48、
エラーチェック情報49に相当するデータ配列がたまた
ま、偶然に、発生することはあり得ても、同じ位置に、
複数回連続して現れることは少ない。本発明は、さら
に、トグルデータにより各フレーム毎にエラーチェック
情報の値を異ならせており、同期確立を満たす、規則通
り変更するデータを有するフレームが、連続して複数回
現れることは極めて希である。
【0057】その結果、疑似同期発生の確率を小さくす
ることができる。 (転送データ階層43へのCNTLデータの付加)図1
2は、非同期データをマッピングするためのデータ列
で、図6に示すデータ構成において、ヘッダと実データ
の間に、CNTLデータを付加したものである。CNT
L情報は、転送データ階層のフレーム毎(例えば、回線
毎のオーバヘッドデータ毎に)に付加され、複数の非同
期データに対するアラーム等の処理を可能とする。
【0058】ここで、CNTLで示すデータ部分は、ヘ
ッダから続くデータ列50にて転送されるデータ(オー
バヘッドデータ)に対してのアラーム情報・システム情
報を転送するためのデータ領域である。なお、CNTL
データは、ヘッダ情報に続けて8ビットの情報ビットを
付加しているが、データ列の最後に付けてもよい。ま
た、情報量も8ビット情報でなくてもよい。
【0059】CNTLデータにより、後に続くデータを
受信した回線の状態(エラー状態)、受信ユニットの動
作状態等をオーバヘッドデータ終端部34に通知する。
従って複数の非同期回線データを多重するフレーム構成
をとった場合にも、対応する回線情報を対応するデータ
に対して付加することが可能となる。図8〜図11にお
いては、基本データ階層42に制御データ等を設定し、
システム制御情報等を転送している。そこで、転送でき
るのは、回線インタフェース部32とオーバヘッドデー
タ終端部34間を接続するシルアルリンクフォーマット
転送周期にて通知される情報である。図12のものは転
送データ階層43に、CNTLデータを設定し、転送デ
ータ階層43にて通知される非同期データ群に対応させ
ている。
【0060】
【実施例】図13は、本発明の一実施例である。複数の
回線を収容する基幹伝送装置内の回線インタフェース部
321 〜32n 、オーバヘッドデータ終端部34、主信
号処理部54及び回線インタフェース部321 〜32n
とオーバヘッドデータ終端部34間のシリアルリンク
(Serial link)を示している。
【0061】なお、回線インタフェース部321 〜32
n と主信号処理部54間は、通常のバスにより伝送さ
れ、オーバヘッドデータ終端部34と主信号処理部54
間は、シリアルリンクで接続されている。本実施例で
は、オーバヘッドデータ終端部34におけるシリアルリ
ンクインタフェース部51を1チップのASIC(Ap
plication Specific Integr
ated Circuit(以下、「OH−ASIC」
というなお、OHは、オーバヘッドの意味であ
る。))として実現し、各回線インタフェース部321
〜32n 及び主信号処理部54からの、オーバヘッドデ
ータ情報の終端処理及び各種制御情報の集配を行うよう
にしている。また、回線インタフェース部は最大n(例
えば、n=16)であり、回線インタフェース部32 1
〜32n には、回線の種類の応じて複数の種類(例え
ば、4種類)のカード(実施例において、回線インタフ
ェース部321 〜32n は、回線毎に、1枚のPCB
(printed circuit board)又は
LSI等で構成している。それをカードと称する。)が
自由に搭載できるようにしている。なお、OH−ASI
C51は、図示していないが、回線インタフェース部3
1 〜32nのそれぞれに対応した受け口を有してい
る。 (オーバヘッドデータの終端情報一覧)回線インタフェ
ース部321 〜32n 及びオーバヘッドデータ終端部3
4にて終端するオーバヘッドデータ情報一覧(例)を図
14に示す。
【0062】図14の横軸は回線インタフェース部32
1 〜32n に搭載されるカードタイプ(カードの種類、
つまり、回線インタフェース部321 〜32n がインタ
フェースを取る回線の種類)を示す。本実施例では、D
S1(Digital Signal level
1)、DS3(Digital Signal lev
el 3)、OC1(Optical Carrier
level 1)、OC3(Optical Car
rier level 3)、OC12(Optica
l Carrier level 12)、OC48
(Optical Carrier level4
8))等の6種類のカードタイプに対応できるようにし
ている。
【0063】図14の縦軸は、シリアルリンク上にて転
送されるオーバヘッド(セクションオーバヘッド;SO
H、ラインオーバヘッド;LOH、STSパスオーバヘ
ッド;STS POH、VTパスオーバヘッド;VT
POH。なお、セクションオーバヘッドSOHとライン
オーバヘッドをまとめて、S/LOHと記述する。)と
そのオーバヘッドに含まれるオーバヘッドデータバイト
の種類を示す。各カードタイプにより、終端するオーバ
ヘッドデータ情報量及び内容が異なることが分かる。
【0064】また、図中、多重チャネル数とはシリアル
リンク上に多重されるオーバヘッドデータ情報のチャネ
ル(回線)数のことであり、例えばDS1カードであれ
ば16チャネルの非同期のオーバヘッドデータが1本の
シリアルデータ33に多重されることを表している。 (OH−AS1Cと回線インタフェース部間の転送)図
15に、回線インタフェース部32とOH−ASIC5
1間の接続図を示す。本実施例では、19.44MHz
のクロックとシリアルデータを双方より供給するように
している。
【0065】OH−ASIC51から回線インタフェー
ス部32へ、OH−AS1C51は、オーバヘッドデー
タ終端部34内のクロックにより各回線インタフェース
部へ送信する転送用クロックTxClockを生成し、
このクロックに同期して情報TxData(情報とし
て、オーバヘッドデータが伝送される。その内容は後述
する。)を回線インタフェース部32へ送出する。
【0066】回線インタフェース部32からOH−AS
IC51へ転送されるオーバヘッドデータ情報は、それ
ぞれのチャネルがそれぞれの回線の周波数RxCloc
k(このクロックは、回線毎に異なる。)に同期して転
送されるため、各チャネル間のオーバヘッドデータ情報
は非同期である。これを1本のシリアルデータに多重し
て転送することを可能にするため、図16(a)に示す
ように、フレームの構造を2階層構造としている。第一
階層(以下、Layer −1 と呼ぶ。:図5における基
本データ階層42に相当する。)には、フレーム同期を
とるためのバイト(後述するA1/A2)や各回線イン
タフェース部の回線障害情報など、基本的な情報がマッ
ピングされており、第二階層(以下、Layer −2と
呼ぶ。図5における転送データ階層43に相当する。)
には、各チャネルのオーバヘッドデータ情報がビットス
トリームとしてマッピングされている。
【0067】Layer −2にマッピングされるビット
ストリームは、図16(b)(図6をより具体的に表し
たものである。)に示す構成となっている。各回線のオ
ーバヘッドデータ情報は、ビットストリームの先頭にヘ
ッダと呼ばれる9ビットの連続した“0 ”が付加され、
また、各オーバヘッドデータバイト(OHB)の間に1
ビットの“1”を挿入された状態で転送される。転送す
べき信号のない場所には、“1”を転送する。OH−A
SIC51では、Layer −2のヘッダを検出し、各
OHBの有効部分(8ビット)を抽出するようにしてい
る。 (シリアルリンクフレームフォーマットの詳細)図17
に、Layer −1 の基本情報の内容の例を示す。
【0068】図17(a)は、OH−ASIC51から
回線インタフェース部32へのLayer −1 の基本情
報を示す。OH−ASIC51から回線インタフェース
部32へのLayer −1 の基本情報には、フレーミン
グバイトA1、A2、トグルバイトTG、チェックバイ
ト(誤り検出・符号訂正バイト)CRCを有している。
【0069】フレーミングバイトA1は、例えば、“F
6h”で固定され、フレーミングバイトA2は、例え
ば、“28h”で固定されている。トグルバイトTG
は、例えば、“55h”と“AAh”が毎フレーム交互
に転送される。チェックバイト(誤り検出・符号訂正バ
イト)CRCは、トグルバイトTGを含む3バイト目か
ら15バイト目の信号に対してCRC演算した結果のC
RC6のバイトである。
【0070】図17(b)は、回線インタフェース部3
2からOH−ASIC51へのLayer −1 の基本情
報を示す。回線インタフェース部32からOH−ASI
C51へのLayer −1 の基本情報には、フレーミン
グバイトA1、A2、トグルバイトTG、ユニット障害
バイトUF、回線障害バイトLA、マッピング情報バイ
トMAP、チェックバイト(誤り検出・符号訂正バイ
ト)CRCを有している。
【0071】ユニット障害バイトUFは、回線インタフ
ェース部32の障害(例えば、ローカルCPUの障害、
クロック断等)を通知する。例えば、“FFh”が障
害、“00h”〜“FEh”は、正常を表す。回線障害
バイトLAは、回線上の障害情報を通知する。図17
(c)のようなビット構成で、A1からA4で、4回線
の回線障害を通知する。例えば、“1”が障害あり、
“0”は、正常を表す。
【0072】マッピング情報バイトMAPは、DS3/
EC1の回線(DS3回線のオーバヘッド終端と、EC
1回線のオーバヘッド終端の両方に対応可能な回線イン
タフェース部を想定しているもので、設定によりシリア
ルリンクを通すオーバヘッドを選択している。)で使用
される。Layer −2の領域で転送されるデータの種
別(セクションオーバヘッド/ラインオーバヘッド(E
C1回線)又はSTSパスオーバヘッド(DS3回線)
の一方を選択する)を通知する。図17(d)のような
ビット構成で、多重される3つのチャネルのそれぞれに
ついて、選択する機能を有する。なお、(1)(2)
(3)は、後述する図20(c)の(1)(2)(3)
に対応する。
【0073】なお、フレーミングバイトA1、A2、ト
グルバイトTG、チェックバイトCRCは、図17
(a)と同じである。また、図17(b)の残りのバイ
トにより、回線インタフェース部(カードタイプ)の種
類、ユニットの現用・予備の切替情報等が通知される。
図18に、Layer −2のフレーミングフォーマット
内容の例を示す。
【0074】基本的には、図12に示したようにビット
ストリームがLayer −2にマッピングされる。な
お、図18におけるALMバイトは、図12におけるC
NTLバイトに相当する。図18(a)は、セクション
オーバヘッド/ラインオーバヘッドのビットストリーム
をOC1を例に図示したものである。
【0075】ヘッダHDは、9ビットの“0”で、La
yer −2フレームの開始を示す。ALMバイトは、回
線インタフェース部が扱う4つの回線の回線状態を示
す。J0、E1、F1、・・・E2バイトは、OC1の
セクションオーバヘッド/ラインオーバヘッドである。
STUFFバイトには、“1”が挿入されている。AL
Mのビット構成を図18(d)に示す。
【0076】なお、本実施例ではALMバイト内に4種
類(a〜d)のアラーム情報を配置しているが、ALM
バイトを更に増やし、アラーム情報を増やすことで各オ
ーバヘッドデータバイト毎に個別のアラーム処理を行う
こともできる。図18(b)は、STSのパスオーバヘ
ッドのビットストリームを図示したものである。
【0077】J1、F2、Z3、Z4、Z5は、STS
のパスオーバヘッドである。他のバイトの内容は、図1
8(a)と同じである。図18(c)は、VTHのパス
オーバヘッドのビットストリームを図示したものであ
る。IDバイトは、VTHのオーバヘッドを構成するJ
2、Z6、Z7の何れを、このフレームで送信するのか
を示す情報である。VTバイトには、IDバイトで示さ
れたJ2、Z6、Z7バイトの一つが挿入される。他の
バイトの内容は、図18(a)と同じである。
【0078】図19から図24に、OH−ASIC51
と回線インタフェース部32間のフレームフォーマット
を示す。図中、(b)及び(c)の第一ライン目に配置
されている情報は、Layer −1 基本情報であり、既
に述べたように、A1、A2、TG、CRCはフレーム
同期確立用のデータ、UF(Unit Fai1ur
e)は回線インタフェース部の障害情報、LA(Lin
e A1am)は回線上の障害情報である。
【0079】第二ライン目以降はオーバヘッドデータ情
報の転送領域であり、各回線インタフェース部のカード
タイプにより転送する情報量及び情報内容が異なる。回
線インタフェース部→OH−ASIC方向の転送におい
ては、複数チャネルの非同期のオーバヘッドデータが多
重されており、多重チャネル数分だけエリアを確保する
ようにしている。オーバヘッドデータ情報は、この各チ
ャネルに対応したエリア内をLayer −2のフレーム
構成を持って転送される。また、各Layer−2フレ
ームの先頭にはALMバイトが付加されており、ここに
各Layer −2フレームに対応した異なるアラーム情
報を配置することで、各アラームの種類に対応した個別
のアラーム処理が行えるようにしている(図18参
照)。
【0080】図19から図24は、同じ構成であるの
で、代表として、図19を説明し、他の説明は省略す
る。図19は、DS1カードに関するフレームフォーマ
ットが記載されている。図19(a)に示すように、D
S1カードでは、シリアルリンクで多重されるオーバヘ
ッドデータは、図14にも記載されているように、ST
S POHとVT POHである。また、STS PO
Hは、5バイトを有し、VT POHは、3バイトを有
する。さらに、各STS POHとVT POHは、そ
れぞれ、同時に2、14多重されて転送される。
【0081】図19(b)に、OH−ASIC51→回
線インタフェース部32方向への転送におけるフォーマ
ットを示す。図17に示したように、第一ライン目に配
置されている情報は、Layer −1 基本情報であり、
A1、A2、TG、CRCが伝送される。第二ライン目
以降は、Layer −2である。
【0082】STS POHとVT POHのオーバヘ
ッドデータが、情報の転送領域である。回線インタフェ
ース部32→OH−ASIC51方向への転送とは異な
り、各パスオーバヘッドデータは、固定のタイミングで
転送される。つまり、STSPOHの例えば、J1バイ
トは、第10ライン目の第1番目のバイトと第2番目の
バイトに挿入されて転送される。同じく、VT POH
の例えば、J2バイトは、第13ライン目の第1番目の
バイト〜第14番目のバイトに挿入されて転送される。
なお、ブランクのバイトには、“1”が挿入される。
【0083】図19(c)に、回線インタフェース部3
2→OH−ASIC51方向への転送におけるフォーマ
ットを示す。図19(b)と同じく、第一ライン目に
は、Layer −1 基本情報であり、A1、A2、T
G、CRCが挿入される。第二ライン目以降が、Lay
er −2である。
【0084】STS POHとVT POHのオーバヘ
ッドデータが、情報の転送領域である。複数チャネルの
非同期のオーバヘッドデータが多重(多重数16)され
る。従って、16回線分のパスオーバヘッドが、1フレ
ームで転送することができる。各ラインは、順に、第1
回線の信号、第2回線の信号、・・・・第16回線の信
号が挿入される。従って、第1回線の信号(例えば、S
TS POHの第1チャネルの信号)は、第2ラインの
第1バイト目、第3ラインの第1バイト目・・・第19
ラインの第1バイト目に挿入されて転送される。また、
第2回線の信号(例えば、STS POHの第2チャネ
ルの信号)は、第2ラインの第2バイト目、第3ライン
の第2バイト目・・・第19ラインの第2バイト目に挿
入されて転送される。
【0085】また、各ラインの第3番目から第16番目
には、VT POHの第1チャネルから第14チャネル
の信号が挿入されて、転送される。なお、STS PO
Hの第1及び第2チャネルの信号は、図19(d)のフ
レームフォーマットで伝送される。また、VT POH
の第1チャネルから第14チャネルの信号は、図19
(e)のフレームフォーマットで伝送される。 (OH−AS1Cと主信号処理部間の転送)OH−AS
1C51と主信号処理部54間の転送は、オーバヘッド
データ情報の送受信を行うのではなく、主信号の切替え
命令やステータス情報の送受信を行う。図25に主信号
処理部54とOH−ASIC51間の接続図を示す。O
H−AS1C51⇔回線インタフェース部32と同様、
19.44MHzのクロックとシリアルデータ33を双
方より供給するようにしている。
【0086】また、図26にフレームフォーマットを示
す。OH−ASIC51内部では、主信号処理部54か
らの切替えステータスに従い、オーバヘッドデータの切
替え制御を行うようにしている。これにより、主信号と
連動したオーバヘッドデータの切替えを行うことを可能
にしている。なお、ここではOH−ASIC51⇔回線
インタフェース部32間のような2階層のフレーム構造
の概念を持たない。 (本発明の動作)図13に示す構成の動作を説明する。 (1)フレーム同期確立手順 本実施例では、各シリアルリンクのフレームフォーマッ
トを共通化しており、あらゆるカードタイプの回線イン
タフェース部32及び主信号処理部54に対して、同一
の同期確立手順にてシリアル転送が行えるようにしてい
る。本実施例における同期確立手順の説明図を図27に
示す。本実施例では、TGを毎フレーム変化させること
でCRCコードを常に変化させるようにしており、これ
により擬似同期の防止及びLayer −1 領域に配置さ
れる制御情報の信頼性を高めるようにしている。
【0087】同期の確立は、A1、A2及びCRCが3
フレーム連続して正常に受信されれば、同期確立状態と
してSync Status62へ移行する。また、デ
ータの受信処理は、同期が確立した次のフレームから開
始する。なお、同期確立状態でも、A1、A2又はCR
Cがエラーのときは、Layer −1 の領域内の情報は
取り込まない。
【0088】同期外れの検出は、A1、A2、又はCR
Cが2フレーム連続でエラーとなれば、同期はずれを認
識し、Sync Status61からAsync S
tatus61へ移行する。 (2)オーバヘッドデータの受信 OH−ASIC51では、パワーオンリセット後、回線
インタフェース部32に、どの種類のカードが接続され
ているかに係らず、A1、A2及びCRCコードによる
フレーム同期をとる。同期確立後、Layer −1 領域
に配置されている制御情報を取り込む。回線インタフェ
ース部32に、どの種類のカードが接続されているか
は、CPU52からのレジスタ設定により通知され、カ
ードタイプ設定後、対応するフレームフォーマットに従
ってオーバヘッドデータ情報を取り込む。
【0089】なお、本実施例では、CPU52からのレ
ジスタ設定により回線インタフユース部のカードタイプ
を設定するようにしているが、シリアルリンクのLay
er−1 領域にカードタイプ情報を配置するようにすれ
ば、同期確立時に自動的にカードタイプを認識すること
も可能である。 (3)オーバヘッドデータの送信 OH−ASIC51では、パワーオンリセット後、CP
U52からの送信開始命令により、設定されたカードタ
イプに対応したフレームフォーマットに従ってオーバヘ
ッドデータ情報及び制御情報を送信する。 (回線インタフェース部の詳細)次に、回線インタフェ
ース部32の詳細を説明する。
【0090】図28は、OC−3回線4チャネルのイン
タフェースが可能な回線インタフェース部32とオーバ
ヘッドデータ終端部34間のシリアルリンクの構成例で
ある。図に示す通り、この例では、回線インタフェース
部32にA/B/C/Dの4局からのOC−3光回線が
接続されている。それぞれの局から送られてくるSON
ET(Synchronous Optical Ne
twork)フレーム(図中フレーム−1/2/3/
4)は、オーバヘッドとペイロードから構成されてい
る。これらフレームは、それぞれの局のシステム内に搭
載されるマスタークロックにより生成されたフレームで
あり、そのフレームの先頭位置及び送信クロックの位相
にズレが生じている。
【0091】また、B局のシステムクロック周波数に対
してA局の周波数が1ppm早い周波数で動作していた
とするとB局からSONETフレーム1、000、00
0フレーム送信する間にA局からは1、000、001
フレーム送信されてくることになる。このことから明ら
かなように、各回線から受信される光データは、非同期
なフレームである。
【0092】図中、回線インタフェース部32と、オー
バヘッドデータ終端部34間を接続している信号が、本
発明によるシリアルリンク信号である。本シリアルリン
クは、前述のLayer−1/2を有する転送フレーム
構造を持つもので、自局のマスタークロックより生成さ
れるクロックに同期して転送されるものである。他局
(A/B/C/D局)から送信されてくるデータとシリ
アルリンク転送クロックの間も、非同期である。
【0093】回線インタフェース部32では、32a部
分にて各光回線とのインタフェースを取り、主信号/オ
ーバヘッドデータ情報の分離を行い、32b部にて各回
線毎にオーバヘッドデータ情報及びアラーム情報を1本
のシリアルリンクデータに多重しオーバヘッドデータ処
理部へデータを転送する。図29に、4チャネルOC−
3回線のインタフェース部32の回路構成例を示す。
【0094】なお、ここでは、4チャネルOC−3回線
からのオーバヘッドデータをオーバヘッドデータ終端部
34へ転送するデータ転送手段に関して主に説明を行
う。なお、受信方向に関しては、上述した通り、各回線
からの非同期データを1本のシリアルデータ33に多重
することが必要となるのに対し、送信側に関しては、自
局装置内マスタークロックに同期し、全回線に対しての
データ送信を行うことから、非同期データの多重が不要
であり、格別の工夫が必要ないからである。例えば、図
19(b)〜図24(b)に示すOH−AlSC51か
らDS1等の回線インタフェース部への方向のフレーム
構成に示す通り、シリアルリンクフレーム内の固定値に
オーバヘッドデータをマッピングして送信すればよい。
【0095】図29は、回線インタフェース部32(4
channel OC−3の例)の回路構成を示すブロ
ック図である。図中、OC3チャネルインタフェース
(OC−3channel interface)91
1 〜914 は、各光回線毎に設けられている。OC3チ
ャネルインタフェース911 〜914 は、光/電気信号
変換を行い、オーバヘッドデータと主信号分離し、シリ
アルリンク送出のためのLayer −2のデータ生成を
行う(詳細は、図30で後述する。)。
【0096】図中、フレームカウンタ100は、オーバ
ヘッドデータ終端部との間のシリアルリンクフォーマッ
ト生成を管理するブロックである。フレームカウンタ1
00は、フレームカウンタを有し、フレームカウンタの
動作に合わせて各制御部に対して、各データの選択制御
又は送信制御を行うブロックである。本ブロックにより
制御されるブロックならびに動作は次の通りである。
【0097】セレクタ96は、Layer −1 の送信デ
ータ選択用セレクタ部である。フレームカウンタ100
からの選択信号P2により、Layer −1 にマッピン
グする情報(Framing Data、TG、UF、
SW Condition、Line Alarm)を
選択する。フレームカウンタ100からのP1は、フレ
ームカウンタの動作よりフレーム毎にトグルデータ(例
えば、AA55→55AA→AA55・・・)を作りL
ayer −1 に多重するTGバイトを生成するものであ
る。
【0098】並列・直列変換部(P/S)97は、La
yer −1 情報のパラレル/シリアル変換を行う。セレ
クタ96で選択されたデータを、フレームカウンタ10
0からのP3のタイミング信号で、パラレル/シリアル
変換する。CRC演算部(CRC Cac.)98は、
Laye−1 送信データに対してCRC演算を行い、演
算結果を、フレームカウンタ100からのP4のタイミ
ング(CRCcode挿入通知タイミング)により、演
算結果をシリアルデータにマッピング出力する。
【0099】セレクタ92は、Layer−2の送信デ
ータの選択制御部である。回線に対応したインタフェー
ス部から出力されてくるLayer−2のデータをシリ
アルリンクデータフォーマットのLaye−2領域の対
応する回線領域に、フレームカウンタ100からのP9
のタイミングに応じて選択するブロックである。セレク
タ93は、Layer−1 /Layer−2の送信デー
タ選択用セレクタ部である。フレームカウンタ100か
らのP10のタイミングで、送信すべきLaye−1 デ
ータ/Layer−2データの領域を切替える。
【0100】フリップフロップ部94は、セレクタ93
の出力信号であるシリアルリングデータを、送信クロッ
クにてラッチし、波形整形及び送信クロックとの位相調
整を行うフリップフロップである。ラインアラーム情報
多重部(Line Alarm Mux.)95は、各
OC3チャネルインタフェース911 〜914 からの、
ラインアラーム情報(各回線インタフェース部で検出さ
れる回線のSF(Signal Fail)/SD(S
ignal Degrade)状況)を多重する。
【0101】シリアルリンク送信クロック生成部99
は、シリアルリンク送信用クロック(例:19.44M
Hz)を生成するブロックである。自局内のクロックに
より生成する。シリアルリンクデータの転送は、本クロ
ックにより行われる。図29の動作を順に説明する。各
チャネル(回線)からのラインアラーム情報は、ライン
アラーム情報多重部95に集められている。
【0102】フレームカウンタ100をX軸カウンタ
(横方向転送ビット/バイトカウンタ)とY軸カウンタ
(縦方向カウンタ)により構成したとすると次の動作を
行う。 (1)フレームカウンタY軸カウンタが“1”かそれ以
外かによりLayer1領域かLayer2かの判断が
分かれる。(Y軸カウンタ値“1”により、Layer
−1が示される場合は、P10によりセレクタ93を切
り替えLayer−1のCRC演算部98からのデータ
を選択する。)選択されたデータは、フリップフロップ
部94にてタイミング調整を行い、波形整形を行った上
で、シリアルリンクデータとして、オーバヘッドデータ
終端部へ転送される。 (2)フレームカウンタY軸カウンタ“1”によりLa
yer−1領域が選択されている状態かつ、X軸カウン
タ値の動作に応じて次の動作を行う(Layer−1デ
ータの生成動作) (3)P2:X軸カウンタ値に応じて、出力すべきLa
yer−1のデータの選択を、セレクタ96により行
う。 (4)P1:フレームカウンタ1フレーム毎に、55→
FF→55と切り替わるTGデータを生成する。 (5)セレクタ96により選択されたLayer−1の
パラレル出力は、直列・並列変換部97により、ロード
タイミングで出力されるタイミングパルスP3により、
直列・並列変換を行う。 (6)直列・並列変換部97から出力されたシリアルデ
ータは、CRC演算部98へ転送される。CRC演算部
98では、フレームカウンタ100からのCRC演算許
可信号P4により、CRC演算部を行い、Layer−
1の最後の位置に演算結果を組み込む。
【0103】(2)〜(6)の処理により、シリアルリ
ンクデータのLayer−1データの生成を行う。 (7)フレームカウンタY軸“1”以外の場合は、La
yer−2データの転送領域であることを示す。 (8)Layer−2データの転送領域でかつX軸カウ
ンタ値により、各チャネルからのデータ選択を行う。図
22に示したOC−3の4チャネルに場合を例に説明す
ると、X軸カウンタ値が、1、5、9、13の場合は、
チャネル1データ、2、6、10、14の場合は、チャ
ネル2データ、3、7、11、15の場合は、チャネル
3データ、4、8、12、16の場合は、チャネル4の
データを選択する。図29のセレクタ92に対してタイ
ミングパルスP9信号により制御を行い対応するチャネ
ルデータの選択を行うとともに、P5〜P8を用いて、
各チャネルデータ転送部にデータ転送可能を通知する。 (9)各OC3チャネルインタフェース911 〜914
では、フレームカウンタ100からのデータ転送可能通
知(P5〜P8)をもとに、図30に示すFIFOメモ
リ106のデータをビット単位で順次取りだし、Lay
er−2データとして、セレクタ92、セレクタ93、
フリップフロップ部94を介して、シリアルリンクデー
タとして、オーバヘッドデータ終端部へ出力される。
【0104】(7)〜(9)の処理により、シリアルリ
ンクデータのLayer−2データの生成を行う。図3
0は、図29中のOC3チャネルインタフェース911
〜914 で示すブロックの詳細である。図中、光インタ
フェース部101は、光から電気への変換部である。
【0105】アラーム検出部103は、光受信信号の状
態(SF、SD状態検出)監視を行い、Line Al
arm通知を行うブロックである。ここで検出されるL
ine Alarm情報は、Layer−1情報として
フォーマットに取り込まれる。オーバヘッドデータ・ペ
イロードデータ分離部102は、光インタフェース部1
01にて受信されたデータよりSONETフレーム同期
をとり、オーバヘッドデータと、主信号データを分離す
るブロックである。
【0106】FIFO書込制御部104は、オーバヘッ
ドデータ・ペイロードデータ分離部102にて抽出され
たオーバヘッドデータをFIFOメモリ106へ取り込
む制御を行うFIFO書き込み制御部である。FIFO
読込制御部107は、図29のフレームカウンタ100
からのChanne1 data Enable信号
(データ転送可能通知信号)により制御されるFIFO
読み出し制御部である。
【0107】FIFOメモリ106は、受信したオーバ
ヘッドデータを一旦貯えるFIFO部である。アラーム
検出部105は、受信したオーバヘッドデータより、ア
ラーム検出(LOF(Loss of Frame)、
LOS(Loss of Signal)、AIS(A
larm Indication Signal)等)
を行うブロックである。
【0108】Layer−2データの生成は、次の様に
行う。 (1)SONETフレーム同期が確立すると、必要な1
フレーム分のオーバヘッドデータをFIFOメモリ10
6へと書き込む (2)1フレーム分の書き込みが完了するとFIFO書
込制御部104よりFIFO読込制御部107に対して
取込完了を通知する。 (3)取込完了通知を受けたFIFO読込制御部107
は、Channel data Enable信号がア
クティブ状態となっている間にLayer−2データの
先頭フラグ(9ビット“0”)、アラーム検出部105
からのアラーム情報、FIFOデータの順に出力してい
く。
【0109】FIFO取込バイト数と同数のデータ読み
出し、シリアルデータ送信完了共に、FIFOメモリ1
06からの読み出しを停止し、次のFIFO書込制御部
104からの取込完了通知信号を待つ。この間のCha
nnel data Enable信号アクティブ時に
は、データ“1”を固定的に出力する。図30の動作
を、順に説明する。 (1)光ファイバーが、光インタフェース部101に接
続されている。光インタフェース部101は、光信号を
電気信号に変換するとともに、受信光データの異常(S
F、SD)を行い、アラーム検出部103へ通知する。 (2)電気信号に変換された受信データは、オーバヘッ
ドデータ・ペイロードデータ分離部102へ転送され
る。 (3)オーバヘッドデータ・ペイロードデータ分離部1
02では、 ・オーバヘッドデータとペイロードデータの分離処理 ・アラーム(LOS/LOF/AlS 等)の検出 を行う。 (4)分離されたペイロードデータは、主信号処理部へ
転送される。 (5)検出された情報は、アラーム検出部105へ転送
される。 (6)分離されたオーバヘッドは、FIFO書込制御部
104へ転送される。 (7)FIFO書込制御部104は、オーバヘッドデー
タ・ペイロードデータ分離部102より伝送されてくる
オーバヘッドデータをFIFOメモリ106に、シリア
ルリンク転送のLayer−2データの転送順に書き込
む。 (8)SONETフレームの1フレーム分の終端を行う
オーバヘッドデータをFIFOメモリ106に取り込み
完了すると、FIFO書込制御部104よりFIFO読
込制御部107へ取り込み完了通知を行う。 (9)取り込み完了を受けたFIFO読込制御部107
は、シリアルリンクLayer−2領域に対して、アラ
ーム検出部105にて収集されたアラーム情報に続き、
FIFOメモリ106のオーバヘッド情報を出力する。
【0110】この動作により、1フレーム分のオーバヘ
ッドデータ蓄積と共に、ヘッダ情報・アラーム情報を付
加したLayer−2データ送出動作が可能となり、本
発明のシリアルリンクデータ構築が可能となる。 (制御情報によるProtection Switch
の切替え制御)図31を用いて制御情報によるProt
ection Switchの切替え制御を説明する。
【0111】本実施例では、回線インタフェース部及び
主信号処理部は、二重構成となっている(現用及び予
備:Work及びProtection)。Work側
の回線インタフェース部がProtectionに切り
替わったときの、主信号及びオーバヘッドデータの切替
制御における制御情報の流れ図を図31に示す。正常時
は、回線インタフェース部の現用/予備側それぞれのシ
リアルリンク情報中のLayer −1 情報では、アラー
ム通知は行われていない。そのとき、レジスタAには、
回線インタフェース部32Wからのアラーム通知が無い
ことを表示している。また、CPU52は、レジスタA
での正常状態通知により、レジスタBに対して現用側デ
ータ取り込みを設定する。設定された情報はスイッチ切
替情報として、主信号処理部54にシリアルリンク
(d)を通して通知され、主信号切替セレクタ76を現
用側へと切り替え、又は維持する。主信号切替セレクタ
76の選択情報は、シリアルリンク(c)を通して、オ
ーバヘッド終端部34へと通知され、主信号の切替に合
わせたオーバヘッド切替セレクタ77の切替制御を行
う。
【0112】ここで、Work側の回線インタフェース
部32Wに障害が発生し、Protection側の回
線インタフェース部32Pに切替える場合を、動作順に
説明する。 A:回線インタフェース部32Wは、シリアルリンク
(a)により、Layer −1 の制御情報UFによっ
て、アラーム状態が通知される。
【0113】B:OH−ASIC51内のレジスタA
に、回線インタフェース部32WからのUFのアラーム
情報が通知される。 C:CPU52がこれを認識し、OH−ASIC51内
のレジスタBへ主信号切替え命令を設定する。 D:OH−ASIC51は、CPU52からの設定に従
い、主信号処理部54に対し、シリアルリンク(d)に
より、図26に示すフレームの主信号切替エリアにPr
otection側への切替え命令を挿入して送出す
る。
【0114】E:主信号処理部54にてこれを認識し、
主信号切替えセレクタ76をProtection側へ
切替える。 F:主信号処理部54は、シリアルリンク(c)によ
り、図26に示すフレームの制御情報に、主信号切替え
セレクタ76の切替え状態を挿入して、OH−ASIC
51に通知する。
【0115】G:OH−ASIC51にてこれを認識
し、レジスタB主信号切替えセレクタ76の切替え状態
を設定するとともに、OH−ASIC51内のオーバヘ
ッドデータ切替えセレクタ77をProtection
側へ切替える。このように、シリアルリンク上の制御情
報を利用することで、Protection Swit
chの切替え制御を一括管理することができる。
【0116】オーバヘッド情報の切替動作を主信号から
の主信号切替セレクタの状態を示す情報により、行って
いるが。それは、次の理由による。つまり、基本的に
は、主信号・オーバヘッドデータの切替は、CPUから
のコマンドの発行により行われる(このコマンド発行の
トリガが、回線インタフェース部からのアラーム情報で
ある。)。
【0117】しかし、本構成は、次の動作にも対応させ
ることを考慮している。回線インタフェース部32と主
信号処理部54間での主信号データのパスに異常が発生
(信号断等)した場合に備えている。回線インタフェー
ス部32と主信号処理部54間での主信号データのパス
に異常が発生した場合は、オーバヘッドデータ終端部で
は、回線インタフェース部32からのアラーム状態を認
識していない場合でも、主信号処理部54では、主信号
入力断が検出される場合がでてくる。主信号処理部54
は、主信号入力断が検出された場合は、自動的に主信号
切替セレクタを切り替える。この場合にも、主信号に連
動してオーバヘッドデータ終端部34での切替が可能と
なるように、オーバヘッドデータ終端部34のオーバヘ
ッドの切替セレクタ77の切替動作は、主信号処理部5
4からの主信号セレクタ切替状態76により切替制御が
行えるようになっている。
【0118】なお、上記説明では、オーバヘッドデータ
について説明したが、本件発明におけるオーバヘッドデ
ータは、SONET、SDH等に用いられるオーバヘッ
ドデータに限らず、制御データからなるヘッダであれ
ば、これに限定されない。また、上記実施例では、オー
バヘッドデータ終端部34の例について説明したが、オ
ーバヘッドデータ終端部34は、オーバヘッドデータ終
端部34の機能の外に、オーバヘッドデータ作成機能等
の他の機能を有するものでも良いことは自明である。
【0119】また、シリアルリンクとして、クロックを
別の回線で転送する例について説明したが、クロック
は、必ずしも、別の回線で転送する必要はない。以上説
明したように、本発明によれば、回線インタフェース部
32とオーバヘッドデータ終端部34間のデータ転送に
用いるシリアルリンクフレーム内に階層構造を持つこと
により、複数回線、複数チャネルの非同期データをシリ
アルデータ33に多重することが可能となる。
【0120】また、本発明によれば、複数の回線インタ
フェース部とオーバヘッドデータ終端部34間をシリア
ルリンクにより接続構成することが可能となり、装置内
の接続信号線を大幅に削減でき、複数回線を収容可能か
つ、オーバヘッドデータの集中管理が可能な大容量の基
幹伝送装置の構築が可能となる。また、本発明によれ
ば、フレーム内に基本データ階層を設けることにより、
多様な回線インタフェース部と、集中管理を行うオーバ
ヘッドデータ終端部34間において共通のデータ転送手
段を持つことが可能となり、オーバヘッドデータ終端部
にて回線インタフェース部の種類を認識設定する前にも
ブロック間でのデータ通信が可能となる。
【0121】さらに、本発明によれば、フォーマットの
自動認識が可能になると共にシステム制御情報の伝達に
も使用することが可能となる。本効果により、多様な回
線インタフェース部にも柔軟に対応可能となる。これら
の効果により、複数回線、複数チャネル、多様な回線イ
ンタフェースを収容する大容量の基幹伝送装置におい
て、オーバヘッドデータを集中管理制御するシステム構
成が可能となり、装置の性能向上に寄与するところが大
きい。
【0122】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を奏することができる。請求項1記載の発明
によれば、回線インタフェース部とオーバヘッドデータ
終端部間をシリアルデータを転送する1本の信号線によ
り接続して、回線インタフェース部から前記オーバヘッ
ドデータ終端部へ、オーバヘッドデータを、転送するこ
とにより、回線インタフェース部とオーバヘッドデータ
終端部間の接続信号本数を極力減らすことができる。
【0123】請求項2記載の発明によれば、シリアルデ
ータを複数階層を有するフレームにより構成したことに
より、共通部分と個別回線部分とに分離して伝送するこ
とができ、複数の非同期回線のオーバヘッドデータを柔
軟に扱うことができる。請求項3記載の発明によれば、
オーバヘッドデータを、フレームの転送データ階層に挿
入して転送することにより、複数の非同期回線データを
同一のシリアルデータに多重して送信することができ
る。
【0124】請求項4記載の発明によれば、オーバヘッ
ドデータを、所定ビット毎に、所定数のビットを付加し
て、転送データ階層へ挿入して転送することにより、
(実データ長+αビット)連続の“0 ”をフレーム開始
のヘッダとすることにより、実データに影響されないフ
レーム開始ヘッダとすることができる。請求項5記載の
発明によれば、転送データ階層を複数の領域に分割し、
オーバヘッドデータを、通信回線毎に、分割された前記
転送データ階層の領域に挿入して転送することにより、
回線毎に、それぞれの領域へオーバヘッドデータを収容
することで、それぞれが非同期である複数のオーバヘッ
ドデータを1本のシリアルデータとして転送が可能とな
る。
【0125】請求項6記載の発明によれば、フレームの
同期を取るためのフレーム同期データを、フレームの基
本データ階層に挿入して転送することにより、フレーム
の同期を確立することができる。請求項7記載の発明に
よれば、伝送装置を制御するシステム制御情報を、フレ
ームの基本データ階層に挿入して転送することにより、
ユニット障害情報、ユニット切替え情報(現用・予備の
切替情報等)等、システムとして必要な情報を回線イン
タフェース部の種類に関わらず、システムとして統一し
た位置に配置して伝送することができる。
【0126】また、如何なる種類の回線インタフェース
部と接続されても、制御情報のフレーム内位置がシステ
ムで統一されていることにより、回線インタフェース部
の種類を意識することなくシステム制御情報の通知を行
うことが可能となり、多様な回線インタフェース部に対
応可能となる。さらに、これにより、集中制御を行うこ
とがが可能となる。
【0127】請求項8記載の発明によれば、回線インタ
フェース種類識別情報を、フレームの基本データ階層に
挿入して転送することにより、回線インタフェース部の
種類を通知し、オーバヘッドデータ終端部は、接続され
た回線インタフェース部の種類を自動的に認識すること
ができる。その結果、オーバヘッドデータ終端部は、回
線インタフェース部に対応した転送データ階層の構成を
自動的に構築することができる。
【0128】請求項9記載の発明によれば、フレーム毎
にデータが変化するトグルデータ及びエラーチェックデ
ータを、フレームの基本データ階層に挿入して転送する
ことにより、フレーム同期確立に対しての精度(疑似同
期防止)や基本データ階層に配置される制御情報の信頼
性を高めることが可能になる。請求項10記載の発明に
よれば、通信回線の状態に関する回線状態情報を、フレ
ームの基本データ階層に挿入して転送することにより、
データを受信した回線の状態(エラー状態)、受信ユニ
ットの動作状態等をオーバヘッドデータ終端部に通知す
るができる。また、複数の非同期回線データを多重する
フレーム構成をとった場合にも、対応する回線情報を対
応するデータに対して付加することが可能となる。
【0129】請求項11〜20記載の発明によれば、請
求項1〜10記載の伝送装置に適したデータ終端方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の基幹伝送装置を説明するための図であ
る。
【図2】複数の回線を収容する伝送装置を説明するため
の図である。
【図3】本発明の回線インタフェース部とオーバヘッド
データ終端部との接続を説明するための図である。
【図4】従来の回線インタフェース部とオーバヘッドデ
ータ終端部との接続を説明するための図である。
【図5】本発明の回線インタフェース部とオーバヘッド
データ終端部間のシリアルデータのフォーマットであ
る。
【図6】転送データ階層に挿入されるビットストリーム
を説明するための図である。
【図7】転送データ階層をN分割したシリアルデータの
フォーマットを説明するための図である。
【図8】基本データ階層に同期確立データを設けたシリ
アルデータのフォーマットを説明するための図である。
【図9】基本データ階層にシステム制御情報を設けたた
シリアルデータのフォーマットを説明するための図であ
る。
【図10】基本データ階層に回線IF種類を示す情報を
設けたシリアルデータのフォーマットを説明するための
図である。
【図11】基本データ階層にトグルデータ付きエラーチ
ェック情報を設けたシリアルデータのフォーマットを説
明するための図である。
【図12】転送データ階層にCNTL情報を設けたシリ
アルデータのフォーマットを説明するための図である。
【図13】本発明の実施例を説明するための図である。
【図14】オーバヘッドデータ終端情報一覧(例)であ
る。
【図15】OH−ASICと回線インタフェース部間の
接続を説明するための図である。
【図16】2階層構造を持つフレーム構成を説明するた
めの図である。
【図17】Layer −1 の基本情報の内容の例を説明
するための図である。
【図18】Layer −2のフレーミングフォーマット
の例を説明するための図である。
【図19】フレームフォーマット(その1;DS1カー
ド)の例である。
【図20】フレームフォーマット(その2;DS3/E
C1カード)の例である。
【図21】フレームフォーマット(その3;OC1カー
ド)の例である。
【図22】フレームフォーマット(その4;OC3カー
ド)の例である。
【図23】フレームフォーマット(その5;OC12カ
ード)の例である。
【図24】フレームフォーマット(その6;OC48カ
ード)の例である。
【図25】OH−ASICと主信号処理部間の接続を説
明するための図である。
【図26】OH−ASICと主信号処理ユニット間のフ
レームフォーマットの例である。
【図27】本実施例におけるフレーム同期確立手順を説
明するための図である。
【図28】4チャネル回線インタフェース部を中心とし
た動作を説明するための図である。
【図29】4チャネル回線インタフェース部の構成例を
説明するための図である。
【図30】回線インタフェース部の構成例を説明するた
めの図である。
【図31】Protection Switch制御を
説明するための図である。
【符号の説明】
13、34 オーバヘッドデータ終端部 14、54 主信号処理部 31 回線データ 32 回線インタフェース部 33 シリアルデータ 41 フレーム 42 基本データ階層 43 転送データ階層 44 同期確立用データ 46 システム制御情報 47 回線インタフェースの種類を示す情報 48 トグルデータ 49 エラーチェック情報 51 ASIC 52 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 汐田 一成 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 ▲高▼田 勲 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 岡 昭彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−125626(JP,A) 特開 平10−93536(JP,A) 特開 平7−307745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信回線とインタフェースをとる
    複数の回線インタフェース部と該回線インタフェース部
    で受信した受信信号のオーバヘッドデータの終端を行う
    オーバヘッドデータ終端部とを有する伝送装置におい
    て、 前記回線インタフェース部と前記オーバヘッドデータ終
    端部間をシリアルデータを転送する1本の信号線により
    接続して、 前記回線インタフェース部は、前記オーバヘッドデータ
    終端部へ、前記各オーバヘッドデータを、多重化して転
    送することを特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伝送装置において、 前記シリアルデータは、複数階層を有するフレームによ
    り構成したことを特徴とする伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の伝送装置において、 前記フレームは、階層の一つとして、転送データを挿入
    する転送データ階層を有し、 前記オーバヘッドデータを、前記転送データ階層に挿入
    して転送することを特徴とする伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の伝送装置において、 前記オーバヘッドデータを、所定ビット毎に、所定数の
    ビットを付加して、前記転送データ階層へ挿入して転送
    することを特徴とする伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の伝送装置において
    前記転送データ階層を複数の領域に分割し、 前記オーバヘッドデータを、前記通信回線毎に、分割さ
    れた前記転送データ階層の領域に挿入して転送すること
    を特徴とする伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の伝送装置において、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 前記フレームの同期を取るためのフレーム同期データ
    を、前記基本データ階層に挿入して転送することを特徴
    とする伝送装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の伝送装置において、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 伝送装置を制御するシステム制御情報を、前記基本デー
    タ階層に挿入して転送することを特徴とする伝送装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の伝送装置において、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 前記回線インタフェース部の種類を識別する回線インタ
    フェース種類識別情報を、前記基本データ階層に挿入し
    て転送することを特徴とする伝送装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の伝送装置において、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 フレーム毎にデータが変化するトグルデータ及びエラー
    チェックデータを、前記基本データ階層に挿入して転送
    することを特徴とする伝送装置。
  10. 【請求項10】 請求項3ないし5いずれか一項記載の
    記載の伝送装置において、 前記通信回線毎に、前記転送データ階層の所定の位置又
    は分割された前記転送データ階層の領域の所定の位置
    に、前記通信回線の状態に関する回線状態情報を挿入し
    て転送することを特徴とする伝送装置。
  11. 【請求項11】 複数の通信回線とインタフェースをと
    る複数の回線インタフェース部と該回線インタフェース
    部で受信した受信信号のオーバヘッドデータの終端を行
    うオーバヘッドデータ終端部とを有するデータ終端方法
    において、 前記回線インタフェース部と前記オーバヘッドデータ終
    端部間をシリアルデータを転送する1本の信号線により
    接続して、 前記回線インタフェース部は、前記オーバヘッドデータ
    終端部へ、前記各オーバヘッドデータを、多重化して転
    送することを特徴とするデータ終端方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記シリアルデータは、複数階層を有するフレームによ
    り構成したことを特徴とするデータ終端方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記フレームは、階層の一つとして、転送データを挿入
    する転送データ階層を有し、 前記オーバヘッドデータを、前記転送データ階層に挿入
    して転送することを特徴とするデータ終端方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記オーバヘッドデータを、所定ビット毎に、所定数の
    ビットを付加して、前記転送データ階層へ挿入して転送
    することを特徴とするデータ終端方法。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14記載のデータ終端
    方法において、 前記転送データ階層を複数の領域に分割し、 前記オーバヘッドデータを、前記通信回線毎に、分割さ
    れた前記転送データ階層の領域に挿入して転送すること
    を特徴とするデータ終端方法。
  16. 【請求項16】 請求項12記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 前記フレームの同期を取るためのフレーム同期データ
    を、前記基本データ階層に挿入して転送することを特徴
    とするデータ終端方法。
  17. 【請求項17】 請求項12記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 データ終端方法を制御するシステム制御情報を、前記基
    本データ階層に挿入して転送することを特徴とするデー
    タ終端方法。
  18. 【請求項18】 請求項12記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 前記回線インタフェース部の種類を識別する回線インタ
    フェース種類識別情報を、前記基本データ階層に挿入し
    て転送することを特徴とするデータ終端方法。
  19. 【請求項19】 請求項12記載のデータ終端方法にお
    いて、 前記フレームは、階層の一つとして、基本的なデータを
    転送する基本データ階層を有し、 フレーム毎にデータが変化するトグルデータ及びエラー
    チェックデータを、前記基本データ階層に挿入して転送
    することを特徴とするデータ終端方法。
  20. 【請求項20】 請求項13ないし15いずれか一項記
    載の記載のデータ終端方法において、 前記通信回線毎に、前記転送データ階層の所定の位置又
    は分割された前記転送データ階層の領域の所定の位置
    に、前記通信回線の状態に関する回線状態情報を挿入し
    て転送することを特徴とするデータ終端方法。
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