JP3408720B2 - 高速同期多重化装置 - Google Patents

高速同期多重化装置

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JP3408720B2 JP15396197A JP15396197A JP3408720B2 JP 3408720 B2 JP3408720 B2 JP 3408720B2 JP 15396197 A JP15396197 A JP 15396197A JP 15396197 A JP15396197 A JP 15396197A JP 3408720 B2 JP3408720 B2 JP 3408720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速同期多重化装
置に関し、特にSDH(Synchronous Digital Higherac
hy) 装置における局内の高速装置と低速装置との間のイ
ンタフェースを電気信号によって行うようにしたSDH
装置に関するものである。なお、本発明による高速同期
多重化装置は、北米仕様のSONET(Synchronous Op
tical Network )にもそのまま適用でき、その場合には
STM (Synchronous Transport Module) 信号がSTS
(Synchronous Transport Signal)信号に、そしてVC
(Virtual Container )信号がVT(Virtual Tributar
y )信号にそれぞれ置き換えられる。
【0002】SDH装置は、フレーム化された情報を、
光信号によって同期をとって高速伝送する装置である。
SDH装置においては、回路規模を縮小してコストダウ
ンと性能向上を図ることが必要であり、その一手法とし
て装置間インタフェースを電気信号によって行えるよう
にしたSDH装置の実現が要望されている。
【0003】
【従来の技術】図1は、従来の装置間の接続方法を示し
たものであって、低速装置200と高速装置201との
間は、光信号によって接続される。図1に示すように従
来のSDH装置においては、低速装置200と高速装置
201との間のインタフェースは、光インタフェースの
STM−0 (SynchronousTransport Module Level On
e、北米仕様ではSTS−1)等で行われていた。ま
た、この場合の信号速度は、SDH方式の規格どおり、
51.84Mb/sであった。
【0004】図2は、従来の低速装置200と高速装置
201との構成例を示したものである。図2の低速装置
200において、低速側の入力光信号は、光/電気(O
/E)変換され、変換された入力電気信号はSTMフレ
ームを分離するSTM終端で終端する。次に、データの
位置を示すポインタの処理が行われ、入力信号のクロッ
クから装置内クロックに乗り換えるクロック(CLK)
乗換が行われる。その後、フレームアライナにおいてフ
レームが整列され、そしてポインタが挿入される。最後
に、STMフレームを形成するSTM多重が行われて電
気/光(E/O)変換を経て高速装置201に出力され
る。一方、高速装置201からの光信号は、上記の逆の
順序で処理が行われて、低速側の光信号として出力され
る。
【0005】高速装置201では、低速側からの入力光
信号がO/E変換され、STMフレームを分離するST
M終端が行われる。次に、データの位置を示すポインタ
の処理が行われ、入力信号のクロックから装置内クロッ
クに乗り換えるクロック(CLK)乗換の後、装置内フ
レームに変換される。最後に、高速多重装置(MUX)
で、他の信号と共に多重化されてからE/O変換されて
局間に送出される。一方、局間からの入力光信号は、高
速分離装置(DMUX)において分離され、上記と逆の
順序で処理が行われて低速側に光信号が送出される。
【0006】このように従来のSDH装置においては、
各装置内で受信したSTM信号を一旦終端し、送出時に
改めてSTM信号を組み立ててから送出していた。装置
内のインタフェースにはVC32等のインタフェースが
用いられ、STM終端後にはポインタ処理によって位相
調整を行い、さらに装置内におけるフレーム検出を入力
信号から検出したフレームパターンを用いて行ってい
た。また、高速DMUXから低速側に対する光信号を生
成する処理としては、装置内フレーム変換、フレームア
ライナ、ポインタ挿入、STM多重等の処理が行なわれ
ていた。
【0007】図3は、従来の低速装置200と高速装置
201との間におけるクロックの乗り換えを説明するも
のである。図3において、低速装置200は、局内クロ
ック(CLK)によって低速装置内のデータのフレーム
多重を行ない、E/O変換して得られた光信号を高速装
置201に伝送する。それに対向する高速装置201で
は、その光信号をO/E変換したのち、前記光信号から
抽出した伝送路クロック(CLK)を用いてフレーム同
期をとり、局内クロックを使って局内CLK乗換を行っ
た後に装置内の信号として出力する。
【0008】一方、高速装置201は、局内CLKを用
いてフレームを多重し、さらにE/O変換して得られた
光信号を低速装置200へ伝送する。前記低速装置20
0は、それをO/E変換した後その光信号から抽出した
伝送路CLKによってフレーム同期をとり、局内クロッ
クを用いて局内CLK乗換を行ってから装置内にその信
号を送出する。このように従来の装置においては、受信
インタフェースに光信号から抽出したクロックを用いて
いた。
【0009】図4は、従来装置におけるアラーム収集の
優先処理を示したものである。図4に示すように、アラ
ーム(ALM)収集部210はALM収集パッケージ
(PKG)からのアラームを収集し、優先処理部211
ではそのアラームの優先処理を行なう。次に、アラーム
(ALM)出力変換部212でそれをALM出力に変換
し、外部アラーム(ALM)収集装置インタフェース部
213から外部のALM収集装置に対する所定のアラー
ム信号として出力する。このようなアラーム処理は、従
来においては、図示のようにALM収集部210から外
部ALM収集装置インタフェース部213に至るまで殆
どソフトウェア処理によって行われていた。
【0010】図5は、従来装置における電源供給方法を
示している。図5に示すように、装置ユニット220に
は、各パッケージ(PKG)とは別個に設けられたパワ
ーユニット(PU)221,222が搭載され、それか
ら他のPKGに電源を供給するように構成していた。こ
のように、パワーユニットは、各PKGとは別構成で装
置の一部としてまとめて配置されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のSDH装置においては、図1に示すように装置間イン
タフェースに光インタフェースを用い、各装置内でそれ
ぞれO/E変換、STM終端、そして装置内フレームに
変換する機能等が必要であったため、これらの部分は装
置の回路規模を大きくする大きな要因となっていた。以
下、光インタフェースを用いた従来技術の具体的な問題
点を列記する。
【0012】低速装置と高速装置との間で送受信される
情報量はSTM−0の場合に51.84Mb/sとなる
が、それらを全て装置内でシリアル処理すると装置内回
路のタイミングマージンが不足し、ECL回路を使用す
ることが必要となって消費電力が大きくなり、また実装
規模も大きくなる。
【0013】装置間のインタフェースに光インタフェー
スを用いていたため、O/E変換後、装置内フレームに
変換する機能が必要となってこの機能を実現するための
回路規模が大きくなる。また、従来装置においては、上
り方向の外部入力のフレーム周期で処理を行って、高速
MUX部でフレーム位相吸収を行っていたが、このため
高速MUXの回路規模が大きくなる。
【0014】上り方向の外部入力のフレーム終端を行っ
てから装置内フレームに変換していたため、終端情報の
装置内フレームへの乗せ換え回路の回路規模が大きくな
る。さらに、STM−0のフレームはスクランブルやデ
ィスクランブルによって同期を確立させていたが、その
回路部分の回路規模が非常に大きくなる。また、高速D
MUXからの処理として、装置内フレーム変換、フレー
ムアライナ、STM多重等の機能が低速装置と高速装置
で重複しており、その分SDH装置としての回路規模が
大きくなる。また、図3に示すように、低速装置と高速
装置との間は非同期を前提としており、無駄なスタッフ
機能やCLK乗換機能が必要となり、その結果回路規模
が大きくなる。
【0015】装置パラメータの設定に関して、従来は制
御装置と接続してSDH装置の内部パラメータの設定変
更を行っていたが、その部分のソフトウェア、ハードウ
ェアの規模が大きかった。さらに、高速装置と低速装置
が未接続の場合は、その回線は未使用となるが、未使用
回線のALMは、保守運用上、故障標定の際の切り分け
の妨げになる。誤って未接続が発生した場合には、回線
切り替えの警報もマスクすると、切り替えも発生しない
ことから回線が断状態になってしまう。
【0016】障害処理に関して、従来のSDH装置では
図4に示すように、警報処理はソフトウェアで行ってい
た。一方、高速装置は、回線収容数が膨大であって警報
処理をすべてソフトウェアで行うとすると、装置の動作
性能(処理時間規格)を満足できない。また、デコード
したALMも膨大な数となって、ハードウェアで単純に
信号線として渡すことは不可能である。そのため、この
場合の優先処理をすべてハードウェアのデコードに頼る
と、優先処理の内容に変更や誤りがあった場合にその変
更量が膨大となる。
【0017】保守運用上、ALM処理においてひとつの
ALMが波及して連鎖的にALMが発生するが、その場
合の優先処理を時間軸に沿って行う場合に、PKGの警
報収集ポーリングの順番や警報検出の時間によって無駄
な優先処理結果が生じたり、またある一定時間の警報蓄
積後でないと実行できない複雑な優先処理が必要とな
る。
【0018】パッケージの実装や機能分割に関し、従来
のSDH装置では図5に示すように、規格化された実装
スペースにおいて一部の電源パッケージ等に電源部を集
約して実装していたが、各PKGを機能分割して階層的
に装置を構成する場合にそれらの機能が多いとPKGの
種類が増加し、その実装が不可能となる事態が生じるよ
うになる。
【0019】その他、パッケージ間の電気的インタフェ
ース等に関し、パッケージの送出側から受信側へ信号を
渡す際に、受信側がCMOS回路の場合には受信側のP
KG挿抜等によって電源電圧が過渡的に上昇し、受信バ
ッファの電源よりも入力電圧が高くなってラッチアップ
が発生し、その結果バッファが破損する場合が生じる。
さらに、25MHzの高速クロック信号の使用によって配
線容量の影響が現れ、そのCLK幅に対してフレームパ
ルス(FP)の波形が末広がりとなりクロック信号によ
るフレームパルスの二度打ちすをするようになる。
【0020】そこで本発明の目的は、上記種々の問題点
に鑑み、高速同期多重化装置であるSDH装置における
各装置間の重複した機能構成部分の見直しを行い、簡易
な電気インターフェースを採用することによってさらに
装置の規模の低減を実現し、その結果消費電力の逓減を
も達成した高速同期多重化装置を提供することにある。
【0021】また本発明の目的は、前記装置構成の見直
しの結果必要となる障害検出手段やクロック供給手段を
提供し、さらに上述した従来装置の種々の問題点の解決
を図った高速同期多重化装置を提供しようとするもので
ある。すなわち、本発明を実施することによって、従来
は制御装置で制御を行っていたものを、自装置のみで制
御可能とし、さらに高速にALM処理が可能となり、回
路誤動作の回避と機能分割が容易な回路構成となる高速
同期多重化装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、低速デ
ィジタル回線が接続/収容される第1の通信装置と、高
速同期多重回線と接続する第2の通信装置から成る高速
同期多重化装置であって、前記第1の通信装置と第2の
通信装置に共通の通信レート基準クロック信号を供給す
るクロック供給手段、そして前記第1の通信装置で発生
した障害と前記第2の通信装置の障害とを切り分けるア
ラーム処理手段、を有し、前記第1の通信装置は、前記
低速ディジタル回線からの受信データを前記基準クロッ
ク信号と同期する所定のシリアルデータとしてそのフレ
ーム信号と共に前記第2の通信装置へ送出し、前記第2
の通信装置はその受信データを高速同期多重信号として
前記高速同期多重回線に出力し、前記第2の通信装置
は、前記高速同期多重回線から受信した高速同期多重信
号のデータを前記基準クロック信号と同期する所定のシ
リアルデータとしてそのフレーム信号と共に前記第1の
通信装置へ送出し、前記第1の通信装置はその受信デー
タを前記低速ディジタル回線のデータとして出力し、そ
して前記第1の通信装置は、さらにその障害情報を前記
アラーム処理部へ通知する、高速同期多重化装置が提供
される。
【0023】そして、前記1の通信装置は、電気インタ
フェースを介して、前記低速終端部からのデータをその
まま送出し、又はそのデータをVC(北米仕様ではV
T)信号に変換したデータを送出する。一方、前記第2
の通信装置は、電気インタフェースを介して、前記低速
終端部へのデータをそのまま送出し、高速同期多重回線
からの信号をSTM(北米仕様ではSTS)信号のまま
送出し、又はそれVC信号に変換して送出する。また、
前記VC信号にはSTM信号のヘッダフォーマットが付
加され、そのヘッダフォーマットのポインタと障害情報
を通知する障害通知バイトだけが使用される
【0024】また本発明によれば、パラレルデータから
なるSTM−0(北米仕様ではSTS−1)信号と、シ
リアルデータからなるSTM−0信号との相互の変換を
行う低速装置と、該シリアルデータからなるSTM−0
信号と、より高次のSTM信号との相互の変換を行う高
速装置とからなる高速同期多重化装置において、前記低
速装置と高速装置との間を、STM−0インタフェース
による電気インタフェースによって接続した高速同期多
重化装置が提供される。前記電気インタフェースとし
て、STM−0信号を分割してなる2本の電気信号が用
いられる。また、前記高速装置内におけるSTM−0信
号についてのインタフェースをSTM−0インタフェー
スによって行う。
【0025】より具体的には、高速装置1内におけるS
TM−0インタフェースにおいて、低速装置2から高速
装置1に対する上り方向の信号のフレーム位相を装置内
フレーム位相に乗り換える処理を行う。その場合に、装
置内フレーム位相に乗り換えたSTM−0信号を単純に
多重してより高次のSTM信号を形成する。さらに、S
TM−0インタフェースにおいて、フレームの検出をフ
レームパルスによって行うようにする。
【0026】また、高速装置1内におけるSTM−0イ
ンタフェースにおいて、高速装置1から低速装置2に対
する下り方向の信号に対して断検出と誤り検出とを行っ
て低速装置2に転送し、低速装置2において高速装置1
から伝送されたフレームパルスによって同期検出を行
う。上記の場合に、高速装置1と低速装置2とを同一の
クロック供給装置3からのクロックによって動作させる
ようにする。
【0027】さらに具体的には、本発明による高速同期
多重化装置において、装置を構成する各パッケージにス
イッチを設けて、このスイッチの操作によって、装置の
内部パラメータの設定変更を行うようにする。高速同期
多重化装置の各部を構成する装置間を接続する装置間接
続用コネクタ71に、コネクタ71の実装または未実装
を示すINS情報を設け、このINS情報に応じて、コ
ネクタ71の未実装時における他装置との間におけるア
ラーム情報の波及をマスクする。回線切り替えトリガに
ついては、INS情報による波及のマスクから除外す
る。
【0028】また、本発明による高速同期多重化装置の
アラーム処理では、装置内各部のアラームを波及順に収
集して符号化し、この符号列をデコードして最上位のア
ラーム発生部を検出する優先処理をハードウェアを用い
たデコード処理によって実現する。その優先処理結果
は、シリアルデータとしてレジスタを介して処理装置へ
インタフェースされる。この場合、優先処理をROMに
予め記憶されている情報によるマッピングでデコードし
て実現する。さらに、装置内各部のアラーム収集の際
に、アラーム波及の末端から上位のアラームを含めてア
ラームを収集する。
【0029】さらに本発明によれば、装置を構成する各
パッケージの電源装置を、それぞれのパッケージに分散
して搭載する。また、装置を構成する各パッケージの未
挿入を示すINS情報を設け、このINS情報に応じて
前段のパッケージからの入力電圧の立ち上がりを遅らせ
るようにする。そして、入力信号を同期化するフレーム
パルスの幅を入力信号のクロック幅より狭くする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。図6は、本発明による高速同期多重化装置の基本
構成を示したものである。図6に示すように、本例に示
すSDH装置は、低速ディジタル回線が接続/収容され
る第1の通信装置2と、STM回線と接続する第2の通
信装置1から成る。さらに、前記第1の通信装置2と第
2の通信装置1に共通の通信レート基準クロック信号を
供給するクロック供給手段3と、前記第1の通信装置2
の障害と第2の通信装置1の障害とを切り分けるアラー
ム処理手段6とが設けられる。
【0031】前記第1の通信装置2は、低速ディジタル
回線からの受信データを前記基準クロック信号と同期す
る所定のシリアルデータとして、そのフレーム信号と共
に第2の通信装置1へ送出する。前記第2の通信装置1
は、その受信データをSTM信号として前記STM回線
に出力する。また、前記第2の通信装置1は、STM回
線から受信したSTM信号のデータを前記基準クロック
信号と同期する所定のシリアルデータとして、そのフレ
ーム信号と共に前記第1の通信装置2へ送出する。前記
第1の通信装置2は、その受信データを前記低速ディジ
タル回線のデータとして出力する。さらに、前記第1の
通信装置2は、その障害情報を前記アラーム処理部6へ
通知する。
【0032】前記第1の通信装置2は、低速ディジタル
回線を終端する低速終端部21、前記低速終端部21か
らのデータを前記所定のシリアルデータとして第2の通
信装置1へ送信するデータ組立/送信部22、そして前
記第2の通信装置1から受信した所定のシルアルデータ
を低速ディジタル回線のデータとして前記低速終端部2
1に与えるデータ受信/分解部23から成る。
【0033】前記データ組立/送信部22は、前記所定
のシリアルデータとして前記低速終端部21からのデー
タをそのまま送出するか、又はそれをVC信号に変換し
たデータを送出する。そして、前記VC信号にさらにS
TM信号のヘッダフォーマットを付加する。前記ヘッダ
フォーマットでは、ポインタ及び前述した障害情報をア
ラーム処理部6へ通知するための障害通知バイトだけが
使用される。
【0034】また、前記データ受信/分解部23は、前
記所定のシリアルデータを前記低速終端部21へそのま
ま与えるか、又はVC信号を受信してそれを分解して前
記低速終端部21へ与える。前記VC信号には、さらに
STM信号のヘッダフォーマットが付加されており、そ
のヘッダフォーマットのポインタと障害情報を通知する
障害通知バイトだけを使用する。さらにまた、STM信
号を受信し、それを分解してから前記低速終端部21へ
与える。
【0035】次に、前記第2の通信装置1は、第1の通
信装置2からの所定のシリアルデータを受信してそれを
STM信号に多重するSTM多重部11、前記STM多
重部11からのSTM信号を多重したSTM多重信号を
STM回線に出力する高速多重部12、STM回線から
受信したSTM多重信号を個々のSTM信号に分離する
高速分離部14、そして前記高速分離部14からのST
M信号を通過若しくは分離して前記所定のシリアルデー
タとして第1の通信装置2へ出力するSTM通過/分離
部13から成る。
【0036】前記STM多重部11は、前記所定のシリ
アルデータとして前記低速終端部21からのデータをそ
のまま受信してSTM多重するか、又はそれを変換した
VC信号を受信してSTM多重する。前記VC信号に
は、ポインタと前記障害情報をアラーム処理部6へ通知
するための障害通知バイトだけを有効としたSTM信号
のヘッダフォーマットが付加されており、前記障害通知
バイトは前記アラーム処理手段6に通知される。
【0037】前記STM通過/分離部13は、前記所定
のシリアルデータとして低速終端部21へ与えられるデ
ータを送出するか、又はVC信号を送出する。前記VC
信号には、さらにSTM信号のヘッダフォーマットを付
加し、そのポインタと障害情報を通知する障害通知バイ
トだけを使用する。さらにまた、受信したSTM信号を
そのまま通過させることでSTM信号を送出する。
【0038】図7は、図6に示したSDH装置の全体的
な装置構成例を示したものであり、図6の本発明の基本
構成の主に第2の通信装置1側の一例を示したものであ
る。なお、以降の説明において図6の第1の通信装置2
を低速装置2と、そして第2の通信装置1を高速装置1
と呼ぶ。また、図7において、図6と対応する部分には
同一の符号を付している。
【0039】図7において、低速装置2は、既存の1次
群/2次群ディジタル回線(1.544Mb/s,6.
3Mb/s)を終端し、その受信データを加工せずに、
又はそれらを複数収容したVC(Virtual Container) レ
ベルの信号に変換してから、高速装置1側に出力する。
【0040】高速装置1では、電気インタフェース盤1
5で前記低速装置2から受信した信号を所定のSTM(S
ynchronous Transfer Module) 信号にSTM多重する。
そのSTM信号及び他の電気インタフェース盤15から
のSTM信号は、次段の高速多重化部(MUX)12で
単純多重され、電気/光変換部(E/O)16を介して
高速の光多重信号(本例ではSTM−16;2.4Gb
/s)として出力される。
【0041】一方、高速装置1側で受信した高速の光多
重信号(STM−16;2.4Gb/s)は、光/電気
変換部(O/E)17を介して電気信号に変換され、高
速分離装置(DMUX)14によって複数のSTM信号
に分離されてから各々対応する電気インタフェース盤1
5に入力される。入力されたSTM信号は、電気インタ
フェース盤15で、前述した1次群/2次群ディジタル
回線のデータ、又はそれらを含むVC信号、に分離され
て低速装置2へ出力される。
【0042】このように、本例では低速装置2と高速装
置1との間で低速データ若しくはそれを含むVC信号が
送受信される。従って、従来のSTM信号を用いた低速
装置2と高速装置1との間の通信においては、各々の装
置内でSTM信号の終端処理や多重・分離処理を行う必
要があったが、本発明によればそれらを高速装置1側だ
けに機能集約させることができ、特に低速装置1の構成
を簡素化することが可能となる。
【0043】この場合には、さらに低速装置2と高速装
置1との間でSTM信号によるフレーム同期やビット同
期を確立するSTM信号のセクションオーバヘッド(S
OH)のA1、A2バイトの抽出回路や、スランブラ・
デスクランブラを行う回路等も不要となる。本発明で
は、これらの機能を簡易に実現するため、クロック供給
装置3によって低速装置2及び高速装置1に共通の基準
クロックを与え、またフレーム同期についても各装置
1,2の送出側から受信側へ従来のフレームパルス(F
P)を送出する構成としている。クロック部5は、前記
クロック供給装置3からの基準クロックを基に高速装置
1内の各パッケージで使用される種々のクロックを発生
させる。
【0044】障害処理部6は、上述した本発明の構成に
より、STM信号のセクションオーバヘッドに含まれて
いた種々の障害情報が使用できなくなることに対応し
て、低速装置2と高速装置1との間の障害発生を切り分
けるために設けられている。障害処理部6に与えられる
前記障害の切り分け信号は、低速装置2から障害処理部
6へ直接与えられてもよいし、また図10に示すように
(後で詳細に説明する)、低速装置からのVC信号に簡
易なエラーチェック信号(本例では1バイトのパリティ
チェック(BIP−8))を含めるように構成してもよ
い。
【0045】障害処理部6は、前記エラーチェック信号
により低速装置2側のエラー検出処理を行い、さらに高
速装置1内の各パッケージの障害処理等をも行う。制御
部7は、高速装置1の立ち上げ、回復、ポーリング試験
等の種々の処理を装置内パッケージとのコマンド・レス
ポンス制御によって実行する。
【0046】このように本発明では、低速装置2と高速
装置1との間の通信に共通の基準クロック信号(同期ク
ロック)やフレームパルスを用いるため、従来のシリア
ル電気インタフェース(データ、クロック、フレームパ
ルスからなる)との親和性が高く、従って低速装置2と
高速装置1との間は光信号に代えて電気信号を用いてい
る。その結果、両装置1,2において対向するO/E、
E/O変換回路が不要となり、より一層の装置構成の簡
素化・低コスト化を達成している。
【0047】図8〜図11は、図7のより具体的なブロ
ック構成例を示している。図8は、低速装置2のより詳
細なブロック構成例を示したものである。図9は、それ
に対向する高速装置1のより詳細なブロック構成例を示
したものである。なお、本例では低速装置2と高速装置
1との間の通信にVC信号を用いる例を示しており、図
10は、そのVC信号の一例を示している。また、図1
1は本発明のSDH装置をループ状に接続した例を示し
ている。
【0048】図8の上りリンクにおいて、低速終端装置
2’は、複数の既存の1次群/2次群ディジタル回線を
終端し、それらを一旦STM−0、STM−1(51.
84Mb/s,155.52Mb/s)等の光信号に多
重化して次段の低速装置2に与える。低速装置2は、広
義には前記低速終端装置2’を含み、現用の0系と予備
の1系とを切り替えるセレクタ部83によってその一方
が装置内フレーム終端部84に与えられる。装置内フレ
ーム終端部84は前記光信号を終端し、ポインタ抽出部
85でそのポインタを抽出する。
【0049】クロック乗り換え部86は、受信した信号
を一旦バッファリングすることで装置内クロックへの乗
り換えを行うと共に、スタッフィング等によって速度調
整を行う。フレームアライナ87は、受信信号をVC−
3信号に組み立てる。ポインタ挿入部88及び送信組立
部89は、前記VC−3信号にSTM−0の信号フォー
マットに準拠したヘッダを付加し、ポインタ挿入部88
はそのポインタ部にVC−3信号の開始アドレスを示す
ポインタ値を設定する。また、送信組立部89は、送信
フレーム全体のパリティエラ−値(BIP−8)をその
B1バイト位置に設定する。
【0050】図10には、STM−0フォーマット信号
の一例を示している。本発明では、1)基準伝送レート
を遵守する、且つ2)低速装置と高速装置との間の障害
切り分け信号を送信する、ためにVC信号を送信する際
に図10に示すSTM−0フォーマット信号を用いる。
その結果、上記1)、2)に加え既存のSDH装置との
整合性も簡易に実現している。図10に示すように、本
例では上記以外のヘッダバイトは全て不使用(“1”)
である。なお、VC信号の送出に他の信号構成を用いて
もよいことはいうまでもない。
【0051】次段のパラレル−シリアル変換回路90及
びドライバ回路91は、前記送信組立部89で組み立て
られた装置内8ビットパラレル信号をシリアル電気信号
に変換し、さらにフレームパルス及び送信クロックを付
加して高速装置1へ送出する。
【0052】一方、その受信側(下りリンク)には高速
装置1からのシリアル電気信号、フレームパルス、及び
受信クロックが与えられる。レシ−バ回路92及びシリ
アル−パラレル変換回路93でパラレル信号に変換され
た受信信号は、STM終端部94に終端される。このよ
うに、本例では前記STM終端部94を低速装置2側に
設けているが、その理由は後で図11を用いて詳細に説
明するようにSTM信号を用いてSDH装置間のループ
接続を実現するとの要請に答えるためである。
【0053】この場合、本発明によれば高速装置1側の
下りリンクにおけるSTM終端部は不要となることはい
うまでもない。なお、上述した上りリンクと同様に、下
りリンクについても高速装置1側にSTM終端部を設
け、低速装置2側には前記送信組立部89に対応するV
C信号(図11)の受信分解部を配置し、VC信号を受
信する構成としてもよいことは明白である。前記STM
終端部94以降の処理は、図2の従来例で説明したのと
同様であり、ここでは更に説明しない。
【0054】なお、上記電気信号の送受信回路90,9
1,92,93及びそれらの動作については後で詳細に
説明する。また、低速装置2に前記光多重信号を介さず
直接既存の1次群/2次群ディジタル回線(1.544
Mb/s,6.3Mb/s)を終端する場合には、図8
において2’,81〜85及び82,98〜100等の
各部は不要である。
【0055】次に、図9に示す高速装置1側について説
明する。本例は、上述したSTM信号を低速装置2に送
出する実施例を示している。図9において、前記低速装
置1からのシリアル電気信号をレシ−バ回路101及び
シリアル−パラレル変換回路102を介して受信し、8
ビットのパラレル信号に変換して出力する。上りブロッ
クにおいて、フレーム同期部104は、低速装置2から
のフレームパルスを検出する。エラーレート検出部10
3は、前記検出されたフレームパルスを基にフレーム周
期毎に受信データのパリティチェックを行い、それと前
記STM−0フォーマット信号のエラーチェック用のバ
イトと比較・照合することでエラーレートの検出を行
う。
【0056】ポインタ抽出部105は、前記STM−0
フォーマット信号のヘッダからポインタの抽出を行い、
装置内フレーム位相乗換部56では、前記抽出されたポ
インタ値及びフレーム同期部104で検出されたフレー
ムパルスと装置内フレーム(FP)との位相差から付け
替えるポインタ値を決定し、装置内フレーム位相への乗
り換えを行う。STM−0多重部107では、前記乗り
換えた位相に合わせて受信データをSTM−0に多重す
る。
【0057】高速多重部108では、前記乗り換えられ
た装置内フレームパルス(FP)を基準に、複数の電気
インタフェース盤15からのSTM−0信号を単純多重
して高速多重信号に置き換える。その信号は電気/光変
換部(E/O)109を介して高速光信号(本例ではS
TM−16;2.4Gb/s)として出力される。
【0058】一方、下りブロックでは、光/電気変換部
(O/E)110を介して電気信号に変換された高速多
重信号(STM−16;2.4Gb/s)は、高速分離
終端部111において各STM−0信号に分離される。
その信号は、シリアル−パラレル変換回路112によっ
て8ビットパラレル信号に変換されてからエラー検出部
113に入力される。エラー検出部63では、前記入力
信号の断検出及びエラー検出を行った後、それをSTM
−0信号のまま出力する。前記STM−0信号は、パラ
レル−シリアル変換回路114及びドライバ回路115
を介して、そのシリアル信号に送信クロックとフレーム
パルスが付加されて低速装置2へ送出される。
【0059】図11は、図8の低速装置及び図の高速装
置を用いてSDH装置間をループ接続した一例を示した
ものである。本例では、太い実線で示すように複数の高
速装置間には高速信号による基幹ループ回線(STM−
N LOOP)が設けられている。図11において、高
速装置122の低速装置120と高速装置123の低速
装置124との間を直接ループ接続する場合、又は高速
装置122の低速装置121と高速装置125の低速装
置126との間を直接ループ接続する場合には、高速装
置122が各ループ対応に2装置必要となる。本例で
は、前者に対して点線で示す高速装置125におけるS
TM−0の折り返し接続を利用して、また後者に対して
一点鎖線で示す高速装置123におけるSTM−0の折
り返し接続を利用して実現している。
【0060】図12は、本発明の実施形態(1)を示し
たものであり、図8及び図9の各装置間の電気通信イン
タフェースの詳細を示したものである。また、図13
は、その動作タイムチャートを示したものである。ここ
では、下りリンク側の動作だけを説明する。なお、上り
リンク側の動作も同様である。図12において、高速装
置1では、6.48M×8ビット(51.84Mb/
s)のSTM−0の並列データD1〜D8を、8:2変
換部114で2本のシリアル信号(25.92Mb/s
×2)に変換し、ドライバ回路(DRV)115から2
本の電気信号SD1,SD2として出力する。また、フ
レームパルス発生部(FP GEN)114’では、装
置内の8KHzフレームパルス(FP)を送信クロック
(SCK)と同期した装置間フレームパルス(SFP)
として生成する。前記送信クロック(25.92MH
z)及び装置間フレームパルス(8KHz)はともにド
ライバ回路115を介して低速装置2に出力される。
【0061】一方、低速装置2では、レシーバ回路(R
EC)92で前記SD1,SD2(25.92Mb/s
×2)を受信し、2:8変換部93で8ビットの並列デ
ータD1〜D8(6.48M×8ビット)からなるST
M−0信号に変換する。フレームパルス検出部(FP
DET)93’は、前記装置間フレームパルス(SF
P)を検出し、それを前記送信クロック(SCK)と同
期した装置内フレーム(FP)として出力する。また、
送信クロック(SCK)は装置内クロック(CLK)と
してそのまま出力される。
【0062】図13には、上記8:2変換部114と
2:8変換部93の各動作タイムチャートを示してい
る。高速装置1側の8:2変換部114では、フレーム
パルス(SFP)を起点として送信クロック(SCL
K)に同期したパラレル−シリアル変換が行われる。フ
レームパルスは、STM−0のフレームの先頭を示すた
めフレームパルスによるフレーム同期検出によって、フ
レームパターン信号(STM信号ヘッダのA1,A2バ
イト等)の検出を不要にし、疑似同期を防ぐことが可能
となる。ここでは、8ビット並列信号のうち奇数ビット
がSD1のシリアル信号に、そして偶数ビットがSD2
のシリアル信号に変換される。低速装置2側の2:8変
換部93では、上記と反対の動作によってシリアル−パ
ラレル変換が行われ、元の8ビット並列信号が復元され
る。
【0063】図12に示したように、本発明では光送信
によらず電気信号によって通信を行う。この通信では、
従来のように単に受信したデータをそのまま送信するこ
とも、またはVCレベルの信号を送信することも可能で
ある。また、前記VC信号を送信する際には図10で示
した簡易なSTM−0フォーマット信号を使用すること
で既存のSDH装置内部とのインタフェースが容易にな
る。さらに、本発明では装置間の通信に同期クロックと
フレームパルスを用いることにより、光通信を行う際の
スクランブル、ディスクランブル回路が不要となり、回
路規模の縮小のみならず、それによる疑似同期を防止す
ることも可能となる。
【0064】また、本例ではSTM−0(51.84M
b/s)の信号の送受信に2本の信号線を使用してい
る。これは電気通信する際に伝送距離を伸ばし、そして
その間の通信品質を確保するためであり、通信速度をS
TM−0の半分の25.92MHzとしたことで、ドライ
バ/レシーバ回路を含め送受信回路にCMOS回路等の
消費電力の少ない素子が使用でき、さらにそのLSI化
も容易になる等の利点がある。
【0065】図14は、本発明の実施形態(2)を示す
図であり、図9の装置内フレーム位相乗換部106のよ
り詳細なブロック構成を示したものである。図14にお
いて、(a)は装置内フレーム位相乗換の構成を示し、
(b)は装置内ポインタの算出を示している。なお、図
9におけるものと同じものは同じ番号で示している。
【0066】図14の装置内フレーム位相乗換部106
では、位相比較部131においてフレーム同期部104
から送出された低速装置2からのフレームパルス(F
P)タイミング位相FP1と、装置内フレームパルス
(FP)の位相とを比較して、その差分Aをポインタ演
算部132で低速装置ポインタ(PPH)Cの位相から
差し引いた結果を装置内FPを基準としたポインタBと
し、それによってポインタ付け替え部133でフレーム
位相の乗せ換えを行う。これによって、データの装置内
遅延量を大幅に逓減させることが可能となる。
【0067】図15は、本発明の実施形態(3)を示し
たものである。図15では、図7のSDH装置における
クロック供給部3及びクロック部5に関連したクロック
供給系統回路の詳細を示している。CLK供給装置3
は、局内装置のクロック同期をとるための装置である。
前記CLK供給装置3から低速装置2及び高速装置1に
データを送受信するための基準クロックが与えられる。
【0068】図15において、CLK供給装置3から送
信側装置(高速/低速)に供給されたクロックAは、C
LK受信盤52、CLK分配盤51を経て送信回路14
0へ供給される。前記送信回路140からのデータは、
フリップ・フロップ回路(FF)141によってクロッ
ク(CK)同期がとられ、そのクロック信号と共にドラ
イバ回路(DRV)142を介して出力される。
【0069】一方、受信側装置(高速/低速)では、レ
シーバ回路(REC)143で受信した前記送信側装置
からのデータは、次段のフリップ・フロップ回路(F
F)144で受信した前記クロック(CK)を使って同
期サンプルされ、その受信データは受信回路145に与
えられる。さらにその受信されたデータは、次段のビッ
ト(BIT)バッファ回路146で装置内部クロックB
に従って読み出される。その結果、受信データは受信側
装置内でCLK供給装置3からCLK受信盤52’、C
LK分配盤51’を経て供給されたクロックBへ乗り換
えられる。
【0070】このように、本発明ではBITバッファ回
路146を用いた位相乗り換えだけでクロック乗換回路
を構成する。この構成によって光インタフェースで装置
間を接続する場合に必要なクロック抽出回路やタンク回
路が不要となる。
【0071】図16は、本発明の実施形態(4)を示し
た図である。図16は、装置の内部の各種パラメータの
設定変更を説明するものであり、図7における制御処理
盤71の機能と関連する。図16において、SW1,S
W2は、例えばパッケージの前面に設けられた制御設定
スイッチである。設定収集回路151は、設定された制
御情報を、DPRAM152とインタフェースする。D
PRAM ADD カウンタ154は、DPRAM15
2の動作を制御し、DPRAM152のどの部分に、S
W1,SW2によって設定された制御情報を書き込むか
を制御する。設定された制御情報は、DPRAM152
から、非同期でCPU153にインタフェースされる。
この構成によって、外部の制御装置が不要になるだけで
なく、余分な外部の制御装置との処理ソフトウェアも不
要となる。
【0072】図17は、本発明の実施形態(5)を示し
た図である。図17は、装置間におけるアラーム(AL
M)情報の波及防止を説明するものであり、図7の電気
インタフェース盤15の機能に関連している。本発明で
は、装置間の電気接続において装置間接続用コネクタ1
61にINS情報(結合情報)を設ける。その結果、装
置間接続用コネクタ161が実装された場合と、そうで
ない場合の波及警報の分離を行うことができる。すなわ
ち、セレクタ(SEL)162は、装置間接続コネクタ
161からのINS情報に応じて、コネクタ未実装の場
合は無警報信号を選択し、コネクタが実装された通常の
場合には装置間接続用コネクタ161の信号のアラーム
(通常ALM)情報を選択する。ただし、切り替えトリ
ガ警報(切替えALM)は、セレクタ162を通さずこ
の条件から外す。
【0073】図18〜図23は、本発明の実施形態
(6)を示す図であり、ハードウェア警報(ALM)の
優先処理を説明するものであり、図7における警報処理
部6の機能に関する。図18は、警報処理ハードウェア
の概略の構成ブロック図である。ALM優先処理の流れ
を簡単に説明すると、警報(ALM)収集部165でA
LM収集単位ごとのALMをポーリングによって収集
し、DPRAM(1)166に書き込む。DPRAM
(1)166のデータは、デコーダ(1)167,RO
M168を含むデータ変換部で処理しやすいデータ列に
変換され、DPRAM(2)169に書き込まれる。
【0074】DPRAM(2)169で変換されたデー
タは、次の優先処理部において最上位のALMを優先す
る処理が行われ、デコーダ(2)170によって最上位
のALMだけに1が立てられてCPU171に所定のデ
ータ列として渡される。タイミングカウンタ172は、
前述したALM収集部とデータ変換部のタイミング信号
を供給する。
【0075】図19は、ALMの優先処理を具体的に説
明するものである。いま、ALMA系と、ALMB系と
が発生した場合に、ALM収集単位1とALM収集単位
2に図示のように、ALMの波及が発生したとする。図
18のALM収集部のポーリングによって、DPRAM
(1)166にはDATA1からDATA8までのデー
タにALMA系及びとALMB系が収集される。
【0076】次に、中間のデータ変換部でALMAの波
及情報とALMBの波及情報が、同一アドレス内(例え
ばADD2 FF01がALMA,ADD2 FF02
がALMB)に集約され、最後に優先処理部で最上位の
ALMの発生部分を1に設定する(ALMA系A1,A
LMB系B2)。このような流れで優先処理が行われ
る。
【0077】図20は、前記データ変換部の詳細回路構
成を示したものである。また、図21は、データ変換部
の動作タイムチャートの一例を示したものである。図2
0において、図18と同じものには同じ番号を付してお
り、その他の175〜180はアンド回路(&)、18
1,182は3ステート出力のフリップ・フロップ回路
(3StateFF)、183はインバータ回路(IN
V)である。
【0078】先の図18に示されたタイミングカウンタ
172は、DPRAM(1)166とDPRAM(2)
169、およびROM168へアドレスADD2を渡
す。このアドレスの基準タイミングによってROM16
8は各タイミングを生成する。このタイミングに従っ
て、DPRAM(1)166からのDATA1,DAT
A2等に必要なALMが入るBITである場合にのみ、
DPRAM(2)169に取り込まれる。
【0079】図21に示すタイムチャートにおいて、D
PRAM(2)のD1,D2の網かけの部分はDPRA
M(2)の前置保持を行ない、それ以外の書き込みタイ
ミングの場合に、ALM情報をDPRAM(2)に書き
込む。このマッピングはROMによって行われる。
【0080】図22は、最終段の優先処理部の詳細回路
構成を示したものである。また図23は、優先処理部の
動作タイムチャートの一例を示している。ここでも図1
8と同じものには同じ番号を付しており、185〜18
7はアンド回路(&)、188は3ステート出力のフリ
ップ・フロップ回路(3STATE)、189はアドレ
スデコーダ(ADD DEC)である。
【0081】図23では、図22のDPRAM(2)1
69のデータ(DATA)が11111111と011
11111の場合に、如何に優先処理が行われるかを示
している。DATAの左側が最上位(MSB)でD1と
すると、DATAはD1が最上位警報であり、DAT
AはD2が最上位警報である。この場合、その部分の
みが1となる。この処理結果がCPUに読み込まれて警
報処理に用いられる。このように本発明では、前述した
一連の警報処理がハードウェアによって行われるため、
高速な警報処理が可能になる。
【0082】図24は、本発明の実施形態(7)を示し
た図であって、警報収集順位のポーリング周期について
説明している。図24において、ALM収集単位1が上
位ALMであり、ALM収集単位3が下位ALMであ
る。ここで、ポーリング周期2で各ALM1〜3が発生
したとすると、ALMは上位ALMから下位ALMに波
及する。その結果、最初に上位ALMが検出されるた
め、ポーリング2によってALM1とALM2が収集さ
れ、ALMの発生源はALM1と判断される。ポーリン
グ3も同様で、ALM1がALM源とされる。従って、
この順位でALM収集することで、ALM1を収集する
前に下位警報を収集する必要がなくなり無駄なALMの
発生を防止できる。
【0083】図25は、本発明の実施形態(8)を示し
ている。図25は、電源の分散実装に関するものであ
り、191は各パッケージに搭載された電源モジュール
を示し、192は各パッケージに固有の回路部分を示し
ている。本例では、1つのユニット(UNIT)を構成
する複数のパッケージ(PKG1,PKG2,…)に、
それぞれ電源モジュール101を分散して実装すること
によって、いわゆる電源パッケージが不要になるためユ
ニット内のパッケージ実装スペースがその分拡張され
る。またその結果、前記ユニットの放熱設計等の自由度
が広がり、機能的なパッケージ分割が可能となり、そし
て階層的なパッケージ構成が可能となる。
【0084】図26は、本発明の実施形態(9)を示し
たものである。図26は、パッケージ挿入時のINS情
報によってインタフェース回路を構成するCMOS回路
のラッチアップを解消する回路構成に関するものであ
る。図26の(a)はブロック構成図、図26の(b)
はその動作タイムチャートを示している。
【0085】図26において、パッケージ(PKG)B
の挿入時、その電源電圧の上昇を抵抗RとコンデンサC
の時定数回路で遅延させ、インバータ回路(INV)1
95の反転情報(INS情報)としてその信号をパッケ
ージ(PKG)Aに出力する。PKGAでは、前記IN
S情報をイネーブル信号としてドライバ回路(DRV)
196の動作を一旦禁止する。従って、図26の(b)
に示すようにPKGBの挿入後一定期間が経過するまで
PKGAの出力はマスクされ、PKGBのCMOS回路
197の入力がハイインピーダンスになってそのラッチ
アップを防止する。
【0086】図27は、本発明の実施形態(10)を示
したものである。図27は、システムクロックに対し
て、フレームパルス(FP)の幅を狭くすることによ
り、クロックの二度打ちを防止する方法を示している。
図27において、送信フレームパルス(OUT F
P)、送信クロック(OUT CLK)は、送出信号で
ある。また入力クロック(IN CLK)、入力フレー
ムパルス(IN FP)、入力フレームパルス(IN
FP2)は受信信号である。
【0087】図27の(b)に示すように、OUT F
Pが25MHz幅である場合、信号の周波数成分と配線容
量等の関係で、図27の(d)に示すように受信側の入
力フレームパルスにおいて、POINT Aで示すよう
に、網かけ部分のような裾ひきが生じ、このパルス幅の
広がりによってクロックの二度打ちが発生する。そこ
で、フレームパルスを、図27の(e)のIN FP2
に示すように、1/2周期(50MHz)のパルス幅で送
出するようにすれば、クロックの二度打ちを防止するこ
とができる。なお、フレームパルスの幅は、1/2周期
に限らず、25MHz幅より十分狭ければよい。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば低速
装置と高速装置との間の共通インタフェース部分を適宜
機能分担し、さらにそれらを一体として構成することに
より、大幅な装置回路規模の削減が可能となる。その結
果、消費電力も顕著に逓減される。また前記装置構成と
関連して、本発明における制御方式では従来制御装置で
行われていた制御を自装置のみの制御で行うことが可能
となる。さらに本発明における警報処理によれば、上記
本発明の装置構成と関連した高速な警報処理が可能とな
る。さらに本発明の装置回路構成にによれば、回路誤動
作の回避し、装置機能の分割が容易な回路構成等を提供
することが可能となる。
【0089】具体的には、本発明により以下に示す種々
の効果が生じる。光インタフェースを用いないで電気イ
ンタフェースによって接続することにより、光インタフ
ェースで必要なタイミング抽出、スクランブル、ディス
クランブル、O/E変換等の機能が不要となる。電気イ
ンタフェースによる伝送速度を情報量の1/2(25.
92MHz)とすることにより、ECL回路を用いずCM
OSやTTLで回路構成が可能となり低消費電力化LS
Iへの高集積化が可能になる。
【0090】装置間インタフェースにSTM−0インタ
フェースを用いることにより、装置内のフレーム変換を
容易にする。電気インタフェースを実現する際に、高速
装置における高速MUXの回路規模縮減のため低速イン
タフェース部に低速装置から入力されたフレーム位相を
吸収させ、装置内フレーム位相に容易に変換できる。
【0091】本発明においては、電気インタフェースを
実現する際に、高速装置における高速MUXの回路規模
縮減のために、殆どのSTM−0のフレームを終端せず
に、エラー検出と入力断検出を行なって、装置内フレー
ム位相に乗り換えを行ない、STM−0を高速MUXに
渡すことによって、回路規模の縮減が実現される。
【0092】下り方向(高速装置→低速装置)におい
て、高速DMUXから単純なビット誤りのみの処理を行
うだけで信号処理を完了させるため、不必要な終端回路
が不要となる。STM−0のインタフェースにおいて、
フレームパターンを用いずにフレームパルスによってフ
レーム同期をとるため、疑似同期を防止し、スクランブ
ラ回路、ディスクランブラ回路を削減し、また高速MU
X、高速DMUXの回路規模の縮減が実現される。
【0093】装置間を同期クロックによって動作させる
ため、スタッフ処理やCLK乗り換えに必要な回路が削
減される。装置の内部パラメータの設定変更は、全面的
にスイッチによる設定制御とすることで、内部パラメー
タの設定変更に必要なソフトウェアとハードウェアが削
減される。
【0094】未接続回線のINS(接続)情報によるA
LMマスクによって、未使用の回線のALMによる保守
運用上の故障標定の妨げが回避される。また、回線切り
替えALMはマスクしないことで、回線断状態が防止さ
れる。
【0095】ハードウェアによるデコード処理を行うこ
とによって、ALMの優先処理を高速化する。この場
合、ALM処理数の軽減のためにパラレル/シリアル
(P/S)変換したレジスタ渡しによってソフトウェア
とインタフェースする。その際、ROM(Read Only Me
mory) によるマッピングでハードウェアによるデコード
量が軽減する。
【0096】さらに上述の場合に、優先処理をすべてハ
ードウェアのデコードに頼るようにすると、優先処理の
内容に変更や誤りがあった場合、変更量が膨大になる。
そこで本発明においては、ROM(Read Only Memory)
によるマッピングによってハード量が低減される。収集
ポーリングの順番を、波及ALMの最後に発生する警報
から順番に収集する方法を用いることによって、無駄な
優先処理回避される。
【0097】各PKGごとに電源回路を搭載することに
よって、電源ユニットの実装スペースに他のPKGを実
装可能となる。受信側PKGから送信側PKGにINS
情報(実装情報)を渡して、受信側のPKGの挿入時、
立ち上げ入力禁止期間、送信側の出力をローレベルやハ
イインピーダンスにすることによって、受信バッファの
ラッチアップによる破損が防止される。フレームパルス
幅を短くして、高速クロック使用時のフレームパルスの
二度打ちの発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の装置間の接続方法を示す図である。
【図2】従来の低速装置と高速装置との構成例を示す図
である。
【図3】従来の低速装置と高速装置とにおける、クロッ
クの乗り換えを説明する図である。
【図4】従来装置におけるアラーム収集の優先処理を示
す図である。
【図5】従来装置における電源供給方法を説明する図で
ある。
【図6】本発明の高速同期多重化装置の基本構成を示し
た図である。
【図7】本発明の高速同期多重化装置の全体の概略構成
を示す図である。
【図8】本発明の低速装置の一構成例を示した図であ
る。
【図9】本発明の高速装置の一構成例を示した図であ
る。
【図10】本発明のSTM−0フォーマット信号の例を
示した図である。
【図11】本発明による高速同期多重化装置のループ接
続の一例を示した図である。
【図12】本発明の実施形態(1)を示す図である。
【図13】図12の動作タイムチャートの一例を示す図
である。
【図14】本発明の実施形態(2)を示す図である。
【図15】本発明の実施形態(3)を示す図である。
【図16】本発明の実施形態(4)を示す図である。
【図17】本発明の実施形態(5)を示す図である。
【図18】本発明の実施形態(6−1)を示す図であ
る。
【図19】本発明の実施形態(6−2)を示す図であ
る。
【図20】本発明の実施形態(6−3)を示す図であ
る。
【図21】本発明の実施形態(6−4)を示す図であ
る。
【図22】本発明の実施形態(6−5)を示す図であ
る。
【図23】本発明の実施形態(6−6)を示す図であ
る。
【図24】本発明の実施形態(7)を示す図である。
【図25】本発明の実施形態(8)を示す図である。
【図26】本発明の実施形態(9)を示す図である。
【図27】本発明の実施形態(10)を示す図である。
【符号の説明】
1…高速装置 2…低速装置 3…クロック供給装置 161…装置間接続用コネクタ 168…ROM
フロントページの続き (72)発明者 大隈 一好 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 須川 勝巳 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 門田 博智 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 坂田 智幸 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−125626(JP,A) 特開 平8−37513(JP,A) 特開 平7−111492(JP,A) 特開 平6−46021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 3/04 H04J 3/00 H04J 3/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低速ディジタル回線が接続/収容される
    第1の通信装置と、高速同期多重回線と接続する第2の
    通信装置から成る高速同期多重化装置であって、 前記第1の通信装置と第2の通信装置に共通の通信レー
    ト基準クロック信号を供給するクロック供給手段、そし
    て前記第1の通信装置で発生した障害と前記第2の通信
    装置の障害とを切り分けるアラーム処理手段、を有し、 前記第1の通信装置は、前記低速ディジタル回線からの
    受信データを前記基準クロック信号と同期する所定のシ
    リアルデータとしてそのフレーム信号と共に前記第2の
    通信装置へ送出し、前記第2の通信装置はその受信デー
    タを高速同期多重信号として前記高速同期多重回線に出
    力し、 前記第2の通信装置は、前記高速同期多重回線から受信
    した高速同期多重信号のデータを前記基準クロック信号
    と同期する所定のシリアルデータとしてそのフレーム信
    号と共に前記第1の通信装置へ送出し、前記第1の通信
    装置はその受信データを前記低速ディジタル回線のデー
    タとして出力し、そして前記第1の通信装置は、さらに
    その障害情報を前記アラーム処理部へ通知する、ことを
    特徴とする高速同期多重化装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の通信装置は、 前記低速ディジタル回線を終端する低速終端部、 前記低速終端部からのデータを前記所定のシリアルデー
    タとして前記第2の通信装置へ送信するデータ組立/送
    信部、そして前記第2の通信装置から受信した所定のシ
    ルアルデータを前記低速ディジタル回線のデータとして
    前記低速終端部に与えるデータ受信/分解部から成る請
    求項1記載の高速同期多重化装置。
  3. 【請求項3】 前記データ組立/送信部は、前記所定の
    シリアルデータとして前記低速終端部からのデータをそ
    のまま送出する請求項2記載の高速同期多重化装置。
  4. 【請求項4】 パラレルデータからなるSTM−0/S
    TS−1信号と、シリアルデータからなるSTM−0/
    STS−1信号との相互の変換を行う低速装置と、該シ
    リアルデータからなるSTM−0/STS−1信号と、
    より高次のSTM/STS信号との相互の変換を行う高
    速装置とからなる高速同期多重化装置において、前記低速装置と高速装置との間をSTM−0/STS−
    1インタフェースによって接続し、その接続にSTM−
    0/STS−1信号を分割してなる2本の電気信号を用
    いる電気インタフェースと、 前記高速装置内におけるSTM−0/STS−1信号を
    インタフェースし、そのインタフェースにおいて低速装
    置から高速装置に対する上り方向の信号のフレーム位相
    を装置内フレーム位相に乗り換えるSTM−0/STS
    −1インタフェースと、を有することを特徴とする 高速
    同期多重化装置。
  5. 【請求項5】 前記高速装置内におけるSTM−0/S
    TS−1インタフェースにおいて、高速装置から低速装
    置に対する下り方向の信号に対して断検出と誤り検出と
    を行って低速装置に転送し、該低速装置2において高速
    装置から伝送されたフレームパルスによって同期検出を
    行う請求項に記載の高速同期多重化装置。
  6. 【請求項6】 該高速同期多重化装置の各部を構成する
    装置間を接続する装置間接続用コネクタに、該コネクタ
    の実装または未実装を示すINS情報を設け、該INS
    情報に応じて、該コネクタの未実装時における他装置と
    の間におけるアラーム情報の波及をマスクする請求項
    又は5に記載の高速同期多重化装置。
  7. 【請求項7】 装置内各部のアラームを波及順に収集し
    て符号化し、該符号列をデコードして最上位のアラーム
    発生部を検出する優先処理をハードウェアによるデコー
    ド処理によって行う請求項4〜6のいずれか一つに記載
    の高速同期多重化装置。
  8. 【請求項8】 前記優先処理結果をシリアルデータとし
    てレジスタを介して処理装置へインタフェースする請求
    に記載の高速同期多重化装置。
  9. 【請求項9】 入力信号を同期化するフレームパルスの
    幅を入力信号のクロック幅より狭くする請求項4〜8
    いずれか一つに記載の高速同期多重化装置。
  10. 【請求項10】 低速ディジタル回線が接続/収容され
    る第1の通信装置と 、高速同期多重回線と接続する第2
    の通信装置から成る高速同期多重化装置であって、 前記第1の通信装置と第2の通信装置に共通の通信レー
    ト基準クロック信号を供給するクロック供給手段と、 前記第1の通信装置で発生した障害と前記第2の通信装
    置の障害とを切り分けて受信し、そのぞれの障害処理を
    行うアラーム処理手段と、 前記低速ディジタル回線からデータを受信し、その受信
    データから前記基準クロック信号に同期したシリアル低
    速データを作成し、そのシリアル低速データをデータと
    フレーム信号とが分離したラインを介してフレーム信号
    と共に前記第2の通信装置へ送出し、且つ、前記第2の
    通信装置からフレーム信号を伴うシリアル低速データを
    受信し、その受信データを前記低速ディジタル回線へ出
    力する前記第1の通信装置と、 前記第1の通信装置からフレーム信号を伴うシリアル低
    速データを受信し、その受信データを高速同期多重信号
    として前記高速同期多重回線に出力し、且つ、前記高速
    同期多重回線から高速同期多重信号を受信し、その高速
    同期多重信号から前記基準クロック信号と同期したシリ
    アル低速データを作成し、そのシリアル低速データをデ
    ータとフレーム信号とが分離したラインを介してフレー
    ム信号と共に前記第1の通信装置へ送出する前記第2の
    通信装置と、で構成することを特徴とする高速同期多重
    化装置。
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