JP4168701B2 - 位相調整装置及びそれに用いる位相調整方法並びにそのプログラム - Google Patents

位相調整装置及びそれに用いる位相調整方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は位相調整装置及びそれに用いる位相調整方法並びにそのプログラムに関し、特に複数のVC(Virtual Container)−3が多重された信号のうちの複数のVC−3チャネルで構成されるバーチャルコンカチネーション(Virtual Concatenation)において、ポインタスタッフの発生に依存することなく、ディファレンシャルディレイを吸収する位相調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のVC−3が48チャネル多重されたSTM(Synchronous Transfer Mode)−16のフレームフォーマットを図12に示す。STM−16フレームは監視制御系のデータを転送するためのセクションオーバヘッド600と、ペイロード604と、多重されたVC−3の先頭を示すポインタ情報を格納するための領域601とから構成されている。
【0003】
ペイロード604にはVC−3(602−1〜602−48)が48チャネル多重され、各VC−3(602−1〜602−48)については監視制御系のデータを転送するためのパスオーバヘッド605が設けられている。
【0004】
複数のVC−3(602−1〜602−48)を1つのデータ転送領域として確保するものとして、バーチャルコンカチネーションがITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)のG.707/G.783にて標準化されている。
【0005】
例えば、3つのVC−3をバーチャルコンカチネーションとして扱い(VC−3−3v)、図13におけるノード71からノード76に転送する場合について考える。個々のVC−3は経路701〜703を用いて転送される場合があり、経由するノード72〜75の装置内遅延や経路長差による遅延によって、それぞれのVC−3を受信するノード76においては位相差が生じることになる。そのため、バーチャルコンカチネーションを終端するところで、この位相差を吸収する仕組みが必要となる。
【0006】
バーチャルコンカチネーションでは上記の位相差を検出して処理を行うための仕組みとして、各VC−3のパスオーバヘッド605のH4バイト603に各VC−3の順序関係を示す番号であるMFI(Multi Frame Indicator)を格納している。
【0007】
図14はH4バイトに格納されているMFI値を示すものである。これら図12〜図14を参照してSDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy/Synchronous Optical NETwork)のポインタスタッフの概念について説明する。
【0008】
図13において、ノード71とノード76とが独立なクロックで動作する場合、すなわちノード71,76にそれぞれクロック源を持ち、そのクロックで動作する場合、クロック源の精度の違いによってわずかであるが、ノード71,76のクロック速度の違いが生じる。
【0009】
このような場合にも、データを正常に転送することができるように、スタッフの領域606,607が設けられている。送信側のクロックが速い場合、受信側のクロックに乗せ換えを行った場合に、SOH領域にあるスタッフ領域606をデータ領域として使用することによって1フレームで転送することができるバイト数を増加することで対応する。送信側のクロックが遅い場合、データ領域にあるスタッフ領域607をデータ領域として使用しないことによって、1フレームで転送することができるバイト数が少なくなることで対応している。
【0010】
独立なクロックで動作する場合に、バーチャルコンカチネーションのディファレンシャルディレイをメモリによって吸収する場合、読出し側を一定の速度で読出すと、バッファのアンダフローやオーバフローを起こすことになる。読出し側を書込み側より速い速度で行うことによって、オーバフローが発生しないようにすることは可能であるが、アンダフローした場合に、どのタイミングから再び読出しを開始するかを認識する必要がある。
【0011】
例えば、VC−3#1〜VC−3#3でバーチャルコンカチネーションが構成される場合、データ列をマッピングする側では、VC−3#1・VC−3#2・VC−3#3の順番で1バイトずつデータをマッピングするため、復元する側では、VC−3#1・VC−3#2・VC−3#3から1バイトずつデータを取り出す必要がある。
【0012】
したがって、アンダフローが発生した場合、読出しを開始するタイミングはバーチャルコンカチネーションを構成するVC−3を格納するメモリに少なくとも1バイト以上のデータが格納されている必要がある。すなわち、読出し側で常にメモリの中にデータが格納されているかどうかを認識しておく必要がある。このデータが格納されているかどうかを管理する方法として、位相調整用のメモリについて各VC−3に確保された領域の書込アドレスと読出アドレスを管理・比較する方法がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の位相調整方法では、位相調整用のメモリについてVC−3単位にデータが格納さているかどうかを書込みアドレスと読出しアドレスとによって常に判断し、バーチャルコンカチネーションを構成するVC−3すべてにデータが格納されている場合に読出しを行う必要があるので、回路が複雑になり、その規模が大きくなるという問題がある。
【0014】
また、位相調整用のメモリは、通常、外部メモリを使用して実現され、各VC−3のメモリ領域は書込みアドレスと読出しアドレスとによって管理されているので、多重されているVC−3/VC−4の数やメモリの領域(アドレス)が大きいほど、回路が複雑化するとともに、その規模が大きくなる。
【0015】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、回路規模を増大させることなく、またSDHにおけるポインタスタッフの発生に依存することなく、位相調整を行うことができる位相調整装置及びそれに用いる位相調整方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明による位相調整装置は、複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整装置であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリと、前記位相調整メモリに書込まれたフレームの前記MFI値を管理する管理手段と、前記管理手段で管理される前記MFI値を基に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが前記位相調整メモリに書込まれたかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを前記位相調整メモリからフレーム単位に読出す読出し手段とを備えている。
【0017】
本発明による他の位相調整装置は、複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整装置であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリと、前記複数のVC毎に設けられかつ前記位相調整メモリから読出されたデータのうちの有効なデータのみを保持する保持手段と、前記保持手段に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが書込まれたかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記保持手段への書込みが完了したと判定されたフレームを前記保持手段から読出す読出し手段とを備えている。
【0018】
本発明による位相調整方法は、複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリに書込まれたフレームの前記MFI値を管理するステップと、その管理される前記MFI値を基に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが前記位相調整メモリに書込まれたかを判定するステップと、前記位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを前記位相調整メモリからフレーム単位に読出すステップとを備えている。
【0019】
本発明による他の位相調整方法は、複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリから読出されたデータのうちの有効なデータのみを前記複数のVC毎に設けられた保持手段に保持するステップと、前記保持手段に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが書込まれたかを判定するステップと、前記保持手段への書込みが完了したと判定されたフレームを前記保持手段から読出すステップとを備えている。
【0020】
本発明による位相調整方法のプログラムは、複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法のプログラムであって、コンピュータに、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリに書込まれたフレームの前記MFI値を管理する処理と、その管理される前記MFI値を基に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが前記位相調整メモリに書込まれたかを判定する処理と、前記位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを前記位相調整メモリからフレーム単位に読出す処理とを実行させている。
【0021】
本発明による他の位相調整方法のプログラムは、複数のVC(VirtualContainer)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法のプログラムであって、コンピュータに、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリから読出されたデータのうちの有効なデータのみを前記複数のVC毎に設けられた保持手段に保持する処理と、前記保持手段に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが書込まれたかを判定する処理と、前記保持手段への書込みが完了したと判定されたフレームを前記保持手段から読出す処理とを実行させている。
【0022】
すなわち、本発明の位相調整装置は、複数のVC(Virtual Container)−3またはVC−4で1つの帯域を提供するようなバーチャルコンカチネーション(Virtual Concatenation)を用いてデータを伝送する場合に、経路長差等から発生するディファレンシャルディレイを、ポインタスタッフの発生に依存することなく、吸収可能としたことを特徴とする。
【0023】
より具体的に説明すると、本発明の位相調整装置では、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)終端処理部が受信したデータのフレーム先頭位置を検出し、フレーム先頭位置情報から多重されたVC−3の先頭位置を示すポインタを検出し、多重されたVC−3の先頭を検出する。
MFI(Multi Frame Indicator)検出部は上記の検出したVC−3の先頭から固定位置にあるH4バイトに格納されたMFI値を検出する。MFI同期管理部はMFI検出部で検出されたMFI値について、同期状態の管理を行う。位相調整部はバーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3についてMFI同期管理部において同期が確立した時に、一番早く到着しているVC−3を決定する。
【0024】
書込み制御部はSDH終端処理部から通知されるデータ及びSOH/ POH(Section Over Head/Path Over Head)以外の領域を示す信号と位相調整部から通知される書込み許可信号とを基に、書込みが許可されているVC−3についてSOH/ POH以外のデータ領域について位相調整メモリに書込む。書込みフレーム管理部では各VC−3単位に位相調整メモリに書込まれたフレームのMFI値の管理を行う。
【0025】
読出し制御部は書込みフレーム管理部で管理されているMFI値と、バーチャルコンカチネーションを構成するVC−3情報とから、バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3に関して書込みが完了したフレームについて読出しを行う。すべてのVC−3について書込みが完了していない場合には、読出しを行わず、同一のMFI値を持ったすべてのフレームの書込みが完了するまで読出しを行わない。フレームの読出しが完了すると、書込みフレーム管理部で管理されている書込みが完了したMFI値を再び参照し、次のフレームの読出しを行うかどうかを決定する。
【0026】
書込みフレーム管理部において、位相調整メモリに書込まれたフレームのMFI値を管理し、バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3において書込みが完了したフレームについて、フレーム単位に読出しを行うことによって、ポインタスタッフの発生に依存することなく、ディファレンシャルディレイを吸収することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による位相調整装置の構成を示すブロック図である。図1において、位相調整装置1はSDH(Synchronous Digital Hierarchy)終端処理部11と、MFI(Multi Frame Indicator)検出部12と、MFI同期管理部13と、位相調整部14と、書込み制御部15と、位相調整メモリ16と、書込みフレーム管理部17と、読出し制御部18と、記録媒体19とから構成されている。
【0028】
SDH終端処理部11はバーチャルコンカチネーション(Virtual Concatenation)を構成するVC(Virtual Container)−3の時間的な並びを管理するためのMFI情報を検出するために、受信したデータからフレームの先頭を検出し、ポインタ情報から多重されたVC−3の先頭を検出する。
【0029】
MFI検出部12は多重されたVC−3の先頭情報から固定位置にあるH4バイトからMFI値を検出する。MFI同期管理部13はMFI値の連続性を判定してMFIの同期を管理する。位相調整部14は検出されたMFI値を基にバーチャルコンカチネーションを構成するVC−3における基準VC−3を検出する。書込制御部15は位相調整部14からの書込み許可信号102とデータの有効/ 無効情報101とを基に位相調整メモリ16へ書込みを行う。
【0030】
書込みフレーム管理部17は書込み制御部15によって書込まれたフレームをVC−3単位に管理し、バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3が書込まれたフレームについて読出し許可を生成する。読出し制御部18は読出し許可にしたがって位相調整メモリ16からデータを読出す。記録媒体19はコンピュータ (図示せず)で実行可能なプログラムを格納しており、コンピュータがそのプログラムを実行することで、上述した各部の処理が実現される。
【0031】
図2は図1の書込みフレーム管理部17の構成を示すブロック図である。図2において、書込みフレーム管理部17は書込みフレーム判定手段21と、書込みフレーム管理手段22と、読出し判定手段23と、VC構成設定24とから構成されている。
【0032】
書込みフレーム判定手段21は書込み制御部15において、位相調整メモリ16に書込まれたフレームのMFI値の情報を基にフレームが書込まれたかどうかを判定する。書込みフレーム管理手段22は書込みフレーム判定手段21で書込まれたと判定されたフレームのMFI値を管理する。読出判定手段23はバーチャルコンカチネーションを構成するVC構成設定24を基に読出し可能なフレームを判定する。
【0033】
図3は図1の位相調整メモリ16の構成例を示す図である。図3においては、STM(Synchronous Transfer Mode)−16にVC−3が48多重されている場合の位相調整メモリ16の構成例を示している。位相調整メモリ16はVC−3(#1〜#48)201−1〜201−48に分割され、各分割されたメモリ領域はNフレーム分のデータを格納する領域[MFI#(M×N)用〜MFI#(M×N+N−1)用]202−1〜202−Nに分割されている。
【0034】
図4は図1のSDH終端処理部11から渡されるデータを示す図である。図4において、各VC−3(#1,#2)はSDHフレームにおいて異なるポインタ値を持っているため、VC−3の先頭バイト(J1バイト)301はSDHフレームの異なる地点から始まっている。
【0035】
したがって、VC−3#1は先頭バイト301の後、しばらくペイロード(Payload)303がきた後に、SOH(Section Over Head)領域302が転送されてくることになり、VC−3#2は先頭バイト301の直後にSOH領域302が転送されてきた後に、ペイロード303が転送されてくることになるように、有効なデータ領域がそれぞれ異なるタイミングで転送されてくることになる。
【0036】
図5は図2のVC構成設定24の構成例を示す図である。図5において、VC構成設定24は各バーチャルコンカチネーション402−1〜402−mを構成するVC−3(401−1〜401−n)が認識可能なように、対応するVC−3に“1”が設定されている。
【0037】
図6及び図7は本発明の一実施例による位相調整装置1の処理動作を示すフローチャートである。これら図1〜図7を参照して本発明の一実施例による位相調整装置1の処理動作について説明する。尚、図6及び図7に示す処理は位相調整装置1のコンピュータが記録媒体19のプログラムを実行することで実現される。
【0038】
SDH終端処理部11は受信したデータのフレーム先頭位置を検出し(図6ステップS1)、フレーム先頭位置情報から多重されたVC−3の先頭位置を示すポインタを検出し、多重されたVC−3の先頭を検出する(図6ステップS2)。MFI検出部12はVC−3の先頭から固定位置にあるH4バイトからMFI値の検出を行う (図6ステップS3)。MFI値はフレーム単位に連続的な値が割り当てられているため、MFI同期管理部13ではn回連続した値が検出された場合に同期状態とする(保護段数n段)(図6ステップS4,S5)。
【0039】
位相調整部14はバーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3において、MFIの同期状態が確立した場合(図6ステップS6)、各VC−3に付加されているMFI値を基に一番早く到着しているVC−3を決定し、位相調整メモリ16への書込みを許可する(図6ステップS7)。位相調整部14は一番早く到着しているVC−3が決定した時にそのMFI値を記憶しておき(図6ステップS8)、残りのVC−3について、記憶しているMFI値を持ったフレームが到着した時に書込みを許可するようにする(図6ステップS9,図7ステップS10)。
【0040】
書込み制御部15は位相調整部14からの書込み許可信号102に基づいて書込みが許可されたVC−3について、SOH/POH(Section Over Head/Path Over Head)以外の領域について書込みを行う(図7ステップS11)。SOH/ POH以外の領域を示す信号101はSDH終端処理部11から送信されてくる信号であり、フレームの先頭情報、ポインタ情報によるVC−3先頭情報から生成可能である。書込み制御部15は書込みが完了したフレームについて、そのフレームのMFI値を書込みフレーム管理部17へ通知する。
【0041】
書込みフレーム管理部17は書込み制御部15から通知される書込みが完了したフレームのMFI値を書込みフレーム判定手段21で判定し、書込みフレーム判定手段21で書込みが完了したものと判定されたMFI値を書込フレーム管理手段22で管理する(図7ステップS12)。
【0042】
読出し判定手段23はバーチャルコンカチネーションを構成するVC−3情報が設定されたVC構成設定24を参照し(図7ステップS13)、バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3について書込みが完了したMFI値を持ったフレームの読出しを開始するように読出し制御部18へ読出し許可を通知する(図7ステップS14,S15)。
【0043】
次に、位相調整メモリ16への書込みについて説明する。本実施例では、SDHの入力フレームがSTM−16にVC−3が48多重されている場合について説明する。
【0044】
位相調整メモリ16は、図3に示すように、各VC−3に対応する領域201−1〜201−48に分割されており、それぞれがNフレーム分の領域202−1〜202−Nで構成されている。
【0045】
例えば、N=32の場合、分割された領域202−1はMFIが“0”,“32”,・・・,“4064”用、領域202−2はMFIが“1”,“33”,・・・,“4065”用、領域202−32はMFIが“31”,“63”,・・・,“4095”用の領域となる。
【0046】
バーチャルコンカチネーションがVC−3#1,#2で構成されている場合にSDH終端処理部11から渡されるデータを図4に示す。各VC−3はSDHフレームにおいて異なるポインタ値を持っているため、VC−3の先頭バイト(J1バイト)301はSDHフレームの異なる地点から始まっている。したがって、VC−3#1は先頭バイト301の後、しばらくペイロード303がきた後に、SOH領域302が転送されてくることになり、VC−3#2は先頭バイト301の直後にSOH領域302が転送されてきた後に、ペイロード303が転送されてくることになるように、有効なデータ領域がそれぞれ異なるタイミングで転送されてくることになる。
【0047】
書込み制御部15ではSDH終端処理部11から転送されてくるデータと付随して転送されてくるペイロード( SOH/POH以外の領域)を示す信号(有効/無効信号300)を基にペイロード領域303のみを位相調整メモリ16に書込む(図7ステップS11)。SOH/ POH以外の領域を示す信号は、例えば、図4中の301,302,304で“0”、それ以外の領域(303)で“1”となる信号である。
【0048】
次に、読出し可能かどうかを判定するために必要となるVC構成設定24について説明する。VC構成設定24の構成例を図5に示す。VC−3#1〜VC−3#nから構成されるSDHフレームにおいては、バーチャルコンカチネーション#1〜#mが存在する場合の設定について示している。
【0049】
各バーチャルコンカチネーション402−1〜402−mについて、構成するVC−3(401−1〜401−n)に“1”が設定されることによって、バーチャルコンカチネーションを構成するVC−3が分かるようになっている。図5に示す例では、バーチャルコンカチネーション#1がVC−3#1及びVC−3#3によって構成され、バーチャルコンカチネーション#2はVC−3#2及びVC−3#8によって構成され、バーチャルコンカチネーション#mはVC−3#7及びVC−3#nによって構成されていることが分かる。
【0050】
読出し制御部18は読出し判定手段23によって読出し可能と判断されたフレームについて読出しを行う。読出しが可能となるフレームは、同一のMFI値を持ったバーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3が位相調整メモリ16に書込みが完了したものである。例えば、VC−3#1,VC−3#2,VC−3#3でバーチャルコンカチネーションを構成する場合、MFI値“0”を持ったVC−3#1,VC−3#2,VC−3#3のそれぞれのフレームが位相調整メモリ16に書込まれた場合に、MFI値“0”用の領域からVC−3#1,VC−3#2,VC−3#3のフレームを読出す。
【0051】
MFI値“0”のフレームを読出し終えると、MFI値“1”のフレームがすべて書込まれているかを確認し、書込まれている場合には続けてMFI値“1”のフレームの読出しを開始する。書込まれていない場合には、MFI値“1”のフレームがすべて書込まれるまで読出しを停止する(図7ステップS18)。
【0052】
読出したデータはデータの有効/無効信号300を有効状態にして後段のブロックへ転送される(図7ステップS16)。位相調整メモリ16からデータを読出していない時にはデータの有効/無効信号300を無効状態にして後段のブロックへデータが読出されていないことを通知する(図7ステップS17)。
【0053】
本実施例では、STM−16に多重されたVC−3の読出し動作について説明したが、この動作に限るものではなく、STM−16をSTM−64、STM−4等に、VC−3をVC−4にそれぞれ置き換えることも可能である。
【0054】
このように、本実施例では、位相調整メモリ16に書込まれたフレームのMFI値の管理を行い、バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3について同じMFI値のフレームのデータが書込まれた場合、そのフレームデータの読出しを行うようにしたので、SDHにおけるポインタスタッフの発生に依存することなく、位相調整を行うことができる。
【0055】
また、本実施例では、従来、読出しを行うたびに、位相調整メモリ16内にバーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3についてバイト単位にデータが書込まれているかどうかを確認する必要があったのに対し、フレーム単位に書込まれたかどうかの判断を行うようにしたので、回路規模を削減することができる。
【0056】
図8は本発明の他の実施例による位相調整装置の構成を示すブロック図である。図8において、本発明の他の実施例による位相調整装置3は書込み制御部15と読出し制御部18と書込みフレーム管理部17との代わりに、書込み制御部31と読出し制御部32とバイト整列部33とを設けた以外は図1に示す本発明の一実施例による位相調整装置1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同様である。
【0057】
図9は図8のバイト整列部33の構成を示すブロック図である。図9において、バイト整列部33は書込み制御手段41と、FIFO(First In First Out)メモリ42−1〜42−nと、読出し判定手段43と、VC構成設定44と、読出し制御手段45とから構成されている。
【0058】
図10及び図11は本発明の他の実施例による位相調整装置3の処理動作を示すフローチャートである。これら図8〜図11を参照して本発明の他の実施例による位相調整装置3の処理動作について説明する。尚、図10及び図11に示す処理は位相調整装置3のコンピュータが記録媒体34のプログラムを実行することで実現される。また、SDHを終端して位相調整を行う処理(図10ステップS21〜S29,図11ステップS30)は、上述した本発明の一実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【0059】
書込み制御部31は位相調整部14からの書込み許可信号102を基に位相調整メモリ16への書込みを開始する。本発明の一実施例では、図4に示すペイロード領域(SOH/POH以外の領域:303)のみを位相調整メモリ16に書込んでいるが、本実施例ではすべてのデータ(301〜304)について書込みを行う。その時、データ列とともにデータの有効/ 無効信号300も位相調整メモリ16に書込む(図11ステップS31)。
【0060】
書込み制御部31はバーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3について書込みが開始された時に読出し制御部32へ読出し許可信号500を通知する。読出し制御部32は読出し許可信号500を基に位相調整メモリ16からの読出しを開始し(図11ステップS32,S33)、読出したデータと有効/ 無効情報とをバイト整列部33へ渡す(図11ステップS34)。
【0061】
バイト整列部33において、読出し制御部32から送信されてきたデータは書込み制御手段41において有効なデータのみをVC−3毎に用意されたFIFOメモリ42−1〜42−nに書込まれる(図11ステップS35)。
【0062】
有効なデータは図4における有効/ 無効信号300によって示されるデータ部分 (303)であり、有効/ 無効信号300は位相調整メモリ16にデータとともに書込まれ、読出み制御部32によって読出されて通知される。
【0063】
読出し判定手段43はVC−3毎にFIFOメモリ42−1〜42−nから通知されるEmpty信号501−1〜501−nとVC構成設定44とを参照し、読出し可能なFIFOメモリを判定する(図11ステップS36)。
【0064】
この判定方法は各バーチャルコンカチネーションを構成するVC−3をVC構成設定44を参照して決定し、バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVC−3についてデータが格納されている状態(not Empty)であれば読出し可能とする。
【0065】
読出し制御手段45は読出し判定手段43の判定結果に基づいて、各FIFOメモリ42−1〜42−nから読出しを行う(図11ステップS37)。
【0066】
このように、本実施例では、位相調整メモリ16へフレームデータと有効/無効を示す情報とを書込み、各VC−3の先頭をあわせる機能のみとし、読出し制御部32の後段にバイト整列部33を設け、VC−3内のバイト位置の調整を行うことによって、位相調整メモリ16の管理を簡略化することができ、遅延を抑えることができるという新たな効果を奏する。
【0067】
尚、本実施例では、STM−16に多重されたVC−3の読出し動作について説明したが、この動作に限るものではなく、STM−16をSTM−64、STM−4等に、VC−3をVC−4にそれぞれ置き換えることも可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、複数のVCが多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整装置において、位相調整のために複数のVCが書込まれる位相調整メモリに書込まれたフレームのMFI値を管理し、その管理されるMFI値を基にバーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが位相調整メモリに書込まれた時に位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを位相調整メモリからフレーム単位に読出すことによって、回路規模を増大させることなく、またSDHにおけるポインタスタッフの発生に依存することなく、位相調整を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による位相調整装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の書込みフレーム管理部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の位相調整メモリの構成例を示す図である。
【図4】図1のSDH終端処理部から渡されるデータを示す図である。
【図5】図2のVC構成設定の構成例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による位相調整装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例による位相調整装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施例による位相調整装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のバイト整列部の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の他の実施例による位相調整装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施例による位相調整装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図12】VC−3が48チャネル多重されたSTM−16のフレームフォーマットを示す図である。
【図13】従来のバーチャルコンカチネーションの転送経路を示す図である。
【図14】H4バイトに格納されているMFI値を示す図である。
【符号の説明】
1,3 位相調整装置
11 SDH終端処理部
12 MFI検出部
13 MFI同期管理部
14 位相調整部
15,31 書込み制御部
16 位相調整メモリ
17 書込みフレーム管理部
18,32 読出し制御部
19,34 記録媒体
21 書込みフレーム判定手段
22 書込みフレーム管理手段
23,43 読出し判定手段
24,44 VC構成設定
33 バイト整列部
41 書込み制御手段
42−1〜42−n FIFOメモリ
45 読出し制御手段

Claims (12)

  1. 複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整装置であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリと、前記位相調整メモリに書込まれたフレームの前記MFI値を管理する管理手段と、前記管理手段で管理される前記MFI値を基に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが前記位相調整メモリに書込まれたかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを前記位相調整メモリからフレーム単位に読出す読出し手段とを有することを特徴とする位相調整装置。
  2. 前記位相調整メモリに前記VCのSOH/ POH(Section Over Head/Path Over Head)以外のデータ領域を書込むことを特徴とする請求項1記載の位相調整装置。
  3. 前記読出し手段は、前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCの前記位相調整メモリへの書込みが完了していない場合に読出しを行わず、同一のMFI値を持ったすべてのフレームの書込みが完了するまで読出しを行わないことを特徴とする請求項1または請求項2記載の位相調整装置。
  4. 複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整装置であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリと、前記複数のVC毎に設けられかつ前記位相調整メモリから読出されたデータのうちの有効なデータのみを保持する保持手段と、前記保持手段に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが書込まれたかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記保持手段への書込みが完了したと判定されたフレームを前記保持手段から読出す読出し手段とを有することを特徴とする位相調整装置。
  5. 前記位相調整メモリに前記VCのすべてのデータと当該データの有効/ 無効を示す情報とを書込むことを特徴とする請求項4記載の位相調整装置。
  6. 複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリに書込まれたフレームの前記MFI値を管理するステップと、その管理される前記MFI値を基に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが前記位相調整メモリに書込まれたかを判定するステップと、前記位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを前記位相調整メモリからフレーム単位に読出すステップとを有することを特徴とする位相調整方法。
  7. 前記位相調整メモリに前記VCのSOH/ POH(Section Over Head/Path Over Head)以外のデータ領域を書込むことを特徴とする請求項6記載の位相調整方法。
  8. 前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCの前記位相調整メモリへの書込みが完了していない場合に読出しを行わず、同一のMFI値を持ったすべてのフレームの書込みが完了するまで読出しを行わないことを特徴とする請求項6または請求項7記載の位相調整方法。
  9. 複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法であって、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリから読出されたデータのうちの有効なデータのみを前記複数のVC毎に設けられた保持手段に保持するステップと、前記保持手段に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが書込まれたかを判定するステップと、前記保持手段への書込みが完了したと判定されたフレームを前記保持手段から読出すステップとを有することを特徴とする位相調整方法。
  10. 前記位相調整メモリに前記VCのすべてのデータと当該データの有効/ 無効を示す情報とを書込むことを特徴とする請求項9記載の位相調整方法。
  11. 複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法のプログラムであって、コンピュータに、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリに書込まれたフレームの前記MFI値を管理する処理と、その管理される前記MFI値を基に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが前記位相調整メモリに書込まれたかを判定する処理と、前記位相調整メモリへの書込みが完了したと判定されたフレームを前記位相調整メモリからフレーム単位に読出す処理とを実行させるためのプログラム。
  12. 複数のVC(Virtual Container)が多重された信号のうちの複数のVCチャネルで構成されるバーチャルコンカチネーションにおいて前記複数のVCの時間的な並びを管理しかつフレーム単位に連続的な値が割り当てられたMFI(Multi Frame Indicator)値の連続性が失われた場合に位相調整を行う位相調整方法のプログラムであって、コンピュータに、前記位相調整のために前記複数のVCが書込まれる位相調整メモリから読出されたデータのうちの有効なデータのみを前記複数のVC毎に設けられた保持手段に保持する処理と、前記保持手段に前記バーチャルコンカチネーションを構成するすべてのVCが書込まれたかを判定する処理と、前記保持手段への書込みが完了したと判定されたフレームを前記保持手段から読出す処理とを実行させるためのプログラム。
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