JP3494151B2 - コンカチネーション信号処理方法及び装置 - Google Patents

コンカチネーション信号処理方法及び装置

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JP3494151B2 JP2001021564A JP2001021564A JP3494151B2 JP 3494151 B2 JP3494151 B2 JP 3494151B2 JP 2001021564 A JP2001021564 A JP 2001021564A JP 2001021564 A JP2001021564 A JP 2001021564A JP 3494151 B2 JP3494151 B2 JP 3494151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期デジタルハイア
ラーキー(SDH)において用いられるコンカチネーシ
ョン伝送に関し、特にコンカチネーション信号の処理方
法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、B−ISDNの規格統一に向けて
新たに同期デジタルハイアラーキー(SDH)が提案さ
れ、ITU−Tの勧告G.707等において詳細が規定
されている。この中で、SDHフレームとして各種の信
号が多重化された伝送信号の構成を同期伝達モジュール
(STM)と呼び、たとえばSTM−48と記載する
と、多重度が48であり、90バイト×48×9行のフ
レーム構成となる。図5にバーチャルコンテナ(VC−
3)が48チャンネル多重されたSTM−48のフレー
ムフォーマットの構成を示す。STM−48フレーム
は、信号の監視制御、保守運用のデータを転送するため
のセクションオーバヘッド600と多重されたVC−3
の先頭を示すポインタ情報を格納するための601(A
Uポインタ)とペイロード(情報領域)604から構成
される。ペイロード604には、VC−3(602−1
〜602−48)が48チャネル多重されている。各V
C−3は、85バイト(2個の固定値を入れると87バ
イト)×9行構成で、最初の1列が信号の監視制御、保
守運用のデータを転送するためのパスオーバヘッド60
5であり、残りの領域が情報を伝送するバーチャルコン
テナである。パスオーバヘッド605中の所定位置(H
4バイト)603には、ペイロード604中のVC−3
の位置、順序関係を示すマルチフレームインディケータ
(MFI)が格納されている。なおMFIは、データが
マッピングされるSDHフレームのうちどのSDHフレ
ームに当該VC−3が所属するかを表示する符号を備え
る。
【0003】ここで、伝送する信号の量が1つのVC−
3では足りないとき、複数個のVC−3を結合し、ビッ
ト順序構造を保存し、1つの帯域を確保する技術をバー
チャルコンカチネーションとよび、上記勧告G.707
に規定されている。前記VC−3は、VC−4でも構成
可能である。
【0004】データを2つのVC−3にマッピングする
場合、ネットワーク内ではこれら2つのVC−3は独立
して処理されるため、装置内での処理遅延や転送経路の
違いなどにより2つのVC−3に遅延の差が生じる。た
とえば、送信時に同じSTMにおいてバーチャルコンカ
チネーションを構成する2つのVC−3が受信側ではそ
れぞれ異なるSTMにおいて検出される。そのため、バ
ーチャルコンカチネーションを終端するところで、この
遅延差を吸収する仕組みが必要となる。
【0005】複数のバーチャルコンカチネーションが存
在する場合、各バーチャルコンカチネーションで位相調
整を行う方式を図6に示す。該構成は、まず受信したデ
ータ中のSTMフレームの先頭を検出するフレーム同期
処理部600と、STMフレームの先頭を認識し各VC
−3の先頭を示すポインタ情報が格納されている位置
(AUポインタ501)を検出するポインタ位置情報生
成部601を備える。これらの後段に、ポインタ位置情
報生成部601から情報を得て、受信したSTMフレー
ムのAUポインタ501中の多重されたVC−3のそれ
ぞれの先頭を示すポインタ情報を検出するポインタ処理
部603と、VC−3のそれぞれの先頭を認識し、各V
C−3のパスオーバーヘッド505中のH4バイトの位
置を検出するMFI位置情報生成部602が配置されて
いる。さらにその後段に、検出したH4バイト中のポイ
ンタ情報からVC−3単位に付加されているMFI情報
を検出するためのMFI検出部604を有する。さらに
バーチャルコンカチネーションの数だけ、位相調整部6
06−1〜606−nとタイマー607−1〜607−
nをそれぞれ備え、各位相調整部は、MFI検出部60
4からVC−3単位に付加されているMFI情報を受け
とる。また各位相調整部は、それぞれ特定のバーチャル
コンカチネーションに対応しており、該特定のバーチャ
ルコンカチネーションを形成する特定のVC−3の情報
をバーチャルコンテナ設定部605−1〜605−nか
ら受けている。
【0006】位相調整部606−1は、MFI検出部6
04から受信するVC−3のMFIが設定された値と一
致するか否かを監視する。一致したデータを受信した場
合、タイマー607−1を起動して、バーチャルコンカ
チネーションを構成するVC−3チャネルのMFIであ
って設定された値と一致するようなデータを一定時間内
に受信するかを監視する。上記一定時間内で、VC−3
チャネルの全てが受信された場合には、タイマーを起動
したときのVC−3チャネルを基準として、メモリ60
9への書込みを開始する。一定時間内にバーチャルコン
カチネーションを構成するVC−3チャネルの全てが受
信されない場合、設定されたMFIの値のうち別のVC
−3チャネル受信時からタイマーを起動して監視を行
う。バーチャルコンカチネーションを構成するすべての
VC−3チャネルのすべてが、メモリ609へ書込み開
始されたならば、書込管理部611は読出制御部610
へその情報を送り、読み出しが開始される。なお、バー
チャルコンカチネーションを構成するVC−3について
の情報は、バーチャルコンテナ設定部605−1〜60
5−nから、ポインタ処理部603、およびMFI検出
部604に送られるので、関係のない(すなわちバーチ
ャルコンカチネーションを構成しない)VC−3はアク
セスされることがない。書込管理部611もバーチャル
コンテナ設定部605−1〜605−nから、同情報を
得て、必要なVC−3チャネルの書き込み処理が終了し
たかを判断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記バーチャ
ルコンカチネーションの処理では、バーチャルコンカチ
ネーションの数が多くなるにしたがい、位相調整部とタ
イマーをその数だけ設ける必要があるため、回路規模は
バーチャルコンカチネーションの数に比例して大きくな
るという問題がある。本発明は、この問題を解決するた
めの処理方法と装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコンカチネーシ
ョン信号処理方法は、SDH伝送方式で伝送されるSD
H信号を受信する際、同じSDHフレームに属しかつコ
ンカチネーションを構成するバーチャルコンテナについ
てその到着時間間隔を順次測定し、この到着時間間隔が
所定の時間間隔より長いと判断したとき、その時到着し
たバーチャルコンテナを基準バーチャルコンテナとし、
該基準バーチャルコンテナ及びこれに続いて前記所定時
間間隔以下の時間間隔で順次到着するバーチャルコンテ
ナのデータをこの順でメモリに記憶する。
【0009】ここで、バーチャルコンテナの到着時間の
測定は少なくともMFI値で表現できる最大フレーム分
だけ行う。また上記所定の時間間隔とはSDH信号の伝
送過程でコンカチネーションを構成するバーチャルコン
テナ同士に生ずる遅延の差の最大値より大きい値であ
る。
【0010】次に、本発明のコンカチネーション信号処
理装置は、SDHフレームを受信し該SDHフレームを
構成するバーチャルコンテナについてそのマルチフレー
ムインディケータを検出する手段と、該手段から出力さ
れるマルチフレームインディケータ情報と予め設定され
た値との一致を判定し一致する場合対応するバーチャル
コンテナについてその到着時間の間隔が所定値より大き
いときは現在到着したバーチャルコンテナを基準バーチ
ャルコンテナと判定する位相調整部と、該位相調整部の
指示によりバーチャルコンテナの到着時間間隔を測定す
る到着間隔測定部と、バーチャルコンテナのデータを保
持するメモリと、位相調整部からの制御信号によってバ
ーチャルコンテナのデータを前記メモリに書き込みまた
該メモリから読み出す書き込み読み出し手段を備える。
【0011】また上記位相調整部は、マルチフレームイ
ンディケータを検出する手段が出力するマルチフレーム
インディケータ情報と予め設定された値と一致を判定す
るマルチフレームインディケータ比較部と、コンカチネ
ーションを構成するバーチャルコンテナのうち所定値よ
り大きい時間間隔をおいて到着するバーチャルコンテナ
を基準と判定する基準バーチャルコンテナ判定部と該判
定部によって基準バーチャルコンテナと判定されたバー
チャルメモリのマルチフレームインディケータ情報を保
持するメモリを備える。
【0012】これらの発明により、回路構成が小規模に
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を実行する構成例を図1に
示す。マルチフレームインディケータ(MFI)情報を
検出するまでの構成、機能は基本的に上記図6の構成と
同様である。すなわち、受信したデータ中のSTMフレ
ームの先頭を検出するフレーム同期処理部100と、各
VC−3の先頭を示すポインタ情報が格納されている位
置を検出するポインタ位置情報生成部101を備え、さ
らにAUポインタ中の多重されたVC−3のそれぞれの
先頭を示すポインタ情報を検出するポインタ処理部10
3と、VC−3のそれぞれの先頭を認識し、各VC−3
のパスオーバーヘッド中のH4バイトの位置を示す情報
を生成するMFI位置情報生成部102を備える。さら
に前記情報からVC−3単位に付加されているMFI情
報を検出するためのMFI検出部104を有する。
【0014】図1の構成では、MFI検出部104の後
段に位相調整部107と、該位相調整部107に接続す
る到着間隔測定部108を備える。位相調整部107は
バーチャルコンカチネーションを構成するVC−3の中
から基準となるVC−3を判定し、到着間隔測定部10
8は各VC−3の到着時間間隔を測定する。またバーチ
ャルコンテナ設定部105−1〜105−nを備え、該
設定部はバーチャルコンカチネーションを構成するVC
−3情報を格納しており、位相調整を行う必要のあるV
C−3情報を有効チャネル設定生成部106により生成
して、ポインタ処理部103、MFI検出部104、お
よび位相調整部107(実際はこの中の基準VC−3判
定部202)へ通知する。位相調整部107の後段に
は、書き込み制御部109と書込管理部111が配置さ
れる。書き込み制御部109は位相調整部107から書
き込み許可信号を受けて、多重されたVC−3チャネル
単位に、メモリ110へのデータの書き込みを制御す
る。書込管理部111は読み出し可能なVC−3を判定
し、メモリ110からデータを読み出す読出制御部11
2に結果を出力する。
【0015】位相調整部107の具体的構成例は、図2
に示される。位相調整部107は、MFI検出部104
が検出したVC−3のMFI情報と予め設定されたMF
I値(ここでは、同じSDHフレーム中のバーチャルコ
ンカチネーションを構成するVC−3に共通に付与され
た番号、例えば「0」)を比較するMFI比較部200
と、設定値と一致するMFIを有するVC−3の到着時
間間隔を判定し基準となるVC−3を判定する基準VC
−3判定部202と、基準となるVC−3を管理する基
準VC−3管理メモリ203と、位相調整が完了した後
に位相がずれていないかを監視するエラー監視部201
を有する。また到着間隔測定部108を備え、該測定部
108は検出したVC−3のMFI情報と予め設定され
たMFI値とが一致した場合、前回一致してからどのく
らい時間が経過したかを測定する。
【0016】上記図1、図2に示された構成の動作につ
いて以下に記載する。MFI検出部が位相調整部107
へMFI情報を送るまでは上述のとおりである。図1に
おいて、フレーム同期処理部100でSDHフレーム
(例えばSTM−48)の先頭ビットを検出すると、ポ
インタ位置情報生成部101は、フレーム先頭から固定
位置にある多重化されたVC−3の先頭を示すポインタ
情報の位置を示す情報を生成してポインタ処理部103
へ送る。ポインタ情報の位置を示す情報は、例えばカウ
ンタを動作させ所定のカウンタ値で決定することが可能
である。ポインタ処理部103は、ポインタ位置情報生
成部101からのポインタ情報の位置を示す情報をもと
にポインタ情報を検出する。MFI位置情報生成部10
2は、ポインタ位置情報とVC−3の先頭情報を受け、
各VC−3の先頭から固定位置に格納されているMFI
情報の位置を示す情報を生成してMFI検出部104へ
送る。MFIの位置情報もポインタ情報の位置を示す情
報と同様にカウンタで生成することが可能である。MF
I検出部104は、MFI位置情報生成部102から送
られた情報をもとにMFI情報を検出して位相調整部1
07へ送る。
【0017】位相調整部107では、MFI比較部20
0がこのMFI情報を受けて、予め設定されたMFI設
定値と比較を行う(例えば上述の「0」)。位相調整部
107は、位相調整動作開始と共に、到着間隔測定部1
08へ測定開始を通知する。MFI比較部200から一
致信号を受け取ると、基準VC−3判定部202は、到
着間隔測定部108で測定した到着間隔(すなわち、互
いに同じMFIを有し現在到着したVC−3とその1つ
前に到着したVC−3との到着時間の間隔)が規定値よ
りも大きいかどうかを判定する。この規定値は、例えば
バーチャルコンカチネーションを構成するVC−3の遅
延差の最大値より大きく設定すればよい。VC−3の遅
延差の最大値は、ネットワークでの転送過程で生じるバ
ーチャルコンカチネーションを構成するVC−3同士の
ずれの最大値である。到着間隔が規定値より大きけれ
ば、現在到着したVC−3がメモリへの書込みの基準と
なるため、基準VC−3判定部202は、基準VC−3
管理メモリ203へその基準VC−3を特定するMFI
を格納し、また同時に、到着間隔測定部108へ次の測
定開始を通知する。このとき、先に到着したVC−3は
遅延させる必要があるためメモリ110に格納される。
上記到着間隔が規定値以下である場合は、到着間隔測定
部108へ次の測定開始を通知のみ行う。
【0018】これら一連の処理を位相調整を開始してか
らMFIの1周期分(データがマッピングされるSDH
フレームの数だけ)行うことにより、基準となるVC−
3が得られる。なおこれら処理を複数回行い、すべての
回において基準VC−3が同一である場合に限り、基準
VC−3が確定するものとする。基準となるVC−3が
確定すると、基準となるVC−3とこれに引き続きMF
Iが一致した順番にバーチャルコンカチネーションを構
成するVC−3についてデータをメモリ110へ書込む
許可が書込制御部109に対して与えられる。次の基準
VC−3が到着するとそれまでに受信したVC−3はす
べてメモリ110へ書き込まれていることになるため、
この旨が書込管理部111へ通知される。読出制御部1
12は多重されたVC−3の順番にメモリ110からデ
ータの読み出しを行う。その読み出しが有効かどうかは
書込管理部111で管理される情報をもとに判断され
る。すなわち、書込が完了したVC−3に対しては、読
み出しが有効であると判断する。エラー監視部201
は、各VC−3単位にMFIを監視して、位相調整が一
応完了した後、再び発生する可能性のある位相のずれを
検出する。この位相のずれを検出した場合は、検出した
VC−3が属するバーチャルコンカチネーションを構成
するVC−3に対してのみ上述のような位相調整の処理
が行なわれる。
【0019】なお、バーチャルコンカチネーションを構
成しないVC−3については、データ到着時に書き込み
許可がすぐに出され、データはメモリ110に書き込ま
れる。
【0020】次に具体例を用いて上記動作を説明する。
図3は8多重されたVC−3(STM−8)が到着する
様子を示す。図3で、A〜Hは8多重されたVC−3の
各チャネルを示し、A0はMFIが「0」であるような
データが到着したことを示す。MFI比較の設定値は
「0」とする。バーチャルコンカチネーションを構成す
るVC−3チャネルの組み合わせは、AとC、BとD、
EとF、GとHの4つ存在するとする。また、MFIが
「0」であるデータの受信間隔が規定値以上であるとこ
ろは、D0−E0間、F0−G0間、H0−A0間とす
る。例えば図中の300で位相調整を開始すると、カウ
ンタ(到着間隔測定部)を起動して、MFIが「0」で
あるようなデータを受信するまでの間隔を測定する。ま
ずC0を受信すると、間隔は設定した規定値以下である
ためカウンタ(到着間隔測定部)をリセットして次のM
FIが「0」であるようなデータの受信を監視する。次
に、D0を受信するが、C0とD0の間隔は規定値以下
であるため、C0が到着したときと同様の処理を行う。
次にE0を受信するとD0とE0間はこの場合に設定し
た規定値以上の間隔であるため、VC−3チャネルEを
基準VC−3として記憶する。同様の処理をMFIが
「0」であるデータを受信するごとに、MFIの周期分
繰り返すと、基準VC−3がE、G、Aであることを検
出する。本具体例では、図中の301のA0からメモリ
への書込みを開始し、302のD0で書き込みが完了す
ると、A〜Dの読み出しが可能となる。このとき、バー
チャルコンカチネーションを構成するAとC、およびB
とDは、Aを基準としてA〜Dまでの位相がそろった状
態となる。
【0021】次に、本発明の他の例について図面を参照
して説明する。図1の書込完了管理部111が、図4に
示すように書込チャネル管理部400と読出許可フラグ
生成部401を備える。書込チャネル管理部400は、
位相調整部107からメモリへ書込みが開始されたチャ
ネル情報を受信して管理する。読出許可フラグ生成部4
01は、書込みが開始されたチャネル情報とバーチャル
コンカチネーションを構成するVC−3チャネルの設定
105−1〜105−nを比較する。あるバーチャルコ
ンカチネーションを構成するVC−3チャネルがすべて
書込みを開始しているならば、読出許可フラグを生成し
読出制御部112へ通知する。この例では、位相調整を
行いメモリへ書き込むまではバーチャルコンカチネーシ
ョンを構成する組を認識することなく、読出制御部11
2でメモリから読み出す場合に、あるバーチャルコンカ
チネーションを構成するすべてのVC−3チャネルの書
込みが完了したときに読み出しを開始するようにでき、
メモリに格納されている時間すなわち遅延時間を短縮で
きる。例えば、上記具体例において、Aを基準にA〜D
まで書き込みが完了してからA〜Dの読み出しを開始す
る。該他の実施例ではAとC、BとDがバーチャルコン
カチネーションを構成することを利用して、AとCがメ
モリに書き込まれた時点で読み出しを開始することによ
り、Dの書き込みを待つことなく読み出しを行うことが
可能であるため、遅延時間を短縮できる。
【0022】また上述の説明ではVC−3の例について
記載したが、VC−4についても同じように適用でき
る。
【0023】
【発明の効果】従来、バーチャルコンカチネーションを
構成するVC−3の組ごとに、位相調整を行う回路が必
要であったのに対し、本発明では、あらかじめ設定され
た値に一致するMFIを持つデータの受信を監視し、現
在受信したVC−3とその直前に受信したVC−3との
受信間隔がある規定値より大きい場合に、その現在受信
したVC−3を基準として位相調整を行うようにしたの
で、装置の回路規模を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンカチネーション信号処理装置の構
成例を示すブロック図。
【図2】コンカチネーション信号処理装置の位相調整部
の例を示すブロック図。
【図3】VC−3の到着順序と間隔の例を示す図。
【図4】書込管理部の例を示すブロック図。
【図5】同期伝達モジュール(STM)の構成を示す
図。
【図6】従来のコンカチネーション信号処理装置の構成
例を示すブロック図。
【符号の説明】
100 フレーム同期処理部 101 ポインタ位置情報生成部 102 MFI位置情報生成部 103 ポインタ処理部 104 MFI検出部 106 有効チャネル設定生成部 107 位相調整部 108 到着間隔測定部 109 書込制御部 110 メモリ 111 書込管理部 112 読出制御部 200 MFI比較部 202 基準VC−3判定部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SDH伝送方式で伝送されるSDH信号
    を受信する際、同じSDHフレームに属しかつバーチャ
    ルコンカチネーションを構成するバーチャルコンテナに
    ついてその到着時間間隔を順次測定し、この到着時間間
    隔が所定の時間間隔より長いと判断したとき、その時到
    着したバーチャルコンテナを基準バーチャルコンテナと
    し、該基準バーチャルコンテナ及びこれに続いて前記所
    定時間間隔以下の時間間隔で順次到着するバーチャルコ
    ンテナのデータをこの順でメモリに記憶することを特徴
    とするコンカチネーション信号処理方法。
  2. 【請求項2】 前記バーチャルコンテナの到着時間の測
    定は、少なくともMFI値で表現できる最大フレーム分
    だけ行う請求項1記載のコンカチネーション信号処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記所定の時間間隔は、SDH信号の伝
    送過程でバーチャルコンカチネーションを構成するバー
    チャルコンテナ同士に生ずる遅延の差の最大値より大き
    い値である請求項1記載のコンカチネーション信号処理
    方法。
  4. 【請求項4】 SDHフレームを受信し該SDHフレー
    ム内のバーチャルコンカチネーションを構成するバーチ
    ャルコンテナについてそのマルチフレームインディケー
    タを検出する手段と、該手段から出力されるマルチフレ
    ームインディケータ情報と予め設定された値との一致を
    判定し一致する場合対応するバーチャルコンテナについ
    てその到着時間の間隔が所定値より大きいときは現在到
    着したバーチャルコンテナを基準バーチャルコンテナと
    判定する位相調整部と、該位相調整部の指示によりバー
    チャルコンテナの到着時間間隔を測定する到着間隔測定
    部と、バーチャルコンテナのデータを保持するメモリ
    と、前記位相調整部からの制御信号によってバーチャル
    コンテナのデータを前記メモリに書き込みまた該メモリ
    から読み出す書き込み読み出し手段を備えることを特徴
    とするコンカチネーション信号処理装置。
  5. 【請求項5】 コンカチネーションを構成するバーチャ
    ルコンテナについての情報を、前記マルチフレームイン
    ディケータを検出する手段と位相調整部に通知する手段
    を備える請求項4記載のコンカチネーション信号処理装
    置。
  6. 【請求項6】 位相調整部は、マルチフレームインディ
    ケータを検出する手段が出力するマルチフレームインデ
    ィケータ情報と予め設定された値と一致を判定するマル
    チフレームインディケータ比較部と、コンカチネーショ
    ンを構成するバーチャルコンテナのうち所定値より大き
    い時間間隔をおいて到着するバーチャルコンテナを基準
    と判定する基準バーチャルコンテナ判定部と該判定部に
    よって基準バーチャルコンテナと判定されたバーチャル
    メモリのマルチフレームインディケータ情報を保持する
    メモリを備える請求項4記載のコンカチネーション信号
    処理装置。
  7. 【請求項7】 マルチフレームインディケータ比較部に
    よって一致が判定されるマルチフレームインディケータ
    情報は到着するバーチャルコンテナが属するSDHフレ
    ームの表示である請求項4記載のコンカチネーション信
    号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記書き込み読み出し手段は、位相調整
    部からの信号を受けて前記メモリへバーチャルコンテナ
    のデータを書き込む書込制御部と、該書込制御部からバ
    ーチャルコンテナのデータの書き込みの通知を受ける書
    込管理部と、該書込管理部の保持する情報に基づき前記
    メモリからデータを読み出す読出制御部を備える請求項
    4記載のコンカチネーション信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記書込制御部は、前記メモリへ書き込
    みが開始されチャネルの情報を前記位相調整部から受け
    る書込チャネル管理部と、コンカチネーションを構成す
    るバーチャルコンテナについての情報を受け該書込チャ
    ネル管理部が保持する情報を基に読出制御部へ読み出し
    許可信号を送る読出許可信号生成部を備える請求項8記
    載のコンカチネーション信号処理装置。
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