JP2965449B2 - データ分離出力回路 - Google Patents
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Description
関し、特にSDH(SynchronousDigit
al Hierachy:同期デジタルハイアラーキ)
信号からのパスオーバヘッド(POH)の分離出力に関
するものである。
ための種々の研究開発が行われている。例えば、SDH
を用いた通信方式については、文献(1):TTC(電
気通信技術委員会)標準、網間インタフェースJT−G
707〜G709、などで標準化されている。更に、文
献(2):1991年9月電子情報通信学会秋季大会、
講演論文集(分冊3)、『STM−4c/STM−1対
応網終端装置』などにも、SDHに適用した装置を実現
するための技術が提案されている。
Hを適用した装置の技術を説明する。図2は、STM−
N(Synchronous Transfer Mo
deLevel N)フレーム構造を示す図である。S
TM−Nフレームは、セクションオーバヘッド(SO
H)とAU(Administrative Uni
t)ポインタとSTM−Nペイロードなどから構成され
ている。そして、SOHはフレーム同期、保守情報、状
態モニタ、運用上の諸機能のために用いられる。AUポ
インタはSTM−NペイロードにSTM−Nフレームに
対して浮動位相で多重される仮想コンテナ(VC)の開
始オフセットを示すために用いられる。
タ値は通常AUポインタとVC(仮想コンテナ)の第1
バイトとのオフセットを示す。また、AUポインタ値は
STM−NフレームとVCの周波数調整のために対応す
る正スタッフ又は負スタッフを伴って増減する機能を有
する。
のAUポインタの同期動作を示す。この図3において、
VCがSTM−Nフレームに比べて遅すぎる場合、VC
の同期を遅らせるためにポインタ値を1増加させなけれ
ばならない。この例においては、フレーム3のAUポイ
ンタに正スタッフを示すコードを挿入し、正スタッフバ
イトが挿入されてフレーム4でポインタ値が1増加され
る場合のAUポインタの同期動作を示す。
インタの同期動作を示す。この図4において、VCがS
TM−Nに比べて速すぎる場合、VCの同期を進めるた
めにポインタ値を1減少させなければならない。この例
においては、フレーム3のAUポインタに負スタッフを
示すコードを挿入し、負スタッフバイトにはデータが挿
入されてフレーム4でポインタ値が1減少される場合の
AUポインタも同期動作を示す。
端装置の従来例の機能ブロック図である。このような装
置に必須の機能として、STM−Nフレーム中のSOH
やVC中のPOHのデータの収集がある。
−4cにおける送信部51tと受信部51rとの構成を
表している。そして、符号FRS(STM−1フレーム
同期LSI)や、符号STD(STMデフレ−マLS
I)や、符号VCD(VC−4デフレーマLSI)や、
符号STF(STM−1フレーマLSI)や、符号VC
F(VC−4フレーマLSI)などの各LSIがSOH
や、POHを終端し、収集したオーバヘッドのデータを
CPU51a、51bなどに出力している。そして、C
PU51a、51bは収集したオーバヘッドのデータを
解析して警報の出力などを行うものであった。
イト多重・分離を行うLSIである。また、符号O/
E、符号E/Oは光/電気信号変換、電気/光信号変換
を行う回路である。更にまた、符号S/P、符号P/S
は直列/並列変換、並列/直列変換を行う回路である。
における送信部52tと受信部52rとの構成を表して
いる。そして、上述の図5と同じように符号FRS(S
TM−1フレーム同期LSI)や、符号STD(STM
デフレ−マLSI)や、符号VCD(VC−4デフレー
マLSI)や、符号STF(STM−1フレーマLS
I)や、符号VCF(VC−4フレーマLSI)などの
各LSIがSOHや、POHを終端し、収集したオーバ
ヘッドのデータをCPU52a、52bなどに出力して
いる。そして、CPU52a、52bは収集したオーバ
ヘッドのデータを解析して警報の出力などを行うもので
あった。
×9列で、VC−3又はVC−4に付与され、内部はJ
1バイト、B3バイト、C2バイト、G1バイト、F2
バイト、H4バイト、Z3バイト、Z4バイト、Z5バ
イトなどから構成されている。
て、パストレース(Path Trace)は、VCの
最初のバイトであり、この位置はAUポインタによって
指示される。このJ1バイトは固定パターンの信号を繰
り返し送信することに使用し、パス受信側では送信側と
の接続が継続していること、即ちパスの導通確認を行う
ことができる。
パスBIP−8は、パスの誤り監視に用いるバイトで、
1フレーム前のVC−3又はVC−4の全てのビットに
対して演算し、その結果はスクランブル前に次フレーム
のVC−3又はVC−4のB3バイトの中に挿入され
る。
信号ラベルはVC−3あるいはVC−4の構成を示すバ
イトであり、値「0」は「VC−3又はVC−4パスが
ペイロードを未収容である」ことを示し、値「1」は
「VC−3又はVC−4パスがペイロードを収容してい
る」ことを示す。これらの2値以外の値は特定のVC−
3又はVC−4の収容が必要なときに規定できるよう
に、現在は未定義で残されている。
表示バイトで、受信したパスの誤り監視結果をVC−3
又はVC−4パスの送信側へ返送する機能(FEBE:
Far End Block Error)と、パスの
終端状態を送信側へ返送する対局警報表示機能(FER
F:Far End Receive Failur
e)として用いる。
ーザチャネルは、ネットワーク運用者が自由に使用でき
るバイトである。そして、POHのH2バイトは、位置
表示(Position Indication)は、
VCのペイロードに対する4つの位置表示を規定するも
ので、例えば、低次VCのポインタを4マルチフレーム
で表現するための、マルチフレーム表示に使用される。
そして、POHのZ3〜Z5バイトは、予備として国際
的に用意されたバイトである。
図3、図4などに示すように、スタッフが発生した場合
に、STM−Nフレームに対するPOHの位相が現在処
理を行っているVCの途中から変わってしまい、CPU
等を含む制御回路などに出力すべきPOHデータの時間
的位置がずれてしまうという問題があった。
発生は予想することができないので、CPU等を含む制
御回路においてPOHデータの受信回路のPOHデータ
の紛失を考慮する必要が生じ、上記受信回路の構成が非
常に複雑になるという問題があった。
場合に、STM−Nフレームに対するPOHの位相が現
在処理を行っているVCの途中から変わってしまうこと
から、CPU等を含む制御回路においてPOHデータの
受信回路の構成を簡単なものにする仕組みが要請されて
いる。このような要請は、SDHインタフェースを収容
する装置の軽薄短小化を進める上で非常に重要な技術的
課題であるからである。
のであり、その目的とする所は、受信ポインタの状態に
よって、スタッフが発生しても、常に安定的にパスオー
バヘッドのデータを紛失することなくSDH信号から安
定的に分離出力し得るデータ分離出力回路を提供するこ
とである。
力回路は、以上の目的を達成するために、以下の特徴的
な構成で実現した。
スの状態を表すパスオーバヘッドデータが付与され、し
かもポインタを用いて上記仮想コンテナが多重化されて
いるSDH信号を与えられると、ポインタを抽出し、こ
のポインタから仮想コンテナの位置を表すオフセット値
を検出するオフセット値検出手段と、上記SDH信号か
ら得られるフレームタイミング信号から仮想コンテナの
オフセット値を計数するオフセット値計数手段と、上記
オフセット値検出手段のオフセット値と、上記オフセッ
ト値計数手段のオフセット値とから上記SDH信号に多
重化されている仮想コンテナの先頭位置を表すタイミン
グ信号を生成するタイミング信号生成手段と、上記タイ
ミング信号生成手段のタイミング信号に対して所定量の
遅延を与える遅延手段と、上記タイミング信号生成手段
のタイミング信号と、上記遅延手段で遅延されたタイミ
ング信号とから上記SDH信号のパスオーバヘッドデー
タを分離出力する分離出力手段とを備えたことを特徴と
する。
グ信号生成手段のタイミング信号から上記SDH信号の
中のパスオーバヘッドデータをラッチするラッチ手段
と、上記遅延手段で遅延されたタイミング信号からラッ
チ出力タイミング信号を生成し、上記ラッチ手段でラッ
チされているパスオーバヘッドデータを出力するパスオ
ーバヘッド出力手段とから構成されることが好ましい。
のSDH信号とは、例えば、STM−N(N=0、1、
4、16)などのフレーム化された多重信号である。そ
して、上述の仮想コンテナとは、例えば、VC−1、V
C−2、VC−3、VC−4、VC−5、VC−11、
VC−12などを意味する。また、ポインタとは、AU
ポインタや、TU(Tributary Unit)ポ
インタなどである。例えば、AU−3、AU−4、TU
−2、TU−11などである。
検出手段は、例えば、AUポインタなどを抽出し、この
AUポインタに設定されている各種データの内容を読み
取って判断する。即ち、STM−1の場合、AU−3ポ
インタの9バイトのデータの中のNDFバイトデータ
や、10ビット×3バイトのポインタ値データや、3バ
イトの負スタッフ又は正スタッフバイトデータなどの内
容を読み取って判断し、ペイロードに収容されている仮
想コンテナ(VC−3)の位置(位相)を表すオフセッ
ト値を検出する。このときに、スタッフの発生も同時に
検出される。
H信号に同期したフレームタイミング信号から、例え
ば、AUポインタを基準としたSDHフレームに対する
仮想コンテナのオフセット値を計数する。
フセット値検出手段で検出されたオフセット値と、上記
オフセット値計数手段で計数されたオフセット値とか
ら、ペイロードに収容されている仮想コンテナの先頭位
置を表すタイミング信号を生成する場合に、例えば、上
述の両方のオフセット値との一致を検出して、先頭位置
を表す一致検出タイミング信号を生成することで実現す
ることができる。従って、このタイミング信号生成手段
は、コンパレータなどでオフセット値の一致検出を行う
構成でも実現することができる。
信号生成手段で生成された仮想コンテナの先頭位置を表
すタイミング信号に対して遅延を与えるのは、特に受信
ポインタに正スタッフが発生した場合に、スタッフ後の
パスオーバヘッドのデータが出現するタイミングが変わ
り、パスオーバヘッドのデータを紛失することなく出力
することができなくなることを回避させるための余裕時
間として、ある所定量の遅延を与えて、上述の分離出力
手段に与えている。
ング信号生成手段で生成された仮想コンテナの先頭位置
を表すタイミング信号から例えば、上記SDH信号のパ
スオーバヘッドを捕らえ、そして、上記遅延手段で遅延
されたタイミング信号を用いて捕らえられているパスオ
ーバヘッドデータを出力する。このようなパスオーバヘ
ッドデータの分離出力の仕方によって、正スタッフ又は
負スタッフが発生した場合にも、次の仮想コンテナ(V
C)までの間は出力パスオーバヘッドのデータのSTM
−Nフレームに対する位相を安定的に補償し、パスオー
バヘッドデータを紛失することを回避させることができ
る。
のラッチ手段とパスオーバヘッド出力手段とから構成す
ることで、簡易な回路構成で実現することができる。
説明する。そこで、この一実施例では、POHデータを
ラッチするためのタイミング信号を生成する第1のタイ
ミング信号生成回路と、このタイミング信号生成回路に
従属して動作するPOHデータを出力するためのタイミ
ング信号を生成する第2のタイミング信号生成回路とを
設けることによって、スタッフが発生した場合にも次の
VCまでの間はCPU等を含む制御回路に出力するPO
HデータのSTM−Nフレームに対する位相を補償する
ように構成するものである。
力回路の概要を説明すると、STM−Nフレーム信号か
らPOHデータを分離するデータ分離回路において、S
TM−Nフレーム信号からPOHデータをラッチするタ
イミング信号を生成する第1のタイミング信号生成回路
と、この第1のタイミング信号生成回路の出力するタイ
ミング信号に対応してPOHデータをラッチする第1の
ラッチと、上記第1のタイミング信号生成回路に従属し
て動作し、上記第1のラッチにラッチされたPOHデー
タを制御回路に出力するためのタイミング信号を生成す
る第2のタイミング信号生成回路と、この第2のタイミ
ング信号生成回路の出力するタイミング信号に対応して
上記第1のラッチにラッチされたPOHデータを制御回
路に出力する第2のラッチと、上記第1のタイミング生
成回路と上記第2のタイミング生成回路の動作タイミン
グを制御する遅延回路などを設けて実現しようとするも
のである。
例のデータ分離出力回路の実現のための詳細な構成を説
明する。
1は第1実施例のデータ分離出力回路の機能ブロック図
である。この図1において、データ分離出力回路は、ポ
インタ処理回路11と、入力側のカウンタ12と、コン
パレータ13と、遅延回路16と、タイミング信号生成
回路21、22と、ラッチ19、20とから構成されて
いる。
は、入力SDH信号を与えられると、AUポインタを検
出し、そして、この検出されたAUポインタからSDH
フレームに対するVCの位相を示すオフセット値を抽出
し、このオフセット値をコンパレータ13に与える。
力SDH信号に対するフレームタイミング信号が与えら
れると、入力SDHフレームに対するVCのオフセット
値を計数し、この計数オフセット値をコンパレータ13
に与える。
タ処理回路11から与えられる受信ポインタからのオフ
セット値と、カウンタ12から与えられるSDHフレー
ムに対する計数オフセット値との比較を行い、オフセッ
ト値が一致する場合には一致検出信号を出力する。この
一致検出信号は、入力SDH信号に多重されているVC
の先頭タイミングを表すものである。そして、この一致
検出信号は、タイミング信号生成回路21のカウンタ1
4と、遅延回路16とに与えられる。
た、図1のタイミング信号生成回路21は、カウンタ1
4とデコーダ15とから構成されており、このような構
成から上記一致検出信号より出現する各POHデータを
ラッチするためのタイミング信号を生成し、ラッチ19
に与える。そこで、カウンタ14は、一致検出信号が与
えられると、このカウント14をリセットさせ、このリ
セット後、入力されるVCのバイト数を計数し、このバ
イト数をデコーダ15へ与える。そして、図1のデコー
ダ15は9種類の各POHデータが入力されるバイト数
をデコードし、ラッチ19をラッチするためのタイミン
グ信号を生成し出力する。
与えられると、タイミング生成回路21のデコーダ15
からのタイミング信号によって、入力SDH信号の中の
POHデータをラッチし、このラッチされたPOHデー
タを次のラッチ20へ与える。
タ13から与えられる一致検出信号に対してある所定量
の遅延を与え、この所定量遅延された一致検出信号をタ
イミング信号生成回路22のカウンタ17に与える。即
ち、この遅延回路16は、特に、受信ポインタに正スタ
ッフが発生した場合に、スタッフ後のPOHデータが出
現するタイミングが変わり、ラッチ20の出力でラッチ
出力することができなくなってしまうことを回避させる
ために備えられている。従って、入力されるSDH信号
が、例えば、STM−N(N=1、4、16)の場合、
3×Nバイト以上の遅延をさせる必要がある。そこで、
この実施例では、遅延回路16を、3×Nバイト以上の
遅延をさせ得るシフトレジスタで実現することができ
る。
して、図1のタイミング信号生成回路22は、カウンタ
17と、デコーダ18とから構成されており、このよう
な構成から上述の所定量遅延された一致検出信号から9
種類の各POHデータを出力するためのタイミング信号
を生成し、ラッチ20に与える。そこで、カウンタ17
は、上述の遅延回路16から所定量遅延された一致検出
信号が与えられると、カウンタ17をリセットさせ、こ
のリセット後、POHデータを出力しているバイト数を
計数し、計数値をデコーダ18に与える。そして、デコ
ーダ18は、与えられた計数値から出力を切り替えるバ
イト数をデコードすることで、出力側のラッチ20をラ
ッチするためのタイミング信号を生成し出力する。
のラッチ19でラッチ出力された9種類の各POHデー
タを、タイミング信号生成回路22からのタイミング信
号によって更にラッチして出力する。
実施例のポインタ処理回路11の機能ブロック図であ
る。この図7において、ポインタ処理回路11は、デコ
ーダ11aと、ステートマシン回路11bと、ポインタ
カウンタ11cとから構成されている。そして、デコー
ダ11aは、SDH信号が与えられると、このSDH信
号の中のポインタ遷移条件を抽出し、このポインタ遷移
条件を次のステートマシン回路11bに与える。
て、CCITT勧告G.783においては、有限個の定
型状態によってモデル化されている。即ち、ポインタの
解釈アルゴリズムでは、3つの状態が定義される。つま
り、例えば、図8に示すように、ノーマル状態(J1)
と、警報表示信号(AIS:Alarm Indica
tin Signal)状態(J2)と、LOP(:L
oss Of Pointer)状態(J3)とが定義
されている。
1〜S3)は、連続的な事象(表示)である。例えば、
3つの連続したAIS状態によってノーマル状態からA
IS状態へ遷移する場合がある。また、ノーマル状態か
らノーマル状態への遷移は状態の変化はないが、オフセ
ット値の変更などを行う場合など、図8の遷移(S1〜
S3)以外のいろいろな遷移が起こり得る。
テートマシン回路11bで予め規定していて、ポインタ
の状態によって、適切な遷移条件を抽出し、ポインタカ
ウンタ11cに与える。そして、図7のポインタカウン
タ11cは、遷移条件によって、ポインタカウンタの動
作をアップさせたり、ダウンさせたり、ロードさせた
り、ホールドさせたりする。
は、このような動作によって、SDH信号のフレームの
中のどの位置がVCの先頭であるかを示すカウンタ値
(オフセット値)が出力される。このカウンタ値は、上
述の受信ポインタからのオフセット値として、図1のコ
ンパレータ13に与えられる。
ポインタに正スタッフが発生した場合であっても、スタ
ッフ後のPOHデータが出現するタイミングが変わり、
ラッチ20の出力でラッチ出力することができなくなっ
てしまうことを回避させることができる。
ームとカウンタ12の出力値とを説明する説明図であ
る。この図9において、上述の図1のカウンタ12の出
力値は、0〜782の範囲の値をとり得る。そして、入
力されるSDH信号のフレームに対して固定位相の値で
表される。そして、図10は、一実施例の入力信号例の
説明図である。この図10において、AUポインタ値が
ある値から2フレーム目に正スタッフが生じた場合の入
力信号の動作を示している。そして、図11は、上述の
図10の入力信号に対する図1のコンパレータ13と遅
延回路16の出力信号のタイミングの関係を表してい
る。この図11においては、コンパレータ13の出力
(一致検出信号のタイミング)に対して遅延回路16の
出力がおよそ2バイト遅延されていることを表してい
る。
号に対する図1のタイミング信号生成回路21のカウン
タ14の出力を表す説明図である。この図12におい
て、正スタッフ生じた場合、その前後で入力されるSD
Hフレームとカウンタ12の出力値との位相差が変動す
る。例えば、POHのJ1バイトをラッチする場合、デ
コーダ15はカウンタ14の出力の0をデコードし、ラ
ッチするタイミング信号を生成し、ラッチ19に対して
出力する。
る図1のタイミング生成回路22のカウンタ17の出力
を表す説明図である。カウンタ17はカウンタ12に対
して、AUポインタのオフセット値+所定遅延量分の位
相差をもって動作している。例えば、POHのJIバイ
トをラッチする場合、デコーダ18はカウンタ17の出
力の0をデコードし、ラッチ19に保持されているPO
Hデータをラッチするタイミング信号をラッチ20に対
して出力する。
る最終POHデータの出力を表す説明図である。この図
14において、この実施例で述べているように正スタッ
フが生じた場合においてもPOHデータが紛失されるこ
となく、且つ同一フレームのPOHデータの位相の変動
を吸収するようにしてPOHデータを出力することがで
きる。
施例のデータ分離出力回路によれば、POHデータに対
するラッチタイミングを決めるタイミング信号生成回路
21と、ポインタの受信によってスタッフ発生時のPO
Hデータの紛失を防ぐためにの余裕時間を与えるための
遅延回路16と、この遅延回路16から上記タイミング
信号生成回路21によってラッチ19でラッチされてい
たPOHデータを出力するためのタイミングを決めるタ
イミング信号生成回路22などで構成したことで、受信
ポインタの状態によらずに、簡易な回路で9種類の各P
OHデータを紛失することなく出力することができる。
置や、同期端局装置や、伝送装置や、クロスコネクト装
置などに適用して効果的である。また、回路構成も比較
的に簡単であるので、LSI化にも適している。
15は、第2実施例のデータ分離出力回路の機能ブロッ
ク図である。この図15において、上述の第1実施例の
構成と特徴的な違いは、タイミング信号生成回路22A
と、出力側のパラレル/シリアル変換回路23の部分で
ある。このような構成を採るのは、制御回路との入出力
信号の増加をさけるなどのためにPOHデータ(8ビッ
トパラレルデータ)をシリアル信号で出力することを行
うためである。
0をパラレル/シリアル変換回路23へ置き換えてい
る。更に、図1のタイミング信号生成回路22をタイミ
ング信号生成回路22Aに置き換えている。つまり、カ
ウンタ17と、デコーダ18Aから構成している。そし
て、カウンタ17は、上述の遅延回路16から所定量遅
延された一致検出信号が与えられると、カウンタ17を
リセットさせ、このリセット後、POHデータを出力し
ているバイト数を計数し、計数値をデコーダ18Aに与
える。
た計数値から出力を切り替えるバイト数をデコードする
ことで、出力側のP/S変換回路23でラッチ出力する
ためのタイミング信号を生成し出力する。更に、この第
2実施例では、POHデータをP/S変換回路23から
シリアルデータで出力させるため、このデコーダ18A
は、上述のPOHデータのシルアルデータ出力に同期し
た同期信号やクロック信号なども受信側の制御回路など
のために出力するように構成している。
グ信号生成回路22AとP/S変換回路23以外の構成
については、上述の第1実施例の図1の構成と同様であ
るので、説明を省略する。
例のデータ分離出力回路によれば、POHデータに対す
るラッチタイミングを決めるタイミング信号生成回路2
1と、ポインタの受信によってスタッフ発生時のPOH
データの紛失を防ぐために余裕時間を与えるための遅延
回路16と、この遅延回路16から上記タイミング信号
生成回路21によってラッチ19でラッチされていたP
OHデータを出力するためのタイミングを決めるタイミ
ング信号生成回路22Aなどで構成したことで、受信ポ
インタの状態によらずに、簡易な回路で9種類の各PO
Hデータを紛失することなく出力することができる。
ータをパラレルデータで出力するのでなく、シルアルデ
ータで出力させることができ、受信側の制御回路などに
対してシリアル伝送でき、パラレル伝送に比べ伝送ライ
ンを簡素化することができる。
端装置や、同期端局装置や、伝送装置や、クロスコネク
ト装置などに適用して効果的である。また、回路構成も
比較的に簡単であるので、LSI化にも適している。
16は、第3実施例のデータ分離出力回路の機能ブロッ
ク図である。この図16において、上述の第1実施例の
構成と特徴的に異なる部分は、上述の第1実施例の多段
シフトレジスタ構成による遅延回路16を、図16の遅
延回路16Aの構成に置き換えたことである。この遅延
回路16Aは、加算器24と、コンパレータ25とから
構成されている。
4は、必要な遅延量をポインタ値に加算するものであ
る。そして、この加算結果をコンパレータ25に与え
る。そして、このコンパレータ25は、上記加算結果
と、カウンタ12からの入力SDHフレームに対するV
Cのオフセット値とを比較し、一致する場合は一致検出
信号を出力する。この一致検出信号は次のタイミング信
号生成回路22のカウンタ17に与え、カウンタのリセ
ット用として与えられる。
で、遅延量を多段シストレジスタで構成するよりも、大
きい遅延量を比較的に簡単な構成で実現することができ
る。そして、この図16において、上述の遅延回路16
A以外の構成については、上述の第1実施例の図1の構
成と同様であるので、説明を省略する。
例のデータ分離出力回路によれば、POHデータに対す
るラッチタイミングを決めるタイミング信号生成回路2
1と、ポインタの受信によってスタッフ発生時のPOH
データの紛失を防ぐために余裕時間を与えるための遅延
回路16Aと、この遅延回路16Aから上記タイミング
信号生成回路21によってラッチ19でラッチされてい
たPOHデータを出力するためのタイミングを決めるタ
イミング信号生成回路22などで構成したことで、受信
ポインタの状態によらずに、簡易な回路で9種類の各P
OHデータを紛失することなく出力することができる。
大きい遅延を起こさせる必要がある場合に、比較的に簡
単な構成で必要な遅延を与えることができる。
端装置や、同期端局装置や、伝送装置や、クロスコネク
ト装置などに適用して効果的である。また、回路構成も
比較的に簡単であるので、LSI化にも適している。
の要旨を変更しない範囲で上述の実施例以外の態様が考
えられる。例えば、図7のポインタ処理回路11は、論
理回路などによるハードウエア構成であっても良いし、
プログラム処理のソフトウエア構成で実現することであ
っても良い。
遷移についても、状態遷移S1〜S3以外の遷移も実際
にはあり得る。例えば、3つの連続したAIS状態によ
ってノーマル状態からAIS状態へ変化するなどがあ
る。
は、必要に応じて遅延量を変更し得る可変遅延回路の構
成であっても良い。
路は、上述の装置への適用だけでなく、SDH信号を取
り込み、そして、出力する種々の装置に適用し得る。
力回路は、オフセット値検出手段と、オフセット値計数
手段と、タイミング信号生成手段と、遅延手段と、分離
出力手段とから構成されるので、受信ポインタの状態に
よって、スタッフが発生しても、常に安定的にパスオー
バヘッドのデータを紛失することなくSDH信号から安
定的に分離出力し得る。
機能ブロック図である。
る。
1)である。
2)である。
である。
関係を表す説明図である。
の説明図である。
である。
である。
ック図である。
ック図である。
タ、13…コンパレータ、15、18…デコーダ、1
9、20…ラッチ、21、22…タイミング信号生成回
路。
Claims (2)
- 【請求項1】 情報を収容する仮想コンテナにパスの状
態を表すパスオーバヘッドデータが付与され、しかもポ
インタを用いて上記仮想コンテナが多重化されているS
DH信号を与えられると、ポインタを抽出し、このポイ
ンタから仮想コンテナの位置を表すオフセット値を検出
するオフセット値検出手段と、 上記SDH信号から得られるフレームタイミング信号か
ら仮想コンテナのオフセット値を計数するオフセット値
計数手段と、 上記オフセット値検出手段のオフセット値と、上記オフ
セット値計数手段のオフセット値とから上記SDH信号
に多重化されている仮想コンテナの先頭位置を表すタイ
ミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、 上記タイミング信号生成手段のタイミング信号に対して
所定量の遅延を与える遅延手段と、 上記タイミング信号生成手段のタイミング信号と、上記
遅延手段で遅延されたタイミング信号とから上記SDH
信号のパスオーバヘッドデータを分離出力する分離出力
手段とを備えたことを特徴としたデータ分離出力回路。 - 【請求項2】 上記分離出力手段は、 上記タイミング信号生成手段のタイミング信号から上記
SDH信号の中のパスオーバヘッドデータをラッチする
ラッチ手段と、 上記遅延手段で遅延されたタイミング信号からラッチ出
力タイミング信号を生成し、上記ラッチ手段でラッチさ
れているパスオーバヘッドデータを出力するパスオーバ
ヘッド出力手段とから構成されることを特徴とした請求
項1に記載のデータ分離出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29036993A JP2965449B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | データ分離出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29036993A JP2965449B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | データ分離出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07143088A JPH07143088A (ja) | 1995-06-02 |
JP2965449B2 true JP2965449B2 (ja) | 1999-10-18 |
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ID=17755141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29036993A Expired - Fee Related JP2965449B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | データ分離出力回路 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2965449B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP29036993A patent/JP2965449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07143088A (ja) | 1995-06-02 |
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