JP2690627B2 - 非同期データ伝送方式 - Google Patents
非同期データ伝送方式Info
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- JP2690627B2 JP2690627B2 JP5822991A JP5822991A JP2690627B2 JP 2690627 B2 JP2690627 B2 JP 2690627B2 JP 5822991 A JP5822991 A JP 5822991A JP 5822991 A JP5822991 A JP 5822991A JP 2690627 B2 JP2690627 B2 JP 2690627B2
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCITT勧告の同期
ディジタルハイアラーキ(以下、SDHという)におけ
る光伝送装置に利用する。特に、非同期の映像信号や音
声信号の伝送装置に関する。
ディジタルハイアラーキ(以下、SDHという)におけ
る光伝送装置に利用する。特に、非同期の映像信号や音
声信号の伝送装置に関する。
【0002】この明細書に記載のSTMフレームとは、
SDHのSTM−n階層のフレームであり、STM−1
は、SDHの階層の基準になる1次群で伝送速度は15
5.52ビット/秒であり、その構造を図4に示す。S
TMは、同期転送モジュールを意味する英語の略号であ
る。また、VCは、仮想コンテナを意味する英語の略号
であり、VCデータは、信号を運ぶペイロード容量の単
位であるコンテナ(C−n)とそのコンテナのレベルに
対応したバーチャルコンテナパスオーバヘッド(VC
POH)とからなるバーチャルコンテナに収められたデ
ータである。また、AUは管理ユニットを意味する英語
の略号であり、AUポインタ値は、AUフレーム内のV
Cデータの先頭を示し、図4の1列〜9列の4行目がそ
の収納位置である。
SDHのSTM−n階層のフレームであり、STM−1
は、SDHの階層の基準になる1次群で伝送速度は15
5.52ビット/秒であり、その構造を図4に示す。S
TMは、同期転送モジュールを意味する英語の略号であ
る。また、VCは、仮想コンテナを意味する英語の略号
であり、VCデータは、信号を運ぶペイロード容量の単
位であるコンテナ(C−n)とそのコンテナのレベルに
対応したバーチャルコンテナパスオーバヘッド(VC
POH)とからなるバーチャルコンテナに収められたデ
ータである。また、AUは管理ユニットを意味する英語
の略号であり、AUポインタ値は、AUフレーム内のV
Cデータの先頭を示し、図4の1列〜9列の4行目がそ
の収納位置である。
【0003】
【従来の技術】従来の代表的なディジタルハイアラーキ
に対比して1988年のCCITT勧告による新しいSDH
を図7に示す。SDHは光ファイバを利用する超高速伝
送方式のために統一されたルールであり、156 Mビット
/秒(正確には、155.52Mビット/秒)を基準とし、そ
れより高速度(高多重)の場合は156 ビット/秒のN倍
(Nは整数)とする。図7に示す伝送速度は概数であ
り、表1に各伝送速度の正味通信容量を64ビット/秒の
電話チャネル数に換算した値を示す。
に対比して1988年のCCITT勧告による新しいSDH
を図7に示す。SDHは光ファイバを利用する超高速伝
送方式のために統一されたルールであり、156 Mビット
/秒(正確には、155.52Mビット/秒)を基準とし、そ
れより高速度(高多重)の場合は156 ビット/秒のN倍
(Nは整数)とする。図7に示す伝送速度は概数であ
り、表1に各伝送速度の正味通信容量を64ビット/秒の
電話チャネル数に換算した値を示す。
【表1】
【0004】公称伝送速度は媒体上で伝送する信号全体
の速度の端数をラウンドした値であり、この中には利用
者メッセージの他に伝送制御用信号が付加される。すな
わち、図8のSDHのフレーム構造に示すように、ディ
ジタル伝送システムでは、電話音声信号の標本化周波数
である8kHzの逆数に相当する125 μSごとに一定のビ
ット配列を繰り返す。この配列の構造をフレーム構造と
よぶ。SDHの規格では、図8に示すように、2次配列
でフレーム構造を表現する。1フレームは270×9=243
0バイトすなわち19,944ビットであり、このフレームを
1秒間に8,000回繰り返し、伝送速度は155.52Mビット
/秒になる。
の速度の端数をラウンドした値であり、この中には利用
者メッセージの他に伝送制御用信号が付加される。すな
わち、図8のSDHのフレーム構造に示すように、ディ
ジタル伝送システムでは、電話音声信号の標本化周波数
である8kHzの逆数に相当する125 μSごとに一定のビ
ット配列を繰り返す。この配列の構造をフレーム構造と
よぶ。SDHの規格では、図8に示すように、2次配列
でフレーム構造を表現する。1フレームは270×9=243
0バイトすなわち19,944ビットであり、このフレームを
1秒間に8,000回繰り返し、伝送速度は155.52Mビット
/秒になる。
【0005】利用者メッセージを運ぶのは261 バイト幅
のVC部分であり、左端の9バイト幅のセクションオー
バヘッド(以下、SOHという)部分は制御信号に使わ
れる。STM−1では、VCデータの内容を87バイト
幅に3分割し、それぞれをVC−32と呼ぶ。VC−11は
電話24チャネルに相当する。VC−32の中にもパスオー
バヘッド(以下、POHという)と呼ぶ制御信号の部分
が付加される。
のVC部分であり、左端の9バイト幅のセクションオー
バヘッド(以下、SOHという)部分は制御信号に使わ
れる。STM−1では、VCデータの内容を87バイト
幅に3分割し、それぞれをVC−32と呼ぶ。VC−11は
電話24チャネルに相当する。VC−32の中にもパスオー
バヘッド(以下、POHという)と呼ぶ制御信号の部分
が付加される。
【0006】SDHのフレーム構成は広帯域ISDNの
中核技術であるATM(非同期転送モード)のユーザ・
網インタフェースのフレーム構造の1つとして採用され
ている。
中核技術であるATM(非同期転送モード)のユーザ・
網インタフェースのフレーム構造の1つとして採用され
ている。
【0007】説明を簡単にするために以下のペイロード
をAU−4、VC−4について行う。本発明の適用範囲
が、AU−4、VC−4に限らないのは明らかである。
VC−4をAU−4上で転送する際のSTM−1のマッ
ピング形式を図4に示す。VC−4は9行 261列のペイ
ロード構造であり、最初の1列はパスオーバヘッド(P
OH)に使われている。図4に示されているVC−4の
ペイロードは単一のC−4である。
をAU−4、VC−4について行う。本発明の適用範囲
が、AU−4、VC−4に限らないのは明らかである。
VC−4をAU−4上で転送する際のSTM−1のマッ
ピング形式を図4に示す。VC−4は9行 261列のペイ
ロード構造であり、最初の1列はパスオーバヘッド(P
OH)に使われている。図4に示されているVC−4の
ペイロードは単一のC−4である。
【0008】図5に示されているSTM−1は、AU−
4およびセクションオーバヘッド(SOH)で構成され
ている。VC−4は、AU−4(およびSTM−1)に
対して固定した位相を持たない。AU−4に対するVC
−4の最初のバイトの位置はAU−4ポインタで与えら
れる。なお、AU−4ポインタを含むAU−4はSTM
−1フレーム上の固定した位置を占める。AU−4ポイ
ンタは、VC−4をAU−4フレーム内に柔軟でダイナ
ミックに同期することを可能にする。ダイナミックな同
期とは、VC−4はAU−4フレーム中で異動可能であ
ることを意味する。
4およびセクションオーバヘッド(SOH)で構成され
ている。VC−4は、AU−4(およびSTM−1)に
対して固定した位相を持たない。AU−4に対するVC
−4の最初のバイトの位置はAU−4ポインタで与えら
れる。なお、AU−4ポインタを含むAU−4はSTM
−1フレーム上の固定した位置を占める。AU−4ポイ
ンタは、VC−4をAU−4フレーム内に柔軟でダイナ
ミックに同期することを可能にする。ダイナミックな同
期とは、VC−4はAU−4フレーム中で異動可能であ
ることを意味する。
【0009】AU−4ポインタは、図6に示すように、
H1、H2およびH3バイトに入っている。H1とH2
とに入っているポインタは、VCデータが始まるバイト
の位置を示す。ポインタ機構に割り当てられたふたつの
バイトは図6のとおり1ワードとして見なせる。ポイン
タワードの後ろの10ビット (ビット7〜ビット16) がポ
インタ値を有している。ポインタワードのビット1〜4
(Nビット)は、新データフラッグ(NDF)を運び、
これはペイロードの変化に応じてポイント値を任意に変
更することを可能にする。
H1、H2およびH3バイトに入っている。H1とH2
とに入っているポインタは、VCデータが始まるバイト
の位置を示す。ポインタ機構に割り当てられたふたつの
バイトは図6のとおり1ワードとして見なせる。ポイン
タワードの後ろの10ビット (ビット7〜ビット16) がポ
インタ値を有している。ポインタワードのビット1〜4
(Nビット)は、新データフラッグ(NDF)を運び、
これはペイロードの変化に応じてポイント値を任意に変
更することを可能にする。
【0010】図3は、従来のAUポインタデータを解析
した結果による制御のブロック図である。まず、初めに
図3を用いて従来のAUポインタ制御回路について述べ
る。ATM−1データ15がAUポインタ終端回路18に入
るとAU−4ポインタが分離される。AU−4ポインタ
は、ポインタ値が変わらない通常の状態と、ポインタの
値が変わる3つの状態とがある。通常の状態では、ポイ
ンタはAUフレーム内のVCの先頭を示し、NDFは
「0110」である。次にポインタ値が変わるのは正ス
タッフまたは負スタッフが必要な場合、またそれら以外
の規則でポインタ値が変わる場合である。正スタッフま
たは負スタッフが必要な場合は、図3のスタッフ検出回
路19で図6のポインタ値でIビットの多くが反転してい
るなら正スタッフ動作と判断し、またDビットなら負ス
タッフ動作と判断し、スタッフ制御でWC(ライトクロ
ック)とライトアドレスカウンタへのCK(クロック)
を変えて書き込むタイミングを直す。この場合にNDF
は「0110」である。正スタッフまたは負スタッフ動
作以外でポインタ値が変わる場合は、ポインタ変更検出
回路20でNDFが「1001」であることを検出してL
D(ロード信号)を流すことにより、ポインタレジスタ
21に記憶してある変更したポインタ値をリードアドレス
カウンタ24の初期値としてリードアドレスをカウントさ
せバッファ25で読み込みを行う。
した結果による制御のブロック図である。まず、初めに
図3を用いて従来のAUポインタ制御回路について述べ
る。ATM−1データ15がAUポインタ終端回路18に入
るとAU−4ポインタが分離される。AU−4ポインタ
は、ポインタ値が変わらない通常の状態と、ポインタの
値が変わる3つの状態とがある。通常の状態では、ポイ
ンタはAUフレーム内のVCの先頭を示し、NDFは
「0110」である。次にポインタ値が変わるのは正ス
タッフまたは負スタッフが必要な場合、またそれら以外
の規則でポインタ値が変わる場合である。正スタッフま
たは負スタッフが必要な場合は、図3のスタッフ検出回
路19で図6のポインタ値でIビットの多くが反転してい
るなら正スタッフ動作と判断し、またDビットなら負ス
タッフ動作と判断し、スタッフ制御でWC(ライトクロ
ック)とライトアドレスカウンタへのCK(クロック)
を変えて書き込むタイミングを直す。この場合にNDF
は「0110」である。正スタッフまたは負スタッフ動
作以外でポインタ値が変わる場合は、ポインタ変更検出
回路20でNDFが「1001」であることを検出してL
D(ロード信号)を流すことにより、ポインタレジスタ
21に記憶してある変更したポインタ値をリードアドレス
カウンタ24の初期値としてリードアドレスをカウントさ
せバッファ25で読み込みを行う。
【0011】すなわち、AU−4ポインタ制御には、ポ
インタ制御とスタッフ制御との2種類があるが、従来例
のAUポインタ制御回路11では、図3に示すポインタ変
更検出回路20でポインタ変更フラグ(NDFフラグ)の
検出または同一値の3回連続受信でポインタが変更され
たことを検出し、新たなポインタ値を使用してVC4デ
ータの位相合わせを行う。
インタ制御とスタッフ制御との2種類があるが、従来例
のAUポインタ制御回路11では、図3に示すポインタ変
更検出回路20でポインタ変更フラグ(NDFフラグ)の
検出または同一値の3回連続受信でポインタが変更され
たことを検出し、新たなポインタ値を使用してVC4デ
ータの位相合わせを行う。
【0012】AU−4ポインタによる位相合わせの機能
は、図2および図3で共通であり、STM−1データの
先頭位置をフレームの先頭とすると、バッファ25から出
力されるVC−4データの先頭データが送信装置で設定
したAU4ポインタ値で指定されたデータになるように
制御する。図2および図3で、STM−1データのフレ
ーム先頭位置のタイミングでバッファ25の書き込みアド
レスと読み出しアドレスとを生成するライトアドレスカ
ウンタ23とリードアドレスカウンタ24とに初期値をロ
ードする。ライトアドレスカウンタ23とリードアドレス
カウンタ24とはともに1フレームのVC−4のバイトで
ある2349(=261 ×9)進カウンタであり、初期値はラ
イトアドレスカウンタ23は「0」であり、リードアドレ
スカウンタ24はポインタレジスタ21の出力である。ロー
ドされた値は、再度ロード信号を受け付けるまでライト
アドレスカウンタ23およびリードアドレスカウンタ24は
記憶している。
は、図2および図3で共通であり、STM−1データの
先頭位置をフレームの先頭とすると、バッファ25から出
力されるVC−4データの先頭データが送信装置で設定
したAU4ポインタ値で指定されたデータになるように
制御する。図2および図3で、STM−1データのフレ
ーム先頭位置のタイミングでバッファ25の書き込みアド
レスと読み出しアドレスとを生成するライトアドレスカ
ウンタ23とリードアドレスカウンタ24とに初期値をロ
ードする。ライトアドレスカウンタ23とリードアドレス
カウンタ24とはともに1フレームのVC−4のバイトで
ある2349(=261 ×9)進カウンタであり、初期値はラ
イトアドレスカウンタ23は「0」であり、リードアドレ
スカウンタ24はポインタレジスタ21の出力である。ロー
ドされた値は、再度ロード信号を受け付けるまでライト
アドレスカウンタ23およびリードアドレスカウンタ24は
記憶している。
【0013】なお、AU−4ポインタのもうひとつの機
能であるスタッフ制御は、図2および図3で共通であ
り、ポインタ値からスタッフコードを検出し、スタッフ
バイトの書き込みまたは削除をライトアドレスカウンタ
23に入力するクロック数を制御することにより行われ
る。すなわち、正スタッフは書き込みクロックを追加挿
入し、負スタッフは書き込みクロック数を削減する。一
方、読み出しクロック数はVC−4データの通常のバイ
ト数で固定されている。
能であるスタッフ制御は、図2および図3で共通であ
り、ポインタ値からスタッフコードを検出し、スタッフ
バイトの書き込みまたは削除をライトアドレスカウンタ
23に入力するクロック数を制御することにより行われ
る。すなわち、正スタッフは書き込みクロックを追加挿
入し、負スタッフは書き込みクロック数を削減する。一
方、読み出しクロック数はVC−4データの通常のバイ
ト数で固定されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、AU−4ポインタデータを解析した結果による制御
が行われる。AU−4ポインタの変更はAUポインタデ
ータで識別できフレーム単位で制御される。AU−4ポ
インタによるVC−4位相制御機能にはAU−4ポイン
タの変更とスタッフ制御の2種類があり、AU−ポイン
タの変更の場合に通常VC−4データの不連続が発生す
る。AU−4ポインタの変更時にデータの不連続が生じ
るが、VC−4データが特に映像符号データや音声符号
データの場合にポインタ変更によるVC−4位相の変更
制御にかかる時間は数ms〜数十msかかっても実用上
問題にならないような余裕がある。
は、AU−4ポインタデータを解析した結果による制御
が行われる。AU−4ポインタの変更はAUポインタデ
ータで識別できフレーム単位で制御される。AU−4ポ
インタによるVC−4位相制御機能にはAU−4ポイン
タの変更とスタッフ制御の2種類があり、AU−ポイン
タの変更の場合に通常VC−4データの不連続が発生す
る。AU−4ポインタの変更時にデータの不連続が生じ
るが、VC−4データが特に映像符号データや音声符号
データの場合にポインタ変更によるVC−4位相の変更
制御にかかる時間は数ms〜数十msかかっても実用上
問題にならないような余裕がある。
【0015】本発明は、この余裕を利用してポインタ制
御回路を簡略化する。ポインタに位相ずれが発生する
と、VC−4データ誤り率劣化情報は閾値以上になる。
この値は通常の誤り率劣化閾値よりはるかに悪い値にな
るために明確に区別することができる。このVC−4デ
ータに含まれるデータ誤り率劣化監視情報の差を利用し
て一定の誤り率以上を検出することにより、AU−4ポ
インタによりVC−4の位相ずれを検出し、これをトリ
ガにAU−4ポインタの変更を行い、AUポインタ制御
回路の簡略化と、VC−4データ誤り率劣化監視を実現
する手段を提供することを目的とする。
御回路を簡略化する。ポインタに位相ずれが発生する
と、VC−4データ誤り率劣化情報は閾値以上になる。
この値は通常の誤り率劣化閾値よりはるかに悪い値にな
るために明確に区別することができる。このVC−4デ
ータに含まれるデータ誤り率劣化監視情報の差を利用し
て一定の誤り率以上を検出することにより、AU−4ポ
インタによりVC−4の位相ずれを検出し、これをトリ
ガにAU−4ポインタの変更を行い、AUポインタ制御
回路の簡略化と、VC−4データ誤り率劣化監視を実現
する手段を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、同期ディジタ
ルハイアラーキによる同期網を使用し、非同期データを
伝送する非同期データ伝送方式において、非同期データ
の水平パリティを計算し、パリティビットとして非同期
データとともに同期転送モジュールフレームに多重する
手段を含む送信装置と、この送信装置から上記同期ディ
ジタルハイアラーキによる同期網を介して伝送される同
期転送モジュールフレームからAU−4ポインタを終端
する回路、AU−4ポインタに従って仮想コンテナデー
タの位相を調整するフレームアライナ回路、仮想コンテ
ナデータから非同期データと上記パリティビットとを分
離する回路および分離した非同期データの水平パリティ
を計算し、フレーム単位に上記パリティビットと比較し
てフレーム単位の誤り率劣化を検出する回路を含む受信
装置とを備えた非同期データ伝送方式において、上記受
信装置は、上記誤り率劣化を検出する回路の出力により
上記フレームアライナ回路に仮想コンテナデータの位相
を再設定させる手段を含むことを特徴とする。
ルハイアラーキによる同期網を使用し、非同期データを
伝送する非同期データ伝送方式において、非同期データ
の水平パリティを計算し、パリティビットとして非同期
データとともに同期転送モジュールフレームに多重する
手段を含む送信装置と、この送信装置から上記同期ディ
ジタルハイアラーキによる同期網を介して伝送される同
期転送モジュールフレームからAU−4ポインタを終端
する回路、AU−4ポインタに従って仮想コンテナデー
タの位相を調整するフレームアライナ回路、仮想コンテ
ナデータから非同期データと上記パリティビットとを分
離する回路および分離した非同期データの水平パリティ
を計算し、フレーム単位に上記パリティビットと比較し
てフレーム単位の誤り率劣化を検出する回路を含む受信
装置とを備えた非同期データ伝送方式において、上記受
信装置は、上記誤り率劣化を検出する回路の出力により
上記フレームアライナ回路に仮想コンテナデータの位相
を再設定させる手段を含むことを特徴とする。
【0017】
【作用】AUポインタデータを解析をした結果による制
御に代わり、VC−nデータに含まれるデータ誤り率劣
化監視情報を利用してAU−4ポインタによるVC−n
位相ずれを検出し、これをトリガにAUポインタの変更
を行う。
御に代わり、VC−nデータに含まれるデータ誤り率劣
化監視情報を利用してAU−4ポインタによるVC−n
位相ずれを検出し、これをトリガにAUポインタの変更
を行う。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、この実施例の簡単なブロック図
である。以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、この実施例の構成を示すブロック構成図で
あり、図2は、図1のAUポインタ制御回路の構成を示
すブロック構成図である。すなわち、この実施例は、図
1および図2に示すように、非同期データの水平パリテ
ィを計算し、パリティビットとして非同期データととも
にSTM−1フレームに多重する手段であるパリティ演
算回路5およびパリティバイト挿入回路6からなる送信
装置と、この送信装置からSDHによる同期網を介して
伝送されるSTMフレームからAU−4ポインタを終端
する回路であるAUポインタ終端回路18(AUポインタ
制御回路11の一部)、AU−4ポインタに従ってVCデ
ータの位相を調整するフレームアライナ回路であるAU
ポインタ制御回路11、VCデータから非同期データと上
記パリティビットとを分離する回路である映像符号化デ
ータ分離回路12および分離した非同期データの水平パリ
ティを計算し、フレーム単位に上記パリティビットと比
較してフレーム単位の誤り率劣化を検出する回路である
パリティチェック演算回路13および誤り率劣化検出回路
14からなる受信装置とを備え、さらに、本発明の特徴と
する手段として、上記受信装置は、上記誤り率劣化を検
出する回路の出力により上記フレームアライナ回路にV
Cデータの位相を再設定させる手段であるリードアドレ
スカウンタ24(AUポインタ制御回路11の一部)を備え
る。
して説明する。図1は、この実施例の簡単なブロック図
である。以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、この実施例の構成を示すブロック構成図で
あり、図2は、図1のAUポインタ制御回路の構成を示
すブロック構成図である。すなわち、この実施例は、図
1および図2に示すように、非同期データの水平パリテ
ィを計算し、パリティビットとして非同期データととも
にSTM−1フレームに多重する手段であるパリティ演
算回路5およびパリティバイト挿入回路6からなる送信
装置と、この送信装置からSDHによる同期網を介して
伝送されるSTMフレームからAU−4ポインタを終端
する回路であるAUポインタ終端回路18(AUポインタ
制御回路11の一部)、AU−4ポインタに従ってVCデ
ータの位相を調整するフレームアライナ回路であるAU
ポインタ制御回路11、VCデータから非同期データと上
記パリティビットとを分離する回路である映像符号化デ
ータ分離回路12および分離した非同期データの水平パリ
ティを計算し、フレーム単位に上記パリティビットと比
較してフレーム単位の誤り率劣化を検出する回路である
パリティチェック演算回路13および誤り率劣化検出回路
14からなる受信装置とを備え、さらに、本発明の特徴と
する手段として、上記受信装置は、上記誤り率劣化を検
出する回路の出力により上記フレームアライナ回路にV
Cデータの位相を再設定させる手段であるリードアドレ
スカウンタ24(AUポインタ制御回路11の一部)を備え
る。
【0019】次に、この実施例の動作を図に基づき説明
する。この実施例では、図1に示すように、映像符号化
データ1は送信装置から同期網9を介して受信装置に伝
送され、映像符号化データ2として出力される。
する。この実施例では、図1に示すように、映像符号化
データ1は送信装置から同期網9を介して受信装置に伝
送され、映像符号化データ2として出力される。
【0020】先ず、送信装置では、パリティ演算回路5
で映像符号化データ1について伝送路上の符号誤りを監
視するための水平パリティバイトを同期網9のフレーム
単位に計算し、パリティバイト挿入回路6でこの計算さ
れた水平パリティバイトを映像符号化データ1に挿入す
る。そのデータを映像符号データ多重回路7でC−4フ
レームにマッピングし、さらに、オーバヘッド挿入回路
8で、このC−4データにオーバヘッドの各バイトと固
定値のAU−4ポインタを挿入してSTM−1データを
生成し、同期網9に出力する。同期網9では、STM−
1データのAU−4ポインタを付け替えて受信装置に伝
送する。受信装置では、同期網9からのSTM−1デー
タのオーバヘッドデータをオーバヘッド終端回路10で終
端してAU−4データを生成する。次に、AUポインタ
制御回路11でAU−4ポインタの終端およびVC−4デ
ータのフレーム先頭位置に対する位相合わせを行う。
で映像符号化データ1について伝送路上の符号誤りを監
視するための水平パリティバイトを同期網9のフレーム
単位に計算し、パリティバイト挿入回路6でこの計算さ
れた水平パリティバイトを映像符号化データ1に挿入す
る。そのデータを映像符号データ多重回路7でC−4フ
レームにマッピングし、さらに、オーバヘッド挿入回路
8で、このC−4データにオーバヘッドの各バイトと固
定値のAU−4ポインタを挿入してSTM−1データを
生成し、同期網9に出力する。同期網9では、STM−
1データのAU−4ポインタを付け替えて受信装置に伝
送する。受信装置では、同期網9からのSTM−1デー
タのオーバヘッドデータをオーバヘッド終端回路10で終
端してAU−4データを生成する。次に、AUポインタ
制御回路11でAU−4ポインタの終端およびVC−4デ
ータのフレーム先頭位置に対する位相合わせを行う。
【0021】さて、本発明では、図3に示すAUポイン
タ制御に代わる方式を提供するものである。受信装置
で、VC−4データはバスオーバヘッドが終端されてC
−4データになり、映像符号化データ分離回路12で映像
符号化データが分離される。この映像符号化データには
伝送路による伝送誤り率劣化監視用の水平パリティが送
信装置で付加されており、このバイトとパリティチェッ
ク演算回路13で受信装置で演算されたパリティビットと
を比較し、これにより誤り率劣化検出回路14はフレーム
単位で誤り率を監視する。通常、誤り率は10-5ないし10
-9である。ここで、図2に示すAUポインタ制御回路11
はAU−4ポインタの変更を検出しないので、AU−4
ポインタが変更されると誤ったポインタ値でVC−4デ
ータの位相合わせが行われて映像符号化データの水平パ
リティは誤った値になり、誤り率劣化検出回路14は通常
の誤り率に比べて著しく高い値の誤り率を検出する。こ
の検出信号をポインタ再設定信号4としてAUポインタ
制御回路11に出力する。
タ制御に代わる方式を提供するものである。受信装置
で、VC−4データはバスオーバヘッドが終端されてC
−4データになり、映像符号化データ分離回路12で映像
符号化データが分離される。この映像符号化データには
伝送路による伝送誤り率劣化監視用の水平パリティが送
信装置で付加されており、このバイトとパリティチェッ
ク演算回路13で受信装置で演算されたパリティビットと
を比較し、これにより誤り率劣化検出回路14はフレーム
単位で誤り率を監視する。通常、誤り率は10-5ないし10
-9である。ここで、図2に示すAUポインタ制御回路11
はAU−4ポインタの変更を検出しないので、AU−4
ポインタが変更されると誤ったポインタ値でVC−4デ
ータの位相合わせが行われて映像符号化データの水平パ
リティは誤った値になり、誤り率劣化検出回路14は通常
の誤り率に比べて著しく高い値の誤り率を検出する。こ
の検出信号をポインタ再設定信号4としてAUポインタ
制御回路11に出力する。
【0022】図2で、ポインタ再設定信号4はリードア
ドレスカウンタ24にロード信号として与えられ、変更さ
れた新たなAU−4ポインタがリードアドレスカウンタ
24にロードされる。これにより、VC−4データの位相
が調整され、映像符号化データが正しく分離され、誤り
率劣化検出回路14による誤り率の検出値が通常の伝送路
誤り率になり、AU−4ポインタの再設定制御が完了す
る。
ドレスカウンタ24にロード信号として与えられ、変更さ
れた新たなAU−4ポインタがリードアドレスカウンタ
24にロードされる。これにより、VC−4データの位相
が調整され、映像符号化データが正しく分離され、誤り
率劣化検出回路14による誤り率の検出値が通常の伝送路
誤り率になり、AU−4ポインタの再設定制御が完了す
る。
【0023】すなわち、本発明では、図3のポインタ変
更検出回路20でNDFを検出してポインタ値に変更があ
ったか否かを判断する動作を、図2に示すように図3か
らポインタ変更検出回路20を取り除き、VC−4データ
に含まれるデータ誤り率劣化監視情報を利用し、一定の
誤り率以上を検出しポインタ再設定信号としてAUポイ
ンタ制御回路11にフィードバックさせることにより行う
ものである。このようにVC−4データ誤り率監視情報
を利用することにより、VC−4データの誤り監視とA
U−4ポインタ監視とを同一の回路で行うことができ、
回路の簡略化が図れる。
更検出回路20でNDFを検出してポインタ値に変更があ
ったか否かを判断する動作を、図2に示すように図3か
らポインタ変更検出回路20を取り除き、VC−4データ
に含まれるデータ誤り率劣化監視情報を利用し、一定の
誤り率以上を検出しポインタ再設定信号としてAUポイ
ンタ制御回路11にフィードバックさせることにより行う
ものである。このようにVC−4データ誤り率監視情報
を利用することにより、VC−4データの誤り監視とA
U−4ポインタ監視とを同一の回路で行うことができ、
回路の簡略化が図れる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、AUポ
インタデータを解析した結果による制御ではなく、VC
−nデータに含まれるデータ誤り率監視情報を利用する
ことにより、VC−nデータの誤り率監視とAU−nポ
インタ監視とを同一の回路で行うことができるので、A
Uポインタ変更回路を簡略化できる効果がある。
インタデータを解析した結果による制御ではなく、VC
−nデータに含まれるデータ誤り率監視情報を利用する
ことにより、VC−nデータの誤り率監視とAU−nポ
インタ監視とを同一の回路で行うことができるので、A
Uポインタ変更回路を簡略化できる効果がある。
【図1】 本発明実施例の構成を示すブロック構成図。
【図2】 図1に示すAUポインタ制御回路の構成を示
すブロック構成図。
すブロック構成図。
【図3】 従来のAUポインタ制御回路の構成を示すブ
ロック構成図。
ロック構成図。
【図4】 VC−4のSTM−1へのマッピング図。
【図5】 AU−4ポインタのオフセット数。
【図6】 AU−4ポインタ(H1,H2,H3)のコ
ード。
ード。
【図7】 ディジタルハイアラーキの構成を示す図。
【図8】 SDHのフレーム構造を示す図。
【符号の説明】 1 映像符号化データ 2 映像符号化データ 3 誤り率劣化警報 4 ポインタ再設定信号 5 パリティ演算回路 6 パリティバイト挿入回路 7 映像符号データ多重回路 8 オーバヘッド挿入回路 9 同期網 10 オーバヘッド終端回路 11 AUポインタ制御回路 12 映像符号化データ分離回路 13 パリティチェック演算回路 14 誤り率劣化検出回路 15 STM−1データ 16 VC−4データ 17 伝送路クロック 18 AUポインタ終端回路 19 スタッフ検出回路 20 ポインタ変更検出回路 21 ポインタレジスタ 22 スタッフ制御回路 23 ライトアドレスカウンタ 24 リードアドレスカウンタ 25 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−193430(JP,A) 特開 平2−272925(JP,A) 特開 平3−222538(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 同期ディジタルハイアラーキによる同期
網を使用し、非同期データを伝送する非同期データ伝送
方式において、非同期データの水平パリティを計算し、
パリティビットとして非同期データとともに同期転送モ
ジュールフレームに多重する手段を含む送信装置と、こ
の送信装置から上記同期ディジタルハイアラーキによる
同期網を介して伝送される同期転送モジュールフレーム
から管理ユニットポインタを終端する回路、管理ユニッ
トポインタに従って仮想コンテナデータの位相を調整す
るフレームアライナ回路、仮想コンテナデータから非同
期データと上記パリティビットとを分離する回路および
分離した非同期データの水平パリティを計算し、フレー
ム単位に上記パリティビットと比較してフレーム単位の
誤り率劣化を検出する回路を含む受信装置とを備えた非
同期データ伝送方式において、上記受信装置は、上記誤
り率劣化を検出する回路の出力により上記フレームアラ
イナ回路に仮想コンテナデータの位相を再設定させる手
段を含むことを特徴とする非同期データ伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5822991A JP2690627B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 非同期データ伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5822991A JP2690627B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 非同期データ伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04273731A JPH04273731A (ja) | 1992-09-29 |
JP2690627B2 true JP2690627B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13078257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5822991A Expired - Lifetime JP2690627B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 非同期データ伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2690627B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07170239A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-07-04 | Nec Corp | ペイロードポインタ方式 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP5822991A patent/JP2690627B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04273731A (ja) | 1992-09-29 |
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