JP2822965B2 - 対局エラー伝送装置 - Google Patents

対局エラー伝送装置

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JP2822965B2
JP2822965B2 JP34212295A JP34212295A JP2822965B2 JP 2822965 B2 JP2822965 B2 JP 2822965B2 JP 34212295 A JP34212295 A JP 34212295A JP 34212295 A JP34212295 A JP 34212295A JP 2822965 B2 JP2822965 B2 JP 2822965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対局から送られて
きた信号に含まれる誤りの個数を検出しこれを対局に向
けて送信する信号に挿入して通知する対局エラー伝送装
置に係わり、特にフレーム構成された信号のオーバーヘ
ッド部分に誤りの個数を表わした情報を挿入して通知す
る対局エラー伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上り伝送路と下り伝送路によって双方向
に結ばれた2つの送受信局間では、受信した信号から検
出された誤りの個数を相手局に送り返し、互いに伝送路
の状態の監視を行うようになっている。たとえば、同期
ディジタルハイアラキに準拠した伝送装置では、オーバ
ーヘッド部分を有するフレーム構成にして情報を伝送す
るとともに、誤りの個数などのエラー情報をこのオーバ
ーヘッド部分に挿入して相手局に通知している。このよ
うに対局から送られてきた信号に発生した誤りは対局エ
ラーと呼ばれている。
【0003】同期ディジタルハイアラキに準拠した伝送
装置では、伝送すべき情報を階層化したフレーム構成に
よって伝送している。同期ディジタルハイアラキについ
ては、Recommendation of The G.700-Series Submitted
for Approval at THE Xth CCITT Plenary Assembly 19
92.7の第52ページに開示されている。たとえば、階層
化されたうちのVC(Virtual Container)−4パス区間
では、そのオーバーヘッド部分に含まれるB3バイトと
呼ばれる領域の情報を処理することにより対局エラーを
検出している。
【0004】B3バイト処理によって、受信した信号の
1フレームに含まれるビット誤りを8個まで検出するこ
とができる。B3バイト処理により検出された伝送誤り
の個数は4ビットの2進数で表わされ、オーバーヘッド
部分のG1バイトと呼ばれる領域の第1〜第4ビットを
用いて対局に送り返される。
【0005】対局から受信したVC−4パスの1フレー
ムから検出された誤りの個数は、対局に送信するVC−
4パスの1つのフレーム内のG1バイトを用いて通知さ
れる。通常は、上り伝送路と下り伝送路の伝送容量が同
一であり、対局間で送受信されるフレームの数が等しい
ので、全てのフレームについての対局エラーを相手局に
送り返すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、発展しつつある
マルチメディア伝送では、一般に下り方向の伝送路の伝
送容量が上り方向のそれよりも大きい。このように上り
と下りの伝送容量が非対象な場合には、伝送容量の大き
い伝送路を通じて受信した全てのフレームについての誤
りの個数を、伝送容量の小さい伝送路を通じて相手局に
送り返すことができないという問題がある。
【0007】そこで本発明の目的は、受信信号から検出
された誤りの個数を対局から自局への伝送路よりも伝送
容量の少ない伝送路を通じて対局に通知することのでき
る対局エラー伝送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、対局から送られてくるフレーム化された信号を受信
する受信手段と、この受信手段によって受信した信号に
含まれる誤りを検出しフレームごとの誤りの個数を表わ
した誤り個数情報を出力する誤り検出手段と、この誤り
検出手段の出力する誤り個数情報の示す誤りの個数を2
以上の所定数のフレーム分積算した積算誤り個数情報を
出力する積算手段とをそれぞれ有する複数の誤り積算受
信手段と、誤り個数情報をこれら誤り積算受信手段の数
だけ格納できるよりも小さい大きさの誤り個数情報格納
領域を有するフレーム構成の信号を対局に送信する送信
手段と、複数の積算手段から出力される積算誤り個数情
報をこの送信手段の送信する複数のフレームの誤り個数
情報格納領域に振り分けて挿入する挿入手段とを対局エ
ラー伝送装置に具備させている。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、各受信
手段ごとにそれぞれ誤りの個数を複数フレーム分積算
し、これを送信手段の送信する複数のフレームに分けて
挿入している。複数フレーム分の誤りの個数を積算した
値を表わすために要するビット数は、同数のフレーム分
の誤りの個数をフレームごとに個別に表わすのに要する
ビット数よりも少なくなる。たとえば、1つのフレーム
の誤りの個数を表わすのに要する最大ビット数が4ビッ
トであるとすると、3フレーム分を積算した最大の誤り
の個数を表わすには6ビット有ればよい。送信手段の送
信するフレームの有する誤り個数情報格納領域が4ビッ
トであるとすると、積算したフレーム数と等しい3フレ
ーム分で12ビットの領域を得ることができる。
【0010】したがって、送信手段の送信するフレーム
を3つ用いればそれぞれ6ビットで表された積算後の誤
りの個数を2つ伝送できる。すなわち、積算しない場合
には、1つの伝送路についての誤りの個数しか伝送でき
ないが、3フレーム分の誤りの個数を積算することによ
り2つの伝送路についての誤り個数を通知することがで
きる。
【0011】請求項2記載の発明では、対局から送られ
てくるフレーム化された信号を受信する受信手段と、こ
の受信手段によって受信した信号に含まれる誤りを検出
しフレームごとの誤りの個数を表わした誤り個数情報を
出力する誤り検出手段と、この誤り検出手段の出力する
誤り個数情報の示す誤りの個数を2以上の所定数のフレ
ーム分積算した積算誤り個数情報を出力する積算手段と
をそれぞれ有する複数の誤り積算受信手段と、誤り個数
情報をこれら誤り積算受信手段の数だけ格納できるより
も小さい大きさの誤り個数情報格納領域を有するフレー
ム構成の信号を対局に送信する送信手段と、複数の積算
手段から出力される積算誤り個数情報をこの送信手段の
送信する複数のフレームの誤り個数情報格納領域に振り
分けて挿入する挿入手段とを備えた第1の伝送手段と、
この第1の伝送手段の送信手段から送信された信号を受
信する信号受信手段と、この信号受信手段によって受信
した各フレームの誤り個数情報格納領域に格納されてい
る情報を抽出する抽出手段と、この抽出手段によって複
数のフレームから抽出された情報を誤り積算受信手段ご
との積算誤り個数情報に分離する誤り個数情報分離手段
とを備えた第2の伝送手段とを対局エラー伝送装置に具
備させている。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
伝送装置は、各受信手段ごとにそれぞれ誤りの個数を複
数フレーム分積算し、これを送信手段の送信する複数の
フレームに分けて挿入している。第2の伝送装置は、第
1の伝送装置から送られてくる信号を受信し、各フレー
ムの誤り個数情報格納領域に格納されている情報を抽出
する。そして、複数のフレームから抽出された情報を各
受信手段ごとの積算誤り個数情報に分離している。
【0013】請求項3記載の発明では、挿入手段は、積
算誤り個数情報の挿入される複数のフレームのうちの先
頭のフレームを識別するための同期情報を誤り個数情報
格納領域に挿入する同期情報挿入手段を具備している。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、積算誤
り個数情報の挿入される複数のフレームの先頭位置を識
別するための同期情報を誤り個数情報格納領域に挿入し
ている。
【0015】請求項4記載の発明では、挿入手段は、送
信手段によって送信されるフレームの数を2以上の所定
数まで繰り返し計数する計数手段と、この計数手段の計
数値を基に所定数のフレームを単位としたマルチフレー
ムの先頭を識別するための同期情報を誤り個数情報格納
領域に挿入する同期情報挿入手段と、計数手段の計数値
を基に複数の積算手段から出力される積算誤り個数情報
をマルチフレームの各フレームの誤り個数情報格納領域
に振り分けて挿入する積算誤り個数情報挿入手段とを具
備している。
【0016】すなわち請求項4記載の発明では、送信手
段の送信するフレーム数をカウンタにより所定数まで繰
り返し計数する。このカウンタで計数される所定数のフ
レームを単位としたマルチフレームに複数の受信手段に
ついての積算誤り個数情報を振り分けて挿入する。ま
た、カウンタの計数値を基にしてマルチフレームの同期
情報を挿入するとともに、カウンタの計数値を基に各受
信手段からの積算誤り個数情報をどのフレームに振り分
けて挿入すべきか認識するようになっている。
【0017】請求項5記載の発明では、誤り個数情報分
離手段は、抽出手段によって抽出された情報の中から積
算誤り個数情報の挿入された複数のフレームのうちの先
頭のフレームを識別するための同期情報を抽出する同期
情報抽出手段と、抽出手段により複数のフレームから抽
出された情報をこの同期情報抽出手段で抽出された同期
情報を基準に誤り受信手段ごとの積算誤り個数情報に分
離する分離手段とを具備している。
【0018】すなわち請求項5記載の発明では、積算誤
り個数情報領域に挿入されている同期情報を基にして誤
り受信手段ごとに積算誤り個数情報を分離している。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における対局エラ
ー伝送装置の構成の概要を表わしたものである。この装
置では、同期ディジタルハイアラキで規定されるVC−
4信号を伝送するようになっている。第1の伝送装置1
1および第2の伝送装置12は、それぞれVC−4信号
のパス終端を行う。
【0021】第1の伝送装置11から第2の伝送装置1
2に向けて信号を伝送する第1の伝送路13は、62
2.08メガビットパーセコンド(Mbps)の伝送容
量を備えており、4つのVC−4信号が多重化されて伝
送される。第2の伝送装置12から第1の伝送装置11
に向かう第2の伝送路14は、155.52Mbpsの
伝送容量を備えており、1つのVC−4信号が伝送され
る。
【0022】第1の伝送装置11は、第1〜第4のVC
−4信号211 〜214 を多重化する多重化回路22
と、多重化された信号を第1の伝送路13を通じて第2
の伝送装置12に送信する送信回路23を備えている。
また、第2の伝送路14を通じて第2の伝送装置12か
ら送られてくるVC−4信号を受信する受信回路24を
備えている。受信回路24によって受信されたVC−4
信号は、そのヘッダ部分から誤りの個数を表わした情報
および同期情報を抽出するFEBE情報抽出回路25に
入力されている。また受信回路24はVC−4信号の各
フレームを受信するごとに、フレームの先頭位置のタイ
ミングを表わした受信フレームパルス26を出力する。
【0023】FEBE情報抽出回路25は、抽出した同
期情報を基にして12フレームを単位としたマルチフレ
ームの先頭位置を認識するためのFEBEフレーム表示
信号27を出力する。受信回路24の出力する受信フレ
ームパルス26およびFEBEフレーム表示信号27
は、カウンタ28に入力されている。カウンタ28は、
フレームパルス26を計数するとともに、FEBEフレ
ーム表示信号27が入力されるごとにリセットされる。
FEBEフレーム表示信号27はVC−4の12フレー
ムごとに出力されるので、カウンタ28は12進カウン
タとして動作する。
【0024】カウンタ28の計数値を表わしたフレーム
番号表示信号29およびFEBE抽出回路25によって
抽出された情報は、FEBE分離回路32に入力されて
いる。FEBE分離回路32は、フレーム番号表示信号
29を基にしてFEBE抽出回路25からの情報がマル
チフレーム中の何番目のフレームに対応しているか認識
し、その情報を4つのVC−4信号211 〜214 のそ
れぞれに対応させて分離する回路である。
【0025】第2の伝送装置12は、第1の伝送路13
を通じて送られてくる信号を受信する受信回路41と、
受信した信号を4つのVC−4信号421 〜424 に分
離する分離回路43を備えている。分離回路43の出力
する第1のVC−4信号42 1 は、第1のFEBE積算
回路441 に入力されている。第2のVC−4信号42
2 は第2のFEBE積算回路442 に、第3のVC−4
信号423 は第3のFEBE積算回路443 に、そして
第4のVC−4信号424 は第4のFEBE積算回路4
4 にそれぞれ入力されている。
【0026】第1のFEBE積算回路441 は、入力さ
れたVC−4信号のビット誤りを検出するエラー検出回
路45と、エラー検出回路45によって検出されたビッ
ト誤りの個数を12フレーム分ごとに積算しかつ保持す
る積算回路46を備えている。第1のFEBE積算回路
441 は、12フレーム分のビット誤りの個数を表わし
た第1の積算誤り個数信号471 を出力する。第2〜第
4のFEBE積算回路442 〜444 の構成は、第1の
FEBE積算回路441 と同様である。これらからは第
2〜第4の積算誤り個数信号472 〜474 が出力され
る。
【0027】第1〜第4の積算誤り個数信号471 〜4
4 は、これらのうちのいずれか1つを選択する第1の
セレクタ48に入力されている。カウンタ49には、第
2の伝送装置12の送信するVC−4信号の各フレーム
の先頭位置のタイミングを表わした送信フレームパルス
51がクロックとして入力されている。カウンタ49
は、12進カウンタになっている。カウンタ49の計数
値は、12個のフレームを単位としたマルチフレーム内
のフレーム番号を表わす送信フレーム番号表示信号52
として、第1のセレクタ48および第2のセレクタ53
に入力される。
【0028】第1のセレクタ48は、送信フレーム番号
表示信号52の示す値に応じて第1〜第4の積算誤り個
数信号471 〜474 を順次切り替える。第2のセレク
タ53には、“0”を示す信号54と“1”を示す信号
55が入力されており、送信フレーム番号表示信号52
の値に応じていずれかを選択して同期情報信号56を出
力する。
【0029】送信すべきVC−4信号57と第1のセレ
クタ48の出力信号58および第2のセレクタ53の出
力する同期情報信号56は共にFEBE情報挿入回路5
9に入力されている。FEBE情報挿入回路59は、V
C−4信号57の各フレームのオーバーヘッド部分の所
定のバイトに、第1のセレクタ48から入力された積算
誤り個数信号47の表わす値および同期情報信号56の
示す値を挿入する回路である。FEBE情報挿入回路5
9の出力するVC−4信号は、送信回路61に入力され
る。送信回路61は、第2の伝送路14を通じて第1の
伝送装置11にVC−4信号を送信する。
【0030】図2は、VC−4のフレーム構成を表わし
たものである。VC−4の1つのフレームは、261バ
イト×9行で構成されており、各行の先頭に1バイトず
つのオーバーヘッド部分71が存在する。したがってV
C−4の1つのフレームには9バイトのオーバーヘッド
領域71(POH…Path Overhead )が存在する。オー
バーヘッドの各バイトには“J1”、“B3”等の識別
名称が付されており、それぞれの役割が規定されてい
る。オーバーヘッド以外の部分72は、任意の情報を伝
送できる部分であり、通常は、VC−4より下位の階層
のVC−3のコンテナが挿入される。
【0031】図1に示したエラー検出回路45は、“B
3”バイトを処理することによって、受信信号のビット
誤りであるBIP(Bit Interleaved Parity) エラーを
1つのフレームにおいて最大8個まで検出するようにな
っている。検出された誤りの個数は、“G1”バイトの
うちの4ビットを用いて対局に送り返すように規定され
ている。
【0032】図3は、“G1”バイトのビット構成を表
わしたものである。第1〜第4ビットで構成されるFE
BE(Far End Back Error) 領域81は、対局から受信
した信号から検出されたBIPエラーの個数を送り返す
ための領域である。第5ビットのFERF(Far End Rec
ieve Failure) 領域82は、対局から受信した信号中に
障害が検出されたことを、その送信元の局に通知するた
めの領域である。第6〜第8ビットの領域83は未使用
領域である。
【0033】図1に示した積算回路46は、BIPエラ
ーを12個のフレーム分積算する回路であるので、積算
誤り個数信号47は最大で96個のエラーを表わす必要
がある。したがって、積算された後のBIPエラーの個
数を表わすためには2進数で7ビットを要する。ここで
は、第2の伝送装置12は、12個のフレームを単位と
したマルチフレームを構成し、12フレーム分の“G
1”ビットのFEBE領域を用いて、同期情報と4つの
VC−4信号についての積算誤り個数を伝送するように
なっている。
【0034】図4は、マルチフレームのフレーム構成を
表わしたものである。マルチフレームは12個のフレー
ムで構成されており、図中の最左の欄91は、そのフレ
ーム番号を表わしている。フレーム番号の右側の欄92
には、各フレーム内のFEBE領域により伝送される情
報の内容を表わしている。各フレームの“G1”バイト
のFEBE領域中の第4ビット(93)は、同期情報を
挿入するための領域に割り当てられている。この領域に
は、第2のセレクタ53の出力する同期情報信号56の
示す値が挿入される。第1フレームの同期情報だけが
“1”になり、第2〜第12フレームの同期情報はすべ
て“0”にされる。FEBE領域の第4ビット(93)
を監視することによって、マルチフレームの先頭のフレ
ームを識別するようになっている。
【0035】各FEBE領域(92)の第1〜第3ビッ
トの領域である積算誤り情報格納領域94は、積算誤り
情報を挿入するための領域に割り当てられている。第1
〜第3フレームの積算誤り情報格納領域95には、第1
のVC−4信号421 から検出されたBIPエラーの数
を12フレーム分積算した値が挿入される。第2のVC
−4信号422 についての積算誤り個数は、第4〜第6
フレームの積算誤り情報領域に挿入される。同様に第3
のVC−4信号423 の積算誤り個数は、第7〜第9フ
レームによって、第4のVC−4信号424 の積算誤り
個数は、第10〜第12フレームにそれぞれ挿入され
る。
【0036】12フレーム分の誤りの個数を積算した値
を示すのに必要なビット数は7ビットであるが、ここで
は、3つのフレームのFEBE領域の各3ビットを用い
て9ビットの領域を確保している。それぞれ第1番目の
フレームには、7ビット中の上位1ビットが、第2番目
のフレームには、中位3ビットが、第3番目のフレーム
には下位3ビットが振り分けられて挿入される。
【0037】図5は、図4に示した情報が12個のフレ
ームに分けて伝送される様子を模式的に表わしたもので
ある。1つのマルチフレームは12個のVC−4フレー
ム101によって構成されている。各フレーム102
は、図中で斜線を施したオーバーヘッド部分とそれに続
くペイロード部分で構成されている。
【0038】第1のVC−4信号441 に対応する積算
誤り個数103は、マルチフレーム中の先頭から第1〜
第3番目のフレームのオーバーヘッド部分のFEBE領
域に分けて挿入される。第2のVC−4信号442 に対
応する積算誤り個数104は、第4〜第6番目のフレー
ムのオーバーヘッド部分のFEBE領域に分けて挿入さ
れる。同様に第3のVC−4信号443 に対応する積算
誤り個数105は、第7〜第9番目のフレームのオーバ
ーヘッド部分に、第4のVC−4信号444 に対応する
積算誤り個数106は、第10〜第12番目のフレーム
のオーバーヘッド部分にそれぞれ分けて挿入される。
【0039】次に、図1に示した対局エラー伝送装置の
動作について説明する。第1の伝送装置11は、第1〜
第4のVC−4信号211 〜214 を多重化回路22に
よって多重化し、送信回路23により第1の伝送路13
へ送出する。第2の伝送装置12は、伝送されてきた信
号を受信回路41で受信し、これを第1〜第4のVC−
4信号421 〜424 に分離する。第1〜第4のFEB
E積算回路441 〜444 の各エラー検出回路45は、
それぞれ入力れたVC−4信号42に含まれるBIPエ
ラーを検出する。
【0040】エラー検出回路45によって検出されたビ
ット誤りの個数は、積算回路46によって12フレーム
分積算される。積算された結果は積算回路46の有する
図示しない保持回路により保持される。積算された値
は、第1のセレクタ48により挿入する値として選択さ
れている期間が終了するまで保持される。たとえば、積
算回路46が12フレーム分の積算を行っている間にそ
の保持している前回の積算値の読み出しが終了するもの
とすると、次の12フレーム分のビット誤りの積算が終
わったときに保持された値が今回積算された値に更新さ
れる。
【0041】カウンタ49は、送信フレームパルス51
が入力されるたびに計数値を“1”ずつ変化させ、
“1”〜“12”までの値を巡回的に出力する。カウン
タ49の計数値を表わした送信フレーム番号表示信号5
2が“1”になったとき第2のセレクタ53は“1”を
表わす信号55を選択する。送信フレーム番号表示信号
52が“1”以外の値のときは“0”を表わした信号5
4を選択する。
【0042】第1のセレクタ48は、送信フレーム番号
表示信号52の値が“1”〜“3”を示している期間
は、第1のFEBE積算回路441 からの信号471
選択する。また、送信フレーム番号表示信号52の値が
“4”〜“6”を示している間は、第2のFEBE積算
回路442 からの信号472 を選択する。送信フレーム
番号表示信号52の値が“7”〜“9”のときは、第3
のFEBE積算回路44 3 からの信号473 を、送信フ
レーム番号表示信号52の値が“10”〜“12”のと
きは第4のFEBE積算回路444 からの信号474
それぞれ選択する。
【0043】FEBE情報挿入回路59は、第1および
第2のセレクタ48、53から供給される信号の値を各
フレームの“G1”バイトのFEBE領域に挿入する。
すなわち、第2のセレクタ53からの同期情報信号56
の値を各フレームの“G1”バイトの第4ビットに挿入
する。また、第1のセレクタ48から受けた信号は、7
ビット構成になっているので、これを図4で示したよう
に上位、中位、下位に分けて3つのフレームの“G1”
バイトの第1〜第3ビットに挿入する。FEBE情報挿
入回路59によって積算誤り個数情報の挿入された各フ
レームは送信回路61を通じて第2の伝送路14に送出
される。
【0044】第1の伝送装置11の受信回路24は、第
2の伝送路14を通じて送られてくる信号を受信し、V
C−4信号の1フレームを受けるごとに受信フレームパ
ルス26を出力する。また、受信したVC−4信号をF
EBE情報抽出回路25に供給する。FEBE情報抽出
回路25は、VC−4の各フレームから“G1”バイト
のFEBE領域に格納されている情報を抽出する。FE
BE領域の第4ビットに格納されている情報、すなわち
同期情報は、FEBEフレーム表示信号27としてFE
BE情報抽出回路25から出力されカウンタ28にリセ
ット信号として入力される。
【0045】これにより、カウンタ28の計数値は、第
1のフレームを受信したタイミングで“1”に初期化さ
れる。カウンタ28は受信回路24から入力される受信
フレームパルス26を計数しているので、その計数値
は、丁度、各マルチフレーム内におけるフレーム番号に
対応することになる。FEBE分離回路32は、カウン
タ28から入力されるフレーム番号表示信号29を基に
して、FEBE情報抽出回路25から受けた情報が、マ
ルチフレームの第何フレーム目のFEBE領域に格納さ
れていたものであるかを判別する。
【0046】FEBE分離回路32は、マルチフレーム
内の第1〜第3フレームのFEBE領域から抽出された
情報を基にして、第1のVC−4信号421 に対応する
積算された誤りの個数を再生する。すなわち、第1フレ
ームのFEBE領域の情報が入力されたときその第1〜
第3ビットの値を積算誤り個数情報の上位3ビットとし
て保持する。第2フレームのFEBE領域の情報を受け
たときその第1〜第3ビットの値を積算誤り個数情報の
中位3ビットとして保持する。さらに第3フレームのF
EBE領域の情報を受けたときその第1〜第3ビットの
値を積算誤り個数情報の下位3ビットとして保持する。
そして、上位3ビット、中位3ビット、下位3ビットを
すべて保持したときこれらを9ビットの積算誤り個数情
報として出力する。
【0047】同様に第4〜第6フレームのFEBE領域
から抽出された情報を基にして第2のVC−4信号42
2 に対応する誤りの個数を再生する。また第7〜第9フ
レームのFEBE領域から抽出された情報から第3のV
C−4信号423 の誤りの個数を、第10〜第12フレ
ームのFEBE領域から抽出された情報から第4のVC
−4信号424 に対応する誤りの個数を再生する。それ
ぞれ上位、下位、中位の各3ビットの保持が終了したと
き9ビットの積算誤り個数情報として出力される。
【0048】以上説明した実施例では、12フレーム分
のビット誤りの数を積算するようにしたが、これは、第
1の伝送装置から到来するVC−4信号の数と、第2の
伝送装置から第1の伝送装置に送信するVC−4信号の
数の違いに応じて定めればよい。また、同期信号を伝送
する領域としてFEBE領域の第4ビットを固定的に利
用したが、同期情報を他の形式で伝送してもよい。この
ほかマルチフレームのビット割り当ては、図4に示した
ものに限られない。また同期ディジタルハイアラキに準
拠したVC−4信号を例に説明したが、誤りの個数を表
示することのできる領域が固定的に割り当てられている
フレーム構成であれば、VC−4以外であっても良いこ
とは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】このように請求項1または請求項2記載
の発明によれば、誤りの個数を複数フレーム分積算する
ことにより、各フレームごとに誤りの個数を表わす場合
に比べてデータ量が圧縮され誤りの個数を転送するため
に割り当てられた領域により伝送できる情報量を増やす
ことができる。これにより、たとえば、非対称な伝送容
量のデータを転送する対局間において同期ディジタルハ
イアラキのフレームフォーマットを変更することなく対
局エラーを漏れなく通知することができる。
【0050】また請求項3発明によれば、同期情報を挿
入したので、受信側で、複数の積算誤り個数情報を適切
にを分離することができる。
【0051】さらに請求項4記載の発明によれば、計数
手段の計数値を基に同期情報の生成および各積算誤り情
報の挿入されている箇所の認識を行ったので、複数のフ
レームに容易かつ的確に積算誤り個数情報を振り分ける
ことができる。
【0052】また請求項5記載の発明によれば、同期情
報を基に分離したので、複数の積算誤り個数情報を適切
にを分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における対局エラー伝送装置
の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】VC−4のフレーム構成を表わした説明図であ
る。
【図3】G1バイトのビット構成を表わした説明図であ
る。
【図4】マルチフレームのフレーム構成を表わした説明
図である。
【図5】図4に示したマルチフレーム構成された情報が
12フレームに分けて伝送される様子を模式的に表わし
た説明図である。
【符号の説明】
11、12 伝送装置 13、14 伝送路 23、61 送信回路 24、61 受信回路 25 FEBE情報抽出回路 28、49 カウンタ 32 FEBE分離回路 44 FEBE積算回路 45 エラー検出回路 46 積算回路 47 積算誤り個数信号 48、53 セレクタ 59 FEBE情報挿入回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対局から送られてくるフレーム化された
    信号を受信する受信手段と、この受信手段によって受信
    した信号に含まれる誤りを検出しフレームごとの誤りの
    個数を表わした誤り個数情報を出力する誤り検出手段
    と、この誤り検出手段の出力する誤り個数情報の示す誤
    りの個数を2以上の所定数のフレーム分積算した積算誤
    り個数情報を出力する積算手段とをそれぞれ有する複数
    の誤り積算受信手段と、 前記誤り個数情報をこれら誤り積算受信手段の数だけ格
    納できるよりも小さい大きさの誤り個数情報格納領域を
    有するフレーム構成の信号を前記対局に送信する送信手
    段と、 前記複数の積算手段から出力される前記積算誤り個数情
    報をこの送信手段の送信する複数のフレームの前記誤り
    個数情報格納領域に振り分けて挿入する挿入手段とを具
    備することを特徴とする対局エラー伝送装置。
  2. 【請求項2】 対局から送られてくるフレーム化された
    信号を受信する受信手段と、この受信手段によって受信
    した信号に含まれる誤りを検出しフレームごとの誤りの
    個数を表わした誤り個数情報を出力する誤り検出手段
    と、この誤り検出手段の出力する誤り個数情報の示す誤
    りの個数を2以上の所定数のフレーム分積算した積算誤
    り個数情報を出力する積算手段とをそれぞれ有する複数
    の誤り積算受信手段と、前記誤り個数情報をこれら誤り
    積算受信手段の数だけ格納できるよりも小さい大きさの
    誤り個数情報格納領域を有するフレーム構成の信号を前
    記対局に送信する送信手段と、前記複数の積算手段から
    出力される前記積算誤り個数情報をこの送信手段の送信
    する複数のフレームの前記誤り個数情報格納領域に振り
    分けて挿入する挿入手段とを備えた第1の伝送手段と、 この第1の伝送手段の送信手段から送信された信号を受
    信する信号受信手段と、この信号受信手段によって受信
    した各フレームの前記誤り個数情報格納領域に格納され
    ている情報を抽出する抽出手段と、この抽出手段によっ
    て複数のフレームから抽出された情報を前記誤り積算受
    信手段ごとの前記積算誤り個数情報に分離する誤り個数
    情報分離手段とを備えた第2の伝送手段とを具備するこ
    とを特徴とする対局エラー伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記挿入手段は、前記積算誤り個数情報
    の挿入される複数のフレームのうちの先頭のフレームを
    識別するための同期情報を前記誤り個数情報格納領域に
    挿入する同期情報挿入手段を具備することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の対局エラー伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入手段は、前記送信手段によって
    送信されるフレームの数を2以上の所定数まで繰り返し
    計数する計数手段と、この計数手段の計数値を基に前記
    所定数のフレームを単位としたマルチフレームの先頭を
    識別するための同期情報を前記誤り個数情報格納領域に
    挿入する同期情報挿入手段と、前記計数手段の計数値を
    基に前記複数の積算手段から出力される前記積算誤り個
    数情報を前記マルチフレームの各フレームの前記誤り個
    数情報格納領域に振り分けて挿入する積算誤り個数情報
    挿入手段とを具備することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の対局エラー伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記誤り個数情報分離手段は、前記抽出
    手段によって抽出された情報の中から積算誤り個数情報
    の挿入された複数のフレームのうちの先頭のフレームを
    識別するための同期情報を抽出する同期情報抽出手段
    と、前記抽出手段により複数のフレームから抽出された
    情報をこの同期情報抽出手段で抽出された同期情報を基
    準に前記誤り受信手段ごとの前記積算誤り個数情報に分
    離する分離手段とを具備することを特徴とする請求項2
    記載の対局エラー伝送装置。
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